JP2001321112A - 豆腐製造用コンベヤ - Google Patents
豆腐製造用コンベヤInfo
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Abstract
ンベヤを不要とする衛生的な豆腐製造用コンベヤを提供
する。 【解決手段】 回転ローラ2A,2Bに巻き回される無
端状の搬送ベルト3の左右両側に、弾力性と柔軟性を有
する部材により構成されるガイド部材4A,4Bが各々
一体的に取り付けられ、この左右のガイド部材4A,4
Bと搬送方向の前後に配される仕切板5A,5Bとの間
にニガリ等の凝固剤を添加した豆乳T1を供給して、搬
送させながら凝固させて豆腐を製造する。
Description
製造する豆腐製造用コンベヤに関する。
は、少量生産では型箱を用いて製造するが、大量生産で
は、型箱を用いず、豆乳を搬送させながら凝固させて豆
腐を連続的に製造する豆腐製造装置が知られている。
ように、回転ローラ102に巻き回される無端状の搬送
ベルト103を有する豆腐製造用コンベヤ101と、上
記搬送ベルト103の左右両側に沿って布地やビニール
製のガイド部材104A,104Bをガイドローラで案
内しながら駆動させる側方コンベヤ105A,105B
と、豆腐製造用コンベヤ101の搬送方向の前後を仕切
る仕切板107A,107B等を備える。豆腐製造用コ
ンベヤ101の駆動手段と側方コンベヤ105A,10
5Bの駆動手段は別個に設けられ、側方コンベヤ105
A,105Bの布地やビニール製のガイド部材104
A,104Bは、搬送ベルト103の搬送速度と同期さ
せて回転駆動する。布地やビニール製のガイド部材10
4A,104Bは、その張設力(負荷)を得るために多
数のガイドローラにより案内される。なお、特開平6−
133716号公報にも同様な豆腐製造装置が開示され
ている。
03としては、食品製造用一般のものが使用されてお
り、その主流はポリエステル製であり、表面は平滑状の
表面加工が施され、裏面は回転ローラとの張設力を得る
ために凹凸状の布目としている(「帆布」とも呼ばれ
る)ものが多い。このような搬送ベルト103は、図5
に示すように、搬送ベルト103の下方の底容器106
の底部に沿って搬送されている。したがって、上記左右
のガイド部材104A,104Bと仕切板107A,1
07Bとで区画された四周側面にニガリ等の凝固剤を添
加した豆乳を供給すると、搬送させながら豆乳が凝固さ
れて豆腐が製造される。
来の豆腐製造装置では、この豆腐製造用コンベヤ101
の左右両側に側方コンベヤ105A,105Bを配置さ
せて、左右のガイド部材104A,104Bを搬送ベル
ト103の駆動手段とは別の駆動手段により搬送ベルト
103の搬送速度と同期させる必要があることから、豆
腐製造装置の構造が複雑で大型となる問題を有してい
た。特に、大型の豆腐製造用コンベヤの場合(全長が2
0mを越えるようなコンベヤもある)には、布地やビニ
ールからなる左右のガイド部材104A,104Bを張
設させるためには、ガイドローラを複雑に配置して張設
力(負荷)を与えたり、側方コンベヤ105A,105
Bを連結状態で複数配置したりする必要があった。
洗浄のために蒸気を吹き付けたり、薬剤で洗い流すこと
が望まれ、また、豆腐の温度を維持するためにヒータで
加熱する必要が生じる場合もあるが、従来の豆腐製造装
置では、搬送ベルト103がポリエステル製が主流であ
ることから、高温に耐え得るに十分なものとは言えず、
高温殺菌や薬剤による洗浄は困難であった。さらに、搬
送ベルト103の裏面が布目であることから豆腐カスが
付着しやすく、長期間使用するとカビが発生するなどし
て衛生的なものとは言えなかった。
部材を有する側方コンベヤのように別の駆動手段により
豆腐製造用コンベヤと同期させる必要が無く、しかも衛
生的な豆腐製造用コンベヤを提供することにある。
豆腐製造用コンベヤは、回転ローラに巻き回される無端
状の搬送ベルトと、この無端状の左右両側に各々一体的
に取り付けられる柔軟性を有する部材により構成される
ガイド部材とを備え、左右のガイド部材と搬送方向の前
後に配される仕切板との間に豆乳を供給して搬送させな
がら凝固させて豆腐を製造することを特徴とする。
ド部材が柔軟性を有する部材であることから、無端状の
搬送ベルトの全周囲に沿って一体的に取り付けられると
ともに、回転ローラの位置での搬送ベルトの回転に柔軟
に対応しながら回転することとなる。
ヤは、前記ガイド部材を構成する弾力性と柔軟性を有す
る部材がシリコーンゴムであることを特徴とする。
イド部材を構成する弾力性と柔軟性を有する部材がシリ
コーンゴムであることから、高温の豆乳が供給されても
弾性力が失われず、豆腐の左右両側を型くずれなく綺麗
に製造することができるとともに、洗浄も容易である。
ヤは、前記搬送ベルトがスチール製又はステンレス製で
あることを特徴とする。
ルトがスチール製又はステンレス製であることから、洗
浄のために搬送ベルトに蒸気を吹き付けたり、豆腐の温
度を維持するためにヒータで加熱したりする高熱にも十
分に耐え得るとともに、洗剤による洗浄にも有効であ
る。また、洗浄されていることを条件に長期間使用して
もカビが発生するようなこともない。
面を参照しながら説明する。
図1に示すように、前方の回転ローラ2Aと後方の回転
ローラ2Bとの一対の回転ローラ2A,2Bに無端状の
搬送ベルト3が巻き回され、駆動手段(図示せず)を介
して一方の回転ローラ2Bを回転駆動させると、無端状
の搬送ベルト3が搬送方向に駆動するコンベヤであり、
無端状の搬送ベルト3にガイド部材4A,4Bが一体的
に取り付けられている。なお、従来例のような搬送ベル
ト3の下方の底容器は配されておらず、スチール製又は
ステンレス製の搬送ベルト3が底になる。
ステンレス製である。これは、洗浄のために搬送ベルト
3に蒸気を吹き付けたり、豆腐T2の温度を維持するた
めにヒータで加熱したりする高熱にも十分に耐え得ると
ともに、洗剤による洗浄にも有効であるためである。ス
チール製又はステンレス製のコンベヤは、一般にスチー
ルコンベヤ又はステンレスコンベヤとも呼ばれるが、豆
腐製造用のコンベヤ1としては、従来使用された例はな
い。この搬送ベルト3は、上記回転ローラ2A,2Bと
いくつかのガイドローラ2Cを介して搬送される。
2及び図3(a)(b)(c)に示すように、ガイド部
材4A,4Bが一体的に取り付けられている。本実施の
形態の各ガイド部材4A,4Bは、シリコーンゴムによ
り構成され、図2に示すように、無端状の搬送ベルト3
の全周囲に亘って一体的に取り付けられている。シリコ
ーンゴムからなる各ガイド部材4A,4Bは、弾力性と
柔軟性を有することから、これを板状に成型し、無端状
の搬送ベルト3に沿って容易に巻き回すことができる。
本実施の形態の取り付けは、接着剤を塗布すると共に、
ビス6で搬送ベルト3に対してビス止めされている(図
3(a))。このような膨出部4dを有するガイド部材
4A,4Bは、長さの長いもの(約70〜90mm)と
短いもの(約40〜60mm)とを接着させて形成して
も良い(図3(b))。すなわち、板状の各ガイド部材
4A,4Bに外側に膨出部4dを有するもので、この膨
出部4dを利用してビス6でビス止めされている。ま
た、図3(c)に示しように、膨出部4dを有しない一
枚構成とされているものでも良い。なお、取り付けの対
象はスチール製又はステンレス製の搬送ベルト3である
からビス6で各ガイド部材4A,4Bを確実に取り付け
ることができる。
ンゴムにより構成するのは、一対の回転ローラ2A,2
Bの位置で回転しても、この回転に対応して回転させ得
ることと、高温の豆乳T1が供給されても弾性力と柔軟
性が失われず、豆腐T2の製造に適するからである。し
かし、このような回転や豆乳温度にも弾力性・柔軟性が
失われないものであれば、合成ゴム、天然ゴムや合成樹
脂の使用も可能である。
配されている。前方の仕切板5Aは、搬送ベルト3上に
おいて豆乳を堰き止めるもので、図示しないアームによ
り上方から固定されている。後方の仕切板5Bは、搬送
ベルト3の搬送と共に搬送されるもので、搬送ベルト3
上に単に置かれている。したがって、左右のガイド部材
4A,4Bと、移動方向の前後に配される仕切板5A,
5Bとにより四周囲が囲まれた成型枠内に豆乳T1が貯
蔵される。なお、左右のガイド部材4A,4Bの上方に
は、上方蓋8が配されている。
ルト3の洗浄のために蒸気を吹き付ける洗浄装置S1と
洗浄ブラシS2と、豆腐の温度を維持するためにヒータ
S3と、成型枠内の温度を計測する温度計S4と、底面
側に水平出しレールS5が配されている。また、前方に
は、ニガリ等の凝固剤を添加した豆乳T1を供給する供
給手段7が配されている。
ンベヤ1を使用して豆腐を製造する場合は、図1に示す
ように、駆動手段を介して一方の回転ローラ2Bを駆動
すると、無端状の搬送ベルト3が回転するが、この回転
と同時に左右のガイド部材4A,4Bも同時に回転す
る。そして、ニガリ等の凝固剤を添加した豆乳T1をそ
の供給手段7から供給すると、豆乳T1は、左右のガイ
ド部材4A,4Bと、移動方向に配される仕切板5とに
より四周囲が囲まれた成型枠内に貯蔵される。ここで、
豆乳T1の温度は、通常約60度から80度であるが、
左右のガイド部材4A,4Bはシリコーンゴムであるこ
とから、高温の豆乳T1が供給されても弾性力が失われ
ず、豆腐T2の左右両側を型くずれなく綺麗に製造する
ことができる。また、豆乳T1の供給量が多くなっても
左右に若干広がりながらこれを堰き止めることとなる。
給されると、前方の仕切板5に一方側が堰き止められる
が、他方側は単に搬送ベルト3上に置かれているだけ後
方の仕切板5Bに堰き止められながら搬送ベルト3と共
に移動する。移動すると豆乳T1は静置状態に置かれ熟
成されるので、豆腐T2として固まって行き連続的に豆
腐T2が製造される。なお、製造された豆腐T2は、図
示しない別のコンベヤに搬送されて所望の大きさに切断
される。
造用コンベヤ101の他に左右両側の側方コンベヤ10
5A,105Bを別個に設けるとともに、搬送ベルト1
03と同期させていた。これに対して、本実施の形態の
豆腐製造用コンベヤ1は、上記左右のガイド部材4A,
4Bが無端状の搬送ベルト3に一体的に取り付けること
が可能であるから、同期させるまでもなく必ず搬送ベル
ト3と同時に移動する。すなわち、本実施の形態によれ
ば、従来の側方コンベヤ105A,105Bが不要とな
る。また、ガイド部材4A,4Bが柔軟性と弾力性を有
する部材であることから、回転ローラ2A,2Bの位置
での搬送ベルト3の回転に柔軟に対応して回転し、搬送
ベルト3の回転に支障が生じることもない。
ガイド部材が柔軟性を有する部材であることから、無端
状の搬送ベルトの全周囲に沿って一体的に取り付けられ
るとともに、回転ローラの位置での搬送ベルトの回転に
柔軟に対応しながら回転することとなる。したがって、
従来の別の側方コンベヤが不要となり、ガイド部材の駆
動のための駆動手段を別に設けたり、搬送ベルトの移動
に同期させたり、側方コンベヤを連結状態においたりす
る必要が無く、従来の豆腐製造用コンベヤに比べて装置
の大幅な小型化が図られる。
ば、前記ガイド部材を構成する柔軟性を有する部材がシ
リコーンゴムであることから、高温の豆乳が供給されて
も弾性力が失われず、豆腐の左右両側を型くずれなく綺
麗に製造することができる。
コンベヤによれば、豆腐との接触面である搬送ベルトが
スチール製又はステンレス製であることから、汚れが付
きにくく洗浄も容易である。すなわち、その洗浄のため
に搬送ベルトに蒸気を吹き付けたり、豆腐の温度を維持
するためにヒータで加熱したりする高熱にも十分に耐え
得るとともに、洗剤による洗浄にも優れた効果を発揮す
る。
示す側面図である。
斜視図である。
ド部材の断面図である。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転ローラに巻き回される無端状の搬送
ベルトと、この無端状の左右両側に各々一体的に取り付
けられる柔軟性を有する部材により構成されるガイド部
材とを備え、左右のガイド部材と搬送方向の前後に配さ
れる仕切板との間に豆乳を供給して搬送させながら凝固
させて豆腐を製造することを特徴とする豆腐製造用コン
ベヤ。 - 【請求項2】 前記ガイド部材を構成する柔軟性を有す
る部材がシリコーンゴムであることを特徴とする請求項
1記載の豆腐製造用コンベヤ。 - 【請求項3】 前記搬送ベルトがスチール製又はステン
レス製であることを特徴とする請求項1記載の豆腐製造
用コンベヤ。
Priority Applications (1)
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JP2000139706A JP3568193B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 豆腐製造用コンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139706A JP3568193B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 豆腐製造用コンベヤ |
Publications (2)
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JP2001321112A true JP2001321112A (ja) | 2001-11-20 |
JP3568193B2 JP3568193B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=18647105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000139706A Expired - Lifetime JP3568193B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 豆腐製造用コンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3568193B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017056280A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-07-19 | 株式会社高井製作所 | 豆腐類の連続成型装置 |
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JP2013138624A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Takai Seisakusho:Kk | 豆腐類の連続式凝固装置 |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000139706A patent/JP3568193B2/ja not_active Expired - Lifetime
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