JP2013138624A - 豆腐類の連続式凝固装置 - Google Patents

豆腐類の連続式凝固装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013138624A
JP2013138624A JP2011289733A JP2011289733A JP2013138624A JP 2013138624 A JP2013138624 A JP 2013138624A JP 2011289733 A JP2011289733 A JP 2011289733A JP 2011289733 A JP2011289733 A JP 2011289733A JP 2013138624 A JP2013138624 A JP 2013138624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
coagulation
auxiliary
concave
tofu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011289733A
Other languages
English (en)
Inventor
Toichiro Takai
東一郎 高井
Toshiaki Niide
敏晃 新出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takai Tofu and Soymilk Equipment Co
Original Assignee
Takai Tofu and Soymilk Equipment Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takai Tofu and Soymilk Equipment Co filed Critical Takai Tofu and Soymilk Equipment Co
Priority to JP2011289733A priority Critical patent/JP2013138624A/ja
Publication of JP2013138624A publication Critical patent/JP2013138624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

【課題】 凝固用コンベヤにかかる負荷を軽減するとともに、洗浄が容易な豆腐類の連続式凝固装置を提供する。
【解決手段】 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤCの下方側に配される凹状部材10の少なくとも一部が補助コンベヤ11を備えるか、又は凝固用コンベヤCと凹状部材10の間に配されて凝固用コンベヤCの搬送を補助する無端状の中間補助コンベヤEを備え、凝固用コンベヤCは、前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して搬送され、前記補助コンベヤ11又は前記中間補助コンベヤEは、凝固用コンベヤCと共に駆動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、絹ごし豆腐、ソフト豆腐、厚揚げ生地、生揚げ生地、揚げ出し豆腐生地、油揚げ生地、がんもどき生地、木綿豆腐、ソフト木綿豆腐、焼き豆腐、これらの冷凍用ないしはレトルト殺菌用の豆腐生地、凍結乾燥豆腐生地、凍り豆腐生地等をコンベヤで搬送しながら連続的に製造する豆腐類の連続式凝固装置に関する。
従来、豆乳を凝固して豆腐類を製造するには、少量生産では型箱を用いて製造するが、大量生産では、型箱を用いず、豆乳類を搬送コンベヤで搬送させながら凝固させて豆腐類を連続的に成型して製造する。成型後は、所定の大きさにカットして、パックに収納されるか、フライヤーでフライされるか、フリーザーで凍結される等の後工程へ引き継がれる。
この豆腐類の製造装置としての凝固しながら搬送する装置として、本願出願人は既に特許文献1と2を提供している。これらは、凹状部材が固定式であり、その凹状部材の内側に沿うように凝固用コンベヤや堰が配置されて、凝固剤入り豆乳を搬送しながら熟成して豆腐又は豆腐生地を製造する。凹状部材は下方への垂れ下がり防止と蛇行防止するとともに、凝固用コンベヤは摩擦の少ない樹脂コーティングされた芯材が布製のベルトで、特にアラミド繊維等の強靭で引っ張り強度がある布材質を採用した豆腐類の連続式凝固装置である。
特許第4613252号公報 特許第4512663号公報
しかしながら、特許文献1や2では、凝固用コンベヤには投入され搬送される凝固剤入り豆乳の荷重がかかるために、これに抗して凝固用コンベヤを駆動させると大きな駆動力が必要になる。すなわち、凹状部材が固定式であると、量産型凝固機の需要に伴い機長が長くなるほど、凝固用コンベヤとの摺動や無理なテンション(前後方向にかかる張力)によって、ベルトが傷みやすく、破れるトラブルや、凝固用コンベヤが巻き回される軸ローラに大きな負荷がかかることになる。またその材質は強度が必要で、硬く厚い部材を採用する結果となり、凹状に形成する上で不利な設計条件になる。またその負荷はその摺動箇所の水膜の厚さによって変動しやすい。即ち水膜が非常に薄い場合は水の表面張力により密着状態が強まり、さらに大きな負荷がかかることがある。この点、特許文献1や2では、かかる問題をコンベヤのコーティング材質をフッ素樹脂等として滑らかで摺動しやすい(低摩擦性)面を考慮して問題の解決を図るが、汎用のコンベヤでは対応することが難しい。凹状部材が固定であって、駆動軸とのスリップも抑えるために、少なからず余分な張力を掛ける必要があり、コンベヤへの負担が大きい。
また、上記特許文献1と2では、この固定の凹状部材の裏側の洗浄は凝固用コンベヤを大きく緩ませて、その隙間から人手によって行われる。すなわち、コンベヤと凹状部材の間の洗浄を十分に行なうことが難しいと言う問題を有する。
さらに、豆腐類の連続式凝固装置では、省スペースを図るため、凹状の形を深くして、そのブロック状の豆腐から縦取り(豆腐1丁の最短辺を深さ方向にする、いわゆる“平取り”に対して、豆腐1丁の最長辺や第二の長辺を深さ方向にする、いわゆる“縦取り”という。)を行い、豆腐包装時に綺麗な切断面をフィルム側にして商品の見栄えを良くしたり、更にこれにより搬送距離を短くしたい場合は深さを2丁分以上にする“数段取り”を行う場合には凝固用コンベヤの負荷軽減を考慮した設計が重要になる。
そこで本発明の目的は、凝固用コンベヤにかかる負荷を軽減することで、高い生産能力を発揮でき、凹状にして搬送する凝固用コンベヤの深さを深くして多数個取り(数段取り)にも有効になるとともに(数段取りができることで装置の長さを短くでき、これにより省スペース化になる。)、凝固用コンベヤや凹状部材の洗浄が容易となる豆腐類の連続式凝固装置を提供することにある。
凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、前記凹状部材は、その底部側が無端状の底部側補助コンベヤにより構成され、この底部側補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする。ここで凹状部材の側壁側は固定部材である。又は底部側補助コンベヤの両端部が折り返して凹状部材の側壁側を一体的に構成するようにしてもよい。その両端部の折り返しは固定式構造でも、蝶番などによって連結された起伏可動式構造でもよい。その固定式構造では補助コンベヤを構成する凝固用コンベヤを支持する支持部材(短冊状板材や金属ベルト等)の側方両端側を折り返した形態や、別途に側壁用の部品(金属製、樹脂製、ゴム製)を支持部材の両端に側壁側の堰として固定ないしは起伏可動連結するようにしてもよい。前記底部側補助コンベヤが金属ベルトであって、その側方両端側に無端状ないしは断片状のゴム製側壁を備えてもよい。これらの底部側と側壁側を一体的に構成した可動式凹状部材である補助コンベヤはその下方側に、固定の凹状部材を備えてもよく(補助コンベヤは後記の中間補助コンベヤに相当)、又は凹状を形成せずに部分的に固定のレール部材やローラ部材等で支持されていてもよく、凹状部材の側面側の固定部材や側壁側補助コンベヤを省いた安価でシンプルな形態を構成できる。また、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、前記凹状部材は、その左右の側壁側が無端状の側壁側補助コンベヤにより構成され、この側壁側補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする。ここで凹状部材の底部側ないしは側壁側の固定部材の表面材質については、凝固用コンベヤの裏面と摺動ないしは滑走しやすいように、表面に樹脂コーティングを施してもよく、ないしはエンボス状金属板や樹脂製板や角材や丸棒等を配設してもよい。ないしは摺動部に清水や食用油ないしは空気を供給して潤滑性・摺動性を適宜高めてもよい。また、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、前記凹状部材は、その底部側が無端状の底部側補助コンベヤにより構成されるとともに、その左右の側壁側が無端状の側壁側補助コンベヤにより構成され、これらの補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする。これら補助コンベヤはその下方側ないしは側方側に、凹状部材を備えてもよく(補助コンベヤは後記の中間補助コンベヤに相当)、又は凹状を形成せずに部分的にレール部材やローラ部材等で適宜支持されていてもよい。
ここで、底部側補助コンベヤと側壁側補助コンベヤの両方を備える形態が凝固用コンベヤの搬送物による負荷を軽減する上では、最も好ましい形態である。底部側補助コンベヤと側壁側補助コンベヤを一体的に構成する補助コンベヤで可動式凹状部材とした形態も駆動部が少なく安価で、シンプルな構成であり、実用上、最も好ましい形態である。また側壁側よりも底部側補助コンベヤのみを配する方が効果的であり、好ましい形態である。側壁側補助コンベヤのみ配する形態でも、凝固用コンベヤの搬送物による負荷を軽減する効果がある。
凝固用コンベヤの形態は、特に限定しないが、前記凹状部材の内側に沿うように、薄くて周回方向にある程度の強度があって、少なくとも無端状で側壁に相当する両端部の起伏が可能になるように、横方向に屈曲性ないしは柔軟性のある無端状ベルトが望ましく、一般的には薄い食品用ベルトが好ましい。また、無端状で側壁に相当する両端部の起伏が可能になるように周回方向に沿った折り目等が形成されていてもよい。また、凝固用コンベヤは前記補助コンベヤと共用するか又は別途設けられた駆動モータとそれに連結される駆動軸を介して基台を周回するよう構成する。周回する前記凝固用コンベヤはその搬送部(往路)において、その上側に搬送物(凝固剤入り豆乳ないしは豆腐)を乗せて搬送し、その下側に位置する前記補助コンベヤによって支持されて移動し、その戻り部(復路)においてはその下側で支持するレールや板材・丸棒材等の固定支持部材や、折り返し箇所や方向変換箇所においてローラやローラ軸やスプロケット等の遊動支持部材で支持ないしは周回するように案内される。また各コンベヤの周回する軌道上、搬送部(往路)や戻り部(復路)や折り返し部等においては、加熱装置、保温装置、洗浄装置ないしは洗浄手段、蛇行防止装置、テンション調整装置など適宜設けられる。すなわち、前記凝固用コンベヤはその搬送部においては同方向で同調又は同期し移動する補助コンベヤで支持・案内されながら、安定して定速で搬送し周回できる形態であればよい。凝固用コンベヤの固定支持部材や遊動支持部材など周回補助部材等の構成や制御機構は特に限定しない。前記凝固用コンベヤは食品に接触が認められた不透水性の材質であればよく、例えば、金属製よりも、芯材に樹脂製布や金属ワイヤー等を芯材として表面に食品接触用の樹脂やゴムをコーティングした、薄めのベルト式コンベヤなどが挙げられる。例えば、アラミド繊維製の布からなる芯材に樹脂コーティングされたベルトが好ましい。前記凝固用コンベヤについては強度よりも屈曲性、屈曲耐性、柔軟性や衛生面を優先した選定になる。
前記補助コンベヤの形態は前記凝固用コンベヤの搬送部において前記凹状部材を形成すれば特に限定しない。前記補助コンベヤは無端状で側壁に相当する両端部が起伏可動に構成されるか、折り返した形に固定された構成であってもよい。両端部が起伏可変に構成された場合は、周回軌道上、周回させながら、凹状に形成されたり、平坦に形成されて上下に折り返されたり洗浄槽に潜らせたり、適宜起伏するようにロールやガイド等の案内部材を設ける。前記補助コンベヤは前記凝固用コンベヤと共用で設けられた駆動モータ又は別途設けられた駆動モータと連結される駆動軸を介して基台を周回するよう構成する。周回する前記補助コンベヤはその搬送部(往路)においてその下側で位置するレールや板材等の固定支持部材や方向変換箇所に位置するローラやローラ軸やスプロケット等の遊動支持部材等で支持されて、その上側に位置する前記凝固用コンベヤを支持して同じ方向に移動する。前記補助コンベヤの戻り部(復路)においてはその下側で支持するレールや板材等の固定支持部材や、折り返し箇所や方向変換箇所に位置するローラやローラ軸やスプロケット等の遊動支持部材等で支持ないしは案内される。前記補助コンベヤは搬送部において凝固用コンベヤと同調又は同期して、安定して定速で周回できる形態であれば、固定支持部材や遊動支持部材など周回補助部材やその構成や制御機構は特に限定しない。前記補助コンベヤは少なくとも直線搬送に向くものであれば特に限定しない。例えば、金属製または樹脂製なしはゴム製のベルト又はコンベヤであってもよく、平ベルトや丸ベルト等であってもよい。また芯材に樹脂製布や金属ワイヤー等を備えた樹脂製ないしはゴム製のベルトないしはコンベヤなどであってもよく、少なくとも周回方向に大きな強度のある形態が好ましく、一般的には厚みや剛性のあるベルト材料が選ばれる。また少なくとも1つ以上の無端状チェーンに多数の丸棒や角材や平板等の支持部材が備わったバーコンベヤないしはキャタピラコンベヤや、多数の平板部品同士が前後にピンや蝶番等によって連結した無端状コンベヤ(例えば椿本チェーン製「トップチェーン」「スラットバンドチェーン」「ワイドトップチェーン」、ハバジット製「スラットトップチェーン」「スナップオンチェーン」「ケースチェーン」)も含めた支持部材連結型コンベヤが好ましい。前記支持部材連結型コンベヤの支持部材の材質は金属製、樹脂製など特に限定しない。また前記補助コンベヤとしてはチェーンコンベヤや遊動ローラ(又は駆動ローラも含む)が基台に固定されたローラテーブル、ローラコンベヤ等の固定型コンベヤであってもよい。
各補助コンベヤの形態は特に限定しないが、無端状に形成され、駆動モータやレールや板材やローラ等で支持又は案内されながら、凝固用コンベヤを支持又は案内しながら定速で周回できる形態であればよい。例えば、補助コンベヤは金属や樹脂製で、硬質の平板がチェーンを介して前後に多数連結したキャタピラ式チェーンコンベヤや硬質平板に配設した連結部を介して連結したチェーンないトッププレート型コンベヤ等の、食品用樹脂、ゴム、金属製部品からなるベルトコンベヤが適用できる。また凝固用コンベヤの進行方向に回転するローラが多数平行に配設されたローラコンベヤが凹状部材の底部側や左右側壁に備えた形態でもよい。前記ローラやローラ軸は受動式(遊動式)ないしは自動式(駆動式)の少なくとも1つが混在していてもよい。柔軟な凝固用コンベヤの場合は特に小径で密に並んだローラコンベヤが好ましく、剛性のある凝固用コンベヤの場合は大径ないしは粗に並ぶローラコンベヤであってもよい。
本発明において、当該「共に同方向に駆動する」とは、共に凝固剤入り豆乳を同じ方向に搬送するように周回駆動することを意味する。その周回駆動する各コンベヤは同期や同調して、同じ搬送速度であることが最も好ましいが、お互いに少し異なる速度でもよい。例えば凝固用コンベヤに対して補助コンベヤが少し遅ければ凝固用コンベヤに適度なテンションを与え、また逆に凝固用コンベヤに対して補助コンベヤが少し速ければ凝固用コンベヤの駆動を補助し、搬送物(凝固剤入り豆乳)から受ける荷重負荷由来のベルト張力(即ち搬送物による負荷)を減らすことになる。好ましくは補助コンベヤと凝固用コンベヤと同速度で同期又は同調して駆動する。なお、同期とは、例えば2つのコンベヤが同じタイミングの動作(起動、停止等)で搬送することを言い、同調とは、2つのコンベヤが同じ速度や加減速度であってその速度や加減速度を同じように共に合わせて駆動することを言いうものとして使用する。
従来、特許文献1や2に記載された形態では、凝固用コンベヤに凝固剤入り豆乳を投入して、搬送しながら凝固させると、搬送物の荷重の負荷が凝固用コンベヤにかかるとともに、その凝固用コンベヤを支持する凹状部材の底部側や左右側壁にその荷重がかかり、凹状部材が全て固定式の場合、凝固用コンベヤの駆動時にはその加速度やその荷重に応じた摩擦抵抗が発生して、その加速度や摩擦抵抗力の合計を上回る張力が凝固用コンベヤにかかることになる。凝固用コンベヤに大きな張力がかかる状態では、その凝固用コンベヤの左右の折り返し部などにおいてシワが発生しやすく破損に繋がりやすくなる。
これに対して、本発明によれば、前記底部側補助コンベヤとその左右に位置する側壁側補助コンベヤの少なくとも一方が凝固用コンベヤの搬送を補助するので、凝固用のコンベヤにかかる搬送物による負荷を大幅に軽減できる。
なお、前記凹状部材の上に位置するコンベヤベルト上には、凝固剤入り豆乳を堰き止める上流側の堰が配され、この上流側の堰は、前記無端状のコンベヤベルトを前記凹状部材の底部に密接させる固定板として、前記無端状のコンベヤベルトを前記凹状部材の内側に沿うように押し下げることが好ましい。前記凹状部材の上流側の堰は、前記凹状部材の上流側の端部内側に沿うように配され、前記無端状のコンベヤベルトを前記凹状部材の端部内側に沿うように押し下げることが好ましい。また、生産中は、前記凝固用コンベヤの進行方向に対して後方側には固定堰が設けられ、凝固剤入り豆乳の漏れないように維持する。生産の最初には前方側にも移動堰を設けて凝固用コンベヤに乗せて、凝固剤入り豆乳を前方に漏れないようにする。生産の最後にも前記後方側の固定堰の固定を外して移動堰として移動させるか、又は別途に移動堰を差し入れて、凝固用コンベヤに乗せて移動させる。いずれの移動堰も連続凝固機の前端まで達したら近接スイッチ等で感知されてオペレータによって取り除かれる。
また、無端状のコンベヤを使用するので、それぞれのコンベヤのリターン側(戻り部)に洗浄槽や洗浄装置を配することができるので、生産中又は洗浄中に各コンベヤを周回駆動させながらコンベヤの自動洗浄が行なわれるようになる。従来よりも衛生的な豆腐類の製造を可能にできる。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置は、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、前記凹状部材は、その底部側か側壁側か少なくとも一方が無端状の補助コンベヤにより構成され、この底部側及び/又は側壁側補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする。
本発明によれば、最も搬送物の荷重がかかる前記凝固用コンベヤの底部側を支持する凹状部材の底側を、共に同じ方向に駆動する補助コンベヤにすることによって、前記凝固用コンベヤにかかる張力・負担を軽減できる。側壁側は固定であり多少の負荷があるものの、構造がよりシンプルで構成部品が少なく、経済的である。
本発明によれば、搬送物である、凝固剤入り豆乳又は熟成中の豆腐類は、液状ないしは軟らかい状態であり、凝固した直後の温かい豆腐は陸上では自立しにくく扁平に変形しやすいため、底面のみならず、側面にも荷重がかかりやすく、水平方向(特にコンベヤ進行方向に対して横方向に)に広がる力が働いて、凝固用コンベヤと凹状部材の側壁の間には相応する摩擦力が発生し、それが凝固コンベヤに負荷をかける一因になっているが、前記凹状部材の側面部材を、共に同じ方向に駆動する側壁側用の補助コンベヤにすることによって、前記凝固用コンベヤにかかる張力・負担をある程度軽減できる。本発明では凹状部材の底部側は固定であるが、凝固槽で形成する凝固物が厚いほど凝固用コンベヤへの負荷の軽減効果は大きくなる。また凝固用コンベヤの両端部は凹状部材内側に沿って起伏が繰り返される部分であり、側壁側固定式の板と摺動するような形態では、最もシワが寄りやすく、傷がつきやすく、破損しやすいが、本発明によって、凝固用コンベヤの寿命を伸ばすことができる。
本発明は、基台に固定されたレールやロール等の固定式の支持部材によって支持された底部側補助コンベヤ(硬質の樹脂製や金属製のキャタピラ式コンベヤやバーコンベヤ等)と側壁側補助コンベヤの両方を備える形態が凝固用コンベヤの搬送物による負荷を軽減する上では、最も好ましい形態である。更に底部側と側壁側が一体になったコの字型キャタピラ式の補助コンベヤ(支持部材連結型コンベヤ)が装置コスト面、メンテナンス面、洗浄面において、実用上最も好ましい形態である。前記底部側補助コンベヤとその左右に位置する側壁側補助コンベヤは、平坦なプレート板が連続して配されるプレート連結式のコンベヤであることが好ましい。
本発明によれば、搬送物の荷重がかかる前記凝固用コンベヤの底部側と両側壁側を支持する凹状部材の底面及び/又は側面の少なくとも一方を可動式補助コンベヤで構成し、共に同じ方向に駆動する底部側補助コンベヤ及び/又は左右一対の側壁側用補助コンベヤで構成することによって、前記凝固用コンベヤにかかる張力・負担を最大限軽減できる。凹状部材の底面及び側面の両方を可動式補助コンベヤで構成した場合、駆動部が増えて、装置コストやメンテナンス費用は少し高くなるが、凝固用コンベヤの破損に伴う高額な修理費用を考慮すれば、凝固用コンベヤ寿命が伸びることになれば、トータルでの費用は軽減される。
また、本発明によれば、凹状の凝固槽を形成する凝固用コンベヤの底部側と左右の側壁側からそれにかかる負荷を軽減すると共に、前記底部側補助コンベヤとその左右に位置する側壁側補助コンベヤを別々に配するか、または底部側と側壁側の一体型にした補助コンベヤを配することで、凝固槽を形成する凝固用コンベヤの深さを深くすることが容易になる。また、左右の角隅部や底部側固定部材には凝固用コンベヤの裏側を洗った洗浄水用の排水機能を持たせる構成にしてもよい。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置は、凝固剤入り豆乳を搬送しながら熟成して凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側(及び側面側)に配される一体型の可動式の凹状部材を備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記可動式の凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、前記凝固用コンベヤと前記可動式の凹状部材とが共に同方向に駆動することが好ましい。
本発明は、前記凝固用コンベヤの搬送部を支持する凹状部材が一体型の可動式の凹状部材である。一体型可動式の凹状部材は、例えば断面がコの字の平板を多数配設したチェーンコンベア、即ちコの字型キャタピラや、側壁が起伏して凹状に組み立てられるコの字型キャタピラなどの補助コンベヤである。一体型可動式の凹状部材は、両端にシリコンゴム等の伸縮性のゴム製部材で側壁を構成した金属ベルトであったり、小さめの平板が両端に蝶番等の可動継手部品を介して多数配設された側壁付き金属コンベヤである等の補助コンベヤであってもよい。プラスチック製プレートをヒンジ(継手ピン)連結されたプラスチックチェーンであってもよい。材質は金属製以外に硬質の樹脂製であってもよい。市販品のプレート連結式のコンベヤを利用して、容易に可動型の凹状部材を形成することができ、それを支持するレールやロール等もシンプルであり、装置コストも低減しやすい。
本発明によれば、凹状部材としては底部側と両側壁側を多数のプレートで一体的にコの字型に形成する補助コンベヤであるため、駆動手段も1つでよく装置コストを抑えて、凝固用コンベヤにかかる搬送物荷重による負荷を最小にできるとともに、補助コンベヤ用駆動部は側壁側と底部側に分けることなく1つでよく、装置コストを低減できる。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置は、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材と、これらの間に配され前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動する無端状の中間補助コンベヤを備え、前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送することを特徴とする。
本発明によれば、固定式の凹状部材と前記凝固用コンベヤとの間に、無端状の左右側壁側補助コンベヤないしは無端状の底部側補助コンベヤの少なくとも1つのコンベヤが介在して、凝固用コンベヤの搬送を補助する形態である。前記側壁側補助コンベヤないしは前記底部側補助コンベヤは前記凝固用コンベヤと共に同じ方向に駆動し、同期又は同調して駆動する形態が好ましい。また前記凝固用コンベヤと前記固定式の凹状部材との間には、前記凝固用コンベヤを支持するように少なくとも1本以上又は複数本の無端状の中間補助コンベヤを凹状の凝固用コンベヤの裏側で側壁側及び/又は底部側に配してもよい。
本発明は、前記凝固用コンベヤと前記固定式の凹状部材の間に中間補助コンベヤを備える形態であり、補助コンベヤの数や形態や配置によって、凝固用コンベヤの底部側や側壁側への荷重負担を軽減することができる。
例えば、前記中間補助コンベヤが無端状の1本から成り、凝固用コンベヤとほぼ同じ幅のベルトで前記固定式の凹状部材の内側に沿うように凹状に形成する形態やその補助コンベヤが2枚以上重ね合わせてもよい。またはレール等で支持された凝固用コンベヤより細い平ベルトや丸ベルトなどから成る、少なくとも1種類以上ないしは少なくとも1本以上の補助コンベヤを進行方向に沿って平行に並列して、その固定式の凹状部材の内側に沿うように形成する形態が好ましい。また前記中間補助コンベヤは凝固用コンベヤ1本に対して進行方向に2組以上に分割されていてもよい。また前記中間補助コンベヤが断面コ字形状の支持部材連結型コンベヤ(例えばコの字状に両端を直角に折り立てた短冊状板を多数枚、無端状チェーンに連結されたキャタピラ型コンベヤ)であってもよい。
本発明によれば、本願出願人が前記特許文献に記載して既に提供した、固定式の凹状部材と凝固用コンベヤからなる豆腐類の連続式凝固装置について、本発明の形態に変更することも容易であり、固定の凹状部材をそのまま利用して、その内側に底部側及び/又は左右側壁側を可動式に改造すれば、既存機を入れ替えるための経済的負担が低減し、凝固用のコンベヤにかかる負荷を軽減した形態にすることができる。
本願発明によれば、凝固用コンベヤを多重構造(多層構造)とする形態であってもよく、凝固剤入り豆乳や豆腐に直接に接する最上側(最外周側)の凝固用コンベヤの負荷を軽減する。
本発明の請求項1〜6における豆腐類の連続式凝固装置は、前記第凹状部材の底部側及び/又は左右の側壁側の補助コンベヤが平板を連結させたキャタピラ型であることを特徴とする。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置における前記補助コンベヤは金属ベルトや芯材(布や金属ワイヤ等)入りの樹脂ベルトや、平板を連結させたキャタピラ型であって金属製や樹脂製のコンベヤなど強靭性があって、潤滑性や透水性のある汎用コンベヤやベルトであってもよく、直接凝固剤入り豆乳に接しないので敢えて食品用の表面材質でなくてもよい。一方、豆乳や凝固剤入り豆乳と接する凝固用コンベヤ(ベルト)は、少なくとも表面材質は食品用の樹脂製やステンレス等の金属製であり、芯材(布や金属ワイヤ等)入りで強靱なベルト材質の方がよいが、敢えて強靭性は求められず、食品用の表面材質であって、不透水性、耐薬品性、柔軟性、離型性が求められる。なお、本発明ではこれらの要求事項を満たす範囲内で、補助コンベヤないしは中間補助コンベヤの材質は凝固用コンベヤと同じ材質又は同じ形態又は同じ機構のコンベヤであってもよい。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置は、前記凝固用コンベヤ及び/又は前記各補助コンベヤを洗浄する洗浄槽がこれらのコンベヤの周回軌道上の少なくとも戻り部に備えられることを特徴とする。
本発明によれば、各コンベヤのリターン側の空間を利用して、周回ごとにコンベヤを洗浄する。凝固用コンベヤや各補助コンベヤについて、洗浄薬液の散水装置や洗浄槽等の洗浄装置による自動洗浄が容易になる利点を有する。また生産中でも清水や温水や蒸気等による簡易洗浄殺菌も実施しやすく、より衛生的な製造を長時間可能とする。補助コンベヤには樹脂製モノフィラメントから成る濾布など透水性・洗浄性の優れたベルト材質を使用して、洗浄性を向上させることも可能である。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置によれば、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側(すなわち底部側)及び側面側(すなわち側壁側)に配される凹状部材を備え、前記凹状部材はその底部側とその左右に位置する側壁側との少なくとも一方が可動式のコンベヤ(ベルトあるいはプレート連結型コンベヤないしはキャタピラ等)により構成されているか、凝固用コンベヤの下方側に配され固定式の凹状部材の内側に沿うように底部側補助コンベヤを備えるか、凝固用コンベヤの下方側に配され凹状に形成された側壁部と底部側とが一体になった一体型補助コンベヤ(凹型キャタピラ等)を備えて、凝固用コンベヤを凹状部材の内側であまり摺動させることなく、補助コンベヤと共に駆動させることにより、凝固用コンベヤの負荷を軽減することができ、コンベヤの寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減することができる。また、凝固用コンベヤは不透水性のベルトであり、より一層の薄手で(これにより製品の表面が綺麗に仕上がる)、しかも安価で柔軟なベルト素材をより幅広く選択でき、ベルトの左右の折り返しなどが非常にやりやすくなり(これにより製品の形が綺麗に仕上がる)、ベルト寿命を延ばすことができる。また、ブロック状の豆腐類の厚さを厚くするために凹状凝固槽の深さを深くしたとしても、容易に搬送可能になる。そして、凹状にして搬送する凝固用コンベヤの深さを深くして多数個取り(数段取り)にできると、装置の長さを短くでき、これにより省スペース化になる。このように、従来は柔軟性、不透水性、食品衛生、強靱性、低摩擦性を兼ね備えたベルトであり高価であったが、凝固用コンベヤは柔軟で不透水性で食品衛生法規格に適合した表面材質である汎用の食品ベルトでもよく、補助コンベヤは強靱性・低摩擦性を重視したベルトを採用することによって、各ベルト寿命を長くしランニングコストを低減し、形態によっては初期コスト(装置コスト)を抑えることもできる。
そして、上記各補助コンベヤを洗浄する洗浄槽を設けることで衛生的な構造になり(搬送させながら洗浄でき)、凝固用コンベヤに折り目や薄い部分等がある場合や、凹凸が形成されていても、これらの隙間にある汚れを洗浄槽で洗浄除去する。よって、凹状状態を長く維持して搬送しても衛生的であるなど種々の効果を生じる
本発明の第1の実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)は平型中間補助コンベヤ、例えば平板プレートのキャタピラ式の中間補助コンベヤを示す断面図であり、(d)はコの字型(凹型)中間補助コンベヤ、例えばコ字型プレートのキャタピラ式の中間補助コンベヤを示す断面図である。 図2(a)は、上記第1の実施の形態の凝固用コンベヤによる搬送方向の後方側(上流側)を示す斜視図であり、図2(b)は、そこで使用される軸ローラを示す平面図であり、図2(c)は、前記凹状部材の上流側の端部内側において凝固用コンベヤを押し下げる四角形状の上流側の堰を示す平面図である。 図3(a)は、上記第1の実施の形態の凝固用コンベヤによる搬送方向の前方側(下流側)を示す斜視図であり、図3(b)(c)(d)は、そこで使用される軸ローラの例を示す平面図である。 上記第1の実施の形態の装置の中間補助コンベヤを説明する斜視図であり、(a)は平板プレートのキャタピラ式の中間補助コンベヤを示す斜視図であり、(b)はコ字型プレートのキャタピラ式の中間補助コンベヤを示す斜視図である。上記第1の実施の形態の凝固用コンベヤを示す斜視図である。 上記第1の実施の形態の凝固用コンベヤの断面図であり、図5(a)は、平ベルト状態の断面図であり、図5(b)(c)は、コ字状に折り込んだ状態の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)と(c)は、その断面図である。 上記第2の実施の形態の他の例を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)と(c)は、その断面図である。 上記各実施の形態の凝固用コンベヤから別のコンベヤに移す状態を説明する断面図である。 上記各実施の形態の凝固用コンベヤから別のコンベヤに移す状態を説明する断面図であり、図9(a)は乗り継ぎ板、図9(b)は乗り継ぎコンベヤを示す。 上記実施の形態のコ字型のプレート式補助コンベヤを示す斜視図である。 豆腐の縦取りと横取りを説明する豆腐の大きさを説明する面図である。 上記実施の形態の装置と、その後の工程で使用される成型機を示す断面図である。 上記実施の形態の装置と、その後の工程で使用される成型機を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置の断面図である。 従来の豆腐類の連続式凝固装置を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、図1(a)(b)(c)ないし図3に示すように、基台2の上方に配される凹状部材10と、基台2の長手方向に沿うように駆動する凝固用コンベヤCと、補助コンベヤ(中間補助コンベヤ)Eを備えた豆腐類の連続式凝固装置Z1である。なお、豆腐類の連続式凝固装置Z1により、凝固されたシート(ブロック)状の豆腐Tは、絹ごし豆腐やソフト豆腐の場合は壊さず、木綿豆腐や生揚げ生地等の場合、図12や図13に示すように、壊し装置Miで壊されて、次の成型機21,22に搬送され、切断分配装置やパック詰め装置に搬送される。
基台2は、前後に足を有する鋼鉄製又はステンレス製のもので、その上方に凹状部材10が配され、基台2の前方(下流側)に駆動軸ローラ4Bbと後方(上流側)の従動軸ローラ4とが配され、基台2の中央の下側には、テンションローラ8が配置されている。凝固用コンベヤCは、無端状のものが好ましく、上記一対の軸ローラ4,4Aに巻き回され、テンションローラ8によりテンションがかけられる。図示はしないが、上流側に巻溜めしたベルトを下流側に巻き取る形態であってもよい。基台2の下方には、凝固用コンベヤCを洗浄する洗浄槽S,Scが備えられている。凝固剤混合済み温豆乳は、その供給パイプ6(図13,図15参照)が配される上流側から凝固用コンベヤCに供給されて、凹状の凝固槽Ca,Cb(図2参照)を形成した後、平ベルトに戻される下流側に向かって搬送される過程で凝固する。つまり、シート(ベルト)状の豆腐Tとなる。またコンベヤの駆動装置は軸ローラ4Bbではなく、基台2の下側に配設してもよく、また接触面積を広くしてスリップ防止するためにコンベヤベルトを駆動軸に巻きつける形態でもよい。凝固用コンベヤCの左右端を折り込んだ状態のまま軸ローラ4に巻き回わすと、凝固用コンベヤCと軸ローラ4に大きな負荷がかかるために、軸ローラ4を大きくする必要があるが、本発明によれば、凝固用コンベヤを軽量で柔軟な食品用ベルト等を採用できて、平ベルトに戻した状態にされて前記軸ローラ4に巻き付けられるので
軸ローラ4の径を小さくでき(金属ベルトのように大径のローラ4を使用しなくても良くなる上、金属ベルトやロールの自重や張力による負荷を小さくできる。)、これにより凝固用コンベヤCの周回範囲(外周)を小さくできるとともに、後工程の切断分配コンベヤ等への乗り移りの距離を近づけることができ、乗り移りがスムーズにできる。
凹状部材10は、凝固用コンベヤCの搬送部を、凝固用コンベヤCの下方側および両端側の外側から支持して、その凹形状に沿わせるもので、断面コの字型部材で構成されている。本実施の形態の凹状部材10は、その一部ないしはすべてが固定のものでなく移動するが、固定式ないしは可動式の凹状部材10としては、鋼鉄製、ステンレス製、チタンなどの金属製又は樹脂製であっても、部分的に混在していても良い。また、凹状部材10を構成する固定部材ないしは可動部材の材質は、無孔性で不透水性の材質の方が洗浄時に洗浄液が下方側に漏れ出て基台を汚すことが少ない面で好ましいが、逆にメッシュ状の金網や多数の小さな穴・細孔や多数の溝が形成されたパンチング板で構成されたものや、上記金属製や樹脂製等のプレート板が所定間隔をおいて配されるもの(支持部材連結型コンベヤ)、つまり透水性のものを使用して、洗浄液等の排水性が良く、乾きやすい構造形態にすることも好ましい。コンベヤと凹状部材の間の排水性がよくなり洗浄効果が向上する。特に洗浄後に機械が乾きやすくなり雑菌増殖防止効果も得られる。凹状部材10としては、凝固槽の側面ないしは底面の支持部(凝固用コンベヤCが滑る面)を伝熱面とする2重ジャケット構造として保温性を高めることも可能である。空気層だけの2重ジャケットとするか、外側に保温材を施して保温するのみでも良い。凹状部材10a(底部)または10b(側壁部)の内側に沿って、凹状(トラフ状)に凝固槽を形成した凝固用コンベヤCaまたはCbを介して、搬送されるとともに保温・加熱されることにより、連続して豆腐Tの品質をより良くできる。この場合、上記凝固用コンベヤは熱伝達効率の良い、耐熱性の薄いベルト(0.5〜5mm)が好ましい。また、凹状部材10の二重ジャケット内に蒸気や温水を供給して、凝固用コンベヤ上の豆腐Tを所定温度に加熱温調したり、所定温度に保温したりしてもよい。上方側にはカバーや湯気を排気する排気孔を設けることは任意であり、さらに豆腐T上の空間に水蒸気を供給し、保温ないしは加熱を行う形態としてもよい。
上流側の軸ローラ4は、径の小さなローラ4Aで構成されている(図2(a)(b))。下流側の軸ローラ4(例えば駆動軸)もこれと同じ小さなローラ4Cで構成されていても良いが、本実施の形態では、下流側の軸ローラ4は、その左右の先端側がテーパ状ローラ4Bに構成されている(図3(a)(b)(d))。なお上流側の軸ローラ4も同様にその左右の先端側がテーパ状ローラ4A’に構成されていてもよい。これは、前記凝固用コンベヤCのテンションのムラを軽減するためと、凝固用コンベヤCの底面と両端部の周回長さの差を軽減するためである。すなわち、凝固用コンベヤCの左右両端部は、周回駆動中の搬送部において、凹状部材10によりほぼ垂直に立ち上がり、凹状の凝固槽を形成して、基台の前後に配される前記ローラ4において立ち上がり部分を水平に戻す動作を繰り返す。底面(水平部)10aと、立ち上がり部分10bの周回長さの差が出るため、立ち上がり部分10bの巾に当たる軸ローラ4の左右の先端側4Bbをテーパ状に形成することで、その周回長さの差を吸収する。軸ローラ4としては、その中央部より両端部を細い径にした異径軸(細径部)4Cや、その中央部4Daより両端部4Dbが同じか太い径の両端部4Dbにして、蛇行防止効果を兼ね備えた異径軸(細径部)4Dを用いても良い(図3(c)(d))。これらの軸ローラ4(4A,4B,4C,4D)を使用すると(図2(a)(b)、図3(a)〜(d))、凹状部材10の箇所で左右両側を立ち上げるように駆動する凝固用コンベヤCでは、凝固用コンベヤCにかかる縦方向(長手方向)のテンションを均等にかけることができる。他方、豆乳が供給される上流側の軸ローラ4は、丸い細い筒状に形成されているが、下流側の軸ローラ4と同じように先端側がテーパ状4Baに構成されたものを使用して、かかる位置でも凝固用コンベヤCの底面と両端部の周回長さの差を軽減しても良い。なお、前記ローラ4の任意の位置には、の蛇行防止用の凹状ないしは凸状の案内部材(蛇行防止用桟・コード等)であってもよい。また蛇行防止用に太鼓状に中央部が膨らんだローラ軸であってもよい。
凝固用コンベヤCは、凹状部材10の位置では、凹状部材10に沿うようにして凹状に折り込まれ、断面が凹状の下面部Caとその両側に垂設される垂設部Cb,Cbが形成される。すなわち、下面部Caは、凹状部材10の下面部10aと接触し、左右の垂設部Cb,Cbは、凹状部材10の左右の側壁部10bと接触する。このように、無端状の凝固用コンベヤCは、凹状部材10とは連結されておらず、上流側の軸ローラ4では、平ベルトの状態で巻き回されているが、凹状部材10の位置では、平ベルトの状態から凹状に折り込まれるようになり、上流側と下流側の軸ローラ4の位置では、再び平ベルトの状態に戻されて周回運動をする。凝固用コンベヤCは、凹状部材10の長手方向の長さよりもその前後で長く引き出されて軸ローラ4に巻装される。
凝固用コンベヤCは、布製で樹脂コーティングが施されている不透水性の部材が好ましい。即ち一般の食品用ベルトで薄くて柔軟性があり強度があるベルトであれば良く、特に本実施の形態では、アラミド繊維などの樹脂製繊維からなる布3に、食品との接触が認められた食品衛生法規格基準に適合する、フッ素樹脂等の樹脂材7をコーティングないしは含浸し、不透水性としている(図5)。凹状部材10との摩擦抵抗が少なく伸びも少なくするためである。凝固用コンベヤCは、裏表2層構造や他の材質のベルトと張り合わせた多層構造でもよい。つまり、芯材である布3に樹脂コーティング7を何層にも加工した多層ベルトを採用してもよい。
また、図示はしないが、駆動軸とのスリップを防ぐため、ベルト裏面、横方向に凹凸を有する形状にして、駆動軸の凹凸と噛み合うように構成してもよい。コンベヤベルト両端に設けられた等間隔の穴に応じたピンを備えるような蛇行防止とスリップ防止を兼ね備えた形態であってもよい。また、コンベヤとの摩擦を高めた金属製ないしは樹脂・ゴム製軸ローラであることが好ましい。また、凝固用コンベヤCの下方側の復路(ロール軸4からロール軸4までの間)に別途駆動装置を設けても良い。
中間補助コンベヤE(E1)は、凝固用コンベヤCの搬送を補助して、豆乳が投入されてかかる負荷を軽減するためのもので、前記凹状部材10の中央の溝の底部側のみに配されている。本実施の形態の中間補助コンベヤEは、凝固用コンベヤCと同じ布製であり、平坦状に構成されている。したがって、中間補助コンベヤEと凝固用コンベヤCとは、凹状部材10の位置では、多重構造(重なり合う構造)を構成している。
ここで、中間補助コンベヤEとしては、図4(a)(b)(固定の凹状部材10は一点鎖線で示す。)に示すように、平板を連結させたキャタピラ式のコンベヤE1,E2を使用することが可能である。図4(a)に示すキャタピラ式の中間補助コンベヤE1は、短冊状平板(金属製、樹脂製プレート)P1の両端部が蝶番で連結されている。(b)に示すキャタピラ式の中間補助コンベヤE2は、断面コの字型プレートP2を1本以上のチェーンに等間隔に取り付けられた両端固定式平板のキャタピラ式補助コンベヤ(支持部材連結型コンベヤ)の一例である。凹状に組み立てられる断面コの字型プレートE2は、短冊状平板の両端をほぼ垂直に折り返した固定型コの字平板である。(a)に示すキャタピラ式の中間補助コンベヤE1は、短冊状平板(金属製プレート、樹脂製プレート)の両端部が蝶番で連結されて、その両端部が垂直位置や水平位置等に適宜可変可能な形態であってもよい。両端折り返しが固定の場合は基台を周回させた戻り部で洗浄槽に潜らせることが難しいが、両端折り返しが可動の場合は水平位置にして洗浄槽を潜らせるように案内することも可能である。これに対して、図4(a)に示す平板プレートの中間補助コンベヤE1は、洗浄槽を通過させ易い。
凝固用コンベヤCや中間補助コンベヤE1,E2には、各々のリターン側に洗浄槽Sc,Seが配されている(図1(b))。すなわち、無端状の中間補助コンベヤE1,E2のリターン側の空間を利用して、各々のコンベヤの洗浄を行なう。凝固用コンベヤCや中間補助コンベヤE1,E2の洗浄は一つの洗浄槽Sで行なうことも可能である。なお、図1(d)は中間補助コンベヤE2を配した状態の断面図である。
上記中間コンベヤE1,E2は、前記短冊状平板や凹状平板の替わりに、金属製ないしは樹脂製短冊状多孔板や、丸棒や角材等であってもよく、長手方向の両端が折り返す形態の部材で強度があれば特に限定しない。上記両端可動式平板のキャタピラ式補助コンベヤの形態は簡素で可動部はあっても、より衛生的で安価な形態である。また、下記で説明する布3の薄い部分3dを設けて凹状に折り込み易くしたり、ミシン目等の折り畳み用の線Ctを形成した凝固用コンベヤCを使用すれば、本実施の形態の装置にうまく対応する。
凝固用コンベヤCの両端の折れ部分はベルト縦方向に、溝ないし切れ込みないしは布厚を薄く構成し、折れ曲がりやすくするのが好ましい(図5(a)(b)(c))。また予めトラフ状に凹状に成型されたベルト材質でもよい。底部や両サイドには断面がコの字型に形成された、固定の凹状部材ないしは支持槽(樹脂、金属、ステンレスなど;例えば断面コの字型の舟形凝固槽;他にガイドレール・バーによる形態等)、ないしは可動式凹状部材(例えば、ベルトと同調駆動するキャタピラ)を備える。芯材を構成する布3や糸状・網状の部材の繊維は、例えば、「スーパー繊維」や「エンジニアリング繊維」と言われる近年開発された繊維で、パラ系アラミド繊維(帝人テクノプロダクツ製「テクノーラ」(登録商標)「トワロン」(登録商標)、東レ・デュポン製「ケプラー」(登録商標)や、メタ系アラミド繊維(帝人テクノプロダクツ製「コーネックス」等)が好ましい。アラミド繊維以外の、超高分子量ポリエチレン繊維(東洋紡績「ダイニーマ」「ツヌーガTM」等)、ポリイミド繊維(東洋紡績「P84」)
ポリアリレート繊維(クラレ製「ベクトラン」(登録商標)、米国ハネウエル製スペクトラ繊維)等)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール(PBO)繊維(東洋紡績製「ザイロン」等)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維(東洋紡績製「プロコン」(登録商標)、東レ製「トルコン」(登録商標))、フッ素繊維(東レ製「トヨフロン(登録商標)」「テフロン(登録商標)」)、高強度ポリビニルアルコール(PVA)系繊維(クラレ製クラロンK−II)、ポリケトン繊維(旭化成製「サイバロン(登録商標)」)などが挙げられ、これらに限定するものではなく、これらを複合して、紡績した糸ないしは、任意に組み合わせて織り上げた布でもよい。また多少の強度が劣っても、従来の一般樹脂製の繊維や天然素材の繊維(木綿・麻糸・絹など)からなる布でもよい。いずれの材質でも、細いモノフィラメント(0.5mm以下)ないしはそれを撚り合わせたマルチフィラメントないしは紡糸で、高張力繊維、耐疲労性(耐屈曲疲労性)を有することが好ましい。布の織り方は、平織り、綾織りなど、少なくとも厚みが薄く、縦方向に伸びにくい織り方であれば限定しない。特に伸びが大きい布であると、豆腐Tの重量による摩擦が大きく、布の伸縮によるシャクリ現象が発生するので、好ましくない。また高強度の不織布タイプでもよい。モノフィラメントが0.5mm以上の繊維から成る布は折り曲げRが大きく、豆腐の角が丸くなり、好ましくない。
樹脂コーティング7は、裏面については凹状部材10との摩擦が少なく、表面については食品衛生上の規格基準(各国の規格基準)に適合する樹脂で、豆腐との剥離性がよく、屈曲部の剥離やひび割れが起きにくい(耐屈曲疲労性ある)方が好ましい。この樹脂コーティング7も厚くなりすぎると、柔軟性に欠き、屈曲部のアール(R)も大きくなり好ましくない。特に絹ごし豆腐の場合、角のアール(R)が10mm以上大きいと見栄えが悪くなり、両端の豆腐だけ量目不足を起こす可能性がある。豆腐の角のアールが5mm以下であれば実質問題になりにくい。豆乳が入れられる側の一方側表面に少なくとも樹脂コーティング7が施されていれば良いが、裏面も含め全体樹脂コーティングが好ましい。そして、全体樹脂コーティングが施されることで、不透水性とすることが好ましい。特に、前記凹状部材10が金属製又は鋼鉄製等の固定で不透水性構造とされる場合は、アラミド繊維3にフッ素樹脂を含浸なしいはコーティング7を行ったベルトを凝固用コンベヤCとして採用することで、屈曲の繰り返しによるコーティングの剥離等がなく(耐屈曲疲労性が高く)、豆腐の荷重がかかった状態でも、滑りが良くなる。また、フッ素樹脂含浸のアラミド繊維布製ベルトは張りがあって伸びや歪みが殆どなく、0.5〜5mm程度と薄くても引張強度があり、磨耗に強く(特に凹状部材10との摩擦にも強く)、破損が少なく、また撥水性があり豆腐の剥離性が良く、汚れも付着しにくく衛生的で、熱(高温)に強く(上記凝固槽の加熱手段が配される場合)、耐薬品性にも優れている。なお、中間補助コンベヤEについても、上記素材のものを使用可能である。
凝固用コンベヤCには、例えば布3の薄い部分3dを設けて、この箇所から凹状に折り込み易くしている(図5(c))。また、図示しないが、樹脂コーティング7の層を薄くしてもよい。またミシン目等の折り畳み用の線Ctを形成しても良い。また、図5(a)(b)に示すように、樹脂コーティング7の部分のみにして、布3の部分をなくして、この凹状の左右の底側の角部になるように形成しても良い。また図示しないが、予めコの字型(ないしはトラフ状)にプレス成型したり、折れ目の癖を施したコンベヤであっても良い。また図示しないが、一般にコンベヤを無端状に形成するエンドレス加工として、平面的に直線状(ベルト周回方向に対して90°、60°、45°等の直線状)、ジグザグ状や櫛歯状等に切断された端や、それらの端を厚み方向にテーパ状や階段状等に加工した端について、それら端同士を重ね合わせたり突き合わせたりして、縫合・接着・溶着・圧着などを行う接合手段が知られている。特に重ね合わせ(オーバーラップ法)による接合法では、折れ目に相当する部分が厚くなったり、硬くなったりするため、該繋ぎ目部分であって折れ目相当部分である箇所については該接合手段を省いてもよい。その箇所については、強度はなくても、例えば、突き合わせて樹脂溶着するのみとしたり、接液側表面に薄い樹脂シートを溶着して貼るだけとして、最小限、液漏れ止めだけを施すことにしてもよい。
凝固用コンベヤCの上流には、上流側の堰9が設けられている(図2)。上流側の堰9は、凝固用コンベヤCに漏れなく密接し、かつ凝固用コンベヤCを凹状部材10の内壁(側壁部および底部)に押し当てて凹状に形成する固定板である。ないしは、上流側のベルト軸の高さを豆乳凝固物の深さ以上として漏れを完全に無くした形態でもよい。その際には、凝固用コンベヤCで形成される傾斜を利用して凝固剤入り豆乳を凝固用コンベヤC上にスムーズに均一に注ぐことができ、凝固反応が十分起きない範囲では、コンベヤの両端の折り返しの角は角張る必要はない。適宜、コンベヤの抑えロールや案内ガイドなどを設けても良い。またコンベヤは注がれた豆乳凝固物の自重で次第にコの字型支持部材10の内側に押し広げられながら、底角部は丸みの少ない形で折れ上がる。すなわち、本実施の形態の後方(上流側)の軸ローラ4の位置は、凹状部材10の底部10aとほぼ同じ高さであるが、軸ローラ4の位置を凹状部材10の底部10aよりも高くすることで(豆乳の荷重がかかる凹状部材10よりも上流側の軸ローラ4の位置を高くしておくことで、)堰9を使用せずに豆乳の凝固成型を行なうことも可能である。その凝固用コンベヤCで形成される傾斜部の下側にも同じように傾斜した支持部材を設けることが好ましい。そして、前記上流側の堰は、図2(c)に示すように、前記凹状部材10の上流側端内壁部10tに沿って、コンベヤを押し下げる四角形状の板として構成されている。前記凹状部材10に搬送されてくる無端状の凝固用コンベヤCを押さえる始点となる重要な位置で位置合わせでき、蛇行防止に効果的であり、前記凹状部材10の面積を最大限に活用することができる作用効果を有する。また、特許文献2との比較では、敢えて剛性のあるベルト(金属ベルト等)を使用しなくとも、その下方側は凹状部材により支持され、前記凹状部材の内側に沿うように配されることとなる利点も有する。その結果、豆乳の凝固状態(豆腐の外周)を綺麗に仕上げることにもなる。すなわち、単に凝固用コンベヤが凹状部材上に配されているだけでは、豆乳の重みで垂れ下がって丸みのある角部になるだけで前記凹状部材の内側に沿うように配されないことがあるが(軸ローラの高さ位置や、平ベルトに巻き戻されたりすることで、前記凹状部材の内側に沿うように配されないことがあるが)、豆乳を堰き止める堰9が前記凹状部材10の上流側端において、前記凝固用コンベヤCを凹状部材10の底部に接するように押下げるように配されることで、無端状の凝固用コンベヤCが凹状部材10の内側に沿うように配される(図1参照)、という作用効果(堰9の役割を果たしつつ、凝固用コンベヤCの安定姿勢を保つ)を奏するとともに、その結果、豆乳の凝固状態(豆腐の外周)を綺麗に仕上げることにもなる。
ここで、上流側の堰9の下流側では、豆乳が供給されるので、豆乳の重みによって無端状の凝固用コンベヤCを凹状部材Cの底部に接触させる。これは、豆乳が供給されると、無端状のコンベヤ上で凝固して固定の錘のように均一に荷重がかかりやすくなるからである。また、装置の大きなものや“縦取り”(豆腐一丁の寸法のうち最大の辺を深さに合わせる)にする。すなわち無端状の凝固用コンベヤCで構成される凝固槽の深さを深くすることによって豆乳ないしは豆乳凝固物を下流側に搬送すれば一層効果的である。
また、図示しないが、生産終了時にも着脱式堰を豆腐Tの後端に使用し、この着脱式の堰は、前記凹状部材10の上流側の端部10tから下流側の端部まで移動することで、生産終了の堰の役割を果たすものでも良い。前記凝固用の上流側の堰9を前記上流側の堰9とした場合、この豆腐後端を保持する着脱式堰は、補助的な上流側の堰と言える。
一方、下流の堰は、生産開始時だけ、着脱式堰を使用して、シート(ベルト)状豆腐Tが形成された後は、着脱式堰は取り去り、その豆腐T自身が堰になる。なお、これら下流側の着脱式の堰や上記補助的な上流側着脱式堰も、前記上流側堰9と同じように、前記凹状部材10の上流側端部10tに沿って、コンベヤを押し下げて、凹状部材10の内側に沿うように密着させる作用効果がある。
次に、本実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置Z1を使用して豆腐を凝固成型する場合について説明する。なお、絹ごし豆腐の製造を例に説明するが、豆腐類、例えば厚揚げ生地、生揚げ生地、油揚げ生地、がんもどき生地、凍り豆腐生地、木綿豆腐、焼き豆腐、ソフト木綿豆腐等やこれらの冷凍製品、レトルト殺菌用の豆腐生地、凍結乾燥豆腐生地、凍り豆腐生地等である。豆乳は定法どおり製造された豆腐用豆乳で、凝固性のある豆乳であれば限定しない。凝固剤も特に限定しない。豆乳濃度や凝固条件も特に限定しない。
図1(a)(b)(c)に示すように、駆動手段Mにより駆動ローラ4を駆動させて、凝固用コンベヤCを駆動させるとともに、駆動手段Mにより駆動ローラE4を駆動させて、中間補助コンベヤEを駆動させると、各コンベヤC,Eは、洗浄槽Se,Scで周回するごとに洗浄された状態で搬送される。
そして、本願出願人が既に提供した豆腐類の連続式凝固装置の凹状部材10をそのまま使用して、補助コンベヤを追加する改造を比較的容易に行いやすく、凝固用コンベヤCにかかる負荷を軽減することができる。また、凝固用コンベヤCと補助コンベヤEと全て固定の凹状部材からなる多層構造になっているので、凝固用コンベヤCへの負荷が軽減し、強度は比較的低くても柔軟性のある不透水性の素材を凝固用コンベヤCに採用できる。その結果、皺の発生による豆腐表面の凹凸が少なくなり、両端の豆腐の下側角部の丸みが少なくなり、見栄えのよい豆腐類が製造される。
凝固用コンベヤCには、薄い部分3cや3dや折り目Ctがあるので、ベルト積層部材3の位置では、この部分を境にして左右端Ctが折り込まれて凹状(凝固槽Ca,Cb)を形成するが、後方(上流側)と前方(下流側)の軸ローラ4の位置では、平ベルトの状態に戻されて搬送可能状態になる(図2)。凝固用コンベヤCの凹状部分(凝固槽Ca,Cb)にニガリ等の凝固剤を添加・混合した豆乳(凝固剤入り温豆乳で、豆乳固形分濃度3〜15%wt、温度も40〜99℃以上、好ましくは60〜95℃が通常である。)をその供給手段6から供給すると、凝固されながら凝固用コンベヤCにより下流側に搬送されて行き、その搬送の過程で凝固された状態の豆腐(シートないしはベルト状の豆腐)Tが連続的に繰り出される。このように連続成型機21,22にて連続的に凝固成型されたシート(ベルト)状の豆腐は、コンベヤにて搬送されながら、直交する方向に切断(横切り)されブロック状の豆腐となり、ブロック状の豆腐Tの上において移動可能な刃(コンベヤの幅方向に間隔調整可能な刃)を備える切断分配装置(縦切り)にて搬送方向に切断されて1丁単位の豆腐となる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図6(a)(b)(c)に示すように、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤCと、凝固用コンベヤCの下方側に配され凹状に組み立てられる無端状の底部側補助コンベヤ11pとその左右に位置する無端状の側壁側補助コンベヤ11qとを備えた豆腐類の連続式凝固装置Z2である。
前記可動式凹状部材を構成する底部側補助コンベヤ11pと側壁側補助コンベヤ11qは、凝固用コンベヤCをその下方側および両側方側から支持して、その内側の凹形状に沿わせながら可動する可動式の凹状部材11である。本実施の形態の底部側補助コンベヤ11pと側壁側補助コンベヤ11qのいずれもが無端状のコンベヤ(補助コンベヤ)により構成されて、凝固用コンベヤCの駆動を補助する。すなわち、無端状の補助コンベヤ11p,11qには、各々駆動源(モータ)Mが装着され、そして、凝固用コンベヤCと共に駆動することで、凝固用コンベヤCの駆動を補助する。凹状部材10の共に駆動としては、凝固用コンベヤCと同じ速度でも、少し速くても遅くても良い。搬送物に多少のキズが付いてもよい場合、例えば豆乳凝固物を一旦壊してプレス成型する木綿豆腐等の場合は、補助コンベヤは間隔の開いた多数の平板の両端や中央等が無端状チェーンに固定された金属製キャタピラでもよく、プラスチック製プレートをヒンジ(継手ピン)連結されたプラスチックチェーンが適用できる。また、継手ピンもプラスチック製のオールプラスチックタイプでも良い。また絹ごし豆腐やソフト豆腐の場合は、補助コンベヤも凹凸や隙間や穴孔の少ない平坦な部材を採用することが好ましい。
ここで、他の例としては、前記底部側補助コンベヤ11pと、その左右の側壁側補助コンベヤ11qのいずれか一方が無端状コンベヤにより構成されて、他方が稼動しない固定式のものでも良い。すなわち、図7(a)(b)(c)に示すように、前記底部側補助コンベヤ11pと、固定式の側板(前記凹状部材)10bとの組み合わせた装置Z3としたり、図10(a)(b)(c)に示すように、側壁側補助コンベヤ11qと固定式の底板(前記凹状部材)10a(10)との組み合わせにより構成された装置Z4としても良い。これらの場合でも、凝固用コンベヤCの搬送の補助的役割を十分に果たす。このように固定式の板10a,10bと可動式補助コンベヤ(中間補助コンベヤ)Eを組み合わせて使用することが可能である。例えば、側壁側補助コンベヤ11qが上記凹状部材(固定式の底板)10aに接して、その上に乗るようにして配しても良く、又は少し離して配しても良い。
なお、側壁側補助コンベヤ11qと凹状部材10a(10)との組み合わせにより構成される場合は、さらに前記中間補助コンベヤE(E1,E2)が組み合わされても良い。帆布や芯線に含浸ないしは貼付(塗布、コーティング)ないしは含浸される樹脂は、ウレタン樹脂(熱可塑性ポリウレタン)、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニール樹脂、熱可塑性ポリオレフィン、ポリプロピレン樹脂など「食品用ベルト」といわれるものを広く採用することができる。
本発明としては、各コンベヤが、通常の平滑な表面の食品用ベルトでもよく、少なくとも豆乳が入れられる側(接液側、表側)の一方側表面には樹脂コーティングが施された布製等を芯材とするベルトであることが好ましい。またコンベヤはゴム製であってもよく、芯材がなくてもよい。芯材はコンベヤの張力を付与して、また凹状に折り返す妨げにならないことが好ましく、布以外に、網状部材や縦方向(周回方向)に沿って構成された糸状部材でもよい。これら芯材の材質は、木綿・麻等の天然繊維や各種化学合成繊維や、特に縦糸に剛性があり、伸びない材質が好ましく、細い金属線(スチールワイヤー等)でもよい。また、更に装置コスト軽減上、前記凹状部材が金属製(ステンレス、チタン、アルミ等)又は樹脂製の固定式の板やレール状部材ないしは可動部材を採用してもよい。特に前記布は、アラミド繊維からなる布で、フッ素樹脂コーティングが施された不透水性であることが好ましい。アラミド繊維からなる芯材に樹脂コーティングされたベルトで構成することで、コンベヤの伸びを抑えて強度も増して、ベルト自体を薄くすることができ熱伝達率がよく、高温凝固では凝固時間を短縮できるとともに、凹状部材との摩擦にも耐久性を発揮する。熱伝達率が向上すれば、凹状部材に保温・加熱手段を備えることによって、逆に従来より凝固温度をある程度下げても弾力のある保水性のよい高品質な豆腐を製造できる。また、後述するように、凹形状態から平ベルトに戻すときや、折り目をつける場合も、その弾性力により平ベルトの状態に戻り易い。アラミド繊維からなる布で、フッ素樹脂コーティングが施された不透水性であると、凹状部材が鋼鉄製や金属製であっても、上記種々の効果を発揮する。例えば、前記凝固用コンベヤCのベルト素材としては、市販のフッ素樹脂含浸クロスやフッ素樹脂ベルトと言われるもの等が好適である。
次に、本実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置Z2を使用して豆腐を凝固成型する場合について説明する。
図6(a)(b)(c)に示すように、駆動手段Mにより駆動ローラ4を駆動させて、凝固用コンベヤCを駆動させるとともに、駆動手段Mにより駆動ローラE4を駆動させて、駆動手段Maにより底部側補助コンベヤ11pと駆動手段Mbにより左右の側壁側補助コンベヤ11qを駆動させると、各凝固用コンベヤC,底部側補助コンベヤ11p,左右の側壁側補助コンベヤ11qは、洗浄槽Sc,Sp,Sq,Seで周回するごとに洗浄されて状態で搬送される。底部側補助コンベヤ11pと左右の側壁側補助コンベヤ11qは、凝固用コンベヤCと共に駆動する。
ここで、本実施の形態では、従来のように絹ごし豆腐の厚みTcを豆乳深さにとる「平取り」に対して、絹ごし製品の最長辺Taないしは第二の長辺Tbの長さを豆乳(豆腐)深さにとる「縦取り」が可能である。図11(a)(b)に示すように、絹ごし豆腐Tの厚みTcを豆乳深さにとる「平取り」に対して、直方体の絹ごし製品の厚み以外の2辺の1つ、例えば最長辺の長さTaないしは第二の長辺Tbを豆腐Tの深さにとる「縦取り」が可能である。そして、上記凹状に組み立てられる無端状の底部側補助コンベヤ11pとその左右に位置する無端状の側壁側補助コンベヤ11qによれば、その組み合わせ方によって、深さ方向を深くすることができる。また、本実施の形態の装置Z2は底部側補助コンベヤ11pとその左右に位置する無端状の側壁側補助コンベヤ11qを組み合わせるが、図5に示すように上記布3の薄い部分3dを設けて凹状に折り込み易くしたり、ミシン目等の折り畳み用の線Ctを形成した凝固用コンベヤCを使用すれば、本実施の形態の装置Z2にうまく対応する。
所定の大きさにカットされた豆腐は、排出側コンベヤにより排出されて、次のパック詰め工程に移る必要がある(図8)。排出側コンベヤにより排出される場合、従来の軸ローラの径が大きなものでは、乗り移るために、距離の長い中継板12(図9(a)参照)や中継用のコンベヤ13(図9(b)参照)が使用されることがある。これに対して、本実施の形態では、細径のローラ軸を使用できるので、中継板12を短くできて、中継用のコンベヤ13も不要なって、次工程の搬送コンベヤ14にスムーズに乗り移らせることができる。距離の長い中継板12や中継用のコンベヤ13を併用してもよく、よりスムーズな乗り移り搬送を実現できる。
本実施の形態によれば、凹状部材10の左右の側壁部10bを高くして凝固用コンベヤCの凝固槽を深く(左右の側壁部Cbを高く)しても、凝固用コンベヤCは軸ローラ4,4の位置で平ベルトに戻されて折り返されて周回させることから、軸ローラ4、4の径を小さくできて、省スペースとコスト低減を図ることができる。
木綿豆腐の場合は、絹ごし豆腐の場合よりも少し凝固剤を多めにしたり、薄い豆乳を使うなど若干条件は異なる場合があり、ここでは、図12や図13に示すように、ほぼ同じように絹ごし豆腐状に凝固した豆腐を壊して、均一にして、連続成型機21,22の下布21a,22a上に搬送し、上布21b,22bでプレスして木綿豆腐にする。シート状の豆腐(絹ごし豆腐状のブロック)では、そのまま圧搾しても、木綿豆腐のように十分水切りができないので、ミキサー(壊し装置)Miで崩す。本実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置Z1で凝固してシート状に成型して、装置Z1の下流においてミキサーMiでブロック状の豆腐Tを壊して、連続成型機21,22の透水性布で挟んで圧搾しながらプレス・成型する。なお、絹ごし豆腐では、凝固した豆腐を壊さず、上記そのような圧搾はせずに、連続成型機21,22の下布21a,22aで搬送(熟成)して絹豆腐にする。ソフト豆腐の場合は、平取りに限るが、絹ごし状豆腐と同様に成型機21,22の下布21a,22aで搬送しながら、軽くプレスを行い、絹ごし豆腐の上下面に布目を付ける。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、図14に示すように、固定式の凹状部材10に沿うように、凹状に組み立てられる無端状の底部側補助コンベヤ11pとその左右に位置する無端状の側壁側補助コンベヤ11qとを備え、そして、この可動式の凹状部材11p,11qの内側に無端状の凝固用コンベヤCが配されている豆腐類の連続式凝固装置Z5である。すなわち、固定式の凹状部材10を土台として、可動式で凹状に組み立てられる無端状の補助コンベヤ11pとその左右に位置する無端状の補助コンベヤ11qとの可動式の凹状部材11を備える。洗浄槽ないしは洗浄手段は、固定式の凹状部材10に取り付けられて、洗浄時は凹状部材10を洗浄槽ないしは洗浄液の受け皿(樋)として利用して、凝固用コンベヤCや底部側補助コンベヤ11pや側壁側補助コンベヤ11qをCIP洗浄できるように構成して設けられてもよい。なお、可動式の凹状部材11p,11qは、固定式の凹状部材10の底部側10aを中心にその外周を周回するようにしたり、側壁側10bを中心にその外周を周回するようにしたりしても良い。
以上、本実施の形態では、豆腐類の連続式凝固装置Z1〜Z5による工程が終わると、次の連続成型機21,22による成型工程に移るが、この成型工程としては箱型やバッチ処理により成型が行なわれる場合もある。
Z1,Z2,Z3,Z4,Z5, 豆腐類の連続式凝固装置、
4,4A,4B,4C,E4 軸ローラ、
10 凹状部材、10a 底部(固定式の板)、10b 左右の側壁部(固定式の板)、
C 凝固用コンベヤ、Ca 底部、Cb 左右の側壁部(立ち上がり部)、
11 可動式の凹状部材(補助コンベヤ)、
11p 底部側補助コンベヤ(補助コンベヤ、可動式の凹状部材)、
11q 左右の側壁側補助コンベヤ(補助コンベヤ、可動式の凹状部材)、
E,E1,E2 中間補助コンベヤ(補助コンベヤ)、
S,Sc,Sp,Sq,Se 洗浄槽(洗浄手段)、

Claims (7)

  1. 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、
    前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、
    前記凹状部材は、その底部側が無端状の底部側補助コンベヤにより構成され、この底部側補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする豆腐類の連続式凝固装置。
  2. 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、
    前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、
    前記凹状部材は、その左右の側壁側が無端状の側壁側補助コンベヤにより構成され、この側壁側補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする豆腐類の連続式凝固装置。
  3. 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材を備え、
    前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送して、
    前記凹状部材は、底部側が無端状の底部側補助コンベヤにより構成されるとともに、その左右の側壁側が無端状の底部側補助コンベヤにより構成され、これらの補助コンベヤと前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動することを特徴とする豆腐類の連続式凝固装置。
  4. 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるための無端状の凝固用コンベヤと、前記凝固用コンベヤの搬送部の下方側及び側面側に配される凹状部材と、
    これらの間に配され前記凝固用コンベヤと共に同方向に駆動する無端状の中間補助コンベヤを備え、
    前記凝固用コンベヤは、その搬送部において前記凹状部材の内側に沿うように凹状の凝固槽を形成して凝固剤入り豆乳を搬送することを特徴とする豆腐類の連続式凝固装置。
  5. 前記中間補助コンベヤが断面コ字形状の支持部材連結型コンベヤであることを特徴とする請求項4項記載の豆腐類の連続式凝固装置。
  6. 前記底部側補助コンベヤ、左右の側壁側補助コンベヤ、又は、前記中間補助コンベヤが平板状の支持部材連結型コンベヤであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の豆腐類の連続式凝固装置。
  7. 前記凝固用コンベヤ及び/又は前記各補助コンベヤを洗浄する洗浄槽がこれらのコンベヤの周回軌道上の少なくとも戻り部に備えられることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の豆腐類の連続式凝固装置。
JP2011289733A 2011-12-28 2011-12-28 豆腐類の連続式凝固装置 Pending JP2013138624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011289733A JP2013138624A (ja) 2011-12-28 2011-12-28 豆腐類の連続式凝固装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011289733A JP2013138624A (ja) 2011-12-28 2011-12-28 豆腐類の連続式凝固装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013138624A true JP2013138624A (ja) 2013-07-18

Family

ID=49036732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011289733A Pending JP2013138624A (ja) 2011-12-28 2011-12-28 豆腐類の連続式凝固装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013138624A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056280A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社高井製作所 豆腐類の連続成型装置
JP2018198593A (ja) * 2017-05-25 2018-12-20 株式会社高井製作所 豆腐の凝固装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138451A (en) * 1974-09-28 1976-03-31 Eiichi Ogura Itatofuno seizohoho
JPS5176594U (ja) * 1974-12-13 1976-06-16
JPS5170862A (ja) * 1974-12-13 1976-06-18 Takai Sofu & Soymilk Equip
JPS51103096U (ja) * 1975-02-15 1976-08-18
JPS5339507B2 (ja) * 1975-03-12 1978-10-21
JPH08116903A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Sooee Mach:Kk 豆腐の連続製造装置と、それに組み合わせる豆腐の搬出装置とパッキング装置
JP3568193B2 (ja) * 2000-05-12 2004-09-22 株式会社高井製作所 豆腐製造用コンベヤ
JP2011234657A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Takai Seisakusho:Kk 豆腐類の連続式凝固装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138451A (en) * 1974-09-28 1976-03-31 Eiichi Ogura Itatofuno seizohoho
JPS5176594U (ja) * 1974-12-13 1976-06-16
JPS5170862A (ja) * 1974-12-13 1976-06-18 Takai Sofu & Soymilk Equip
JPS51103096U (ja) * 1975-02-15 1976-08-18
JPS5339507B2 (ja) * 1975-03-12 1978-10-21
JPH08116903A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Sooee Mach:Kk 豆腐の連続製造装置と、それに組み合わせる豆腐の搬出装置とパッキング装置
JP3568193B2 (ja) * 2000-05-12 2004-09-22 株式会社高井製作所 豆腐製造用コンベヤ
JP2011234657A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Takai Seisakusho:Kk 豆腐類の連続式凝固装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056280A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社高井製作所 豆腐類の連続成型装置
KR20180054861A (ko) * 2015-09-30 2018-05-24 가부시키가이샤 타카이세이사쿠쇼 두부류의 연속 성형 장치
JPWO2017056280A1 (ja) * 2015-09-30 2018-07-19 株式会社高井製作所 豆腐類の連続成型装置
US20180303150A1 (en) * 2015-09-30 2018-10-25 House Foods Corporation Continuous shaping machine for bean curds
US10993470B2 (en) 2015-09-30 2021-05-04 House Foods Corporation Continuous shaping machine for bean curds
KR102350445B1 (ko) * 2015-09-30 2022-01-13 가부시키가이샤 타카이세이사쿠쇼 두부류의 연속 성형 장치
KR20220009495A (ko) * 2015-09-30 2022-01-24 가부시키가이샤 타카이세이사쿠쇼 두부류의 연속 성형 장치
KR102512545B1 (ko) * 2015-09-30 2023-03-21 가부시키가이샤 타카이세이사쿠쇼 두부류의 연속 성형 장치
JP2018198593A (ja) * 2017-05-25 2018-12-20 株式会社高井製作所 豆腐の凝固装置
JP2022017583A (ja) * 2017-05-25 2022-01-25 株式会社高井製作所 豆腐の凝固装置
JP7072829B2 (ja) 2017-05-25 2022-05-23 株式会社高井製作所 豆腐の凝固装置
JP7252667B2 (ja) 2017-05-25 2023-04-05 株式会社高井製作所 豆腐の凝固装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4512663B1 (ja) 豆腐類の連続式凝固装置
US3957558A (en) Method and apparatus for making a molded pulp product with a liquid impervious layer integrally secured thereon
US3758651A (en) Aterial from a coagulable liquid method for the continuous formation of foraminous elastomeric sheet m
WO2017056280A1 (ja) 豆腐類の連続成型装置
TW200800358A (en) Sludge dewatering filter cloth belt, and sludge dewatering device using it
JP2013138624A (ja) 豆腐類の連続式凝固装置
JP4613252B1 (ja) 豆腐類の連続式凝固装置
JP2016137242A (ja) 洗濯品をアイロンがけするための方法及び装置
JP2010259436A (ja) 豆腐類の連続式凝固装置
JP4269319B2 (ja) 豆腐類の自動成型装置
CN216782993U (zh) 牛皮纤维复合基材生产线
CN206744417U (zh) 肉排压整机
JP2001516563A (ja) 凝固サイクル中ソーセージストランドを支持するためのコンベヤ及びソーセージをすすぎ乾燥する方法
US20230225377A1 (en) Tofu transfer mechanism and tofu continuous production device
EP3051018B1 (de) Vorrichtung zum mangeln von wäschestücken
JP7465546B2 (ja) 食品製造装置
JP2010535323A (ja) 多孔性コンベアベルトを使用する、製品の極低温急速冷凍デバイス
CN213013666U (zh) 一种四面弹材质合成革生产装置
JP3108560B2 (ja) ニードルフェルト製造装置
JPS6054157B2 (ja) 加圧濾過脱水装置
JPS59500092A (ja) エラストマ−層で被覆された加圧ロ−ルを利用する液−固分離
US1995767A (en) Method of manufacturing articles from latex
KR20200052141A (ko) 식품용 탈유장치
JPH02204011A (ja) キチンシート成型法ならびにその装置
JP2004060099A (ja) 羽毛抜け防止生地の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151130