JP2001319424A - 信号処理回路および半導体集積回路 - Google Patents

信号処理回路および半導体集積回路

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JP2001319424A
JP2001319424A JP2000268129A JP2000268129A JP2001319424A JP 2001319424 A JP2001319424 A JP 2001319424A JP 2000268129 A JP2000268129 A JP 2000268129A JP 2000268129 A JP2000268129 A JP 2000268129A JP 2001319424 A JP2001319424 A JP 2001319424A
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signal
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amplifier circuit
amplifier
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Kenji Otsuka
健志 大塚
Kuniyuki Tani
邦之 谷
Atsushi Wada
淳 和田
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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  • Amplifiers (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の高速性を維持しつつ、スライスレベル
の調整機能を小規模の回路面積で実現することができる
信号処理回路および半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 コンパレータ4は、入力されたアナログ
RF信号をデジタル信号に変換して、チャージポンプ回
路7に入力する。チャージポンプ回路7は、コンパレー
タ4から出力されるデジタル信号の出力レベルに応じて
積分キャパシタC1の充放電を制御する。この積分キャ
パシタC1の充電量は、RFアンプ3の基準電圧Vin
として使用され、RFアンプ3から出力されたアナログ
RF信号の中心電圧レベルがデジタル信号の平均直流レ
ベルに応じて調整される。こうして、信号再生回路10
0のスライスレベルが適正に制御されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理回路およ
び半導体集積回路に関し、特に、CD(コンパクトディ
スク)等の光ディスクに記録された信号を処理する信号
処理回路および半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、CD−ROM等の光ディスクに記
録された信号の再生にあたっては、光ディスクから読み
出されたアナログRF(Radio Frequency )信号を、所
定のスライスレベルを基準としてデジタル信号に変換す
る処理が行われている。そして、光ディスクに記録され
たデータは、多くの場合、EFM(Eight to FourteenM
odulation)信号であり、信号の直流成分が基本的に0
となるように設定されている。このため、デジタル変換
における上記スライスレベルは、アナログRF信号の中
心電圧レベルになるように制御されている。
【0003】図9は、従来の光ディスク用の信号再生回
路の構成を示す回路図であり、上記のアナログRF信号
をデジタル信号へ変換するデジタル変換部およびスライ
スレベルコントロール部の構成を示している。
【0004】光ピックアップによって光ディスクから読
み出された信号は、RFアンプ51により、増幅され、
これがアナログRF信号として、直流成分除去用のキャ
パシタ52を介してコンパレータ53の反転入力端子に
供給される。このコンパレータ53は、デジタル変換部
であり、その非反転入力端子には、基準電圧Vrefが
供給されており、上記アナログRF信号がこの基準電圧
Vrefと比較され、デジタル信号に変換されて出力さ
れる。
【0005】キャパシタ52とコンパレータ53の反転
入力端子との間には、抵抗54の一端が接続され、この
抵抗54の他端には、積分キャパシタ55の正側電極が
接続され、積分キャパシタ55の充放電によってアナロ
グRF信号の中心電圧レベルが調整される。
【0006】コンパレータ53の出力側と積分キャパシ
タ55の正側電極との間には、チャージポンプ回路56
および抵抗57が設けられている。このチャージポンプ
回路56は、コンパレータ53から出力されるデジタル
信号の出力レベルに応じて積分キャパシタ55の充放電
を制御し、積分キャパシタ55の充電量が出力デジタル
信号の平均直流レベルに応じて制御されることとなる。
【0007】すなわち、コンパレータ53の出力は、チ
ャージポンプ回路56および抵抗57を介して積分キャ
パシタ55で積分され、デジタル信号の平均値が演算さ
れる。この平均値は、抵抗54を介してアナログRF信
号に加えられる。したがって、アナログRF信号の中心
電圧レベルが、積分キャパシタ55の正側電極の電圧レ
ベル、すなわち、デジタル信号の平均直流レベルに応じ
て調整され、スライスレベルがアナログRF信号の中心
電圧レベルに追従するようにアナログRF信号の中心電
圧レベルが制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の信号再生回路では、直流成分除去用のキャパシタ
52や抵抗54を設ける必要があるため、回路面積が増
大し、コストが高くなるという問題がある。また、キャ
パシタ52や抵抗54をチップに内蔵せず、外付けにし
た場合は、キャパシタ52や抵抗54の寄生容量が大き
くなるため、高速化が困難になるという問題もある。
【0009】本発明の目的は、回路の高速性を維持しつ
つ、スライスレベルの調整機能を小規模の回路面積で実
現することができる信号処理回路および半導体集積回路
を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、入力信号の直流成分
を正確に検出することができる信号処理回路および半導
体集積回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る信号処理回路は、入力された信号を増
幅する増幅回路と、増幅回路からの出力を第1基準値に
基づいてデジタル信号に変換する変換回路と、変換回路
からのデジタル信号を積分して増幅回路の第2基準値と
してフィードバックするフィードバック回路とを備える
ものである。
【0012】本発明に係る信号処理回路においては、入
力された信号が増幅回路により増幅され、増幅回路から
の出力が変換回路により第1基準値に基づいてデジタル
信号に変換され、変換回路からのデジタル信号がフィー
ドバック回路により積分され、増幅回路の第2基準値と
してフィードバックされる。この結果、直流成分除去用
のキャパシタや抵抗を設ける必要がなくなり、回路の高
速性を維持しつつ、スライスレベルの調整機能を小規模
の回路面積で実現することができる。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係る信号処理回路は、入力された信号を増
幅する増幅回路と、増幅回路からの出力を第1基準値に
基づいてデジタル信号に変換する変換回路と、増幅回路
によって増幅される前の信号の直流成分を検出する検出
回路とを備えるものである。
【0014】本発明に係る信号処理回路においては、入
力された信号が増幅回路により増幅され、増幅回路から
の出力が変換回路により第1基準値に基づいてデジタル
信号に変換され、増幅回路によって増幅される前の信号
の直流成分が検出回路により検出される。このように、
増幅される前の信号すなわち変換回路からのデジタル信
号のレベルに応じて中心電圧レベルが調整される前の信
号の直流成分を検出することができるので、入力信号の
直流成分を正確に検出することができる。
【0015】(3)第3の発明 第3の発明に係る信号処理回路は、第2の発明に係る信
号処理回路の構成において、信号処理回路は、変換回路
からのデジタル信号を積分して、増幅回路の第2基準値
としてフィードバックするフィードバック回路をさらに
備えるものである。
【0016】この場合、入力された信号が増幅回路によ
り増幅され、増幅回路からの出力が変換回路により第1
基準値に基づいてデジタル信号に変換され、変換回路か
らのデジタル信号がフィードバック回路により積分さ
れ、増幅回路の第2基準値としてフィードバックされ
る。この結果、直流成分除去用のキャパシタや抵抗を設
ける必要がなくなり、回路の高速性を維持しつつ、スラ
イスレベルの調整機能を小規模の回路面積で実現するこ
とができる。
【0017】(4)第4の発明 第4の発明に係る信号処理回路は、第1または第3の発
明に係る信号処理回路の構成において、増幅回路は、入
力された信号と第2基準値との差を増幅するものであ
る。
【0018】この場合、入力された信号とフィードバッ
クされる第2基準値との差を増幅することができるの
で、スライスレベルを適正に制御することができる。
【0019】(5)第5の発明 第5の発明に係る信号処理回路は、第4の発明に係る信
号処理回路の構成において、増幅回路は、入力側に位置
する第1増幅回路と出力側に位置する第2増幅回路との
少なくとも2段の増幅回路を含むものである。
【0020】この場合、第1増幅回路により入力信号の
中心電圧レベルを調整することができるとともに、第2
増幅回路により入力信号を所望の振幅まで増幅すること
ができ、入力信号を高精度に増幅して変換回路へ出力す
ることができる。
【0021】(6)第6の発明 第6の発明に係る信号処理回路は、第4の発明に係る信
号処理回路の構成において、増幅回路の少なくとも一部
は、完全差動型増幅回路を含み、完全差動型増幅回路の
一方の出力は、第1基準値として変換回路へ入力される
ものである。
【0022】この場合、増幅回路の出力レンジを広くと
ることができるので、増幅度を大きくして変換回路を高
速に動作させることができ、また、同相ノイズを除去す
ることができる。
【0023】(7)第7の発明 第7の発明に係る信号処理回路は、第5の発明に係る信
号処理回路の構成において、フィードバック回路は、変
換回路からのデジタル信号を積分して第1増幅回路にフ
ィードバックするものである。
【0024】この場合、変換回路からのデジタル信号が
積分され、第1増幅回路にフィードバックされるので、
デジタル信号のレベルに応じて入力信号の中心電圧レベ
ルを調整することができ、スライスレベルを適正に制御
することができる。
【0025】(8)第8の発明 第8の発明に係る信号処理回路は、第4の発明に係る信
号処理回路の構成において、フィードバック回路は、積
分キャパシタと、変換回路からのデジタル信号のレベル
に応じて積分キャパシタを充放電させる充放電回路とを
含むものである。
【0026】この場合、充放電回路により変換回路から
のデジタル信号のレベルに応じて積分キャパシタが充放
電され、デジタル信号のレベルに応じて入力信号の中心
電圧レベルを調整することができる。
【0027】(9)第9の発明 第9の発明に係る信号処理回路は、第2の発明に係る信
号処理回路の構成において、検出回路は、増幅回路によ
って増幅される前の信号のピーク値を検出してホールド
するピークホールド回路と増幅回路によって増幅される
前の信号のボトム値を検出してホールドするボトムホー
ルド回路との少なくとも一方を含むものである。
【0028】この場合、ピークホールド回路またはボト
ムホールド回路により増幅回路によって増幅される前の
信号のピーク値またはボトム値を検出しているので、変
換回路からのデジタル信号のレベルに応じて中心電圧レ
ベルが調整される前の信号のピーク値またはボトム値を
検出することができ、信号の正確なピーク値またはボト
ム値を検出することができる。
【0029】(10)第10の発明 第10の発明に係る信号処理回路は、第2の発明に係る
信号処理回路の構成において、検出回路は、入力側に位
置する第1検出用増幅回路と出力側に位置する第2検出
用増幅回路との少なくとも2段の検出用増幅回路と、第
2検出用増幅回路の出力信号のピーク値を検出してホー
ルドするピークホールド回路と、第2検出用増幅回路の
出力信号のボトム値を検出してホールドするボトムホー
ルド回路とを含むものである。
【0030】この場合、変換回路からのデジタル信号の
レベルに応じて中心電圧レベルが調整される前の信号を
第1および第2検出用増幅回路により増幅回路と同様に
増幅し、所望の振幅に増幅した信号のピーク値およびボ
トム値を検出することができるので、信号のピーク値お
よびボトム値をより正確に検出することができる。
【0031】(11)第11の発明 第11の発明に係る信号処理回路は、第2の発明に係る
信号処理回路の構成において、検出回路は、入力側に位
置する第1検出用増幅回路と、第1検出用増幅回路の出
力信号を増幅する第2検出用増幅回路と、第2検出用増
幅回路の出力信号を増幅する第3検出用増幅回路と、第
3検出用増幅回路の出力信号のピーク値を検出してホー
ルドするピークホールド回路と、第3検出用増幅回路の
出力信号のボトム値を検出してホールドするボトムホー
ルド回路とを含むものである。
【0032】この場合、変換回路からのデジタル信号の
レベルに応じて中心電圧レベルが調整される前の信号を
第1乃至第3検出用増幅回路により増幅回路と同様に増
幅し、所望の振幅に増幅した信号のピーク値およびボト
ム値を検出することができるので、信号のピーク値およ
びボトム値をより正確に検出することができる。
【0033】(12)第12の発明 第12の発明に係る信号処理回路は、第4の発明に係る
信号処理回路の構成において、増幅回路は、入力側に位
置する第1増幅回路と、第1増幅回路の出力信号の波形
を整形する波形整形回路と、波形整形回路の出力信号を
増幅する第2増幅回路と、出力側に位置し、第2増幅回
路の出力信号を増幅する第3増幅回路とを含み、第2お
よび第3増幅回路は、完全差動型増幅回路を含み、第3
増幅回路の一方の出力は、第1基準値として前記変換回
路へ入力されるものである。
【0034】この場合、第1増幅回路により入力信号の
中心電圧レベルを調整し、中心電圧レベルを調整された
信号を波形整形回路により波形整形し、波形整形された
信号を第2および第3増幅回路により2段階で所望の振
幅まで増幅することができる。また、第2および第3増
幅回路として完全差動型増幅回路を用いているので、増
幅回路の出力レンジを広くとることができ、増幅度を大
きくして変換回路を高速に動作させることができるとと
もに、同相ノイズを除去することができる。
【0035】(13)第13の発明 第13の発明に係る半導体集積回路は、光ピックアップ
からの出力信号を処理する上記の信号処理回路を備え、
増幅回路は、光ピックアップからの出力信号を増幅し、
信号処理回路と他の回路とがCMOS集積回路により1
チップ化して形成されるものである。
【0036】本発明に係る半導体集積回路においては、
光ピックアップからの出力信号を増幅する信号処理回路
に、回路の高速性を維持しつつ、スライスレベルの調整
機能を小規模の回路面積で実現できる信号処理回路を用
い、信号処理回路と他の回路とをCMOS集積回路によ
り1チップ化して形成しているので、高速性を維持しつ
つ、スライスレベルの調整機能を小規模の回路面積で実
現できる光ディスクドライブ装置用の1チップCMOS
集積回路を実現することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
による光ディスク用の信号再生回路について図1を参照
しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
における光ディスクに記憶されたアナログ信号をデジタ
ル信号に変換する信号再生回路100を示している。
【0038】光ピックアップにより光ディスクから読み
出され、ピックアップから出力される信号は、ピックア
ップ回路1を介してレベルシフタ2に入力されてレベル
シフタ2によりレベルシフトされ、RFアンプ3の反転
入力端子に入力されてRFアンプ3により増幅される。
この増幅された信号がアナログRF信号として、コンパ
レータ4の反転入力端子に供給される。コンパレータ4
は、デジタル変換部であり、その非反転入力端子には、
一定の基準電圧Vrefが供給されており、上記アナロ
グRF信号をこの基準電圧Vrefと比較してデジタル
信号に変換して出力する。
【0039】本実施の形態において、RFアンプ3が増
幅回路に相当し、コンパレータ4が変換回路に相当し、
基準電圧Vrefが第1基準値に相当し、レベルシフタ
2によりレベルシフトされたピックアップから出力され
る信号が増幅回路に入力される信号に相当する。
【0040】上記のデジタル信号は、インバータ5,6
を介して図示しない後段の信号処理部に供給され、ここ
で、デジタル信号に基づいて音声信号や映像信号が再生
される。
【0041】また、インバータ6からのデジタル信号
は、チャージポンプ回路7に入力される。そして、チャ
ージポンプ回路7の出力側は、抵抗R1を介してRFア
ンプ3の第1演算増幅回路9の非反転入力端子に接続さ
れる。
【0042】チャージポンプ制御部8は、チャージポン
プ回路7に対し、信号再生回路100のスライスレベル
を調整したい場合には、LOW(L)レベルの信号を出
力し、スライスレベルをホールドしたい場合には、HI
GH(H)レベルの信号を出力する。
【0043】抵抗R1とRFアンプ3の非反転入力端子
との間には、充放電によってアナログRF信号の中心電
圧レベルをシフトさせるための積分キャパシタC1の正
側電極が接続されている。
【0044】RFアンプ3は、第1演算増幅回路9、波
形整形回路10および第2演算増幅回路11を順次直結
した構成からなる。すなわち、レベルシフタ2と第1演
算増幅回路9の反転入力端子との間に抵抗R2が接続さ
れ、第1演算増幅回路9の反転入力端子と出力端子との
間に抵抗R3が接続され、第1演算増幅回路9の出力端
子は波形整形回路10の反転入力端子に接続されてい
る。また、波形整形回路10の出力端子と第2演算増幅
回路11の反転入力端子との間に抵抗R4が接続され、
第2演算増幅回路11の反転入力端子と出力端子との間
に抵抗R5が接続されている。
【0045】そして、第1演算増幅回路9の反転入力端
子にレベルシフタ2からの信号が入力され、非反転入力
端子に積分キャパシタC1の充電量に基づく基準電圧V
inが入力される。なお、本実施の形態において、第1
演算増幅回路9が第1増幅回路に相当し、基準電圧Vi
nが第2基準値に相当する。
【0046】ここで、本実施の形態では、RFアンプ3
を、波形整形回路10を挟んだ第1演算増幅回路9と第
2演算増幅回路11との多段直列構成とすることによ
り、入力段の第1演算増幅回路9に出力信号の中心電圧
レベルを調整する機能を持たせ、出力段の第2演算増幅
回路には、アナログRF信号を所望の振幅まで増幅する
機能を持たせている。なお、本実施の形態において、第
2演算増幅回路11が第2増幅回路に相当する。
【0047】また、波形整形回路10と第2演算増幅回
路11との基準電圧には、コンパレータ4の基準電圧V
refと同じ基準電圧Vrefが用いられ、この基準電
圧Vrefは、波形整形回路10および第2演算増幅回
路11の非反転入力端子に入力される。
【0048】ここで、チャージポンプ回路7の構成につ
いて説明する。電源VccとGND(接地電位)との間
には、それぞれ定電流源12,13を介して、Pチャン
ネルトランジスタ14とNチャンネルトランジスタ15
とがこの順に設けられ、2つのトランジスタ14,15
の接続点が抵抗R1の一端に接続されている。トランジ
スタ14のゲート電極にはNAND回路16の出力側が
接続され、トランジスタ15のゲート電極にはNOR回
路17の出力側が接続されている。
【0049】NAND回路16の一方の入力端子と、N
OR回路17の一方の入力端子とには、それぞれインバ
ータ6の出力側が接続されている。NOR回路17の他
方の入力端子にはチャージポンプ制御部8が接続され、
NAND回路16の他方の入力端子にも、インバータ1
8を介してチャージポンプ制御部8が接続されている。
【0050】そして、チャージポンプ回路7は、チャー
ジポンプ制御部8からの制御信号がLレベルの場合、す
なわち、スライスレベルを調整する場合には、例えば、
インバータ6から出力がHレベルならば(コンパレータ
4からの出力がHレベルならば)、トランジスタ14お
よびトランジスタ15のゲート電極にLレベルの電圧が
印加され、トランジスタ14のみがオンして電源Vcc
からトランジスタ14を介して電流が流れ、抵抗R1を
介して積分キャパシタC1が充電される。
【0051】一方、コンパレータ4からの出力がLレベ
ルの場合には、トランジスタ14およびトランジスタ1
5のゲート電極にHレベルの電圧が印加され、トランジ
スタ15のみがオンして、出力側より電流を引き込むた
め、抵抗R1を介して積分キャパシタC1が放電する。
【0052】また、チャージポンプ制御部8からの制御
信号がHレベルであって、スライスレベルをホールドす
る場合には、コンパレータ4からの出力レベルに関わら
ず、トランジスタ14のゲート電極にHレベルの電圧が
印加され、トランジスタ15のゲート電極にLレベルの
電圧が印加される。したがって、トランジスタ14,1
5がいずれもオフして、積分キャパシタC1に対する充
放電が停止し、これにより、コンパレータ4におけるス
ライスレベルがホールドされる。なお、本実施の形態に
おいて、積分キャパシタC1、抵抗R1およびチャージ
ポンプ回路7がフィードバック回路に相当し、チャージ
ポンプ回路7が充放電回路に相当する。
【0053】上記の構成に基づいて、信号再生回路10
0のスライスレベルを調整したい場合の動作を以下に説
明する。
【0054】この場合、チャージポンプ制御部8は、チ
ャージポンプ回路7に対し、Lレベルの信号を出力して
いる。このとき、光ピックアップにより光ディスクから
読み出され、ピックアップから出力される信号は、レベ
ルシフタ2によりレベルシフトされ、第1演算増幅回路
9で差動増幅される。差動増幅された信号は、波形整形
回路10で処理された後、さらに第2演算増幅回路11
で差動増幅され、これがアナログRF信号として、コン
パレータ4の反転入力端子に供給される。
【0055】コンパレータ4は、入力されたアナログR
F信号をデジタル信号に変換して、インバータ5,6を
介してチャージポンプ回路7へ入力する。チャージポン
プ回路7は、上述した通り、コンパレータ4から出力さ
れるデジタル信号の出力レベルがHレベルかまたはLレ
ベルかに応じて積分キャパシタC1の充放電が制御され
る。したがって、積分キャパシタC1の充電量がデジタ
ル信号の平均直流レベルに応じて制御されることにな
る。
【0056】この積分キャパシタC1の充電量が、RF
アンプ3の第1演算増幅回路9の基準電圧Vinとして
使用されるので、RFアンプ3から出力されたアナログ
RF信号の中心電圧レベルは、積分キャパシタC1の正
側電極の電圧レベル、すなわち、デジタル信号の平均直
流レベルに応じて常時調整される。そして、コンパレー
タ4は、このアナログRF信号を、非反転入力端子に供
給される基準電圧Vrefに基づいて正確にデジタル信
号に変換し、これを出力する。
【0057】こうして、アナログRF信号の中心電圧レ
ベルがデジタル信号の平均直流レベルに応じて調整さ
れ、さらに、コンパレータ4のデジタル信号がアナログ
RF信号の中心電圧レベルに追従するように制御される
ので、結果として信号再生回路100のスライスレベル
が適正に制御されることになる。
【0058】以上のように、本実施の形態においては、
アナログRF信号のレベルが低下した場合、このレベル
低下に追従して、チャージポンプ回路7が積分キャパシ
タC1を放電し、RFアンプ3の第1演算増幅回路9の
非反転入力端子の電位(基準電圧Vin)を下げて、第
1演算増幅回路9の出力以降のアナログRF信号のレベ
ル変動を防ぐことができるので、デジタル信号は適正な
出力レベルになる。
【0059】なお、積分キャパシタC1で積分されたデ
ジタル信号の平均値をコンパレータ4の基準値として供
給することも考えられるが、この場合、コンパレータ4
の反転入力端子の信号と非反転入力端子の信号との双方
が変動するので、コンパレータ4の動作レンジが広くな
り、コンパレータ4の設計が困難になる問題があるの
で、望ましくない。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路について図面を参照しながら
説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路の構成を示す回路図である。
なお、図2に示す信号再生回路と図1に示す信号再生回
路とで同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を
省略する。
【0061】図2は、本発明の第2の実施の形態におけ
る光ディスクに記録されたアナログ信号をデジタル信号
に変換する信号再生回路101を示している。この信号
再生回路101においては、RFアンプ3の出力段の第
2演算増幅回路41として、完全差動型の演算増幅回路
を用い、第2演算増幅回路41の反転入力端子に抵抗R
6を接続し、反転入力端子と反転出力端子との間に抵抗
R7を接続し、非反転入力端子に抵抗R8を接続し、非
反転入力端子と非反転出力端子との間に抵抗R9を接続
し、第2演算増幅回路41の反転出力をコンパレータ4
の反転入力端子に入力し、第2演算増幅回路41の非反
転出力をコンパレータ4の非反転入力端子に入力してい
る。
【0062】すなわち、第2演算増幅回路41として完
全差動型の演算増幅回路を用い、コンパレータ4の基準
電圧として第2演算増幅回路41の非反転出力を用いる
ことにより、出力レンジを広くとることができ、その結
果、RFアンプ3aの増幅度を大きくして、後段のコン
パレータ4を高速に動作させることができるとともに、
同相ノイズを除去することができる。
【0063】ところで、上記の各実施の形態の信号再生
回路を含むCD再生装置においては、ピックアップから
出力される信号の直流成分を正確に検出して、エラー検
出やエラーを補正するためのサーボ制御に利用するため
に、ピックアップから出力される信号のピーク値を検出
してホールドするピークホールド回路と、ピックアップ
から出力される信号のボトム値を検出してホールドする
ボトムホールド回路とを設ける必要がある。なお、上記
エラーには、ディスクの傷等によるバーストエラー、ミ
ラー変調、フォーカスエラー、トラッキングエラー等が
あり、エラー補正には、例えば増幅回路のゲイン調整が
ある。
【0064】ピックアップから出力される信号のピーク
値とボトム値とを検出するためには、通常は、RFアン
プで増幅されたアナログRF信号をピークホールド回路
とボトムホールド回路とに入力する必要がある。しかし
ながら、上記の各実施の形態では、RFアンプ3,3a
から出力されたアナログRF信号の中心電圧レベルが、
デジタル信号の平均直流レベルに応じて調整されるの
で、RFアンプ3,3aから出力されたアナログRF信
号からはピックアップから出力される信号の正確なピー
ク値およびボトム値(直流成分)を得ることができな
い。
【0065】このため、以下に説明する第3の実施の形
態では、RFアンプに入力される前のピックアップから
出力される信号を用いてピックアップから出力される信
号の正確なピーク値およびボトム値を検出し、上記の問
題を解消している。図3は、本発明の第3の実施の形態
による光ディスク用の信号再生回路の構成を示す回路図
である。なお、図3に示す信号再生回路と図1に示す信
号再生回路とで同一部分には同一符号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0066】図3に示す信号再生回路102では、RF
アンプ3bと並列にRFアンプ19を設け、RFアンプ
3bに入力される前のピックアップから出力される信号
(レベルシフタ2によりレベルシフトされた信号)をR
Fアンプ19で増幅し、増幅されたアナログRF信号を
ピークホールド回路20とボトムホールド回路21とに
入力している。
【0067】RFアンプ19は、第3演算増幅回路22
と第4演算増幅回路23とを、可変抵抗VR11を介し
て直結した多段直列構成からなる。レベルシフタ2から
の信号が抵抗R11を介して第3演算増幅回路22の反
転入力端子に入力され、第3演算増幅回路22の非反転
入力端子に基準電圧Vrefが入力され、第3演算増幅
回路22の反転入力端子と出力端子との間に抵抗R12
が接続される。第4演算増幅回路23の非反転入力端子
に基準電圧Vrefが入力され、第4演算増幅回路23
の反転入力端子と出力端子との間に抵抗R13が接続さ
れる。
【0068】本実施の形態において、RFアンプ19、
ピークホールド回路20およびボトムホールド回路21
が検出回路に相当し、第3演算増幅回路22が第1検出
用増幅回路に相当し、第4演算増幅回路23が第2検出
用増幅回路に相当する。
【0069】ピークホールド回路20およびボトムホー
ルド回路21からの出力(ピーク値およびボトム値)
は、エラー検出または補正回路24に入力される。この
エラー検出または補正回路24の一例について以下に説
明する。
【0070】信号再生回路102を含むCD再生装置に
おけるトラッキング制御やフォーカス制御においては、
高精度が要求されるため、フィードバックループを有す
るサーボ制御が一般的に行われている。そして、サーボ
制御を安定に保つためには、制御対象位置と制御目標位
置との誤差を正しく把握する必要がある。このため、通
常、ピックアップ回路1に、図4に示す複数のセンサか
らなる検出器25を設け、各センサ出力の差から誤差信
号を得るようにしている。
【0071】図4に示すように、検出器25は、センサ
A,B,C,D,E,Fの6分割に構成されている。例
えば、フォーカスエラー信号FEは、(A+C)−(B
+D)の演算により生成され、トラッキングエラー信号
TEは、サイドスポット用のセンサE,Fを用いて(E
−F)の演算を行うことにより生成される。
【0072】エラー検出または補正回路24では、図5
に示すように、一方のセンサ出力、例えばセンサAおよ
びセンサCの出力の加算値(またはセンサEの出力)を
増幅する第5演算増幅回路26と、他方のセンサ出力、
例えばセンサBおよびセンサDの出力の加算値(または
センサFの出力)を増幅する第6演算増幅回路27とを
有するレベルシフタ2からの出力信号を受け、2つの増
幅回路の出力の差をとる第7演算増幅回路28の出力を
誤差信号とする。なお、図5に示すレベルシフタ2は、
図1等に示すレベルシフタ2であり、図1等の場合、第
5演算増幅回路26および第6演算増幅回路27の出力
をバッファ(図示省略)で受け、このバッファの出力が
RFアンプ3等に出力される。
【0073】第5演算増幅回路26および第6演算増幅
回路27は、ゲインコントロール信号GCによりゲイン
調整可能な増幅回路で構成される。すなわち、第5演算
増幅回路26の反転入力端子には抵抗R21,R22を
介してセンサA,Cの出力が入力され、第5演算増幅回
路26の非反転入力端子には基準電圧Vrefが入力さ
れ、第5演算増幅回路26の反転入力端子と出力端子と
の間にはキャパシタC21および可変抵抗VR21が接
続される。また、第6演算増幅回路27の反転入力端子
には抵抗R23,24を介してセンサB,Dの出力が入
力され、第6演算増幅回路27の非反転入力端子には基
準電圧Vrefが入力され、第6演算増幅回路27の反
転入力端子と出力端子との間にはキャパシタC22およ
び可変抵抗VR22が接続される。したがって、可変抵
抗VR21,VR22の抵抗値をゲインコントロール信
号GCに応じて調整することにより、第5演算増幅回路
26および第6演算増幅回路27のゲインが調整され
る。
【0074】また、第5演算増幅回路26の出力端子と
第7演算増幅回路28の反転入力端子との間に抵抗R2
5が接続され、第6演算増幅回路27の出力端子と第7
演算増幅回路28の非反転入力端子との間に抵抗R26
が接続され、第7演算増幅回路28の非反転入力端子と
出力端子との間に抵抗R27が接続される。
【0075】したがって、第7演算増幅回路28により
第5および第6演算増幅回路26,27の出力の差が求
められ、第7演算増幅回路28からの誤差信号に基づき
サーボ制御回路29がフォーカス制御およびトラッキン
グ制御を行う。
【0076】第5および第6演算増幅回路26,27で
は、ゲインコントロール信号GCが正側に増加したと
き、第5演算増幅回路26のゲインが増加するとともに
第6演算増幅回路27のゲインが減少し、一方、ゲイン
コントロール信号GCが負側に増加したとき、第6演算
増幅回路27のゲインが増加するとともに第5演算増幅
回路のゲインが減少する。このように、第5および第6
演算増幅回路26,27は、反対のゲイン特性を有し、
通常、センサ出力比調整回路と呼ばれている。
【0077】ここで、検出器25の各センサの検出感度
にはバラツキがあるので、制御対象が真の目標位置に到
達した場合においても実際には誤差信号が0にならず、
いわゆるオフセット誤差が発生する。このため、エラー
検出またはエラー補正回路24では、ピークホールド回
路20およびボトムホールド回路21からの出力をこの
オフセット誤差の補正に利用する。
【0078】エラー検出またはエラー補正回路24は、
第7演算増幅回路28およびサーボ回路29に加え、減
算回路31、AD(アナログ・デジタル)変換器32、
オフセットコントロール回路33およびDA(デジタル
・アナログ)変換器34を含む。
【0079】減算回路31は、ピークホールド回路20
からのピーク値PHとボトムホールド回路21からのボ
トム値BHとを減算し、減算結果(PH−BH)をRF
振幅信号として出力する。RF振幅信号は、光ピックア
ップが正確に制御目標位置にあるときに最大出力とな
る。
【0080】AD変換器32は、RF振幅信号をAD変
換する。オフセットコントロール回路33は、システム
コントローラ35からのコマンドに応じて制御を行い、
AD変換されたRF振幅信号を監視し、デジタルのゲイ
ンコントロール信号を出力する。DA変換器34は、デ
ジタルのゲインコントロール信号をアナログのゲインコ
ントロール信号GCに変換する。
【0081】上記の構成において、システムコントロー
ラ35がオフセット自動調整コマンドを出力すると、オ
フセットコントロール回路33は、レベルシフタ2への
ゲインコントロール信号GCを0レベルにし、RF振幅
信号の値を減算回路31から取り込み、内部の記憶回路
に記憶する。
【0082】次に、オフセットコントロール回路33
は、正側にΔVだけゲインコントロール信号GCを増幅
させ、ゲインコントロール信号GCが0レベルのときの
RF振幅信号の値より大きくなったか否かを判定する。
そして、大きくなった場合、オフセットコントロール回
路33は、ゲインコントロール信号GCを順次ΔVずつ
増加してRF振幅信号の値を記憶しながら、RF振幅信
号の値が増加しつづけているか否かを判定する。
【0083】この判定において、オフセットコントロー
ル回路33は、増加が停止したとき、RF振幅信号は最
大値を超えたとして、記憶した全てのRF振幅信号の値
から最大値を検出し、このときのゲインコントロール信
号GCの値Aを読み出し、以降はゲインコントロール信
号GCを値Aにホールドする。
【0084】また、正側にΔVだけゲインコントロール
信号GCを増加させたとき、ゲインコントロール信号G
Cが0レベルのときのRF振幅信号の値より小さくなっ
たときは、オフセットコントロール回路33は、今度
は、ゲインコントロール信号GCを負側に順次ΔVずつ
増加してRF振幅信号値を記憶しながら、RF振幅信号
の値が増加しつづけているか否かを判定する。
【0085】この判定において、オフセットコントロー
ル回路33は、上述と同様に、増加が停止したとき、R
F振幅信号の値は最大値を超えたとして、記憶した全て
のRF振幅信号の値から最大値を検出し、このときのゲ
インコントロール信号GCの値Bを読み出し、以降はゲ
インコントロール信号GCを値Bにホールドする。
【0086】このように、ゲインコントロール信号GC
を順次増加させると、センサ出力比調整回路であるレベ
ルシフタ2の出力が変化して、これに伴い第7演算増幅
回路28からの誤差信号が変化する。この誤差信号が変
化すると、サーボ制御回路29からのトラッキング制御
信号が変化し、ビームスポットの照射位置が順次変化す
る。つまり、目標トラックからはずれない範囲でビーム
スポットの照射位置が微調整され、目標位置に正確に合
致したとき、RF振幅信号は最大出力を発生する。した
がって、RF振幅信号の値が最大値となるところでゲイ
ンコントロール信号GCをホールドすれば、値Aまたは
値Bに相当するオフセット誤差が補正されることにな
る。
【0087】以上のように、光ピックアップ自体を移動
させることなく、オフセット誤差を補正することがで
き、CDの再生中にオフセット調整を行うことが可能と
なる。なお、上述においては、フォーカスの合焦範囲で
の微調整によるフォーカスサーボ制御に適用した例を説
明したが、全く同様の構成によりトラッキングサーボ制
御にも適用でき、オフセット誤差の補正が実現できる。
【0088】このように、本実施の形態では、図3に示
す信号再生回路102において、ピックアップから出力
される信号の直流成分であるピーク値とボトム値とを検
出するために、RFアンプ3bで増幅される前の信号を
取り出しているので、正確な直流成分の検出を行うこと
ができ、その結果、正確なエラー検出およびエラー補正
を行うことができる。
【0089】また、本実施の形態では、第2演算増幅回
路11の反転入力端子に可変抵抗VR1が接続され、可
変抵抗VR1の抵抗値を調整することにより、第2演算
増幅回路11のゲインを調整することができる。
【0090】次に、本発明の第4の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路について図面を参照しながら
説明する。図6は、本発明の第4の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路の構成を示す回路図である。
なお、図6に示す信号再生回路と図3に示す信号再生回
路とで同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を
省略する。
【0091】図6は、本発明の第4の実施の形態におけ
る光ディスクに記憶されたアナログ信号をデジタル信号
に変換する信号再生回路103を示している。この信号
再生回路103においては、第2の実施の形態と同様
に、RFアンプ3cの出力段の第2演算増幅回路41と
して、完全差動型の演算増幅回路を用い、この第2演算
増幅回路41の反転出力をコンパレータ4の反転入力端
子に入力し、第2演算増幅回路41の非反転出力をコン
パレータ4の非反転入力端子に入力している。
【0092】すなわち、第2演算増幅回路41として完
全差動型の演算増幅回路を用い、コンパレータ4の基準
電圧として第2演算増幅回路41の非反転出力を用いる
ことにより、出力レンジを広くとることができ、その結
果、RFアンプ3cの増幅量を大きくして、後段のコン
パレータ4を高速に動作させることができるとともに、
同相ノイズを除去することができる。
【0093】また、第2演算増幅回路41の反転入力端
子に可変抵抗VR2が接続されるとともに非反転入力端
子に可変抵抗VR3が接続され、可変抵抗VR2,VR
3の抵抗値を調整することにより、第2演算増幅回路4
1のゲインを調整することができる。
【0094】次に、本発明の第5の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路について図面を参照しながら
説明する。図7は、本発明の第5の実施の形態による光
ディスク用の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【0095】図7に示す信号再生回路104と図6に示
す信号再生回路とで異なる点は、第2演算増幅回路41
が2段の第8および第9演算増幅回路41a,41bに
変更されるとともに、第4演算増幅回路23が2段の第
10および第11演算増幅回路23a,23bに変更さ
れた点であり、その他の点については、図6に示す信号
再生回路と同様であるので、同一部分には同一符号を付
し以下詳細な説明を省略する。
【0096】第8演算増幅回路41aの反転入力端子に
は可変抵抗VR2aが接続され、非反転入力端子には可
変抵抗VR3aを介して第12演算増幅回路42の出力
端子が接続され、反転入力端子と反転出力端子との間に
は抵抗R7aが接続され、非反転入力端子と非反転出力
端子との間には抵抗R9aが接続される。第12演算増
幅回路42の非反転入力端子には基準電圧Vrefが供
給され、第12演算増幅回路42は、バッファとして機
能する。第8演算増幅回路41aは、可変抵抗VR2
a,VR3aの抵抗値を変化させることにより、0db
〜12dBの範囲を8段階でゲインを切り替えることが
できる。
【0097】第9演算増幅回路41bの反転入力端子に
は可変抵抗VR2bが接続され、非反転入力端子には可
変抵抗VR3bが接続され、反転入力端子と反転出力端
子との間には抵抗R7bが接続され、非反転入力端子と
非反転出力端子との間には抵抗R9bが接続される。第
9演算増幅回路41bの反転出力端子は、コンパレータ
4の非反転入力端子に接続され、非反転出力端子は、コ
ンパレータ4の反転入力端子に接続される。第9演算増
幅回路41bは、可変抵抗VR2b,VR3bの抵抗値
を変化させることにより、6dBまたは12dBの2段
階でゲインを切り替えることができる。
【0098】第10演算増幅回路23aの反転入力端子
には可変抵抗VR11aが接続され、非反転入力端子に
は基準電圧Vrefが供給され、反転入力端子と出力端
子との間には抵抗R13aが接続される。第10演算増
幅回路23aも、第8演算増幅回路41aと同様に、可
変抵抗VR11aの抵抗値を変化させることにより、0
dB〜12dBの範囲を8段階でゲインを切り替えるこ
とができる。
【0099】第11演算増幅回路23bの反転入力端子
には可変抵抗VR11bが接続され、非反転入力端子に
は基準電圧Vrefが供給され、反転入力端子と出力端
子との間に抵抗R13bが接続される。第11演算増幅
回路23bも、第9演算増幅回路41bと同様に、可変
抵抗VR11bの抵抗値を変化させることにより、6d
Bまたは12dBの2段階でゲインを切り替えることが
できる。
【0100】本実施の形態において、第1演算増幅回路
9が第1増幅回路に相当し、第8演算増幅回路41aが
第2増幅回路に相当し、第9演算増幅回路41bが第3
増幅回路に相当し、第3演算増幅回路22が第1検出用
増幅回路に相当し、第10演算増幅回路23aが第2検
出用増幅回路に相当し、第11演算増幅回路23bが第
3検出用増幅回路に相当する。
【0101】上記のように、本実施の形態では、RFア
ンプ3d,19aの出力側の演算増幅回路が2段の演算
増幅回路に変更され、前段の第8および第10演算増幅
回路41a,23aによりゲインを微調整し、さらに後
段の第9および第11演算増幅回路41b,23bによ
りゲインを大きく調整することができる。
【0102】上記の各実施の形態の信号再生回路は、C
D−ROMドライブ用半導体集積回路のRFアンプ部と
して用いることができ、以下その例について説明する。
図8は、上記の各実施の形態の信号再生回路をRFアン
プ部として用いるCD−ROMドライブ用半導体集積回
路の構成を示すブロック図である。
【0103】図8に示す半導体集積回路200は、RF
アンプ部201、DSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)202、DAC(デジタル・アナログ変換器)20
3、サーボ回路204、マイコン(マイクロコンピュー
タ)205、エラー訂正回路206およびDRAM(ダ
イナミックランダムアクセスメモリ)207を含む。
【0104】半導体集積回路200は、RFアンプ部2
01、DSP202、DAC203、サーボ回路20
4、マイコン205、エラー訂正回路206およびDR
AM207をCMOS(Complementary Metal Oxide Se
miconductor )プロセスにより集積化して1チップ化し
たCMOS集積回路である。なお、DRAM207は、
コスト的な観点から、別チップとし、RFアンプ部20
1、DSP202、DAC203、サーボ回路204、
マイコン205およびエラー訂正回路206をCMOS
集積回路として1チップ化し、これらを同一パッケージ
内に封止するようにしてもよい。
【0105】光ピックアップ210によりCD−ROM
ディスク上に記録されたデータがRF信号に変換され、
RFアンプ部201へ出力される。RFアンプ部201
としては、例えば、図7に示す信号再生回路が用いら
れ、入力されたRF信号から上記の処理によりフォーカ
スエラー信号、トラッキングエラー信号および再生信号
(EFM信号)等を生成し、DSP202へ出力する。
なお、RFアンプ部201としては、図1等に示す他の
信号再生回路を用いてもよい。
【0106】DSP202およびサーボ回路204は、
フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号等
から光ピックアップ210を制御するための制御信号を
作成し、駆動回路220へ出力する。駆動回路220
は、入力された制御信号に応じて光ピックアップ210
内のアクチュエータを駆動し、良好なRF信号を再生す
るように光ピックアップ210が制御される。
【0107】エラー訂正回路206は、DRAM207
を用いて再生データのエラー訂正を行い、音声信号を再
生する場合はDAC203により再生データをアナログ
信号へ変換して出力する。
【0108】マイコン205は、ドライブ全体の動作を
制御するシステムコントローラとして機能し、必要に応
じてDSP202等とデータ等を送受信し、CD−RO
Mドライブの種々の動作が実行される。
【0109】上記のように、図8に示す半導体集積回路
200では、RFアンプ部201として、回路の高速性
を維持しつつ、スライスレベルの調整機能を小規模の回
路面積で実現できる信号処理回路を用いているので、他
のブロックを含めてCMOSプロセスにより1チップ化
することにより、小型でかつ高性能なCD−ROM用の
1チップCMOS集積回路を実現することができる。
【0110】なお、上記の各実施の形態にあっては、以
下の通り変更することも可能であり、その場合であって
も同様の作用効果を奏することができる。
【0111】(1)チャージポンプ回路7の出力側を、
抵抗R1を介して波形整形回路10の非反転入力端子に
接続し、抵抗R1と波形整形回路10の非反転入力端子
との間に積分キャパシタC1の正側電極を接続する。そ
して、第1演算増幅回路9の非反転入力端子には、基準
電圧Vrefを入力する。
【0112】(2)チャージポンプ回路7の出力側を、
抵抗R1を介して第2演算増幅回路11,41の非反転
入力端子に接続し、抵抗R1と第2演算増幅回路11,
41の非反転入力端子との間に積分キャパシタC1の正
側電極を接続する。そして、第1演算増幅回路9の非反
転入力端子には、基準電圧Vrefを入力する。
【0113】(3)RFアンプ3を単一の演算増幅回路
から構成する。 (4)エラー検出またはエラー補正回路24において、
以下の動作を行う。
【0114】(a)ピーク値が一定レベルより低くなっ
たことを検出してディスク面の傷と判定する。
【0115】(b)ボトム値が一定レベルより高くなっ
たことを検出してミラー変調と判定する。
【0116】(c)ピーク値とボトム値との差分値を用
いて、RFアンプ3,3a〜3dまたはRFアンプ1
9,19aのゲインコントロールを行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光ディスク用
の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による光ディスク用
の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による光ディスク用
の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3に示す信号再生回路とともに用いられる検
出器の構成を示す概略図である。
【図5】図3に示す信号再生回路とともに用いられるエ
ラー検出またはエラー補正回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施の形態による光ディスク用
の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態による光ディスク用
の信号再生回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の信号再生回路を含むCD−ROMドラ
イブ用半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の光ディスク用の信号再生回路の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ回路 2 レベルシフタ 3〜3d,19,19a RFアンプ 4 コンパレータ 5,6 インバータ 7 チャージポンプ回路 8 チャージポンプ制御部 9 第1演算増幅回路 10 波形整形回路 11,41 第2演算増幅回路 20 ピークホールド回路 21 ボトムホールド回路 22 第3演算増幅回路 23 第4演算増幅回路 23a 第10演算増幅回路 23b 第11演算増幅回路 24 エラー検出または補正回路 41a 第8演算増幅回路 41b 第9演算増幅回路 100〜104 信号再生回路 200 半導体集積回路 201 RFアンプ部 202 DSP 203 DAC 204 サーボ回路 205 マイコン 206 エラー訂正回路 207 DRAM C1 積分キャパシタ R1 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 淳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 CC04 FG02 FG06 5D090 AA01 BB02 CC04 DD03 EE14 5J022 AA01 AB02 BA05 BA06 CA01 CA10 CB04 CC02 CF01 CF02 CF03 CG01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路からの出力を第1基準値に基づいてデジタ
    ル信号に変換する変換回路と、 前記変換回路からのデジタル信号を積分して前記増幅回
    路の第2基準値としてフィードバックするフィードバッ
    ク回路とを備えることを特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 入力された信号を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路からの出力を第1基準値に基づいてデジタ
    ル信号に変換する変換回路と、 前記増幅回路によって増幅される前の信号の直流成分を
    検出する検出回路とを備えることを特徴とする信号処理
    回路。
  3. 【請求項3】 前記変換回路からのデジタル信号を積分
    して前記増幅回路の第2基準値としてフィードバックす
    るフィードバック回路をさらに備える請求項2記載の信
    号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記増幅回路は、前記入力された信号と
    前記第2基準値との差を増幅することを特徴とする請求
    項1または3記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記増幅回路は、入力側に位置する第1
    増幅回路と出力側に位置する第2増幅回路との少なくと
    も2段の増幅回路を含むことを特徴とする請求項4記載
    の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記増幅回路の少なくとも一部は、完全
    差動型増幅回路を含み、 前記完全差動型増幅回路の一方の出力は、前記第1基準
    値として前記変換回路へ入力されることを特徴とする請
    求項4記載の信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記フィードバック回路は、前記変換回
    路からのデジタル信号を積分して前記第1増幅回路にフ
    ィードバックすることを特徴とする請求項5記載の信号
    処理回路。
  8. 【請求項8】 前記フィードバック回路は、 積分キャパシタと、 前記変換回路からのデジタル信号のレベルに応じて前記
    積分キャパシタを充放電させる充放電回路とを含むこと
    を特徴とする請求項4記載の信号処理回路。
  9. 【請求項9】 前記検出回路は、前記増幅回路によって
    増幅される前の信号のピーク値を検出してホールドする
    ピークホールド回路と前記増幅回路によって増幅される
    前の信号のボトム値を検出してホールドするボトムホー
    ルド回路との少なくとも一方を含むことを特徴とする請
    求項2記載の信号処理回路。
  10. 【請求項10】 前記検出回路は、 入力側に位置する第1検出用増幅回路と出力側に位置す
    る第2検出用増幅回路との少なくとも2段の検出用増幅
    回路と、 前記第2検出用増幅回路の出力信号のピーク値を検出し
    てホールドするピークホールド回路と、 前記第2検出用増幅回路の出力信号のボトム値を検出し
    てホールドするボトムホールド回路とを含むことを特徴
    とする請求項2記載の信号処理回路。
  11. 【請求項11】 前記検出回路は、 入力側に位置する第1検出用増幅回路と、 前記第1検出用増幅回路の出力信号を増幅する第2検出
    用増幅回路と、 前記第2検出用増幅回路の出力信号を増幅する第3検出
    用増幅回路と、 前記第3検出用増幅回路の出力信号のピーク値を検出し
    てホールドするピークホールド回路と、 前記第3検出用増幅回路の出力信号のボトム値を検出し
    てホールドするボトムホールド回路とを含むことを特徴
    とする請求項2記載の信号処理回路。
  12. 【請求項12】 前記増幅回路は、 入力側に位置する第1増幅回路と、 前記第1増幅回路の出力信号の波形を整形する波形整形
    回路と、 前記波形整形回路の出力信号を増幅する第2増幅回路
    と、 出力側に位置し、前記第2増幅回路の出力信号を増幅す
    る第3増幅回路とを含み、 前記第2および第3増幅回路は、完全差動型増幅回路を
    含み、 前記第3増幅回路の一方の出力は、前記第1基準値とし
    て前記変換回路へ入力されることを特徴とする請求項4
    記載の信号処理回路。。
  13. 【請求項13】 光ピックアップからの出力信号を処理
    する請求項1〜12のいずれかに記載の信号処理回路を
    備え、前記増幅回路は、光ピックアップからの出力信号
    を増幅し、前記信号処理回路と他の回路とがCMOS集
    積回路により1チップ化して形成されることを特徴とす
    る半導体集積回路。
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