JP2001315617A - エアベルト用係止装置 - Google Patents

エアベルト用係止装置

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JP2001315617A JP2000347772A JP2000347772A JP2001315617A JP 2001315617 A JP2001315617 A JP 2001315617A JP 2000347772 A JP2000347772 A JP 2000347772A JP 2000347772 A JP2000347772 A JP 2000347772A JP 2001315617 A JP2001315617 A JP 2001315617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タングのバックルへの着脱性を損なうことな
くガスリークを低減させることができる、あるいは、係
止装置の製造コストならびに重量を低減させることがで
きるエアベルト用係止装置を提供する。 【解決手段】 エアベルト用係止装置100のタング3
3及びバックルは、それぞれエアベルト膨張用のガスの
通るパイプ(タングパイプ33d、バックルパイプ18
1)を有する。バックルパイプ181先端には、インフ
レータ作動時に裂けるバックルキャップ103が被せら
れている。バックルキャップ103は、バックルパイプ
181に外嵌したスプリング185により上方に付勢さ
れている。バックルキャップ103により両パイプ間の
隙間が埋まり、ガス漏れが低減されるので、余分なガス
量が不要になり、インフレータを小型にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員の肩や胸部と
接する部分に膨張するバッグを有し、非常時に乗員をシ
ートに拘束するエアベルト装置の係止装置に関する。特
には、インフレータから発生したガスをバックル及びタ
ングを介してバッグ内に供給するエアベルト装置におい
て、タングのバックルへの着脱性を損なうことなくガス
リークを低減することができる、あるいは、係止装置の
製造コストならびに重量を低減させることができるエア
ベルト用係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】衝突等
の緊急時に自動車の乗員をシートに拘束するための装置
としては、現在のところシートベルト装置が主流であ
る。一般的なシートベルト装置は、乗員の肩から胸の前
を通って斜下に腰まで延びるショルダーウェビングと、
腰の前を横断するラップウェビング(両者は一連)を備
える。ショルダーウェビングの基端はシートベルトリト
ラクタに接続されている。リトラクタは、異常な減速度
が車両にかかった場合に、ショルダーウェビングの引き
出しをロックし、ロックされたショルダーウェビングが
乗員の前方移動を阻止する。
【0003】近年のシートベルト装置は、乗員の保護機
能をさらに向上させるため、次のような技術改良が加え
られてきた。 (1)緊急時に素早くウェビングのたるみを取って乗員
の初期拘束を行うプリテンショナ (2)ウェビングの張力が所定値となると徐々にウェビ
ングを繰り出して乗員の慣性エネルギを吸収するEnergy
Absorbing 機構(以下EA機構という)さらに、乗員
の肩や胸とウェビングとの間の圧力をより低くし、乗員
によりソフトな保護を与えるという基本的な要請が存在
する。
【0004】エアベルト装置は、上記のシートベルトの
技術動向・要請の中で生まれたものである。すなわち、
エアベルト装置は、シートベルトのショルダーウェビン
グのうち人体の肩や胸に触れる部分を緊急膨張可能なバ
ッグとしたものである。また、バッグは例えば径14c
m程度に膨らみ、エアクッションとして作用するので、
乗員の体に加わる圧力がよりソフトになる。バッグは膨
張時に長手方向に縮むので、ウェビングのたるみを取る
ことができ、シートベルトのプリテンショナの作用も果
たす。さらに、適当なタイミングでバッグ内のガスを徐
々に抜くことにより、EA機構も実現できる。このよう
に、エアベルト装置は、現在主流のシートベルト装置の
安全性能をより向上させうるものとして、近い将来の普
及が見込まれている。
【0005】ところで、シートベルト装置と車体を繋ぐ
係止具は、通常、車体(シートフレーム等)に連結され
たバックルと、エアベルト端部に接続されたタングとか
らなるものが一般的である。バックルには、タングを係
脱自在に取り付けるタング係止機構が設けられている。
【0006】エアベルト装置のバッグを膨張させるため
のインフレータは、バッグの上部(乗員の肩の上の方)
に設けるタイプと、バッグの下部(乗員の腰の下の方)
に設けるタイプがある。バッグの下部に設けるタイプに
は、インフレータから発生したガスをバックルを介して
バッグ内に供給するものがある。このような方式のエア
ベルト装置では、バックル及びタングのそれぞれに、イ
ンフレータから発生したガスの通る通路が設けられてい
る。これらの通路は、タングがバックルに装着された状
態で、連通するように配置されている。
【0007】ここで、上記の方式のエアベルト装置を構
成する場合、以下に列挙する事項に留意すべきである。 (1)シートベルトの通常使用時(車両の非衝突時)に
は、タングのバックルへの挿入性を良くするために、タ
ングと、バックルのタング挿入部との間には、適当なク
リアランスを設ける。 (2)エアベルト展開時(車両の衝突時)には、インフ
レータから発生したガスを、バックルとタングの通路を
介してバッグ内にもれなく送り込む。すなわち、バック
ルとタングのガス通路におけるガス漏れを極力低く抑え
る。 (3)車両の衝突後に、バックルからタングを容易に着
脱させることができる。
【0008】これら(1)〜(3)の事項を満たすバッ
クルとしては、通常使用時にはガス通路先端がバックル
内部に位置して突出せず、衝突時にのみガス通路先端が
タング内に向けて突き出し、衝突中から衝突後にかけて
はバッグ内の圧力でガス通路先端が戻るような構造が考
えられる。
【0009】ところで、比較的長時間の衝突(例えばロ
ールオーバー等の数秒程度の乗員拘束が必要な衝突)に
対しては、バッグ内の圧力を維持するために、インフレ
ータの容量(ガスのモル量)を大きめにしておく必要が
ある。ところが、インフレータの容量を大きくすると、
構造・重量が大きくなるため、製造コストが高くなる。
なお、バックルとタング間でガス洩れがある場合は、そ
の洩れの分も含めてインフレータの容量を確保しなけれ
ばならない。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、タングのバックルへの着脱性を損
なうことなくガスリークを低減させることができる、あ
るいは、係止装置の製造コストならびに重量を低減させ
ることができるエアベルト用係止装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記の課題を解決するため、本発明のエアベルト用係止装
置は、エアベルトの端部に接続されるタングと、 タン
グの装着されるバックルと、 を備えるエアベルト用係
止装置であって; タング及びバックルは、それぞれエ
アベルト膨張用のガスの通るパイプ(タングパイプ、バ
ックルパイプ)を有し、 両パイプは、タングがバック
ルに装着された状態で、実質的に同軸に繋がるように位
置し、さらに、両パイプ間に、バックルからタング方向
に向けて付勢される、両パイプ間の隙間を埋める連結部
材が設けられていることを特徴とする。
【0012】連結部材によりパイプ間の隙間が埋まり、
ガス漏れが低減される。これにより、インフレータの容
量を大きくしなくとも、比較的長時間にわたってエアベ
ルトを膨張させることができる。したがって、ロールオ
ーバー等の数秒程度の乗員拘束が必要な衝突事故にも対
応できる。さらに、ガス漏れが低減されることで、余分
なガス容量が不要になり、インフレータを小型にでき
る。これにより、製造コストが低減され、インフレータ
の重量も小さくすることができる。
【0013】本発明のエアベルト用係止装置において
は、上記連結部材が、 上記バックルパイプ先端部に被
せられた、頂部がインフレータ作動時に裂けるキャップ
と、該キャップをタングパイプ基端部に当接するように
付勢するばねと、からなるものとすることができる。こ
の場合、上述の本発明の作用を実現できる機構を安価に
実現できる。また、ガスの通路への異物混入を防止する
との利点もある。
【0014】本発明のエアベルト用係止装置において
は、上記タングパイプ及びバックルパイプが、タング及
びバックルの幅方向ほぼ中央部に配置されているものと
することもできる。この場合、タングとバックルの相互
倒れが生じても、これら両者の隙間を小さくできる。し
たがって、ガス漏れがより低減される。又は、タングパ
イプ及びバックルパイプは、タング及びバックルの幅方
向端部寄りに配置されていてもよい。この場合、タング
とバックルの相互倒れが生じたときに、これら両者の隙
間の変化に充分追随して隙間を埋められるようなキャッ
プ及びその付勢機構を付設するのが好ましい。このよう
に端部寄りに配置すると、バックル機構とインフレータ
を横に並べて配置できるので、バックルの長さを短くで
きる利点がある。
【0015】本発明のエアベルト用係止装置において
は、上記バックルパイプキャップの内径が上記タングパ
イプ及びバックルパイプの内径とほぼ等しいものとする
ことができる。この場合、パイプ内部のガス流路径がほ
ぼ一定になり段差がなくなるので、インフレータからバ
ッグ内部へと流れるガスに乱流が生じず、ガスがスムー
スに流れる。
【0016】また、本発明のエアベルト用係止装置にお
いては、上記連結部材が、上記タングパイプ基端部に被
せられた、底部がインフレータ作動時に裂けるタングパ
イプキャップをさらに備え、 上記バックルパイプキャ
ップ頂部が凸球面状に形成されているとともに、上記タ
ングパイプキャップ底部が該バックルパイプキャップ頂
部に当接する凹球面状に形成されているものとすること
ができる。又は、上記バックルパイプキャップ頂部がテ
ーパ面を有する凸面状に形成されているとともに、上記
タングパイプキャップ底部が該バックルパイプキャップ
頂部に当接する凹面状に形成されているものとすること
ができる。このようなキャップにより、タングパイプと
バックルパイプに傾きが生じても、タングパイプ基端部
にバックルパイプ先端部が追従し、双方の連結部がセン
タリングされる。
【0017】以下、図面を参照しつつ説明する。なお、
以下の説明において、上下左右方向とはそれぞれ各図に
おける上下左右を指す。図7は、本発明の1実施例に係
るエアベルト装置の全体構成とバッグ展開時の様子を示
す模式的斜視図である。図7中においては、乗員11が
シート1に座った状態で示されている。シート1は、乗
員11の座るシートクッション5、背もたれであるシー
トバック3等を含む。シートクッション5の下には、シ
ート1を支えるとともに車体に連結するシートフレーム
7が存在する。
【0018】エアベルト装置21は、以下の各部からな
る。 1. ベルト装着時に、乗員11の肩から胸・腰に斜めに
延び、緊急時に膨張するエアベルト31 2. エアベルト31の上端部に接続された、通常のシー
トベルトにおけるウェビング同様の帯状織物であるショ
ルダーウェビング25 3. ショルダーウェビング25を偏向させるデフレクタ
27 4. ショルダーウェビング25を巻き取るとともに緊急
時に引き出しをロックするリトラクタ23
【0019】5. エアベルト31の下端部に接続され
た、エアベルト31をバックル35を介して車体に係止
するタング33 6. インフレータ39及びアンカブラケット37を介し
てシートフレーム7に固定されているバックル35 7. エアベルト31を膨張させるガスを発生させるイン
フレータ39 8. 乗員の腰部に延びるラップウェビング41 9. ラップウェビング41の基端部を巻き取るとともに
緊急時にロックするリトラクタ43 10. 図示はされていないが、緊急時にインフレータ3
9を作動させる加速度センサ及び電気回路
【0020】このエアベルト装置21の特徴は、タング
33及びバックル35のガス通路構造にある。以下、図
1〜図6を参照しつつ、これらをより詳細に説明する。
図1は、本実施例のエアベルト装置の係止具の構成を示
す断面図であって、バックルにタングを係止させた状態
を示す図である。図2は、同バックルからタングを外し
た状態におけるバックルの拡大断面図である。図3は、
同エアベルト装置のエアベルト、タング、バックル上部
の接続状態を示す断面図である。図4は、タング及びバ
ックルの外観を示す斜視図である。図5は、係止具の全
体構成を示す正面図である。図6は、同係止具のバック
ルのカバーを外して裏側から見た図である。
【0021】図5に最も良く示すように、エアベルト装
置21の係止具100は、タング33とバックル35を
備えている。バックル35の下部には、インフレータ3
9がネジ連結されている。インフレータ39の下端に
は、アンカブラケット37が設けられている。
【0022】まず、タング33について詳細に説明す
る。図4に最も分りやすく示すように、タング33は、
バックル35に差し込まれるタングプレート33aやフ
ック部33c、タングパイプ33d等を有する。タング
プレート33aは、後述するバックル35内のタング係
止機構110のラッチ131と係合する。フック部33
cにはスリット33eが設けられている。このスリット
33eには、後述するラップウェビング41が挿通され
る。
【0023】タングパイプ33dは、タング33の幅方
向中央に設けられている。タングパイプ33dの上端側
には、図3に示すように、バッグのガス吹き込み口77
(詳細後述)が接続される。タングパイプ33d内に
は、ガス通路33bが形成されている。このガス通路3
3bは、図3に示すように、バッグ53内に連通してい
る。同タングパイプ33dの下端側開口部には、図1及
び図3に示すように、アルミニウム製等のタングキャッ
プ34が嵌められている。同タングキャップ34は、タ
ングパイプ33dのガス通路33b内に押し込まれると
ともに、同パイプ33dの下端側開口部端縁に係止され
ている。このタングキャップ34は、インフレータ39
から噴出されたガスにより破れる。タングキャップ34
は、タングパイプ33dのゴミ除けの役割も果たす。
【0024】次に、主に図1及び図2を参照しつつ、バ
ックル35について説明する。図1及び図2に最も良く
示すように、バックル35は、外側のカバー101を備
えている。カバー101の上部には、タングプレート3
3aを差し込むための上開口35dが設けられている。
同カバー101内には、差し込まれたタングプレート3
3aを係止するタング係止機構110が設けられてい
る。カバー101の上部には、リリースボタン35aが
設けられている。このボタン35aを下に押すと、タン
グ係止機構110が解放されタング33は上に抜ける。
なお、このバックル35のタング係止機構110の基本
的な構成は、現状の量産品のそれと同じである。
【0025】タング係止機構110は、鋼製のバックル
ベース111を備えている。バックルベース111は、
エアベルト31の引き抜き力に対して主な強度メンバー
となる。バックルベース111は、図6に示すように、
基板113と2つの両側板115を有するほぼU字状の
部材である。基板113には、平行な2つのスリット1
13aが形成されている。このスリット113aには、
後述するエジェクタの突起165が係合・摺動する。基
板113の下部には、切欠部113bが形成されてい
る。この切欠部113bには、後述するインフレータ接
続部材(ダクト)171の外形係止部175が係合す
る。基板113には、バックルパイプ181を固定する
ためのネジ114や、インフレータ接続部材を固定する
ためのネジ116がねじ込まれる。
【0026】バックルベース111の両側板115間に
は、ラッチ131が保持されている。ラッチ131は、
タング33係合時(図1参照)に、タングプレート33
aを押さえる部材である。同ラッチ131は、図1、
2、6に示すように、支点部133と揺動部135を有
する。ラッチ131の支点部133は、横側に張り出し
た張出端部133a(図6)を備えている。同張出端部
133aは、ラッチ131の揺動支点となる。ラッチ1
33の揺動部135には、図6に示すように、左右の窓
135aが開けられている。この窓135aは、タング
33の係合時(図1の状態)には後述するスライダによ
り塞がれ、タング33の非係合時(図2の状態)には開
放される。この開放状態においては、窓135a内に両
側板115の爪(図示されず)が入り込む。
【0027】ラッチ131の背面(図1及び図2におけ
る右側の面)には、タング係合突起137が形成されて
いる。この係合突起137は、タング33の係合時(図
1の状態)においてタングプレート33に係合する。ラ
ッチ係合突起137の上部には、テーパ137aが形成
されている。さらに、ラッチ131上端部には、ばね引
掛け部138が形成されている。このばね引掛け部13
8には、ラッチ131と後述するスライダを連結付勢す
るばね104が取り付けられる。ラッチ131とリリー
スボタン35aは、ボタンスプリング107により連結
付勢されている。なお、ボタンスプリング107の両端
と、ラッチ131及びリリースボタン35aとの係合状
態は、模式的に表現したものである。このボタンスプリ
ング107により、リリースボタン35aは下に下がる
方向に、ラッチ131は直立する方向に付勢される。
【0028】図1及び図2に示すように、ラッチ131
の左側(図1及び図2における左側)には、スライダ1
41が摺動可能に抱き合わされている。同スライダ14
1は、横側に張り出した張出部143を備えている。こ
の張出部143は、タング33の係合時(図1の状態)
にはラッチ131の窓135a(図6参照)を塞ぎ、タ
ング33の非係合時(図2の状態)にはラッチ131の
窓135aの下側に位置し、窓が開放される。スライダ
141のほぼ中心位置には、ばね引掛け部145が形成
されている。このばね引掛け部145とラッチ131の
ばね引掛け部138間には、ばね104が取り付けられ
る。このばね104により、スライダ141は、上方
(窓135aを塞ぐ位置)に向けて付勢される。スライ
ダ141の上端には、鉤状の当接部147が形成されて
いる。この当接部147は、タング33の係合時(図1
の状態)に、プレスボタン35aの内側に当る。
【0029】バックルベース111の内側には、平面形
状がU字状をしたエジェクタ161が、上下方向に沿っ
て摺動可能に保持されている。このエジェクタ161
は、バックルパイプ181の外周よりも大きく形成され
ている。エジェクタ161のU字内側の開口端縁には、
図6に示す突起165が2つ形成されている。これら突
起165は、バックルベース111のスリット113a
に摺動可能に係合する。エジェクタ161の突起165
と逆側の面(図1及び図2の左側の面)の上端には、円
弧状の当接部167が形成されている。この当接部16
7には、タング33の係合時に、タングプレート33a
の下端縁が当る。エジェクタ161の下面には、後述す
るばね108の上端に係合するばね穴(図示されず)が
形成されている。
【0030】ここで、本発明の特徴部品であるバックル
パイプ181について説明する。図1及び図2に示すよ
うに、この例においては、バックルベース111の内側
ほぼ中央部において、ベース基板113とエジェクタ1
61の内側にバックルパイプ181が配置される。同バ
ックルパイプ181は、ネジ114により、バックルベ
ース111の基板113に固定されている。同バックル
パイプ181は、インフレータ39からエアバッグ31
内へ放出されるガスが通る通路である。
【0031】バックルパイプ181の上端には、アルミ
ニウム製等のバックルキャップ103が被せられてい
る。バックルキャップ103には図示せぬティアライン
が形成されている。バックルキャップ103により、バ
ックルパイプ181上端は通常時は塞がれている。しか
し、エアベルト作動時には、同キャップ103はインフ
レータ39から放出されるガス圧によりティアライン部
分が破れる。バックルキャップ103内面とバックルパ
イプ181上端部間には、スキマ(オーバーストロー
ク)Cがあり、このスキマにより、部品公差やタング3
3着脱時のガタが吸収される。
【0032】バックルキャップ103は、バックルパイ
プ181に外嵌したスプリング185により上方に付勢
されている。このスプリング185の付勢力により、タ
ング33係合時に(図1の状態)、バックルパイプ18
1上端とタング33のタングパイプ33d下端間が密に
接続される。バックルパイプ181の下端には、Oリン
グ189を介してインフレータ39の上端が接続され
る。なお、バックルキャップ103がバックルパイプ1
81から抜け出さないように、バックルキャップ103
のフランジ(図示されず)がバックルベース111から
の爪(図示されず)で止められている。
【0033】本実施例においては、タング33のタング
パイプ33dと、バックル35のバックルパイプ181
が、タング33装着時(図1の状態)に幅方向ほぼ中央
部において同軸に繋がるように配置されている。このと
き、両パイプ33d、181の連結部においては、スプ
リング185によりバックルキャップ103がタングキ
ャップ34に向けて付勢され、両パイプ33d、181
間の隙間が埋められている。このように隙間が埋まるこ
とにより、インフレータ39作動時のガス漏れが低減さ
れる。
【0034】引き続きバックル35の構成について説明
する。図1及び図2に示すように、ラッチ131及びス
ライダ141の下側において、バックルベース111の
内側にはホルダ151が取り付けられている。ホルダ1
51の右端寄り(図1及び図2における右側)には、突
起155が上向きに形成されている。この突起155に
は、ばね108が外嵌されている。同ばね108の上端
は、エジェクタ161下面のばね穴(図示されず)に係
合している。このばね108の付勢力により、エジェク
タ161は上方に押されており、タング33の非係合時
(図2の状態)には、エジェクタ161は上方に押し上
げられる。
【0035】ホルダ151の左端寄り(図1及び図2に
おける左側)には、幅方向(図の奥・手前方向)に2本
のガイド柱153が上方に立つように形成されている。
このガイド柱153に沿って、プレスボタン35a内の
ガイド孔(図示されず)が摺動する。これらのガイド柱
153には、それぞればね106が外嵌されている。同
ばね106の上端は、プレスボタン35aの下面に当っ
ている。このばね106の付勢力により、プレスボタン
35aは上方に押されている。
【0036】図1及び図2に示すように、ホルダ151
の下部において、バックルベース111には筒状をした
ダクト171が取り付けられている。このダクト171
の下端寄り内面には、めねじ171a(図1及び図2参
照)が切られている。このめねじ171aには、インフ
レータ39上端のおねじ39a(図1及び図2参照)が
ねじ込まれる。同ダクト171の側端面には、図6に示
すように、外形係止部175が形成されている。この外
形係止部175は、くびれを有する鼓形をしており、バ
ックルベース111の基板113の切欠部113bに係
合する。タングにかかる引き抜き力は、この部分を介し
てダクト171、インフレータ39へと伝わる。ダクト
171とバックルベース111は、ネジ116により固
定されている。
【0037】次に、インフレータ39について説明す
る。図1及び図2に示すように、バックル35のバック
ルパイプ181下端には、ダクト171を介してインフ
レータ39上端が接続されている。インフレータ39
は、車両衝突時に点火されると、バックル35のガス通
路35cに向けてバッグ展開用ガスを噴出する。ガス
は、さらに、バックルパイプ181内部を通ってタング
33のタングパイプ33d(図3参照)からバッグの中
空部に吹き込まれる。
【0038】インフレータ39の上端は先細り状になっ
ていて、外周におねじ39aが切られている。このおね
じ39aは、ダクト171のめねじ171aに螺合す
る。インフレータ39の内部には、プロペラント、イニ
シエータ(図示されず)が内蔵されている。このインフ
レータ39の下端には、図5に示すように、アンカブラ
ケット37が設けられている。同ブラケット37は、シ
ートフレーム等にボルト等により固定される。この例で
は、アンカブラケット37は、インフレータ39のボデ
ィと一体に成形されているが、別体として両者をボルト
やクランプ等により連結してもよい。なお、インフレー
タ39とダクト171は、カシメにより固定してもよ
い。
【0039】次いで、エアベルト31について説明す
る。図3に示すように、エアベルト31は、中から外へ
向かって、バッグ53、メッシュウェビング51及びカ
バー81の三層の要素からなる。バッグ53は、例えば
シリコーン樹脂をコーティングしたナイロン製の平織り
を袋状に接合(接着及び縫製)したものである。バッグ
53の外側には、メッシュウェビング51が被せられて
いる。メッシュウェビング51は、例えばポリエステル
製の糸を筒状に編んだものである。バッグ53が展開す
るときに、メッシュウェビング51はバッグ53の外面
に沿って膨らむ。このとき、メッシュウェビング51は
長手方向には縮まり、ベルトのたるみを取ってベルトに
プリテンションを与える。なお、バッグ53そのものも
展開時に長手方向に縮む。
【0040】メッシュウェビング51の外側にはポリエ
ステル製の平織り等からなるカバー81が被っている。
このカバー81は、バッグ53の展開時には開く。この
カバー81は、エアベルト31全体をコンパクトに収め
るとともに肌触りを良くするためのものである。バッグ
53の下端部はガス吹き込み口77となっている。メッ
シュウェビング51の下端部は、ラップウェビング41
端部に縫製されて接続されている(縫製部52)。
【0041】エアベルト31とタング33は次のように
接続されている。すなわち、図3に示すように、タング
33のタングパイプ33dは、バッグ53のガス吹き込
み口77内に差し込まれる。タングパイプ33dとガス
吹き込み口77は、締め付けバンド79で締め付け固定
される。メッシュウェビング51と縫製されて接続され
たラップウェビング41は、フック部33cのスリット
33eに通されている。
【0042】次に、上記の構成からなるエアベルト装置
21の作用を、主に図1及び図2を参照しつつ説明す
る。バックル35にタング33が係合していない状態で
は、図2に示すように、エジェクタ161は、ばね10
8の付勢力により押されて上方に位置している。このと
き、エジェクタ161の側面がラッチ131の係合突起
137に当り、ラッチ131は左側に傾いている。
【0043】バックル35にタング33を係止させる際
は、タング33のタングプレート33aをバックル35
の上開口35dに挿入する。このとき、タングプレート
33aの下端縁がエジェクタ161の当接部167に当
り、エジェクタ161は、ばね108の付勢力に抗して
押し下げられる。すると、図1に示すように、エジェク
タ161がラッチ131の係合突起137よりも下に下
がり、タングプレート33aも係合突起137の下に進
み、同突起137がタングプレート穴33xに入り込ん
で、タングプレート33aとラッチ135が係合する。
なお、ラッチ135は、ボタンスプリング107によっ
て図1のような直立する姿勢となるように付勢されてい
る。このとき、スライダ141は、ばね104の縮む力
により上側に移動し、ラッチ揺動部135の窓135a
(図6参照)を塞ぐ。これにより、ラッチ131は左側
に傾かず、タングプレート33aが外れることはない。
【0044】このようなバックル35とタング33との
接続状態では、タング33のタングパイプ33dと、バ
ックル35のバックルパイプ181が、タング33装着
時(図1の状態)に幅方向ほぼ中央部において同軸に繋
がる。また、バックルパイプ181上端のバックルキャ
ップ103がスプリング185により上方に付勢され、
タングパイプ33d下端のタングキャップ34に押し付
けられる。これにより、バックルパイプ181上端とタ
ング33のタングパイプ33d下端間が密に接続され
る。なお、バックルキャップ103内側のスキマCによ
り、部品公差やタング33着脱時のガタが吸収される。
【0045】この状態で、インフレータ39からガスが
放出されると、このガスはバックルパイプ181上端の
バックルキャップ103のティアラインを破り、さらに
タングキャップ34を破ってタングパイプ33dを通
り、バッグ53内に供給される。バックルパイプ181
上端とタング33のタングパイプ33d下端間は、隙間
がなく密に接続されているので、インフレータ39作動
時のガス漏れが低減される。
【0046】次に、本発明に係るエアベルト用係止装置
の他の例について、図8〜図13を参照しつつ説明す
る。前述のエアベルト用係止装置100に対して、この
例のエアベルト用係止装置200の大きく異なる点は、
タングとバックルのガス通路が中央部ではなく側部に配
置されていることである。
【0047】図8は、本発明に係るエアベルト用係止装
置の他の例の構成を示す一部断面斜視図である。この図
では、バックルとタングが離れた状態を示している。図
9は、図8のエアベルト用係止装置の全体構成を示す一
部正面断面図である。図10(A)〜(C)は、同エア
ベルト係止装置の接続状態におけるバックルパイプ及び
タングパイプの接続部を示す拡大断面図である。図11
(A)、(B)は、同エアベルト係止装置の接続状態に
おけるパイプ連結部のガスの流れを示す拡大断面図であ
る。なお、各図には、本装置を自動車に取り付けた場合
における上下関係を矢印で示してある。
【0048】図8や図9に示すように、この例の係止装
置200は、タング210とバックル240を備えてい
る。バックル240の下端には、アンカブラケット20
5が設けられている。タング210は、外側のケース2
12を備えている。タング210下端には、バックル2
40に差し込まれるタングプレート211が設けられて
いる。タングプレート211は、バックル240内のタ
ング係止機構250と係合する。ケース212内部に
は、フック部213が設けられている。フック部213
のスリット213aには、上述した実施例と同様のラッ
プウェビング41が挿通される。
【0049】ケース212内において、タングプレート
211及びフック部213の側方には、タングパイプ2
15が配置されている。タングパイプ215は、リベッ
ト216によりケース212に固定されている。このタ
ングパイプ215の上端側には、上述の実施例と同様
に、バッグのガス吹き込み口77がバンド217により
接続される。これにより、タングパイプ215内部は、
上述の実施例と同様に、バッグに連通している。タング
パイプ215の下端はケース212の外側に突出してい
る。このタングパイプ215下端開口部には、アルミニ
ウム製等のタングキャップ218が嵌められている。こ
のタングキャップ218は、底面218aが凹球面状に
形成されている。この底面218aには、ティアライン
が形成されている。タングキャップ218は、タングパ
イプ215のゴミ除けの役割も果たす。
【0050】バックル240は、外側のケース242を
備えている。ケース242の上部には、タングプレート
211を差し込むための上開口242aが設けられてい
る。同ケース242内には、差し込まれたタングプレー
ト211を係止するタング係止機構250が設けられて
いる。ケース242の上部には、リリースボタン242
bが設けられている。このボタン242bを下に押す
と、タング係止機構250が解放されタング210は上
に抜ける。なお、このタング係止機構250の構造は、
上述したタング係止機構110の構造とは異なるが、基
本的な機能はほとんど同様であるため、詳細な説明は省
略する。
【0051】バックル240のタング係止機構250の
側方(図8では下側、図9では左側)には、バックルパ
イプ245が配置されている。バックルパイプ245
は、リベット244によりケース242内部のリテーナ
249に固定されている。バックルパイプ245の上端
には、アルミニウム製等のバックルキャップ248が被
せられている。このバックルキャップ248は、頂面2
48aが凸球面状に形成されている。この頂面248a
には、ティアラインが形成されている。
【0052】ここで、図11に示すように、バックルパ
イプ245の内径Rと、タングパイプ215の内径R´
と、バックルキャップ248の内径R″とは、全て同一
径(一例9.6mm)に形成されている。バックルキャ
ップ248内面とバックルパイプ245上端部間には、
図10等に示すようにスキマ(オーバーストローク)C
があり、このスキマCにより、部品公差やタング210
着脱時、傾き時のガタが吸収される。バックルキャップ
248は、バックルパイプ245に外嵌したスプリング
255により上方に付勢されている。このスプリング2
55の付勢力により、タング210装着時に(図9の状
態)、バックルパイプ245上端とタングパイプ215
下端間が密に接続される。
【0053】バックル240のケース242内におい
て、バックルパイプ245下端には、インフレータ23
9の上端が接続されている。インフレータ239の内部
には、プロペラント、イニシエータ(図示されず)が内
蔵されている。インフレータ239は、車両衝突時に点
火されると、バックルパイプ245内にバッグ展開用ガ
スを噴出する。ガスは、さらに、バックルパイプ245
内部を通ってタング210のタングパイプ215からバ
ッグの中空部に吹き込まれる。
【0054】このようなタング210のタングパイプ2
15と、バックル240のバックルパイプ245は、タ
ング210装着時(図9の状態)に、係止装置200の
側部においてほぼ同軸に繋がる。このとき、タングパイ
プ215下端のタングキャップ218の底面218a
と、バックルパイプ245のバックルキャップ248の
頂面248aとは、図10(A)に分かり易く示すよう
に、互いの凹凸球面が密に接するとともに、スプリング
255によりバックルキャップ248がタングキャップ
218に向けて付勢される。このため、両パイプ21
5、245間の連結部の隙間が埋められる。
【0055】ここで、バックル240に対してタング2
10が右側に傾いた場合は、図10(B)に示すよう
に、タングパイプ215とバックルパイプ245にも傾
きが生じ、両者は同軸にはならない。しかし、このと
き、バックルパイプ245の頂面245aが凸球面状で
あるため上側からの外力に強く、凹球面状をしたタング
パイプ215の底面215aに追従する。これは、図1
0(C)に示すような、左側に傾いた場合でも同様であ
る。したがって、タングパイプ215とバックルパイプ
245に傾きが生じても、両キャップ218、248間
には隙間が生じない。なお、バックルキャップ248自
体の傾きは、キャップ内のスキマCにより吸収される。
【0056】タングパイプ215とバックルパイプ24
5の連結部は、図11(A)に示すように、双方のキャ
ップ218、248により通常時は塞がれている。しか
し、エアベルト作動時には、図11(B)に示すよう
に、インフレータ239から放出されるガス圧により両
キャップ218、248のティアライン部分が破れる。
この際、連結部の隙間がガスの押上げ力によりさらに密
着されて埋まり、インフレータ239作動時のガス漏れ
が低減される。ティアラインが破れてタングパイプ21
5とバックルパイプ245が連通した後は、インフレー
タ239からのガスがこれらの内部を通ってバッグ内部
に供給される。
【0057】ここで、両パイプ215、245の内径
と、バックルキャップ248の内径は同一(R=R´=
R″)であるため、キャップ218、248の接合面を
挟んで両側(タングパイプ215側とバックルパイプ2
45側)でガスの流路差は一定である。さらに、上述の
ようにタングパイプ215とバックルパイプ245に傾
きが生じても、両者の連結部には隙間が生じない。した
がって、パイプ内部を流れるガスに乱流が生じることな
くガスがスムースに流れ、インフレータ239からバッ
グ内部へのガスの到達時間に遅れが生じない。
【0058】次に、図12及び図13を参照しつつ、キ
ャップの変形例について説明する。図12は、図8のエ
アベルト係止装置の変形例を示す正面図である。図13
(A)〜(C)は、図12のエアベルト装置のバックル
パイプ及びタングパイプの接続部を示す拡大断面図であ
る。
【0059】これらの図に示すバックルキャップ348
の頂面348aは、テーパ面を有するテーパ凸面状に形
成されている。一方、タングパイプキャップ318の底
面318aは、バックルキャップ348の頂面348a
に当接するテーパ凹面状に形成されている。これら頂面
348a及び底面318aには、上記と同様にティアラ
インが形成されている。
【0060】このようなテーパ面を有するバックルキャ
ップ348及びタングパイプキャップ318の場合は、
図13(A)のようにバックルパイプ245とタングパ
イプ215にずれが生じても、図13(B)に示すよう
に双方のキャップ318、348のテーパ面同士が滑
り、図13(C)に示すようにセンタリングする。した
がって、この場合も、バックルパイプ245とタングパ
イプ215の連結部に隙間が生じない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、タングのバックルへの着脱性を損なうことな
くガスリークを低減させることができる、あるいは、係
止装置の製造コストならびに重量を低減させることがで
きるエアベルト用係止装置を提供することができる。バ
ックルパイプキャップの内径をタングパイプ及びバック
ルパイプの内径とほぼ等しくした場合には、タングパイ
プ側とバックルパイプ側でガスの流路径がほぼ一定とな
る。したがって、インフレータからバッグ内部へと流れ
るガスに乱流が生じず、ガスがスムースに流れる利点が
ある。
【0062】バックルパイプキャップ頂部を凸球面状に
形成するとともに、タングパイプキャップ底部を該バッ
クルパイプキャップ頂部に当接する凹球面状に形成した
場合、又は、バックルパイプキャップ頂部をテーパ面を
有する凸面状に形成し、タングパイプキャップ底部を該
バックルパイプキャップ頂部に当接する凹面状に形成し
た場合には、タングパイプとバックルパイプに傾きが生
じても、タングパイプ基端部にバックルパイプ先端部が
追従し、双方の連結部がセンタリングされる。したがっ
て、両パイプの連結部にはスキマが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のエアベルト装置の係止具の構成を示
す断面図であって、バックルにタングを係止させた状態
を示す図である。
【図2】タングを外した状態におけるバックルの拡大断
面図である。
【図3】本実施例のエアベルト装置のエアベルト、タン
グ、バックル上部の接続状態を示す断面図である。
【図4】タング及びバックルの外観を示す斜視図であ
る。
【図5】本実施例のエアベルト装置の係止具の全体構成
を示す正面図である。
【図6】同係止具のバックルのカバーを外して裏側から
見た図である。
【図7】本発明の1実施例に係るエアベルト装置の全体
構成とバッグ展開時の様子を示す模式的斜視図である。
【図8】本発明に係るエアベルト用係止装置の他の例の
構成を示す一部断面斜視図である。この図では、バック
ルとタングが離れた状態を示している。
【図9】図8のエアベルト用係止装置の全体構成を示す
一部正面断面図である。
【図10】同エアベルト係止装置の接続状態におけるバ
ックルパイプ及びタングパイプの接続部を示す拡大断面
図である。
【図11】同エアベルト係止装置の接続状態におけるパ
イプ連結部のガスの流れを示す拡大断面図である。
【図12】図8のエアベルト係止装置の変形例を示す正
面図である。
【図13】図12のエアベルト装置のバックルパイプ及
びタングパイプの接続部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シート 3 シートバッ
ク 5 シートクッション 7 シートフレ
ーム 11 乗員 13 胸 15 腰 21 エアベルト装置 23 リトラクタ 25 ショルダ
ーウェビング 27 デフレクタ 31 エアベル
ト 33 タング 33a タング
プレート 33b ガス通路 33c フック
部 33d タングパイプ 33x 穴 34 タングキャップ 35 バックル 37 アンカブラケット 39 インフレ
ータ 41 ラップウェビング 51 メッシュ
ウェビング 52 縫製部 53 バッグ 77 ガス吹き込み口 79 締め付け
バンド 81 カバー 100 係止具 101 カバー 103 バック
ルキャップ 104、106、108 ばね 107 ボタンスプリング 110 タング
係止機構 111 バックルベース 114、116
ネジ 131 ラッチ 141 スライ
ダ 151 ホルダ 161 エジェ
クタ 171 ダクト 181 バック
ルパイプ 185 スプリング 200 エアベルト用係止装置 205 アンカブラケット 210 タング 211 タングプレート 212 ケース 213 フック部 213a スリ
ット 215 タングパイプ 215a 底面 216 リベット 217 バンド 218 タングキャップ 218a 底面 239 インフレータ 240 バック
ル 242 ケース 242a 上開
口 242b リリースボタン 244 リベッ
ト 245 バックルパイプ 245a 頂面 248 バックルキャップ 248a 頂面 249 リテーナ 250 タング
係止機構 255 スプリング 318 タングパイプキャップ 318a 底面 348 バックルキャップ 348a 頂面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアベルトの端部に接続されるタング
    と、 タングの装着されるバックルと、 を備えるエアベルト用係止装置であって;タング及びバ
    ックルは、それぞれエアベルト膨張用のガスの通るパイ
    プ(タングパイプ、バックルパイプ)を有し、 両パイプは、タングがバックルに装着された状態で、実
    質的に同軸に繋がるように位置し、 さらに、両パイプ間に、バックルからタング方向に向け
    て付勢される、両パイプ間の隙間を埋める連結部材が設
    けられていることを特徴とするエアベルト用係止装置。
  2. 【請求項2】 上記連結部材が、 上記バックルパイプ先端部に被せられた、頂部がインフ
    レータ作動時に裂けるバックルパイプキャップと、 該バックルパイプキャップをタングパイプ基端部に当接
    するように付勢するばねと、 からなることを特徴とする請求項1記載のエアベルト用
    係止装置。
  3. 【請求項3】 上記バックルパイプキャップの内径が上
    記タングパイプ及びバックルパイプの内径とほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項2記載のエアベルト係止装置。
  4. 【請求項4】 上記連結部材が、上記タングパイプ基端
    部に被せられた、底部がインフレータ作動時に裂けるタ
    ングパイプキャップをさらに備え、 上記バックルパイプキャップ頂部が凸球面状に形成され
    ているとともに、上記タングパイプキャップ底部が該バ
    ックルパイプキャップ頂部に当接する凹球面状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のエアベルト係
    止装置。
  5. 【請求項5】 上記連結部材が、上記タングパイプ基端
    部に被せられた、底部がインフレータ作動時に裂けるタ
    ングパイプキャップをさらに備え、 上記バックルパイプキャップ頂部がテーパ面を有する凸
    面状に形成されているとともに、上記タングパイプキャ
    ップ底部が該バックルパイプキャップ頂部に当接する凹
    面状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の
    エアベルト係止装置。
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