JP2001311905A - 画像表示装置および画像表示システム - Google Patents
画像表示装置および画像表示システムInfo
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Abstract
接入射させる場合、画像表示素子が投写光学系に対して
大きく傾くため、投写光学系と画像表示素子との間の光
路長が物高によって大きく異なり、光学性能が低下す
る。 【解決手段】 反射型画像表示素子4から射出して導光
光学系3内を通過する画像光の光線のうち、光路長が最
長となる光線をr1、光路長が最短となる光線をr2と
し、上記投写光学系を構成する第2の光学系20内にお
ける光線r1および光線r2の光路長をそれぞれt1,
t2とし、第2の光学系が光線r1および光線r2に及
ぼす光学的パワーをそれぞれΦ1,Φ2としたときに、 t1<t2 Φ1>Φ2 のいずれかの関係を満たすようにする。
Description
ィスプレイ(HMD)等と称される画像表示装置や、カ
メラのファインダーとして用いられる画像表示装置に関
するものである。
装置全体の小型化が要望されており、これを達成するた
めの光学系が種々提案されている。
51号公報、特開平8−50256号公報、特開平8−
160340号公報、特開平8−179238号公報に
おいて、画像情報を表示する液晶ディスプレイと、この
液晶ディスプレイに表示された画像を観察者の眼に投写
し観察させる小型プリズムとを使用し、装置全体の小型
化を図った画像観察装置を提案している。
像情報を表示した液晶ディスプレイから発せられた光
を、小型プリズムに入射させ、小型プリズムに形成した
曲率を有した屈折面や全反射面、そして反射面を介して
小型プリズムを射出させて、観察者の眼に導びく。これ
により、観察者の前方に液晶ディスプレイの虚像が形成
され、観察者がこの虚像を観察する構成である。
は、液晶ディスプレイとして透過型液晶ディスプレイを
用いているが、この透過型液晶ディスプレイについて
は、近年の画像表示素子の高精細化に伴い、画素開口率
の低さが画質の低下につながるという欠点が指摘されて
いる。
て、高精細な画像が要求される画像表示装置に画素開口
率の高い反射型液晶ディスプレイを用いることが提案さ
れている。反射型液晶ディスプレイを用いた画像表示装
置としては、例えば、特開平11−125791号公報
にて提案されているものがある。この装置では、本願図
11に示すように、光源112からの光を光学素子を介
することなく直接、反射型液晶ディスプレイ108に入
射させ、照明する。
は、光源112からの光を液晶ディスプレイ108に直
接入射させるために、光源112と液晶ディスプレイ1
08を含む照明ユニット、さらには装置全体の大型化が
問題となる。また、液晶ディスプレイ108が表示光学
系110に対して大きく傾く構成であるため、液晶ディ
スプレイ108から表示光学系110までの光路長が物
高によって大きく異なり、光学性能が低下するという問
題がある。
示すように、プリズム形状の表示光学系110に対して
液晶ディスプレイ108とは反対側に光源112を設け
たものもある。この装置では、光源112からの光はプ
リズム形状の表示光学系110内を透過後、液晶ディス
プレイ108を照明し、その照明光のうち液晶ディスプ
レイ108で反射された光(画像光)が再び表示光学系
110内に入射し、観察者の眼101に到達する。
形状の表示光学系110の内部で起こる不要反射が画質
劣化の大きな要因であるフレア光を発生させるという問
題がある。
でありながら、諸収差が良好に補正され、広画角で、か
つ不要なフレアが発生しない画像表示装置であって、し
かも、パソコン画像などの高精細な画像に対応した反射
型液晶ディスプレイを用いた小型の画像表示装置を提供
することを目的としている。
めに、本発明では、照明光を発する光源と、入射した照
明光の内部反射により画像を表示する反射型画像表示素
子と、この反射型画像表示素子に表示された画像を観察
者の眼に投写する投写光学系と、光源から入射した照明
光を反射型画像表示素子の画像光射出側に入射させるよ
う導くとともに、この反射型画像表示素子から射出した
画像光を投写光学系に入射させる導光光学系とを有する
画像表示装置において、投写光学系を、少なくとも1つ
の反射面を有して反射型画像表示素子から射出した画像
光を観察者の眼側に射出する第1の光学系と、この第1
の光学系よりも観察者の眼側に配置されて上記第1の光
学系から射出した画像光に対して光学作用を及ぼす2つ
の光学作用面A,Bを有する第2の光学系とを有する構
成とし、投写光学系の射出瞳中心と反射型画像表示素子
の中心とを結んだ光線を基準軸光線とし、射出瞳中心を
原点とし、この原点と交わる基準軸光線上をZ軸(但
し、原点から前記投写光学系に向かう方向を正とする)
とし、基準軸光線を含む断面上でZ軸に垂直な方向をY
軸とし、YZ軸に垂直な軸をX軸とする絶対座標系のY
Z面内において、反射型画像表示素子から射出して導光
光学系内を通過する画像光の光線のうち、光路長が最長
となる光線をr1、光路長が最短となる光線をr2と
し、上記第2の光学系内における光線r1および光線r
2の光路長をそれぞれt1,t2とし、第2の光学系が
光線r1および光線r2に及ぼす光学的パワーをそれぞ
れΦ1,Φ2としたときに、 t1<t2 および、 Φ1>Φ2 〈但し、ri光線の光学的パワーΦiは、光学作用面
A,Bの光学的パワーをφi(A),φi(B)とし、
第2の光学系を形成する材質の屈折率をndとし、光学
作用面Aを観察者の眼側の面とし、光学作用面Bを第1
の光学系側の面とし、曲率の符号を観察者の眼側から第
1の光学系に向かう方向を正とし、光線riと光学作用
面A,Bとの交点でのローカル曲率半径をRi(A),
Ri(B)としたときに、 φi(A)=(nd−1)/Ri(A) φi(B)=(1−nd)/Ri(B) Φi=φi(A)+φi(B)−φi(A)×φi
(B)×ti/nd とする〉のうち少なくとも一方の関係を満たすように構
成している。
て導光光学系内を通過する画像光の光線のうち最長光路
長を有する光線r1と最短光路長を有する光線r2との
光路長差に起因する像倒れや諸収差を、上記第2の光学
系内における光線r1および光線r2の光路長t1,t
2に差を持たせること若しくは第2の光学系が光線r1
および光線r2に及ぼす光学的パワーΦ1,Φ2に差を
持たせることで良好に補正して、良質の画像を表示でき
るようにしている。
ている第1の光学系に、レンズ形状ないし平板形状の第
2の光学系を追加するだけで上記効果が得られるため、
小型でありながら良質な表示画像が得られる画像表示装
置を実現することが可能となる。
明の第1実施形態である画像表示装置の構成を示してい
る。1はRGBの光を発する光源であり、2は第1の偏
光板である。3は照明プリズム(導光光学系)であり、
4は反射型液晶ディスプレイパネル(反射型画像表示素
子:以下、単にディスプレイパネルという)である。
ンズ(第1の光学系)である。また、20は補助レンズ
(第2の光学系)であり、7は観察者の眼である。な
お、プリズムレンズ6および補助レンズ20により請求
の範囲にいう投写光学系が構成される。
光源1から発せられた照明光は第1の偏光板2を通って
所定の偏光方向を有した偏光光となり、照明プリズム3
の入射面8に入射する。
射透過面9で反射し、ディスプレイパネル4の近傍に配
置された透過面10を透過してディスプレイパネル4の
画像光射出側から入射し、このディスプレイパネル4を
照明する。
ンやDVDプレーヤーといった画像情報出力装置から供
給される映像信号に応じて光の偏光方向が変調される。
そして、ディスプレイパネル4で変調され、反射された
光(画像光)は、照明プリズム4の透過面10を再び透
過して照明プリズム4内に入り、さらに反射透過面9を
透過して第2の偏光板5に入射する。
ズ6とディスプレイパネル4との間に配置されており、
プリズムレンズ側の反射透過面9とディスプレイパネル
側の透過面10とのなす角度が大きくならないように構
成されている。この照明プリズム3において、面9,1
0の間で照明光と画像光は一部同じ領域を通っている。
光方向に直交する偏光方向に平行な偏光成分は透過し、
垂直な偏光成分は吸収される。これにより、不要な光が
カットされた状態で画像光がプリズムレンズ6内に入射
する。
明する。なお、図2中、光軸線上の2重丸印は所定の偏
光方向を有する偏光光(例えば、S偏光光)を、矢印は
上記所定の偏光方向に直交する偏光方向を有する偏光光
(例えば、P偏光光)を示す。
の偏光板2によって所定の偏光方向15に揃えられ、照
明プリズム3の反射透過面9で反射され、照明プリズム
3の透過面10を透過してディスプレイパネル4に入射
する。
6はこのパネル4で上記所定の偏光方向に対して90°
の旋光作用を受ける。この旋光作用を受けた偏光光は、
第2の偏光板5を透過し、旋光作用を受けない偏光光は
第2の偏光板5で吸収される。
ムレンズ6内に入射面11を通じて入射した画像光は、
反射透過面12で反射された後、凹面反射面13で再び
反射され、反射透過面12から観察者の眼7側に射出さ
れる。
このプリズムレンズ6よりも眼7側に配置された補助レ
ンズ20に入射する。そして、画像光は補助レンズ20
の透過面B(光学作用面B)22および透過面A(光学
作用面A)21を透過して観察者の眼7に到達する。
図1に示すように、光源1からの照明光の光線が照明プ
リズム3の入射面8を透過して反射透過面9で反射する
ときのこの反射透過面9への入射角φが、下記式(1)
を満足するように設定されており、全反射条件を満た
す。
1.52)であるので、φ≧41.1を満足すればよ
い。
1,反射透過面12および凹面反射面13は非回転対称
面で構成されている。
足するように構成されている。すなわち、投写光学系の
射出瞳(観察者の眼7の瞳孔)の中心とディスプレイパ
ネル4の中心を結んだ光線を基準軸光線とし、射出瞳中
心を原点とし、原点と交わる基準軸光線上をZ軸(但
し、原点から投写光学系に向かう方向を正とする)と
し、基準軸光線を含む断面上でZ軸に垂直な方向をY軸
とし、これらYZ軸に垂直な軸をX軸として本装置の絶
対座標系を定義した場合に、この絶対座標系のYZ面内
において、プリズムレンズ6およびディスプレイパネル
4間で照明プリズム3内を通過する光線のうち、光路長
が最長となる光線をr1、最短となる光線をr2,補助
レンズ20内の光線r1,r2の光路長をそれぞれt
1,t2、補助レンズ20が光線r1,r2に及ぼす光
学的パワーをそれぞれΦ1,Φ2としたときに、 t1<t2 …(2) および、 Φ1>Φ2 …(3) のうち少なくとも一方の関係を満たすように構成されて
いる。
iは、透過面A21,B22の光学的パワーφi
(A),φi(B)とし、補助レンズ20を形成する材
料の屈折率をndとし、透過面A21を観察者の眼7側
に配置し、透過面B22をプリズムレンズ6側に配置
し、曲率の符号を観察者の眼7側からプリズムレンズ6
側に向かう方向を正とし、光線riと透過面A21,B
22との交点でのローカル曲率半径をRi(A), R
i(B)としたとき、 φi(A)=(nd−1)/Ri(A) …(4) φi(B)=(1−nd)/Ri(B) …(5) Φi=φi(A)+φi(B)−φi(A)×φi(B)×ti/nd …(6) とする。
ズ6とを組み合わせた投写光学系を用いることで、照明
プリズム3内における光線r1と光線r2との光路長差
による像面の倒れ、あるいは光線r1と光線r2のディ
スプレイパネル4への入射角の違いから生ずる収差を良
好に補正することができる。
学系は偏心面で構成されているので、光学系の形状を表
すために絶対座標系とローカル座標系を設定する。図1
3は絶対座標系とローカル座標系の説明図である。
孔位置)の中心と画像表示素子中心とを結んだ光線を基
準軸光線とし、射出瞳中心を原点O,原点と交わる基準
軸光線上をZ軸(原点から観察光学系に向かう方向を正
とする)、基準軸光線を含む断面上でZ軸に垂直な方向
をY軸、YZ軸に垂直な軸をX軸として画像表示装置の
絶対座標系を設定する。
(Sxi ,Syi ,Szi )で各面i毎に設定する。ローカル
座標のZ軸はYZ平面内で原点Oi を通り、絶対座標系
の軸と角度Ai をなす直線である。
点Oi を通り、絶対座標系のZ軸に平行な直線に対して
反時計回りの角度をうなすときに正とする。ローカル座
標のY軸は原点Oi を通り、ローカル座標のZ軸に対し
て反時計回りに90°の角度をなす直線である。ローカ
ル座標のX軸は原点Oi を通り、ローカル座標のY軸及
びZ軸に直交する直線である。
形態において回転非対称面(自由曲面)と称した光学作
用面の形状は、ゼルニケ多項式で表現されるものであ
り、以下に示す関数により表す。
すると、曲率c はc=1/r である。また、c jは各面にお
けるゼルニケ多項式の非球面係数である。
ので、X軸方向で非対称になる項は除いて表記してい
る。
置の構成を示している。本実施例の補助レンズ20にお
いて、透過面A21はYトーリック面(紙面内で示され
る曲面を、Y軸に関して回転させた面)、透過面B22
は平面である。
面であり、透過面B22はプリズムレンズ6側の面であ
る。
すような画像表示装置の配置例に適している。図8にお
いて、光源1、ディスプレイパネル4、第1,2の偏光
板2,5および照明プリズム3は、プリズムレンズ6お
よび観察者の左右両目の高さよりも上に位置するように
レイアウトされている。
数値データと、焦点距離f(これについては後述する)
と、t1,t2と、光線r1の照明プリズム3内の光路
長tp1と、光線r2の照明プリズム3内の光路長tp
2と、Φ1,Φ2とを示す。
から順に射出瞳中心、補助レンズ20、プリズムレンズ
6、照明プリズム3、ディスプレイパネル4のカバーガ
ラスおよびディスプレイパネルの画像表示面の各面情報
を表す。
X、装置のY軸方向の最大半画角をWYとして記載す
る。fはプリズムレンズ6の焦点距離に相当する値で、
観察者の眼7からの逆トレースにおいて、無限遠物体か
らの入射光の装置のXZ断面上の入射角度WXと、その
光線がディスプレイパネル4で結像する像高ym から、 f=ym /tan(WX) として算出したものであり、ここでは単に焦点距離と呼
ぶこととする。
1,Φ2がそれぞれ、上記(2)式および(3)式の双
方の関係を満たしている。
装置全体の小型化を図りつつ、観察視野内に良好な画質
の画像を表示できる画像表示装置を実現することができ
る。
(3)式の双方の関係を満たしているが、どちらか一方
のみを満たすようにしてもよい。具体的には、本実施例
の透過面A21を平面とし、装置のX軸周りに偏心した
面とする。このとき、(2)式は満足し、(3)式は満
足しないが、本実施例と同様の効果が得られる。
しない場合でも、本実施例と同様の効果が得られる。
平面であることから、補助レンズ20の保持が容易とな
るとともに、透過面A21に誤って手が触れた場合でも
拭き取りが容易である。このため、この略平板状の補助
レンズ20を、画像表示装置の保護カバーとして兼用す
ることができる。
B22に反射防止膜を施すことで、観察者側からの光が
透過面A21,B22で反射されることによる、表示画
像のコントラスト低下を防止することができる。
成形すると、ガラス材で作った場合に比べて軽量の画像
表示装置を提供できる。
0はプリズムレンズ6を保持する部材23で保持するこ
とが好ましい。具体的には、プリズムレンズ6の左右両
側に凸型の基準ピン6a,6bを形成するとともに、補
助レンズ20の左右両側に凸型の基準ピン20a,20
bを形成する。そして、保持部材23の左右における前
後面に形成した基準穴に各基準ピンを挿入して接着若し
くは圧入する。
際のプリズムレンズ6と補助レンズ20との位置精度を
高くすることが可能となり、さらに良好な画像の表示が
可能となる。
レンズ6と補助レンズ20とを直接固定してもよい。
実施形態である画像表示装置の構成を示している。図4
において、透過面A31,B32を有した補助レンズ3
0以外は、第1実施形態と同様の構成とする。
過面A31は装置のX軸を中心に回転した偏心平面であ
り、透過面B32は Zernike多項式の非球面である。こ
こで、透過面A31は観察者の眼7側の面であり、透過
面B32はプリズムレンズ6側の面である。
態と同様に、図8で示すような画像表示装置の配置例に
適している。
の数値データと、f,t1,t2,tp1,tp2,Φ
1,Φ2を示している。
Φ2がそれぞれ、上記(2)式および(3)式の双方の
関係を満たしているため、第1実施形態と同様の効果が
得られる。
実施形態である画像表示装置の構成を示している。図5
において、透過面A41,B42を有した補助レンズ4
0以外は、第1実施形態と同様の構成とする。
過面A41は Zernike多項式の非球面であり、透過面B
42も Zernike多項式の非球面である。ここで、透過面
A41は観察者の眼7側の面であり、透過面B42はプ
リズムレンズ6側の面である。
態と同様に、図8で示すような画像表示装置の配置例に
適している。
の数値データと、f,t1,t2,tp1,tp2,Φ
1,Φ2を示している。
Φ2がそれぞれ、上記(2)式および(3)式の双方の
関係を満たしているため、第1実施形態と同様の効果が
得られる。
実施形態である画像表示装置の構成を示している。図6
において、透過面A51,B52を有した補助レンズ5
0以外は、第1実施形態と同様の構成とする。
過面A51は装置のX軸を中心に回転した偏心平面であ
り、透過面B52も装置のX軸を中心に回転した偏心平
面である。ここで、透過面A51は観察者の眼7側の面
であり、透過面B52はプリズムレンズ6側の面であ
る。
態と同様に、図8で示すような画像表示装置の配置例に
適している。
の数値データと、f,t1,t2,tp1,tp2,Φ
1,Φ2を示している。
Φ2がそれぞれ、上記(2)式および(3)式の双方の
関係を満たしているため、第1実施形態と同様の効果が
得られる。
実施形態である画像表示装置の構成を示している。図7
において、透過面A61,B62を有した補助レンズ6
0以外は、第1実施形態と同様の構成とする。
過面A61は Zernike多項式の非球面であり、透過面B
62も Zernike多項式の非球面である。ここで、透過面
A61は観察者の眼7側の面であり、透過面B62はプ
リズムレンズ6側の面である。
ような画像表示装置の配置例に適している。
ル4、第1,2の偏光板2,5および照明プリズム3
は、プリズムレンズ6および観察者の左右両目の高さと
同じ高さにレイアウトされている。
の数値データと、f,t1,t2,tp1,tp2,Φ
1,Φ2を示している。
のY軸方向をさらに小型化することが可能となるととも
に、本実施形態でも、t1,t2およびΦ1,Φ2がそ
れぞれ、上記(2)式および(3)式の双方の関係を満
たしているため、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
うち第1の光学系をプリズムレンズで構成する場合につ
いて説明したが、本発明においては、第1の光学系をハ
ーフミラーと凹面鏡とからなる光学系で構成してもよ
い。
ドマウントディスプレイとしての画像表示装置について
説明したが、本発明の画像表示装置は、カメラのビュー
ファインダー等にも応用することができる。
反射型画像表示素子から射出して導光光学系内を通過す
る画像光の光線のうち最長光路長を有する光線r1と最
短光路長を有する光線r2との光路長差に起因する像倒
れや諸収差を、上記第2の光学系内における光線r1お
よび光線r2の光路長t1,t2に差を持たせること若
しくは第2の光学系が光線r1および光線r2に及ぼす
光学的パワーΦ1,Φ2に差を持たせることで良好に補
正できるので、良質な画像を表示できる。
ている第1の光学系に、レンズ形状の第2の光学系を追
加するだけで上記効果が得られるため、小型でありなが
ら良質な表示画像が得られる画像表示装置を実現でき
る。
成図。
照明プリズムの断面図。
の構成図。
成図。
成図。
成図。
成図。
デル図。
図。
補助レンズの保持方法の説明図(上面図)。
の説明図。
Claims (16)
- 【請求項1】 照明光を発する光源と、入射した照明光
の内部反射により画像を表示する反射型画像表示素子
と、この反射型画像表示素子に表示された画像を観察者
の眼に投写する投写光学系と、前記光源から入射した照
明光を前記反射型画像表示素子の画像光射出側に入射さ
せるよう導くとともに、この反射型画像表示素子から射
出した画像光を前記投写光学系に入射させる導光光学系
とを有する画像表示装置において、 前記投写光学系は、少なくとも1つの反射面を有して前
記反射型画像表示素子から射出した画像光を観察者の眼
側に射出する第1の光学系と、この第1の光学系よりも
観察者の眼側に配置されて前記第1の光学系から射出し
た画像光に対して光学作用を及ぼす2つの光学作用面
A,Bを有する第2の光学系とを有して構成されてお
り、 前記投写光学系の射出瞳中心と前記反射型画像表示素子
の中心とを結んだ光線を基準軸光線とし、前記射出瞳中
心を原点とし、この原点と交わる基準軸光線上をZ軸
(但し、原点から前記投写光学系に向かう方向を正とす
る)とし、前記基準軸光線を含む断面上でZ軸に垂直な
方向をY軸とし、YZ軸に垂直な軸をX軸とする絶対座
標系のYZ面内において、前記反射型画像表示素子から
射出して前記導光光学系内を通過する画像光の光線のう
ち、光路長が最長となる光線をr1、光路長が最短とな
る光線をr2とし、前記第2の光学系内における前記光
線r1および光線r2の光路長をそれぞれt1,t2と
し、前記第2の光学系が前記光線r1および光線r2に
及ぼす光学的パワーをそれぞれΦ1,Φ2としたとき
に、 t1<t2 および、 Φ1>Φ2 〈但し、ri光線の光学的パワーΦiは、 前記光学作用面A,Bの光学的パワーをφi(A),φ
i(B)とし、前記第2の光学系を形成する材質の屈折
率をndとし、前記光学作用面Aを観察者の眼側の面と
し、前記光学作用面Bを前記第1の光学系側の面とし、
曲率の符号を観察者の眼側から前記第1の光学系に向か
う方向を正とし、前記光線riと光学作用面A,Bとの
交点でのローカル曲率半径をRi(A), Ri(B)
としたときに、 φi(A)=(nd−1)/Ri(A) φi(B)=(1−nd)/Ri(B) Φi=φi(A)+φi(B)−φi(A)×φi
(B)×ti/nd とする〉のうち少なくとも一方の関係を満たすことを特
徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 前記第2の光学系の光学作用面A,Bが
平面からなり、これら光学作用面A,Bのうち少なくと
も1つの面が、前記YZ面に垂直なX軸周りに偏心した
面であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装
置。 - 【請求項3】 前記第2の光学系の光学作用面A,Bの
うち少なくとも1つの面は非球面からなることを特徴と
する請求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 前記第2の光学系の光学作用面A,Bの
うち少なくとも1つの面は回転非対称面からなることを
特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 前記第2の光学系の光学作用面A,B
は、前記YZ面について面対称となる面であることを特
徴とする請求項3又は4に記載の画像表示装置。 - 【請求項6】 前記第2の光学系の光学作用面A,Bの
うち少なくとも1つの面は平面であり、観察者の眼側に
配置されていることを特徴とする請求項1,3,4又は
5に記載の画像表示装置。 - 【請求項7】 前記第2の光学系の光学作用面A,Bの
うち少なくとも1つの面に反射防止膜を施したことを特
徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像表示装
置。 - 【請求項8】 前記第2の光学系はプラスチックで形成
されたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記
載の画像表示装置。 - 【請求項9】 前記第2の光学系を、前記第1の光学系
に別部材を介さずに一体で保持させたことを特徴とする
請求項1から8のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項10】 前記第2の光学系を、前記第1の光学
系を保持する部材により保持させたことを特徴とする請
求項1から8のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項11】 前記第1の光学系は透明な光学材料に
より形成されたプリズムレンズを有して構成されてお
り、前記プリズムレンズの光学作用面のうち少なくとも
1つは回転非対称面であることを特徴とする請求項1か
ら10のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項12】 前記プリズムレンズは、前記反射型画
像表示素子からの画像光を入射させる入射面と、この入
射面から入射した画像光を反射させる反射面と、この反
射面で反射した画像光が射出する射出面とを有し、前記
入射面、反射面および射出面のうち少なくとも1つの面
は回転非対称面であることを特徴とする請求項11に記
載の画像表示装置。 - 【請求項13】 前記第1の光学系の反射面が凹面反射
面であることを特徴とする請求項1から12のいずれか
に記載の画像表示装置。 - 【請求項14】 前記導光光学系は、入射した照明光を
前記反射型画像表示素子に向けて反射させるとともに前
記反射型画像表示素子からの画像光を前記投写光学素子
に向けて透過させる反射透過面を有することを特徴とす
る請求項1から13のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項15】 請求項1から14のいずれかに記載の
画像表示装置と、この画像表示装置に対して前記反射型
画像表示素子に表示させる画像情報を供給する画像情報
出力装置とを有して構成されることを特徴とする画像表
示システム。 - 【請求項16】 前記画像情報出力装置が、パーソナル
コンピュータ又はDVDプレーヤーであることを特徴と
する請求項15に記載の画像表示システム。
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