JP2002107655A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2002107655A
JP2002107655A JP2000293975A JP2000293975A JP2002107655A JP 2002107655 A JP2002107655 A JP 2002107655A JP 2000293975 A JP2000293975 A JP 2000293975A JP 2000293975 A JP2000293975 A JP 2000293975A JP 2002107655 A JP2002107655 A JP 2002107655A
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JP
Japan
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optical system
eyepiece optical
display device
light
image
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Application number
JP2000293975A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kobayashi
恭 小林
Satoshi Osawa
聡 大澤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/963,308 priority patent/US7002751B2/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源からの照明光を反射型の表示素子によっ
て映像光とし、映像光を接眼光学系によって眼に導いて
映像の虚像を提供する映像表示装置であって、小型であ
りながら、アイレリーフが大きく、広視野かつ高品位の
映像を提供し得るものを実現する。 【解決手段】 光源からの照明光の光路を映像光の光路
に重ねるコンバイナを接眼光学系の内部に配置し、表示
素子とコンバイナの間の接眼光学系の後部に正レンズを
備え、コンバイナと観察位置の間の接眼光学系の前部に
凹の反射面を備えて、かつ、接眼光学系全体をオーバー
テレセントリックにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種カメラのビュ
ーファインダ、ヘッドマウンティドディスプレイ等の眼
前にて使用される映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやデジタルカメラの多くは
ビューファインダとして映像表示装置を備えており、ま
た、近年では、ヘッドマウンティドディスプレイ(HM
D)と呼ばれる映像表示装置が普及しつつある。眼前に
て使用されるこれらの映像表示装置は、一般に、映像を
表示する表示素子と、表示素子に照明光を与える光源
と、表示素子からの映像光を眼に導いて表示した映像の
虚像を提供する接眼光学系で構成される。
【0003】表示素子には種々あるが、中でも、小型で
ありながら精細度が高く、しかも光の利用効率も高いと
いう優れた特徴を有する反射型の液晶パネルが多用され
ている。しかし、反射型の液晶パネルは表示面の前方か
ら照明光を与える必要があるため、映像光と照明光とが
大きく軸外しとなる複雑な構成をとらない限り、映像光
と照明光の光路を合成するコンバイナをパネルの前方に
配置しなければならない。
【0004】また、反射型の液晶パネルは照明光を略正
反射するので、観察者の眼に対してパネルを均一な明る
さとするためには、照明光の光路上にコンデンサレンズ
を配置して、光源またはその光源により照明される拡散
板等の2次光源が、観察者が眼を位置させる観察位置と
略共役な関係となるようにする必要がある。
【0005】特開平7−128614号公報には、反射
型液晶パネルと接眼レンズの間にコンバイナとして偏光
分離(PBS)ブロックを配置し、コンバイナと光源の
間にコンデンサレンズを配置した構成が開示されてい
る。しかし、この構成では、PBSブロックに入射する
照明光の光束径が大きく、ブロックを薄型化することが
できない。また、コンデンサレンズが接眼光学系の側方
に位置するため、装置全体の大型化が避けられない。
【0006】特開平12−81519号公報や特開平1
2−147422号公報には、コンバイナと光源の間の
コンデンサレンズを省略した構成が開示されている。こ
の構成を図18に模式的に示す。図18において、51
は反射型の液晶パネル、52は接眼光学系、53は光
源、54はコンバイナである。接眼光学系52は正レン
ズ52a、52bを含み、コンバイナ54は2つの正レ
ンズ52a、52bの間に配置されている。つまり、パ
ネル51とコンバイナ54の間に正レンズ52bが存在
し、この正レンズ52bがコンデンサレンズの機能を兼
ねるようになっている。したがって、装置の小型化を図
るために、光源53をコンバイナ54にある程度近づけ
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平12
−81519号公報や特開平12−147422号公報
の構成では、接眼光学系のうちコンバイナよりも観察位
置側の部分が正レンズすなわち正の屈折光学素子であ
り、パネル側の正レンズと相俟って、ペッツバール和の
増大を招いている。よく知られているように、大きなペ
ッツバール和は大きな負の像面湾曲を招く。このため、
観察者に良質の映像(虚像)を提供することは困難であ
る。
【0008】また、上記の両公報では、接眼光学系を液
晶パネルに対して略テレセントリックとし、照明光を液
晶パネルに対して略平行光とすることで、観察位置と光
源の共役関係を実現している。したがって、接眼光学系
全体の前側焦点が観察位置となり、光源は接眼光学系の
うちのコンバイナとパネルとの間の部分の前側焦点と等
価な位置に配置することになる。
【0009】つまり、十分なアイレリーフ(接眼光学系
の前端から観察位置までの距離)を確保しながら、接眼
光学系の焦点距離を短くして映像の視野角を大きくする
ことは非常に困難である。また、装置の一層の小型化を
図るために光源をコンバイナに近づけることは、パネル
とコンバイナの間の正レンズのパワーを強めることにな
って、ペッツバール和のさらなる増大を招くから、やは
り困難である。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、小型でありながら、アイレリーフが大きく、
広視野かつ高品位の映像を提供することが可能な映像表
示装置を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、映像を表示し、前方から与えられる照
明光を反射して映像を表す映像光とする反射型の表示素
子と、表示素子の前方に配置され、表示素子に近い後部
と表示素子から遠い前部を有し、表示素子からの映像光
を後部と前部を介して所定の観察位置に導いて、表示素
子が表示した映像の虚像を観察位置にて観察可能とする
接眼光学系と、観察位置と略共役な位置に配置され、表
示素子に与える照明光を発する光源と、接眼光学系の後
部と前部の間に配置され、光源からの照明光を接眼光学
系の後部に導き入れて、照明光の光路と映像光の光路を
重ね合わせるコンバイナとを備える映像表示装置におい
て、接眼光学系の後部が正のパワーを有する屈折素子を
含み、接眼光学系の前部が凹の反射面を含み、接眼光学
系の射出瞳が表示素子の後方に位置するものとする。
【0012】この映像表示装置では、接眼光学系の後部
が正のパワーを有する屈折素子を含むため、コンバイナ
と光源の間にコンデンサレンズを配置する必要はない。
また、接眼光学系の前部が凹の反射面を含むため、接眼
光学系全体としてのペッツバール和が小さくなり、像面
湾曲を抑えることができる。しかも、接眼光学系の射出
瞳が表示素子の後方に位置しており、つまり接眼光学系
がオーバーテレセントリックであるため、映像の視野角
を大きくしながら十分なアイレリーフを確保することが
できる。さらに、観察位置と略共役な位置が、接眼光学
系の後部の前側焦点と等価な位置よりもコンバイナに近
くなるため、光源をコンバイナの近くに配置することが
できる。
【0013】ここで、接眼光学系全体の焦点距離をf
t、接眼光学系の前部の焦点距離をfa、接眼光学系の
後部の焦点距離をfb、接眼光学系の後端から接眼光学
系の射出瞳までの距離をEpdで表すとき、式1と式2
の関係を満たすようにするとよい。 1<fa/ft≦1.4 … 式1 0.3≦Epd/fb≦0.9 … 式2
【0014】接眼光学系全体の焦点距離に対する前部の
焦点距離の比であるfa/ftが大きいほど、後部の正
のパワーを強くすることになるが、後部の正のパワーを
あまり強くすると、コマ収差等の軸外性能を低下させる
収差が大きくなり、また、色収差も大きくなる。式1の
範囲では、そのような収差を十分に抑えることできる。
【0015】接眼光学系の後部の焦点距離に対する接眼
光学系から射出瞳までの距離の比であるEpd/fbが
大きいほど、コンバイナから観察位置と共役な光源の位
置までの距離が長くなる。式2の範囲では、光源をコン
バイナの近くに配置しつつ、光源が接眼光学系に干渉す
るのを容易に避けることができる。
【0016】上記の映像表示装置は、接眼光学系の前部
の凹の反射面が、光を部分的に反射し部分的に透過させ
る半透過反射面であって観察位置を向いており、接眼光
学系の前部が、凹の反射面に対向し、光をその偏光方向
に応じて選択的に反射しまたは透過させる選択反射面を
含む構成とするとよい。凹の反射面である半透過反射面
と選択反射面の間で映像光を往復させることになり、接
眼光学系の前部を小さくしながら、提供する映像の視野
角を大きくすることができる。
【0017】ここで、接眼光学系の前部の凹の反射面
が、メニスカスレンズの凹面であり、選択反射面が、平
面を有し光を透過させる部材の平面上に設けられている
ものとするとよい。きわめて簡素な構成の前部となる。
【0018】接眼光学系の前部のメニスカスレンズの凸
面は非球面とするとよい。屈折面を非球面とすることに
よって、軸外性能の低下を防止することが容易になる。
【0019】接眼光学系の前部のメニスカスレンズは凹
面側のガラス製の部分と凸面側の樹脂製の部分で構成す
るとよい。選択反射面は偏光方向の差異を利用して光を
反射するから、これに映像光を導くメニスカスレンズの
凹面側が複屈折性の大きい樹脂であると、ゴーストが発
生し易くなる。メニスカスレンズの凹面側をガラス製と
することでそのような不都合を回避することができ、し
かも、凸面側を樹脂製とすることで凸面を非球面とする
ことが容易になる。
【0020】接眼光学系の後部の正のパワーを有する屈
折素子は平凸レンズとするとよい。きわめて簡素な後部
となる。
【0021】接眼光学系の後部の正のパワーを有する屈
折素子は非球面の凸面を有するものとしてもよい。屈折
面を非球面とすることで像面湾曲を抑えることが容易に
なる。
【0022】表示素子を反射型の液晶パネルとし、コン
バイナを反射型の偏光板とするとよい。前述の液晶パネ
ルの特徴が生かされ、しかも、コンバイナとして半透過
鏡ではなく反射型の偏光板を用いることで、光を映像の
提供に効率よく利用することができる。この場合、光源
からの照明光は反射型の偏光板に適合する直線偏光とし
ておき、液晶パネルは偏光面が90°回転した光が映像
光となるように制御する。
【0023】上記の映像表示装置は、接眼光学系の後部
の光軸と前部の光軸が一致しており、コンバイナが平面
であり、接眼光学系の光軸とコンバイナの法線の成す角
が30°以上かつ40°以下の設定とするとよい。
【0024】接眼光学系の光軸とコンバイナの法線の成
す角θが45゜のとき、コンバイナが占める空間の大き
さは、接眼光学系の光軸に対して垂直な方向と平行な方
向とで等しくなる。また、角θが小さいほど、光源が接
眼光学系の後部寄りに位置することになって、光源と接
眼光学系の後部の干渉を避けるために光源からコンバイ
ナまでの距離を長くする必要が生じる。角θを上記の範
囲内とすることで、接眼光学系の光軸に平行な方向につ
いてコンバイナが占める空間が小さくなって、接眼光学
系の後部と前部を接近させることができ、しかも、光源
をコンバイナの近くに配置しながら、光源と接眼光学系
の後部の干渉を避けることが容易になる。さらに、コン
バイナとして反射型の偏光板を用いるときには、入射角
が小さいほど透過率が高いという反射型の偏光板の特性
が発揮されて、映像光の損失を抑えることができる。
【0025】接眼光学系の後部と前部がそれぞれプリズ
ムを含み、コンバイナが接眼光学系の後部のプリズムと
前部のプリズムで挟まれている構成とするとよい。プリ
ズムの厚さと屈折率に応じて空気換算光路長が短くな
り、接眼光学系の焦点距離を短く、つまり映像の視野角
を大きくすることができる。
【0026】ここで、接眼光学系の後部のプリズムが凸
面を有し、正のパワーを有する屈折素子を兼ねるように
することができる。このようにすると、他の屈折素子が
不要となり、接眼光学系の後部がきわめて簡素な構成と
なる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像表示装置の実
施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実
施形態の映像表示装置1の全体構成を図1に模式的に示
す。映像表示装置1は、反射型の液晶パネル11、接眼
光学系12、光源13、コンバイナ14を備えている。
【0028】液晶パネル11は、映像を表示し、前方よ
り与えられる照明光を表示した映像により変調して映像
を表す映像光とし、映像光を前方に射出する。液晶パネ
ル11は、映像信号に基づいて駆動回路(不図示)によ
って駆動される。
【0029】接眼光学系12は、その光軸Axが液晶パ
ネル11に対して垂直になるように、液晶パネル11の
前方に配置されている。接眼光学系12は液晶パネル1
1からの映像光を所定の観察位置Pに導く。観察者は眼
Eを観察位置Pに位置させて接眼光学系12を介して液
晶パネル11を見ることで、液晶パネル11が表示した
映像の拡大虚像を観察することができる。観察者の瞳孔
が接眼光学系12の開口絞りに相当し、観察位置Pが接
眼光学系12の開口絞りの位置となる。
【0030】接眼光学系12は液晶パネル11に近い後
部12bと液晶パネル11から遠い前部12aの2部よ
り成り、後部12bと前部12bの光軸は一致してい
る。接眼光学系12の後部12bは正レンズ21から成
り、前部12aはメニスカスレンズ25および片平面レ
ンズ26から成る。前部12aのメニスカスレンズ25
は、その凹面が観察位置Pを向くように配置されてお
り、片平面レンズ26は、その平面がメニスカスレンズ
25を向くように、メニスカスレンズ25の観察位置P
側に配置されている。
【0031】コンバイナ14は、接眼光学系12の後部
12bと前部12aの間に配置されており、接眼光学系
12の光軸Axと斜交している。映像表示装置1では、
コンバイナ14として平面のハーフミラーを用いてい
る。ハーフミラー14の法線と接眼光学系12の光軸A
xの成す角θは30゜以上かつ40゜以下である。
【0032】光源13は液晶パネル11に与えるための
照明光を発する。光源13が発する照明光は無偏光であ
る。光源13は、接眼光学系12に関して、観察位置P
と共役な位置に配置されている。
【0033】映像表示装置1は、上記の構成要素のほ
か、偏光板31、偏光板32、1/4波長板33を備え
ている。偏光板31は光源13の近傍に配置されてお
り、偏光板32と1/4波長板33は、前者を液晶パネ
ル11側にして、ハーフミラー14と接眼光学系12の
前群12aとの間に配置されている。
【0034】また、メニスカスレンズ25の凹面には半
透過反射膜35が設けられており、片平面レンズ26の
平面にはコレステリック液晶層36が設けられている。
半透過反射膜35は、一般的なハーフミラーと同様に、
光を部分的に反射し部分的に透過させる。コレステリッ
ク液晶層36は、回転方向が逆の2つの円偏光の一方を
反射し他方を透過させる。
【0035】光源13が発した照明光は、偏光板31に
よって直線偏光とされて、ハーフミラー14に入射し、
半分が反射される。ハーフミラー14によって反射され
た照明光は、接眼光学系12の後部12bである正レン
ズ21を透過して、液晶パネル11の表示面に入射す
る。このとき正レンズ21はコンデンサレンズとして機
能し、液晶パネル11の表示面全体が照明光によって均
一に照明される。
【0036】液晶パネル11は、直線偏光である照明光
を変調して、その一部の偏光面を90゜回転させる。液
晶パネル11は、変調により偏光面が回転した直線偏光
が映像を表す映像光となるように制御することも、変調
後も偏光面が回転しなかった直線偏光が映像光となるよ
うに制御することもできる。
【0037】液晶パネル11からの映像光は、照明光と
同一の光路を逆に進み、正レンズ21を再度透過して、
ハーフミラー14に入射し、半分がこれを透過する。ハ
ーフミラー14を透過した映像光は、偏光板32に入射
する。偏光板32は、液晶パネル11の制御方法に応じ
て、映像光の直線偏光が透過する設定とされており、液
晶パネル11からの光のうち偏光面が映像光と直交する
偏光成分は偏光板32によって除去される。
【0038】偏光板32を透過した映像光は、1/4波
長板33を透過して、右回りの円偏光または左回りの円
偏光となる。この映像光は、メニスカスレンズ25に凸
面側から入射し、半分が凹面に設けられた半透過反射膜
35を透過する。半透過反射膜35を透過した映像光
は、コレステリック液晶層36に入射する。コレステリ
ック液晶層36は、1/4波長板33を透過した後の回
転方向の円偏光を反射するようにキラリティを設定され
ており、入射した映像光を反射する。コレステリック液
晶層36で反射された映像光は、回転方向を保ったまま
半透過反射膜35に入射して、半分が反射される。
【0039】半透過反射膜35によって反射された映像
光は、回転方向が逆の円偏光となり、コレステリック液
晶層36に再度入射して、これを透過する。コレステリ
ック液晶層36を透過した映像光は、片平面レンズ26
も透過して、観察位置Pに達する。
【0040】液晶パネル11からの映像光は、上記の光
路を辿る間に、正レンズ21、メニスカスレンズ25の
凸面、および片平面レンズ26の凸面の屈折による正の
パワーと、メニスカスレンズ25の凹面の反射による正
のパワーを受ける。これにより、観察位置Pにある眼E
に、液晶パネル11上の映像の拡大虚像が提供される。
接眼光学系12の前部12aを屈折素子のみで構成せ
ず、前部12aに凹の反射面を加えたことで、接眼光学
系12全体としてのペッツバール和の増大が避けられ、
したがって、像面湾曲のほとんどない映像を提供するこ
とができる。
【0041】接眼光学系12は、その射出瞳(開口絞り
の位置である観察位置Pに対しての瞳)が液晶パネル1
1の後方(液晶パネル11に関して接眼光学系12と反
対側)に位置するように設定されている。すなわち、接
眼光学系12はオーバーテレセントリックである。
【0042】接眼光学系12の後部12bと前部12a
を合わせた全体の焦点距離をft、接眼光学系12の前
部12aの焦点距離をfaで表すと、これらは式1の関
係を満たすように設定されている。 1<fa/ft≦1.4 … 式1(再掲)
【0043】このように、接眼光学系12全体の焦点距
離に対する前部12aの焦点距離の比fa/ftに上限
を定めることで、後部12bのパワーをあまり強くする
必要がなくなり、屈折素子である正レンズ21より成る
後部12bに起因する諸収差を抑えることができる。式
1の範囲では、軸外性能を低下させることになるコマ収
差や色収差はほとんど生じない。
【0044】また、接眼光学系12の後部12bの焦点
距離をfb、接眼光学系12の後端(正レンズ21の液
晶パネル11側の面)から接眼光学系12の射出瞳まで
の距離をEpdで表すと、これらは式2の関係を満たす
ように設定されている。 0.3≦Epd/fb≦0.9 … 式2(再掲)
【0045】接眼光学系12の後部12bの焦点距離に
対する接眼光学系12から射出瞳までの距離の比Epd
/fbが大きいほど、コンバイナであるハーフミラー1
4から観察位置Pと共役な光源13の位置までの距離が
長くなり、ハーフミラー14に入射する光束径も大きく
なって、ハーフミラー14自体も大きくする必要があ
る。比Epd/fbに式2の上限を定めたことで、光源
13をハーフミラー14の近くに配置することになり、
装置の大型化が避けられる。また、比Epd/fbに式
2の下限を定めたことで、光源13がハーフミラー14
に近づきすぎて接眼光学系12の後部12bとの干渉を
避けながら光源13を配置するのが困難になる、という
不都合も生じない。
【0046】接眼光学系12の光軸Axと斜交している
ハーフミラー14が小さいということは、前部12aと
後部12bとを近づけることができるということであ
り、装置の小型化のために好ましい。しかも、前述のよ
うに、光軸Axに対するハーフミラー14の傾きは30
゜〜40゜であって45゜ではないから、ハーフミラー
14を配置するために必要な光軸Ax方向の空間の長さ
は、光軸Axに垂直な方向に必要な空間の長さよりも小
さく、前部12aと後部12bをさらに近づけ易くなっ
ている。
【0047】屈折面である正レンズ21やメニスカスレ
ンズ25の凸面は、諸収差を抑えるために、非球面とす
るのが望ましい。非球面レンズはガラスと樹脂のいずれ
でも作製することができるが、樹脂製とする方が製造が
容易である。ただし、コレステリック液晶層は偏光方向
の差異を利用して光を選択的に反射しまたは透過させる
ものであるから、コレステリック液晶層36に達する映
像光に他の偏光成分が含まれるのを避ける必要があり、
これに映像光を直接導くメニスカスレンズ25の凹面側
を複屈折性を有する樹脂で作製することは好ましくな
い。したがって、メニスカスレンズ25の凸面を非球面
とする場合は、全体をガラス製とするか、凹面側をガラ
ス製とし凸面側を樹脂製とするのがよい。
【0048】凹面側がガラス製で凸面側が樹脂製のメニ
スカスレンズは、凸面が球面のメニスカスレンズをガラ
スで作製しておき、その凸面側に樹脂層を設けて、樹脂
層の表面を加工して非球面とすることで容易に作製する
ことができる。また、ガラス製の凹レンズと樹脂製の非
球面の凸レンズとを接合することによっても作製するこ
とができる。
【0049】第2の実施形態の映像表示装置2の全体構
成を図2に模式的に示す。映像表示装置2は、映像表示
装置1の構成要素の一部を変更するとともに、いくつか
の構成要素を追加したものである。映像表示装置1の構
成要素と同一または類似の構成要素には同じ符号を付し
て、重複する説明は省略する。
【0050】接眼光学系12の後部12bおよび前部1
2aはそれぞれプリズム22、27を含んでいる。プリ
ズム22、27はコンバイナ15を両面から挟んで保持
する。プリズム22の液晶パネル11側の面とプリズム
27の観察位置P側の面を平行な平面とすると、プリズ
ム22、27はパワーをもたないが、これらの面を曲面
とするとプリズム22、27もパワーを有することにな
る。特に、プリズム22の液晶パネル11側の面を凸面
とし、これを正レンズ21として機能させると、後部1
2bに別途レンズを備える必要がなくなる。
【0051】映像表示装置2では、ハーフミラー14に
代えて、反射型の偏光板をコンバイナ15として用いて
いる。また、接眼光学系12の前部12aの片平面レン
ズ26の平面に、コレステリック液晶層36に代えて、
反射型の偏光板37を備えており、さらに、メニスカス
レンズ25と片平面レンズ26の間に1/4波長板38
を備えている。
【0052】光源13からの無偏光の照明光は、偏光板
31によって直線偏光とされた後、プリズム22を透過
してコンバイナである反射型の偏光板15に入射する。
偏光板15は、偏光板31を透過した直線偏光を反射す
るように設定されており、入射した照明光を全て反射す
る。偏光板15によって反射された照明光は、プリズム
22を透過し、正レンズ21も透過して、液晶パネル1
1の表示面全体に均一に入射する。
【0053】液晶パネル11は、変調により偏光面が回
転した直線偏光が映像光となるように制御される。液晶
パネル11からの映像光は、照明光と同一の光路を逆に
進み、正レンズ21とプリズム22を再度透過して、偏
光板15に入射する。映像光は偏光面が90゜回転した
ものであるから、偏光板15を透過する。一方、変調後
も偏光面が回転しなかった偏光成分は、偏光板15によ
って反射されて除去される。
【0054】偏光板15を透過した映像光は、プリズム
27を透過して、偏光板32に入射する。偏光板32
は、映像光の直線偏光が透過する設定とされており、映
像光を透過させる。偏光板32は必須ではないが、偏光
板15による不要な偏光成分の除去が不完全であった場
合に、これを除去して、提供する映像を鮮明にする機能
を有する。
【0055】偏光板32を透過した映像光は、1/4波
長板33を透過して、右回りの円偏光または左回りの円
偏光のいずれかになる。円偏光となった映像光は、メニ
スカスレンズ25に凸面側から入射し、半分が凹面に設
けられた半透過反射膜35を透過する。半透過反射膜3
5を透過した映像光は、1/4波長板38を透過して直
線偏光となって、反射型の偏光板37に入射する。偏光
板37はこの直線偏光を反射するように設定されてお
り、映像光を反射する。
【0056】偏光板37によって反射された映像光は再
度1/4波長板38を透過して円偏光となり、半透過反
射膜35に入射して、半分が反射される。半透過反射膜
35によって反射された映像光は、回転方向が逆の円偏
光となり、1/4波長板38をもう一度透過して直線偏
光となる。この直線偏光は偏光面が90゜回転してお
り、偏光板37を透過する。偏光板37を透過した映像
光は、片平面レンズ26も透過して、観察位置Pに達す
る。
【0057】映像表示装置2においても、接眼光学系1
2の射出瞳が液晶パネル11の後方に位置すること、式
1および式2の関係を満たすこと、コンバイナである反
射型の偏光板15の法線と接眼光学系12の光軸Axの
成す角θが30゜〜40゜であることは、映像表示装置
1と同じである。
【0058】コンバイナとして反射型の偏光板15を用
いた映像表示装置2では、ハーフミラー14を用いる映
像表示装置1よりも、光の利用効率が高く、明るい映像
を提供することができる。一般に、反射型の偏光板は入
射角が大きくなると光の透過率が低下する傾向を有する
が、接眼光学系12の光軸Axに対する偏光板15の傾
きを30゜〜40゜と小さくしている映像表示装置2で
は、映像光を損失なく透過させることができる。
【0059】映像表示装置2では、コンバイナ15が占
める空間の空き部分にプリズム22、27を備えている
ため、この部分の実質の光路長が、プリズム22、27
の厚さ(光軸Ax方向の長さ)をそれらの屈折率で割っ
た値となって短くなる。したがって、映像表示装置1よ
りも、接眼光学系12の後部12bと前部12aをさら
に近づけて配置することが可能である。その結果、接眼
光学系12がより小型になるとともに、その焦点距離が
短くなって、提供する映像の視野角を大きくすることが
できる。
【0060】映像表示装置2でも、偏光板37が光の偏
光方向の差異を利用して選択的に光を反射しまたは透過
させるから、メニスカスレンズ25の凸面を非球面とす
る場合は、全体をガラス製とするか、凹面側をガラス
製、凸面側を樹脂製とするのが好ましい。
【0061】なお、映像表示装置2では、接眼光学系1
2の前部12aの構成を映像表示装置1のものとは違え
ているが、映像表示装置1と同様の構成としてもよい。
また、プリズム22、27を省略することも可能であ
る。
【0062】以下、第2の実施形態の構成に基づいて、
本発明の映像表示装置の具体的設定例について説明す
る。以下の各設定例では、不要な偏光成分を完全に除去
して提供する映像をさらに鮮明にするために、片平面レ
ンズ26と反射型の偏光板37の間に偏光板39を設け
ている。
【0063】<第1の設定例>第1の設定例の構成と光
路を図3に示し、構造データを表1に示す。また、本設
定例における諸収差を図4、図5に示す。構造データ中
の面は、観察位置Pを面0とし、映像光の光路を逆に辿
る方向に番号を順に付して表している。また、屈折率は
波長587.6nmの光に対するものである。後述の表
2〜表5においても同様である。
【0064】 表1 面 構成要素 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 符号 (mm) (mm) 0 P ∞ air 18.000 1.0 1 ∞ 26 0.800 1.4914 2 ∞ 39 0.100 1.5834 3 ∞ 37 0.100 1.5834 4 ∞ 38 0.200 1.5834 5 ∞ air 5.008 1.0 6 −39.862 35 −5.008 (反射) 7 ∞ 38 −0.200 1.5834 8 ∞ 38 0.200 1.5834 9 ∞ air 5.008 1.0 10 −39.862 25 1.800 1.5168 11 −33.185 air 0.200 1.0 12 ∞ 33 0.200 1.5834 13 ∞ 32 0.100 1.5834 14 ∞ 27 4.000 1.5168 15 ∞ 15 0.100 1.5834 16 ∞ 22 4.000 1.5168 17 ∞ air 0.100 1.0 18 13.611 21 2.200 1.4870 19 ∞ air 1.000 1.0 20 11 ∞
【0065】本設定例では、接眼光学系12全体の焦点
距離ft=18.000mm、接眼光学系の前部12a
の焦点距離fa=19.752mm、接眼光学系の後部
12bの焦点距離fb=27.948mm、接眼光学系
の後端から射出瞳までの距離Epd=19.296m
m、fa/ft=1.097、Epd/fb=0.69
0である。また、接眼光学系の光軸とコンバイナである
反射型の偏光板15の法線の成す角θ=35゜である。
【0066】<第2の設定例>第2の設定例の構成と光
路を図6に示し、構造データを表2に示す。また、本設
定例における諸収差を図7、図8に示す。
【0067】 表2 面 構成要素 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 符号 (mm) (mm) 0 P ∞ air 18.000 1.0 1 ∞ 26 0.800 1.4914 2 ∞ 39 0.100 1.5834 3 ∞ 37 0.100 1.5834 4 ∞ 38 0.200 1.5834 5 ∞ air 3.428 1.0 6 −38.885 35 −3.428 (反射) 7 ∞ 38 −0.200 1.5834 8 ∞ 38 0.200 1.5834 9 ∞ air 3.428 1.0 10 −38.885 25 1.800 1.5168 11 −33.545 air 0.200 1.0 12 ∞ 33 0.200 1.5834 13 ∞ 32 0.100 1.5834 14 ∞ air 4.000 1.0 15 ∞ 15 0.100 1.5834 16 ∞ air 4.100 1.0 17 23.468 21 2.400 1.6031 18 ∞ air 1.000 1.0 19 11 ∞
【0068】本設定例では、ft=18.000mm、
fa=19.234mm、fb=38.912mm、E
pd=26.809mm、fa/ft=1.069、E
pd/fb=0.689、θ=35゜である。プリズム
22、27は省略されている。
【0069】メニスカスレンズ25の凸面(面11)
は、式3で定義される非球面である。 Z=C・h2/[1+{1−(1+K)・C2・h21/2] +A4・h4+A6・h6+A8・h8+A10・h10 … 式3 式3において、Zは光軸Ax方向の変位量、Cは曲率
(曲率半径の逆数)、hは光軸からの距離、Kは円錐係
数、A4〜A10は4〜10次の項の係数を表す。
【0070】メニスカスレンズ25の非球面の各係数
は、K=0、A4=−0.962037×10-4、A6=
0.275900×10-5、A8=−0.324928
×10 -7、A10=0.142936×10-9である。
【0071】<第3の設定例>第3の設定例の構成と光
路を図9に示し、構造データを表3に示す。また、本設
定例における諸収差を図10、図11に示す。
【0072】 表3 面 構成要素 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 符号 (mm) (mm) 0 P ∞ air 18.000 1.0 1 −35.744 26 0.800 1.4914 2 ∞ 39 0.100 1.5834 3 ∞ 37 0.100 1.5834 4 ∞ 38 0.200 1.5834 5 ∞ air 5.305 1.0 6 −43.700 35 −5.305 (反射) 7 ∞ 38 −0.200 1.5834 8 ∞ 38 0.200 1.5834 9 ∞ air 5.305 1.0 10 −43.700 25a 4.459 1.5168 11 −12.222 25b 0.500 1.5179 12 −12.222 air 0.200 1.0 13 ∞ 33 0.200 1.5834 14 ∞ 32 0.100 1.5834 15 ∞ air 4.500 1.0 16 ∞ 15 0.100 1.5834 17 ∞ air 4.000 1.0 18 40.141 21 2.400 1.5168 19 −39.349 air 1.000 1.0 20 11 ∞
【0073】本設定例では、ft=18.000mm、
fa=18.804mm、fb=38.123mm、E
pd=14.818mm、fa/ft=1.045、E
pd/fb=0.389、θ=35゜である。プリズム
22、27は省略されている。
【0074】メニスカスレンズ25は、凹面側のガラス
製の部分25aと凸面側の樹脂製の部分25bより成
り、凸面(面12)は非球面である。この非球面の各係
数は、K=0、A4=0.147835×10-3、A6=
0.811462×10-6、A8=−0.127597
×10-7、A10=0.767565×10-10である。
【0075】片平面レンズ26の観察位置P側の面(面
1)も非球面である。この面の各係数は、K=0、A4
=0.331917×10-4、A6=−0.15948
9×10-5、A8=0.188617×10-7、A10=
−0.770228×10-10である。
【0076】<第4の設定例>第4の設定例の構成と光
路を図12に示し、構造データを表4に示す。また、本
設定例における諸収差を図13、図14に示す。
【0077】 表4 面 構成要素 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 符号 (mm) (mm) 0 P ∞ air 18.000 1.0 1 ∞ 26 0.800 1.4914 2 ∞ 39 0.100 1.5834 3 ∞ 37 0.100 1.5834 4 ∞ 38 0.200 1.5834 5 ∞ air 3.328 1.0 6 −38.586 35 −3.328 (反射) 7 ∞ 38 −0.200 1.5834 8 ∞ 38 0.200 1.5834 9 ∞ air 3.328 1.0 10 −38.586 25 1.800 1.5168 11 −31.783 air 0.200 1.0 12 ∞ 33 0.200 1.5834 13 ∞ 32 0.100 1.5834 14 ∞ air 4.000 1.0 15 ∞ 15 0.100 1.5834 16 ∞ air 4.100 1.0 17 30.795 21 2.400 1.6031 18 ∞ air 1.000 1.0 19 11 ∞
【0078】本設定例では、ft=18.000mm、
fa=18.926mm、fb=51.060mm、E
pd=31.461mm、fa/ft=1.051、E
pd/fb=0.616、θ=35゜である。プリズム
22、27は省略されている。
【0079】正レンズ21の偏光板15側の面(面1
7)は非球面である。この非球面の各係数は、K=0、
A4=0.301331×10-3、A6=−0.4873
64×10-5、A8=0、A10=0である。
【0080】<第5の設定例>第5の設定例の構成と光
路を図15に示し、構造データを表5に示す。また、本
設定例における諸収差を図16、図17に示す。
【0081】 表5 面 構成要素 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 符号 (mm) (mm) 0 P ∞ air 18.000 1.0 1 −1578.185 26 0.800 1.4914 2 ∞ 39 0.100 1.5834 3 ∞ 37 0.100 1.5834 4 ∞ 38 0.200 1.5834 5 ∞ air 4.680 1.0 6 −37.734 35 −4.680 (反射) 7 ∞ 38 −0.200 1.5834 8 ∞ 38 0.200 1.5834 9 ∞ air 4.680 1.0 10 −37.734 25 1.800 1.5168 11 −26.702 air 0.200 1.0 12 ∞ 33 0.200 1.5834 13 ∞ 32 0.100 1.5834 14 ∞ 27 5.000 1.5168 15 ∞ 15 0.100 1.5834 16 ∞ 22 5.000 1.5168 17 −27.750 air 1.000 1.0 18 11 ∞
【0082】本設定例では、ft=18.000mm、
fa=18.341mm、fb=53.696mm、E
pd=26.371mm、fa/ft=1.019、E
pd/fb=0.491、θ=35゜である。プリズム
22の液晶パネル11側の面は凸面であり、正レンズ2
1を兼ねている。
【0083】片平面レンズ26の観察位置P側の面(面
1)は非球面である。この面の各係数は、K=0、A4
=0.605233×10-4、A6=−0.21582
3×10-5、A8=0.283409×10-7、A10=
−0.138355×10-9である。
【0084】
【発明の効果】本発明の映像表示装置では、接眼光学系
の射出瞳が表示素子の後方に位置し、接眼光学系がオー
バーテレセントリックであるため、提供する映像の視野
角を大きくしながら大きなアイレリーフを確保すること
ができる。しかも、接眼光学系の後部が正のパワーを有
するため、コンバイナと光源の間にコンデンサレンズを
配置する必要がなく、また、観察位置と共役な位置が接
眼光学系の後部の前側焦点よりもコンバイナに近いた
め、光源を接眼光学系の近くに配置することができる。
このため小型の装置となる。さらに、接眼光学系の後部
が正の屈折素子を含むものの、前部が凹の反射面を有す
るため、接眼光学系全体としてのペッツバール和を小さ
く保つことができ、像面湾曲のない高品位の映像を提供
することができる。
【0085】式1、式2の関係を満たす設定では、接眼
光学系の後部のパワーをあまり強くする必要がなく、諸
収差の発生を抑えて、提供する映像の質を一層高くする
ことができる。また、接眼光学系の後部との干渉を避け
つつ、光源をコンバイナの近くに配置することが容易で
ある。
【0086】接眼光学系の前部の凹の反射面が半透過反
射面であって観察位置を向いており、接眼光学系の前部
が凹の反射面に対向する選択反射面を含む構成では、接
眼光学系の後部を小さくしながら、広視野の映像を提供
することができる。
【0087】接眼光学系の後部と前部の光軸が一致し、
コンバイナが平面であって、コンバイナの法線と接眼光
学系の光軸の成す角が30゜以上かつ40゜以下の設定
では、接眼光学系の後部と前部を接近させることがで
き、また、接眼光学系の後部との干渉を避けつつ、光源
をコンバイナの近くに配置することが容易である。した
がって、装置を一層小型化することができる。しかも、
コンバイナとして反射型の偏光板を用いるときでも、映
像光の損失を抑えて明るい映像を提供することができ
る。
【0088】コンバイナをプリズムで挟んだ構成では、
接眼光学系の焦点距離が短くなり、広視野の映像を提供
することが容易になる。特に、接眼光学系の後部のプリ
ズムが正のパワーを有する屈折素子を兼ねるようにする
と、接眼光学系が簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の映像表示装置の全体構成を
模式的に示す図。
【図2】 第2の実施形態の映像表示装置の全体構成を
模式的に示す図。
【図3】 第1の設定例の構成と光路を示す図。
【図4】 第1の設定例における球面収差、非点収差、
歪曲収差を示す図。
【図5】 第1の設定例における像面湾曲を示す図。
【図6】 第2の設定例の構成と光路を示す図。
【図7】 第2の設定例における球面収差、非点収差、
歪曲収差を示す図。
【図8】 第2の設定例における像面湾曲を示す図。
【図9】 第3の設定例の構成と光路を示す図。
【図10】 第3の設定例における球面収差、非点収
差、歪曲収差を示す図。
【図11】 第3の設定例における像面湾曲を示す図。
【図12】 第4の設定例の構成と光路を示す図。
【図13】 第4の設定例における球面収差、非点収
差、歪曲収差を示す図。
【図14】 第4の設定例における像面湾曲を示す図。
【図15】 第5の設定例の構成と光路を示す図。
【図16】 第5の設定例における球面収差、非点収
差、歪曲収差を示す図。
【図17】 第5の設定例における像面湾曲を示す図。
【図18】 従来の映像表示装置の全体構成を模式的に
示す図。
【符号の説明】
1、2 映像表示装置 11 反射型液晶パネル 12 接眼光学系 12a 接眼光学系前部 12b 接眼光学系後部 13 光源 14 ハーフミラー(コンバイナ) 15 反射型偏光板(コンバイナ) 21 正レンズ 22 プリズム 25 メニスカスレンズ 25a メニスカスレンズ凹面側部分 25b メニスカスレンズ凸面側部分 26 片平面レンズ 27 プリズム 31 偏光板 32 偏光板 33 1/4波長板 35 半透過反射膜 36 コレステリック液晶層 37 反射型偏光板 38 1/4波長板 39 偏光板 P 観察位置 E 眼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 G02F 1/1335 520 520 Fターム(参考) 2H087 KA00 LA11 NA02 PA01 PA02 PA17 PA18 PB01 PB03 QA03 QA07 QA12 QA18 QA21 QA26 QA32 QA37 QA41 QA46 RA05 RA12 RA13 RA42 RA45 2H088 EA10 HA18 HA21 HA22 HA23 HA24 HA28 KA05 MA01 MA07 2H091 FA08X FA14Y FA15X FA17X FA21X FA26X FA41X FA50X KA01 KA10 LA03 LA16 LA19 MA02 2H099 AA11 BA09 CA07 CA11 DA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示し、前方から与えられる照明
    光を反射して映像を表す映像光とする反射型の表示素子
    と、 表示素子の前方に配置され、表示素子に近い後部と表示
    素子から遠い前部を有し、表示素子からの映像光を後部
    と前部を介して所定の観察位置に導いて、表示素子が表
    示した映像の虚像を観察位置にて観察可能とする接眼光
    学系と、 観察位置と略共役な位置に配置され、表示素子に与える
    照明光を発する光源と、 接眼光学系の後部と前部の間に配置され、光源からの照
    明光を接眼光学系の後部に導き入れて、照明光の光路と
    映像光の光路を重ね合わせるコンバイナとを備える映像
    表示装置において、 接眼光学系の後部が正のパワーを有する屈折素子を含
    み、 接眼光学系の前部が凹の反射面を含み、 接眼光学系の射出瞳が表示素子の後方に位置することを
    特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 接眼光学系全体の焦点距離をft、接眼
    光学系の前部の焦点距離をfa、接眼光学系の後部の焦
    点距離をfb、接眼光学系の後端から接眼光学系の射出
    瞳までの距離をEpdで表すとき、 1<fa/ft≦1.4 かつ 0.3≦Epd/fb≦0.9 の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の映像
    表示装置。
  3. 【請求項3】 接眼光学系の前部の凹の反射面が、光を
    部分的に反射し部分的に透過させる半透過反射面であっ
    て観察位置を向いており、接眼光学系の前部が、凹の反
    射面に対向し、光をその偏光方向に応じて選択的に反射
    しまたは透過させる選択反射面を含むことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 接眼光学系の前部の凹の反射面が、メニ
    スカスレンズの凹面であり、選択反射面が、平面を有し
    光を透過させる部材の平面上に設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の映像表示装置。
  5. 【請求項5】 接眼光学系の前部のメニスカスレンズの
    凸面が非球面であることを特徴とする請求項4に記載の
    映像表示装置。
  6. 【請求項6】 接眼光学系の前部のメニスカスレンズが
    凹面側のガラス製の部分と凸面側の樹脂製の部分より成
    ることを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
  7. 【請求項7】 接眼光学系の後部の正のパワーを有する
    屈折素子が平凸レンズであることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】 接眼光学系の後部の正のパワーを有する
    屈折素子が非球面の凸面を有することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の映像表示装置。
  9. 【請求項9】 表示素子が反射型の液晶パネルであり、
    コンバイナが反射型の偏光板であることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の映像表示装置。
  10. 【請求項10】 接眼光学系の後部の光軸と前部の光軸
    が一致しており、コンバイナが平面であり、接眼光学系
    の光軸とコンバイナの法線の成す角が30°以上かつ4
    0°以下であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の映像表示装置。
  11. 【請求項11】 接眼光学系の後部と前部がそれぞれプ
    リズムを含み、コンバイナが接眼光学系の後部のプリズ
    ムと前部のプリズムで挟まれていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の映像表示装置。
  12. 【請求項12】 接眼光学系の後部のプリズムが凸面を
    有し、正のパワーを有する屈折素子を兼ねることを特徴
    とする請求項11に記載の映像表示装置。
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