JP2000147422A - 頭部搭載型ディスプレイ - Google Patents

頭部搭載型ディスプレイ

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JP2000147422A
JP2000147422A JP10317293A JP31729398A JP2000147422A JP 2000147422 A JP2000147422 A JP 2000147422A JP 10317293 A JP10317293 A JP 10317293A JP 31729398 A JP31729398 A JP 31729398A JP 2000147422 A JP2000147422 A JP 2000147422A
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light
reflective
optical element
observer
lens
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JP10317293A
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Keiu Morimoto
経宇 森本
Atsushi Yamanaka
篤 山中
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系を従来のものと比較して大型化するこ
となく、高コントラスト化、高輝度化、広視野角化を実
現することができる頭部搭載型ディスプレイを提供す
る。 【解決手段】 照明光を出射するフロントライト41
と、フロントライト41からの照明光を透過光と反射光
とに分離するハーフミラー43と、ハーフミラー43に
て分離された光の一方を受けて、所望の反射光を形成す
ることにより、映像を表示する反射型LCDパネル40
とを備え、反射型LCDパネル40によって形成された
反射光を、前記ハーフミラー43にて透過光と反射光と
に分離して、その一方を観察者の眼球20に導く頭部搭
載型ディスプレイであって、前記反射型LCDパネル4
0と前記ハーフミラー43との間に、前記反射型LCD
パネル40によって形成された反射光を屈折拡大するレ
ンズ44を設けるとともに、前記ハーフミラー43と前
記観察者の眼球20との間に、前記反射型LCDパネル
40によって形成された反射光を屈折拡大するレンズ4
2を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型映像表示素
子により表示された映像を、光学系により観察者の眼球
に虚像として提示する頭部搭載型ディスプレイ(Hea
d Mounted Display:以下、HMDと
称す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、仮想的現実における視覚情報提示
用ディスプレイ、家庭用のゲーム機器やAV観賞用のデ
ィスプレイ、また携帯情報端末用のモバイルディスプレ
イとして、HMDが注目されている。HMDはゴーグル
型、眼鏡型等の装置を頭部に装着し、映像、音響を視聴
するものである。
【0003】図5は従来のHMDの概略構成の一例を示
す上面図であり、同図において、全体はメガネ型ケース
1に納められており、観察者の頭部に装着して使用され
るが、そのメガネのレンズに相当する部分に、外側から
バックライト2、映像表示素子3、拡大レンズ4の順に
構成要素が配置されている。
【0004】従って、映像表示素子3によって形成され
た映像を拡大レンズ4で拡大し、観察者の眼球に虚像と
して提示することにより、このHMDを装着した観賞者
は、大画面スクリーンの映像と同様の映像を観賞するこ
とが可能となる。
【0005】従来のHMDにおいては、映像表示素子3
として透過型液晶表示素子を利用するものが多かった
が、最近では、反射型液晶表示素子を利用したHMD
も、例えば特開平8−320451号公報等で提案され
ている。このHMDについて以下説明する。
【0006】尚、以下の説明においては、図6に示すよ
うに、座標軸の定義を、紙面に垂直で手前に向いている
方向をZ軸、紙面に平行で上向きの方向をY軸、Y軸に
垂直で紙面右に向かう方向をX軸とする。
【0007】特開平8−320451号公報で提案され
ているHMDは、図7に示すように、平板蛍光管10か
ら出た照明光が、偏光板(P)15、ビームスプリッタ
13を透過して、反射型LCDパネル11を照射するこ
とにより、該反射型LCDパネル11に表示された映像
が照らし出される。
【0008】反射型LCDパネル11により反射された
光は、映像情報としてビームスプリッタ13のハーフミ
ラー面13aで反射して、λ/4波長板14を透過した
後、平凸レンズ12の反射面12aで反射し、ビームス
プリッタ13、偏光板(S)16を透過して観察者の眼
球20に導かれる。
【0009】ここで、平板蛍光管10から観察者の眼球
20に至るまでの光の偏光方向は、偏光板(P)15か
らλ/4波長板14に至るまではP偏光であり、平凸レ
ンズ12の反射面12aで反射してλ/4波長板14を
透過するとS偏光になり、偏光板(S)16を透過して
観察者の眼球20に導かれるまではそのままである。
【0010】一方、平板型蛍光管10から出射されハー
フミラー面13aで反射された照明光の偏光方向は、偏
光板(P)15からハーフミラー面13aで反射される
までP偏光であるため、観察者の眼球20の前方に位置
する偏光板(S)16で遮断される。
【0011】また、反射型LCDパネル11で散乱され
た光がハーフミラー面13aを透過して観察者の眼球2
0に向かう場合も、P偏光のままであるため、観察者の
眼球20の前方に位置する偏光板(S)16で遮断され
る。
【0012】以上の構成により、反射型LCDパネル1
1を用いているので、得られる映像が明るく、高コント
ラストになるとともに、全反射部材の平凸レンズ12を
用いているので、得られる映像が明るく、さらに光路を
大きく屈折させることができるため、光学系をコンパク
トにすることができる。
【0013】さらに、Displaytech社製の反射型液晶パ
ネル評価キットでは、図8に示すように、LED31か
ら出た照明光が、レンズ34により平行光束とされて、
偏光板(P)35、ハーフミラー33を透過し、強誘電
性反射型液晶パネル30を照射することにより、該強誘
電性反射型液晶パネル30に表示された映像が照らし出
される。
【0014】強誘電性反射型液晶パネル30により反射
された光は、映像情報としてハーフミラー33で反射
し、偏光板(S)36、レンズ32を透過して観察者の
眼球20に導かれる。
【0015】ここで、LED31から観察者の眼球20
に至るまでの光の偏光方向は、偏光板(P)35から強
誘電性反射型液晶パネル30に至るまではP偏光であ
り、強誘電性反射型液晶パネル30で光が反射されると
きに、発光すべきピクセルの部分から反射される光はS
偏光となり、そうでないピクセル部分から反射される光
はそのままP偏光として反射される。
【0016】強誘電性反射型液晶パネル30にて反射さ
れた光は、ハーフミラー33で反射され、偏光板(S)
36に達する。偏光板(S)36では、発光すべきS偏
光成分のみが透過し、そうでないP偏光成分は遮断され
る。偏光板(S)36を透過したS偏光成分は、レンズ
32で屈折されて、観察者が観察する像が拡大された
後、観察者の眼球20に到達する。
【0017】従って、観察者の眼球20には、発光すべ
きピクセル部分のS偏光成分のみが到達するので、観察
者は強誘電性反射型液晶パネル30に表示されている映
像の拡大された虚像を見ることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7と
ともに上述した特開平8−320451号公報に記載の
ものにおいては、平板蛍光管10から出射した照明光
は、偏光板(P)15を透過した後、ハーフミラー面1
3aで反射型LCDパネル11に向けて透過する光線
と、観察者の眼球20に向けて反射する光線17とに分
離される。
【0019】ここで、光線17に全く偏光の乱れがなけ
れば、光線17は偏光板(S)16で全て遮断されるの
で、観察者の眼球20には到達しないが、実際には、ハ
ーフミラー面13aで反射される際に多少の乱れを伴う
ので、光線17の一部が偏光板(S)16を透過してし
まい、観察者の眼球20に到達することとなる。これが
フレア光となり、映像のコントラストを低下させてしま
うという問題があった。
【0020】さらに、平板蛍光管10から出射したシグ
ナル光は、観測者の眼球20に到達するまでに、ハーフ
ミラー面13aを3回透過/反射するため、平板蛍光管
10から出射した照明光の利用率は1/8になってしま
い、輝度が低下してしまう。或いは、輝度を大きくする
には、消費電力が大きくなってしまうという問題があっ
た。
【0021】また、図8とともに上述した光学系におい
ては、LED31から出射したシグナル光が、ハーフミ
ラー33を2回透過/反射するため、LED31から出
射した照明光の利用率は1/4となり、図7に示したも
のに比べて2倍の利用効率であるが、レンズ32がハー
フミラー33と観察者の眼球20の間にあるだけなの
で、強誘電性反射型液晶パネル30に表示された映像を
大きく拡大するには屈折力が不足し、広視野角化に限度
があるという問題があった。
【0022】本発明は、上述したような点に鑑みてなさ
れたものであり、光学系を従来のものと比較して大型化
することなく、高コントラスト化、高輝度化、広視野角
化を実現することができる頭部搭載型ディスプレイを提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明に係る頭部搭載型ディスプレイは、照明光を出射する
照明手段と、該照明手段からの照明光を透過光と反射光
とに分離する半透過/半反射光学素子と、該半透過/半
反射光学素子にて分離された光の一方を受けて、所望の
反射光を形成することにより、映像を表示する反射型映
像表示素子とを備え、該反射型映像表示素子によって形
成された反射光を、前記半透過/半反射光学素子にて透
過光と反射光とに分離して、その一方を観察者の眼球に
導く頭部搭載型ディスプレイであって、前記反射型映像
表示素子と前記半透過/半反射光学素子との間に、前記
反射型映像表示素子によって形成された反射光を屈折拡
大する第1の拡大光学素子を設けるとともに、前記半透
過/半反射光学素子と前記観察者の眼球との間に、前記
反射型映像表示素子によって形成された反射光を屈折拡
大する第2の拡大光学素子を設けたものである。
【0024】これによって、第1及び第2の拡大光学素
子を、反射型液晶表示素子と半透過/半反射光学素子と
の間、及び半透過/半反射光学素子と観察者の眼球との
間にそれぞれ分離して配置しているので、光学系の大型
化を招来することなく、虚像サイズをより大きくするこ
とができる。また、フレア光の発生を防止して、高コン
トラストの映像を観察することが可能である。
【0025】本願請求項2に記載の発明に係る頭部搭載
型ディスプレイは、前記請求項1に記載の頭部搭載型デ
ィスプレイにおいて、前記反射型映像表示素子に入射す
る前記照明手段からの照明光を平行光束に変換する平行
変換光学素子を設けたものである。
【0026】これによって、平行変換光学素子によって
照明手段からの照明光を平行光束に変換した後、反射型
映像表示素子を照明するので、照明光を反射型映像表示
素子に対して垂直に入射することが可能となり、観察者
は良好な映像を観察することができる。
【0027】本願請求項3に記載の発明に係る頭部搭載
型ディスプレイは、前記請求項2に記載の頭部搭載型デ
ィスプレイにおいて、前記平行変換光学素子を、前記第
1の拡大光学素子と兼用したものである。
【0028】これによって、平行変換光学素子を、第1
の拡大光学素子と兼用しているので、簡単な構成にて、
反射型映像表示素子で表示される映像を拡大するととも
に、照明手段からの照明光を平行光束に変換して反射型
映像表示素子を照射することができ、より小型・軽量化
を実現することが可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の頭部搭載型ディス
プレイの第1実施形態を、図1とともに説明する。ここ
で、図1は本実施形態の頭部搭載型ディスプレイにおけ
る光学系を示す説明図である。尚、図1(a),(b)
は各光学素子の配置を上下逆にしただけで、基本構成は
全く同じである。
【0030】本実施形態の頭部搭載型ディスプレイの光
学系は、図1に示すように、ZX平面と平行なY軸上
に、順にフロントライト(照明手段)41、偏光板
(P)45、レンズ(第1の拡大光学素子)44、反射
型LCDパネル(反射型映像表示素子)40が配置さ
れ、YZ平面と平行なX軸上に、順に偏光板(S)4
6、レンズ(第2の拡大光学素子)42が配置されてい
る。
【0031】また、偏光板(P)45とレンズ44との
間に、YZ平面と平行な平面をZ軸を中心として+45
度回転させた状態でハーフミラー(半透過/半反射光学
素子)43が配置されている。
【0032】尚、本実施形態においては、ハーフミラー
43として偏光ミラーを使用しており、例えば3M社よ
り販売されている「DBEF」などを用いることができ
る。偏光ミラーとは、ある方向の直線偏光成分を透過
し、透過する偏光成分と直行する偏光成分を反射すると
いう性質を持つものであり、ここでは、P偏光を透過
し、S偏光を反射するような方向で配置されている。
【0033】上記のように構成してなる光学系において
は、フロントライト41から出射した照明光が偏光板
(P)45、ハーフミラー43、レンズ44を透過し、
反射型LCDパネル40に到達する。反射型LCDパネ
ル40では、発光(発色)すべきピクセルの部分におい
てその強弱に応じて偏光方向が回転する。
【0034】反射型LCDパネル40で反射された光線
はレンズ44を透過する。このとき、光線はレンズ44
により屈折し、観察者の観察する像が拡大される。レン
ズ44にて屈折された光線は、次にハーフミラー43で
反射され、偏光板(S)46を透過した後、レンズ42
に入射する。
【0035】この偏光板(S)46により、偏光の回転
度合いに対して光線が遮断されるので、観察者の目に映
像として捕らえられるようになる。また、レンズ42で
光線はもう一度屈折し、観察者が観察する像はさらに拡
大され、映像観察者の眼球20に到達する。
【0036】このように、本実施形態の光学系の場合、
反射型LCDパネル40で反射された光線は、レンズ4
4及びレンズ42により2回屈折するので、図8ととも
に上述した従来例と比較すると、より広視野で映像を捕
らえることが可能となる。
【0037】また、フロントライト41から出射した照
明光は、一度目のハーフミラー43通過時にその半分が
光線47として、観察者の眼球20と反対の向き(−X
軸方向)に反射されるが、この光線47は観察者の眼球
20には全く入射しないので、図7とともに上述した従
来例と比較すると、よりフレア光の少ない、高コントラ
ストな映像を楽しむことができる。
【0038】さらに、本実施形態の光学系においては、
ハーフミラー43の透過/反射回数が2回であるので、
フロントライト41から出射した光の利用率は1/4と
なり、図7とともに上述した従来例の2倍の輝度、すな
わち図8とともに上述した従来例と同等の輝度を得るこ
とができる。
【0039】そしてまた、ハーフミラー43として、偏
光ミラーを使用することにより、フロントライト41か
ら出射した光の利用効率は1となり、消費電力を増やす
ことなく、輝度を向上させることができる。
【0040】また、本発明の頭部搭載型ディスプレイの
第2実施形態を、図2とともに説明するが、上記第1実
施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。ここで、図2は本実施形態の頭部搭載型ディスプ
レイにおける光学系を示す説明図であり、図2(a),
(b)は各光学素子の配置を上下逆にしただけで、基本
構成は全く同じである。
【0041】本実施形態の頭部搭載型ディスプレイの光
学系は、図2に示すように、ZX平面と平行なY軸上
に、順にフロントライト(照明手段)41、偏光板
(P)45が配置され、YZ平面と平行なX軸上に、順
に反射型LCDパネル(反射型映像表示素子)40、レ
ンズ(第1の拡大光学素子)44、偏光板(S)46、
レンズ(第2の拡大光学素子)42が配置されている。
【0042】また、レンズ44と偏光板(S)46との
間に、YZ平面と平行な平面をZ軸を中心として+45
度回転させた状態でハーフミラー(半透過/半反射光学
素子)43が配置されている。
【0043】上記のように構成してなる光学系において
は、フロントライト41から出射した照明光が偏光板
(P)45を透過し、ハーフミラー43で反射された
後、レンズ44を透過し、反射型LCDパネル40に到
達する。反射型LCDパネル40で反射された光線はレ
ンズ44を透過し、観察者の観察する像が屈折拡大され
る。拡大された光線は、次にハーフミラー43、偏光板
(S)46を透過した後、レンズ42に入射する。
【0044】この偏光板(S)46により、偏光の回転
度合いに対して光線が遮断されるので、観察者の目に映
像として捕らえられるようになる。また、レンズ42で
光線はもう一度屈折し、観察者が観察する像がさらに拡
大され、映像観察者の眼球20に到達する。
【0045】このように、本実施形態の光学系の場合、
上記第1実施形態と同様、フロントライト41から出射
した光線は、反射型LCDパネル40で反射された後、
レンズ44及びレンズ42により2回屈折するので、よ
り広視野で映像を捕らえることが可能となる。
【0046】次に、本発明の頭部搭載型ディスプレイの
第3実施形態を、図3とともに説明するが、上記第1実
施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。ここで、図3は本実施形態の頭部搭載型ディスプ
レイにおける光学系を示す説明図である。
【0047】本実施形態の頭部搭載型ディスプレイの光
学系は、図3に示すように、フロントライト41とハー
フミラー43との間にレンズ50を追加配置し、該レン
ズ50と、反射型LCDパネル40とハーフミラー43
との間に配置されたレンズ44との両方に関する焦点位
置にフロントライト41を配置している。
【0048】すなわち、レンズ50及びレンズ44によ
り平行変換光学素子を構成し、フロントライト41から
出射した照明光は偏光板(P)45、レンズ50、ハー
フミラー43、レンズ44を透過して、平行光束に変換
された状態で、反射型LCDパネル40に到達する。
【0049】通常、反射型LCDパネル40は、垂直な
入射光に対するコントラストが最大になり、最も良好な
画質が得られるように設計されているので、本実施形態
のように、平行光束で反射型LCDパネル40を照射す
ることにより、より鮮明な映像を得ることが可能とな
る。
【0050】さらに、本発明の頭部搭載型ディスプレイ
の第4実施形態を、図4とともに説明するが、上記第1
実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。ここで、図4は本実施形態の頭部搭載型ディス
プレイにおける光学系を示す説明図である。
【0051】本実施形態の頭部搭載型ディスプレイの光
学系は、図4に示すように、フロントライト41をレン
ズ44の焦点位置に配置して、フロントライト41のみ
で平行変換光学素子を構成している。
【0052】このように、フロントライト41をレンズ
44の焦点位置に配置することによって、反射型LCD
パネル40を平行光束で照射することが可能となり、よ
り鮮明な映像を得ることができる。また、上記第3実施
形態のものと比較して、簡単な構成にて、照明光を平行
光束に変換することができるので、より小型・軽量化を
実現することが可能である。
【0053】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明に係る頭部搭
載型ディスプレイは、上述したような構成としているの
で、第1及び第2の拡大光学素子を、反射型液晶表示素
子と半透過/半反射光学素子との間、及び半透過/半反
射光学素子と観察者の眼球との間にそれぞれ分離して配
置しているので、光学系の大型化を招来することなく、
虚像サイズをより大きくすることができる。また、フレ
ア光の発生を防止して、高コントラストの映像を観察す
ることが可能である。
【0054】本願請求項2に記載の発明に係る頭部搭載
型ディスプレイは、平行変換光学素子によって照明手段
からの照明光を平行光束に変換した後、反射型映像表示
素子を照明するので、照明光を反射型映像表示素子に対
して垂直に入射することが可能となり、観察者は良好な
映像を観察することができる。
【0055】本願請求項3に記載の発明に係る頭部搭載
型ディスプレイは、平行変換光学素子を、第1の拡大光
学素子と兼用しているので、簡単な構成にて、反射型映
像表示素子で表示される映像を拡大するとともに、照明
手段からの照明光を平行光束に変換して反射型映像表示
素子を照射することができ、より小型・軽量化を実現す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の頭部搭載型ディスプレイにおける光学
系の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明の頭部搭載型ディスプレイにおける光学
系の第2実施形態を示す説明図である。
【図3】本発明の頭部搭載型ディスプレイにおける光学
系の第3実施形態を示す説明図である。
【図4】本発明の頭部搭載型ディスプレイにおける光学
系の第4実施形態を示す説明図である。
【図5】従来の頭部搭載型ディスプレイの概略構成を示
す説明図である。
【図6】各座標軸の定義を示す説明図である。
【図7】従来の頭部搭載型ディスプレイにおける光学系
の一例を示す説明図である。
【図8】従来の頭部搭載型ディスプレイにおける光学系
の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
20 観察者の眼球 40 反射型LCDパネル 41 フロントライト 42 レンズ 43 ハーフミラー 44 レンズ 45 偏光板(P) 46 偏光板(S) 50 レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を出射する照明手段と、 該照明手段からの照明光を透過光と反射光とに分離する
    半透過/半反射光学素子と、 該半透過/半反射光学素子にて分離された光の一方を受
    けて、所望の反射光を形成することにより、映像を表示
    する反射型映像表示素子とを備え、 該反射型映像表示素子によって形成された反射光を、前
    記半透過/半反射光学素子にて透過光と反射光とに分離
    して、その一方を観察者の眼球に導く頭部搭載型ディス
    プレイであって、 前記反射型映像表示素子と前記半透過/半反射光学素子
    との間に、前記反射型映像表示素子によって形成された
    反射光を屈折拡大する第1の拡大光学素子を設けるとと
    もに、 前記半透過/半反射光学素子と前記観察者の眼球との間
    に、前記反射型映像表示素子によって形成された反射光
    を屈折拡大する第2の拡大光学素子を設けたことを特徴
    とする頭部搭載型ディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の頭部搭載型ディス
    プレイにおいて、 前記反射型映像表示素子に入射する前記照明手段からの
    照明光を平行光束に変換する平行変換光学素子を設けた
    ことを特徴とする頭部搭載型ディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の頭部搭載型ディス
    プレイにおいて、 前記平行変換光学素子は、前記第1の拡大光学素子と兼
    用されることを特徴とする頭部搭載型ディスプレイ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7002751B2 (en) 2000-09-27 2006-02-21 Minolta Co., Ltd. Image display apparatus
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