JP2001310089A - 押え位置変更装置を備えたミシン - Google Patents

押え位置変更装置を備えたミシン

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JP2001310089A
JP2001310089A JP2000130842A JP2000130842A JP2001310089A JP 2001310089 A JP2001310089 A JP 2001310089A JP 2000130842 A JP2000130842 A JP 2000130842A JP 2000130842 A JP2000130842 A JP 2000130842A JP 2001310089 A JP2001310089 A JP 2001310089A
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    • D05B29/00Pressers; Presser feet
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンにおいて、布押えを装着する押さえ棒
の下方位置と上方位置とを適宜に設定する際に、僅かの
動作で且つ比較的小さな力で操作すること。 【解決手段】 ミシン機枠に上下可能に支承される押え
棒11と、該押え棒11の下端と針板15との間が下方
位置となる第1設定位置と,前記押え棒11が上方位置
となる第2設定位置との2位置を切り換えて設定するた
めの伝達手段を含む位置決め手段と、前記第1設定位置
において前記押え棒11を前記伝達手段を介して下方に
押圧付勢するバネ手段とを備えること。前記位置決め手
段は、前記第1設定位置と第2設定位置との換え操作に
おける切換点付近を除く操作範囲において前記バネ手段
の付勢に拘りなく、切り換え操作ができるようにしたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンにおいて、
布押えを装着する押さえ棒の下方位置と上方位置とを適
宜に設定する際に、僅かの動作で且つ比較的小さな力で
操作することができる押え位置変更装置を備えたミシン
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ミシンにおける布押えは、押さ
え棒の先端に装着され、その押さえ棒の上下動によっ
て、布押えも上下し、上方位置,下方位置のいずれかに
設定される。そして、布押えを針板に降ろして、布地を
押さえつける場合には押さえ棒を下方位置とし、布押え
又は針等の交換時には、押さえ棒を上方位置に設定す
る。この押さえ棒は、通常,バネにより常時下方位置方
向に向けて弾性的に付勢されている。このバネによる下
方位置方向への弾性的な付勢が布押えを針板上に押さえ
つける役目をなしているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、押さ
え棒は、バネにより常時,下方位置方向に向けて弾性的
に付勢されている。したがって、この押さえ棒を下方位
置から上方位置に移動させるときには、ミシンに設けら
れたレバー等の装置を介して、バネの押圧力に抗して押
さえ棒を上方に押し上げるものである。
【0004】ところが、押さえ棒に装着されているバネ
の押圧力は、針板に布地を押さえつけるため、かなり強
力である。特に、厚手の布地や革等に縫作業を行う場合
には、布押えで強力に押さえなくてはならないので、バ
ネの押圧力も大きいものが採用される。そのために、押
さえ棒を上方位置に移動させるために、バネの押圧力に
抗して移動させるときには、たとえレバー等を介して操
作しても、比較的大きな力を必要とする。さらに、操作
に関しては、ほとんどレバー操作に限定され、他の操作
手段を選定しにくいなどの問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、ミシン機枠に上下可能に支承される押え棒と、該押
え棒を固着する下部ホルダと、前記押え棒を遊挿すると
共にバネ手段により下方に押圧付勢される上部ホルダ
と、該上部ホルダと下部ホルダとを連結する伝達手段を
含み,且つ前記押え棒が下方位置となる第1設定位置
と,該押え棒が上方位置となる第2設定位置との2位置
とを切り換えて設定する位置決め手段とを備え、該位置
決め手段の切換え操作による前記第1設定位置におい
て、前記上部ホルダと下部ホルダと前記伝達手段とを押
圧力の連結状態として前記バネ手段の付勢を伝達手段を
介して前記押え棒に伝達する状態に設定し、前記位置決
め手段の切換え操作による前記第2設定位置において、
前記伝達手段を動作させて該伝達手段による押圧力の連
結状態を解除するようにした押え位置変更装置を備えた
ミシンとしたことにより、押えの交換作業における押え
棒の上下位置の切り換え操作を極めて僅かの力及び操作
範囲にて行うことができ、上記課題を解決したものであ
る。
【0006】また、前記伝達手段はリンク機構部とし、
該リンク機構部は前記上部ホルダに揺動可能に連結する
上部リンクと、該上部リンクの他端側に揺動自在に連結
し,且つ前記押えスプリングの押圧力を前記下部ホルダ
に伝達するように連結する下部リンクとからなり、前記
上部リンクと下部リンクとの開閉動作により下部ホルダ
と上部ホルダとを離間,近接させる構造にすることで、
押え棒の第1設定位置と第2設定位置する動作を確実性
を与えることができる。
【0007】また、前記上部リンクと下部リンクとは、
平行移動する高さ切換部材の平行移動を介して前記上部
リンクと下部リンクとを開閉させ、上部ホルダと下部ホ
ルダとを近接及び離間させてなる構造にすることで、上
部リンクと下部リンクとの開閉動作を滑らかにすること
ができる。
【0008】また、前記リンク駆動部は、前記上部リン
ク又は下部リンクの何れか一方側と連続形成し,且つ前
記上部リンクと下部リンクに開閉動作を与えるレバー部
材を設け、該レバー部材の自由端側には被案内部が形成
され、前記高さ切換部材には前記被案内部を上下方向に
案内するガイド部が形成されてなる構造とすることで、
リンク機構の開閉動作を滑らかなものとし、ひいては押
え棒の高さ位置の操作をより一層,滑らかにすることが
できる。
【0009】また、前記リンク機構部の上部リンクと下
部リンクには、前記上部ホルダと下部ホルダとが近接及
び離間のそれぞれの状態を維持するための維持スプリン
グを装着した構造とすることで、上部リンクと下部リン
クとの開き状態又は閉じ状態のいずれも上記維持スプリ
ングの弾性力により、その状態を維持させることがで
き、厚めの素材や固い素材等に縫い作業を行う場合の衝
撃にも十分に耐えうることができ、また通常縫い或いは
刺しゅうの作業を安定した状態のもとに行うことができ
る。
【0010】また、前記高さ切換部材は、駆動源を介し
て平行移動してなる構造とすることで、押え棒の第1設
定位置,第2設定位置の位置設定を自動的に行うことが
できる。これは、モータ等のアクチュエータを使用する
ことにより、上記2位置の切り換えを自動化することを
可能にするものである。また、2位置切り換えを自動化
した時にも従来技術のレバー等の操作による押えの上下
を手動を併設することができる等の利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明は、主に押え棒11と、該押
え棒11の下方位置,上方位置を設定するための位置決
め手段とから構成される。該位置決め手段は主に、上部
ホルダ1,下部ホルダ2,伝達手段及び高さ切換部材6
等から構成される(図1,図2等参照)。
【0012】前記伝達手段は、前記上部ホルダ1と下部
ホルダ2とを離間,近接させる。その伝達手段は具体的
には、後述するリンク機構部Aである。まず、その上部
ホルダ1は、押え棒11を貫通させて、略遊挿状態に支
持するものである。前記押え棒11の軸方向は、ミシン
に装着された状態において、垂直方向(略垂直方向も含
まれる)に一致する(図1,図2等参照)。
【0013】その上部ホルダ1は、前述したように、そ
の押え棒11が遊挿状態に挿通するための押え棒支持部
1aが形成されている。また、後述する上部リンク3と
枢支連結する連結部1bが形成されている〔図3
(A),(B)参照〕。該連結部1bは、ピン部材から
構成されたものであり、後述する上部リンク3とは枢支
自在にピン接続される。
【0014】また、上部ホルダ1には、位置規制ガイド
1cが形成されている。該位置規制ガイド1cは、押え
棒11及びそれに付属する部材の回転方向を規制するも
のであり、位置規制ガイド1cには、図示されないピン
等が挿通されている。その上部ホルダ1は、金属板材が
適宜に折り曲げられて形成されたものである。さらに、
前記押え棒支持部1aは、具体的にはパイプ材,管材等
の中空材が上部ホルダ1の本体内に装着されている。そ
して、前記押え棒11は、その管材とした押え棒支持部
1aを軸方向に移動可能に遊挿状態に挿通されている
〔図3(A)参照〕。
【0015】次に、下部ホルダ2は、押え棒固定部2a
が形成され、また、後述する下部リンク4と枢支連結す
る連結部2bが形成されている〔図3(A)参照〕。該
連結部2bは、ピン部材が遊挿可能な貫通孔である。そ
の押え棒固定部2aは、前記押え棒11を移動不能に固
定する部位であり、具体的には、貫通孔形状として形成
され、その貫通孔の軸方向の中間位置にはロック螺子部
2cが装着されている〔図3(A),(B)参照〕。
【0016】そして、その押え棒固定部2aに挿通され
た押え棒11は、その軸方向の適正位置で前記ロック螺
子部2cにより固着される。その上部ホルダ1と下部ホ
ルダ2とは、前記押え棒11の軸方向に対して上下とな
る位置関係を有して装着される。該押え棒11の下端に
は、押え12が着脱自在なる構造となっている。そし
て、押え棒11を位置決め手段を介して上方位置又は下
方位置に設定することで該押え棒11の下端箇所に装着
された押え12の高さ位置を適宜に設定するものである
〔図1及び図2(A),(B)参照〕。
【0017】ここで、押え棒11の下方位置とは、具体
的には該押え棒11が降りた状態であり、押え棒11の
下端に装着した押え12が針板15に当接することがで
きる位置状態である。そして、その押え棒11の下方位
置にある状態を第1設定位置と称する。
【0018】また、押え棒11の上方位置とは、押え棒
11が上がった状態であり、且つ押え棒11の下端に装
着した押え12が針板15から離間する状態である。そ
して、その押え棒11の上方位置にある状態を第2設定
位置と称する。上記第1設定位置のときには、前記上部
ホルダ1と下部ホルダ2とは離間状態にある。また第2
設定位置のときには、前記上部ホルダ1と下部ホルダ2
とは近接(当接を含む)状態にある。
【0019】また、前記位置決め手段は、前記第1設定
位置と第2設定位置とを設定する手段である。前記第1
設定位置では、上部ホルダ1と下部ホルダ2とを前記伝
達手段を介して押圧力の連結状態として、該バネ手段の
付勢を前記押え棒11に伝達する状態に設定することが
できる。
【0020】さらに、前記位置決め手段の切換え操作に
よる前記第2設定位置においては、前記伝達手段を動作
させて押圧力の連結状態を解除することができる。即
ち、上部ホルダ1と下部ホルダ2とが近接又は当接し
て、バネ手段の押圧付勢が上部ホルダ1を介して下部ホ
ルダ2に伝達するものであり、伝達手段を介して下部ホ
ルダ2にバネ手段の押圧付勢を伝達するものではない。
【0021】その上部ホルダ1と下部ホルダ2は、前記
リンク機構部Aを介して近接且つ離間する構造となって
いる。ここで、上部ホルダ1と下部ホルダ2とが近接す
る状態については、上部ホルダ1と下部ホルダ2とが近
接する状態だけでなく当接する状態も含まれる〔図1乃
至図3(B)参照〕。
【0022】前記リンク機構部Aを構成する部材は、具
体的には、上部リンク3,下部リンク4及びレバー部材
5である〔図1,図2及び図3(A)等参照〕。その上
部リンク3は、長手方向の一端側が上部ホルダ1に枢支
連結される枢支連結部3aとなっている〔図3(B)参
照〕。そして、上部リンク3の他端側は、前記下部リン
ク4との回動連結部4bとなっている。その下部リンク
4は、長手方向一端側が下部ホルダ2との枢支連結部4
aとなっており、他端側は前述した上部リンク3との回
動連結部4bとなっている。
【0023】上部リンク3と上部ホルダ1との枢支連結
構造は、上部リンク3の枢支連結部3aである貫通孔に
前述した上部ホルダ1の連結部1bに設けられたピンが
遊挿して軸支されている。同様に、下部リンク4におい
ては、下部ホルダ2の連結部2bに設けられた貫通孔に
枢支連結部4aのピンが遊挿される。
【0024】そして、上部リンク3と下部リンク4との
他端同士の枢支連結はそれぞれの回動連結部3b,4b
とが枢支連結されるものである。ここで、回動連結部3
b,4b同士の枢支連結箇所を回動中心部P0 と称す
る。また、上部リンク3と上部ホルダ1との枢支連結箇
所を枢支部P1 と称する。また、下部リンク4と下部ホ
ルダ2との枢支連結箇所を枢支部P2 と称する〔図3
(B)参照〕。
【0025】その上部リンク3と下部リンク4とが回動
中心部P0 を中心として、開閉状に回動することで、枢
支部P1 と枢支部P2 とが相互に近接(当接状態を含
む)且つ離間し、これによって上部ホルダ1と下部ホル
ダ2とが前記押え棒11の軸方向に沿って、近接(当接
状態を含む)及び離間を行うことができる。
【0026】即ち、上部リンク3と下部リンク4とが十
分に開いた状態で、枢支部P1 と枢支部P2 とが離間
し、これに伴い上部ホルダ1と下部ホルダ2とが離間す
ることになる。また、上部リンク3と下部リンク4とが
閉じた状態で、枢支部P1 と枢支部P2 とが近接し、こ
れに伴い上部ホルダ1と下部ホルダ2とが近接又は当接
することになる。
【0027】このうように、上部ホルダ1と下部ホルダ
2とが離間したときには、押え棒11は第1設定位置
(下方位置)にある。また、上部ホルダ1と下部ホルダ
2とが近接したときには、押え棒11は、第2設定位置
(上方位置)にある。
【0028】その上部リンク3には、レバー部材5が形
成されている。該レバー部材5は、上部リンク3の長手
方向に対して、略直角及びその前後の角度に設定されて
形成されたものである。具体的には、前記上部リンク3
の長手方向に対して略75度前後の角度を有して形成さ
れたものである。該レバー部材5は、後述する高さ切換
部材6とともに前記上部リンク3と下部リンク4とを開
閉させる役目をなすものである〔図6(A),(B)参
照〕。
【0029】即ち、レバー部材5が、上部ホルダ1或い
は下部ホルダ2側に接近することにより、上部リンク3
と下部リンク4とが開く方向に回動し、また、そのレバ
ー部材5が上部ホルダ1或いは下部ホルダ2から離れる
ことにより、上部リンク3と下部リンク4とが閉じる方
向に回動する。
【0030】そのレバー部材5には、被案内部5aが形
成されている。該被案内部5aは、具体的にはピン形状
としたものであり、後述する高さ切換部材6に形成され
たガイド部6aにより上下左右方向に案内されるもので
ある。そのレバー部材5は、前述したように上部リンク
3側に形成されているが、下部リンク4側に形成される
場合もある。また、上記ガイド部6aは、リンク機構部
Aを上下方向に移動させるものであり、これによって、
前記上部ホルダ1及び下部ホルダ2を上下方向に手動で
強制移動させるときのガイドとなる(図14参照)。
【0031】その高さ切換部材6のガイド部6aの具体
的な形状は、その断面形状が凹形溝状に形成されたもの
であり、該凹形溝には前述のレバー部材5の被案内部5
aが遊挿するようになっている〔図3(A),(B)参
照〕。また、ガイド部6aの別の形状としては、特に図
示しないが、筋状の長孔としたものであってもかまわな
い。該実施例においては、その長孔内にレバー部材5の
被案内部5aが遊挿されることになる。
【0032】そのガイド部6aの上下方向の両端には連
結部6b1 及び連結部6b2 がそれぞれ形成されてお
り、高さ切換部材6のガイド部6aが左右方向に平行移
動するように移動機構7が装着されている。該移動機構
7の具体的な実施例としては、上下ふたつの揺動リンク
7a,7bが使用され、該揺動リンク7a,7bが前記
連結部6b1 ,連結部6b2 にそれぞれ枢支連結された
ものである〔図3(A),(B),図4等参照〕。
【0033】そして、前記揺動リンク7a,7bの揺動
動作により、高さ切換部材6が左右方向に平行移動する
ことができるようになっている〔図4(A)参照〕。該
揺動リンク7a,7bのいずれか一方には切換え操作軸
8が装着されている。該切換え操作軸8は、図示されな
い駆動源を介して正逆両方向に回転可能に制御され、前
記揺動リンク7を揺動させ、これによって前記高さ切換
部材6を左右方向に平行移動させることができる。
【0034】また、高さ切換部材6の左右方向への平行
移動はミシン本体の外部より手動で行う構造としたもの
であってもよい。この場合には、前記切換え操作軸8が
ミシン本体の外部に突出し、図示されない切換用レバー
部材等を介して切換え操作するものである。
【0035】前記二つの揺動リンク7a,7bには、補
助リンク機構9が装着されている。該補助リンク機構9
は、小リンク9a,9aと制動リンク9bとから構成さ
れ、これらのリンクと前記二つの揺動リンク7a,7b
とが略4節リンク機構を構成する〔図4(C)参照〕。
両揺動リンク7a,7bの動作を同期させ、その動作に
ズレが生じたり、誤動作することを防止するものであ
る。
【0036】次に、前記上部リンク3の枢支部P1 と下
部リンク4の枢支部P2 との間には、維持スプリング1
0が装着され、上部リンク3と下部リンク4とが開閉そ
れぞれの状態を維持することができるようにしている
〔図3(B)及び図6(A),(B)等参照〕。具体的
には、前記上部ホルダ1に形成された連結部1bのピン
と、前記下部ホルダ2の連結部2bの貫通孔に遊挿され
た下部リンク4のピンに前記維持スプリング10が装着
されたものである。
【0037】特に、維持スプリング10により、上部リ
ンク3と下部リンク4とが開いた状態を維持する場合に
は、その上部リンク3と下部リンク4とがデッドポイン
トを越えて略1直線よりもその閉じ側の反対側に傾斜す
る状態で、維持スプリング10により引っ張られるよう
に作用しており、上部リンク3と下部リンク4との開き
状態の維持が容易に行われることができる。
【0038】前記押え棒11の軸方向に沿って押えスプ
リング13が装着され、該押えスプリング13は、前記
上部ホルダ1の上端に当接し、該上部ホルダ1を常時,
下方に弾性的に付勢する。その上部ホルダ1が前記上部
リンク3及び下部リンク4を介して下部ホルダ2、さら
には、下部ホルダ2にて固着された押え棒11及び押え
12に前記押えスプリング13の弾性力を伝達する。
【0039】その押え12は、前述したように押さえ棒
11を軸方向の適正箇所に固着しているので、押さえ棒
11は前記押えスプリング13の弾性力を受けて下方に
付勢されることになる。そして、押さえ棒11に装着さ
れた押え12は、針板15上において、布地に対して適
正な押え圧を与えるものである(図1参照)。
【0040】上記押え棒11の高さの位置決め手段を作
動させる装置として、手動型と駆動型を利用したものが
存在する。手動型では、手動スイッチ17が使用され、
該手動スイッチ17は、具体的には撮み,ダイヤル,レ
バー等であり、該手動スイッチ17が上方の揺動リンク
7aの回動軸に装着され、手動スイッチ17の回動操作
により高さ切換部材6を作動させ、押え棒11の下方位
置又は上方位置のいずれかを設定することができる(図
9参照)。
【0041】さらに、位置決め手段の作動装置を駆動源
18とした場合には、ソレノイド機構が使用される。該
ソレノイドの駆動軸18aが前記高さ切換部材6に枢支
連結され、該駆動軸18aの往復動作にて、押え棒11
の下方位置,上方位置のいずれかの設定が行われる〔図
10(A),(B)参照〕。または、駆動源18は、上
記ソレノイド機構に変わってモータが使用されることも
ある。
【0042】また、図13(A),(B)は、押え棒1
1に刺しゅう縫い用の押え12を装着した実施例であ
る。この場合には、押え棒11は針板15から高い位置
に設定することにより、通常縫いの押え12と同様に押
えホルダ14ごと変更することなく装着することができ
る。
【0043】図14(A),(B)は、本発明に刺しゅ
う縫い駆動機構部Cを備えたタイプの作用を示す略示図
である。該刺しゅう縫い駆動機構部Cは、主に上下動す
る伝達軸部19と、揺動する揺動軸20と、カム21等
から構成される。前記伝達軸部19は、軸杆19aと下
ジョイント部19bと上ジョイント19cとからなる。
前記カム21は、回転する円板部材であり、その駆動回
転中心は、円板の中心から偏心した位置に存在してい
る。
【0044】前記下ジョイント部19bは、上部ホルダ
1に連結しており、上ジョイント19cは揺動軸20に
連結している。該揺動軸20は、前記カム21の動作に
追従して揺動動作を行う。その上ジョイント19cが前
記揺動軸20の自由端に連結されている。
【0045】そして、前記カム21が回転駆動すると、
前記揺動軸20の自由端側が上下方向に揺動し、該揺動
軸20の自由端側の揺動に従って、前記伝達軸部19が
上下方向に往復動し、該伝達軸部19の往復動により上
部ホルダ1が上下方向に往復動する〔図14(B)参
照〕。その往復動の振幅は、前記カム21と揺動軸20
により制限される。
【0046】そして、該上部ホルダ1の往復動は、前記
リンク機構部Aを介して下部ホルダ2に伝達され、下部
ホルダ2とともに押え棒11が上下方向に往復動する
〔図14(B)参照〕。また、上部ホルダ1と下部ホル
ダ2とが押え棒11とともに上下動するときに、上部リ
ンク3,下部リンク4及びレバー部材5からなるリンク
機構は、高さ切換部材6のガイド部6aに沿って上下動
するものである。図中符号22は刺しゅう枠である。
【0047】図11(A),(B)は、リンク機構部A
において、上部リンク3と下部リンク4の別の実施例で
あり、上部リンク3に被摺動溝3cが形成され、下部リ
ンク4には、その被摺動溝3cを摺動する摺動ピン4c
が形成されたものであり、下部リンク4の摺動ピン4c
がその前記被摺動溝3cを摺動することにより、上部ホ
ルダ1と下部ホルダ2とが近接,離間することになる。
【0048】次に、図12(A),(B)は、押え棒1
1を手動により上下動させるための手動レバー21を装
着したものである。該手動レバー21は前記上部ホルダ
1に形成された係止突起1dに当接し、手動レバー21
の操作により上部ホルダ1を強制的に上下動させる。そ
の手動レバー21を操作して上部ホルダ1を上下動させ
るときに、そのリンク機構部Aが前記高さ切換部材6の
ガイド部6aを上下動するものである。
【0049】このように、本発明において、前記上部リ
ンク3と下部リンク4とのリンク機構は、平行移動する
高さ切換部材6の平行移動を介して前記上部リンク3と
下部リンク4とを開閉させ、上部ホルダ1と下部ホルダ
2とを近接及び離間させる構造とすることにより、その
上部リンク3と下部リンク4とを開閉させる手段の構造
として、極めて簡単な構造にすることができ、操作手段
をツマミタイプ,レバータイプ等の種々のタイプに適応
させることができるものである。
【0050】さらに、上部リンク3と下部リンク4との
開閉いずれの状態にかかわらず、押え棒11を手動で上
下させたときに、上部ホルダ1を持ち上げ、さらには、
押え上下駆動させたとき押え棒11が上下動可能となる
ため、被案内部5aが上下方向に移動可能となる。
【0051】次に、前記リンク機構における上部リンク
3又は下部リンク4の何れか一方側に連続形成され,且
つ前記上部リンク3と下部リンク4に開閉動作を与える
レバー部材5を設け、該レバー部材5の自由端側には被
案内部5aが形成され、前記高さ切換部材6には前記被
案内部5aを上下方向に案内するガイド部6aが形成さ
れることにより、リンク機構の上部リンク3と下部リン
ク4との開閉動作を滑らかなものとし、ひいては押え棒
11の高さ位置の操作をより一層,滑らかにすることが
できる。
【0052】即ち、(押えスプリング13にて下方に弾
性的に付勢された)上部ホルダ1と(押え棒11を固着
した)下部ホルダ2とを近接及び離間状態に操作するリ
ンク機構は、上部リンク3と下部リンク4をレバー部材
5を介して開閉するものである。また、レバー部材5に
は、被案内部5aが形成され、前記高さ切換部材6には
ガイド部6aが形成され、該ガイド部6aに前記リンク
機構のレバー部材5の被案内部5aが上下方向に案内可
能に装着されている。これによって、前記高さ切換部材
6の左右方向への平行移動によりレバー部材5は、ガイ
ド部6aにより上下方向にも移動可能となることで、上
部リンク3と下部リンク4との開閉動作を滑らかにする
ことができる。
【0053】また、押え棒11を固着している下部ホル
ダ2は、上部ホルダ1からリンク機構を介して押えスプ
リング13の押圧力を受けるもので、該押えスプリング
13の弾性的な付勢により、押え棒11の下端に装着し
た押え12は、針板15に対して適正な押え圧が与えら
れ、布の厚さに応じた通常縫いを行うことができる。
【0054】なお、ガイド部6aにより、レバー部材5
は上下方向に移動することができ、したがってリンク機
構とともに上部ホルダ1,下部ホルダ2も上下動可能と
なる。これによって、押え棒11に刺しゅう用の押え1
2を装着することで、該押え12が押え棒11とともに
上下動する刺しゅう縫いが可能となる利点も存在する。
【0055】次に、前記上部リンク1と下部リンク2に
は、該上部ホルダ1と下部ホルダ2とが近接及び離間の
それぞれの状態を維持する維持スプリング10を装着す
ることにより、上部リンク3と下部リンク4との開き状
態又は閉じ状態のいずれも上記維持スプリング10の弾
性力により、その状態を維持させることができ、これに
よって、第1設定位置及び第2設定位置が安定した状態
で維持される。そして、厚めの素材や固い素材等に縫い
作業を行う場合の衝撃にも十分に耐えうることができ、
また通常縫い或いは刺しゅうの作業を安定した状態のも
とに行うことができる。
【0056】次に、前記高さ切換部材6は、駆動源18
を介して平行移動するようにしたことにより、作業者
は、通常縫い及び刺しゅう縫いの変更作業を効率的且つ
簡単に行うことができる。
【0057】
【作用】まず、通常縫いの作業状態に設定するために、
押え棒11を下方位置(第1設定位置)に設定し、押え
12を針板15に当接又は近接させる動作を説明する。
ミシン外部より操作部材を介して揺動リンク7を適宜に
揺動させ、高さ切換部材6を上部ホルダ1と下部ホルダ
2に向かって平行移動させる。これによって、リンク機
構のレバー部材5が、前記高さ切換部材6のガイド部6
aを介して前記上部ホルダ1と下部ホルダ2側に移動す
る。また、上部ホルダ1は、刺しゅう縫い駆動機構部C
によってその位置が制限されている。
【0058】そのレバー部材5の移動により、該レバー
部材5が上部リンク3と下部リンク4との回動中心部P
0 箇所を押圧する。これによって上部リンク3と下部リ
ンク4とが回動中心部P0 を中心にして回動して開き、
上部ホルダ1と下部ホルダ2とが離間した状態に設定さ
れる〔図6(B)参照〕。上部リンク3と下部リンク4
が開ききった状態で維持スプリング10が作用し、その
開き状態を維持することができる。
【0059】その上部ホルダ1には、常時,押えスプリ
ング13の押圧力がかかっており、その押圧力で所定位
置が維持されているので、下部ホルダ2側が押え棒11
の軸方向に沿って下方に移動することになる。これに伴
って、下部ホルダ2に固着された押え棒11が下部ホル
ダ2とともに下がり、通常縫い専用の押え12が針板1
5上に接地(当接)される。このとき、上部ホルダ1
は、押えスプリング13に若干、抗して持ち上げられ、
この量により、押え圧が有効となる。
【0060】上部ホルダ1は、前述したように押えスプ
リング13により、下方に弾性的に付勢されており、そ
の押えスプリング13の弾性力は上部ホルダ1から上部
リンク3と下部リンク4を介して下部ホルダ2側に伝達
され、該下部ホルダ2に固着された押え棒11と、該押
え棒11に装着された押え12に対しても、押えスプリ
ング13の弾性力が伝達するものである。
【0061】次に、押え棒11に装着された押え12の
交換又は針交換等を行うために、押え棒11を上方位置
(第2設定位置)に設定する場合について述べる。ま
ず、操作部材にて揺動リンク7を操作し、上部ホルダ
1,下部ホルダ2側に寄っていた高さ切換部材6を、引
き離す。
【0062】これによって、高さ切換部材6にガイド部
6aとともにレバー部材5が移動し、回動中心部P0
上部ホルダ1と下部ホルダ2とから引き離すことによっ
て、上部リンク3と下部リンク4とが回動中心部P0
中心にして閉じる。その上部リンク3と下部リンク4と
が閉じることにより上部ホルダ1側に向かって下部ホル
ダ2が上昇する。その押え棒11も下部ホルダ2ととも
に上方に移動し、押え棒11の第2設定位置に設定され
る。
【0063】そして、押え棒11が下部ホルダ2ととも
に移動し、押え12の上がった状態となる。図7
(A),(B)は、上記作動状態を簡略した図である。
また、図8(A),(B)は、高さ切換部材6を平行移
動させる装置を前記揺動リンク7a,7bとする代わり
に4節リンク機構タイプの作動部を備えたものである。
該作動部には維持スプリング10が備わっている。
【0064】なお、刺しゅう縫いの時には、前記高さ切
換部材6とリンク機構を介して上部ホルダ1と下部ホル
ダ2とを当接させた状態、即ち押え棒11の下端が針板
15から離間した状態で、押えホルダ14に刺しゅう用
の押え12を装着する〔図13(A),(B)参照〕。
該押え12が針板15と離間することにより、前記刺し
ゅう縫い駆動機構部Cの押え上下駆動が有効となる。
【0065】これによって、押えホルダ14は、前記刺
しゅう用の押え12の専用のものに交換する必要はな
く、通常縫いの押え12の押えホルダ14に装着するこ
とができ、通常縫いと刺しゅう縫いのそれぞれ押え12
は、同一の押えホルダ14の共用が可能で、装着作業も
極めて簡単で迅速にできる。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明は、ミシン機枠に上下可
能に支承される押え棒11と、該押え棒11の下端と針
板15との間が下方位置となる第1設定位置と,前記押
え棒11が上方位置となる第2設定位置との2位置を切
り換えて設定するための伝達手段を含む位置決め手段
と、前記第1設定位置において前記押え棒11を前記伝
達手段を介して下方に押圧付勢するバネ手段とを備え、
前記位置決め手段は、前記第1設定位置と第2設定位置
との換え操作における切換点付近を除く操作範囲におい
て前記バネ手段の付勢に拘りなく、切り換え操作ができ
るようにした押え位置変更装置を備えたミシンとしたこ
とにより、前記押え12を装着する押え棒11を下方位
置(第1設定位置)と上方位置(第2設定位置)のそれ
ぞれの位置を僅かの動作で且つ比較的小さな力で簡単に
操作することができる。
【0067】上記降下を詳述すると、押え棒11には、
前記伝達手段を介して下方にバネ手段にて押圧付勢され
ているが、押え棒11を上方位置(第2設定位置)に移
動させるとき、或いは押え棒11を下方位置(第1設定
位置)に移動させるときに、バネ手段の付勢に拘りな
く、切り換え操作ができるようにしている。これによっ
て、押え棒11の下端に装着する押え12の交換作業等
を極めて楽に行うことができる。
【0068】次に、請求項2の発明は、ミシン機枠に上
下可能に支承される押え棒11と、該押え棒11を固着
する下部ホルダ2と、前記押え棒11を遊挿すると共に
バネ手段により下方に押圧付勢される上部ホルダ1と、
該上部ホルダ1と下部ホルダ2とを連結する伝達手段を
含み,且つ前記押え棒11が下方位置となる第1設定位
置と,該押え棒11が上方位置となる第2設定位置との
2位置とを切り換えて設定する位置決め手段とを備え、
該位置決め手段の切換え操作による前記第1設定位置に
おいて、前記上部ホルダ1と下部ホルダ2と前記伝達手
段とを押圧力の連結状態として前記バネ手段の付勢を伝
達手段を介して前記押え棒11に伝達する状態に設定
し、前記位置決め手段の切換え操作による前記第2設定
位置において、前記伝達手段を動作させて該伝達手段に
よる押圧力の連結状態を解除するようにした押え位置変
更装置を備えたミシンとしたことにより、押え12を装
着する押え棒11の下端を針板15に近接,離間のそれ
ぞれの位置を僅かの動作で且つ比較的小さな力で操作す
ることができ、押え12の交換作業等を行い易くしたも
のである。
【0069】即ち、上部ホルダ1は、バネ手段(押えス
プリング13に該当)により下方に付勢され、押え棒1
1がその上部ホルダ1に遊挿され、下部ホルダ2は、押
え棒11を固着している。前記上部ホルダ1と下部ホル
ダ2とは、伝達手段を介して(離間及び近接するよう
に)連結されている。
【0070】さらに、位置決め手段は、第1設定位置に
おいて、前記上部ホルダ1と下部ホルダ2とを前記伝達
手段を介して前記バネ手段の押圧力を伴う連結状態と
し、バネ手段の押圧力を前記伝達手段を介して前記押え
棒11に伝達することができる。前記位置決め手段の切
換え操作による前記第2設定位置においては、前記伝達
手段を動作させて、該伝達手段による押圧力の連結状態
を解除することができるようにしたものである。
【0071】そのために、押え棒11を第1設定位置と
第2設定位置にそれぞれ設定するときに、前記バネ手段
(押えスプリング13に該当)の弾性的な押圧力にかか
わらず、比較的、僅かな力によって、押え棒11の上下
方向の高さ位置を設定することができる。
【0072】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記上部ホルダ1と、前記押え棒11を固着する下
部ホルダ2とを離間,近接させる前記伝達手段は、リン
ク機構部Aとし、前記伝達手段を含む位置決め手段はリ
ンク駆動部Bとしてなる押え位置変更装置を備えたミシ
ンとしたことにより、上部ホルダ1と下部ホルダ2との
近接,離間を行う動作をスムーズ且つ迅速に行うことが
でき、且つ動作を確実性のあるものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において通常縫いの押えを装着し押え棒
を第1設定位置状態とし側面図
【図2】(A)は本発明において通常縫いの押えを装着
し押え棒を第2設定位置状態とし側面図 (B)は(A)において押え棒から押えを外した状態の
側面図
【図3】(A)は本発明の主要構成部材の分解斜視図 (B)は本発明の主要構成部材の一部断面にした組立図
【図4】(A)は高さ切換部材と揺動リンクとの構成図 (B)は(A)のX1 −X1 矢視断面図 (C)は高さ切換部材に補助リンクを装着した状態図
【図5】(A)は上部ホルダと下部ホルダとが当接した
状態の一部断面にした要部拡大図 (B)は上部ホルダと下部ホルダとが離間した状態の一
部断面にした要部拡大図
【図6】(A)は上部ホルダと下部ホルダとが当接した
状態の一部断面にした作用図 (B)は上部ホルダと下部ホルダとが離間した状態の一
部断面にした作用図
【図7】(A)は押え棒の第1設定位置の状態とした略
示作用図 (B)は押え棒の第2設定位置の状態とした略示作用図
【図8】(A)は本発明の別の実施形態の位置決め手段
による第1設定位置の状態とした略示作用図 (B)は本発明の別の実施形態の位置決め手段による第
2設定位置の状態とした略示作用図
【図9】押え棒の高さ調整を撮み操作タイプとした要部
の一部断面にした正面図
【図10】(A)は押え棒の高さ調整にソレノイドを利
用して第1設定位置とした正面図 (B)は押え棒の高さ調整にソレノイドを利用して第2
設定位置とした正面図
【図11】(A)は別の実施例のリンク機構部により上
部ホルダと下部ホルダとが離間した状態の要部正面図 (B)は別の実施例のリンク機構部により上部ホルダと
下部ホルダとが当接した状態の要部正面図
【図12】(A)は手動レバーを装着した実施例の第1
設定位置とした側面図 (B)は手動レバーを装着した実施例の第2設定位置と
した側面図
【図13】(A)は本発明に刺しゅう機能を有するもの
とした実施例の一部断面にした側面図 (B)は本発明に刺しゅう機能を有するものとした実施
例の一部断面にした側面図
【図14】(A)は本発明に刺しゅう機能を有する略示
作用図 (B)は本発明に刺しゅう機能を有する略示作用図
【符号の説明】
A…リンク機構部 B…リンク駆動部 1…上部ホルダ 2…下部ホルダ 3…上部リンク 4…下部リンク 11…押え棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に上下可能に支承される押え
    棒と、該押え棒の下端と針板との間が下方位置となる第
    1設定位置と,前記押え棒が上方位置となる第2設定位
    置との2位置を切り換えて設定するための伝達手段を含
    む位置決め手段と、前記第1設定位置において前記押え
    棒を前記伝達手段を介して下方に押圧付勢するバネ手段
    とを備え、前記位置決め手段は、前記第1設定位置と第
    2設定位置との換え操作における切換点付近を除く操作
    範囲において前記バネ手段の付勢に拘りなく、切り換え
    操作ができるようにしたことを特徴とする押え位置変更
    装置を備えたミシン。
  2. 【請求項2】 ミシン機枠に上下可能に支承される押え
    棒と、該押え棒を固着する下部ホルダと、前記押え棒を
    遊挿すると共にバネ手段により下方に押圧付勢される上
    部ホルダと、該上部ホルダと下部ホルダとを連結する伝
    達手段を含み,且つ前記押え棒が下方位置となる第1設
    定位置と,該押え棒が上方位置となる第2設定位置との
    2位置とを切り換えて設定する位置決め手段とを備え、
    該位置決め手段の切換え操作による前記第1設定位置に
    おいて、前記上部ホルダと下部ホルダと前記伝達手段と
    を押圧力の連結状態として前記バネ手段の付勢を伝達手
    段を介して前記押え棒に伝達する状態に設定し、前記位
    置決め手段の切換え操作による前記第2設定位置におい
    て、前記伝達手段を動作させて該伝達手段による押圧力
    の連結状態を解除するようにしたことを特徴とする押え
    位置変更装置を備えたミシン。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記上部ホルダと、
    前記押え棒を固着する下部ホルダとを離間,近接させる
    前記伝達手段は、リンク機構部とし、前記伝達手段を含
    む位置決め手段はリンク駆動部としてなることを特徴と
    する押え位置変更装置を備えたミシン。
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