JP2001309432A - 交換局装置,基地局制御装置及びマルチコール端末並びにマルチコール通話呼数変更方法 - Google Patents

交換局装置,基地局制御装置及びマルチコール端末並びにマルチコール通話呼数変更方法

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JP2001309432A JP2000118412A JP2000118412A JP2001309432A JP 2001309432 A JP2001309432 A JP 2001309432A JP 2000118412 A JP2000118412 A JP 2000118412A JP 2000118412 A JP2000118412 A JP 2000118412A JP 2001309432 A JP2001309432 A JP 2001309432A
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    • H04W36/26Reselection being triggered by specific parameters by agreed or negotiated communication parameters
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    • H04W76/30Connection release

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話しながらインターネット接続するマルチ
セッション技術において、環境変化によりシングルコー
ルへの変更又は現在通話設定されている呼数以下の呼数
への変更の必要が生じた場合に、加入者が通話設定され
た複数呼の中から所望の呼を選択できるような、マルチ
コール通話呼数変更方法を提供する。 【解決手段】 交換局12bがハンドオーバー発生を検
出すると(事象検出ステップ)、交換局12cに対して
複数の呼の増加・減少に関する呼数変更情報を挿入して
特別メッセージB3を通知し(特別メッセージ通知ステ
ップ)、また、移動局10に継続可能な呼数を通知すべ
く特別メッセージB7を送信し、複数の呼の中で移動局
10が選択した継続希望呼に関する応答を交換局12b
が受信し(応答受信ステップ)、継続希望呼を接続する
とともに、複数の呼のうち移動局10が選択しない接続
非希望呼を切断する(再ハンドオーバーステップ)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチコールが可
能な通信システムに関し、特に、次世代網と既存網との
インタワークにおけるマルチセッション制御方式に用い
て好適な、交換局装置,基地局制御装置及びマルチコー
ル端末並びにマルチコール通話呼数変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の固定網及び移動体システムでは、
音声通話やパケット通信等の1種類のサービスを実現す
るためには、基本的に1台の携帯端末が1回線を占有し
ている。図28は移動体システムの構成図である。この
図28に示す移動体システム99は、携帯端末等の移動
局(MS:Mobile Station)100と、基地局(BS
S:Base Station)101a,101bと、交換局10
2a,102bと、ホーム・ロケーション・レジスタ
(Home Location Register,以下HLRと称する)10
3と、公衆回線(Public Switched Telephone Networ
k)104aと、インターネット網104bとをそなえ
て構成されている。
【0003】ここで、交換局102a,102bは、そ
れぞれ、移動交換局(MSC:Mobile Switching Cente
r)とも称され、ビジター・ロケーション・レジスタ(V
isitor Location Register,以下VLRと称する)を伴
設し、MSC/VLRと表示されている。このVLRと
は一時的に生成される加入者データを保持するものであ
る。
【0004】さらに、HLR103は、主として移動局
100の電話番号のほか、位置登録や認証等を行なうた
めの加入者データを保持管理するものである。そして、
これらが協同することにより、移動局100が網のどの
場所にいても位置登録を行なえ、また、網側も着信があ
る移動局100を効率よく探し出せるようになる。これ
により、移動局100は、基地局101b,公衆回線1
04aをそれぞれ介して、音声通話を行なえ、また、移
動局100は、基地局101b,インターネット網10
4bをそれぞれ介して、パケット通信を行なえるように
なっている。
【0005】これに対して、次世代の通信システムとし
て、第三世代移動体システムであるIMT−2000規
格には、1台の携帯端末を用いて同時に複数の通話設定
ができ、また、複数の呼を同時に接続するマルチコール
と、一つの呼で複数の通信リンクを設定するマルチコネ
クションとの機能が盛り込まれている。このIMT−2
000規格により、加入者は、電話しながらテキストデ
ータを送受信したり、電子メールを送受信しながら別の
人に動画像を送信することが可能となる。なお、マルチ
セッションは、音声データをIPパケットに変換してイ
ンターネット網にて送受信するVOIP(Voice Over I
P)を含む。
【0006】ここで、1台の携帯端末が複数の呼と接続
する方法の一つに、キャッチホン(サービス名)がよく
知られているが、マルチコールとは異なる。図29と図
30とを用いて、マルチセッション(マルチコール)と
キャッチホンとの違いを説明する。図29はキャッチホ
ンの接続シーケンス例を示す図であり、加入者,基地局
制御装置,交換局,接続先1,2との間における状態
(S1,S4,S5,S7,S8)及びメッセージ(S
2,S3,S6)が表示されている。まず、加入者と接
続先1とが通話中(S1を付したもの)に、接続先2が
加入者に対して発呼し(着信要求メッセージS2)、そ
の後、加入者は交換局に対して、接続先1についての保
留要求メッセージS3を送信する。これにより、接続先
1は、保留となる(S4と付したもの)一方、加入者は
接続先2と通話中(S5を付したもの)となる。また、
加入者は交換局に対して、メッセージS6を送信するこ
とにより、接続先2が保留となる(S7と付したもの)
一方、加入者は接続先1と通話中(S8を付したもの)
となる。
【0007】このように、キャッチホンは、交換局にお
いて、呼が保留されるので、携帯端末と交換局との間に
設定できる回線呼数は1となる。図30はマルチセッシ
ョンの接続シーケンス例を示す図であり、状態(T1,
T3,T4)及びメッセージ(T2)とが表示されてい
る。この図30に示す加入者と接続先1とが通話中(T
1を付したもの)に、接続先2が加入者に対して発呼す
る(着信要求メッセージT2)と、加入者は接続先1と
の間で通話しているまま(T3と付したもの)、接続先
2とも同時に通話できるのである(T4を付したも
の)。
【0008】このように、携帯端末と交換局との間に設
定できる回線呼数は複数となる。また、第三世代移動体
システムにおいては、IMT−2000綱と既存網との
間のハンドオーバーが必須機能として要求されている。
このハンドオーバーとは、例えば自動車走行中に、セル
が代わる毎に通話中の回線を切り換えていくことをい
う。IMT−2000規格を採用する網側において、通
話中の複数の呼をハンドオーバー時にどのように扱うか
は重大である。
【0009】なお、特開平11−261717号公報
(以下、先行文献と称する。)には、情報通信システ
ム、特に、遠隔地にある現場において携帯端末に取り込
んだ現場の状況(写真データ)を携帯端末等の通信機器
を介して事務所等に送信する際の送信作業効率の改善に
関する技術が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、マルチコール状態のときに、ハンドオーバー発
生や網の輻輳状態の変動により、シングルコールのみし
か通話継続が不可能になった場合は、網側が通話継続呼
を任意に選択し、他の呼については切断していたので、
加入者主体による通話選択の方法はなかった。
【0011】従って、交換局は、既存のシングルコール
しかサポートしていないと、輻輳状態において新規発信
を受信した場合に、その新規発信のプライオリティより
も低いプライオリティを有する呼があればその呼を切断
し、また、新規発信された呼のうちで高プライオリティ
を有するものを優先的に接続するが、低プライオリティ
の呼がない場合には、交換局は、新規発信された呼を拒
否するしかないという課題がある。
【0012】また、従来、警察用の110番や消防・救
急用の119番のように、加入者毎にプライオリティは
管理されていたが、一加入者が通話する複数呼のそれぞ
れについて、プライオリティ管理は行なわれていなかっ
たという課題がある。そのうえ、マルチコールというサ
ービスが未だあまり普及しておらず、かかる点について
は、議論されていなかった。
【0013】加えて、上記の先行文献に記載された技術
は、携帯端末に2台の通信機器、例えば携帯端末とPH
S(Personal Handy-phone System)とを接続して、双
方の通信機器を同時に使用できるようにしたものであ
り、また、2回線を同時に使用して同一の事務所に送信
するものである。従って、マルチコールをサポートする
ようにはなっておらず、減少した呼数を元に戻す仕組み
は設けられていない。
【0014】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、加入者が、電話しながらインターネット接続
するような、音声及びパケットのマルチコール又はマル
チセッション状態の通信において、環境変化によって、
シングルコールに変更するか又は現在通話設定されてい
る呼数以下の呼数に変更する必要が生じた場合に、加入
者に対してその旨を通知し呼数の変更を促したり、一加
入者が通話する複数呼のそれぞれについて、相対プライ
オリティを管理することにより、加入者が所望の呼を選
択でき、これにより、マルチコールサービスを広く普及
させることができるような、交換局装置,基地局制御装
置及びマルチコール端末並びにマルチコール通話呼数変
更方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の交換
局装置は、複数の呼を同時に通話設定できる第1マルチ
コール端末からの発呼か、又は、一個の呼を通話設定で
きるシングルコール端末からの発呼かを判別する判別手
段と、ハンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動とに起
因する事象を検出しうる事象検出手段と、判別手段にて
判別された第1マルチコール端末が通話中に、事象検出
手段にて事象が検出されると、第1マルチコール端末の
通話呼数を変更しうる呼数変更手段とをそなえて構成さ
れたことを特徴としている(請求項1)。
【0016】また、呼数変更手段が、基地局を制御する
基地局制御装置と第1マルチコール端末とに対して複数
の呼の増加・減少に関する呼数変更情報を挿入した特別
メッセージを通知しうる特別メッセージ通知手段と、特
別メッセージ通知手段により通知された複数の呼の中で
第1マルチコール端末が選択した継続希望呼に関する応
答を受信しうる応答受信手段と、応答受信手段が受信し
た継続希望呼を接続するとともに、複数の呼のうち第1
マルチコール端末が選択しない接続非希望呼を切断する
再ハンドオーバー手段とをそなえて構成されてもよく
(請求項2)、通話中の複数の呼の中から切断する切断
呼を所定の条件に基づいて選択する呼選択手段と、呼選
択手段が選択した切断呼に対応する第1マルチコール端
末に対して切断メッセージを通知する切断通知手段と、
切断通知手段により通知された第1マルチコール端末が
選択した接続希望呼に関する応答を受信しうる応答受信
手段と、応答受信手段が受信した接続希望呼を継続接続
するとともに、複数の呼のうち第1マルチコール端末が
選択しない接続非希望呼を切断する再ハンドオーバー手
段とをそなえて構成されてもよい(請求項3)。
【0017】そして、呼選択手段が、切断呼のそれぞれ
に、通話中の呼の優先度を表すプライオリティを付与し
てプライオリティを保持するプライオリティ保持手段
と、事象が緩和した場合はプライオリティ保持手段に保
持されたプライオリティに基づいて切断呼を出力する出
力手段とをそなえて構成することができ(請求項4)、
切断呼を、切断メッセージ内の所定領域に含まれる呼の
プライオリティに関する情報に基づいて選択するように
構成したり(請求項5)、切断呼を、ホーム・ロケーシ
ョン・レジスタからビジター・ロケーション・レジスタ
に送信された加入者データに含まれる情報に基づいて選
択するように構成してもよい(請求項6)。
【0018】また、呼選択手段が、切断呼を、加入者単
位に設けられた選択アルゴリズムに基づいて選択するよ
うに構成してもよく(請求項7)、選択アルゴリズムと
して、通話中の複数の呼の中で接続した順序に従ったプ
ライオリティによって継続するように構成してもよく
(請求項8)、選択アルゴリズムとして、伝送信号の等
級を表す品質サービス値に基づいて、呼を選択するよう
に構成してもよい(請求項9)。
【0019】加えて、特別メッセージ通知手段が、第1
マルチコール端末の警告音を段階的に変更すべく、呼数
変更情報を段階的に設けるように構成してもよい(請求
項10)。また、本発明の基地局制御装置は、周辺の基
地局のそれぞれについて、同時に通話設定できる呼数を
保持する保持手段と、少なくともハンドオーバーの発生
を検出し保持手段に保持された呼数に基づいて、マルチ
コール対応が不可であることを検出しうる検出手段と、
検出手段が検出したハンドオーバーを発呼要求したマル
チコール端末に対して、継続可能な複数の呼の数に関す
る特別メッセージを送信する通知手段と、通知手段によ
り通知された複数の呼のうちマルチコール端末が送信し
た接続希望呼を有する応答を受信しうる応答受信手段
と、応答受信手段が受信した接続希望呼を交換局装置に
対して送信する送信手段とをそなえて構成されたことを
特徴としている(請求項11)。
【0020】さらに、本発明のマルチコール端末は、複
数の呼の増加・減少に関する特別メッセージを受信して
呼数変更情報を抽出しうる受信手段と、受信手段にて抽
出された呼数変更情報により、通話中の複数の呼を視覚
的及び聴覚的に表示しうる表示手段と、表示手段により
表示された複数の呼の中で加入者が接続希望呼を選択す
べく設けられた入力手段と、入力手段により選択された
接続希望呼に関する情報を基地局に対して送信しうる送
信手段とをそなえて構成されたことを特徴としている
(請求項12)。
【0021】そして、本発明のマルチコール通話呼数変
更方法は、無線信号を送受信する第1マルチコール端末
と、基地局を制御する基地局制御装置と、第1マルチコ
ール端末と基地局制御装置とのそれぞれとの間で通話設
定をすべく複数の呼に関する情報を送受信する交換局装
置とをそなえた交換機システムにおけるマルチコール通
話呼数変更方法であって、交換局が、ハンドオーバー発
生と網の輻輳状態の変動とに起因する事象を検出する事
象検出ステップと、事象検出ステップにて事象が検出さ
れると、交換局が、ハンドオーバーにより接続される接
続先交換局に対して複数の呼の増加・減少に関する呼数
変更情報を挿入して特別メッセージを通知する特別メッ
セージ通知ステップと、特別メッセージ通知ステップに
て通知された複数の呼の中で第1マルチコール端末が選
択した継続希望呼に関する応答を交換局が受信する応答
受信ステップと、応答受信ステップにて受信した継続希
望呼を交換局が接続するとともに、複数の呼のうち第1
マルチコール端末が選択しない接続非希望呼を切断する
再ハンドオーバーステップとをそなえて構成されたこと
を特徴としている(請求項13)。
【0022】また、特別メッセージ通知ステップが、第
1マルチコール端末以外の第2マルチコール端末が送信
した発信要求を受信すると、第2マルチコール端末に対
して、特別メッセージに、複数の呼の数を減少させる呼
数減少情報を挿入するように構成されるとともに、再ハ
ンドオーバーステップが、特別メッセージ通知ステップ
における切断により解放された回線を用いて、発信要求
に対して応答を送信するように構成することもできる
(請求項14)。
【0023】さらに、特別メッセージ通知ステップが、
交換局がハンドオーバーにより接続される接続先基地局
装置に関する情報を基地局制御装置に対して通知する基
地局制御装置通知ステップと、基地局制御装置通知ステ
ップにて通知された接続先基地局装置から送信された継
続可能な呼の数に関する呼変更情報を交換局が受信する
呼変更情報受信ステップと、呼変更情報受信ステップが
受信した呼変更情報を第1マルチコール端末に対して送
信する送信ステップとをそなえて構成されてもよい(請
求項15)。
【0024】そして、本発明のマルチコール通話呼数変
更方法は、無線信号を送受信する第1マルチコール端末
と、基地局を制御する基地局制御装置と、第1マルチコ
ール端末と基地局制御装置とのそれぞれとの間で通話設
定をすべく複数の呼に関する情報を送受信する交換局装
置とをそなえた交換機システムにおけるマルチコール通
話呼数変更方法であって、交換局装置がハンドオーバー
要求を、ハンドオーバーにより接続される接続先交換局
装置に対して送信する第1送信ステップと、第1送信ス
テップにて送信された接続先交換局装置が自分自身の能
力と輻輳状態とに基づいた通話可能な呼数を含むメッセ
ージを交換局装置に対して送信する第2送信ステップ
と、第2送信ステップにて送信された通話可能な呼数が
現在通話中の呼数よりも多いと、交換局装置が第1マル
チコール端末に対して通話可能を示すメッセージを通知
する呼数通知ステップとをそなえて構成されたことを特
徴としている(請求項16)。
【0025】また、呼数通知ステップが、呼数を減少さ
れた呼に対応する第1マルチコール端末に対して再設定
を通知するように構成されてもよく(請求項17)、ハ
ンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する事
象が発生したときの通話設定状態を維持したままでの通
話切り換えができないことを通知するように構成されて
もよい(請求項18)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)本発明の第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態に係る移動体システム(交
換機システム)の構成図である。この図1に示す移動体
システム9は、IMT−2000規格に基づく移動体シ
ステムであって、移動局10と、基地局(BSS)11
a〜11cと、交換局(交換局装置)12a〜12c
と、VLR106a〜106cと、HLR13と、パケ
ット処理装置(SGSN:Serving General Packet Rad
io ServiceSupport Node)107a〜107cとをそな
えて構成されている。
【0027】また、この図1に示す移動体システム9
は、関門交換局(GMSC:GatewayMSC)108及び関
門パケット処理装置(GGSN:Gateway GSN)109
を介して、公衆回線(PSTN:Public Switched Tele
phone Network)104aとインターネット網104b
とに接続されている。ここで、公衆回線104aは例え
ば携帯電話網であり、接続先の固定電話等である固定端
末105を収容している。また、インターネット網10
4bは、多数のインターネットサービスプロバイダ(I
SP:Internet Service Provider:図示省略)を有す
る。そして、関門交換局108は、PSTN104aや
ISDN網(図示省略)に接続する箇所に位置するゲー
ト交換局であって、回線呼を交換するものであり、さら
に、関門パケット処理装置109は、ISP104bに
接続する箇所に位置する関門パケット処理装置であっ
て、パケットを交換するものである。
【0028】また、IMT−2000規格においては、
専用のパケットアクセスプロシージャーを利用して接続
され、加入者は、自分のPC(パーソナルコンピュー
タ:図示省略)にて、所望の相手に接続されるようにな
っている。具体的には、加入者は、ブラウザソフトを起
動させて、そして、例えばURLを指定するだけで、自
動的に、そのPCにおいてパケットアクセスプロシージ
ャーが起動され、接続されるのである。従って、加入者
は、LAN(Local Area Network)接続のPCと同様
に、直接、相手先と接続できるようになる。
【0029】換言すれば、加入者がダイアルアップ接続
をする場合は、加入者が発したデータは回線呼として、
交換局12a〜12cを経由して公衆回線104aに出
力する。一方、IMT−2000規格によると、加入者
が発したパケットデータは、SGSN107a〜107
cを経由してISPに出力されるのである。なお、以下
の説明においては、これらの公衆回線104a,インタ
ーネット網104bを、単に網と称することがある。
【0030】これにより、移動体システム9から出力さ
れる回線呼は、関門交換局108を経由して、公衆回線
104aに送出されるとともに、移動体システム9から
出力されるパケットは、関門パケット処理装置109を
経由して、インターネット網104bに送出される。ま
た、固定端末105が発呼した回線呼は、公衆回線10
4a,関門交換局108をそれぞれ介して、この移動体
システム9に送出され、電子メール等は、インターネッ
ト網104b,関門パケット処理装置109をそれぞれ
介して、移動体システム9に送出されるのである。
【0031】そして、図1に示す移動局10は、マルチ
コールが可能な携帯端末であって、移動により、基地局
11a〜11cの間をハンドオーバーしながら、通話を
行なうものである。ここで、通話とは、電話のほか、F
AX送受信や、ダイアルアップ等によるインターネット
通信を含み、また、この移動局10を、マルチコール端
末と称することがある。
【0032】図2は本発明の第1実施形態に係る移動局
10の機能ブロック図であるが、この図2に示す移動局
10は、受信手段10aと、表示手段10bと、入力手
段10cと、送信手段10dとをそなえて構成されてい
る。ここで、受信手段10aは、複数の呼の増加・減少
に関する特別メッセージを受信して呼数変更情報を抽出
しうるものであり、この機能は、受信回路(図示省略)
とその受信回路にて復調された信号から所望のデータを
抽出するために、CPU(Central Processing Unit)
及びRAM(Random Access Memory)等が協同したソフ
トウェア等により実現される。
【0033】この特別メッセージ(特別信号メッセージ
とも称する)とは、交換局12b又は交換局12cが移
動局10に対して通知する通知用のメッセージであっ
て、交換局12b又は交換局12cがハンドオーバーを
実行する前に、継続可能な呼数を挿入して通知するもの
である。そして、表示手段10bは、受信手段10aに
て抽出された呼数変更情報により、通話中の複数の呼を
ビジュアル(視覚的)及びオーディブル(聴覚的)に表
示しうるものであり、このビジュアル機能は、例えばデ
ィスプレイにより実現され、オーディブル機能は、例え
ばリンガにより実現される。
【0034】また、入力手段10cは、表示手段10b
により表示された複数の呼の中で加入者が接続希望呼を
選択すべく設けられたものであり、この機能は、図3に
示すテンキーにより実現される。図3は本発明の第1実
施形態に係る移動局10のディスプレイ表示の一例を示
す図であるが、この図3に示すディスプレイ15が基地
局11a〜11c側からのメッセージを表示し、これに
より、加入者はテンキーを押下してリプライ(返信又は
返送)できるようになっている。ここで、ビジュアルに
通知する方法は、ショートメッセージ(Short Messag
e)サービスをも含む。また、移動局10は網側から通
知された場合に、この警告音が段階的に変化し、加入者
の操作により応答を促すようになっている。また、この
移動局10については、後述する他の実施形態及び各変
形例においても、図3と同様な構成である。
【0035】さらに、送信手段10d(図2参照)は、
入力手段10cにより選択された接続希望呼に関する情
報を基地局11a〜11cに対して送信しうるものであ
り、この機能は、所望のデータを送出するために、CP
U及びRAM等とその所望のデータを送信する送信回路
(図示省略)により実現されるようになっている。次
に、図1において、基地局11a〜11cはそれぞれ移
動局10との間で無線信号の送受信を行なうとともに交
換局12a〜12cとの間で所定形式の信号の送受信を
行なうものである。この中で基地局11aは、マルチコ
ールをサポートしていないものであり、基地局11b〜
11cは、それぞれ、マルチコールをサポートしている
ものである。従って、移動局10は、基地局11b,1
1cと接続されたときは、マルチコール設定可能である
が、基地局11aと接続されたときは、シングルコール
設定しかできない。
【0036】また、これらの基地局11a〜11cは、
それぞれ、基地局11a〜11cを制御するための基地
局制御装置20a〜20cをそなえて構成されている。
図4は本発明の第1実施形態に係る基地局制御装置20
b(又は20c)の機能ブロック図であり、この図4に
示す基地局制御装置20bは、保持手段20eと、検出
手段20fと、通知手段20gと、応答受信手段20h
と、送信手段20iとをそなえて構成されている。
【0037】ここで、保持手段20eは、周辺の基地局
のそれぞれについて、同時に通話設定できる呼数を保持
するものであり、検出手段20fは、ハンドオーバーの
発生と網の輻輳状態の変動とを検出し保持手段20eに
保持された呼数に基づいて、マルチコール対応が不可で
あることを検出しうるものであり、通知手段20gは、
検出手段20fが検出したハンドオーバー要求を発呼し
たマルチコール端末10(移動局10)に対して、継続
可能な複数の呼の数に関する特別メッセージを送信する
ものであり、また、応答受信手段20hは、通知手段2
0gにより通知された複数の呼のうちマルチコール端末
10が送信した接続希望呼を有する応答を受信しうるも
のであり、送信手段20iは、応答受信手段20hが受
信したその接続希望呼を交換局12b(又は12c)に
対して送信するものである。これらの機能は、ソフトウ
ェアにより発揮されるようになっている。なお、基地局
制御装置20cについても、基地局制御装置20bと同
様な構成であり、後述する他の実施形態及び各変形例に
おいても同様である。
【0038】さらに、図1において、交換局12a〜1
2cはそれぞれ他の交換局及びPSTN等との間で交換
処理を行なうものである。そして、この中で交換局12
aは、マルチコールをサポートしていないものであり、
交換局12b,12cは、それぞれ、マルチコールをサ
ポートしているものである。図5は本発明の第1実施形
態に係る交換局12bの機能ブロック図を示す図であ
る。この図5に示す交換局12bは、判別手段30と、
事象検出手段31と、呼数変更手段32とをそなえて構
成されている。
【0039】ここで、判別手段30は、複数の呼を同時
に通話設定できる第1マルチコール端末からの発呼か、
又は、一個の呼を通話設定できるシングルコール端末か
らの発呼かを判別するものである。すなわち、判別手段
30は、発呼した移動局10が、マルチコールをサポー
トしているものか否かを判別できるようになっている。
【0040】また、事象検出手段31は、ハンドオーバ
ー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する事象(以下の
説明にて環境変化と称することがある)を検出しうるも
のであって、その検出は、ハンドオーバー要求信号を受
信したことによるか、又は、網の輻輳状態をCPUの負
荷を監視してその負荷がある程度大きくなったときにな
されるようになっている。
【0041】さらに、呼数変更手段32は、判別手段3
0にて判別されたマルチコール端末10が通話中に、事
象検出手段31にて事象が検出されると、マルチコール
端末10の通話呼数を変更しうるものである。この通話
呼数の変更とは、通話呼数を増加又は減少させることを
意味する。これにより、判別手段30にて、通話設定さ
れている移動局10がマルチコール端末かシングルコー
ル端末かが判別され、事象検出手段31にて、ハンドオ
ーバー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する事象が検
出される。そして、呼数変更手段32にて、移動局10
が通話中に、事象が検出されると、移動局10の通話呼
数が変更されるのである。
【0042】なお、交換局12cについても、交換局1
2bと同様な構成であり、後述する他の実施形態及び各
変形例においても特に断らない限り同様である。次に、
この呼数変更手段32について、図6を用いて説明す
る。図6は本発明の第1実施形態に係る呼数変更手段3
2の機能ブロック図である。この図6に示す呼数変更手
段32は、特別メッセージ通知手段32aと、応答受信
手段32bと、再ハンドオーバー手段32cとをそなえ
て構成されている。
【0043】ここで、特別メッセージ通知手段32a
は、基地局制御装置20b,20cとマルチコール端末
10とに対して複数の呼の増加・減少に関する呼数変更
情報を挿入した特別メッセージを通知しうるものであ
る。具体的には、交換局12b,12cは、それぞれ、
特別メッセージを、既存のシングルコールの呼処理メッ
セージを編集して作成したり、又は、新規な特別メッセ
ージとして作成するようにしている。そして、この特別
メッセージ通知手段32aは、第1マルチコール端末1
0の警告音を段階的に変更すべく、呼数変更情報を段階
的に設けるようになっている。
【0044】また、応答受信手段32bは、特別メッセ
ージ通知手段32aにより通知された複数の呼の中でマ
ルチコール端末10が選択した継続希望呼に関する応答
を受信しうるものであり、さらに、再ハンドオーバー手
段32cは、応答受信手段32bが受信した継続希望呼
を継続接続するとともに、複数の呼のうちマルチコール
端末10が選択しない接続非希望呼を切断するものであ
る。また、これらの各手段は、ソフトウェアによりその
機能が発揮されるようになっている。
【0045】また、図1において、VLR106a〜1
06cはそれぞれ、交換局12a〜12cに併設され、
HLR13からの加入者データを一時的に格納するもの
である。これらを設けることにより、交換局12a〜1
2cのエリア内で、移動局10が移動したときに、HL
R13にアクセスすることなく、サービスの提供が可能
となる。なお、その詳細については後述する第4実施形
態の第1変形例にて説明する。
【0046】そして、HLR13はVLR106a〜1
06c等に接続されて主として移動局0の加入者データ
について管理するものであり、加えて、パケット処理装
置107a〜107cは、それぞれ、パケット処理を行
なうものであり、実用上は、交換局12a〜12cと協
同することによりMSC−SGSNとして、パケット処
理機能を行なうようになっている。そして、マルチコー
ルの場合は、これらのMSC−SGSN間にて、相互に
メッセージが送受信され、情報が交換されるのである。
【0047】なお、図1に示す移動体システム9の構成
は、後述する他の実施形態及び他の変形例においても、
同様である。これにより、図1において、マルチコール
は、移動局10の音声信号を含む無線信号は、例えば基
地局11cにて受信され、交換局12cを介して公衆回
線104aに送信され、そして、移動局10と電話先の
固定端末105とが相互に通話する。また、パケット通
信についても同様であって、移動局10の例えば電子メ
ールのテキストデータは、基地局11c及び交換局12
cを介して、インターネット網104bを介して他のメ
ールサーバ(図示省略)に送信されるのである。
【0048】このように、移動体システム9には、1台
のマルチコール端末を用いて同時に複数の回線を設定で
きるようになっており、この複数の呼を同時に接続する
マルチコールと、一つの呼で複数の通信リンクを設定す
るマルチコネクションとのいずれの機能もが盛り込まれ
ている。従って、電話しながらテキストデータを送受信
したり、FAX送信しながらテキストデータを送受信で
き、また、マルチコールとシングルコールとをサポート
できる。
【0049】そして、このように、マルチコール(又は
マルチセッション)状態で通信している加入者は、通話
中の環境変化によって、シングルコール又は現在通話中
の呼数以下でしか通話を継続できなくなった場合に、加
入者が望む通信が継続されるのである。ここで、環境変
化とは、移動通信において、例えば移動局10の移動に
よりハンドオーバーが必要になった状態、又は、網の輻
輳状態が変動してシングルコール又は現在通話中の呼数
以下でしか通話が継続できなくなった状態を意味する。
【0050】そして、主として次の(1−1)〜(1−
3)に示す3種類についての処理が、それぞれ、実行さ
れる。 (1−1)交換局12b,12cは、いずれも環境変化
が発生したことを検出すると、現在通話中の回線設定を
現状のままの状態で継続可能か否かをチェックする。
【0051】(1−2)交換局12b,12cは、いず
れも継続不可とした場合、ハンドオーバーを実行する前
に、本発明を適用した新規メッセージを作成し、加入者
に対して継続可能な呼の数とともに通知する。 (1−3)交換局12b,12cは、いずれも加入者か
らの応答に従って通話の呼数を変化させて、必要に応じ
て環境変化に対応するために、ハンドオーバー等の処理
を実行する。
【0052】以下、上述のように構成された本実施形態
の交換機システムの動作について図7に示すフローチャ
ートと、図8に示すシーケンスとを参照しながら詳述す
る。図7は本発明の第1実施形態に係る交換局12bの
処理を示すフローチャートである。交換局12bは、局
間ハンドオーバー要求を受信すると(ステップA1)、
そのハンドオーバー要求に含まれるハンドオーバー先の
交換局12c(ハンドオーバーにより接続される接続先
交換局)がマルチコールをサポートしているか否かを判
定し、その交換局12cがマルチコールをサポートして
いる場合はYESルートを通り、ステップA7におい
て、ハンドオーバーが実行される。
【0053】一方、ステップA2において、ハンドオー
バー先の交換局12aにてマルチコールがサポートされ
ていない場合には、NOルートを通って、ステップA3
において、移動局10に対してハンドオーバー先がマル
チコール不可である旨を通知する。さらに、交換局12
bは、移動局10からの回答を待ち(ステップA4)、
回答を受信すると(ステップA5)、通話中の呼/セッ
ションを切断して(ステップA6)、ハンドオーバーを
実行して(ステップA7)、処理が終了する。なお、A
8を付した部分が、マルチコールについての処理部分と
なっている。
【0054】図8は本発明の第1実施形態に係るハンド
オーバーシーケンスを示す図であり、処理内容(B1,
B8,B10)とメッセージ名(B2〜B7,B9)と
が示されている。この図8を用いて、ハンドオーバー発
生にともなう処理方法を説明する。なお、以下の説明に
おいては、特に断らない限り、メッセージ名を簡略して
表記することがあり、後述する他の実施形態又は各変形
例においても同様である。
【0055】まず、シングルコール等の発着信があった
場合は、加入者は特別な操作等は不要である。一方、加
入者(移動局10)と接続先加入者(固定端末105)
とがマルチコールで通話処理中(B1と付したもの)
に、基地局制御装置20bが、ハンドオーバーが必要で
あることを示すHandover RequiredメッセージB2を交
換局12bに送信して、交換局12bがそのメッセージ
B2を受信して環境変化の発生を検出すると(事象検出
ステップ)、現在通話中の呼を継続可能かどうかをチェ
ックする。このチェックは、ハンドオーバー先の網の能
力(マルチコール可能であるか否か)及びハンドオーバ
ー先の網における輻輳状態の確認が含まれる。
【0056】そして、交換局12bは、事象検出ステッ
プにて事象が検出されると、ハンドオーバー先の交換局
12cに対して複数の呼の増加・減少に関する呼数変更
情報を挿入して特別メッセージとしてHandover Request
メッセージB3を通知する(特別メッセージ通知ステッ
プ)。このメッセージB3には、現在通話中の呼数が挿
入されてからハンドオーバー先の交換局12cに対して
通知される。
【0057】また、交換局12cはHandover Requestメ
ッセージB4をハンドオーバー先の基地局制御装置20
cに対して送信する。上記のメッセージB3を受信した
ハンドオーバー先の交換局12cと、メッセージB4を
受信したハンドオーバー先の基地局制御装置20cと
は、それぞれ、自分自信の能力及び網の輻輳状態を判定
して、また、それぞれ、ハンドオーバー可能な呼数をHa
ndover Request ackメッセージB5,B6に含めてリプ
ライする。
【0058】そして、交換局12bは、このHandover R
equest ackメッセージB6を受信すると、呼数を確認
し、全ての呼が継続不可とした場合、ハンドオーバーを
実行する前に、継続可能な呼数とともに移動局10に対
して、緩やかな警告音を聞かせることができるように、
通知用の特別メッセージB7を編集して送出し、また、
応答待ちタイマーB8を開始する。この特別メッセージ
を編集,送出する方法は、例えば次の(2−1)〜(2
−3)に示す方法が用いられる。
【0059】(2−1)ハンドオーバー中のハンドオー
バー指示メッセージB7中にマルチコール端末(移動局
10)が表示可能な警告メッセージを含めて送出。(2
−2)通知用の特別メッセージを編集して送出。この方
法は既存のシングルコールの呼処理メッセージ又は新規
な特別メッセージを想定している。(2−3)ショート
メッセージを編集して送出。
【0060】ここで、加入者は警告音を聞き表示を確認
して、接続を希望する呼の呼識別子を選択し(図3参
照)、応答メッセージB9をリプライする。従って、上
記の特別メッセージ通知ステップにて通知された複数の
呼の中でマルチコール端末10が選択した継続希望呼に
関する応答を交換局12bが受信する(応答受信ステッ
プ)。また、交換局12bは、応答待ちタイマーが終了
する前に、この応答メッセージB9を受信すると、選択
した呼以外を強制切断し、ハンドオーバーを実行し、こ
れにより、呼の再構築が行なわれる(B10と付したも
の)。すなわち、応答受信ステップにて受信された継続
希望呼を交換局12bが接続するとともに、複数の呼の
うちマルチコール端末10が選択しない接続非希望呼を
切断するのである(再ハンドオーバーステップ)。
【0061】なお、応答待ちタイマーB8が終了した
(Expired)場合は、交換局12bは、再度、警告音を
含めた通知用の特別メッセージを編集して送出し、応答
待ちタイマーをかける。このとき警告音は、応答をリプ
ライしない場合は切断するという意味を表すために前回
とは異なる警告音を使用する。また、応答待ちタイマー
がN回(Nは2以上の自然数を表す)終了した場合は、
交換局12bは、ハンドオーバー可能な呼数をランダム
に選択して呼を継続させるか、又は、ハンドオーバーを
中止する。
【0062】このように、交換局12bがハンドオーバ
ー発生を検出すると(事象検出ステップ)、交換局12
cに対して複数の呼の増加・減少に関する呼数変更情報
を挿入して特別メッセージB3を通知し(特別メッセー
ジ通知ステップ)、また、移動局10に継続可能な呼数
を通知すべく特別メッセージB7を送信し、複数の呼の
中で移動局10が選択した継続希望呼に関する応答を交
換局12bが受信し(応答受信ステップ)、継続希望呼
を接続するとともに、複数の呼のうち移動局10が選択
しない接続非希望呼を切断する(再ハンドオーバーステ
ップ)。
【0063】従って、電話しながらインターネット接続
するようなマルチセッション技術において、環境変化に
よりシングルコールへの変更又は現在通話設定されてい
る呼数以下の呼数への変更の必要が生じた場合に、加入
者が通話設定された複数呼の中から所望の呼を選択でき
るようになる。そして、このように、加入者が電話とイ
ンターネット接続とを同時にしているときに、ハンドオ
ーバー発生や網の輻輳状態の変動によって、シングルコ
ール又は現在通話中の呼数以下でしか通話が継続できな
くなっても、加入者が望む通信を継続できる。
【0064】また、このようにして、加入者主体による
通話選択ができ、一加入者についての複数呼のプライオ
リティが管理されるので、マルチコールサービスを広く
普及させることができる。 (A1)本発明の第1実施形態の第1変形例の説明 本変形例では、網の輻輳状態が変動した時の態様を説明
する。また、本変形例においても、図1に示す移動体シ
ステム9の構成と同様であるので、移動体システム9に
ついての重複した説明を省略する。
【0065】図9(a)は本発明の第1実施形態の第1
変形例に係る呼数変更手段の機能ブロック図である。こ
の図9(a)に示す呼数変更手段33は、判別手段30
(図5参照)にて判別されたマルチコール端末10が通
話中に、事象検出手段31(図5参照)にて事象が検出
されると、マルチコール端末10の通話呼数を変更しう
るものであって、呼選択手段33aと、切断通知手段3
3fと、応答受信手段33gと、再ハンドオーバー手段
33hとをそなえて構成されている。
【0066】ここで、呼選択手段33aは、通話中の複
数の呼の中から切断する切断呼を所定の条件に基づいて
選択するものであって、プライオリティ保持手段33b
と、出力手段33cとをそなえて構成されている。この
プライオリティ保持手段33bは、切断呼のそれぞれ
に、通話中の呼のプライオリティを付与してそのプライ
オリティを保持するものであり、また、出力手段33c
は、事象が緩和した場合はプライオリティ保持手段33
bに保持されたプライオリティに基づいてその切断呼を
出力するものである。これらの機能は例えばCPU及び
RAM等によって実現される。
【0067】また、切断通知手段33fは、呼選択手段
33aが選択した切断呼に対応するマルチコール端末1
0に対して切断メッセージを通知するものである。な
お、この所定の条件については、後述する。さらに、応
答受信手段33gは、切断通知手段33fにより通知さ
れたマルチコール端末10が選択した接続希望呼に関す
る応答を受信しうるものであり、再ハンドオーバー手段
33hは、応答受信手段33gが受信した接続希望呼を
接続するとともに、複数の呼のうちマルチコール端末1
0が選択しない接続非希望呼を切断するものである。
【0068】これにより、マルチコールがサポートされ
ていれば、1人の加入者が複数の回線を占有している可
能性もあるので、低プライオリティの呼がない場合で
も、複数の回線を設定している加入者の回線呼数を減少
させることにより、空いた回線を新たな加入者に割り当
てるのである。従って、交換局12bは、網の輻輳状態
が変動した場合において新規発信を受信した場合に、そ
の新規発信のプライオリティよりも低いプライオリティ
を有する呼がない場合においても、交換局12bは、新
規発信された呼を拒否せずに、収容できるようになる。
【0069】以下、上述のように構成された本変形例に
おける交換機システムの動作について図10,図11に
示すフローチャートと、図12に示すシーケンスとを参
照しながら詳述する。まず、図10と図11とを用い
て、シングルコール時と、マルチコール時との交換局1
2bの処理について説明する。図10はシングルコール
時の交換局12bの処理を示すフローチャートである。
まず、網が輻輳状態になったときに(ステップA1
0)、交換局12bが新規に発信された呼(以下、新規
呼と称することがある)を受信すると(ステップA1
1)、ステップA12においてその新規呼を接続できる
かどうかを判定し、接続できるならばYESルートを通
り、ステップA15において、その新規呼を接続して処
理は終了する。
【0070】一方、ステップA12において、交換局1
2bがその新規呼を接続できないと判定した場合は、N
Oルートを通り、交換局12bは、ステップA13にお
いて低プライオリティの呼があるかどうかを判定する。
そして、低プライオリティの呼がある場合には、YES
ルートを通り、交換局12bはステップA15以降の処
理を行なう。また、ステップA13において、低プライ
オリティの呼がない場合には、NOルートを通り、ステ
ップA14において、新規発信を拒否して、処理は終了
する。
【0071】図11は本発明の第1実施形態の第1変形
例に係る交換局12b(SW側と表示されている)の処
理を示すフローチャートである。まず、網が輻輳状態に
なったときに(ステップA20)、交換局12bが新規
呼を受信すると(ステップA21)、ステップA22に
おいてその新規呼を接続できるかどうかを判定し、接続
できるならばYESルートを通り、ステップA29にお
いて、その新規呼を接続して処理は終了する。
【0072】一方、ステップA22において、交換局1
2bがその新規呼を接続できないと判定した場合は、N
Oルートを通り、交換局12bは、ステップA23にお
いて低プライオリティの呼があるかどうかを判定する。
そして、低プライオリティの呼がある場合には、YES
ルートを通り、交換局12bはステップA29の処理を
行なう。また、ステップA23において、低プライオリ
ティの呼がない場合には、NOルートを通り、ステップ
A24に進む。
【0073】そして、交換局12bは、マルチコール加
入者である移動局10の中から一局を選択し(ステップ
A24)、その局に対して呼選択要求メッセージを送信
する(ステップA25)。さらに、交換局12bは、移
動局10からの回答を待ち(ステップA26)、回答を
受信すると(ステップA27)、通話中の呼/セッショ
ンを切断して(ステップA28)、新規呼の接続処理を
行ない(ステップA29)、処理が終了する。従って、
シングルコールの呼を確実に網に収容できる。なお、濃
い色を付した部分が、マルチコールについての処理部分
となっている。
【0074】図12は本発明の第1実施形態の第1変形
例に係るハンドオーバーシーケンスを示す図であり、処
理内容の表示(B21,B24)とメッセージ名(B2
0,B22,B23)とが示されている。まず、既存の
発着信時に加入者は特別な操作等は不要である。そし
て、交換局12bは、新規発信要求メッセージB20を
受信すると、交換局12bは、ハンドオーバー発生と網
の輻輳状態の変動とに起因する事象を検出し(事象検出
ステップ)、回線確認処理B21を行なう。すなわち、
交換局12bは、接続できないときにマルチコールして
いる加入者(マルチコール加入者Cと付したもの)がい
た場合は、そのマルチコール加入者Cに対して呼数の減
少を要求するための特別メッセージB22を編集し送出
する(特別メッセージ通知ステップ)。なお、この特別
メッセージB22は、既存の呼処理メッセージ又は新規
特別メッセージが用いられる。
【0075】一方、マルチコール加入者Cは、警告音や
ディスプレイ表示により、受信を知り、接続を希望する
呼の呼識別子を選択して応答メッセージB23をリプラ
イする。そして、特別メッセージB22を用いて通知し
た複数の呼の中でマルチコール加入者Cが選択した継続
希望呼に関する応答メッセージB23を交換局12bが
受信する(応答受信ステップ)。
【0076】そして、B24と付した枠内に示すよう
に、応答受信ステップにて受信した継続希望呼を交換局
12bが接続するとともに、複数の呼のうちマルチコー
ル加入者Cが選択しない接続非希望呼を切断し(再ハン
ドオーバーステップ)、空いた回線を使用して新規発信
要求を処理するのである。従って、上記の特別メッセー
ジ通知ステップが、発信加入者A(第1マルチコール端
末)以外のマルチコール加入者C(第2マルチコール端
末)が送信した発信要求を受信すると、マルチコール加
入者Cに対して、特別メッセージに、複数の呼の数を減
少させる呼数減少情報を挿入するように構成されるとと
もに、再ハンドオーバーステップが、特別メッセージ通
知ステップにおける切断により解放された回線を用い
て、発信要求に対して応答を送信するように構成された
ことになる。
【0077】このように、交換局12bが輻輳状態にお
いて、低プライオリティの呼がなく、切断できる呼がな
い場合でも、新規発信された呼を接続できるようにな
り、空いた回線が新たな加入者に割り当てられるので、
加入者へのサービスの質が向上する。また、このよう
に、第1実施形態と同様に、加入者がマルチコール時
に、ハンドオーバー発生や網の輻輳状態の変動によっ
て、シングルコール又は現在通話中の呼数以下でしか通
話が継続できなくなっても、加入者が望む通信を継続で
きるようになる。
【0078】(B)本発明の第2実施形態の説明 本実施形態は、交換局12b(又は12c)が移動局1
0のハンドオーバー要求を受信すると、基地局制御装置
20b,20cのそれぞれに設けられた応答受信手段2
0hと送信手段20i(ともに図4参照)とを用いて、
交換局12bが通知するようになっている。また、本実
施形態においても、図1に示す移動体システム9の構成
と同様なので、移動体システム9についての重複した説
明を省略する。
【0079】本実施形態においては、移動局10が基地
局制御装置20bから基地局制御装置20cにハンドオ
ーバーする場合を例にとって説明する。具体的には、マ
ルチコール通話呼数変更方法は、特別メッセージを通知
する際に、交換局12bがハンドオーバーにより接続さ
れる接続先基地局装置20cに関する情報を基地局制御
装置20bに対して通知し(基地局制御装置通知ステッ
プ)、そして、基地局制御装置通知ステップにて通知さ
れた接続先基地局装置20cから送信された継続可能な
呼の数に関する呼変更情報を交換局12bが受信する
(呼変更情報受信ステップ)。そして、呼変更情報受信
ステップが受信した呼変更情報がマルチコール端末10
に対して送信されるのである(送信ステップ)。
【0080】このように、加入者は、電話しながらイン
ターネット接続できて、音声又はパケットのマルチコー
ル状態又はマルチセッション状態で通信できる。また、
例えば移動通信の場合に、移動により発生するハンドオ
ーバーが必要な状態や網の輻輳状態が変動したときのよ
うな環境変化によって、シングルコール又は現在通話中
の呼数以下でしか通話が継続できなくなった場合に、加
入者が望む通信を継続できる。
【0081】図13は本発明の第2実施形態に係るハン
ドオーバー元の基地局制御装置20bの処理を示すフロ
ーチャートである。基地局制御装置20bは、ハンドオ
ーバー指示メッセージを受信すると(ステップC1
0)、ステップC12において、マルチコールできるか
否かを判定して、可能ならば、YESルートを通り、ス
テップC13において、呼選択要求メッセージ(Handov
er Required)をハンドオーバー先の基地局制御装置2
0cに対して送信して回答を待つ(ステップC14)。
【0082】ここで、基地局制御装置20bは、回答を
受信すると(ステップC15)、通話中の呼/セッショ
ンを切断して(ステップC16)、ハンドオーバー指示
を加入者に対して通知して(ステップC17)、処理が
終了する。なお、ステップC12において、マルチコー
ルできなければNOルートを通り、基地局制御装置20
bは、処理を終了する。
【0083】図14は本発明の第2実施形態に係るハン
ドオーバー先の基地局制御装置20cの処理を示すフロ
ーチャートであって、具体的には、ハンドオーバー元の
基地局制御装置20bからのハンドオーバー指示メッセ
ージを受信したときのハンドオーバー確認処理を示して
いる。この図14に示すステップC1において、基地局
制御装置20cは、交換局12cからハンドオーバー要
求メッセージ(Handover Request)を受信すると、ステ
ップC2において、マルチコールをサポートできるかど
うかを判定して、可能ならば、YESルートを通り、ス
テップC3において、輻輳又は基地局能力等のリソース
に基づいてマルチコールのままでハンドオーバーできる
かどうかを判定する。
【0084】そして、基地局制御装置20cは、リソー
スに余裕があれば、ありルートを通り、ハンドオーバー
応答(Handover Request ack)を交換局12cに対して
リプライして(ステップC5)処理が終了する。この一
方、基地局制御装置20cは、リソースに余裕がなけれ
ば、不足ルートを通り、マルチコール不可表示と呼数と
を含むハンドオーバー応答を交換局12bに対してリプ
ライして(ステップC4)処理が終了する。
【0085】なお、ステップC2において、マルチコー
ルをサポートできなければNOルートを通り、基地局制
御装置20cは、ステップC4の処理を行なう。以下、
上述のように構成された本実施形態におけるハンドオー
バーの発生にともなう交換機システムの動作について図
15に示すシーケンスを参照しながら詳述する。図15
は本発明の第2実施形態に係るハンドオーバーシーケン
スを示す図であり、事象の発生及び処理内容(C19,
C28)とメッセージ名(C20,C21,C24〜C
27)とが示されている。
【0086】まず、基地局制御装置20bは、C19と
付したところに示すように、環境変化によりハンドオー
バーする必要が生じたことを検出すると、ハンドオーバ
ー依頼メッセージ(Handover Required)C20を交換
局12bに送信し、この交換局12bはハンドオーバー
候補となる基地局制御装置20cに対してハンドオーバ
ー要求メッセージ(Handover Request)C21を転送す
る。
【0087】基地局制御装置20cは、そのハンドオー
バー要求メッセージC21を受信し、ハンドオーバー確
認処理(C23と付したもの)を行ない、マルチコール
によるハンドオーバーであることを認識する。その際
に、基地局制御装置20cは、輻輳や基地局の能力によ
っては、マルチコールのままハンドオーバーすることは
不可であることを判断し、マルチコールサポート不可情
報を含めてハンドオーバー要求応答メッセージ(Handov
er Request ack)C24をリプライする。
【0088】このハンドオーバー要求応答メッセージC
24は、交換局12bを経由して、ハンドオーバー指示
メッセージ(Handover Command)C25が基地局制御装
置20bにて受信され、この基地局制御装置20bは、
ハンドオーバー指示メッセージC25からマルチコール
サポート不可情報を抽出する。そして、基地局制御装置
20bは、ハンドオーバーを実行する前に、継続可能な
呼数を通知用の特別メッセージC26に挿入し加入者に
対して送出する。これについては、例えば次の(3−
1)〜(3−3)に示す方法が行なわれる。
【0089】(3−1)ハンドオーバー中のハンドオー
バー指示メッセージ中にマルチコール端末が表示可能な
警告メッセージを含めて送出。 (3−2)通知用の特別メッセージを編集し送出。この
方法はシングルコールの呼処理メッセージ又は新規な特
別メッセージを想定している。 (3−3)ショートメッセージを編集して送出。ここ
で、メッセージを受信して表示を確認した加入者は、接
続を希望する呼の呼識別子を選択し(図3参照)、応答
メッセージC27をリプライする。
【0090】そして、基地局制御装置20bは、この応
答メッセージC27を受信すると、選択した呼以外を強
制切断し、ハンドオーバーを実行し、呼の再構築が行な
われる(C28と付したところ参照)。このように、加
入者がマルチコール時に、ハンドオーバーや網の輻輳の
発生によって、シングルコール又は現在通話中の呼数以
下でしか通話が継続できなくなっても、加入者が望む通
信を継続できるようになる。
【0091】また、このようにして、加入者主体の通話
選択ができ、一加入者についての複数呼のプライオリテ
ィが管理されるので、マルチコールサービスを広く普及
させることができる。 (C)本発明の第3実施形態の説明 本実施形態は、ハンドオーバーが発生したときの態様で
ある。また、本実施形態においては、基地局制御装置2
0bは、ハンドオーバーのために隣接する基地局に関す
る情報を有するほか、基地局能力をそなえている。この
隣接する基地局に関する情報とは、周辺に設けられた基
地局11c等と、その基地局11c等の能力についての
情報が含まれる。その他に関しては、図1に示す移動体
システム9の構成と同様であるので、移動体システム9
についての重複した説明を省略する。
【0092】図16は本発明の第3実施形態に係る交換
局12b(SW側と表示されている)の処理を示すフロ
ーチャートである。交換局12bは、ハンドオーバーコ
マンドメッセージ(Handover Command)を送信し(ステ
ップD1)、ステップD2において、全ての呼が接続可
能かどうかを判定し、全ての呼を接続できる場合には、
YESルートを通り、処理を終了する。一方、全ての呼
を接続できなければ、NOルートを通り、ステップD3
において、交換局12bは、呼選択要求メッセージを送
信する。続いて、交換局12bは、その回答を待ち(ス
テップD4)、回答を受信すると(ステップD5)、交
換局12bは、通話中の呼/セッションを切断し(ステ
ップD6)、再ハンドオーバー指示メッセージを送信し
て(ステップD7)、処理は終了する。なお、濃い色を
付した部分が、呼接続についての処理部分となってい
る。
【0093】そして、上述のように構成された本実施形
態における交換機システムの動作について図17に示す
シーケンスを参照しながら詳述する。図17は本発明の
第3実施形態に係るハンドオーバーシーケンスを示す図
である。まず、ハンドオーバー元の基地局制御装置20
bは、例えばハンドオーバーが必要となるような環境変
化が発生したことを検出すると(ステップD10)、現
在の通話状態を含めたHandover RequiredメッセージD
11を交換局12bに対して送信する。この通話状態と
は、回線交換サービスとパケット交換サービスとの区別
及び提供サービスの内容により種別毎に分類された呼の
数からなる。この提供サービスとは、例えば64Kbp
s(Kilo bit per second)のパケットサービス等を意
味する。
【0094】そして、このHandover Requiredメッセー
ジD11は、交換局12bにて、Handover Requestメッ
セージD12に変更されて、ハンドオーバー先の基地局
制御装置20cにて受信される。この基地局制御装置2
0cは、輻輳状態や基地局能力に基づいて、通話継続可
能な呼数及びサービス内容をHandover Request ackメッ
セージD13に含めてリプライする。
【0095】このHandover Request ackメッセージD1
3は、交換局12bにて、HandoverCommandメッセージ
D14に変更されて、基地局制御装置20bに対して送
信される。そして、この基地局制御装置20bは、Hand
over CommandメッセージD14を受信し、継続可能な呼
数とともに加入者に対して通知用の特別メッセージD1
5を編集し送出する。次の(4−1)〜(4−3)に例
を示す。
【0096】(4−1)ハンドオーバー中のハンドオー
バー指示メッセージ中にマルチコール端末に表示可能な
警告メッセージを含めて送出。 (4−2)通知用の特別メッセージを編集し送出。この
方法はシングルコールの呼処理メッセージ又は新規な特
別メッセージを想定している。 (4−3)ショートメッセージを編集して送出。ここ
で、メッセージを受信して表示を確認した加入者は、接
続を希望する呼の呼識別子を選択し(図3参照)、応答
メッセージD16をリプライする。
【0097】基地局制御装置20bは、この応答メッセ
ージD16を受信し、その内容に沿って、交換局12b
に対して切断要求メッセージD17を送信し、呼数が減
少するのを待ち、D18と付したところに示すように、
呼数がハンドオーバーできる範囲になると、通常通り、
再ハンドオーバーを実行する。このように、基地局制御
装置20bが、ハンドオーバー発生等を検出する場合で
も、複数呼のプライオリティが管理されるので、加入者
が望む通信を継続できる。
【0098】(D)本発明の第4実施形態の説明 本実施形態においても、切断呼を選択の仕方を変更する
ことができる。また、図1に示す移動体システム9の構
成と同様であるので、移動体システム9についての重複
した説明を省略する。図9(b)は本発明の第4実施形
態に係る呼数変更手段の機能ブロック図である。この図
9(b)に示す呼数変更手段133は、判別手段30
(図5参照)にて判別されたマルチコール端末10が通
話中に、事象検出手段31(図5参照)にて事象が検出
されると、マルチコール端末10の通話呼数を変更しう
るものであって、呼選択手段133aと、アルゴリズム
保持手段133bと、QOS保持手段133cと、呼順
序保持手段133dとをそなえて構成されている。
【0099】ここで、呼選択手段133aは、切断呼
を、切断メッセージ内の所定領域に含まれる呼のプライ
オリティに関する情報に基づいて選択するものであり、
また、ゴリズム保持手段133bは、呼を選択するアル
ゴリズムを保持するものである。加えて、QOS保持手
段133cは、伝送信号の等級を表す品質サービス(Q
OS:Quality of Service)値を保持するものであり、
呼順序保持手段133dは、発呼された複数の呼の順序
を保持するものである。これらの機能は、例えばソフト
ウェアにより実現される。なお、QOS保持手段133
c,呼順序保持手段133dについては、それぞれ、後
述する第4実施形態の第2変形例にて説明する。
【0100】図18は本発明の第4実施形態に係るメッ
セージイメージを示す図である。この図18に示すメッ
セージイメージ16は、一例として、呼管理サービス要
求メッセージ(Call Management Service Request;CM S
ervice REQ)フォーマットのうち主要なものを抜き出し
て表示しており、このメッセージイメージ16は、メッ
セージタイプ等のほか、プライオリティ領域(Priorit
y)17を有する。このプライオリティ領域17は、相
対プライオリティ領域17aと、接続プライオリティ領
域17bとを有する。
【0101】ここで、相対プライオリティ領域17a
は、自分自身の呼と自分以外の他人の呼との相対的なプ
ライオリティを表すものでる。また、接続プライオリテ
ィ領域17bは、自分が有する複数の通話呼の間におけ
る相対的なプライオリティを記録するためのものであ
り、例えば、音声通話,インターネット接続,FAX送
受信の順番に、自分自身が使用することのある通信種別
についての相対値が設定されるのである。
【0102】すなわち、既存のメッセージフォーマット
内のパラメータを挿入するためのパラメータ部分が拡張
され、上記の相対プライオリティ領域17aのほか、接
続プライオリティ領域17bが設けられ、そして、移動
局10は、発呼時に、接続プライオリティ領域17b
に、自分自身が有する他の通信種別間での相対プライオ
リティを設定して送信する。
【0103】また、着信時には、既存のPaging Respons
eメッセージ内のプライオリティ領域17には、自分自
身と自分以外の他人との相対Priorityのみならず、パラ
メータ部を拡張することによって得られる接続プライオ
リティ領域17bの内容が抽出されるのである。なお、
このメッセージイメージ16は、呼種別による選択方式
を採用したときの一例であって、設計方針の変更にとも
なって、これらの領域は、多少変更されることがある。
【0104】上述のように構成された本実施形態におけ
るハンドオーバーの発生にともなう交換機システムの動
作について図19に示すフローチャートと図20に示す
シーケンスとを参照しながら詳述する。図19は本発明
の第4実施形態に係る交換局12bの処理を示すフロー
チャートである。まず、交換局12bは、加入者から受
信した発信要求メッセージ又は着信応答メッセージを受
信すると(ステップE1)、それらのメッセージ内にあ
る接続プライオリティを通話中保持する(ステップE
2)。そして、交換局12bは、通話中に(ステップE
3)、局間ハンドオーバー要求メッセージを受信すると
(ステップE4)、ステップE6において、ハンドオー
バー先の交換局12bがマルチコールをサポートしてい
るかどうかを判定する。そして、サポートされている場
合は、YESルートを通り、ステップE9において、ハ
ンドオーバーを行ない、一方、サポートされていない場
合には、NOルートを通り、ステップE7に進む。な
お、E5を付した濃い色のところが、マルチコールサポ
ートを判定する部分である。
【0105】また、交換局12bは、高プライオリティ
呼について選択処理を行ない(ステップE7)、通話中
の呼/セッションを切断し(ステップE8)、ハンドオ
ーバーを実行して(ステップE9)、処理は終了する。
図20は本発明の第4実施形態に係るハンドオーバーシ
ーケンスを示す図であり、加入者(移動局10)と、基
地局制御装置20bと、交換局12bと、接続先の加入
者(移動局10b,10c)との間におけるシーケンス
が示されている。また、処理内容(E12,E14,E
18,E20,E23)とメッセージ名(E10,E1
3,E15,E16,E17,E19,E21,E2
2)とが示されている。
【0106】まず、移動局10は、発信要求メッセージ
E10(発信要求1)を交換局12bに対して送信し、
交換局12bは、このメッセージが有するプライオリテ
ィを保持するとともに(E12と付したところ)、接続
先の加入者(移動局10b)に対してメッセージE13
を送信し、これにより、移動局10と移動局10bとの
間での通話が開始される(E14と付したもの)。
【0107】さらに、他の加入者(移動局10c)が、
交換局12bに対して、別の発呼メッセージE15を送
信し、交換局12bは、移動局10に対して着信メッセ
ージE16を送信する。ここで、移動局10は、交換局
12bに対して、応答メッセージE17を送信し、交換
局12bは、そのプライオリティを保持し、これによ
り、移動局10cと移動局10との間での通話(呼1&
呼2)が開始される(E18と付したもの)。
【0108】そして、基地局制御装置20bが、例えば
ハンドオーバーが必要である等の環境変化を検出して、
交換局12bに対してハンドオーバー要求メッセージE
19を送信し、交換局12bは、そのメッセージE19
を受信すると、現在通話中の呼を現状のまま継続可能か
どうかをチェックする。ここで、交換局12bは、継続
不可とした場合、ハンドオーバーを実行する前に、通話
中の全ての呼についての接続プライオリティを比較し、
高プライオリティを設定された呼を継続可能呼として選
択する(E20と付したもの)。
【0109】また、交換局12bは、移動局10に対し
て通知用の特別メッセージE21を編集して送出する。
ここで、シングルコールの呼処理メッセージ又は新規な
特別メッセージを想定している。さらに、移動局10
は、メッセージE21を受信して表示を確認し、交換局
12bの処理に対して同意する場合/それ以外の場合
は、それぞれ、呼数変更応答メッセージE22の中に、
OK/NGを挿入した許諾メッセージ/拒否メッセージ
をリプライする。
【0110】また、交換局12bは、拒否メッセージを
受信した場合は、ハンドオーバー等を拒否する一方、許
諾メッセージを受信した場合は、E23と付した枠内に
示すように、選択した呼以外を強制切断し、ハンドオー
バー先の基地局制御装置20cに対してハンドオーバー
を実行するこのように、既存のメッセージフォーマット
を変更せずに、呼のプライオリティ情報を送受信できる
ので、汎用性に優れ、拡張性が向上する。
【0111】(D1)本発明の第4実施形態の第1変形
例の説明 本変形例は、継続する呼を選択する場合において、図9
(b)に示す呼選択手段133aが、切断呼を、HLR
13からVLR106a〜106cに送信された加入者
データに含まれる情報に基づいて選択するようになって
いる。図21は本発明の第4実施形態の第1変形例に係
る加入者データのイメージを示す図である。この図21
に示す加入者データ18は、HLR13からVLR10
6a〜106cのそれぞれに送信されるデータであっ
て、加入者識別子等のほか、情報領域19を有する。
【0112】ここで、VLR106a〜106cは、そ
れぞれ、1以上の交換局12a〜12cに付随して設置
され、位置情報等の加入者情報を一時的に保持するもの
である。これにより、交換局12a〜12cのそれぞれ
のエリア内において移動局10が移動した場合に、交換
局12a〜12cは、いずれも、毎回HLR13にアク
セスすることなく、移動局10の加入者情報等について
対応できるようになっている。また、実用上は、VLR
106a〜106cは、それぞれ、交換局12a〜12
c毎に設けられており、交換局12aとVLR106a
とが協同して(以下、MSC/VLRと称することがあ
る)、加入者情報等の管理機能が実現されている。同様
に、交換局12bとVLR106bとが協同し、交換局
12cとVLR106cとが協同して、管理機能が発揮
されている。
【0113】そして、これらのMSC/VLRは、LA
(Location Area)における位置管理を行なうようにな
っている。ここで、LAとは、セルの上位概念であって
複数セルがまとめられ位置登録エリアという識別子が付
されている。また、HLR13の保持内容が更新される
タイミングは、VLR106a〜106cをまたがるよ
うな移動が発生した場合のみである。なお、移動局10
のセル間移動では交換局12a〜12cへのアクセスは
発生しない。
【0114】例えば、移動局10が、交換局12aから
交換局12bに移動すると、VLR106b経由で、H
LR13のデータ内容が更新され、そして、HLR13
はVLR106aに記録されている古いデータについて
更新する。これに対して、移動局10が交換局12bか
ら交換局12cに移動した場合は、HLR13のデータ
内容は更新されない。
【0115】これにより、移動局10が網のどの場所に
あっても位置登録を行なえて、また、網側は、特定の移
動局10に対する着信があったときに、全ての交換局1
2a〜12cについて、移動局10を探す必要がなくな
るので通信効率が向上するのである。さらに、これによ
り、交換局12bが、加入者に関する情報を取得できる
ようになっている。
【0116】また、加入者データ18に含まれる情報領
域19は、呼を選択するアルゴリズム種別を表すアルゴ
リズム種別領域19aと、HLR13にそれを登録する
ための登録手段選択領域19bとを有する。このアルゴ
リズムとは、加入者単位に設けられ、例えば、発呼した
移動局10の電話番号の市外局番が044で始まるもの
を選択する等を意味する。
【0117】従って、呼選択手段133aが、切断呼
を、加入者単位に設けられた選択アルゴリズムに基づい
て選択するようになっている。さらに、予め、加入者に
より設定された呼選択アルゴリズムが使用される場合に
は、その旨がHLR13に送信される。また、既存の処
理方法に沿って、位置登録する際には、加入者データの
一部として新規に追加されたデータについても、交換局
12bに対して送信される。
【0118】上述のように構成された本変形例における
ハンドオーバーの発生にともなう交換機システムの動作
について図22に示すフローチャートを参照しながら詳
述する。図22は本発明の第4実施形態の第1変形例に
係る交換局12b(SW側と表示されている)の処理を
示すフローチャートである。まず、ハンドオーバーが必
要である等の環境変化が発生し、交換局12bがハンド
オーバー要求を受信すると(ステップF1)、交換局1
2bは、現在通話中の呼がそのまま継続可能かどうかを
チェックするため、ステップF3において、ハンドオー
バー先の基地局制御装置がマルチコールをサポートして
いるかどうかを判定し、サポートしている場合には、Y
ESルートを通り、ハンドオーバーを実行して(ステッ
プF6)、処理は終了する。なお、F2と付した部分
が、マルチコールがサポートされているか否かを判定す
るための処理である。
【0119】一方、ステップF3において、ハンドオー
バー先の基地局制御装置20cがマルチコールをサポー
トしていない場合には、現状の呼を継続させることがで
きないのでNOルートを通り、ステップF4に進む。こ
のステップF4において、交換局12bは、ハンドオー
バーを実行する前に、加入者データ内の選択アルゴリズ
ムに沿って継続不可能な呼を切断し、通知用の特別メッ
セージを編集し送出する。なお、この方法はシングルコ
ールの呼処理メッセージ又は新規な特別メッセージを想
定している。
【0120】また、交換局12bは、ショートメッセー
ジを編集して送出することもあり、その場合は、交換局
12bは、通話中のセッションの選択又は切断を行な
い、ステップF5において、交換局12bは、加入者に
対して呼変更通知を送信した後、ステップF6にてハン
ドオーバーを実行し、処理は終了する。このように、選
択アルゴリズムにより呼を管理するので、正確な運用が
できる。
【0121】(D2)本発明の第4実施形態の第2変形
例の説明 本変形例においても、呼選択手段133aが、切断呼
を、加入者単位に設けられた選択アルゴリズムに基づい
て選択するが、その選択アルゴリズムとして、2種類の
態様を説明する。まず、第1の態様は、選択アルゴリズ
ムとして、通話中の複数の呼の中で接続した順序に従っ
たプライオリティによって継続する態様である。例え
ば、最初に接続した呼が選択されるようにするのであ
る。
【0122】具体的には、呼順序保持手段133d(図
9(b)参照)にて、発呼された複数の呼の順序が保持
され、そして、呼選択手段133aがすべての呼に番号
を割り振ることにより、すべての呼を管理し、ハンドオ
ーバー時に、継続可能な呼を、その番号を基にして選択
するのである。また、その番号は、既存のフォーマット
で管理されるデータの一部に格納されるようになってい
る。
【0123】上述のように構成された本変形例における
ハンドオーバーの発生にともなう交換機システムの動作
について図23に示すフローチャートを参照しながら詳
述する。図23は本発明の第4実施形態の第2変形例に
係る交換局12b(SW側と表示されている)の処理を
示すフローチャートである。ここで、既存の発着信時に
は、加入者は、特別な操作等を行なわないが、ハンドオ
ーバーが必要である等の環境変化が発生し、交換局12
bがハンドオーバー要求を受信すると(ステップF1
0)、交換局12bは、現在通話中の呼がそのまま継続
可能かどうかをチェックするため、ステップF13にお
いて、ハンドオーバー先の基地局制御装置20a〜20
cがマルチコールをサポートしているかどうかを判定す
る。なお、F12と付した部分が、マルチコールがサポ
ートされているか否かを判定するための処理である。
【0124】ここで、基地局制御装置20cのようにサ
ポートしている場合には、YESルートを通り、交換局
12bは、ハンドオーバーを実行して(ステップF1
6)、処理は終了する。一方、ステップF13におい
て、ハンドオーバー先の基地局制御装置20aがマルチ
コールをサポートしていない場合には、交換局12b
は、ハンドオーバーを実行する前に、継続可能な呼を基
にして、接続順に継続可能な呼を選択するとともに残り
の呼を切断し(ステップF14)、通知用の特別メッセ
ージを編集し送出する(ステップF15)。この方法は
シングルコールの呼処理メッセージ又は新規な特別メッ
セージを想定している。また、交換局12bは、ショー
トメッセージを編集して送出して、移動局10に対して
通知する。その後、交換局12bは、ハンドオーバーを
実行し(ステップF16)、処理は終了する。
【0125】次に、第2の態様は、選択アルゴリズムと
して、呼選択手段133aが、伝送信号の等級を表すQ
OS値に基づいて呼を選択する態様である。具体的に
は、QOS保持手段133c(図9(b)参照)に保持
された呼の中で、QOS値が最大の呼が選択されるよう
になっている。すなわち、上記のステップF14にて、
継続可能な呼を、その呼数を基にして、QOS順に選択
するのである。
【0126】ここで、既存の発着信時には、加入者は、
特別な操作等を行なわない。そして、環境変化が発生
し、交換局12bがハンドオーバー要求を受信すると
(ステップF10)、交換局12bは、現在通話中の呼
がそのまま継続可能かどうかをチェックする(ステップ
F13)。ここで、サポートしている場合には、YES
ルートを通り、交換局12bは、ハンドオーバーを実行
して(ステップF16)、処理は終了する。
【0127】一方、ハンドオーバー先の基地局制御装置
20aがマルチコールをサポートしていない場合(ステ
ップF13)、交換局12bは、ハンドオーバーを実行
する前に、継続可能な呼を基にして、QOS順に継続可
能な呼を選択するとともに、残りの呼を切断し(ステッ
プF14)、呼変更メッセージを編集し通知する(ステ
ップF15)。この方法はシングルコールの呼処理メッ
セージ又は新規な特別メッセージを想定している。ま
た、交換局12bは、ショートメッセージを編集して送
出して、加入者に対して通知する。その後、交換局12
bは、ハンドオーバーし(ステップF16)、処理は終
了する。
【0128】このように、呼選択手段133が、切断呼
を、加入者単位に設けられた選択アルゴリズムに基づい
て選択するので、きめ細かい制御が可能となる。そし
て、このように、ハンドオーバー発生や網の輻輳状態の
変動によって、シングルコール又は現在通話中の呼数以
下でしか通話が継続できなくなっても、加入者が望む通
信を継続できる。
【0129】また、このようにして、加入者主体による
通話選択ができ、一加入者についての複数呼のプライオ
リティが管理されるので、マルチコールサービスを広く
普及させることができる。 (E)本発明の第5実施形態の説明 本実施形態では、ハンドオーバー発生にともない通話可
能な呼数を抽出することによりハンドオーバーを実行す
る態様と、網の輻輳状態が緩和されたことによりハンド
オーバーを実行する態様とについて説明する。その他に
関しては、図1に示す移動体システム9の構成と同様で
あるので、移動体システム9についての重複した説明を
省略する。
【0130】まず、最初の態様は、現在通話中の呼数よ
りも多くの呼接続が可能な状態となった場合に、マルチ
コール可能な加入形態で契約している全加入者に対して
その旨を通知する態様である。図24は本発明の第5実
施形態に係るハンドオーバー元の交換局12bの処理を
示すフローチャートである。交換局12bは、ハンドオ
ーバー要求のアック(Handover Request ack)を受信す
ると(ステップG1)、呼数を保持し(ステップG
2)、ステップG3にて、継続呼の数が減少したか否か
を判定し、減少しない場合はNOルートを通り、ステッ
プG8において、ハンドオーバーを実行する。
【0131】一方、ステップG3において、継続呼の数
が減少した場合には、YESルートを通り、ステップG
4において、交換局12bは、ハンドオーバー先の交換
局12cに対して情報を通知し、さらに、交換局12b
は、ハンドオーバー先の基地局制御装置20cからの回
答を待ち(ステップG5)、切断を受信すると(ステッ
プG6)、通話中の呼/セッションを切断して(ステッ
プG7)、ハンドオーバーを実行する(ステップG
8)。ここで、濃い色を付したところが、継続呼の数が
減少したときの処理を表す。
【0132】また、ステップG9において、交換局12
bは、最大呼数が増加したか否かを判定し、増加してい
れば、YESルートを通り、ステップG10において、
呼の増加が可能かどうかを判定し、増加可能ならば、Y
ESルートを通り、ステップG11にて通知して処理が
終了する。なお、この交換局12bは、アンカー方式を
用いており、ハンドオーバーしても呼処理交換局12b
は変更しないので、その交換局12bの輻輳状態や能力
を確認する処理が再度必要となる。
【0133】一方、ステップG9とステップG10とに
おいて、それぞれ、増加でない場合は、NOルートを通
り、いずれも、処理が終了する。このような構成によっ
て、一例として、第1マルチコール端末10が、基地局
制御装置20bから基地局制御装置20cにハンドオー
バーするマルチコール通話呼数変更方法を説明する。
【0134】図25は本発明の第5実施形態に係るハン
ドオーバーシーケンスを示す図であり、メッセージ(G
20〜G25)が示されている。まず、基地局制御装置
20bが、ハンドオーバー要求メッセージ(Handover R
equired)G20を交換局12bに対して送信する。同
時に、交換局12bはハンドオーバー要求メッセージG
21を、ハンドオーバーにより接続される交換局12c
に対して送信し(第1送信ステップ)、また、交換局1
2cは、ハンドオーバー先の基地局制御装置20cに対
して、ハンドオーバー要求メッセージG22を送信す
る。なお、メッセージG21,G22には、それぞれ、
現在の呼数が加えられて、交換局12cと基地局制御装
置20cとにおいて、それぞれ、受信される。
【0135】続いて、この基地局制御装置20cは、自
分自身の能力及び輻輳状態を判定して、通話可能な呼数
をHandover Request ackメッセージG23に挿入して、
リプライする。さらに、第1送信ステップにて送信され
た交換局12cは自分自身の能力と輻輳状態とに基づい
た通話可能な呼数を含むメッセージG24を交換局12
bに対して送信する(第2送信ステップ)。
【0136】そして、第2送信ステップにて送信された
通話可能な呼数が現在通話中の呼数よりも多いと、交換
局12bは移動局10に対して通話可能を示すメッセー
ジG25を通知するのである(呼数通知ステップ)。具
体的には、交換局12bは、メッセージG24を受信す
ると、その中に含まれる通話可能な呼数を確認して、現
在の通話呼数よりも多い場合は、加入者に対してその旨
を、次の(5−1)〜(5−3)のような方法を用いて
通知し、これにより、マルチコール端末10は、その
「最大XX呼まで接続可能になりました」等を表示し、
加入者に通知されるのである。その方法とは、例えば次
のようになる。
【0137】(5−1)ハンドオーバー中のハンドオー
バーコマンドメッセージ中にマルチコール端末10に表
示可能な警告メッセージを含めて送出。 (5−2)通知用の特別メッセージを編集し送出。この
方法はシングルコールの呼処理メッセージ又は新規な特
別メッセージを想定している。 (5−3)ショートメッセージを編集して送出。
【0138】次に、網の輻輳状態が緩和されたときにハ
ンドオーバーを実行する態様について説明する。この態
様は、ハンドオーバー要求の受信とは無関係であって、
交換局12bは、網の輻輳状態が緩和されて現在通話し
ている呼数以上の呼数の通話が可能になった場合には、
通話中の全加入者の加入形態をチェックする。そして、
交換局12bは、各加入者について、契約加入最大呼数
と現在通話中の呼数とを比較し、現在通話している呼数
が契約最大呼数よりも少ない加入者を調べる。さらに、
交換局12bは、その加入者の現在の通話呼数と、交換
局12bが現在提供できる最大通話呼数とを比べて、通
話呼数を増加可能な加入者を割り出すのである。
【0139】そして、交換局12bは、呼数を増加でき
る加入者に対して、通話呼数が可能である旨を次の(6
−1)〜(6−3)のような方法を用いて通知する。 (6−1)特別な警告音で通知する。 (6−2)通知用の特別メッセージを編集し送出。この
方法はシングルコールの呼処理メッセージ又は新規な特
別メッセージを想定している。
【0140】(6−3)ショートメッセージを編集して
送出。 このように、呼選択手段133aが、マルチコールでき
る加入者を選択するので、サービスが向上する。また、
このようにして、加入者主体による通話選択ができ、一
加入者についての複数呼のプライオリティが管理される
ので、マルチコールサービスを広く普及させることがで
きる。
【0141】(E1)本発明の第5実施形態の第1変形
例の説明 本変形例は、新規に加入者データ(図21参照)内に、
通話中に呼数を減少させる対象になったことを示すフラ
グ(Flag)を挿入する。すなわち、呼数通知ステップ
が、呼数を減少された呼に対応するマルチコール端末1
0に対して再設定を通知するようになっている。この加
入者データにより、交換局12bは、加入者に関する情
報を取得できるようになっている。
【0142】このような構成によって、上述した各実施
形態及びその変形例において通話中の呼数が変更された
場合に、HLR13は加入者データに、通話中の呼減少
を表すフラグをセットする。図26は本発明の第5実施
形態の第1変形例に係る交換局12bの処理を示すフロ
ーチャートであり、輻輳が解除された場合のものであ
る。
【0143】まず、網の輻輳状態が緩和されるか、又
は、ハンドオーバーが発生して第5実施形態にて説明し
たように、交換局12bが通話可能な呼数を増加させら
れると判断した場合(ステップH1)、交換局12b
は、加入者データを確認する。ここで、交換局12b
は、ステップH2において、そのフラグをチェックし
て、フラグがオン(ON)になっている場合は、YESル
ートを通り、ステップH3において、そのフラグがオン
になっている加入者に対して、通話呼数増加が可能にな
ったことを通知する。さらに、交換局12bは、ステッ
プH4において、その他の加入者についてのフラグをチ
ェックし、オンになっている加入者がある間は、NOル
ートを通り、その加入者に対してステップH2,H3の
処理をする。そして、ステップH4において、全加入者
に対しての処理が終了すると、YESルートを通り、処
理は終了する。
【0144】なお、ステップH2において、フラグがオ
ンになっている加入者がなければ、NOルートを通り、
ステップH4の処理が行なわれる。このように、現在通
話中の呼数よりも多くの呼を接続できるようになると、
呼数減少の対象とされた加入者に対して、輻輳解除がビ
ジュアル又はオーディブルに通知されるので、柔軟なハ
ンドオーバーが可能となる。
【0145】(E2)本発明の第5実施形態の第2変形
例の説明 呼数通知ステップが、ハンドオーバー発生と網の輻輳状
態の変動とに起因する事象が発生したときの通話設定状
態を維持したままでの通話切り換えができないことを通
知するようにもできる。例えば、伝送速度が384Kb
psにてパケット通信が行なわれている場合に、64K
bpsしかサポートできなくなったような場合である。
また、この場合の交換局12bの処理動作は、図7に示
した動作とほぼ同様である。
【0146】そして、通話中の呼数について変更が必要
になると、交換局12bは、ハンドオーバーを実行する
前に、次の(7−1),(7−2)のような方法で変更
内容を加入者に対して通知する。すなわち、事象が発生
した場合に、交換局12bが、現在の通話状態を維持し
たままで、ハンドオーバーが不可能であることを加入者
に通知する。
【0147】(7−1)通知用の特別メッセージを編集
し送出。この方法はシングルコールの呼処理メッセージ
又は新規な特別メッセージを想定している。 (7−2)ショートメッセージを編集して送出。 上述のように構成された本変形例におけるハンドオーバ
ーの発生にともなう交換機システムの動作について図2
7に示すシーケンスを参照しながら詳述する。
【0148】図27は本発明の第5実施形態の第2変形
例に係るハンドオーバーシーケンスを示す図である。ま
ず、この図27に示す基地局制御装置20bがHandover
RequiredメッセージH10を送信し、交換局12b
は、このメッセージH10を受信すると、Handover Req
uestメッセージH11をハンドオーバー先の交換局12
cに送信する。
【0149】そして、交換局12bは、メッセージH1
0の応答であるHandover Request ackメッセージH12
を受信すると、加入者データの確認処理を行ない(H1
3と付したところ)、H14と付した枠内に示すよう
に、ハンドオーバーが行なわれる。このように、パケッ
ト通信において、伝送速度が小さくなっても、加入者
は、通話設定状態を維持したままでの通話切り換えがで
きないことを通知されるので、不測の通信事故を回避で
きる。
【0150】(F)その他 本発明は上述した実施態様及びその変形例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。例えば、上述したフロ
ーチャートやシーケンスは、多少変更して実施すること
もある。また、収容できるマルチコール端末の数につい
ては、設計方針によって、例えば、全呼数の70%〜8
0%にする等、種々変更して実施することができる。
【0151】さらに、上記の網は、携帯電話網に限ら
ず、GSM(Global System for Mobile Communication
s)網等の他の網に対しても、適用することができる。
例えば、移動局10は、警告音を鳴動するのみならず、
バイブレータを用いたり、ディスプレイ以外のものを用
いることもできる。また、上記の呼の選択方法に関して
は、プライオリティと接続順位とを組み合わせて選択す
るようにもできる。
【0152】なお、図8の下方に示すハンドオーバー要
求1は、Handover Requiredを表し、ハンドオーバー要
求2はHandover Required ackによる応答を表す。
【0153】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の交換局装
置によれば、複数の呼を同時に通話設定できる第1マル
チコール端末からの発呼か、又は、一個の呼を通話設定
できるシングルコール端末からの発呼かを判別する判別
手段と、ハンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動とに
起因する事象を検出しうる事象検出手段と、判別手段に
て判別された第1マルチコール端末が通話中に、事象検
出手段にて事象が検出されると、第1マルチコール端末
の通話呼数を変更しうる呼数変更手段とをそなえて構成
されているので、加入者が電話とインターネット接続と
を同時にしているときに、ハンドオーバー発生や網の輻
輳状態の変動によって、シングルコール又は現在通話中
の呼数以下でしか通話が継続できなくなっても、加入者
が望む通信を継続できる利点がある(請求項1)。
【0154】また、呼数変更手段が、通話中の複数の呼
の中から切断する切断呼を選択する呼選択手段をそなえ
て構成されてもよく、このようにすれば、加入者主体に
よる通話選択ができ、一加入者についての複数呼のプラ
イオリティが管理されるので、マルチコールサービスを
広く普及させることができる利点がある(請求項2〜請
求項10)。
【0155】さらに、本発明の基地局制御装置によれ
ば、周辺の基地局のそれぞれについて、同時に通話設定
できる呼数を保持する保持手段と、少なくともハンドオ
ーバーの発生を検出し保持手段に保持された呼数に基づ
いて、マルチコール対応が不可であることを検出しうる
検出手段と、検出手段が検出したハンドオーバーを発呼
要求したマルチコール端末に対して、継続可能な複数の
呼の数に関する特別メッセージを送信する通知手段と、
通知手段により通知された複数の呼のうちマルチコール
端末が送信した接続希望呼を有する応答を受信しうる応
答受信手段と、応答受信手段が受信した接続希望呼を交
換局装置に対して送信する送信手段とをそなえて構成さ
れているので、交換局が輻輳状態において、低プライオ
リティの呼がなく、切断できる呼がない場合でも、新規
発信された呼を接続できるようになり、空いた回線が新
たな加入者に割り当てられるので、加入者へのサービス
の質が向上する利点がある(請求項11)。
【0156】そして、本発明のマルチコール端末によれ
ば、複数の呼の増加・減少に関する特別メッセージを受
信して呼数変更情報を抽出しうる受信手段と、受信手段
にて抽出された呼数変更情報により、通話中の複数の呼
を視覚的及び聴覚的に表示しうる表示手段と、表示手段
により表示された複数の呼の中で加入者が接続希望呼を
選択すべく設けられた入力手段と、入力手段により選択
された接続希望呼に関する情報を基地局に対して送信し
うる送信手段とをそなえて構成されているので、やは
り、加入者がマルチコール時に、ハンドオーバー発生や
網の輻輳状態の変動によって、シングルコール又は現在
通話中の呼数以下でしか通話が継続できなくなっても、
加入者が望む通信を継続できる利点がある(請求項1
2)。
【0157】加えて、本発明のマルチコール通話呼数変
更方法によれば、無線信号を送受信する第1マルチコー
ル端末と、基地局を制御する基地局制御装置と、第1マ
ルチコール端末と基地局制御装置とのそれぞれとの間で
通話設定をすべく複数の呼に関する情報を送受信する交
換局装置とをそなえた交換機システムにおけるマルチコ
ール通話呼数変更方法であって、交換局が、ハンドオー
バー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する事象を検出
する事象検出ステップと、事象検出ステップにて事象が
検出されると、交換局が、ハンドオーバーにより接続さ
れる接続先交換局に対して複数の呼の増加・減少に関す
る呼数変更情報を挿入して特別メッセージを通知する特
別メッセージ通知ステップと、特別メッセージ通知ステ
ップにて通知された複数の呼の中で第1マルチコール端
末が選択した継続希望呼に関する応答を交換局が受信す
る応答受信ステップと、応答受信ステップにて受信した
継続希望呼を交換局が接続するとともに、複数の呼のう
ち第1マルチコール端末が選択しない接続非希望呼を切
断する再ハンドオーバーステップとをそなえて構成され
ているので、加入者がマルチコール時に、ハンドオーバ
ーや網の輻輳の発生によって、シングルコール又は現在
通話中の呼数以下でしか通話が継続できなくなっても、
加入者が望む通信を継続できる利点がある(請求項1
3)。
【0158】また、特別メッセージ通知ステップが、第
1マルチコール端末以外の第2マルチコール端末が送信
した発信要求を受信すると、第2マルチコール端末に対
して、特別メッセージに、複数の呼の数を減少させる呼
数減少情報を挿入するように構成されているので、加入
者主体の通話選択ができ、一加入者についての複数呼の
プライオリティが管理されるので、マルチコールサービ
スを広く普及させることができる利点がある(請求項1
4,請求項15)。
【0159】そして、本発明のマルチコール通話呼数変
更方法によれば、交換局装置がハンドオーバー要求を、
ハンドオーバーにより接続される接続先交換局装置に対
して送信する第1送信ステップと、第1送信ステップに
て送信された接続先交換局装置が自分自身の能力と輻輳
状態とに基づいた通話可能な呼数を含むメッセージを交
換局装置に対して送信する第2送信ステップと、第2送
信ステップにて送信された通話可能な呼数が現在通話中
の呼数よりも多いと、交換局装置が第1マルチコール端
末に対して通話可能を示すメッセージを通知する呼数通
知ステップとをそなえて構成されているので、既存のメ
ッセージフォーマットを変更せずに、呼のプライオリテ
ィ情報を送受信できるので、汎用性に優れ、拡張性が向
上する利点がある(請求項16)。
【0160】また、呼数通知ステップが、呼数を減少さ
れた呼に対応する第1マルチコール端末に対して再設定
を通知するように構成することもでき、このようにすれ
ば、パケット通信において、伝送速度が小さくなって
も、加入者は、通話設定状態を維持したままでの通話切
り換えができないことを通知されるので、不測の通信事
を回避できる利点がある(請求項17,請求項18)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る移動体システムの
構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る移動局の機能ブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る移動局のディスプ
レイ表示の一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る基地局制御装置の
機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る交換局の機能ブロ
ック図を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る呼数変更手段の機
能ブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る交換局の処理を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係るハンドオーバーシ
ーケンスを示す図である。
【図9】(a)は本発明の第1実施形態の第1変形例に
係る呼数変更手段の機能ブロック図であり、(b)は本
発明の第4実施形態に係る呼数変更手段の機能ブロック
図である。
【図10】シングルコール時の交換局の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第1実施形態の第1変形例に係る交
換局の処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施形態の第1変形例に係るハ
ンドオーバーシーケンスを示す図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係るハンドオーバー
元の基地局制御装置の処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明の第2実施形態に係るハンドオーバー
先の基地局制御装置の処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第2実施形態に係るハンドオーバー
シーケンスを示す図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る交換局の処理を
示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態に係るハンドオーバー
シーケンスを示す図である。
【図18】本発明の第4実施形態に係るメッセージイメ
ージを示す図である。
【図19】本発明の第4実施形態に係る交換局の処理を
示すフローチャートである。
【図20】本発明の第4実施形態に係るハンドオーバー
シーケンスを示す図である。
【図21】本発明の第4実施形態の第1変形例に係る加
入者データのイメージを示す図である。
【図22】本発明の第4実施形態の第1変形例に係る交
換局の処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第4実施形態の第2変形例に係る交
換局の処理を示すフローチャートである。
【図24】本発明の第5実施形態に係るハンドオーバー
元の交換局の処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第5実施形態に係るハンドオーバー
シーケンスを示す図である。
【図26】本発明の第5実施形態の第1変形例に係る交
換局の処理を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第5実施形態の第2変形例に係るハ
ンドオーバーシーケンスを示す図である。
【図28】移動体システムの構成図である。
【図29】キャッチホンの接続シーケンス例を示す図で
ある。
【図30】マルチセッションの接続シーケンス例を示す
図である。
【符号の説明】
9,99 移動体システム 10 移動局、第1マルチコール端末 10a 第2マルチコール端末 11a〜11c,101a,101b 基地局 10a 受信手段 10b 表示手段 10c 入力手段 10d 送信手段 12a〜12c,102a,102b 交換局 13,103 ホーム・ロケーション・レジスタ 15 ディスプレイ 16 メッセージイメージ 17 プライオリティ領域 17a 相対プライオリティ領域 17b 接続プライオリティ領域 18 加入者データ 19 情報領域 19a アルゴリズム種別領域 19b 登録手段選択領域 20a〜20c 基地局制御装置 20e 保持手段 20f 検出手段 20g 通知手段 20h 応答受信手段 20i 送信手段 30 判別手段 31 事象検出手段 32,33 呼数変更手段 32a 特別メッセージ通知手段 32b 応答受信手段 32c 再ハンドオーバー手段 33a,133a 呼選択手段 33b プライオリティ保持手段 33c 出力手段 33f 切断通知手段 33g 応答受信手段 33h 再ハンドオーバー手段 100 移動局 104a 公衆回線 104b インターネット網 105 固定端末 106a〜106c ビジター・ロケーション・レジ
スタ 107a〜107c パケット処理装置 108 関門交換局 109 関門パケット処理装置 133b アルゴリズム保持手段 133c QOS保持手段 133d 呼順序保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA51 BB00 CC11 DD01 DD02 DD05 GG00 GG11 GG13 5K067 AA21 AA33 BB04 CC08 DD17 DD19 DD23 DD24 DD30 DD52 DD53 DD54 DD57 EE02 EE10 EE16 EE24 FF03 FF15 FF23 FF27 FF28 GG06 GG22 HH07 JJ04 JJ17 JJ37 JJ39 JJ52 JJ64 JJ70 JJ73 9A001 CC05 CC07 DD10 JJ25 KK56

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の呼を同時に通話設定できる第1マ
    ルチコール端末からの発呼か、又は、一個の呼を通話設
    定できるシングルコール端末からの発呼かを判別する判
    別手段と、 ハンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する
    事象を検出しうる事象検出手段と、 該判別手段にて判別された該第1マルチコール端末が通
    話中に、該事象検出手段にて該事象が検出されると、該
    第1マルチコール端末の通話呼数を変更しうる呼数変更
    手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、交換局
    装置。
  2. 【請求項2】 該呼数変更手段が、 基地局を制御する基地局制御装置と該第1マルチコール
    端末とに対して該複数の呼の増加・減少に関する呼数変
    更情報を挿入した特別メッセージを通知しうる特別メッ
    セージ通知手段と、 該特別メッセージ通知手段により通知された該複数の呼
    の中で該第1マルチコール端末が選択した継続希望呼に
    関する応答を受信しうる応答受信手段と、 該応答受信手段が受信した該継続希望呼を接続するとと
    もに、該複数の呼のうち該第1マルチコール端末が選択
    しない接続非希望呼を切断する再ハンドオーバー手段と
    をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載
    の交換局装置。
  3. 【請求項3】 該呼数変更手段が、 通話中の複数の呼の中から切断する切断呼を所定の条件
    に基づいて選択する呼選択手段と、 該呼選択手段が選択した該切断呼に対応する該第1マル
    チコール端末に対して切断メッセージを通知する切断通
    知手段と、 該切断通知手段により通知された該第1マルチコール端
    末が選択した接続希望呼に関する応答を受信しうる応答
    受信手段と、 該応答受信手段が受信した該接続希望呼を継続接続する
    とともに、該複数の呼のうち該第1マルチコール端末が
    選択しない接続非希望呼を切断する再ハンドオーバー手
    段とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1
    記載の交換局装置。
  4. 【請求項4】 該呼選択手段が、 該切断呼のそれぞれに、通話中の呼の優先度を表すプラ
    イオリティを付与して該プライオリティを保持するプラ
    イオリティ保持手段と、 該事象が緩和した場合は該プライオリティ保持手段に保
    持された該プライオリティに基づいて該切断呼を出力す
    る出力手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、
    請求項3記載の交換局装置。
  5. 【請求項5】 該呼選択手段が、 該切断呼を、該切断メッセージ内の所定領域に含まれる
    呼のプライオリティに関する情報に基づいて選択するよ
    うに構成されたことを特徴とする、請求項3記載の交換
    局装置。
  6. 【請求項6】 該呼選択手段が、 該切断呼を、ホーム・ロケーション・レジスタからビジ
    ター・ロケーション・レジスタに送信された加入者デー
    タに含まれる情報に基づいて選択するように構成された
    ことを特徴とする、請求項3記載の交換局装置。
  7. 【請求項7】 該呼選択手段が、 該切断呼を、加入者単位に設けられた選択アルゴリズム
    に基づいて選択するように構成されたことを特徴とす
    る、請求項3記載の交換局装置。
  8. 【請求項8】 該呼選択手段が、 該選択アルゴリズムとして、該通話中の複数の呼の中で
    接続した順序に従ったプライオリティによって継続する
    ように構成されたことを特徴とする、請求項7記載の交
    換局装置。
  9. 【請求項9】 該呼選択手段が、 該選択アルゴリズムとして、伝送信号の等級を表す品質
    サービス値に基づいて、該呼を選択するように構成され
    たことを特徴とする、請求項7記載の交換局装置。
  10. 【請求項10】 該特別メッセージ通知手段が、 該第1マルチコール端末の警告音を段階的に変更すべ
    く、該呼数変更情報を段階的に設けるように構成された
    ことを特徴とする、請求項2記載の交換局装置。
  11. 【請求項11】 周辺の基地局のそれぞれについて、同
    時に通話設定できる呼数を保持する保持手段と、 少なくともハンドオーバーの発生を検出し該保持手段に
    保持された該呼数に基づいて、マルチコール対応が不可
    であることを検出しうる検出手段と、 該検出手段が検出した該ハンドオーバーを発呼要求した
    マルチコール端末に対して、継続可能な複数の呼の数に
    関する特別メッセージを送信する通知手段と、 該通知手段により通知された該複数の呼のうち該マルチ
    コール端末が送信した接続希望呼を有する応答を受信し
    うる応答受信手段と、 該応答受信手段が受信した該接続希望呼を交換局装置に
    対して送信する送信手段とをそなえて構成されたことを
    特徴とする、基地局制御装置。
  12. 【請求項12】 複数の呼の増加・減少に関する特別メ
    ッセージを受信して呼数変更情報を抽出しうる受信手段
    と、 該受信手段にて抽出された該呼数変更情報により、通話
    中の複数の呼を視覚的及び聴覚的に表示しうる表示手段
    と、 該表示手段により表示された該複数の呼の中で加入者が
    接続希望呼を選択すべく設けられた入力手段と、 該入力手段により選択された該接続希望呼に関する情報
    を該基地局に対して送信しうる送信手段とをそなえて構
    成されたことを特徴とする、マルチコール端末。
  13. 【請求項13】 無線信号を送受信する第1マルチコー
    ル端末と、基地局を制御する基地局制御装置と、該第1
    マルチコール端末と該基地局制御装置とのそれぞれとの
    間で通話設定をすべく複数の呼に関する情報を送受信す
    る交換局装置とをそなえた交換機システムにおけるマル
    チコール通話呼数変更方法であって、 該交換局が、ハンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動
    とに起因する事象を検出する事象検出ステップと、 該事象検出ステップにて該事象が検出されると、該交換
    局が、ハンドオーバーにより接続される接続先交換局に
    対して該複数の呼の増加・減少に関する呼数変更情報を
    挿入して特別メッセージを通知する特別メッセージ通知
    ステップと、 該特別メッセージ通知ステップにて通知された該複数の
    呼の中で該第1マルチコール端末が選択した継続希望呼
    に関する応答を該交換局が受信する応答受信ステップ
    と、 該応答受信ステップにて受信した該継続希望呼を該交換
    局が接続するとともに、該複数の呼のうち該第1マルチ
    コール端末が選択しない接続非希望呼を切断する再ハン
    ドオーバーステップとをそなえて構成されたことを特徴
    とする、マルチコール通話呼数変更方法。
  14. 【請求項14】 該特別メッセージ通知ステップが、 該第1マルチコール端末以外の第2マルチコール端末が
    送信した発信要求を受信すると、該第2マルチコール端
    末に対して、該特別メッセージに、該複数の呼の数を減
    少させる呼数減少情報を挿入するように構成されるとと
    もに、 該再ハンドオーバーステップが、該特別メッセージ通知
    ステップにおける切断により解放された回線を用いて、
    該発信要求に対して応答を送信するように構成されたこ
    とを特徴とする、請求項13記載のマルチコール通話呼
    数変更方法。
  15. 【請求項15】 該特別メッセージ通知ステップが、 該交換局がハンドオーバーにより接続される接続先基地
    局装置に関する情報を該基地局制御装置に対して通知す
    る基地局制御装置通知ステップと、 該基地局制御装置通知ステップにて通知された該接続先
    基地局装置から送信された継続可能な呼の数に関する呼
    変更情報を該交換局が受信する呼変更情報受信ステップ
    と、 該呼変更情報受信ステップが受信した該呼変更情報を該
    第1マルチコール端末に対して送信する送信ステップと
    をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項13記
    載のマルチコール通話呼数変更方法。
  16. 【請求項16】 無線信号を送受信する第1マルチコー
    ル端末と、基地局を制御する基地局制御装置と、該第1
    マルチコール端末と該基地局制御装置とのそれぞれとの
    間で通話設定をすべく複数の呼に関する情報を送受信す
    る交換局装置とをそなえた交換機システムにおけるマル
    チコール通話呼数変更方法であって、該交換局装置がハ
    ンドオーバー要求を、ハンドオーバーにより接続される
    接続先交換局装置に対して送信する第1送信ステップ
    と、 該第1送信ステップにて送信された該接続先交換局装置
    が自分自身の能力と輻輳状態とに基づいた通話可能な呼
    数を含むメッセージを該交換局装置に対して送信する第
    2送信ステップと、 該第2送信ステップにて送信された該通話可能な呼数が
    現在通話中の呼数よりも多いと、該交換局装置が該第1
    マルチコール端末に対して通話可能を示すメッセージを
    通知する呼数通知ステップとをそなえて構成されたこと
    を特徴とする、マルチコール通話呼数変更方法。
  17. 【請求項17】 該呼数通知ステップが、 呼数を減少された該呼に対応する該第1マルチコール端
    末に対して再設定を通知するように構成されたことを特
    徴とする、請求項16記載のマルチコール通話呼数変更
    方法。
  18. 【請求項18】 該呼数通知ステップが、 ハンドオーバー発生と網の輻輳状態の変動とに起因する
    事象が発生したときの通話設定状態を維持したままでの
    通話切り換えができないことを通知するように構成され
    たことを特徴とする、請求項16記載のマルチコール通
    話呼数変更方法。
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