JP5160633B2 - 通信端末、通信システム、ハンドオーバ処理方法、および、プログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、ハンドオーバ処理方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信におけるハンドオーバ処理技術に関する。
本発明は、より特定的には、無線通信システムにおいて、複数のセッションを確立して通信できる携帯電話機等の通信端末におけるハンドオーバ処理技術に関する。
「セッション(Session)」とは、1つの処理を実行するために必要な通信の纏まりをいう。
「ハンドオーバ(HO)処理」とは、移動体通話や移動体通信を行っている状態でセル間を移動したときに移動先のセル内の基地局に接続先を切り換える処理をいう。
近年の携帯電話機等の通信端末は、音声通信だけでなく、電子メールの送受信をはじめ、WEB(World Wide Web)接続等によるデータ通信を行うことができる。
そのようなデータ通信の際には、高速データ通信に対応するため、複数のデータリンクを1つの論理的なリンク手順として扱う、マルチリンク・プロトコル(Multi-link Protocol)が広く利用されている。
携帯電話機等の移動体通信端末は、当該通信端末(自機)が通信中の基地局のセルを越えて移動して他のセルに移っても新たなセルに配置されている基地局を介してネットワークと連続して通信できるように新たな接続先の基地局を探索し、通信中に自機の位置に対応した基地局に切り替えるハンドオーバ処理を行う。
たとえば、特許文献1に開示される移動体無線通信システムおよび無線通信用携帯端末装置によれば、マスタ通信装置およびスレーブ通信装置を介してデータが基地局に送信される。スレーブ通信装置がハンドオーバ処理する場合、マスタ通信装置が呼接続されていない基地局にハンドオーバする。
特開2002−112308号公報
上述した携帯電話機等の移動可能通信端末をUSB(Universal Serial Bus)やブルートゥース(Bluetooth;登録商標)等を用いてパーソナルコンピュータ(PC)と接続し、モデム(MODEM)として利用すれば、PCを用いたWEB接続、VolP(Voice over Internet Protocol)によるテレビジョン会議、FTP(File Transfer Protocol)によるデータ転送等も可能となる。
しかし、たとえば、VolPのように通信の保証が要求される通信とFTPのようなデータ通信とが混在する複数のセッションを実行中に、セル間の携帯電話機の移動に伴うハンドオーバ処理が実行されると、通信の保証が要求される通信に対してハンドオーバ処理に伴う伝送遅延が発生するという不利益が生ずる。
さらに、ハンドオーバ処理中に携帯電話機等の通信端末に接続されたデータ端末等からセッションを遂行するための無線通信ネットワークへの接続要求が発生すると、その接続要求が拒否され、再度、ユーザによるセッションを遂行するための接続要求が必要になり、データ端末の負担が大きくなるという不利益が生ずる。
かかる観点から、ハンドオーバ処理に伴う伝送遅延を低減させ、迅速かつ高品質なデータ通信が可能な、通信端末、ハンドオーバ処理方法、通信システム、および、プログラムを提供することが望まれている。
また、ハンドオーバ処理中にセッションを遂行するためのネットワークへの接続要求を繰り返して要求することが回避可能な、通信端末、ハンドオーバ処理方法、通信システム、および、プログラムを提供することが望まれている。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部とを具備し、前記ハンドオーバ処理部は、ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、通信端末が提供される。
好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、ハンドオーバすべきセッションが通信品質を保証すべきセッションであるか否かをセッション毎に判断し、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの無線リソース量に基づくスコアより大きなスコアになるようにそのスコアの値を変更する。
また好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアに、当該最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアを大きくする所定の値を加算する。
好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの無線リソース量に基づくスコアに、当該最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアを大きくする1以上の係数を乗ずる。
好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する。
好ましくは、前記基地局との接続関係を変更する要求は、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求を含み、
前記ハンドオーバ処理部は、前記処理中のハンドオーバ処理が完了後、前記保留した前記基地局との接続関係を変更する要求を再開する場合に、前記新規にセッションを接続する接続要求と前記既存のセッションを切断する切断要求との両者が存在するときは、前記既存のセッションを切断する切断要求を優先して処理する。
好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、前記既存のセッションを切断する切断要求を処理した後、前記保留された新規にセッションを接続する接続要求に対する処理を行う。
好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、上記いずれかのハンドオーバすべきセッションの優先順位を決定する、優先順位決定部と、前記優先順位決定手段によって決定された優先順位に応じてハンドオーバすべきセッションについてハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理実行部とを有する。
また好ましくは、前記ハンドオーバ処理部は、上記いずれかの前記接続関係を変更する処理を行う、ハンドオーバ処理保留手段をさらに有する。
また本発明によれば、無線通信ネットワークと、移動体通信を可能とするため、前記無線通信ネットワークに接続された複数の基地局と、前記複数の基地局と無線接続可能な通信端末とを具備し、前記通信端末は、前記複数の基地局の1つと通信して複数のセッションを確立して通信可能に構成されており、前記通信端末は、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部とを有し、前記ハンドオーバ処理部は、ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、無線通信システムが提供される。
また本発明によれば、無線通信ネットワークと、移動体通信を可能とするため、前記無線通信ネットワークに接続された複数の基地局と、前記複数の基地局と無線接続可能な通信端末とを具備し、前記通信端末は、前記複数の基地局の1つと通信して複数のセッションを確立して通信可能に構成されており、前記通信端末は、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部とを有し、前記通信端末の前記ハンドオーバ処理部は、前記セッションの無線リソース量、および/または、前記セッションが通信品質保証型が否かに応じて規定されるスコアの値に応じて規定される優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理し、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、無線通信システムが提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末のハンドオーバ処理方法であって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ステップと、前記ハンドオーバ判定ステップにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ステップとを有し、前記ハンドオーバ処理ステップにおいて、ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、ハンドオーバ処理方法が提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末のハンドオーバ処理方法であって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ステップと、前記ハンドオーバ判定ステップにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ステップとを有し、前記ハンドオーバ処理ステップにおいて、前記セッションの無線リソース量、および/または、前記セッションが通信品質保証型が否かに応じて規定されるスコアの値に応じて規定される優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理し、前記ハンドオーバ処理ステップの処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、ハンドオーバ処理方法が提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定手段と、前記ハンドオーバ判定手段の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理手段とを有し、前記ハンドオーバ処理手段は、ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、通信端末が提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定手段と、前記ハンドオーバ判定手段の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理手段とを有し、前記ハンドオーバ処理手段は、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、通信端末が提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末におけるコンピュータに実行させるハンドオーバ処理プログラムであって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ルーチンと、前記ハンドオーバ判定ルーチンにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ルーチンとを有し、前記ハンドオーバ処理ルーチンは、ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、ハンドオーバ処理プログラムが提供される。
本発明によれば、移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末におけるコンピュータに実行させるハンドオーバ処理プログラムであって、ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ルーチンと、前記ハンドオーバ判定ルーチンにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ルーチンとを有し、前記ハンドオーバ処理ルーチンにおいて、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、ハンドオーバ処理プログラムが提供される。
本発明によれば、ハンドオーバ処理による伝送遅延およびハンドオーバ処理中のセッション接続要求に対する拒否が低減し、高速かつ高品質なデータ通信が実行できる。
本発明によれば、ハンドオーバ処理中に新たなセッションを遂行するための接続要求を繰り返して要求することを回避することが可能となり、通信端末の負担が軽減する。
実施形態に係る携帯電話機が接続された通信システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る携帯電話機の主要部分の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 図3に示すハンドオーバ優先順位決定処理(ステップ6)を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信システム、10…携帯電話機、11…通信部、12…操作部,13…音声処理部、14…スピーカ、15…マイクロフォン、16…表示部、17…記憶部、18…制御部、180…主制御部、181…ハンドオーバ判定部、182…ハンドオーバ処理部、1821…優先順位決定部、1822…ハンドオーバ実行部、1823…ハンドオーバ保留部、19…バス制御部、20A〜20C…基地局、30…無線通信ネットワーク、40…サーバ、50…データ端末(PC)。
発明を実施するための形態
本発明の通信端末、ハンドオーバ処理方法、プログラム、通信システムの実施の形態を、添付した図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の1実施形態としての携帯電話機が接続された通信システム1の構成例を示す図である。
通信システム1は、携帯電話機10、当該携帯電話機10がネットワークを介して移動体通信が可能なように各セル(通信領域)に配置された複数の基地局20A〜20C、無線通信ネットワーク30、サーバ40、および、データ端末50で構成されている。
なお、無線通信ネットワークネット30と、複数の基地局20A〜20Cとの間には、複数の基地局を制御する基地局制御装置が設けられている。本明細書において、基地局の機能および/または処理と記載したとき、基地局および基地局制御装置の機能および/または処理を意味する。
携帯電話機10は、たとえば、iBurst(登録商標)システムで使用されているTDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)、または、リンクアダプテーションによって、当該携帯電話機10(以下、自機)が位置するセル内の基地局20A〜20Cのいずれかと接続して通信可能となる。このとき、携帯電話機10は、たとえば、最寄りの基地局、すなわち、基地局20A〜20Cのうち最も近くの基地局からその基地局の識別(ID:Identification)番号を含む電波信号を受信し、この基地局のID番号を基に接続先の基地局との接続を通信しながら切り替えるハンドオーバ処理を行う。
ハンドオーバ処理とは、上述のように、携帯電話機10がある基地局、たとえば、基地局20Aと接続して通信中に異なるセルに移動したとき、その移動先のセルの基地局、たとえば、基地局20Bに接続を切り替えること処理をいう。
携帯電話機10は、たとえば、USBやブルートゥースによってデータ端末50と接続された場合、基地局との間で送受信処理を行うモデム(MODEM)として機能し、データ端末50が携帯電話機10を介して、VolPによる音声通信や、FTPによるデータ転送等が実行できる機能を有する。この機能により、携帯電話機10は、VolP(Voice over Internet Protocol)とFTP(File Transfer Protocol)とを同時使用するなど、複数のセッション(マルチセッション)を遂行することができる。
セッションとは、1つの処理を実行するために必要な通信の纏まりをいう。
データ端末50に接続された携帯電話機10は、ハンドオーバ処理によって接続された新たな基地局および無線通信ネットワーク30を介して、サーバ40、その他の通信端末などと通信することができる。
データ端末50に接続された携帯電話機10は、データ端末50と協働して、たとえば、無線通信ネットワーク30に接続されているサーバ40の制御に従って、音声通話、電子メールの作成と、その送受信、WEBサイトやコンテンツデータ、たとえば、動画像、静止画像などの閲覧が可能となる機能を有する。
各セルにそれぞれ配置された複数の基地局20A〜20Cは、たとえば、アダプティブ・アレイ・アンテナを各々有する。各基地局は、各々のセルが互いに隣接するように配置され、セル内に位置する携帯電話機10と通信を行う。
基地局20A〜20Cは、携帯電話機10が各々の基地局を識別しハンドオーバ処理できるようにするため、それぞれの基地局固有の識別番号をブロードキャスト送信する。
無線通信ネットワーク30には、携帯電話機10、複数の基地局20A〜20Cおよびサーバ40が接続され、たとえば、音声データおよびパケットデータが扱える無線通信ネットワークである。
サーバ40は、無線通信ネットワーク30に接続され、無線通信ネットワーク30を介して入出力される各種データ、たとえば、音声データ、文字データ、動画像データを処理する。
データ端末50は、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)を用いて構成され、USBやブルートゥースによって携帯電話機10と接続されると、携帯電話機10がモデム(MODEM)として機能する。それにより、たとえば、無線通信ネットワーク30を介して、図示しないIP(Internet Protocol)ネットワークと接続される。これにより、データ端末50は、VolPによる音声通信やFTPによるデータ転送等の処理を実行することができる。
図2を参照して、携帯電話機10の詳細について説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機の主要部の構成例を示すブロック図である。ただし、図2には、ハンドオーバーを行う本発明の実施の形態に関係する部分のみを図解しており、携帯電話機のその他の部分は図解を省略している。
携帯電話機10は、アンテナATT、通信部11、操作部12,音声処理部13、スピーカ14、マイクロフォン15、表示部16、記憶部17、制御部18、および、バス制御部19を有する。
制御部18は、主制御部180、ハンドオーバ(HO)判定部181、および、ハンドオーバ(HO)処理部182とで構成されている。
ハンドオーバ判定部181は、ハンドオーバをするか否かの判定を行う。
ハンドオーバ処理部182は、ハンドオーバ判定部181においてハンドオーバをすべきと判定されたとき、ハンドオーバ処理を実行する。
ハンドオーバ処理部182は、優先順位決定部1821、ハンドオーバ実行部1822を有する。さらに、ハンドオーバ処理部182は、ハンドオーバー保留部1823をも有することができる。
通信部11は、アンテナATTを介して複数の基地局20A〜20Cがブロードキャスト送信している基地局の識別(ID)番号を受信し、基地局のID番号が一致した基地局と無線通信を行う。
通信部11は、図示の例では単一のアンテナATTを有するが、複数のチャネル、たとえば2チャネル(リンクともいう)に対応して通信できるように複数のアンテナ、たとえば2本のアンテナで構成してもよい。
操作部12は、ユーザが携帯電話機10を操作する各種のキー、たとえば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど各種の操作機能が割り当てられた複数のキーを有する。操作部12は、これらのキーがユーザによって操作された場合、そのキーに対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部18に出力する。制御部18には、各キーがどの操作に対応しているが記憶されている。
音声処理部13は、制御部18から供給された音声データに、符号化、デジタル・アナログ(D/A)変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号をスピーカ(SP)14に出力する。音声処理部13は、マイクロフォン(MIC)15から入力された音声信号を増幅し、アナログ・デジタル(A/D)変換を行い、さらに符号化等の処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部18に出力する。
表示部16は、たとえば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示デバイスであって、制御部18から供給された映像信号、文字信号などに応じて種々の情報を表示する。
記憶部17は、たとえば、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶デバイスや、SRAM、DRAMなどのランダムアクセス可能な記憶デバイス等で構成されている。
記憶部17は、制御部18が実行するオペレーティングシステム(OS)、携帯電話機10の各種の処理を遂行するための各種のアプリケーションプログラム(AP)を記憶している。記憶部17はまた、制御部18の出力結果、制御部18が実行するAPの遂行の過程で利用される一時的なデータ等、各種データを記憶する。
制御部18は、携帯電話機10の全体的な動作を統括する。すなわち、制御部18は、携帯電話機10の各種処理、たとえば、無線通信ネットワーク30を介して行われる音声通話処理、電子メールの作成とその送受信処理、WEBサイトの閲覧等の制御がユーザによる操作部12の操作に応じて適切な手順で実行されるように、携帯電話機10の各構成要素の処理を主制御部180を介して制御する。
上記各構成要素の処理としては、たとえば、通信部11における電波信号の送受信処理、音声処理部13における音声の入出力処理、表示部16における画像の表示処理、記憶部17とのアクセス処理などがある。
制御部18は、記憶部17に格納されたプログラム、たとえば、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム(AP)等に基づいて処理を実行するコンピュータ、たとえば、マイクロプロセッサを備えている。コンピュータを有する制御部18は、APによって指示された手順(処理ルーチン)に従って上記例示した処理を実行することができる。
すなわち、コンピュータを有する制御部18は、記憶部17に格納されたOSやAPから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
ハンドオーバ判定部181は、アンテナATTを介して通信部11が受信した複数の基地局の識別(ID)番号を基にハンドオーバを実行するか否かの判定を行う。
ハンドオーバ処理部182は、ハンドオーバ判定部181においてハンドオーバを実行すべきと判断した場合に主制御部180によって駆動されて、下記の詳述するハンドオーバ処理を行う。
具体的には、ハンドオーバ判定部181は、ハンドオーバ処理部182がハンドオーバ中か否かを判定する。そして、ハンドオーバ処理中でない場合、今回受信した基地局の識別(ID)番号と前回受信した基地局のID番号とが一致しているか否かを比較する。
2つの基地局のID番号の比較結果が一致した場合、携帯電話機10が同じセル内にあり、ハンドオーバ処理を行う必要はないから、ハンドオーバ処理部182は、ハンドオーバの処理の際に要求保留処理により保留されている処理がある場合、当該要求に対する処理を実行する。
基地局のID番号の比較結果が一致しなかった場合、ハンドオーバ処理部182の処理に移行し、ハンドオーバ処理部182は、ハンドオーバの優先順位を決定する処理を行う。
上述した処理を行うハンドオーバ処理部182は、たとえば、図2に例示されるように、ハンドオーバの優先順位を決定する優先順位決定部1821と、ハンドオーバの処理を実行するハンドオーバ実行部1822とで構成されている。また、ハンドオーバ処理部182は、優先順位決定部1821と、ハンドオーバ実行部1822る加えて、ハンドオーバの処理の要求を保留するハンドオーバー保留部1823とを有することができる。
ハンドオーバ実行部1822は、通常の方法と同じ方法でハンドオーバ処理すべきセッションについてハンドオーバ処理を実行する機能を有する。したがって、ハンドオーバ処理自体については説明を割愛する。なお、本実施の形態においては、そのような通常のハンドオーバ処理を実行する機能に加えて、下記の処理をも行う。
ハンドオーバ実行部1822は、ハンドオーバ判定部181におけるハンドオーバを実行するか否かの判定結果に基づいて、当該携帯電話機10が新たに接続すべき基地局にハンドオーバする場合、主制御部180の制御の元で動作を開始して、後述する優先順位決定部1821が決定したハンドオーバ優先順位に基づいてセッションのハンドオーバ処理を実行する。これを「ハンドオーバ処理」という。
優先順位決定部1821は、ハンドオーバ判定部181における判定の結果ハンドオーバ処理が実行される場合、通信が確立されている各々のセッションを「無線リソース量」に基づいてスコア化(数値化)し、ハンドオーバすべきセッションの優先順位を決定する。これをハンドオーバ優先順位決定処理という。
「無線リソース」とは、通信システム1を介して、あるセッションを遂行するために、必要となる無線通信システムにおける資源をいう。すなわち、あるセッションを支障なく遂行させるために確保しておく、ハードウエア、ソフトウェア、データなどをいう。
具体的には、優先順位決定部1821は、ハンドオーバすべきセッションが、たとえば、VoIP等のような高い通信品質を保証すべき通信品質保証型のセッションであるか否かを判断する。
そのセッションが通信品質保証型でなかった場合、優先順位決定部1821は、確立されているセッションの無線リソース量を検出し、このときの無線リソース量をスコアとする。
なお、セッションが通信品質保証型であった場合、優先順位決定部1821は、セッションの最大使用可能の無線リソース容量に所定値α、たとえば、10を加えた値をスコアSCOREとして設定する(加算処理)。あるいは、優先順位決定部1821は、セッションの無線リソース容量に所定係数β、たとえば、5.0を乗じた値をスコアSCOREとして設定する(重み付け処理)。このように、優先順位決定部1821は、通信品質保証型のセッションについては、優先順位を高くして、優先的にハンドオーバ処理が遂行されるように、スコアSCOREの値を演算する。
このように、通信品質保証型のセッションのスコアの値を大きくする演算を行うことにより、優先順位を高くして、ハンドオーバ処理を優先順位を高めることができる。
ハンドオーバ保留部1823は、ハンドオーバ実行部1822におけるハンドオーバ処理中に、新規のセッションについてのネットワークへの接続要求、または、既存のセッションに対するネットワークからのセッション切断要求があるか否かを判断する。これら接続要求および切断要求を総称して「接続変更要求」と言う。
たとえば、データ端末50からセッションに関する接続要求またはセッションの切断要求がある場合、ハンドオーバ保留部1823は、ハンドオーバ処理が完了するまでの間、これらの要求を保留する。これを「要求保留処理」という。
新規のセッションの接続要求とは、たとえば、ユーザがデータ端末50のデータを携帯電話機10を介して送信するような要求を意味する。
セッションの切断要求とは、たとえば、携帯電話機10とデータ端末50と間で通信しているデータ転送などを中断することや、たとえば、ユーザがサーバ40と携帯電話機10を介してデータ端末50との間で通信しているデータ転送などを中断する要求を意味する。
ハンドオーバ実行部1822におけるハンドオーバ処理後、ハンドオーバ保留部1823は、保留した要求の処理を再開する場合に、セッションの接続要求とセッションの切断要求とが混在しているときには、セッションの切断要求を優先して処理する。
バス制御部19は、携帯電話機10とデータ端末50との間でデータの送受信をするために、通信プロトコル、たとえば、FTPの変換および制御を行う。
携帯電話機10のハンドオーバ処理を中心に、図3および図4を参照しながら携帯電話機10の動作を説明する。
図3は、本実施形態に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。図4は、図3に示すハンドオーバ優先順位の決定処理(ステップST6)を詳細に示すフローチャートである。
以下の記述では、1例として、携帯電話機10にはデータ端末50が接続され、携帯電話機10とデータ端末50とが共に基地局20Aのセル内に位置し、複数のセッションの通信が確立されているものとする。
図3に示すように、携帯電話機10の通信部11は、基地局20Aがブロードキャスト送信している基地局の識別(ID)番号を電波信号として受信する(ステップST1)。その基地局20AのID番号を“n”とする(ID−No=n)。
携帯電話機10の制御部18内のハンドオーバ判定部181は、現在、ハンドオーバ(HO)処理中であるか否かを判定する(ステップST2)。
ステップST2におけるハンドオーバ判定部181の判定で、ハンドオーバ処理中である場合(YES)、ハンドオーバ処理部182内のハンドオーバー保留部1823は、データ端末50から新規のセッションの接続要求または現在のセッションに対するセッションの切断要求があるか否かを判断する(ステップST3)。
ステップST3において、データ端末50からのセッションの接続要求またはセッションの切断要求がない場合(NO)、ハンドオーバ判定部181におけるステップST2の処理が再び実行される。
データ端末50からのセッションの接続要求またはセッションの切断要求がある場合(YES)、ハンドオーバ処理部182内のハンドオーバ保留部1823は、ハンドオーバ実行部1822によるハンドオーバ処理が完了するまでの間、これらの要求を保留し(ステップST4)、ハンドオーバ判定181によって、再びステップST2の処理が実行される。
一方、ステップST2において、ハンドオーバ処理中でない場合(NO)、ハンドオーバ判定部181は、ステップST1にて受信した基地局20AのID番号nと、前回受信したときの基地局のID番号(たとえば、前回の基地局のID番号を(n−1)とする)とを比較する(ステップST5)。
ステップST5において、基地局20AのID番号nと前回受信した基地局のID番号(n−1)とが一致しなかった場合、携帯電話機10が、たとえば、隣接する基地局20Bまたは基地局20Cのセル内に移動したことを意味する。この場合、ハンドオーバ処理部182内の優先順位決定部1821によって、図4に示すハンドオーバ優先順位を決定する処理が実行される。
図4に図示するように、優先順位決定部1821は、セッションに対する全スコアSCOREを、SCORE=0に初期化し(ステップST61)、現在確立されているセッションを検索する(ステップST62)。
このセッションの検索は、たとえば、携帯電話機10の記憶部17に記憶されているセッションを検索する。
図4を参照すると、ステップST62の処理によって、たとえば、3つのセッションが検索されたものとし、第1のセッションをセッションSn1、第2のセッションをセッションSn2、第3のセッションをセッションSn3と記す。各々のセッションに対するスコアをスコアSCORE1、スコアSCORE2、スコアSCORE3と記す。
ステップST62におけるセッションの検索後、優先順位決定部1821は、第1のセッションSn1が通信品質を保証する通信品質保証型であるか否かを判断する(ステップST63)。
ステップST63において、第1のセッションSn1が通信品質保証型でなかった場合(NO)、優先順位決定部1821は、セッションSn1が使用している無線リソース量を検出し(ステップST64)、無線リソース量に基づいて第1のスコアSCORE1を決定する(ステップST65)。
スコアの決定方法としては、たとえば、無線リソース量を数値化するものであり、決定したスコアは記憶部17に記憶しておくことができる。
一方、ステップST63において、第1のセッションSn1が通信品質保証型であった場合(YES)、優先順位決定部1821は、セッションSn1における最大使用可能の無線リソース量に所定値α、たとえば、α=10を加えたものをスコアSCORE1とする(ステップST66)。すなわち、SCORE1=最大使用可能の無線リソース量+αとする。
あるいは、SCORE1=最大使用可能の無線リソース量×β(ただし、βは重み係数、たとえば、β=5.0)とすることもできる。
このように、通信品質保証型のセッションのスコアの値を大きくする演算を行うことにより、優先順位を高くして、ハンドオーバ処理を優先順位を高めることができる。
ステップST66において決定されるスコアSCORE1(=最大使用可能の無線リソース量+α)は、ステップST65の処理において決定されたスコアSCORE1よりも高いスコアであればよく、後のステップST7においてセッションSn1が通信品質保証型であることを示すようなスコアであることが望ましい。
サービスの種類、たとえば、VoIPやFTPによるデータ転送等に基づいて、スコアSCORE1〜SCORE3を決定するようにすることができる。
第1のスコアSCORE1が決定された後、優先順位決定部1821において、上述のステップST63、64、65、または、ステップST63、66の処理が、第2のセッションSn2および第3のSn3に対しても実行される。
その結果、各々のスコアが第1のスコアSCORE1=2、第2のスコアSCORE2=15、第3のスコアSCORE3=8となったものとする。
優先順位決定部1821は、スコアSCORE1〜SCORE3を値が小さくなる順に(降順に、換言すれば、値が大きい順に)並べ、ソートしたスコアの順をハンドオーバすべきセッションの優先順位とする(ステップST67)。
このようにすることで、ハンドオーバすべきセッションの優先順位は、通信品質保証をすべきセッションが高くなる。
この例では、ハンドオーバすべきセッションの順番は、第2のSCORE2の第2のセッション、第3のSCORE3の第3のセッション、第1のSCORE1の第1のセッションの順となる。
その後、図3に示すように、ハンドオーバ処理部182のハンドオーバ実行部1822は、優先順位決定部1821によって決定されたハンドオーバすべきセッションの順番、すなわち、通信品質保証をすべきセッションの順番でハンドオーバ処理を実行する(ステップST7)。
これにより、通信品質保証型のセッションについてハンドオーバ処理による伝送遅延を低減させ、高速かつ高品質なデータ通信が実行できる。
ハンドオーバ実行部1822によるハンドオーバ処理が完了した後、ハンドオーバ保留部1823は、ステップST4において保留された処理、たとえば、セッションの新たな接続要求またはセッションの切断要求などの変更があるか否かを判定する(ステップST8)。
ステップST8において、ハンドオーバ保留部1823は、保留した処理がある場合(YES)、保留した処理を再開する(ステップST9)。
セッションの新たな接続要求、または、切断処理は、たとえば、主制御部180と通信部11を協働させて、周知の方法によって行う。
保留した処理がない場合(NO)、携帯電話機10におけるハンドオーバに関する一連の処理を終了する。
ただし、ステップST9において、セッションの接続要求とセッションの切断要求が混
在している場合、ハンドオーバ保留部1823はセッションの切断要求を優先的に処理する。
本実施形態によれば、複数のセッションを確立して通信できる携帯電話機10は、
a.ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部181と、
b.ハンドオーバ判定部181の判定結果によりハンドオーバが実行される場合において、通信中のセッションが複数存在するときには、ハンドオーバすべきセッションの優先順位を決定する優先順位決定部1821と、この優先順位決定部1821が決定した優先順位に従ってセッションをハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ実行部1822とを有するハンドオーバ処理部182と、
を有することから、通信品質保証型のセッションについてハンドオーバ処理による伝送遅延を低減させ、高速かつ高品質なデータ通信が実行できる。
さらに、携帯電話機10は、ハンドオーバ処理部182内のハンドオーバ実行部1822によるハンドオーバ処理中に、セッションについて、たとえば、セッションの接続要求またはセッションの切断要求などの変更要求が生じた場合、ハンドオーバ処理が完了するまでその変更要求を保留するハンドオーバ保留部1823を有することから、たとえば、データ端末からのハンドオーバ処理中のセッション接続要求に対する拒否を低減させることができる。
本実施形態では、通信端末として携帯電話機を例示したが、本実施形態と同様の構成を有するPDA(Personal Digital Assistant)やゲーム機などにも適用可能である。
本実施形態に係る通信端末において、制御部18の各構成要素が有する機能の遂行について、それらの機能の全てをコンピュータで動作するソフトウェアまたはプログラムによって実現してもよいし、あるいはその一部をハードウェアで実現してもよい。
たとえば、主制御部180、ハンドオーバ判定部181,ハンドオーバ処理部182内の優先順位決定部1821、ハンドオーバ実行部1822およびハンドオーバ保留部1823におけるデータ処理は、1または複数のコンピュータを用い、そのコンピュータにおいてプログラムまたはソフトウェアを動作させて実現してもよいし、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
さらに、そのようなプログラムを記録媒体に記憶させて、コンピュータに接続して記録媒体内のプログラムを動作させて、上述した処理を行うこともできる。

Claims (17)

  1. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、
    前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部と
    を具備し、
    前記ハンドオーバ処理部は、
    ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、
    当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、
    通信端末。
  2. 前記ハンドオーバ処理部は、ハンドオーバすべきセッションが通信品質を保証すべきセッションであるか否かをセッション毎に判断し、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの無線リソース量に基づくスコアより大きなスコアになるようにそのスコアの値を変更する、
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記ハンドオーバ処理部は、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアに、当該最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアを大きくする所定の値を加算する、
    請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記ハンドオーバ処理部は、通信品質を保証すべきセッションであった場合にはそのセッションの無線リソース量に基づくスコアに、当該最大使用可能な無線リソース量に基づくスコアを大きくする1以上の係数を乗ずる、
    請求項2に記載の通信端末。
  5. 前記ハンドオーバ処理部は、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 前記基地局との接続関係を変更する要求は、
    新規にセッションを接続する接続要求、または、
    既存のセッションを切断する切断要求
    を含み、
    前記ハンドオーバ処理部は、前記処理中のハンドオーバ処理が完了後、前記保留した前記基地局との接続関係を変更する要求を再開する場合に、前記新規にセッションを接続する接続要求と前記既存のセッションを切断する切断要求との両者が存在するときは、前記既存のセッションを切断する切断要求を優先して処理する、
    請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記ハンドオーバ処理部は、前記既存のセッションを切断する切断要求を処理した後、前記保留された新規にセッションを接続する接続要求に対する処理を行う、
    請求項6に記載の通信端末。
  8. 前記ハンドオーバ処理部は、
    請求項1〜4のいずれかに記載のハンドオーバすべきセッションの優先順位を決定する、優先順位決定部と、
    前記優先順位決定手段によって決定された優先順位に応じてハンドオーバすべきセッションについてハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理実行部と
    を有する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の通信端末。
  9. 前記ハンドオーバ処理部は、請求項5〜7のいずれかに記載の前記接続関係を変更する処理を行う、ハンドオーバ処理保留手段をさらに有する、
    請求項8に記載の通信端末。
  10. 無線通信ネットワークと、
    移動体通信を可能とするため、前記無線通信ネットワークに接続された複数の基地局と、
    前記複数の基地局と無線接続可能な通信端末と
    を具備し、
    前記通信端末は、前記複数の基地局の1つと通信して複数のセッションを確立して通信可能に構成されており、
    前記通信端末は、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、
    前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部と
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理部は、
    ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、
    当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、
    無線通信システム。
  11. 無線通信ネットワークと、
    移動体通信を可能とするため、前記無線通信ネットワークに接続された複数の基地局と、
    前記複数の基地局と無線接続可能な通信端末と
    を具備し、
    前記通信端末は、前記複数の基地局の1つと通信して複数のセッションを確立して通信可能に構成されており、
    前記通信端末は、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定部と、
    前記ハンドオーバ判定部の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理部と
    を有し、
    前記通信端末の前記ハンドオーバ処理部は、
    前記セッションの無線リソース量、および/または、前記セッションが通信品質保証型が否かに応じて規定されるスコアの値に応じて規定される優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理し、
    前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、
    無線通信システム。
  12. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末のハンドオーバ処理方法であって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ステップと、
    前記ハンドオーバ判定ステップにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ステップと
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理ステップにおいて、
    ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、
    当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、
    ハンドオーバ処理方法。
  13. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末のハンドオーバ処理方法であって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ステップと、
    前記ハンドオーバ判定ステップにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ステップと
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理ステップにおいて、
    前記セッションの無線リソース量、および/または、前記セッションが通信品質保証型が否かに応じて規定されるスコアの値に応じて規定される優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理し、
    前記ハンドオーバ処理ステップの処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、
    ハンドオーバ処理方法。
  14. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定手段と、
    前記ハンドオーバ判定手段の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理手段と
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理手段は、
    ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、
    当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、
    通信端末。
  15. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末であって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定手段と、
    前記ハンドオーバ判定手段の判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理手段と
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理手段は、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、
    通信端末。
  16. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末におけるコンピュータに実行させるハンドオーバ処理プログラムであって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ルーチンと、
    前記ハンドオーバ判定ルーチンにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ルーチンと
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理ルーチンは、
    ハンドオーバすべきセッションの無線リソース量に基づいてスコアを演算し、
    当該演算したスコアの大きなセッションの順に前記優先順位を決定する、
    ハンドオーバ処理プログラム。
  17. 移動体通信に用いる基地局を介してネットワークと通信して、複数のセッションを確立して通信可能な通信端末におけるコンピュータに実行させるハンドオーバ処理プログラムであって、
    ハンドオーバするか否かを判定するハンドオーバ判定ルーチンと、
    前記ハンドオーバ判定ルーチンにおける判定結果に基づいてハンドオーバを実行するとき、かつ、通信中のセッションが複数存在するときに、ハンドオーバすべき複数のセッションの優先順位を決定し、決定した前記優先順位に従って優先順位の高いセッションからハンドオーバ処理する、ハンドオーバ処理ルーチンと
    を有し、
    前記ハンドオーバ処理ルーチンにおいて、前記ハンドオーバ処理中に、前記セッションに対して、前記基地局を介した前記ネットワークとの接続関係を変更する、新規にセッションを接続する接続要求、または、既存のセッションを切断する切断要求が生じた場合、前記処理中のハンドオーバ処理が完了するまで前記接続関係を変更する要求を保留する、
    ハンドオーバ処理プログラム。
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