JP3748373B2 - 移動体無線通信システム及び無線通信用携帯端末装置 - Google Patents

移動体無線通信システム及び無線通信用携帯端末装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PHS(Personal Handyphone System)や携帯電話等の無線通信用携帯端末装置と基地局間で無線通信を行うことにより、該無線通信用携帯端末装置と所望の通信相手間で無線通信を行うようにした移動体無線通信システム、及び、前記移動体無線通信システムに使用する無線通信用携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、PHS子機や携帯電話等の無線通信用携帯端末装置と基地局間で無線通信を行うことにより、該無線通信用携帯端末装置と所望の通信相手間で無線通信を行うようにした移動体無線通信システムが利用されている。PHSや携帯電話システム等においては、無線通信用携帯端末装置が移動した場合でも通信を行えるように、基地局を切換えるハンドオーバという通信方法が実現されている。これは、無線通信用携帯端末装置である携帯型通信装置(以下、PSと称す。)が、固定局である基地局(以下、CSと称す。)を介してネットワークに接続されている状態(以下、この通信経路をパス1と称す。)で、PSが移動等に伴う通信品質の劣化を検出し、通信不能になる前に、パス1を介して通信中の状態で、他のCSを介した通信経路(以下、パス2と称す。)を確立した後、目的とする通信の経路を瞬時にパス1からパス2に切換える方法である。これにより、目的とする通信の途絶はパスを切換える瞬間のみとなり、特に音声通話においては、通話者は瞬間的な途絶の影響を殆ど受けることがないという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、PHS等において、無線通信用携帯端末装置を用いて、音声通信のみならず、データ通信が行われるようになっている。特に、データ通信速度を高速化するため、無線通信用携帯端末装置に、マスタ通信装置及びスレーブ通信装置という2つの通信装置を設けると共に、マルチプロトコルリンク(MP)を使用して、各々異なる基地局と接続することにより高速データ通信を実現することが提案されている。
【0004】
例えば、この方法を用いて高速データ伝送を行う場合には、先ず、マスタ通信装置から発呼動作を開始、前記マスタ通信装置がCSと呼接続した後に、PIAFSリンク確立マルチプロトコルリンク(MP)確立動作を実施する。マスタ通信装置にてMP確立した時点で、スレーブ通信装置の発呼を実施する。前記スレーブ通信装置にて呼接続後にPIAFSリンク確立、MP確立動作を実施する。
【0005】
現在のPHSにおいては、1基地局当たり、データ通信に使用可能なスロットは3スロット(1スロット当たりの通信速度は32kbps)であり、このうち同時に使用可能なスロットは2スロットに制限されているため、1基地局当たりの通信速度の上限が64kbpsに制限される。したがって、128kbpsの通信速度を実現するためには、前記マスタ通信装置と前記スレーブ通信装置が異なるCSへ発呼する必要がある。
【0006】
この動作を実現するためには、前記マスタ通信装置が、前記マスタ通信装置及び前記スレーブ通信装置がそれぞれ接続する基地局の基地局識別記号(CS−ID)を管理し、接続先のCSを指定するようにしている。前記スレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置から通知されたコマンドに設定された基地局識別記号を持つCS以外へ発呼する。前記スレーブ通信装置は、何らかの理由によってCSと接続できなかった場合、発呼動作を停止させる。前記マスタ通信装置からのコマンドに設定された基地局識別記号を持つCS以外のCSへハンドオーバする。このとき前記スレーブ通信装置は、前記マスタ通信装置から前記スレーブ通信装置に通知された基地局識別記号と、前記スレーブ通信装置が接続されている基地局識別記号が異なる場合にはハンドオーバを行わないようにしている。
【0007】
しかしながら、128kbpsでの通信を行っている場合には、一の基地局で使用可能なスロット数が制限されているため、前記マスタ通信装置と前記スレーブ通信装置は必然的に異なる基地局に接続されている。
【0008】
したがって、スレーブ通信装置がハンドオーバしようとしても、マスタ通信装置から通知されたマスタ通信装置接続中の基地局の基地局識別記号と、スレーブ通信装置がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが必ず異なるため、ハンドオーバできないという問題があった。また、ハンドオーバを行わない状態では128kbpsの高速データ通信は可能ではあるが、スレーブ通信装置はハンドオーバすることができないため、移動等に伴って通信の品質が劣化するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑み成されたもので、無線通信用携帯端末装置が有する複数の通信装置を各々異なる基地局にハンドオーバ可能にして、高速で高品質なデータ通信を可能にすることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを有し、前記第2の通信手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と前記第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段を備えて成ることを特徴とする移動体無線通信システムが提供される。第2の通信手段の接続手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0011】
また、本発明によれば、無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を前記第2の通信手段に通知する識別記号通知手段を有し、前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段と、前記基地局識別記号判断手段によって、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有することを特徴とする移動体無線通信システムが提供される。第1の通信手段の識別記号通知手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を第2の通信手段に通知する。前記第2の通信手段の基地局識別記号判断手段が、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、接続手段は前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0012】
また、本発明によれば、無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、前記第2の通信手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を前記第1の通信手段に通知する識別記号通知手段と、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有し、前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う接続許可手段を有することを特徴とする移動体無線通信システムが提供される。第2の通信手段の識別記号通知手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を第1の通信手段に通知する。前記第1の通信手段の接続許可手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う。前記第2の通信手段の接続手段は、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0013】
ここで、前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段がハンドオーバ処理中の場合にハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を備えて成るように構成してもよい。
【0014】
また、本発明によれば、基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、前記第2の通信手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と前記第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段を備えて成ることを特徴とする無線通信用携帯端末装置が提供される。第2の通信手段の接続手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0015】
また、本発明によれば、基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を前記第2の通信手段に通知する識別記号通知手段を有し、前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段と、前記基地局識別記号判断手段によって、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有することを特徴とする無線通信用携帯端末装置が提供される。第1の通信手段の識別記号通知手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を第2の通信手段に通知する。前記第2の通信手段の基地局識別記号判断手段が、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、接続手段は前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0016】
また、基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、前記第2の通信手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を前記第1の通信手段に通知する識別記号通知手段と、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有し、前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う接続許可手段を有することを特徴とする無線通信用携帯端末装置が提供される。第2の通信手段の識別記号通知手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を第1の通信手段に通知する。前記第1の通信手段の接続許可手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う。前記第2の通信手段の接続手段は、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする。
【0017】
ここで、前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段がハンドオーバ処理中の場合にハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を備えて成るように構成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る移動体無線通信システム及び無線通信用携帯端末装置について説明する。尚、本実施の形態に使用する移動体無線通信システムとして、PHSの例を示している。
【0019】
図1は、本実施の形態に使用するPHSのシステム構成図である。本来のシステムでは複数の無線通信用携帯端末装置が使用されるが、図2では、説明を簡略化するために、一の無線通信用携帯端末装置101を代表的に示している。尚、各無線通信用携帯端末装置は無線通信用携帯端末装置101と同一構成のものが使用され又、基地局106a〜106nは各々同一構成となっている。
【0020】
図1において、無線通信用携帯端末装置101は、データの送受信処理を行うデータ処理手段としての携帯型コンピュータ(PC)105、基地局106a〜106nに呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介する第1の通信手段としてのマスタ通信装置102、基地局106a〜106nに呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介する第2の通信手段としてのスレーブ通信装置103、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103を介して携帯型コンピュータ105を、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103が呼接続している複数の基地局にマルチリンクする制御手段としてのマルチリンク処理装置(MP)104を備えている。
【0021】
マスタ通信装置102は、アンテナを介して無線により音声やデータを送受信する第1の無線部(図示せず)と各種制御を行う第1の制御手段としての制御部(図示せず)を備えている。また、前記制御部は、データ等を記憶するRAM(random Access Memory)やプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)(いずれも図示せず)から成る第1の記憶手段及び前記ROMに記憶されたプログラムによって動作する第1の中央処理装置(CPU)(図示せず)を有し、ハンドオーバ処理や選択した通信相手への発呼制御等の各種制御を行う。
【0022】
スレーブ通信装置103も同様に、アンテナを介して無線により音声やデータを送受信する第2の無線部(図示せず)と各種制御を行う第2の制御手段としての制御部(図示せず)を備えている。また、前記制御部は、データ等を記憶するRAM(random Access Memory)やプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)(いずれも図示せず)から成る第2の記憶手段及び前記ROMに記憶されたプログラムによって動作する第2の中央処理装置(CPU)(図示せず)を有し、ハンドオーバ処理や選択した通信相手への発呼制御等の各種制御を行う。
【0023】
一方、複数の基地局106a〜106nは、アンテナを介して無線により音声やデータを送受信する第3の無線部(図示せず)と各種の通信制御を行う第3の制御手段としての制御部(図示せず)とを備えている。前記制御部は、データを記憶するRAM(random Access Memory)やプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)(いずれも図示せず)から成る基地局用の第3の記憶手段及び前記ROMに記憶されたプログラムによって動作する第3の中央処理装置(CPU)(図示せず)を有し、ハンドオーバ処理等の各種制御を行う。各基地局106a〜106nは、各基地局106a〜106nを介して受信したマスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103からの64kbpsデータを128kbpsデータに合成して通信網108に送出する機能等を有するPHS制御装置107に接続されている。PHS制御装置107は通信網108に接続されている。通信網108としては、アナログ電話網、ISDN(サービス総合デジタル網)、無線通信回線網あるいはその他の通信回線網が使用される。
【0024】
マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と基地局106a〜106n間は、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)を用いたデジタル通信によって音声やデータの通信が行われ、通信網108に接続された相手先と通話やデータの通信を行うことができるように構成されている。
【0025】
図2及び図3は、本発明の第1の実施の形態に係る処理を示す図で、ハンドオーバ処理のフローチャートである。図2はマスタ通信装置102の処理を示しており、マスタ通信装置102における前記制御部の前記ROMに記憶されたプログラムを前記CPUで処理することにより実行される。また、図3はスレーブ通信装置103の処理を示しており、スレーブ通信装置103における前記制御部の前記ROMに記憶されたプログラムを前記CPUで処理することにより実行される。
【0026】
以下、図1〜図3を用いて、本実施の形態について詳細に説明する。初期状態として、マルチリンク処理装置104のマルチリンクプロトコル(MP)処理機能によって、携帯型コンピュータ105は、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103を介して基地局106a、106cに接続され、データを送信している状態にあるものとする。即ち、携帯型コンピュータ105から128kpbsの通信速度で送出されているデータは、マルチリンク処理装置104で、2つの64kbpsのデータに分けられて、各々、マスタ通信装置102、スレーブ通信装置103に入力されている。マスタ通信装置102は基地局106aに呼接続されており、2スロット使用することにより64kbpsの通信速度で、マルチリンク処理装置104から入力されるデータを基地局106aに送信している状態にある。また、スレーブ通信装置103は基地局106cに呼接続されており、2スロット使用することにより64kbpsの通信速度で、マルチリンク処理装置104から入力される64kbpsのデータを基地局106cに送信している状態にある。これにより、携帯型コンピュータ105からマルチリンク処理装置104に入力される128kbpsのデータは、各64kbpsの通信速度で基地局106a、106cに送信されている状態にあるものとする。また、各基地局106a、106cで受信したデータは、PHS用携帯端末装置制御装置107により、通信速度128kbpsのデータに合成されて、通信網108に送信されているものとする。
【0027】
この状態からスレーブ通信装置103が基地局106dにハンドオーバを行う場合、図3に示すように、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102に対して、ハンドオーバの許可を求めるためのハンドオーバ開始通知を送信する(ステップS301)。マスタ通信装置102は、前記ハンドオーバ開始通知を受信すると(図2のステップS201)、自身がハンドオーバ処理中か否かを判断し(ステップS202)、ハンドオーバ処理中でなければ、マスタ通信装置102が現在接続している基地局を表す固有の基地局識別記号(CS−ID)(本例では基地局106aの基地局識別記号)を送信して処理を終了する(ステップS203)。ここで、ステップS203は識別記号通知手段を構成している。ステップS202において、マスタ通信装置102がハンドオーバ処理中の場合には、マスタ通信装置102はハンドオーバ処理を完了した後、ハンドオーバによって新たに呼接続した基地局(例えば基地局106b)の基地局識別記号を、スレーブ通信装置103に送信して(ステップS203)、処理を終了する。
【0028】
一方、スレーブ通信装置103では、マスタ通信装置102から基地局識別記号を受信したか否かを判断し(ステップS302)、マスタ通信装置102から基地局識別記号を受信していないと判断した場合には、マスタ通信装置102から基地局識別記号を受信するまでステップ302を繰り返す。ここで、ステップS302は、マスタ通信装置102がハンドオーバ処理を完了するまで、ハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を構成している。
【0029】
ステップS302において、マスタ通信装置102から前記基地局識別記号を受信したと判断した場合には、マスタ通信装置102から受信した基地局識別記号と自身がハンドオーバしようとするハンドオーバ先基地局106dの基地局識別記号とが同一か否かを判断する(ステップS303)。ここで、ステップS303は基地局識別記号判断手段を構成している。ステップ303において、マスタ通信装置102から受信した基地局識別記号とスレーブ通信装置103がハンドオーバしようとするハンドオーバ先基地局106dの基地局識別記号とが同一と判断した場合には、スレーブ通信装置103のハンドオーバ先基地局は、マスタ通信装置102が現在呼接続している基地局と同一ということであるため、ハンドオーバ処理を行なわずに、ハンドオーバ先基地局を他の基地局に変更して(ステップS305)、ステップS303に戻る。
【0030】
一方、ステップS303において、マスタ通信装置102から受信した基地局識別記号とスレーブ通信装置103がハンドオーバしようとするハンドオーバ先基地局106dの基地局識別記号とが相違すると判断した場合には、スレーブ通信装置103のハンドオーバ先基地局106dは、マスタ通信装置102が現在呼接続している基地局106aとは相違するため、ハンドオーバ処理を行って該基地局106dにハンドオーバし(ステップS304)、ハンドオーバ処理を終了する。ここで、ステップS304は接続手段を構成している。
【0031】
これにより、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102が呼接続している基地局106aとは異なる基地局106dにハンドオーバを行うことが可能になり、以後、マスタ通信装置102が基地局106aと通信を行い又、スレーブ通信装置103が基地局106dと通信を行うことにより、128kbpsでの高速データ通信が行われる。
【0032】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。尚、本第2の実施の形態においても、システム構成図は図1と同一であるため、システム構成については図1を用いて説明する。
【0033】
図4及び図5は、本発明の第2の実施の形態に係る処理を示す図で、ハンドオーバ処理のフローチャートである。図4はマスタ通信装置102の処理を示しており、マスタ用通信装置102における前記制御部の前記ROMに記憶されたプログラムを前記CPUで処理することにより実行される。また、図5はスレーブ通信装置103の処理を示しており、スレーブ通信装置103における前記制御部の前記ROMに記憶されたプログラムを前記CPUで処理することにより実行される。
【0034】
以下、図1、図4及び図5を用いて、第2の実施の形態について詳細に説明する。初期状態として、マルチリンク処理装置104のマルチリンクプロトコル(MP)処理機能によって、携帯型コンピュータ105は、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103を介して基地局106a、106cに接続され、データを送信している状態にあるものとする。即ち、携帯型コンピュータ105から128kpbsの通信速度で送出されているデータは、マルチリンク処理装置104で、2つの64kbpsのデータに分けられて、各々、マスタ通信装置102、スレーブ通信装置103に入力されている。マスタ通信装置102は基地局106aに呼接続されており、2スロット使用することにより64kbpsの通信速度で、マルチリンク処理装置104から入力されるデータを基地局106aに送信している状態にある。また、スレーブ通信装置103は基地局106cに呼接続されており、2スロット使用することにより64kbpsの通信速度で、マルチリンク処理装置104から入力される64kbpsのデータを基地局106cに送信している状態にある。これにより、携帯型コンピュータ105からマルチリンク処理装置104に入力される128kbpsのデータは、各64kbpsの通信速度で基地局106a、106cに送信されている状態にあるものとする。また、各基地局106a、106cで受信したデータは、PHS用携帯端末装置制御装置107により、通信速度128kbpsのデータに合成されて、通信網108に送信されているものとする。
【0035】
この状態からスレーブ通信装置103がハンドオーバを行う場合、図5に示すように、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102に対して、スレーブ通信装置103がハンドオーバしようとするハンドオーバ先基地局106dの基地局識別記号を送信する(ステップS501)。ここで、ステップS501は識別記号通知手段を構成している。マスタ通信装置102は、前記基地局識別記号を受信すると(図4のステップS401)、マスタ通信装置102自身がハンドオーバ処理中か否かを判断し(ステップS402)、ハンドオーバ処理中でなければ、マスタ通信装置102が現在接続している基地局を表す固有の基地局識別記号(CS−ID)(本例では基地局106aの基地局識別記号)とスレーブ通信装置103から受信した基地局識別記号とが同一か否かを判断する(ステップS403)。両基地局識別記号が相違すると判断した場合には、スレーブ通信装置103に対してハンドオーバを許可する旨のハンドオーバ許可通知を送信し(ステップS404)、その一方、両基地局識別記号が同一であると判断した場合には、スレーブ通信装置103に対してハンドオーバを禁止する旨のハンドオーバ禁止通知を送信し(ステップS405)、処理を終了する。尚、ステップS402において、マスタ通信装置102がハンドオーバ処理中の場合には、ハンドオーバを完了した後、ステップS403において、ハンドオーバにより新たに呼接続した基地局の基地局識別記号とスレーブ通信装置103から受信した基地局識別記号とが同一か否かを判断し、判断結果に応じて、ステップS404又はステップS405に移行する。ステップS403、S404は接続許可手段を構成している。
【0036】
一方、スレーブ通信装置103では、マスタ通信装置102からハンドオーバ許可通知を受信したか否かを判断し(ステップS502)、マスタ通信装置102からハンドオーバ許可通知を受信したと判断した場合には、マスタ通信装置102に通知したハンドオーバ先基地局にハンドオーバして(ステップS503)、処理を終了する。ここで、ステップS503は接続手段を構成している。
【0037】
これにより、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102が呼接続している基地局106aとは異なる基地局106dにハンドオーバを行うことが可能になり、以後、マスタ通信装置102が基地局106aと通信を行い又、スレーブ通信装置103が基地局106dと通信を行うことにより、128kbpsでの高速データ通信が行われる。
【0038】
一方、ステップS502において、マスタ通信装置102からハンドオーバ許可通知を受信していないと判断した場合には、マスタ通信装置102からハンドオーバ禁止通知を受信したか否かを判断し(ステップS504)、ハンドオーバ禁止通知を受信したと判断した場合には、スレーブ通信装置103がハンドオーバしようとするハンドオーバ先基地局とマスタ通信装置102が現在呼接続している基地局とが同一であるため、ハンドオーバ先基地局を他の基地局に変更して(ステップS505)ステップS501に戻り、前記新たなハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を通知して、前記処理を繰り返す。
【0039】
ステップS504において、ハンドオーバ禁止通知を受信していないと判断した場合には、ステップS502に戻って、前記処理を繰り返す。ここで、ステップS502、S504がいずれも否定(N)の場合には、マスタ通信装置102がハンドオーバ処理中であるためハンドオーバ許可通知及びハンドオーバ禁止通知を受信できないことを意味しており、ステップS502、S504は、マスタ通信装置102がハンドオーバ処理を完了するまで、スレーブ通信装置103がハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を構成している。
【0040】
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る移動体無線通信システムは、無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、無線通信用携帯端末装置101は、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置104とを有し、スレーブ通信装置103は、スレーブ通信装置103自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とマスタ通信装置102が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS304、S503)を備えている。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。また、マスタ通信装置102側でスレーブ通信装置103のハンドオーバを制御することが可能になる。
【0041】
また、本発明の実施の形態に係る移動体無線通信システムにおいては、特に、無線通信用携帯端末装置101は、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置104とを有し、マスタ通信装置102は、マスタ通信装置102自身が呼接続している基地局の基地局識別記号をスレーブ通信装置103に通知する識別記号通知手段(ステップS203)を有し、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102から通知を受けた基地局識別記号と、スレーブ通信装置103自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段(ステップS303)と、前記基地局識別記号判断手段によって、マスタ通信装置102から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS304)とを有している。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。
【0042】
また、本発明の実施の形態に係る移動体無線通信システムにおいては、特に、無線通信用携帯端末装置101は、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置104とを有し、スレーブ通信装置103は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号をマスタ通信装置102に通知する識別記号通知手段(ステップS501)と、マスタ通信装置102から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS503)とを有し、マスタ通信装置102は、マスタ通信装置102自身が呼接続している基地局の基地局識別記号とスレーブ通信装置103から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、スレーブ通信装置103に対して呼接続許可を行う接続許可手段(ステップS403、S404)を有している。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。また、マスタ通信装置102側でスレーブ通信装置103のハンドオーバを制御することが可能になる。
【0043】
また、本発明の実施の形態に係る無線通信用携帯端末装置101は、基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と該基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と該基地局間106a〜106nのデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置とを備え、スレーブ通信装置103は、スレーブ通信装置103自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とマスタ通信装置102が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS304、S503)を備えている。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。また、マスタ通信装置102側でスレーブ通信装置103のハンドオーバを制御することが可能になる。
【0044】
また、本発明の実施の形態に係る無線通信用携帯端末装置101は、特に、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と該基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と該基地局間106a〜106nのデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置とを備え、マスタ通信装置102は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号をスレーブ通信装置103に通知する識別記号通知手段(ステップS203)を有し、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置102から通知を受けた基地局識別記号と、スレーブ通信装置103自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段(ステップS303)と、前記基地局識別記号判断手段によって、マスタ通信装置102から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS304)とを有している。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。
【0045】
また、本発明の実施の形態に係る無線通信用携帯端末装置101は、特に、データの送信処理及び受信処理を行う携帯型コンピュータ105と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するマスタ通信装置102と、基地局106a〜106nに無線で呼接続して携帯型コンピュータ105と基地局106a〜106n間のデータ通信を仲介するスレーブ通信装置103と、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103と携帯型コンピュータ105との間に接続され、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置を介して携帯型コンピュータ105を各基地局106a〜106nにマルチリンクするマルチリンク処理装置104とを備え、スレーブ通信装置103は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号をマスタ通信装置102に通知する識別記号通知手段(ステップS501)と、マスタ通信装置102から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段(ステップS503)とを有し、マスタ通信装置102は、マスタ通信装置102自身が呼接続している基地局の基地局識別記号とスレーブ通信装置103から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、スレーブ通信装置103に対して呼接続許可を行う接続許可手段(ステップS403、S404)を有している。したがって、スレーブ通信装置103は、マスタ通信装置とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。また、マスタ通信装置102側でスレーブ通信装置103のハンドオーバを制御することが可能になる。
【0046】
尚、前記各実施の形態においては、スレーブ通信装置103をハンドオーバさせるようにしたが、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103の双方に、図2乃至図5の処理機能を持たせることにより、ハンドオーバしない通信装置をマスタ通信装置として機能させ、ハンドオーバする通信装置をスレーブ通信装置として機能させることが可能である。この場合、ハンドオーバしない通信装置が第1の通信手段として機能し、ハンドオーバする側の通信装置が第2の通信手段として機能することになる。
【0047】
また、マスタ通信装置102及びスレーブ通信装置103は有線でマルチリンク処理装置104に接続したが、これらの全てを無線接続(例えば、小電力Bluetoothによる接続、赤外線による接続)してもよく、あるいは、これらの一方を無線接続するようにしてもよい。
【0048】
また、PHS内蔵カードのように、マスタ通信装置102とマルチリンク処理装置104を一体に構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、第2の通信手段は、第1の通信手段とは異なる基地局にハンドオーバすることができるため、高速で高品質なデータ通信を行うことが可能になる。また、第1の通信手段側で第2の通信手段のハンドオーバを制御することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に使用するPHSのシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に使用するマスタ通信装置の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に使用するスレーブ通信装置の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に使用するマスタ通信装置の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に使用するスレーブ通信装置の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101・・・無線通信用携帯端末装置
102・・・第1の通信手段としてのマスタ通信装置
103・・・第2の通信手段としてのスレーブ通信装置
104・・・制御手段としてのマルチリンク処理装置
105・・・データ処理手段としての携帯型コンピュータ
106a〜106n・・・基地局
107・・・PHS制御装置
108・・・通信網

Claims (8)

  1. 無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、
    前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを有し、
    前記第2の通信手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と前記第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段を備えて成ることを特徴とする移動体無線通信システム。
  2. 無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、
    前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、
    前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を前記第2の通信手段に通知する識別記号通知手段を有し、
    前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段と、前記基地局識別記号判断手段によって、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有することを特徴とする移動体無線通信システム。
  3. 無線通信用携帯端末装置と基地局間でデータ通信を行うと共に、前記無線通信用携帯端末装置が移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした移動体無線通信システムにおいて、
    前記無線通信用携帯端末装置は、データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、
    前記第2の通信手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を前記第1の通信手段に通知する識別記号通知手段と、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有し、
    前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う接続許可手段を有することを特徴とする移動体無線通信システム。
  4. 前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段がハンドオーバ処理中の場合にハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の移動体無線通信システム。
  5. 基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、
    データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、
    前記第2の通信手段は、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号と前記第1の通信手段が呼接続している基地局の基地局識別記号とが異なる場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段を備えて成ることを特徴とする無線通信用携帯端末装置。
  6. 基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、
    データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、
    前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号を前記第2の通信手段に通知する識別記号通知手段を有し、
    前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と、自身がハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違するか否かを判断する基地局識別記号判断手段と、前記基地局識別記号判断手段によって、前記第1の通信手段から通知を受けた基地局識別記号と前記ハンドオーバ先基地局の基地局識別記号とが相違すると判断した場合に、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有することを特徴とする無線通信用携帯端末装置。
  7. 基地局との間でデータ通信を行うと共に、移動した際にもデータ通信を可能にするためにハンドオーバ処理を行うようにした無線通信用携帯端末装置において、
    データの送信処理及び受信処理を行うデータ処理手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第1の通信手段と、基地局に無線で呼接続して前記データ処理手段と該基地局間のデータ通信を仲介する第2の通信手段と、前記第1の通信手段及び第2の通信手段と前記データ処理手段との間に接続され、前記第1の通信手段及び第2の通信手段を介して前記データ処理手段を前記各基地局にマルチリンクする制御手段とを備え、
    前記第2の通信手段は、ハンドオーバして呼接続しようとするハンドオーバ先基地局の基地局識別記号を前記第1の通信手段に通知する識別記号通知手段と、前記第1の通信手段から接続許可を受けた後、前記ハンドオーバ先基地局にハンドオーバする接続手段とを有し、
    前記第1の通信手段は、自身が呼接続している基地局の基地局識別記号と前記第2の通信手段から通知を受けた基地局識別記号とが相違しているとき、前記第2の通信手段に対して呼接続許可を行う接続許可手段を有することを特徴とする無線通信用携帯端末装置。
  8. 前記第2の通信手段は、前記第1の通信手段がハンドオーバ処理中の場合にハンドオーバ処理を保留するハンドオーバ処理保留手段を備えて成ることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載の無線通信用携帯端末装置。
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