JP2000069557A - 移動通信システムとその送信装置および受信装置 - Google Patents

移動通信システムとその送信装置および受信装置

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JP2000069557A
JP2000069557A JP10232863A JP23286398A JP2000069557A JP 2000069557 A JP2000069557 A JP 2000069557A JP 10232863 A JP10232863 A JP 10232863A JP 23286398 A JP23286398 A JP 23286398A JP 2000069557 A JP2000069557 A JP 2000069557A
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speed
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Yutaka Asanuma
裕 浅沼
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局のユーザの意図に反する使用中の移動
無線通信回線の開放が発生する場合に、短いパケットの
破棄が生じる可能性を減らし、周波数の利用効率の劣化
および遅延の増大を可能な限り防止することを可能とす
る。 【解決手段】 1つの基準パケットを複数に分割してな
る複数の分割パケットの送信途中に、使用中の無線回線
の切断が予測される所定の回線断状況となったことを回
線断予測手段19aにより検出する。そして送信を行な
っているときには、前記回線断状況となったことが検出
されたとき、高速送信制御手段19bが送信中の基準パ
ケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケッ
トの送信が終了するまで、送信速度および送信電力を増
大させる。受信を行っているときには、送信速度が増大
された際に、高速受信制御手段19cが受信処理の速度
を増大後の送信速度に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】符号分割多元接続(CDM
A:Code Division Multiple Access )方式を用いてパ
ケット伝送を行う移動通信システムとその送信装置およ
び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットにおける伝送信号などの
ように断続したデータを伝送する場合、回線や交換機な
どの設備を通信の開始から終了まで常に占有する回線交
換伝送方式よりも、実際のデータの伝送時だけ設備を占
有するパケット伝送方式の方が適している。
【0003】パケット伝送では、1パケット内の情報中
に誤りが発生した場合、パケット全体が破棄され、再送
される。このため、回線の特性に応じてパケット長を最
適に設定すると、回線使用効率が向上する。例えば、伝
送誤り率が高い回線のパケット長を、伝送誤り率の低い
回線のパケット長より短くすることで高いスループット
が得られる傾向がある。また、パケット伝送中の伝送品
質の変動が無視できるようなパケット長を選択するこ
と、すなわち、特性変動の激しい回線のパケット長を特
性変動の緩やかな回線のパケット長より短くすることで
高いスループットが得られる傾向がある。
【0004】このようなことから、1つのデータを特性
の異なる複数の回線を通してパケット伝送する場合に
は、それぞれの伝送回線に応じてパケット構成を変更す
ることが望ましい。このようなケースの具体例として
は、有線で使用されているインターネットのパケット
を、移動無線通信システムで伝送する場合などが挙げら
れる。
【0005】図7は我が国のデジタル移動通信システム
であるPDC(Personal Digital Cellular )で使用さ
れているPDCパケットのプロトコル構成を示す図であ
る。この図に示すようにPDCパケットでは、エンド・
ツー・エンドではTCP/IPによるパケット伝送を行
い、移動無線通信回線ではさらに独自プロトコルを加え
てパケット伝送を行う。
【0006】図8はこのとき移動通信に適するようにパ
ケット構成を変更する様子を模式的に示す図である。移
動無線通信回線では、有線回線よりも誤り率が高く特性
変動が大きいので、移動無線パケットを伝送する方が効
率がよい。1つのTCP/IPパケットのデータを複数
の移動無線パケットに分割し、その1つ1つを伝送す
る。移動無線通信回線での伝送後、受信側で移動無線パ
ケットが集められ、TCP/IPパケットが再組立され
る。つまり、1つの長いパケットを複数の移動無線パケ
ットに分割して伝送し、受信側で元の長いパケットを再
組立する。
【0007】このようにTCP/IPパケットを移動無
線パケットに分割して伝送する場合、1つのTCP/I
Pパケットを構成する複数の移動無線パケットのうちの
1パケットでも伝送できなければ、TCP/IPパケッ
トの伝送は完了せず、伝送に成功した移動無線パケット
も破棄されてしまう。このとき、TCP/IPパケット
は再送信が試みられるので、無線回線すなわち周波数の
利用効率劣化の原因となる。
【0008】一般に、移動無線パケットは伝送に失敗し
た場合には、ある時間の後に再伝送される。このため、
通常は上述のような移動無線パケットの破棄はあまり発
生しない。しかし、再伝送を行うと遅延の増大が発生
し、かつ、再送回数には通常制限があるので、後述する
ように移動局のユーザの意図に反して移動無線通信回線
が開放される場合には、パケットの破棄による周波数利
用効率の劣化が発生する。
【0009】移動局のユーザの意図に反する使用中の移
動無線通信回線の開放が発生するケースとしては、 (1) 移動局が建物などの陰に入り、移動無線通信回線の
品質が急激に劣化するとき。
【0010】(2) 移動局の移動により回線の接続局が替
わるとき、すなわちハンドオーバが実行されるとき。等
が考えられる。
【0011】1つのTCP/IPパケットを構成する1
組の移動無線パケットを伝送中にこれらの状態となる
と、当該1組の移動無線パケットを伝送し終わる前に移
動無線通信回線が切断されてしまい、それまでに伝送が
済んでいた移動無線パケットは破棄されてしまう。この
結果、伝送済みの無線パケット破棄による周波数の利用
効率の劣化が発生する。
【0012】また、TCP/IPパケット伝送の途中に
回線開放が発生し移動無線パケットが破棄される場合、
新たな回線を設定後、TCP/IPパケットを最初から
送信することになる。この場合、遅延が大幅に増大する
ので、低遅延を要求される用途では問題となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
長いパケットを短いパケットに分割してパケット伝送す
る場合、長いパケットを構成する1組の短いパケットの
伝送中に使用中の移動無線通信回線が移動局のユーザの
意図に反して開放されると、伝送済みの短いパケットが
破棄される場合があり、この場合には回線再設定後の再
伝送によって周波数の利用効率の劣化および遅延の増大
が生じるという不具合があった。
【0014】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、移動局のユー
ザの意図に反する使用中の移動無線通信回線の開放が発
生する場合に、短いパケットの破棄が生じる可能性を減
らし、周波数の利用効率の劣化および遅延の増大を可能
な限り防止することができる移動通信システムと、この
移動通信システムを実現するための送信装置および受信
装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、1つの基準パケットを複数に分割してな
る複数の分割パケットの送信途中に、使用中の無線回線
の切断が予測される所定の回線断状況となったことを検
出する回線断予測手段と、送信側に設けられ、前記回線
断予測手段により前記回線断状況となったことが検出さ
れたとき、送信中の基準パケットに属する分割パケット
の中で未送信の分割パケットの送信が終了するまで、送
信速度および送信電力を増大させる高速送信制御手段
と、受信側に設けられ、前記送信側が前記高速送信制御
手段によって送信速度を増大させた際に、受信処理の速
度を増大後の送信速度に合わせる高速受信制御手段とを
備えた。
【0016】このような手段を講じたことにより、使用
中の無線回線の切断が予測される所定の回線断状況とな
ってからは、分割パケットの伝送速度が増大される。そ
してこのとき、伝送速度の増大による伝送品質の低下を
補うべく、送信電力が増大される。従って、無線回線が
切断されるまでの間に1つの基準パケットを構成する1
組の分割パケットの伝送を終わらせることができる可能
性が高められる。
【0017】また前記目的を達成するために本発明はさ
らに、前記高速送信制御手段を、送信中の基準パケット
に属する分割パケットの中で送信済みの分割パケットと
未送信の分割パケットとの比率が所定の閾値以上である
場合にのみ、または送信中の基準パケットに属する分割
パケットの中で未送信の分割パケットの数が所定の閾値
以下である場合にのみ、あるいは上記の2つの条件がと
もに満たされた場合にのみ、送信速度および送信電力を
増大させるものとした。
【0018】このような手段を講じたことにより、伝送
速度を増大させることにより無線回線が切断されるまで
の間に1つの基準パケットを構成する1組の分割パケッ
トの伝送を終わらせることができる可能性がある場合に
のみ、送信速度および送信電力が増大される。従って、
送信電力を増大させておきながら、回線再設定後の再伝
送をも行わなければならないような状況が生じてしまう
ことが防がれる。
【0019】前記目的を達成するために本発明はさら
に、前記高速送信制御手段は、前記高速送信制御手段
を、送信中の基準パケットに属する分割パケットの中で
送信済みの分割パケットと未送信の分割パケットとの比
率が所定の閾値以上ではない場合、または送信中の基準
パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケ
ットの数が所定の閾値以下ではない場合、あるいは上記
の2つの条件のいずれかが満たされない場合には、それ
以降の分割パケットの送信を停止するものとした。
【0020】このような手段を講じたことにより、伝送
速度を増大させても無線回線が切断されるまでの間に1
つの基準パケットを構成する1組の分割パケットの伝送
を終わらせることができない可能性がある場合には、分
割パケットの送信が停止される。従って、回線再設定後
に再伝送しなければならない分割パケット数が減少され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態につき説明する。 (第1の実施形態)図1は本実施形態の移動通信システ
ムで使用される移動局の構成を示すブロック図である。
【0022】この移動局は、アンテナ1、アンテナ共用
器(DUP)2、受信回路(RX)3、周波数シンセサ
イザ(SYN)4、送信回路5、CDMA信号処理部
6、制御情報分岐/合成部7、切換部8、音声符号処理
部9、PCM符号処理部10、増幅器11、スピーカ1
2、マイクロホン13、増幅器14、パケット処理部1
5、コネクタ16、記憶部17、コンソールユニット1
8および制御部19を有している。
【0023】さて、図示しない基地局より送信された無
線信号は、アンテナ1によって無線周波の電気信号(以
下、受信無線周波信号と称する)に変換され、アンテナ
共用器2を介して受信回路3に与えられる。
【0024】受信回路3では、受信無線周波信号が、周
波数シンセサイザ4から出力された受信局部発振信号と
ミキシングされて中間周波信号に周波数変換される。な
お、上記周波数シンセサイザ4から発生される受信局部
発振信号の周波数は、制御部19から指示される。
【0025】受信回路3でえられた中間周波信号は、C
DMA信号処理部6に入力される。CDMA信号処理部
6は、制御部19によってその動作が制御され、中間周
波信号に直交復調処理を施したのち、拡散符号を用いて
逆拡散処理を施して、自局宛ての受信データを再生す
る。
【0026】CDMA信号処理部6によって再生された
受信データは、制御情報分岐/合成部7に与えられ、制
御情報とユーザ情報とに分岐される。そして制御情報
は、制御部19に入力される。またユーザ情報は、切換
部8に与えられる。
【0027】切換部8は、制御部19によって切換制御
され、音声通信時には、制御情報分岐/合成部7と音声
符号処理部9とを接続して、ユーザ情報を音声符号処理
部9に与える。また切換部8はデータ通信時には、制御
情報分岐/合成部7とパケット処理部15とを接続す
る。
【0028】音声通信時に切換部8を介して音声符号処
理部9に与えられたユーザ情報は、ここで伸張処理が施
されてディジタル受話信号に変換される。このディジタ
ル受話信号は、PCM符号処理部10に与えられ、アナ
ログ受話信号に復号される。そして、このアナログ受話
信号は、増幅器11にて増幅されたのちスピーカ12よ
り拡声出力される。
【0029】データ通信時に切換部8を介してパケット
処理部15に与えられるユーザ情報は、基準パケット
(例えばTCP/IPパケット)を分割してなる分割パ
ケットとしての移動無線パケットとなっているので、パ
ケット処理部15では、1つの基準パケットを構成する
1組の移動無線パケットを収集して基準パケットが再構
築される。
【0030】この再構築された基準パケットをなすユー
ザ情報は、コネクタ16に接続されるコネクタ20を介
して、PDA(Personal Digital Assistance )やノー
ト型のパーソナルコンピュータ等の外部情報端末21に
与えられる。
【0031】一方、マイクロホン13より入力された話
者の送話信号は、増幅器14にて増幅されたのちPCM
符号処理部10に入力され、PCM符号化処理が施さ
れ、ディジタル送話信号に符号化される。
【0032】このディジタル送話信号は、音声符号処理
部9にて圧縮処理が施され、音声通信時には切換部8を
介して制御情報分岐/合成部7に与えられる。また、外
部情報端末21から出力されたデータは、コネクタ1
6,20を介してユーザ情報としてパケット処理部15
に与えられ、1つの長いパケットが複数の移動無線パケ
ットに分割される。そしてこのような移動無線パケット
よりなるユーザ情報は、データ通信時には切換部8を介
して制御情報分岐/合成部7に与えられる。
【0033】制御情報分岐/合成部7では、音声符号処
理部9またはパケット処理部15から与えられるユーザ
情報に、制御部19より与えられる制御情報が付加され
て送信データが生成される。
【0034】この送信データは、CDMA信号処理部6
に与えられ、制御部19より指示される(基地局より割
り当てられた)拡散符号を用いの拡散処理や直交変調処
理が施され、送信用の中間周波信号とされる。
【0035】そしてこの中間周波信号は、送信回路5に
与えられ、周波数シンセサイザ4から発生される送信局
部発振信号とミキシングされて、送信無線周波信号に周
波数変換される。この送信無線周波信号は、アンテナ共
用器2を介してアンテナ1に供給され、このアンテナ1
より基地局に向け送信される。
【0036】記憶部17は、例えばROMやRAMなど
の半導体メモリを用いたもので、制御部19が各種の制
御処理を行うために使用するデータを格納しておく。コ
ンソールユニット18は、ダイヤルキー、発信キー、終
了キー、音量調節キー、モード指定キー等のキー群と、
通話相手端末の電話番号や自機の状態などを表示するた
めのLCD表示器、図示しないバッテリのDischarge 状
態を示す(バッテリの充電を要求する)LEDランプ等
からなる。
【0037】制御部19は、例えばマイクロコンピュー
タを主制御回路として有したもので、各部を統括して制
御することで移動局としての動作を実現する。この制御
部19は、移動局における周知の一般的な制御手段に加
えて、回線断予測手段19a、高速送信制御手段19b
および高速受信制御手段19cを、それぞれソフトウエ
ア処理によって実現するものとなっている。
【0038】ここで回線断予測手段19aは、分割パケ
ットの伝送途中に、使用中の移動無線回線の切断が予測
される所定の回線断状況となったことを検出する。高速
送信制御手段19bは、回線断予測手段19aにより回
線断状況となったことが検出された場合に、送信速度を
増大するための制御処理を行う。そして高速受信制御手
段19cは、基地局側が送信速度を増大した際に、受信
処理の速度をそれに合わせるための制御処理を行う。
【0039】次に、以上のように構成された移動局の動
作につき図2乃至図6を参照して説明する。この移動局
が通信中に移動すると、建物などの陰に入り受信レベル
が急速に劣化する、あるいは移動無線回線の接続局が替
わるなどの理由により、現在接続中の移動無線回線が切
断されることがある。この切断は、受信電力の急速な減
少、あるいは他の基地局の報知チャネルの受信などの所
定の状況(回線断状況)により、事前に検知できる。
【0040】そこで制御部19は、一連のデータ送信処
理を行っている最中の所定のタイミングで、上記のよう
な回線断状況の検出処理を回線断予測手段19aにより
行う(図2中のステップST1)。
【0041】続いて制御部19は、回線断状況が検出で
きたか否かの判断を行う(ステップST2)。そして回
線断状況になっていなければ、制御部19はここでは特
別な処理を行わずにそのまま通常通りのデータ送信処理
を継続する。
【0042】しかし、回線断状況になっているならば制
御部19は更に、1つの基準パケットを構成する1組の
移動無線パケットの送信途中であるか否かの判断を行う
(ステップST3)。
【0043】ここで1組の移動無線パケットの送信途中
であるならば、制御部19は関係する各部に高速送信動
作を行うように指示するとともに、送信回路5に対して
送信電力の増大を指示する(ステップST4)。
【0044】具体的には、送信速度を増大する方法とし
ては、符号のスペクトラムの拡散率を小さくする方法、
符号化率を大きくする方法、あるいは複数の拡散符号を
使用する方法などが考えられる。これらのいずれの方法
を用いる場合でも、伝送品質の低下が生じる。そこで、
伝送品質をあるレベルに保てるだけ送信電力を増大させ
る。
【0045】また、最大送信電力は、システム毎あるい
は基地局毎に定められており、通常は、装置が出力可能
な電力の値より低く定められている。そこで、システム
毎あるいは基地局毎に最大電力を2段階設定し、通常の
電力制御では小さい方の最大電力を上限とするが、上述
したような伝送速度の増大にともなう電力増大の場合に
は、大きい方の最大電力を上限とするようにしても良
い。
【0046】そしてこのように送信速度および送信電力
を増大させた状態で制御部19は、送信中の1組の移動
無線パケットの送信が終了するか、あるいは回線が切断
されるのを待ち受ける(ステップST5およびステップ
ST6)。
【0047】この待ち受け状態で、送信中の1組の移動
無線パケットの送信が終了したならば、制御部19はこ
れまで使用していた移動無線回線の使用を終了し(ステ
ップST7)、例えばハンドオーバーのための処理など
のような他の周知の処理に移行する。
【0048】しかし、待ち受け状態で、送信中の1組の
移動無線パケットの送信が終了する前に回線断となった
ならば、その送信中の1組の全移動無線パケットを未送
信に設定し(ステップST8)、こののちにステップS
T7に移行して移動無線回線の使用を終了する。
【0049】なお、以上のステップST2乃至ステップ
ST8の処理は、高速送信制御手段19bによってなさ
れる。ところで、ステップST3において1組の移動無
線パケットの送信途中ではなかったならば、そのままス
テップST7に移行し、移動無線回線の使用を終了す
る。
【0050】一方、制御部19は、一連のデータ受信処
理を行っている最中の所定のタイミングで、図3に示す
ように、基地局が高速送信状態になったか否かの判断を
行う(ステップST11)。この判断は、例えば基地局
からの通知や受信信号の状態監視の結果に基づいて行わ
れる。
【0051】そして、基地局が高速送信状態になってい
なければ、制御部19はここでは特別な処理を行わずに
そのまま通常通りのデータ受信処理を継続する。しか
し、基地局の制御部が移動局の回線断予測手段19aお
よび高速送信制御手段19bに相当する処理手段を有し
ており、上述したのと同様な処理によって移動無線パケ
ットの送信速度を増大させる状態になったことが検出で
きたならば、制御部19は関係する各部に、この高速送
信に合わせた受信動作を実行するよう指示する(ステッ
プST12)。
【0052】そしてこのような状態で制御部19は、受
信中の1組の移動無線パケットの受信が終了するか、あ
るいは回線が切断されるのを待ち受ける(ステップST
13およびステップST14)。
【0053】この待ち受け状態で、受信中の1組の移動
無線パケットの受信が終了したならば、制御部19はこ
れまで使用していた移動無線回線の使用を終了し(ステ
ップST15)、例えばハンドオーバーのための処理な
どのような他の周知の処理に移行する。
【0054】しかし、待ち受け状態で、受信中の1組の
移動無線パケットの受信が終了する前に回線断となった
ならば、受信中の1組の移動無線パケットのうちの受信
済みの移動無線パケットを破棄し(ステップST1
6)、こののちにステップST15に移行して移動無線
回線の使用を終了する。
【0055】なお、以上のステップST11乃至ステッ
プST16の処理は、高速受信制御手段19cによって
なされる。基地局の制御部も、移動局の高速受信制御手
段19cに相当する制御手段を有し、前述のように移動
局が送信速度を増大したならば、前述したのと同様な処
理によってこれに対処する。
【0056】このように本実施形態によれば、1組の移
動無線パケットの送信途中に回線断が予測される状況に
なったならば、それ以降における移動無線パケットの送
信速度が増大される。従って、回線断となるまでの間に
1組の移動無線パケットを送信し終えることができる確
率が高まり、移動無線回線の再設定後に再送しなければ
ならない確率が低下する。この結果、伝送遅延の増大が
防止でき、効率良くデータ伝送が行える。
【0057】伝送品質を維持したままで送信速度を上げ
るために、送信電力も増大させているが、CDMA方式
では、このような送信電力の増大は他の全ての回線に少
しずつ干渉を与えるだけであり、他の回線の通信品質は
わずかに劣化するだけである。従って、本実施形態のよ
うに短時間だけならば、送信電力を増大させても影響は
比較的少ない。さらに、システムに与える影響は、全受
信電力(時間×瞬時受信電力)で定まるので、伝送速度
を上げるために送信電力を上げても、送信速度の増大に
より時間が短くなるので、同じ基地局に接続する他の回
線に与える影響は長期間的には変わらない。
【0058】しかも、再送を行わなければならない確率
が減少することから、新たに1つの基準パケットを構成
する一組の移動無線パケットの伝送を最初から始めるよ
り、合計の干渉は少なくなる。
【0059】CDMA方式を用いた移動通信システムで
は、干渉によって通話容量が制限されるが、本実施形態
により、同じ周波数帯域でより多くの通話が収容でき、
無線回線すなわち周波数の利用効率を向上することがで
きる。
【0060】ただし本実施形態では、未送信の移動無線
パケットが多数あり、送信速度を増大させても1組の移
動無線パケットを送信し終える前に回線断が生じてしま
うような場合においても送信速度および送信電力を増大
させることになる。
【0061】このような場合には、データの伝送効率を
向上させることができず、送信電力を増大させたことに
より干渉を増大させるだけとなってしまう。従って本実
施形態は、干渉の増大が許容できるときに用いるのに適
している。
【0062】(第2の実施形態)本実施形態の移動通信
システムで使用される移動局の構成は前述した第1実施
形態における移動局と同様である。
【0063】ここで本実施形態の移動通信システムでの
移動局が前述した第1実施形態における移動局と異なる
のは、高速送信制御手段19bの処理内容である。本実
施形態において制御部19は、データ送信処理中に図4
に示すような処理を行う。なお図4において図2と同一
の処理を示すステップには同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0064】すなわち制御部19は、ステップST1乃
至ステップST3の処理は前述した第1実施形態のとき
と同様にして処理する。そして制御部19は、ステップ
ST3で1組の移動無線パケットの送信途中であると判
断したならば、その送信途中である1組の移動無線パケ
ットにおける送信済みの移動無線パケットの数を未送信
の移動無線パケットの数で割って求められる値がある値
R以上であるか否かの判断を行う(ステップST2
1)。
【0065】そして制御部19は、ここで送信済みの移
動無線パケットの数を未送信の移動無線パケットの数で
割って求められる値がある値R以上であると判断できた
場合にのみ、ステップST4に移行して送信速度および
送信電力を増大する。
【0066】送信済みの移動無線パケットの数を未送信
の移動無線パケットの数で割って求められる値がある値
R以上ではないと判断した場合には、制御部19は処理
をステップST8に移行する。すなわち送信済みの移動
無線パケットの数を未送信の移動無線パケットの数で割
って求められる値、すなわち送信済みの移動無線パケッ
トの数と未送信の移動無線パケットの数との比がある値
R以上ではない場合には、送信中の1組の移動無線パケ
ットのうちの残りの移動無線パケットの送信を即座にあ
きらめる。
【0067】このように本実施形態によれば、1組の移
動無線パケットの送信途中に回線断が予測される状況に
なったならば、それ以降における移動無線パケットの送
信速度が増大される。従って、回線断となるまでの間に
1組の移動無線パケットを送信し終えることができる確
率が高まり、移動無線回線の再設定後に再送しなければ
ならない確率が低下する。この結果、伝送遅延の増大が
防止でき、効率良くデータ伝送が行える。
【0068】そして本実施形態によればさらに、送信済
みの移動無線パケットの数と未送信の移動無線パケット
の数との比が大きく、送信速度を増大させても回線断ま
でに1組の移動無線パケットを送信し終えることができ
ないことが予測される場合には、送信速度および送信電
力を増大させないので、干渉を無駄に増大させることが
ない。そして値Rを最適に設定しておけば、トータルの
送信電力を最小として、周波数利用効率が最良となるよ
うに適切に処理できる。
【0069】すなわち、送信済みのパケット数が少な
く、残りの移動通信パケットが多い場合は、送信済みの
パケットの破棄を防ぐことによる周波数利用効率の向上
よりも、電力増大による干渉の増大による周波数利用効
率の劣化のほうが大きくなる可能性があるが、値Rを最
適に設定しておくことでこれらをバランスさせ、周波数
利用効率を大きくできる。
【0070】また本実施形態によれば、送信済みの移動
無線パケットの数と未送信の移動無線パケットの数との
比が大きく、送信速度を増大させても回線断までに1組
の移動無線パケットを送信し終えることができないこと
が予測される場合には、移動無線パケットの送信を停止
するので、この場合における干渉を低減することができ
る。
【0071】(第3の実施形態)本実施形態の移動通信
システムで使用される移動局の構成は前述した第1実施
形態における移動局と同様である。
【0072】ここで本実施形態の移動通信システムでの
移動局が前述した第1実施形態における移動局と異なる
のは、高速送信制御手段19bの処理内容である。本実
施形態において制御部19は、データ送信処理中に図5
に示すような処理を行う。なお図5において図2と同一
の処理を示すステップには同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0073】すなわち制御部19は、ステップST1乃
至ステップST3の処理は前述した第1実施形態のとき
と同様にして処理する。そして制御部19は、ステップ
ST3で1組の移動無線パケットの送信途中であると判
断したならば、その送信途中である1組の移動無線パケ
ットにおける未送信の移動無線パケットの数がある閾値
Nよりも小さいか否かの判断を行う(ステップST3
1)。
【0074】そして制御部19は、ここで未送信の移動
無線パケットの数がある閾値Nよりも小さいと判断でき
た場合にのみ、ステップST4に移行して送信速度およ
び送信電力を増大する。
【0075】未送信の移動無線パケットの数がある閾値
N以上であると判断した場合には、制御部19は処理を
ステップST8に移行する。すなわち未送信の移動無線
パケットの数がある閾値N以上である場合には、送信中
の1組の移動無線パケットのうちの残りの移動無線パケ
ットの送信を即座にあきらめる。
【0076】このように本実施形態によれば、1組の移
動無線パケットの送信途中に回線断が予測される状況に
なったならば、それ以降における移動無線パケットの送
信速度が増大される。従って、回線断となるまでの間に
1組の移動無線パケットを送信し終えることができる確
率が高まり、移動無線回線の再設定後に再送しなければ
ならない確率が低下する。この結果、伝送遅延の増大が
防止でき、効率良くデータ伝送が行える。
【0077】そして本実施形態によればさらに、未送信
の移動無線パケットの数がある閾値N以上であり、送信
速度を増大させても回線断までに1組の移動無線パケッ
トを送信し終えることができないことが予測される場合
には、送信速度および送信電力を増大させないので、干
渉を無駄に増大させることがない。そして閾値Nを最適
に設定しておけば、トータルの干渉を最小として、周波
数利用効率が最良となるように適切に処理できる。
【0078】すなわち、送信済みのパケット数が少ない
場合は、送信済みのパケットの破棄を防ぐことによる周
波数利用効率の向上よりも、電力増大による干渉の増大
による周波数利用効率の劣化のほうが大きくなる可能性
があるが、閾値Nを最適に設定しておくことでこれらを
バランスさせ、周波数利用効率を大きくできる。
【0079】また本実施形態によれば、送信済みの移動
無線パケット数が少なく、送信速度を増大させても回線
断までに1組の移動無線パケットを送信し終えることが
できないことが予測される場合には、移動無線パケット
の送信を停止するので、この場合における干渉を低減す
ることができる。
【0080】(第4の実施形態)本実施形態の移動通信
システムで使用される移動局の構成は前述した第1実施
形態における移動局と同様である。
【0081】ここで本実施形態の移動通信システムでの
移動局が前述した第1実施形態における移動局と異なる
のは、高速送信制御手段19bの処理内容である。本実
施形態において制御部19は、データ送信処理中に図6
に示すような処理を行う。なお図6において図2と同一
の処理を示すステップには同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0082】すなわち制御部19は、ステップST1乃
至ステップST3の処理は前述した第1実施形態のとき
と同様にして処理する。そして制御部19は、ステップ
ST3で1組の移動無線パケットの送信途中であると判
断したならば、その送信途中である1組の移動無線パケ
ットにおける送信済みの移動無線パケットの数を未送信
の移動無線パケットの数で割って求められる値がある値
R以上であり、かつ未送信の移動無線パケットの数があ
る閾値Nよりも小さいか否かの判断を行う(ステップS
T41およびステップST42)。
【0083】そして制御部19は、ここで上記の条件が
成り立った場合にのみ、ステップST4に移行して送信
速度および送信電力を増大する。上記の条件が成立しな
かった場合には、制御部19は処理をステップST8に
移行する。すなわち上記の条件が成立しなかった場合に
は、送信中の1組の移動無線パケットのうちの残りの移
動無線パケットの送信を即座にあきらめる。
【0084】このように本実施形態によれば、1組の移
動無線パケットの送信途中に回線断が予測される状況に
なったならば、それ以降における移動無線パケットの送
信速度が増大される。従って、回線断となるまでの間に
1組の移動無線パケットを送信し終えることができる確
率が高まり、移動無線回線の再設定後に再送しなければ
ならない確率が低下する。この結果、伝送遅延の増大が
防止でき、効率良くデータ伝送が行える。
【0085】そして本実施形態によればさらに、送信済
みの移動無線パケットの数と未送信の移動無線パケット
の数との比が大きいか、あるいは未送信の移動無線パケ
ットの数がある閾値N以上であるために、送信速度を増
大させても回線断までに1組の移動無線パケットを送信
し終えることができないことが予測される場合には、送
信速度および送信電力を増大させないので、干渉を無駄
に増大させることがない。そして値Rおよび閾値Nを最
適に設定しておけば、トータルの送信電力およびトータ
ルな干渉をそれぞれ最小として、周波数利用効率が最良
となるように適切に処理できる。
【0086】すなわち、送信済みのパケット数が少な
く、残りの移動通信パケットが多い場合は、送信済みの
パケットの破棄を防ぐことによる周波数利用効率の向上
よりも、電力増大による干渉の増大による周波数利用効
率の劣化のほうが大きくなる可能性があるが、値Rおよ
び閾値Nを最適に設定しておくことでこれらをバランス
させ、周波数利用効率を大きくできる。
【0087】また本実施形態によれば、送信速度を増大
させても回線断までに1組の移動無線パケットを送信し
終えることができないことが予測される場合には、移動
無線パケットの送信を停止するので、この場合における
干渉を低減することができる。
【0088】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではない。例えば前記各実施形態では、回線断の
予測は、送信側が行うものとしているが、受信側で回線
断の予測を行い、その予測結果を送信側に通知すること
としても良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、1つの基準パケットを
複数に分割してなる複数の分割パケットの送信途中に、
使用中の無線回線の切断が予測される所定の回線断状況
となったことを検出する回線断予測手段と、送信側に設
けられ、前記回線断予測手段により前記回線断状況とな
ったことが検出されたとき、送信中の基準パケットに属
する分割パケットの中で未送信の分割パケットの送信が
終了するまで、送信速度および送信電力を増大させる高
速送信制御手段と、受信側に設けられ、前記送信側が前
記高速送信制御手段によって送信速度を増大させた際
に、受信処理の速度を増大後の送信速度に合わせる高速
受信制御手段とを備えたので、移動局のユーザの意図に
反する使用中の移動無線通信回線の開放が発生する場合
に、分割パケットの破棄が生じる可能性を減らし、周波
数の利用効率の劣化および遅延の増大を可能な限り防止
することが可能となる。
【0090】また前記本発明はさらに、前記高速送信制
御手段を、送信中の基準パケットに属する分割パケット
の中で送信済みの分割パケットと未送信の分割パケット
との比率が所定の閾値以上である場合にのみ、または送
信中の基準パケットに属する分割パケットの中で未送信
の分割パケットの数が所定の閾値以下である場合にの
み、あるいは上記の2つの条件がともに満たされた場合
にのみ、送信速度および送信電力を増大させるものとし
たので、伝送速度を増大させていながら、無線回線が切
断されるまでの間に1つの基準パケットを構成する1組
の分割パケットの伝送を終わらせることができないこと
により、送信電力の増大および再伝送の実施の双方によ
り周波数利用効率が大幅に低下してしまうことを防止で
きる。
【0091】また本発明はさらに、前記高速送信制御手
段は、前記高速送信制御手段を、送信中の基準パケット
に属する分割パケットの中で送信済みの分割パケットと
未送信の分割パケットとの比率が所定の閾値以上ではな
い場合、または送信中の基準パケットに属する分割パケ
ットの中で未送信の分割パケットの数が所定の閾値以下
ではない場合、あるいは上記の2つの条件のいずれかが
満たされない場合には、それ以降の分割パケットの送信
を停止するものとしたので、伝送速度を増大させても無
線回線が切断されるまでの間に1つの基準パケットを構
成する1組の分割パケットの伝送を終わらせることがで
きない可能性が高い場合には、分割パケットの送信を即
座に停止することで、さらなる周波数利用効率の向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の移動通信システムで使用される
移動局の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態のデータ送信処理における制御部
19の処理手順を示すフローチャート。
【図3】第1実施形態のデータ受信処理における制御部
19の処理手順を示すフローチャート。
【図4】第2実施形態のデータ送信処理における制御部
19の処理手順を示すフローチャート。
【図5】第3実施形態のデータ送信処理における制御部
19の処理手順を示すフローチャート。
【図6】第4実施形態のデータ送信処理における制御部
19の処理手順を示すフローチャート。
【図7】PDCパケットのプロトコル構成を示す図。
【図8】TCP/IPパケットのデータを複数に分割し
て移動無線パケットを構成する様子を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…制御情報分岐/合成部 8…切換部 9…音声符号処理部 10…PCM符号処理部 11…増幅器 12…スピーカ 13…マイクロホン 14…増幅器 15…パケット処理部 16…コネクタ 17…記憶部 18…コンソールユニット 19…制御部 19a…回線断予測手段 19b…高速送信制御手段 19c…高速受信制御手段 20…コネクタ 21…外部情報端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04L 12/28 H04L 11/00 310B

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多元接続方式で設定された無線
    回線では、1つの基準パケットを複数の分割パケットに
    分割し、この分割パケットを送信する移動通信システム
    において、 前記分割パケットの送信途中に、使用中の無線回線の切
    断が予測される所定の回線断状況となったことを検出す
    る回線断予測手段と、 送信側に設けられ、前記回線断予測手段により前記回線
    断状況となったことが検出されたとき、送信中の基準パ
    ケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケッ
    トの送信が終了するまで、送信速度および送信電力を増
    大させる高速送信制御手段と、 受信側に設けられ、前記送信側が前記高速送信制御手段
    によって送信速度を増大させた際に、受信処理の速度を
    増大後の送信速度に合わせる高速受信制御手段とを具備
    したことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割パ
    ケットと未送信の分割パケットとの比率が所定の閾値以
    上である場合にのみ、送信速度および送信電力を増大さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割パ
    ケットと未送信の分割パケットとの比率が所定の閾値以
    上ではない場合には、それ以降の分割パケットの送信を
    停止することを特徴とする請求項2に記載の移動通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケ
    ットの数が所定の閾値以下である場合にのみ、送信速度
    および送信電力を増大させることを特徴とする請求項1
    に記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケ
    ットの数が所定の閾値以下ではない場合には、それ以降
    の分割パケットの送信を停止することを特徴とする請求
    項4に記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割パ
    ケットの比率が所定の閾値以上であり、かつ送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パ
    ケットの数が所定の閾値以下である場合にのみ、送信速
    度および送信電力を増大させることを特徴とする請求項
    1に記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記高速送信制御手段は、送信中の基準
    パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割パ
    ケットの比率が所定の閾値以上ではないか、あるいは送
    信中の基準パケットに属する分割パケットの中で未送信
    の分割パケットの数が所定の閾値以下ではない場合に
    は、それ以降の分割パケットの送信を停止することを特
    徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 【請求項8】 第1許容電力と、この第1許容電力より
    も大きな第2許容電力とを設定し、前記高速送信制御手
    段の制御による送信電力の増大は前記第2許容電力まで
    許容し、それ以外での送信電力は前記第1許容電力まで
    許容することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 符号分割多元接続方式で設定された無線
    回線では、1つの基準パケットを複数の分割パケットに
    分割し、この分割パケットを送信する移動通信システム
    で使用される送信装置において、 前記分割パケットの送信途中に、使用中の無線回線の切
    断が予測される所定の回線断状況となったことを検出す
    る回線断予測手段と、 この回線断予測手段により前記回線断状況となったこと
    が検出されたとき、送信中の基準パケットに属する分割
    パケットの中で未送信の分割パケットの送信が終了する
    まで、送信速度および送信電力を増大させる高速送信制
    御手段とを具備したことを特徴とする送信装置。
  10. 【請求項10】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割
    パケットの比率が所定の閾値以上である場合にのみ、送
    信速度および送信電力を増大させることを特徴とする請
    求項9に記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割
    パケットと未送信の分割パケットとの比率が所定の閾値
    以上ではない場合には、それ以降の分割パケットの送信
    を停止することを特徴とする請求項10に記載の送信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パ
    ケットの数が所定の閾値以下である場合にのみ、送信速
    度および送信電力を増大させることを特徴とする請求項
    9に記載の送信装置。
  13. 【請求項13】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パ
    ケットの数が所定の閾値以下ではない場合には、それ以
    降の分割パケットの送信を停止することを特徴とする請
    求項12に記載の送信装置。
  14. 【請求項14】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割
    パケットの比率が所定の閾値以上であり、かつ送信中の
    基準パケットに属する分割パケットの中で未送信の分割
    パケットの数が所定の閾値以下である場合にのみ、送信
    速度および送信電力を増大させることを特徴とする請求
    項9に記載の送信装置。
  15. 【請求項15】 前記高速送信制御手段は、送信中の基
    準パケットに属する分割パケットの中で送信済みの分割
    パケットの比率が所定の閾値以上ではないか、あるいは
    送信中の基準パケットに属する分割パケットの中で未送
    信の分割パケットの数が所定の閾値以下ではない場合に
    は、それ以降の分割パケットの送信を停止することを特
    徴とする請求項14に記載の送信装置。
  16. 【請求項16】 符号分割多元接続方式で設定された無
    線回線では、1つの基準パケットを複数の分割パケット
    に分割し、この分割パケットを送信するものであって、 送信装置が、 使用中の無線回線の切断が予測される所定の回線断状況
    となったことを検出する回線断予測手段と、 送信側に設けられ、前記回線断予測手段により前記回線
    断状況となったことが検出されたとき、送信中の基準パ
    ケットに属する分割パケットの中で未送信の分割パケッ
    トの送信が終了するまで、送信速度および送信電力を増
    大させる高速送信制御手段とを具備した移動通信システ
    ムで使用される受信装置において、 送信側が送信速度を増大させた際に、受信処理の速度を
    増大後の送信速度に合わせる高速受信制御手段を備えた
    ことを特徴とする受信装置。
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