JP2003274437A - 無線制御装置および移動端末の呼接続方法 - Google Patents

無線制御装置および移動端末の呼接続方法

Info

Publication number
JP2003274437A
JP2003274437A JP2002070333A JP2002070333A JP2003274437A JP 2003274437 A JP2003274437 A JP 2003274437A JP 2002070333 A JP2002070333 A JP 2002070333A JP 2002070333 A JP2002070333 A JP 2002070333A JP 2003274437 A JP2003274437 A JP 2003274437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
radio
wireless
mobile terminal
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002070333A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kinoshita
裕介 木下
Keiichi Shimizu
桂一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002070333A priority Critical patent/JP2003274437A/ja
Publication of JP2003274437A publication Critical patent/JP2003274437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求に
おいて、呼損率の低い呼接続方法を提供する。 【解決手段】 無線制御装置が、すでに複数の無線リン
クを用いて呼接続中(ソフトハンドオーバ中)である移
動端末に対するマルチコールの要求を受け付け、前記複
数の無線リンクのうち、少なくとも一つの無線リンクを
接続中の呼と受け付けた追加の呼をともに接続するよう
に再設定し、無線リソースの足りないその他の無線リン
クを解放するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA移動端末
と基地局が複数の無線リンクにより呼を接続しているソ
フトハンドオーバ状態において、マルチコール要求があ
った場合の呼接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、W−CDMA通信システムにおい
ては、一つの移動端末が音声通信を行ないながら、さら
にデータ通信を行なうなど、複数の異なった無線アクセ
スベアラ(Radio Access Bearer,RAB)を同時に設
定し複数の呼を接続するマルチコールサービスが提供さ
れている。このマルチコールを実現する手順として、3r
d Generation Partnership Project(3GPP)では、
無線制御装置(Radio Network Controller,RNC)と
移動端末(User Equipment,UE)間のプロトコルであ
るRadio Resource Control(RRC,勧告番号TS25.3
31)、RNCと基地局(BTS)間のプロトコルである
Node B Application Part(NBAP,勧告番号TS25.
433)を規定している。マルチコールを実現する方法の
従来技術として、上記RRC及びNBAPプロトコルを
用いたシグナリング手順例が3GPPのTR25.931に示
されている。以下、この従来技術を説明する。
【0003】図14はW−CDMA通信システムのシス
テム構成図であり、移動端末がソフトハンドオーバを行
なっている状態の概要を示している。ソフトハンドオー
バとは、受信品質の向上、無瞬断通信の実現のために、
移動端末が同時に複数のセルと(すなわちこれらのセル
を管理するBTSと)無線リンクを接続して通信を行な
うことをいう。
【0004】図において、1はシステム全体の呼制御、
サービス制御等を統率するコアネットワーク、2は関門
ノードであるGGSN(Gateway GPRS Support Nod
e)、3は加入者ノードであるSGSN(Serving GPRS
Support Node)である。4は無線制御装置(RNC)で
あり、無線リソースの管理、基地局(BTS)の制御等
を行なう。5および6は、RNC4に制御される基地局
(BTS)であり、BTS5はセル8および9を管理
し、BTS6はセル10を管理する。11〜13は移動
端末(User Equipment,UE)7とBTS5または6と
を接続する無線リンク(Radio Link,RL)であり、U
E7はRL11〜13によってBTS5および6に対す
るソフトハンドオーバを行なっている。また、14はR
L11〜13を用い、UE7のユーザにデータ通信サー
ビスを提供する無線アクセスベアラ(RAB)である。
【0005】次に動作を説明する。UE7はRL11〜
13の3つの無線リンクを接続して、BTS5および6
に対しソフトハンドオーバ状態となっており、RAB1
4を用いてデータ通信を行なっている。ここで、UE7
が上記データ通信サービスを受けながら新たに音声通信
サービスを受けるよう音声通信用RABの設定を要求す
る(マルチコールの要求を行なう)と、RNC4は無線
リソースを確保し、NBAPプロトコルを用いてBTS
5および6に対し現在接続中であるRL11〜13全て
の無線リンクを要求されたマルチコール用に再設定す
る。そして、これらの無線リンクの再設定が完了した
後、RNC4はRRCプロトコルを用いてUE7に対し
物理チャネルの再設定を行なうことで新規の音声通信用
RABを設定し、要求されたマルチコールの接続を完了
する。
【0006】具体的な手順について、図15を用いて説
明する。図15はソフトオーバ時のマルチコール接続手
順を示すシーケンス図である。初期状態として、前述の
とおり、RNC4の制御によってUE7はBTS5およ
び6に対しソフトハンドオーバ状態にあり、すでに呼接
続されRAB14を用いてデータ通信を行なっている。
【0007】この状態で、まず、1500においてRN
C4は新規RABの設定要求を受け付ける。すでにRA
B14が設定されているので、これはマルチコール要求
の受け付けとなる。RNC4は新規RABを設定する為
に必要な無線リソースを確保し、BTS5および6に対
してそれぞれ"Radio Link Reconfiguration Prepare"メ
ッセージ1501、1502を送信して、RL11〜1
3を要求されたマルチコール用に再設定する準備を行な
う。"Radio Link Reconfiguration Prepare"メッセージ
1501、1502を受信したBTS5および6は、R
NC4に対し"Radio Link Reconfiguration Ready"メッ
セージ1503および1504を送信して、無線リンク
を再設定する準備が完了したことを通知する。
【0008】"Radio Link Reconfiguration Ready"メッ
セージ1503、1504を受信したRNC4は、BT
S5および6がRL11〜13を再設定する準備を完了
したことを知り、BTS5および6に対してそれぞれ"R
adio Link ReconfigurationCommit"メッセージ150
5、1506を送信して、RL11〜13を要求された
マルチコール用に再設定する。
【0009】次に、RNC4はUE7に対し"Physical
Channel Reconfiguration"メッセージ1507を送信し
て、物理チャネルの再設定を行なう。"Physical Channe
l Reconfiguration"メッセージ1507を受信したUE
7は、所定の手順で物理チャネルを再設定して、RNC
4に対し"Physical Channel Reconfiguration Complet
e"メッセージ1508を送信する。これにより、データ
通信に加え新規RABを用いた音声通信が始められ、マ
ルチコール接続が完了する(1509)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
においては、ソフトハンドオーバ状態時にマルチコール
の要求を受けた場合、設定されている複数の無線リンク
をすべてマルチコール用に再設定するように制御してい
たので、これら複数の無線リンクのうち一部にでも再設
定するための無線リソースが確保できない場合には、新
規に要求された無線アクセスベアラの設定は失敗とな
り、マルチコールの要求は拒否され呼損になってしまう
(移動端末ユーザに対するサービスが低下する)という
問題があった。
【0011】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたものであり、請求項1の発明の目的は、ソフ
トハンドオーバ時のマルチコール要求に対する呼損率の
低い無線制御装置の呼接続方法を提供することである。
【0012】また、請求項2の発明の目的は、ソフトハ
ンドオーバ時のマルチコール要求に対する呼損率が低
く、かつ不要な受信品質の低下を防ぐ無線制御装置の呼
接続方法を提供することである。
【0013】また、請求項3の発明の目的は、ソフトハ
ンドオーバ時のマルチコール要求に対する呼損率が低
く、かつ不要な受信品質の低下をさらに防ぐ無線制御装
置の呼接続方法を提供することである。
【0014】また、請求項4、5および6の発明の目的
は、ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求に対する
呼損率が低く、かつ無線リソースを有効利用可能な無線
制御装置の呼接続方法を提供することである。
【0015】また、請求項7の発明の目的は、ソフトハ
ンドオーバ時のマルチコール要求に対する呼損率が低
く、かつリソースを有効利用可能な無線制御装置の呼接
続方法を提供することである。
【0016】また、請求項8および9の発明の目的は、
ソフトハンドオーバ時の優先度の高いマルチコール要求
に対する呼損率の低い無線制御装置の呼接続方法を提供
することである。
【0017】また、請求項10の発明の目的は、ソフト
ハンドオーバ時の優先度の高いマルチコール要求に対す
る呼損率が低く、かつ不要な受信品質の低下を防ぐ無線
制御装置の呼接続方法を提供することである。
【0018】また、請求項11の発明の目的は、ソフト
ハンドオーバ時のマルチコール要求に対し、優先度の高
い呼の呼損率が低い無線制御装置の呼接続方法を提供す
ることである。
【0019】また、請求項12の発明の目的は、ソフト
ハンドオーバ時のマルチコール要求に対し、優先度の高
い呼の呼損率が低く、かつ不要な受信品質の低下を防ぐ
無線制御装置の呼接続方法を提供することである。
【0020】さらに、請求項13および14の発明の目
的は、ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求に対す
る呼損率が低く、かつ無線リソースを容易に有効利用可
能な移動端末の呼制御方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る無
線制御装置の呼接続方法は、一つの移動端末と基地局と
の間に一つの呼を接続する複数の無線リンクを設定する
第1ステップ、前記呼に追加される追加呼の接続要求を
受付ける第2ステップ、前記複数の無線リンクのうち、
少なくとも一つの無線リンクを前記呼と前記追加呼をと
もに接続するように再設定し、その他の無線リンクを解
放する第3ステップを含む。
【0022】また、請求項2の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記移動端末と前記基地局間における
無線リソースの空きを検知する第4ステップをさらに含
み、前記第4ステップで検知された前記無線リソースの
空きが所定量に足りない場合、前記第3ステップにおい
て当該空きの足りない無線リソースを使用する無線リン
クを解放する。
【0023】また、請求項3の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第4ステップで検知された前記無
線リソースの空きが所定量に足りない場合、前記第3ス
テップにおいて当該空きの足りない無線リソースを使用
する無線リンクのみを解放し、それ以外の無線リンクを
すべて前記呼と前記追加呼をともに接続するように再設
定する。
【0024】また、請求項4の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第3ステップが無線リンクの解放
を前記移動端末へ指示するステップを含み、解放する無
線リンク情報を含む物理チャネル設定用メッセージの通
知により前記指示を行なう。
【0025】また、請求項5の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第3ステップが無線リンクの解放
を前記移動端末へ指示するステップを含み、再設定する
無線リンクのみに対応する物理チャネル情報を含む物理
チャネル設定用メッセージの通知により前記指示を行な
う。
【0026】また、請求項6の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第3ステップが無線リンクの解放
を前記移動端末へ指示するステップを含み、再設定する
無線リンクのみに対応するトランスポートチャネル情報
を含むトランスポートチャネル設定用メッセージの通知
により前記指示を行なう。
【0027】また、請求項7の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第3ステップが無線リンクの解放
を前記移動端末へ指示するステップを含み、非同期手順
により前記指示を行なう。
【0028】また、請求項8の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記追加呼の優先度を判断する第4ス
テップをさらに含み、前記第4ステップで前記追加呼の
優先度が高いと判断された場合、前記第3ステップにお
いて前記複数の無線リンクのうち、少なくとも一つの無
線リンクを前記呼と前記追加呼をともに接続するように
再設定し、その他の無線リンクを解放する。
【0029】また、請求項9の発明に係る無線制御装置
の呼接続方法は、前記第4ステップが前記呼の優先度と
相対的に前記追加呼の優先度を判断する。
【0030】また、請求項10の発明に係る無線制御装
置の呼接続方法は、前記移動端末と前記基地局間におけ
る無線リソースの空きを検知する第5ステップをさらに
含み、前記第5ステップで検知された前記無線リソース
の空きが所定量に足りない場合に前記第4ステップにお
いて追加呼の優先度を判断し、前記追加呼の優先度が高
いと判断された場合、前記第3ステップにおいて当該空
きの足りない無線リソースを使用する無線リンクを解放
する。
【0031】また、請求項11の発明に係る無線制御装
置の呼接続方法は、一つの移動端末と基地局との間に呼
を接続する複数の無線リンクを設定する第1ステップ、
前記呼に追加される追加呼の接続要求を受付ける第2ス
テップ、前記呼と前記追加呼の優先度を比較する第3ス
テップ、前記第3ステップで当該追加呼の優先度が相対
的に高いと判断された場合、前記呼を切断し前記追加呼
を接続するように無線リンクを再設定する第4ステップ
を含む。
【0032】また、請求項12の発明に係る無線制御装
置の呼接続方法は、前記移動端末と前記基地局間におけ
る無線リソースの空きを検知する第4ステップをさらに
含み、前記第4ステップで検知された前記無線リソース
の空きが所定量に足りない場合、前記第3ステップにお
いて追加呼の優先度を判断する。
【0033】また、請求項13の発明に係る移動端末の
呼接続方法は、基地局との間に一つの呼を接続する複数
の無線リンクを設定する第1ステップ、前記呼に追加さ
れる追加呼の接続を要求する第2ステップ、前記複数の
無線リンクのうち再設定する無線リンクに対応するチャ
ネル情報を含むチャネル設定用メッセージを受信する第
3ステップ、前記第3ステップで受信したメッセージに
基づき、前記複数の無線リンクのうち少なくとも一つの
無線リンクを前記呼と前記追加呼をともに接続するよう
に再設定し、その他の無線リンクを解放する第4ステッ
プを含む。
【0034】さらに、請求項14の発明に係る移動端末
の呼接続方法は、前記チャネル情報が物理チャネル情報
またはトランスポートチャネル情報である。
【0035】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を、図を用いて説明する。図1は本発明の実
施の形態1に係るW−CDMA通信システムのシステム
構成図である。図において、1はシステム全体の呼制
御、サービス制御等を統率するコアネットワーク、2は
関門ノードであるGGSN(Gateway GPRS Support Nod
e)、3は加入者ノードであるSGSN(Serving GPRS
Support Node)である。
【0036】4は無線制御装置(RNC)であり、無線
リソースの管理、基地局(BTS)の制御等を行なう。
すなわち、ソフトハンドオーバの制御、マルチコール接
続の制御はRNCにおいて行なわれる。5および6は、
RNC4に制御される基地局(BTS)であり、BTS
5はセル8および9を管理し、BTS6はセル10を管
理する。11〜13は移動端末(User Equipment,U
E)7がBTS5および6に対しソフトハンドオーバを
行なっている状態において、UE7とBTS5または6
とを接続している無線リンク(Radio Link,RL)であ
る。RL11〜13のうちR11および12は、マルチ
コール接続時に削除されている。
【0037】また14は、マルチコール接続前にはRL
11〜13を用い、マルチコール接続以降はRL13を
用いてUE7のユーザにサービス(例えばデータ通信サ
ービス)を提供する無線アクセスベアラ(RAB)であ
る。15は、マルチコールの接続により新規に設定され
るRABであり、マルチコール接続以降RL13を用い
てUE7のユーザに追加のサービス(例えば音声通信サ
ービス)を提供する。
【0038】次に動作を説明する。UE7はRL11〜
13の3つの無線リンクを接続して、BTS5および6
に対しソフトハンドオーバ状態となっており、RAB1
4を用いてデータ通信を行なっている。まず、UE7が
上記データ通信サービスを受けながら新たにサービスを
受けるべく、新規RABの設定を要求する(マルチコー
ルの要求を行なう)。このマルチコール要求を受け付け
たRNC4は、RL11〜13それぞれをマルチコール
用に再設定するために、無線リソースの空きを検知す
る。
【0039】その結果、BTS5のセル8とUE7間、
BTS5のセル9とUE7間およびBTS6のセル10
とUE7間それぞれで使用可能な無線リソースには、R
L11〜13をそれぞれ再設定可能な空きがあるとす
る。この場合、NBAPプロトコルを用いて、BTS5
および6に対し現在接続中であるRL11〜13全ての
無線リンクを要求されたマルチコール用に再設定する。
そして、これらの無線リンクの再設定が完了した後、R
NC4はRRCプロトコルを用いてUE7に対し物理チ
ャネルの再設定を行なうことでRL11〜13に新規R
ABを設定し、要求されたマルチコールの接続を完了す
る。
【0040】一方、RNC4の検知の結果、BTS6の
セル10とUE7間で使用可能な無線リソースには、R
L13を再設定可能な空きがあり、BTS5のセル8と
UE7間、BTS5のセル9とUE7間それぞれで使用
可能な無線リソースには、RL11、RL12を再設定
可能な空きがないとする。この場合、RNC4は、RR
Cプロトコルを用いてUE7に対し、NBAPプロトコ
ルを用いてBTS5に対し、現在接続中であるRL11
および12を解放するように指示する。また、BTS6
に対しては、NBAPプロトコルを用いて現在接続中で
あるRL13を要求されたマルチコール用に再設定す
る。そして、RL13の再設定が完了した後、RNC4
はRRCプロトコルを用いてUE7に対し物理チャネル
の再設定を行なうことでRL13に新規RABを設定
し、要求されたマルチコールの接続を完了する。
【0041】ここで、無線リソースとRLの関係につい
て詳しく説明する。W−CDMA通信システムにおける
具体的な無線リソースとしては、チャネライゼーション
コードが挙げられ、このチャネライゼーションコードの
拡散率(Spreading Factor,SF)により、コードを割り
当てられたRLにおいて送信できるデータの伝送速度が
決まる。例えば、ダウンリンク(DL)の個別物理チャ
ネル(DPCH)の場合、SF値64であれば90kb
ps、SF値32であれば210kbpsが最大伝送速
度として規定されている。また、チャネライゼーション
コードは有限な資源であり、各SFにおいてSF個(S
F値64であれば64個)のチャネライゼーションコー
ドが存在する。
【0042】本実施の形態1において、UE7がRL上
での伝送速度64kbpsのデータ通信を行なっている
場合、RL11〜13には、それぞれSF値が64のチ
ャネライゼーションコードが割り当てられている。この
状態から、例えば、RL上での伝送速度64kbpsの
音声通信を追加するマルチコールを行なおうとすると、
RLの伝送速度として128kbps以上(データ通信
64kbps+音声通信64kbps+シグナリング
用)が要求される。しかし、既に設定されているRL1
1〜13に許容される伝送速度は90kbpsであるの
で、伝送速度128kbpsのデータを送信するために
は、各RLに伝送速度の高いチャネライゼーションコー
ド、この場合SF値32(最大伝送速度210kbp
s)のコードを割り当ててRLを再設定する必要があ
る。
【0043】チャネライゼーションコードには、図2の
コードツリーに示すような上下依存関係がある。図2
は、一つのRL、例えばRL11に対応する基地局(B
TS5のセル8)と移動端末(UE7)間の無線リソー
スの一例を表わしており、C ,yはSF値xのy番目
(y=0,1,・・・,x−1)のチャネライゼーショ
ンコードを示す。データ通信のみを行なっているRL1
1にC64,0が割り当てられているとすると、コード
ツリーにおいてC64,0に連なる上位のコード(C
16,0、C32,0等)や下位のコード(C
128,0、C128,1等)も使用していることとな
り、他で使用することができない。
【0044】そこで、上記マルチコールの要求によりS
F値32のコードを割り当てるために、まずC64,1
の使用状況を確認する。C64,1が空いている場合、
現在使用中であるC64,0を解放してC32,0を空
き状態とし、C32,0を割り当てることでRL11を
再設定することができる。一方、C64,1が使用中の
場合(C128,2またはC128,3が使用中の場合
を含む)は、C64, を解放してもC32,0を使用
できないので、これ以外のSF値32のコードであるC
32,1の使用状況を確認する。C32,1が空いてい
る場合はこれを割り当てることでRL11を再設定する
ことができるが、使用中の場合はRL11を再設定でき
ない。すなわち無線リソースの空きが、RL11を再設
定可能な所定量に足りないこととなる。
【0045】さらに、図3を用いて、マルチコールを受
け付けた後、無線リソースの足りないRL11および1
2を解放し、無線リソースの足りているRL13を再設
定する具体的な手順について図3を用いて説明する。無
線リソースが十分にあり、全てのRL11〜13を再設
定する具体的な手順については、従来の手順である図1
5に示すものと同じであるため説明を省略する。
【0046】図3は、ソフトハンドオーバ時のマルチコ
ール接続手順の一例を示すシーケンス図である。初期状
態として、前述のとおり、RNC4の制御によってUE
7はBTS5および6に対しソフトハンドオーバ状態に
あり、すでに呼接続されRAB14を用いてデータ通信
を行なっている。
【0047】まず、この状態において、RNC4は新規
RABの設定要求を受け付ける(300)。すでにRA
B14が設定されているので、これは追加される呼であ
りマルチコール要求の受け付けとなる。RNC4は無線
リソースの空きを検知した結果、RL13に対して新規
RABを設定する為に必要な無線リソースを確保する。
前提のとおり、RL11および12に対しては無線リソ
ースの空きが不足しているので、無線リソースを確保で
きない。
【0048】次に、RNC4はUE7に対し"Active Se
t Update"メッセージ301を送信して、RL11およ
び12の削除を要求する。"Active Set Update"メッセ
ージ301は、図4に示す情報要素で構成されており、
UE7はこのうち"Radio link removal information"4
00を受信することで、これに含まれる"Primary scram
bling code"情報で特定されるRL11および12の削
除動作を行ない、"Active Set Update Complete"メッセ
ージ302をRNC4へ送信して完了したことを通知す
る。
【0049】また次に、RNC4はBTS5に対し"Rad
io Link Deletion Request"メッセージ303を送信し
て、RL11および12の削除を要求する。BTS6に
対しては、"Radio Link Reconfiguration Prepare"メッ
セージ304を送信して、RL13を要求されたマルチ
コール用に再設定する準備を行なう。"Radio Link Dele
tion Request"メッセージ303を受信したBTS5
は、RL11および12の削除動作を行ない、"Radio L
ink Deletion Response"メッセージ305をRNC4へ
送信して完了したことを通知する。"Radio Link Reconf
iguration Prepare"メッセージ304を受信したBTS
6は、RNC4に対し"Radio Link Reconfiguration Re
ady"メッセージ306を送信して、無線リンクを再設定
する準備が完了したことを通知する。
【0050】さらに、"Radio Link Reconfiguration Re
ady"メッセージ306を受信したRNC4は、BTS6
がRL11〜13を再設定する準備を完了したことを知
り、BTS6に対して"Radio Link Reconfiguration Co
mmit"メッセージ307を送信して、RL13を要求さ
れたマルチコール用に再設定する。UE7に対して
は、"Physical Channel Reconfiguration"メッセージ3
08を送信して、RL13で用いられる物理チャネルの
再設定を行なう。"Physical Channel Reconfiguration"
メッセージ308を受信したUE7は、所定の手順で物
理チャネルを再設定して、RNC4に対し"Physical Ch
annel Reconfiguration Complete"メッセージ309を
送信する。これにより、データ通信に加え新規RABを
用いたサービス、例えば音声通信が始められ、マルチコ
ール接続が完了する(310)。
【0051】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLのうち、一部のRLについて再設定する無
線リソースを確保できない場合でも、他のRLを再設定
することによりマルチコールの接続が可能となり、マル
チコールに対する呼損率を低くすることができる。
【0052】また、ソフトハンドオーバ状態において、
接続中のRLを減らすと受信品質が低下する場合がある
が、マルチコール要求の受け付け時に無線リソースの空
きを検知し、空きが足りない無線リソースに対応するR
Lを解放するようにしたので、無線リソースの空きに応
じ、不要な受信品質の低下を防ぐことができる。
【0053】尚、少なくとも一つのRLをマルチコール
用に再設定すれば、解放するRLは、空きが足りない無
線リソースに対応するRLのみとしても、それ以外のR
Lを含んでいてもよい。空きが足りない無線リソースに
対応するRLのみを解放し、それ以外のRLをすべてマ
ルチコール用に再設定するようにした場合は、ソフトハ
ンドオーバ状態を維持できる可能性が高くなり、不要な
受信品質の低下をさらに防ぐことができる。
【0054】さらに、無線リソースの空きを検知するこ
となく、すなわち再設定が可能であっても一部のRLを
解放するような設定にしてもよい。この場合、例えば、
使用される移動端末が多く常に無線リソースが不足しが
ちであって、かつ電波環境が良く受信品質には問題がな
いようなサービスエリアにおいて、一つの移動端末にお
ける無線リソースの使用を削減し、他の移動端末の呼損
率を低下させることができるという効果を生じる。
【0055】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2を説明する。本実施の形態2は、マルチコールを受け
付けた後、無線リソースの足りないRL11および12
を解放し、無線リソースの足りているRL13を再設定
する手順について、実施の形態1と異なる方法を示すも
のである。
【0056】この方法を実現するために、物理チャネル
の再設定の為に送信する"PhysicalChannel Reconfigura
tion"メッセージに対し、情報要素"Radio link removal
information"を追加する。この情報要素は、従来の"Ac
tive Set Update"メッセージに含まれている情報要素と
同様の内容である。これにより、RNC4は削除対象と
なるRLの情報を"Physical Channel Reconfiguration"
メッセージでUE7へ通知することが可能となり、"Act
ive Set Update"手順が不要となる。具体的な手順につ
いて以下に説明する。
【0057】図5は、本実施の形態2のソフトハンドオ
ーバ時のマルチコール接続手順を示すシーケンス図であ
る。初期状態として、前述のとおり、RNC4の制御に
よってUE7はBTS5および6に対しソフトハンドオ
ーバ状態にあり、すでに呼接続されRAB14を用いて
データ通信を行なっている。
【0058】まず、この状態において、RNC4は新規
RABの設定要求を受け付ける(500)。すでにRA
B14が設定されているので、これは追加される呼であ
りマルチコール要求の受け付けとなる。RNC4は無線
リソースの空きを検知した結果、RL13に対して新規
RABを設定する為に必要な無線リソースを確保する。
RL11および12に対しては無線リソースの空きが不
足しているので、無線リソースを確保できない。
【0059】次に、RNC4はBTS5に対し"Radio L
ink Deletion Request"メッセージ501を送信して、
RL11および12の削除を要求する。BTS6に対し
ては、"Radio Link Reconfiguration Prepare"メッセー
ジ502を送信して、RL13を要求されたマルチコー
ル用に再設定する準備を行なう。"Radio Link Deletion
Request"メッセージ501を受信したBTS5は、R
L11および12の削除動作を行ない、"Radio Link De
letion Response"メッセージ503をRNC4へ送信し
て完了したことを通知する。"Radio Link Reconfigurat
ion Prepare"メッセージ502を受信したBTS6は、
RNC4に対し"Radio Link Reconfiguration Ready"メ
ッセージ504を送信して、無線リンクを再設定する準
備が完了したことを通知する。
【0060】また次に、"Radio Link Reconfiguration
Ready"メッセージ504を受信したRNC4は、BTS
6がRL11〜13を再設定する準備を完了したことを
知り、BTS6に対して"Radio Link Reconfiguration
Commit"メッセージ505を送信して、RL13を要求
されたマルチコール用に再設定する。
【0061】さらに、UE7に対し"Physical Channel
Reconfiguration"メッセージ506を送信する。この"P
hysical Channel Reconfiguration"メッセージ506に
は、前述のとおり情報要素"Radio link removal inform
ation"が追加されている。UE7は、"Physical Channe
l Reconfiguration"メッセージ506を受信すると、情
報要素"Radio link removal information"に含まれる"P
rimary scrambling code"情報で特定されるRL11お
よび12を削除する動作を行なうとともに、所定の手順
でRL13で用いられる物理チャネルを再設定する。そ
して、RNC4に対し"Physical Channel Reconfigurat
ion Complete"メッセージ507を送信する。これによ
り、データ通信に加え新規RABを用いたサービスが始
められ、マルチコール接続が完了する(508)。
【0062】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLのうち、一部のRLについて再設定する無
線リソースを確保できない場合でもマルチコールの接続
が可能となり、マルチコールに対する呼損率を低くする
ことができる。
【0063】また、RNC4とUE7間の手順におい
て、"Active Set Update"手順を不要とすることによ
り、RNC4からUE7への"Active Set Update"メッ
セージ、UE7からRNC4への"Active Set Update C
omplete"メッセージが送信されないので、無線リソース
の有効利用が図れる。
【0064】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3を説明する。本実施の形態3は、マルチコールを受け
付けた後、無線リソースの足りないRL11および12
を解放し、無線リソースの足りているRL13を再設定
する手順について、実施の形態1および2と異なる方法
を示すものである。
【0065】この方法を実現するために、UE7に対し
以下の機能を追加する。すなわち、UE7は、図6に示
す情報要素で構成されている"Physical Channel Reconf
iguration"メッセージをRNC4から受信すると、情報
要素"Downlink Informationper radio link list"情報
600を読み取る。そして、接続中のRLのうち、こ
の"Downlink Information per radio link list"情報6
00にその情報が含まれていないRLを削除する動作を
行なう。これにより、RNC4は削除対象となるRLの
情報を"Physical Channel Reconfiguration"メッセージ
でUE7へ通知することが可能となり、"Active Set Up
date"手順が不要となる。具体的な手順について以下に
説明する。
【0066】図7は、本実施の形態3のソフトハンドオ
ーバ時のマルチコール接続手順を示すシーケンス図であ
る。初期状態として、前述のとおり、RNC4の制御に
よってUE7はBTS5および6に対しソフトハンドオ
ーバ状態にあり、すでに呼接続されRAB14を用いて
データ通信を行なっている。
【0067】まず、この状態において、RNC4は新規
RABの設定要求を受け付ける(700)。すでにRA
B14が設定されているので、これは追加される呼であ
りマルチコール要求の受け付けとなる。RNC4は無線
リソースの空きを検知した結果、RL13に対して新規
RABを設定する為に必要な無線リソースを確保する。
RL11および12に対しては無線リソースの空きが不
足しているので、無線リソースを確保できない。
【0068】次に、RNC4はBTS5に対し"Radio L
ink Deletion Request"メッセージ701を送信して、
RL11および12の削除を要求する。BTS6に対し
ては、"Radio Link Reconfiguration Prepare"メッセー
ジ702を送信して、RL13を要求されたマルチコー
ル用に再設定する準備を行なう。"Radio Link Deletion
Request"メッセージ701を受信したBTS5は、R
L11および12の削除動作を行ない、"Radio Link De
letion Response"メッセージ703をRNC4へ送信し
て完了したことを通知する。"Radio Link Reconfigurat
ion Prepare"メッセージ702を受信したBTS6は、
RNC4に対し"Radio Link Reconfiguration Ready"メ
ッセージ704を送信して、無線リンクを再設定する準
備が完了したことを通知する。
【0069】また次に、"Radio Link Reconfiguration
Ready"メッセージ704を受信したRNC4は、BTS
6がRL11〜13を再設定する準備を完了したことを
知り、BTS6に対して"Radio Link Reconfiguration
Commit"メッセージ705を送信して、RL13を要求
されたマルチコール用に再設定する。
【0070】さらに、RNC4は、"Downlink Informat
ion per radio link list"情報600にRL13の情報
が設定されていてRL11および12の情報が設定され
ていない"Physical Channel Reconfiguration"メッセー
ジ706をUE7に対し送信する。UE7はこの"Physi
cal Channel Reconfiguration"メッセージ706を受信
すると、前述のとおり情報要素"Downlink Information
per radio link list"情報600を読み取る。そして、
接続中のRL11〜13のうち、この"Downlink Inform
ation per radio link list"情報600にその情報が含
まれていないRL11および12を削除する動作を行な
うとともに、所定の手順でRL13で用いられる物理チ
ャネルを再設定する。そして、RNC4に対し"Physica
l Channel Reconfiguration Complete"メッセージ70
7を送信する。これにより、データ通信に加え新規RA
Bを用いたサービスが始められ、マルチコール接続が完
了する(708)。
【0071】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLのうち、一部のRLについて再設定する無
線リソースを確保できない場合でもマルチコールの接続
が可能となり、マルチコールに対する呼損率を低くする
ことができる。
【0072】また、RNC4とUE7間の手順におい
て、"Active Set Update"手順を不要とすることによ
り、RNC4からUE7への"Active Set Update"メッ
セージ、UE7からRNC4への"Active Set Update C
omplete"メッセージを送信しないので、無線リソースの
有効利用が図れる。
【0073】さらに、移動端末にソフトウエアの変更で
実現可能な機能を追加するだけなので、実施が容易であ
る。
【0074】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4を説明する。本実施の形態4は、マルチコールを受け
付けた後、無線リソースの足りないRL11および12
を解放し、無線リソースの足りているRL13を再設定
する手順について、さらに異なる方法を示すものであ
る。上記実施の形態3では、RNC4はUE7に対する
RLの再設定を、物理チャネルの再設定を指示する"Phy
sical Channel Reconfiguration"手順を用いて行なって
いるが、本実施の形態4は、"Transport Channel Recon
figuration"手順を用いて行なう。この場合、UE7に
は、図8に示す情報要素で構成されている"Transport C
hannel Reconfiguration"メッセージをRNC4から受
信すると、接続中のRLのうち、情報要素"Downlink In
formation per radio link list"情報800にその情報
が含まれていないRLを削除するという機能を追加す
る。
【0075】具体的な手順は図9に示すシーケンス図の
とおりであり、符号900、901、・・・、905で示
す手順またはメッセージは、それぞれ図7の700、7
01、・・・、705と同様であるので説明を省略する。
RNC4はメッセージ905を送信した後、"Downlink
Information per radio link list"情報800にRL1
3の情報が設定されていてRL11および12の情報が
設定されていない"Transport Channel Reconfiguratio
n"メッセージ906をUE7に対し送信する。UE7は
この"Transport Channel Reconfiguration"メッセージ
906を受信すると、前述のとおり接続中のRL11〜
13のうち、情報要素"Downlink Information per radi
o link list"情報800にその情報が含まれていないR
L11および12を削除する動作を行なうとともに、所
定の手順でRL13で用いられるトランスポートチャネ
ルを再設定する。そして、RNC4に対し"Transport C
hannel Reconfiguration Complete"メッセージ907を
送信する。これにより、データ通信に加え新規RABを
用いたサービスが始められ、マルチコール接続が完了す
る(908)。
【0076】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLのうち、一部のRLについて再設定する無
線リソースを確保できない場合でもマルチコールの接続
が可能となり、マルチコールに対する呼損率を低くする
ことができる。
【0077】また、RNC4とUE7間の手順におい
て、"Active Set Update"手順を不要とすることによ
り、RNC4からUE7への"Active Set Update"メッ
セージ、UE7からRNC4への"Active Set Update C
omplete"メッセージを送信しないので、無線リソースの
有効利用が図れる。
【0078】さらに、移動端末にソフトウエアの変更で
実現可能な機能を追加するだけなので、実施が容易であ
る。
【0079】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5を説明する。本実施の形態5は、マルチコールを受け
付けた後、無線リソースの足りないRL11および12
を解放し、無線リソースの足りているRL13を再設定
する手順のうち、特にRNC−BTS間の手順について
異なる方法を示すものである。上記実施の形態1乃至4
では、RNC4−BTS6間のNBAPによるRL再設
定手順として同期手順を用いているが、これを非同期手
順を用いて行なう。例えば、上記実施の形態3の手順に
おいて本非同期手順を用いた場合の具体的な手順を、図
10に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0080】図において、符号1000、1001、1
003、1005〜1007で示す手順またはメッセー
ジは、それぞれ図7の700、701、703、706
〜708と同様であるので説明を省略する。RNC4は
BTS6に対しRLの再設定を指示する際、"Radio Lin
k Reconfiguration Request"メッセージ1002を送信
する。BTS6はこのメッセージ1002を受信する
と、指定されたRLの再設定を行ない、"Radio Link Re
configuration Response"メッセージ1004をRNC
4へ送信する。
【0081】非同期手順を用いた場合、同期手順と比較
して設定できるRLのパラメータが少なくなるが、本発
明のマルチコール接続を行なう情報は設定でき問題は生
じない。したがって、上記の非同期手順を用いることに
より、RNC4とBTS6間の手順においてRNC4か
らBTS6へ送信するメッセージが削減され、リソース
の有効利用が図れるという効果を生じる。
【0082】実施の形態6.次に、本発明の実施の形態
6を、図を用いて説明する。本実施の形態6に係るW−
CDMA通信システムのシステム構成は、図1に示すも
のと同一であるため説明を省略する。
【0083】図1において、14はUE7のユーザに対
し、すでに接続されているRL11〜13を用いてサー
ビスを提供しているRABであり、15は追加で要求さ
れたサービスを提供するRABである。これらのRAB
は、提供するサービス、保証する品質等により決定され
るトラヒッククラスを属性として有している。トラヒッ
ククラスは例えば、"Conversational"、"Streaming"、"
Background"に分類され、それぞれ「音声通信サービ
ス」、「映像などの配信サービス」等、「ウェブアクセ
ス(データ通信サービス)」等のサービスが対応する。
このうち、"Streaming"と"Background"の違いは、保証
レートの有無であり、"Background"では、レート保証を
行なわない。このようなトラヒッククラスの性質に基づ
き、それぞれの優先度を図11に示すように定める。す
なわち、"Conversational"を優先度「高」、"Streamin
g"を優先度「中」、"Background"を優先度「低」とす
る。
【0084】次に動作を、図12を用いて説明する。U
E7はRL11〜13の3つの無線リンクを接続して、
BTS5および6に対しソフトハンドオーバ状態となっ
ており、RAB14を用いて通信を行なっている。ま
ず、ステップST101において、UE7が既に設定さ
れたRAB14によるサービスを受けながら新たに追加
サービスを受けるべく、新規RABの設定を要求する
(マルチコールの要求を行なう)。このマルチコール要
求を受け付けたRNC4は、無線リソースの空きを検知
し、RL11〜13すべてをマルチコール用に再設定す
るための無線リソースを確保できるか判断する(ステッ
プST102)。
【0085】その結果、RL11〜13をすべて再設定
可能な無線リソースを確保できると判断すると、RNC
4はNBAPプロトコルを用いて、BTS5および6に
対し現在接続中であるRL11〜13全ての無線リンク
を要求されたマルチコール用に再設定し、RRCプロト
コルを用いてUE7に対し物理チャネルの再設定を行な
う(ステップST103)。そしてRL11〜13に新
規RABを設定し、要求されたマルチコールの接続を完
了する(ステップST109)。
【0086】一方、無線リソースの空き検知の結果、R
L11〜13のすべてを再設定するだけの無線リソース
は確保できないと判断すると、ステップST104へ進
み、追加で要求されたRABのトラヒッククラスを検知
してその優先度が「中」以上かを判断する。そして、検
知されたトラヒッククラスが"Conversational"または"S
treaming"であり、優先度が前述のとおり「高」または
「中」と判断されるとステップST105へ進み、ま
た、検知されたトラヒッククラスが"Background"であ
り、優先度が「低」と判断されるとステップST106
へ進む。ステップST106へ進んだ場合は、マルチコ
ールの受け付けをNGとし、新規RABの設定を行なわ
ず処理を終了する(ステップST107)。
【0087】ステップST105では、1つ以上のRL
を再設定するだけの無線リソースが確保できるかを判断
する。1つのRLを再設定する無線リソースをも確保で
きないとの否定的判断をした場合は、ステップST10
6、ステップST107と進み、新規RABの設定を行
なわず処理を終了する。ステップST105において、
肯定的判断がなされた場合、例えば、BTS6のセル1
0とUE7間で使用可能な無線リソースには空きがあ
り、RL13を再設定するだけの無線リソースを確保で
き、BTS5のセル8とUE7間、BTS5のセル9と
UE7間それぞれで使用可能な無線リソースには空きが
なく、RL11、RL12を再設定するだけの無線リソ
ースを確保できないと判断した場合は、ステップST1
08へ進み、本発明におけるマルチコール処理を実施す
る。すなわち、RNC4は、RRCプロトコルを用いて
UE7に対し、NBAPプロトコルを用いてBTS5に
対し、現在接続中であるRL11および12を解放する
ように指示する。また、BTS6に対しては、NBAP
プロトコルを用いて現在接続中であるRL13を要求さ
れたマルチコール用に再設定する。そして、RL13の
再設定が完了した後、RNC4はRRCプロトコルを用
いてUE7に対し物理チャネルの再設定を行なうことで
RL13に新規のRAB15を設定し、要求されたマル
チコールの接続を完了する(ステップST109)。
【0088】上記ステップST108の具体的手順とし
ては、本発明の実施の形態1において図3を用いて説明
した手順、実施の形態2において図5を用いて説明した
手順、実施の形態3において図7を用いて説明した手
順、または実施の形態4において図9を用いて説明した
手順などを採用することができる。
【0089】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLのうち、一部のRLについて再設定する無
線リソースを確保できない場合でも、優先度の高いサー
ビスの追加を要求するマルチコールに対する呼損率を低
くすることができる。
【0090】また、接続中の複数のRLのうち、一部の
RLについて再設定する無線リソースを確保できず、か
つマルチコールで追加要求されるサービスの優先度が低
い場合には、マルチコールの接続を行なわないことで接
続中のサービスの受信品質が不要に低下することを防止
できる。
【0091】実施の形態7.次に、本発明の実施の形態
7を、図を用いて説明する。本実施の形態7に係るW−
CDMA通信システムのシステム構成は、図1に示すも
のと同一であるため説明を省略する。
【0092】図1において、14はUE7のユーザに対
し、すでに接続されているRL11〜13を用いてサー
ビスを提供しているRABであり、15は追加で要求さ
れたサービスを提供するRABである。これらのRAB
は、提供するサービス、保証する品質等により決定され
るトラヒッククラスを属性として有している。トラヒッ
ククラスは例えば、"Conversational"、"Streaming"、"
Background"に分類され、それぞれ「音声通信サービ
ス」、「映像などの配信サービス」等、「ウェブアクセ
ス(データ通信サービス)」等のサービスが対応する。
このうち、"Streaming"と"Background"の違いは、保証
レートの有無であり、"Background"では、レート保証を
行なわない。このようなトラヒッククラスの性質に基づ
き、それぞれの優先度を図11に示すように定める。す
なわち、"Conversational"を優先度「高」、"Streamin
g"を優先度「中」、"Background"を優先度「低」とす
る。
【0093】次に動作を、図13を用いて説明する。U
E7はRL11〜13の3つの無線リンクを接続して、
BTS5および6に対しソフトハンドオーバ状態となっ
ており、RAB14を用いて通信を行なっている。ま
ず、ステップST201において、UE7が既に設定さ
れたRAB14によるサービスを受けながら新たに追加
サービスを受けるべく、新規RABの設定を要求する
(マルチコールの要求を行なう)。このマルチコール要
求を受け付けたRNC4は、無線リソースの空きを検知
し、RL11〜13すべてをマルチコール用に再設定す
るための無線リソースを確保できるか判断する(ステッ
プST202)。
【0094】その結果、RL11〜13をすべて再設定
可能な無線リソースを確保できると判断すると、RNC
4はNBAPプロトコルを用いて、BTS5および6に
対し現在接続中であるRL11〜13全ての無線リンク
を要求されたマルチコール用に再設定し、RRCプロト
コルを用いてUE7に対し物理チャネルの再設定を行な
う(ステップST203)。そしてRL11〜13に新
規RABを設定し、要求されたマルチコールの接続を完
了する(ステップST212)。
【0095】一方、無線リソースの空き検知の結果、R
L11〜13のすべてを再設定するだけの無線リソース
は確保できないと判断すると、追加で要求された新規R
ABのトラヒッククラスを検知して、その優先度が接続
中の既存RAB14の優先度にくらべ高いかを判断する
(ステップST204)。そして、例えば検知された新
規RABのトラヒッククラスが"Conversational"で優先
度「高」、または"Streaming"で優先度「中」であり、
既存RABのトラヒッククラスが"Background"で優先度
「低」であれば、肯定的判断がなされステップST20
5へ進む。また、新規RABの優先度が既存RABの優
先度と同じ、もしくは低い場合は、否定的判断がなされ
ステップST206へ進む。ステップST206へ進ん
だ場合は、マルチコールの受け付けをNGとし、新規R
ABの設定を行なわず処理を終了する(ステップST2
07)。
【0096】ステップST205では、1つ以上のRL
を再設定するだけの無線リソースが確保できるかを判断
する。ステップST205において、肯定的判断がなさ
れた場合は、ステップST208へ進み、本発明におけ
るマルチコール処理を実施する。すなわち、無線リソー
スを確保できずマルチコール用に再設定できないRLを
解放し、無線リソースを確保できたRLを要求されたマ
ルチコール用に再設定する。そして、新規RABを設定
し、要求されたマルチコールの接続を完了する(ステッ
プST212)。
【0097】上記ステップST208の具体的手順とし
ては、本発明の実施の形態1において図3を用いて説明
した手順、実施の形態2において図5を用いて説明した
手順、また、実施の形態3において図7を用いて説明し
た手順、または実施の形態4において図9を用いて説明
した手順などを採用することができる。
【0098】一方、ステップST205において、1つ
のRLを再設定する無線リソースをも確保できないとの
否定的判断をした場合は、ステップST209へ進む。
そして、接続中の既存RAB14を切断してRLを解放
した場合に、無線リソースを確保して要求されている新
規RABを設定することが可能かを判断する。ここで、
否定的判断をした場合は、ステップST206、ステッ
プST207と進み、新規RABの設定を行なわず処理
を終了する。肯定的判断をした場合は、既存RAB14
を切断してRL11〜13を一旦解放し(ステップST
210)、RL11〜13を新規に接続して新規RAB
15を設定し(ステップST211)、処理を完了する
(ステップST212)。
【0099】尚、本実施の形態7では、接続中の既存R
ABはRAB14のみであったが、複数ある場合はST
204において、それぞれと新規RABの優先度を輸画
する。そして、少なくとも1つの既存RABより優先度
が高ければ、ST205へ進む。また、ST210で解
放する既存RABは、優先度の一番低いものとすればよ
い。
【0100】上記により、ソフトハンドオーバ状態にあ
るUEに対しマルチコールの要求が発生した際、接続中
の複数のRLをマルチコール用に再設定する無線リソー
スを確保できない場合でも、接続中のサービスと新規に
要求されたサービスのうち優先度の高いサービスを優先
的に接続し、ユーザの利便性を向上することが可能にな
る。
【0101】また、接続中の全てのRLをマルチコール
用に再設定する無線リソースを確保できず、かつマルチ
コールで追加要求されるサービスの優先度が接続中のサ
ービスの優先度より低い場合には、マルチコールの接続
を行なわないことで接続中の優先度が高いサービスの受
信品質が不要に低下することを防止できる。
【0102】尚、上記実施の形態1乃至7において、マ
ルチコールの要求はUEから行なわれているが、これに
限らずネットワーク側から行なわれる場合も同様の方法
を実施でき、かつ同様の効果を得ることができる。
【0103】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る無線制御装置の呼接続方法は、少なくとも一つの無線
リンクをマルチコール用に再設定し、その他の無線リン
クを解放するようにしたので、ソフトハンドオーバ時の
マルチコール要求に対する呼損率を低くすることでき
る。
【0104】また、この発明の請求項2に係る無線制御
装置の呼接続方法は、無線リソースの空きが足りない場
合にその無線リソースを使用する無線リンクを解放する
ようにしたので、ソフトハンドオーバ時のマルチコール
要求に対する呼損率を低くでき、かつ不要な受信品質の
低下を防ぐことができる。
【0105】また、この発明の請求項3に係る無線制御
装置の呼接続方法は、無線リソースの空きが足りない場
合にその無線リソースを使用する無線リンクのみを解放
し、それ以外の無線リンクをすべて再設定するようにし
たので、ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求に対
する呼損率を低くでき、かつ不要な受信品質の低下をさ
らに防ぐことができる。
【0106】また、この発明の請求項4、5および6に
係る無線制御装置の呼接続方法は、無線リンクの解放を
移動端末へ指示する手順を減らしたので、ソフトハンド
オーバ時のマルチコール要求に対する呼損率を低くで
き、かつ無線リソースを有効利用することができる。
【0107】また、この発明の請求項7に係る無線制御
装置の呼接続方法は、無線リンクの解放を基地局へ指示
する手順を非同期手順としたので、ソフトハンドオーバ
時のマルチコール要求に対する呼損率を低くでき、かつ
無線制御装置−基地局間のリソースを有効利用すること
ができる。
【0108】また、この発明の請求項8および9に係る
無線制御装置の呼接続方法は、追加呼の優先度が高い場
合に、少なくとも一つの無線リンクをマルチコール用に
再設定し、その他の無線リンクを解放するようにしたの
で、ソフトハンドオーバ時の優先度の高いマルチコール
要求に対する呼損率を低くすることができる。
【0109】また、この発明の請求項10に係る無線制
御装置の呼接続方法は、無線リソースの空きが足りな
く、かつ追加呼の優先度が高い場合に、その無線リソー
スを使用する無線リンクを解放するようにしたので、ソ
フトハンドオーバ時の優先度の高いマルチコール要求に
対する呼損率を低くでき、かつ不要な受信品質の低下を
防ぐことができる。
【0110】また、この発明の請求項11に係る無線制
御装置の呼接続方法は、接続中の呼より追加呼の優先度
が高い場合に、接続中の呼を切断し追加呼を接続するよ
うにしたので、ソフトハンドオーバ時のマルチコール要
求に対し、優先度の高い呼の呼損率を低くすることがで
きる。
【0111】また、この発明の請求項12に係る無線制
御装置の呼接続方法は、無線リソースの空きが足りな
く、かつ接続中の呼より追加呼の優先度が高い場合に、
接続中の呼を切断し追加呼を接続するようにしたので、
ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求に対し、優先
度の高い呼の呼損率を低くでき、かつ不要な受信品質の
低下を防ぐことができる。
【0112】さらに、この発明の請求項13および14
に係る移動端末の呼接続方法は、チャネル設定用メッセ
ージに基づき、少なくとも一つの無線リンクをマルチコ
ール用に再設定し、その他の無線リンクを解放するよう
にしたので、ソフトハンドオーバ時のマルチコール要求
に対する呼損率を低くでき、かつ容易に無線リソースを
有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る通信システムの
システム構成図である。
【図2】 チャネライゼーションコードの依存関係を示
すコードツリー図である。
【図3】 本発明の実施の形態1のマルチコール接続手
順を示すシーケンス図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係るメッセージの情
報要素を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2のマルチコール接続手
順を示すシーケンス図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るメッセージの情
報要素を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3のマルチコール接続手
順を示すシーケンス図である。
【図8】 本発明の実施の形態4に係るメッセージの情
報要素を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態4のマルチコール接続手
順を示すシーケンス図である。
【図10】 本発明の実施の形態5のマルチコール接続
手順を示すシーケンス図である。
【図11】 本発明の実施の形態6に係るトラヒックク
ラスの優先度を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態6の動作を示すフロー
チャートである。
【図13】 本発明の実施の形態7の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】 従来の通信システムのシステム構成図であ
る。
【図15】 従来のマルチコール接続手順を示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
4 RNC(無線制御装置) 5、6 BTS(基地局) 7 UE(移動端末) 11〜13 RL(無線リンク) 14、15 RAB(無線アクセスベアラ) 506 物理チャネル設定用メッセージ(Physical Cha
nnel Reconfiguration) 600 物理チャネル情報 706 物理チャネル設定用メッセージ(Physical Cha
nnel Reconfiguration) 800 トランスポートチャネル情報 906 トランスポートチャネル設定用メッセージ(Tr
ansport Channel Reconfiguration)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA11 AA25 BB04 BB21 DD11 DD57 EE02 EE10 EE16 EE24 HH01 HH07 JJ04 JJ11 JJ31

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの移動端末と基地局との間に一つの
    呼を接続する複数の無線リンクを設定する第1ステッ
    プ、 前記呼に追加される追加呼の接続要求を受付ける第2ス
    テップ、 前記複数の無線リンクのうち、少なくとも一つの無線リ
    ンクを前記呼と前記追加呼をともに接続するように再設
    定し、その他の無線リンクを解放する第3ステップを含
    む無線制御装置の呼接続方法。
  2. 【請求項2】 前記移動端末と前記基地局間における無
    線リソースの空きを検知する第4ステップをさらに含
    み、 前記第4ステップで検知された前記無線リソースの空き
    が所定量に足りない場合、前記第3ステップにおいて当
    該空きの足りない無線リソースを使用する無線リンクを
    解放することを特徴とする請求項1に記載の無線制御装
    置の呼接続方法。
  3. 【請求項3】 前記第4ステップで検知された前記無線
    リソースの空きが所定量に足りない場合、前記第3ステ
    ップにおいて当該空きの足りない無線リソースを使用す
    る無線リンクのみを解放し、それ以外の無線リンクをす
    べて前記呼と前記追加呼をともに接続するように再設定
    することを特徴とする請求項2に記載の無線制御装置の
    呼接続方法。
  4. 【請求項4】 前記第3ステップは、無線リンクの解放
    を前記移動端末へ指示するステップを含み、解放する無
    線リンク情報を含む物理チャネル設定用メッセージの通
    知により前記指示を行なうことを特徴とする請求項1に
    記載の無線接続装置の呼接続方法。
  5. 【請求項5】 前記第3ステップは、無線リンクの解放
    を前記移動端末へ指示するステップを含み、再設定する
    無線リンクのみに対応する物理チャネル情報を含む物理
    チャネル設定用メッセージの通知により前記指示を行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の呼接続方法。
  6. 【請求項6】 前記第3ステップは、無線リンクの解放
    を前記移動端末へ指示するステップを含み、再設定する
    無線リンクのみに対応するトランスポートチャネル情報
    を含むトランスポートチャネル設定用メッセージの通知
    により前記指示を行なうことを特徴とする請求項1に記
    載の無線接続装置の呼接続方法。
  7. 【請求項7】 前記第3ステップは、無線リンクの解放
    を前記基地局へ指示するステップを含み、非同期手順に
    より前記指示を行なうことを特徴とする請求項1に記載
    の無線接続装置の呼接続方法。
  8. 【請求項8】 前記追加呼の優先度を判断する第4ステ
    ップをさらに含み、 前記第4ステップで前記追加呼の優先度が高いと判断さ
    れた場合、前記第3ステップにおいて前記複数の無線リ
    ンクのうち、少なくとも一つの無線リンクを前記呼と前
    記追加呼をともに接続するように再設定し、その他の無
    線リンクを解放することを特徴とする請求項1に記載の
    無線接続装置の呼接続方法。
  9. 【請求項9】 前記第4ステップは、前記呼の優先度と
    相対的に前記追加呼の優先度を判断することを特徴とす
    る請求項8に記載の無線接続装置の呼接続方法。
  10. 【請求項10】 前記移動端末と前記基地局間における
    無線リソースの空きを検知する第5ステップをさらに含
    み、 前記第5ステップで検知された前記無線リソースの空き
    が所定量に足りない場合に前記第4ステップにおいて追
    加呼の優先度を判断し、前記追加呼の優先度が高いと判
    断された場合、前記第3ステップにおいて当該空きの足
    りない無線リソースを使用する無線リンクを解放するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の無線制御装置の呼接続
    方法。
  11. 【請求項11】 一つの移動端末と基地局との間に呼を
    接続する複数の無線リンクを設定する第1ステップ、 前記呼に追加される追加呼の接続要求を受付ける第2ス
    テップ、 前記呼と前記追加呼の優先度を比較する第3ステップ、 前記第3ステップで当該追加呼の優先度が相対的に高い
    と判断された場合、前記呼を切断し前記追加呼を接続す
    るように無線リンクを再設定する第4ステップを含む無
    線制御装置の呼接続方法。
  12. 【請求項12】 前記移動端末と前記基地局間における
    無線リソースの空きを検知する第4ステップをさらに含
    み、 前記第4ステップで検知された前記無線リソースの空き
    が所定量に足りない場合、前記第3ステップにおいて追
    加呼の優先度を判断することを特徴とする請求項11に
    記載の無線制御装置の呼接続方法。
  13. 【請求項13】 基地局との間に一つの呼を接続する複
    数の無線リンクを設定する第1ステップ、 前記呼に追加される追加呼の接続を要求する第2ステッ
    プ、 前記複数の無線リンクのうち再設定する無線リンクに対
    応するチャネル情報を含むチャネル設定用メッセージを
    受信する第3ステップ、 前記第3ステップで受信したメッセージに基づき、前記
    複数の無線リンクのうち少なくとも一つの無線リンクを
    前記呼と前記追加呼をともに接続するように再設定し、
    その他の無線リンクを解放する第4ステップを含む移動
    端末の呼接続方法。
  14. 【請求項14】 前記チャネル情報は、物理チャネル情
    報またはトランスポートチャネル情報であることを特徴
    とする請求項13に記載の移動端末の呼接続方法。
JP2002070333A 2002-03-14 2002-03-14 無線制御装置および移動端末の呼接続方法 Pending JP2003274437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070333A JP2003274437A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 無線制御装置および移動端末の呼接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002070333A JP2003274437A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 無線制御装置および移動端末の呼接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003274437A true JP2003274437A (ja) 2003-09-26

Family

ID=29200934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002070333A Pending JP2003274437A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 無線制御装置および移動端末の呼接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003274437A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079097A1 (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 通信システム、通信装置、通信端末並びに通信方法
JP2008532412A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 ノキア コーポレイション デュアル転送モード時における移動局の専用および共用リソースのハンドオーバ方法
WO2009041649A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Ntt Docomo, Inc. 無線通信システム及び無線通信方法
WO2009113622A1 (ja) * 2008-03-13 2009-09-17 京セラ株式会社 通信端末、通信システム、ハンドオーバ処理方法、および、プログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079097A1 (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 通信システム、通信装置、通信端末並びに通信方法
US7352698B2 (en) 2004-02-13 2008-04-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Communications system, communications apparatus, communications terminal and communications method
US8699331B2 (en) 2004-02-13 2014-04-15 Blackberry Limited Communications system, communications apparatus, communications terminal and communications method
JP2008532412A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 ノキア コーポレイション デュアル転送モード時における移動局の専用および共用リソースのハンドオーバ方法
WO2009041649A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Ntt Docomo, Inc. 無線通信システム及び無線通信方法
CN101810032A (zh) * 2007-09-28 2010-08-18 株式会社Ntt都科摩 无线通信系统以及无线通信方法
US8300604B2 (en) 2007-09-28 2012-10-30 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system and radio communication method
RU2489807C2 (ru) * 2007-09-28 2013-08-10 Нтт Докомо, Инк. Система и способ радиосвязи
WO2009113622A1 (ja) * 2008-03-13 2009-09-17 京セラ株式会社 通信端末、通信システム、ハンドオーバ処理方法、および、プログラム
JP5160633B2 (ja) * 2008-03-13 2013-03-13 京セラ株式会社 通信端末、通信システム、ハンドオーバ処理方法、および、プログラム
US8594045B2 (en) 2008-03-13 2013-11-26 Kyocera Corporation Communication terminal, communication system, handover process method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1234415B1 (en) Dynamic upgrade of quality of service in a packet switched network
US6738625B1 (en) Rehoming and resource sharing in communications networks
JP5221526B2 (ja) システム間ハンドオーバの場合に端末のpdpコンテキストを転送する装置及び方法
JP4268634B2 (ja) ワイヤレス通信システムにおいてtddとfddとの間でのリソース割り当てを統合する方法及びシステム
RU2420041C2 (ru) Передача управляющей информации в системе мобильной связи
US6944452B2 (en) Apparatus and method for hard handoff of data packet transmissions
EP1677563A1 (en) Channel assignment based on service type and wireless communication environment
US7613461B2 (en) Station side apparatus, resource allocating method in station side apparatus and mobile communication system
US20070298803A1 (en) Radio network system, radio base station and handover control method used for the same
US7308271B2 (en) Mobile communication control method and radio network controller
JP2004502378A (ja) 通信システムにおける無線アクセス・ベアラーの再構成方法
JP4597385B2 (ja) 同方向通話をセットアップする方法と装置
KR20070015572A (ko) 구성 메시지를 이용하여 무선 통신망에 있어서의 데이터전송을 위한 서비스 품질의 제어
EP1868395A1 (en) Network selection
CN101583165B (zh) 保证分组交换域数据无损传输的制式间切换方法及装置
WO2012152130A1 (zh) 承载处理方法及装置
CN101795442A (zh) 移动通信系统中承载建立的方法
CN1640177B (zh) 蜂窝移动无线系统中改进服务质量管理的方法和设备
KR100790074B1 (ko) 휴대단말기의 호 연결방법
JP4737459B2 (ja) 移動通信システム、無線ネットワーク制御装置、および負荷分散方法
JP2007507180A (ja) 無線通信システムにおいてtddとfddとの間でリソース配分を統合するための方法およびシステム
JP2003274437A (ja) 無線制御装置および移動端末の呼接続方法
EP1718099A2 (en) Method for controlling service priority in radio communication network, radio communication system, radio control apparatus, terminal unit and core network
WO2006037664A2 (en) Method for managing communication sessions and related devices
JP2002354533A (ja) 基地局装置、無線ネットワーク制御装置、および呼設定制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040706