JP3796408B2 - 接続を確立する方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、移動ネットワークのようなテレコミュニケーションネットワークにおいて接続を確立する方法及びシステムに係る。
【0002】
【背景技術】
近年、固定ネットワークに接続することのできるマルチメディア電話ターミナルが開発されている。これらのターミナルは、音声帯域のネットワーク接続を経て2つのマルチメディア電話ターミナル間にリアルタイム映像、音声又はデータ或いはそれらを任意に組合せて供給する。通信は、一方向であっても両方向であってもよい。2つ以上のターミナル間で個別のマルチポイント制御ユニット(MCU)を使用してマルチポイント通信することも可能となっている。更に、マルチメディア電話ターミナルは、PC又はワークステーションに一体化することもできるし、或いはスタンドアローンユニットとすることもできる。
【0003】
移動無線ネットワークにおいてこのようなビジュアル電話システムとインターワーキングすることがITU−Tビデオ/マルチメディア推奨勧告H.324/Mに規定されている。
しかしながら、一般に、発呼者は、被呼者のターミナルが、希望するコールの基礎となる接続形式をサポートするかどうかを前もって知らない。従って、被呼者のターミナルが、希望する接続形式、例えば、マルチメディア接続をサポートしない場合に、不都合なエラー処理や切断が生じることになる。
【0004】
【発明の開示】
それ故、本発明の目的は、能力の不一致によるエラー処理や切断を防止することのできる接続確立方法及びシステムを提供することである。
この目的は、テレコミュニケーションネットワーク内で第1形式の接続を確立するための方法において、上記第1形式の接続について被呼者とのハンドシェーク処理を実行し、第2形式の接続を決定し、上記ハンドシェーク処理の結果をチェックし、そしてチェック段階の結果が、ハンドシェーク処理が不成功であったことを指示するときに、第2形式の接続を確立するという段階を含む方法によって達成される。
【0005】
更に、上記目的は、テレコミュニケーションネットワーク内で第1形式の接続を確立するためのシステムにおいて、上記第1形式の接続について被呼者とのハンドシェーク処理を実行するネゴシエーション手段と、第2形式の接続を決定する決定手段と、上記ハンドシェーク処理の結果をチェックするチェック手段と、上記チェック手段のチェック結果に応答して、第2形式の接続を確立するための接続制御手段とを備えたシステムにより達成される。
従って、フォールバック接続即ち第2形式の接続が決定され、被呼者によってサポートされる別の形式の接続、又はスピーチサービスのような別のサービスへの別の接続を、発呼者を切断せずに又はエンドターミナルにおいて時間のかかるエラー処理やメッセージ送信を行わずに、確立することのできるフォールバック解決策が提供される。
【0006】
第2形式の接続の決定は、発呼者と被呼者との間に配置されたネットワーク要素で実行される監視動作に基づいて達成することができる。このネットワーク要素は、次いで、第1形式の接続(例えばマルチメディアコール)から第2形式の接続(例えばスピーチコール)への接続フォールバックを行うことができる。
或いは又、ネットワーク要素は、コール確立のためのシグナリングを監視することにより、被呼者によりサポートされる少なくとも1つの形式の接続を第2形式の接続として決定してもよく、ここで、被呼者へのコールが、サポートされた形式の接続として再確立される。この決定結果は、発呼者へシグナリングされ、発呼者は、次いで、コール再確立動作を実行する。これにより、長い待機時間のためにコールがクリアされるおそれを排除することができる。
【0007】
ネットワーク要素は、テレコミュニケーションネットワークのインターワーキングユニットであるのが好ましい。
マルチメディア接続である第1形式の接続は、チェックの結果が、ハンドシェーク処理が成功であったことを指示し、即ち他の当事者が第1形式の接続をサポートすることを指示するときに、確立される。
ハンドシェーク処理は、移動ネットワークの移動交換センターに設けられたインターワーキングファンクションにより実行されるインターワーキング処理であるのが好ましい。
第1形式の接続は、ビデオ接続であり、そして移動ネットワークの移動ターミナルと固定ネットワークのネットワークターミナルとの間に確立される。
【0008】
第2形式の接続は、ハンドシェーク処理に基づいて決定するか又は他の当事者との別のハンドシェーク処理の実行により決定することができる。或いは又、第2形式の接続は、他の当事者のコール番号に基づいて決定することもできる。更に、第2形式の接続は、所定の優先順位に基づいて決定されてもよい。第2形式の接続は、スピーチ接続であってもよいし、或いは被呼者によりサポートされる他の形式の接続、例えば、マルチメディア接続やビデオ接続であってもよい。
最初に、HSCSD(高速回路交換データ)コールが他の当事者へ確立されてもよい。次いで、他の当事者は、第1形式の接続の要求を送信することによって応答する。
更に、チャンネルモード変更を遂行しそしてスイッチング手段においてスイッチングを切り換えることにより第2形式の接続を確立することもできる。
好ましくは、第1形式の接続を確立する装置は、移動交換センターであり、ネゴシエーション手段は、この移動交換センターに設けられたインターワーキングファンクションに対応する。
【0009】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、固定ネットワーク4と移動ネットワークとの間のマルチメディア接続に関連した好ましい実施形態に基づいて本発明を以下に説明する。
図1を参照すれば、マルチメディアエンドターミナル(TE5)は、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)等の固定ネットワーク4を経て、マルチメディア能力を有する移動ターミナル又は移動ステーション(MS1)に接続される。MS1は、ベースステーションサブシステム(BSS)2に無線接続され、そしてこのBSS2は、インターワーキングファンクションを有する移動交換センター(MSC/IWF)3に接続される。このインターワーキングファンクションは、移動ネットワークのプロトコル特徴を固定ネットワーク4のプロトコル特徴に適応させるために設けられる。
【0010】
本発明によれば、MSC/IWF3は、他の当事者がマルチメディアコールをサポートしない場合に確立される補助接続又はフォールバック接続を決定するように構成される。
図2は、本発明の好ましい実施形態によるMSC/IWF3の原理的なブロック図である。図2を参照すれば、MSC/IWF3は、要求された接続を確立するためにBSS2と固定ネットワーク4との間でスイッチング動作を行うための交換機31を備えている。この交換機31のスイッチング動作は、スイッチされる接続の設定及び確立を制御するように構成された接続制御ユニット34により制御される。
【0011】
更に、MSC/IWF3は、固定ネットワーク4を経てTE5のようなマルチメディアエンドターミナルとの相互動作を与えるインターワーキングファンクション(IWF)32を備えている。これは、移動ネットワークと固定ネットワーク4との間のトランスコード化、エラー処理適応及びレートマッチングを遂行するように構成される。更に、IWF32は、固定ネットワーク4への音声帯域チャンネルを設定するためにネゴシエーション処理も実行する。
好ましい実施形態によれば、IWF32は、フォールバック制御ユニット33に接続され、該制御ユニットは、IWF32により行われたネゴシエーションの結果をチェックし、そしてチェックの結果に応答して、マルチメディア接続及びフォールバック接続の一方を確立するように接続制御ユニット34を制御する。
【0012】
次に、図3を参照し、移動発信マルチメディア接続を確立するためにMSC/IWF3により遂行される処理について説明する。
最初に、MS1は、マルチメディアコール、例えば、H.324コールを要求し、そしてそれに対応する設定メッセージをMSC/IWF3へ送信し、このメッセージは、ステップS101において、MSC/IWF3により受信される。要求されたコールの形式は、例えば、設定メッセージのベアラ能力情報エレメント(BCIE)で指示される。
受信した設定メッセージに基づいて、MSC/IWF3は、マルチメディアコールをチェックし、そしてIWF32は、要求されたインターワーキングファンクションリソースを指定し、そして被呼者、例えば、TE5へのマルチメディア接続を設定するために固定ネットワーク4とのハンドシェーク即ちネゴシエーション処理をスタートする(ステップS102)。特に、ネゴシエーション処理は、ITU−T V.8、V.8bis又はV.140手順等である。
【0013】
次いで、フォールバック制御ユニット33は、ステップS103において、IWF32によって行われたネゴシエーションが成功であったかどうかチェックする。
フォールバック制御ユニット33が、ステップS103において、ネゴシエーションが成功であったと決定した場合には、交換機31を経てマルチメディアコールを接続するように接続制御ユニット34を制御する(ステップS104)。従って、IWF32と、被呼者、例えば、TE5との間には、モデム又はUDI(非制限デジタル情報)接続のような接続が確立される。
フォールバック制御ユニット33が、ステップS103において、ネゴシエーションが成功せず、即ち被呼者がマルチメディアコールをサポートしないと決定した場合には、別の形式の接続へのフォールバックをトリガーする(ステップS105)。別の形式の接続は、IWF32により実行されるネゴシエーション、又はIWF32の付加的なネゴシエーション、或いはフォールバック制御ユニット33により開始されたデフォールト設定(例えば、スピーチのようなフォールバックサービス)に基づいて決定される。
【0014】
その後に、接続制御ユニット34は、フォールバック手順を実行して、実際のコールを別のサービスに切り換え、即ちMS1とMSC/IWF3との間の接続をスピーチサービスのような別のサービスにスイッチングするように制御される(ステップS106)。これは、MS1とMSC/IWF3との間のチャンネルのチャンネルモード変更、及びIWF32のリソースの対応する解除、それに続いてMSC/IWF3において交換機31によって行われるスイッチングの変更によって達成される。最終的に、コールは、フォールバック接続を経て接続され(ステップS107)、MS1は、コールを切断せずに又は時間のかかるエラー処理やメッセージ送信を実行せずに、補助又はフォールバックサービスに接続される。
次に、図4を参照し、移動着信マルチメディア接続の確立について説明する。
【0015】
最初に、設定メッセージ、例えば、初期アドレスメッセージ(IAM)が、マルチメディアターミナル、例えば、固定ネットワーク4のTE5から、MSC/IWF3により受信される(ステップS201)。この受信した初期アドレスメッセージと、移動ネットワークのホーム位置レジスタ(HLR)におそらく記憶された加入者関連サービス情報とに基づいて、MSC/IWF3又はIWF32は、マルチメディアコールをチェックし、そしてMSC/IWF3は、BSS2を経てMS1へコール設定メッセージを送信する(ステップS202)。特に、コールは、高速設定処理を与えるためにHSCSD(高速回路交換データ)コールとして最初に確立される。
MSC/IWF3からMS1への設定メッセージは、例えば、単一ナンバリング機構が使用される場合にはサービス定義を全く含まず、そして固定ネットワーク4からの設定メッセージは、いかなるサービス定義も含まない。
【0016】
次いで、MS1は、マルチメディアコール、例えば、H.324コールの要求メッセージを送信することによって応答し、ここで、要求されるコール形式は、受信したコール番号に依存する。次いで、MSC/IWF3は、ステップS203においてマルチメディアコールの要求メッセージを受け取り、そしてIWF32を制御し、それに対応するインターワーキングファンクションリソースを指定すると共に、固定ネットワーク4の被呼者との対応するハンドシェーク即ちネゴシエーション処理、例えば、V.8、V.8bis又はV.140ネゴシエーション或いはH.245−H.223メッセージ送信をスタートする(ステップS204)。
次いで、フォールバック制御ユニット33は、IWF32により行われたネゴシエーションが成功であったかどうかチェックする(ステップS205)。ネゴシエーションが成功であった場合には、フォールバック制御ユニット33は、交換機31を経て被呼者へのマルチメディア接続を確立するように接続制御ユニット34を制御する。
【0017】
フォールバック制御ユニット33が、ネゴシエーションが不成功であったと決定した場合には、フォールバック接続を、被呼者によりサポートされる別の形式の接続へトリガーする(ステップS207)。フォールバック接続は、被呼者のダイヤルされた番号に基づいて決定されるか、又は図3を参照して移動発信接続確立について述べたように得られてもよい。
決定されたフォールバック接続に基づいて、接続制御ユニット34は、ステップS208においてフォールバック手順を遂行し、フォールバック接続に対応する別のサービスへコールを切り換える。最終的に、コールはフォールバック接続に接続され(ステップS209)、そして移動着信コールが、各エンドターミナルに切断やエラー処理を伴わずに確立される。
【0018】
しかしながら、スピーチ接続への上記フォールバックは、遠端の当事者(例えば、TE5)が、MSC/IWF3がその遠端ターミナルの能力を検出又はチェックする間に、数秒待機しなければならないという問題を引き起こす。従って、遠端の当事者は、この待機時間中にコールを「故障」としてクリアすることがある。コール設定を拒絶したりコールをこのようにクリアしたりすると、いわゆる原因コードがMS1に送信され、問題の原因をユーザに通知する。
次に、図5を参照して、上記問題を防止することのできるコール再試み手順について説明する。
最初に、MS1は、マルチメディアコール、例えば、H.324コールを要求し、そしてそれに対応する初期アドレスメッセージ(IAM)をMSC/IWF3へ送信する(ステップS101)。IAMは、ステップS302において、MSC/IWF3により受信される。
【0019】
受信したIAMに基づき、MSC/IWF3は、コール設定手順を実行し(ステップS303)、そしてIWF32は、要求されたインターワーキングファンクションリソースを指定すると共に、固定ネットワーク4とのハンドシェーク即ちネゴシエーション処理をスタートし、被呼者、例えば、TE5へのマルチメディア接続を設定する(ステップS304)。
次いで、フォールバック制御ユニット33は、ステップS305において、IWF32で行われたネゴシエーションが成功であったかどうかチェックする。
フォールバック制御ユニット33が、ステップS305において、ネゴシエーションが成功であったと決定した場合には、交換機31を経てマルチメディアコールを接続するように接続制御ユニット34を制御する(ステップS306)。
【0020】
フォールバック制御ユニット33が、ステップS305において、ネゴシエーションが不成功であり、即ち被呼者がマルチメディアコールをサポートしないと決定した場合には、被呼者によりサポートされるコール形式を決定する(ステップS307)。サポートされるコール形式(1つ又は複数)は、IWF32と被呼者との間の設定ネゴシエーションに対する初期のインバンド又はアウトバンドシグナリングを監視及び分析することにより決定できる。
分析結果、即ち遠端当事者が何をサポートできるかの情報は、被呼者によりサポートされるコール形式を発呼者に通知するためにMS1へ送信される(ステップS308)。この送信は、既存の原因コードメカニズムを使用しそしてそれに対応する新たなパラメータ値を定義することにより実行できる。
【0021】
ステップS309においてこの情報を受信すると、MS1は、その受信した情報に基づき、例えば、遠端当事者によりサポートされると分かった新たなパラメータ値を使用して、コール再試み手順を開始する。従って、MS1は、被呼者によりサポートされると指示されたコール形式に対するコール確立を実行する(ステップS310)。これにより、おそらく、首尾良いコール再試みが達成されるであろう。
或いは又、サポートされたコール形式の上記分析の結果として、ネットワークそれ自体(例えば、MSC/IWF3)が遠端当事者に向かってコール再試みを実行してもよい。これは、分析の結果として得られる新たなパラメータに基づいてフォールバック制御ユニット33により開始される対応再試み手順をIWF32に設けることにより達成される。
【0022】
再試みメカニズムは、ネットワークの非適合性(例えば、UDIが要求されたが、RDI(限定デジタル情報)又は3.1kHzしかネットワークによりサポートされないか、或いはRDIが要求されたが、3.1kHzしかネットワークによりサポートされない)と、遠端ターミナルの非適合性(例えば、UDI/RDIが要求されたが、3.1kHz又はスピーチしか遠端ターミナルによってサポートされないか、或いは3.1kHzが要求されたが、スピーチしか遠端ターミナルによってサポートされない)の両方をカバーしてもよい。
従って、被呼者は、何も知らされずに不確実に何かが起きるのを待機する必要はない。実際に、待機は、コール設定の「呼び出し周期」中に発呼者により行われ、これは、コールが実際にスタートする前にコールをクリアするおそれを排除する。
MSC/IWF3により行われる処理は、CPUのようなマイクロプロセッサの制御プログラムにより実施されてもよく、この場合、各ブロック33及び34は、CPUに割り当てられたROMに設けられる対応ソフトウェア特徴に置き換えられることに注意されたい。
【0023】
更に、上述した好ましい実施形態において述べた接続確立処理は、異なる形式の接続をサポートするターミナルが接続されるいかなるテレコミュニケーションネットワークにおいて実行することもでき、そして移動ネットワークの移動交換センターに限定されるものではない。更に、フォールバック接続(即ち第2形式の接続)は、スピーチ接続に限定されず、マルチメディア接続であってもよいし又は被呼者によりサポートされるいかなる形式の接続であってもよい。
更に、フォールバック接続の決定は、上述した可能性の組合せによって行われてもよく、そして複数のフォールバック接続が決定される場合には所定の優先順位が割り当てられてもよい。
好ましい実施形態の上記説明及び添付図面は、本発明を例示するものに過ぎない。本発明の好ましい実施形態は、特許請求の範囲内で種々変更できる。
【0024】
要約すれば、本発明は、接続を確立するための方法及びシステムであって、第1形式の接続を確立するために他の当事者とのハンドシェーク処理を遂行するような方法及びシステムに係る。ハンドシェーク処理が成功であった場合には、第1形式の接続が確立される。ハンドシェーク処理が不成功であり、即ち他の当事者が第1形式の接続をサポートしない場合には、フォールバック手順をスタートして、コールを、接続確立中に決定された第2形式の接続へ切り換える。第2形式の接続への切り換えは、直接行われてもよいし、又はコール再試み手順に基づいて行われてもよい。従って、エンドターミナルにおける不都合な切断やエラー処理を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 固定ネットワーク4に接続された移動ネットワークの原理的なブロック図である。
【図2】 本発明の好ましい実施形態による移動交換センターの原理的なブロック図である。
【図3】 本発明の好ましい実施形態により移動発信マルチメディア接続を確立するための手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の好ましい実施形態により移動着信マルチメディア接続を確立するための手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の好ましい実施形態によりコール再試み手順に基づいてマルチメディア接続を確立するための別の手順を示すフローチャートである。

Claims (21)

  1. 異なるプロトコルと、インターワーキングファンクション(MSC,IWF)とを備えたテレコミュニケーションネットワーク内に接続を確立するための方法であって、上記インターワーキングファンクションは、発呼ターミナルとインターワーキングファンクションとの間及びインターワーキングファンクションと被呼ターミナルとの間の接続に使用するように異なるプロトコル特徴を適応させるものであり、
    上記方法が、
    a)第1プロトコル特徴を使用して第1形式の接続を確立するための要求を上記発呼ターミナルから上記インターワーキングファンクションにおいて受け取る段階と、
    b)インターワーキングファンクションと上記被呼ターミナルとの間の上記第1形式の接続に使用される上記第1プロトコル特徴に基づいて設定処理を遂行する段階であって、
    上記処理が上記インターワーキングファンクションにおいてリソースを予約し、ネゴシエーション処理を開始することで、被呼ターミナルへの上記接続を設定する段階と、
    c)第2形式の接続を決定する段階と、
    d)上記設定処理の結果をチェックする段階と、
    そしてこのチェック段階が、上記設定処理が不成功であったことを指示するときに、
    e)上記インターワーキングファンクションと上記被呼ターミナルとの間に上記第2形式の接続を確立し、そして上記発呼ターミナルとインターワーキングファンクションとの間の接続を上記第2形式の接続に切り換える段階と、
    を含む方法であって、
    上記決定段階c)は、上記発呼ターミナルと上記被呼ターミナルとの間に配置されたネットワーク要素(3)で実行される監視動作を含み、
    上記被呼ターミナルによってサポートされる少なくとも1つの形式の接続は、コール確立のためのシグナリングを監視することにより上記ネットワーク要素(3)における上記第2形式の接続として決定され、
    その決定結果に基づいて、切断されることなく、コールが再確立され、
    上記決定結果は上記発呼ターミナルへシグナリングされ、上記発呼ターミナルは、次いで、上記コール再確立動作を実行し、
    上記コール再確立は、インターワーキングファンクションにおけるリソースの開放と、チャンネルモード変更を含む、
    ことを特徴とする方法。
  2. 上記第1形式の接続は、マルチメディア接続である請求項1に記載の方法。
  3. 上記第2形式の接続は、スピーチ接続である請求項1または2に記載の方法。
  4. 上記チェック段階の結果が、上記設定処理が成功であったと指示するときには、上記第1形式の接続を確立する段階を更に含む請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
  5. 上記第1形式の接続は、ビデオ接続である請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 上記ネゴシエーション処理は、インターワーキング処理である請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 上記第1形式の接続は、移動ターミナル(1)と固定ネットワーク(4)のネットワークターミナル(5)との間の接続である請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 上記第2形式の接続は、上記被呼ターミナルのコール番号に基づいて決定される請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 上記第2形式の接続は、所定の優先順位に基づいて決定される請求項1乃至8のいずれかに記載の方法。
  10. 上記第1形式の接続は、ITU−T推奨勧告H.324に合致する請求項1乃至9のいずれかに記載の方法。
  11. 上記第2形式の接続は、上記チャンネルモード変更を遂行しそしてスイッチングを切り換えることにより確立される請求項1乃至10のいずれかに記載の方法。
  12. 上記被呼ターミナルへのHSCSDコールを確立する段階を更に含む請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
  13. 異なるプロトコルと、インターワーキングファンクション(MSC,IWF)とを備えたテレコミュニケーションネットワーク内に接続を確立するためのシステムであって、上記インターワーキングファンクションは、発呼ターミナルと上記インターワーキングファンクションとの間及び上記インターワーキングファンクションと被呼ターミナルとの間の接続に使用するように異なるプロトコル特徴を適応させるものであり、
    上記システムが、
    a)第1プロトコル特徴を使用して第1形式の接続を確立するための要求を上記発呼ターミナルから上記インターワーキングファンクションにおいて受け取る手段と、
    b)インターワーキングファンクションと上記被呼ターミナルとの間の上記第1形式の接続に使用される上記第1プロトコル特徴に基づいて設定処理を遂行する手段であって、
    上記処理が上記インターワーキングファンクションにおいてリソースを予約し、ネゴシエーション処理を開始することで、被呼ターミナルへの上記接続を設定する手段と、
    c)第2形式の接続を決定する決定手段(33)と、
    d)上記設定処理の結果をチェックするチェック手段(33)と、
    そしてこのチェック手段が、上記設定処理が不成功であったことを指示するときに、
    e)上記インターワーキングファンクションと上記被呼ターミナルとの間に上記第2形式の接続を確立し、そして上記発呼ターミナルとインターワーキングファンクションとの間の接続を上記第2形式の接続に切り換える接続制御手段(34;1)と、
    を備えるシステムであって、
    上記決定手段(33)が、上記発呼ターミナルと上記被呼ターミナルとの間に配置されたネットワーク要素(3)において提供され、監視動作を実行するように適合されており、
    上記決定手段(33)が、上記被呼ターミナルによってサポートされる少なくとも1つの形式の接続は、コール確立のためのシグナリングを監視することにより上記ネットワーク要素(3)における上記第2形式の接続として決定するように適合されており、
    上記システムが、その決定結果に基づいて、切断されることなく、コールが再確立されるように適合されており、
    上記システムが、上記決定結果を上記発呼ターミナルへシグナリングするように適合され、上記発呼ターミナルは、次いで、上記コール再確立動作を実行するように適合されており、
    上記コール再確立は、インターワーキングファンクションにおけるリソースの開放と、チャンネルモード変更を含む、
    ことを特徴とするシステム。
  14. 上記接続制御手段(1)は、上記発呼ターミナルに配置され、そして上記決定結果は、上記決定手段により上記発呼ターミナルへシグナリングされる請求項13に記載のシステム。
  15. 上記第1形式の接続は、マルチメディア接続である請求項13また14に記載のシステム。
  16. 上記第2形式の接続は、スピーチ接続である請求項13乃至15のいずれかに記載のシステム。
  17. 上記ネットワーク要素はインターワーキングユニット(3)である請求項13乃至16のいずれかに記載のシステム。
  18. 上記インターワーキングユニット(3)は、上記第1形式の接続をチェックするように構成される請求項17に記載のシステム。
  19. 上記決定手段(33)は、上記被呼ターミナルのコール番号に基づいて上記第2形式の接続を決定するように構成される請求項13乃至18のいずれかに記載のシステム。
  20. 上記決定手段(33)は、所定の優先順位に基づいて上記第2形式の接続を決定するように構成される請求項13乃至19のいずれかに記載のシステム。
  21. 異なるプロトコルと、インターワーキングファンクション(MSC,IWF)とを備えたテレコミュニケーションネットワーク内に接続を確立するための方法であって、上記インターワーキングファンクションは、発呼ターミナルとインターワーキングファンクションとの間及びインターワーキングファンクションと被呼者との間の接続に使用するように異なるプロトコル特徴を適応させるものであり、
    上記方法は、
    a)第1プロトコル特徴を使用して第1形式の接続(マルチメディア接続)を確立するための要求をターミナルからインターワーキングファンクションにおいて受け取り、
    b)インターワーキングファンクションと被呼者との間の第1形式の接続に使用される第1プロトコル特徴に基づいて設定処理を遂行し、
    c)第2形式の接続を決定し、
    d)上記設定処理の結果をチェックし、そしてこのチェック段階が、上記設定処理が不成功であったことを指示するときに、
    e)インターワーキングファンクションと被呼ターミナルとの間に上記第2形式の接続を確立し、そして上記発呼ターミナルとインターワーキングファンクションとの間の接続を第2形式の接続に切り換える、
    という段階を含み、
    上記第2形式の接続は、上記被呼ターミナルとの別のハンドシェーク処理を実行することによって決定される、
    ことを特徴とする方法。
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