JP2001308458A - 半導体発光素子およびその製造方法ならびに半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体発光素子およびその製造方法ならびに半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
半導体発光素子、より一般的には半導体装置を高い生産
性でしかも低コストで製造する。 【解決手段】 窒化物系III−V族化合物半導体を用
いた半導体発光素子、例えば半導体レーザにおいて、サ
ファイア基板などの基板1上にその主面の法線とほぼ平
行な側面を有するパターン、例えばn型GaN層3を二
次元アレイ状に形成し、このn型GaN層3の側面に複
数の窒化物系III−V族化合物半導体層4〜10を順
次成長させることにより発光素子構造、例えばレーザ構
造を形成する。
Description
およびその製造方法ならびに半導体装置およびその製造
方法に関し、例えば、窒化物系III−V族化合物半導
体を用いた半導体レーザに適用して好適なものである。
る青色領域から紫外線領域におよぶ発光が可能な半導体
レーザとして、AlGaInNなどの窒化物系III−
V族化合物半導体を用いた半導体レーザの研究開発が盛
んに行われている。
用いた半導体レーザの製造においては、有機金属化学気
相成長(MOCVD)法によりサファイア基板などの基
板の全面にGaN系半導体層をエピタキシャル成長させ
ることによりレーザ構造を形成するのが最も一般的であ
る。
面にGaN系半導体層をエピタキシャル成長させること
によりレーザ構造を形成する上述の従来の方法では、成
長速度が遅いため、成長に多くの時間と原料とを必要と
する。成長速度を速くするために原料供給量を増やす
と、原料の消費量や無害化のための処理コストの増大を
もたらすほか、多量の副生成物が発生することにより、
MOCVD装置のメンテナンス周期が短縮され、生産性
が低下する。
るために活性層を数μm幅でエッチングすると、エッチ
ング面に表面準位(欠陥)が形成され、レーザ特性を低
下させる原因となる。また、イオン注入により電流狭窄
構造を形成することも考えられるが、この方法は結晶の
破壊を伴うため、同様の問題が予想される。
を行う上述の従来の方法では、基板とエピタキシャル層
との熱膨張係数が互いに異なるため、エピタキシャル成
長の温度変化の際に基板に反りが生じる。この反りによ
る基板の温度の不均一は活性層のIn組成やクラッド層
のAl組成などの不均一化の原因となり、製造歩留まり
の低下をもたらす。
課題は、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半
導体発光素子、より一般的には半導体装置を高い生産性
でしかも低コストで製造することである。
窒化物系III−V族化合物半導体を用いた実屈折率導
波型の半導体レーザを容易に製造することである。
題は、窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導
体発光素子、より一般的には半導体装置を高い製造歩留
まりで製造することである。
に、この発明の第1の発明は、窒化物系III−V族化
合物半導体を用いた半導体発光素子において、基板の主
面とほぼ水平方向に積層された複数の窒化物系III−
V族化合物半導体層により発光素子構造が形成されてい
ることを特徴とするものである。
−V族化合物半導体を用いた半導体発光素子の製造方法
において、基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系
III−V族化合物半導体層を成長させることにより発
光素子構造を形成するようにしたことを特徴とするもの
である。
−V族化合物半導体を用いた半導体装置において、基板
の主面とほぼ水平方向に積層された複数の窒化物系II
I−V族化合物半導体層により素子構造が形成されてい
ることを特徴とするものである。
−V族化合物半導体を用いた半導体装置の製造方法にお
いて、基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系II
I−V族化合物半導体層を成長させることにより素子構
造を形成するようにしたことを特徴とするものである。
は、典型的には、基板上にこの基板の主面の法線とほぼ
平行な側面を有するパターンが設けられ、パターンの側
面に複数の窒化物系III−V族化合物半導体層が積層
され、これらの窒化物系III−V族化合物半導体層に
より発光素子構造または素子構造が形成される。最も典
型的には、このパターンは基板の主面の法線とほぼ平行
な平面からなる四つの側面を有する直方体の形状を有す
る。パターンの厚さは、形成すべき発光素子構造または
素子構造に応じて選ばれるが、例えば実屈折率導波型半
導体レーザを形成する場合には、典型的には1μm以上
4μm以下、好適には1μm以上2.5μm以下に選ば
れる。パターンの側面の法線は、典型的には、〈1−1
00〉方向または〈11−20〉方向に選ばれる。特
に、発光素子構造がレーザ構造である場合には、前者の
ようにパターンの側面の法線が〈1−100〉方向であ
るときは、パターンの〈1−100〉方向に平行な一対
の側面間の長さが100μm以上1mm以下であり、後
者のようにパターンの側面の法線が〈11−20〉方向
であるときは、パターンの〈11−20〉方向に平行な
一対の側面間の長さが100μm以上1mm以下であ
る。これらの側面間の長さは共振器長に相当する。
は、典型的には、基板上にこの基板の主面の法線とほぼ
平行な側面を有する少なくとも一つのパターンを設け、
このパターンの側面に複数の窒化物系III−V族化合
物半導体層を成長させ、これらの窒化物系III−V族
化合物半導体層により発光素子構造または素子構造を形
成する。これらの窒化物系III−V族化合物半導体層
の成長には、有機金属化学気相成長(MOCVD)のほ
か、必要に応じて、ハイドライド気相エピタキシー(ハ
ライド気相エピタキシーとも呼ばれる)(HVPE)な
ど、場合によっては分子線エピタキシー(MBE)など
の方法を用いることができる。最も典型的には、パター
ンは基板の主面の法線に平行な平面からなる四つの側面
を有する直方体の形状を有する。また、通常は、基板上
に複数の発光素子構造または素子構造を同時に多数形成
するために、複数のパターンを基板の主面に二次元アレ
イ状に互いに分離して設ける。パターンの厚さは、形成
すべき発光素子構造または素子構造に応じて選ばれる
が、例えば実屈折率導波型半導体レーザを形成する場合
には、典型的には1μm以上4μm以下、好適には1μ
m以上2.5μm以下に選ばれる。パターンの側面の法
線は、典型的には、〈1−100〉方向または〈11−
20〉方向に選ばれる。特に、発光素子構造がレーザ構
造である場合には、前者のようにパターンの側面の法線
が〈1−100〉方向であるときは、パターンの〈1−
100〉方向に平行な一対の側面間の長さが100μm
以上1mm以下であり、後者のようにパターンの側面の
法線が〈11−20〉方向であるときは、パターンの
〈11−20〉方向に平行な一対の側面間の長さが10
0μm以上1mm以下である。これらの側面間の長さは
共振器長に相当する。
化合物半導体は、Ga、Al、In、BおよびTlから
なる群より選ばれた少なくとも一種類のIII族元素
と、少なくともNを含み、場合によってさらにAsまた
はPを含むV族元素とからなる。この窒化物系III−
V族化合物半導体の具体例を挙げると、GaN、AlG
aN、AlN、GaInN、AlGaInN、InNな
どである。
II−V族化合物半導体層を積層または成長させるパタ
ーンは、典型的には窒化物系III−V族化合物半導体
からなり、具体的には例えばAlx Ga1-x N(ただ
し、0≦x≦1)からなる。また、基板は、典型的に
は、窒化物系III−V族化合物半導体と異なる物質か
らなるもの、具体的には、例えば、サファイア基板、特
にc面サファイア基板のほか、SiC基板、Si基板、
スピネル基板などを用いることができる。
数の窒化物系III−V族化合物半導体層を成長させる
際に、基板上からの成長を抑え、成長方位を揃えるため
に、好適には、パターンの側面に成長させる複数の窒化
物系III−V族化合物半導体層が基板と接触しないよ
うにする。このために、具体的には、例えば、複数の窒
化物系III−V族化合物半導体層を成長させる前にパ
ターンの周辺部の基板の最上部を除去する。
型的には半導体レーザであるが、発光ダイオードであっ
てもよい。また、半導体装置は、例えば、半導体レーザ
や発光ダイオードなどの半導体発光素子のほか、電界効
果トランジスタ(FET)などの電子走行素子などであ
る。
ば、基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系III
−V族化合物半導体層を成長させることにより、具体的
には、基板上にこの基板の主面の法線とほぼ平行な側面
を有するパターンを設け、このパターンの側面に複数の
窒化物系III−V族化合物半導体層を横方向成長させ
ることにより発光素子構造または素子構造を形成するの
で、成長速度が速く、成長原料の消費効率も高い。ま
た、例えば、発光素子構造のストライプ幅はこのパター
ンの厚さによって決まるため、このパターンの厚さを十
分に薄く選ぶことにより、ストライプ幅を十分に狭くす
ることができる。さらに、窒化物系III−V族化合物
半導体層は、基板全面に成長させるのではなく、パター
ンの側面に局所的に成長させるので、基板と窒化物系I
II−V族化合物半導体層との熱膨張係数差による基板
の反りを抑えることができる。
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
aN系半導体レーザを示す。このGaN系半導体レーザ
は、SCH(Separate Confinement Heterostructure)
構造を有するものである。
よるGaN系半導体レーザにおいては、例えば厚さが4
00μmのc面サファイア基板1上に、アンドープのG
aNバッファ層2を介して、n型GaN層3が積層され
ている。このn型GaN層3は〈11−20〉方向に延
在するストライプ形状を有し、この〈11−20〉方向
に平行な一対の側面は{1−100}面からなり、この
〈11−20〉方向に垂直な一対の側面は{11−2
0}面からなる。ここで、GaNバッファ層2およびc
面サファイア基板1の最上部も、このn型GaN層3と
同一形状にパターニングされている。このn型GaN層
3の{1−100}面からなる一方の側面に、n型Al
GaNクラッド層4、n型GaN光導波層5、例えばG
a1-x In x N/Ga1-y Iny N多重量子井戸構造の
活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型GaN光
導波層8、p型AlGaNクラッド層9およびp型Ga
Nコンタクト層10が順次横方向(〈1−100〉方
向)に積層されている。ここで、これらのn型AlGa
Nクラッド層4、n型GaN光導波層5、活性層6、p
型AlGaNキャップ層7、p型GaN光導波層8、p
型AlGaNクラッド層9およびp型GaNコンタクト
層10は、c面サファイア基板1から浮いた状態に設け
られている。また、この場合、これらのn型AlGaN
クラッド層4、n型GaN光導波層5、活性層6、p型
AlGaNキャップ層7、p型GaN光導波層8、p型
AlGaNクラッド層9およびp型GaNコンタクト層
10は、n型GaN層3の上面にもごく薄く延在してい
るが、これらのGaN系半導体層は結晶性が悪く、ほぼ
絶縁体と言える状態にあり、レーザの動作に関しては無
視することができるものである。
mである。n型GaN層3は厚さが例えば2.5μm、
〈11−20〉方向の長さ(共振器長に相当する)は例
えば450μm、〈1−100〉方向の長さ(幅)は例
えば150μmであり、n型不純物として例えばシリコ
ン(Si)が例えば2×1018cm-3程度ドープされて
いる。n型AlGaNクラッド層4は厚さが例えば1.
0μm、Al組成が例えば0.08であり、n型不純物
として例えばSiがドープされている。n型GaN光導
波層5は厚さが例えば0.08μmであり、n型不純物
として例えばSiがドープされている。Ga1-x Inx
N/Ga1-y Iny N多重量子井戸構造の活性層6は、
例えば、障壁層であるGa1-x Inx N層は厚さが0.
007μm、In組成xは0.02でn型不純物として
例えばSiがドープされ、井戸層であるGa1-y Iny
N層は厚さが0.0035μm、In組成yは0.10
でアンドープであり、井戸数は3である。
ば0.002μm、Al組成が例えば0.15であり、
p型不純物として例えばマグネシウム(Mg)がドープ
されている。p型GaN光導波層8は厚さが例えば0.
85μmであり、p型不純物として例えばMgがドープ
されている。p型AlGaNクラッド層9は例えば厚さ
が0.5μm、Al組成が例えば0.07であり、p型
不純物として例えばMgがドープされている。p型Ga
Nコンタクト層10は厚さが例えば0.1μmであり、
p型不純物として例えばMgがドープされている。
2 層を積層したTiO2 /SiO2層からなる端面コー
ティング層を示す。図1には示されていないが、この端
面コーティング層11は{11−20}面からなる両共
振器端面を覆うように形成されている。
電極12が設けられている。このp側電極12は、例え
ばPd膜、Pt膜およびAu膜を順次積層したPd/P
t/Au構造を有し、これらのPd膜、Pt膜およびA
u膜の厚さは例えばそれぞれ10nm、100nmおよ
び300nmである。ここで、Pd膜に代えて、例えば
Ni膜を用いてもよい。一方、n型GaN層3上にn側
電極13が設けられている。このn側電極13は、例え
ばTi膜、Pt膜およびAu膜を順次積層したTi/P
t/Au構造を有し、これらのTi膜、Pt膜およびA
u膜は例えばそれぞれ10nm、50nmおよび100
nmである。
実施形態によるGaN系半導体レーザの製造方法につい
て説明する。
は、まず、図2に示すように、あらかじめサーマルクリ
ーニングなどにより表面を清浄化したc面サファイア基
板1上にMOCVD法により常圧下において例えば49
0℃程度の温度でアンドープのGaNバッファ層2を成
長させた後、基板温度を所定の成長温度、例えば105
0℃に上昇させて、MOCVD法により加圧下、例えば
圧力1.6気圧(1216Torr)において、GaN
バッファ層2上にn型GaN層3をエピタキシャル成長
させる。
長させたc面サファイア基板1をMOCVD装置から取
り出した後、n型GaN層3をエッチングによりパター
ニングして、図3および図4に示すように、〈11−2
0〉方向の長さが例えば450μm、〈1−100〉方
向の長さ(幅)が例えば300μmのパターンの二次元
アレイを形成する。ただし、図3Aは図4のA−A線に
沿っての断面図、図3Bは図4のB−B線に沿っての断
面図に相当する(以下同様)。このエッチングは、c面
サファイア基板1の最上部がエッチングされるまで行
う。ここで、〈1−100〉方向におけるパターンの互
いに対向する一対の側面間の隙間の幅は、後の工程でこ
れらの側面に最後に横方向成長させるp型GaNコンタ
クト層10同士が互いに接触しないように選ばれ、具体
的には、例えば100μmに選ばれる。n型GaN層3
のパターニングは具体的には例えば次のような手順で行
うことができる。すなわち、n型GaN層3の全面に例
えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などによ
り例えば厚さが0.4μmのSiO2 膜(図示せず)を
形成した後、このSiO2 膜上にリソグラフィーにより
所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し、こ
のレジストパターンをマスクとして、例えばフッ酸系の
エッチング液を用いたウエットエッチング、または、C
F4 やCHF3などのフッ素を含むエッチングガスを用
いた反応性イオンエッチング(RIE)法によりSiO
2 膜をエッチングすることによりSiO2 膜からなるパ
ターンの二次元アレイを形成する。次に、このSiO2
膜からなるパターンをマスクとして例えばRIE法によ
りc面サファイア基板1の最上部までエッチングを行
う。このRIEのエッチングガスとしては例えば塩素系
ガスを用いる。この後、SiO2 膜をエッチング除去す
る。
て形成したn型GaN層3のパターンを成長核として、
レーザ構造を形成するGaN系半導体層、具体的には、
n型AlGaNクラッド層4、n型GaN光導波層5、
活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型GaN光
導波層8、p型AlGaNクラッド層9およびp型Ga
Nコンタクト層10をMOCVD法により順次エピタキ
シャル成長させる。この際、n型GaN層3の〈11−
20〉方向に平行な側面におけるGaN系半導体層の成
長速度に比べて、n型GaN層3の〈1−100〉方向
に平行な側面におけるGaN系半導体層の成長速度は極
端に遅く、無視することができる。このようにして、図
5に示すように、n型GaN層3の〈11−20〉方向
に平行な側面にn型AlGaNクラッド層4、n型Ga
N光導波層5、活性層6、p型AlGaNキャップ層
7、p型GaN光導波層8、p型AlGaNクラッド層
9およびp型GaNコンタクト層10がエピタキシャル
成長し、一方、n型GaN層3の〈1−100〉方向に
平行な側面にはこれらのGaN系半導体層が成長しない
ようにすることができる。この場合、n型GaN層3の
〈11−20〉方向に平行な側面に成長したGaN系半
導体層の両端面をそのまま共振器面として用いる。
型AlGaNクラッド層9およびp型GaNコンタクト
層10の成長温度は例えば1020℃とし、活性層6お
よびp型AlGaNキャップ層7の成長温度は例えば7
85℃とする。また、n型GaN光導波層5の成長温度
は、成長初期は例えば1020℃とし、途中から例えば
785℃に下げる。また、p型GaN光導波層8の成長
温度は、成長当初は例えば785℃とし、途中から例え
ば1020℃に上昇させる。成長時の圧力は、n型Al
GaNクラッド層4、n型GaN光導波層5、活性層
6、p型AlGaNキャップ層7、p型GaN光導波層
8およびp型AlGaNクラッド層9の成長時には例え
ば0.26気圧(200Torr)とし、p型GaNコ
ンタクト層10の成長時には例えば1気圧(760To
rr)とする。また、これらのGaN系半導体層の成長
原料は、例えば、III族元素であるGaの原料として
はトリメチルガリウム((CH3 )3 Ga、TMG)
を、III族元素であるAlの原料としてはトリメチル
アルミニウム((CH3 )3 Al、TMA)を、III
族元素であるInの原料としてはトリメチルインジウム
((CH3 )3 In、TMI)を、V族元素であるNの
原料としてはアンモニア(NH3 )を用いる。また、キ
ャリアガスとしては、例えば、水素(H2 )と窒素(N
2 )との混合ガスを用いる。ドーパントについては、n
型ドーパントとしては例えばモノシラン(SiH4 )
を、p型ドーパントとしては例えばビス=メチルシクロ
ペンタジエニルマグネシウム((CH3 C5 H4 )2 M
g)あるいはビス=シクロペンタジエニルマグネシウム
((C5 H5 )2 Mg)を用いる。
ァイア基板1の最上部がエッチングされていてこの部分
のc面サファイア基板1の表面はn型GaN層3の下面
より下に位置するため、n型GaN層3の側面にGaN
系半導体層が横方向成長する際に、c面サファイア基板
1の表面からの成長が競合するおそれがなく、これらの
GaN系半導体層をc軸方位に揃えることができる。
ファイア基板1の基板面に垂直な方向、すなわちc軸方
向の成長が完全に抑制されない結果、n型GaN層3の
上面にもn型AlGaNクラッド層4、n型GaN光導
波層5、活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型
GaN光導波層8、p型AlGaNクラッド層9および
p型GaNコンタクト層10がごく薄く成長するが、す
でに述べたように、これらのGaN系半導体層は結晶性
が悪く、ほぼ絶縁体と言える状態にあるため、レーザの
動作に関しては無視することができるものである。
するGaN系半導体層を成長させたc面サファイア基板
1をMOCVD装置から取り出した後、図6に示すよう
に、端面コーティング層11を基板全面に例えばCVD
法、真空蒸着法、スパッタリング法などにより形成す
る。この端面コーティング層11としては、例えばTi
O2 層上にSiO2 層を積層したTiO2 /SiO2 層
を用いる。
状のレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジ
ストパターンをマスクとして端面コーティング層11を
エッチングすることにより、n型GaN層3の〈11−
20〉方向に平行な側面にエピタキシャル成長したp型
GaNコンタクト層10を露出させ、真空蒸着法などに
より基板全面にNi膜、Pt膜およびAu膜を順次形成
した後、レジストパターンをその上のNi膜、Pt膜お
よびAu膜とともに除去する(リフトオフ)。これによ
って、図7に示すように、p型GaNコンタクト層10
に接してp側電極12が形成される。次に、端面コーテ
ィング層11上に再び所定形状のレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとし
て端面コーティング層11をエッチングすることによ
り、n型GaN層3の上面の所定部分を露出させ、真空
蒸着法などにより基板全面にTi膜およびAl膜を順次
形成した後、レジストパターンをその上のTi膜および
Al膜とともに除去する(リフトオフ)。これによっ
て、図8に示すように、n型GaN層3上にn側電極1
3が形成される。この後、p側電極12およびn側電極
13をオーミック接触させるためのアロイ処理を行う。
されたc面サファイア基板1を図8Bに示す破線に沿っ
て劈開して〈11−20〉方向に延在するバー状に加工
した後、このバーを劈開してチップ化する。以上によ
り、図1に示すように、目的とするSCH構造のGaN
系半導体レーザが製造される。
種々の利点を得ることができる。すなわち、この第1の
実施形態においては、n型GaN層3の〈11−20〉
方向に平行な側面にレーザ構造を形成するGaN系半導
体層を横方向成長させているが、この横方向成長の成長
速度は、従来のように基板全面にGaN系半導体層を成
長させる場合の成長速度に比べてずっと速く、成長原料
の消費効率も高いため、成長時間を短くすることがで
き、成長原料も少なくすることができる。また、成長速
度を速めるために原料供給量を増やす必要がないため、
成長原料の消費量および無害化のための処理コストの低
減を図ることができるとともに、成長時に発生する副生
成物の量も少ないため、MOCVD装置のメンテナンス
周期が長くなり、生産性の向上を図ることができる。す
なわち、GaN系半導体レーザを高い生産性でしかも低
コストで製造することができる。
向に平行な側面へのGaN系半導体層の横方向成長によ
り、ストライプ幅が例えば2.5μmと狭い実屈折率導
波型GaN系半導体レーザを容易に製造することができ
る。このため、従来の方法で実屈折率導波型GaN系半
導体レーザを製造する場合のように、活性層を数μm幅
でエッチングする必要がなくなり、したがってエッチン
グ面に形成される表面準位がレーザ特性を劣化させる問
題がない。
導体層は基板全面に成長させるのではなく、n型GaN
層3の〈11−20〉方向に平行な側面に局所的に成長
させており、しかも、これらのGaN系半導体層の合計
の厚さは2〜3μm程度と薄いことから、c面サファイ
ア基板1とこれらのGaN系半導体層との熱膨張係数差
によるc面サファイア基板1の反りは極めて少ない。こ
のため、これらのGaN系半導体層を高い均一性でエピ
タキシャル成長させることができ、したがってレーザの
製造歩留まりも高くすることができる。
aN系半導体層の成長面からなるので、共振器端面を劈
開により形成する場合に比べて、劈開の工程を削減する
ことができ、製造プロセスの簡略化を図ることができる
とともに、平坦性が良好な共振器端面を容易に得ること
ができ、これによって良好なレーザ特性および高い信頼
性を得ることができ、製造歩留まりの向上を図ることが
できる。
aN系半導体レーザを示す。このGaN系半導体レーザ
もSCH構造を有するものである。
よるGaN系半導体レーザにおいては、n型GaN層3
の{1−100}面からなる側面にのみ、n型AlGa
Nクラッド層4、n型GaN光導波層5、活性層6、p
型AlGaNキャップ層7、p型GaN光導波層8、p
型AlGaNクラッド層9およびp型GaNコンタクト
層10が順次横方向に積層されており、n型GaN層3
の上面にはこれらのGaN系半導体層は積層されていな
い。その他のことは第1の実施形態によるGaN系半導
体レーザと同様であるので、説明を省略する。
半導体レーザの製造方法について説明する。
は、まず、第1の実施形態と同様にして、c面サファイ
ア基板1上にGaNバッファ層2およびn型GaN層3
を成長させる。
長させたc面サファイア基板1をMOCVD装置から取
り出す。次に、図10に示すように、n型GaN層3の
全面に例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法
などにより例えば厚さが0.4μmのSiO2 膜14を
形成した後、このSiO2 膜14上にリソグラフィーに
より所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成
し、このレジストパターンをマスクとして、例えばフッ
酸系のエッチング液を用いたウエットエッチング、また
は、CF4 やCHF3 などのフッ素を含むエッチングガ
スを用いたRIE法によりSiO2 膜14をエッチング
することによりSiO2 膜14からなるパターンの二次
元アレイを形成する。次に、このSiO2 膜14からな
るパターンをマスクとして例えばRIE法によりc面サ
ファイア基板1の最上部までエッチングを行う。このR
IEのエッチングガスとしては例えば塩素系ガスを用い
る。
n型GaN層3のパターンを成長核として、レーザ構造
を形成するGaN系半導体層、具体的には、n型AlG
aNクラッド層4、n型GaN光導波層5、活性層6、
p型AlGaNキャップ層7、p型GaN光導波層8、
p型AlGaNクラッド層9およびp型GaNコンタク
ト層10をMOCVD法により順次エピタキシャル成長
させる。この際、n型GaN層3の〈11−20〉方向
に平行な側面におけるGaN系半導体層の成長速度に比
べて、n型GaN層3の〈1−100〉方向に平行な側
面におけるGaN系半導体層の成長速度は極端に遅く、
無視することができる。また、n型GaN層3の上面に
はSiO2 膜14が形成されているため、このn型Ga
N層3の上面ではGaN系半導体層の成長は起きないこ
とから、n型AlGaNクラッド層4、n型GaN光導
波層5、活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型
GaN光導波層8、p型AlGaNクラッド層9および
p型GaNコンタクト層10の厚さの制御性の向上を図
ることができる。このようにして、図11に示すよう
に、n型GaN層3の〈11−20〉方向に平行な側面
にのみn型AlGaNクラッド層4、n型GaN光導波
層5、活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型G
aN光導波層8、p型AlGaNクラッド層9およびp
型GaNコンタクト層10を順次エピタキシャル成長さ
せることができる。この場合、n型GaN層3の〈11
−20〉方向に平行な側面に成長したGaN系半導体層
の両端面をそのまま共振器面として用いる。
型GaN光導波層5、活性層6、p型AlGaNキャッ
プ層7、p型GaN光導波層8、p型AlGaNクラッ
ド層9およびp型GaNコンタクト層10の成長温度、
成長圧力、成長原料などは、第1の実施形態と同様であ
る。
面サファイア基板1の最上部がエッチングされていてこ
の部分のc面サファイア基板1の表面はn型GaN層3
の下面より下に位置するため、n型GaN層3の側面に
GaN系半導体層が横方向成長する際に、c面サファイ
ア基板1の表面からの成長が競合するおそれがなく、こ
れらのGaN系半導体層をc軸方位に揃えることができ
る。
するGaN系半導体層を成長させたc面サファイア基板
1をMOCVD装置から取り出した後、SiO2 膜14
をエッチング除去する。
ング層11を基板全面に例えばCVD法、真空蒸着法、
スパッタリング法などにより形成する。この端面コーテ
ィング層11としては、例えばTiO2 層上にSiO2
層を積層したTiO2 /SiO2 層を用いる。
3に示すように、p側電極12を形成する。次に、第1
の実施形態と同様にして、図14に示すように、n側電
極13を形成する。この後、p側電極12およびn側電
極13をオーミック接触させるためのアロイ処理を行
う。
ザ構造が形成されたc面サファイア基板1を劈開してチ
ップ化する。これによって、図9に示すように、目的と
するSCH構造のGaN系半導体レーザが製造される。
形態と同様な利点を得ることができる。
aN系半導体レーザについて説明する。
レーザにおいては、{11−20}面からなる両共振器
端面が、劈開面またはエッチング面からなる。その他の
ことは第1の実施形態によるGaN系半導体レーザと同
様であるので、説明を省略する。
半導体レーザの製造方法について説明する。
ザの製造方法においては、レーザ構造を形成するGaN
系半導体層の横方向成長を行う際の成長核として島状に
パターニングされたn型GaN層3を用いているのに対
し、この第3の実施形態によるGaN系半導体レーザの
製造方法においては、図15に示すように、成長核とし
てのn型GaN層3は〈11−20〉方向に延在する細
長いストライプ形状を有する。このストライプ形状のn
型GaN層3は第1の実施形態と同様な方法により形成
することができる。
体レーザの製造方法と同様にプロセスを進めてp型Ga
Nコンタクト層10の横方向成長まで終了する。次に、
第1の実施形態と同様にしてp側電極12およびn側電
極13を形成する。次に、第1の実施形態と同様にして
c面サファイア基板1の劈開を行ってバー状に加工して
両共振器端面を形成し、さらに端面コーティングを行っ
た後、このバーを劈開することによりチップ化する。こ
の場合、共振器端面は劈開面となる。あるいは、別の方
法では、c面サファイア基板1の劈開を行う前に、n型
GaN層3の側面に横方向成長したストライプ状のGa
N系半導体層の所定部分を選択的にエッチングすること
によりエッチング面からなる共振器端面を形成し、次に
第1の実施形態と同様にしてc面サファイア基板1の劈
開を行ってバー状に加工し、さらに端面コーティングを
行った後、このバーを劈開することによりチップ化す
る。以上により、目的とするGaN系半導体レーザを製
造する。
形態とほぼ同様な利点を得ることができる。
aN系半導体レーザについて説明する。
レーザにおいては、{11−20}面からなる両共振器
端面が、劈開面またはエッチング面からなる。また、n
型GaN層3の{1−100}面からなる側面にのみ、
n型AlGaNクラッド層4、n型GaN光導波層5、
活性層6、p型AlGaNキャップ層7、p型GaN光
導波層8、p型AlGaNクラッド層9およびp型Ga
Nコンタクト層10が順次横方向に積層されており、n
型GaN層3の上面にはこれらのGaN系半導体層は積
層されていない。その他のことは第1の実施形態による
GaN系半導体レーザと同様であるので、説明を省略す
る。
半導体レーザの製造方法について説明する。
ザの製造方法においては、レーザ構造を形成するGaN
系半導体層の横方向成長を行う際の成長核として島状に
パターニングされたn型GaN層3を用いているのに対
し、この第4の実施形態によるGaN系半導体レーザの
製造方法においては、図15に示すように、成長核とし
てのn型GaN層3は〈11−20〉方向に延在する細
長いストライプ形状を有する。また、このn型GaN層
3上には第2の実施形態と同様にSiO2 膜14を成長
マスクとして形成しておく。
を進めて、目的とするGaN系半導体レーザを製造す
る。
形態とほぼ同様な利点を得ることができる。
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
4の実施形態において挙げた数値、構造、基板、原料、
プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、
これらと異なる数値、構造、基板、原料、プロセスなど
を用いてもよい。
の実施形態においては、ストライプの延びる方向をc面
サファイア基板1の〈11−20〉方向にしているが、
このストライプの延びる方向は〈1−100〉方向にし
てもよい。
の実施形態においては、基板としてc面サファイア基板
を用いているが、必要に応じて、SiC基板、Si基
板、スピネル基板などを用いてもよい。
4の実施形態においては、この発明をSCH構造のGa
N系半導体レーザに適用した場合について説明したが、
この発明は、例えば、DH(Double Heterostructure)
構造のGaN系半導体レーザに適用してもよいことは勿
論、窒化物系III−V族化合物半導体を用いたFET
などの電子走行素子に適用してもよい。
ば、基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系III
−V族化合物半導体層を成長させることにより発光素子
構造、より一般的には素子構造を形成することにより、
窒化物系III−V族化合物半導体を用いた半導体発光
素子、より一般的には半導体装置を高い生産性でしかも
低コストで製造することができる。また、窒化物系II
I−V族化合物半導体を用いた実屈折率導波型の半導体
レーザを容易に製造することができる。さらに、窒化物
系III−V族化合物半導体を用いた半導体発光素子、
より一般的には半導体装置を高い製造歩留まりで製造す
ることができる。
体レーザを示す斜視図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザの製造方法を説明するための斜視図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
体レーザを示す斜視図である。
導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。
導体レーザの製造方法を説明するための斜視図である。
4・・・n型AlGaNクラッド層、5・・・n型Ga
N光導波層、6・・・活性層、7・・・p型AlGaN
キャップ層、8・・・p型GaN光導波層、9・・・p
型AlGaNクラッド層、10・・・p型GaNコンタ
クト層、11・・・端面コーティング層、12・・・p
側電極、13・・・n側電極、14・・・SiO2 膜
Claims (48)
- 【請求項1】 窒化物系III−V族化合物半導体を用
いた半導体発光素子において、 基板の主面とほぼ水平方向に積層された複数の窒化物系
III−V族化合物半導体層により発光素子構造が形成
されていることを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 上記基板上に上記基板の主面の法線とほ
ぼ平行な側面を有するパターンが設けられ、上記パター
ンの上記側面に上記複数の窒化物系III−V族化合物
半導体層が積層されていることを特徴とする請求項1記
載の半導体発光素子。 - 【請求項3】 上記パターンは上記基板の主面の法線と
ほぼ平行な平面からなる四つの側面を有する直方体の形
状を有することを特徴とする請求項2記載の半導体発光
素子。 - 【請求項4】 上記パターンは窒化物系III−V族化
合物半導体からなることを特徴とする請求項2記載の半
導体発光素子。 - 【請求項5】 上記窒化物系III−V族化合物半導体
はAlx Ga1-x N(ただし、0≦x≦1)であること
を特徴とする請求項4記載の半導体発光素子。 - 【請求項6】 上記基板は窒化物系III−V族化合物
半導体と異なる物質からなることを特徴とする請求項2
記載の半導体発光素子。 - 【請求項7】 上記パターンの厚さが1μm以上4μm
以下であることを特徴とする請求項2記載の半導体発光
素子。 - 【請求項8】 上記パターンの上記側面の法線が〈1−
100〉方向であることを特徴とする請求項2記載の半
導体発光素子。 - 【請求項9】 上記パターンの上記側面の法線が〈11
−20〉方向であることを特徴とする請求項2記載の半
導体発光素子。 - 【請求項10】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
−100〉方向であり、上記パターンの〈1−100〉
方向に平行な一対の側面間の長さが100μm以上1m
m以下であることを特徴とする請求項3記載の半導体発
光素子。 - 【請求項11】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
1−20〉方向であり、上記パターンの〈11−20〉
方向に平行な一対の側面間の長さが100μm以上1m
m以下であることを特徴とする請求項3記載の半導体発
光素子。 - 【請求項12】 上記パターンの上記側面に積層された
上記複数の窒化物系III−V族化合物半導体層が上記
基板と接触していないことを特徴とする請求項2記載の
半導体発光素子。 - 【請求項13】 上記パターンの周辺部の上記基板の最
上部が除去されていることを特徴とする請求項12記載
の半導体発光素子。 - 【請求項14】 窒化物系III−V族化合物半導体を
用いた半導体発光素子の製造方法において、 基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系III−V
族化合物半導体層を成長させることにより発光素子構造
を形成するようにしたことを特徴とする半導体発光素子
の製造方法。 - 【請求項15】 上記基板上に上記基板の主面の法線と
ほぼ平行な側面を有する少なくとも一つのパターンを設
け、上記パターンの上記側面に上記複数の窒化物系II
I−V族化合物半導体層を成長させるようにしたことを
特徴とする請求項14記載の半導体発光素子の製造方
法。 - 【請求項16】 上記パターンは上記基板の主面の法線
に平行な平面からなる四つの側面を有する直方体の形状
を有することを特徴とする請求項15記載の半導体発光
素子の製造方法。 - 【請求項17】 複数の上記パターンを上記基板の主面
に二次元アレイ状に互いに分離して設けるようにしたこ
とを特徴とする請求項15記載の半導体発光素子の製造
方法。 - 【請求項18】 上記パターンは窒化物系III−V族
化合物半導体からなることを特徴とする請求項15記載
の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項19】 上記窒化物系III−V族化合物半導
体はAlx Ga1-xN(ただし、0≦x≦1)であるこ
とを特徴とする請求項18記載の半導体発光素子の製造
方法。 - 【請求項20】 上記基板は窒化物系III−V族化合
物半導体と異なる物質からなることを特徴とする請求項
14記載の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項21】 上記パターンの厚さが1μm以上4μ
m以下であることを特徴とする請求項15記載の半導体
発光素子の製造方法。 - 【請求項22】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
−100〉方向であることを特徴とする請求項15記載
の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項23】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
1−20〉方向であることを特徴とする請求項15記載
の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項24】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
−100〉方向であり、上記パターンの〈1−100〉
方向に平行な一対の側面間の長さが100μm以上1m
m以下であることを特徴とする請求項15記載の半導体
発光素子の製造方法。 - 【請求項25】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
1−20〉方向であり、上記パターンの〈11−20〉
方向に平行な一対の側面間の長さが100μm以上1m
m以下であることを特徴とする請求項15記載の半導体
発光素子の製造方法。 - 【請求項26】 上記パターンの上記側面に積層された
上記複数の窒化物系III−V族化合物半導体層が上記
基板と接触しないようにすることを特徴とする請求項1
5記載の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項27】 上記複数の窒化物系III−V族化合
物半導体層を成長させる前に上記パターンの周辺部の上
記基板の最上部を除去するようにしたことを特徴とする
請求項26記載の半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項28】 窒化物系III−V族化合物半導体を
用いた半導体装置において、 基板の主面とほぼ水平方向に積層された複数の窒化物系
III−V族化合物半導体層により素子構造が形成され
ていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項29】 上記基板上に上記基板の主面の法線と
ほぼ平行な側面を有するパターンが設けられ、上記パタ
ーンの上記側面に上記複数の窒化物系III−V族化合
物半導体層が積層されていることを特徴とする請求項2
8記載の半導体装置。 - 【請求項30】 上記パターンは上記基板の主面の法線
とほぼ平行な平面からなる四つの側面を有する直方体の
形状を有することを特徴とする請求項29記載の半導体
装置。 - 【請求項31】 上記パターンは窒化物系III−V族
化合物半導体からなることを特徴とする請求項29記載
の半導体装置。 - 【請求項32】 上記窒化物系III−V族化合物半導
体はAlx Ga1-xN(ただし、0≦x≦1)であるこ
とを特徴とする請求項31記載の半導体装置。 - 【請求項33】 上記基板は窒化物系III−V族化合
物半導体と異なる物質からなることを特徴とする請求項
28記載の半導体装置。 - 【請求項34】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
−100〉方向であることを特徴とする請求項29記載
の半導体装置。 - 【請求項35】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
1−20〉方向であることを特徴とする請求項29記載
の半導体装置。 - 【請求項36】 上記パターンの上記側面に積層された
上記複数の窒化物系III−V族化合物半導体層が上記
基板と接触していないことを特徴とする請求項29記載
の半導体装置。 - 【請求項37】 上記パターンの周辺部の上記基板の最
上部が除去されていることを特徴とする請求項36記載
の半導体装置。 - 【請求項38】 窒化物系III−V族化合物半導体を
用いた半導体装置の製造方法において、 基板の主面とほぼ水平方向に複数の窒化物系III−V
族化合物半導体層を成長させることにより素子構造を形
成するようにしたことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項39】 上記基板上に上記基板の主面の法線と
ほぼ平行な側面を有する少なくとも一つのパターンを設
け、上記パターンの上記側面に上記複数の窒化物系II
I−V族化合物半導体層を成長させるようにしたことを
特徴とする請求項38記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項40】 上記パターンは上記基板の主面の法線
に平行な平面からなる四つの側面を有する直方体の形状
を有することを特徴とする請求項39記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項41】 複数の上記パターンを上記基板の主面
に二次元アレイ状に互いに分離して設けるようにしたこ
とを特徴とする請求項39記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項42】 上記パターンは窒化物系III−V族
化合物半導体からなることを特徴とする請求項39記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項43】 上記窒化物系III−V族化合物半導
体はAlx Ga1-xN(ただし、0≦x≦1)であるこ
とを特徴とする請求項42記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項44】 上記基板は窒化物系III−V族化合
物半導体と異なる物質からなることを特徴とする請求項
38記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項45】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
−100〉方向であることを特徴とする請求項39記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項46】 上記パターンの上記側面の法線が〈1
1−20〉方向であることを特徴とする請求項39記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項47】 上記パターンの上記側面に積層された
上記複数の窒化物系III−V族化合物半導体層が上記
基板と接触しないようにすることを特徴とする請求項3
9記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項48】 上記複数の窒化物系III−V族化合
物半導体層を成長させる前に上記パターンの周辺部の上
記基板の最上部を除去するようにしたことを特徴とする
請求項47記載の半導体装置の製造方法。
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