JP2000183451A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ素子およびその製造方法Info
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Abstract
形成することが可能でかつ歩留りが向上された窒化物系
半導体レーザ素子およびその製造方法を提供することで
ある。 【解決手段】 サファイア基板1の(0001)面に、
サファイア基板1の〈11-20〉方向に平行な側面10
1および底面102を有する段差部100を形成する。
サファイア基板1の上面上ならびに段差部100の側面
101上および底面102上に、MQW発光層7を含む
GaN系半導体層15をエピタキシャル成長させる。G
aN系半導体層15の結晶成長中に、段差部100の側
面101上にサファイア基板1の(0001)面に対し
て完全に垂直な{11-20}面が形成される。段差部1
00の側面101上のGaN系半導体層15の{11-2
0}面を共振器面200として用いる。
Description
素)、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニ
ウム)もしくはInN(窒化インジウム)またはこれら
の混晶等のIII −V族窒化物系半導体(以下、窒化物系
半導体と呼ぶ)からなる化合物半導体層を有する半導体
レーザ素子およびその製造方法に関する。
体レーザ素子としてGaN系半導体レーザ素子の実用化
が進んでいる。GaN系半導体レーザ素子の製造の際に
は、GaNからなる基板が存在しないため、一般的に
は、サファイア(Al2 O3 )基板上にGaN系半導体
層をエピタキシャル成長させている。
イア基板とGaN系半導体層とでへき開しやすい面方位
が一致しない。図10はサファイア基板およびGaN系
半導体層の結晶方位の関係を示す図である。図10にお
いて、実線の矢印はサファイア基板の結晶方位を示し、
破線の矢印はGaN系半導体層の結晶方位を示す。
形成されたGaN系半導体層のa軸およびb軸はサファ
イア基板のa軸およびb軸に対して30度ずれている。
aN系半導体層からなる半導体レーザ素子の概略斜視図
である。
(0001)面上にGaN系半導体層70が形成されて
いる。ストライプ状の電流注入領域71は、GaN系半
導体層70の〈1000〉方向に平行となっている。こ
の場合、GaN系半導体層70の{1-100}面はサフ
ァイア基板61の{1-100}面に対して30度傾いて
いる。サファイア基板61およびGaN系半導体層70
ともに{1-100}面でへき開しやすい。
系半導体70とでへき開方向がずれているため、GaN
系半導体レーザ素子を製造する場合に、GaAs基板上
に形成される赤色光または赤外光を発生するGaAs系
半導体層のようにへき開法により共振器面を形成するこ
とが困難となる。
体レーザ素子の第1の製造方法として、GaN系半導体
層とへき開方向が一致するSiC基板上にGaN系半導
体層をエピタキシャル成長させる方法が提案されてい
る。しかしながら、SiC基板とGaN系半導体層とで
熱膨張係数が大きく異なるため、GaN系半導体層にク
ラックが発生しやすい。それにより、半導体レーザ素子
の特性が劣化する。また、SiC基板の価格が高いとい
う問題もある。
法として、サファイア基板上にGaN系半導体層をエピ
タキシャル成長させた後、RIBE(反応性イオンビー
ムエッチング)法、RIE(反応性イオンエッチング)
法等のドライエッチング法により共振器面を形成する方
法がある。
を形成する従来のGaN系半導体レーザ素子の製造方法
を示す模式的工程断面図である。
イア基板21の(0001)面上に、AlGaNバッフ
ァ層22、i−GaN層23、n−GaN層24、n−
InGaNクラック防止層25、n−AlGaNクラッ
ド層26、InGaN発光層27、p−AlGaNクラ
ッド層28およびp−GaNコンタクト層29を順に成
長させる。
BE法、RIE法等のドライエッチング法によりp−G
aNコンタクト層29からn−AlGaNクラッド層2
6よりも基板側までをエッチングし、サファイア基板2
1に対してほぼ垂直なエッチング側面40を形成する。
このエッチング側面40はサファイア基板21の例えば
〈11-20〉方向に平行である。このエッチング側面4
0を共振器面として用いる。
おいては、エッチング側面40がサファイア基板21の
表面に対して0〜5°程度傾斜しやすい。エッチング側
面40がサファイア基板21の表面に対して傾斜した場
合、共振器内でレーザ発振する光が共振器面で下方に反
射されることになる。その結果、半導体レーザ素子の外
部損失が増大し、しきい値電流が増大する。また、エッ
チング条件のばらつきによりエッチング側面40の傾斜
角度にばらつきが生じる。その結果、歩留りが低下す
る。
な共振器面を容易に形成することが可能でかつ歩留りが
向上された窒化物系半導体レーザ素子およびその製造方
法を提供することである。
発明に係る半導体レーザ素子は、サファイア基板の{0
001}面にそのサファイア基板の〈11-20〉方向に
平行な側面を有する段差部が形成され、サファイア基板
の上面上ならびに段差部の側面上に、発光層を含みかつ
ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少
なくとも1つを含む窒化物系半導体層が形成され、段差
部の側面上の窒化物系半導体層の表面が共振器面を構成
するものである。
は、サファイア基板の上面上ならびに段差部の側面上に
発光層を含む窒化物系半導体層が形成されている。サフ
ァイア基板の段差部の側面上に成長する窒化物系半導体
層の表面の面方位は{11-20}面であり、窒化物系半
導体層の{11-20}面はサファイア基板の{000
1}面に対して垂直に成長する。したがって、サファイ
ア基板の段差部の側面上の窒化物系半導体層の表面によ
りサファイア基板の上面上の窒化物系半導体層の発光層
に対して垂直な共振器面が形成される。その結果、スロ
ープ効率が高く、しきい値電流が低い窒化物系半導体レ
ーザ素子が実現される。
に形成される{11-20}面を共振器面として用いてい
るので、サファイア基板の表面に対して垂直な共振器面
を容易に形成することができるとともに、歩留りが向上
する。
板上に、ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびインジ
ウムの少なくとも1つを含む第1の窒化物系半導体層が
形成され、第1の窒化物系半導体層の{0001}面に
その第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方向に平行
な側面を有する段差部が形成され、第1の窒化物系半導
体層の上面上ならびに段差部の側面上に、発光層を含み
かつホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウム
の少なくとも1つを含む第2の窒化物系半導体層が形成
され、段差部の側面上の第2の窒化物系半導体層の表面
が共振器面を構成するものである。
は、基板上に形成された第1の窒化物系半導体層の上面
上ならびに段差部の側面上に発光層を含む第2の窒化物
系半導体層が形成されている。第1の窒化物系半導体層
の段差部の側面上に成長する第2の窒化物系半導体層の
表面の面方位は{11-20}面であり、第2の窒化物系
半導体層の{11-20}面は第1の窒化物系半導体層の
{0001}面に対して垂直に成長する。したがって、
第1の窒化物系半導体層の段差部の側面上に形成される
第2の窒化物系半導体層の表面により第1の窒化物系半
導体層の上面上の第2の窒化物系半導体層の発光層に対
して垂直な共振器面が形成される。その結果、スロープ
効率が高く、しきい値電流が低い窒化物系半導体レーザ
素子が実現される。
自然に形成される{11-20}面を共振器面として用い
ているので、基板の表面に対して垂直な共振器面を容易
に形成することができるとともに、歩留りが向上する。
部の側面はサファイア基板の〈11-20〉に平行であっ
てもよい。また、基板は炭化ケイ素基板であり、段差部
の側面は炭化ケイ素基板の〈1-100〉方向に平行であ
ってもよい。
板上にホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウ
ムの少なくとも1つを含む第1の窒化物系半導体層が形
成され、第1の窒化物系半導体層の{0001}面にそ
の第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方向に平行な
一辺を有する絶縁膜が形成され、絶縁膜の領域を除く第
1の窒化物系半導体層の{0001}面に、発光層を含
みかつホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウ
ムの少なくとも1つを含む第2の窒化物系半導体層が形
成され、絶縁膜の一辺に沿った第2の窒化物系半導体層
の端面が共振器面を構成するものである。
は、基板上に形成された第1の窒化物系半導体層上にそ
の第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方向に平行な
一辺を有する絶縁膜が形成され、絶縁膜の領域を除く第
1の窒化物系半導体層の{0001}面に発光層を含む
第2の窒化物系半導体層が形成されている。絶縁膜の一
辺に沿って第1の窒化物系半導体層の{0001}面上
に成長する第2の窒化物系半導体層の端面の面方位は
{11-20}面であり、第2の窒化物系半導体層の{1
1-20}は第1の窒化物系半導体層の{0001}面に
対して垂直に成長する。したがって、絶縁膜の一辺に沿
って第1の窒化物系半導体層の{0001}面上に形成
される第2の窒化物系半導体層の端面により第1の窒化
物系半導体層の上面上の第2の窒化物系半導体層の発光
層に対して垂直な共振器面が形成される。その結果、ス
ロープ効率が高く、しきい値電流が低い窒化物系半導体
レーザ素子が実現される。
自然に形成される{11-20}面を共振器面として用い
ているので、基板の表面に対して垂直な共振器面を容易
に形成することができるとともに、歩留りが向上する。
膜の一辺はサファイア基板の〈11-20〉方向に平行で
あってもよい。また、基板は炭化ケイ素基板であり、絶
縁膜の一辺は炭化ケイ素基板の〈1-100〉方向に平行
であってもよい。
方法は、サファイア基板の{0001}面にそのサファ
イア基板の〈11-20〉方向に平行な側面を有する段差
部を形成し、サファイア基板の上面上ならびに段差部の
側面上に、発光層を含みかつホウ素、ガリウム、アルミ
ニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む窒化物
系半導体層をエピタキシャル成長させるものである。
においては、サファイア基板の上面上ならびに段差部の
側面上に発光層を含む窒化物系半導体層が形成される。
サファイア基板の段差部の側面上に成長する窒化物系半
導体層の表面の面方位は{11-20}面であり、窒化物
系半導体層の{11-20}面はサファイア基板の{00
01}面に対して垂直に成長する。したがって、サファ
イア基板の段差部の側面上の窒化物系半導体層の表面に
よりサファイア基板の上面上の窒化物系半導体層の発光
層に対して垂直な共振器面を形成することができる。
シャル成長時に自然に形成される{11-20}面を共振
器面として用いることができるので、サファイア基板の
表面上に対して垂直な共振器面を容易に形成することが
できる。その結果、スロープ効率が高く、しきい値電流
が低い窒素物系半導体レーザ素子を容易に製造すること
ができるとともに、歩留りが向上する。
方法は、基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウムおよ
びインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化物系半
導体層を形成し、第1の窒化物系半導体層の{000
1}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方
向に平行な側面を有する段差部を形成し、第1の窒化物
系半導体層の上面上ならびに段差部の側面上に、発光層
を含みかつホウ素、ガリウム、アルミニウムおよびイン
ジウムの少なくとも1つを含む第2の窒化物系半導体層
をエピタキシャル成長させるものである。
においては、基板上に形成された第1の窒化物系半導体
層の上面上ならびに段差部の側面上に発光層を含む第2
の窒化物系半導体層が形成される。第1の窒化物系半導
体層の段差部の側面上に成長する第2の窒化物系半導体
層の表面の面方位は{11-20}面であり、第2の窒化
物系半導体層の{11-20}面は第1の窒化物系半導体
層の{0001}面に対して垂直に成長する。したがっ
て、第1の窒化物系半導体層の段差部の側面上に形成さ
れる第2の窒化物系半導体層の表面により第1の窒化物
系半導体層の上面上の第2の窒化物系半導体層の発光層
に対して垂直な共振器面を形成することができる。
ピタキシャル成長時に自然に形成される{11-20}面
を共振器面として用いることができるので、基板の表面
に対して垂直な共振器面を容易に形成することができ
る。その結果、スロープ効率が高く、しきい値電流が低
い窒化物系半導体レーザ素子を容易に製造することがで
きるとともに、歩留りが向上する。
方法は、基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウムおよ
びインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化物系半
導体層を形成し、第1の窒化物系半導体層の{000
1}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方
向に平行な一辺を有する絶縁膜を形成し、絶縁膜の領域
を除く第1の窒化物系半導体層の{0001}面に、発
光層を含みかつホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
インジウムの少なくとも1つを含む第2の窒化物系半導
体層をエピタキシャル成長させるものである。
においては、基板上に形成された第1の窒化物系半導体
層上にその第1の窒化物系半導体層の〈1-100〉方向
に平行な一辺を有する絶縁膜が形成され、絶縁膜の領域
を除く第1の窒化物系半導体層の{0001}面に発光
層を含む第1の窒化物系半導体層が形成される。絶縁膜
の一辺に沿って第1の窒化物系半導体層の{0001}
面上に成長する第2の窒化物系半導体層の端面の面方位
は{11-20}面であり、第2の窒化物系半導体層の
{11-20}面は第1の窒化物系半導体層の{000
1}面に対して垂直に成長する。したがって、絶縁膜の
一辺に沿って第1の窒化物系半導体層の{0001}面
上に形成される第2の窒化物系半導体層の端面により第
1の窒化物系半導体層の上面上の第2の窒化物系半導体
層の発光層に対して垂直な共振器面を形成することがで
きる。
ピタキシャル成長時に自然に形成される{11-20}面
を共振器面として用いることができるので、基板の表面
に対して垂直な共振器面を容易に形成することができ
る。その結果、スロープ効率が高く、しきい値電流が低
い窒化物系半導体レーザ素子を容易に製造することがで
きるとともに、歩留りが向上する。
1の実施例における半導体レーザ素子の製造方法を示す
模式的工程断面図である。なお、図1は半導体レーザ素
子の共振器面に垂直な方向に沿った断面を示す。また、
図2は多重量子井戸発光層のエネルギーバンド構造図で
ある。さらに、図3は本発明の第1の実施例における半
導体レーザ素子の共振器面に平行な方向に沿った模式的
断面図である。図中、2重丸は紙面に垂直な方向を示
す。図3の半導体レーザ素子は、酸化膜ストライプ構造
を有する。
ア基板1の(0001)面上に、RIE法、RIBE法
等のドライエッチング法により段差部100を形成す
る。段差部100の側面101および底面102はサフ
ァイア基板1の〈11-20〉方向に平行とする。このエ
ッチングにおいては、段差部100の側面101が必ず
しもサファイア基板1の(0001)面に対して完全に
垂直である必要はない。ただし、側面101の傾斜が大
きい場合には、後の工程でGaN系半導体層の{11-2
0}面が形成されるまでにある程度の厚みのGaN系半
導体層を成長させる必要があるので、側面101の傾斜
をできるだけ小さく抑えることが望ましい。
ア基板1の上面上ならびに段差部100の側面101上
および底面102上に、厚さ300ÅのアンドープのA
lGaNバッファ層2、厚さ2μmのi−GaN層3、
厚さ3μmのn−GaN層4、厚さ0.1μmのn−I
n0.1 Ga0.9 Nクラック防止層5、厚さ0.7μmの
n−Al0.15Ga0.85Nクラッド層6、後述する多重量
子井戸発光層(以下、MQW発光層と呼ぶ)7、厚さ
0.7μmのp−Al0.15Ga0.85Nクラッド層8、お
よび厚さ0.2μmのp−GaNコンタクト層9を順に
エピタキシャル成長させる。以下、AlGaNバッファ
層2からp−GaNコンタクト層9までをGaN系半導
体層15と呼ぶ。
て、P型ドーパントとしてはMgを用いる。また、各層
の成長方法としては、例えば、MOCVD法(有機金属
化学的気相成長法)またはHVPE法(ハイドライド気
相成長法)を用いる。
さ60Åの6つのAlX Ga1-X N(X=0.03)量
子障壁層81と厚さ30Åの5つのAlX Ga1-X N
(X=0.13)量子井戸層82とが交互に積層されて
なる多重量子井戸構造を含む。その多重量子井戸構造の
両面は厚さ0.1μmのGaN光ガイド層83で挟まれ
ている。
100の高さHは、図1(b)の工程で形成されるn−
Al0.15Ga0.85Nクラッド層6からn−GaNコンタ
クト層9までの厚さh以上に設定する。これにより、段
差部100の底面102上に形成されるp−GaNコン
タクト層9の上面の位置がサファイア基板1の上面上に
形成されるn−Al0.15Ga0.85Nクラッド層6の下面
の位置よりも低くなる。
の結晶成長中に段差部100の側面101上にGaN系
半導体層15の{11-20}面が形成される。このGa
N系半導体層15の{11-20}面は、サファイア基板
1の(0001)面に対して完全に垂直に成長する。
タクト層9からn−Al0.15Ga0. 85Nクラッド層6ま
での一部領域をエッチングにより除去し、n−Al0.15
Ga 0.85Nクラッド層6を露出させる。
極形成領域およびn−Al0.15Ga 0.85Nクラッド層6
の電極形成領域を除いて、電流狭窄を行うためおよびp
n接合の露出部を保護するために、p−GaNコンタク
ト層9の上面、p−GaNコンタクト層9からn−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6までの側面ならびにn−A
l0.15Ga0.85Nクラッド層6の上面にSiO2 膜等か
らなる絶縁膜10を形成する。
した電極形成領域上にp電極11を形成し、n−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6の露出した電極形成領域上
にn電極12を形成する。
おいては、上記のように、GaN系半導体層15の結晶
成長中に、サファイア基板1の段差部100の側面10
1上に、サファイア基板1の(0001)面に対して完
全に垂直な{11-20}面が形成される。したがって、
段差部100の側面101上のGaN系半導体層15の
{11-20}面を共振器面200として用いることが可
能となる。
成長時に自然に形成される{11-20}面を共振器面2
00として用いることができるので、結晶成長後のエッ
チングやへき開等の複雑な工程を用いることなく、サフ
ァイア基板1の(0001)面に対して垂直な共振器面
200を容易に形成することができる。
電流が低減されたGaN系半導体レーザ素子を容易に得
ることができるとともに、歩留りが向上する。
されるGaN系半導体層の結晶方位の関係を示す図であ
る。
GaN系半導体層はともに六方晶系である。サファイア
基板とGaN系半導体層とでは、結晶方位が30°ずれ
ている。[11-20]方向、[-2110]方向、[-12
-10]方向、[-1-120]方向、[2-1-10]方向およ
び[1-210]方向が等価な面方位であり、一般表記
〈11-20〉で表される。また、[10-10]方向、
[01-10]方向、[-1100]方向、[-1010]方
向、[0-110]方向および[1-100]方向が等価な
面方位であり、一般表記〈1-100〉で表される。な
お、サファイア基板およびGaN系半導体層ともに{1
-100}面でへき開しやすい。
例における半導体レーザ素子の製造方法を示す模式的工
程断面図である。なお、図5は半導体レーザ素子の共振
器面に垂直な方向に沿った断面を示す。
ア基板1の(0001)面上に、厚さ300ÅのAlG
aNバッファ層2および厚さ2μmのi−GaN層3を
エピタキシャル成長させる。次に、i−GaN層3に、
RIE法、RIBE法等のドライエッチング法により段
差部300を形成する。段差部300の側面301およ
び底面302はサファイア基板1の〈11-20〉方向に
平行とする。この場合、段差部300の側面301およ
び底面302はi−GaN層3の〈10-10〉方向と平
行になる。このエッチングにおいては、段差部300の
側面301は必ずしもサファイア基板1の(0001)
面に対して完全に垂直である必要はない。ただし、側面
301の傾斜が大きい場合には、後の工程でGaN系半
導体層の{11-20}面が形成されるまでにある程度の
厚みのGaN系半導体層を成長させる必要があるので、
側面301の傾斜をできるだけ抑えることが望ましい。
GaN層3を第1のGaN系半導体層16と呼ぶ。
N層3の上面上ならびに段差部300の側面301上お
よび底面302上に、n−GaN層4、n−In0.1 G
a0. 9 Nクラック防止層5、n−Al0.15Ga0.85Nク
ラッド層6、MQW発光層7、p−Al0.15Ga0.85N
クラッド層8およびp−GaNコンタクト層9を順にエ
ピタキシャル成長させる。MQW発光層7の構成は、図
2に示した構成と同様である。各層3〜9の厚さは、図
1の各層3〜9の厚さと同様である。以下、n−GaN
層4からp−GaNコンタクト層9までを第2のGaN
系半導体層17と呼ぶ。
層17の結晶成長中に段差部300の側面301上に第
2のGaN系半導体層17の{11-20}面が形成され
る。この第2のGaN系半導体層17の{11-20}面
は、サファイア基板1の(0001)面および第1のG
aN系半導体層16の(0001)面に対して完全に垂
直に成長する。
ンタクト層9からn−Al0.15Ga 0.85Nクラッド層6
までの一部領域をエッチングにより除去し、n−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6を露出させる。
極形成領域およびn−Al0.15Ga 0.85Nクラッド層6
の電極形成領域を除いて、電流狭窄を行うためおよびp
n接合の露出部を保護するために、p−GaNコンタク
ト層9の上面、p−GaNコンタクト層9からn−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6までの側面ならびにn−A
l0.15Ga0.85Nクラッド層6の上面にSiO2 膜等か
らなる絶縁膜10を形成する。
した電極形成領域上にp電極11を形成し、n−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6の露出した電極形成領域上
にn電極12を形成する。
おいては、上記のように、第2のGaN系半導体層17
の結晶成長中に、第1のGaN系半導体層16の段差部
300の側面301上に、サファイア基板1の(000
1)面および第1のGaN系半導体層16の(000
1)面に対して完全に垂直な{11-20}面が形成され
る。したがって、段差部300の側面301上の第2の
GaN系半導体層17の{11-20}面を共振器面20
0として用いることが可能となる。
の結晶成長時に自然に形成される{11-20}面を共振
器面200として用いることができるので、結晶成長後
のエッチングやへき開等の複雑な工程を用いることな
く、サファイア基板1の(0001)面および第1のG
aN系半導体層16の(0001)面に対して垂直な共
振器面200を容易に形成することができる。
電流が低減された半導体レーザ素子を容易に得ることが
できるとともに、歩留りが向上する。
ァイア基板1を用いているが、サファイア基板1の代わ
りに、SiC基板等の他の基板を用いてもよい。SiC
基板を用いる場合、段差部300の側面301および底
面302はSiC基板の〈1-100〉方向に平行とす
る。
例における半導体レーザ素子の製造方法を示す模式的工
程断面図である。なお、図6は半導体レーザ素子の共振
器面に垂直な方向に沿った断面を示す。
ア基板1の(0001)面上に、厚さ300Åのアンド
ープのAlGaNバッファ層2および厚さ2μmのi−
GaN層をエピタキシャル成長させる。次に、EB法
(電子ビーム蒸着法)またはCVD法(化学気相成長
法)によりi−GaN層3上にSiO2 膜を形成し、フ
ォトリソグラフィおよびフッ酸系エッチング液によるエ
ッチングを行い、i−GaN層3上の素子形成領域の両
端部側にSiO2 膜30を形成する。
32は、サファイア基板1の〈11-20〉方向に平行と
する。SiO2 膜30の幅Dは、ダイシング等を容易に
するために20μm以上とすることが好ましい。また、
SiO2 膜30の厚みは0.1〜3μmとすることが好
ましい。以下、AlGaNバッファ層2およびi−Ga
N層3を第1のGaN系半導体層36と呼ぶ。
N層3上に、厚さ5μm〜10μm程度のn−GaN層
4、厚さ0.1μmのn−In0.1 Ga0.9 Nクラック
防止層5、厚さ0.7μmのn−Al0.15Ga0.85Nク
ラッド層6、MQW発光層7、厚さ0.7μmのp−A
l0.15Ga0.85Nクラッド層8、厚さ0.05μmのp
−GaNコンタクト層9を順にエピタキシャル成長させ
る。この場合、SiO 2 膜30上にはほとんど結晶成長
が行われず、Alを含む厚さの薄い多結晶層31が形成
される。MQW発光層7の構成は、図2に示した構成と
同様である。以下、n−GaN層4からp−GaNコン
タクト層9までを第2のGaN系半導体層37と呼ぶ。
発光層7、n−Al0.15Ga0.85Nクラッド層6および
p−Al0.15Ga0.85Nクラッド層8が実質的に発光に
寄与するため、SiO2 膜30上の多結晶層31の上端
がn−Al0.15Ga0.85Nクラッド層6の下端に達しな
いようにn−GaN層4からp−GaNコンタクト層9
までの厚さを設定する。
層37の結晶成長中に各SiO2 膜30の一辺32に沿
って第2のGaN系半導体層37の{11-20}面から
なる端面が形成される。この第2のGaN系半導体層3
7の{11-20}面は、サファイア基板1の(000
1)面および第1のGaN系半導体層36の(000
1)面に対して完全に垂直に成長する。
ンタクト層9からn−Al0.15Ga 0.85Nクラッド層6
までの一部領域をエッチングにより除去し、n−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6を露出させる。
極形成領域およびn−Al0.15Ga 0.85Nクラッド層6
の電極形成領域を除いて、電流狭窄を行うためおよびp
n接合の露出部を保護するために、p−GaNコンタク
ト層9の上面、p−GaNコンタクト層9からn−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6までの側面ならびにn−A
l0.15Ga0.85Nクラッド層6の上面にSiO2 膜等か
らなる絶縁膜10を形成する。
した電極形成領域上にp電極11を形成し、n−Al
0.15Ga0.85Nクラッド層6の露出した電極形成領域上
にn電極12を形成する。
おいては、上記のように、第2のGaN系半導体層37
の結晶成長中に、各SiO2 膜30の一辺32に沿った
第2のGaN系半導体層37の両端面にサファイア基板
1の(0001)面および第1のGaN系半導体層36
の(0001)面に対して完全に垂直な{11-20}面
が形成される。したがって、第2のGaN系半導体層3
7の{11-20}面を共振器面200として用いること
が可能となる。
の結晶成長時に自然に形成される{11-20}面を共振
器面200として用いることができるので、結晶成長後
のエッチングやへき開等の複雑な工程を用いることな
く、サファイア基板1の(0001)面および第1のG
aN系半導体層36の(0001)面に対して垂直な共
振器面200を容易に形成することができる。
電流が低減された半導体レーザ素子を容易に得ることが
できるとともに、歩留りが向上する。
エハ上に複数の半導体レーザ素子を作製した後、個々の
半導体レーザ素子をダイシング等により分離する。その
ため、本実施例では、サファイアのウエハ上の複数の素
子形成領域間に幅2DのSiO2 膜を形成し、複数の半
導体レーザ素子を作製した後、SiO2 膜の中心線でウ
エハを分離する。それにより、図6(b)および図3に
示した半導体レーザ素子が得られる。
ァイア基板1を用いているが、サファイア基板1の代わ
りに、SiC基板等の他の基板を用いてもよい。SiC
基板を用いる場合には、各SiO2 膜30の素子形成領
域一辺32はSiC基板の〈1-100〉方向に平行とす
る。
Al2 O3 、SiN等の他の絶縁膜を用いてもよい。
本発明を図3に示した酸化膜ストライプ構造を有する半
導体レーザ素子に適用した場合について説明したが、本
発明は、セルフアライン構造を有する半導体レーザ素
子、リッジ導波型構造を有する半導体レーザ素子等の他
の半導体レーザ素子にも適用することができる。
する半導体レーザ素子の製造方法を示す模式的工程断面
図である。なお、図7および図8は半導体レーザ素子の
共振器面に平行な方向に沿った断面を示す。
の工程の後、図7(a)に示すように、i−GaN層3
上に、n−GaN層4、n−In0.1 Ga0.9 Nクラッ
ク防止層5、n−Al0.15Ga0.85Nクラッド層6、M
QW発光層7、p−Al0.15Ga0.85N第1クラッド層
8aおよびn−AlGaN電流ブロック層18を順にエ
ピタキシャル成長させる。
aの厚みは約0.1〜0.4μm程度とする。また、n
−AlGaN電流ブロック層18の厚みは0.5μm程
度とする。n−AlGaN電流ブロック層18のAl組
成はp−Al0.15Ga0.85N第1クラッド層8aのAl
組成よりも大きくする。本例では、n−AlGaN電流
ブロック層18のAl組成は0.20とする。
たは第3の実施例と同様であり、MQW発光層7の構成
は図2に示した構成と同様である。
GaN電流ブロック層18上の幅2μm程度のストライ
プ状の領域を除いてn−AlGaN電流ブロック層18
上にNiマスク(図示せず)を形成し、RIE法(反応
性イオンエッチング法)またはRIBE法(反応性イオ
ンビームエッチング法)によりn−AlGaN電流ブロ
ック層18をエッチングする。それにより、n−AlG
aN電流ブロック層18にストライプ状の開口部が形成
され、p−Al0.15Ga0.85N第1クラッド層8aの幅
2μm程度のストライプ状の領域が露出する。
(c)に示すように、n−AlGaN電流ブロック層1
8上およびp−Al0.15Ga0.85N第1クラッド層8a
のストライプ状の領域上に、p−Al0.15Ga0.85N第
2クラッド層8bおよびp−GaNコンタクト層9を順
にエピタキシャル成長させる。ここで、p−Al0.15G
a0.85N第1クラッド層8aとp−Al0.15Ga0.85N
第2クラッド層8bとの合計の厚さをn−Al0.15Ga
0.85Nクラッド層6の厚さと同程度(例えば0.7μm
以上)にする。p−GaNコンタクト層9の厚さは、第
1、第2または第3の実施例と同様である。
Nコンタクト層9上の所定領域にNiマスク(図示せ
ず)を形成した後、p−GaNコンタクト層9からn−
In0. 1 Ga0.9 Nクラック防止層5までの一部領域を
RIE法またはRIBE法によりエッチングして除去
し、n−GaN層4を露出させる。
し、図8(e)に示すように、p−GaNコンタクト層
9上にp電極11を形成し、n−GaN層4の露出した
表面にn電極12を形成する。
を図7および図8のセルフアライン構造の半導体レーザ
素子に適用した場合にも、結晶成長後のエッチングやへ
き開等の複雑な工程を用いることなく、サファイア基板
1の(0001)面に対して垂直な共振器面を容易に形
成することができる。
電流が低減された半導体レーザ素子を容易に得ることが
できるとともに、歩留りが向上する。
ーザ素子の共振器面に平行な方向に沿った模式的断面図
である。
1(a)、図5(a)または図6(a)の工程の後、i
−GaN層3上に、n−GaN層2、n−In0.1 Ga
0.9Nクラック防止層5、n−Al0.15Ga0.85Nクラ
ッド層6、MQW発光層7、p−Al0.15Ga0.85Nク
ラッド層8およびp−GaNコンタクト層9を順にエピ
タキシャル成長させる。
は第3の実施例と同様であり、MQW発光層7の構成は
図2に示した構成と同様である。
ライプ状の領域にストライプ状のNiマスク(図示せ
ず)を形成し、RIE法またはRIBE法により、p−
GaNコンタクト層9およびp−Al0.15Ga0.85Nク
ラッド層8をエッチングする。それにより、リッジ部が
形成される。
p−Al0.15Ga0.85Nクラッド層8上の所定領域を除
いてp−Al0.15Ga0.85Nクラッド層8およびp−G
aNコンタクト層9上にNiマスク(図示せず)を形成
し、p−Al0.15Ga0.85Nクラッド層8からn−Ga
N層4までの一部領域をRIE法またはRIBE法によ
りエッチングして除去し、n−GaN層4を露出させ
る。
し、p−GaNコンタクト層9の上面およびn−GaN
層4の電極形成領域を除いて、リッジ部の両側面、p−
Al0. 15Ga0.85Nクラッド層8の平坦部の上面、n−
GaN層4の上面、およびp−Al0.15Ga0.85Nクラ
ッド層8からn−GaN層4までの側面に、EB法また
はCVD法によりSiO2 膜19を形成する。
極11を形成し、n−GaN層4の露出した表面にn電
極12を形成する。
を図9のリッジ導波型構造を有する半導体レーザ素子に
適用した場合にも、結晶成長後のエッチングやへき開等
の複雑な工程を用いることなく、サファイア基板1の
(0001)面に対して垂直な共振器面を容易に形成す
ることができる。
電流が低減された半導体レーザ素子を容易に得ることが
できるとともに、歩留りが向上する。
子の製造方法を示す模式的工程断面図である。
のエネルギーバンド構造図である。
子の共振器面に平行な方向に沿った模式的断面図であ
る。
N系半導体層の面方位の関係を示す図である。
子の製造方法を示す模式的工程断面図である。
子の製造方法を示す模式的工程断面図である。
の製造方法を示す模式的工程断面図である。
の製造方法を示す模式的工程断面図である。
共振器面に平行な方向に沿った模式的断面図である。
晶方位の関係を示す図である。
体層からなる従来の半導体レーザ素子の概略斜視図であ
る。
を示す模式的工程断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 サファイア基板の{0001}面にその
サファイア基板の〈11-20〉方向に平行な側面を有す
る段差部が形成され、前記サファイア基板の上面上なら
びに前記段差部の側面上に、発光層を含みかつホウ素、
ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも
1つを含む窒化物系半導体層が形成され、前記段差部の
側面上の前記窒化物系半導体層の表面が共振器面を構成
することを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウ
ムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化
物系半導体層が形成され、前記第1の窒化物系半導体層
の{0001}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1
-100〉方向に平行な側面を有する段差部が形成され、
前記第1の窒化物系半導体層の上面上ならびに前記段差
部の側面上に、発光層を含みかつホウ素、ガリウム、ア
ルミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第
2の窒化物系半導体層が形成され、前記段差部の側面上
の前記第2の窒化物系半導体層の表面が共振器面を構成
することを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項3】 前記基板はサファイア基板であり、前記
段差部の側面は前記サファイア基板の〈11-20〉方向
に平行であることを特徴とする請求項2記載の半導体レ
ーザ素子。 - 【請求項4】 基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウ
ムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化
物系半導体層が形成され、前記第1の窒化物系半導体層
の{0001}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1
-100〉方向に平行な一辺を有する絶縁膜が形成され、
前記絶縁膜の領域を除く前記第1の窒化物系半導体層の
{0001}面に、発光層を含みかつホウ素、ガリウ
ム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを
含む第2の窒化物系半導体層が形成され、前記絶縁膜の
前記一辺に沿った前記第2の窒化物系半導体層の端面が
共振器面を構成することを特徴とする半導体レーザ素
子。 - 【請求項5】 前記基板はサファイア基板であり、前記
絶縁膜の前記一辺は前記サファイア基板の〈11-20〉
方向に平行であることを特徴とする請求項4記載の半導
体レーザ素子。 - 【請求項6】 前記基板は炭化ケイ素基板であり、前記
段差部の側面は前記炭化ケイ素基板の〈1-100〉方向
に平行であることを特徴とする請求項2または4記載の
半導体レーザ素子。 - 【請求項7】 サファイア基板の{0001}面にその
サファイア基板の〈11-20〉方向に平行な側面を有す
る段差部を形成し、前記サファイア基板の上面上ならび
に前記段差部の側面上に、発光層を含みかつホウ素、ガ
リウム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも1
つを含む窒化物系半導体層をエピタキシャル成長させる
ことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 【請求項8】 基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウ
ムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化
物系半導体層を形成し、前記第1の窒化物系半導体層の
{0001}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1-1
00〉方向に平行な側面を有する段差部を形成し、前記
第1の窒化物系半導体層の上面上ならびに前記段差部の
側面上に、発光層を含みかつホウ素、ガリウム、アルミ
ニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第2の
窒化物系半導体層をエピタキシャル成長させることを特
徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - 【請求項9】 基板上にホウ素、ガリウム、アルミニウ
ムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第1の窒化
物系半導体層を形成し、前記第1の窒化物系半導体層の
{0001}面にその第1の窒化物系半導体層の〈1-1
00〉方向に平行な一辺を有する絶縁膜を形成し、前記
絶縁膜の領域を除く前記第1の窒化物系半導体層の{0
001}面に、発光層を含みかつホウ素、ガリウム、ア
ルミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む第
2の窒化物系半導体層をエピタキシャル成長させること
を特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
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