JP3491538B2 - 窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子

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JP3491538B2
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    • H01S2304/00Special growth methods for semiconductor lasers
    • H01S2304/12Pendeo epitaxial lateral overgrowth [ELOG], e.g. for growing GaN based blue laser diodes
    • HELECTRICITY
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
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    • H01S5/0206Substrates, e.g. growth, shape, material, removal or bonding

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  • Led Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化物半導体(In
XAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)の成長
方法に係り、特に窒化物半導体よりなる基板の成長方法
に関する。また、本発明は、前記窒化物半導体よりなる
基板を用い発光ダイオード、レーザダイオード等の発光
素子、あるいは太陽電池、光センサー等の受光素子に使
用される窒化物半導体(InXAlYGa1-X-YN、0≦
X、0≦Y、X+Y≦1)よりなる窒化物半導体素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体を基板上に成長させる
際、成長させる半導体と格子整合した基板を用いると半
導体の結晶欠陥が少なくなり結晶性が向上することが知
られている。しかし、窒化物半導体は格子整合する基板
が現在世の中に存在しないことから、一般にサファイ
ア、スピネル、炭化ケイ素のような窒化物半導体と格子
整合しない異種基板の上に成長されている。
【0003】一方、窒化物半導体と格子整合するGaN
バルク結晶を作製する試みは、様々な研究機関において
成されているが、未だに数ミリ程度のものしか得られた
という報告しかされておらず、実用化には程遠い状態で
ある。
【0004】GaN基板を作製する技術として、例えば
特開平7−202265号公報、特開平7−16549
8号に、サファイア基板の上にZnOよりなるバッファ
層を形成して、そのバッファ層の上に窒化物半導体を成
長させた後、バッファ層を溶解除去する技術が記載され
ている。しかしながらサファイア基板の上に成長される
ZnOバッファ層の結晶性は悪く、そのバッファ層の上
に窒化物半導体を成長させても良質の窒化物半導体結晶
を得ることは難しい。さらに、薄膜のZnOよりなるバ
ッファ層の上に、基板となるような厚膜の窒化物半導体
を連続して成長させることも難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】LED素子、LD素
子、受光素子等の数々の電子デバイスに使用される窒化
物半導体素子を作製する際、結晶欠陥の少ない窒化物半
導体よりなる基板を作製することができれば、その基板
の上に新たな窒化物半導体を成長させて、格子欠陥が少
ない窒化物半導体が成長できるので、それら素子の結晶
性が飛躍的に良くなり、従来実現されていなかった素子
が実現できるようになる。そこで、本発明の目的は、結
晶性の良い窒化物半導体の成長方法を提供することにあ
り、具体的には基板となる結晶欠陥の少ない窒化物半導
体の成長方法と、窒化物半導体基板を有する新規な構造
の素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の目的は、
以下の(1)〜(6)の本発明の構成によって達成する
ことができる。 (1) 窒化物半導体と異なる材料よりなる異種基板の
上に、第1の窒化物半導体層を成長させる第1の工程
と、第1の工程後、前記第1の窒化物半導体層に部分的
に段差を形成して第1の窒化物半導体の端面を露出さ
せ、段差上面にある第1の窒化物半導体の平面及び段差
の異種基板に対して水平な面に保護膜を形成する第2の
工程と、第2の工程後、前記第1の窒化物半導体の端面
から第2の窒化物半導体を成長させる第3の工程とを含
むことを特徴とする窒化物半導体の成長方法。 (2) 前記第1の窒化物半導体層に形成される段差
は、ストライプ状、碁盤目状、又はドット状に形成する
ことを特徴とする前記(1)に記載の窒化物半導体の成
長方法。 (3) 前記第2の工程で、段差を形成する方法が、エ
ッチング又はダイシングであることを特徴とする前記
(1)に記載の窒化物半導体の成長方法。 (4) 前記第2の工程で、段差の底面が第1の窒化物
半導体面又は異種基板面であることを特徴とする前記
(1)乃至(3)に記載の窒化物半導体の成長方法。 (5) 前記第1の窒化物半導体層の端面は、異種基板
に対してほぼ垂直、順メサ形状、又は逆メサ形状である
ことを特徴とする前記(1)に記載の窒化物半導体の成
長方法。 (6) 前記窒化物半導体の成長方法で得られる第2の
窒化物半導体の上に、素子構造となる少なくともn型及
びp型の窒化物半導体が形成されていることを特徴とす
る窒化物半導体素子。
【0007】つまり、本発明の成長方法は、異種基板の
表面で発生する結晶欠陥が窒化物半導体を厚く成長させ
ても窒化物半導体の表面まで連続して転位することを防
止するために、窒化物半導体を成長させた後、窒化物半
導体の縦方向の成長を抑え、横方向にのみ一旦成長さ
せ、続いて縦と横方向に成長させることで、結晶欠陥が
非常に少ない結晶性の良好な窒化物半導体を得ることが
できる。本発明において、窒化物半導体の縦方向の成長
を抑えるとは、少なくとも窒化物半導体の成長が縦に進
行しないようにすればよく、また横方向に成長させると
は、少なくとも成長させた窒化物半導体の端面を露出さ
せて、この端面のみから成長させるようにすればよい。
このように成長方向をコントロールされた窒化物半導体
は、縦方向から横方向に成長を始め、成長を続けていく
と横の成長に加えて再び縦方向にも成長をはじめる。
【0008】このように窒化物半導体の成長方向をコン
トロールして行う窒化物半導体の成長方法の具体的な方
法の一実施の形態としては、前記第1〜第3の工程を有
する窒化物半導体の成長方法が挙げられる。まず第1の
工程で成長させた窒化物半導体の縦方向の成長を抑制す
るために、第2の工程で窒化物半導体が縦の方向に成長
可能な平面(例えば窒化物半導体の平面や異種基板面)
に保護膜を形成し、また、窒化物半導体に段差を形成し
て横方向への成長を可能とする窒化物半導体の端面を形
成し、このように窒化物半導体の成長方向を制御した
後、第3の工程で再び窒化物半導体を成長させる。この
第1〜第3の工程を経ることによって、異種基板の表面
に発生する結晶欠陥が窒化物半導体に転位するのを防止
でき、結晶欠陥の非常に少ない結晶性の良好な窒化物半
導体を得ることができる。
【0009】一般に、異種基板上に形成された窒化物半
導体には、異種基板との格子不整のために異種基板の表
面に結晶欠陥が発生するが、この結晶欠陥は、窒化物半
導体に連続的に転位を続け、窒化物半導体の成長の段階
で消滅することがない。
【0010】これに対し本発明の窒化物半導体の成長方
法は、第1の窒化物半導体に部分的に設けた段差の上面
にある第1の窒化物半導体の平面及び段差の底面[異種
基板にほぼ水平な面(面がやや斜めになっていても、表
面が平らでなくてもよい)]に保護膜を設けることで、
異種基板の表面に発生する結晶欠陥が連続的に転位する
のを防止する。更に、このように保護膜を形成すると、
窒化物半導体が保護膜上に成長しにくいことから、第2
の窒化物半導体の成長が選択的に第1の窒化物半導体の
端面から横方向に成長をはじめる。ここで、異種基板の
表面に発生する結晶欠陥は、窒化物半導体が横方向に成
長する過程では、横方向へ転位するが地下物半導体が再
び縦方向へ成長をする際に転位をほとんどしない。そし
て、横方向に転位した結晶欠陥は、保護膜上に隣接して
成長する第2の窒化物半導体同士が接合して形成された
保護膜上部には、例えばTEMなどの観測によると、ほ
とんど見られなくなる。その結果、第2の窒化物半導体
表面には、結晶欠陥の極めて減少した、結晶性の非常に
良好な第2の窒化物半導体を厚膜で得ることができる。
ここで、窒化物半導体は保護膜上に成長しにくいが、第
2の窒化物半導体が横方向と縦方向の成長を続けること
で、あたかも保護膜の上に成長しているかのように保護
膜を覆って成長する。
【0011】また、本発明の成長方法により得られる結
晶性の良好な第2の窒化物半導体を基板として用いて窒
化物半導体素子を作成すると、この上に積層成長させた
窒化物半導体素子も同様に、結晶欠陥のほとんどない結
晶性の良好な素子となり、結晶欠陥による劣化を著しく
防止できライフ時間が向上し、また、LEDでは逆耐圧
が著しく上昇し、寿命特性の良好な窒化物半導体素子を
提供することが可能となる。以下、明細書内において、
第2の窒化物半導体を単に窒化物半導体基板と言う場合
がある。
【0012】また、本発明において、第2の窒化物半導
体の結晶欠陥は、1×107個/cm2以下となり、好まし
くは5×106個/cm2以下、さらに好ましくは1×10
6個/cm2以下、最も好ましくは5×105個/cm2である
ことが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明を更に詳
細に説明する。図1〜図5は、本発明の窒化物半導体の
成長方法の一実施形態を段階的に示した模式図である。
【0014】本発明の窒化物半導体の成長方法の一実施
形態として、まず、図1の第1の工程において、異種基
板1上に第1の窒化物半導体2を成長させ、図2の第2
の工程において、第1の窒化物半導体2の端面を露出さ
せるために第1の窒化物半導体2に部分的に段差を形成
し、第1の窒化物半導体の成長の方向をコントロールす
るために段差の上面にある第1の窒化物半導体2の平面
及び段差の異種基板1に水平な面に保護膜3及び保護膜
4を形成し、続いて図3の第3の工程において、成長の
方向が制御された第1の窒化物半導体2、つまり第1の
窒化物半導体2の端面から第2の窒化物半導体5を成長
させる。
【0015】以下に上記各工程ごとに図を用いて更に詳
細に説明する。図1は異種基板1上に、第1の窒化物半
導体2を成長させる第1の工程を行った模式的段面図で
ある。この第1の工程において、用いることのできる異
種基板としては、例えば、サファイアC面の他、R面、
A面を主面とするサファイア、スピネル(MgA1
24)のような絶縁性基板、SiC(6H、4H、3C
を含む)、ZnS、ZnO、GaAs、Si、及び窒化
物半導体と格子整合する酸化物基板等、従来知られてい
る窒化物半導体と異なる基板材料を用いることができ
る。好ましい異種基板としては、サファイア、スピネル
が挙げられる。
【0016】また、第1の工程において、異種基板1上
に第1の窒化物半導体2を成長させる前に、異種基板1
上にバッファ層(図示されていない)を形成してもよ
い。バッファ層としては、AlN、GaN、AlGa
N、InGaN等が用いられる。バッファ層は、900
℃以下300℃以上の温度で、膜厚0.5μm〜10オ
ングストロームで成長される。このように異種基板1上
にバッファ層を900℃以下の温度で形成すると、異種
基板1と第1の窒化物半導体2との格子定数不正を緩和
し、第1の窒化物半導体2の結晶欠陥が少なくなる傾向
にある。
【0017】第1の工程において、異種基板1上に形成
される第1の窒化物半導体2としては、アンドープ(不
純物をドープしない状態、undope)のGaN、Si、G
e、及びS等のn型不純物をドープしたGaNを用いる
ことができる。第1の窒化物半導体2は、高温、具体的
には約900℃程度〜1100℃、好ましくは1050
℃で異種基板1上に成長される。第1の窒化物半導体2
の膜厚は特に限定しないが、段差を形成するためには1
00オングストローム以上、好ましくは1〜10μm程
度、好ましくは1〜5μmの膜厚で形成することが望ま
しい。
【0018】次に、図2は異種基板1上に第1の窒化物
半導体2を成長させた後、第1の窒化物半導体2に部分
的に第1の窒化物半導体2がわずかに残る程度の深さで
段差を形成して、第1の窒化物半導体2の端面を露出さ
せ、図2のように段差上面にある第1の窒化物半導体2
の平面及び段差下面の異種基板に対し水平な面に保護膜
3及び保護膜4を形成する第2の工程を行った模式的断
面図である。
【0019】第2の工程において、部分的に段差を形成
するとは、少なくとも第1の窒化物半導体2の端面が露
出されるように、第1の窒化物半導体2の表面から異種
基板1方向に窪みを形成してあればよく、第1の窒化物
半導体2にいずれの形状で段差を設けてもよく、例え
ば、ランダムな窪み、ストライプ状、碁盤目状、ドット
状に形成できる。第1の窒化物半導体2に部分的に設け
られた段差は、第1の窒化物半導体の途中まで、又は異
種基板に達する深さで形成され、この段差の深さは、第
1の窒化物半導体2の膜厚や、保護膜4の膜厚等にも左
右される値であり、第1の窒化物半導体2の端面から横
方向に成長する第2の窒化物半導体5が成長し易いよう
に端面が形成されるように段差が形成されることが好ま
しい。段差の深さは、第1の窒化物半導体2が残る程度
の深さが好ましい。仮に、段差を形成する際に異種基板
1が露出されていると、保護膜4の形成時に第1の窒化
物半導体2の端面付近に保護膜4が形成しにくいと考え
られることから、保護膜4が十分に異種基板の表面を覆
ってない場合には、異種基板の表面に第2の窒化物半導
体5が成長し、そこから結晶欠陥が発生する可能性があ
るからである。段差の具体的な深さは、特に限定せず通
常500オングストローム〜5μm程度であれば十分で
ある。
【0020】段差をストライプ状の形状とする場合、ス
トライプの形状として、例えばストライプ幅を10〜2
0μm、ストライプ間隔を2〜5μmのものを形成する
ことができる。
【0021】第2の工程で段差を設ける方法としては、
第1の窒化物半導体を一部分取り除くことができる方法
であればいずれの方法でもよく、例えばエッチング、ダ
イシング等が挙げられる。エッチングにより、第1の窒
化物半導体2に部分的(選択的)に段差を形成する場合
は、フォトリソグラフィー技術における種々の形状のマ
スクパターンを用いて、ストライプ状、碁盤目状等のフ
ォトマスクを作製し、レジストパターンを第1の窒化物
半導体2に形成してエッチングすることにより形成でき
る。また、ダイシングで行う場合は、例えば、ストライ
プ状や碁盤目状に形成できる。
【0022】第2の工程において窒化物半導体をエッチ
ングする方法には、ウエットエッチング、ドライエッチ
ング等の方法があり、平滑な面を形成するには、好まし
くはドライエッチングを用いる。ドライエッチングに
は、例えば反応性イオンエッチング(RIE)、反応性
イオンビームエッチング(RIBE)、電子サイクロト
ロンエッチング(ECR)、イオンビームエッチング等
の装置があり、いずれもエッチングガスを適宜選択する
ことにより、窒化物半導体をエッチングしてできる。例
えば、本出願人が先に出願した特開平8−17803号
公報記載の窒化物半導体の具体的なエッチング手段を用
いることができる。また、エッチングによって段差を形
成する場合、エッチング面が、図2に示すように異種基
板に対して端面がほぼ垂直となる形状、又は順メサ形状
や逆メサ形状でもよく、あるいは第1の窒化物半導体2
の端面が階段状になるように形成された形状等がある。
【0023】第2の工程で、第1の窒化物半導体2が縦
方向に成長するのを制御するために、例えば段差の上面
にある第1の窒化物半導体2の平面に保護膜3を、段差
の下面の異種基板に対してほぼ水平な面に保護膜4を、
保護膜としてそれぞれ形成する。段差の形状が階段状で
ある場合は、階段の各段の異種基板にほぼ水平な面に保
護膜4をそれぞれ形成する。第2の工程で用いられる保
護膜としては、保護膜表面に窒化物半導体が成長しない
か、若しくは成長しにくい性質を有する材料が挙げられ
る。保護膜として、例えば酸化ケイ素(SiOX)、窒
化ケイ素(SiXY)、酸化チタン(TiOX)、酸化
ジルコニウム(ZrOX)等の酸化物、窒化物、またこ
れらの多層膜の他、1200℃以上の融点を有する金属
等をあげることができる。これらの保護膜材料は、窒化
物半導体の成長温度600℃〜1100℃の温度にも耐
え、その表面に窒化物半導体が成長しないか、成長しに
くい性質を有している。保護膜材料を窒化物半導体表面
に形成するには、例えば蒸着、スパッタ、CVD等の気
相製膜技術を用いることができる。
【0024】また、第2の工程において、保護膜3及び
保護膜4は、段差を第1の窒化物半導体2に形成する方
法が、エッチングである場合と、ダイシングである場合
とで、形成のされ方が多少異なる。まずエッチングで段
差を形成する場合、第1の窒化物半導体2上に保護膜を
形成後、その上にレジスト膜を形成しパターンを転写し
露光、現像して部分的に保護膜3を形成した後、第1の
窒化物半導体2をエッチングすることで段差の形成を行
う。続いて段差を形成した第1の窒化物半導体2上、つ
まり保護膜3及び段差の下面等に更に保護膜を形成し、
CF4とO2ガスによるドライエッチングにより、第1の
窒化物半導体2の端面部分の保護膜をエッチングして除
去し、図2に示すように保護膜4を形成する。このよう
に形成すると、例えば図2では、保護膜3は一層として
図示されているが、保護膜3上に更に保護膜が形成され
2層の保護膜が積層されたような状態になっている。こ
こで保護膜4を形成する前に、保護膜3を取り除いてか
ら、保護膜3の形成されていた部分と段差の下面とに保
護膜を形成してもよく、又は保護膜3を取り除かずに保
護膜4を形成してもよい。次に、ダイシングで段差を形
成する場合、第1の窒化物半導体2を上面からダイシン
グ・ソーで第1の窒化物半導体2に段差を形成し、その
後、その上に保護膜を形成し、CF4とO2ガスによるド
ライエッチングにより端面が露出されるように保護膜を
エッチングにより除去することで所望の形状及び位置に
保護膜3及び保護膜4を同時に形成する。
【0025】保護膜3及び保護膜4の膜厚は、特に限定
せず、ドライエッチングにより端面を露出させられる膜
厚であり、且つ底面を被覆できる膜厚にする必要があ
る。また、保護膜3と保護膜4の膜厚は、第2の窒化物
半導体5が横方向に成長し易いように調整されているこ
とが好ましく、場合によってはそれぞれの膜厚が異なっ
てもよい。例えば、保護膜3は、薄く形成された方が、
第3の工程で成長させる第2の窒化物半導体5が保護膜
3と同程度の膜厚となった時、隣接している第2の窒化
物半導体5同士が接合し易くなると考えられる。また保
護膜4は、比較的厚く(但し、第1の窒化物半導体2の
端面が第2の窒化物半導体5が成長される程度に十分露
出されている範囲)形成された方が、第2の窒化物半導
体5の成長初期において、段差の下面(第1の窒化物半
導体の平面又は異種基板面)を十分に覆うことができる
と共に熱による保護膜4へのピンホールの発生を防止で
きると考えられる。ピンホールが保護膜に発生すると、
ピンホールから第2の窒化物半導体5が縦方向に成長す
る恐れがあり、結晶欠陥の発生の原因となると考えられ
る。本発明において、第1の窒化物半導体2の縦方向の
成長を防止する一実施の形態として、保護膜を形成して
行うことを挙げたが、本発明はこれに限定されない。ま
た、横方向から第2の窒化物半導体5を成長させる一実
施の形態として第1の窒化物半導体2に窪みを形成して
端面を設けることを挙げたが、本発明はこれに限定され
ない。
【0026】次に、図3は、エッチングにより露出され
た第1の窒化物半導体2の端面から第2の窒化物半導体
5を成長させる第3の工程を行った模式的断面図であ
る。第3の工程においては、第1〜第2の工程により保
護膜3及び保護膜4を形成したことにより、第2の窒化
物半導体5が成長可能な部分を、第1の窒化物半導体2
の端面のみとし、第1の窒化物半導体2の端面から第2
の窒化物半導体5が選択的に横方向に成長し始める。そ
して、成長を続けるうちに、第2の窒化物半導体5が横
方向に加え縦方向にも成長をはじめ、窒化物半導体が成
長しにくい保護膜上にあたかも成長したかのように、第
2の窒化物半導体5は保護膜3及び保護膜4を覆い成長
を続ける。このように成長初期に成長方向を特定された
第2の窒化物半導体5は、厚膜に成長させても、結晶欠
陥の極めて少ない非常に良好な結晶性を有する。
【0027】第2の窒化物半導体5としては、前記第1
の窒化物半導体2と同様のものを用いることができる。
第2の窒化物半導体5は、成長の初期においては、保護
膜の形成されていない第1の窒化物半導体の端面に選択
的に成長し、向き合っている第1の窒化物半導体の端面
から横方向に成長した第2の窒化物半導体が保護膜4の
上面を覆い、次第に横方向から縦方向に成長し始め保護
膜3と同程度の膜厚に成長すると、図3のように第2の
窒化物半導体が保護膜3の上部に向かって横方向に成長
し、そして図3のように隣接している第2の窒化物半導
体5同士でつながる。その結果、図4に示すように、第
2の窒化物半導体5があたかも保護膜3、4上に成長し
たかのような状態となる。
【0028】また第2の窒化物半導体5は、この上に素
子構造となる窒化物半導体を成長させるための基板とな
るが、素子構造を形成するには異種基板、第1の窒化物
半導体及び保護膜(以下、異種基板等とする場合があ
る。)を予め除去してから行う場合と、異種基板等を残
して行う場合がある。このため前者の異種基板等を除去
する場合の第2の窒化物半導体5の膜厚は、70μm以
上、好ましくは100μm以上、好ましくは500μm
以下である。この範囲であると異種基板及び保護膜等を
研磨除去しても、第2の窒化物半導体5が割れにくくハ
ンドリングが容易となり好ましい。
【0029】また後者の異種基板等を残して行う場合の
第2の窒化物半導体5の膜厚は、特に限定されないが、
100μm以下、好ましくは50μm以下、より好まし
くは20μm以下である。この範囲であると異種基板と
窒化物半導体の熱膨張係数差によるウエハの反りが防止
でき、更に素子基板となる第2の窒化物半導体5の上に
素子構造となる窒化物半導体を良好に成長させることが
できる。
【0030】本発明の窒化物半導体の成長方法におい
て、第1の窒化物半導体2、及び第2の窒化物半導体5
を成長させる方法としては、特に限定されないが、MO
VPE(有機金属気相成長法)、HVPE(ハライド気
相成長法)、MBE(分子線エピタキシー法)、MOC
VD(有機金属化学気相成長法)等、窒化物半導体を成
長させるのに知られている全ての方法を適用できる。好
ましい成長方法としては、膜厚が100μm以下ではM
OCVD法を用いると成長速度をコントロールし易い。
また膜厚が100μm以下ではHVPEでは成長速度が
速くてコントロールが難しい。
【0031】また本発明において、第2の窒化物半導体
5上には、素子構造となる窒化物半導体を形成すること
ができるので、明細書内において第2の窒化物半導体を
素子基板又は窒化物半導体基板と言う場合がある。
【0032】また第1の工程における前記異種基板とな
る材料の主面をオフアングルさせた基板、さらにステッ
プ状にオフアングルさせた基板を用いることもできる。
更に好ましい異種基板としては、(0001)面[C面]
を主面とするサファイア、(112−0)面[A面]を主
面とするサファイア、又は(111)面を主面とするス
ピネルである。ここで異種基板が、(0001)面[C
面]を主面とするサファイアであるとき、前記保護膜が
そのサファイアの(112−0)面[A面]に対して垂直
なストライプ形状を有していること[窒化物半導体の
(101−0)[M面]に平行方向にストライプを形成す
ること]が好ましく、また(112−0)面[A面]を主
面とするサファイアであるとき、前記保護膜はそのサフ
ァイアの(11−02)面[R面]に対して垂直なストラ
イプ形状を有していることが好ましく、また(111)
面を主面とするスピネルであるとき、前記保護膜はその
スピネルの(110)面に対して垂直なストライプ形状
を有していることが好ましい。ここでは、保護膜がスト
ライプ形状の場合について記載したが、本発明において
サファイアのA面及びR面、スピネルの(110)面に
窒化物半導体が横方向に成長し易いので、これらの面に
第1の窒化物半導体の端面が形成されるように第1の窒
化物半導体2に段差を形成するために保護膜の形成を考
慮することが好ましい。
【0033】本発明に用いられる異種基板について図を
用いて更に詳細に説明する。図5は窒化物半導体の結晶
構造を示すユニットセル図である。窒化物半導体は正確
には菱面体構造であるが、このように六方晶系で近似で
きる。まず本発明の方法において、C面を主面とするサ
ファイアを用い、保護膜はサファイアA面に対して垂直
なストライプ形状とする場合について説明する。例え
ば、図6は主面側のサファイア基板の平面図である。こ
の図はサファイアC面を主面とし、オリエンテーション
フラット(オリフラ)面をA面としている。この図に示
すように保護膜のストライプをA面に対して垂直方向
で、互いに平行なストライプを形成する。図6に示すよ
うに、サファイアC面上に窒化物半導体を選択成長させ
た場合、窒化物半導体は面内ではA面に対して平行な方
向で成長しやすく、垂直な方向では成長しにくい傾向に
ある。従ってA面に対して垂直な方向でストライプを設
けると、ストライプとストライプの間の窒化物半導体が
つながって成長しやすくなり、図1〜図4に示したよう
な結晶成長が容易に可能となる。
【0034】次に、A面を主面とするサファイア基板を
用いた場合、上記C面を主面とする場合と同様に、例え
ばオリフラ面をR面とすると、R面に対して垂直方向
に、互いに平行なストライプを形成することにより、ス
トライプ幅方向に対して窒化物半導体が成長しやすい傾
向にあるため、結晶欠陥の少ない窒化物半導体層を成長
させることができる。
【0035】また次に、スピネル(MgAl24)に対
しても、窒化物半導体の成長は異方性があり、窒化物半
導体の成長面を(111)面とし、オリフラ面を(11
0)面とすると、窒化物半導体は(110)面に対して
平行方向に成長しやすい傾向がある。従って、(11
0)面に対して垂直方向にストライプを形成すると窒化
物半導体層と隣接する窒化物半導体同士が保護膜の上部
でつながって、結晶欠陥の少ない結晶を成長できる。な
おスピネルは四方晶であるため特に図示していない。
【0036】本発明の窒化物半導体素子(以下本発明の
素子と言う場合がある。)について以下に説明する。本
発明の窒化物半導体素子は、前記した本発明の窒化物半
導体の成長法により得られる第2の窒化物半導体5(窒
化物半導体基板)上に、素子構造となる少なくともn型
及びp型の窒化物半導体が形成されてなるものである。
本発明の窒化物半導体素子を構成する窒化物半導体とし
ては、特に限定されず、少なくともn型及びp型の窒化
物半導体が積層されていればよい。例えば、n型窒化物
半導体層として、超格子構造を有するn型窒化物半導体
層を有し、この超格子構造のn型層にn電極を形成する
ことのできるn型窒化物半導体が形成されているもの等
が挙げられる。また、窒化物半導体素子構造を形成する
その他の構成は、例えば電極、素子の形状等、いずれの
ものを適用させてもよい。本発明の窒化物半導体素子の
一実施の形態を実施例に示したが、本発明はこれに限定
されない。
【0037】本発明の窒化物半導体素子構造となる窒化
物半導体を成長させる方法は、特に限定されないがMO
VPE(有機金属気相成長法)、HVPE(ハライド気
相成長法)、MBE(分子線エピタキシー法)、MOC
VD(有機金属化学気相成長法)等、窒化物半導体を成
長させるのに知られている全ての方法を適用できる。好
ましい成長方法は、MOCVD法であり、結晶をきれい
に成長させることができる。しかし、MOCVD法は時
間がかかるため、膜厚が厚い場合には時間の短い方法で
行うことが好ましい。また使用目的によって種々の窒化
物半導体の成長方法を適宜選択し、窒化物半導体の成長
を行うことが好ましい。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが本発明はこれ
に限定されない。 [実施例1]実施例1における各工程を図1〜図4を用
いて示す。また実施例1はMOCVD法を用いて行っ
た。
【0039】異種基板1として、2インチφ、C面を主
面とし、オリフラ面をA面とするサファイア基板1を反
応容器内にセットし、温度を510℃にして、キャリア
ガスに水素、原料ガスにアンモニアとTMG(トリメチ
ルガリウム)とを用い、サファイア基板1上にGaNよ
りなるバッファ層(図示されていない)を約200オン
グストロームの膜厚で成長させる。
【0040】バッファ層を成長後、TMGのみ止めて、
温度を1050℃まで上昇させる。1050℃になった
ら、原料ガスにTMG、アンモニア、シランガスを用
い、Siを1×1018/cm3ドープしたGaNよりなる
第1の窒化物半導体層2を2μmの膜厚で成長させる。
(図1)
【0041】第1の窒化物半導体層2を成長後、ストラ
イプ状のフォトマスクを形成し、スパッタ装置によりス
トライプ幅15μm、ストライプ間隔3μmのSiO2
よりなる保護膜3を1μmの膜厚で形成し、続いて、R
IE装置により第1の窒化物半導体層2の途中までエッ
チングして段差を形成することにより第1の窒化物半導
体2の端面を露出させる(図2)。なお、ストライプ方
向は、図6に示すように、オリフラ面に対して垂直な方
向で形成する。
【0042】第1の窒化物半導体層2に、図2のように
段差を形成した後、段差を形成した第1の窒化物半導体
2の表面にスパッタ装置により保護膜を形成し、CF4
とO2ガスにより、段差を形成したことにより形成され
た第1の窒化物半導体2の端面部の保護膜のみをエッチ
ングすることにより、保護膜3及び保護膜4を形成す
る。
【0043】保護膜3及び保護膜4を形成後、反応容器
内にセットし、温度を1050℃で、原料ガスにTM
G、アンモニア、シランガスを用い、Siを1×1018
/cm3ドープしたGaNよりなる第2の窒化物半導体層
5を30μmの膜厚で成長させる(図3及び図4)。
【0044】第2の窒化物半導体層5を成長後、ウェー
ハを反応容器から取り出し、SiドープGaNよりなる
窒化物半導体基板を得る。
【0045】(比較例)一方、比較のため、実施例1に
おいて保護膜3及び4を形成せず、実施例1と同様のサ
ファイア基板1上にバッファ層を成長させた後、その上
に第1の窒化物半導体層2を30μmの膜厚で形成し、
比較の窒化物半導体基板を得た。
【0046】第2の窒化物半導体層5(本発明の窒化物
半導体基板)、及び比較の窒化物半導体基板上に、それ
ぞれ10×15μmの範囲を任意に9箇所選び、単位面
積あたりのエッチピットの数を光学顕微鏡により観察
し、エッチピットの数を測定した。なお、エッチピット
の測定方法は、まず上記GaN基板をドライエッチング
により約1μmエッチングし、その後顕微鏡観察を行い
エッチピットを数える。エッチピットは、結晶欠陥の指
標となり、エッチピットの数が少ないと結晶欠陥がない
結晶性の良好な結晶といえる。その結果、エッチピット
の数は、本発明が6×106個/cm2であり、前記比較
例が1×1010個/cm2であり、本発明のものは比較
例に比べ非常に減少していた。
【0047】[実施例2]実施例1において、成長させ
た第1の窒化物半導体層2にダイシングにより段差を形
成して第1の窒化物半導体層2の端面を露出させた後、
図2に示すように、保護膜3及び保護膜4を形成する他
は同様にして、第2の窒化物半導体層5の窒化物半導体
基板を得た。得られた窒化物半導体基板を実施例1と同
様にエッチピットの数を測定した結果、実施例1と同様
に良好な結果が得られた。
【0048】[実施例3]実施例1において、第1の窒
化物半導体層2をエッチングする際に、サファイア基板
1までエッチングする他は同様にして行った。その結
果、実施例1と同様に良好な結果が得られた。
【0049】[実施例4]以下、図7を元に実施例4に
ついて説明する。図7は本発明の成長方法により得られ
た窒化物半導体層を基板とする一実施の形態のLED素
子の構造を示す模式断面図である。
【0050】実施例1で得られたウェーハのサファイア
基板1、バッファ層、第1の窒化物半導体層2、及び保
護膜3、4を研磨、除去し、第2の窒化物半導体層5の
表面を露出させ、第2の窒化物半導体層5のみにする。
但し、実施例1において、第2の窒化物半導体5を成長
させる際に膜厚を200μmとして行った。
【0051】次に、第2の窒化物半導体層5(Siドー
プGaN)を主面とするウェーハをMOVPE装置の反
応容器内にセットし、1050℃でこの第2の窒化物半
導体層5の上にSiを1×1018/cm3ドープしたGa
Nよりなるバッファ層31を成長させる。このバッファ
層31は通常900℃以上の高温で成長させる窒化物半
導体単結晶層であり、先の基板との格子不整合を緩和す
るための低温で成長させるバッファ層とは区別される。
【0052】さらに、バッファ層31の上に膜厚20オ
ングストローム、単一量子井戸構造のIn0.4Ga0.6
よりなる活性層32、膜厚0.3μmのMgを1×10
20/cm3ドープAl0.2Ga0.8Nよりなるp側クラッド
層33、膜厚0.5μmのMgを1×1020/cm3ドー
プGaNよりなるp側コンタクト層34を順に成長させ
る。
【0053】素子構造となるバッファ層31〜p側コン
タクト層34成長後、ウェーハを反応容器から取出し、
窒素雰囲気中で600℃アニーリングして、p側クラッ
ド層33、p側コンタクト層34を低抵抗にする。その
後、p側コンタクト層34側からエッチングを行い、第
2の窒化物半導体層5の表面を露出させる。このよう
に、活性層から下の窒化物半導体層をエッチングにより
露出させ、チップ切断時の「切りしろ」を設けることに
より、切断時にp−n接合面に衝撃を与えにくくなるた
め、歩留も向上し、信頼性の高い素子が得られる。
【0054】エッチング後、p側コンタクト層34の表
面のほぼ全面にNi/Auよりなる透光性のp電極35
を200オングストロームの膜厚で形成し、そのp電極
35の上に、ボンディング用のパッド電極36を0.5
μmの膜厚で形成する。p電極35形成後のチップの平
面図(パッド電極36側から見た図)を図8に示す。
【0055】p側電極形成後、第2の窒化物半導体層5
の素子構造が形成されていない表面全面に、n電極37
を0.5μmの膜厚で形成する。
【0056】その後、n電極側からスクライブし、第2
の窒化物半導体層5のM面(101−0)と、そのM面
に垂直な面で劈開し、300μm角のLEDチップを得
る。このLEDは20mAにおいて、520nmの緑色
発光を示し、出力は従来のサファイア基板上に窒化物半
導体素子構造を成長されたものに比較して2倍以上、静
電耐圧も2倍以上と、非常に優れた特性を示した。
【0057】[実施例5]以下、図9を元に実施例5に
ついて説明する。図9は本発明の成長方法により得られ
た窒化物半導体層を基板とする一実施の形態のレーザ素
子の構造を示す模式断面図である。
【0058】実施例1で得られたウェーハのサファイア
基板1、バッファ層、第1の窒化物半導体2、及び保護
膜3、4を研磨、除去し、第2の窒化物半導体層5の表
面を露出させ、第2の窒化物半導体層5のみにする。但
し、実施例1において、第2の窒化物半導体5を成長さ
せる際に膜厚を200μmとして行った。
【0059】次に、第2の窒化物半導体層5(Siドー
プGaN)を主面とするウェーハをMOVPE装置の反
応容器内にセットし、この第2の窒化物半導体層5の上
に下記各層を形成する。
【0060】(n側クラッド層43)次に、Siを1×
1019/cm3ドープしたn型Al0.2Ga0.8Nよりなる
第1の層、20オングストロームと、アンドープ(undo
pe)のGaNよりなる第2の層、20オングストローム
とを交互に100層積層してなる総膜厚0.4μmの超
格子構造とする。n側クラッド層43はキャリア閉じ込
め層、及び光閉じ込め層として作用し、Alを含む窒化
物半導体、好ましくはAlGaNを含む超格子層とする
ことが望ましく、超格子層全体の膜厚を100オングス
トローム以上、2μm以下、さらに好ましくは500オ
ングストローム以上、1μm以下で成長させることが望
ましい。超格子層にするとクラックのない結晶性の良い
キャリア閉じ込め層が形成できる。
【0061】(n側光ガイド層44)続いて、Siを1
×1017/cm3ドープしたn型GaNよりなるn型光ガ
イド層44を0.1μmの膜厚で成長させる。このn側
光ガイド層44は、活性層の光ガイド層として作用し、
GaN、InGaNを成長させることが望ましく、通常
100オングストローム〜5μm、さらに好ましくは2
00オングストローム〜1μmの膜厚で成長させること
が望ましい。このn側光ガイド層44は通常はSi、G
e等のn型不純物をドープしてn型の導電型とするが、
特にアンドープにすることもできる。超格子とする場合
には第1の層及び第2の層の少なくとも一方にn型不純
物をドープしてもよいし、またアンドープでも良い。
【0062】(活性層45)次に、Siを1×1017
cm3ドープのIn0.2Ga0.8Nよりなる井戸層、25オ
ングストロームと、Siを1×1017/cm3ドープのI
0.01Ga0.95Nよりなる障壁層、50オングストロー
ムを交互に積層してなる総膜厚175オングストローム
の多重量子井戸構造(MQW)の活性層45を成長させ
る。
【0063】(p側キャップ層46)次に、バンドギャ
ップエネルギーがp側光ガイド層47よりも大きく、か
つ活性層45よりも大きい、Mgを1×1020/cm3
ープしたp型Al0.3Ga0.9Nよりなるp側キャップ層
46を300オングストロームの膜厚で成長させる。こ
のp側キャップ層46はp型としたが、膜厚が薄いた
め、n型不純物をドープしてキャリアが補償されたi
型、若しくはアンドープとしても良く、最も好ましくは
p型不純物をドープした層とする。p側キャップ層17
の膜厚は0.1μm以下、さらに好ましくは500オン
グストローム以下、最も好ましくは300オングストロ
ーム以下に調整する。0.1μmより厚い膜厚で成長さ
せると、p型キャップ層46中にクラックが入りやすく
なり、結晶性の良い窒化物半導体層が成長しにくいから
である。Alの組成比が大きいAlGaN程薄く形成す
るとLD素子は発振しやすくなる。例えば、Y値が0.
2以上のAlYGa1-YNであれば500オングストロー
ム以下に調整することが望ましい。p側キャップ層46
の膜厚の下限は特に限定しないが、10オングストロー
ム以上の膜厚で形成することが望ましい。
【0064】(p側光ガイド層47)次に、バンドギャ
ップエネルギーがp側キャップ層46より小さい、Mg
を1×1018/cm3ドープしたp型GaNよりなるp側
光ガイド層47を0.1μmの膜厚で成長させる。この
層は、活性層の光ガイド層として作用し、n側光ガイド
層44と同じくGaN、InGaNで成長させることが
望ましい。また、この層はp側クラッド層48を成長さ
せる際のバッファ層としても作用し、100オングスト
ローム〜5μm、さらに好ましくは200オングストロ
ーム〜1μmの膜厚で成長させることにより、好ましい
光ガイド層として作用する。このp側光ガイド層は通常
はMg等のp型不純物をドープしてp型の導電型とする
が、特に不純物をドープしなくても良い。なお、このp
型光ガイド層を超格子層とすることもできる。超格子層
とする場合には第1の層及び第2の層の少なくとも一方
にp型不純物をドープしてもよいし、またアンドープで
も良い。
【0065】(p側クラッド層48)次に、Mgを1×
1020/cm3ドープしたp型Al0.2Ga0.8Nよりなる
第1の層、20オングストロームと、Mgを1×1020
/cm3ドープしたp型GaNよりなる第2の層、20オ
ングストロームとを交互に積層してなる総膜厚0.4μ
mの超格子層よりなるp側クラッド層48を形成する。
この層はn側クラッド層43と同じくキャリア閉じ込め
層として作用し、超格子構造とすることによりp型層側
の抵抗率を低下させるための層として作用する。このp
側クラッド層48の膜厚も特に限定しないが、100オ
ングストローム以上、2μm以下、さらに好ましくは5
00オングストローム以上、1μm以下で成長させるこ
とが望ましい。なお本実施例では超格子層をn側クラッ
ド層側にも設けたが、n側クラッド層側よりもp側層側
に超格子層を設けた方が、p層の抵抗値が減少する傾向
にあるため、Vfを低下させる上で好ましい。
【0066】量子構造の井戸層を有する活性層45を有
するダブルへテロ構造の窒化物半導体素子の場合、活性
層45に接して、活性層45よりもバンドギャップエネ
ルギーが大きい膜厚0.1μm以下のAlを含む窒化物
半導体よりなるキャップ層46を設け、そのキャップ層
46よりも活性層から離れた位置に、キャップ層46よ
りもバッドギャップエネルギーが小さいp側光ガイド層
47を設け、そのp側光ガイド層47よりも活性層から
離れた位置に、p側光ガイド層47よりもバンドギャッ
プが大きいAlを含む窒化物半導体を含む超格子層より
なるp側クラッド層48を設けることは非常に好まし
い。しかもp側キャップ層46のバンドギャップエネル
ギーが大きくしてある、n層から注入された電子がこの
キャップ層46で阻止されるため、電子が活性層をオー
バーフローしないために、素子のリーク電流が少なくな
る。
【0067】(p側コンタクト層49)最後に、Mgを
2×1020/cm3ドープしたp型GaNよりなるp側コ
ンタクト層49を150オングストロームの膜厚で成長
させる。p側コンタクト層は500オングストローム以
下、さらに好ましくは400オングストローム以下、2
0オングストローム以上に膜厚を調整する。
【0068】反応終了後、反応容器内において、ウェー
ハを窒素雰囲気中、700℃でアニーリングを行い、p
型層をさらに低抵抗化する。アニーリング後、ウェーハ
を反応容器から取り出し、図9に示すように、RIE装
置により最上層のp型コンタクト層49と、p型クラッ
ド層48とをエッチングして、4μmのストライプ幅を
有するリッジ形状とし、リッジ表面の全面にNi/Au
よりなるp電極51を形成する。次に、図9に示すよう
にp電極51を除くp側クラッド層48、コンタクト層
49の表面にSiO2よりなる絶縁膜50を形成し、こ
の絶縁膜50を介してp電極51と電気的に接続したp
パッド電極52を形成する。
【0069】p側電極形成後、第2の窒化物半導体層5
の素子構造が形成されていない表面全面に、Ti/Al
よりなるn電極53を0.5μmの膜厚で形成し、その
上にヒートシンクとのメタライゼーション用にAu/S
nよりなる薄膜を形成する。
【0070】その後、n電極側53からスクライブし、
第2の窒化物半導体層5のM面(11−00、図5の六
角柱の側面に相当する面)で第2の窒化物半導体層5を
劈開し、共振面を作製する。共振面の両方あるいはどち
らか一方にSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜を形
成し、最後にp電極に平行な方向で、バーを切断してレ
ーザチップとした。次にチップをフェースアップ(基板
とヒートシンクとが対向した状態)でヒートシンクに設
置し、pパッド電極52をワイヤーボンディングして、
室温でレーザ発振を試みたところ、室温において、閾値
電流密度2.0kA/cm2、閾値電圧4.0Vで、発振
波長405nmの連続発振が確認され、1000時間以
上の寿命を示した。
【0071】[実施例6]図10は本発明の成長方法に
より得られた窒化物半導体層を基板とする一実施の形態
のLED素子の構造を示す模式断面図であり、活性層3
2から上の素子構造としては、実施例4のLED素子と
同様の構造を有する。このLED素子は実施例1で得ら
れた第2の窒化物半導体層5の上に、下記の超格子層を
有するn側クラッド層51を成長させる。また、実施例
6においては、サファイア基板1、バッファ層、保護膜
を除去せず行った。実施例6で用いる第2の窒化物半導
体5は、実施例1において第2の窒化物半導体5を成長
させる際にSiをドープせずに成長させた。 (n側クラッド層51)Siを1×1019/cm3ドープ
したn型Al0.2Ga0.8Nよりなる第1の層、20オン
グストロームと、アンドープ(undope)のGaNよりな
る第2の層、20オングストロームとを交互に100層
積層してなる総膜厚0.4μmの超格子構造とする。超
格子層にするとクラックのない結晶性の良いキャリア閉
じ込めのクラッド層が形成できる。
【0072】次に、膜厚20オングストロームの単一量
子井戸構造のIn0.4Ga0.6Nよりなる活性層32、膜
厚0.3μmのMgを1×1020ドープAl0.2Ga0.8
Nよりなるp側クラッド層33、膜厚0.5μmのMg
を1×1020ドープGaNよりなるp側コンタクト層3
4が順に積層された構造を有する。そしてp層側からエ
ッチングを行いクラッド層51の表面を露出させてn電
極37を形成し、一方p側コンタクト層のほぼ全面には
透光性のp電極35と、そのp電極35の上に、ボンデ
ィング用のパッド電極36を形成し、図10に示すよう
な同一面側からn電極37とp電極35とを設けた構造
とする。最後にサファイア基板の厚さを50μm程度ま
で研磨して薄くした後、研磨面側をスクライブして35
0μm角の素子とする。
【0073】得られたLED素子は実施例4のLED素
子に比較して、出力は約1.5倍、静電耐圧も約1.5
倍に向上した。
【0074】
【発明の効果】本発明の窒化物半導体の成長方法によ
り、結晶欠陥の非常に少ない結晶性の良好な窒化物半導
体を得ることができる。更に本発明は、結晶性の良好な
窒化物半導体を基板としてこの上に素子構造を構成する
窒化物半導体を成長させると、ライフ時間の伸びた、逆
耐圧が上昇し、寿命特性の良好な窒化物半導体素子を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の各工程において得られる窒化物
半導体ウェーハの構造を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の方法の各工程において得られる窒化物
半導体ウェーハの構造を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の方法の各工程において得られる窒化物
半導体ウェーハの構造を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の方法の各工程において得られる窒化物
半導体ウェーハの構造を示す模式的断面図である。
【図5】サファイアの面方位を示すユニットセル図であ
る。
【図6】保護膜のストライプ方向を説明するための基板
主面側の平面図である。
【図7】本発明の方法による基板を用いた窒化物半導体
LED素子の一構造を示す模式断面図である。
【図8】図7の素子をp電極側から見た平面図である。
【図9】本発明の方法による基板を用いた窒化物半導体
LD素子の一構造を示す模式断面図である。
【図10】本発明の方法による基板を用いた窒化物半導
体LED素子の一構造を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1・・・・基板 2・・・・第1の窒化物半導体 3、4・・・・保護膜 5・・・・第2の窒化物半導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H01L 21/205 H01L 33/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化物半導体と異なる材料よりなる異種
    基板の上に、第1の窒化物半導体層を成長させる第1の
    工程と、 第1の工程後、前記第1の窒化物半導体層に部分的に段
    差を形成して第1の窒化物半導体の端面を露出させ、段
    差上面にある第1の窒化物半導体の平面及び段差の異種
    基板に対して水平な面に保護膜を形成する第2の工程
    と、 第2の工程後、前記第1の窒化物半導体の端面から第2
    の窒化物半導体を成長させる第3の工程とを含むことを
    特徴とする窒化物半導体の成長方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の窒化物半導体層に形成される
    段差は、ストライプ状、碁盤目状、又はドット状に形成
    することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体の
    成長方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程で、段差を形成する方法
    が、エッチング又はダイシングであることを特徴とする
    請求項1に記載の窒化物半導体の成長方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程で、段差の底面が第1の
    窒化物半導体面又は異種基板面であることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載の窒化物半導体の成長方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の窒化物半導体層の端面は、異
    種基板に対してほぼ垂直、順メサ形状、又は逆メサ形状
    であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体
    の成長方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5に記載する窒化物半
    導体の成長方法で得られる第2の窒化物半導体の上に、
    素子構造となる少なくともn型及びp型の窒化物半導体
    が形成されていることを特徴とする窒化物半導体素子。
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