JP2001308323A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001308323A
JP2001308323A JP2000126358A JP2000126358A JP2001308323A JP 2001308323 A JP2001308323 A JP 2001308323A JP 2000126358 A JP2000126358 A JP 2000126358A JP 2000126358 A JP2000126358 A JP 2000126358A JP 2001308323 A JP2001308323 A JP 2001308323A
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gate electrode
insulating film
semiconductor device
film
semiconductor substrate
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JP2000126358A
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Kyosuke Ishibashi
亨介 石橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MISFETのゲート電極と、ソース・ドレ
イン用の半導体領域との間に生じるフリンジ容量を低減
する。 【解決手段】 半導体基板1に設けられたMISFET
Qのゲート電極5の側面に順テーパを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、電界効果トランジスタを有する半導
体装置の製造技術に適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討した技術によれば、通
常、電界効果トランジスタのゲート電極は、その側面が
半導体基板の主面に対してほぼ垂直となるように加工さ
れている。すなわち、ゲート電極の断面形状は長方形
(または正方形)状になっている。なお、電界効果トラ
ンジスタについては、例えば社団法人 応用物理学会
1999年11月10日発行「応用物理 第68巻 第
11号」p1258〜p1262に記載があり、ゲート
電極配線技術について開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、断面が長方
形(または正方形)状のゲート電極技術においては、以
下の課題があることを本発明者は見出した。
【0004】すなわち、ゲート絶縁膜が薄膜化している
現在、ゲート電極の側面とソース・ドレイン用の半導体
領域との間に発生するフリンジ容量が及ぼす影響が大き
くなり、素子動作速度が低下する課題がある。
【0005】本発明の目的は、電界効果トランジスタの
ゲート電極と、ソース・ドレイン用の半導体領域との間
に生じるフリンジ容量を低減することのできる技術を提
供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】すなわち、本発明は、電界効果トランジス
タのゲート電極の側面に順テーパを形成する工程を有す
るものである。
【0009】また、本発明は、半導体基板上にゲート絶
縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電
極を形成する工程と、前記ゲート電極の側面に順テーパ
を形成する工程とを有するものである。
【0010】また、本発明は、半導体基板上にゲート絶
縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電
極を形成する工程と、前記ゲート電極の側面に側壁絶縁
膜を形成する工程と、前記側壁絶縁膜の形成工程後、前
記ゲート電極上にゲート電極の上面の幅よりも狭いマス
クパターンを形成した後、それをエッチングマスクとし
てゲート電極をエッチング加工することにより、前記ゲ
ート電極の側面に順テーパを形成する工程を有するもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】(実施の形態1)本実施の形態1の半導体
装置の要部を図1に示す。この半導体装置を構成する半
導体基板1は、例えばp−形のSi単結晶からなり、そ
の主面には、例えば溝型の分離部(トレンチアイソレー
ション)2が形成されている。この分離部2は、半導体
基板1の厚さ方向に掘られた溝内に、例えば酸化シリコ
ン膜からなる絶縁膜が埋め込まれて形成されている。な
お、分離部2をLOCOS(Local Oxidization of Sil
icon)法等によって形成されたフィールド絶縁膜で形成
しても良い。
【0013】この分離部2によって囲まれた活性領域に
は、MISFET(電界効果トランジスタ:Metal Insu
lator Semiconductor Field Effect Transistor)Qが
形成されている。MISFETQは、半導体基板1に形
成された一対の半導体領域3と、半導体基板1の主面上
に形成されたゲート絶縁膜4と、その上に形成されたゲ
ート電極5とを有している。一対の半導体領域3は、M
ISFETのソース・ドレインを形成する領域であり、
例えばLDD(Lightly Doped Drain)構造となってい
る。すなわち、半導体領域3は、低濃度領域3aと高濃
度領域3bとを有している。低濃度領域3aは、相対的
に不純物濃度が低く、チャネル側に設けられている。ま
た、高濃度領域3bは、相対的に不純物濃度が高く、チ
ャネルから低濃度領域3a分だけ半導体基板1の主面に
水平な方向に離間した位置に形成されている。MISF
ETQがpチャネル型の場合、半導体領域3は、例えば
ホウ素等が導入されてp型に設定されている。また、M
ISFETQがnチャネル型の場合、半導体領域3は、
例えばリンまたはヒ素が導入されてn型に設定されてい
る。なお、MISFETQの半導体領域3のチャネル側
端部に、短チャネル効果を抑制または防止することでソ
ース・ドレイン間に生じるパンチスルー現象を抑制また
は防止するためのパンチスルーストッパ用の半導体領域
を設けても良い。このパンチスルーストッパ用の半導体
領域は、MISFETQのチャネルの導電型とは反対導
電型に設定される。上記MISFETQのゲート絶縁膜
4は、例えば酸化シリコン膜からなり、半導体基板1の
主面を熱酸化すること等によって形成されている。この
ゲート絶縁膜4に対して窒化処理を施すことにより、ゲ
ート絶縁膜4と半導体基板1との界面に窒素を偏析させ
ても良い。これにより、MISFETQのホットキャリ
ア耐性を向上させることができるので、MISFETQ
の信頼性を向上させることが可能となる。
【0014】また、本実施の形態1においては、上記ゲ
ート電極5が、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜から
なり、その側面に順テーパが形成されている。すなわ
ち、ゲート電極5は、その幅wが半導体基板1から離間
するにつれて(すなわち、ゲート電極5の高さhが高く
なるにつれて)次第に細くなっており、その断面形状
が、例えば略台形状または略三角形状に形成されてい
る。なお、図1(b)において、符号hはゲート電極5
の高さ、Lgはゲート長、θ0はゲート電極の断面形状
が正方形または長方形の一般的な場合(破線で示す)に
おいてゲート電極の側面と半導体基板1とのなす角度で
あり90°程度、θ1は側面に順テーパが形成されたゲ
ート電極5の側面と半導体基板1とのなす角度を示して
いる。ゲート電極hの高さhは、例えば0.3μm程
度、ゲート長Lgは、例えば0.2μm程度、θ1は、
例えば108.4°程度である。
【0015】このようにゲート電極5の側面に順テーパ
を形成することにより、ゲート電極5の側面と、半導体
基板1の主面(ソース・ドレイン用の半導体領域3)と
の間の距離を、通常の場合(ゲート電極の断面が長方形
または正方形状のもの)に比べて長くすることができる
ので、ゲート電極5の側面のフリンジ容量を低減するこ
とが可能となる。例えばゲート電極の断面形状が正方形
状または長方形状の場合(θ0が約90°)において、
ゲート長Lgが0.2μm程度、ゲート電極の高さhが
0.3μm程度、ゲート絶縁膜4の厚さが4.0μmm
程度とすると、そのゲート電極のフリンジ容量CFは、
CF=2εox/π×ln(1+h/ゲート絶縁膜の厚
さ)と表わすことができるので、CF0=9.53×1
-11(F/m)である。εoxはゲート絶縁膜の誘電率
を示している。これに対して、ゲート電極5の側面に順
テーパを設け、ゲート電極5の側面と半導体基板1の主
面とのなす角度θ1を、例えば108.4°程度とする
と、ゲート電極5の側面から半導体基板1の主面までの
距離は、108.4/90=1.2倍となる。ここで、
容量は、電極間の距離に反比例することから、フリンジ
容量は、1/1.2である。したがって、側面に順テー
パを設けた本実施の形態1のゲート電極5の場合のフリ
ンジ容量CF1は、例えば7.91×10-11(F/m)
であり、角度θ0が約90°場合のフリンジ容量よりも
小さい。したがって、本実施の形態1の半導体装置によ
れば、MISFETQの動作速度を向上させることがで
き、半導体装置の動作速度を向上させることが可能とな
る。
【0016】このゲート電極5の側面側には、例えば酸
化シリコン膜または窒化シリコン膜からなるサイドウォ
ール(側壁絶縁膜)6が形成されている。このサイドウ
ォール6は、上記LDD構造を構成することを1つの目
的として設けられたものであり、その下部においてはゲ
ート電極5の基部(底部)と一部接しているが、その上
方側においてはゲート電極5の側面から離れ接していな
い。
【0017】このような半導体基板1の主面上には、層
間絶縁膜7が形成されている。層間絶縁膜7は、例えば
酸化シリコン膜からなり、その上面は平坦化処理がなさ
れている。この層間絶縁膜7には、コンタクトホール8
が穿孔されている。このコンタクトホール8の底部から
は半導体領域3が露出されている。このコンタクトホー
ル8内には、例えば平面円形状のプラグ9が埋め込まれ
ている。プラグ9は、例えば相対的に薄い窒化チタンや
タングステン等のような導体膜と、相対的に厚いタング
ステン等のような導体膜との重ね膜からなり、半導体領
域3と電気的に接続されている。層間絶縁膜7上には、
第1層配線10が形成されている。第1層配線10は、
例えばアルミニウム、アルミニウム合金またはタングス
テン等からなり、プラグ9と電気的に接続されている。
【0018】次に、本実施の形態1の半導体装置の製造
方法の一例を説明する。図2はその製造工程中における
図1(a)と同じ箇所の断面図を示している。この段階
までは通常の形成方法によって半導体基板1にMISF
ETQが形成されている。すなわち、半導体基板1に分
離部2を形成した後、分離部2に囲まれた半導体基板1
の活性領域の主面上にゲート絶縁膜4を熱酸化法等によ
って形成する。続いて、半導体基板1の主面上にゲート
電極形成用の導体膜(低抵抗ポリシリコン膜等)をCV
D法等によって堆積した後、これをフォトリソグラフィ
技術およびドライエッチング技術によってパターニング
することによりゲート電極5を形成する。この段階では
ゲート電極5は、その側面に順テーパは形成されておら
ず、その断面形状は、例えば長方形状に形成されてい
る。その後、このゲート電極5をマスクとして所定の不
純物を半導体基板1に導入することにより、低濃度領域
3aをゲート電極5に対して自己整合的に形成する。こ
の際の所定の不純物としては、pチャネル型のMISF
ETQを形成する場合には、例えばホウ素または2フッ
化ホウ素を、nチャネル型のMISFETQを形成する
場合には、例えばリンまたはヒ素を用いる。その後、半
導体基板1の主面上にゲート電極5の表面を覆うよう
に、例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜からな
る絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、これをエッ
チバックすることにより、ゲート電極5の側面にサイド
ウォール6を形成する。そして、上記ゲート電極5とそ
の側面のサイドウォール6をマスクとして、所定の不純
物を半導体基板1に導入することにより、高濃度領域3
bをゲート電極5に対して自己整合的に形成する。この
際の不純物は低濃度領域3aの形成時と同じであるが、
不純物濃度が相対的に高くなるようにする。
【0019】続いて、図3に示すように、ゲート電極5
の上面に、その上面の幅よりも狭い幅のレジストパター
ン11をフォトリソグラフィ技術によって形成する。こ
のようなレジストパターン11は、例えばゲート電極5
をパターニングする際に用いたフォトマスクを用いて露
光処理する際に、オーバー露光を施すことで形成する。
その後、そのレジストパターン11およびサイドウォー
ル6をエッチングマスクとして、半導体基板1に対して
ウエットエッチング処理を施すことにより、レジストパ
ターン11およびサイドウォール6から露出するゲート
電極5の一部をエッチング除去する。これにより、図4
に示すように、ゲート電極5の側面に順テーパを形成す
る。その後、図1に示したように、半導体基板1の主面
上に、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜7をC
VD法等によって堆積した後、その上面を化学機械研磨
法(CMP:Chemical Mechanical Polish)によって研
磨して平坦化する。その後、層間絶縁膜7にコンタクト
ホール8をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチ
ング技術によって穿孔する。コンタクトホール8の底部
からは半導体領域3が露出されている。続いて、半導体
基板1の主面上に、例えばタングステン等からなる導体
膜をスパッタリング法等によって堆積した後、それより
も厚いタングステン等からなる導体膜をCVD法等によ
って堆積し、さらに、それをCMP法等によって研磨す
ることでコンタクトホール8内にプラグ9を形成する。
その後、層間絶縁膜7上に、例えばアルミニウム、アル
ミニウム合金またはタングステン等からなる導体膜をス
パッタリング法等によって堆積した後、これをフォトリ
ソグラフィ技術およびドライエッチング技術によってパ
ターニングすることにより、第1層配線10を形成し、
半導体装置を製造する。
【0020】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、図5に示すように、ゲート電極5の表面(傾斜側面
および上面)および半導体領域3の上面にシリサイド層
12が形成されている。これ以外は前記実施の形態1と
同じである。シリサイド層12は、例えばタングステン
シリサイドまたはコバルトシリサイドからなる。本実施
の形態2においては、前記実施の形態1で得られた効果
の他、以下の効果を得ることができる。すなわち、シリ
サイド層12を設けたことにより、ゲート電極5の抵抗
を低減することができる。また、プラグ9と半導体領域
3との接触抵抗を低減することができる。
【0021】このような構造を形成するには、例えば次
のようにする。まず、前記実施の形態1の図2〜4で説
明した工程を経た後、レジストパターン11を除去す
る。続いて、図6に示すように、半導体基板1の主面上
に、例えばタングステンまたはコバルト等からなる導体
膜13をスパッタリング法等によって堆積した後、半導
体基板1に対して熱処理を施すことにより、その導体膜
13とゲート電極5および半導体領域3との接触界面を
シリサイド化する。その後、未反応の導体膜13を除去
することにより、図7に示すように、ゲート電極5の表
面および半導体領域3の上面にシリサイド層12を形成
する。これ以降の工程は前記実施の形態1と同じなので
説明を省略する。
【0022】(実施の形態3)本実施の形態3において
は、図8に示すように、ゲート電極5の断面形状が、例
えば凸状または逆T字状に形成されている。この場合も
ゲート電極5の側面と半導体基板1との距離を長くでき
るので、ゲート電極5のフリンジ容量を低減できる。
【0023】このような形状にするには、例えば次のよ
うにする。まず、前記実施の形態1の図2、3で説明し
た工程を経た後、前記実施の形態1、2ではレジストパ
ターン11をマスクとして、半導体基板1に対して、ウ
エットエッチング処理を施したが、本実施の形態3にお
いてはドライエッチング処理を施す。これにより、断面
凸状のゲート電極5を形成する。
【0024】(実施の形態4)本実施の形態4において
はゲート電極の側面に順テーパを形成する際の変形例を
説明する。
【0025】まず、図9に示すように、分離部2を形成
した後、その分離部2に囲まれた活性領域上にゲート絶
縁膜4を形成した後の半導体基板1の主面上に、例えば
低抵抗ポリシリコン膜からなるゲート電極形成用の導体
膜5AをCVD法等によって堆積する。続いて、そのゲ
ート電極形成用の導体膜5A上にゲート電極形成用のレ
ジストパターン14を形成する。このレジストパターン
14の側面には順テーパが形成されている。その後、こ
のレジストパターン14をエッチングマスクとして半導
体基板1に対してエッチング処理(ドライエッチングま
たはウエットエッチング)を施すことにより、図10に
示すように、ゲート電極5を形成する。このような方法
によると、前記実施の形態1と同様に、ゲート電極5の
側面に順テーパを形成することができる。その後、この
ゲート電極5をマスクとして半導体基板1に所定の不純
物を導入することにより、図11に示すように、ソース
・ドレイン用の半導体領域3を形成する。これ以降は前
記実施の形態1、2と同じなので説明を省略する。
【0026】(実施の形態5)本実施の形態5において
はダマシンゲート電極配線に本発明を適用した場合につ
いて説明する。
【0027】まず、前記実施の形態1で用いた図2の工
程を経た後、図12に示すように、半導体基板1の主面
上に、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜7をC
VD法等によって堆積する。ただし、ここでは、ゲート
電極5Dはダミーであり、例えば酸化シリコン膜または
窒化シリコン膜からなる。また、サイドウォール6が、
例えば窒化シリコンとされている。続いて、図13に示
すように、ダミーのゲート電極5Dの上面が露出する程
度まで層間絶縁膜7の上面をCMP法等によって研磨す
る。その後、ダミーのゲート電極5Dを図14に示すよ
うにエッチング除去し開口部15を形成した後、その開
口部15から露出するゲート絶縁膜4を除去する。その
後、図15に示すように、開口部15の底部に、例えば
酸化シリコン膜等からなるゲート絶縁膜4aを新たに形
成した後、半導体基板1の主面上に、例えば窒化チタン
からなる導体膜16aをスパッタリング法等によって堆
積し、さらに、その上に、例えば銅からなる導体膜16
bをスパッタリング法、CVD法またはメッキ法等によ
って堆積する。導体膜16aは、導体膜16b中の銅が
拡散するのを抑制または防止する機能および導体膜16
bの被着生を向上させる機能を有している。次いで、そ
の導体膜16a,16bをCMP法等によって研磨する
ことにより、図16に示すように、導体膜16a,16
bからなるゲート電極16を形成する。次いで、図17
に示すように、ゲート電極16の上面に、前記実施の形
態1と同様に、レジストパターン11を形成した後、こ
れをエッチングマスクとして、エッチング処理を施すこ
とにより、図18に示すように、ゲート電極16の側面
に順テーパを形成する。その後、図19に示すように、
半導体基板1上に、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁
膜17をCVD法等によって堆積する。サイドウォール
6および絶縁膜17は、導体膜16b中の銅の拡散を抑
制または防止する機能を有している。その後、絶縁膜1
7が開口部15内(ゲート電極16の傾斜側面を覆うよ
うに)に埋め込まれるようにCMP法等によって研磨し
た後、前記実施の形態1と同様に、プラグ9および配線
10を形成する。
【0028】この変形例として、例えば絶縁膜17を研
磨せず、図21のように残しても良い。この場合、例え
ば次のようにする。まず、絶縁膜17および層間絶縁膜
7にコンタクトホール8を穿孔し、その内部にプラグ9
を形成した後、絶縁膜17上に、例えば酸化シリコン膜
からなる絶縁膜18を堆積する。続いて、フォトリソグ
ラフィ技術およびドライエッチング技術によって、絶縁
膜18に配線溝19を形成する。配線溝19は、平面帯
状の溝であり、その底面からは絶縁膜17およびプラグ
9の上面が露出されている。この配線溝19を形成する
際は、絶縁膜17と絶縁膜18とのエッチング選択比を
高くとり、絶縁膜18の方がエッチング除去され易い条
件とし、絶縁膜17をエッチングストッパとして機能さ
せる。その後、半導体基板1上に、例えば窒化チタンか
らなる導体膜20aをスパッタリング法等によって堆積
し、さらに、その上に、例えば銅からなる導体膜20b
をスパッタリング法、CVD法またはメッキ法等によっ
て堆積する。導体膜20aは、導体膜20b中の銅が拡
散するのを抑制または防止する機能および導体膜20b
の被着生を向上させる機能を有している。その後、その
導体膜20a,20bをCMP法等によって研磨するこ
とにより、配線溝19内に第1層埋込配線20を形成す
る。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1〜5に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0030】例えば前記実施の形態1、3、4において
はゲート電極材料を低抵抗ポリシリコン膜の単体膜構造
としたが、これに限定されるものではなく、例えば低抵
抗ポリシリコン膜上にバリア用の導体膜を介してタング
ステン等の金属膜を堆積してなる、いわゆるポリメタル
構造としても良い。
【0031】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるMIS
FETを有する半導体装置に適用した場合について説明
したが、それに限定されるものではなく、例えばCMI
S(Complementary MIS)回路を有する半導体装置、D
RAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM
(Static Random Access Memory)またはフラッシュメ
モリ(EEPROM;Electric Erasable Programmable
Read Only Memory)等のようなメモリ回路を有する半
導体装置、マイクロプロセッサ等のような論理回路を有
する半導体装置あるいは上記メモリ回路と論理回路とを
同一半導体基板に設けている混載型の半導体装置にも適
用できる。
【0032】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。 (1).本発明によれば、ゲート電極の側面に順テーパを形
成することにより、その側面とソース・ドレイン用等の
半導体領域との距離を長くすることができるので、ゲー
ト電極側面のフリンジ容量を低減することが可能とな
る。 (2).上記(1)により、電界効果トランジスタの動作速
度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施の形態の半導体装置の要部断面
図、(b)は(a)のゲート電極の拡大断面図である。
【図2】図1の半導体装置の製造工程中における要部断
面図である。
【図3】図2に続く、半導体装置の製造工程中における
要部断面図である。
【図4】図3に続く、半導体装置の製造工程中における
要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である半導体装置の要
部断面図である。
【図6】図5の半導体装置の製造工程中における要部断
面図である。
【図7】図6に続く、半導体装置の製造工程中における
要部断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である半導体装置の要
部断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態である半導体装
置の製造工程中における要部断面図である。
【図10】図9に続く、半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図11】図10に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
製造工程中における要部断面図である。
【図13】図12に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図14】図13に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図15】図14に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図16】図15に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図17】図16に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図18】図17に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図19】図18に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図20】図19に続く、半導体装置の製造工程中にお
ける要部断面図である。
【図21】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
装置の製造工程中における要部断面図である。
【符号の説明】 1 半導体基板 2 分離部 3 半導体領域 3a 低濃度領域 3b 高濃度領域 4 ゲート絶縁膜 4a ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 5D ダミーのゲート電極 5A 導体膜 6 サイドウォール 7 層間絶縁膜 8 コンタクトホール 9 プラグ 10 第1層配線 11 レジストパターン 12 シリサイド層 13 導体膜 14 レジストパターン 15 開口部 16 ゲート電極 16a 導体膜 16b 導体膜 17 絶縁膜 18 絶縁膜 19 配線溝 20 第1層埋込配線 20a 導体膜 20b 導体膜 Q MISFET(電界効果トランジスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB02 BB04 BB18 BB24 BB28 BB30 CC05 DD04 DD08 DD16 DD37 DD43 DD51 DD64 DD65 DD75 DD84 FF07 FF08 FF13 FF14 FF18 FF22 GG09 HH18 HH20 5F040 DA01 DA11 DB03 EA08 EA09 EC01 EC04 EC07 EC13 EC19 ED01 ED05 EF02 EH01 EH02 EJ03 EK01 EK05 EL02 EM01 FA01 FA05 FA07 FA11 FB02 FC19 FC21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタのゲート電極の側
    面に順テーパを形成する工程を有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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