JP2001306069A - 演奏情報編集装置 - Google Patents
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Abstract
する。 【解決手段】 複数の区間に分割された演奏データの編
集を行う。各区間を示すブロックB1,B2,B3,B
4を連続して表示する。マウス操作するポインタPでブ
ロックBを選択する。選択したブロックBの端部(隣接
するブロックとの区切り位置)をポインタPでドラッグ
して、選択したブロック(区間)の長さを変更する。同
時に、隣接するブロックの長さも自動的に変更する。長
さの変更後も変更前の区間区切り位置を確認できるよう
にその位置にアイコンを表示しておく。演奏データの再
生時には、区間を選択しないときは先頭移動スイッチで
グリッドポインタGPを楽曲先頭まで移動し、再生開始
スイッチで楽曲末尾まで再生する。区間を指定したとき
は、先頭移動スイッチで区間先頭まで移動し、再生開始
スイッチで区間末尾まで再生する。
Description
いて自動演奏や自動伴奏を行うための演奏情報の編集を
行う演奏情報編集装置に関する。
ックの技術分野において、音高データや例えばタイミン
グデータなどで構成されたスタイルデータと称する演奏
情報を再生することにより自動伴奏を行うものがある。
なお、このようなスタイルデータは打楽器やその他の伴
奏パートなど複数のパートで構成されている。また、ユ
ーザが複数パートからなるユーザ演奏データを作成し、
あるいは編集して、このユーザ演奏データを再生するこ
ともできる。
る機能において、従来は次のような処理が行われてい
る。
ータを指定して編集等を行うものがある。この場合、表
示画面(編集画面)上には、各区間に対応するブロック
が連結して表示される。そして、区間の長さを変更する
ために、すなわち、演奏データの区切り位置を移動する
ために、表示画面のブロックの長さを伸縮する機能があ
る。 また、編集結果を確認するために演奏データを再生す
る機能もあり、先頭移動スイッチで楽曲先頭位置を選択
し再生開始スイッチを操作することで楽曲の頭から再生
することができる。 また、楽曲の再生開始位置と再生終了位置を手動で入
力して楽曲の所望の部分を再生できる機能がある。 さらに、演奏データの入力位置等に対応して、演奏デ
ータの時間軸上で例えば操作者が選択した現在位置が常
時認知されており、この現在位置が楽曲先頭からどれだ
け移動した位置にあるかを表示する機能がある。 また、音色ナンバやテンポ数あるいはパン(パンニン
グ)の値等の設定情報を演奏データの任意の位置に挿入
する機能もあり、その位置から設定情報に応じて楽曲に
変化を付けることができる。 また、前記のように表示画面の区間のブロックの長さ
を伸縮し、隣接する区間と合併させた場合には1つの区
間としてブロックの表示がなされる。
機能では次のような問題がある。 区間の長さを変更する場合、1つのブロックだけを伸
縮させるだけでは、隣接する区間が離れたり、重なった
りしてしまう。このため、隣接区間の区切り位置を前後
に移動させる場合には、双方の区間のブロックを別々に
伸縮させる必要があり、操作が面倒である。 また、先頭移動スイッチの操作により再生開始位置を
楽曲先頭位置へ移動することは容易であるが、途中の区
間の先頭に移動する場合は、例えば微少巻戻しスイッチ
の操作等により手動で行う必要があり、操作が面倒であ
る。 また、所望の区間を再生する場合、その区間の先頭と
末尾に再生開始位置と再生終了位置を手動で設定しなけ
ればならないので、操作が面倒である。 さらに、現在位置が楽曲先頭からの位置しか表示され
ないので、どの区間のどの位置に設定されているかが理
解し難いという問題がある。 また、設定情報は任意の位置に挿入できるが、ある区
間に対して1つの設定を行う場合、その区間の先頭位置
などを探し出した後に設定情報を挿入する必要があり、
操作が面倒である。 表示画面の区間のブロックの長さを伸縮して隣接ブロ
ックと合併した後、もとの区間に分解する場合には、演
奏データ内の楽音イベントやタイミングの詳細を確認し
ながら区間に分解する必要があり、作業が面倒で、しか
も、上手く元に戻せないこともある。
であり、演奏データの作成、編集等を行う際に使い勝手
のよい演奏情報編集装置を提供することを課題とする。
情報編集装置は、楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集装置であって、表示画面上に、前記区間に対応
する該区間の長さに応じた形状の表示要素を、時系列に
連続する複数の区間について連結して表示し、選択され
た区間の表示要素の長さを変更することにより、演奏デ
ータ上の該区間の長さを変更するとともに、該長さの変
更量に応じて該区間に隣接する区間の表示要素の長さと
演奏データ上の該区間の長さを変更するようにしたこと
を特徴とする。
択した区間のブロック等の表示要素の長さを変更する
と、その区間に隣接する区間の表示要素の長さも同時に
変更される。また、演奏データ上の該区間の長さもそれ
ぞれ変更される。したがって、区間の変更が容易に行え
る。なお、表示要素の長さの変更はマウス等のポインテ
ィングデバイスの操作で行うことができる。
請求項1の構成を備え、前記表示画面上において、前記
選択された区間の表示要素の端部を指示して移動するこ
とにより、該端部および該端部に接する隣接区間の端部
を同時に移動して両区間の表示要素の長さを変更するよ
うにしたことを特徴とする。
求項1と同様な作用効果が得られるとともに、表示要素
の端部を指示して移動すると選択された区間とその隣接
する区間との両表示要素の長さが変更されるので、区間
の変更を確認しやすく操作性がよくなる。
請求項1の構成を備え、前記表示画面上において、前記
選択された区間の表示要素の端部を指示して移動するこ
とにより、該端部および該端部に接する隣接区間の端部
を同時に移動して両区間の表示要素の長さを変更し、該
選択された区間が隣接区間を含むように長さを変更した
場合、該含まれる隣接区間の表示要素を消去するととも
に、該消去した区間のさらに隣の区間を隣接区間として
表示要素の長さを変更するようにしたことを特徴とす
る。
求項1と同様な作用効果が得られるとともに、表示要素
の端部を指示して移動すると選択された区間とその隣接
する区間との両表示要素の長さが変更されるので、区間
の変更を確認しやすく操作性がよくなり、さらに、選択
された区間の隣接区間を含むように長さを変更した場
合、さらに隣の区間を隣接区間として長さの変更ができ
る。
楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能であ
り、該演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演
奏データを編集できるようにした演奏情報編集装置であ
って、現在位置移動スイッチを備え、該現在位置移動ス
イッチが操作されたとき、前記区間が指定されていない
ときは前記現在位置を前記楽曲全体の端部位置に設定
し、前記区間が指定されているときは前記現在位置を該
指定された区間の端部位置に設定することを特徴とす
る。
間を指定しないで現在位置移動スイッチを操作すれば、
現在位置を楽曲全体の演奏データの端部位置に設定する
ことができ、区間を指定して現在位置移動スイッチを操
作すれば、現在位置を該指定された区間の端部位置に設
定することができる。なお、端部位置とは、楽曲全体の
場合は楽曲の先頭位置または末尾位置であり、区間の場
合は区間の先頭位置または末尾位置である。また、現在
位置移動スイッチは、先頭位置に設定するスイッチとし
ての先頭移動スイッチ等、末尾位置に設定するスイッチ
としての末尾移動スイッチ等である。さらに、この現在
位置は再生機能において再生開始位置として認識するこ
ともでき、区間の先頭からの再生操作が容易になる。
楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演
奏データを編集できるようにした演奏情報編集装置であ
って、再生開始スイッチを備え、該再生開始スイッチが
操作されたとき、前記区間が指定されていないときは前
記演奏データを楽曲最終位置まで再生し、前記区間が指
定されているときは該区間の演奏データの末尾までを再
生区間として再生することを特徴とする。
間を指定しないで再生開始スイッチを操作すれば、従来
同様に楽曲最終位置まで再生し、区間を指定して再生開
始スイッチを操作すれば、指定した区間の末尾までを再
生区間として再生する。この再生時には末尾まで再生し
て停止してもよいし、末尾まで再生して先頭に戻って繰
り返し再生するようにしてもよい。
楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能であ
り、該演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演
奏データを編集できるようにした演奏情報編集装置であ
って、前記現在位置の情報を、該現在位置が含まれる区
間における位置の情報として表示可能にしたことを特徴
とする。
在位置の情報を、その現在位置を含む区間における位置
の情報として表示できるので、現在位置が把握しやす
い。
楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演
奏データを編集できるようにした演奏情報編集装置であ
って、区間が指定されていて設定情報が入力された場合
には、該設定情報を該指定されている区間の最初の楽音
イベントの情報の前の位置に記録するようにしたことを
特徴とする。
間を指定して設定情報を入力するだけで、その設定情報
が指定されている区間の先頭位置や前の区間の末尾等の
位置に記録されるので、ある区間に対して1つの設定を
行う操作が容易になる。
請求項7の構成を備え、前記入力された設定情報を、前
記指定されている1の区間に対応して1つのみ表示およ
び記憶するようにしたことを特徴とする。
求項7と同様な作用効果が得られるとともに、指定され
ている1つの区間の現在の設定情報をそのまま確認する
ことができる。
楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演
奏データを編集できるようにした演奏情報編集装置であ
って、表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さ
に応じた形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区
間について連結して表示し、選択された区間の表示要素
の長さをポインティングデバイスで変更することによ
り、演奏データ上の該区間の長さを変更するとともに、
該長さを変更した区間の変更前の区切り位置に、区切り
位置を示す表示を行うようにしたことを特徴とする。
択した区間のブロック等の表示要素の長さを変更する
と、その区間に隣接する区間の表示要素の長さも同時に
変更されるので、区間の変更が容易に行えるとともに、
変更以前の区切り位置がどこにあったかを表示により容
易に確認できるので、以前の状態に簡単に戻すことがで
きる。
は、楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、表示画面上に、前記区間に対応する該区間の
長さに応じた形状の表示要素を、時系列に連続する複数
の区間について連結して表示し、選択された区間の表示
要素の長さを変更することにより、演奏データ上の該区
間の長さを変更するとともに、該長さの変更量に応じて
該区間に隣接する区間の表示要素の長さと演奏データ上
の該区間の長さを変更するようにしたことを特徴とし、
この請求項10の演奏情報編集方法によれば、請求項1
と同様な作用効果が得られる。
は、楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能
であり、該演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、現在位置移動スイッチを用い、該現在位置移
動スイッチが操作されたとき、前記区間が指定されてい
ないときは前記現在位置を前記楽曲全体の端部位置に設
定し、前記区間が指定されているときは前記現在位置を
該指定された区間の端部位置に設定することを特徴と
し、この請求項11の演奏情報編集方法によれば、請求
項4と同様な作用効果が得られる。
は、楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、再生開始スイッチを用い、該再生開始スイッ
チが操作されたとき、前記区間が指定されていないとき
は前記演奏データを楽曲最終位置まで再生し、前記区間
が指定されているときは該区間の演奏データの末尾まで
を再生区間として再生することを特徴とし、この請求項
12の演奏情報編集方法によれば、請求項5と同様な作
用効果が得られる。
は、楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能
であり、該演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、前記現在位置の情報を、該現在位置が含まれ
る区間における位置の情報として表示可能にしたことを
特徴とし、この請求項13の演奏情報編集方法によれ
ば、請求項6と同様な作用効果が得られる。
は、楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、区間が指定されていて設定情報が入力された
場合には、該設定情報を該指定されている区間の最初の
楽音イベントの情報の前の位置に記録するようにしたこ
とを特徴とし、この請求項14の演奏情報編集方法によ
れば、請求項7と同様な作用効果が得られる。
は、楽曲の演奏データを複数の区間に分割して該区間毎
に演奏データを編集できるようにした演奏情報編集方法
であって、表示画面上に、前記区間に対応する該区間の
長さに応じた形状の表示要素を、時系列に連続する複数
の区間について連結して表示し、選択された区間の表示
要素の長さをポインティングデバイスで変更することに
より、演奏データ上の該区間の長さを変更するととも
に、該長さを変更した区間の変更前の区切り位置に、区
切り位置を示す表示を行うようにしたことを特徴とし、
この請求項15の演奏情報編集方法によれば、請求項9
と同様な作用効果が得られる。
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編プログラムを記録
した記録媒体であって、表示画面上に、前記区間に対応
する該区間の長さに応じた形状の表示要素を、時系列に
連続する複数の区間について連結して表示する処理と、
選択された区間の表示要素の長さを変更することによ
り、演奏データ上の該区間の長さを変更するとともに、
該長さの変更量に応じて該区間に隣接する区間の表示要
素の長さと演奏データ上の該区間の長さを変更する処理
と、をコンピュータが実行する演奏情報編集プログラム
を記録したものであり、この請求項16の記録媒体に記
録された演奏情報編集プログラムの実行によれば、請求
項1と同様な作用効果が得られる。
演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能であり、該
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編集プログラムを記
録した記録媒体であって、現在位置移動スイッチが操作
されたとき、前記区間が指定されていないときは前記現
在位置を前記楽曲全体の端部位置に設定する処理と、前
記区間が指定されているときは前記現在位置を該指定さ
れた区間の端部位置に設定する処理と、をコンピュータ
が実行する演奏情報編集プログラムを記録したものであ
り、この請求項17の記録媒体に記録された演奏情報編
集プログラムの実行によれば、請求項4と同様な作用効
果が得られる。
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編集プログラムを記
録した記録媒体であって、再生開始スイッチが操作され
たとき、前記区間が指定されていないときは前記演奏デ
ータを楽曲最終位置まで再生する処理と、前記区間が指
定されているときは該区間の演奏データの末尾までを再
生区間として再生する処理と、をコンピュータが実行す
る演奏情報編集プログラムを記録したものであり、この
請求項18の記録媒体に記録された演奏情報編集プログ
ラムの実行によれば、請求項5と同様な作用効果が得ら
れる。
演奏データの時間軸上の現在位置を設定可能であり、該
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編プログラムを記録
した記録媒体であって、前記現在位置の情報を、該現在
位置が含まれる区間における位置の情報として表示可能
にする処理、をコンピュータが実行する演奏情報編集プ
ログラムを記録したものであり、この請求項19の記録
媒体に記録された演奏情報編集プログラムの実行によれ
ば、請求項6と同様な作用効果が得られる。
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編集プログラムを記
録した記録媒体であって、区間が指定されていて設定情
報が入力された場合には、該設定情報を該指定されてい
る区間の最初の楽音イベントの情報の前の位置に記録す
る処理、をコンピュータが実行する演奏情報編集プログ
ラムを記録したものであり、この請求項20の記録媒体
に記録された演奏情報編集プログラムの実行によれば、
請求項7と同様な作用効果が得られる。
演奏データを複数の区間に分割して該区間毎に演奏デー
タを編集できるようにした演奏情報編集プログラムを記
録した記録媒体であって、表示画面上に、前記区間に対
応する該区間の長さに応じた形状の表示要素を、時系列
に連続する複数の区間について連結して表示する処理
と、選択された区間の表示要素の長さをポインティング
デバイスで変更することにより、演奏データ上の該区間
の長さを変更するとともに、該長さを変更した区間の変
更前の区切り位置に、区切り位置を示す表示を行う処
理、をコンピュータが実行する演奏情報編集プログラム
を記録したものであり、この請求項21の記録媒体に記
録された演奏情報編集プログラムの実行によれば、請求
項9と同様な作用効果が得られる。
実施の形態について説明する。図13は本発明の演奏情
報編集装置をパーソナルコンピュータとソフトウエアで
構成した実施形態のブロック図である。パーソナルコン
ピュータ本体は、CPU1、ROM2、RAM3、タイ
マ4、外部記憶装置5、検出回路6、表示回路7、通信
インターフェース8、MIDIインターフェース9を備
えている。
り、キーボード及びマウス11の操作イベントを入力す
る。表示回路7はビデオカードやビデオチップ等であ
り、ディスプレイ12の表示制御を行う。また、通信イ
ンターフェース8はLAN(ローカルエリアネットワー
ク)やインターネットあるいは電話回線等の通信ネット
ワーク13に接続してサーバコンピュータ等との通信を
行う。さらに、MIDIインターフェース9は音源装置
(MIDI機器)14とMIDI通信を行い、ユーザ演
奏データやスタイルデータの再生時にMIDIデータを
音源装置14に出力し、音源装置14はサウンドシステ
ム15から楽音を発生する。なお、タイマ4は、再生記
録の割込み処理を行うための各割込み信号、あるいはキ
ーボードの操作イベントの検出のための割込み処理を行
うための各種クロック信号を発生する回路である。
ディスク装置(HDD)にインストールされたOS(オ
ペレーティングシステム)によりRAM3のワーキング
エリアを使用して通常の制御を行う。具体的には、例え
ばディスプレイ12の表示の制御を行い、キーボード及
びマウス11の操作に応じたデータを入力し、ディスプ
レイ12上のマウスポインタ(カーソル)の表示位置の
制御やマウスのクリック操作の検出等を行う。これによ
り、ユーザによる入力設定操作等をディスプレイ12の
表示とマウスの操作による所謂グラフィカル・ユーザ・
インターフェース(GUI)の処理で実行する。
(FDD)、ハードディスク装置(HDD)、光磁気デ
ィスク(MO)装置、CD−ROM装置、デジタル多目
的ディスク(DVD)装置等であり、例えばこの外部記
憶装置5から、演奏情報編集プログラムを供給する。ま
た、外部記憶装置5は、作成したユーザ演奏データを保
存するために用いたり、ユーザ演奏データの作成時の基
本的な情報となる曲テンプレートデータやスタイルデー
タの各データベースとして利用する。
信ネットワーク13に接続し、サーバコンピュータから
演奏情報編集プログラムや曲テンプレートデータあるい
はスタイルデータなどの各種データの配信を受けるよう
にすることもできる。なお、この実施形態では、演奏情
報編集プログラム、曲テンプレートデータ、スタイルデ
ータは外部記憶装置5のハードディスク装置(HDD)
に記憶されており、CPU1は、このハードディスク装
置(HDD)の演奏情報編集プログラムをRAM3に展
開し、このRAM3のプログラムに基づいて演奏情報編
集の処理を制御する。
ーマットの一例を示す図であり、図示の演奏データは、
ユーザが作成する楽曲再生用のデータのうちの1つのパ
ート(例えばメロディパート)に対応している。なお、
一曲分の演奏データは、メロディパート、伴奏パート、
打楽器パートなどの複数のパートと、伴奏のスタイルの
時系列データであるスタイルシーケンス、およびコード
進行を示すコードシーケンス等で構成されているが、以
下の実施形態では、一つのパートについて説明する。
ポ設定情報、音色設定情報、楽曲長情報等からなる初期
情報が先頭に記録され、これに続いて、タイミングと楽
音イベントの情報が順次記録され、最後にエンドデータ
が記録される。また、区間の区切りを示す区間イベント
のデータが演奏データ中の区切りの位置を示すタイミン
グのデータ(区間イベントの直前アドレスのタイミン
グ)とともに記録されている。すなわち、楽曲先頭から
最初の区間イベント(およびそのタイミング)までの各
データが最初の1区間分のデータとなり、2つの区間イ
ベント(およびそのタイミング)の間の各データが1区
間分のデータとなり、最後の区間イベントとエンドデー
タの間の各データが最後の1区間分のデータとなる。さ
らに、区間イベントに続いて、テンポ設定情報、音色設
定情報等からなる設定情報が記録されている。なお、こ
の設定情報は区間に入力された場合に記録されるもので
あり、入力されていない場合は記録されていない。
グは、1小節長を例えば40クロックに対応させた所定
分解能のクロックをタイムベースとしている。このクロ
ックに対応する最小分解能の時間軸上の各位置を「グリ
ッド」といい、再生開始位置やデータの入力位置など現
在選択されている位置を「現在位置」という。
奏データの編集、作成時の表示画面の一例を示す図であ
り、これらの図1および図2の表示画面は、図示しない
初期画面で演奏データ(作成途中あるいは作成された演
奏データ)を選択すると同時表示される。
れに対応する時間軸T、曲の開始位置(先頭)を示す開
始線S、曲の終了位置を示す終了線E、および小節線M
が表示され、開始線Sと終了線Eの間に、演奏データの
各区間を示す長円形のバーの形状をしたブロックB1,
B2,B3,B4(区間の長さに応じた形状の表示要
素)が表示されている。なお、以下の説明では初期の演
奏データは図示のように第一〜第四の4つの区間に分割
されているものとし、各ブロックB1,B2,B3,B
4を区別しないときには符号を「B」で代表する。ま
た、各区間は、演奏データのイントロ、メイン、フィル
イン、エンディングなどの楽節区切りの区間、コード
(和音)区切りの区間、調区切りの区間、テンポ区切り
の区間、音色区切りの区間などであり、ユーザが任意に
区切ることができるものである。
ータの時間軸上の現在の現在位置を示すグリッドポイン
タGPが表示されている。さらに、マウスのクリック操
作で画面上の点を指定する矢印形状のポインタPが表示
されている。図の例では、ポインタPの位置でマスクを
クリック操作(以下、単に「クリック」という。)する
ことにより、グリッドポインタGPがポインタPの現在
位置に設定された状態を示している。また、ポインタP
の先端を区間のブロックB上に移動してクリックすると
そのブロックB(区間)が選択され、選択されたブロッ
クBは例えば反転表示される。
チとして、再生停止スイッチSW1、再生開始スイッチ
SW2、現在位置移動スイッチとしての先頭移動スイッ
チSW3、微少巻戻しスイッチSW4、微少早送りスイ
ッチSW5、第2の現在位置移動スイッチとしての末尾
移動スイッチSW6が表示される。また、「[全体]」
の表示と共に、「03:01:00」のように楽曲全体
における現在位置を示す位置の情報が表示され、「[区
間]」の表示と共に「01:01:00」のように現在
位置が含まれる区間における現在位置を示す位置の情報
が表示される。この実施形態においては、現在位置の位
置の情報は、小節数、拍およびクロックで表示される。
図示の例では、全体における現在位置は、3小節目の1
拍目のクロック数0であることを示し、区間における現
在位置は、第二区間で、1小節目の1拍目のクロック数
0であることを示している。
在位置と区間における現在位置の各位置の情報を両方同
時に表示するようにしているが、これのら位置の情報を
選択的に切り換えて表示できるようにしてもよい。
る区間についての演奏データの詳細(設定情報とイベン
ト情報)が表示される。設定情報は音色設定情報として
の音色ナンバ(プログラムチェンジ等)、テンポ数、音
像定位情報としてのパン(パンニング)の値、音量情報
としての音量(チャンネルボリューム等)のデータであ
り、現在選択されている区間の先頭に設定情報が入力さ
れていればそのデータが表示されるが、現在選択されて
いる区間の先頭に設定情報が入力されていなければ、そ
の前の区間の設定情報のデータが表示される。また、イ
ベント情報は曲の先頭からのクロック数すなわちタイミ
ングデータと、そのタイミングの楽音イベント内容であ
る。そして、この区間画面W3で設定情報のデータを入
力することにより、その区間に設定情報が入力され、そ
の設定情報は図8に示したように区間の先頭に記憶され
る。なお、この設定情報は対応する区間の最初の楽音イ
ベントの前の位置であれば、図8の例ではなく、前の区
間の最後、すなわち設定情報に対応する区間の先頭を示
す区間イベントのタイミングデータの前に記録するよう
にしてもよい。
例について説明する。図4および図5は区間の伸張操作
時の画面表示を示す図である。図4は第三区間を楽曲先
頭方向に伸張する例であり、図4(A) のように第三区間
のブロックB3が選択されて反転表示となっている。こ
の状態で、マウスを操作してポインタPをブロックB3
の先頭端(ブロックB2との境界)に合わせ、クリック
して左にドラッグする。これにより図4(B) のようにブ
ロックB3が前に伸びるとともにその分だけブロックB
2(第二区間)の後方部が縮小される。そして、所望の
位置でマウスのクリックを解除すると、その時点でブロ
ックB3とブロックB2の区切り位置が確定される。こ
の区切り位置が確定されると、この区切り位置のグリッ
ドに対応するタイミングのデータと共に区間イベントと
ブロックB3の設定情報のデータが演奏データ中の該タ
イミングに対応する位置に記録(挿入)される。また、
これと同時に、操作前の区切り位置に対応する区間イベ
ントとブロックB3の設定情報(およびタイミング)の
データが削除される。
たブロックB3で覆われた操作前の区切り位置には、こ
の区切り位置を示す表示を行うために、区切り位置アイ
コンIcが表示される。したがって、図4(B) の状態で
ブロックB2を選択してその後端を区切り位置アイコン
Icの位置までドラッグすれば、ブロックB2が後に伸
びるとともにその分だけブロックB3の前方部が縮小さ
れ、簡単に元の状態に戻すことができる。この場合も、
区間イベントとブロックB3の設定情報、および対応す
るタイミングの記録および削除を行うことはいうまでも
ない。以上の操作は選択したブロックBを伸張する場合
について説明したが、選択したブロックBを縮小する場
合にも、区切り位置をドラッグする同様の操作でよい。
また、ブロックBを選択する操作を省略し、所望の区切
り位置をドラッグするという操作だけで区切り位置の両
側のブロックBの長さが自動的に変化するようにしても
よい。
を含むようにする例であり、図5(A) のように第二区間
のブロックB2が選択されて反転表示となっている。こ
の状態で、ポインタPをブロックB2の後端に合わせて
右にドラッグする。ここで、図5(B) のように、第三区
間のブロックB3を超えてドラッグすると、ブロック3
は消去されるとともに第四区間のブロックB4も縮小さ
れる。そして、その位置でクリックを解除すると、ブロ
ックB2とブロックB4の区切り位置が確定され、この
区切り位置に対応して、区間イベントとブロックB4の
設定情報、および対応するタイミングが記録されるとと
もに、操作前の第二区間と第三区間の区切り位置および
操作前の第三区間と第四区間の区切り位置の各区間イベ
ント、各設定情報および各タイミングのデータが削除さ
れる。また、この場合も、削除された区切り位置に区切
り位置アイコンIcが表示される。
の画面表示を示す図である。図6は区間指定をしないで
再生する場合であり、図6(A) の状態で、図2のスイッ
チ画面W2において先頭移動スイッチSW3を操作する
と、図6(B) のようにグリッドポインタGPが楽曲先頭
まで移動し、この楽曲先頭が現在位置となる。そして、
図2のスイッチ画面W2において再生開始スイッチSW
2を操作すると、楽曲先頭から楽曲末尾まで演奏データ
が再生され、この楽曲末尾で演奏が自動的に停止され
る。
であり、図7(A) のように例えば第二区間のブロックB
2を選択(クリック)し、この状態態で先頭移動スイッ
チSW3(図2)を操作すると、図7(B) のようにグリ
ッドポインタGPが選択されたブロックB2(第二区
間)の区間先頭まで移動し、このブロックB2の区間先
頭が現在位置となる。そして、再生開始スイッチSW2
(図2)を操作すると、第二区間の区間先頭から第二区
間の区間末尾まで演奏データが再生され、この区間末尾
で演奏が自動的に停止される。
イッチとしての先頭移動スイッチSW3を操作したとき
の例を説明したが、第2の現在位置移動スイッチとして
の末尾移動スイッチSW6が操作されたとき、区間が指
定されていないときは、グリッドポインタGPが楽曲の
末尾まで移動し、区間が指定されているときは、グリッ
ドポインタGPが選択されている区間の末尾まで移動す
る。
報編集プログラムの要部フローチャートであり、各フロ
ーチャートに基づいてCPU1の制御動作について説明
する。図9の全体処理は、演奏情報編集プログラムの図
示しないメインプログラムにおいて、既存の演奏データ
の選択あるいは演奏データの新規作成が指示されたとき
に起動される。まず、ステップS1で、図1に対応する
全体画面W1および図2に対応するスイッチ画面W2の
表示や、各種フラグやバッファのリセット処理などの初
期処理を行い、ステップS2に進む。なお、上記全体画
面W1の表示処理では、既存の演奏データの選択時には
選択された演奏データに基づいた全体画面(ブロックB
等を含む画面)を表示し、演奏データが新規作成された
場合には、作成された演奏データに基づいた全体画面を
表示する。
3の操作の有無により、先頭へ移動の指示があるか否か
を判定する。先頭へ移動の指示がなければステップS4
に進み、先頭へ移動の指示があれば、ステップS3で、
図6(B) のようにグリッドポインタGPの表示位置を楽
曲先頭に移動するとともに、再生処理における再生開始
位置のポインタを演奏データの先頭に移動(設定)す
る。次に、ステップS4で図10の編集処理を行い、ス
テップS5で再生開始スイッチSW2の操作の有無によ
り、再生開始の指示があるか否かを判定する。再生開始
の指示がなければステップS7に進み、再生開始の指示
があれば、ステップS6でMODEフラグに“0”をセ
ットするとともに図12の割込み処理を起動し、ステッ
プS7に進む。なおMODEフラグは、楽曲全体を再生
するか指定区間のみを再生するかを表すフラグであり、
“0”が楽曲全体の再生を、“1”が指定区間のみの再
生を表す。
区間が選択されたか否か(具体的にはブロックBがクリ
ックされたか否か)により、区間処理開始の指示がある
か否かを判定する。区間が選択されずに区間処理の開始
が指示されなければ、ステップS9でその他処理を行
い、ステップS10で全体処理の終了であるか否かを判
定し、終了でなければステップS2に戻り、終了であれ
ば処理を終了する。
ような処理を行う。微少巻戻しスイッチSW4、微少早
送りスイッチSW5の操作に対応してグリッドポインタ
GPの表示位置および再生開始位置を指定位置に変更す
る処理(楽曲先頭から楽曲末尾の間で移動可能)を行
う。また、再生停止スイッチSW1の操作に対応して楽
音の消去および割込み処理の停止処理を行う。末尾移動
スイッチSW6の操作に対応してグリッドポインタGP
の表示位置および再生開始位置を楽曲末尾に変更する処
理を行う。さらに、新規演奏データの選択/作成に伴
い、全体画面の表示の切換、および表示されている区間
画面W3の終了処理などを行う。
の開始が指示されれば、ステップS8で、選択された区
間に対応する区間画面W3を表示するとともに、図11
の区間処理を起動する。これにより後述の図11の区間
処理に移行する。
で、ポインタPの位置とマウスの操作状況に応じて、選
択されたブロックBの長さの変更操作があるか否かを判
定し、変更操作がなければステップS17に進み、変更
操作があれば、ステップS12で、選択されたブロック
Bの長さを、変更操作に合わせて変更(表示)し、ステ
ップS13で他の区間を含むか否かを判定する。ここ
で、他の区間を含むとは、例えば図5の操作でブロック
B2が第三区間全体を含んでしまうような場合である。
そして、他の区間を含まなければステップS15に進
み、他の区間を含むのであれば、ステップS14で、選
択されたブロックBに含まれた区間のブロックBの表示
および区間区切りに関する情報を削除する。例えば図5
の場合は第三区間の区間先頭に相当する区間イベント、
設定情報およびタイミングデータを演奏データから削除
する。そして、ステップS15に進む。
Bに隣接しているブロックについての処理であり、図4
の第三区間、図5の第四区間の処理に相当する。すなわ
ち、選択されたブロックBに隣接している区間のブロッ
クBの表示および区間区切りに関する情報を修正する。
例えば図4の場合であれば、第三区間の区間先頭に相当
する区間イベント、設定情報およびタイミングデータを
演奏データから削除するとともに、図4(B) のポインタ
Pに対応する位置に第三区間の区間イベント、設定情報
およびタイミングデータを記録する。また、図5の場合
であれば、第四区間の区間先頭に相当する区間イベン
ト、設定情報およびタイミングデータを演奏データから
削除するとともに、図5(B) のポインタPに対応する位
置に第四区間の区間イベント、設定情報およびタイミン
グデータを記録する。
切り位置に区切り位置アイコンIc(図4、図5参照)
を表示し、ステップS17に進む。ステップS17で
は、区間画面W3(図3)での設定情報の入力の有無に
より、選択されたブロックの設定情報の変更があるか否
かを判定し、変更がなければステップS19に進み、変
更があれば、ステップS18で、図8のように選択され
たブロック(区間)の先頭位置に変更に伴う設定情報を
書き込み、ステップS19に進む。そして、ステップS
19で、ブロック(区間)の削除や細分割化の処理等を
行なって元のルーチンに復帰する。
画面W3の表示を行った後の処理であり、ステップS2
1で、先頭移動スイッチSW3の操作の有無により、先
頭へ移動の指示があるか否かを判定する。先頭へ移動の
指示がなければステップS23に進み、先頭へ移動の指
示があれば、ステップS22で、図7(B) のようにグリ
ッドポインタGPの表示位置を区間先頭に移動するとと
もに、再生処理における再生開始位置のポインタを区間
の先頭に移動(設定)する。次に、ステップS23で再
生開始スイッチSW2の操作の有無により、再生開始の
指示があるか否かを判定する。再生開始の指示がなけれ
ばステップS25に進み、再生開始の指示があれば、ス
テップS24でMODEフラグに“1”をセットすると
ともに図12の割込み処理を起動し、ステップS25に
進む。
されたか否か(例えば画面内がクリックされたか否か)
を判定し、全体処理が選択されれば、ステップS26で
表示を全体表示に切り換えて、図9の全体処理を起動す
る。これにより、前記の全体処理に移行する。全体処理
が選択されなければステップS27でその他処理を行
い、ステップS28で区間処理の終了であるか否かを判
定し、終了でなければステップS21に戻り、終了であ
れば処理を終了する。
次のような処理を行う。微少巻戻しスイッチSW4、微
少早送りスイッチSW5の操作に対応してグリッドポイ
ンタGPの表示位置および再生開始位置を指定位置に変
更する処理(この場合は、区間先頭から区間末尾の間で
移動可能)を行う。また、再生停止スイッチSW1の操
作に対応して楽音の消去および割込み処理の停止処理を
行う。末尾移動スイッチSW6の操作に対応してグリッ
ドポインタGPの表示位置および再生開始位置を区間末
尾に変更する処理を行う。さらに、区間内の楽音イベン
トの各種編集処理を行う。
れた場合に起動され、現在設定されているテンポに応じ
て前記タイマ4から出力される割込み信号により、逐次
割込み処理が行なわれる。先ず、ステップS31で、演
奏データから今回タイミングの処理イベントのデータを
読み出し、ステップS32で、MODE=0でかつ楽曲
末尾位置であるかを判定し、判定がYESであればステ
ップS33で楽音の再生および割込み処理の動作を停止
して元のルーチンに復帰する。これにより、全体処理で
再生開始が指示されたことに対応して、図6(B) のよう
に楽曲の末尾まで再生されて停止する。
あれば、ステップS34で、MODE=1でかつ区間末
尾位置であるかを判定し、判定がYESであればステッ
プS33で上記同様の処理を行って処理を終了する。こ
れにより、区間処理(区間指定されている場合)で再生
開始が指示されたことに対応して、図7(B) のように区
間の末尾まで再生されて停止する。ステップS34の判
定がNOであれば、ステップS35で、読み出したイベ
ントの処理を行って元のルーチンに復帰する。なお、こ
のステップS35の処理により、楽音イベントに対応す
る発音、消音、休符等の処理が行われる。
間区切り位置のみを移動させるようにしているが、ブロ
ックの伸縮に応じてブロック毎の内容を書き換えるよう
にしてもよい。例えば、長くされたブロックはその長さ
分だけ元のブロック内の演奏データを繰り返し記録す
る。また、短くされたブロックは短くされた部分の演奏
データを削除する。さらに、削除されたブロックは対応
する演奏データを削除するなどしてもよい。
ことはいうまでもない。その場合、複数パートのそれぞ
れに対して独立的に本発明の処理が施せるようにしても
よいし、あるいはパートに対して本発明の処理を施した
場合に、他のパートの対応する位置も連動して編集され
るようにしてもよい。
の末尾としているが、楽曲あるいは区間の末尾まで再生
が到達した場合には、楽曲あるいは区間の先頭から再生
を再開させるようにしてもよい。
意の長さであってもよい。
間イベントのデータを挿入するようにしているが、例え
ば図14に示すように、演奏データの区間区切り位置を
示すデータ(例えば第一区間開始位置、第二区間開始位
置は、…)を順次記録したデータを、対応する演奏デー
タとセットで記録しておくようにしてもよい。この場
合、区間開始位置のデータとしては、それぞれの区間の
開始位置に関する情報であり、例えば、開始位置のタイ
ミングのデータ、開始位置の楽音イベントのアドレスな
どを各区間毎に記憶したものでもよい。
とソフトウエアで構成したものであるが、本発明を電子
楽器に適用することもできる。この場合、鍵盤楽器に限
らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の
形態でもよい。また、自動演奏ピアノに適用してもよ
い。また、音源装置、シーケンサ、エフェクタなどそれ
ぞれが別体の装置であって、MIDIあるいは各種ネッ
トワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するような
ものであってもよい。
発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベ
ント+相対時間」、イベントの発生時刻を曲や小節内に
おける絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符
の音高と符長あるいは休符と休符長でイベントのタイミ
ングを表した「音高(休符)+符長」、自動演奏(再生
機能)の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、イベン
トの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベント
を記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
ログラムは外部記憶装置5のハードディスクに記録され
ている場合について説明したが、特に電子楽器等の場合
ROM2に記録しておいてもよい。さらに、フロッピデ
ィスク、CD−ROM、MOディスク等の外部記憶装置
5を使うようにしてもよい。このようにすると、演奏情
報編集プログラムの新規インストールや追加あるいはバ
ージョンアップ等が容易に行える。また、フロッピディ
スク、磁気ディスク(MO)等に演奏情報編集プログラ
ムを記録しておいて、RAM3あるいはハードディスク
に供給するようにしてもよい。
インターフェース9は、RS−232C、USB(ユニ
バーサル・シリアル・バス)、IEEE1394等の汎
用のインターフェースでもよい。
0の演奏情報編集方法または請求項16の記録媒体に記
録された演奏情報編集プログラムの実行によれば、選択
した区間の長さを変更すると、その区間に隣接する区間
の長さも同時に変更されるので、区間の変更が容易に行
え、演奏データの作成、編集等を行う際に使い勝手が良
くなる。
求項1と同様な効果が得られるとともに、表示要素の端
部を指示して移動すると選択された区間とその隣接する
区間との両表示要素の長さが変更されるので、区間の変
更を確認しやすく操作性がよくなる。
求項1と同様な効果が得られるとともに、表示要素の端
部を指示して移動すると選択された区間とその隣接する
区間との両表示要素の長さが変更されるので、区間の変
更を確認しやすく操作性がよくなり、さらに、選択され
た区間の隣接区間を含むように長さを変更した場合、さ
らに隣の区間を隣接区間として長さの変更ができる。
の演奏情報編集方法または請求項17の記録媒体に記録
された演奏情報編集プログラムの実行によれば、現在位
置移動スイッチの操作により、現在位置を楽曲先頭位置
のみならず、区間を指定することで区間の先頭位置や末
尾位置に設定することができるので、演奏データの作
成、編集等を行う際に使い勝手が良くなる。
の演奏情報編集方法または請求項18の記録媒体に記録
された演奏情報編集プログラムの実行によれば、指定し
た区間の末尾までを再生区間として再生することができ
るので、演奏データの作成、編集等を行う際に使い勝手
が良くなる。
の演奏情報編集方法または請求項19の記録媒体に記録
された演奏情報編集プログラムの実行によれば、現在位
置の情報が、その現在位置を含む区間における位置の情
報として表示されるので、現在位置が把握しやすく、演
奏データの作成、編集等を行う際に使い勝手が良くな
る。
の演奏情報編集方法または請求項20の記録媒体に記録
された演奏情報編集プログラムの実行によれば、区間を
指定して設定情報を入力するだけで、その設定情報が指
定されている区間の先頭位置や前の区間の末尾等の位置
に記録されるので、ある区間に対して1つの設定を行う
操作が容易になり、演奏データの作成、編集等を行う際
に使い勝手が良くなる。
求項7と同様な効果が得られるとともに、指定されてい
る1つの区間の現在の設定情報をそのまま確認すること
ができる。
の演奏情報編集方法または請求項21の記録媒体に記録
された演奏情報編集プログラムの実行によれば、区間の
長さを変更しても、長さの変更以前の区切り位置がどこ
にあったかを表示により容易に確認できるので、以前の
状態に簡単に戻すことができるなど、演奏データの作
成、編集等を行う際に使い勝手が良くなる。
図である。
示す図である。
図である。
を第1の例を示す図である。
を第2の例を示す図である。
表示の例を示す図である。
表示の例を示す図である。
一例を示す図である。
ある。
である。
である。
トである。
ピュータとソフトウエアで構成した実施形態のブロック
図である。
の他の例を示す図である。
面、W2…スイッチ画面、W3…区間画面、SW2…再
生開始スイッチ、SW3…先頭移動スイッチ、GP…グ
リッドポインタ
Claims (21)
- 【請求項1】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示し、 選択された区間の表示要素の長さを変更することによ
り、演奏データ上の該区間の長さを変更するとともに、
該長さの変更量に応じて該区間に隣接する区間の表示要
素の長さと演奏データ上の該区間の長さを変更するよう
にしたことを特徴とする演奏情報編集装置。 - 【請求項2】 前記表示画面上において、前記選択され
た区間の表示要素の端部を指示して移動することによ
り、該端部および該端部に接する隣接区間の端部を同時
に移動して両区間の表示要素の長さを変更するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の演奏情報編集装置。 - 【請求項3】 前記表示画面上において、前記選択され
た区間の表示要素の端部を指示して移動することによ
り、該端部および該端部に接する隣接区間の端部を同時
に移動して両区間の表示要素の長さを変更し、該選択さ
れた区間が隣接区間を含むように長さを変更した場合、
該含まれる隣接区間の表示要素を消去するとともに、該
消去した区間のさらに隣の区間を隣接区間として表示要
素の長さを変更するようにしたことを特徴とする請求項
1記載の演奏情報編集装置。 - 【請求項4】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置
を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 現在位置移動スイッチを備え、 該現在位置移動スイッチが操作されたとき、前記区間が
指定されていないときは前記現在位置を前記楽曲全体の
端部位置に設定し、前記区間が指定されているときは前
記現在位置を該指定された区間の端部位置に設定するこ
とを特徴とする演奏情報編集装置。 - 【請求項5】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 再生開始スイッチを備え、 該再生開始スイッチが操作されたとき、前記区間が指定
されていないときは前記演奏データを楽曲最終位置まで
再生し、前記区間が指定されているときは該区間の演奏
データの末尾までを再生区間として再生することを特徴
とする演奏情報編集装置。 - 【請求項6】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位置
を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 前記現在位置の情報を、該現在位置が含まれる区間にお
ける位置の情報として表示可能にしたことを特徴とする
演奏情報編集装置。 - 【請求項7】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 区間が指定されていて設定情報が入力された場合には、
該設定情報を該指定されている区間の最初の楽音イベン
トの情報の前の位置に記録するようにしたことを特徴と
する演奏情報編集装置。 - 【請求項8】 前記入力された設定情報を、前記指定さ
れている1の区間に対応して1つのみ表示および記憶す
るようにしたことを特徴とする請求項7記載の演奏情報
編集装置。 - 【請求項9】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割し
て該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏情
報編集装置であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示し、 選択された区間の表示要素の長さをポインティングデバ
イスで変更することにより、演奏データ上の該区間の長
さを変更するとともに、該長さを変更した区間の変更前
の区切り位置に、区切り位置を示す表示を行うようにし
たことを特徴とする演奏情報編集装置。 - 【請求項10】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示し、 選択された区間の表示要素の長さを変更することによ
り、演奏データ上の該区間の長さを変更するとともに、
該長さの変更量に応じて該区間に隣接する区間の表示要
素の長さと演奏データ上の該区間の長さを変更するよう
にしたことを特徴とする演奏情報編集方法。 - 【請求項11】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位
置を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 現在位置移動スイッチを用い、 該現在位置移動スイッチが操作されたとき、前記区間が
指定されていないときは前記現在位置を前記楽曲全体の
端部位置に設定し、前記区間が指定されているときは前
記現在位置を該指定された区間の端部位置に設定するこ
とを特徴とする演奏情報編集方法。 - 【請求項12】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 再生開始スイッチを用い、 該再生開始スイッチが操作されたとき、前記区間が指定
されていないときは前記演奏データを楽曲最終位置まで
再生し、前記区間が指定されているときは該区間の演奏
データの末尾までを再生区間として再生することを特徴
とする演奏情報編集方法。 - 【請求項13】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位
置を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 前記現在位置の情報を、該現在位置が含まれる区間にお
ける位置の情報として表示可能にしたことを特徴とする
演奏情報編集方法。 - 【請求項14】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 区間が指定されていて設定情報が入力された場合には、
該設定情報を該指定されている区間の最初の楽音イベン
トの情報の前の位置に記録するようにしたことを特徴と
する演奏情報編集方法。 - 【請求項15】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集方法であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示し、 選択された区間の表示要素の長さをポインティングデバ
イスで変更することにより、演奏データ上の該区間の長
さを変更するとともに、該長さを変更した区間の変更前
の区切り位置に、区切り位置を示す表示を行うようにし
たことを特徴とする演奏情報編集方法。 - 【請求項16】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編プログラムを記録した記録媒体であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示する処理と、 選択された区間の表示要素の長さを変更することによ
り、演奏データ上の該区間の長さを変更するとともに、
該長さの変更量に応じて該区間に隣接する区間の表示要
素の長さと演奏データ上の該区間の長さを変更する処理
と、をコンピュータが実行する演奏情報編集プログラム
を記録した記録媒体。 - 【請求項17】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位
置を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集プログラムを記録した記録媒体であって、 現在位置移動スイッチが操作されたとき、前記区間が指
定されていないときは前記現在位置を前記楽曲全体の端
部位置に設定する処理と、 前記区間が指定されているときは前記現在位置を該指定
された区間の端部位置に設定する処理と、をコンピュー
タが実行する演奏情報編集プログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項18】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集プログラムを記録した記録媒体であって、 再生開始スイッチが操作されたとき、前記区間が指定さ
れていないときは前記演奏データを楽曲最終位置まで再
生する処理と、 前記区間が指定されているときは該区間の演奏データの
末尾までを再生区間として再生する処理と、をコンピュ
ータが実行する演奏情報編集プログラムを記録した記録
媒体。 - 【請求項19】 楽曲の演奏データの時間軸上の現在位
置を設定可能であり、該演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編プログラムを記録した記録媒体であって、 前記現在位置の情報を、該現在位置が含まれる区間にお
ける位置の情報として表示可能にする処理、をコンピュ
ータが実行する演奏情報編集プログラムを記録した記録
媒体。 - 【請求項20】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集プログラムを記録した記録媒体であって、 区間が指定されていて設定情報が入力された場合には、
該設定情報を該指定されている区間の最初の楽音イベン
トの情報の前の位置に記録する処理、をコンピュータが
実行する演奏情報編集プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項21】 楽曲の演奏データを複数の区間に分割
して該区間毎に演奏データを編集できるようにした演奏
情報編集プログラムを記録した記録媒体であって、 表示画面上に、前記区間に対応する該区間の長さに応じ
た形状の表示要素を、時系列に連続する複数の区間につ
いて連結して表示する処理と、 選択された区間の表示要素の長さをポインティングデバ
イスで変更することにより、演奏データ上の該区間の長
さを変更するとともに、該長さを変更した区間の変更前
の区切り位置に、区切り位置を示す表示を行う処理、を
コンピュータが実行する演奏情報編集プログラムを記録
した記録媒体。
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