JP2001304338A - ラバーダンパー - Google Patents
ラバーダンパーInfo
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- JP2001304338A JP2001304338A JP2000118253A JP2000118253A JP2001304338A JP 2001304338 A JP2001304338 A JP 2001304338A JP 2000118253 A JP2000118253 A JP 2000118253A JP 2000118253 A JP2000118253 A JP 2000118253A JP 2001304338 A JP2001304338 A JP 2001304338A
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Abstract
得ることができるラバーダンパーを提供する。 【解決手段】 ラバーダンパーは、外管1と、内管3
と、ロッド5と、それらの間に配置されたラバー2,4
とを備えてなる。ラバー2の厚さはラバー4よりも大き
なものとなっている。ロッド5の両端は内管3の両端か
ら外方に突出しており、このロッド5の内管3から突出
した部分にフランジ状のストッパ6,7が設けられてい
る。このストッパ6,7と内管3の端面との間には微小
な間隙dがあいている。ロッド5が内管3に対し相対的
に変位した場合、この変位量が所定以上になるとストッ
パ6又は7が内管3の端面に当り、それ以降はロッド5
と内管3とが一体となって外管1に対し相対的に変位す
る。
Description
のダンパーに係り、特にゴム(ラバー)を振動吸収材と
して用いたラバーダンパーに関するものである。さらに
詳しくは、筋交いに用いるのに好適なラバーダンパーに
関する。
して、金属製の筒の中にロッドが同軸的に挿設され、該
ロッドと筒との間にラバーを両者に付着させて配置した
ものがある。このロッドと筒との軸心方向の相対的な変
位が該ラバーによって吸収される。
第1の板同士の間に第2の板を配置し、該第1の板と第
2の板との間にラバーを両者に付着させて配置したもの
がある。この第1の板と第2の板との板面方向の相対的
な変位が該ラバーによって吸収される。
ーダンパーにおいては、ラバーの厚みを大きくすると振
幅(変形)の大きな振動減衰を図ることができるが、微
小振幅の振動減衰特性が悪くなり、逆にラバーの厚みを
小さくすると、微小振幅の振動減衰特性は良好となる
が、大振幅の振動減衰特性が悪くなる。
減衰させることができるラバーダンパーを提供すること
を目的とする。
ンパーは、外管と、該外管内に同軸的に配置された内管
と、該内管内に同軸的に配置されたロッドと、該外管と
内管との間に配置され、両者に付着している第1のラバ
ーと、該内管とロッドとの間に配置され、両者に付着し
ている第2のラバーとを備えてなり、第1及び第2のラ
バーの厚みが異なることを特徴とするものである。
異なる2種類のラバーを備えており、微小変形から大変
形まで十分に減衰させることができる。
厚さよりも小さいことが好ましい。このラバーは管の全
周を取り巻く筒状であることが好ましい。これらのラバ
ーは加硫接着により外管、内管もしくはロッドに付着さ
れるのが好ましい。
が該内管の両端からそれぞれ突出し、該ロッドの突出し
た両側部分にそれぞれ内管の端面に当接するストッパが
設けられている。この場合、ストッパと内管の端面との
間に間隙(d)をあけ、ロッドが内管に対し該間隙dよ
りも大きく変位しようとしたときには、ストッパが内管
に当り、ロッドと内管とが一体的に変位するよう構成す
るのが好ましい。
側は外管の一端から外方に突出しており、該外管の他端
側には該外管の取付用の部材が設けられている。
と、該中央板を挟むように且つ該中央板と板面を対峙さ
せて配置された1対の内板と、該1対の内板を挟むよう
に且つ該内板と板面を対峙させて配置された1対の外板
と、該1対の内板と該1対の外板との間にそれぞれ配置
され、両者に付着している第1のラバーと、該1対の内
板と該中央板との間に配置され、両者に付着している第
2のラバーとを備えてなり、第1及び第2のラバーの厚
みが異なることを特徴とするものである。
異なる2種類のラバーを備えており、微小変形から大変
形まで十分に減衰させることができる。
厚さよりも小さいことが好ましい。これらのラバーは加
硫接着により外板、内板もしくは中央板に付着されるの
が好ましい。
が該内板の両端からそれぞれ突出し、該中央板の突出し
た両側部分にそれぞれ内板の端面に当接するストッパが
設けられている。この場合、ストッパと内板の端面との
間に間隙(d)をあけ、中央板が内板に対し該間隙dよ
りも大きく変位しようとしたときには、ストッパが内板
に当り、中央板と内板とが一体的に変位するよう構成す
るのが好ましい。
について説明する。図1(a)は実施の形態に係るラバ
ーダンパーの長手方向(軸心線方向)の断面図、図1
(b)はこのラバーダンパーの右側面図、図1(c)は
図1(a)のC−C線に沿う断面図である。
と、ロッド5と、それらの間に配置されたラバー2,4
とを備えてなる。ラバー2,4は筒状であり、ラバー2
は外管1の内周面と内管3の外周面とに加硫接着され、
ラバー4は内管3の内周面とロッド5の外周面とに加硫
接着されている。
さと略等しい長さである。ラバー4は内管3の軸心線方
向の長さよりも短く、内管3の軸心線方向の中間付近に
配置されている。ラバー2の厚さはラバー4よりも大き
なものとなっている。
突出しており、このロッド5の内管3から突出した部分
にフランジ状のストッパ6,7が設けられている。この
ストッパ6,7と内管3の端面との間には微小な間隙d
があいている。ロッド5が内管3に対し相対的に変位し
た場合、この変位量が所定以上になるとストッパ6又は
7が内管3の端面に当り、それ以降はロッド5と内管3
とが一体となって外管1に対し相対的に変位する。
れ、ロッド5の先端側(図1(a)の右端側)は外管1
の一端から外方に延出している。
閉鎖されており、このエンドプレート8に取付座9が固
設されている。
す。この組成は減衰特性に優れたものであるが、本発明
のラバーはこの組成に限定されるものでないことは明ら
かである。 ポリマー:42重量% 充填剤 :35重量% 加硫剤 : 1重量% 灰分 : 2重量% オイル :16重量%
いては、外側のラバー2がゴム厚の大きなものであり、
大変形の減衰を行い、内側のラバー4はゴム厚の小さい
ものであり、微小変形でも大きいせん断ひずみが得られ
る。このようにして、小さい変形から大きい変形にわた
って十分な減衰を得ることが可能となる。
って説明する。なお、以下の説明において、外側のラバ
ー2を外筒といい、内側のラバー4を内筒という。
kiとするとラバーダンパー全体のばね定数ktは次式
の通りとなる。
anδは、同様に
り次の(3)式の通りとなる。
−e−10γo、ただしγo=xo/Ho(γoは外筒
のゴムせん断ひずみ、xoは外筒の変位、Hoは外筒の
ゴム厚)とした場合、γoとtanδoの関係は、図2
のようになる。
=一定とする。
cmとする。
tanδは10〜200kgfの外力に対して表1の通
りとなる。
の変位が大きくなるものの、内筒がより大きく変形する
ことにより、全体の損失係数はtanδ=0.550で
あり、外筒のみのtanδo=0.197よりも格段に
高いものとなる。
じにしたときのtanδの計算結果を表2に示す。
tanδの増大は表1の場合ほどではないが、全体の変
位は小さくなっている。
数tanδとの値をグラフとして図3,4に示す。
kiでしかも損失係数tanδiが大きいゴム材料を用
いることにより、全体の変形量は大きくなるが、外筒単
体の場合よりエネルギーをより大きく吸収することがで
きる。
について説明する。図5(a)は実施の形態に係るラバ
ーダンパーの長手方向(軸心線方向)の断面図、図5
(b)はこのラバーダンパーの平面図、図6は図5
(a)のVI−VI線に沿う断面図である。
と、1対の内板13と、中央板15と、それらの間に配
置されたラバー12,14とを備えてなる。各板11,
13,15は平行であり、中央板15が円板13,13
間に配置され、円板13,13は外板11,11間に配
置されている。ラバー12,14は薄板状であり、ラバ
ー12は外板11の内面と内板13の外面とに加硫接着
され、ラバー14は内板13の内面と中央板15に加硫
接着されている。
長さと略等しい長さである。ラバー14は内板13の長
手方向の長さよりも短く、内板13の長手方向の中間付
近に配置されている。ラバー12の厚さはラバー14よ
りも大きなものとなっている。
方に突出しており、この中央板15の内板13から突出
した部分に起立板状のストッパ16,17が設けられて
いる。このストッパ16,17と内板13の端面との間
には微小な間隙dがあいている。中央板15が内板13
に対し相対的に変位した場合、この変位量が所定以上に
なるとストッパ16又は17が内板13の端面に当り、
それ以降は中央板15と内板13とが一体となって外板
11に対し相対的に変位する。
され、中央板15の先端側(図4の右端側)は外板11
の一端から外方に延出している。
って閉鎖されており、このエンドプレート18に取付座
19が固設されている。
ー2,4の組成としうるが、この組成に限定されるもの
ではない。
いては、外側のラバー12がゴム厚の大きなものであ
り、大変形の減衰を行い、内側のラバー14はゴム厚の
小さいものであり、微小変形でも大きいせん断ひずみが
得られる。このようにして、小さい変形から大きい変形
にわたって十分な減衰を得ることが可能となる。
よると、微小変形から大変形にわたって十分な減衰を得
ることができる。
の長手方向(軸心線方向)の断面図、図1(b)はこの
ラバーダンパーの右側面図、図1(c)は図1(a)の
C−C線に沿う断面図である。
である。
である。
の長手方向の断面図、図5(b)はこのラバーダンパー
の平面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 外管と、 該外管内に同軸的に配置された内管と、 該内管内に同軸的に配置されたロッドと、 該外管と内管との間に配置され、両者に付着している第
1のラバーと、 該内管とロッドとの間に配置され、両者に付着している
第2のラバーとを備えてなり、 第1及び第2のラバーの厚みが異なることを特徴とする
ラバーダンパー。 - 【請求項2】 請求項1において、該第1のラバー及び
第2のラバーはそれぞれ管の全周を取り巻く筒状である
ことを特徴とするラバーダンパー。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、該第2のラバ
ーの厚さが第1のラバーの厚さよりも小さいことを特徴
とするラバーダンパー。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、該第1のラバーは外管及び内管に加硫接着されてお
り、該第2のラバーは内管及びロッドに加硫接着されて
いることを特徴とするラバーダンパー。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、該ロッドの両端が該内管の両端からそれぞれ突出
し、該ロッドの突出した両側部分にそれぞれ内管の端面
に当接するストッパが設けられていることを特徴とする
ラバーダンパー。 - 【請求項6】 請求項5において、該ストッパと内管の
端面との間に間隙があいていることを特徴とするラバー
ダンパー。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
て、該ロッドの一端側は外管の一端から外方に突出して
おり、該外管の他端側には該外管の取付用の部材が設け
られていることを特徴とするラバーダンパー。 - 【請求項8】 中央板と、 該中央板を挟むように且つ該中央板と板面を対峙させて
配置された1対の内板と、 該1対の内板を挟むように且つ該内板と板面を対峙させ
て配置された1対の外板と、 該1対の内板と該1対の外板との間にそれぞれ配置さ
れ、両者に付着している第1のラバーと、 該1対の内板と該中央板との間に配置され、両者に付着
している第2のラバーとを備えてなり、 第1及び第2のラバーの厚みが異なることを特徴とする
ラバーダンパー。 - 【請求項9】 請求項8において、該第2のラバーの厚
さが第1のラバーの厚さよりも小さいことを特徴とする
ラバーダンパー。 - 【請求項10】 請求項8又は9において、該第1のラ
バーは外板及び内板に加硫接着されており、該第2のラ
バーは内板及び中央板に加硫接着されていることを特徴
とするラバーダンパー。 - 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれか1項に
おいて、該中央板の両端が該内板の両端からそれぞれ突
出し、該中央板の突出した両側部分にそれぞれ内板の端
面に当接するストッパが設けられていることを特徴とす
るラバーダンパー。 - 【請求項12】 請求項11において、該ストッパと内
板の端面との間に間隙があいていることを特徴とするラ
バーダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118253A JP4942238B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | ラバーダンパー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118253A JP4942238B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | ラバーダンパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304338A true JP2001304338A (ja) | 2001-10-31 |
JP4942238B2 JP4942238B2 (ja) | 2012-05-30 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006226009A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 落橋防止装置 |
JP2006349067A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Bando Chem Ind Ltd | パッシブダンパー |
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CN113322782A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-31 | 哈尔滨工业大学 | 一种内填橡胶的免焊形状记忆合金双管剪切耗能装置 |
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2000
- 2000-04-19 JP JP2000118253A patent/JP4942238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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