JP2007100957A - 液圧式ダンパを備えている弾性軸受 - Google Patents

液圧式ダンパを備えている弾性軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2007100957A
JP2007100957A JP2006266565A JP2006266565A JP2007100957A JP 2007100957 A JP2007100957 A JP 2007100957A JP 2006266565 A JP2006266565 A JP 2006266565A JP 2006266565 A JP2006266565 A JP 2006266565A JP 2007100957 A JP2007100957 A JP 2007100957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
elastic
elastic bearing
wall
bearing according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006266565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4865478B2 (ja
Inventor
Peter Pelz
ペーター・ペルツ
Heinz-Guenther Jaschke
ハインツ−ギュンター・ヤシュケ
Dieter Ehlbeck
ディーター・エールベック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carl Freudenberg KG
Original Assignee
Carl Freudenberg KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Carl Freudenberg KG filed Critical Carl Freudenberg KG
Publication of JP2007100957A publication Critical patent/JP2007100957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865478B2 publication Critical patent/JP4865478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/1409Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by buffering features or stoppers

Abstract

【課題】 特に車両に使用することができ、長い寿命を有し、かつ振幅の大きな振動が負荷された場合にも騒音が発生しない液圧式ダンパを備えている弾性軸受を提供する。
【解決手段】 本発明の弾性軸受は、軸受コアと、軸受スリーブと、軸受コアと軸受スリーブの間に配置されている弾性体とからなる軸受ばねと、少なくとも1つの流路を介して相互に接続されているとともに流体で満たされている少なくとも2つの作用室とからなる液圧式ダンパを備えており、弾性軸受の自由行程が1つ又はそれ以上のエンドストップによって制限され、軸受スリーブ(3)と弾性体(4)の間に挿入可能な挿入部材(10)が配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾性軸受に関し、より詳細には、軸受コア及び、軸受スリーブ及び、軸受コアと軸受スリーブの間に配置されている弾性体からなる軸受ばね及び、少なくとも1つの流路を介して相互に接続されているとともに流体で満たされている少なくとも2つの作用室からなる液圧式ダンパを備えている弾性軸受であって、その弾性軸受の自由行程が1つ又はそれ以上のエンドストップによって制限されている弾性軸受に関する。
液圧式ブッシュとも呼ばれる液圧式ダンパを備えている弾性軸受は多様な目的に使用される。そのような軸受は、逆方向に作用する力を吸収することができるように設計されている。この場合、主要な力は軸受コアと軸受スリーブ間に配置されている弾性体により吸収される。例えば、自動車のエンジンにより惹起されるか、又は路面からシャーシにもたらされる高周波の振動は、作用室内に収容されている流体によって、その流体が流路を貫流することによって減衰される。特に大きな振幅はエンドストップにより制限される。
好ましくは、そのような弾性軸受はシャーシ用軸受として使用され、しかも自家用車の、走行方向前方の軸に対するアンバランスな衝撃の結果として生じる振動を減衰するために使用される。多くの場合に、そのような軸受を結合要素として走行方向後方のストラットとボデーの間に取り付けることが最も効果的である。前輪駆動の車両の場合には駆動トルクの結果として生じる引張力がこの区間全体にわたってもたらされる。制動の際、著しい圧縮力が、ストラット全体にわたって、すなわち軸受全体にわたって伝えられる。この圧縮力は重い車両の場合にはピーク値30 kNに達する。この圧縮力がシャーシ用軸受を損なわないように、予防策が講じられている。つまり、軸受は、比較的小さな抵抗力のみが克服されなければならない車両が自由に走行する状態の場合、ばね圧縮はストッパまでの自由行程よりも小さくなるように設計されている。しかしながら、加速又は制動の際、力は、自由行程よりも大きなばね行程が必要となるまで増大し、その結果、ストッパによる止めが行なわれる。これは、しばしば騒音発生という結果をもたらす。これを回避するためにストッパを著しく弱く形成することができるが、しかしながら、その場合にはストッパの寿命が短縮されるという結果がもたらされる。
大きな振幅をもつ振動を付加的に減衰するために、スプリングチャンバ内部で弾性体の上部と下部で外側の軸受スリーブに固定され、かつ内部部材の近くにまで突出する略ポット形状又は断面コの字形に形成された弾性的なストッパを有する弾性軸受ブッシュが公知である(例えば特許文献1参照)。このストッパは、ストッパ自体と軸受スリーブ間に、流路を介して相互に接続され、かつ流体で満たされている流体室を備えている。
変位の大きさを越え、かつ一定の非線形の減衰特性を有する減衰をもたらす、振幅を減衰するための他の可能性が公知である(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載されている装置では、軸受コアと軸受スリーブの内壁の間の室部の少なくとも1つの中に、液圧により支持されている実質上非弾性のディスプレイサー又は変位抑制体が配置され、そのディスプレイサーは無負荷の状態で基準面に対して所与の距離を有し、かつディスプレイサーとこれを支持する部材との間に、高さの低い変位チャンバが変位面の間に形成され、この変位チャンバは少なくとも1つの絞り開口部を介してもう1つの流体チャンバと接続されている。このような軸受はその製造に比較的費用がかかる。特許文献2に記載のものと類似の実施形態がさらに公知である(例えば特許文献3、4参照)。
軸受の自由行程を制限するバンプストップが作用室中に備えられている液圧式ダンパを備えているスリーブ形状ラバースプリングが公知である(例えば特許文献5参照)。
独国特許出願公開第4307559号明細書 独国特許出願公開第19626535号明細書 独国特許出願公開第10350994号明細書 独国特許出願公開第10351069号明細書 欧州特許第0384007号明細書
本発明は、特に車両に使用することができ、長い寿命を有し、かつ振幅の大きな振動が負荷された場合にも騒音が発生しない液圧式ダンパを備えている弾性軸受の提供を課題とする。
上記課題は、軸受コアと、軸受スリーブと、軸受コアと軸受スリーブの間に配置されている弾性体とからなる軸受ばねと、少なくとも1つの流路を介して相互に接続されているとともに流体で満たされている少なくとも2つの作用室とからなる液圧式ダンパを備えている弾性軸受であって、弾性軸受の自由行程が1つ又はそれ以上のエンドストップによって制限されているものにおいて、軸受スリーブと弾性体の間に挿入可能な挿入部材が配置されていることを特徴とする弾性軸受によって解決される。すなわち上記課題は、請求項1に記載する特徴を有する弾性軸受により解決される。請求項2から17には、本発明の弾性軸受の有利な発展形態を記載する。
本発明の軸受においては、作用室の少なくとも1つの中に挿入部材が配置され、この挿入部材は軸受スリーブと弾性体の間に挿入されている。本発明の挿入部材は、他の軸受部品とは無関係に製造することができ、その結果、挿入部材の作動様式を他の部品とは全く別個に調整することができる。したがって、使用する材料を選択することによって、その減衰作用を、軸受において所与の比率にきわめて正確に調整することができる。例えば、意図的に、摺動するように選択することもできる。
挿入部材の種々の形状を、軸受の形状に適合させることができる。しかしながら、挿入部材が、軸方向に延伸する弾性材料からなるウェブを介して相互に接続されている外側シェル及び内側シェルによって形成されていることが好ましい。挿入部材の使用によって、軸受の自由行程を二分割することが実現され、この2つの自由行程は、軸受コアの外壁と挿入部材の内側シェルの内壁との間の第1の自由行程と、内側シェルの外壁と外側シェルの内壁との間のもう1つの自由行程とすることができる。このような自由行程の二分割は、各作用室中に挿入部材をそれぞれ挿入、配置することによって、軸受に作用する力の両方向で実施することができる。外側シェルは、半径方向の断面において弧の一部をなすように半円形に形成され、かつ軸方向で作用室を画定する側壁の間に差し込まれ、配置されている。この場合、外側シェルの外壁は、軸受スリーブの内壁と互いの面が揃うように接している。内側シェル自体は、略サドル形の形状であり、かつ補強された中央部を有する。
内側シェルと軸受コアの間の接触摩擦ができる限り小さくなるように、かつ接触摩擦が小さいことによりストッパの摩耗を最小とするために、軸受コアは、ストッパ領域内で、半径方向及び軸方向に略アーチ状に形成され、ストッパに対応する軸受コアのストッパ領域の部分は、軸方向の断面及び半径方向の断面において、アーチ形状をなすように外側に膨出するように形成されている。さらに、軸受コアのストッパ領域の部分は、エラストマー層で被覆されている。
薄いエラストマー層からなる被覆を、挿入部材の内側シェル及び外側シェルの、互いに対向し、かつ挿入部材のウェブ間に挟まれている部分の表面に設けることもできる。
軸受の作用室は、外側シェル内に設けられている流路を介して相互に接続されている。各作用室にそれぞれ、エンドストップが挿入されていることが好ましい。作用室自体は、軸方向に膨らむ膨張壁によって分離、画定されている。膨張壁は、作用室のポンプ作用及びこれに伴って生じる流路を介する流体の貫流を可能にする。軸受スリーブと膨張壁を確実に固定するために、膨張壁はその半径方向の終端部に硬い末端リングを備えている。膨張壁を軸方向で予荷重することによって、末端リングは挿入部材の外側シェルに押しつけられ、その結果、流体を漏らさない液密な結合が達成される。軸受コアの軸及び軸受スリーブの軸は、軸受が負荷された状態で、互いに心がずれた状態で位置合わせされる。
本発明は、軸受コアと、軸受スリーブと、軸受コアと軸受スリーブの間に配置されている弾性体とからなる軸受ばねと、少なくとも1つの流路を介して相互に接続されているとともに流体で満たされている少なくとも2つの作用室とからなる液圧式ダンパを備えている弾性軸受であって、弾性軸受の自由行程が1つ又はそれ以上のエンドストップによって制限されているものにおいて、軸受スリーブ(3)と弾性体(4)の間に挿入可能な挿入部材(10)が配置されていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、特に車両に使用することができ、長い寿命を有し、かつ振幅の大きな振動が負荷された場合にも騒音が発生しない液圧式ダンパを備えている弾性軸受を製造することが可能となる。
次に、図面に示す実施例に基づき本発明をさらに説明する。
本発明の弾性軸受1は、軸受コア2と、外側の軸受スリーブ3と、軸受コア2及び軸受スリーブ3の間に配置されて軸受ばねとして機能する弾性体4とからなる(図1)。弾性体4の周方向両側に、流体で満たされている作用室5及び6が設けられている。この実施形態では、作用室5は加速動作中に機能し、一方、作用室6は制動動作中に機能するように構成されている。これら2つの作用室5と6は、流路7を介して、流体が連通するように接続されている。軸受コア2の軸8と軸受スリーブ3の軸9は、軸受が負荷されていない状態で互いの心がずれるように配置、構成されている。
各作用室5、6内において、軸受スリーブ3と、軸受コア2を備えている弾性体4との間に、別個の挿入部材10がそれぞれ挿入されている。挿入部材10は、外側シェル11と、内側シェル12と、弾性材料製の軸方向に延びるウェブ13とから形成されている。外側シェル11を熱可塑性プラスチックから製造することができる。しかしながら、外側シェルの材料として金属ダイカスト又は他の材料の使用も可能である。外側シェル11は、その外側に、2つの作用室5及び6を相互に円周方向に接続する流路7を備えている。この場合には、流体は流路7中でダンピングマス、減衰質量体として利用される。内側シェル12を外側シェル11と同じ材料から製造することができる。外側シェル11が、半径方向の断面において弧の一部をなすように半円形に形成され、かつ作用室5、6を画定する側壁14の間で軸方向に延伸するように形成され、一方、内側シェル12は、補強された中央部15を有する略サドル形の形状をなす。外側シェル11は、その外壁が軸受スリーブ3の内壁と面が揃うように接している。軸受コア2と内側シェル12ができるだけ小さな面積を介して接するように、内側シェル12の内径Rは、軸受コア2の外径rよりも大きくなるように選択されている(図2参照)。軸受コア2と内側シェル12ができるだけ小さな面積を介して接することを補助するために、軸受コア2は、内側シェル12に対向するストッパ領域内で同じく軸方向に、軸方向の断面において、アーチ形に膨出するように形成されている(図1参照)。さらに、軸受コア2は、そのストッパ領域内の部分をエラストマー層16により被覆されている。同様のエラストマー層17が、挿入部材10のウェブ13間に挟まれている外側シェル11及び内側シェル12の互いに対向する部分の表面にも設けられている。作用室5、6の側壁14は、負荷が作用した場合に膨張する膨張壁として形成され、すなわち、強い負荷が加わった場合には、作用室5、6内の流体による圧力に対して撓みかつ内側に折れ曲がる。この撓みかつ折れ曲がるプロセスは、膨張壁14が内側に向かってアーチ形に張り出す形状であることによって促進される。この実施形態では、膨張壁14は内側シェル12の軸方向の側面に接触し、かつさらなるばね圧縮により、その箇所で回転する。膨張壁14の半径方向の終端部26に、プラスチック製もしくは金属製の硬い末端リング19が設けられている。軸受ばね4と挿入部材10とを備えている軸受コア2を軸受スリーブ3中へ取付つける際に、軸受1の内部部材は軸方向に予荷重が与えられる。これは、軸受の内部部材を軸受スリーブ3中へ圧入することによってもたらされ、このとき、軸受スリーブ3の軸方向の端部は半径方向内側に折り曲げられる。
図1及び2は、軸受がそれぞれ荷重を負荷されていない状態を示している。この場合、軸受スリーブ3の軸9と軸受コア2の軸8は、相互に距離20だけ離れている。弾性体4は、軸受コア2を図1及び2に示す位置に保持する。このとき、軸受コア2は、エラストマー層16によって形成されている軸受コア2の外壁で、軸受のストッパ領域内で図中上側に示す内側シェル12の内壁21に接している。これらの図1及び2の下部に示す軸受コア2と内側シェル12の内壁21との間に、自由行程22が存在する。しかしながら、軸受が負荷を受ける場合には、この自由行程22はおおよそ半分にまで減少し、つまり、負荷を受ける場合には、距離20だけずれている軸8及び9がほぼ重なり合うこととなる。この場合には、図中上部及び図中下部に示す軸受コア2と内側シェル12の内壁21との間にほぼ同じ自由行程22が形成され、この自由行程は、軸受の規定運転時のばね行程に相当する。振動の振幅に応じて、本発明の軸受は軸受コア2と内側シェル12の間でばね作用をもたらす。このとき、同時に、2つの作用室5と6の間の流路7を介して、振動の減衰が達成される。振幅が自由行程22の大きさを越えるとただちに、対応する挿入部材10が有効になり、機能する。軸受コア2は、内側シェル12の内壁21に当接し、さらに内側シェル12を半径方向外側に向けて押圧し、そして、どちらもエラストマー層17により覆われている内側シェル12の外壁と外側シェル17の内壁の間の、軸受の内側シェル12と外側シェル11の間のギャップによって形成されているもう1つの自由行程23の間隔が縮小する。しかも、両方のエラストマー層17が相互に接するまで、したがって内側シェル12と外側シェル11が相互に接するまで、ウェブ13は押しつぶされ、それにより、エンドストップとして機能するまで、ウェブ13は押しつぶされる。ウェブ13に対する材料の選択及び/又はウェブ13の構造的な形状は、増大する負荷される力にしたがい、エンドストップの所望の緩やかな上昇が達成されるように選択される。このようにして、本発明の弾性軸受では、きわめて高い走行快適性が達成される。
図3には流路7の経路を示す。流路7は、開口部24及び25を介して作用室5及び6を接続している。この実施形態では、2つの挿入部材10が同一に形成され、互いに対称に配置されている。
本発明の精神の範囲内では、外側シェルとウェブが同じ弾性材料から形成されている場合が有利である。この構成では、加硫工程がより簡略化される。この実施形態では、ゴムの輪郭が外側シェルの機能をもたらす。
本発明の弾性軸受の縦断面図を示す。、 図1に示す弾性軸受の線A-Aにおける断面を示す。 図1に示す弾性軸受の線B-Bにおける断面を示す。
符号の説明
1 弾性軸受
2 軸受コア
3 軸受スリーブ
4 弾性体
5、6 作用室
7 流路
8 軸受コアの軸
9 軸受スリーブの軸
10 挿入部材
11 外側シェル
12 内側シェル
13 ウェブ
14 側壁
15 中央部
16、17 エラストマー層
19 末端リング
21 内側シェルの内壁
22、23 自由行程
24、25 開口部
26 終端部

Claims (17)

  1. 軸受コアと、軸受スリーブと、該軸受コアと該軸受スリーブの間に配置されている弾性体とからなる軸受ばねと、少なくとも1つの流路を介して相互に接続されているとともに流体で満たされている少なくとも2つの作用室とからなる液圧式ダンパを備えている弾性軸受であって、当該弾性軸受の自由行程が1つ又はそれ以上のエンドストップによって制限されているものにおいて、
    前記軸受スリーブ(3)と前記弾性体(4)の間に挿入可能な挿入部材(10)が配置されていることを特徴とする弾性軸受。
  2. 前記挿入部材(10)が、軸方向に延伸する弾性材料からなるウェブ(13)を介して相互に接続されている外側シェル(11)及び内側シェル(12)によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾性軸受。
  3. 前記弾性軸受(1)の自由行程が、前記軸受コア(2)の外壁(16)と前記挿入部材(10)の内側シェル(12)の内壁(21)との間の第1の自由行程(22)及び、前記内側シェル(12)の外壁(17)と前記外側シェル(11)の内壁(17)との間のもう1つの自由行程(23)からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性軸受。
  4. 前記外側シェル(11)が、半径方向の断面において弧の一部をなすように形成され、かつ前記作用室(5、6)を画定する側壁(14)の間で軸方向に延伸していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  5. 前記外側シェル(11)が、その外壁が前記軸受スリーブ(3)の面と揃うように挿入可能であることを特徴とする請求項4に記載の弾性軸受。
  6. 前記内側シェル(12)が、サドル形の形状を有し、かつ補強された中央部(15)を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  7. 前記軸受コア(2)が、ストッパ領域内で、半径方向及び軸方向に膨らむアーチ形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  8. 前記軸受コア(2)が、前記ストッパ領域内でエラストマー層(16)により被覆されていることを特徴とする請求項7に記載の弾性軸受。
  9. 前記外側シェル(11)及び内側シェル(12)の互いに対向し、かつ前記ウェブ(13)の間に挟まれている部分の表面がそれぞれ、薄いエラストマー層(17)で被覆されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  10. 前記作用室(5、6)が、前記外側シェル(11)内に設けられている流路(7)を介して相互に接続されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  11. 前記作用室(5、6)のそれぞれに前記挿入部材(10)が設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  12. 前記作用室(5、6)が、軸方向において膨張壁(14)によって閉鎖されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  13. 前記膨張壁(14)の半径方向の終端部(26)に硬い末端リング(19)が設けられていることを特徴とする請求項12に記載の弾性軸受。
  14. 前記膨張壁(14)に、軸方向に予荷重が与えられていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  15. 前記軸受コア(2)の軸(8)と前記軸受スリーブ(3)の軸(9)が、前記軸受(1)の負荷されていない状態で、互いの心がずれるように配置されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  16. 前記膨張壁(14)の内側が、ばね圧縮の際、前記内側シェル(12)の軸方向の側面に支持され、かつその箇所で回転することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の弾性軸受。
  17. 前記外側シェル(11)とそれに付属するウェブ(13)が、一体化されている要素であり、かつ同じ弾性材料からなることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の弾性軸受。
JP2006266565A 2005-09-30 2006-09-29 液圧式ダンパを備えている弾性軸受 Expired - Fee Related JP4865478B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE200510047018 DE102005047018B4 (de) 2005-09-30 2005-09-30 Elastomerlager mit hydraulischer Dämpfung
DE102005047018.1 2005-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007100957A true JP2007100957A (ja) 2007-04-19
JP4865478B2 JP4865478B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=37651033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006266565A Expired - Fee Related JP4865478B2 (ja) 2005-09-30 2006-09-29 液圧式ダンパを備えている弾性軸受

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1770303B1 (ja)
JP (1) JP4865478B2 (ja)
DE (1) DE102005047018B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100974593B1 (ko) * 2008-09-22 2010-08-06 현대자동차주식회사 유체봉입형 부시
JP2015021272A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のキャットウオーク
JP2015040418A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のキャットウオーク

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006052918B4 (de) * 2006-11-08 2012-12-06 Vorwerk Autotec Gmbh & Co. Kg Axial vorgespanntes Hydrolager
DE102008057925A1 (de) * 2008-11-19 2010-05-20 Audi Ag Hydraulisch dämpfendes Gummi-Metalllager
DE102008058239B4 (de) * 2008-11-19 2014-12-24 Carl Freudenberg Kg Buchse
CN104315076B (zh) * 2014-09-12 2016-04-27 东风小康汽车有限公司重庆分公司 汽车悬架用自适应可变阻尼液压橡胶隔振装置
CN104565185B (zh) * 2014-12-26 2017-01-18 宁波拓普集团股份有限公司 一种液压衬套
DE102017120321B3 (de) 2017-09-04 2018-12-06 Vibracoustic Gmbh Hydraulisch dämpfendes Lager
US11378152B1 (en) 2020-12-18 2022-07-05 The Pullman Company Hydraulic bushing with internal snubber

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125430A (ja) * 1983-12-09 1985-07-04 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd エンジンマウント用ブッシュ
JPS60159436A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入サスペンシヨンブツシユ
JPS63115939A (ja) * 1986-11-04 1988-05-20 Aisin Warner Ltd 駆動用無端ベルト
JPS63188350A (ja) * 1987-01-29 1988-08-03 Nitsupun Shiryo Kk ペツト用動物飼料
JPS643341A (en) * 1987-06-25 1989-01-09 Tokai Rubber Ind Ltd Fluid-sealed type vibro-isolating bush
JPS6453540A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of aluminum electrolytic capacitor
JPH0221350A (ja) * 1987-12-28 1990-01-24 Texas Instr Inc <Ti> 改良された転送制御による直接メモリ・アクセス方式を持つデータ処理装置
JPH03143A (ja) * 1989-05-25 1991-01-07 Nippon Steel Corp 強磁性金属片除去装置
JPH0386226A (ja) * 1989-08-29 1991-04-11 Fujikura Ltd 高真空装置用メタルシール材
JPH0791481A (ja) * 1993-03-10 1995-04-04 Metzeler Gimetall Ag 弾性軸受ブッシュ
JPH10259849A (ja) * 1997-03-21 1998-09-29 Bridgestone Corp 防振装置
JP2000500217A (ja) * 1996-07-02 2000-01-11 ダイムラー―ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト 液圧で減衰を行うエラストマ支持体
JP2001065627A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Tokai Rubber Ind Ltd 液体封入式筒型防振装置
JP2001317583A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒型防振装置およびその製造方法
JP2004353832A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒形防振装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2240157A1 (de) * 1972-08-16 1974-02-28 Metzeler Ag Elastischer lagerkoerper
DE3514268A1 (de) * 1985-04-19 1986-10-23 Metzeler Kautschuk GmbH, 8000 München Vorspannbares und hydraulisches gedaempftes lagerelement
DE3745115C2 (de) * 1986-06-30 1999-02-04 Tokai Rubber Ind Ltd Hülsenfeder
DE3905686C1 (ja) * 1989-02-24 1990-06-07 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim, De
JPH0366946A (ja) * 1989-08-01 1991-03-22 Toyoda Gosei Co Ltd 液封入防振装置
DE4137692C1 (en) * 1991-11-15 1993-07-01 Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De Hydraulically damping support mounting with outer and inner portions - has wall part sealing bead between two chambers filled with damping medium.
JPH11141595A (ja) * 1997-11-10 1999-05-25 Bridgestone Corp 防振装置
JP3446668B2 (ja) * 1998-07-29 2003-09-16 東海ゴム工業株式会社 液体封入式防振装置
DE10351069A1 (de) * 2003-10-30 2005-06-02 Vibracoustic Gmbh & Co. Kg Hydraulisch dämpfende Buchse mit Anschlag
DE10350994A1 (de) * 2003-10-30 2005-06-02 Vibracoustic Gmbh & Co. Kg Hydraulisch dämpfende Buchse mit Anschlag

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125430A (ja) * 1983-12-09 1985-07-04 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd エンジンマウント用ブッシュ
JPS60159436A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入サスペンシヨンブツシユ
JPS63115939A (ja) * 1986-11-04 1988-05-20 Aisin Warner Ltd 駆動用無端ベルト
JPS63188350A (ja) * 1987-01-29 1988-08-03 Nitsupun Shiryo Kk ペツト用動物飼料
JPS643341A (en) * 1987-06-25 1989-01-09 Tokai Rubber Ind Ltd Fluid-sealed type vibro-isolating bush
JPS6453540A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of aluminum electrolytic capacitor
JPH0221350A (ja) * 1987-12-28 1990-01-24 Texas Instr Inc <Ti> 改良された転送制御による直接メモリ・アクセス方式を持つデータ処理装置
JPH03143A (ja) * 1989-05-25 1991-01-07 Nippon Steel Corp 強磁性金属片除去装置
JPH0386226A (ja) * 1989-08-29 1991-04-11 Fujikura Ltd 高真空装置用メタルシール材
JPH0791481A (ja) * 1993-03-10 1995-04-04 Metzeler Gimetall Ag 弾性軸受ブッシュ
JP2000500217A (ja) * 1996-07-02 2000-01-11 ダイムラー―ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト 液圧で減衰を行うエラストマ支持体
JPH10259849A (ja) * 1997-03-21 1998-09-29 Bridgestone Corp 防振装置
JP2001065627A (ja) * 1999-08-26 2001-03-16 Tokai Rubber Ind Ltd 液体封入式筒型防振装置
JP2001317583A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒型防振装置およびその製造方法
JP2004353832A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒形防振装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100974593B1 (ko) * 2008-09-22 2010-08-06 현대자동차주식회사 유체봉입형 부시
JP2015021272A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のキャットウオーク
JP2015040418A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のキャットウオーク

Also Published As

Publication number Publication date
EP1770303B1 (de) 2015-07-01
JP4865478B2 (ja) 2012-02-01
EP1770303A1 (de) 2007-04-04
DE102005047018B4 (de) 2014-05-08
DE102005047018A1 (de) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865478B2 (ja) 液圧式ダンパを備えている弾性軸受
JP2752581B2 (ja) カルダン軸軸受け
US5503376A (en) Hydraulically damping rubber sleeve spring
US7743895B2 (en) Vibration damper
JPH08193639A (ja) 流体封入式防振ブッシュ
JP2007292277A (ja) 流体封入式筒型防振装置
JPH01210638A (ja) 油圧緩衝式スリーブ形ゴム緩衝器
CN108223643A (zh) 管状减振装置
JP3962133B2 (ja) 油圧緩衝弾性軸受
WO2012124451A1 (ja) シリンダ装置
US20080095478A1 (en) Hydro-bush bearing with acoustic decoupling
US7703753B2 (en) Stop element for hydraulic bearing and hydraulic bushing equipped therewith
US8240645B2 (en) Bearing
JP2955271B2 (ja) 液圧減衰エラストマーベアリング
US20020158386A1 (en) Rubber bearing with graduated damping behavoir
JP4442842B2 (ja) ダンパのリバウンドストッパ構造
JP5539629B2 (ja) ピストンシリンダアッセンブリ
JP4833883B2 (ja) 防振装置
KR100682772B1 (ko) 차량의 클러치 제어 시스템에 제공되는 댐퍼
JP2008069855A (ja) 油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造
RU2737258C2 (ru) Демпферная втулка
JP2007314081A (ja) シフトレバーブッシュ
JP5538177B2 (ja) 防振装置
EP3293413B1 (en) Radial vibration dampers having a tuning ratio and a tuning angle
JP2008111558A (ja) 流体封入式トーコレクトブッシュおよびそれを用いたサスペンション機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110112

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees