JP5538177B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る防振装置は、軸方向に互いに向き合わされて配置された一対の防振ゴムと、これらの両防振ゴムにより軸方向の両側から挟み込まれるとともに、振動発生体および振動受体のうち、いずれか一方に連結されるブラケット部材と、前記両防振ゴムを軸方向の両側から挟み込むとともに、振動発生体および振動受体のうち、いずれか他方に連結される一対のプレート部材と、を備え、前記両防振ゴムはそれぞれ、前記ブラケット部材に連結された外筒と、前記プレート部材に連結された内筒と、これらの外筒および内筒を弾性的に連結する筒状の本体ゴム部と、該本体ゴム部が径方向の内側に配設され、該本体ゴム部の軸方向の中央部が、内部に嵌合され、または、内周面に一体に連結された環状のストッパゴム部と、を備え、前記本体ゴム部の軸方向の外端部は、前記ストッパゴム部の軸方向の外端縁よりも軸方向の外側に位置するとともに、前記ストッパゴム部の軸方向の外端縁と前記プレート部材との間には、軸方向のストッパ隙間が設けられた防振装置であって、前記外筒には、径方向の内側に突出して前記本体ゴム部の軸方向の内側部分に軸方向に隣り合い、前記内筒の外周面との間に環状間隙が設けられた環状ゴム部が設けられ、前記環状間隙は、隔壁として、前記内筒の外周面と、前記環状ゴム部の内周面と、前記本体ゴム部において軸方向の内側を向き、内周縁が前記内筒に連結された環状の内端面と、を有し、前記本体ゴム部の前記外端部の体積は、前記本体ゴム部の軸方向の外側部分と前記ストッパゴム部との間に設けられ、前記ストッパゴム部の前記外端縁よりも軸方向の内側に位置する第1環状空間の容積と、前記本体ゴム部の前記内端面の内周縁から前記ストッパ隙間の軸方向の距離と同等の距離だけ軸方向の内側に延在し前記内筒の外周面上に位置する仮想周面を隔壁に有するとともに、前記環状間隙のうち、前記仮想周面の軸方向の内端縁よりも軸方向の外側に位置する部分である第2環状空間の容積と、の和よりも小さいことを特徴とする。
以下、図面を参照し、本発明に係る防振装置の第1実施形態を説明する。
この防振装置は、例えばエンジンマウントとして適用されるものであり、建設機械等に搭載された図示せぬエンジン(振動発生体)から入力される振動を減衰あるいは吸収し、図示せぬ機体(振動受体)への振動伝達が抑えられるようになっている。
防振ゴム2は、前記取付け孔31内に嵌合されてブラケット部材3に連結された外筒20と、外筒20よりも小径に形成され外筒20の内側に配置されるとともにプレート部材4に連結された内筒21と、外筒20と内筒21との間に介在された本体ゴム部22と、該本体ゴム部22が径方向の内側に配設された環状のストッパゴム部27と、を備えている。
ここで一対の防振ゴム2は、軸O方向の内側の端部同士が互いに向き合わされた状態で、軸Oと同軸上に軸O方向に対称に配設されている。以下、一対の防振ゴム2のうちの一方の防振ゴム2において、軸O方向に沿った他方の防振ゴム2側を軸O方向の内側といい、その反対側を軸O方向の外側という。
また外筒20には、径方向の内側に突出する環状ゴム部25が設けられている。この環状ゴム部25は、外筒20の内周面に加硫接着されるとともに軸Oと同軸に配置され、本体ゴム部22を形成するゴム材料の硬度以上のゴム材料で形成されている。
さらに、環状ゴム部25の内径は、前記内フランジ部24の内径よりも小さくなっており、環状ゴム部25の内周面25aは、内フランジ部24の内周縁よりも径方向の内側に位置している。
外フランジ部23は、ブラケット部材3の表裏面における取付け孔31の周辺部分に軸O方向の外側から当接しており、これにより、両防振ゴム2の一対の外フランジ部23は、軸O方向の両側からブラケット部材3を挟み込んでいる。
本体ゴム部22は、内周面が内筒21の外周面に加硫接着され、外周面が外筒20内に離脱可能に嵌合されて、外筒20と内筒21とを弾性的に連結している。
なお、この本体ゴム部22の前記中央部22cには、ストッパゴム部27の内周面に突設された係合突起27aが、軸O方向の外側から係合している。
このとき、本体ゴム部22の前記外端部22dが、プレート部材4により軸O方向の内側に押し込まれる。ここで本実施形態では、前記環状溝29bを画成する面のうち、本体ゴム部22の前記外端部22dからなる部分が、軸O方向の外側から内側に向かうに従い漸次、径方向の外側から内側に向けて傾斜しているので、環状溝29b内に倒れ込むのを抑えることが可能になり、防振装置1のクリープ性を良好なものとすることができる。
またこのように、この防振装置1における本体ゴム部22の形状などを適宜選択し易くすることができるので、本体ゴム部22の前記外端部22dの体積および第1環状空間29aの容積を多様に設定することができる。これにより、本体ゴム部22の前記外端部22dの体積と、両環状空間29a、29dの各容積の和と、を調整し易くすることが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また本実施形態では、内フランジ部24および連結片28を有するものとしたが、これらを有しない防振装置1を採用してもよい。さらに、外フランジ部23に膨出部23aを形成しなくてもよい。
次に、本発明に係る第2実施形態の防振装置を説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、本体ゴム部22の前記内端面26は、軸O方向の外側に窪む凹曲面状に形成されている。本体ゴム部22の前記内端面26の外周縁26dは、この内端面26の内周縁26cよりも軸O方向の内側に位置している。
また図4に示すように、第2環状空間29dの開口面29eは、仮想周面30の内端縁30aから径方向の外側に径方向に傾斜して延在しており、この開口面29eの外周縁は、本体ゴム部22の前記内端面26の外周縁26dと一致している。第2環状空間29dは、環状間隙29cのうち、前記開口面29eよりも軸O方向の外側に位置する部分となっている。
例えば、環状溝29bを有しない防振装置1、60を採用してもよい。
また前記実施形態では、ストッパゴム部27は、外フランジ部23から軸O方向の外側に突設されているものとしたが、これに限られるものではなく、また、外フランジ部23はなくても良い。
さらに前記実施形態では、本体ゴム部22の前記内端面26の内周縁26cが、外筒20内に位置しているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、外筒20よりも軸O方向の内側や外側に位置していても良い。
さらにまた、前記実施形態では、仮想周面30の内端縁30aが、外筒20内に位置しているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、外筒20よりも軸O方向の内側や外側に位置していても良い。
2 防振ゴム
3 ブラケット部材
4 プレート部材
20 外筒
21 内筒
22 本体ゴム部
22d 外端部
26 内端面
26c 内周縁
26d 外周縁
27 ストッパゴム部
27b 外端縁
29a 第1環状空間
29d 第2環状空間
30 仮想周面
A ストッパ隙間
L 距離
O 軸
Claims (2)
- 軸方向に互いに向き合わされて配置された一対の防振ゴムと、
これらの両防振ゴムにより軸方向の両側から挟み込まれるとともに、振動発生体および振動受体のうち、いずれか一方に連結されるブラケット部材と、
前記両防振ゴムを軸方向の両側から挟み込むとともに、振動発生体および振動受体のうち、いずれか他方に連結される一対のプレート部材と、を備え、
前記両防振ゴムはそれぞれ、前記ブラケット部材に連結された外筒と、前記プレート部材に連結された内筒と、これらの外筒および内筒を弾性的に連結する筒状の本体ゴム部と、該本体ゴム部が径方向の内側に配設され、該本体ゴム部の軸方向の中央部が、内部に嵌合され、または、内周面に一体に連結された環状のストッパゴム部と、を備え、
前記本体ゴム部の軸方向の外端部は、前記ストッパゴム部の軸方向の外端縁よりも軸方向の外側に位置するとともに、前記ストッパゴム部の軸方向の外端縁と前記プレート部材との間には、軸方向のストッパ隙間が設けられた防振装置であって、
前記外筒には、径方向の内側に突出して前記本体ゴム部の軸方向の内側部分に軸方向に隣り合い、前記内筒の外周面との間に環状間隙が設けられた環状ゴム部が設けられ、
前記環状間隙は、隔壁として、前記内筒の外周面と、前記環状ゴム部の内周面と、前記本体ゴム部において軸方向の内側を向き、内周縁が前記内筒に連結された環状の内端面と、を有し、
前記本体ゴム部の前記外端部の体積は、
前記本体ゴム部の軸方向の外側部分と前記ストッパゴム部との間に設けられ、前記ストッパゴム部の前記外端縁よりも軸方向の内側に位置する第1環状空間の容積と、
前記本体ゴム部の前記内端面の内周縁から前記ストッパ隙間の軸方向の距離と同等の距離だけ軸方向の内側に延在し前記内筒の外周面上に位置する仮想周面を隔壁に有するとともに、前記環状間隙のうち、前記仮想周面の軸方向の内端縁よりも軸方向の外側に位置する部分である第2環状空間の容積と、の和よりも小さいことを特徴とする防振装置。 - 請求項1記載の防振装置であって、
前記本体ゴム部は、前記ストッパゴム部と別体に形成されるとともに前記外筒内に嵌合されていることを特徴とする防振装置。
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