JP2001303606A - 作業機の掘削装置 - Google Patents

作業機の掘削装置

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JP2001303606A
JP2001303606A JP2000123088A JP2000123088A JP2001303606A JP 2001303606 A JP2001303606 A JP 2001303606A JP 2000123088 A JP2000123088 A JP 2000123088A JP 2000123088 A JP2000123088 A JP 2000123088A JP 2001303606 A JP2001303606 A JP 2001303606A
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boom cylinder
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JP2000123088A
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Tokuhiro Aikawa
徳浩 相川
Sakae Sugawara
栄 菅原
Satoshi Kotani
智 小谷
Yuji Fujita
裕司 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット形掘削装置を備えたバックホー
の、ブームの先端側を鋳鋼で形成して成形容易化及び精
度向上を図ると共に、ブームの先端側を鋳鋼で形成しな
がら、機体とブーム先端側とに介装されるブームシリン
ダのブーム側取付部分の、成形容易化を図り且つ取付位
置の自由度を大きく採れるよう考慮する。 【解決手段】 機体2に基部側49が枢着されて上下揺
動自在に支持されたブーム29を揺動動作させるブーム
シリンダ35の一端側を機体2に枢着すると共に、ブー
ムシリンダ35の他端側をブーム29の先端側50に枢
着した作業機の掘削装置において、ブーム29の先端側
のトップ部50を、ブーム29の本体部51とは別体の
鋳鋼で形成し、ブームシリンダ35の他端側を枢着する
ブームシリンダ取付部44を、ブーム本体部51及びト
ップ部50とは別体の板金で形成し、ブームシリンダ取
付部44をブーム本体部51とトップ部50とに亘って
固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の作
業機の掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホーの掘削装置として、基部側が
機体に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下
方向に揺動可能なブームを備え、このブームの先端側
に、基部側が枢着されて左右方向に揺動可能なオフセッ
トブームを備え、このオフセットブームの先端側に左右
方向に揺動可能なアーム取付体を設け、このアーム取付
体に、基部側が枢着されて上下揺動自在なアームを設
け、前記ブームの先端側から側方に突出したブラケット
とオフセットブームとの間にオフセットシリンダを設け
ると共に、ブームの先端側とアーム取付体とをオフセッ
トリンクで連結したオフセット形の掘削装置がある。
【0003】前記ブームを揺動動作させるブームシリン
ダのシリンダ本体部は、機体に左右方向の軸心廻りに回
動自在に枢着され、ブームシリンダのシリンダロッドは
ブームの先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述従来の技術におい
て、ブームの先端側には、オフセットブームの基部側が
枢着されると共に、オフセットシリンダ,オフセットリ
ンク及びブームシリンダが枢着されるが、このブームの
先端側の加工の手間を省いて成形の容易化を図ると共
に、オフセットブーム等の取付部分の精度向上を図り且
つ全体としての過度の重量アップとならないよう、ブー
ムの本体部を板金によって筒状に形成すると共に、ブー
ムの先端側のトップ部を鋳鋼によって形成することが考
えられている。
【0005】一方、ブームシリンダのシリンダロッドの
先端部を取り付ける取付部には、作業中に大きな応力が
作用するが、この応力を分散させるために前記取付部は
ブーム長手方向に長く形成される。したがって、シリン
ダロッドの先端部の取付部をトップ部に鋳鋼によって一
体形成すると、成形型の製作等が困難となるという問題
が生じる。また、シリンダロッドの先端部の取付部をト
ップ部に鋳鋼によって一体形成すると、ブームシリンダ
のシリンダ本体の取付部分との関係における、シリンダ
ロッドの取付位置の自由度があまりないという問題もあ
る。
【0006】そこで本発明は、前記問題を解消すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、機体に基部側が枢着さ
れて上下揺動自在に支持されたブームを備え、このブー
ムを揺動動作させるブームシリンダの一端側を機体に枢
着すると共にブームシリンダの他端側をブームの先端側
に枢着した作業機の掘削装置において、ブームの先端側
のトップ部を、ブームの本体部とは別体で形成し、ブー
ムシリンダの他端側を枢着するブームシリンダ取付部
を、ブーム本体部及びトップ部とは別体で形成したこと
を特徴とする。
【0008】また、ブームシリンダ取付部をブーム本体
部とトップ部とに亘って固定するのがよい。また、トッ
プ部を鋳鋼で形成すると共に、ブームシリンダ取付部を
板金で形成するのがよい。また、ブーム本体部の、ブー
ムシリンダ取付部を固定する部分を他の部分よりも厚肉
に形成するのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図6において、1は作業機(旋回
作業機)として例示する超小旋回型と称される小型のバ
ックホーであり、該バックホー1は、機体(上部旋回
体)2と、下部走行体3と、掘削装置4とから主構成さ
れている。下部走行体3は、トラックフレーム5の左右
両側に備えたサイドフレームに、アイドラ6と駆動輪7
と複数の転輪8とを回転自在に支持すると共に、これら
アイドラ6と駆動輪7と転輪8とに亘ってクローラベル
ト9を巻き掛けて主構成されていて、油圧モータ等によ
り駆動輪7を回転駆動させることにより、クローラベル
ト9を循環回走させて前後方向(図6の左右方向)に走
行可能としたクローラ式走行装置が採用されている。
【0010】下部走行体3の前部には、ドーザ10が設
けられている。機体2は、図7に示すように、下部走行
体3上に支持された旋回台11及びこの旋回台11上に
設けられた運転席12、エンジン13、ラジエータ1
4、油圧ポンプ15、作動油タンク16、コントロール
バルブ17、バッテリー18、キャノピ(日よけ装置)
21,燃料タンク等を備えて成る。旋回台11は、底部
を構成するベース基板19上に、板材等からなる各種機
器の取付用のブラケット,ステー等を溶接等によって固
定することで構成された図8に示す旋回フレーム20を
備えている。
【0011】この旋回フレーム20のベース基板19
は、平面視前部が切り欠かれた切欠円形状を呈してお
り、厚板材によって形成されており、その略中心部が下
部走行体3のトラックフレーム5に、旋回ベアリング2
2を介して上下方向の軸心廻りに旋回自在に支持されて
いる。なお、このベース基板19には、適宜箇所に蓋体
で閉塞される点検用の開口部が形成されている。ベース
基板19の後部には、ウエイト取付体23が固着され、
このウエイト取付体23に、旋回台11の前部に配置さ
れた掘削装置4等との重量バランスの調整を図ると共に
旋回台11の後部を構成するカウンタウエイト24が取
付固定されている。
【0012】また、ベース基板19上の左右中央部から
一側(右側)寄りには、板材等からなり左右方向対向状
に配置された左右一対の支持ブラケット25L,25R
が溶接等によって固定されており、この左右支持ブラケ
ット25L,25R間が掘削装置4を取り付ける掘削装
置取付部26とされている。また、旋回フレーム20
の、カウンタウエイト24から前方側の左右側面、この
左右側面から左右支持ブラケット25L,25Rに至る
前面及び左側支持ブラケット25Lの右側方で且つ前部
側の上面はカバー体によって適宜覆われており、旋回台
11内部が機器等の配置空間とされている。
【0013】また、旋回フレーム20の後部にはエンジ
ン13が横置き配置され、エンジン13の左側には油圧
ポンプ15が取り付けられ、エンジン13の右側にはラ
ジエータ14が配置され、ラジエータ14の前方には作
動油タンク16が配置され、作動油タンク16の下部前
方にはコントロールバルブ17が配置され、ラジエータ
14の上部前方にはバッテリー18が配置されており、
これらはボンネット27によって覆われている。また、
旋回台11の前後方向中央部の左側寄り(油圧ポンプ1
5の前方側上方)には、運転席12が配置されている。
【0014】なお、エンジン13用の燃料を貯留する燃
料タンクは旋回フレーム20の左側に、旋回台11内に
略収まるように設けられている。前記掘削装置4は、図
1〜図6に示すように、オフセット形とされ、基部側が
掘削装置取付部26に枢着されて上下揺動自在(前後揺
動自在)とされたブーム29と、このブーム29の先端
側に基部側が枢着されて左右揺動自在とされたオフセッ
トブーム30と、このオフセットブーム30の先端側に
基部側が枢着されて左右揺動とされたアーム取付体31
と、このアーム取付体31の先端側に基部側が枢着され
て上下揺動自在(前後揺動自在)とされたアーム32
と、このアーム32の先端側に枢着されると共にリンク
機構40を介して連結されて掻き込み・排土動作自在と
されたバケット33と、一端側がブーム29の先端側に
枢着され他端側がアーム取付体31の側面に枢着されて
いてオフセットブーム30とで平行四連リンクを構成す
るオフセットリンク34とを備えてなる。
【0015】また、掘削装置取付部26とブーム29の
先端側との間には、ブームシリンダ35が介装され、ブ
ーム29の先端側とオフセットブーム30の長手方向中
途部との間にはオフセットシリンダ36が介装され、ア
ーム取付体31とアーム32の基部側との間にはアーム
シリンダ37が介装され、アーム32の基部側とバケッ
ト33との間にバケットシリンダ38が介装されてい
る。これらブームシリンダ35、オフセットシリンダ3
6、アームシリンダ37、バケットシリンダ38は油圧
シリンダによって構成されている。
【0016】そして、ブームシリンダ35の伸縮動作
(シリンダロッドの出退動作)によってブーム29が揺
動動作し、オフセットシリンダ36の伸縮動作によって
オフセットブーム30及びオフセットリンク34が揺動
動作し、これによってアーム取付体31、アーム32及
びバケット33等が左右に平行移動する(図5は、オフ
セットシリンダ36を伸長させてアーム32等を左右一
側にオフセットした状態を示し、この状態からオフセッ
トシリンダ36を収縮させることにより、左右方向中央
部を経て左右他側にオフセットした状態までアーム32
等が平行移動する)。
【0017】また、アームシリンダ37の伸縮動作によ
ってアーム32が揺動動作し、バケットシリンダ38の
伸縮動作によってバケット33が掻き込み・排土動作す
る。ブーム29は、基部側(長手方向一端側)のボトム
部49と、先端側(長手方向他端側)のトップ部50
と、ボトム部49とトップ部50との間のブーム本体部
51と、ブームシリンダ取付部44とから構成され、こ
れらは相互に溶接等によって固定されている。ボトム部
49とトップ部50とは、それぞれSCW450等から
なる鋳鋼によって形成され、ブーム本体部51とブーム
シリンダ取付部44とは、それぞれSS400等からな
る板材によって形成されている。
【0018】ボトム部49には枢支部52が形成され、
この枢支部52が左右の支持ブラケット25L,25R
間に支軸53を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に
枢着されることで、ブーム29が掘削装置取付部26に
上下揺動自在に支持されている。また、ブームシリンダ
35はブーム29の底壁側(図1に示すブーム29を起
立させた状態での前方側)にブーム29に沿って配置さ
れており、掘削装置取付部26には、左右支持ブラケッ
ト25L,25Rを連結する連結板47に溶接等によっ
て固定された左右一対のシリンダブラケット45が設け
られ、この左右シリンダブラケット45間に、ブームシ
リンダ35のシリンダ本体35Aボトム側に設けられた
枢支部54が支軸46を介して左右方向の軸心廻りに回
動自在に枢着されている。
【0019】トップ部50には、オフセットブーム取付
部41と、オフセットシリンダ取付部42と、オフセッ
トリンク取付部43とが一体形成されている。オフセッ
トブーム取付部41は、上下一対の枢支部55によって
構成され、上下枢支部55間にオフセットブーム30の
基部側が支軸56を介して左右方向に直交する方向の軸
心廻りに回動自在に枢着されている。また、トップ部5
0の左側面には、上下及び中間のブラケット57,5
8,59が一体的に延出され、上ブラケット57と中間
ブラケット59とに設けられたボス部57A,59Aと
でオフセットシリンダ取付部42が構成され、下ブラケ
ット58と中間ブラケット59とに設けられたボス部5
8A,59Aとでオフセットリンク取付部43が構成さ
れている。
【0020】そして、前記ボス部57A,59A間に、
オフセットシリンダ36のシリンダ本体36Aに設けた
枢支部60が支軸61を介して左右方向に直交する方向
の(前記支軸56に平行な)軸心廻りに回動自在に枢着
されており、前記ボス部58A,59A間に、オフセッ
トリンク34の一端側の枢支部62が支軸を介して左右
方向に直交する方向の(前記支軸56に平行な)軸心廻
りに回動自在に枢着されている。なお、オフセットシリ
ンダ36のシリンダロッド36Bは、オフセットブーム
30の左側側面の中間部に設けられた一対のブラケット
64間に左右方向に直交する方向の(前記支軸56に平
行な)軸心廻りに回動自在に枢着されており、オフセッ
トリンク34の他端側の枢支部65は、アーム取付体3
1の左側面に設けられた一対のブラケット63間に左右
方向に直交する方向の(前記支軸56に平行な)軸心廻
りに回動自在に枢着されている。
【0021】ブーム本体部51は、底壁66と、上壁6
7と、左右側壁68とを相互に溶接等によって固定する
ことにより、四角筒状に形成され、底壁66はブーム先
端側は他の部分よりも厚肉に形成されている。なお、こ
の厚肉部66Aは、図例では、ブーム中途部からブーム
基部側に至る薄肉部66Bとは別体の板材で形成し、そ
れぞれ左右の側壁68に溶接固定されていると共に、厚
肉部66Aと薄肉部66Bとの継ぎ目部分に沿って、ブ
ーム内部側に設けられた帯板69が溶接等によって固定
されている。
【0022】ブームシリンダ取付部44はブーム29の
底壁側に配置固定された板金製の左右一対のブラケット
44aによって構成され、この左右ブラケット44aの
左右方向内面側に設けたボス部73間に、ブームシリン
ダ35のシリンダロッド35Bのロッドエンド部75が
支軸70を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着
されている。左右のブラケット44aはシリンダロッド
35Bのロッドエンド部75が枢支連結される枢支部7
1(支軸70を挿通する孔を形成するために必要な部
分)からブーム29に沿って上下(前後)に延設された
延設部72が形成されており、該左右のブラケット44
a(ブームシリンダ取付部44)は、トップ部50から
ブーム本体部51(の底壁厚肉部66A)に亘って固定
されている。
【0023】前記構成のものにあっては、作業時におい
て、シリンダロッド35B側からブームシリンダ取付部
44に作用する荷重によって生じる応力は延設部72に
よって分散される。また、従来にあっては、図3に仮想
線で示すように、ブーム内部の先端側のブームシリンダ
のシリンダロッドのロッドエンドを取り付ける部分の近
傍には、ブーム上壁から底壁及び左右側壁に亘る補強板
74が必要であったが、ブーム本体部51の、ブームシ
リンダ取付部44を固定する部分を厚肉(厚肉部66
A)とすることにより、従来必要であった補強板74を
設けなくても十分に強度の確保が図れ、補強板74を設
けないことにより、補強板74を溶接する手間等を省く
ことができ、しかも、ブーム底壁66の先端側のみを厚
肉に形成しているので、全体としての重量アップも最小
限ですむ。
【0024】なお、補強板74があると、製作上ロボッ
ト溶接等ができなく、コストアップとなっている。ま
た、ボトム部49及びトップ部50を鋳鋼によって形成
することにより、成形の容易化及び各取付部の精度の向
上が図れると共に、ボトム部49及びトップ部50を鋳
鋼製とし、これらの間のブーム本体部51を板金製とす
ることで、全体を鋳鋼製としたものに比べ、軽量化及び
成型の容易化が図れる。また、ブームシリンダ取付部4
4を、応力を分散させるために長く形成したものにあっ
ては、このブームシリンダ取付部44をトップ部50に
鋳鋼によって一体形成しようとすると、成型が困難とな
るが、ブームシリンダ取付部44をトップ部50に鋳鋼
で一体形成せずに、別体で板金によって形成して、トッ
プ部50及びブーム本体部51に亘って固定することに
より、ブームシリンダ取付部44をトップ部50に鋳鋼
によって一体形成するようにしたものに比べ、成形の容
易化が図れると共に、ブームシリンダ35のシリンダ本
体35Aの取付部分との関係における、シリンダロッド
35Bの取付位置の自由度が大である(位置精度が得ら
れ易い)という効果を奏する。
【0025】また、ブームシリンダ取付部44をトップ
部50に鋳鋼で一体形成せずに、別体で板金によって形
成しているので、ブームシリンダ取付部44を強度アッ
プするに際しても、板厚を厚くしたりすること等によっ
て、容易に対処できる(もし、ブームシリンダ取付部4
4をトップ部50に鋳鋼で一体形成するとすると、鋳型
全体を大きく変更したり、鋳抜きの面からも制約を受け
るという問題が生じる)。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、機体に基部側が枢着さ
れて上下揺動自在に支持されたブームを備え、このブー
ムを揺動動作させるブームシリンダの一端側を機体に枢
着すると共にブームシリンダの他端側をブームの先端側
に枢着した作業機の掘削装置において、ブームの先端側
のトップ部を、ブームの本体部とは別体で形成し、ブー
ムシリンダの他端側を枢着するブームシリンダ取付部
を、ブーム本体部及びトップ部とは別体で形成すること
により、成型の容易化を図りながら、ブームシリンダの
ブーム側取付部分の、取付位置の自由度が大きく採れる
という効果を奏する。
【0027】また、ブームシリンダ取付部をブーム本体
部とトップ部とに亘って固定することにより、作業時に
おいて、ブームシリンダから作用する荷重によって生じ
る応力を分散させることができる。また、ブームシリン
ダ取付部分を、応力を分散させるために長く形成したも
のにあっては、このブームシリンダ取付部をトップ部に
鋳鋼によって一体形成しようとすると、成型が困難とな
るが、ブームシリンダ取付部をトップ部に鋳鋼で一体形
成せずに、別体で板金によって形成して、トップ部及び
ブーム本体部に亘って固定することにより、ブームシリ
ンダ取付部をトップ部に鋳鋼によって一体形成するよう
にしたものに比べ、成形の容易化が図れると共に、ブー
ムシリンダの機体側取付部分との関係における、ブーム
シリンダのブーム側取付部分の取付位置の自由度を大き
く採れるいう効果を奏する。
【0028】また、ブームシリンダ取付部をトップ部に
鋳鋼で一体形成すると、鋳型全体を大きく変更したり、
鋳抜きの面からも制約を受けるという問題が生じるが、
ブームシリンダ取付部を別体で板金によって形成してい
るので、ブームシリンダ取付部を強度アップするに際し
ても、板厚を厚くしたりすること等によって、容易に対
処できる。また、ブーム本体部の、ブームシリンダ取付
部を固定する部分を他の部分よりも厚肉に形成すること
により、従来必要であったブーム内部の補強板を設けな
くても十分に強度確保が図れ、補強板の溶接等の手間を
省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブームの側面図である。
【図2】ブームの分解側面図である。
【図3】ブームの先端側の側面断面図である。
【図4】ぶの先端側の底面図である。
【図5】掘削装置の平面図である。
【図6】バックホーの全体側面図である。
【図7】機体の平面図である。
【図8】旋回フレームの平面図である。
【符号の説明】
2 機体 29 ブーム 35 ブームシリンダ 44 ブームシリンダ取付部 50 トップ部 51 ブーム本体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 智 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 藤田 裕司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に基部側が枢着されて上下揺動自在
    に支持されたブームを備え、このブームを揺動動作させ
    るブームシリンダの一端側を機体に枢着すると共にブー
    ムシリンダの他端側をブームの先端側に枢着した作業機
    の掘削装置において、 ブームの先端側のトップ部を、ブームの本体部とは別体
    で形成し、ブームシリンダの他端側を枢着するブームシ
    リンダ取付部を、ブーム本体部及びトップ部とは別体で
    形成したことを特徴とする作業機の掘削装置。
  2. 【請求項2】 ブームシリンダ取付部をブーム本体部と
    トップ部とに亘って固定したことを特徴とする請求項1
    に記載の作業機の掘削装置。
  3. 【請求項3】 トップ部を鋳鋼で形成すると共に、ブー
    ムシリンダ取付部を板金で形成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の作業機の掘削装置。
  4. 【請求項4】 ブーム本体部の、ブームシリンダ取付部
    を固定する部分を他の部分よりも厚肉に形成したことを
    特徴とする請求項1、2又は3に記載の作業機の掘削装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254986A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Komatsu Ltd スキッドステアローダのリフトアーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007254986A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Komatsu Ltd スキッドステアローダのリフトアーム

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