JP2001301603A - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2001301603A
JP2001301603A JP2000118440A JP2000118440A JP2001301603A JP 2001301603 A JP2001301603 A JP 2001301603A JP 2000118440 A JP2000118440 A JP 2000118440A JP 2000118440 A JP2000118440 A JP 2000118440A JP 2001301603 A JP2001301603 A JP 2001301603A
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diameter portion
piston
secondary piston
chamber
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Hidefumi Inoue
英文 井上
Hiroyuki Oka
弘之 岡
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Bosch Corp
Bosch Braking Systems Corp
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Bosch Braking Systems Co Ltd
Bosch Braking Systems Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/20Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 マスタシリンダ1は、プライマリピスト
ン3とセカンダリピストン10とを備えるとともに、ハ
ウジング2内の両ピストン3、10の外方側に第1液圧
室5、第2液圧室6を備えている。セカンダリピストン
10は、フロント側の本体部4と、そのリア側の第1ス
リーブ17とから構成している。プライマリピストン3
が前進されると、カップシール32が第1スリーブ17
の連通路17cよりもフロント側に移動するので、第1
リザーバ室11と第1液圧室5との連通状態が遮断され
て第1液圧室5に液圧が発生する。また、セカンダリピ
ストン10も前進されてカップシール25が連通路18
cよりもフロント側に移動するので、第2リザーバ室1
9と第2液圧室6との連通状態が遮断されて第2液圧室
6に液圧が発生する。 【効果】 構成が簡単でコストが安いマスタシリンダ1
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のブレーキシ
ステムの構成要素であるマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスタシリンダとして、ハウジン
グの軸方向孔におけるリア側に移動可能に設けたプライ
マリピストンと、ハウジングの軸方向孔におけるフロン
ト側に移動可能に設けたセカンダリピストンと、上記プ
ライマリピストンが前進された際にブレーキ液圧を発生
させる第1液圧室と、上記セカンダリピストンが前進さ
れた際にブレーキ液圧を発生させる第2液圧室とを備え
たものは周知である。さらに、従来のマスタシリンダ
は、大きく分けて『ポートタイプ』のもの、『センター
バルブタイプ』のもの、および『プランジャタイプ』の
ものが知られている。そして、近年はABS(アンチス
キッドブレーキシステム)等の普及に伴って、『センタ
ーバルブタイプ』および『プランジャタイプ』のマスタ
シリンダが採用されることが多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の「プ
ランジャタイプ」のマスタシリンダは、プライマリピス
トンとセカンダリピストンの間にピストンリターンスプ
リングを圧縮保持するため、リターンスプリングの両端
にリテーナを設け、それらをステム等で繋いでいたた
め、マスタシリンダの部品点数が多くなると共に、コス
トが高くなるという欠点があった。また、該プランジャ
タイプのマスタシリンダはハウジング内に設けたスリー
ブに軸方向溝を設け、プライマリピストンのリターンス
プリングリテーナに一体に設けた後退限部材を上記溝に
挿入する構造だったため、組立て性が悪く構造が複雑で
コストが高くなる欠点があった。そこで、本願の目的は
比較的構造が簡単でコストも安いマスタシリンダを提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ハ
ウジングの軸方向孔のリア側に進退動可能に配設され、
小径部と大径部とからなる段付き部を有するプライマリ
ピストンと、上記ハウジングの軸方向孔のフロント側に
進退動可能に配設され、リア側に開口する軸方向孔を構
成したセカンダリピストンと、上記セカンダリピストン
後部に配置され、ハウジング内周面に摺動自在に嵌合さ
れた第1スリーブと、上記セカンダリピストンの軸方向
孔の内周面と上記プライマリピストンの小径部とで区画
されリザーバ内のブレーキ液が常時導入される第1リザ
ーバ室と、上記プライマリピストンの大径部と上記第1
スリーブとハウジング内周面とで囲まれた第1液圧室
と、上記ハウジング内の上記セカンダリピストンの隣接
位置に形成されて該セカンダリピストンが前進されると
液圧が発生する第2液圧室とを備えたマスタシリンダに
おいて、上記プライマリピストンの小径部を上記セカン
ダリピストンの軸方向孔に摺動自在に嵌合させるととも
に、上記第1スリーブまたは上記セカンダリピストンに
上記プライマリピストンの後退限を規制する後退限部材
を設けたものである。
【0005】この様な構成によれば、リターンスプリン
グを圧縮保持するリテーナやステムを設けていないの
で、従来のマスタシリンダよりも部品点数を少なくでき
る。したがって、従来に比較して構造が簡単でコストが
安いマスタシリンダを提供することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1において1はタンデムタイプのマスタ
シリンダであり、このマスタシリンダ1は、ハウジング
2内に移動可能に設けたプライマリピストン3とセカン
ダリピストン10を備えるとともに、ハウジング2内に
第1液圧室5および第2液圧室6を備えている。後に詳
述するが、第1液圧室5は導管7を介してホイールシリ
ンダ8、9と常時連通するとともに、第1リザーバ室1
1を介してブレーキ液を貯溜したリザーバ12と連通出
来るようになっている。また、第2液圧室6は、導管1
3を介してホイールシリンダ14、15と常時連通する
とともに、第2リザーバ室19を介してリザーバ12と
連通出来るようになっている。図示しないブレーキペダ
ルが前進されると、それに連動して図示しないブレーキ
ブースターの出力軸が前進され、それに連動してプライ
マリピストン3およびセカンダリピストン10が前進さ
れる。これにより、第1液圧室5および第2液圧室6に
液圧が発生するようになっている。このように第1液圧
室5および第2液圧室6で発生した液圧は、導管7、1
3を介してホイールシリンダ8、9、14、15に伝達
されるので、それらが作動されて制動力が得られる様に
なっている。また、上記各導管7、13の途中には、ア
ンチスキッド制御を行う従来公知の液圧制御手段16
a、16bをそれぞれ設けている。そして、図示しない
制御装置によって液圧制御手段16a、16bの作動を
制御することにより、アンチスキッド制御を行うことが
できる様になっている。
【0007】しかして、本実施例は、両ピストン3、1
0およびその周辺部分を改良することにより、構成が簡
単でかつコストも安いマスタシリンダ1を提供できるよ
うにしたものである。すなわち、ハウジング2には、リ
ア側が大径となる段付の軸方向孔2Aを穿設するととも
に、この軸方向孔2Aから連続してリア側の端面に貫通
する貫通孔2Bを穿設している。軸方向孔2Aにおける
リア側に第1スリーブ17を嵌合するとともに、軸方向
孔2Aにおけるフロント側に第2スリーブ18を嵌合し
ている。そして、第2スリーブ18と第1スリーブ17
の間の位置となる軸方向孔2Aに段付円柱状をした本体
部4を摺動自在に嵌合している。後に詳述するが、本実
施例では、第1スリーブ17と、その隣接フロント側に
配置した本体部4とを一体に形成してありそれによって
セカンダリピストン10を構成している。第1スリーブ
17とプライマリピストン3とにわたってばね20を弾
装してあり、また、第2スリーブ18とセカンダリピス
トン10の本体部4とにわたってばね21を弾装してい
る。これにより、第1スリーブ17のフロント側の端面
は、本体部4のリア側に設けたリテーナ31と常時当接
しており、また、第2スリーブ18のフロント側の端面
は、軸方向孔2Aのフロント側の端面に常時当接してい
る。第2スリーブ18は、フロント側の外周部をリア側
よりも大径の大径部18aとしてあり、そこに設けた環
状溝内に断面C形をしたカップシール22を装着してい
る。このカップシール22によって大径部18aの外周
面とハウジング2の軸方向孔2Aの内周面との間の液密
を保持すると同時に、第2スリーブ18の外周側の空間
を、この大径部18aのフロント側とリア側とに区分し
ている。この第2スリーブ18の内部空間を上記第2リ
ザーバ室19としている。第2スリーブ18のフロント
側の端部の円周方向複数箇所に切欠き部18bを形成し
てあるので、この切欠き部18bと、その外方側の環状
の空間部23およびハウジング2の半径方向通路2Cを
介して第2リザーバ室19は常時リザーバ12と連通し
ている。そのため、リザーバ12内のブレーキ液が常時
第2リザーバ室19に導入されている。
【0008】第2スリーブ18には、大径部18aより
も軸方向リア側となる箇所に複数の半径方向孔からなる
連通路18cを形成している。この連通路18cを介し
て、第2スリーブ18の内外が連通できるようになって
いる。つまり、連通路18cによって第2液圧室6と第
2リザーバ室19とが連通できるようになっている。他
方、第1スリーブ17は、上記第2スリーブ18と同様
の形状としてあり、大径部17aに形成した環状溝に断
面C字形のカップシール24を装着している。これによ
って、大径部17aの外周面と軸方向孔2Aの内周面と
の間の液密を保持している。第1スリーブ17には、大
径部17aよりもフロント側の箇所に複数の半径方向の
貫通孔17bを形成してあり、また大径部17aよりも
リア側の箇所に複数の半径方向孔からなる連通路17c
を形成している。上記複数の貫通孔17bおよび連通路
17cを介して第1スリーブ17の内外が連通できるよ
うになっている。上述したように、第1スリーブ17と
本体部4は一体に形成しているので、本体部4の有底孔
4aの内部空間と第1スリーブ17の内部空間とが連続
した状態となっており、それらの内部空間を第1リザー
バ室11としている。そして、この第1リザーバ室11
は、第1スリーブ17に形成した連通路17cを介して
第1液圧室5と連通できるようになっている。
【0009】上述したように、本実施例においては、セ
カンダリピストン10を、リア側が開口する有底孔4a
を有する段付円柱状の本体部4とそのリア側に一体に形
成した第1スリーブ17とによって構成してあり、他
方、プライマリピストン3はリア側が順次大径となる段
付円柱状に形成している。セカンダリピストン10の本
体部4は、フロント側の小径部4A、中央側の大径部4
B、リア側の中径部4Cを備えている。小径部4Aにお
けるフロント側の外周部に環状溝4Dを形成してあり、
そこに断面C字形のカップシール25を装着している。
そして、カップシール25を装着した小径部4Aのフロ
ント側の外周部を上記第2スリーブ18に摺動自在に嵌
合している。この小径部4Aのフロント側の端面とそれ
に対向する軸方向孔2Aの端面との間に形成される第2
スリーブ18の内部空間を上記第2リザーバ室19とし
ている。またそれと同時に大径部4Bを軸方向孔2Aに
摺動自在に嵌合している。大径部4Bの外周部にも環状
溝を形成してあり、そこに環状のシール部材26を装着
してあり、このシール部材26によって軸方向孔2Aと
大径部4Bとの間の液密を保持している。大径部4Bと
それに対向する第2スリーブ18の大径部18aとの間
に位置して本体部4の小径部4Aおよび第2スリーブ1
8よりも外方側となる軸方向孔2Aの内部空間を第2液
圧室6としている。この第2液圧室6は、ハウジング2
の吐出口2Gを会して上記導管13と連通している。本
体部4の中径部4Cには複数の半径方向孔4bを穿設し
てあり、この半径方向孔4bを介して有底孔4aの内部
空間(第1リザーバ室11)と中径部4Cの外方側の環
状通路27とが常時連通している。本体部4の大径部4
B、それと対向する第1スリーブ17の大径部17a、
軸方向孔2Aの内周面およびそれに対向する本体部4お
よび第1スリーブ17の外周面とによって区画される環
状の空間を、環状通路27としている。この環状通路2
7は、ハウジング2の半径方向通路2Dを介して常時リ
ザーバ12と連通するとともに、本体部4の半径方向孔
4bおよび第1スリーブ17の貫通孔17bを介して常
時第1リザーバ室11と連通している。つまり、半径方
向通路2D、環状通路27、半径方向孔4bおよび貫通
孔17bを介してリザーバ12と第1リザーバ室11と
が常時連通して、ブレーキ液が第1リザーバ室11に導
入されている。第2液圧室6内に上記ばね21を配置し
てあるので、セカンダリピストン10はこのばね21の
弾撥力によって常時リア側へ向けて付勢されている。本
実施例においては、ハウジング2の半径方向孔2Dに半
径方向外方(上方)からストッパピン28を挿入してあ
り、そのストッパピン28の先端部を軸方向孔2Aの内
周面よりも内方側に突出させている。これにより、ばね
21によってリア側へ付勢されたセカンダリピストン1
0は本体部4における大径部4Bのリア側の端面がスト
ッパピン28の先端部と当接して、その位置に維持され
ている。つまり、図示非作動状態においては、セカンダ
リピストン10は、後退限部材としてのストッパピン2
8に当接する後退端の位置に維持されるようになってい
る。なお、本体部4が第2液圧室6に臨む断面積と、第
1スリーブ17が第1液圧室5に臨む断面積は実質的に
同一に設定している。
【0010】この非作動状態では、第2スリーブ18に
設けた連通路18cの内方側の開口部の半分が、カップ
シール25の外方部と軸方向においてオーバラップする
ようになっている(図2参照)。図2に示すように、カ
ップシール25を設けた小径部4Aの外径は、第2スリ
ーブ18の内径よりも少し小さな寸法に設定してあるの
で、本体部4の小径部4Aの外周面と第2スリーブ18
の内周面との間には、ブレーキ液が通過できる間隙が生
じている。そのため、図示非作動状態では、第2リザー
バ室19内のブレーキ液は、本体部4の小径部4Aの外
周面と第2スリーブ18の内周面との間および連通路1
8cを介して第2液圧室6に流入することができる。ま
た、それと同時に、逆止弁としての機能を有するカップ
シール25によって、そのカップシール25の外方部を
越えて本体部4の小径部4Aの外周面と第2スリーブ1
8の内周面との間を介して第2リザーバ室19内のブレ
ーキ液は第2液圧室6に流入できるようになっている。
他方、カップシール25の外方を越えて第2液圧室6か
ら第2リザーバ室19へのブレーキ液の流入は出来ない
ようになっている。この非作動状態に対して、セカンダ
リピストン10が前進される作動時には、カップシール
25の外方部が連通路18cの内方側の開口部よりもフ
ロント側に移動されるので、連通路18cを介しての第
2リザーバ室19と第2液圧室6との連通状態が阻止さ
れる。そのため、第2液圧室6に液圧が発生して、この
液圧によってホイールシリンダ14、15が作動される
ようになっている。
【0011】さらに、本実施例では、上記カップシール
25も、その外方部(外周部)を改良することにより、
カップシール25そのものの寿命が長くなるようにして
いる。すなわち、図2および図3に示すように、カップ
シール25における外方部のリア側の部分は、従来同様
にリップ状とした高圧リップ部25aとしている。これ
に対して、カップシール25における外方部のフロント
側の部分は、半径方向外方に膨出させて断面山形の低圧
リップ部25bとしている。低圧リップ部25bと高圧
リップ部25aとの間に環状溝25cを形成している。
また、低圧リップ部25bの円周方向3か所に、環状溝
25cと連通する軸方向溝25dを形成している。本実
施例では、このようにカップシール25そのものも改良
してあり、それによって、上記低圧リップ部25b、高
圧リップ部25aが連通路18cよりもフロント側まで
移動されて、連通路18cによる第2リザーバ室19と
第2液圧室6との連通が遮断されて第2液圧室6内に液
圧が発生した際に、高圧側となる第2液圧室6内の液圧
が高圧リップ部25aに対してリア側から作用し、低圧
側となる第2リザーバ室19内の液圧が低圧リップ部2
5bおよび環状溝25c内にフロント側から作用する様
になっている。そして、図2に示した非作動状態では、
連通路18cを介して第2リザーバ室19から第2液圧
室6にブレーキが流入することが出来るとともに、第2
リザーバ室19から環状溝25c内まで導入されたブレ
ーキ液は高圧リップ部25aを越えてから小径部4Aの
外周部と第2スリーブ18の内周部との間を流通して第
2液圧室6に流入することができる。
【0012】次に、図1にもどってプライマリピストン
3に付いて説明すると、プライマリピストン3は、軸方
向のフロント側の小径部3aと、中央側の中径部3b
と、リア側の大径部3cとを備えている。大径部3cの
リア側の端面には有底孔3dを形成してあり、この有底
孔3dに図示しない倍力装置の出力軸の先端を挿入する
ようにしている。小径部3aにおけるフロント側の端部
の位置に半径方向外方に膨出するフランジ部3eを形成
している。プライマリピストン3のフランジ部3eおよ
び小径部3aを第1スリーブ17に貫通させて、フラン
ジ部3eを本体部4の有底孔4a内に位置させている。
また、プライマリピストン3の中径部3bのフロント側
の部分は第1スリーブ17に摺動自在に嵌合してあり、
プライマリピストン3の大径部3cはハウジング2の貫
通孔2Bに摺動自在に貫通させている。上記プライマリ
ピストン3のフランジ部3eのすぐリヤ側となる小径部
3aには、C字形をした板状のリテーナ31を係合させ
てあり、そのリテーナ31をセカンダリピストン10の
リア側の端面に接着している。ばね20は、第1スリー
ブ17の大径部17aのリア側の端面とそれに対向する
プライマリピストン3の段部端面とにわたって弾装して
あるので、第1スリーブ17(セカンダリピストン1
0)とプライマリピストン3は常時軸方向に離隔するよ
うに付勢されている。リテーナ31は、本体部4および
第1スリーブ17の境界に形成した半径方向孔に挿通し
てから上記プライマリピストン3の小径部3aに係合さ
せてあり、その状態でリング状のピンで本体部4に係止
している。そして、図示非作動状態では、リア側へ向け
て付勢されているプライマリピストン3は、そのフラン
ジ部3eが後退限部材としてのリテーナ31に当接して
後退端に維持されるようになっている。つまり、図示非
作動状態では、セカンダリピストン10の本体部4はス
トッパピン28によって後退端に維持されており、プラ
イマリピストン3はリテーナ31によって後退端に維持
されるようになっている。そして、上記セカンダリピス
トン10を構成する本体部4と第1スリーブ17とは一
体に形成してあるので、それらは一体的に進退動するよ
うになっている。ハウジング2の貫通孔2Bの内周部に
シール部材33を設けてあり、このシール部材33によ
って貫通孔2Bの内周面とプライマリピストン3の大径
部3cとの間の液密を保持している。一方、第1スリー
ブ17に嵌合させたプライマリピストン3の中径部3b
には環状溝3fを形成してあり、そこに上述したカップ
シール25と同じ構成のカップシール32を装着してい
る。
【0013】第1スリーブ17の大径部17aよりもリ
ア側で、かつ第1スリーブ17の外周部およびプライマ
リピストン3の中径部3bおよび大径部3cよりも外方
側となる軸方向孔2aの内部空間によって上記第1液圧
室5を構成している。この第1液圧室5は、ハウジング
2の吐出口2Fと、それに接続した上記導管7を介して
常時ホイールシリンダ8、9と接続している。プライマ
リピストン3の小径部3aおよびフランジ部3eが挿入
されている第1スリーブ17の内部空間および本体部4
の有底孔4a内を第1リザーバ室11としている。図1
に示す非作動状態では、第1スリーブ17の連通路17
cの内方側の開口部の半分が、プライマリピストン3に
設けたカップシール32と軸方向においてオーバラップ
するようになっている。カップシール32を設けたプラ
イマリピストン3の中径部3bの外径は、第1スリーブ
17の内径よりも少し小さな寸法に設定してあるので、
プライマリピストン3の中径部3bの外周面と第1スリ
ーブ17の内周面との間には、ブレーキ液が通過できる
間隙が生じている。カップシール32の外方部は、図2
および図4に示したカップシール23の外方部と同様に
構成してあり、カップシール32の外方部は第1スリー
ブ17の内周面に密着している。そのため、図示非作動
状態では、第1リザーバ室11内のブレーキ液は、プラ
イマリピストン3の中径部3bの外周面と第1スリーブ
17の内周面との間の間隙と連通路17cを介して第1
液圧室5に流入することができるとともに、逆止弁とし
ての機能を有するカップシール32によって、そのカッ
プシール32の外方を越えて、そのリア側となるプライ
マリピストン3の中径部3bの外周面と第1スリーブ1
7の内周面との間を介して第1液圧室5に流入できるよ
うになっている。他方、カップシール32の外方を越え
て第1液圧室5から第1リザーバ室11へのブレーキ液
の流入は出来ないようになっている。
【0014】この非作動状態に対して、プライマリピス
トン3が前進されると、該プライマリピストン3は、セ
カンダリピストン10(第1スリーブ17)に対しても
相対前進されるので、カップシール32の外方部は、連
通路17cの内方側の開口部よりもフロント側まで摺動
して、連通路17cによる第1リザーバ室11と第1液
圧室5との連通が阻止される。そのため、第1液圧室5
に液圧が発生し、その液圧によってホイールシリンダ
8、9が作動されるようになっている。 (作動説明)以上の構成において、図示しないブレーキ
ペダルが踏み込まれていない非作動状態では、ばね20
に付勢されたプライマリピストン3は、図示後退端の位
置に位置しており、またばね21に付勢されたセカンダ
リピストン10も本体部4がストッパピン28に当接し
た後退端の位置に位置している。そして、第2スリーブ
18の連通路18cを介して第2リザーバ室19と第2
液圧室6が連通しているので、第2リザーバ室19およ
び第2液圧室6内には大気圧のブレーキ液が導入されて
いる。また、第1スリーブ17の連通路17cを介して
第1リザーバ室11と第1液圧室5とが連通しており、
したがって、第1リザーバ室11と第1液圧室5には大
気圧のブレーキ液が導入されている。
【0015】図示非作動状態に対して、図示しないブレ
ーキペダルが踏み込まれると、それに連動してブレーキ
ブースタの出力軸によってプライマリピストン3が前進
されるので、カップシール32が連通路17cよりもフ
ロント側まで移動されて、連通路17cによる第1リザ
ーバ室11と第1液圧室5との連通を遮断する。これに
より、第1液圧室5に液圧が発生する。また、第1液圧
室5に液圧が発生することにより、ばね21が圧縮され
てセカンダリピストン10もフロント側へ前進される。
そのため、カップシール25は第2スリーブ18の連通
路18cよりもフロント側まで摺動する。これにより、
第2スリーブ18の連通路18cを介しての第2リザー
バ室19と第2液圧室6との連通が阻止されて第2液圧
室6に液圧が発生する。このように第1液圧室5、第2
液圧室6に発生した液圧は、ホイールシリンダ8、9、
14、15に作用するので、それらが作動されて必要な
制動力が得られるようになっている。
【0016】上述したように、本実施例では、両ピスト
ン3、4の内方に弁機構を設けておらず、かつ、逆止弁
としての機能を備えたカップシール25、32は、両ピ
ストン3、4の外周部の環状溝に設けている。したがっ
て、本実施例は、両ピストン3、4の内部に弁機構を設
けていた従来一般のセンターバルブタイプのマスタシリ
ンダに比較してマスタシリンダ1の軸方向寸法を短縮す
ることができるとともに、従来設けていたリテーナやス
テムを省略できるので、マスタシリンダ1の内部構成を
簡略化することができる。このようにマスタシリンダ1
の軸方向寸法を短縮させることができるので、マスタシ
リンダ1を車両に組み付ける際の組付け性が良好であ
る。また、カップシール25、32は、両ピストン3、
4の環状溝4D(3f)に装着すればよいので、極めて
簡単にそれらを装着してマスタシリンダ1の組み立てを
行うことができる。これに対して、ハウジング2の軸方
向孔2Aの内周面に設けた環状溝内にカップシールを装
着するようにしていた従来一般のプランジャタイプのマ
スタシリンダにおいては、ハウジング2の内部構成が複
雑でマスタシリンダの組立作業が煩雑になっていたもの
である。このような従来に比較して、本実施例では、カ
ップシール25、32を装着するための環状溝4D(3
f)は両ピストン3、4の外周部に形成しているので、
マスタシリンダ1の構成を簡略化することができ、しか
もコストも安価になる。したがって、従来に比較して構
成が簡単でコストが安いマスタシリンダ1を提供するこ
とができる。
【0017】さらに、図2および図3に拡大して示した
ように、本実施例では、上記カップシール25は、その
外方部のリア側を高圧リップ部25aとして、フロント
側を低圧リップ部25bとしてあり、3か所の軸方向溝
25dを介して環状溝25c内にもブレーキ液が介在す
るようにしている。そのため、上記作動状態において、
高圧リップ部25aに第2液圧室6側の高圧の液圧が作
用し、他方、低圧リップ部25b側および環状溝25c
内に低圧のブレーキ液が作用することになる。このよう
に環状溝25c内にもブレーキ液が介在することによ
り、高圧リップ部25aが連通路18cの内方側の開口
の前後を移動する際に、高圧リップ部25aが連通路1
8cの開口に押圧される圧力を低減させることができ
る。そのため、カップシール25が摺動する際の摺動抵
抗を減少させることができ、高圧リップ部25aの損傷
を抑制して、カップシール25の寿命を長くすることが
できる。なお、カップシール25と同様に構成したプラ
イマリピストン3側のカップシール32についても、同
様の理由によってその寿命を長くすることができる。さ
らに、図2からも理解できるように、本実施例では、カ
ップシール25の低圧リップ部25b側に軸方向溝25
dを3か所形成している。そのため、この軸方向溝25
dを設けない場合に比較すると、第2リザーバ室19か
ら連通路18c側へのブレーキ液の通過可能な軸方向の
領域を増大させることができる。したがって、第2リザ
ーバ室19内のブレーキ液が連通路18cを介して第2
液圧室6側へ流通する際の流路抵抗を軽減して、第2リ
ザーバ室19内から第2液圧室6側へブレーキ液が流入
する際の吸い込み抵抗性能を向上させることができる。
この効果は、プライマリピストン3側のカップシール3
2側についても同様である。また図1に示したアンチス
キッド制御を行うための液圧制御手段16a、16b
は、従来公知のとおりポンプやカットバルブなどから構
成されている。そして、これら液圧制御手段16a、1
6bによってアンチスキッド制御を行った際に、導管
7、13内のブレーキ液が両液圧室5、6側に戻される
ことになる。そのときに、カップシール25が連通路1
8cの内方側の開口の箇所に位置していたとしても、低
圧リップ部25b側に軸方向溝25dが存在する。その
ため、その状態のときに第2リザーバ室19と第2液圧
室6とに差圧があったとしても、その差圧によってカッ
プシール25が損傷することを防止できる。この効果
は、プライマリピストン3側のカップシール32側につ
いても同様である。
【0018】(作動初期の効果)さらに、図4は上記図
2の非作動状態からカップシール25が連通路18cよ
りもフロント側まで移動される過程の作動初期の状態を
示したものである。この図4に示す作動初期の状態で
は、カップシール25の低圧リップ部25bが、連通路
18cの内方側の開口よりもフロント側となる第2スリ
ーブ18の内周面に密着している。そして、この時には
3か所の軸方向溝25dのみを介して第2リザーバ室1
9から連通路18c側へブレーキ液が流通できるように
なっている。つまり、この作動初期の状態では、カップ
シール25の軸方向溝25dおよびこれと同様に構成し
たカップシール32の軸方向溝がオリフィスとして機能
することになる。これにより、作動初期におけるブレー
キペダルの無効ストロークを減少させることができるの
で、作動初期において良好なブレーキフィーリングを得
ることができる。
【0019】(第2実施例)次に、図5は本発明の第2
実施例を示したものである。この第2実施例では、本体
部4と第1スリーブ17とを別体に形成してあり、それら
を軸方向で直列に配置して当接させることによりセカン
ダリピストン10を構成している。また、上記第1実施
例では、セカンダリピストン10の本体部4に取り付け
たリテーナ31によってプライマリピストン3を非作動
位置に維持していたが、この第2実施例では概略円筒状
をしたリテーナ31によってプライマリピストン3を非
作動位置に維持させるようにしたものである。すなわ
ち、リテーナ31は、リヤ側の端部の位置に半径方向内
方に伸びる係止部31aを備えており、この係止部31
aの内方に貫通孔31bを形成している。また、リテー
ナ31には、上記貫通孔31bから連続する軸方向の切
欠き部31cを備えている。このように構成したリテー
ナ31の切欠き部31cをプライマリピストン3の小径
部3aに半径方向外方から係合させた後、リテーナ31
をフリント側へ90度回転させることにより、プライマ
リピストン3のフランジ部3eがリテーナ31の内方に
位置して係止部31aによって係止されるようになって
いる。そして、この状態におけるリテーナ31のフロン
ト側の外周部を本体部4のリア側の内周面に軽く圧入し
てあり、それによってセカンダリピストン10の本体部
4とリテーナ3とが一体に連結されている。この連結状
態においては、リテーナ31の係止部31aおよびそこ
の隣接部分が本体部4のリア側の端面よりもさらにリア
側に突出することになるが、その突出部分は、第1スリ
ーブ17の内周面に挿入されている。この他の構成は、
上記第1実施例のものと同じである。このような構成と
した第2実施例においても、上述した第1実施例と同様
の作用効果を得ることができる。また、この第2実施例
においては、それぞれ別体に形成した本体部4とリアス
リーブ4とによってセカンダリピストン10を構成して
いたが、本体部4とリアスリーブ4とを一体物としてそ
れをセカンダリピストン10として構成しても良い。
【0020】(第3実施例)次に図6は本発明の第3実
施例を示したものである。この第3実施例は、上記第1
実施例において連通路18cの内方側の開口部となる第
2スリーブ18内周面に、内周側の溝幅が拡径する環状
溝18c’を形成したものである。また、これと同様の
環状溝17c’を第1スリーブ17の連通路17cの内
方側の開口部となる位置に形成している。この他の構成
は、上記第1実施例のものと同じである。このような第
3実施例の構成によっても上記第1実施例と同様の作
用、効果を得ることができる。さらに、この第3実施例
では、上記連通路18c(17c)の内方側の開口の位
置に環状溝18c’(17c’)を設けている。そのた
め、第2リザーバ室19(11)内から第2液圧室6
(第1液圧室5)側へブレーキ液が流入する際の吸い込
み抵抗性能を上記第1実施例および第2実施例に比較し
てより一層向上させることができる。なお、図5に示し
た第2実施例における両連通路18c(17c)の内方
側の開口部分に上記第3実施例の環状溝18c’(17
c’)と同様の環状溝を形成しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、構成が
簡単でコストが安いマスタシリンダを提供できるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】図1の要部の拡大図
【図3】図1に示したカップシールの正面図
【図4】図1の要部の作動初期の状態を示す断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 マスタシリンダ 2 ハウジング 3 プライマリピストン 4 本体部 5 第1液圧室 6 第2液圧室 10 セカンダリピストン 11 リザーバ室 17 リアスリーブ(スリーブ) 17c 連通路 32 カップシール(シール部材) 31 リテーナ
(係止部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの軸方向孔のリア側に進退動
    可能に配設され、小径部と大径部とからなる段付き部を
    有するプライマリピストンと、上記ハウジングの軸方向
    孔のフロント側に進退動可能に配設され、リア側に開口
    する軸方向孔を構成したセカンダリピストンと、上記セ
    カンダリピストン後部に配置され、ハウジング内周面に
    摺動自在に嵌合された第1スリーブと、上記セカンダリ
    ピストンの軸方向孔の内周面と上記プライマリピストン
    の小径部とで区画されリザーバ内のブレーキ液が常時導
    入される第1リザーバ室と、上記プライマリピストンの
    大径部と上記第1スリーブとハウジング内周面とで囲ま
    れた第1液圧室と、上記ハウジング内の上記セカンダリ
    ピストンの隣接位置に形成されて該セカンダリピストン
    が前進されると液圧が発生する第2液圧室とを備えたマ
    スタシリンダにおいて、 上記プライマリピストンの小径部を上記セカンダリピス
    トンの軸方向孔に摺動自在に嵌合させるとともに、上記
    第1スリーブまたは上記セカンダリピストンに上記プラ
    イマリピストンの後退限を規制する後退限部材を設けた
    ことを特徴とするマスタシリンダ。
  2. 【請求項2】 上記ハウジングに上記セカンダリピスト
    ンの後退限を規制する後退限部材を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のマスタシリンダ。
  3. 【請求項3】 上記セカンダリピストンと上記第1スリ
    ーブを一体に形成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2の少なくともいずれか一方に記載のマスタシリ
    ンダ。
  4. 【請求項4】 上記セカンダリピストンが上記第2液圧
    室に臨む断面積と、上記セカンダリピストンが第1液圧
    室に臨む断面積を、実質的に同一にしたことを特徴とす
    る請求項1から請求項3のそれぞれに記載のマスタシリ
    ンダ。
  5. 【請求項5】 上記セカンダリピストンの外周面に小径
    部と大径部からなる段付き部を設け、リア側に開口する
    軸方向孔を有し、その軸方向孔に上記セカンダリピスト
    ンの小径部が摺動自在に嵌合された第2スリーブと、上
    記第2スリーブの軸方向孔の内周面と上記セカンダリピ
    ストンの小径部とで区画されリザーバ内のブレーキ液が
    常時導入される第2リザーバ室と、上記セカンダリピス
    トンの大径部と上記第2スリーブとハウジング内周面と
    で囲まれた第2液圧室とを備え、上記第2スリーブとハ
    ウジングとの間に、リザーバ室から第2液圧室への液流
    を許容し、該第2液圧室からリザーバへの液流を遮断す
    るシール部材を設けたことを特徴とする請求項1から請
    求項4のそれぞれに記載のマスタシリンダ。
  6. 【請求項6】 上記第1スリーブの半径方向に配設さ
    れ、非作動時に第1液圧室と第1リザーバ室とを連通
    し、プライマリピストンが前進される作動時にプライマ
    リピストンの小径部により連通を遮断される第1ポート
    と、上記第2スリーブの半径方向に配設され、非作動時
    に第2液圧室と第2リザーバ室とを連通し、プライマリ
    ピストンが前進される作動時にセカンダリピストンの小
    径部により連通を遮断される第2ポートと、上記第1ポ
    ートあるいは第2ポートのリザーバ側の内周面の少なく
    ともいずれか一方に、非作動時に該ポートを流通する液
    流量を増加させる円周状の溝を設けたことを特徴とする
    請求項1から請求項5のそれぞれに記載のマスタシリン
    ダ。
  7. 【請求項7】 上記セカンダリピストンと第1スリーブ
    とを別体とし、プライマリピストンの後退限部材を、セ
    カンダリピストンの後部となるハウジングの軸方向孔内
    に設けたことを特徴とする請求項1、請求項2および請
    求項4から請求項6のそれぞれに記載のマスタシリン
    ダ。
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