JP2001301597A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置

Info

Publication number
JP2001301597A
JP2001301597A JP2000122390A JP2000122390A JP2001301597A JP 2001301597 A JP2001301597 A JP 2001301597A JP 2000122390 A JP2000122390 A JP 2000122390A JP 2000122390 A JP2000122390 A JP 2000122390A JP 2001301597 A JP2001301597 A JP 2001301597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wheel brakes
hydraulic pressure
brake fluid
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000122390A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Wakabayashi
威 若林
Kazuhiko Tani
一彦 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000122390A priority Critical patent/JP2001301597A/ja
Publication of JP2001301597A publication Critical patent/JP2001301597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両運転者がブレーキ操作部材を操作するのに
応じて液圧を発生するマスタシリンダと、車輪ブレーキ
からのブレーキ液を前記マスタシリンダ側に戻し得るポ
ンプとを備え、前記車輪ブレーキの液圧をアンチロック
制御可能な車両用ブレーキ液圧制御装置において、リザ
ーバを廃止して構成を簡略化する。 【解決手段】アンチロック制御時の減圧および液圧保持
状態で閉弁する常開型電磁弁5A,5Bがマスタシリン
ダ2A,2Bおよび車輪ブレーキBF,BR間に設けら
れ、アンチロック制御時の少なくとも減圧状態で作動す
るポンプ7A,7Bの吸入側が車輪ブレーキBR,BF
からブレーキ液を直接吸入することを可能として該車輪
ブレーキBR,BFに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運転者がブレ
ーキ操作部材を操作するのに応じて液圧を発生するマス
タシリンダと、車輪ブレーキからのブレーキ液を前記マ
スタシリンダ側に戻し得るポンプとを備え、前記車輪ブ
レーキの液圧をアンチロック制御可能な車両用ブレーキ
液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるブレーキ液圧制御装置は、
たとえば特開平9−216547号公報等で既に知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間に設けられる常開
型電磁弁の開閉制御と、車輪ブレーキおよびリザーバ間
に設けられる常閉型電磁弁の開閉制御とを組み合わせ、
減圧、液圧保持および昇圧を択一的に切換えることで車
輪ブレーキの液圧をアンチロック制御するようにしてお
り、リザーバに蓄えられたブレーキ液をポンプでマスタ
シリンダ側に戻すことによりブレーキ操作部材がオーバ
ーストロークしないようにしている。
【0004】ところでリザーバは、アンチロック制御開
始時に車輪ブレーキのブレーキ液圧を速やかに減圧する
働きをするが、各車輪ブレーキ毎に1個ずつのリザーバ
が必要であり、搭載スペースに制約のある小型の自動二
輪車等の車両にこのようなブレーキ液圧制御装置を適用
するにあたっては、リザーバを廃止することができれ
ば、小型の自動二輪車等の車両に有効に適用することが
できるであろう。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、リザーバを廃止して構成を簡略化した上で、
アンチロック制御を可能とした車両用ブレーキ液圧制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両運転者がブレーキ操作部材を操作す
るのに応じて液圧を発生するマスタシリンダと、車輪ブ
レーキからのブレーキ液を前記マスタシリンダ側に戻し
得るポンプとを備え、前記車輪ブレーキの液圧をアンチ
ロック制御可能な車両用ブレーキ液圧制御装置におい
て、アンチロック制御時の減圧および液圧保持状態で閉
弁する常開型電磁弁が前記マスタシリンダおよび車輪ブ
レーキ間に設けられ、アンチロック制御時の少なくとも
減圧状態で作動する前記ポンプの吸入側が前記車輪ブレ
ーキからブレーキ液を直接吸入することを可能として該
車輪ブレーキに接続されることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、常開型電磁弁を
閉弁するとともに車輪ブレーキに通じるポンプを作動せ
しめることにより車輪ブレーキのブレーキ液圧が減圧さ
れ、常開型電磁弁を閉弁するとともに車輪ブレーキから
のブレーキ液のポンプへの吸入を停止することにより車
輪ブレーキのブレーキ液圧が保持され、さらに常開型電
磁弁を開弁することによりマスタシリンダの出力液圧で
車輪ブレーキのブレーキ液圧が昇圧されることになり、
減圧、液圧保持および昇圧を択一的に切換えることで車
輪ブレーキの液圧をアンチロック制御することが可能で
ある。しかもポンプは車輪ブレーキからブレーキ液を直
接吸入するものであり、車輪ブレーキおよびポンプ間に
従来必要であったリザーバを省略して構成を簡略化する
ことができ、リザーバが占めるスペースが不要となるの
で小型の自動二輪車等の車両に有効に適用することがで
き、コスト低減にも寄与することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の第1実施例での自動二輪車
用ブレーキ液圧制御装置の液圧回路図であり、自動二輪
車の運転者がブレーキ操作部材としてのブレーキレバー
1Aを左手でブレーキ操作するのに応じて、リザーバ3
Aが付設されているマスタシリンダ2Aの出力ポート4
Aから液圧が出力され、また自動二輪車の運転者がブレ
ーキ操作部材としてのブレーキレバー1Bを右手でブレ
ーキ操作するのに応じて、リザーバ3Bが付設されてい
るマスタシリンダ2Bの出力ポート4Bから液圧が出力
される。
【0010】マスタシリンダ2Aの出力ポート4Aは後
輪用車輪ブレーキBRに常開型電磁弁5Aを介して接続
され、該常開型電磁弁5Aには後輪用車輪ブレーキBR
からマスタシリンダ2A側へのブレーキ液の流通を許容
するチェック弁6Aが並列に接続される。またマスタシ
リンダ2Bの出力ポート4Bは前輪用車輪ブレーキBF
に常開型電磁弁5Bを介して接続され、該常開型電磁弁
5Bには前輪用車輪ブレーキBFからマスタシリンダ2
B側へのブレーキ液の流通を許容するチェック弁6Bが
並列に接続される。
【0011】前記常開型電磁弁5A,6Aと、マスタシ
リンダ2A,2Bの出力ポート4A,4Bとの間には、
後輪用車輪ブレーキBRおよび前輪用車輪ブレーキBF
からブレーキ液を直接吸入可能なポンプ7A,7Bの吐
出側が接続されており、両ポンプ7A,7Bは共通の電
動モータ8で駆動される。
【0012】一方のポンプ7Aの吸入側および後輪用車
輪ブレーキBR間には常閉型電磁弁9Aが設けられ、他
方のポンプ7Bの吸入側および前輪用車輪ブレーキBF
間には常閉型電磁弁9Bが設けられる。すなわち後輪用
車輪ブレーキBRに接続される常閉型電磁弁9Aならび
に前輪用車輪ブレーキBFに接続される常閉型電磁弁9
Bと、前記ポンプ7A,7Bの吸入側との間にはリザー
バが設けられることはなく、常閉型電磁弁9A,9Bの
開弁時に後輪用車輪ブレーキBRおよび前輪用車輪ブレ
ーキBFから排出されるブレーキ液はポンプ7A,7B
で直接吸入されることになる。
【0013】ところで前記ポンプ7A,7Bを駆動する
電動モータ8は、車輪ブレーキBR,BFのブレーキ液
圧をアンチロック制御する際の減圧時および昇圧時には
作動せしめられ、液圧保持状態では停止させられる。ま
た前記常開型電磁弁5A,5Bは、前記アンチロック制
御時の減圧および液圧保持状態で閉弁するように制御さ
れ、常閉型電磁弁9A,9Bは、前記アンチロック制御
時の減圧状態で開弁するように制御される。
【0014】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ブレーキレバー1A,1Bをブレーキ操作してマ
スタシリンダ2A,2Bから出力される液圧を車輪ブレ
ーキBR,BFに作用させている状態で、マスタシリン
ダ2A,2Bおよび車輪ブレーキBR,BF間に設けら
れている常開型電磁弁5A,5Bを閉弁し、車輪ブレー
キBR,BFおよびポンプ7A,7B間の常閉型電磁弁
9A,9Bを開弁し、ポンプ7A,7Bを作動せしめる
と、車輪ブレーキBR,BFのブレーキ液圧が減圧され
る。また前記常開型電磁弁5A,5Bを閉弁するととも
に常閉型電磁弁9A,9Bを閉弁し、車輪ブレーキB
R,BFからのブレーキ液のポンプ7A,7Bへの吸入
を停止するとともにポンプ7A,7Bを停止することに
より車輪ブレーキBR,BFのブレーキ液圧が保持され
る。さらに前記常開型電磁弁5A,5Bを開弁するとと
もに常閉型電磁弁9A,9Bを閉弁することにより、マ
スタシリンダ2A,2Bの出力液圧で車輪ブレーキB
R,BFのブレーキ液圧が昇圧されることになり、減
圧、液圧保持および昇圧を択一的に切換えることで車輪
ブレーキBR,BFの液圧をアンチロック制御すること
が可能である。
【0015】しかもポンプ7A,7Bは車輪ブレーキB
R,BFからブレーキ液を直接吸入するものであり、車
輪ブレーキBR,BFおよびポンプ7A,7B間に従来
必要であったリザーバを省略して構成を簡略化すること
ができ、リザーバが占めるスペースが不要となるので小
型の自動二輪車等の車両に有効に適用することができ、
コスト低減にも寄与することができる。
【0016】図2は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例での各常閉型電磁弁9A,9Bが省略さ
れ、後輪用車輪ブレーキBRがポンプ7Aの吸入側に直
接連通され、前輪用車輪ブレーキBFがポンプ7Bの吸
入側に直接連通される。
【0017】しかもポンプ7A,7Bは、アンチロック
制御時の液圧保持状態および昇圧状態で停止されるもの
であり、ポンプ7A,7Bの停止状態で各車輪ブレーキ
BRBFからの液圧解放が阻止される。
【0018】この第2実施例によれば、リザーバに加え
て常閉型電磁弁も不要となるので、リザーバおよび常閉
型電磁弁が占めるスペースを不要として、小型の自動二
輪車等の車両により有効に適用することができ、コスト
低減にもより一層寄与することができる。
【0019】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車輪ブレ
ーキの液圧をアンチロック制御することを可能としつ
つ、リザーバを不要として構成を簡略化し、小型の自動
二輪車等の車両に有効に適用することができ、コスト低
減にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例での自動二輪車用ブレーキ液圧制御
装置の液圧回路図である。
【図2】第2実施例での自動二輪車用ブレーキ液圧制御
装置の液圧回路図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・ブレーキ操作部材としてのブレーキレ
バー 2A,2B・・・マスタシリンダ 5A,5B・・・常開型電磁弁 7A,7B・・・ポンプ BF,BR・・・車輪ブレーキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両運転者がブレーキ操作部材(1A,
    1B)を操作するのに応じて液圧を発生するマスタシリ
    ンダ(2A,2B)と、車輪ブレーキ(BR,BF)か
    らのブレーキ液を前記マスタシリンダ(2A,2B)側
    に戻し得るポンプ(7A,7B)とを備え、前記車輪ブ
    レーキ(BR,BF)の液圧をアンチロック制御可能な
    車両用ブレーキ液圧制御装置において、アンチロック制
    御時の減圧および液圧保持状態で閉弁する常開型電磁弁
    (5A,5B)が前記マスタシリンダ(2A,2B)お
    よび車輪ブレーキ(BF,BR)間に設けられ、アンチ
    ロック制御時の少なくとも減圧状態で作動する前記ポン
    プ(7A,7B)の吸入側が前記車輪ブレーキ(BR,
    BF)からブレーキ液を直接吸入することを可能として
    該車輪ブレーキ(BR,BF)に接続されることを特徴
    とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
JP2000122390A 2000-04-18 2000-04-18 車両用ブレーキ液圧制御装置 Pending JP2001301597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000122390A JP2001301597A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両用ブレーキ液圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000122390A JP2001301597A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両用ブレーキ液圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001301597A true JP2001301597A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18632870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000122390A Pending JP2001301597A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両用ブレーキ液圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001301597A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520391A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー モーターサイクルブレーキシステム
JP2008254733A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Fte Automotive Gmbh エンジン内蔵の二輪車用の、アンチロック式の液圧式のブレーキ装置
JP2008260522A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Robert Bosch Gmbh マグネットポンプを備えたオートバイ用ブレーキ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520391A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー モーターサイクルブレーキシステム
KR101205745B1 (ko) * 2004-02-06 2012-11-28 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 모터사이클 브레이크 시스템
JP2008254733A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Fte Automotive Gmbh エンジン内蔵の二輪車用の、アンチロック式の液圧式のブレーキ装置
JP2008260522A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Robert Bosch Gmbh マグネットポンプを備えたオートバイ用ブレーキ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4102947B2 (ja) 車両のブレーキ装置
JPH06171487A (ja) アンチスキッド装置用液圧調節装置
JPH04232165A (ja) 液圧式ブレーキ装置
JP2001301597A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2001301595A (ja) 自動二輪車用前後連動ブレーキ装置
JP4380512B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2001301594A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2581065B2 (ja) 液圧ブレ−キ装置
JP2001310718A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
EP1439104B1 (en) Brake control apparatus
JP2509733Y2 (ja) ブレ―キ液圧制御装置
JPH06263017A (ja) 制動力制御装置
JP2001213294A (ja) 車両用液圧ブレーキ装置
JP2001301598A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2007238091A (ja) 自動二輪車用ブレーキ装置
JP3887307B2 (ja) 電動モータ駆動装置
JP2002193175A (ja) 自動二輪車用ブレーキ装置
JP2592152Y2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP4437889B2 (ja) ブレーキ制御装置
JPH07315192A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2000177563A (ja) 制動液圧制御装置
JP2001213296A (ja) 車両用液圧ブレーキ装置
JP3610722B2 (ja) ブレーキ制御装置
JPH06107149A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JPH11105694A (ja) 車両のブレーキ液圧制御装置