JP2001301532A - 自動車用内装部品並びにその製造方法 - Google Patents

自動車用内装部品並びにその製造方法

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JP2001301532A
JP2001301532A JP2000121404A JP2000121404A JP2001301532A JP 2001301532 A JP2001301532 A JP 2001301532A JP 2000121404 A JP2000121404 A JP 2000121404A JP 2000121404 A JP2000121404 A JP 2000121404A JP 2001301532 A JP2001301532 A JP 2001301532A
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reinforcement
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press molding
resin core
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Masahiko Hara
正彦 原
Hiroyuki Aizawa
洋行 相澤
Tatsufumi Ono
樹史 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂芯材裏面に補強機能をもたせるレインフ
ォースを一体化した自動車用内装部品並びにその製造方
法において、レインフォースの組付構造並びに組付工数
を簡素化するとともに、樹脂芯材の薄肉化を図る。 【解決手段】 モールドプレス成形用下型40にレイン
フォース13を収容する溝部44を設け、モールドプレ
ス成形用上下型30,40の型開き時、モールドプレス
成形用下型40の溝部44内にレインフォース13をイ
ンサートしておき、上下型30,40内に溶融樹脂を供
給した後、上下型30,40の型締めにより樹脂芯材1
1に対してレインフォース13をインサート一体化す
る。また、レインフォース13の長手方向に沿って一定
間隔をおいて包持部14により部分的にレインフォース
13を包持することにより、樹脂芯材11の歪み変形を
防止し、かつ材料の節約を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂芯材裏面に
長尺状のレインフォースを一体化した自動車用内装部品
並びにその製造方法に係り、特に、レインフォースの組
み付けを樹脂芯材の成形と同時に行なえ、しかも製品板
厚を薄肉化でき、軽量化に貢献できる自動車用内装部品
並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図14に示すように、車両のリ
ヤシート1の後方に荷物類を搭載できるようにラゲージ
ルーム2が設置されており、ラゲージルーム2内に搭載
する荷物類が外部に目立たないようにラゲージルーム2
の上面開口を覆うリヤパーセルシェルフ3が設けられて
いる。
【0003】このリヤパーセルシェルフ3は、PP複合
樹脂板等の樹脂芯材3aの表面に織布、不織布等の表皮
材3bを貼着して構成されており、特に、荷物類、小物
類をその上に載置しても変形しないように裏面側の前後
2列に幅方向に沿ってパイプ鋼材等のレインフォース4
が一体化されている。
【0004】リヤパーセルシェルフ3の裏面にレインフ
ォース4を固着する構造としては、レインフォース4の
長手方向に沿って複数箇所にブラケット5を配置して、
図15に示すように、リヤパーセルシェルフ3の樹脂芯
材3aには、取付用ボス3cが形成され、このブラケッ
ト5を樹脂芯材3aに形成した取付用ボス3cの取付孔
3d内にビス6を捩込み固定することにより取り付けて
いるのが実情である。
【0005】従って、従来のリヤパーセルシェルフ3の
製造工程は、図16のフローチャート図に示すように、
樹脂芯材3aの素材である樹脂材料と表皮材3bとをモ
ールドプレス成形により所要形状に成形した後、レイン
フォース4を取り付けるための取付孔3d等を開設する
ためのピアス加工工程を経た後、レインフォース4をブ
ラケット5を介してビス6で捩込み固定し、リヤパーセ
ルシェルフ3を製作している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
ヤパーセルシェルフ3の構成に及びその製造方法におい
ては、レインフォース4をブラケット5を介してビス6
によりネジ止め固定しているため、部品点数が多く、か
つ工程数も嵩み、コストアップを招来するという問題点
が指摘されている。
【0007】更に、ピアス加工工程で取付孔3dを開設
し、この取付孔3d内にレインフォース4を保持するビ
ス6をネジ止め固定するため、ネジの有効寸法を確保す
るためには樹脂芯材3aの厚みを厚肉に設定しなければ
ならず、樹脂芯材3aの板厚アップにより、製品の重量
化を招くとともに、材料費が嵩むという問題点があっ
た。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、樹脂芯材の裏面にレインフォースを支持固
定する自動車用内装部品並びにその製造方法において、
樹脂芯材のモールドプレス成形時、レインフォースをイ
ンサート一体化することにより、部品点数の削減、工数
の低減を図ることができ、しかも、薄肉化による軽量
化、並びに材料費の節約も見込める自動車用内装部品並
びにその製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所望形状に成形された樹脂芯材裏面に長
尺状のレインフォースが添着され、樹脂芯材と一体に形
成された包持部により、上記レインフォースが支持され
ていることを特徴とする。
【0010】ここで、自動車用内装部品としては、自動
車用リヤパーセルシェルフ、トノボード等、略板状で裏
面に長尺状のレインフォースを配設した構成のもので、
樹脂芯材は、熱可塑性樹脂、あるいはフィラーを混入し
た熱可塑性複合樹脂をモールドプレス成形により所要形
状にする。
【0011】また、所望ならば樹脂芯材の表面に不織
布、クロス、合成樹脂シート等の表皮材をモールドプレ
ス成形と一体、あるいは樹脂芯材の成形後、別工程で一
体貼着しても良い。
【0012】次いで、レインフォースは、樹脂芯材の成
形時、インサート成形されるが、レインフォースとして
は、安定性等を考慮すれば角形パイプ鋼材が好ましい
が、丸形パイプ鋼材を使用することもできる。
【0013】更に、インサート成形されるレインフォー
スは、樹脂芯材と一体に形成した包持部により支持され
るが、この包持部としては、レインフォースの長手方向
に沿って所定間隔を配して設けるのが良く、また、包持
部の一部を切欠き、歪みを抑える開口を設けるようにし
ても良い。
【0014】次に、本発明に係る自動車用内装部品の製
造方法は、モールドプレス成形用上下型が型開き状態に
あるとき、モールドプレス成形用下型にレインフォース
と略等しい幅の溝部内にレインフォースをセットした
後、モールドプレス成形用上型を下降操作して、上下型
が所定の型間クリアランスに到達したとき、射出成形機
からモールドプレス成形用下型のマニホールド、ゲート
を通じて溶融樹脂をモールドプレス成形用下型の型面上
に分配供給し、モールドプレス成形用上下型の型締めに
より、製品キャビティ内に溶融樹脂を行き渡らせ、樹脂
芯材を成形するとともに、溝部の長手方向に沿って間隔
をおいて形成された段部内に溶融樹脂がレインフォース
の外周を包持するように回り込み、レインフォースの包
持部を樹脂芯材と一体に形成することを特徴とする。
【0015】ここで、モールドプレス成形用上型は、昇
降用シリンダと連結して、所定ストローク上下動可能で
あり、モールドプレス成形用下型は、射出成形機と接続
して溶融樹脂の通路としてマニホールド、ゲートが設け
られている。
【0016】更に、モールドプレス成形用下型には、レ
インフォースを位置決めできる溝部が設けられており、
この溝部には、レインフォースを支持する包持部を形成
できるように段部が設けられている。
【0017】また、表皮材をモールドプレス成形と一体
に成形する場合には、モールドプレス成形用上型にセッ
トピン等の仮セット手段を設けるか、表皮セット枠やセ
ットガイドを型内に設定すれば良い。
【0018】以上の構成から明らかなように、本発明に
よれば、樹脂芯材の成形時に長尺状のレインフォースを
インサート成形により一体化できるため、従来、レイン
フォースの取り付けに使用していた取付用ブラケットや
ビス等の部品を廃止することができ、取付工数を低減で
きるとともに、ピアス加工工程を廃止できる。
【0019】また、取付部の強度を保証するために、製
品板厚を厚肉に設定する必要がなく、製品を薄肉化する
ことができる。
【0020】更に、レインフォースの長手方向に沿って
適宜間隔をあけて形成した包持部によりレインフォース
を支持し、それ以外の部位はレインフォースを露出させ
れば、樹脂芯材とレインフォースの熱収縮率の差異が原
因となる歪み変形を防止でき、樹脂芯材が変形すること
がない。
【0021】また、所定間隔をおいて形成された包持部
として一面を開口した断面L字状に設け、その開口を左
右交互に配列するように包持部を設ければ、樹脂芯材の
変形歪みをより有効に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用内装
部品並びにその製造方法の実施形態について、自動車用
リヤパーセル及びその製造方法に適用して説明する。
【0023】図1は本発明に係る自動車用内装部品とし
ての自動車用リヤパーセルシェルフ示す平面図、図2,
図3は同自動車用リヤパーセルシェルフの断面図並びに
正面図、図4は同自動車用リヤパーセルシェルフを裏面
側から見た要部斜視図、図5,図6は同自動車用リヤパ
ーセルシェルフの別実施形態を示す各断面図、図7乃至
図11は図1に示す自動車用リヤパーセルシェルフの製
造方法における各工程を示す説明図、図12は本発明に
係る自動車用内装部品を適用する自動車用リヤパーセル
シェルフの別実施形態を示す平面図、図13は同自動車
用リヤパーセルシェルフの成形金型を示す説明図であ
る。
【0024】図1乃至図4は、本発明に係る自動車用リ
ヤパーセルシェルフ10の構成を示すもので、図14の
従来例で示したように、リヤシート1後方のラゲージル
ーム2の上面開口を覆うように所定の占有面積を備えた
板状のものが適用されている。この自動車用リヤパーセ
ルシェルフ10は、樹脂芯材11の表面に表皮材12が
貼着され、樹脂芯材11の裏面には、幅方向に沿って角
形パイプ鋼材からなるレインフォース13が前後2列に
固着されており、このレインフォース13は、図1で示
すように、レインフォース13の長手方向に沿って所定
間隔をあけてレインフォース13を支持する包持部14
により支持されており、この包持部14は、モールドプ
レス成形時に樹脂芯材11と一体成形される。
【0025】すなわち、本発明に係る自動車用リヤパー
セルシェルフ10は、樹脂芯材11のモールドプレス成
形時にレインフォース13がインサート成形されてい
る。そして、特に、レインフォース13をその長手方向
に沿って適宜間隔毎に包持部14で包み込むことによ
り、堅固な支持が得られ、工数の簡素化が期待できると
ともに、樹脂芯材11の薄肉化が図れ、軽量化並びに材
料費も低減できる。
【0026】更に詳しくは、樹脂芯材11は、タルクを
混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形する
ことにより所望の形状に成形され、表皮材12は、クロ
スが使用されるが、不織布シートや合成樹脂シートを使
用することもできる。
【0027】従って、上述したように、レインフォース
13をインサート成形することにより、取付用ブラケッ
トやビス等の部品点数を削減できるとともに、レインフ
ォース13の組付工数、取付孔のピアス加工工程を廃止
でき、製造サイクルを短縮化でき、コストダウンが期待
できる。
【0028】更に、レインフォース13は、全面を樹脂
で被覆するのではなくその長手方向に沿って所定間隔を
おいて包持部14により部分的に被覆支持されるという
構成であるため、樹脂芯材11とレインフォース13と
の間に熱収縮率の差異があっても樹脂芯材11に歪み変
形が生じることがなく、自動車用リヤパーセルシェルフ
10の初期形状を長期に亘り保証できる。
【0029】次いで、図5,図6はレインフォース13
の変形例を示すもので、図5に示すものは、樹脂芯材1
1の裏面に配設されるレインフォース13の長手方向に
沿って適宜間隔毎に包持部14でレインフォース13が
支持されるが、この包持部14は、断面L字状に形成さ
れ、レインフォース13の一側面に開口14aが開設さ
れ、この開口14aは左右交互に配列されるいわゆる千
鳥状に設定されている。
【0030】従って、樹脂芯材11とレインフォース1
3との間の熱収縮率の差異が原因となる外力が縦横方向
どちらに作用しても、樹脂芯材11に歪み変形が生じる
ことがない。また、図6に示すように、レインフォース
13の鋼材として、丸形パイプ鋼材を材料としたレイン
フォース13を使用することもできる。
【0031】次に、上記リヤパーセルシェルフ10の製
造方法の一実施形態について、図7乃至図11を基に説
明する。
【0032】まず、図7,図8において、リヤパーセル
シェルフ10の製造方法に使用する成形装置20の構成
について説明すると、成形装置20は、所定ストローク
上下動可能なモールドプレス成形用上型30と、上記モ
ールドプレス成形用上型30の下方側に位置するモール
ドプレス成形用下型40と、モールドプレス成形用下型
40に接続され、溶融樹脂材料を供給する射出成形機5
0とから大略構成されている。
【0033】更に詳しくは、モールドプレス成形用上型
30は、昇降用シリンダ31に連結され、モールドプレ
ス成形用下型40に対して型締め、型開きが可能なよう
に所定ストローク上下動可能である。
【0034】また、モールドプレス成形用下型40は、
射出成形機50からの溶融樹脂の通路であるマニホール
ド41、ゲート42が設けられており、本実施形態では
樹脂芯材11と表皮材12とをモールドプレス成形によ
り一体化するため、表皮材をセットする表皮セット枠4
3がモールドプレス成形用下型40に配設され、この表
皮セット枠43はモールドプレス成形用上型30の下降
に追従して、表皮セット枠43の下半支持部がモールド
プレス成形用下型40内に埋没する構成である。
【0035】ところで、本発明は、樹脂芯材11のモー
ルドプレス成形時に補強材である長尺状のレインフォー
ス13をインサート成形することが特徴であり、そのた
めに、図8に示すように、モールドプレス成形用下型4
0の型面には、レインフォース13の幅と略等しい溝部
44が製品の幅方向に沿って延びており、また、レイン
フォース13を支持する包持部を形成するために、溝部
44の長手方向に沿って適宜ピッチ間隔で段部45が形
成されている。
【0036】次に、上記成形装置20を使用して、図1
乃至図4に示す自動車用リヤパーセルシェルフ10を製
造する工程について説明する。まず、図9に示すよう
に、モールドプレス成形用上型30が上方に位置し、型
開き状態にあるとき、レインフォース13をモールドプ
レス成形用下型40の溝部44内にセットするととも
に、表皮セット枠43上に表皮材12をセットする。
【0037】次いで、図10に示すように、昇降用シリ
ンダ30を動作させてモールドプレス成形用上型30を
所定ストローク下降操作し、モールドプレス成形用上下
型30,40の型間クリアランスが10〜30mmに達
した段階で射出成形機50からマニホールド41、ゲー
ト42を通じて樹脂芯材11の素材である溶融樹脂M
(タルクを混入したポリプロピレン樹脂)をモールドプ
レス成形用下型40の型面上に分配供給する。
【0038】その後、図11に示すように、モールドプ
レス成形用上型30を下死点まで下降操作して、モール
ドプレス成形用上下型30,40の型締めにより、樹脂
芯材11を所要形状に絞り成形するとともに、樹脂芯材
11と表皮材12とを一体化し、かつ樹脂芯材11と一
体に包持部14を形成する。よって、図1乃至図4に示
す自動車用リヤパーセルシェルフ10の成形が完了す
る。
【0039】従って、モールドプレス成形用下型40に
レインフォース13をセットするための溝部44を設け
るだけで、レインフォース13のインサート成形が可能
となり、従来の製造方法に比べ、成形サイクルを短縮化
できる。
【0040】次いで、図12は、自動車用リヤパーセル
シェルフ10にスピーカグリル部15を一体化したもの
で、それ以外の構成は上述した実施形態と同様であるた
め、その説明は省略する。
【0041】そして、この実施形態においても、樹脂芯
材11の裏面に固着するレインフォース13がインサー
ト成形されるため、上述した実施形態と同様の作用効果
を備え、かつスピーカグリル部15を一体化するため、
スピーカグリルの取付作業工数を低減できる。
【0042】この自動車用リヤパーセルシェルフ10を
成形するには、図13に示すように、モールドプレス成
形用下型40内にスピーカグリル形成用のパンチングブ
ロック60をシリンダ61により上下動可能となるよう
に設け、樹脂芯材11のモールドプレス成形時、パンチ
ングブロック60とモールドプレス成形用上型30のパ
ンチング部32との協働作用により、スピーカグリル部
15を一体に成形する。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る自動車
用内装部品並びにその製造方法は、樹脂芯材の裏面に一
体化するレインフォースを樹脂芯材のモールドプレス成
形時にインサート工法により一体化するというものであ
るから、従来レインフォースをブラケットでビス止めす
る工法に比べ、部品点数の削減、取付工数の低減を図る
ことにより大幅なコストダウンを招来するという効果を
有する。
【0044】更に、従来では、ビス取付部の強度を確保
するため樹脂芯材の厚みを厚肉に設定する必要があった
が、本発明においては、樹脂芯材と一体形成する包持部
によりレインフォースを被包保持するという構成である
ため、製品厚みを薄肉化でき、軽量化並びに材料コスト
の低減化を図るとともに、操作性を向上させることがで
きる等の作用効果を有する。
【0045】また、レインフォースを支持する包持部は
レインフォースの長手方向に沿って適宜ピッチ間隔で断
続的に設けられているため、樹脂芯材とレインフォース
との熱収縮率の差異から生じる樹脂芯材の歪みを矯正で
き、自動車用内装部品の初期形状を長期に亘り良好に維
持できるという作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車用リヤパーセルシェル
フを示す平面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】図1中A矢視図である。
【図4】図1に示す自動車用リヤパーセルシェルフを裏
面側から見た部分斜視図である。
【図5】本発明に係る自動車用リヤパーセルシェルフに
おけるレインフォースの包持部の構成を変更した実施形
態を示す説明図である。
【図6】本発明に係る自動車用リヤパーセルシェルフに
丸形パイプ鋼材によるレインフォースを適用した実施形
態を示す説明図である。
【図7】本発明方法に使用する成形装置の全体構成を示
す説明図である。
【図8】図7に示す成形装置における下型に設ける溝部
を示す説明図である。
【図9】本発明方法におけるレインフォース並びに表皮
材のセット工程を示す説明図である。
【図10】本発明方法における溶融樹脂の供給工程を示
す説明図である。
【図11】本発明方法におけるモールドプレス成形工程
を示す説明図である。
【図12】本発明に係る自動車用リヤパーセルシェルフ
の別実施形態を示す平面図である。
【図13】図12に示すリヤパーセルシェルフを成形す
る際に使用する成形装置を示す説明図である。
【図14】自動車用リヤパーセルシェルフの設置部位を
示す説明図である。
【図15】従来のリヤパーセルシェルフにおけるレイン
フォースの取付構造を示す説明図である。
【図16】従来のリヤパーセルシェルフの製造工程のフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
10 自動車用リヤパーセルシェルフ 11 樹脂芯材 12 表皮材 13 レインフォース 14 包持部 14a 開口 15 スピーカグリル部 20 成形装置 30 モールドプレス成形用上型 31 昇降用シリンダ 40 モールドプレス成形用下型 41 マニホールド 42 ゲート 43 表皮セット枠 44 溝部 45 段部 50 射出成形機 60 パンチングブロック 61 シリンダ M 溶融樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 樹史 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA02 BB01 BC15 CA24 CB01 CD30 4F206 AD03 AD08 AD35 AH26 JA07 JB12 JB13 JB20 JF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望形状に成形された樹脂芯材(11)
    裏面に長尺状のレインフォース(13)が添着され、樹
    脂芯材(11)と一体に形成された包持部(14)によ
    り、上記レインフォース(13)が支持されていること
    を特徴とする自動車用内装部品。
  2. 【請求項2】 包持部(14)は、レインフォース(1
    3)の長手方向に沿って適宜間隔をおいて設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部
    品。
  3. 【請求項3】 レインフォース(13)は、角形パイプ
    鋼材であり、包持部(14)は、レインフォース(1
    3)の2側面を覆うように断面L字状に形成され、残る
    一側面の開口(14a)が左右交互に配列するように設
    定されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車
    用内装部品。
  4. 【請求項4】 所望形状に成形された樹脂芯材(11)
    の裏面に、長尺状のレインフォース(13)を一体化し
    てなる自動車用内装部品の製造方法において、 モールドプレス成形用上下型(30,40)が型開き状
    態にあるとき、モールドプレス成形用下型(40)に凹
    設されているレインフォース(13)と略等しい幅の溝
    部(44)内にレインフォース(13)をセットした
    後、モールドプレス成形用上型(30)を下降操作し
    て、上下型(30,40)が所定の型間クリアランスに
    到達したとき、射出成形機(50)からモールドプレス
    成形用下型(40)のマニホールド(41)、ゲート
    (42)を通じて溶融樹脂(M)をモールドプレス成形
    用下型(40)の型面上に分配供給し、モールドプレス
    成形用上下型(30,40)の型締めにより、製品キャ
    ビティ(C)内に溶融樹脂(M)を行き渡らせ、樹脂芯
    材(11)を成形するとともに、溝部(44)の長手方
    向に沿って間隔をおいて形成された段部(45)内に溶
    融樹脂(M)がレインフォース(13)の外周を包持す
    るように回り込み、レインフォースの包持部(14)を
    樹脂芯材(11)と一体に形成することを特徴とする自
    動車用内装部品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664470B2 (en) 2005-04-27 2010-02-16 Denso Corporation Wireless transceiver and method for producing the same
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