JP3103621B2 - 棚板部材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棚板部材、特に自動車の
後部座席後方に設けられるトノカバーあるいはパーセル
シェルフ等に用いるのに適した棚板部材およびその製造
方法に関する。
後部座席後方に設けられるトノカバーあるいはパーセル
シェルフ等に用いるのに適した棚板部材およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、かかる棚板部材においては、車
載上の要求から軽量で、かつ面に直交する方向の力に対
して剛性が高いことが必要である。
載上の要求から軽量で、かつ面に直交する方向の力に対
して剛性が高いことが必要である。
【0003】これ等の要求を満たすべく、従来の棚板部
材にあっては、略々平板状の棚板を樹脂成形によって形
成し、その成形後棚板の裏側に金属製の補強板をねじ止
めにより取付けるようにしている。
材にあっては、略々平板状の棚板を樹脂成形によって形
成し、その成形後棚板の裏側に金属製の補強板をねじ止
めにより取付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のものにあっては、棚板の裏側に補強板をねじ止め
により取付けるようにしていることから、充分な剛性を
得るにはその板厚を厚くせざるを得ず重量軽減上充分で
ないという問題がある。また、トノカバーとして使用す
るような場合、リアドアを開くとトノカバーも一端が持
上げられるが、このとき裏側がそのまま見えることか
ら、見栄え上、好ましくないという問題もある。
従来のものにあっては、棚板の裏側に補強板をねじ止め
により取付けるようにしていることから、充分な剛性を
得るにはその板厚を厚くせざるを得ず重量軽減上充分で
ないという問題がある。また、トノカバーとして使用す
るような場合、リアドアを開くとトノカバーも一端が持
上げられるが、このとき裏側がそのまま見えることか
ら、見栄え上、好ましくないという問題もある。
【0005】さらに、製造上の問題として、樹脂成形工
程と補強板の取付け工程とを必要とするので工数が増加
し原価が上昇するといった問題もある。
程と補強板の取付け工程とを必要とするので工数が増加
し原価が上昇するといった問題もある。
【0006】本発明の目的は、かかる従来の問題に鑑
み、剛性重量比や見栄えに優れると共に製造工数や原価
を低減することのできる棚板部材およびその製造方法を
提供することにある。
み、剛性重量比や見栄えに優れると共に製造工数や原価
を低減することのできる棚板部材およびその製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、略々平面部
とその周りの厚さが厚い四周縁部とを有し、前記四周縁
部のうちの少なくとも一周縁部が閉断面の中空体に形成
された樹脂製本体を備えた棚板部材において、平坦部と
この平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された折曲部と
を有する長尺状の補強部材を前記樹脂製本体の中空体部
を形成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置する
とともに、前記折曲部のおもて面側まで入り込んで該折
曲部を挟持するための樹脂部分を前記上下の樹脂構成壁
に形成したことを特徴としている。
とその周りの厚さが厚い四周縁部とを有し、前記四周縁
部のうちの少なくとも一周縁部が閉断面の中空体に形成
された樹脂製本体を備えた棚板部材において、平坦部と
この平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された折曲部と
を有する長尺状の補強部材を前記樹脂製本体の中空体部
を形成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置する
とともに、前記折曲部のおもて面側まで入り込んで該折
曲部を挟持するための樹脂部分を前記上下の樹脂構成壁
に形成したことを特徴としている。
【0008】また、本発明では、略々平面部とその周り
の厚さが厚い中空部とを有する棚板部材の形状に対応す
るブロー成形型を用意し、該ブロー成形型の中空部に対
応する位置の型底面に磁石を埋設するステップと、該成
形型の両型面に加飾用表皮材をセットするステップと、
平坦部とこの平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された
折曲部とを有する長尺状の金属製の補強部材を、その表
面側が前記加飾用表皮材を介して前記磁石に当接するよ
うに前記磁石に吸着固定するステップと、前記成形型に
樹脂を供給して所定のブロー成形を行うステップとを備
えることを特徴としている。
の厚さが厚い中空部とを有する棚板部材の形状に対応す
るブロー成形型を用意し、該ブロー成形型の中空部に対
応する位置の型底面に磁石を埋設するステップと、該成
形型の両型面に加飾用表皮材をセットするステップと、
平坦部とこの平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された
折曲部とを有する長尺状の金属製の補強部材を、その表
面側が前記加飾用表皮材を介して前記磁石に当接するよ
うに前記磁石に吸着固定するステップと、前記成形型に
樹脂を供給して所定のブロー成形を行うステップとを備
えることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、補強部材を平坦部とこの平坦
部の両側で裏面側に折曲げ形成された折曲部とを有する
長尺状の形状とし、この補強部材を樹脂製本体の中空体
部を形成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置
し、さらに前記上下の樹脂構成壁に前記折曲部のおもて
面側まで入り込んで該折曲部を挟持するための樹脂部分
を形成したものであり、この構成によって補強部材の折
曲部の上側(おもて面側)まで入り込んだ樹脂部分と、
補強部材の下側に形成された樹脂部分とで、補強部材の
折曲部を挟持することで、アンカー効果を得るようにし
ている。また、本発明においては、棚板部材の中空部に
対応するブロー成形型の型底面に磁石を埋設することに
よって、金属製の補強部材を容易に金型にセットできる
ようにしたものである。、
部の両側で裏面側に折曲げ形成された折曲部とを有する
長尺状の形状とし、この補強部材を樹脂製本体の中空体
部を形成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置
し、さらに前記上下の樹脂構成壁に前記折曲部のおもて
面側まで入り込んで該折曲部を挟持するための樹脂部分
を形成したものであり、この構成によって補強部材の折
曲部の上側(おもて面側)まで入り込んだ樹脂部分と、
補強部材の下側に形成された樹脂部分とで、補強部材の
折曲部を挟持することで、アンカー効果を得るようにし
ている。また、本発明においては、棚板部材の中空部に
対応するブロー成形型の型底面に磁石を埋設することに
よって、金属製の補強部材を容易に金型にセットできる
ようにしたものである。、
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添附図面を参照しつ
つ説明する。
つ説明する。
【0011】図において、10は本発明の棚板部材の一
実施例としての自動車用トノカバーである。トノカバー
10は平坦な略々矩形状の平面部10A、およびその周
りの前後周縁部10F,10Rおよび左右の側周縁部1
0LS,10RSを有している。さらに、平面部10A
にはその長手方向に沿って補強用のリブ10B,10B
が形成されている。
実施例としての自動車用トノカバーである。トノカバー
10は平坦な略々矩形状の平面部10A、およびその周
りの前後周縁部10F,10Rおよび左右の側周縁部1
0LS,10RSを有している。さらに、平面部10A
にはその長手方向に沿って補強用のリブ10B,10B
が形成されている。
【0012】しかして、上記形状を有するトノカバー1
0は、本実施例にあっては周縁部が全て中空体に構成さ
れており、図2および図3に前周縁部10Fの断面を代
表的に示す。
0は、本実施例にあっては周縁部が全て中空体に構成さ
れており、図2および図3に前周縁部10Fの断面を代
表的に示す。
【0013】中空体の前周縁部10Fは、略々断面四角
形状に形成され、平面部10Aに略々平行な上下の中空
体構成壁10FU ,10FL および略々直交する前後の
中空体構成壁10FF ,10FRを備えている。
形状に形成され、平面部10Aに略々平行な上下の中空
体構成壁10FU ,10FL および略々直交する前後の
中空体構成壁10FF ,10FRを備えている。
【0014】そして、11および12は上述した形状を
有する樹脂製本体、および、その表面に設けられた加飾
用表皮材である。加飾用表皮材12は外表面が起毛され
た樹脂製不織布等で形成される。
有する樹脂製本体、および、その表面に設けられた加飾
用表皮材である。加飾用表皮材12は外表面が起毛され
た樹脂製不織布等で形成される。
【0015】さらに、13は樹脂製本体11の上および
下の中空体構成壁10FU および10FL に一体的に埋
設された補強部材としての金属製補強板である。
下の中空体構成壁10FU および10FL に一体的に埋
設された補強部材としての金属製補強板である。
【0016】金属製補強板13は、図4に示すように、
基本的に長手方向に延びた中央部の平坦面部13Aと、
この平坦面部の両側に表面側から裏面側に向けて若干の
角度が付けられて折曲げ形成された折曲部13B,13
Bとを有する。そして、平坦面部13Aには複数個の孔
13C,13C,…が穿設されており、そして該孔13
Cの周縁部は上述の折曲部13Bと同一方向にほぼ同一
の角度が付けられて、テーパ部13Dとされている。さ
らに、折曲部13Bには複数個の切欠き13E,13
E,…が設けられている。
基本的に長手方向に延びた中央部の平坦面部13Aと、
この平坦面部の両側に表面側から裏面側に向けて若干の
角度が付けられて折曲げ形成された折曲部13B,13
Bとを有する。そして、平坦面部13Aには複数個の孔
13C,13C,…が穿設されており、そして該孔13
Cの周縁部は上述の折曲部13Bと同一方向にほぼ同一
の角度が付けられて、テーパ部13Dとされている。さ
らに、折曲部13Bには複数個の切欠き13E,13
E,…が設けられている。
【0017】このように、孔13Cの周縁部にテーパ部
13Dや、折曲部13Bに切欠き13Eを形成すること
により、補強板13の長手方向に面する結合面を形成し
後で詳述するが、製造時において補強板13の裏面側か
ら表面側へ樹脂製本体11を入り込ませ、これでもって
補強板13と樹脂製本体11との結合を確実とし「ず
れ」を無くす、いわゆるリベット的なアンカー効果を発
揮させている(この入り込み部を図3に11Aとして示
す。)。
13Dや、折曲部13Bに切欠き13Eを形成すること
により、補強板13の長手方向に面する結合面を形成し
後で詳述するが、製造時において補強板13の裏面側か
ら表面側へ樹脂製本体11を入り込ませ、これでもって
補強板13と樹脂製本体11との結合を確実とし「ず
れ」を無くす、いわゆるリベット的なアンカー効果を発
揮させている(この入り込み部を図3に11Aとして示
す。)。
【0018】このように、アンカー効果を発揮させるこ
とにより、また補強板13がトノカバー10に作用する
上下方向の荷重に対し断面二次モーメントが最大効率を
呈する位置に配置されていることと相俟って、軽量にも
かかわらず高い剛性を有するトノカバーを得ることがで
きる。
とにより、また補強板13がトノカバー10に作用する
上下方向の荷重に対し断面二次モーメントが最大効率を
呈する位置に配置されていることと相俟って、軽量にも
かかわらず高い剛性を有するトノカバーを得ることがで
きる。
【0019】なお、後述するが、補強板13と樹脂製本
体11との間に接着剤を塗布するようにすれば、上述の
「ずれ」がさらに防止され、補強効果が増大する。ま
た、加飾用表皮材12と補強板13との「ずれ」を防止
したいときにも、両者を接着することも可能である。
体11との間に接着剤を塗布するようにすれば、上述の
「ずれ」がさらに防止され、補強効果が増大する。ま
た、加飾用表皮材12と補強板13との「ずれ」を防止
したいときにも、両者を接着することも可能である。
【0020】次に、本発明にかかる棚板部材の製造方法
の一例につき説明する。
の一例につき説明する。
【0021】まず、本発明を実施する際に用いるブロー
成形機20の概要を図5を参照して説明するに、21は
押出機であり、混練された樹脂パリソンを必要に応じて
押出す。22はブローピンであり、押出されたパリソン
内に空気を供給する。23は金型であり、本例では左右
に2分割された金型23L,23Rを用いる。金型23
には、それぞれ前述したトノカバー10の外郭形状に対
応した成形型が形成されている。そして、本例では断面
四角形状の中空体形状に対応すべく、左右の溝部24
L,24Rが設けられ、そして、この溝部24L,24
Rの底面にそれぞれ磁石25,25が埋設されている。
成形機20の概要を図5を参照して説明するに、21は
押出機であり、混練された樹脂パリソンを必要に応じて
押出す。22はブローピンであり、押出されたパリソン
内に空気を供給する。23は金型であり、本例では左右
に2分割された金型23L,23Rを用いる。金型23
には、それぞれ前述したトノカバー10の外郭形状に対
応した成形型が形成されている。そして、本例では断面
四角形状の中空体形状に対応すべく、左右の溝部24
L,24Rが設けられ、そして、この溝部24L,24
Rの底面にそれぞれ磁石25,25が埋設されている。
【0022】さらに、26L,26Rは加飾用表皮材1
2を供給するための案内ローラであり、左右の一組が設
けられている。
2を供給するための案内ローラであり、左右の一組が設
けられている。
【0023】かかるブロー成形機20を用いて、前述し
た自動車用トノカバー10を製造するには、左右の金型
23L,23Rを開いた状態で、不織布からなる加飾用
表皮材12を案内ローラ26L,26Rを用いて左右の
金型23L,23Rの型面前に垂下させて、所定の長さ
でセットする。
た自動車用トノカバー10を製造するには、左右の金型
23L,23Rを開いた状態で、不織布からなる加飾用
表皮材12を案内ローラ26L,26Rを用いて左右の
金型23L,23Rの型面前に垂下させて、所定の長さ
でセットする。
【0024】そして、金属製補強板13を加飾用表皮材
12を介在させた状態で左右の溝部24L,24Rの底
面の磁石25に吸着させ固定する。
12を介在させた状態で左右の溝部24L,24Rの底
面の磁石25に吸着させ固定する。
【0025】しかる後は通常のブロー成形を行う。すな
わち、まず押出し機21から樹脂パリソンを必要量供給
し、左右の金型23L,23Rを閉じて所定位置でのピ
ンチオフを行う。一方、ブローピン22からは空気の供
給を継続し、その空気圧により、加飾用表皮12と樹脂
製本体11であるパリソンを拡張しその成形が行われる
のである。
わち、まず押出し機21から樹脂パリソンを必要量供給
し、左右の金型23L,23Rを閉じて所定位置でのピ
ンチオフを行う。一方、ブローピン22からは空気の供
給を継続し、その空気圧により、加飾用表皮12と樹脂
製本体11であるパリソンを拡張しその成形が行われる
のである。
【0026】このパリソンの拡張工程において、樹脂製
本体11は、前述の如く補強板13の孔13Cを通過し
てテーパ面13Dの表側に入り込んだり、また折曲部1
3Bの表側に入り込んだりし、その状態で硬化すること
になる。
本体11は、前述の如く補強板13の孔13Cを通過し
てテーパ面13Dの表側に入り込んだり、また折曲部1
3Bの表側に入り込んだりし、その状態で硬化すること
になる。
【0027】なお、前述したように、接着剤を塗布する
ときには、上述した工程中の所定時期にそれを行えばよ
い。
ときには、上述した工程中の所定時期にそれを行えばよ
い。
【0028】また、上述の実施例においてはトノカバー
10の四周縁の全てに中空体を構成した例につき説明し
たが、これは車種等の使用形態に応じその設ける周縁の
位置や数は適宜変更できることはいうまでもない。
10の四周縁の全てに中空体を構成した例につき説明し
たが、これは車種等の使用形態に応じその設ける周縁の
位置や数は適宜変更できることはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
棚板部材によれば、補強部材を平坦部とこの平坦部の両
側で裏面側に折曲げ形成された折曲部とを有する長尺状
の形状とし、この補強部材を樹脂製本体の中空体部を形
成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置し、さら
に前記上下の樹脂構成壁に前記折曲部のおもて面側まで
入り込んで該折曲部を挟持するための樹脂部分を形成す
るようにしたので、この構成によって補強部材の折曲部
の上側(おもて面側)まで入り込んだ樹脂部分と、補強
部材の下側に形成された樹脂部分とで、補強部材の折曲
部を挟持することで、アンカー効果を得ることができ、
よって補強板と樹脂製本体との結合を確実としてずれが
なくなると共に、荷重がかかる上下方向への力に対する
剛性が特に補強されて剛性対重量比が向上されるという
という効果を有する。
棚板部材によれば、補強部材を平坦部とこの平坦部の両
側で裏面側に折曲げ形成された折曲部とを有する長尺状
の形状とし、この補強部材を樹脂製本体の中空体部を形
成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に配置し、さら
に前記上下の樹脂構成壁に前記折曲部のおもて面側まで
入り込んで該折曲部を挟持するための樹脂部分を形成す
るようにしたので、この構成によって補強部材の折曲部
の上側(おもて面側)まで入り込んだ樹脂部分と、補強
部材の下側に形成された樹脂部分とで、補強部材の折曲
部を挟持することで、アンカー効果を得ることができ、
よって補強板と樹脂製本体との結合を確実としてずれが
なくなると共に、荷重がかかる上下方向への力に対する
剛性が特に補強されて剛性対重量比が向上されるという
という効果を有する。
【0030】また、本発明の棚板の製造方法によれば、
棚板部材の中空部に対応するブロー成形型の型底面に磁
石を埋設するようにしたので、金属製の補強部材を容易
に金型にセットできるとともに、製造工数および原価を
低減することができるという効果を奏する。
棚板部材の中空部に対応するブロー成形型の型底面に磁
石を埋設するようにしたので、金属製の補強部材を容易
に金型にセットできるとともに、製造工数および原価を
低減することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】本発明実施例の補強板を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる棚板部材を製造する際に用いら
れるブロー成形機の概略を示す断面図である。
れるブロー成形機の概略を示す断面図である。
10 自動車用トノカバー 11 樹脂製本体 12 加飾用表皮材 13 金属製補強板 20 ブロー成形機 25 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04 B29C 49/20 B60R 7/08
Claims (5)
- 【請求項1】 略々平面部とその周りの厚さが厚い四周
縁部とを有し、前記四周縁部のうちの少なくとも一周縁
部が閉断面の中空体に形成された樹脂製本体を備えた棚
板部材において、 平坦部とこの平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された
折曲部とを有する長尺状の補強部材を前記樹脂製本体の
中空体部を形成する上下の樹脂構成壁の各おもて面側に
配置するとともに、 前記折曲部のおもて面側まで入り込んで該折曲部を挟持
するための樹脂部分を前記上下の樹脂構成壁に形成した
ことを特徴とする棚板部材。 - 【請求項2】 前記補強部材の平坦部に、周縁部にテー
パ面を有する複数の孔を形成することを特徴とする請求
項1に記載の棚板部材。 - 【請求項3】 前記補強部材の折曲部に、切り欠きを長
手方向に関して間欠的に形成することを特徴とする請求
項1に記載の棚板部材。 - 【請求項4】 前記樹脂製本体および補強部材の外側に
加飾用表皮材を備えていることを特徴とする請求項1に
記載の棚板部材。 - 【請求項5】 略々平面部とその周りの厚さが厚い中空
部とを有する棚板部材の形状に対応するブロー成形型を
用意し、該ブロー成形型の中空部に対応する位置の型底
面に磁石を埋設するステップと、 該成形型の両型面に加飾用表皮材をセットするステップ
と、 平坦部とこの平坦部の両側で裏面側に折曲げ形成された
折曲部とを有する長尺状の金属製の補強部材を、その表
面側が前記加飾用表皮材を介して前記磁石に当接するよ
うに前記磁石に吸着固定するステップと、 前記成形型に樹脂を供給して所定のブロー成形を行うス
テップと、 を備えることを特徴とする棚板部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03188635A JP3103621B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 棚板部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03188635A JP3103621B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 棚板部材およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532137A JPH0532137A (ja) | 1993-02-09 |
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Family
ID=16227157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03188635A Expired - Fee Related JP3103621B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 棚板部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103621B2 (ja) |
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US6120100A (en) * | 1999-03-26 | 2000-09-19 | Collins & Aikman Plastics, Inc. | Composite blow molded article and method of making same |
EP1048444B1 (en) * | 1999-04-15 | 2004-08-11 | Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. | Construction unit for trays and similar items |
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JP6669550B2 (ja) * | 2016-03-25 | 2020-03-18 | キョーラク株式会社 | 積層構造体の製造方法 |
CN109693361B (zh) * | 2019-01-15 | 2021-02-26 | 亚普汽车部件股份有限公司 | 中空体成型辅具及成型方法 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP03188635A patent/JP3103621B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0532137A (ja) | 1993-02-09 |
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