JP2001301303A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001301303A
JP2001301303A JP2000122774A JP2000122774A JP2001301303A JP 2001301303 A JP2001301303 A JP 2001301303A JP 2000122774 A JP2000122774 A JP 2000122774A JP 2000122774 A JP2000122774 A JP 2000122774A JP 2001301303 A JP2001301303 A JP 2001301303A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サプライの使用状態を適正に把握し、ユーザ
ーへのサービスを適正に行うことができるようにする。 【解決手段】 定められた期間毎にインキ使用量を累計
して更新自在に記憶し(S1−5)、その累計結果を表
示する(S1−2)ように構成した。これにより、定め
られた期間でのインキ使用量を正確に把握し、最適な時
期に最適な量のインキの供給が可能となる。これによ
り、ユーザーへのサービスを適正に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版済みのマスタ
を版胴の外周に巻き付け、版胴内に供給したインキをマ
スタから滲み出させて転写用紙に転写する印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の印刷装置は、周面からインキの
滲み出しを許容するスクリーンが外周に設けられた版胴
と、この版胴に接離されるプレスローラ等の押圧部材と
を備える。このような印刷装置は、穿孔により画像が形
成されたマスタを版胴の外周に巻き付けた後に版胴を回
転させ、版胴の回転運動に同期させて所定のタイミング
をもって転写用紙を版胴と押圧部材との間に搬送し、転
写用紙を押圧部材により版胴上のマスタに圧接し、版胴
内に供給したインキをスクリーン及びマスタの穿孔から
滲み出させて転写用紙に転写することにより印刷物を得
るものである。
【0003】この場合、製版装置では、ロール状に巻回
されたマスターロールを引き出して製版し、所定の長さ
に切断する。マスターロールはマスターロールセンサに
よりエンド検出され、エンド検出信号が出力されたとき
に、新しいマスターロールをセットするようにしてい
る。
【0004】また、インキ供給装置は、版胴内のインキ
量をインキセンサにより検出し、その検出信号が出力さ
れたときに、インキ容器内のインキをインキポンプによ
り版胴に供給する。そして、インキエンプティセンサが
検出信号を出力したときに新しいインキ容器をセットす
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、インキ
やマスターロール等のサプライは使用済みになるまで残
存量が分からないので、ユーザーやサプライのサービス
マンにとって補給時期の予測がつきにくい。また、一枚
のマスタで印刷する印刷部数の量もユーザーによって異
なるため、サプライの消耗傾向がインキにあるのかマス
ターロールにあるのかも判断がつきにくい。
【0006】印刷装置にセットしたサプライが何時なく
なっても補給できるように、サプライを余分にストック
することは、省スペース化に逆行し、場合によっては品
質の劣化の原因となる。このようなことから、使用中の
サプライの状況を適切に把握し、最適な時期に最適な量
のサプライを納入することがサービスマンに求められて
いる。
【0007】本発明の目的は、サプライの使用状態を適
正に把握し、ユーザーへのサービスを適正に行うことが
できる印刷装置を提供することである。
【0008】本発明の目的は、大量に使用されるサプラ
イがインキであるかマスターロールであるかの傾向を随
時把握することができる印刷装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
版胴と、マスターロールを用いてマスタを製版し前記版
胴に給版する製版装置と、インキ容器内のインキを前記
版胴に供給するインキ供給装置と、時計により計測され
た期間を累計して更新自在に記憶する期間記憶手段と、
前記インキ供給装置から前記版胴に供給されたインキ使
用量を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手
段と、定められた期間における前記インキ使用量記憶手
段の累計結果を表示する表示手段と、を備える。
【0010】したがって、定められた期間でのインキ使
用量を正確に表示することが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、定められた期間における前記インキ使用量
記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評価し
てサプライサービスポイントを演算するサプライサービ
スポイント演算手段を備え、前記表示手段は、定められ
た期間における前記インキ使用量の累計結果を前記サプ
ライサービスポイントによって表示する。
【0012】したがって、定められた期間でのインキ使
用量を、そのインキ使用量に応じたサプライサービスポ
イントによって表示することが可能となる。
【0013】請求項3記載の発明は、版胴と、マスター
ロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製版
装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給するイ
ンキ供給装置と、時計により計測された期間を累計して
更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記マスターロー
ルの使用量を累計して更新自在に記憶するマスターロー
ル使用量記憶手段と、定められた期間における前記マス
ターロール使用量記憶手段の累計結果を表示する表示手
段と、を備える。
【0014】したがって、定められた期間でのマスター
ロールの使用量を正確に表示することが可能となる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、定められた期間における前記マスターロー
ル使用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準によ
り評価してサプライサービスポイントを演算するサプラ
イサービスポイント演算手段を備え、前記表示手段、定
められた期間における前記マスターロール使用量を前記
サプライサービスポイントによって表示する。
【0016】したがって、定められた期間でのマスター
ロール使用量を、そのマスターロール使用量に応じたサ
プライサービスポイントによって表示することが可能と
なる。
【0017】請求項5記載の発明は、版胴と、マスター
ロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製版
装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給するイ
ンキ供給装置と、時計により計測された期間を累計して
更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記インキ供給装
置から前記版胴に供給されたインキ使用量を累計して更
新自在に記憶するインキ使用量記憶手段と、前記マスタ
ーロールの使用量を累計して更新自在に記憶するマスタ
ーロール使用量記憶手段と、定められた期間における前
記マスタ1枚当たりの平均インキ使用量を演算する平均
インキ使用量演算手段と、前記平均インキ使用量演算手
段の演算結果を表示する表示手段と、を備える。
【0018】したがって、定められた期間でのマスタ1
枚当たりの平均インキ使用量を表示することが可能とな
る。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記平均インキ使用量演算手段は、定めら
れた評価基準により評価してサプライサービスポイント
も演算する。
【0020】したがって、定められた期間でのマスタ1
枚当たりの平均インキ使用量を、その平均インキ使用量
に応じたサプライサービスポイントを含めて表示するこ
とが可能となる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記サプライサービスポイントは、前記マ
スターロールの使用量が所定値以上に達した場合に与え
る。
【0022】したがって、マスタ1枚当たりの平均イン
キ使用量が多くても、定められた期間での累計のインキ
使用量が低い場合にサプライサービスポイントを与える
弊害を防止することが可能となる。
【0023】請求項8記載の発明は、版胴と、マスター
ロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製版
装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給するイ
ンキ供給装置と、時計により計測された期間を累計して
更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記マスターロー
ルの使用量を累計して更新自在に記憶するマスターロー
ル使用量記憶手段と、印刷時の通紙枚数を累計して更新
自在に記憶する通紙枚数記憶手段と、定められた期間に
おける前記マスタ1枚当たりの平均通紙枚数を演算する
平均通紙枚数演算手段と、前記平均通紙枚数演算手段の
演算結果を表示する表示手段と、を備える。
【0024】したがって、通紙枚数はインキ使用量に比
例するので、定められた期間におけるマスタ1枚当たり
の平均通紙枚数の高低により、サプライの消耗傾向がイ
ンキにあるのかマスターロールにあるのかを判断するこ
とが可能となる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記平均通紙枚数演算手段は、定められた
評価基準により評価してサプライサービスポイントも演
算する。
【0026】したがって、通紙枚数はインキ使用量に比
例するので、定められた期間におけるマスタ1枚当たり
の平均通紙枚数の高低により、サプライの消耗傾向がイ
ンキにあるのかマスターロールにあるのかを表示するこ
とが可能となり、加えてサプライサービスポイントも表
示することが可能となる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記インキ供給装置から前記版胴に供給
されたインキ使用量を累計して更新自在に記憶するイン
キ使用量記憶手段を備え、前記サプライサービスポイン
トは、前記マスターロールの使用個数が所定値以上に達
したとき、又は前記インキ容器の使用個数が所定値以上
に達した場合に与える。
【0028】したがって、定められた期間でのマスター
ロール又はインキ使用量が低い場合にサプライサービス
ポイントを与える弊害を防止することが可能となる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
5,6,7又は10記載において、前記インキ使用量
は、前記インキ供給装置が有するインキポンプの作動回
数を累計することにより求める。
【0030】したがって、一つのインキ容器内のインキ
を全て吸引するためのインキポンプの作動回数の理論値
に対し、実際に累計された作動回数を比較することで、
定められた期間で使用されたインキ容器の個数を把握す
ることが可能となる。
【0031】請求項12記載発明は、請求項11記載の
発明において、前記インキポンプの作動回数の理論値の
許容値に対し、実際に累計された作動回数が外れた場合
にはエラー表示をするように構成されている。
【0032】したがって、インキ容器の装着不完全、イ
ンキ供給時にインキ容器に外気が侵入すること、などに
起因するインキ使用量の検出ミスを防止することが可能
となる。
【0033】請求項13記載の発明は、請求項1,2,
5,6,7又は10記載において、前記インキ使用量
は、前記インキ容器内のインキが空になったときに出力
されるインキエンプティ検出信号の出力回数を累計する
ことにより求める。
【0034】したがって、インキエンプティ検出信号の
出力回数によりインキ容器の使用個数を認識することが
可能となる。
【0035】請求項14記載の発明は、請求項3ないし
10の何れか一記載の発明において、前記マスターロー
ル使用量は、前記製版装置による製版給版の動作回数を
累計することにより求める。
【0036】したがって、製版給版の動作回数によりマ
スターロールの使用量を認識することが可能となる。
【0037】請求項15記載の発明は、請求項3ないし
10の何れか一記載の発明において、前記マスターロー
ル使用量は、前記製版装置にセットされた前記マスター
ロールがなくなったときに出力されるマスターロールエ
ンド検出信号の出力回数を累計することにより求める。
【0038】したがって、マスターロールエンド検出信
号の出力回数によりマスターロールの使用個数を認識す
ることが可能となる。
【0039】請求項16記載の発明は、版胴と、インキ
容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給装置
と、時計により計測された期間を累計して更新自在に記
憶する期間記憶手段と、前記インキ供給装置から前記版
胴に供給されたインキ使用量を累計して更新自在に記憶
するインキ使用量記憶手段と、を備える。
【0040】したがって、定められた期間でのインキ使
用量を正確に判断することが可能となる。インキ使用量
は、通信回線を通じて接続される外部の表示装置、或い
はサービスマンが持参する表示装置に出力させて表示す
ることも可能である。
【0041】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の発明において、定められた期間における前記インキ使
用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評
価してサプライサービスポイントを演算するサプライサ
ービスポイント演算手段を備える。
【0042】したがって、定められた期間でのインキ使
用量を、そのインキ使用量に応じたサプライサービスポ
イントによって判断することが可能となる。
【0043】請求項18記載の発明は、版胴と、マスタ
ーロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製
版装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給する
インキ供給装置と、時計により計測された期間を累計し
て更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記マスターロ
ールの使用量を累計して更新自在に記憶するマスターロ
ール使用量記憶手段と、を備える。
【0044】したがって、定められた期間でのマスター
ロールの使用量を正確に判断することが可能となる。マ
スターロールの使用量は、通信回線を通じて接続される
外部の表示装置、或いはサービスマンが持参する表示装
置に出力させて表示することも可能である。
【0045】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、定められた期間における前記マスター
ロール使用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準
により評価してサプライサービスポイントを演算するサ
プライサービスポイント演算手段を備える。
【0046】したがって、定められた期間でのマスター
ロール使用量を、そのマスターロール使用量に応じたサ
プライサービスポイントによって判断することが可能と
なる。
【0047】請求項20記載の発明は、版胴と、マスタ
ーロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製
版装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給する
インキ供給装置と、時計により計測された期間を累計し
て更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記インキ供給
装置から前記版胴に供給されたインキ使用量を累計して
更新自在に記憶するインキ使用量記憶手段と、前記マス
ターロールの使用量を累計して更新自在に記憶するマス
ターロール使用量記憶手段と、定められた期間における
前記マスタ1枚当たりの平均インキ使用量を演算する平
均インキ使用量演算手段と、を備える。
【0048】したがって、定められた期間でのマスタ1
枚当たりの平均インキ使用量を判断することが可能とな
る。マスタ1枚当たりの平均インキ使用量は、通信回線
を通じて接続される外部の表示装置、或いはサービスマ
ンが持参する表示装置に出力させて表示することも可能
である。
【0049】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の発明において、前記平均インキ使用量演算手段は、定
められた評価基準により評価してサプライサービスポイ
ントも演算する。
【0050】したがって、定められた期間でのマスタ1
枚当たりの平均インキ使用量を、その平均インキ使用量
に応じたサプライサービスポイントを含めて判断するこ
とが可能となる。
【0051】請求項22記載の発明は、版胴と、マスタ
ーロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版する製
版装置と、インキ容器内のインキを前記版胴に供給する
インキ供給装置と、時計により計測された期間を累計し
て更新自在に記憶する期間記憶手段と、前記マスターロ
ールの使用量を累計して更新自在に記憶するマスターロ
ール使用量記憶手段と、印刷時の通紙枚数を累計して更
新自在に記憶する通紙枚数記憶手段と、定められた期間
における前記マスタ1枚当たりの平均通紙枚数を演算す
る平均通紙枚数演算手段と、を備える。
【0052】したがって、通紙枚数はインキ使用量に比
例するので、定められた期間におけるマスタ1枚当たり
の平均通紙枚数の高低により、サプライの消耗傾向がイ
ンキにあるのかマスターロールにあるのかを判断するこ
とが可能となる。この判断結果は、通信回線を通じて接
続される外部の表示装置、或いはサービスマンが持参す
る表示装置に出力させて表示することも可能である。
【0053】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の発明において、前記平均通紙枚数演算手段は、定めら
れた評価基準により評価してサプライサービスポイント
も演算する。
【0054】したがって、通紙枚数はインキ使用量に比
例するので、定められた期間におけるマスタ1枚当たり
の平均通紙枚数の高低により、サプライの消耗傾向がイ
ンキにあるのかマスターロールにあるのかを判断するこ
とが可能となり、加えてサプライサービスポイントも判
断することが可能となる。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態におけ
る印刷装置の概略構成を図1に基いて説明する。1は本
体ケースで、この本体ケース1の上部には原稿画像を光
学的に読み取るスキャナ2が設けられている。本体ケー
ス1の内部中心には版胴3が設けられ、この版胴3の周
囲には、版胴3に巻き付けられた使用済みのマスタを剥
がして回収する排版装置4と、製版装置5とが設けられ
ている。
【0056】製版装置5は、マスターロール6の巻芯6
aを保持するホルダ(図示せず)と、回転駆動されるプ
ラテン7と、スプリング(図示せず)の付勢力によりプ
ラテン7に接離可能に圧接されたサーマルヘッド8と、
製版済みのマスタ6bを切断するカッタ9と、マスタ6
bを版胴3に向けて搬送する対の搬送ローラ10とを備
える。プラテン7は図示しないステッピングモータに連
結されている。カッタ9はギロチンタイプを用いている
が、例えばロータリータイプを用いる等、限定されるも
のではない。
【0057】搬送ローラ10の周速度は、搬送中にマス
タ6bに所望の張力が付与されるように、プラテン7の
周速度より僅かに速い周速度に定められている。
【0058】マスターロール6は、本実施の形態では、
和紙繊維とか合成繊維、或いは両者を混ぜた多孔質の支
持シートに熱可塑性樹脂のフィルムをラミネート構造に
積層することにより形成されている。
【0059】版胴3は、詳しくは図示しないが、多孔質
円筒体の外周に樹脂或いは金属製のメッシュスクリーン
を複数枚巻き付け、多孔質円筒体の両端にフランジを固
定することにより形成され、ギヤ列を介してモータ(図
示せず)に連結された公知の構造である。この版胴3が
有するフランジは印刷装置のフレーム(図示せず)に固
定された支軸(図示せず)により回転自在に支持されて
いる。また、版胴3の内部には、前述の支軸などによっ
て固定的に支持された一対の側板(図示せず)が設けら
れ、これらの側板には、版胴3の内周面との間に微小な
隙間をもって版胴3と同方向に回転するインキローラ1
1と、このインキローラ11とは反対方向に回転するド
クターローラ12とが設けられている。これらのインキ
ローラ11とドクターローラ12とは微小な隙間をあけ
て平行に配列され、両者により楔状に形成される空間は
インキ溜め13である。インキ溜め13にはインキの量
を検出するインキセンサ14が設けられている。このイ
ンキセンサ14は、針をインキ中に接触させ、そのとき
のインキの静電容量を検出することでインキの過不足を
検出するが、他の方式のインキセンサを用いてもよい。
【0060】さらに、版胴3におけるメッシュスクリー
ン以外の非開口部の表面には、磁性材により形成された
ステージ(図示せず)と、このステージとの間でマスタ
6bの先端を挟持するクランパ(図示せず)とが版胴3
の母線に沿って設けられている。このクランパは図示し
ない開閉駆動部により駆動されて回動するように構成さ
れている。
【0061】版胴3の下方には押圧部材としてのプレス
ローラ15が設けられている。このプレスローラ15
は、回動自在に支持されたローラアーム(図示せず)の
自由端に回転自在に支持され、このローラアームを接離
機構(図示せず)により回動させることにより、プレス
ローラ15が版胴3に対して接離し得るように構成され
ている。
【0062】プレスローラ15の上流側には、給紙部1
6により給紙される転写用紙17の先端を揃え、版胴3
の回転運動に同期して回転駆動される一対のレジストロ
ーラ18が設けられている。また、プレスローラ15の
下流側には、版胴3から転写用紙17を剥離する剥離爪
19と、印刷済みの転写用紙17を排紙トレイ20に向
けて排出するベルト21とが設けられている。
【0063】次に、図2を参照してインキ溜め13にイ
ンキを供給するインキ供給装置22の構成について説明
する。このインキ供給装置22は、インキ溜め13にお
けるインキの欠乏状態をインキセンサ14の検出信号に
より認識したときに、ポンプモータ23を回転させてイ
ンキポンプ24を駆動し、インキ容器25内のインキを
ノズル26からインキ溜め13に供給するように構成さ
れている。インキ容器25は容器受け台27に着脱自在
に支持されている。28はインキポンプ24の作動回数
をカウントする検出器である。この場合、インキポンプ
24の作動回数とは、インキポンプ24が有するピスト
ン(図示せず)の1回の往復回数、或いは、ピストン以
外の動力伝達回転部材の回転数などである。
【0064】図2において、29は印刷装置全体の制御
をするマイクロコンピュータ構成の制御装置である。こ
の制御装置29には、操作パネル30、年月日を計測す
る時計31、電話回線に接続されたモデム32、メモリ
34、マスターロール6が最後まで使用されたときにエ
ンド検出をするマスターロールエンドセンサ35、イン
キ容器25内のインキがなくなったときにエンド検出信
号を出力するインキエンプティセンサ36などが接続さ
れている。
【0065】上記のメモリ34はバッテリーによりバツ
クアップされている。このメモリ34は、時計31によ
りカウントされた日数を累計して記憶する時計カウンタ
のエリア、検出器28によりカウントされたインキポン
プ24の作動回数を累計して記憶するインキポンプカウ
ンタのエリア、マスターロールエンドセンサ35の検出
信号の出力回数を累計して記憶するマスターロールエン
ドカウンタのエリア、インキエンプティセンサ36の検
出信号の出力回数を累計して記憶するインキエンプティ
カウンタのエリア、マスタ6bの製版給版の回数を累計
して記憶する製版給版カウンタのエリア、印刷時の通紙
枚数を累計して記憶する通紙枚数カウンタのエリア、一
定期間(この例では3ケ月)毎にサプライサービスポイ
ントのデータを表示のために更新自在に記憶するポイン
トデータ記憶エリアを備えている。
【0066】なお、製版給版の回数は、製版給版に先立
って操作されるスタートキーの入力回数、カッタ9の動
作回数などをカウントすることにより認識される。ま
た、通紙枚数は、印刷に先立って入力される印刷枚数を
累計するなどにより認識される。
【0067】操作パネル30は、図3に示すように、印
刷枚数などを入力するテンキー37、入力された印刷枚
数を表示する表示部38、印刷を開始するスタートキー
39、隠しカバー40の下側に設けられたサプライサー
ビスキー41、液晶表示部42などを有する。この液晶
表示部42は、サプライサービスキー41を押したとき
に、サプライサービスポイントの有無を表示できるよう
に構成されている。
【0068】次に、印刷動作の概略について説明する。
スキャナ2に原稿をセットし、操作パネル30上のスタ
ートキー39を押すと、スキャナ2は原稿の読み取りを
開始する。この間、版胴3が回転駆動され、この過程で
版胴3の使用済みのマスタが排版装置4より剥離されて
回収される。使用済みのマスタの回収が終るとクランパ
が搬送ローラ10の下側となる位置まで版胴3が回転駆
動され、クランパが開かれ、給版待機状態に維持され
る。
【0069】一方、製版装置5は、スキャナ2により読
み取られた画像データに基づいてサーマルヘッド8の発
熱素子を発熱させマスターロール6に穿孔によるドット
を形成する。このドットの形成はマスターロール6をプ
ラテン7と搬送ローラ10とで1ライン送る度に行われ
る。製版されたマスタ6bは版胴3のステージとクラン
パとの間に導かれ、プラテン7を駆動するステッピング
モータの駆動パルスをカウントする等の手段によりマス
タ6bの先端がクランパに届いたものと認識したとき
に、クランパが閉じられる。すなわち、マスタ6bの先
端がステージとクランパとの間で挟持される。この時点
で版胴3がマスタ6bの搬送速度と等しい速度で時計方
向に回転駆動され、これによりマスタ6bが版胴3に巻
き付けられる。
【0070】プラテン7を駆動するステッピングモータ
の駆動パルスをカウントする等の手段により製版を終了
したものと認識すると、マスターロール6の製版済みの
部分がカッタ9により切断され、切断されたマスタ6b
の後端部は版胴3の回転により版胴3に巻き付けられ、
ここにマスタ6bの巻き付け、すなわち製版及び給版が
終了する。
【0071】続いて、給紙部16が転写用紙17を送り
出す。送り出された転写用紙17は停止状態に維持され
たレジストローラ18のニップ部に当接されて先端縁が
揃えられる。
【0072】図示しない搬送駆動部の制御のもとに、版
胴3の回転運動に同期してレジストローラ18が回転す
ると、転写用紙17は版胴3に向けて送り出される。そ
の転写用紙17が版胴3とプレスローラ15との間を通
過すると、その通過経路中に設けた図示しないセンサが
通過検出信号を出力するので、その信号をトリガとして
プレスローラ15が版胴3上のマスタ6bに転写用紙を
圧接する。プレスローラ15は版胴3の回転に追従して
回転するため、版胴3内のインキがマスタ6bの穿孔か
ら滲み出され転写用紙17に転写される。すなわち印刷
がなされる。
【0073】次に、図4に示すフローチャートを参照
し、サプライの使用量を累計する処理について説明す
る。時計31は常に作動する。電源投入状態において、
ユーザー或いはサービスマンが操作パネル30の隠しカ
バー40を開きサプライサービスキー41を押した場合
には、制御装置29が有するCPUはサプライサービス
キー41がONであると認識し(S1−1のY)、定め
られた期間中の液晶表示部42にインキ使用量をサプラ
イサービスポイントによって表示する(S1−2)。こ
の表示内容については後述する。サプライサービスキー
41の操作の有無に関らず、メモリ34の時計カウンタ
のエリアにクリアしてから3ケ月経過したか否かを判断
し(S1−3)、3ケ月を経過していないと判断した場
合は(S1−3のN)、インキエンプティセンサ36が
ONとなっているか否かを判断し(S1−4)、ONで
あると判断した場合は(S1−4のY)、メモリ34内
のインキエンプティカウンタのエリアをインクリメント
する(S1−5)。このステップS1−5は、インキ供
給装置22から版胴3に供給されたインキ使用量を累計
して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手段を実現す
る。なお、インキエンプティセンサ36がONとなって
いる状態はLED(図示せず)などの表示によりユーザ
ーが認識するので、インキ容器25を新しいものに交換
することは従来と同様に行われるものとする。
【0074】ステップS1−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S1−3のY)、3ケ月間に累計されたインキエ
ンプティカウンタのエリアの累計結果を定められた評価
基準により評価してサプライサービスポイントを演算す
る(S1−6)。すなわち、制御装置29では、インキ
エンプティ信号の出力回数(インキ容器25の個数に相
当)の重みを評価する‘30未満’‘30以上’‘60
以上’と30毎に区切った評価基準をメモリ34などに
テーブルとして備え、累計のインキエンプティ信号の出
力回数に対してサプライサービスポイントを演算する
(表1参照)。インキエンプティ信号が30未満の場合
はポイントなし、30以上の場合は1点、60以上の場
合は2点、以下インキエンプティ信号の出力回数が増え
るに従い同様にして評価する。このポイントは1点当た
りインキ容器25を1個無償でサービスする意味をも
つ。このステップS1−6は、定められた期間(3ケ
月)におけるインキ使用量の累計結果を定められた評価
基準により評価してサプライサービスポイントを演算す
るサプライサービスポイント演算手段を実現する。
【0075】
【表1】
【0076】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S1−7)、
メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアする。時計
カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累計のため
に時計カウンタのエリアへの日数のインクリメントがス
タートする(S1−8)。このステップS1−8は、時
計31により計測された期間を累計して更新自在に記憶
する期間記憶手段を実現する。
【0077】続いて、メモリ34のインキエンプティカ
ウンタのエリアクリアする(S1−9)。更新されたサ
プライサービスポイントは、時計カウンタのエリアのデ
ータをクリアしてから30日経過後の更新時までメモリ
34のポイントデータ記憶エリアに記憶されているの
で、サプライサービスキー41をONにしたときに(S
1−1のY)、液晶表示部42により表示(S1−2)
させることができる。このステップS1−2は、定めら
れた期間(3ケ月)におけるインキ使用量をサプライサ
ービスポイントによって表示する表示手段を実現する。
【0078】図3の液晶表示部42に示す黒丸印は、サ
プライサービスポイントで、黒丸印一つがポイント1点
であることを示している。
【0079】次に、図5に示すフローチャートを参照
し、本発明の第二の実施の形態におけるサプライの使用
量を累計する処理について説明する。本実施の形態及び
これに続く他の実施の形態において、前述した第一の実
施の形態と同一部分は同一符号を用い、各ステップにお
ける処理についても、第一の実施の形態と同様の内容に
ついては簡単に説明する。
【0080】電源投入状態において、サプライサービス
キー41がONであると認識した場合は(S2−1の
Y)、定められた期間中の液晶表示部42にインキ使用
量をサプライサービスポイントによって表示する(S2
−2)。この表示内容については後述する。ステップS
2−3では、メモリ34の時計カウンタをクリアしてか
ら3ケ月経過したか否かを判断し、3ケ月を経過してい
ないと判断した場合は(S2−3のN)、インキ供給装
置22のインキポンプ24が駆動したか否かを判断し
(S2−4)、駆動したと判断した場合は(S2−4の
Y)、検出器28によって検出されたインキポンプ24
の作動回数をメモリ34内のインキポンプカウンタのエ
リアにインクリメントする(S2−5)。このステップ
S2−5は、インキ供給装置22から版胴3に供給され
たインキ使用量を累計して更新自在に記憶するインキ使
用量記憶手段を実現する。
【0081】ステップS2−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S2−3のY)、3ケ月間に累計されたインキポ
ンプカウンタのエリアの累計結果を定められた評価基準
により評価してサプライサービスポイントを演算する
(S2−6)。すなわち、制御装置29では、インキポ
ンプ24の作動回数の重みを評価する‘6000未満’
‘6000以上’‘12000以上’と6000毎に区
切った評価基準をメモリ34などにテーブルとして備
え、累計のインキポンプ24の作動回数に対してサプラ
イサービスポイントを演算する(表1参照)。インキポ
ンプ24の作動回数が6000未満の場合はポイントな
し、6000以上の場合は1点、12000以上の場合
は2点、以下インキポンプ24の作動回数が増えるに従
い同様にして評価する。このポイントは1点当たりイン
キ容器25を1個無償でサービスする意味をもつ。この
ステップS2−6は、定められた期間(3ケ月)におけ
るインキ使用量の累計結果を定められた評価基準により
評価してサプライサービスポイントを演算するサプライ
サービスポイント演算手段を実現する。
【0082】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S2−7)、
メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアする。時計
カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累計のため
に時計カウンタのエリアへの日数のインクリメントがス
タートする(S2−8)。このステップS2−8は、時
計31により計測された期間を累計して更新自在に記憶
する期間記憶手段を実現する。
【0083】続いて、メモリ34のインキポンプカウン
タのエリアクリアする(S2−9)。更新されたサプラ
イサービスポイントは、時計カウンタのエリアのデータ
をクリアしてから30日経過後の更新時までメモリ34
のポイントデータ記憶エリアに記憶されているので、サ
プライサービスキー41をONにしたときに(S2−1
のY)、液晶表示部42により表示(S2−2)させる
ことができる。このステップS2−2は、定められた期
間(3ケ月)におけるインキ使用量をサプライサービス
ポイントによって表示する表示手段を実現する。
【0084】次に、図6に示すフローチャートを参照
し、本発明の第三の実施の形態におけるサプライの使用
量を累計する処理について説明する。
【0085】電源投入状態において、サプライサービス
キー41がONであると認識した場合は(S3-1の
Y)、定められた期間中の液晶表示部42にインキ使用
量をサプライサービスポイントによって表示する(S3
−2)。この表示内容については後述する。ステップS
3−3では、メモリ34の時計カウンタをクリアしてか
ら3ケ月経過したか否かを判断し、3ケ月を経過してい
ないと判断した場合は(S3−3のN)、製版装置5に
おける製版及び給版の動作が有ったか否かを判断し(S
3−4)、製版給版の動作が有ったものと判断した場合
は(S3−4のY)、メモリ34内の製版給版カウンタ
のエリアをインクリメントする(S3−5)。このステ
ップS3−5は、マスターロール6の使用量を累計して
更新自在に記憶するマスターロール使用量記憶手段を実
現する。
【0086】ステップS3−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S3−3のY)、3ケ月間に累計された製版給版
カウンタのエリアの累計結果を定められた評価基準によ
り評価してサプライサービスポイントを演算する(S3
−6)。すなわち、制御装置29では、製版給版の作動
回数(マスタ6bの製版枚数)の重みを評価する‘50
00未満’‘5000以上’‘10000以上’と50
00毎に区切った評価基準をメモリ34などにテーブル
として備え、累計の製版給版の作動回数に対してサプラ
イサービスポイントを演算する(表2参照)。製版給版
の作動回数が5000未満の場合はポイントなし、50
00以上の場合は1点、10000以上の場合は2点、
以下製版給版の作動回数が増えるに従い同様にして評価
する。このポイントは1点当たりマスターロール6を1
個無償でサービスする意味をもつ。このステップS3−
6は、定められた期間(3ケ月)におけるマスターロー
ル使用量の累計結果を定められた評価基準により評価し
てサプライサービスポイントを演算するサプライサービ
スポイント演算手段を実現する。
【0087】
【表2】
【0088】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S3−7)、
メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアする。時計
カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累計のため
に時計カウンタのエリアへの日数のインクリメントがス
タートする(S3−8)。このステップS3−8は、時
計31により計測された期間を累計して更新自在に記憶
する期間記憶手段を実現する。
【0089】続いて、メモリ34の製版給版カウンタの
エリアクリアする(S3−9)。更新されたサプライサ
ービスポイントは、時計カウンタのエリアのデータをク
リアしてから30日経過後の更新時までメモリ34のポ
イントデータ記憶エリアに記憶されているので、サプラ
イサービスキー41をONにしたときに(S3−1の
Y)、液晶表示部42により表示(S3−2)させるこ
とができる。このステップS3−2は、定められた期間
(3ケ月)におけるマスターロール使用量をサプライサ
ービスポイントによって表示する表示手段を実現する。
【0090】次に、図7に示すフローチャートを参照
し、本発明の第四の実施の形態におけるサプライの使用
量を累計する処理について説明する。
【0091】電源投入状態において、サプライサービス
キー41がONであると認識した場合は(S4-1の
Y)、定められた期間中の液晶表示部42にインキ使用
量をサプライサービスポイントによって表示する(S4
−2)。この表示内容については後述する。ステップS
4−3では、メモリ34の時計カウンタをクリアしてか
ら3ケ月経過したか否かを判断し、3ケ月を経過してい
ないと判断した場合は(S4−3のN)、製版装置5に
おけるマスターロールエンドセンサ35がONしている
か否かを判断し(S4−4)、ONであると判断した場
合は(S4−4のY)、メモリ34内のマスターロール
エンドカウンタのエリアをインクリメントする(S4−
5)。このステップS4−5は、マスターロール6の使
用量を累計して更新自在に記憶するマスターロール使用
量記憶手段を実現する。
【0092】ステップS4−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S4−3のY)、3ケ月間に累計された製版給版
カウンタのエリアの累計結果を定められた評価基準によ
り評価してサプライサービスポイントを演算する(S4
−6)。すなわち、制御装置29では、マスターロール
エンド信号の出力回数(マスターロール6の個数に相
当)の重みを評価する‘25未満’‘25以上’‘50
以上’と25毎に区切った評価基準をメモリ34などに
テーブルとして備え、累計のマスターロールエンド信号
の出力回数に対してサプライサービスポイントを演算す
る(表2参照)。マスターロールエンド信号の出力回数
が25未満の場合はポイントなし、25以上の場合は1
点、50以上の場合は2点、以下マスターロールエンド
信号の出力回数が増えるに従い同様にして評価する。こ
のポイントは1点当たりマスターロール6を1個無償で
サービスする意味をもつ。このステップS4−6は、定
められた期間(3ケ月)におけるマスターロール使用量
の累計結果を定められた評価基準により評価してサプラ
イサービスポイントを演算するサプライサービスポイン
ト演算手段を実現する。
【0093】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S4−7)、
メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアする。時計
カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累計のため
に時計カウンタのエリアへの日数のインクリメントがス
タートする(S4−8)。このステップS4−8は、時
計31により計測された期間を累計して更新自在に記憶
する期間記憶手段を実現する。
【0094】続いて、メモリ34のマスターロールエン
ドカウンタのエリアクリアする(S4−9)。更新され
たサプライサービスポイントは、時計カウンタのエリア
のデータをクリアしてから30日経過後の更新時までメ
モリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶されている
ので、サプライサービスキー41をONにしたときに
(S4−1のY)、液晶表示部42により表示(S4−
2)させることができる。このステップS4−2は、定
められた期間(3ケ月)におけるマスターロール使用量
をサプライサービスポイントによって表示する表示手段
を実現する。
【0095】次に、図8に示すフローチャートを参照
し、本発明の第五の実施の形態におけるサプライの使用
量を累計する処理について説明する。電源投入状態にお
いて、サプライサービスキー41がONであると認識し
た場合は(S5-1のY)、定められた期間中の液晶表
示部42にインキ使用量をサプライサービスポイントに
よって表示する(S5−2)。この表示内容については
後述する。ステップS5−3では、メモリ34の時計カ
ウンタをクリアしてから3ケ月経過したか否かを判断
し、3ケ月を経過していないと判断した場合は(S5−
3のN)、製版装置5におけるマスターロールエンドセ
ンサ35がONしているか否かを判断し(S5−4)、
ONであると判断した場合は(S5−4のY)、メモリ
34内のマスターロールエンドカウンタのエリアをイン
クリメントする(S5−5)。このステップS5−5
は、マスターロール6の使用量を累計して更新自在に記
憶するマスターロール使用量記憶手段を実現する。
【0096】さらに、インキ供給装置22のインキポン
プ24が駆動したか否かを判断し(S5−6)、駆動し
たと判断した場合は(S5−6のY)、検出器28によ
って検出されたインキポンプ24の作動回数をメモリ3
4内のインキポンプカウンタのエリアにインクリメント
する(S5−7)。このステップS5−7は、インキ供
給装置22から版胴3に供給されたインキ使用量を累計
して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手段を実現す
る。
【0097】ステップS5−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S5−3のY)、マスターロールエンドカウンタ
のエリアの値A、すなわちマスターロールエンド信号の
出力回数が10以下と判断した場合は(S5−8のN)
ステップS5−11にジャンプし、マスターロールエン
ドカウンタのエリアの値A、すなわちマスターロールエ
ンド信号の出力回数が10と同等以上であると判断した
場合(S5−8のY)にステップS5−9に移行する。
【0098】ステップS5−9では、3ケ月間に累計さ
れたマスターロールエンド信号の出力回数(マスタ6b
の枚数に換算可能)と、インキポンプ24の作動回数
(インキ使用量に換算可能)とにより、マスタ1枚当た
りのインキポンプ24の作動回数(平均インキ使用量)
を演算する。さらに、その演算結果を定められた評価基
準により評価してサプライサービスポイントを演算す
る。すなわち、制御装置29では、マスタ1枚当たりの
インキポンプ24の作動回数の重みを評価する‘30回
未満’‘30回以上’‘45回以上’と区切った評価基
準をメモリ34などにテーブルとして備え、この評価基
準によりサプライサービスポイントを演算する(表3参
照)。マスタ1枚当たりのインキポンプ24の作動回数
が30回未満の場合はポイントなし、30回以上の場合
は1点、45回以上の場合は2点、とするように評価す
る。このポイントは1点当たりインキ容器25を1個無
償でサービスする意味をもつ。このステップS5−9
は、定められた期間(3ケ月)におけるマスタ1枚当た
りの平均インキ使用量(この例ではインキポンプ24の
作動回数)を演算する平均インキ使用量演算手段を実現
する。この例では、その演算結果を定められた評価基準
により評価してサプライサービスポイントも演算する。
【0099】
【表3】
【0100】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S5−1
0)、メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアす
る。時計カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累
計のために時計カウンタのエリアへの日数のインクリメ
ントがスタートする(S5−11)。このステップS5
−11は、時計31により計測された期間を累計して更
新自在に記憶する期間記憶手段を実現する。
【0101】続いて、メモリ34のマスターロールエン
ドカウンタのエリア及びインキポンプカウンタのエリア
をクリアする(S5−12)。更新されたサプライサー
ビスポイントは、時計カウンタのエリアのデータをクリ
アしてから30日経過後の更新時までメモリ34のポイ
ントデータ記憶エリアに記憶されているので、サプライ
サービスキー41をONにしたときに(S5−1の
Y)、液晶表示部42により表示(S5−2)させるこ
とができる。このステップS5−2は、定められた期間
(3ケ月)におけるマスタ1枚当たりの平均インキ使用
量を、その平均インキ使用量に応じたサプライサービス
ポイントを含めて表示する表示手段を実現する。
【0102】この例では、マスタ1枚当たりのインキ使
用量が多いと判断しても、ステップS5−8において、
マスターロールエンドカウンタ値Aが例えば10に達す
るか否かの判断をした上で、サプライサービスポイント
を演算するので、マスターロール6の使用量が低い場合
でもサプライサービスポイントを与える弊害を防止する
ことができる。
【0103】次に、図9に示すフローチャートを参照
し、本発明の第六の実施の形態におけるサプライの使用
量を累計する処理について説明する。電源投入状態にお
いて、サプライサービスキー41がONであると認識し
た場合は(S6-1のY)、定められた期間中の液晶表
示部42にインキ使用量をサプライサービスポイントに
よって表示する(S6−2)。この表示内容については
後述する。ステップS6−3では、メモリ34の時計カ
ウンタをクリアしてから3ケ月経過したか否かを判断
し、3ケ月を経過していないと判断した場合は(S6−
3のN)、製版装置5における製版及び給版の動作が有
ったか否かを判断し(S6−4)、製版及び給版の動作
が有ったものと判断した場合は(S6−4のY)、メモ
リ34内の製版給版カウンタのエリアをインクリメント
する(S6−5)。このステップS3−5は、マスター
ロール6の使用量を累計して更新自在に記憶するマスタ
ーロール使用量記憶手段を実現する。
【0104】さらに、印刷実行の有無を判断する(S6
−6のY)は、印刷のために転写用紙17の通紙枚数を
メモリ34の通紙枚数カウンタのエリアにインクリメン
トする。このステップS6−7は、印刷時の通紙枚数を
累計して更新自在に記憶する通紙枚数記憶手段を実現す
る。
【0105】さらに、製版装置5におけるマスターロー
ルエンドセンサ35がONしているか否かを判断し(S
6−8)、ONであると判断した場合は(S6−8の
Y)、メモリ34内のマスターロールエンドカウンタの
エリアをインクリメントする(S6−9)。このステッ
プS6−9は、マスターロール6の使用量を累計して更
新自在に記憶するマスターロール使用量記憶手段を実現
する。
【0106】さらに、インキエンプティセンサ36がO
Nとなっているか否かを判断し(S6−10)、ONで
あると判断した場合は(S6−11のY)、メモリ34
内のインキエンプティカウンタのエリアをインクリメン
トする(S6−11)。このステップS6−11は、イ
ンキ供給装置22から版胴3に供給されたインキ使用量
を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手段を
実現する。
【0107】ステップS6−3において、時計カウンタ
のエリアをクリアしてから3ケ月経過したと認識した場
合は(S6−3のY)、マスターロールエンドカウンタ
のエリアの値A、すなわちマスターロールエンド信号の
出力回数が10と同等以上であると判断した場合(S6
−12のY)か、或いはインキエンプティカウンタの値
Bが40と同等以上であると判断した場合(S6−1
3)にステップS6−14に移行する。ステップS6−
12とステップS6−13との両方の判断が否定された
場合(S6−12のN,S6−13のN)はステップS
6−16にジャンプする。
【0108】ステップS6−14では、3ケ月間に累計
された通紙枚数Nを製版給版の作動回数Mで除した値C
/O(マスタ1枚当たりの平均通紙枚数)を演算する。
さらに、その演算結果を定められた評価基準により評価
してサプライサービスポイントを演算する。すなわち、
制御装置29では、マスタ1枚当たりの通紙枚数の重み
を評価する‘20未満’‘20以上1500未満’‘1
500以上’と区切った評価基準をメモリ34などにテ
ーブルとして備え、この評価基準によりサプライサービ
スポイントを演算する(表4参照)。マスタ1枚当たり
の平均通紙枚数が20未満の場合は、インキ使用量より
マスターロール6の使用量の方が多いユーザーであると
の判断から1個のマスターロール6を無料サービスする
ポイント1点、20以上1500未満の場合は、マスタ
ーロール6もインキも使用量が少ないとの判断からポイ
ントなし、1500以上の場合インキ使用量が多いユー
ザーであるとの判断から1個のインキ容器25を無料で
サービスするポイント1点、とするように評価する。こ
のステップS6−14は、定められた期間におけるマス
タ1枚当たりの平均通紙枚数を演算する平均通紙枚数演
算手段を実現する。この例では、その演算値を定められ
た評価基準により評価してサプライサービスポイントも
演算する。
【0109】
【表4】
【0110】続いて、演算されたサプライサービスポイ
ントを、メモリ34のポイントデータ記憶エリアに記憶
されていた前回のデータに代えて更新し(S6−1
5)、メモリ34の時計カウンタのエリアをクリアす
る。時計カウンタのエリアをクリアすると、次の期間累
計のために時計カウンタのエリアへの日数のインクリメ
ントがスタートする(S6−16)。このステップS6
−16は、時計31により計測された期間を累計して更
新自在に記憶する期間記憶手段を実現する。
【0111】続いて、メモリ34の製版給版カウンタの
エリア、通紙枚数カウンタのエリア、マスターロールエ
ンドカウンタのエリア、インキエンプティカウンタのエ
リアをクリアする(S6−17)。更新されたサプライ
サービスポイントは、時計カウンタのエリアのデータを
クリアしてから30日経過後の更新時までメモリ34の
ポイントデータ記憶エリアに記憶されているので、サプ
ライサービスキー41をONにしたときに(S6−1の
Y)、液晶表示部42により表示(S6−2)させるこ
とができる。このステップS6−2は、平均通紙枚数演
算手段(S6−14)の演算結果を表示する表示手段を
実現する。
【0112】この例では、ステップS6−12〜S6−
15の処理で分かるように、マスターロール6の使用個
数が所定値以上に達したとき、又はインキ容器25の使
用個数が所定値以上に達した場合に与えるように構成し
たので、定められた期間でのマスターロール6又はイン
キ使用量が低い場合にサプライサービスポイントを与え
る弊害を防止することができる。
【0113】なお、インキ使用量は、インキ供給装置2
2が有するインキポンプ24の作動回数を累計すること
により求めるが、これは一つのインキ容器25内のイン
キを全て吸引するためのインキポンプ24の作動回数の
理論値に対し、実際に累計された作動回数を比較するこ
とで、定められた期間で使用されたインキ容器の個数を
把握することができる。この場合、一つのインキ容器2
5内のインキを全て吸引するためのインキポンプ24の
作動回数の理論値を200回とし、許容値を±50回と
設定したときに、実際に計測した作動回数が200±5
0回から逸脱した場合にエラー表示を出力するように構
成することができる。
【0114】このようにすることで、インキ容器25に
穴があき、内部のインキをインキポンプ24で吸引する
ときに外気が入り込んだり、或いはインキ容器25とイ
ンキポンプ24との接続が不具合の場合など、異常をユ
ーザーに警告することができる。
【0115】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、定められた期間
毎にインキ使用量をインキ使用量記憶手段により累計し
て更新自在に記憶し、そのインキ使用量記憶手段の累計
結果を表示するように構成したので、定められた期間で
のインキ使用量を正確に把握し、最適な時期に最適な量
のインキの供給が可能となる。これにより、ユーザーへ
のサービスを適正なものとすることができる。
【0116】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、定められた期間におけるインキ使用量記憶
手段の累計結果を定められた評価基準により評価してサ
プライサービスポイントを演算するようにし、定められ
た期間におけるインキ使用量の累計結果をサプライサー
ビスポイントによって表示するように構成したので、ユ
ーザー毎に異なるインキの使用状態に応じた適正なサプ
ライサービスポイントによって具体的なサービスを提供
することができる。
【0117】請求項3記載の発明は、定められた期間毎
にマスターロール使用量をマスターロール使用量記憶手
段により累計して更新自在に記憶し、そのマスターロー
ル使用量記憶手段の累計結果を表示するように構成した
ので、定められた期間でのマスターロール使用量を正確
に把握し、最適な時期に最適な量のマスターロールの供
給が可能となる。これにより、ユーザーへのサービスを
適正なものとすることができる。
【0118】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、定められた期間におけるマスターロール使
用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評
価してサプライサービスポイントを演算するようにし、
定められた期間におけるインキ使用量の累計結果をサプ
ライサービスポイントによって表示するように構成した
ので、ユーザー毎に異なるマスターロールの使用状態に
応じた適正なサプライサービスポイントによって具体的
なサービスを提供することができる。
【0119】請求項5記載の発明は、定められた期間に
おけるマスタ1枚当たりの平均インキ使用量を平均イン
キ使用量演算手段により演算し、その演算結果を表示す
るように構成したので、ベタ画像のように大量の画像デ
ータを出力する傾向にあるユーザーかそうでないユーザ
ーかの判断を正確に把握することができ、これにより、
ユーザーへのサービスを適正なものとすることができ
る。
【0120】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、平均インキ使用量演算手段は、定められた
評価基準により評価してサプライサービスポイントも演
算するようにしたので、ユーザー毎に異なるインキ使用
状態に応じた適正なサプライサービスポイントによって
具体的なサービスを提供することができる。
【0121】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、サプライサービスポイントは、マスターロ
ールの使用量が所定値以上に達した場合に与えるように
したので、マスタ1枚当たりの平均インキ使用量が多く
ても、定められた期間での累計のインキ使用量が低い場
合にサプライサービスポイントを与える弊害を防止する
ことができる。
【0122】請求項8記載の発明は、定められた期間に
おけるマスタ1枚当たりの平均通紙枚数を平均通紙枚数
演算手段により演算し、その演算結果を表示するように
構成したので、通紙枚数はインキ使用量に比例し、定め
られた期間におけるマスタ1枚当たりの平均通紙枚数の
高低により、サプライの消耗傾向がインキにあるのかマ
スターロールにあるのかを把握することができ、これに
より、ユーザーへのサービスを適正なものとすることが
できる。
【0123】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、平均通紙枚数演算手段は、定められた評価
基準により評価してサプライサービスポイントも演算す
るので、請求項8記載の発明の効果に加えて、ユーザー
毎に異なるサプライの使用状態に応じた適正なサプライ
サービスポイントによって具体的なサービスを提供する
ことができる。
【0124】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、サプライサービスポイントは、マスター
ロールの使用個数が所定値以上に達したとき、又はイン
キ容器の使用個数が所定値以上に達した場合に与えるよ
うに構成したので、定められた期間でのマスターロール
又はインキ使用量が低い場合にサプライサービスポイン
トを与える弊害を防止することができる。
【0125】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
5,6,7又は10記載において、インキ使用量は、イ
ンキ供給装置が有するインキポンプの作動回数を累計す
ることにより求めるので、一つのインキ容器内のインキ
を全て吸引するためのインキポンプの作動回数の理論値
に対し、実際に累計された作動回数を比較することで、
定められた期間で使用されたインキ容器の個数を把握す
ることができる。
【0126】請求項12記載発明は、請求項11記載の
発明において、前記インキポンプの作動回数の理論値の
許容値に対し、実際に累計された作動回数が外れた場合
にはエラー表示をするように構成されているので、イン
キ容器の装着不完全、インキ供給時にインキ容器に外気
が侵入すること、などに起因してインキ使用量の検出ミ
スを防止することができる。
【0127】請求項13記載の発明は、請求項1,2,
5,6,7又は10記載において、インキ使用量は、イ
ンキ容器内のインキが空になったときに出力されるイン
キエンプティ検出信号の出力回数を累計することにより
求めるので、インキエンプティ検出信号の出力回数によ
りインキ容器の使用個数を認識することができる。
【0128】請求項14記載の発明は、請求項3ないし
10の何れか一記載の発明において、マスターロール使
用量は、製版装置による製版給版の動作回数を累計する
ことにより求めるので、製版給版の動作回数によりマス
ターロールの使用量を認識することができる。
【0129】請求項15記載の発明は、請求項3ないし
10の何れか一記載の発明において、マスターロール使
用量は、製版装置にセットされたマスターロールがなく
なったときに出力されるマスターロールエンド検出信号
の出力回数を累計することにより求めるので、マスター
ロールエンド検出信号の出力回数によりマスターロール
の使用個数を認識することができる。
【0130】請求項16記載の発明は、定められた期間
毎にインキ使用量をインキ使用量記憶手段により累計し
て更新自在に記憶するように構成したので、定められた
期間でのインキ使用量を正確に把握し、最適な時期に最
適な量のインキの供給が可能となる。これにより、ユー
ザーへのサービスを適正なものとすることができる。
【0131】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の発明において、定められた期間におけるインキ使用量
記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評価し
てサプライサービスポイントを演算するように構成した
ので、ユーザー毎に異なるインキの使用状態に応じた適
正なサプライサービスポイントによって具体的なサービ
スを提供することができる。
【0132】請求項18記載の発明は、定められた期間
毎にマスターロール使用量をマスターロール使用量記憶
手段により累計して更新自在に記憶するように構成した
ので、定められた期間でのマスターロール使用量を正確
に把握し、最適な時期に最適な量のマスターロールの供
給が可能となる。これにより、ユーザーへのサービスを
適正なものとすることができる。
【0133】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、定められた期間におけるマスターロー
ル使用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準によ
り評価してサプライサービスポイントを演算するように
構成したので、ユーザー毎に異なるマスターロールの使
用状態に応じた適正なサプライサービスポイントによっ
て具体的なサービスを提供することができる。
【0134】請求項20記載の発明は、定められた期間
におけるマスタ1枚当たりの平均インキ使用量を平均イ
ンキ使用量演算手段により演算するように構成したの
で、ベタ画像のように大量の画像データを出力する傾向
にあるユーザーかそうでないユーザーかの判断を正確に
把握することができ、これにより、ユーザーへのサービ
スを適正なものとすることができる。
【0135】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の発明において、平均インキ使用量演算手段は、定めら
れた評価基準により評価してサプライサービスポイント
も演算するようにしたので、ユーザー毎に異なるインキ
使用状態に応じた適正なサプライサービスポイントによ
って具体的なサービスを提供することができる。
【0136】請求項22記載の発明は、定められた期間
におけるマスタ1枚当たりの平均通紙枚数を平均通紙枚
数演算手段により演算するように構成したので、通紙枚
数はインキ使用量に比例し、定められた期間におけるマ
スタ1枚当たりの平均通紙枚数の高低により、サプライ
の消耗傾向がインキにあるのかマスターロールにあるの
かを把握することができ、これにより、ユーザーへのサ
ービスを適正なものとすることができる。
【0137】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の発明において、平均通紙枚数演算手段は、定められた
評価基準により評価してサプライサービスポイントも演
算するので、請求項22記載の発明の効果に加えて、ユ
ーザー毎に異なるサプライの使用状態に応じた適正なサ
プライサービスポイントによって具体的なサービスを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における印刷装置の
概略構成を示す縦断正面図である。
【図2】インキ供給装置の構成を示す縦断正面図及び電
気的接続関係を示すブロック図である。
【図3】操作パネルの一部を示す平面図である。
【図4】サプライの使用量を累計するフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第二の実施の形態におけるサプライの
使用量を累計するフローチャートである。
【図6】本発明の第三の実施の形態におけるサプライの
使用量を累計するフローチャートである。
【図7】本発明の第四の実施の形態におけるサプライの
使用量を累計するフローチャートである。
【図8】本発明の第五の実施の形態におけるサプライの
使用量を累計するフローチャートである。
【図9】本発明の第六の実施の形態におけるサプライの
使用量を累計するフローチャートである。
【符号の説明】 3 版胴 6 マスターロール 6b マスタ 22 インキ供給装置 24 インキポンプ 25 インキ容器 S1−2,S2−2,S3−2,S4−2,S5−2,
S6−2 表示手段 S1−5,S2−5,S5−7,S6−11 インキ使
用量記憶手段 S3−5,S4−5,S5−5,S6−5,S6−9
マスターロール使用量記憶手段 S6−7 通紙枚数記憶手段 S1−6,S2−6,S3−6,S4−6 サプライサ
ービスポイント演算手段 S5−9 平均インキ使用量演算手段 S6−14 平均通紙枚数演算手段 S1−8,S2−8,S3−8,S4−8,S5−1
1,S6−16 期間記憶手段

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴と、マスターロールを用いてマスタ
    を製版し前記版胴に給版する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記インキ供給装置から前記版胴に供給されたインキ使
    用量を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手
    段と、 定められた期間における前記インキ使用量記憶手段の累
    計結果を表示する表示手段と、を備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 定められた期間における前記インキ使用
    量記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評価
    してサプライサービスポイントを演算するサプライサー
    ビスポイント演算手段を備え、前記表示手段は、定めら
    れた期間における前記インキ使用量の累計結果を前記サ
    プライサービスポイントによって表示する請求項1記載
    の印刷装置。
  3. 【請求項3】 版胴と、 マスターロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版
    する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、 定められた期間における前記マスターロール使用量記憶
    手段の累計結果を表示する表示手段と、を備える印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 定められた期間における前記マスターロ
    ール使用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準に
    より評価してサプライサービスポイントを演算するサプ
    ライサービスポイント演算手段を備え、前記表示手段
    は、定められた期間における前記マスターロール使用量
    を前記サプライサービスポイントによって表示する請求
    項3記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 版胴と、マスターロールを用いてマスタ
    を製版し前記版胴に給版する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記インキ供給装置から前記版胴に供給されたインキ使
    用量を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手
    段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、 定められた期間における前記マスタ1枚当たりの平均イ
    ンキ使用量を演算する平均インキ使用量演算手段と、 前記平均インキ使用量演算手段の演算結果を表示する表
    示手段と、を備える印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記平均インキ使用量演算手段は、定め
    られた評価基準により評価してサプライサービスポイン
    トも演算する請求項5記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記サプライサービスポイントは、前記
    マスターロールの使用量が所定値以上に達した場合に与
    える請求項6記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 版胴と、 マスターロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版
    する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、 印刷時の通紙枚数を累計して更新自在に記憶する通紙枚
    数記憶手段と、 定められた期間における前記マスタ1枚当たりの平均通
    紙枚数を演算する平均通紙枚数演算手段と、 前記平均通紙枚数演算手段の演算結果を表示する表示手
    段と、を備える印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記平均通紙枚数演算手段は、定められ
    た評価基準により評価してサプライサービスポイントも
    演算する請求項8記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記インキ供給装置から前記版胴に供
    給されたインキ使用量を累計して更新自在に記憶するイ
    ンキ使用量記憶手段を備え、前記サプライサービスポイ
    ントは、前記マスターロールの使用量が所定値以上に達
    したとき、又は前記インキ容器の使用個数が所定値以上
    に達した場合に与える請求項9記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 前記インキ使用量は、前記インキ供給
    装置が有するインキポンプの作動回数を累計することに
    より求める請求項1,2,5,6,7又は10記載の印
    刷装置。
  12. 【請求項12】 前記インキポンプの作動回数の理論値
    の許容値に対し、実際に累計された作動回数が外れた場
    合にはエラー表示をするように構成されている請求項
    1,2,5,6,7又は10記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】 前記インキ使用量は、前記インキ容器
    内のインキが空になったときに出力されるインキエンプ
    ティ検出信号の出力回数を累計することにより求める請
    求項1,2,5,6,7又は10記載の印刷装置。
  14. 【請求項14】 前記マスターロール使用量は、前記製
    版装置による製版給版の動作回数を累計することにより
    求める請求項3ないし10の何れか一記載の印刷装置。
  15. 【請求項15】 前記マスターロール使用量は、前記製
    版装置にセットされた前記マスターロールがなくなった
    ときに出力されるマスターロールエンド検出信号の出力
    回数を累計することにより求める請求項3ないし10の
    何れか一記載の印刷装置。
  16. 【請求項16】 版胴と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記インキ供給装置から前記版胴に供給されたインキ使
    用量を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手
    段と、を備える印刷装置。
  17. 【請求項17】 定められた期間における前記インキ使
    用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準により評
    価してサプライサービスポイントを演算するサプライサ
    ービスポイント演算手段を備える請求項16記載の印刷
    装置。
  18. 【請求項18】 版胴と、 マスターロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版
    する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、を備える印刷装
    置。
  19. 【請求項19】 定められた期間における前記マスター
    ロール使用量記憶手段の累計結果を定められた評価基準
    により評価してサプライサービスポイントを演算するサ
    プライサービスポイント演算手段を備える請求項18記
    載の印刷装置。
  20. 【請求項20】 版胴と、 マスターロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版
    する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記インキ供給装置から前記版胴に供給されたインキ使
    用量を累計して更新自在に記憶するインキ使用量記憶手
    段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、 定められた期間における前記マスタ1枚当たりの平均イ
    ンキ使用量を演算する平均インキ使用量演算手段と、を
    備える印刷装置。
  21. 【請求項21】 前記平均インキ使用量演算手段は、定
    められた評価基準により評価してサプライサービスポイ
    ントも演算する請求項20記載の印刷装置。
  22. 【請求項22】 版胴と、 マスターロールを用いてマスタを製版し前記版胴に給版
    する製版装置と、 インキ容器内のインキを前記版胴に供給するインキ供給
    装置と、 時計により計測された期間を累計して更新自在に記憶す
    る期間記憶手段と、 前記マスターロールの使用量を累計して更新自在に記憶
    するマスターロール使用量記憶手段と、 印刷時の通紙枚数を累計して更新自在に記憶する通紙枚
    数記憶手段と、 定められた期間における前記マスタ1枚当たりの平均通
    紙枚数を演算する平均通紙枚数演算手段と、を備える印
    刷装置。
  23. 【請求項23】 前記平均通紙枚数演算手段は、定めら
    れた評価基準により評価してサプライサービスポイント
    も演算する請求項22記載の印刷装置。
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JPH03184889A (ja) * 1989-12-15 1991-08-12 Ricoh Co Ltd 孔版式印刷装置におけるインキ容器内のインキ残量検知装置
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JP2000501666A (ja) * 1995-12-08 2000-02-15 ジエステトナー マニユフアクチユアリング リミテツド 消耗品管理装置および方法

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