JP2001300736A - X型ガン用電動駆動装置 - Google Patents

X型ガン用電動駆動装置

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JP2001300736A
JP2001300736A JP2000120875A JP2000120875A JP2001300736A JP 2001300736 A JP2001300736 A JP 2001300736A JP 2000120875 A JP2000120875 A JP 2000120875A JP 2000120875 A JP2000120875 A JP 2000120875A JP 2001300736 A JP2001300736 A JP 2001300736A
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rear end
back plate
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JP2000120875A
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Yoshio Sato
良夫 佐藤
Arinobu Mori
有延 毛利
Tsuneaki Sudo
恒明 須藤
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Obara Corp
Original Assignee
Obara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動部本体を短くコンパクトにまとめ取扱が
容易で作業性のあるX型電動ガンであり乍ら本体ケ―ス
の後端の開放面を着脱可能な背板で塞ぐことにより、動
力伝達機構の組み込み及び保全が容易なX型電動ガンの
駆動装置を提供する。 【解決手段】 電動駆動装置の本体ケ―ス13の後端の
開放面を着脱可能な平板状の背板14で塞ぎ、該背板を
電動機と本体ケ―ス側との間に配置し、電動機に対して
オフセットして配置された前記ネジのねじ軸18の後端
部を延長して歯付車20を片持ち支持し、該歯付車と前
記電動機の出力軸16に設けた歯付車17との間で動力
を伝達させるようにしたX型ガン用電動駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機による回転
力をネジとナットにより加圧軸の往復動に変換するX型
ガン用電動駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機による回転力をネジとナッ
トにより加圧軸の往復動に変換するX型ガン用電動駆動
装置において、該電動駆動装置の本体ケ―スの後端に開
放面を形成し、電動機を該開放面で本体ケ―ス側と接続
し、該電動機に対してオフセットして配置された前記ネ
ジのねじ軸の後端部を延長して歯車を片持ち支持し、該
歯車と前記電動機の出力軸に設けた歯車との間で動力を
伝達させるようにしたものは例えば登録実用新案第30
45306号公報に示すように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記公知のX
型電動ガンの駆動装置では、1.本体ケ―スの後端が開
放面となっているため、溶接時のスパッタ等の塵が本体
ケ―ス内に侵入してネジやナット等に付着して動力伝達
機構に支障をきたす。2.加圧軸とナットとねじ軸と該
ねじ軸の軸受等とを予め組み付けて本体ケ―スに組み込
もうとしても、その組み込みが容易ではない。という問
題がある。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、駆動部本体を短くコンパクトにまとめ取扱が容
易で作業性のあるX型電動ガンであり乍ら本体ケ―スの
後端の開放面を着脱可能な背板で塞ぐことにより、動力
伝達機構の組み込み及び保全が容易なX型電動ガンの駆
動装置を提供しようとするものである。
【0005】また、加圧軸とナットとねじ軸と該ねじ軸
の軸受の組み付け,組み込みが容易なX型電動ガンの駆
動装置を提供しようとするものである。
【0006】また、ボ―ルネジを手動により回転させて
故障時や停電時における電極の開放を可能にして保守・
管理が容易なX型電動ガンの駆動装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるX型電動ガンの駆動装置は、電動駆
動装置の本体ケ―スの後端の開放面を着脱可能な平板状
の背板で塞ぎ、該背板を電動機と本体ケ―ス側との間に
配置し、電動機に対してオフセットして配置された前記
ネジのねじ軸の後端部を延長して歯付車を片持ち支持
し、該歯付車と前記電動機の出力軸に設けた歯付車との
間で動力を伝達させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、前記加圧軸とナットとねじ軸と該ね
じ軸の軸受とを予め組み付け、前記本体ケ―スの後端の
開放面側から本体ケ―ス内に組み込み可能としたことを
特徴とするものである。
【0009】また、前記ねじ軸の延長端部に手動操作用
の加工部を形成したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明の実施
例について説明する。図1は本発明に係るX型電動溶接
機の概略側面図、図2はその要部の断面図、図3は図2
の側面図である。
【0011】図1において、1は可動ガンア―ムであ
り、該ア―ム1の先端には電極2が取付けられており、
また、該ア―ム1の中間部には後述するピン保持ア―ム
3が接続されている。4は固定ガンア―ムであり、該ア
―ム4の先端にも電極5が前記電極2と対向するように
取付けられている。また、6は一端にロボットの手首
(図示せず)に接続される接続部7が形成されたガンブ
ラケットであり、該ガンブラケット6の他端部には前記
可動ガンア―ム1の端部を枢支する軸8が設けられてい
ると共に前記固定ガンア―ム4の端部が固定されてい
る。
【0012】また、該ガンブラケット6の中間部には、
後述する駆動部本体9と電動機10を支持する支持ア―
ム11と、溶接用のトランス12が設けられている。
【0013】そして、図2,図3に示すように、駆動部
本体9は本体ケ―ス13とそのケ―ス13内に組み込ま
れる動力伝達機構とからなり、前記本体ケ―ス13の後
端は開放された開放面となっており、該開放面は平板状
の背板14で塞がれるようになっている。そして、前記
背板14はボルト15,15…によって本体ケ―ス13
に着脱可能に取付けられている。また、前記電動機10
は背板14を挟んで本体ケ―ス13に前記ボルト15に
より共締め固定されている。なお、図面には表わしてい
ないが、前記電動機10をいったん背板14に固定した
後,背板14と本体ケ―ス13間をボルト15により締
め付け固定してもよい。
【0014】そして、前記電動機10の出力軸16は、
前記背板14を貫通して本体ケ―ス13内に挿入されて
おり、該出力軸16には歯付きベルト車のような歯付車
17が取付けられている。
【0015】また、本体ケ―ス13内には前記出力軸1
6と並列して前記電動機10に対してオフセットした位
置にボ―ルネジ軸18が配置され、該ボ―ルネジ軸18
の後端側には前記歯付車17と協働して歯付きベルト1
9等により動力が伝達されるようにした歯付きベルト車
のような歯付車20が取付けられている。そして、ボ―
ルネジ軸18は軸受21によって軸支され、前記歯付車
20はボ―ルネジ軸18に片持ち支持された状態にあ
る。
【0016】22は前記ボ―ルネジ軸18に螺合するボ
―ルナットであり、該ボ―ルナット22は加圧ロッド2
3内に内包されてネジ止め等により一体化されている。
そして、加圧ロッド23は本体ケ―ス13に摺動可能に
配置されている。
【0017】前記加圧ロッド23の先端部にはピン24
が挿着されており、そして、加圧ロッド23は該ピン2
4により前記可動ガンア―ム1からのピン保持ア―ム3
と接続されるようになっている。
【0018】上記のような構成からなるX型電動ガンに
おいて、電動機10の駆動によってその出力軸16の回
転は、例えば小歯付車17と大歯付車20を介して減速
されてボ―ルネジ軸18を回転させる。該ボ―ルネジ軸
18の回転によりボ―ルナット22は前後進するので、
該ボ―ルナット22と一体的に構成された加圧ロッド2
3は前後進する。該加圧ロッド23の前後進により、ピ
ン24,ピン保持ア―ム3を介して可動ガンア―ム1は
軸8を支点として開閉動作を行う。
【0019】このように、該電動ガンにおいては、電動
機10の急速回転が直ちに小歯付車17と大歯付車20
からなる減速機で減速されトルク伝達された後、ボ―ル
ネジ軸18とボ―ルナット22,加圧ロッド23を介し
て可動ガンア―ム1を開放或は加圧動作させるので、電
動機10の軸換算の慣性モ―メント値が小さくなり、そ
の結果,電動ガンの電極開閉時の加減速時間が短くなっ
て電動ガンの打点速度の短縮が有効に望めるものであ
る。また、駆動部本体9内で、電動機10の出力軸16
とボ―ルネジ軸18が並列にオフセットして配置されて
いることにより、駆動部本体9の長さを短くコンパクト
にすることができる。
【0020】しかも、本体ケ―ス13の後端の開放面が
着脱可能な背板14で塞がれることから、溶接作業時に
駆動部本体9内にスパッタ等の塵が侵入してボ―ルネジ
軸18のネジやボ―ルナット22等に付着して動力伝達
機構に支障をきたすようなことがないばかりか、背板1
4を外すことにより小歯付車17や大歯付車20等の動
力伝達機構の点検,保全及び組み込み等が極めて容易に
できるものである。
【0021】そして、前記ボ―ルネジ軸18の軸受21
はその外輪が環状の抑え板31で本体ケ―ス13に固定
され、内輪が環状の抑え板32を介してナット33によ
ってボ―ルネジ軸18に固定されるようにした場合に
は、前記加圧ロッド23とボ―ルナット22とボ―ルネ
ジ軸18と該軸受21とを本体ケ―ス13外等で予め組
み付け、前記本体ケ―ス13の後端の開放面側から本体
ケ―ス13内に組み込むことが可能となる。
【0022】この場合には動力伝達機構の点検,保全及
び組み込み等が更に容易となる。
【0023】また、図1または図2に示すように、ボ―
ルネジ軸18の後端部に手動により電極2を開閉させる
ための四角或は六角形状の加工部41を形成すると、停
電時や電動ガンの駆動装置の故障時に便利である。即
ち,停電時や電動ガンの駆動装置の故障時等に電極2と
5がワ―クを挟持しているような場合には、前記加工部
41にボ―ルネジ軸18を回転させるようなハンドル治
具42(仮想線で示す)を当てがい、該ハンドル治具4
2を回転させて電極2を開放状態に導くとよい。なお、
図ではボ―ルネジ軸18の後端を外部に突出させたが、
逆に内部にひつ込めてもハンドル操作は可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るX型電動ガンの駆動装置
は、上述のように、電動駆動装置の本体ケ―スの後端の
開放面を着脱可能な平板状の背板で塞ぎ、該背板を電動
機と本体ケ―ス側との間に配置し、電動機に対してオフ
セットして配置されたネジのねじ軸の後端部を延長して
歯付車を片持ち支持し、該歯付車と前記電動機の出力軸
に設けた歯付車との間で動力を伝達させるようにしたの
で、駆動部本体を短くコンパクトにまとめ取扱が容易で
作業性のあるX型電動ガンの駆動装置でありながら、動
力伝達機構の点検,保全及び組み込み等が極めて容易に
できるものである。
【0025】また、加圧軸とナットとねじ軸と該ねじ軸
の軸受とを予め組み付け、前記本体ケ―スの後端の開放
面側から本体ケ―ス内に組み込み可能とした場合には、
上記動力伝達機構の点検,保全及び組み込み等が更に容
易となる。
【0026】また、ボ―ルネジの軸後端部に手動により
電極を開閉させるための加工部を形成した場合には、ボ
―ルネジを手動により回転させて故障時や停電時におけ
る電極の開放を可能にし、上記の効果に付加してさらに
保守・管理が容易なX型電動ガンの駆動装置ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るX型電動溶接機の概略側面
図である。
【図2】図2はその要部の断面図である。
【図3】図3は図2の側面図である。
【符号の説明】
1,4 ガンア―ム 2,5 電極 9 駆動部本体 10 電動機 13 本体ケ―ス 14 背板 16 出力軸 17,20 歯付車 18 ボ―ルネジ 21 ねじ軸の軸受 22 ボ―ルナット 23 加圧ロッド 41 加工部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 恒明 神奈川県綾瀬市大上4丁目2番37号小原株 式会社内 Fターム(参考) 4E065 BA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機による回転力をネジとナットによ
    り加圧軸の往復動に変換するX型ガン用電動駆動装置に
    おいて、電動駆動装置の本体ケ―スの後端の開放面を着
    脱可能な平板状の背板で塞ぎ、該背板を電動機と本体ケ
    ―ス側との間に配置し、電動機に対してオフセットして
    配置された前記ネジのねじ軸の後端部を延長して歯付車
    を片持ち支持し、該歯付車と前記電動機の出力軸に設け
    た歯付車との間で動力を伝達させるようにしたことを特
    徴とするX型ガン用電動駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧軸とナットとねじ軸と該ねじ軸
    の軸受とを予め組み付け、前記本体ケ―スの後端の開放
    面側から本体ケ―ス内に組み込み可能としたことを特徴
    とする請求項1記載のX型ガン用電動駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ねじ軸の延長端部に手動操作用の加
    工部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のX型ガン用電動駆動装置。
JP2000120875A 2000-04-21 2000-04-21 X型ガン用電動駆動装置 Pending JP2001300736A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1987905A1 (en) * 2007-05-02 2008-11-05 Obara Corporation Electric driving unit for X-type gun

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1987905A1 (en) * 2007-05-02 2008-11-05 Obara Corporation Electric driving unit for X-type gun

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