JP2001299025A - 苗移植機の操作制御装置 - Google Patents
苗移植機の操作制御装置Info
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Abstract
植付部への回転動力を断続制御する植付クラッチを作動
させるための操作具をアクチュエ−タで駆動するように
し、苗植付部の昇降、植付クラッチの入り切りを手元の
簡易操作レバ−でスイッチ操作できるようにしたものに
おいては、前記操作具の位置を検出する位置センサが故
障したりする等、簡易操作レバ−の操作により前記操作
具を作動させる制御系に異常が生じたときには、苗植付
部の昇降や植付クラッチの入り切りが行えなくなるおそ
れがあり、植付作業を途中で中断しなければならず継続
して行えなくなり、植付作業能率を低下させる要因とな
るおそれがある。 【解決手段】 上記構成の苗移植機の操作制御装置にお
いて、簡易操作レバ−の操作モ−ドを通常モ−ドと該レ
バ−のスイッチ操作の継続により前記アクチュエ−タを
作動させることができる非常手動モ−ドとに切替可能に
構成してあることを特徴とする。
Description
可能に装備した苗移植機に関し、農業機械の技術分野に
属する。
ブ、前植付部への回転動力を断続制御する植付クラッチ
を作動させるための操作具をモ−タ等のアクチュエ−タ
で駆動するようにし、苗植付部の昇降、植付クラッチの
入り切りを手元の簡易操作レバ−でスイッチ操作できる
ようにしたものの開発が試みられている。
操作は、上記操作具の位置を検出する位置センサが故障
したりする等、簡易操作レバ−の操作により前記操作具
を作動させる制御系に異常が生じたときには、苗植付部
の昇降や植付クラッチの入り切りが行えなくなるおそれ
があり、植付作業を途中で中断しなければならず継続し
て行えなくなり、植付作業能率を低下させる要因となる
おそれがある。
解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、
本発明における課題解決のための具体的手段は、苗植付
部を昇降制御する油圧切替バルブ、苗植付部への回転動
力を断続制御する植付クラッチを作動させるための操作
具をアクチュエ−タによって駆動するようにし、苗植付
部の昇降制御及び植付クラッチの断続制御を手元の簡易
操作レバ−でスイッチ操作できるように構成してある苗
移植機において、簡易操作レバ−の操作モ−ドを通常モ
−ドと該レバ−のスイッチ操作の継続により前記アクチ
ュエ−タを作動させることができる非常手動モ−ドとに
切替可能に構成してあることを特徴とする。
バ−の操作モ−ドを、通常モ−ドと非常手動モ−ドとに
切り替えができるようにしてあるので、非常手動モ−ド
のときには、簡易操作レバ−を操作した時は操作してい
る間アクチュエ−タを駆動することができる。そのた
め、非常手動モ−ドにより、苗植付部の昇降制御や植付
クラッチの断続制御を行うことができ、簡易操作レバ−
の操作により前記操作具を作動させる制御系に異常が生
じても植付作業を途中で中断せずに行え、植付作業能率
の低下を抑えることができる。
説明する。図1は、乗用田植機を示すものであり、車体
1の前後には走行車輪としての左右一対の前輪2,2及
び後輪3,3が架設されている。車体上前部に操作ボッ
クス4及びステアリングハンドル5等を有する操縦装置
がステップ6上に設置され、車体後方部には昇降可能な
苗植付部7が装備されている。操作ボックス4の後側に
運転席8が設置され、運転席の下側に田植機の各部に動
力を伝達するエンジン9が搭載されている。
ク10、1株分の苗を切取って土中に植込む植込杆を有
する植付装置11、苗植付面を整地するフロ−ト12等
からなる。走行ミッション装置は、エンジン9から入力
された回転動力を左右前輪2,2及び左右後輪3,3に
伝動するよう車体1の前側部でステップ6の下方に配置
してミッションケ−ス13内に装備した構成としてい
る。このミッションケ−ス13から苗植付部の入力伝動
軸14を介して苗植付部7へ動力を伝達し、該苗植付部
を作動するようになっている。
た昇降リンク機構15を介して装着され、油圧ポンプか
らの油圧により作動する油圧昇降シリンダ16の伸縮に
より上下に昇降可能に設けられている。尚、前記油圧昇
降シリンダ16への油路の切替は車体1の後部に設けら
れた油圧切替バルブ17により行なうように構成してい
る。
昇降レバ−18が設けられ、前記油圧切替バルブ17を
作動させることによる苗植付部7の昇降操作やミッショ
ンケ−ス13に設けられた植付クラッチ19を作動させ
ることによる苗植付部7への駆動の断続(入切)操作が
行なえるようになっている。即ち、植付・昇降レバ−1
8を前後方向に操作することにより回動軸20回りに該
軸20と一体回転する操作カム21を回動する。該操作
カム21には位置決め用のロ−ラ22が嵌入するカム溝
が4つ設けられ、植付・昇降レバ−18はそれぞれ苗植
付部7の「上昇」、「固定」、「下降」、及び「植付」
の4段階に位置決めされる。なお、前記位置決め用ロ−
ラ22は位置決め用揺動ア−ム23に取り付けられ、該
揺動ア−ム23はスプリングにより操作カム21側に回
動付勢されている。
前記操作カム21と一体回動するカムア−ム部21aに
取り付けた昇降操作連動機構24を介して油圧切替バル
ブ17を作動させるようになっている。また、植付・昇
降レバ−18の回動操作により、前記操作カム21と一
体回動するカムア−ム部21bに取り付けたクラッチ操
作連動機構25を介して植付クラッチ19を断続制御す
るようになっている。
である電動モ−タ26によって駆動するようにモ−タ2
6側のピニオンギヤ27と前記回動軸20側の扇形ギヤ
28を介して連動連繋している。そして、このモ−タ2
6は、苗植付部の昇降制御及び植付クラッチの断続制御
が行なえるように運転位置手元に設けた簡易操作レバ−
となるフインガ−アップレバ−29によってスイッチ操
作できる構成としている。
圧切替バルブ17を作動させる構成のものであるが、特
に、モ−タによる作動よりも植付・昇降レバ−18によ
る手動操作を優先させるものでは、該図4に示す如く、
モ−タ26により駆動される扇形ギヤ28のア−ム部2
8aからスプリング30を介して植付・昇降レバ−18
を作動させるように連動構成しておくと、エンジンOF
Fのとき、モ−タの電源が切れてレバ−を誤操作して
も、スプリングが無理な操作力を吸収するので破損を招
くことがない。
説明すると、制御部31の入力側には、フインガ−アッ
プレバ−29、植付・昇降レバ−18のレバ−位置を検
出するレバ−位置センサ(モ−タ位置センサ)32及び
苗植付部の昇降位置を検出する昇降リンクセンサ33が
設けられ、制御部の出力側にはモ−タ26が設けられて
いる。即ち、制御部31により、植付・昇降レバ−位置
センサ32からの入力に基づいて前記昇降リンクセンサ
33からの入力値が制御目標値となるようモ−タ26を
制御する構成である。
レバ−29を下げ方向に操作するとモ−タ26は正回転
駆動により苗植付部7を苗植付位置まで下降し、再度フ
インガ−アップレバ−29を下げ方向に操作すると苗植
付部の植付クラッチを入りにして停止する。また、苗植
付部7が下降状態(植付位置の状態)でフインガ−アッ
プレバ−29を上げ方向に操作すると、モ−タは逆回転
駆動により苗植付部の植付クラッチを切りにし、苗植付
部を所定の非作業位置まで上昇させて停止する。
ンガ−アップレバ−29による操作モ−ドは、通常モ−
ドと非常手動モ−ドとに切替可能に構成してある。そし
て、その切替は運転部近くに設けた切替スイッチ34に
よって切り替える構成である。
付作業位置に下降させる場合は、フインガ−アップレバ
−29を単に下げの方向に操作するだけ(レバ−を中立
に戻しても)で、苗植付部は所定の植付位置まで自動的
に下降するが、非常手動モ−ドでは、下げ方向の操作を
苗植付部が所定位置に下降するまで継続操作する必要が
ある。つまり、下げ方向の操作を継続している間、モ−
タをその方向に駆動して苗植付部を下降させることにあ
る。
バルブ、植付クラッチを作動させるための操作カムをモ
−タによって駆動するようにし、苗植付部の昇降、植付
クラッチの入り切りをフインガ−アップレバ−でスイッ
チ操作できるように構成してある田植機において、フイ
ンガ−アップレバ−を上げ方向又は下げ方向に操作して
いる時間によって操作モ−ドを切り替える構成である。
ない操作方式の場合、つまり、フインガ−アップレバ−
29によるだけの操作方式では、苗植付部を中間付近の
高さで止めることができない。そこで、フインガ−アッ
プレバ−の操作モ−ドを通常モ−ドと手動モ−ドとに分
けて設け、そして、そのモ−ド切替をフインガ−アップ
レバ−を操作した時間によって切り替えるようにしたも
のである。
するとフインガ−アップレバ−を中立に戻しても上昇を
続け、最上げ位置で停止する。手動モ−ドでは、フイン
ガ−アップレバ−を操作している間だけ上昇する。図8
及び図9に示す実施例について説明する。苗植付部の下
降ロック装置34をロックしたり解除したり操作するロ
ック解除ア−ム35が上下揺動自在に枢着して設けら
れ、上端に回動式ノブ36を設けたネジ杆37の昇降に
より、ロック解除ア−ム35を揺動操作する構成であ
る。ノブを左方向に回すと苗植付部7の下降が規制さ
れ、右方向に回すと前記下降の規制が解除されるように
なっている。そして、このノブ36はステップ6上面か
ら上方に突出しないよう開口部38より下方に位置させ
ている。これにより、作業者がステップ6上で苗植付部
7の苗載タンク10へ苗補給するとき、前記ノブ36が
邪魔にならずに行える。
マット状苗を収納載置して車体1を走行し、苗植付部7
を牽引しながら各部を回転駆動する。すると、苗植付部
7は、下部のフロ−ト12で土壌表面に支持されて滑走
されながら、左右往復移動する苗載タンク10から植付
装置11の植込杆が一株分づつの苗を分割して土壌表面
に植付けて行く。このようにして、一行程の走行で数条
列の苗植付け作業が行われる。
クス 5 ステアリングハンドル 6 ステップ 7 苗植付部 8 運転席 9 エンジン 10 苗載タン
ク 11 植付装置 12 フロ−
ト 13 ミッションケ−ス 14 入力伝
動軸 15 昇降リンク機構 16 油圧昇
降シリンダ 17 油圧切替バルブ 18 植付・
昇降レバ− 19 植付クラッチ 20 回動軸 21 操作カム 22 ロ−ラ 23 揺動ア−ム 24 昇降操
作連動機構 25 クラッチ操作連動機構 26 モ−タ 27 ピニオンギヤ 28 扇形ギ
ヤ 29 フインガ−アッレバ− 30 スプリ
ング 31 制御部 32 レバ−
位置センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 苗植付部を昇降制御する油圧切替バル
ブ、苗植付部への回転動力を断続制御する植付クラッチ
を作動させるための操作具をアクチュエ−タによって駆
動するようにし、苗植付部の昇降制御及び植付クラッチ
の断続制御を手元の簡易操作レバ−でスイッチ操作でき
るように構成してある苗移植機において、簡易操作レバ
−の操作モ−ドを通常モ−ドと該レバ−のスイッチ操作
の継続により前記アクチュエ−タを作動させることがで
きる非常手動モ−ドとに切替可能に構成してあることを
特徴とする操作制御装置。
Priority Applications (1)
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