JP4605658B2 - 乗用型草刈機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用運転部を備えた自走車体に昇降自在に連結された草刈り装置、前記草刈り装置を自走車体に対して昇降操作する昇降駆動機構を備えた乗用型草刈機に関する。
上記の乗用型草刈機として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。
特許文献1に示されるものは、モーア4を昇降操作する昇降駆動機構としての油圧シリンダ26を備え、この油圧シリンダ26の作動を司る制御バルブ27を操作する昇降レバー28が運転座席7の右横外側に配備されたものである。
特開2002−238325号公報(段落〔0033〕、図2,3)
上記した従来の技術事項を採用した場合、自走車体を走行させながら草刈り装置を昇降操作するには、車体の操縦操作を片手で行いながら、他の片手で草刈り装置の昇降操作を行わねばならず、殊に車体を旋回走行させる際、操縦操作のために昇降操作が行いにくくなりがちであった。
本発明の目的は、車体の操縦操作を行いながら草刈り装置を容易に昇降操作することができ、しかも、草刈り装置が誤操作されるなどのトラブルを回避しやすい乗用型草刈機を提供することにある。
本第1発明にあっては、乗用運転部を備えた自走車体に昇降自在に連結された草刈り装置、前記草刈り装置を自走車体に対して昇降操作する昇降駆動機構を備えた乗用型草刈機において、
前記昇降駆動機構を草刈り装置上昇側に操作する上昇ペダル、及び前記昇降駆動機構を草刈り装置下降側に操作する下降ペダルを、車体上下方向視で前記上昇ペダルが運転部乗降口における車体後方側の運転座席寄りの位置の車体横方向に並び、且つ、前記下降ペダルが前記上昇ペダルから車体前方側に離れて前記運転部乗降口よりもやや車体前方側に位置する状態で車体前後方向に分散する配置で前記乗用運転部の運転部床に設け、前記下降ペダルの横隣にブレーキペダルを設けて、前記下降ペダルの上端よりも前記ブレーキペダルの上端が高い位置に位置するように構成してある。
すなわち、上昇ペダルを操作することにより、昇降駆動機構を草刈り装置上昇側に操作することができて草刈り装置が上昇操作され、下降ペダルを操作することにより、昇降駆動機構を草刈り装置下降側に操作することができて草刈り装置が下降操作されるものである。
車体上下方向視で上昇ペダルが運転部乗降口における車体後方側の運転座席寄りの位置の車体横方向に並び、下降ペダルが上昇ペダルから車体前方側に離れて運転部乗降口よりもやや車体前方側に位置し、下降ペダルを車体前方側で操作し、上昇ペダルを車体後方側で操作するものだから、意図する方と異なる方のペダルを操作する誤操作を発生しにくくしながらペダル操作される。
また、下降ペダルが運転部乗降口と並んでいると、乗り降りの際にペダルが踏まれて昇降駆動機構が切り換わってしまうと、草刈り装置が下降することになる。これに対し、本第1発明によると、上昇ペダルが運転部乗降口における車体後方側の運転座席寄りの位置の車体横方向に並んでいるものだから、乗り降りの際にペダルが踏まれて昇降駆動機構が切り換わっても、草刈り装置が上昇することになる。
さらに、運転部乗降口を運転座席の前側に極力近く位置するように配置しながら、上昇ペダルを運転部乗降口における車体後方側の運転座席寄りの位置の車体横方向に並んで位置し、下降ペダルを運転部乗降口から前方に極力離れるように上昇ペダルよりも車体前方側に配置することができる。
従って、本第1発明によると、車体の走行や操縦操作に手を使っていても、昇降駆動機構を足で切換え操作して草刈り装置を容易に昇降操作することができ、しかも、意図する方とは異なったペダルを操作して草刈り装置の持ち上げや下げ遅れが発生するなどのトラブルを起こしにくくしながら昇降操作することができる。さらに、乗り降りの際にペダルが踏まれて昇降駆動機構が切り換わり、これに気付かずに走行されることがあっても、草刈り装置が上昇していて障害物に当たりにくいなどトラブルが発生しにくくなる。
本第1発明によると、上昇ペダルと下降ペダルが車体前後方向に分散するとともに乗り降りの際に下降ペダルが踏まれにくいものでありながら、運転部を運転部乗降口が運転座席の前側に極力近く位置したコンパクトな状態に得ることができる。
本第発明にあっては、本第1発明の構成において、前記上昇ペダル及び前記下降ペダルが同一のペダルアームに一体回転自在に支持されている。
すなわち、上昇ペダルと下降ペダルを各別に昇降駆動機構の操作部に連動させずに、ペダルアームを昇降駆動機構の操作部に連動させることにより、上昇ペダルが踏み込み操作されると、ペダルアームが一方向に揺動操作されて昇降駆動機構を草刈り装置上昇側に切換え操作され、下降ペダルが踏み込み操作されると、ペダルアームが他方向に揺動操作されて昇降駆動機構を草刈り装置下降側に切換え操作されるようにすることができるものである。
従って、本第2発明によると、上昇ペダル及び下降ペダルによって昇降駆動機構を操作するものでありながら、ペダルアームを昇降駆動機構の操作部に連動させるだけの簡単な連動機構を採用すれば済んで安価に得ることができる。
本第3発明にあっては、本第2発明の構成において、前記ブレーキペダルを車体横向きのペダル支軸に一体回転自在に支持し、前記ペダル支軸に前記ペダルアームを相対回転自在に支持してある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,2に示すように、左右一対のキャスタ輪型の遊転自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、車体フレーム3の後端部に設けたエンジン4が装備された原動部5、この原動部5の前方側近くに位置する運転座席11が装備された乗用運転部10、前記運転座席11の後側近くに位置する転倒保護枠6を備えた自走車体の車体フレーム3の前後輪間にリンク機構20を介して草刈り装置30を連結し、前記エンジン4の出力を前記左右後輪2が支持されているミッションケース7に位置する動力取り出し軸7aから回転軸8を介して草刈り装置30に伝達するように構成して、乗用型草刈機を構成してある。
この草刈機は、芝刈りや草刈り作業を行うものであり、運転座席11の下方に位置する油圧式の昇降シリンダ9を操作すると、この昇降シリンダ9がリンク機構20を車体フレーム3に対して昇降操作することにより、草刈り装置30を刈り刃ハウジング31の前後側に位置するゲージ輪32が地面上に接地した下降作業状態と、前記ゲージ輪32が地面上から上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。草刈り装置30を下降作業状態にして自走車体を走行させると、草刈り装置30は、刈り刃ハウジング31の内部の複数箇所で刈り刃ハウジング上下向きの軸芯まわりで回動駆動される刈り刃33によって芝や草刈り処理を行い、刈り草や刈り芝を各刈り刃33の回転によって発生する風によって刈り刃ハウジング31の横一端側に搬送して排出口31aから刈り刃ハウジング31の外部に排出していく。
図2などに示すように、自走車体の乗用運転部10は、左右の後輪フェンダー2aの間に配置した前記運転座席11、この運転座席11の前方下方で車体フレーム3に支持させた運転部床12、この運転部床12の両横側に乗降ステップ13aを運転部床12の配置高さと同一又はほぼ同一の配置高さで設けて形成した乗降口13を備えて構成してある。
前記乗用運転部10の前記運転座席11の両横側方に操縦レバー14を設け、前記運転座席11の横一側方にアクセルレバー15及び作業クラッチレバー16を設け、前記運転部床12の前端側にブレーキペダル17a、駐車ブレーキペダル17b、上昇ペダル18、下降ペダル19を設けてある。
アクセルレバー15は、前記エンジン4のアクセル操作を行うものである。作業クラッチレバー16は、エンジン4から草刈り装置10への伝動を入り切りするように前記ミッションケース7に設けた作業クラッチ(図示せず)を入り切り操作して草刈り装置10を駆動及び停止操作するものである。ブレーキペダル17aは、前記ミッションケース7に設けた走行用ブレーキ(図示せず)を操作して左右後輪2にブレーキを掛けるものである。駐車ブレーキペダル17bは、図11に示す如く駐車ブレーキペダル17bのフック17cをブレーキペダル17aが備える係合片17dに係止させてブレーキペダル17aを踏み込み状態に保持し、これによって前記走行用ブレーキを入り状態に保持操作して左右後輪2に駐車ブレーキを掛けるものである。
左右の操縦レバー14は、前記エンジン4からの駆動力を前記左右後輪2,2に各別に伝達するように前記ミッションケース7に設けた一対の静油圧式無段変速装置(図示せず)の変速操作部に各別に連動させてあり、左側の操縦レバー14を車体前後方向に揺動操作して左後輪2の静油圧式無段変速装置を変速操作し、右側の操縦レバー14を車体前後方向に揺動操作して右後輪2の静油圧式無段変速装置を変速操作する。これによって左右後輪2,2を共に前進や後進側に同一の駆動速度で駆動することによって自走車が前進や後進側に直進走行し、左右後輪2,2の駆動速度や駆動方向を相違させることによって自走車が左や右向きに旋回走行するようになっている。
図1,3に示すように、前記リンク機構20は、前記車体フレーム3の前端部の両横外側に車体横向きの回転支軸21を介して揺動自在に支持された左右一対の前揺動リンク22、運転座席11の下方付近で前記車体フレーム3の両横外側に車体横向きの回転支軸23を介して揺動自在に支持された後揺動リンク24を備えている。左右の前揺動リンク22の下端側を刈り刃ハウジング31の前連結ブラケット34に、前記左右の後揺動リンク24の下端側を刈り刃ハウジング31の後連結ブラケット35にそれぞれ回動自在に連結するとともに、左側の前揺動リンク22を刈り刃ハウジング31の前連結ブラケット34に連結している連結ピン22aを介して前揺動リンク22に前端側が連結され、前記左側の後揺動リンク24を刈り刃ハウジング31の後連結ブラケット35に連結している連結ピン24aを介して後揺動リンク24に後端側が連結された連動リンク25、前記右側の前揺動リンク22を刈り刃ハウジング31の前連結ブラケット34に回動自在に連結している連結ピン22aを介して前揺動リンク22に前端側が連結され、前記右側の後揺動リンク24を刈り刃ハウジング31の後連結ブラケット35に回動自在に連結している連結ピン24aを介して後揺動リンク24に後端側が連結された連動リンク25を備えている。
図3,4に示すように、前記後揺動リンク24の前記回転支軸23の左右一対の車体メインフレーム3aの間に位置する部位からリンク駆動アーム26を車体後方向きに延出させ、このリンク駆動アーム26に前記昇降シリンダ9のシリンダロッドを連結してある。
これにより、リンク機構20は、草刈り装置30を車体フレーム3に昇降自在に連結している。昇降シリンダ9は、リンク機構20を連動機構として草刈り装置30の刈り刃ハウジング31に連結していて、草刈り装置30を昇降操作するようになっている。すなわち、昇降シリンダ9は、伸縮操作されることにより、リンク駆動アーム26を介して回転支軸23を回転操作して左右の後揺動リンク24を車体フレーム3に対して上下に揺動操作し、左右の後揺動リンク24によって連動リンク25を介して左右の前揺動リンク22を車体フレーム3に対して上下に揺動操作することにより、草刈り装置30を自走車体に対して昇降操作する。
図5,6,7に示すように、前記昇降シリンダ9を操作するように昇降シリンダ9の給排ポートに油圧ホース(図示せず)を介して接続された昇降バルブ40を前記ミッションケース7の前部に設け、昇降バルブ40の車体上下向き軸芯まわりで揺動自在な操作アーム40aを、連動ロッド41などを介し、運転部10に位置する前記上昇ペダル18及び前記下降ペダル19に連動させてある。
図6,7に示すように、前記上昇ペダル18は、運転部床12の下方で前記左右の車体メインフレーム3aに回転自在に支持されている車体横向きのペダル支軸42に中間部が相対回転自在に支持された一つのペダルアーム43の前記ペダル支軸42から車体後方向きに延出している後アーム部分43aに支持され、前記下降ペダル19は、前記ペダルアーム43の前記ペダル支軸42から車体前方向きに延出している前アーム部分43bに支持されている。前記ペダル支軸42は、前記ブレーキペダル17aを一体回転自在に支持している。このダル支軸42は、前記ミッションケース7に位置する左右の走行ブレーキの操作部17に連動ロッド48によって連動されており、ブレーキペダル17aを両走行ブレーキの操作部17に連動させている。
図6,7などに示すように、前記連動ロッド41の前端側は、前記ペダルアーム43を前記ペダル支軸42に相対回転自在に支持させていて、ペダルアーム43と共にペダル支軸42に対して回転する取り付け部材44に相対回転自在に連結され、前記連動ロッド41の後端側は、昇降バルブ40の前記操作アーム40aに相対回転自在に連結されている。
これにより、上昇ペダル18及び下降ペダル19は、同一の前記ペダルアーム43に一体回転自在に支持されており、上昇ペダル18は、踏み込み操作されることにより、ペダル支軸42の軸芯まわりで下降揺動して取り付け部材44を一方の回転方向に回転操作し、この操作力を連動ロッド41によって昇降バルブ40の操作アーム40aに伝達して昇降バルブ40を中立状態から上昇操作状態に切換え操作する。そして、下降ペダル19は、踏み込み操作されることにより、ペダル支軸42の軸芯まわりで下降揺動して取り付け部材44を他方の回転方向に回転操作し、この操作力を連動ロッド41によって昇降バルブ40の操作アーム40aに伝達して昇降バルブ40を中立状態から下降操作状態に切換え操作する。上昇ペダル18も下降ペダル19も、踏み込み操作が解除されることにより、昇降バルブ40が中立状態に自ずと復帰するように備えている中立復帰力によって非操作状態に自ずと復帰するとともに昇降バルブ40を中立状態に復帰操作する。
図8,9,10に示すように、前記一方の車体メインフレーム3aよりも車体内側に、車体上下方向視でほぼ円形のストッパ50を設けてある。このストッパ50は、前記左右の車体メインフレーム3aに連結された連結フレーム3bが有する支持ブラケット51に回転支軸52を介して支持されており、かつ、ストッパ50の上面側にストッパ周方向に並べて設けた複数のストッパ面50aを備えており、昇降シリンダ9が草刈り装置30を下降操作して回転支軸23が回転していくに伴い、前記後揺動リンク24の前記回転支軸23に一体回転自在に連結されていて回転支軸23の軸芯まわりで下降揺動していく下降牽制アーム53を前記複数のストッパ面50aのいずれか一つで受け止め支持する。従って、ストッパ50は、いずれか一つのストッパ面50aによって前記下降牽制アーム53にストップ作用して回転支軸52の回転限界を設定し、これによって後揺動リンク24及び前揺動リンク22の下降限界を設定して草刈り装置30の昇降シリンダ9による下降限界を設定する。
図8,9に明示するように、前記ストッパ50の前記複数のストッパ面50aは、各ストッパ面50aの前記支持ブラケット51からの高さ(対地高さ)が異なるように階段状に配置してある。前記ストッパ50は、車体上下向きの前記回転支軸52と共に前記支持ブラケット51に対して回動するように回動自在に支持させあり、そして、図2,4に示す如く乗用運転部10の前記運転座席11の横側方であって、前記一方の車体メインフレーム3aよりも車体横外側に設けた下限調節具54によって回動調節されるように構成してある。
すなわち、図8,9などに示すように、下限調節具54は、前記一方の車体メインフレーム3aに支持された操作盤55の上面側に回転支軸56を介して回動自在に支持されている。
前記回転支軸56、この回転支軸56の下端側に設けた連動ギヤ57、ストッパ50の前記回転支軸52の上端側に一体回転自在に支持させることによってストッパ50に一体回転自在に設けた回転ギヤ58を備えさせて、下限調節具54とストッパ50を連動させた調節連動機構59を構成してある。
前記連動ギヤ57は、前記回転支軸56に一体回転自在に連結しており、この回転支軸56を連動用の回転軸として下限調節具54に一体回転自在に連結されている。前記連動ギヤ57と前記回転ギヤ58は、噛み合っていて、連動して回転する。
すなわち、ストッパ50がリンク機構20における後揺動リンク24の回転支軸23に作用するように車体メインフレーム3aよりも車体内側に位置し、下限調節具54が運転座席11の横側方に位置するように車体メインフレーム3aよりも車体外側に位置しており、下限調節具54とストッパ50は、下限調節具54の回転支軸56の軸芯で成る車体上下向きの回動軸芯X1とストッパ50の回転支軸52の軸芯で成る車体上下向きの回動軸芯X2が偏芯した状態で位置している。このため、調節連動機構59は、回転ギヤ58と連動ギヤ57の連動によって下限調節具54の回動軸芯X1とストッパ50の回動軸芯X2の偏芯を許容しながら下限調節具54とストッパ50を連動させている。
従って、下限調節具54が回動軸芯X1まわりで回転操作されると、この操作力が調節連動機構59によってストッパ50の回転支軸52に伝達され、ストッパ50は、回動軸芯X2まわりで下限調節具54の回転方向に対応した回転方向に、かつ、下限調節具54の回転操作角に対応した回転角だけ回転操作され、複数のストッパ面50aのうちの下限調節具54の操作位置に対応したストッパ面50aが下降牽制アーム53に作用する取り付け状態に回動調節される。
つまり、芝刈りや草刈り作業を行うに当たり、芝や草刈り高さを変更する場合、前後のゲージ輪32のゲージ輪支軸32a(図3参照)のブラケット36に対する取り付け高さを調節することにより、各ゲージ輪32の刈り刃ハウジング31に対する取り付け高さを所望の芝刈り高さや草刈り高さに対応した適切な取り付け高さに設定しておく。そして、下限調節具54を回転操作し、ストッパ50の前記複数のストッパ面50aのうち、各ゲージ輪32の設定取り付け高さに対応したストッパ面50aが作用する適切な取り付け状態にストッパ50を回動調節しておく。そして、下降ペダル19を踏み込み操作すると、この操作力のために昇降バルブ40が中立状態から下降操作状態に切り換わって昇降シリンダ9を短縮側に作動させ、この昇降シリンダ9がリンク機構20を下降側に揺動操作して草刈り装置30を下降操作し、草刈り装置30は、前後のゲージ輪32によって地面上に接地した下降作業状態になる。このとき、ストッパ50が下限調節具54の回転操作によって選択されたストッパ面50aによって下降牽制アーム53にストップ作用し、草刈り装置30が昇降シリンダ9による下降操作の限界まで下降したものとして昇降シリンダ9による草刈り装置30の下降操作を停止させる。これにより、左右の前揺動リンク22を刈り刃ハウジング31の前連結ブラケット34に連結している前記連結ピン22aが前連結ブラケット34の長孔形ピン孔34a(図3参照)の上部側又は上端に位置し、左右の後揺動リンク24を刈り刃ハウジング31の後連結ブラケット35に連結している前記連結ピン24aが後連結ブラケット35の長孔形ピン孔35a(図3参照)の上部側又は上端に位置し、草刈り装置30の前後のゲージ輪32や乗り越えローラ37(図3参照)が地面上の隆起部や障害物に乗り上がった際、草刈り装置30が地面からの押し上げ操作によって自走車体に対して上昇するように左右の前揺動リンク22及び後揺動リンク24に対して上昇することを可能にしながら作業を行うことができる。
移動や旋回走行を行うに当たり、上昇ペダル18を踏み込み操作する。すると、この操作力のために昇降バルブ40が中立状態から上昇操作状態に切り換わって昇降シリンダ9を伸長側に作動させ、この昇降シリンダ9がリンク機構20を上昇側に揺動操作して草刈り装置30を上昇操作し、草刈り装置30は、前後のゲージ輪32が地面上から上昇した上昇作業状態になる。
図6などに示すように、前記上昇ペダル18及び前記下降ペダル19は、運転部床12の走行ブレーキペダル17aに対して駐車ブレーキペダル存在側とは反対側の部位に車体前後方向に分散させて配置してある。さらに詳述すると、図2に示すように、車体上下方向視で上昇ペダル18が前記運転部乗降口13と車体横方向に並び、下降ペダル19が上昇ペダル18から車体前方側に離れて運転部乗降口13よりもやや車体前方側に位置した状態で車体前後方向に分散させて配置してある。
つまり、上昇ペダル18も下降ペダル19も片足によって操作するものである。しかし、下降ペダル19を上昇ペダル18よりも前方側で操作し、上昇ペダル18を下降ペダル19よりも後方側で操作することから、意図する方と異なる方のペダルを操作する誤操作を発生しにくくしながらペダル操作される。さらに、乗降口13から乗り降りされる際、上昇ペダル18を踏んで草刈り装置30が上昇してしまう事態よりも、下降ペダル19を踏んで草刈り装置30が下降してしまう事態を発生しにくくしながら乗り降りされる。
図2に示すように、前記運転部床12を、前記上昇ペダル18と前記下降ペダル19の間を通った車体横向き分割線B1、前記左右の乗降ステップ13aの内側に位置した車体前後向き分割線B2によって開閉運転部床12aと、固定運転部床12bとに分割してある。図7に示すように、開閉運転部床12は、この開閉運転部床12の車体後端部に配置した車体横向き軸芯Pまわりで上下揺動開閉自在に支持させてある。
すなわち、開閉運転部床12aを上昇開放することにより、運転部床下が開放され、自走車体の上方から開閉運転部床12a設置スペースを介して刈り刃ハウジング31の上面側を点検や修理作業することができるようになっている。
図12は、別の実施構造を備えた調節連動機構59を示し、この調節連動機構59にあっては、ストッパ50に一端側が一体回転自在に連動され、他端側が下限調節具54に一体回転自在に連動されたフレキシブル伝動ケーブル60を備えて構成してあり、フレキシブル伝動ケーブル60の連動作用によってストッパ50と下限調節具54を連動させており、フレキシブル伝動ケーブル60の屈曲によってストッパ50の回動軸芯X2と下限調節具54の回動軸芯X1の偏芯を許容している。フレキシブル伝動ケーブル60は、車体メインフレーム3aの貫通孔を通っている。
図13は、さらに別の実施構造を備えた調節連動機構59を示し、この調節連動機構59にあっては、ストッパ50に一端側が自在継ぎ手61を介して連動され、他端側が自在継ぎ手61を介して下限調節具54の回転支軸56に連動された回転軸62を備えて構成してあり、自在継ぎ手61及び回転軸62の連動作用によってストッパ50と下限調節具54を連動させており、各自在継ぎ手61の屈曲によってストッパ50の回動軸芯X2と下限調節具54の回動軸芯X1の偏芯を許容している。回転軸62は、車体メインフレーム3aの貫通孔を通っている。
〔別実施例〕
上記実施例の如く草刈り装置30を昇降シリンダ9によって昇降操作するように構成するに替え、油圧モータなど各種のアクチュエータによって昇降操作する構成を採用して実施しても、本発明の目的を達成することができる。従って、昇降シリンダ9、油圧モータなどを総称して昇降駆動機構9と呼称する。
乗用型草刈機全体の側面図 乗用型草刈機全体の平面図 草刈り装置及びリンク機構の側面図 昇降シリンダ、下限調節具の配設部の平面図 上昇ペダル、下降ペダルと昇降バルブの連動を示す側面図 上昇ペダル、下降ペダルと昇降バルブの連動を示す平面図 開閉運転部床の開閉構造を示す側面図 ストッパの配設部を示す側面図 調節連動機構の後面図 ストッパ配設部の平面図 駐車ブレーキペダルの入り操作状態を示す側面図 別の実施構造を備えた調節連動機構の後面図 別の実施構造を備えた調節連動機構の後面図
9 昇降駆動機構
10 乗用運転部
11 運転座席
12 運転部床
13 運転部乗降口
17a ブレーキペダル
18 上昇ペダル
19 下降ペダル
30 草刈り装置
42 ペダル支軸
43 ペダルアーム

Claims (3)

  1. 乗用運転部を備えた自走車体に昇降自在に連結された草刈り装置、前記草刈り装置を自走車体に対して昇降操作する昇降駆動機構を備えた乗用型草刈機であって、
    前記昇降駆動機構を草刈り装置上昇側に操作する上昇ペダル、及び前記昇降駆動機構を草刈り装置下降側に操作する下降ペダルを、車体上下方向視で前記上昇ペダルが運転部乗降口における車体後方側の運転座席寄りの位置の車体横方向に並び、且つ、前記下降ペダルが前記上昇ペダルから車体前方側に離れて前記運転部乗降口よりもやや車体前方側に位置する状態で車体前後方向に分散する配置で前記乗用運転部の運転部床に設け、
    前記下降ペダルの横隣にブレーキペダルを設けて、前記下降ペダルの上端よりも前記ブレーキペダルの上端が高い位置に位置するように構成してある乗用型草刈機。
  2. 前記上昇ペダル及び前記下降ペダルが同一のペダルアームに一体回転自在に支持されている請求項1に記載の乗用型草刈機。
  3. 前記ブレーキペダルを車体横向きのペダル支軸に一体回転自在に支持し、前記ペダル支軸に前記ペダルアームを相対回転自在に支持してある請求項2に記載の乗用型草刈機。
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