JP5033151B2 - 乗用型草刈機 - Google Patents
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又、エンジン側の出力軸のプーリと草刈装置側の入力軸を含むその間の動力伝達装置全体を一つのカバーで覆うことも考えられるが、草刈装置は走行機体に対して昇降して刈取装置側の入力軸が上下方向に移動するので、その上下移動を許す範囲で固定カバーを設けると、草刈装置の作業姿勢で出力軸のプーリを十分にカバーリングし難い。
第1発明は、刈り刃ハウジングの内部に縦軸心周りに回転駆動されるカッターブレードで草刈りを行う草刈装置を、下降させた作業姿勢と上昇させた非作業姿勢とに亘って昇降自在に走行機体に備え、エンジンの動力を走行機体側の出力軸から昇降自在な前記草刈装置に備えられた入力軸に動力伝達装置を介して伝達するように構成した乗用型草刈機において、前記出力軸を覆う出力軸カバーと、前記入力軸を覆う入力軸カバーと、前記動力伝達装置を覆う中間カバーとを設け、前記中間カバーの一端部と前記出力軸カバーとの間に備えた第1接続部と、前記中間カバーの他端部と前記入力軸カバーとの間に備えた第2接続部とにおいて、前記中間カバーを左右横軸心周りに回動自在に支持し、前記第1及び第2接続部の少なくとも一方に、前記中間カバーを左右横軸心周りに回動自在に支持するとともに上下動を許容する支持部を形成してあることを特徴とする。
第1発明によれば、動力伝達部のうち、前記出力軸は走行機体に対しては移動しないこと、草刈装置の入力軸は刈り刃ハウジングと一体に上下動し、刈り刃ハウジングに対しては移動しないこと、前記出力軸と入力軸との間の動力伝達装置は草刈装置の昇降に伴って上下動することより、カバーを出力軸を覆う出力軸カバーと、入力軸を覆う入力軸カバーと、動力伝達装置を覆う中間カバーとに分けることで、各カバーをコンパクトに構成できるようにした。
しかし、第1又は第2接続部15,16を伝動系接続部の位置から大きく離れた位置に設けた場合は、その位置が伝動系接続部の位置から離れているほど、草刈装置20の昇降に伴い、第1又は第2接続部15,16の位置(前後位置)における動力伝達装置の部分は上下に大きく移動するから、接触を回避するために中間カバー14の上下幅を広幅にする必要がある。
第1発明において、例えば図11に示すように、第1接続部15に支持部18を形成したとする(図11においては、出力軸カバー12の係合部材(ピン81)と中間カバー14の長孔84とによる接続構造により、支持部18が構成されており、中間カバー14が出力軸カバー12に対して係合部材(ピン81)の軸心周りに回動でき、出力軸カバー12に対して上下動できる)。
したがって、第1発明によると、前記出力軸を覆う出力軸カバー、前記入力軸を覆う入力軸カバー、及び動力伝達装置を覆う中間カバーを、動力伝達装置と非接触状態に保ちながらも動力伝達装置を露出させること無く、コンパクトにすることができるに至った。
第2発明は、第1発明の構成において、前記支持部を、前記出力軸と前記第1接続部までの距離と、前記入力軸と前記第2接続部までの距離のうち、長い方の接続部に形成してある。
前述の第1発明の作用に記載したように、第1又は第2接続部が伝動系接続部の位置から離れるほど、草刈装置の昇降に伴い、第1又は第2接続部の位置(前後位置)における動力伝達装置の部分は上下に大きく移動し、中間カバーと動力伝達装置とが接触し易くなる。
第2発明では、出力軸と第1接続部までの距離と、入力軸と第2接続部までの距離のうち、長い方の第1接続部(又は第2接続部)に支持部を形成している。つまり、中間カバーと動力伝達装置とが接触し易い方の第1接続部(又は第2接続部)に、支持部を形成しており、中間カバーと動力伝達装置との接触を無駄なく回避することができる。
第3発明は、第1発明または第2発明の構成において、前記支持部を前記第1接続部に形成し、前記中間カバーと前記出力軸カバーのいずれか一方に上下方向に長い長孔を備え、他方に該長孔に係合する係合部材を備えて、前記支持部を構成してある。
第3発明は、支持部を出力軸カバー側の第1接続部に形成したことを特定し、支持部を構成する長孔と該長孔に係合する係合部材の一方を中間カバーに、他方を出力軸カバーに備える構成に限定して、支持部を簡素に構成しながら、第1発明又は第2発明と同様な効果を奏しえるようにしたものである。
第4発明は、第1発明または第2発明の構成において、前記支持部を前記第2接続部に形成し、前記中間カバーと前記入力軸カバーのいずれか一方に上下方向に長い長孔を備え、他方に該長孔に係合する係合部材を備えて、前記支持部を構成してある。
第4発明は、支持部を草刈装置の入力軸カバー側である第2接続部に形成したことを特定し、支持部を構成する長孔と該長孔に係合する係合部材の一方を中間カバーに、他方を入力軸カバーに備える構成に限定して、支持部を簡素に構成しながら、第1発明又は第2発明と同様な効果を奏しえるようにしたものである。
第5発明は、第3発明の構成において、前記草刈装置が作業姿勢に下降するときには、前記中間カバーの第1接続部側の端部が前記第1接続部側の前記支持部に支持されることで、前記動力伝達装置が前記中間カバーに沿った非接触状態に維持され、前記草刈装置が非作業姿勢に上昇するときには、前記草刈装置の上昇に伴って前記中間カバーが前記刈り刃ハウジングに形成してある固定部材に接当して押し上げられることで、前記動力伝達装置が前記中間カバーに沿った非接触状態に維持されるようにしてある。
第5発明によれば、草刈装置が作業姿勢に下がっているときは、中間カバーが自重下降して、第1接続部側が前記支持部に支持されている状態で、動力伝達装置が中間カバーに沿った非接触状態に維持される。草刈装置が非作業姿勢に上昇するときは、中間カバーが動力伝達装置と接触しないように、中間カバーが刈り刃ハウジングに形成してある固定部材(刈り刃ハウジング構成部材)に当接して刈り刃ハウジングに押し上げられて、動力伝達装置が中間カバーに沿った非接触状態に維持される。したがって、草刈装置が下降した作業姿勢及び草刈装置が上昇した作業姿勢の何れにおいても中間カバーが動力伝達装置に接触しない。
図1は乗用型草刈機の全体側面図、図2は乗用型草刈機の全体平面図である。これらの図に示すように、この乗用型草刈機は、左右一対の操向操作自在な前車輪1,1と、左右一対の駆動自在な後車輪2,2とによって自走するよう構成され、かつ走行機体後部に設けた運転座席3と、この運転座席3の前方に設けたステアリングホイール4とを有した運転部5が装備された自走車を備え、この自走車の機体フレーム6の下部にリンク機構7を介して連結された草刈装置20を備えている。
図6、図7に示すように、前記ベルト押さえ58は、前記入力ベルト24の入力プーリ33からの離脱を防止するよう入力ベルト24にストップ作用する一対のストッパー部59a,59aを有したベルト押さえ本体59と、このベルト押さえ本体59の中間部から延出した取り付けアーム60と、前記ベルト押さえ本体59の一端部から延出した回り止めアーム61とを備えている。
前記変速ペダル75は、中立位置から機体前方側に踏み込み操作されることにより、前記静油圧式無段変速装置10を前進側に変速操作し、中立位置から機体後方側に踏み込み操作されることにより、前記静油圧式無段変速装置10を後進側に変速操作する。
前記ブレーキペダル76は、踏み込み操作されることにより、走行用ブレーキ(図示せず)を入り状態に操作して前記左右一対の後車輪2,2にブレーキを掛ける。
図1、図4、図9に示すように、エンジン8の出力軸8aと草刈装置20の入力軸38の間には、エンジン8の出力軸8aと出力プーリ8b、及び出力プーリ8bと草刈装置20の入力プーリ33に巻回している入力ベルト24に対するテンションプーリ48を覆う出力軸カバー12、草刈装置20の入力軸38と入力プーリ33を覆う入力軸カバー13、出力プーリ8bと入力プーリ33に巻回している入力ベルト24を覆う中間カバー14を装備している。
上記実施の形態では、第1接続部15に支持部18(ピン81と長孔84)を採用したが、第2接続部16に支持部18を採用して、第1接続部15にピン77を採用してもよいものである。
8a 出力軸
12 出力軸カバー
13 入力軸カバー
14 中間カバー
15 第1接続部
16 第2接続部
18 支持部
20 草刈装置
22 刈り刃ハウジング
23 カッターブレード
24 動力伝達装置
34 入力軸
81 係合部材(ピン)
84 長孔
85 固定部材(第3カバーの天板最上部の前端角部)
P 縦軸心
Claims (5)
- 刈り刃ハウジングの内部に縦軸心周りに回転駆動されるカッターブレードで草刈りを行う草刈装置を、下降させた作業姿勢と上昇させた非作業姿勢とに亘って昇降自在に走行機体に備え、エンジンの動力を走行機体側の出力軸から昇降自在な前記草刈装置に備えられた入力軸に動力伝達装置を介して伝達するように構成した乗用型草刈機において、
前記出力軸を覆う出力軸カバーと、前記入力軸を覆う入力軸カバーと、前記動力伝達装置を覆う中間カバーとを設け、前記中間カバーの一端部と前記出力軸カバーとの間に備えた第1接続部と、前記中間カバーの他端部と前記入力軸カバーとの間に備えた第2接続部とにおいて、前記中間カバーを左右横軸心周りに回動自在に支持し、
前記第1及び第2接続部の少なくとも一方に、前記中間カバーを左右横軸心周りに回動自在に支持するとともに上下動を許容する支持部を形成してある乗用型草刈機。 - 前記支持部を、前記出力軸と前記第1接続部までの距離と、前記入力軸と前記第2接続部までの距離のうち、長い方の接続部に形成してある請求項1記載の乗用型草刈機。
- 前記支持部を前記第1接続部に形成し、前記中間カバーと前記出力軸カバーのいずれか一方に上下方向に長い長孔を備え、他方に該長孔に係合する係合部材を備えて、前記支持部を構成してある請求項1または2記載の乗用型草刈機。
- 前記支持部を前記第2接続部に形成し、前記中間カバーと前記入力軸カバーのいずれか一方に上下方向に長い長孔を備え、他方に該長孔に係合する係合部材を備えて、前記支持部を構成してある請求項1または2記載の乗用型草刈機。
- 前記草刈装置が作業姿勢に下降するときには、前記中間カバーの第1接続部側の端部が前記第1接続部側の前記支持部に支持されることで、前記動力伝達装置が前記中間カバーに沿った非接触状態に維持され、
前記草刈装置が非作業姿勢に上昇するときには、前記草刈装置の上昇に伴って前記中間カバーが前記刈り刃ハウジングに形成してある固定部材に接当して押し上げられることで、前記動力伝達装置が前記中間カバーに沿った非接触状態に維持されるようにしてある請求項3記載の乗用型草刈機。
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Family Applications (1)
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JP2009029857A Active JP5033151B2 (ja) | 2009-02-12 | 2009-02-12 | 乗用型草刈機 |
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