JP2001297852A - ジョイント部の防水処理方法 - Google Patents

ジョイント部の防水処理方法

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JP2001297852A
JP2001297852A JP2000108568A JP2000108568A JP2001297852A JP 2001297852 A JP2001297852 A JP 2001297852A JP 2000108568 A JP2000108568 A JP 2000108568A JP 2000108568 A JP2000108568 A JP 2000108568A JP 2001297852 A JP2001297852 A JP 2001297852A
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joint
mold
molding step
positioning
resin
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JP2000108568A
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Akihiko Oki
昭彦 大木
Hiroshi Ota
浩 太田
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Yonezawa Densen Co Ltd
Original Assignee
Yonezawa Densen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールドにおけるジョイント部の位置決めを
正確かつ確実とする上に、半自動化も可能な防水処理方
法の提供を課題とする。 【解決手段】 ジョイント部jから所定の位置に位置決
め部91,92を形成する第1のモールド工程と、該第
1のモールド工程の後、位置決め部91,92を基準と
してジョイント部jを位置決めし、該ジョイント部jの
周囲をさらに樹脂pで被覆する第2のモールド工程とを
有する方法を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線間の接続箇所
であるジョイント部の防水処理を行う、ジョイント部の
防水処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の防水処理方法としては、
例えば前記ジョイント部を金型内に設置した後、この金
型のキャビティ内に溶融樹脂を注入することによって、
前記ジョイント部周囲を樹脂でモールドすることによっ
て被覆する方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
ジョイント部jの防水処理においては、以下に説明する
問題を有していた。すなわち、前記ジョイント部の樹脂
被覆は1回で行う関係上、前記金型のキャビティの中央
位置に正確に前記ジョイント部が位置決めされた状態を
保つ必要があり、これが位置ずれを起こした場合(1段
モールドでは、樹脂注入圧によっても強制的に前記ジョ
イント部の位置ずれを起こしやすい)には、成形後のモ
ールド内における前記ジョイント部の位置がずれること
となり、場合によっては必要な肉厚をもって前記ジョイ
ント部を防水被覆することができないという問題であ
る。また、このような正確な位置決めを要する関係上、
この防水処理を機械装置による半自動化することができ
ないという問題も有していた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、モールドにおけるジョイント部の位置決めを
正確かつ確実とする上に、半自動化も可能な防水処理方
法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のジョイント部の
防水処理方法は、上記課題を解決するために以下の手段
を採用した。すなわち、請求項1記載のジョイント部の
防水処理方法は、配線間のジョイント部を防水処理する
方法において、前記ジョイント部から所定の位置に位置
決め部を形成する第1のモールド工程と、該第1のモー
ルド工程の後、前記位置決め部を基準として前記ジョイ
ント部を位置決めし、該ジョイント部周囲をさらに樹脂
で被覆する第2のモールド工程とを有することを特徴と
する。上記請求項1記載のジョイント部の防水処理方法
によれば、第1のモールド工程では、ジョイント部から
所定の位置に位置決め部が形成される。第2のモールド
工程では、まず前工程で得られた位置決め部を固定して
位置決めすることで、該位置決め部より所定位置に位置
するジョイント部を正確に位置決めすることができる。
このように正確にジョイント部を位置決めした状態でジ
ョイント部周囲を樹脂によって被覆することで、ジョイ
ント部周囲に適切な厚みをもって防水層を形成すること
ができる。
【0006】請求項2記載のジョイント部の防水処理方
法は、請求項1記載のジョイント部の防水処理方法にお
いて、前記第1のモールド工程が、前記ジョイント部が
はめ込まれるとともに前記位置決め部を形成する第1の
金型を用いて行い、前記第2のモールド工程が、前記第
1のモールド工程で被覆された前記ジョイント部を収納
するとともに前記位置決め部が嵌合可能な第2の金型を
用いて行うことを特徴とする。上記請求項2記載のジョ
イント部の防水処理方法によれば、上記請求項1と同様
の作用を得ることができる。
【0007】請求項3記載のジョイント部の防水処理方
法は、請求項1または2記載のジョイント部の防水処理
方法において、前記位置決め部が、前記ジョイント部を
間に挟んだ少なくとも2箇所に配設されていることを特
徴とする。上記請求項3記載のジョイント部の防水処理
方法によれば、これら位置決め部をそれぞれ固定するこ
とで、これら位置決め部間を結ぶ直線上からジョイント
部が位置ずれを生じないように該ジョイント部を位置決
め固定することができる。
【0008】請求項4記載のジョイント部の防水処理方
法は、請求項2または3記載のジョイント部の防水処理
方法において、前記第1の金型及び前記第2の金型が、
アルマイト処理もしくはテフロンコーティング処理が施
されていることを特徴とする。上記請求項4記載のジョ
イント部の防水処理方法によれば、これに用いられる各
金型に予めアルマイト処理もしくはテフロンコーティン
グ処理を金型表面に施しておくことで、その耐久性を向
上させることができる。
【0009】請求項5記載のジョイント部の防水処理方
法は、請求項1〜4のいずれかに記載のジョイント部の
防水処理方法において、前記樹脂の供給を、前記第1の
モールド工程と前記第2のモールド工程との2回に分け
て行い、前記第1のモールド工程後に連続して前記第2
のモールド工程を行うことを特徴とする。上記請求項5
記載のジョイント部の防水処理方法によれば、樹脂の供
給を、第1のモールド工程と第2のモールド工程との2
回に分けて行うことで、1回当たりの樹脂の吐出量を少
なくして、第1及び第2のモールド工程それぞれにおけ
る樹脂の硬化時間を早めることができる。また、第1の
モールド工程後に連続して第2のモールド工程を行うよ
うにすることで、樹脂供給から硬化までの全体の作業時
間としては、1回の樹脂供給で行う場合に比較して略同
じにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のジョイント部の防水処理
方法は、配線間のジョイント部を防水処理する方法であ
り、その一実施形態についての説明を図面を参照しなが
ら以下に行うが、本発明がこれに限定解釈されるもので
ないことは勿論である。なお、本実施形態では、防水処
理を行う配線を、従来の技術で説明した2本の電線d
1,d2とし、これら電線d1,d2を、各心線s1,
s2間においてジョイント端子tで圧着接続したジョイ
ント部j(防水処理を要するこのジョイント部jは、心
線s1,s2と、ジョイント端子tとを含む露出部分と
なる。)に対して防水処理を施す場合を例として説明を
行うものとする。
【0011】本実施形態の防水処理方法では、図1〜図
4に示す第1金型10(第1の金型)を用いた第1のモ
ールド加工と、図5〜図8に示す第2金型50(第2の
金型)を用いた第2のモールド加工との2段階で、前記
ジョイント部jを被覆する防水処理を行うものとする。
【0012】まず、第1金型10について説明する。こ
の第1金型10は、表面にアルマイト処理もしくはテフ
ロンコーティング処理が施されたアルミニウム合金製で
あり、図1及び図2に示す第1下型11と、該第1下型
11上に重ね合わされる第1上型12(図3及び図4参
照)とを備えた構成となっている。第1下型11は、第
1上型12との合わせ面13を対向視した場合に略正方
形の外形を備えており、その略中央位置に、紙面左右方
向に延在する凹溝であるキャビティ14が形成されてい
る。なお、図2においては、このキャビティ14内への
ジョイント部jの配置を明確に示す目的で、電線d1,
d2間のジョイント部jを配置した状態を示している。
【0013】さらに、この第1下型11には、キャビテ
ィ14内に溶融樹脂を供給する樹脂供給路15と、凹所
16,17と、前記第1上型12を重ね合わせる際に位
置決めを行うための突起18,19と、貫通孔20,2
1,22,23とが形成されている。
【0014】前記キャビティ14は、その長さ方向略中
央位置に形成されて前記ジョイント部j(ジョイント端
子t)が嵌合収納される凹所であるジョイント部嵌合凹
所14aと、第1のモールド工程後に、ジョイント部j
を挟み込む両側でかつ各電線d1,d2の被覆部分に位
置決め部(後述)をそれぞれ1箇所づつ(計2箇所)形
成するための凹所である位置決め部形成凹所14b,1
4cと、電線d1,d2の被覆部分が嵌合収納される凹
溝14d,14eとを備えた構成となっている。
【0015】このような構成により、ジョイント端子t
で接続された電線d1,d2を、図2に示すようにキャ
ビティ14内にはめ込んだ状態では、電線d1,d2及
びジョイント部j(ジョイント端子t)が一直線上に配
置固定されるようになっている。そして、ジョイント部
j(ジョイント端子t)がジョイント部嵌合凹所14a
内に嵌合しているので、例え電線d1,d2に外力が加
わっても、同図の紙面上下左右方向にジョイント部j
(ジョイント端子t)が動かないように配置固定される
ようになっている。また、前記各位置決め部形成凹所1
4b,14cは、ジョイント部嵌合凹所14aから所定
の距離だけ離れた位置にそれぞれ形成されているので、
第1のモールド工程後の電線d1,d2に形成される位
置決め部(後述)は、ジョイント部jから所定の距離
(すなわち規定された正確な寸法位置)に形成されるよ
うになっている。
【0016】前記樹脂供給路15は、第1下型11の一
側縁から各位置決め部形成凹所14b,14cに向かっ
て二股分岐された略Y字形状の凹溝であり、ここを通し
て第1金型10の外部からキャビティ14内に溶融樹脂
を供給可能となっている。前記凹所16,17は、キャ
ビティ14を挟み込む両側にそれぞれ形成されている。
前記突起18,19は、キャビティ14を間としてそれ
ぞれ1箇所づつの合計2箇所に形成されている。前記貫
通孔20,21,22,23は、前記合わせ面13を対
向視した場合の4つの角部にそれぞれ1箇所づつの合計
4箇所に形成されている。
【0017】図3及び図4に示すように、第1上型12
は、第1下型11との合わせ面30を対向視した場合に
略正方形の外形を備えており、その略中央より左側にや
やずれた位置に、キャビティ31が形成されている。さ
らに、この第1上型12には、キャビティ31内に溶融
樹脂を供給する樹脂供給路32と、凹所33,34と、
前記第1下型11に重ね合わせる際に位置決めするため
に前記突起18,19がそれぞれ嵌合する穴35,36
と、貫通孔37,38,39,40とが形成されてい
る。
【0018】前記キャビティ31は、前記ジョイント部
j(ジョイント端子t)が嵌合収納される凹所であるジ
ョイント部嵌合凹所31aと、第1のモールド工程後
に、ジョイント部jを挟み込む両側でかつ各電線d1,
d2の被覆部分に位置決め部(後述)をそれぞれ1箇所
づつ(計2箇所)形成するための凹所である位置決め部
形成凹所31b,31cとを備えた構成となっている。
そして、穴35,36内にそれぞれ前記突起18,19
を嵌合させるように位置決めしながら合わせ面13,3
0間を合致させることで、第1上型12を第1下型11
上に重ね合わせた状態では、ジョイント部嵌合凹所31
aが前記ジョイント嵌合凹所14a上に一致し、かつ、
位置決め部形成凹所31b,31cが前記位置決め部形
成凹所14b,14c上に一致するようになっている。
【0019】前記樹脂供給路32は、第1上型12の一
側縁から各位置決め部形成凹所31b,31cに向かっ
て二股分岐された略Y字形状の凹溝であり、ここを通し
て第1金型10の外部からキャビティ31内に溶融樹脂
を供給可能となっている。前記凹所33,34は、キャ
ビティ31を挟み込む両側にそれぞれ形成されている。
前記穴35,36は、キャビティ31を間としてそれぞ
れ1箇所づつの合計2箇所に形成されている。前記貫通
孔37,38,39,40は、前記合わせ面30を対向
視した場合の4つの角部にそれぞれ1箇所づつの合計4
箇所に形成されている。そして、第1上型12を第1下
型11上に重ね合わせた状態では、樹脂供給路32が前
記樹脂供給路15に合致し、貫通孔37,38,39,
40が前記貫通孔20,21,22,23にそれぞれ合
致し、凹所33,34が前記凹所16,17に合致する
ようになっている。
【0020】次に、前記第2金型50について説明す
る。この第2金型50は、表面にアルマイト処理もしく
はテフロンコーティング処理が施されたアルミニウム合
金製であり、図5及び図6に示す第2下型51と、該第
2下型51上に重ね合わされる第2上型52(図7及び
図8参照)とを備えた構成となっている。第2下型51
は、第2上型52との合わせ面53を対向視した場合に
略正方形の外形を備えており、その略中央位置に、紙面
左右方向に延在する凹溝であるキャビティ54が形成さ
れている。なお、図6においては、このキャビティ54
内へのジョイント部jの配置を明確に示す目的で、第1
のモールド工程(後述)後の電線d1,d2間のジョイ
ント部jを配置した状態を示している。
【0021】さらに、この第2下型51には、キャビテ
ィ54内に溶融樹脂を供給する樹脂供給路55と、凹所
56,57と、前記第2上型52を重ね合わせる際に位
置決めを行うための突起58,59と、貫通孔60,6
1,62,63とが形成されている。
【0022】前記キャビティ54は、第1のモールド工
程後のジョイント部j及び前記各位置決め部が嵌合収納
される凹所であるジョイント部嵌合凹所54aと、該ジ
ョイント部嵌合凹所54aの両端に位置して電線d1,
d2の被覆部分が嵌合収納される凹溝54b,54cと
を備えた構成となっている。このような構成により、第
1のモールド工程後の電線d1,d2を、図6に示すよ
うにキャビティ54内にはめ込んだ状態では、前記各位
置決め部が嵌合しているので、例え電線d1,d2に外
力が加わっても、同図の紙面左右方向にジョイント部j
(ジョイント端子t)が動かないように配置固定される
ようになっている。すなわち、第2下型51(第2金型
50)に対してジョイント部j(ジョイント端子t)を
正確に位置決めすることが可能である。
【0023】前記樹脂供給路55は、第2下型51の一
側縁からキャビティ54に向かって形成された凹溝であ
り、ここを通して第2金型50の外部からキャビティ5
4内に溶融樹脂を供給可能となっている。前記凹所5
6,57は、キャビティ54を挟み込む両側にそれぞれ
形成されている。前記突起58,59は、キャビティ5
4を間としてそれぞれ1箇所づつの合計2箇所に形成さ
れている。前記貫通孔60,61,62,63は、前記
合わせ面53を対向視した場合の4つの角部にそれぞれ
1箇所づつの合計4箇所に形成されている。
【0024】図7及び図8に示すように、第2上型52
は、第2下型51との合わせ面70を対向視した場合に
略正方形の外形を備えており、その略中央位置に、キャ
ビティ71が形成されている。さらに、この第2上型5
2には、キャビティ71内に溶融樹脂を供給する樹脂供
給路72と、凹所73,74と、前記第2下型51に重
ね合わせる際に位置決めするために前記突起58,59
がそれぞれ嵌合する穴75,76と、貫通孔77,7
8,79,80とが形成されている。
【0025】前記キャビティ71は、第1のモールド工
程後のジョイント部j及び前記各位置決め部が嵌合収納
されるテーパ状の凹所であるジョイント部嵌合凹所71
aを備えた構成となっている。そして、穴75,76内
にそれぞれ前記突起58,59を嵌合させるように位置
決めしながら合わせ面53,70間を合致させること
で、第2上型52を第2下型51上に重ね合わせた状態
では、ジョイント部嵌合凹所71aが前記ジョイント嵌
合凹所54a上に一致するようになっている。
【0026】前記樹脂供給路72は、第2上型52の一
側縁から位置決め部形成凹所71aに向かって形成され
た凹溝であり、ここを通して第2金型50の外部からキ
ャビティ71内に溶融樹脂を供給可能となっている。前
記凹所73,74は、キャビティ71を挟み込む両側に
それぞれ形成されている。前記穴75,76は、キャビ
ティ71を間としてそれぞれ1箇所づつの合計2箇所に
形成されている。前記貫通孔77,78,79,80
は、前記合わせ面70を対向視した場合の4つの角部に
それぞれ1箇所づつの合計4箇所に形成されている。そ
して、第2上型52を第2下型51上に重ね合わせた状
態では、樹脂供給路72が前記樹脂供給路55に合致
し、貫通孔77,78,79,80が前記貫通孔60,
61,62,63にそれぞれ合致し、凹所73,74が
前記凹所56,57に合致するようになっている。
【0027】以上説明の第1金型10を用いた第1のモ
ールド工程と、該第1のモールド工程に続いて第2金型
50を用いた第2のモールド工程とによる電線d1,d
2間のジョイント部jの防水処理方法について、図9及
び図10を参照しながら以下に説明を行う。
【0028】まず、第1のモールド工程では、ジョイン
ト部jがはめ込まれるとともに前記位置決め部を形成す
る前記第1金型50を用いた樹脂成形により、ジョイン
ト部jの周囲を樹脂で被覆するとともに、該ジョイント
部jから所定の位置に一対の位置決め部90,91を形
成する。すなわち、線材の準備(ステップS1)とし
て、露出した心線s1,s2において2本の電線d1,
d2同士をジョイント端子tで互いに圧着接続すること
で、ジョイント部j(この防水処理を要するジョイント
部jは、心線s1,s2と、ジョイント端子tとを含む
露出部分となる。)を形成する。このステップS1後の
電線d1,d2及びそのジョイント部jの状態を図10
(a)に示す。
【0029】続くステップS2では、このように用意さ
れた線材を、第1金型10の第1下型11にはめ込むこ
とでセットする。このとき、図2に示すように、ジョイ
ント端子tをジョイント部嵌合凹所14a内に正確には
め込むようにセットする。その後、第1上型12の穴3
5,36内それぞれに第1下型11の突起18,19を
嵌合させるように位置決めしながら合わせ面13,30
間を合致させることで、第1上型12を第1下型11上
に重ね合わせる。そして、これらの合わせ面13,30
間に開きを生じないように確実に固定することで、ステ
ップS2が完了する。
【0030】続くステップS3では、ジョイント部jが
セットされた第1金型10のキャビティ14,31(実
際には、これらは1つのキャビティを形成している。)
内に、前記樹脂供給路15,32(実際には、これらは
1つのY字型の貫通孔を形成している。)を介して溶融
樹脂を注入する。この溶融樹脂としては、固化した後に
内部のジョイント端子tの状態を目視で確認できること
から、例えば200℃程度に加熱されて溶融したポリア
ミドを用いるのが好ましい。このようにしてキャビティ
14,31内に注入された溶融樹脂は、ジョイント部j
の回りを被覆するようにジョイント部嵌合凹所14a,
31a内を満たすと同時に、前記位置決め部形成凹所1
4b,31bによる空間と、前記位置決め部形成凹所1
4c,31cによる空間とを満たす。この時、前述した
ように第1金型10はアルミニウム合金製であるので、
溶融樹脂の熱を素早く放熱させることができ、極めて短
時間に溶融樹脂を硬化させることが可能となっている。
このようにして溶融樹脂が完全に固化した状態で、ステ
ップS3が完了する。
【0031】続くステップS4では、第1金型10を開
いた後、この中からジョイント部jが樹脂で被覆される
ようにモールドされた電線d1,d2を取り出す。続く
ステップS5では、第1金型10から取り出された電線
d1,d2間のモールド部分につながっている余分な樹
脂(前記樹脂供給路15,32内に残留していた溶融樹
脂が硬化したもの)を切り取る。このようにしてステッ
プS2〜S5を経て第1のモールド工程で得られた電線
d1,d2間のジョイント部jが図10(b)の状態と
なる。同図に示すように、ジョイント部jを間に挟み込
む所定位置には、他所よりも膨らんだ位置決め部91,
92が形成されている。なお、位置決め部91の方が、
位置決め部92よりもやや大きめの外形状となっている
が、これは、第2のモールド工程で第2金型50に電線
d1,d2をセットする際に、その向きを間違えないよ
うにするためである。なお、同図において、固化した樹
脂を符号pで示す。
【0032】以上説明の第1のモールド工程に続く第2
のモールド工程では、第1のモールド工程で被覆された
ジョイント部jを収納するとともに位置決め部91,9
2が嵌合可能な第2金型50を用いる。すなわち、前記
位置決め部90,91を基準としてジョイント部jを位
置決めし、該ジョイント部jの周囲をさらに溶融樹脂で
被覆することで防水処理を施す。
【0033】まず、ステップS6として、第2金型50
の第2下型51に、そのキャビティ54内に位置決め部
91,92の両方が入るように正しくはめ込むことで、
図6に示した状態とする。その後、第2上型52の穴7
5,76内それぞれに第2下型51の突起58,59を
嵌合させるように位置決めしながら合わせ面53,70
間を合致させることで、第2上型52を第2下型51上
に重ね合わせる。そして、これらの合わせ面53,70
間に開きを生じないように確実に固定することで、ステ
ップS6が完了する。このとき、第1のモールド工程で
あらかじめ位置決め部91,92を形成してあり、かつ
これらを第2金型50に対して固定できるので、これら
位置決め部91,92間に位置するジョイント部jの位
置ずれを生じないようにすることが可能となっている。
【0034】続くステップS7では、第1のモールド行
程でモールドされたジョイント部jがセットされた第2
金型50のキャビティ54,71(実際には、これらは
1つのキャビティを形成している。)内に、前記樹脂供
給路55,72(実際には、これらは1つの貫通孔を形
成している。)を介して溶融樹脂を注入する。この溶融
樹脂としては、固化した後に内部のジョイント端子tの
状態を目視で確認できることから、第1のモールド工程
と同様に、例えば200℃程度に加熱されて溶融したポ
リアミドを用いるのが好ましい。このようにしてキャビ
ティ54,71内に注入された溶融樹脂は、ジョイント
部jの回りをさらに肉厚に被覆するようにジョイント部
嵌合凹所54a,71a内を満たす。この時、前述した
ように第2金型50はアルミニウム合金製であるので、
溶融樹脂の熱を素早く放熱させることができ、極めて短
時間に溶融樹脂を硬化させることが可能となっている。
このようにして溶融樹脂が完全に固化した状態で、ステ
ップS7が完了する。
【0035】続くステップS8では、第2金型50を開
いた後、この中からジョイント部jが肉厚の樹脂によっ
て水密に被覆されるようにモールドされた電線d1,d
2を取り出す。続くステップS9では、第2金型50か
ら取り出された電線d1,d2間のモールド部分につな
がっている余分な樹脂(前記樹脂供給路55,72内に
残留していた溶融樹脂が硬化したもの)を切り取る。こ
のようにしてステップS6〜S9を経て第2のモールド
工程で得られた電線d1,d2間のジョイント部jが図
10(c)の状態となる。なお、同図において、固化し
た樹脂を符号pで示す。以上の第1のモールド工程及び
第2のモールド工程を経ることで、電線d1,d2間の
ジョイント部jの防水処理が完了する。
【0036】本実施形態のジョイント部jの防水処理方
法は、ジョイント部jの周囲を樹脂で被覆するととも
に、該ジョイント部jから所定の位置に位置決め部9
1,92を形成する第1のモールド工程と、該第1のモ
ールド工程の後、位置決め部91,92を基準としてジ
ョイント部jを位置決めし、該ジョイント部jの周囲を
さらに樹脂で肉厚に被覆する第2のモールド工程とを有
する2段階のモールド方法を採用した。この方法によれ
ば、例えば高価な防水テープを使わず、比較的安価な樹
脂を用いて防水処理を行うので、防水処理にかかるコス
トを下げることが可能となる。また、このような防水テ
ープを使用する場合には、この防水テープの周囲に粘着
テープを巻き付ける必要があるが、本実施形態ではこの
ような防水テープを使用しないので、粘着テープを巻き
付ける工程が不要となる。また、第1のモールド工程で
位置決め部91,92を形成し、第2のモールド工程で
はこの位置決め部91,92に基づいてジョイント部j
を正確に位置決めすることができるので、半自動化も可
能となる。
【0037】また、本実施形態のジョイント部の防水処
理方法によれば、位置決め部91,92を、ジョイント
部jを間に挟んだ2箇所に配設することで、これら位置
決め部91,92をそれぞれ固定した際に、これら位置
決め部91,92間を結ぶ直線上からジョイント部jが
位置ずれを生じないように該ジョイント部jを確実に位
置決め固定することが可能となる。
【0038】また、本実施形態のジョイント部の防水処
理方法によれば、第1金型10及び第2金型50をアル
ミニウム合金製とすることで、これら金型内に注入され
た溶融樹脂の熱を急速に放熱させて金型内の溶融樹脂を
速く硬化させることができるので、短時間で多数の防水
処理を行うことが可能となる。
【0039】また、本実施形態のジョイント部の防水処
理方法によれば、これに用いられる第1金型10及び第
2金型50それぞれの表面に予めアルマイト処理もしく
はテフロンコーティング処理を施しておくことで、その
耐久性を向上させることができるので、これら第1金型
10及び第2金型50の寿命を向上させることが可能と
なる。
【0040】また、本実施形態のジョイント部の防水処
理方法によれば、第1のモールド工程及び第2のモール
ド工程で用いる各樹脂を半透明なポリアミドとすること
で、これを通してモールド後のジョイント部jの状態を
外部から目視確認することも可能である。
【0041】また、本実施形態のジョイント部の防水処
理方法によれば、樹脂の供給を、第1のモールド工程と
第2のモールド工程との2回に分けて行うことで、1回
当たりの樹脂の吐出量を少なくして、第1及び第2のモ
ールド工程それぞれにおける樹脂の硬化時間を早めるこ
とが可能となる。また、第1のモールド工程後に連続し
て第2のモールド工程を行うようにすることで、樹脂供
給から硬化までの全体の作業時間としては、1回の樹脂
供給で行う場合に比較して略同じにすることが可能とな
る。
【0042】なお、本実施形態では、電線d1,d2間
のジョイント部jの防水処理を例に説明したが、これに
限らず、その他の配線間のジョイント部の防水処理に本
発明を適用しても良い。また、本実施形態では、第1金
型10及び第2金型50は共にアルミニウム合金製とし
たが、これに限らず、熱伝導性の良いその他の材質を適
用しても良い。
【0043】
【発明の効果】上記請求項1記載のジョイント部の防水
処理方法は、ジョイント部から所定の位置に位置決め部
を形成する第1のモールド工程と、該第1のモールド工
程の後、位置決め部を基準としてジョイント部を位置決
めし、該ジョイント部周囲を樹脂で被覆する第2のモー
ルド工程とを有する方法を採用した。この方法によれ
ば、正確にジョイント部を位置決めした状態でジョイン
ト部周囲を樹脂によって被覆することで、ジョイント部
周囲に適切な厚みをもって防水層を形成することができ
る。したがって、モールドにおけるジョイント部の位置
決めを正確かつ確実とする上に、機械装置を用いて半自
動化することも可能となる。
【0044】また、請求項2記載のジョイント部の防水
処理方法によれば、第1のモールド工程を、ジョイント
部がはめ込まれるとともに位置決め部を形成する第1の
金型を用いて行い、第2のモールド工程を、第1のモー
ルド工程で被覆されたジョイント部を収納するとともに
位置決め部が嵌合可能な第2の金型を用いて行うものと
した。この方法によれば、上記請求項1記載と同様の効
果を得ることが可能となる。
【0045】また、請求項3記載のジョイント部の防水
処理方法によれば、位置決め部を、ジョイント部を間に
挟んだ少なくとも2箇所に配設することで、これら位置
決め部をそれぞれ固定した際に、これら位置決め部間を
結ぶ直線上からジョイント部が位置ずれを生じないよう
に該ジョイント部を位置決め固定することが可能とな
る。
【0046】また、請求項4記載のジョイント部の防水
処理方法によれば、これに用いられる各金型に予めアル
マイト処理もしくはテフロンコーティング処理を金型表
面に施しておくことで、その耐久性を向上させることが
できるので、各金型の寿命を向上させることが可能とな
る。
【0047】また、請求項5記載のジョイント部の防水
処理方法によれば、樹脂の供給を、第1のモールド工程
と第2のモールド工程との2回に分けて行うことで、1
回当たりの樹脂の吐出量を少なくして、第1及び第2の
モールド工程それぞれにおける樹脂の硬化時間を早める
ことができる。また、第1のモールド工程後に連続して
第2のモールド工程を行うようにすることで、樹脂供給
から硬化までの全体の作業時間としては、1回の樹脂供
給で行う場合に比較して略同じにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のジョイント部の防水処理方法の一
実施形態で用いられる第1金型の下型を示す図であっ
て、上型との合わせ面を対向視した視図である。
【図2】 同第1金型の下型の要部を示す図であっ
て、図1のA部拡大図である。
【図3】 同第1金型の上型を示す図であって、下型
との合わせ面を対向視した視図である。
【図4】 同第1金型の上型の要部を示す図であっ
て、図3のB部拡大図である。
【図5】 本発明のジョイント部の防水処理方法の一
実施形態で用いられる第2金型の下型を示す図であっ
て、上型との合わせ面を対向視した視図である。
【図6】 同第2金型の下型の要部を示す図であっ
て、図5のC部拡大図である。
【図7】 同第2金型の上型を示す図であって、下型
との合わせ面を対向視した視図である。
【図8】 同第2金型の上型の要部を示す図であっ
て、図7のD部拡大図である。
【図9】 同防水処理方法における作業の流れ図であ
る。
【図10】 同防水処理方法によって電線間のジョイ
ント部に防水処理が順次なされていく過程を示す斜視図
であって、(a)は防水処理前の状態を示し、(b)は
第1のモールド工程後の状態を示し、(c)は第2のモ
ールド工程後の防水処理完了状態を示している。
【符号の説明】
10・・・第1金型(第1の金型) 50・・・第2金型(第2の金型) 91,92・・・位置決め部 d1,d2・・・電線(配線) j・・・ジョイント部 p・・・樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線間のジョイント部を防水処理する
    方法において、 前記ジョイント部から所定の位置に位置決め部を形成す
    る第1のモールド工程と、 該第1のモールド工程の後、前記位置決め部を基準とし
    て前記ジョイント部を位置決めし、該ジョイント部周囲
    をさらに樹脂で被覆する第2のモールド工程とを有する
    ことを特徴とするジョイント部の防水処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジョイント部の防水処
    理方法において、 前記第1のモールド工程は、前記ジョイント部がはめ込
    まれるとともに前記位置決め部を形成する第1の金型を
    用いて行い、 前記第2のモールド工程は、前記第1のモールド工程で
    被覆された前記ジョイント部を収納するとともに前記位
    置決め部が嵌合可能な第2の金型を用いて行うことを特
    徴とするジョイント部の防水処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のジョイント部
    の防水処理方法において、 前記位置決め部は、前記ジョイント部を間に挟んだ少な
    くとも2箇所に配設されていることを特徴とするジョイ
    ント部の防水処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のジョイント部
    の防水処理方法において、 前記第1の金型及び前記第2の金型は、アルマイト処理
    もしくはテフロン(登録商標)コーティング処理が施さ
    れていることを特徴とするジョイント部の防水処理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のジョ
    イント部の防水処理方法において、 前記樹脂の供給を、前記第1のモールド工程と前記第2
    のモールド工程との2回に分けて行い、 前記第1のモールド工程後に連続して前記第2のモール
    ド工程を行うことを特徴とするジョイント部の防水処理
    方法。
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