JP2001295086A - フッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極及びそれを用いたフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生装置 - Google Patents
フッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極及びそれを用いたフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生装置Info
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Abstract
3 を製造でき、これらF 2 またはNF3 をオン・サイト
で安定的に供給するための高純度のF2 またはNF3 発
生用炭素電極及びそれを用いた高純度のF2 またはNF
3 発生装置を提供することを第1の目的とする。また、
電解時の陽極効果による分極を抑制し、F 2 またはNF
3 をオン・サイトで安定的に供給するF2 またはNF3
発生用炭素電極及びそれを用いた高純度のF2 またはN
F3 発生装置を提供する。 【解決手段】 炭素粒子間の結合力が、ACT−JP法
による測定値で0.2(g/mm3 )以上である炭素粒
子間の結合力の高い炭素質材料を高純度F2 またはNF
3 発生用炭素電極として使用することによってCF4 の
発生を抑制する。また、炭素質材料に金属フッ化物を添
加して炭素粒子間の結合力を高め、陽極酸化による分極
化を抑制する。
Description
三フッ化窒素ガス発生用炭素電極及びそれを用いたフッ
素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生装置に関し、特に、
四フッ化炭素ガスの発生が少ない高純度のフッ素ガスま
たは三フッ化窒素ガスを安定的に発生でき且つ陽極効果
が抑制され、フッ素ガスまたは三フッ化窒素ガスを安定
的に発生でき、オン・サイトで、フッ素ガスまたは三フ
ッ化窒素ガスを半導体製造設備等に供給することができ
るフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極及
びそれを用いたフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生
装置に関する。
フッ化カリウム−フッ化水素系(以下、KF−HF系と
いう。)混合溶融塩を電解液とし、陽極に炭素電極を用
いて電解し製造されている。
う。)は、フッ化アンモニウム−フッ化水素系(以下、
NH4 F−HF系という。)混合溶融塩をニッケル(以
下、Niという)陽極を用いて電解し製造されている。
から必要な量だけ半導体製造設備に供給され、半導体部
品の洗浄等に使用されている。しかし、特に高純度NF
3 は生産性が悪く安定供給できないという問題があっ
た。そのため、しばしばNF3の供給不足により、半導
体製造が停止するなどの影響を受けることがあった。こ
れを回避するため高価なガスを予備的にしかも多量に貯
蔵する必要があった。また、F2 についてもボンベ出口
部分の高圧F2 による腐食問題があり、貯蔵中に有害な
ガスの漏洩を生じる場合があった。
おいては、半導体部品等の洗浄のために、これらF2 や
NF3 を常時、所望量を使用できるようなオン・サイト
でこれらF2 やNF3 を発生できる装置が要望されてい
る。
を用いた場合、電解中に陽極の溶解が起こり、電極が消
耗するだけでなく、溶出したNiイオンがフッ化物のス
ラッジとなって電解槽の底に沈殿し、定期的にスラッジ
を除去する必要があった。また、これらF2 やNF3 の
発生に炭素電極を用いた場合は、分極作用により突然電
圧が急上昇するといういわゆる陽極効果が発生するた
め、高電流密度での操業が困難であった。そのため、こ
れらF2 やNF3 を、オン・サイトで発生させることは
困難であった。
ることは特開平5−70982号公報や同平5−864
90号公報に開示されているが、NH4 F−HF系の溶
融塩ではHFの蒸気圧が高いため炭素粒子の粒界や炭素
粒子内に存在する微細な層状結晶の層間にHFが侵入し
て、炭素電極に歪みや局部的な崩壊を起こし炭素電極を
構成する炭素粒子の脱落を生じる。電解槽中に脱落した
炭素粒子は生成したF 2 と反応して四フッ化炭素ガス
(以下、CF4 という。)となりNF3 に混入する。N
F3 とCF4 の沸点は極めて近いため蒸留分離ができな
いため、例えば、半導体製造用のドライエッチング用ガ
スやCVD装置のクリーニングガスとして多用されるC
F4 の含有量の少ない高純度NF3 が得られないという
問題がある。
たKF−NH4 F−HF系溶融塩を使用すると炭素電極
においてもある程度の電解は可能であるが、やはり陽極
効果の問題の他にNF3 生成電流効率がニッケル陽極を
使用した場合に比べて低く、実用化にまで至っていな
い。
金属フッ化物を炭素電極の気孔中に含浸した電極を用い
る例が特開平2−47297号公報に開示されている。
しかし、金属フッ化物を炭素電極の気孔中に含浸するに
は大型の加圧加熱装置(HIP装置等)が必要なだけで
なく、炭素電極や装置部品の酸化消耗を防止するため窒
素ガス(以下、N2 という。)等の不活性ガス雰囲気に
置換しなければならず、ひいては作業性、製造期間、製
造コストの面で問題となっている。
質骨材に金属フッ化物を混合させる方法が特公昭61−
12994号公報中に開示されている。これによれば、
含浸装置等の大掛かりな設備を必要とせず、コスト的に
も優れたものであるといえる。しかし、この方法では、
炭素材の焼成温度が900〜1000℃であるのに対
し、LiFは約850℃以上で溶融し始めるので炭素材
の焼成工程で飛散・消失し、炭素材料中に含有させるこ
とは極めて困難であった。
F4 の含有量の少ない高純度のF2 、NF3 を製造で
き、これらF2 またはNF3 をオン・サイトで安定的に
供給するための高純度のF 2 またはNF3 発生用炭素電
極及びそれを用いた高純度のF2 またはNF3 発生装置
を提供することを第1の目的とする。また、電解時の陽
極効果による分極を抑制し、F2 またはNF3 をオン・
サイトで安定的に供給するF2 またはNF3発生用炭素
電極及びそれを用いた高純度のF2 またはNF3 発生装
置を提供することを第2の目的とする。
ず、CF4 の発生を防止する手段について検討を加えた
結果、炭素粒子の脱落の少ない炭素電極、つまり炭素粒
子間の結合力の高い炭素質材料を使用することによって
CF4 の発生を抑制できることを知見した。さらに、炭
素粒子間の結合力はACT−JP法による測定値と密接
な関係があることを見い出した。そこで本発明者らは炭
素質材料のACT−JP法による測定値を最適化するこ
とによって高純度のF2 またはNF3 を発生させること
ができる炭素質材料からなる炭素電極とできることを見
出し本発明を完成するに至ったものである。すなわち、
本発明は、ACT−JP法により測定した値が0.2
(g/mm3 )以上である高純度のF2 またはNF3 発
生用炭素電極を要旨とする。
3 中に副生成物として混入するCF 4 の混入を抑制する
ことである。このCF4 は主として下記(1)式により
生じる。 C+2F2 →CF4 ・・・・(1) (1)式におけるCF4 は電解中HFが炭素材の気孔や
粒界に侵入し、そこでHFの電解反応が生じF2 が発生
することにより生じる。すなわち炭素質材料の原料(骨
材)が焼成された時点で保有する材料由来の粒子間結合
力の大小が(1)式で示したCF4 の生じ易さの指標と
なる。したがって、前記の粒子間結合力を評価する方法
が必要となる。炭素質材料の硬度(例えばショア硬度)
は材料の加工性を評価する際に一般的に用いられるパラ
メーターであるが、本発明でいうところの炭素粒子間結
合力を評価する評価方法としては不適当である。
造を持つセラミック溶射被膜の粒子間結合力を評価する
際に一般的に用いられている荒田式被膜評価法(Ara
taCoating Test with Jet P
articles(ACT−JP法)を本系に適用し系
統的検討を行った結果、本法が炭素質材料の粒子間結合
力を評価しうる方法であることを知見した。ACT−J
P法は噴射式試験方法の一つで、溶射被膜に照射速度や
照射角度を変えてセラミック粒子を吹き付け、各々の条
件下における摩耗の度合い(重量減少)を測定すること
によって被膜の摩耗速度を利用して溶射被膜の粒子間結
合力を評価する方法である。一般的な炭素質材料(炭素
質骨材とバインダーからなる炭素成形体)と溶射被膜は
作製方法は異なるが、粒子が結合したものとしてみる
と、これらは同様とみなすことができる。ACT−JP
法における摩耗機構から、試験片の摩耗速度は粒子間結
合力として検出される。そして、粒子間結合力が大きい
ほど摩耗速度は減少する。ACT−JP法においては、
以下のようにACT−JP値を定義し、この値により評
価を行った。 ACT−JP値=1/MV ・・・・(2) MV :定常摩耗状態での試験片の摩耗速度(mm3 /
g) MV =(1000・W1 )/(ρ・W0 )・・・・(3) ρ:試験片(炭素基材)のかさ密度(g/cm3 ) W0 :ACT−JP試験に用いた噴射材(60メッシュ
のアルミナ粉末)の量(g) W1 :定常摩耗状態での試験片(炭素基材)の摩耗量
(g) 試験片の摩耗量は噴射速度により変化し、ここでいうA
CT−JP値も一定の角度においてのみ対応する。すな
わち、アルミナ粒子の試験片への入射角が90°よりも
小さくなるとアルミナ粒子と試験片表面との間で摩耗を
生じる。本来試験片となる炭素材料を構成している粒子
の粒子間結合力を評価するためにはアルミナ粒子の運動
エネルギーがすべて試験片である炭素基材を構成する粒
子の開裂に費やされねばならない。したがって、アルミ
ナ粒子の試験片への入射角は90°とすることが好まし
い。
炭素質骨材として、石油コークス、ピッチコークス等の
コークスを用いこれにコールタールピッチ等の結合材を
添加し混練、成形、焼成したいわゆる二元系の炭素成形
体や、変質ピッチやメソカーボンマイクロビーズを成
形、焼成した一元系の炭素成形体を用いることができ
る。例えば、二元系の炭素成形体は、炭素質骨材とし
て、石油コークス、ピッチコークス等のコークスを所定
の配合で混合し、その混合した炭素質骨材と同量のコー
ルタールピッチ等の結合材を加え混合し、圧力50〜1
00MPaでCIP成形を行い、所定の形状に加工後、
900〜1100℃で焼成して成形する。また、一元系
の炭素成形体は、変質ピッチやメソカーボンマイクロビ
ーズを圧力50〜100MPaでCIP成形を行い、所
定の形状に加工後、900〜1100℃で焼成して成形
する。そして、一元系の炭素成形体の場合は圧力を調整
し、また、二元系の炭素成形体の場合は圧力及び炭素質
骨材の配合比を適宜調整して、ACT−JP法による測
定値が0.2(g/mm3 )以上、好ましくは0.25
(g/mm3 )以上となるように調整し、電極として使
用することが好ましい。
において低分極性であり、CF4 含有量を20ppm以
下の高純度のF2 またはNF3 を発生させることができ
る。
向上させる(分極しにくくする)ためにLiFと、炭素
質材料の焼成温度以上の融点を持つフッ化カルシウム
(以下、CaF2 という。)、フッ化マグネシウム(以
下、MgF2 という。)、フッ化バリウム(以下、Ba
F2 という。)、フッ化アルミニウム(以下、AlF3
という。)、フッ化ランタン(以下、LaF3 をい
う。)のうちから選ばれる少なくとも1種以上を所定量
混合し、LiFとこれら炭素質材料の焼成温度以上の融
点を持つ金属フッ化物の両相が液相になるまで加熱し、
冷却後粉砕し、上記炭素質骨材に所定量添加し、成形
(CIP等)後、900〜1000℃で焼成することに
よりLiFと炭素質材料の焼成温度以上の融点を持つ金
属フッ化物からなる2成分系金属フッ化物含有炭素材料
を得る。このようにすると融点の高い金属フッ化物粒子
の周りがLiFでくるまわれた状態になり炭素質材料に
混合して900〜1000℃で焼成しても、LiFと融
点の高い金属フッ化物が結合した状態となり、炭素質材
料焼成中に、LiFが飛散することなく、炭素質材料中
にうまく分散する。これによって、炭素質材料からなる
電極の炭素粒子間の結合力が高まり、陽極効果による分
極化を抑制できる。なお、LiFと組み合わせる炭素質
材料の焼成温度以上の融点を持つ金属フッ化物の混合割
合は、目的に対し最適範囲が存在する。LiFの割合が
多くなると融点が1000℃以下となって炭素質材料を
焼成した際に該混合物を炭素質材料中に含有させること
ができない。また、LiFの混合割合が少なくなりすぎ
ると分極特性が悪く(分極しやすく)なる。したがっ
て、LiFと金属フッ化物との混合割合はLiFを20
〜40%とし、残部(80〜60%)を炭素質材料の焼
成温度以上の融点を持つ金属フッ化物とすることが好ま
しい。さらに付言すると、LiFと組み合わせる炭素質
材料の焼成温度以上の融点を持つ金属フッ化物としては
LiF−CaF2 、LiF−MgF2 の組み合わせが好
ましい。このようにして炭素粒子間の結合力を高め、陽
極効果による分極化を抑制した金属フッ化物含有炭素材
料を電極形状に加工して本発明に係る2成分系金属フッ
化物含有炭素電極を得る。
化物含有炭素電極は緻密な構造を有しており、開気孔率
は約2〜20%で、平均気孔半径は約0.1〜1.0μ
mである。炭素質骨材に混合させる2成分系金属フッ化
物の含有率は、最終的に炭素電極に対して0.1〜5質
量%となるように適宜配合量を調節する。2成分系金属
フッ化物の含有率が0.1%よりも少ないと分極特性の
抑制に効果がなく、5%よりも多くなると炭素成形体の
成形性や強度の低下を招くので好ましくない。
及び2成分系金属フッ化物含有炭素電極の通電部分には
Niや銅(以下、Cuという。)の被覆を、溶射や電解
メッキ等の任意の方法で行うことによって、ブスバー部
分の接触が金属−金属となり、ひいては経時的な電気的
接触抵抗の増加を抑制できる。これは電極寿命を延命さ
せるために好ましい。さらに、電極1枚1枚の分担する
電流値が一様となり、安定な操業を確保できる。
はNF3 を安定的に供給することができる炭素電極とす
ることができる。また、陽極効果による分極を抑制した
炭素電極とすることができ、半導体設備等に連設できる
ようなオン・サイトによるF 2 またはNF3 発生装置と
することができる。
2 またはNF3 を安定的に発生することができる発生装
置について説明する。図1は、F2 またはNF3 の発生
装置の模式図である。電解槽本体1は軟鋼が使用されて
おり、この中にはKF−2HFまたはKF−NH4 −2
HFの電解液2が入っている。また、気相部分はモネル
合金製のスカート10で陽極室12と陰極室13に分離
されている。陽極室12には本発明に係る炭素電極3が
装着されており、電解時にこの表面からF2 またはNF
3 が発生する。陰極室13にはNi陰極5があり、F2
またはNF3 何れの電解時にもこの表面からH2 ガス6
が発生する。発生したガス4、6はそれぞれ捕集口8、
9から流出する。H2 ガス6は図示しない除外装置へ導
入される。F2 またはNF3 はHF除外目的で付設した
フッ化ナトリウム(以下、NaFという。)塔11を通
って次の系に導入される。場合によっては、図示してい
ないが、電解液の飛沫同伴により発生するパーティクル
を除去するための焼結モネルまたは焼結ハステロイ製の
フィルターをNaF塔11の下流側に設けてもよい。装
置内の不要なガスはN2 ボンベ7を使用して装置外に排
気処理する。NF3発生の際には主にN2 、O2 、一酸
化二窒素(以下、N2 Oという。)が不要なガスとして
生成する。このうちN2 Oは水とN2 O塔とチオ硫酸ナ
トリウムを通過させることで除去できる。O2 は活性炭
により除去する。
を減圧下で使用する場合は、減圧ライン14を用いる。
ラインには圧力調整弁15、減圧下の貯蔵手段(以下、
バッファタンクという。)17、圧力計18及び真空ポ
ンプ30等が設けられている。バッファタンク17は真
空ポンプ30で圧力制御し、圧力計18と弁16または
19で調圧され、F2 またはNF3 ガスの出入りを制御
する。圧力調整弁15は電解槽本体1内が減圧になるこ
とを防止する。そしてF2 またはNF3 を使用する際に
は出口20から取り出す。
加圧ライン21を用いる。ラインには圧力調整弁22、
加圧器23、貯蔵手段となるバッファタンク25、圧力
計26、流量調節機能付き流量計(以下、マスフローと
いう。)28及び真空ポンプ30が設けられている。電
解槽本体1から発生したガスは加圧器23で加圧され
る。この時圧力調整弁22は電解槽本体1内が減圧にな
ることを防止する。バッファタンク25は、圧力計26
と弁24、27、マスフロー28でガスの出入りを制御
する。そしてF2 を使用する際は出口29から取り出
す。本発明では電解によって発生したF2 またはNF3
を貯蔵する手段を設けており、これによって必要なとき
に所望量のF2 またはNF3 を提供することができる。
なお、これら減圧ラインまたは加圧ラインは適宜配設す
ることが可能であり、本発明にかかるF2 またはNF3
発生装置は、これらに限定されるものではない。
をさらに低減させるため電解槽本体1を収納する収納容
器(以下、キャビネットという。)31を配設しN2 、
アルゴンガス(以下、Arという。)等の希ガスで雰囲
気置換することによってCF 4 発生の原因となる空気中
の二酸化炭素(以下、CO2 という。)や水分等を排除
することができる。これによって、高純度のF2 及びN
F3 を発生することができる。
は次のように考えられる。すなわち、通常の電解では式
(4)の他に式(5)によりフッ化黒鉛が電極表面に生
じ易い。フッ化黒鉛は式(6)により熱分解するが、式
(5)の速度が式(6)の速度よりも大きくなると、フ
ッ化黒鉛が存在するようになるため電極と電解液との濡
れ性が悪くなる。その結果、電解液と接触する面積が減
少し電流密度は見かけのその値に比べて非常に高くなる
ので分極作用が大きくなり、ついには陽極効果を生じる
に至る。 C+HF2 - →C十1/2F2 +HF十e- ・・・・(4) nC+nHF2 - →(CF)n 十nHF+ne- ・・・・(5) 4CF→CF4 +3C・・・・(6) しかし、炭素電極と電解液の界面に分子状のLiFが存
在すると下記の式(7)の反応によりフッ素−黒鉛層間
化合物(CX + F- )が容易に生成する。この化合物は
導電性が良く表面エネルギーが高いため電解液に良く濡
れる。また、式(6)に示したように生成した層間化合
物上で電解液中のHFが放電しF2 が発生する。 XC+HF2 →(CX + F- )十HF十e- ・・・・(7) (CX + F- )+HF2 →(CX + F- )十1/2F2 +HF十e- ・・・・ (8) このようにLiFはフッ素−黒鉛層間化合物生成反応の
触媒として作用し、その作用はF2 電解やNF3 電解に
おいても同様な効果を示すため、本発明の金属フッ化物
含有炭素電極はF2 やNF3 の発生時の陽極効果による
分極や割れ等を抑制することが可能となり、F2 やNF
3 の何れの電解にも適用することができる。ただし、N
F3 の電解合成反応の場合は式(9)に示した反応であ
り、炭素電極を用いる場合は特にNF3 生成電流効率が
低いことが工業上大きな課題であった。 NH4 F+6HF2 - →NF3 十10HF十6e・・・・(9) 炭素電極の場合は、式(5)に示した反応により表面エ
ネルギーが極めて低いフッ化黒鉛が電極表面に生成する
ためにNH4 + が電極表面上へ吸着できなくなり、式
(9)に示したNF3 の生成電流効率が低くなる。とこ
ろが、本発明に係る炭素電極を陽極として用いると式
(7)に示したフッ素−黒鉛層間化合物が生じ、電極表
面エネルギーが従来の電極のように低下せず、NH4 +
が吸着可能となり、NF3 生成電流効率が上昇する。本
発明に係る電極は粒子間結合力が大きくフッ素−黒鉛層
間化合物が表面近傍に生じても粒子脱落が少なく、式
(1)で示すようなCF4 の生成は極めて少ない。この
ため混入するCF4 が20ppm以下という極めて高純
度のF2 またはNF3 を得られるという特徴を有する。
kPa程度と小さいので、反応系や処理系にF2 または
NF3 を供給する際の工夫点について説明する。本装置
は図1に示したように減圧系または加圧系に対してこれ
らのガスを供給するライン14または21を持ってい
る。基本的に、圧力調整弁15または22が0.5kP
aより減圧になった時点で閉じ、陽極室12及びHF吸
収塔11を含むラインの圧力が常圧に達すると圧力調整
弁15または22が開きガス供給を開始する。この操作
が繰り返されることにより所定量のガスが減圧系のバッ
ファタンク17、また加圧系なら加圧器23を経由して
バッファタンク25に溜まることになる。ここでは減圧
系及び加圧系の両系を保有するラインを示したが用途に
あった何れかの形式のラインを付設すれば良い。これら
の発明は従来ボンベでなければ供給できなかったガスを
電解槽を用いて反応系や処理系にオン・サイトに供給で
きる点に最大の特徴を有する。特に、高純度のF2 やN
F3 ガスが要求される半導体製造分野や液晶分野にも好
適に使用できる。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
カーボンマイクロビーズをCIP法で30MPaで加圧
成形後、900℃で焼成し300×300×500(m
m)の炭素焼成品を得た。
形圧力を50MPaに変更したこと以外は実施例1と同
様にして300×300×500(mm)の炭素焼成品
を得た。
形圧力を70MPaに変更したこと以外は実施例1と同
様にして300×300×500(mm)の炭素焼成品
を得た。
形圧力を90MPaに変更したこと以外は実施例1と同
様にして300×300×500(mm)の炭素焼成品
を得た。
形圧力を10MPaに変更したこと以外は実施例1と同
様にして300×300×500(mm)の炭素焼成品
を得た。
系生コークス25質量部に、仮焼ピッチコークス75質
量部を配合し炭素質骨材100質量部を得た。これに結
合材となるコールタールピッチ100質量部を添加後、
混練し、90MPaでCIP成形した。この成形体を1
000℃で焼成し300×300×500(mm)の炭
素焼成品を得た。
こと以外は実施例5と同様にして300×300×50
0(mm)の炭素焼成品を得た。
Fと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:6
の割合で混合し1200℃で加熱溶融した後、室温まで
冷却し、ジェットミルで粉砕し、平均粒子径が10μm
の2成分系金属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ
化物3質量部を実施例1で使用したメソカーボンマイク
ロビーズ100質量部に混合し90MPaでCIPで成
形後、1000℃で焼成し300×300×500(m
m)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼成品を得た。得
られた焼成品は2成分系金属フッ化物を3%含有してい
た。
比を2:8に変更したこと以外は実施例6と同様にして
300×300×500(mm)の2成分系金属フッ化
物含有炭素焼成品を得た。得られた焼成品は2成分系金
属フッ化物を3%含有していた。
の代わりにMgF2 を使用したこと以外は実施例6と同
様にして300×300×500(mm)の2成分系金
属フッ化物含有炭素焼成品を得た。得られた焼成品は2
成分系金属フッ化物を3%含有していた。
Fと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:6
の割合で混合し1200℃で加熱溶融した後、室温まで
冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し、2成分系金
属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物1質量部
を実施例5の炭素質骨材100質量部と混合し、コール
タールピッチ100質量部を添加し混練後、90MPa
でCIP成形後、950℃で焼成し300×300×5
00(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼成品を
得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を1%含
有していた。
iFと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:
6の割合で混合し1200℃で加熱溶融させた後、室温
まで冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し2成分系
金属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物3質量
部を実施例5の炭素質骨材100質量部と混合し、コー
ルタールピッチ100質量部を添加し混錬後、90MP
aでCIP成形後、950℃で焼成し300×300×
500(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼成品
を得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を3%
含有していた。
iFと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:
6の割合で混合し1200℃で加熱溶融させた後、室温
まで冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し2成分系
金属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物5質量
部を実施例5の炭素質骨材100質量部と混合し、コー
ルタールピッチ100質量部を添加し混錬後、90MP
aでCIP成形後、950℃で焼成し300×300×
500(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼成品
を得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を5%
含有していた。
iFと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:
6の割合で混合し1200℃で加熱溶融させた後、室温
まで冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し2成分系
金属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物0.1
質量部を実施例5の炭素質骨材100質量部と混合し、
コールタールピッチ100質量部を添加し混錬後、90
MPaでCIP成形後、950℃で焼成し300×30
0×500(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼
成品を得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を
0.1%含有していた。
Fと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:6
の割合で混合し1200℃で加熱溶融させた後、室温ま
で冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し2成分系金
属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物0.05
質量部を実施例5の炭素質骨材100質量部と混合し、
コールタールピッチ100質量部を添加し混錬後、90
MPaでCIP成形後、950℃で焼成し300×30
0×500(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼
成品を得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を
0.05%含有していた。
Fと平均粒子径が30μmのCaF2 をモル比で4:6
の割合で混合し1200℃で加熱溶融させた後、室温ま
で冷却し、ジェットミルで10μmに粉砕し2成分系金
属フッ化物を得た。この2成分系金属フッ化物6質量部
を実施例3の炭素質骨材100質量部と混合し、コール
タールピッチ100質量部を添加し混錬後、90MPa
でCIP成形後、950℃で焼成し300×300×5
00(mm)の2成分系金属フッ化物含有炭素焼成品を
得た。得られた焼成品は2成分系金属フッ化物を6%含
有していた。
焼成品から70×40×5(mm)の炭素材料試験片を
切り出し、アルミナの入射角度90°におけるACT−
JP法による試験片の重量減少量とかさ密度を測定し、
前述した式(2)および式(3)からACT−JP値を
算出した。なお、ACT−JP値については以下の測定
条件とした。 噴射ノズル径 :5.2mm 噴射材 :60メッシュのアルミナ 試料 :炭素材試験片(70×40×5(m
m)) 気流圧力 :5kg/cm2 噴射材入射角 :90° 噴射気流の流量:390cm3 /min 噴射材の量 :70g/回 噴射ノズルから試料表面までの距離:100mm 結果をまとめて表1に示す。
炭素材料試験片は201、噴射ノズル202とし、θは
炭素材料試験片に吹き付けられる噴射材の入射角度であ
る。
炭素焼成品および2成分系金属フッ化物含有炭素材料か
ら210×80×20(mm)のブロックを切り出し
た。各々のブロックについての電極の通電部分(ブスバ
ー部分)となる部分にNiを100μm被覆したものを
F2 、NF3 電解用電極として使用し、電解装置は50
アンペア(A)容量の電解槽を使用し、臨界電流密度
(印可できる最大の電流密度であり、これ以上印可する
と陽極効果を生じる最大電流密度)およびCF4 の濃度
を求めた。CF4 濃度は、電流密度5A/dm3 の定常
状態でガスを採取し、ガスクロマトグラフィーにより測
定した。F2 発生時には電解液として90℃のKF−2
HFを使用し、NF3 発生時には120℃のKF−NH
4 F−2HFを使用した。
生成電流効率も求めた。電解槽および電解液は前記した
ものと同じものを用いた。NF3 の生成電流効率は式
(10)により求めた。結果を表1に併記する。 電流効率(%)=n・F・P・V・f/(6×104 ×R×I)・・(10) ここで、 n:NF3 生成反応の反応電子数 F:ファラデー定数 P:圧力(atm) V:NF3 の体積% f:NF3 の流量(10-3cm3 /min) R:気体定数(atm・cm3 ・deg-1・mol-1) T:絶対温度(K) I:電流値(A)とし、NF3 の生成反応は式(7)に
示したものであり反応電子数(n)=6とした。
CT−JP値が0.2以上の炭素材料の通電部分にNi
被覆した電極をF2 またはNF3 発生に用いると生成ガ
ス中のCF4 濃度が20ppm以下となった。また、該
炭素電極に4:6の混合モル比のLiF−CaF2 また
はLiF−MgF2 を0.1〜5質量%添加した2成分
系金属フッ化物含有炭素電極をF2 またはNF3 発生に
用いた際、何れの場合にも生成ガス中のCF4 濃度は2
0ppm以下となり、何れの場合も15A/dm2 以上
の高い電流密度でしかも分極することなく作動すること
が判る。さらに、該金属フッ化物含有炭素電極を用いて
NF3 を発生させる際のNF3 発生電流効率は70%以
上の高効率であった。
属フッ化物を含有した炭素電極を使用することによって
CF4 の少ない高純度のF2 またはNF3 を製造するこ
とができる。また、2成分系金属フッ化物含有炭素電極
をNF3 の製造に用いることによって、陽極効果による
分極化を抑制することができ、高電流効率でNF3 を発
生させることもできる。
けることによって必要なときに所望する量のF2 または
NF3 を安定的に供給できるいわゆるオン・サイト化が
可能となり、高価なF2 またはNF3 の予備のボンベを
購入する必要がなくなっただけでなく、必要な時に必要
量だけF2 またはNF3 ガスを供給できるので従来のよ
うにF2 またはNF3 ガスの供給量に左右されることが
なく、半導体製造設備等に連設して好適に使用できるも
のである。
ト発生装置の模式図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 高純度のフッ素ガスまたは三フッ化窒素
ガスを発生するための炭素電極であって、前記炭素電極
が、下記条件によるACT−JP法により測定した値が
0.2(g/mm3 )以上である高純度のフッ素ガスま
たは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極。 噴射ノズル径 :5.2mm 噴射材 :アルミナ 気流圧力 :5kg/cm2 噴射材入射角 :90° 噴射気流の流量:390cm3 /min 噴射材の量 :70g/回 噴射ノズルから試料表面までの距離:100mm - 【請求項2】 炭素質材料と、フッ化リチウムと、炭素
質材料の焼成温度以上の融点を持つ金属フッ化物とから
なるフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極
であって、前記フッ化リチウムと前記金属フッ化物とか
らなる2成分系金属フッ化物の含有率が0.1〜5質量
%であるフッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素
電極。 - 【請求項3】 前記金属フッ化物が、フッ化カルシウ
ム、フッ化マグネシウム、フッ化バリウム、フッ化アル
ミニウム、フッ化ランタンの内から選ばれる少なくとも
1種以上のものからなる請求項2に記載のフッ素ガスま
たは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極。 - 【請求項4】 前記条件によるACT−JP法により測
定した値が0.2(g/mm3 )以上である請求項2ま
たは3に記載の高純度のフッ素ガスまたは三フッ化窒素
ガス発生用炭素電極。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のフッ
素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生用炭素電極を用いた
電解槽を雰囲気制御用の容器内に収納したフッ素ガスま
たは三フッ化窒素ガス発生装置。 - 【請求項6】 発生したフッ素ガスまたは三フッ化窒素
ガスを貯蔵する貯蔵手段が設けられた請求項5に記載の
フッ素ガスまたは三フッ化窒素ガス発生装置。 - 【請求項7】 前記発生したフッ素ガスまたは三フッ化
窒素ガス中に含まれる四フッ化炭素ガスが20ppm以
下である請求項5又は6に記載のフッ素ガスまたは三フ
ッ化窒素ガス発生装置。
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