JP2001293853A - 画像形成装置及び方法 - Google Patents

画像形成装置及び方法

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JP2001293853A
JP2001293853A JP2000108684A JP2000108684A JP2001293853A JP 2001293853 A JP2001293853 A JP 2001293853A JP 2000108684 A JP2000108684 A JP 2000108684A JP 2000108684 A JP2000108684 A JP 2000108684A JP 2001293853 A JP2001293853 A JP 2001293853A
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JP2000108684A
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Tomoyuki Moriya
知之 森谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ラインヘッド型のインクジェットを用いた転
写型画像形成方式であって、転写体上に液体により増粘
する材料を形成し、該材料の上にインクジェットにより
画像を記録した後記録体に転写することで複数の画像密
度に対応可能な画像形成装置において、時間効率よく記
録体を複数枚出力する技術の提供を目的とする。 【解決手段】 記録体の長さが転写体の周長の整数倍か
転写体の周長が記録体の長さの整数倍のいずれかになる
ように記録データを展開する手段を具備することで、転
写体に画像を記録するとともに記録体に画像を転写する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットを
用いた画像形成装置及び方法に関するものであって、特
に複数の画像密度に対応可能なラインヘッド型のインク
ジェットを用いた転写方式の画像形成装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ラインヘッド型のインクジェットを用い
た転写型画像形成方式として、特開平5−330028
号公報等が提案されている。又、転写体上に液体により
増粘する材料を形成し、該材料の上にインクジェットに
より画像を記録した後記録体に転写する方式は特開平1
1−188858号公報にて提案されている。しかしな
がら、いずれの提案にも記録体長への対応に関しては、
開示されていない。又、本件出願人も先に類似する内容
を提案しているが、やはり記録体長の長短に対応した改
良は未着手である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる従来技術に鑑
み、本発明は、ラインヘッド型のインクジェットを用い
た転写型画像形成方式であって、転写体上に液体により
増粘する材料を形成し、該材料の上にインクジェットに
より画像を記録した後記録体に転写することで複数の画
像密度に対応可能な画像形成装置において、時間効率よ
く記録体を複数枚出力する技術の提供を目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、インクジェットヘッドに対し
て間隙を有して移動する転写体と、転写体に吸水性の材
料を形成する手段と、転写体上に液滴を射出することで
画像を形成するインクジェットヘッドと、前記転写体か
ら記録体に画像を転写する手段とを有し、前記インクジ
ェットヘッドのノズル列が転写体の移動方向と直角方向
に配置されて、記録密度に合わせて転写体の送り速度を
変更するとともに、所望する記録密度がノズルピッチと
同じ時はインクジェットヘッドを初期位置にて記録し、
所望する記録密度がノズルピッチより高密度の場合はイ
ンクジェットヘッドを転写体が回転するごとに初期位置
からシフトして記録し、転写体の回転で所望の記録密度
をつくりだす画像形成装置において、記録体の長さが転
写体の周長の整数倍か転写体の周長が記録体の長さの整
数倍のいずれかになるように記録データを展開する手段
を具備することで、転写体に画像を記録するとともに記
録体に画像を転写する画像形成装置を最も主要な特徴と
する。請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置
において、記録体の長さが転写体と同じ長さか短いとき
に転写体の周長に収容される記録体枚数分の記録データ
を転写体に画像として記録するとともに少なくとも1枚
以上の記録体に画像を転写する画像形成装置を主要な特
徴とする。請求項3の発明は、請求項1記載の画像形成
装置において、所望する記録密度がノズルピッチと同じ
でかつ記録体の長さが転写体の周長より長い場合は記録
体のデータを転写体の周長の整数倍に展開し転写体に画
像を形成するとともに転写して記録する画像形成装置を
主要な特徴とする。請求項4の発明は、転写体に吸水性
の材料を形成した後、転写体上に液滴を射出することで
画像を形成し、その後前記転写体から記録体に画像を転
写する画像形成方法であって、前記画像の形成にあた
り、記録密度に合わせて転写体の送り速度を変更すると
ともに、所望する記録密度がノズルピッチと同じ時はイ
ンクジェットヘッドを初期位置にて記録し、所望する記
録密度がノズルピッチより高密度の場合はインクジェッ
トヘッドを転写体が回転するごとに初期位置からシフト
して記録し、転写体の回転で所望の記録密度をつくりだ
す画像形成方法において、記録体の長さが転写体の周長
の整数倍か転写体の周長が記録体の長さの整数倍のいず
れかになるように記録データを展開することで、転写体
に画像を記録するとともに記録体に画像を転写する画像
形成方法を最も主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しつつ本発明の実
施形態にかかわる各画像形成方法及び装置の構成及び動
作の説明をおこなう。図1は本発明に関わる画像形成装
置の基本構成を示すもので、材料(以下セット剤と称す
る)を供給する材料形成装置(材料形成手段)10、転
写体装置50、記録装置(画像形成手段)100、給紙
装置150、転写装置200、排紙装置250、コント
ローラ350、レジストユニット400及び転写体上の
残留セット剤のクリーニング装置300より構成されて
いる。先ずはじめに、セット剤形成装置10について説
明する。図1においてセット剤形成装置10は、転写体
装置50を構成する転写体である中間転写体51にセッ
ト剤11を付着する機能を有する装置である。セット剤
11としてはアクリル酸樹脂、アクリル酸/メタクリル
酸共重合樹脂、メタクリル酸樹脂、澱粉等の吸水性を示
す粉体が用いられ、該粉体は0. 5〜20μm程度の粒
径である。セット剤形成装置10に含まれている図示し
ない駆動モータの駆動力が伝達されることで、筐体19
内のセット剤補給攪拌ローラ(以下補給ローラと称す
る)13と、筐体19外に一部を露出させたセット剤付
着ローラ(以下付着ローラと称する)15がおのおの矢
印aおよびb方向に回転する。補給ローラ13の周面に
は、ブレード14が面接触しており、セット剤11の補
給量の調整及び補給ローラ13上でのセット剤11の均
一化が図られるようになっている。補給ローラ13と付
着ローラ15とは筐体19内で接触しており、セット剤
11は、補給ローラ13から付着ローラ15に転移する
ことで付着ローラ15に均一に付着される。更に、付着
ローラ15の近傍、つまり筐体19の開口部近傍に取り
付けたブレード16は先端を付着ローラ15に接してお
り、該ブレード16は付着ローラ15上のセット剤11
の更なる薄層化、均一化を行うとともに、セット剤形成
装置10の筐体19からセット剤11が漏れることを防
止する働きをしている。セット剤形成装置10の筐体1
9内のセット剤11の量が不足してくると、新たなセッ
ト剤11が補給タンク12から筐体19内に随時補給さ
れる。補給タンク12は筐体19に対して着脱交換可能
であり、セット剤11が消耗すると、図示しないセット
剤検出手段により補給タンク12の交換の指示がなさ
れ、操作者によって随時交換されるものとする。
【0006】図1に示すように、セット剤11を中間転
写体51に付着する時には、付着ローラ15と中間転写
体51は接触しており、中間転写体51は矢印c方向に
動作しているところに、付着ローラ15からセット剤1
1が中間転写体51に均一に付着されることになる。セ
ット剤形成装置10は、必要に応じ、中間転写体51と
接離動作を行うように構成されている。図2(a)に
は、セット剤形成装置10が中間転写体51と接触して
いる状態が示されている。すなわち、セット剤形成装置
10の筐体19の内部には付着ローラ15やセット剤1
1等、セット剤11を中間転写体51に付着させる機能
を果たす部品が組み込まれるとともに、筐体19の外周
部にはラック部20が形成されており、セット剤形成装
置10の他の適所に回転自在に設けられたピニオン21
と歯合している。筐体19は、図示しないガイド機構に
よって矢印e−g方向へ進退可能に支持されており、筐
体19に組み付けられた補給タンク12、補給ローラ1
3、付着ローラ15、ブレード14、16等が一緒に移
動する。ピニオン21が矢印d方向に所定量回転するこ
とで筐体19が所定量矢印e方向に移動し、付着ローラ
15はローラ54に押しつけられ中間転写体51と接触
するようになっている。つまり、中間転写体51及び付
着ローラ15はそれぞれ矢印c、b方向に回転してお
り、付着ローラ15上のセット剤11は均一に中間転写
体51上に付着される。ラック部20とピニオン21
は、可動手段を構成している。
【0007】一方、記録待機状態や、電源が投入されて
いない場合等、セット剤11の付着の必要がない場合、
中間転写体51と付着ローラ15は離間するようになっ
ている。この様子が図2(b)に示されている。即ち、
ピニオン21が図2(a)とは逆の矢印方向fに所定量
回転することで、筐体19が図2(a)とは逆の矢印g
方向に所定量移動し、付着ローラ15と中間転写体51
はギャップδrの間隔をあけて対峙する。ここでは中間
転写体51及び付着ローラ15は停止しているものとし
て説明しているが、回転していても機能上問題は発生し
ない。筐体19の所定量移動後、中間転写体51に接触
しない移動量、すなわちギャップδrよりも小さいギャ
ップδr1隔てた位置まで、ピニオン21は少なくとも
1回もしくは複数回正逆転を繰り返す。このことにより
セット剤形成装置10は、中間転写体51の方向にδr
1幅で左右に往復動することになり、セット剤形成装置
10には振動が与えられることとなる。セット剤形成装
置10に往復動をさせて振動を与える理由は、通常の付
着動作によって大半のセット剤11は付着ローラ15へ
移送されて行くのであるが、補給タンク12内や筐体1
9内では往々にしてセット剤11の流れが滞る場所が発
生する。そこで、この滞留を解消するためセット剤形成
装置10に振動を与えることにしたのである。斯かる滞
留は、特に補給タンク12や筐体19内の内壁面に起き
やすく、図2(a)に示した補給タンク12の内部の様
子で明らかなように、セット剤11は内壁面に多く残
り、セット剤流出口近くの中央部が少なくなりU字状に
なってしまう傾向がある。前述したように、セット剤形
成装置10を往復動させることで、補給タンク12や筐
体19内の内壁面に滞ったセット剤11は崩落されてセ
ット剤11の流れ易い部分に移動し、図2(b)に示す
ように、補給タンク12内ではセット剤11はなだらか
な形状に変化し、セット剤11の移送が容易になり、滞
留の発生を未然に防止することができる。
【0008】次に図3に基づき本発明が適用されるセッ
ト剤形成装置第2実施形態を説明する。尚、第1実施形
態と同様の機能及び動作を行うものに対しては、同一の
番号を使用し、説明は割愛する。図3(a)には、セッ
ト剤形成装置10が中間転写体51と接触している状態
が示されている。すなわち、セット剤形成装置10の筐
体19内部には、付着ローラ15やセット剤11等、セ
ット剤を中間転写体51に付着させる機能を果たす部品
が組み込まれているのは第1実施形態と同様であるが、
外周部にはギヤ部22が直接形成されており、セット剤
形成装置10の他の部位に回転自在に設けられたピニオ
ン23と噛合している。筐体19とこれに組み付けられ
た各部材は筐体19と共に矢印i−k方向へ回動するよ
うに構成されている。ギヤ部22とピニオン23は可動
手段を構成している。第1実施形態では左右に往復動す
るものであったが、本例では図示しないモータにより駆
動されるピニオン23が矢印h方向に所定量回転するこ
とで筐体19が所定量矢印i方向に回転し、付着ローラ
15は、中間転写体支持ローラ54に押しつけられ中間
転写体51と接触する。この時、中間転写体51及び付
着ローラ15は矢印方向cに回転しており、付着ローラ
15上のセット剤11は、均一に中間転写体51上に付
着される。また、記録待機状態や、電源が投入されてい
ない場合等、セット剤の付着の必要がない場合、中間転
写体51と付着ローラ15は離間するようになってい
る。この様子が図3(b)に示されている。ピニオン2
3が図3(a)とは逆方向である矢印j方向に所定量回
転することで、筐体19が図3(a)とは逆方向である
矢印k方向に所定量回転し、付着ローラ15と中間転写
体51はギャップδrの間隔を明けて対峙する。ここで
は中間転写体51及び付着ローラ15は停止しているも
のとして説明しているが、回転していても機能上問題は
発生しない。所定量移動後、中間転写体51に接触しな
い移動量、すなわちギャップδrよりも小さいギャップ
δr1有した位置まで、ピニオン23は少なくとも1回
又は複数回正逆転の回転を繰り返す。このことによりセ
ット剤形成装置10は、中間転写体51方向にδr1振
幅で回転揺動する。この回転揺動により、第1実施形態
と同様に、補給タンク12内ではセット剤11はなだら
かな形状に変化し、セット剤の移送が容易になる。
【0009】図4に基づき本発明が適用されるセット剤
形成装置の第3実施形態を説明する。尚、第1及び第2
実施形態と同様の機能及び動作を行うものに対しては、
同一の番号を使用し、説明は割愛する。第3実施形態の
特徴とするところは、セット剤形成装置10の筐体19
の外周部にはラック部20とギヤ部22が併置されてお
り、該ラック部20はセット剤形成装置10の外部に支
持されたピニオン21が噛合するようになっているとと
もに、前記ギヤ部22はピニオン23と噛合するように
構成されている点にある。また、筐体19と、その連設
部品は矢印l1−n方向へ進退可能である。また、矢印
n1方向へ回動自在である。ピニオン21が矢印l方向
に所定量回転することで筐体19が所定量矢印l1方向
に移動し、付着ローラ15はローラ54に押しつけられ
中間転写体51と接触する。この時、中間転写体51及
び付着ローラ15はおのおの矢印c、b方向に回転して
おり、付着ローラ15上のセット剤11は均一に中間転
写体51上に塗布される。この場合、ピニオン23はギ
ヤ部22とは噛合していないものとする。また、記録待
機状態や、電源が投入されていない場合等、セット剤の
付着の必要がない場合、中間転写体51と付着ローラ1
5は離間するようになっている。この様子が図4(b)
に示されている。ピニオン21が図4(a)とは逆方向
である矢印m方向に所定量回転することで、筐体19が
図4(a)とは逆方向である所定量矢印n方向に移動
し、付着ローラ15と中間転写体51はギャップδrの
間隔を明けて対峙する。この時点で、ピニオン23はギ
ヤ部22と噛みあい、ピニオン21は停止する。次にピ
ニオン23が矢印のように正逆回転を1回または複数回
繰り返すことにより、セット剤付着装置10はピニオン
21と共に中間転写体51に接触しない移動量すなわち
ギャップδrよりも小さいギャップδr1の位置まで矢
印方向n1に回転揺動して正規の位置で停止する。この
回転揺動により、第1及び第2実施形態と同様に、補給
タンク12内ではセット剤11はなだらかな形状に変化
し、セット剤の移送が容易になる。以上がセット剤形成
装置10に関する説明である。再度、図1に戻り、転写
体装置50について説明する。図1において、中間転写
体51の材料としては、セット剤である粉体11を表面
に付着し易い、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、ク
ロロプレンゴムなどの材料を使用するものとし、中間転
写体51の表面に薄層の粉体層を形成できるようにす
る。また、中間転写体51はベルトの形状をしており、
端面にはマーカ57が施されている。転写体装置50は
3本の中間転写体支持ローラ52、53、54、中間転
写体51よりなり、図示しない駆動モータによって矢印
c方向に回転している。位置制御エンコーダ56は、中
間転写体51のマーカ57を読みとり記録タイミングや
給紙タイミングの制御を行い、セット剤形成装置10と
共に動作するものとする。中間転写体51は、例えば幅
方向が215mmで周長が327mmからなり、中間転
写体51の一回転でA4縦サイズの画像を記録すること
が可能である。
【0010】次いで本発明が適用される記録装置につい
て説明する。図1において、中間転写体51にセット剤
11が付着され、中間転写体51に施したマーカ57を
位置制御エンコーダ56で読みとることで、中間転写体
51のセット剤が形成された部分が、記録装置100の
位置に到達したと判断すると、コントローラの制御によ
って記録動作が始まる。記録装置100により中間転写
体51のセット剤11上に画像が記録される。記録装置
100は各色対応の記録ヘッド103を搭載したヘッド
アレイ105からなっている。また記録ヘッド103は
必要に応じ水性のインク104を吐出し、セット剤11
が付着された中間転写体51上に画像を形成する。形成
される画像は、コントローラ350にて鏡像画像データ
に変換され、記録装置100により鏡像画像として中間
転写体51へ記録される。ヘッドアレイ105は2本の
支持軸であるガイドシャフト101,ガイドシャフト1
02に、軸方向に可動でかつ中間転写体51とのギャッ
プが一定になるように保持されている。更に記録装置1
00の詳細を、図5の底面図に基づき説明する。記録ヘ
ッド103は黒インク用記録ヘッド103B、シアン用
記録ヘッド103C、マゼンタ用記録ヘッド103M、
イエロー用記録ヘッド103Yからなり、中間転写体5
1の進行方向cにqの間隔で配置されている。また、各
記録ヘッド103B、103C、103M、103Y内
のノズル間の距離、いわゆるノズルピッチは各々pの間
隔で配置されている。各ヘッドはノズルピッチpが0.
0847mmすなわち300dpi(ドット/インチ)
からなり、ノズル数は用紙幅A4縦サイズに対応できる
2480個である。ヘッドアレイ105はガイドシャフ
ト101,ガイドシャフト102によって中間転写体5
1の進行方向と直交する方向に移動可能なように支持さ
れている。また、ガイドシャフト101,ガイドシャフ
ト102は側板106及び側板107に固定されてい
る。側板107とヘッドアレイ105との間には圧縮ば
ね108がガイドシャフト101,ガイドシャフト10
2の外周に巻き付くような態様で設けられており、該圧
縮ばね108によってヘッドアレイ105は常時側板1
06方向へと押圧されている。一方、側板106にはシ
フトモータ109が配されており、その回転軸109a
には偏芯量δhのカム110が取り付けられている。カ
ム110は外周面にてヘッドアレイ105の一端面に接
している。また、シフトモータ109の回転軸109a
の他端には、常時カム110の位置と対応づけられた回
転位置検出用のスリットが刻まれたディスク111が取
り付けられている。該ディスク111のスリットの位置
をエンコーダ112にて読みとり、必要偏芯量に合わせ
てシフトモータ109を正逆回転させ、カム110にて
ヘッドアレイを押圧したり戻したりする。従ってヘッド
アレイ105、ひいてはヘッド103を、必要とされる
量に応じて水平方向に移動することが可能である。
【0011】次に本発明に係る転写装置について説明す
る。図1において、記録装置100にて中間転写体51
上に記録された水性のインク104は中間転写体51上
に薄層形成されている吸水性のセット剤11である粉体
に吸収され、適度の粘性を持ったゲル状物質になる。転
写ローラ201はローラ53方向に押圧されており、画
像の形に形成されたゲル状物質は、記録体である転写紙
151と接触、加圧されて転写紙151へそっくり転移
する。既述の通り、中間転写体51はシリコンまたはフ
ッ素系の弾性体で構成されているので、ゲル状物質に対
しては離型性が良く、ゲル状物質は中間転写体51上に
はほとんど残留しない。転写装置(転写手段)200の
詳細な構成、動作を図6に基づき説明する。図6(a)
に示すように、転写ローラ201は軸受203を介して
アーム202の一端に支持されている。アーム202に
は回転中心となる支点204があり、支点204を中心
に転写ローラ201は揺動する。また、アーム202は
鉄材、ニッケル材等の着磁材料からなる。引っ張りばね
206はアーム202と支持板207との間に両者を引
き寄せるように張装されており、この結果、転写ローラ
201はたえずローラ53から離間するように付勢され
ている。転写の必要がない時には、コントローラー35
0の指示により、マグネット205には通電されておら
ず、アーム202は引っ張りばね206の張力で矢印o
方向に動作しており、転写ローラ201が矢印r方向に
揺動しているので、ローラ53から離れ中間転写体51
と転写ローラ201との間にはギャップδtが存在して
いる。中間転写体51上の画像を転写紙151に転写す
るために、転写紙151が中間転写体51と転写ローラ
201の間に入ってくると、図6(b)に示したよう
に、コントローラー350の指示によりマグネット20
5に通電され、引っ張りばね206の張力に抗してアー
ム202は矢印s方向に吸着される。この結果アーム2
02が中間転写体51と転写ローラ201とを密着する
ように加圧、動作する。中間転写体51、転写ローラ2
01、転写紙151もおのおの矢印方向に動作し、中間
転写体51上の画像は転写紙151に正画像として転写
される。転写が完了すると、図6(a)に示すように転
写ローラ201は再度ローラ53から離間する。転写後
の中間転写体51においては、転写された画像部分は表
面が露出してしまっている。そこで、次の記録のため
に、中間転写体51上にセット剤11の薄層を再生する
必要がある。中間転写体51の表面特性は、セット剤1
1の薄層で大きく変わることはない。そこで画像に使わ
れなかったためセット剤11の薄層としてそのまま残っ
ているものを付着したままでも、セット剤形成装置10
で再付着するだけで十分再生できる。よって再度セット
剤塗布装置10により転写後の中間転写体51にセット
剤11の薄層を形成する。
【0012】装置が使われない状態が長く続くような場
合は、中間転写体51上のセット剤11が空気中の湿度
を吸い粘度が上昇することもある。斯かるセット剤11
をそのまま作像に使用することはできないので、使用前
に粘度が上昇したセット剤11のみを中間転写体51か
ら取り除く必要がある。斯かる理由から、図1に示すよ
うにクリーニング装置300を配置した。同様に転写紙
151のジャム等により中間転写体51上の記録画像が
破損した場合や、記録途中で記録を中断した場合は中間
転写体51上の記録されたセット剤11を、中間転写体
51から取り除く必要があるのでクリーニング装置30
0を配置してある。クリーニング装置300の具体的構
成及び動作を図7に基づいて説明する。図7(a)はク
リーニングの必要ない待機時の状態を示す。クリーニン
グ装置300は、クリーニングローラ301、スクレー
パ302を内蔵した筐体303からなり、筐体303の
外周部にはラック部304が構成されている。ラック部
304にはピニオン305が噛合しており、ピニオン3
05の矢印t方向への回転により、筐体303は矢印u
方向に移動可能であり、これにともないクリーニングロ
ーラ301と中間転写体51の接離が可能になってい
る。待機状態ではクリーニングローラ301と中間転写
体51の間にはギャップδcを有している。クリーニン
グ状態では図7(b)に示すように、ピニオン305は
矢印v方向に回転し、筐体303は矢印x方向に移動す
る。クリーニングローラ301は中間転写体51と接触
し、中間転写体51及びクリーニングローラ301はお
のおの矢印方向に移動、回転する。クリーニングローラ
ー301は金属表面または樹脂コートのような平滑性が
あって離型性はそれほど高くない材料を使用しており、
前述した粘度が上昇したセット剤11を中間転写体51
から付着除去する。除去されたセット剤11は、スクレ
ーパ302でクリーニングローラ301表面から回収さ
れる。劣化したセット剤11が取り除かれた中間転写体
51は、セット剤形成装置10によりセット剤11の薄
層を全面に再生され、再び作像に供される。クリーニン
グ動作終了後、ピニオン305は逆回転し筐体303も
逆動作し、クリーニングローラ301は中間転写体51
とギャップδcを有しつつ、図7(a)に示す状態で停
止し再び記録可能状態となる。更に給紙装置150、排
紙装置250、レジスト装置400の各々を図1に基づ
き説明する。記録が行われている最中又は終了後に、給
紙装置150から転写紙151が送り出され、レジスト
装置400のレジストローラ401,レジストローラ4
02まで送られる。位置制御エンコーダ56からの信号
にタイミングを合せ、レジストローラ401、レジスト
ローラ402から転写紙151が送り出され、転写装置
200の転写ローラ201およびローラ53などによ
り、中間転写体51上の画像が転写紙151に転写さ
れ、排紙装置250により排紙・ストックされる。
【0013】次に本実施例の記録シーケンスを図8乃至
図10に基づき説明する。記録パターンとしては、i)
高速記録パターン、即ち記録ヘッド103のノズルピッ
チで画素密度を形成するパターン、ii)標準記録パタ
ーン、即ち記録ヘッド103のノズルピッチの1/2の
ピッチで画素密度を形成するパターン、及びiii)高
画質記録パターン、即ち記録ヘッド103のノズルピッ
チの1/4のピッチで画素密度を形成するパターンの3
種がある。また、中間転写体の1周長で転写紙一枚に
画像を作成するケース、即ち中間転写体51の1周期長
で転写紙151の1枚に記録する場合で、転写紙151
長が中間転写体51の長さの1/2から中間転写体51
の長さまでの範囲の場合、中間転写体の1周長で転写
紙151の複数枚に記録する場合、即ち中間転写体51
の1周期長で転写紙151を複数枚記録する場合で、転
写紙151の長さが中間転写体51の長さの1/2から
1/n(nは正の整数)までの範囲の場合、及び転写
紙51が中間転写体の1周長より長いケース、即ち中間
転写体51の複数周期長で転写紙151を1枚作成する
場合で、転写紙151の長さが中間転写体51の長さの
1からn倍(nは正の実数)までの範囲の場合がある。
上述した3種のパターンとこれらのケースを以下の表に
示す組み合わせで動作させることが可能である。
【表1】 尚、表1において◎を付したものは組み合わせが成立す
るもので、×を付したものは組み合わせが成立し得ない
ものである。
【0014】以下におのおのの組み合わせの場合を説明
することとする。 I )高速記録パターン(画素密度300dpi×300
dpi)の場合 図8(a)には、記録ヘッド103のノズルピッチであ
るpが300dpiで、かつ、画素密度が300dpi
の時であって、中間転写体51の1周長に対応した転写
紙151を搬送する場合の記録シーケンス、即ち上記表
のi)との組み合わせが示されている。図9(b)に
は、記録ヘッド103のノズルピッチであるpが300
dpiで、かつ、画素密度が300dpiの時であっ
て、中間転写体51の1周長に対し転写紙151を複数
枚搬送する場合の記録シーケンス、即ち上記表のi)と
の組み合わせが示されている。図10(c)には、記
録ヘッド103のノズルピッチであるpが300dpi
で、かつ、画素密度300dpiの時であって、中間転
写体51の1周長より長い転写紙151に記録する場合
の記録シーケンス、即ち上記表のi)との組み合わせ
が示されている。
【0015】1)i)との組み合わせに基づく記録シ
ーケンス(中間転写体51の1周長に対応した転写紙1
51を搬送する場合)。 図8(a)の記録開始時を参照して説明する。装置の待
機状態から1枚目の記録命令があると中間転写体51の
1周長に相当するデータ、即ち転写紙151の1枚分の
データを展開して、セット剤形成装置10のピニオン2
1が回転し、ケーシング19が中間転写体51方向に移
動し支持ローラ54に押しつけられ、付着ローラ15と
中間転写体51が接触する。連続して記録信号がある
時、即ち複数枚記録時には、ピニオン21は逆回転せず
付着ローラ15は中間転写体51に押しつけられた状態
を維持する。従って、2枚目以降のセット剤形成装置1
0の動作は行わない。移動動作が終わると中間転写体5
1、付着ローラ15が回転動作を行い、中間転写体51
にセット剤11を付着形成する。中間転写体51の回転
動作によりマーカ57が検出され、その信号を基準にし
て中間転写体上の画像形成に必要な位置に記録ヘッド1
03から水性のインク104を吐出する。中間転写体5
1及び付着ローラ15は連続して記録信号がある時、即
ち複数枚記録時、は回転動作を維持する。記録ヘッド1
03の水性のインク104の繰り返し吐出周期時間が3
00dpi(0.0847mm)送りになる様に中間転
写体51の周速を設定している。一方記録ヘッド103
のノズル間隔であるpは300dpi(0.0847m
m)である。従って、形成される画像は300dpi×
300dpiの画像となる。各色の記録ヘッド103
B、103C、103M、103Yは、中間転写体51
の進行方向に間隔qおいて配置されているので、記録タ
イミングもその間隔にあわせてTib、Tic、Ti
m、Tiyと異なっている。また、ヘッドアレイ105
は初期位置であるホームポジション位置に既ににセット
されているので移動することはない。記録動作は必要画
像領域に吐出が終わると終了する。
【0016】一方、給紙装置150からタイミングTk
おいて転写紙151がレジスト装置400へ繰り出さ
れ、レジストローラ401、レジストローラ402が回
転し転写紙151が搬送されると給紙動作は停止する。
スキュー補正が行われると同時に、転写紙105の先端
は所定の位置に転写されるよう待機される。中間転写体
51が回転移動してきて所定の位置に転写されるタイミ
ングTrにてレジストローラ401、レジストローラ4
02が回転し転写紙151は転写部に繰り出される。転
写紙が繰り出し終わるとレジストローラ401、レジス
トローラ402が回転終了する。転写のために転写ロー
ラ201はタイミングTtにて回転が行われ、転写紙1
51が中間転写体51と転写ローラ201の間に入るタ
イミングTmでマグネット205に通電されアーム20
2が吸着される。転写ローラ201は支持ローラ53に
加圧されて中間転写体51と密着し、転写紙151は搬
送されながら中間転写体51上の画像は転写紙151に
転写される。転写紙151の終端が転写ローラ201か
ら外れる直前にマグネット205への通電が絶たれアー
ム202は引っ張りばね206の張力で戻され、転写ロ
ーラ201は支持ローラ53から離れる。又、転写ロー
ラ201の回転も停止する。転写後の転写紙151は、
排紙装置250によりタイミングThにて排紙されスタ
ックされる。また、スタック後は排紙装置も停止する。
以上、中間転写体51は1回転で画像形成すると同時に
1枚の転写紙151に画像を形成し出力する。
【0017】次に、記録終了時のシーケンスを図8
(a)の記録終了時に示した内容で説明する。記録動作
が終了し、次の記録信号がない時は転写ローラ201の
回転動作停止と同時に中間転写体51の回転動作も停止
し、セット剤形成装置10のピニオン21が逆回転し、
筐体19が中間転写体51から離れる方向に逆移動し、
中間転写体51とギャップδrおいて停止する。なお、
記録中を通してクリーニング装置300はクリーニング
の必要性がないので中間転写体51から離れた位置にあ
り、クリーニングローラ301も停止状態にある。 2)i)との組み合わせに基づく記録シーケンス(中
間転写体51の1周長に対し転写紙151を複数枚搬送
する場合)。 図9(b)の記録開始時を参照してして説明する。装置
の待機状態から記録命令があると中間転写体51の1周
長に相当するデータ、即ち実施例では転写紙151の2
枚分のデータを展開して、セット剤形成装置10のピニ
オン21が回転し筐体19が中間転写体51方向に移動
し支持ローラ54に押しつけられ、付着ローラ15と中
間転写体51が接触する。連続して記録信号がある時、
即ち3枚以上の記録時には、ピニオン21は逆回転せず
付着ローラ15は中間転写体51に押しつけられた状態
を維持する。従って、以降セット剤形成装置10は動作
しない。移動動作が終わると中間転写体51、付着ロー
ラ15が回転動作を行い、中間転写体51にセット剤1
1を形成する。中間転写体51の回転動作により、マー
カ57が検出され、その信号を基準にして中間転写体5
1上の画像形成に必要な位置に、記録ヘッド103から
水性のインク104を吐出し、転写紙151の1枚目の
画像を形成する。続いて用紙間隔分時間T0Hをおいて
転写紙151の2枚目の記録を行う。中間転写体51は
連続して記録信号がある時、即ち3枚目以上の記録時は
回転動作を維持する。記録ヘッド103の水性のインク
104の繰り返し吐出周期時間が300dpi(0.0
847mm)送りになるように中間転写体51の周速を
設定している。一方記録ヘッド103のノズル間隔pは
300dpi(0.0847mm)である。従って、形
成される画像は300dpi×300dpiの画像とな
る。各色の記録ヘッド103B、103C、103M、
103Yは中間転写体51の進行方向に間隔qで設けら
れているので記録タイミングもその間隔にあわせてTi
b、Tic、Tim、Tiyと異なっている。また、ヘ
ッドアレイ105は初期位置であるホームポジション位
置に既にセットされているので移動しない。記録動作は
必要画像領域に吐出が終わると終了する。
【0018】一方,給紙装置150からタイミングTk
おいて転写紙151の1枚目がレジスト装置400へ繰
り出される。また、用紙間隔分時間Tokおいて2枚目
の転写紙151が続いて給紙される。レジストローラ4
01、レジストローラ402が回転し1枚目の転写紙1
51が搬送されると給紙動作は停止する。スキュー補正
が行われると同時に転写紙105の先端は所定の位置に
転写されるよう待機される。中間転写体51が回転移動
してきて所定の位置に転写されるタイミングTrにてレ
ジストローラ401、レジストローラ402が回転し1
枚目の転写紙151は転写部に繰り出される。転写紙が
繰り出し終わるとレジストローラ401、レジストロー
ラ402が回転終了する。転写の為に転写ローラ201
はタイミングTtにて回転が行われ、1枚目の転写紙1
51が中間転写体51と転写ローラ201間に入るタイ
ミングTmでマグネット205に通電されアーム202
が吸着される。転写ローラ201は支持ローラ53に加
圧されて中間転写体51と密着し、転写紙151は搬送
されながら中間転写体51上の画像は転写紙151に転
写される。転写紙151の終端が転写ローラ201から
外れる直前にマグネット205への通電が絶たれアーム
202は引っ張りばね206の張力で戻され、転写ロー
ラ201は支持ローラ53から離れる。また、転写ロー
ラ201の回転も絶たれ停止する。このようにして中間
転写体51上の画像は1枚目の転写紙151に搬送され
ながら転写される。用紙間隔分時間TORおいて再度レ
ジストローラ401、レジストローラ402が回転し2
枚目の転写紙151は転写部に繰り出される。転写紙が
繰り出し終わるとレジストローラ401、レジストロー
ラ402が回転終了する。二枚目の転写の為に転写ロー
ラ201は用紙間隔分時間TOTあけて回転が行われ、
転写紙151が中間転写体51と転写ローラ201の間
に入るタイミングTmでマグネット205に通電されア
ーム202が吸着される。したがって、用紙間隔分時間
TOTおいて再度転写ローラ201は支持ローラ53に
加圧されて中間転写体51と密着し、中間転写体51上
の画像は2枚目の転写紙151に搬送されながら転写さ
れる。転写紙151の終端が転写ローラ201から外れ
る直前にマグネット205への通電が絶たれアーム20
2は引っ張りばね206の張力で戻され、転写ローラ2
01は支持ローラ53から離れる。また、転写ローラ2
01の回転も絶たれ停止する。転写後の1枚目の転写紙
151は排紙装置250によりタイミングThにて排紙
されスタックされる。スタック後排紙装置も停止する。
また、用紙間隔分時間TORHおいて2枚目の転写紙1
51も排紙されて、スタック後排紙装置も停止する。以
上、中間転写体51は1回転で画像形成すると同時に2
枚の転写紙151に画像を形成し出力する。
【0019】記録終了時のシーケンスを図9(b)の記
録終了時で示した内容で説明する。記録動作が終了し、
次の記録信号がない時は転写ローラ201の回転動作停
止と同時に中間転写体51の回転動作も停止し、セット
剤形成装置10のピニオン21が逆回転し筐体19が中
間転写体51から離れる方向に逆移動し中間転写体51
とギャップδrおいて停止する。なお、記録の間を通し
てクリーニング装置300はクリーニングの必要性がな
いので中間転写体51から離れた位置にあり、クリーニ
ングローラ301も停止状態にある。
【0020】3)i)との組み合わせに基づく記録シ
ーケンス(中間転写体51の周長より長い転写紙151
を搬送する場合)。 図10(c)の記録開始時を参照して説明する。装置の
待機状態から記録命令があると、中間転写体51の1周
長の整数倍に相当するデータ、即ち実施例では中間転写
体51の2周長分のデータを展開して、セット剤形成装
置10のピニオン21が回転し、筐体19が中間転写体
51方向に移動し支持ローラ54に押しつけられ、付着
ローラ15と中間転写体51が接触する。連続して記録
信号がある時、即ち複数枚記録時はピニオン21は逆回
転せず付着ローラ15は中間転写体51に押しつけられ
た状態を維持する。従って、2枚目以降セット剤形成装
置10は動作しない。移動動作が終わると中間転写体5
1、付着ローラ15が回転動作を行い、中間転写体51
にセット剤11を形成付着する。中間転写体51の回転
動作によりマーカ57が検出され、その信号を基準にし
て中間転写体上の画像形成に必要な位置に記録ヘッド1
03から水性のインク104を吐出する。中間転写体5
1、付着ローラ15は連続して記録信号がある時、即ち
複数枚記録時は回転動作を維持する。記録ヘッド103
の水性のインク104繰り返し吐出周期時間が300d
pi(0.0847mm)送りになるように中間転写体
51の周速を設定している。一方,記録ヘッド103の
ノズル間隔pは300dpi(0.0847mm)であ
る。従って、形成される画像は300dpi×300d
piの画像となる。各色の記録ヘッド103B、103
C、103M、103Yは中間転写体51の進行方向に
間隔qで設けられているので記録タイミングもその間隔
にあわせてTib、Tic、Tim、Tiyと異なって
いる。また、ヘッドアレイ105はホームポジション位
置にすでにセットされているので移動しない。記録動作
は必要画像領域に吐出が終わると記録を終了する。一方
給紙装置150からタイミングTkおいて転写紙151
がレジスト装置400へ繰り出され、レジストローラ4
01、レジストローラ402が回転し転写紙151が搬
送されると給紙動作は停止する。スキュー補正が行われ
ると同時に転写紙105の先端は所定の位置に転写され
るよう待機される。中間転写体51が回転移動してきて
所定の位置に転写されるタイミングTrにてレジストロ
ーラ401、レジストローラ402が回転し転写紙15
1は転写部に繰り出される。転写紙が繰り出し終わると
レジストローラ401、レジストローラ402が回転終
了する。転写の為に転写ローラ201はタイミングTt
にて回転が行われ、転写紙151が中間転写体51と転
写ローラ201の間に入るタイミングTmでマグネット
205に通電されアーム202が吸着される。転写ロー
ラ201は支持ローラ53に加圧されて中間転写体51
と密着し、転写紙151は搬送されながら中間転写体5
1上の画像は転写紙151に転写される。転写紙151
の終端が転写ローラ201から外れる直前にマグネット
205への通電が絶たれアーム202は引っ張りばね2
06の張力で戻され、転写ローラ201は支持ローラ5
3から離れる。また、転写ローラ201の回転も絶たれ
停止する。
【0021】転写後の転写紙151は排紙装置250に
よりタイミングThにて排紙されスタックされる。ま
た、スタック後排紙装置も停止する。以上、中間転写体
51は2回転で画像形成すると同時に1枚の転写紙15
1に画像を形成し出力する。記録終了時のシーケンスを
図10(c)の記録終了時に示した内容で説明する。記
録動作が終了し次の記録信号がない時は、転写ローラ2
01の回転動作停止と同時に中間転写体51の回転動作
も停止し、セット剤塗布装置10のピニオン21が逆回
転し、筐体19が中間転写体51から離れる方向に逆移
動し、中間転写体51とギャップδrおいて停止する。
なお、記録の間中を通してクリーニング装置300はク
リーニングの必要性がないので中間転写体51から離れ
た位置にあり、クリーニングローラ301も停止状態に
ある。 II)標準記録パターン(画素密度600dpi×600
dpi)の場合 図11(a)には、記録ヘッド103のノズルピッチp
が300dpiで、画素密度600dpiの時で中間転
写体51の周長に対応した転写紙151を搬送する場合
の記録シーケンスが示されている。又、図12(b)に
は記録ヘッド103のノズルピッチpが300dpi
で、画素密度600dpiの時で中間転写体51の1周
長に対し転写紙151を複数枚搬送する場合の記録シー
ケンスが示されている。 1)ii)との組み合わせに基づく記録シーケンス
(中間転写体51の周長に対応した転写紙151を搬送
する場合)。 図11(a)の記録開始時を参照して説明する。装置の
待機状態から転写紙151の1枚目の記録命令があると
中間転写体51の1周長に相当する記録データ、即ち転
写紙151の1枚分のデータを奇数桁データ、偶数桁デ
ータに分解する。また、ヘッドアレイ105は初期位置
であるホームポジション位置に既にセットされているの
で移動しないで奇数桁データを記録可能である。セット
剤形成装置10のピニオン21が回転し、筐体19が中
間転写体51方向に移動し支持ローラ54に押しつけら
れ、付着ローラ15と中間転写体51が接触する。移動
動作が終わると中間転写体51、付着ローラ15が回転
動作を行い、中間転写体51にセット剤11を付着形成
する。中間転写体51の回転動作によりマーカ57が検
出され、その信号を基準にして中間転写体51上の位置
に画像形成に必要な奇数桁データに基ずいて記録ヘッド
103から水性のインク104を吐出する。記録ヘッド
103の水性のインク104の繰り返し吐出周期時間が
600dpi(0.0424mm)送りになるように中
間転写体51の周速を設定している。
【0022】一方,記録ヘッド103のノズル間隔であ
るpは300dpi(0.0847mm)である。従っ
て、形成される画像は中間転写体51の幅方向300d
pi×中間転写体送り方向600dpiの画像となる。
各色の記録ヘッド103B、103C、103M、10
3Yは中間転写体51の進行方向に間隔qで設けられて
いるので記録タイミングもその間隔にあわせてTib、
Tic、Tim、Tiyと異なっている。記録動作は必
要画像領域に吐出が終わると終了する。記録終了を受け
てヘッドアレイ105はシフトモータ109により0.
0424mm(600dpi)シフトする。一方、中間
転写体51の付着領域に付着が終了するとセット剤付着
装置10のピニオン21が逆回転し筐体19が中間転写
体51から離れる方向に逆移動し中間転写体51と分離
状態で停止すると同時に付着ローラ15も回転動作を停
止する。従って中間転写体上に先に作成された画像が残
った状態で中間転写体51の回転動作により再度マーカ
57が検出され、中間転写体51上の位置に画像形成に
必要な偶数桁データに基ずいて記録ヘッド103から水
性のインク104を吐出する。ヘッドアレイ105は初
期位置よりシフトしており、形成される最終画像は中間
転写体51幅方向600dpi×中間転写体51送り方
向600dpiの画像となる。
【0023】一方、給紙装置150からタイミングTk
おいて転写紙151がレジスト装置400へ繰り出さ
れ、レジストローラ401、レジストローラ402が回
転し転写紙151が搬送されると給紙動作は停止する。
スキュー補正が行われると同時に転写紙105の先端は
所定の位置に転写されるよう待機される。中間転写体5
1が回転移動してきて所定の位置に転写されるタイミン
グTrにてレジストローラ401、レジストローラ40
2が回転し転写紙151は転写部に繰り出される。転写
紙が繰り出し終わるとレジストローラ401、レジスト
ローラ402が回転終了する。転写の為に転写ローラ2
01はタイミングTtにて回転が行われ、転写紙151
が中間転写体51と転写ローラ201の間に入るタイミ
ングTmでマグネット205に通電されアーム202が
吸着される。転写ローラ201は支持ローラ53に加圧
されて中間転写体51と密着し、転写紙151は搬送さ
れながら中間転写体51上の画像は転写紙151に転写
される。転写紙151の終端が転写ローラ201から外
れる直前にマグネット205への通電が絶たれアーム2
02は引っ張りばね206の張力で戻され、転写ローラ
201は支持ローラ53から離れる。また、転写ローラ
201の回転も絶たれ停止する。転写後の転写紙151
は排紙装置250によりタイミングThにて排紙されス
タックされる。また、スタック後排紙装置も停止する。
以上、中間転写体51は2回転で画像形成すると同時に
2枚の転写紙151に画像を形成し出力する。2枚目の
記録命令が来るとセット剤形成装置10のピニオン21
が再度回転し筐体19が中間転写体51方向に移動し支
持ローラ54に押しつけられ、付着ローラ15と中間転
写体51が接触する。移動動作が終わると付着ローラ1
5も再度回転動作を行い、中間転写体51は連続回転中
であり、セット剤11を付着形成する。以降上述の1枚
目の記録と同一の動作を行うが、ヘッドアレイ105は
1枚目の中間転写体51の2回転目と同じシフト状態の
位置で記録され、2回転目にホームポジションに逆シフ
ト動作する。従って、コントローラ350から記録ヘッ
ド103への記録データは転写紙151の奇数枚目では
奇数桁データが先に送られ、偶数枚目では偶数桁データ
が先に送られ、転写紙151の記録ページごとに奇偶数
データが切り替えられ転送される。記録終了時のシーケ
ンスを図11(a)の記録終了時で説明する。記録動作
が終了し次の記録信号がない時は中間転写体51の回転
動作も停止し、ヘッドアレイ105がシフト位置にある
場合、即ち転写紙151が奇数枚の記録時はホームポジ
ションへ逆シフトして停止する。また、ヘッドアレイ1
05がホームポジション位置にある場合、即ち転写紙1
51が偶数枚記録時停止したままである。記録中を通し
てクリーニング装置300はクリーニングの必要性がな
いので中間転写体51から離れた位置にあり、クリーニ
ングローラ301も停止状態にある。
【0024】2)ii)との組み合わせに基づく記録
シーケンス(中間転写体51の周長に対し転写紙151
を複数枚搬送する場合)。 図12(b)の記録開始時を参照して、装置の待機状態
から記録命令があると中間転写体51の周長に相当する
記録データ、即ち実施例では転写紙151の2枚分のデ
ータは奇数桁データ、偶数桁データに分解される。又、
ヘッドアレイ105は初期位置であるホームポジション
位置に既にセットされているので移動しないで奇数桁デ
ータを記録可能である。セット剤形成装置10のピニオ
ン21が回転し筐体19が中間転写体51方向に移動し
支持ローラ54に押しつけられ、付着ローラ15と中間
転写体51が接触する。移動動作が終わると中間転写体
51、付着ローラ15が回転動作を行い、中間転写体5
1にセット剤11を付着形成する。中間転写体51の回
転動作によりマーカ57が検出され、その信号を基準に
して中間転写体51上の位置に画像形成に必要な奇数桁
データに基ずいて記録ヘッド103から水性のインク1
04を吐出し、転写紙151の1枚目の奇数桁の画像を
形成する。続いて用紙間隔分時間T0Hをおいて転写紙
151の2枚目の奇数桁の記録を行う。記録ヘッド10
3の水性のインク104繰り返し吐出周期時間が600
dpi(0.0424mm)送りになる様に中間転写体
51の周速を設定している。一方記録ヘッド103のノ
ズル間隔pは300dpi(0.0847mm)であ
る。従って、形成される画像は中間転写体51幅方向3
00dpi×中間転写体51送り方向600dpiの画
像となる。各色の記録ヘッド103B、103C、10
3M、103Yは中間転写体51の進行方向に間隔q置
いているので、記録タイミングもその間隔にあわせてT
ib、Tic、Tim、Tiyと異なっている。記録動
作は必要画像領域に吐出が終わると終了する。記録終了
を受けてヘッドアレイ105はシフトモータ109によ
り0.0424mm(600dpi)シフトする。一
方、中間転写体51の付着領域に付着が終了するとセッ
ト剤形成装置10のピニオン21が逆回転し筐体19が
中間転写体51から離れる方向に逆移動し中間転写体5
1と分離状態で停止すると同時に付着ローラ15も回転
動作を停止する。従って中間転写体上に先に作成された
画像が残った状態で中間転写体51の回転動作により再
度マーカ57が検出され、中間転写体51上の位置に画
像形成に必要な偶数データに基ずいて記録ヘッド103
から水性のインク104を吐出し、転写紙151の1枚
目の偶数桁の画像を形成する。続いて用紙間隔分時間T
0Hをおいて転写紙151の2枚目の偶数桁の記録を行
う。中間転写体51は連続して記録信号がある時、即ち
3枚目以上記録時は回転動作を維持する。ヘッドアレイ
105はシフトしており形成される最終画像は中間転写
体51幅方向600dpi×中間転写体51送り方向6
00dpiの画像となる。
【0025】一方給紙装置150からタイミングTkお
いて転写紙151の1枚目がレジスト装置400へ繰り
出される。また、用紙間隔分時間Tokおいて2枚目の
転写紙151が続いて給紙される。レジストローラ40
1、レジストローラ402が回転し1枚目の転写紙15
1が搬送されると給紙動作は停止する。スキュー補正が
行われると同時に転写紙105の先端は所定の位置に転
写されるよう待機される。中間転写体51が回転移動し
てきて所定の位置に転写されるタイミングTrにてレジ
ストローラ401、レジストローラ402が回転し1枚
目の転写紙151は転写部に繰り出される。転写紙が繰
り出し終わるとレジストローラ401、レジストローラ
402が回転終了する。転写の為に転写ローラ201は
タイミングTtにて回転が行われ、1枚目の転写紙15
1が中間転写体51と転写ローラ201の間に入るタイ
ミングTmでマグネット205に通電されアーム202
が吸着される。転写ローラ201は支持ローラ53に加
圧されて中間転写体51と密着し、中間転写体51上の
画像は転写紙151に搬送されながら転写される。用紙
間隔分時間TORおいて再度レジストローラ401、レ
ジストローラ402が回転し2枚目の転写紙151は転
写部に繰り出される。転写紙が繰り出し終わるとレジス
トローラ401、レジストローラ402が回転終了す
る。転写の為に転写ローラ201は用紙間隔分時間TO
Tおいて回転が行われ、転写紙151が中間転写体51
と転写ローラ201の間に入るタイミングTmでマグネ
ット205に通電されアーム202が吸着される。した
がって、用紙間隔分時間TOTおいて再度転写ローラ2
01は支持ローラ53に加圧されて中間転写体51と密
着し、中間転写体51上の画像は2枚目の転写紙151
に搬送されながら転写される。転写紙151の終端が転
写ローラ201から外れる直前にマグネット205への
通電が絶たれアーム202は引っ張りばね206の張力
で戻され、転写ローラ201は支持ローラ53から離れ
る。また、転写ローラ201の回転も絶たれ停止する。
【0026】転写後の1枚目の転写紙151は排紙装置
250によりタイミングThにて排紙されスタックされ
る。また、スタック後排紙装置も停止する。また、用紙
間隔分時間TORHおいて2枚目の転写紙151も排紙
されて、スタック後排紙装置も停止する。以上、中間転
写体51は2回転で画像形成すると同時に2枚の転写紙
151に画像を形成し出力する。次の記録命令が来ると
セット剤形成装置10のピニオン21が再度回転し筐体
19が中間転写体51方向に移動し支持ローラ54に押
しつけられ、付着ローラ15と中間転写体51が接触す
る。移動動作が終わると付着ローラ15も再度回転動作
を行い、中間転写体51は連続回転中であり、セット剤
11を付着形成する。以降上述の1枚目の記録と同一の
動作を行うが、ヘッドアレイ105は1枚目の中間転写
体51の2回転目と同じシフト状態の位置で記録され、
2回転目にホームポジションに逆シフト動作する。従っ
て、コントローラ350から記録ヘッド103への記録
データは転写紙151の奇数枚目では奇数桁データが先
に送られ、偶数枚目では偶数桁データが先に送られ、転
写紙151の記録ページごとに奇偶数データが切り替え
られ転送される。記録終了時のシーケンスを図12
(b)記録終了時で説明する。記録動作が終了し次の記
録信号がない時は中間転写体51の回転動作も停止し、
ヘッドアレイ105がシフト位置にある場合、即ち転写
紙151奇数枚の記録時はホームポジションへ逆シフト
して停止する。また、ヘッドアレイ105がホームポジ
ションにある場合、即ち転写紙151偶数枚の記録時に
は停止したままである。記録中を通してクリーニング装
置300はクリーニングの必要性がないので中間転写体
51から離れた位置にあり、クリーニングローラ301
も停止状態にある。 III )高画質印字パターン(画素密度1200dpi×
1200dpi)の場合 図13(a)は記録ヘッド1
03のノズルピッチpが300dpiで、画素密度12
00dpiの時で中間転写体51の周長に対応した転写
紙151を搬送する場合の記録シーケンスを示す。図1
4(b)は記録ヘッド103のノズルピッチpが300
dpiで、画素密度1200dpiの時で中間転写体5
1の周長に対し転写紙151を複数枚搬送する場合の記
録シーケンスを示す。
【0027】1)iii)との組み合わせに基づく記
録シーケンス(中間転写体51の周長に対応した転写紙
151を搬送する場合)。 図13(a)の記録開始時を参照して、装置の待機状態
から転写紙151の1枚目の記録命令があると中間転写
体51の周長に相当する記録データ、即ち転写紙151
の1枚分のデータはホームポジション桁データ、シフト
位置1桁データ、シフト位置2桁データ、シフト位置3
桁データに分解される。また、ヘッドアレイ105は初
期位置であるホームポジション位置に既にセットされて
いるので移動しないでホームポジション桁データを記録
可能である。セット剤形成装置10のピニオン21が回
転し筐体19が中間転写体51方向に移動し支持ローラ
54に押しつけられ、付着ローラ15と中間転写体51
が接触する。移動動作が終わると中間転写体51、付着
ローラ15が回転動作を行い、中間転写体51にセット
剤11を付着形成する。中間転写体51の回転動作によ
りマーカ57が検出され、その信号を基準にして中間転
写体51上の位置に画像形成に必要なホームポジション
桁データに基ずいて記録ヘッド103から水性のインク
104を吐出する。記録ヘッド103の水性のインク1
04繰り返し吐出周期時間が1200dpi(0.02
12mm)送りになる様に中間転写体51の周速を設定
している。一方記録ヘッド103のノズル間隔pは30
0dpi(0.0847mm)である。従って、形成さ
れる画像は中間転写体51幅方向300dpi×中間転
写体送り方向1200dpiの画像となる。各色の記録
ヘッド103B、103C、103M、103Yは中間
転写体51の進行方向に間隔q置いているので記録タイ
ミングもその間隔にあわせてTib、Tic、Tim、
Tiyと異なっている。記録動作は必要画像領域に吐出
が終わると終了する。記録終了を受けてヘッドアレイ1
05はシフトモータ109により0.0212mm(1
200dpi)シフトしシフト位置1に移動する。一
方、中間転写体51の付着領域に付着が終了するとセッ
ト剤形成装置10のピニオン21が逆回転し筐体19が
中間転写体51から離れる方向に逆移動し中間転写体5
1と分離状態で停止すると同時に付着ローラ15も回転
動作を停止する。従って中間転写体上に先に作成された
画像が残った状態で中間転写体51の回転動作により再
度マーカ57が検出され、中間転写体51上の位置に画
像形成に必要なシフト位置1桁データに基ずいて記録ヘ
ッド103から水性のインク104を吐出する。同様に
ヘッドアレイ105は0.0212mm(1200dp
i)ずつシフト位置2、3に移動し、移動ごとにシフト
位置2桁データ、シフト位置3桁データに基ずいて記録
ヘッド103から水性のインク104を吐出する。従っ
て形成される最終画像は中間転写体51幅方向1200
dpi×中間転写体51送り方向1200dpiの画像
となる。
【0028】一方給紙装置150からタイミングTkお
いて転写紙151がレジスト装置400へ繰り出され、
レジストローラ401、レジストローラ402が回転し
転写紙151が搬送されると給紙動作は停止する。スキ
ュー補正が行われると同時に転写紙105の先端は所定
の位置に転写されるよう待機される。中間転写体51が
回転移動してきて所定の位置に転写されるタイミングT
rにてレジストローラ401、レジストローラ402が
回転し転写紙151は転写部に繰り出される。転写紙が
繰り出し終わるとレジストローラ401、レジストロー
ラ402が回転終了する。転写の為に転写ローラ201
はタイミングTtにて回転が行われ、転写紙151が中
間転写体51と転写ローラ201の間に入るタイミング
Tmでマグネット205に通電されアーム202が吸着
される。転写ローラ201は支持ローラ53に加圧され
て中間転写体51と密着し、転写紙151は搬送されな
がら中間転写体51上の画像は転写紙151に転写され
る。転写紙151の終端が転写ローラ201から外れる
直前にマグネット205への通電が絶たれアーム202
は引っ張りばね206の張力で戻され、転写ローラ20
1は支持ローラ53から離れる。また、転写ローラ20
1の回転も絶たれ停止する。転写後の転写紙151は排
紙装置250によりタイミングThにて排紙されスタッ
クされる。また、スタック後排紙装置も停止する。以
上、中間転写体51は4回転で画像形成すると同時に1
枚の転写紙151に画像を形成し出力する。2枚目の記
録命令が来るとセット剤形成装置10のピニオン21が
再度回転し筐体19が中間転写体51方向に移動し支持
ローラ54に押しつけられ、付着ローラ15と中間転写
体51が接触する。移動動作が終わると付着ローラ15
も再度回転動作を行い、中間転写体51は連続回転中で
あり、セット剤11を付着する。以降上述の1枚目の記
録と同一の動作を行うが、ヘッドアレイ105は1枚目
の中間転写体51の4回転目と同じシフト位置3の位置
で記録され、ついでシフト位置2、シフト位置1、ホー
ムポジションとシフトし記録する。従って、コントロー
ラ350から記録ヘッド103への記録データは転写紙
151の奇数枚目ではホームポジション桁データからシ
フト位置3桁データと順次送られ、偶数枚目ではシフト
位置3桁データからホームポジション桁データ偶数桁デ
ータと順次送られ転写紙151の記録ページごとにデー
タ転送順が切り替えられる。記録終了時のシーケンスを
図13(a)の記録終了時で説明する。記録動作が終了
し次の記録信号がない時は中間転写体51の回転動作も
停止し、ヘッドアレイ105がシフト位置にある場合、
即ち転写紙151の奇数枚記録時はホームポジションへ
逆シフトして停止する。また、ヘッドアレイ105がホ
ームポジション位置にある場合、即ち転写紙151の偶
数枚記録時は停止したままである。記録中を通してクリ
ーニング装置300はクリーニングの必要性がないので
中間転写体51から離れた位置にあり、クリーニングロ
ーラ301も停止状態にある。
【0029】2)iii)との組み合わせに基づく記
録シーケンス(中間転写体51の周長に対し転写紙15
1を複数枚搬送する場合)。 図14(b)の記録開始時を参照して、装置の待機状態
から記録命令があると中間転写体51の周長に相当する
記録データ、即ち実施例では転写紙151の2枚分のデ
ータをホームポジション桁データ、シフト位置1桁デー
タ、シフト位置2桁データ、シフト位置3桁データに分
解する。また、ヘッドアレイ105はホームポジション
位置にすでにセットされているので移動しないでホーム
ポジション桁データを記録可能である。また、ヘッドア
レイ105はホームポジション位置にすでにセットされ
ているので移動しないでホームポジション桁データを記
録可能である。セット剤形成装置10のピニオン21が
回転し筐体19が中間転写体51方向に移動し支持ロー
ラ54に押しつけられ、付着ローラ15と中間転写体5
1が接触する。移動動作が終わると中間転写体51、付
着ローラ15が回転動作を行い、中間転写体51にセッ
ト剤11を付着形成する。中間転写体51の回転動作に
よりマーカ57が検出され、その信号を基準にして中間
転写体51上の位置に画像形成に必要なホームポジショ
ン桁データに基ずいて記録ヘッド103から水性のイン
ク104を吐出し、転写紙151の1枚目のホームポジ
ション桁の画像を形成する。続いて用紙間隔分時間T0
Hをおいて転写紙151の2枚目のホームポジション桁
の記録を行う。記録ヘッド103の水性のインク104
の繰り返し吐出周期時間が1200dpi(0.021
2mm)送りになる様に中間転写体51の周速を設定し
ている。一方記録ヘッド103のノズル間隔pは300
dpi(0.0847mm)である。従って、形成され
る画像は中間転写体51幅方向300dpi×中間転写
体51送り方向1200dpiの画像となる。各色の記
録ヘッド103B、103C、103M、103Yは中
間転写体51の進行方向に間隔q置いているので記録タ
イミングもその間隔にあわせてTib、Tic、Ti
m、Tiyと異なっている。記録動作は必要画像領域に
吐出が終わると終了する。記録終了を受けてヘッドアレ
イ105はシフトモータ109により0.0212mm
(1200dpi)シフトする。
【0030】一方、中間転写体51の付着領域に付着が
終了するとセット剤形成装置10のピニオン21が逆回
転し筐体19が中間転写体51から離れる方向に逆移動
し中間転写体51と分離状態で停止すると同時に付着ロ
ーラ15も回転動作を停止する。従って中間転写体上に
先に作成された画像が残った状態で中間転写体51の回
転動作により再度マーカ57が検出され、中間転写体5
1上の位置に画像形成に必要なシフト位置1桁データに
基ずいて記録ヘッド103から水性のインク104を吐
出し、転写紙151の1枚目のシフト位置1桁の画像を
形成する。続いて用紙間隔分時間T0Hをおいて転写紙
151の2枚目のシフト位置1桁の記録を行う。同様に
ヘッドアレイ105は0.0212mm(1200dp
i)ずつシフト位置2、3に移動し、移動ごとにシフト
位置2桁データ、シフト位置3桁データに基ずいて記録
ヘッド103から水性のインク104を吐出する。中間
転写体51は連続して記録信号がある時、即ち3枚目以
上記録時は回転動作を維持する。ヘッドアレイ105は
シフトしており形成される最終画像は中間転写体51幅
方向1200dpi×中間転写体51送り方向1200
dpiの画像となる。一方、給紙装置150からタイミ
ングTkおいて転写紙151の1枚目がレジスト装置4
00へ繰り出される。また、用紙間隔分時間Tokおい
て2枚目の転写紙151が続いて給紙される。レジスト
ローラ401、レジストローラ402が回転し1枚目の
転写紙151が搬送されると給紙動作は停止する。スキ
ュー補正が行われると同時に転写紙105の先端は所定
の位置に転写されるよう待機される。中間転写体51が
回転移動してきて所定の位置に転写されるタイミングT
rにてレジストローラ401、レジストローラ402が
回転し1枚目の転写紙151は転写部に繰り出される。
転写紙が繰り出し終わるとレジストローラ401、レジ
ストローラ402が回転終了する。
【0031】転写の為に転写ローラ201はタイミング
Ttにて回転が行われ、1枚目の転写紙151が中間転
写体51と転写ローラ201の間に入るタイミングTm
でマグネット205に通電されアーム202が吸着され
る。転写ローラ201は支持ローラ53に加圧されて中
間転写体51と密着し、中間転写体51上の画像は転写
紙151に搬送されながら転写される。用紙間隔分時間
TORおいて再度レジストローラ401、レジストロー
ラ402が回転し2枚目の転写紙151は転写部に繰り
出される。転写紙が繰り出し終わるとレジストローラ4
01、レジストローラ402が回転終了する。転写の為
に転写ローラ201は用紙間隔分時間TOTおいて回転
が行われ、転写紙151が中間転写体51と転写ローラ
201の間に入るタイミングTmでマグネット205に
通電されアーム202が吸着される。したがって、用紙
間隔分時間TOTおいて再度転写ローラ201は支持ロ
ーラ53に加圧されて中間転写体51と密着し、中間転
写体51上の画像は2枚目の転写紙151に搬送されな
がら転写される。転写紙151の終端が転写ローラ20
1から外れる直前にマグネット205への通電が絶たれ
アーム202は引っ張りばね206の張力で戻され、転
写ローラ201は支持ローラ53から離れる。また、転
写ローラ201の回転も絶たれ停止する。転写後の1枚
目の転写紙151は排紙装置250によりタイミングT
hにて排紙されスタックされる。また、スタック後排紙
装置も停止する。また、用紙間隔分時間TORHおいて
2枚目の転写紙151も排紙されて、スタック後排紙装
置も停止する。以上、中間転写体51は4回転で画像形
成すると同時に2枚の転写紙151に画像を形成し出力
する。次の記録命令が来るとセット剤形成装置10のピ
ニオン21が再度回転し筐体19が中間転写体51方向
に移動し支持ローラ54に押しつけられ、付着ローラ1
5と中間転写体51が接触する。移動動作が終わると付
着ローラ15も再度回転動作を行い、中間転写体51は
連続回転中であり、セット剤11を付着する。以降上述
の1枚目の記録と同一の動作を行うが、ヘッドアレイ1
05は1枚目の中間転写体51の4回転目と同じシフト
位置3の位置で記録され、ついでシフト位置2、シフト
位置1、ホームポジションとシフトし記録する。従っ
て、コントローラ350から記録ヘッド103への記録
データは転写紙151の奇数枚目ではホームポジション
桁データからシフト位置3桁データと順次送られ、偶数
枚目ではシフト位置3桁データからホームポジション桁
データ偶数桁データと順次送られ転写紙151の記録ペ
ージごとにデータ転送順が切り替えられる。
【0032】記録終了時のシーケンスを図14(b)の
記録終了時で説明する。記録動作が終了し次の記録信号
がない時は中間転写体51の回転動作も停止し、ヘッド
アレイ105がシフト位置にある場合、即ち転写紙15
1の奇数枚記録時はホームポジションへ逆シフトして停
止する。また、ヘッドアレイ105がホームポジション
位置にある場合、即ち転写紙151の偶数枚記録時は停
止したままである。記録中を通してクリーニング装置3
00はクリーニングの必要性がないので中間転写体51
から離れた位置にあり、クリーニングローラ301も停
止状態にある。最後にクリーニングシーケンスに関し、
図15に基づき説明する。クリーニング命令を受けると
中間転写体51が回転動作を行うと同時にクリーニング
ローラ301が回転する。同時に、ピニオン305も回
転し筐体303が移動しクリーニングローラ301が中
間転写体51と接触し中間転写体51上のセット剤11
を掻き落とす。確実に中間転写体51上のセット剤11
を掻き落とすためマーカ57を2回読みとる。2回目の
マーカ57読みとりが行われるとクリーニングローラの
回転を停止し、同時にピニオン305が逆回転しクリー
ニングローラ301は中間転写体51から分離される。
また、同時にセット剤形成装置10が動作し、付着ロー
ラ15が中間転写体51に接触し、付着ローラ15が回
転し新たなセット剤11を付着する。3回目のマーカ5
7が読みとられるとセット剤形成装置10が逆動作し、
付着ローラ15が中間転写体51から分離すると同時に
回転を停止する。以上中間転写体に新たなセット剤11
が塗布され再度記録が可能な状態に復旧する。以上中間
転写体51はベルト方式にて記載しているが回転ドラム
にても同様で有り回転方式にこだわるものではない。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、インクジェット
ヘッドに対して間隙を有して移動する転写体と、転写体
に吸水性の材料を形成する手段と、転写体上に液滴を射
出することで画像を形成するインクジェットヘッドと、
前記転写体から記録体に画像を転写する手段とを有し、
前記インクジェットヘッドのノズル列が転写体の移動方
向と直角方向に配置されて、記録密度に合わせて転写体
の送り速度を変更するとともに、所望する記録密度がノ
ズルピッチと同じ時はインクジェットヘッドを初期位置
にて記録し、所望する記録密度がノズルピッチより高密
度の場合はインクジェットヘッドを転写体が回転するご
とに初期位置からシフトして記録し、転写体の回転で所
望の記録密度をつくりだす画像形成装置において、記録
体の長さが転写体の周長の整数倍か転写体の周長が記録
体の長さの整数倍のいずれかになるように記録データを
展開する手段を具備することで、転写体に画像を記録す
るとともに記録体に画像を転写することとしたので、中
間転写体周長と記録体の長さを比較して中間転写体周長
に画像を書き込むことにより、複数枚の記録体を出力が
可能になるかもしくは中間転写体周長よりも長い記録体
の出力が効率よくできる画像形成装置を提供することが
できた。請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装
置において、記録体の長さが転写体と同じ長さか短いと
きに転写体の周長に収容される記録体枚数分の記録デー
タを転写体に画像として記録するとともに少なくとも1
枚以上の記録体に画像を転写することとしたので、中間
転写体周長より記録体の長さが短く複数枚収まる場合に
は複数枚の記録体を出力することができる画像形成装置
を提供することができた。請求項3の発明は、請求項1
記載の画像形成装置において、所望する記録密度がノズ
ルピッチと同じでかつ記録体の長さが転写体の周長より
長い場合は記録体のデータを転写体の周長の整数倍に展
開し転写体に画像を形成するとともに転写して記録する
こととしたので、 中間転写体周長より記録体の長さが長
いときには1枚の記録体で出力することができ、中間転
写体を複数回回転させることで記録体を出力することが
できる画像形成装置を提供することができた。請求項4
の発明は、転写体に吸水性の材料を形成した後、転写体
上に液滴を射出することで画像を形成し、その後前記転
写体から記録体に画像を転写する画像形成方法であっ
て、前記画像の形成にあたり、記録密度に合わせて転写
体の送り速度を変更するとともに、所望する記録密度が
ノズルピッチと同じ時はインクジェットヘッドを初期位
置にて記録し、所望する記録密度がノズルピッチより高
密度の場合はインクジェットヘッドを転写体が回転する
ごとに初期位置からシフトして記録し、転写体の回転で
所望の記録密度をつくりだす画像形成方法において、記
録体の長さが転写体の周長の整数倍か転写体の周長が記
録体の長さの整数倍のいずれかになるように記録データ
を展開することで、転写体に画像を記録するとともに記
録体に画像を転写することとしたので、中間転写体周長
と記録体の長さを比較して中間転写体周長に画像を書き
込むことにより、複数枚の記録体を出力が可能になるか
もしくは中間転写体周長よりも長い記録体の出力が効率
よくできる画像形成方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置及び方法の基
本構成を説明する説明図である。
【図2】本発明が適用されるセット剤形成装置の説明図
であり、(a)はセット剤形成装置が中間転写体と移動
することで接触する状態を、(b)は両者が離間した
後、セット剤形成装置を揺動される状態をあらわした説
明図である。
【図3】本発明が適用されるセット剤形成装置の説明図
であり、(a)はセット剤形成装置が中間転写体に回転
して接触する状態を、(b)は両者が離間した後、セッ
ト剤形成装置を回転揺動する状態をあらわした説明図で
ある。
【図4】本発明が適用されるセット剤形成装置の説明図
であり、(a)はセット剤形成装置が中間転写体と移動
することで接触する状態を、(b)は両者が離間した
後、セット剤形成装置を回転揺動する状態をあらわした
説明図である。
【図5】本発明が適用される記録手段の詳細な構成、動
作を説明する説明図である。
【図6】本発明が適用される転写手段の詳細な構成、動
作を説明する説明図であり、(a)は転写手段が転写体
より離間している状態を、(b)は転写手段が転写体と
接触している状態を説明する説明図である。
【図7】本発明が適用されるクリーニング手段の詳細な
構成、動作を説明する説明図であり、(a)はクリーニ
ング手段が転写体より離間している状態を、(b)はク
リーニング手段が転写体と接触している状態を説明する
説明図である。
【図8】(a)は本発明の実施例の高速記録パターン
(画素密度300dpi×300dpi)の場合の記録
シーケンスの詳細を説明する説明図であり、記録開始時
のシーケンスを示す図である。
【図9】(b)は記録終了時のシーケンスを説明する説
明図である。
【図10】(c)は本発明の実施形態の高画質パターン
を説明する図である。
【図11】(a)は本発明の実施例の標準記録パターン
(画素密度600dpi×600dpi)の場合の記録
シーケンスの詳細を説明する説明図であり、記録開始時
のシーケンスを示す図である。
【図12】(b)は記録終了時のシーケンスを説明する
説明図である。
【図13】(a)は本発明の実施例の高画質記録パター
ンの場合(画素密度1200dpi×1200dpi)
の記録シーケンスの詳細を説明する説明図であり、記録
開始時のシーケンスを示す図である。
【図14】(b)は記録終了時のシーケンスを説明する
説明図である。
【図15】本発明が適用されるクリーニング動作のシー
ケンスを説明する説明図である。
【符号の説明】
10 セット剤形成装置 11 セット剤 12 補給タンク 13 補給撹拌ローラ 14 ブレード 15 付着ローラ 16 ブレード 19 筐体 20 ラック 21 ピニオン 22 ギヤ 23 ピニオン 50 転写体装置 51 中間転写体 52 支持ローラ 53 支持ローラ 54 支持ローラ 56 位置制御エンコーダ 57 マーカ 100 記録装置 101 ガイドシャフト 102 ガイドシャフト 103 記録ヘッド 103B 黒インク用記録ヘッド 103C シアン用記録ヘッド 103M マゼンタ用記録ヘッド 103Y イエロー用記録ヘッド 104 インク 105 ヘッドアレイ 106 側板 107 側板 108 圧縮ばね 109 シフトモータ 110 カム 111 デスク 112 エンコーダ 150 給紙装置 151 転写紙 200 転写装置 201 転写ローラ 202 アーム 203 軸受 204 支点 205 マグネット 206 引っ張りばね 207 支持版 250 排紙装置 300 クリーニング装置 301 クリーニングローラ 302 スクレーパ 303 筐体 304 ラック 305 ピニオン 350 コントローラー 400 レジスト装置 401 ローラ 402 ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドに対して間隙を有
    して移動する転写体と、転写体に吸水性の材料を形成す
    る手段と、転写体上に液滴を射出することで画像を形成
    するインクジェットヘッドと、前記転写体から記録体に
    画像を転写する転写手段とを有し、前記インクジェット
    ヘッドのノズル列が転写体の移動方向と直角方向に配置
    されて、記録密度に合わせて転写体の送り速度を変更す
    るとともに、所望する記録密度がノズルピッチと同じ時
    はインクジェットヘッドを初期位置にて記録し、所望す
    る記録密度がノズルピッチより高密度の場合はインクジ
    ェットヘッドを転写体が回転するごとに初期位置からシ
    フトして記録し、転写体の回転で所望の記録密度をつく
    りだす画像形成装置において、記録体の長さが転写体の
    周長の整数倍か転写体の周長が記録体の長さの整数倍の
    いずれかになるように記録データを展開する手段を具備
    することで、転写体に画像を記録するとともに記録体に
    画像を転写することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    記録体の長さが転写体と同じ長さか短いときに転写体の
    周長に収容される記録体枚数分の記録データを転写体に
    画像として記録するとともに少なくとも1枚以上の記録
    体に画像を転写することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    所望する記録密度がノズルピッチと同じでかつ記録体の
    長さが転写体の周長より長い場合は記録体のデータを転
    写体の周長の整数倍に展開し転写体に画像を形成すると
    ともに転写して記録することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 転写体に吸水性の材料を形成した後、転
    写体上に液滴を射出することで画像を形成し、その後前
    記転写体から記録体に画像を転写する画像形成方法であ
    って、前記画像の形成にあたり、記録密度に合わせて転
    写体の送り速度を変更するとともに、所望する記録密度
    がノズルピッチと同じ時はインクジェットヘッドを初期
    位置にて記録し、所望する記録密度がノズルピッチより
    高密度の場合はインクジェットヘッドを転写体が回転す
    るごとに初期位置からシフトして記録し、転写体の回転
    で所望の記録密度をつくりだす画像形成方法において、
    記録体の長さが転写体の周長の整数倍か転写体の周長が
    記録体の長さの整数倍のいずれかになるように記録デー
    タを展開することで、転写体に画像を記録するとともに
    記録体に画像を転写することを特徴とする画像形成方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011067984A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Fujifilm Corp 塗布装置及び画像形成装置
JP2011194331A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujifilm Corp 塗布装置及び画像形成装置

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