JP2021138043A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成に用いられる記録ヘッドが備えるノズル列の1列内における吐出速度差を低減し、印刷品質を向上させる。【解決手段】複数のノズルが第一方向に配列された記録ヘッドを備える画像形成装置であって、前記複数のノズルのそれぞれに対応して液滴を吐出させる吐出力を駆動波形によって生じさせる吐出力発生手段と、前記吐出力発生手段による前記吐出力を生じさせるための第一の駆動信号および第二の駆動信号で構成される前記駆動波形を前記ノズルに選択的に印加する駆動波形印加部と、を備え、前記駆動波形印加部は、前記複数のノズルの列における中央部に前記第一の駆動信号を、端部に前記第二の駆動信号を印加することによって前記ノズルの列における吐出速度差を小さくすることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機としての画像形成装置が知られている。このうち、インクジェット方式を採用した画像形成装置(以下、インクジェットプリンタと呼ぶ。)では、記録ヘッドが用紙等の記録媒体に対してインクを吐出することにより、画像が形成される。
記録ヘッドでは、圧電素子を吐出制御手段に用いるものが一般的であり、圧電素子に所定の駆動周波数の駆動電圧を印加することにより、ノズルから液滴を吐出するように構成されている。ノズルは、記録媒体の主走査方向において複数配置されて列状構成になっている。液体吐出ヘッドからの液滴の吐出速度は、駆動周波数によって変化する特性を有する。
この吐出速度変化を抑えるため、駆動周波数に応じて記録ヘッドの駆動電圧や駆動波形を変更する技術が知られている。例えば、インク滴の吐出周期が長い場合にはインク滴吐出時に圧電素子による動作するダイヤフラム部により圧力発生室の容積を縮小させる信号を印加してインク滴を吐出させ、またインク滴の吐出周期が短い場合にはダイヤフラム部により圧力発生室の容積を膨張させる信号を印加してから信号により圧力発生室の容積を縮小させてインク滴を吐出させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の技術は、駆動周波数による吐出速度の変化に対応するものであるが、複数のノズルにより1列のノズル列が構成される記録ヘッドにおいて発生する同列内の列中央部のノズルと列端部のノズルで液滴の吐出速度が異なるという課題には対処できない。特に、近年、一列内に実装されるノズルの高密度化が進むとともに、駆動周波数の高周波化によりヘッド駆動の周波数帯域が広がるにつれ、列内の液滴吐出速度差が大きくなる傾向がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、画像形成に用いられる記録ヘッドが備えるノズル列の1列内における吐出速度差を低減し、印刷品質を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、複数のノズルが第一方向に配列された記録ヘッドを備える画像形成装置であって、前記複数のノズルのそれぞれに対応して液滴を吐出させる吐出力を駆動波形によって生じさせる吐出力発生手段と、前記吐出力発生手段による前記吐出力を生じさせるための第一の駆動信号および第二の駆動信号で構成される前記駆動波形を前記ノズルに選択的に印加する駆動波形印加部と、を備え、前記駆動波形印加部は、前記複数のノズルの列における中央部に前記第一の駆動信号を、端部に前記第二の駆動信号を印加することによって前記ノズルの列における吐出速度差を小さくする、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成に用いられる記録ヘッドが備えるノズル列の1列内における吐出速度差を低減し、印刷品質を向上させることができる。
(a)および(b)は、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの全体構成を例示する図である。 本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの機能構成を例示するブロック図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係る記録ヘッドの構成を模式的に示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態に係る印刷制御部及びヘッドドライバの機能構成を例示するブロック図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの周波数特性を例示する図であり、(b)は、従来のインクジェットプリンタの吐出速度特性を例示する図である。 本発明の実施形態に係る駆動回路と比較のための従来の駆動回路を例示する図である。 本発明の実施形態に係る駆動回路を例示する図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る駆動波形テーブルを例示する図であり、(b)は、本発明の実施形態の駆動波形を例示する図である。 (a)は、従来のインクジェットプリンタの吐出速度特性を例示する図であり、(b)は、本発明の実施形態のインクジェットプリンタの吐出速度特性を例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、画像形成装置の例として、マルチチャネル化されたインクジェット記録ヘッドを含むインクジェットプリンタについて説明する。なお、インクジェットプリンタは、液滴吐出装置によってインクを吐出して画像を形成する画像形成装置である。
図1(a)、(b)は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1の全体構成を模式的に示す図であり、図1(a)は、インクジェットプリンタ1の透視斜視図、図1(b)は、インクジェットプリンタ1の透視側面図である。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、装置本体の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ101、キャリッジ101に搭載された記録ヘッド102、記録ヘッド102にインクを供給するインクカートリッジ103等で構成される印字機構部等を含む。インクジェットプリンタ1の装置本体の下方部には前方側から多数枚の用紙P等の記録媒体を積載可能な給紙カセット(あるいは給紙トレイでもよい)104を抜き差し自在に装着することができる。また、インクジェットプリンタ1においては、用紙Pを手差しで給紙するための手差しトレイ105を開倒することができる。
インクジェットプリンタ1は、給紙カセット104或いは手差しトレイ105から給送される用紙Pを取り込み、上述した印字機構部によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ106に排紙する。なお、以降、記録媒体は用紙である場合を例として説明するが、記録媒体としては、用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。
また、印字機構部は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド107と従ガイドロッド108とで、キャリッジ101を主走査方向(紙面垂直方向)に摺動自在に保持している。キャリッジ101に搭載されている記録ヘッド102は、イエロー(Yellow)、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenda)、ブラック(blacK)の各色のインク滴を吐出する。これら各色のインクを吐出する複数のインク吐出口は、主走査方向と交差する方向(副走査方向)に配列されており、且つインク吐出口は下方に向けられている。
記録ヘッド102に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ103は、キャリッジ101において交換可能に装着されている。また、インクカートリッジ103は、上方に待機と連通する大気口、下方には記録ヘッド102にインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有している。この多孔質体の毛管力により、記録ヘッド102へ供給されるインクがわずかな負圧に維持されている。尚、本実施形態においては、記録ヘッド102が色ごとに設けられている場合を例としているが、各色のインクを吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよい。
キャリッジ101は、後方側(用紙搬送方向下流側)が主ガイドロッド107に摺動自在に装着され、前方側(用紙搬送方向上流側)が従ガイドロッド108に摺動自在に装着されている。そして、キャリッジ101を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ109で回転駆動される駆動プーリ110と従動プーリ111との間にタイミングベルト112が架け渡されている。タイミングベルト112とキャリッジ101とは固定されており、主走査モータ109の正逆回転によりキャリッジ101が往復駆動される。
一方、給紙カセット104にセットされた用紙を記録ヘッド102の下方側に搬送するために、給紙ローラ113、フリクションパッド114、ガイド部材115、搬送ローラ116、搬送コロ117及び先端コロ118が設けられている。給紙ローラ113及びフリクションパッド114は、給紙カセット104から用紙Pを分離給送し、ガイド部材115は、分離給送された用紙Pを案内する。
搬送ローラ116は、給紙された用紙Pを反転させて搬送する。搬送コロ117は搬送ローラ116の周面に押し付けられており、先端コロ118は、搬送ローラからの用紙Pの送り出し角度を規定する。また、搬送ローラ116は、図示しない副走査モータによってギヤ列を介して回転駆動される。
キャリッジ101の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ116から送り出された用紙Pを記録ヘッド102の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材119が設けられている。この印写受け部材119の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ120、拍車121が設けられている。更に、用紙Pを排紙トレイ106に送り出す排紙ローラ122及び拍車123と、排紙経路を形成するガイド部材124、125とが配置されている。
用紙Pへの画像記録時には、インクジェットプリンタ1のコントローラが、キャリッジ101を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド102を駆動することにより、停止している用紙Pにインクを吐出して1走査分を記録する。そして、インクジェットプリンタ1のコントローラは、用紙Pを所定量搬送後次の行の記録を行う。また、インクジェットプリンタ1のコントローラは、記録終了信号又は用紙Pの後端が記録領域に到達した信号を受けると、記録動作を終了させ用紙Pを排紙する。
記録ヘッド102は、上述したように複数設けられたノズルを夫々駆動するための駆動素子として圧電素子を含む。即ち、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1においては、複数のノズル夫々からインク(液滴)を吐出させるための吐出力を生じさせるアクチュエータ素子として圧電素子が用いられる。この圧電素子に所定の駆動波形を印加することにより、夫々のノズルからインクの吐出が行われる。
また、キャリッジ101の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド102の吐出不良を回復するための維持回復装置126が配置されている。維持回復装置126はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段とを有している。キャリッジ101は、印字待機中においてこの維持回復装置126側に移動されてキャッピング手段で記録ヘッド102をキャッピングされる。これにより、吐出口部が湿潤状態に保たれ、インク乾燥による吐出不良が防止される。
また、記録ヘッド102は、記録途中などにおいて記録と関係しないインクを維持回復装置126に吐出(空吐出)することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。詳細には、吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段が記録ヘッド102の吐出口(ノズル)を密封し、吸引手段がチューブを通して吐出口からインクとともに気泡等を吸い出す。そして、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
次に、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1の機能構成を説明する。図2は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1の機能構成を例示するブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、コントローラ100、キャリッジ101、主走査モータ109、センサ群133、副走査モータ134、搬送ベルト135、維持回復モータ136、帯電ローラ137及び操作パネル138を含む。なお、以降、図1に示した構成と同一の構成には図1と同一の符号が付されている。
操作パネル138は、インクジェットプリンタ1に必要な情報の入力及び表示を行うための操作部及び表示部として機能するユーザインタフェースである。キャリッジ101は、インクを吐出する記録ヘッド102及び記録ヘッド102を駆動するヘッドドライバ131が搭載されている。また、キャリッジ101は、搬送ベルト135によって搬送される用紙に対して、用紙の搬送方向である副走査方向と直角な方向である主走査方向に動かされることにより、用紙の前面に対してインクを吐出して画像形成出力を行う。
主走査モータ109は、キャリッジ101を主走査方向に動かすための動力を供給するモータである。副走査モータ134は、画像の出力対象である用紙を搬送する搬送ベルト135に動力を供給するモータである。維持回復モータ136は、維持回復装置126を駆動するモータである。
センサ群133は、インクジェットプリンタ1における様々な情報を検知する各種センサである。具体的には、例えば、センサ群133は、主走査モータ109及び副走査モータ134の回転を検知するための回転検知センサ、用紙の位置を検知するための光学センサ、装置内の温度を監視するためのサーミスタ、帯電ベルトの電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検知するインターロックスイッチ等である。帯電ローラ137は、搬送ベルト135を帯電させることにより、画像の出力対象である用紙を搬送ベルト135に吸着させるための静電力を発生させる。
コントローラ100は、インクジェットプリンタ1の動作を制御する制御部であり、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、NVRAM(Non Volatile RAM)14、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)15、ホストI/F16、印刷制御部17、モータ駆動部18、ACバイアス供給部19及びI/O20を含む。
CPU11は演算手段であり、コントローラ100各部の動作を制御する。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM13は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。NVRAM14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、制御プログラムや制御用のパラメータが格納される。
ASIC15は、画像形成出力に際して必要な画像処理を実行するハードウェア回路である。ホストI/F16は、PC(Personal Computer)等のホスト装置から描画データを受信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。I/O20は、センサ群133からの検出信号をコントローラ100に入力するためのポートである。
印刷制御部17は、キャリッジ101に含まれる記録ヘッド102を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む。モータ駆動部18は、主走査モータ109及び副走査モータ134を駆動する。ACバイアス供給部19は、帯電ローラ137にACバイアスを供給する。
PC等の情報処理装置、イメージスキャナ等の画像読取装置、デジタルカメラ等の撮像装置といったホスト側からの描画データは、コントローラ100においてホストI/F16に入力され、ホストI/F16内の受信バッファに格納される。CPU11は、RAM13にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ホストI/F16に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC15を制御して必要な画像処理、データの並び替え処理等を行う。その後、CPU11は、印刷制御部17を制御することにより、ASIC15において処理された描画データを、ヘッドドライバ131に転送する。
印刷制御部17は、上述した描画データをシリアルデータでヘッドドライバ131に転送するとともに、この描画データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ131に出力する。また、印刷制御部17は、ROM12に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバ131に与える駆動波形選択手段を含む。また、印刷制御部17は、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ131に対して出力する。
ヘッドドライバ131は、シリアルに入力される1行分の描画データに基づき、記録ヘッド102を駆動する。具体的には、ヘッドドライバ131は、シリアルに入力される1行分の描画データに基づき、印刷制御部17から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を、記録ヘッド102から液滴を吐出させるためのエネルギーを発生する駆動素子に対して選択的に印加する。すなわち、本実施形態では、ヘッドドライバ131が駆動波形印加部として機能する。このとき、ヘッドドライバ131は、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
ここで、キャリッジ101における記録ヘッド102の構成について説明する。図3(a)は、本実施形態におけるキャリッジ101における記録ヘッド102の構成を模式的に示す図である。図3(a)に示すように、本実施形態に係るキャリッジ101には、記録ヘッド102として、CMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)夫々の色毎に、記録ヘッド102K、102C、102M、102Yが搭載されている。
図3(b)に、各色の記録ヘッド102の詳細を示す。ここでは、一例として、記録ヘッド102Kの場合を例示する。本図に示すように、記録ヘッド102Kは、副走査方向(第一方向)に一列に配置されたn個のノズル154(ch1〜chn)を備える。なお、nは1以上の整数であり常に同じ数であるとは限らない。以下、n個のノズル154それぞれを、チャネルとも呼ぶ。
図4(a)は、図3の切断線AA´における記録ヘッド102の断面図であり、図4(b)は、図3の切断線BB´における記録ヘッド102の断面図である。図4(a)、(b)に示すように、本実施形態に係る記録ヘッド102は、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板151と、この流路板151の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板152と、流路板151の上面に接合したノズル板153とを接合して積層する。これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル154が連通する流路であるノズル連通路155及び圧力発生室である液室156、液室156に流体抵抗部(供給路)157を通じてインクを供給するための共通液室158に連通するインク供給口159などが形成されている。
また、記録ヘッド102は、振動板152を変形させて液室156内のインクを加圧するための圧力発生手段であって吐出力発生手段でもある電気機械変換素子としての2列の積層型の圧電素子161と、この圧電素子161を接合固定するベース基板162とを備える。なお、圧電素子161の間には支柱部163が設けられている。支柱部163は、圧電素子部材を分割加工することで圧電素子161と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
さらに、圧電素子161には図示しない駆動ICを搭載したFPC(Flexible Printed Circuit)ケーブル164が接続されている。そして、振動板152の周縁部をフレーム部材165に接合し、このフレーム部材165には、圧電素子161及びベース基板162などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部166及び共通液室158となる凹部、この共通液室158に外部からインクを供給するためのインク供給穴167が形成されている。
ノズル板153は、各液室156に対応して直径10〜30μmのノズル154を形成し、流路板151に接着剤接合している。このノズル板153は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものである。
圧電素子161は、圧電材料168と内部電極169とを交互に積層した積層型圧電素子であり、ここではPZT(PbZrO3−PbTiO3)素子である。この圧電素子161の交互に異なる端面に引き出された各内部電極169には個別電極170及び共通電極171が接続されている。なお、この実施形態では、圧電素子161の圧電方向として、図面上方への変位を用いて液室156内インクを加圧する構成としている。また、1つのベース基板162に1列の圧電素子161が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子161に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子161が収縮し、振動板152が下降して液室156の容積が膨張することで、液室156内にインクが流入する。その後、圧電素子161に印加する電圧を上げることによって、圧電素子161が積層方向に伸長し、振動板152がノズル154方向に変形して、液室156の容積/体積が収縮する。これにより、液室156内の記録液が加圧され、ノズル154から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子161に印加する電圧を基準電位に戻すことによって、振動板152が初期位置に復元し、液室156が膨張して負圧が発生するので、共通液室158から液室156内に記録液が充填される。そこで、ノズル154のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
次に、印刷制御部17及びヘッドドライバ131の詳細を説明する。図5は、印刷制御部17及びヘッドドライバ131の機能構成を例示するブロック図である。図5に示すように、印刷制御部17は、駆動波形生成部201及びデータ転送部202を備える。
駆動波形生成部201は、1印刷周期内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成して出力する。本実施形態では、2種の駆動波形を生成し、後述する記録ヘッド102の各ノズル154の位置に応じて切り替えて使用する。このため、本実施形態の駆動波形生成部201は、第一駆動波形生成回路201aと、第二駆動波形生成回路201bと、波形選択制御回路203と、を備える。
第一駆動波形生成回路201aは、第一駆動信号で構成される第一駆動波形を、駆動波形として生成する。第二駆動波形生成回路201bは、第二駆動信号で構成される第二駆動波形を、駆動波形として生成する。第一駆動波形と第二駆動波形とは、振幅値(Vp−p)の大きさが異なる。
波形選択制御回路203は、後述する駆動波形テーブルに従って、各ノズルに設けられた圧電素子161に印加する駆動波形を選択する選択信号を、後述するアナログスイッチ215に出力する。
データ転送部202は、印刷画像に応じた2ビットの印字データ(階調信号0、1)、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力する。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ131の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ215の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号である。具体的には、例えば、滴制御信号は、駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべき波形でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ131は、シフトレジスタ211、ラッチ回路212、デコーダ213、レベルシフタ214及びアナログスイッチ215を備える。シフトレジスタ211は、データ転送部202からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル印字データ(階調データ:2ビット/CH)を入力する。ラッチ回路212は、シフトレジスタ211の各レジスト値をラッチ信号によってラッチする。
デコーダ213は、階調データと滴制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力する。レベルシフタ214は、デコーダ213のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ215が動作可能なレベルへとレベル変換する。アナログスイッチ215は、レベルシフタ214を介して与えられるデコーダ213の出力でオン/オフ(開閉)される。
また、アナログスイッチ215は、各圧電素子161の選択電極(個別電極)170に接続され、駆動波形生成部201からの駆動波形と選択信号とが入力される。したがって、シリアル転送された階調データ及び滴制御信号M0〜M3をデコーダ213でデコードした結果に応じてアナログスイッチ215がオンされることで、選択された駆動波形を構成する駆動信号が通過して圧電素子161に印加される。
なお、本実施形態では、後述するように、各圧電素子161に対し、2つのアナログスイッチ(第一アナログスイッチ215a、第二アナログスイッチ215b)が接続される。第一アナログスイッチ215aと第二アナログスイッチ215bは、それぞれ、第一駆動波形生成回路201aおよび第二駆動波形生成回路201bに接続され、波形選択制御回路203からの制御信号により排他的にON/OFFされる。これにより、いずれかの波形生成回路で生成した駆動波形を構成する駆動信号が、圧電素子161に印加される。
ここで、本実施形態のインクジェットプリンタ1における、駆動周波数に対する吐出速度の変化率(周波数特性)について説明する。図6(a)は、両者の関係を示す図である。本図において、横軸は駆動周波数(kHz)、縦軸は、吐出速度変化率(%)を示す。ここでは、最大駆動周波数40KHzのヘッドの周波数特性を例示する。本図に示すように、40kHz以下では、駆動周波数に応じて液滴吐出速度は変化する。この速度差は、駆動周波数に応じてヘッドの駆動電圧や駆動波形を変更することで補正できる。
この液滴吐出速度は、副走査方向に一列に並ぶノズル154(以下、ノズル列と呼ぶ。)の、ノズル列内の、各チャネルの、副走査方向の位置に応じても変化する。ノズル列内の各チャネルの位置に対する吐出速度の変化(吐出速度特性)を、図6(b)に示す。本図において、横軸は、ノズル列内の各チャネルの位置、縦軸は、吐出速度(v)である。破線は40kHz駆動の時の吐出速度特性、実線は、低周波駆動のときの吐出速度特性である。
図6(b)に示す低周波駆動時の吐出速度特性は、1つのノズル列内の端部に位置するノズル154(チャネル)の吐出速度が、40kHz駆動時において同じ吐出速度になるように駆動電圧、または駆動波形を補正した場合の例である。なお、吐出速度は、駆動周波数が小さくなるほど、遅くなる。
本図に示すように、1つのノズル列内の中央部のノズル154からの吐出速度は、圧電素子161への電圧降下等の影響で、端部のノズル154からの吐出速度よりも低くなる。この吐出速度の低下量は駆動周波数により異なる。例えば、本図の例では、低周波駆動の場合、40kHz駆動の場合と比較して、中央部のノズル154からの吐出速度の低下量が大きい。
このように、インクジェットプリンタ1では、ノズル列内の各ノズル154の圧電素子161に同じ駆動波形を構成する駆動信号を印加すると、中央部のノズル154で吐出速度が低下する。そして、このようなノズル列内の吐出速度差により、印刷品質を向上させることができない。したがって、印刷に使用する全駆動周波数帯域で、この中央部の吐出速度低下を、印刷品質に問題ない程度に抑える必要がある。
本実施形態では、このようなインクジェットプリンタ1において、記録ヘッド102のノズル列内の吐出速度との差が小さくなるように、各ノズル154に印加する駆動信号で構成される駆動波形を切り替え、印刷品質の劣化を低減する。
次に、駆動回路について説明する。まず、本実施形態に係る駆動回路の構成との比較のために従来の駆動回路を説明する。図7は、本実施形態に係る駆動回路の構成との比較のための従来の駆動回路を例示する図である。図7に示すように、従来の駆動回路は、インクジェットプリンタ1のコントローラ側基板及びキャリッジ側基板から構成される。
コントローラ側基板は、図2に示したコントローラ100の基板であり、図5に示した印刷制御部17の駆動波形生成部201及び抵抗Rを含む。キャリッジ側基板は、図2に示した記録ヘッド102基板であり、図5に示したアナログスイッチ215及び圧電素子161から構成される。
図7に示すように、キャリッジ側基板は、各ノズルに設けられた複数の圧電素子161−1〜161−n及び各圧電素子への信号の印加状態を切り替えるアナログスイッチ215−1〜215−nを含む。なお、以下、特に区別する必要がない場合、圧電素子を161、スイッチを215と記載することがある。
また、図7に示すように、駆動波形生成部201は、キャリッジ側基板の各アナログスイッチ215のうちオンされているアナログスイッチ215に接続されている圧電素子161に駆動波形を構成する駆動信号を選択的に印加する。
このように、従来では、副走査方向に一列に配置されたn個のノズル154に、同じ駆動波形を構成する駆動信号を印加する。一方、本実施形態では、上述のように、副走査方向に一列に配置されたn個のノズル154からの液滴の吐出速度差を低減するため、それぞれに設けられた圧電素子161に印加する駆動信号で構成される駆動波形を2種類生成する。そして、それぞれに最適な駆動波形を構成する駆動信号を印加する。
これを実現する本実施形態に係る駆動回路の構成を、図8に示す。ここでは、図7に示す回路構成要素のうち、抵抗R等は省略する。
本図に示すように、本実施形態に係る駆動回路において、コントローラ側基板の駆動波形生成部201は、上述のように、第一駆動波形生成回路201aと、第二駆動波形生成回路201bと、波形選択制御回路203と、を備える。
キャリッジ側基板では、各第一駆動波形生成回路201aと圧電素子161−1〜161−nとの間、および、第二駆動波形生成回路201bと圧電素子161−1〜161ーnとの間に、それぞれ、第一アナログスイッチ215a−1〜215a−nおよび第二アナログスイッチ215b−1〜215b−nが配置される。これらの第一アナログスイッチ215a−1〜215a−nおよび第二アナログスイッチ215b−1〜215b−nは、それぞれ、特に区別する必要がない場合は、第一アナログスイッチ215a、第二アナログスイッチ215b、または、アナログスイッチ215と記載する場合がある。
本実施形態のアナログスイッチ215は、各圧電素子161に印加する駆動信号を切り替える。本実施形態では、各圧電素子161に接続された第一アナログスイッチ215aおよび第二アナログスイッチ215bに、波形選択制御回路203から選択信号が出力され、排他的にいずれかがON状態とされる。これにより、駆動波形生成部201は、第一アナログスイッチ215aおよび第二アナログスイッチ215bのうち、ON状態のアナログスイッチ215に接続されている波形生成回路が生成した駆動波形を構成する駆動信号を選択的に印加する。
いずれの駆動信号を印加するかは、ヘッド列内の中央部の吐出速度と端部の吐出速度との差が、同じ駆動波形による駆動信号を印加した場合よりも小さくなるように、予め決定される。本実施形態では、複数のノズル154それぞれについて印加する駆動信号の駆動波形を設定した駆動波形テーブルを予め作成し、保持しておく。そして、波形選択制御回路203は、駆動波形テーブルに従って、第一駆動波形生成回路201aおよび第二駆動波形生成回路201bのいずれで生成した駆動波形を構成する駆動信号を印加するかを決定する。
図9(a)は、駆動波形テーブルの一例である。ここでは、ノズル列内の各チャネルを3分割し、駆動周波数1kHz毎に、駆動波形の電圧(駆動電圧)Vp−pを定義する場合を例示する。全nチャネルを、1〜n1ch、(n1+1)〜n2ch、(n2+1)〜nchの3つに分割する場合を示す。
ただし、本実施形態では、2種の駆動波形生成回路を備える場合を例にあげて説明しているため、2種の駆動波形が生成される。上述のように、ノズル列内において、両端部のノズルと中央部のノズルとの間に、吐出速度の差が発生している。したがって、本実施形態では、波形選択制御回路203は、この2種の駆動波形を構成する駆動信号が、それぞれ、中央部のノズル(チャネル)と両端部のノズル(チャネル)とに印加されるよう選択信号を出力する。すなわち、記録ヘッド102の端部のノズル154の圧電素子161に印加される駆動波形の電圧(1〜n1ch電圧とn2+1〜nch電圧と)は同じ電圧とする。例えば、駆動周波数が1.1〜2.0kHzの例では、V4=V6である。また、駆動周波数が39.1〜40.0kHzの例では、V118=V120である。
例えば、駆動周波数が1.1〜2.0kHzの例では、第一駆動波形生成回路201aで電圧(Vp−p)がV5の駆動波形(第一駆動波形)を生成し、第二駆動波形生成回路201bで電圧(Vp−p)がV4の駆動波形(第二駆動波形)を生成する。そして、波形選択制御回路203は、記録ヘッド102の中央部((n1+1)〜n2ch)のノズル154の圧電素子161に、第一駆動波形を構成する第一駆動信号が印加され、その他のチャネルのノズル154の圧電素子161に、第二駆動波形を構成する第二駆動信号が印加されるよう、選択信号を出力する。これを受け、本実施形態のヘッドドライバ131は、中央部のノズル154の圧電素子161に第一駆動信号を、その他(端部)のノズル154の圧電素子161に第二駆動信号を印加する。
以下、中央部のノズル154の圧電素子161に印加する第一駆動信号で構成される第一駆動波形の電圧を中央部電圧と、両端部のノズル154の圧電素子161に印加する第二駆動信号で構成される第二駆動波形の電圧を端部電圧と呼ぶ。
すなわち、本実施形態の波形選択制御回路203は、予め定められた駆動波形テーブルを参照し、駆動周波数に応じ、第一駆動信号、第二駆動信号のいずれの信号を印加するか選択信号を出力する。
なお、駆動波形テーブルとして保持する駆動電圧は、予め出荷評価等により決定する。そして、この駆動波形テーブルは、例えば、コントローラ100のROM12等に記憶される。
なお、この駆動波形テーブルは、記録ヘッド102に実装している不揮発性メモリ等に記憶してもよい。記録ヘッド102の不揮発性メモリに記憶することにより、ヘッド間の特性のばらつきを低減することができる。
図9(b)に、本実施形態の駆動波形生成部201により生成される駆動波形の例を示す。ここでは、駆動周波数が1.1〜2.0kHzの例(中央部電圧V5と端部電圧V4(=V6))と、駆動周波数が39.1〜40.0kHzの例(中央部電圧V119と端部電圧V118(=V120))とを示す。本実施形態では、吐出速度が小さい(遅い)順に駆動電圧Vp−pが大きくなるように駆動波形が生成される。
駆動周波数が2.0kHzおよび40.0kHzの場合の、同じ駆動波形による駆動信号を印加する場合の各チャネル(ノズル154)の吐出速度を図10(a)に示す。本図に示すように、吐出速度は、駆動周波数2.0kHzの中央部、駆動周波数2.0kHzの端部、駆動周波数4.0kHzの中央部、駆動周波数4.0kHzの端部の順に吐出速度は小さい。
一方、本実施形態のインクジェットプリンタ1による各チャネル(ノズル154)の吐出速度を図10(b)に示す。本図に示すように、各周波数での駆動電圧を補正後の2種の電圧を使用して駆動することにより、吐出速度の変化を小さくでき、印刷品質を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、滴吐出駆動信号を生成する駆動波形生成部201が、第一駆動波形生成回路201aと、第二駆動波形生成回路201bと、波形選択制御回路203と、を備える。また、駆動周波数毎に、各チャネルに付与する駆動電圧Vp−pを予め定めた駆動波形テーブルを備える。そして、インクジェットプリンタ1は、波形選択制御回路203が、駆動波形テーブルを参照し、アナログスイッチ215を制御して圧電素子161に対して第一駆動信号、第二駆動信号のいずれかを選択的に印加する。
これにより、記録ヘッド102のチャネル毎に最適な電圧の駆動信号を圧電素子161に対して印加することができるので、記録ヘッド102のノズル列内において発生する吐出速度の差を低減することができる。また、駆動周波数間の吐出速度の差も低減することができる。したがって、本実施形態によれば、インクジェットプリンタ1においては、各チャネルの吐出速度の差による画像品質の低下を抑えることができる。
なお、本実施形態においては、2種類の異なる電圧の駆動波形を生成する場合を例にあげて説明したが、駆動波形生成回路の数、生成される駆動波形の数は、これに限定されない。複数であればその数は問わない。
この場合、駆動波形生成部201は、それぞれ異なる駆動波形を生成する複数の駆動波形生成回路と、複数のノズル154それぞれに設けられた各圧電素子に印加する駆動信号で構成される駆動波形を選択する波形選択制御回路203とを備える。そして、波形選択制御回路203は、複数のノズル154それぞれからの液滴の吐出速度の差が、同じ駆動波形を構成する駆動信号を印加する場合に比べて小さくなるように、各ノズル154に設けられた圧電素子に印加する駆動波形を選択する。
また、本実施形態は、図1に示したインクジェットプリンタ1であるシリアル方式の画像形成装置に限らず、他の方式の画像形成装置にも同様に適用可能である。他の方式の画像形成装置としては、例えば、隣接するヘッドの端部ノズルを重複させて配置し、重複部分の画像を重複ノズルでドットを打ち分けて形成するオーバーラップ処理が実施するライン方式の画像形成装置が挙げられる。その他、例えば、繋ぎヘッド構成をもつシリアル方式の画像形成装置があげられる。また、本実施形態は、インクジェット方式による画像形成装置に限らず、ノズルから液滴を吐出する液滴吐出装置に対しても同様に適用可能である。
1 インクジェットプリンタ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
15 ASIC
16 ホストI/F
17 印刷制御部
18 モータ駆動部
19 ACバイアス供給部
20 I/O
100 コントローラ
101 キャリッジ
102 記録ヘッド
103 インクカートリッジ
104 給紙カセット
105 手差しトレイ
106 排紙トレイ
107 主ガイドロッド
108 従ガイドロッド
109 主走査モータ
110 駆動プーリ
111 従動プーリ
112 タイミングベルト
113 給紙ローラ
114 フリクションパッド
115 ガイド部材
116 搬送ローラ
117 搬送コロ
118 先端コロ
119 印写受け部材
120 搬送コロ
121 拍車
122 排紙ローラ
123 拍車
124 ガイド部材
125 ガイド部材
126 維持回復装置
131 ヘッドドライバ
133 センサ群
134 副走査モータ
135 搬送ベルト
136 維持回復モータ
137 帯電ローラ
138 操作パネル
151 流路板
152 振動板
153 ノズル板
154 ノズル
155 ノズル連通路
156 液室
158 共通液室
159 インク供給口
161 圧電素子
162 ベース基板
163 支柱部
164 ケーブル
165 フレーム部材
166 貫通部
167 インク供給穴
168 圧電材料
169 内部電極
170 個別電極
171 共通電極
201 駆動波形生成部
201a 第一駆動波形生成回路
201b 第二駆動波形生成回路
202 データ転送部
203 波形選択制御回路
211 シフトレジスタ
212 ラッチ回路
213 デコーダ
214 レベルシフタ
215 アナログスイッチ
215a 第一アナログスイッチ
215b 第二アナログスイッチ
特許第3546929号公報

Claims (5)

  1. 複数のノズルが第一方向に配列された記録ヘッドを備える画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのそれぞれに対応して液滴を吐出させる吐出力を駆動波形によって生じさせる吐出力発生手段と、
    前記吐出力発生手段による前記吐出力を生じさせるための第一駆動信号および第二駆動信号で構成される前記駆動波形を前記ノズルに選択的に印加する駆動波形印加部と、を備え、
    前記駆動波形印加部は、
    前記複数のノズルの列における中央部に前記第一駆動信号を、端部に前記第二駆動信号を印加することによって前記ノズルの列における吐出速度差を小さくすること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記駆動波形を生成する駆動波形生成部をさらに備え、
    前記駆動波形生成部は、
    前記第一駆動信号で構成される第一駆動波形を、前記駆動波形として生成する第一駆動波形生成回路と、
    前記第二駆動信号で構成される第二駆動波形を、前記駆動波形として生成する第二駆動波形生成回路と、
    前記複数のノズルの列の中央部に前記第一駆動信号が、前記複数のノズルの列の端部に前記第二駆動信号が、それぞれ印加されるよう選択する波形選択制御回路と、をさらに備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記複数のノズルの列の前記中央部および前記端部それぞれについて印加する駆動信号で構成される前記駆動波形を設定した駆動波形テーブルをさらに備え、
    前記駆動波形生成部は、前記駆動波形テーブルに基づいて前記駆動波形を選択する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記駆動波形テーブルは、駆動周波数毎に、前記駆動波形が設定される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像形成装置であって、
    前記駆動波形テーブルは、前記記録ヘッドに実装された不揮発性メモリに記録される
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021181016A (ja) * 2018-11-30 2021-11-25 京楽産業.株式会社 遊技機

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