JP2001291309A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001291309A
JP2001291309A JP2000102888A JP2000102888A JP2001291309A JP 2001291309 A JP2001291309 A JP 2001291309A JP 2000102888 A JP2000102888 A JP 2000102888A JP 2000102888 A JP2000102888 A JP 2000102888A JP 2001291309 A JP2001291309 A JP 2001291309A
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optical disk
operation speed
speed
storage unit
disk storage
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JP2000102888A
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Naoki Yanagihara
直樹 柳原
Hideyuki Kurokawa
英之 黒川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生時に外部からの衝撃や光ディスクの物理
的な故障に影響されにくい、コンピュータ用途の光ディ
スクドライブを備えた光ディスク装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク制御部6により光ディスク記
憶部1の動作速度を、光ディスク2の種別毎に自動的に
設定する手段を有し、動作速度としてディスク回転速
度,データ読み取り速度,データ転送速度のうちから任
意に選択できる光ディスク装置。この構成により、光デ
ィスク記憶部1の動作速度を随時変更することができ、
読み取り状況に応じた動作をすることができる。また、
その外に動作速度として最適動作速度,上限動作速度と
下限動作速度,下限動作速度として最適動作速度,上限
動作速度として最適動作速度を設定することができる。
この構成により、安定した光ディスク装置の動作が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関するものであり、特にコンピュータの記憶装置用途の
光ディスク装置を用いた光ディスク再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、符号化された映像や
音声などの信号を記録した光ディスクからデータを読み
取って、符号化前の信号に復号して再生を行う装置であ
る。図1に光ディスク装置の構造を示す。図1におい
て、光ディスクに記録されたデータを読み取る光ディス
ク記憶部1と、読み取ったデータを画像や音声などのデ
ータとして再生する光ディスク制御部6により構成され
る。
【0003】オーディオ用途の光ディスク装置では、光
ディスクのデータ再生時には光ディスクからのデータ読
み出し速度が一様になるように、光ディスクの回転速度
を制御している。このため、光ディスクからのデータ読
み取り時には光ディスクへのデータ記録速度のような、
特定のデータ転送速度のみ対応していることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の再生を行う装置には光ディスク装置の他に、コンピュ
ータの記憶装置として使われている光ディスクドライブ
がある。一般的にコンピュータ用途の光ディスクドライ
ブは、光ディスク装置の光ディスク記憶部1と同機能を
有するため、両者は同一の光ディスクからデータを読み
取ることが可能である。従って、光ディスク装置の光デ
ィスク記憶部1を、コンピュータ用途の光ディスクドラ
イブで置き換えた構成が考えられている。
【0005】コンピュータ記憶装置用途の光ディスクド
ライブとオーディオ装置用途の光ディスク記憶部では、
厳密には処理内容の異なる部分があるため、コンピュー
タの記憶装置用途の光ディスクドライブを用いて光ディ
スク装置を構成する場合には、光ディスク装置として考
えると動作に不都合がおこる場合がある。例えば、通常
のコンピュータ用途の光ディスクドライブでは、データ
再生を特定のデータ転送速度で行う必要がないため、回
転速度を制御する方法に加えて、光ディスクの回転速度
が一様になるような制御を行う。
【0006】また、近年の転送速度の高速化に伴い、光
ディスク回転速度が増大してきている。しかし、光ディ
スクの回転速度の増大により、光ディスクの回転自体に
よる振動や騒音が無視できない状態になるという問題が
発生している。
【0007】また、光ディスク上のデータを読み取る際
に、読み取り部が光ディスク上の目的位置を通過する時
間が短くなるため、光ディスクの偏芯、あるいはスピー
カーによる振動などの外部からの衝撃による影響が大き
くなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ために、本発明の光ディスク装置は、光ディスクの回転
制御を行うディスク回転制御部と外部機器との通信を行
い動作速度を制御する光ディスク記憶制御部と光ディス
クから信号を読み込むディスク信号処理部とを備えた光
ディスク記憶部と、光ディスク記憶制御部により光ディ
スク記憶部の制御を行うシステム制御部と光ディスク記
憶部からシステム制御部により取得したデータを再生す
る映像・音声信号処理部とシステム制御部により光ディ
スク記憶部の動作を設定する動作制御部を備えた光ディ
スク制御部とで構成される。この構成によると、光ディ
スク記憶部の動作速度を光ディスク制御部から自動的に
設定することが可能となり、再生時の光ディスク装置の
安定動作を実現しうるものである。
【0009】また、動作速度は、光ディスクの回転速
度、光ディスクからのデータ読み取り速度、および光デ
ィスク記憶制御部によるデータ転送速度のうち1つ、ま
たは、2つ以上であることが望ましい。この時、動作速
度として、光ディスクの回転速度を設定する場合には、
最適な回転速度を設定することができるので、ディスク
の回転による振動や騒音を抑制することができる。動作
速度として、光ディスクからのデータ読み取り速度を設
定する場合には、光ディスク記憶制御部で行う各種処理
速度を制御することができるので、安定した再生を実現
することができる。動作速度として、光ディスク記憶部
から外部機器へのデータ転送速度を設定する場合には、
光ディスク記憶部から取得したデータ処理などの光ディ
スク制御部の各種処理速度に適した速度を指定すること
ができるので、効率的な処理をすることができる。
【0010】また、動作速度は、光ディスクの種別毎に
設定することが望ましい。このことにより、それぞれの
光ディスクの種別毎に最適な転送速度を設定することが
できる。
【0011】また、動作速度変更に関する処理は特に行
わないようにするために、光ディスク記憶部に設定され
た動作速度として、光ディスク記憶部の最適動作速度を
設定して固定化することができる。このため、例えば光
ディスクの読み取り位置に傷があるようなデータ取得が
困難な場合でも動作速度の変更が発生しないため、光デ
ィスク記憶部の処理は簡単化できる。光ディスク制御部
においてデータの読み取り失敗が連続する場合に、処理
を中断しデータを飛ばして読み込んだとしても再生の中
断期間が比較的短いため、同程度の量のデータを問題な
く再生したのとほぼ同じ時間で再生することが可能であ
る。
【0012】また、光ディスク記憶部に設定された動作
速度として、光ディスク記憶部の上限動作速度および下
限動作速度を設定することができる。また、上限動作速
度または下限動作速度は、光ディスク記憶部の最適動作
速度であることが望ましい。光ディスクの読み取り位置
の傷などにより、データの読み取りやデータに対するエ
ラー訂正の失敗が比較的連続して発生する場合には、低
速な動作速度で一定して各処理を行うことにより、エラ
ー発生位置付近で動作速度を変更することで良好な再生
が可能な場合がある。
【0013】また、光ディスク記憶部に設定された動作
速度として、光ディスク記憶部の下限動作速度を設定す
ることができる。また、下限動作速度は、光ディスク記
憶部の最適動作速度であることが望ましい。この場合
は、光ディスク上の記録データの再生方向と逆方向の再
生を行う制御を動作制御部が指示した場合に特に有効で
ある。このような状況では、データ読み取りを短期間行
った後にその処理を一時中断し、また、次の読み取り位
置へ移動するという動作が頻繁に発生する。読み取り位
置の移動を行う処理は一般的にデータ転送速度に対して
読み込み速度が高速であるほど安定であるため、前記状
況が発生した際に安定した再生動作が可能である。
【0014】また、光ディスク記憶部に設定された動作
速度として、光ディスク記憶部の上限動作速度を設定す
ることができる。また、上限動作速度は、光ディスク記
憶部の最適動作速度であることが望ましい。この場合、
通常再生時にはすでに最適動作速度で処理を行っている
ため、エラーが発生したとしても、転送速度を一段遅く
するだけで対処できる可能性が高く、特に複数の異常発
生要因が比較的連続する状況下においても安定した再生
動作が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の実施の形態1について、図1、図2、図3、図4を用
いて説明する。
【0016】図1において、光ディスク記憶部1は例え
ば、コンピュータの記憶装置用途のDVD−ROMドラ
イブであり、光ディスク制御部6などの外部機器との通
信に必要な外部インターフェースを持つ。光ディスク記
憶部1は、光ディスク2上の記録データを読み取るディ
スク信号処理部3、光ディスク2の回転制御を行うディ
スク回転制御部5、全体の制御や光ディスク制御部6な
どの外部機器との通信を行う光ディスク記憶制御部4、
で構成される。光ディスク制御部6は光ディスク記憶部
1を制御することにより光ディスク2に記録されている
映像・音声データを取得し、再生信号として復号する処
理を行う。光ディスク制御部6は、光ディスク記憶部1
との通信に必要なインターフェースに関する制御を行う
ドライブインタフェース部7、ディスクに記録された映
像や音声データの復号・出力処理を行う映像・音声信号
処理部9、ユーザーなどからの入力により光ディスク制
御部6の動作内容変更を行う動作制御部10、全体の制
御を行うシステム制御部8から構成される。
【0017】光ディスク制御部6の動作を図2のフロー
チャートを用いて説明する。この図で本発明の行程に
は、フロー図に影をつけてある。始めに、光ディスク制
御部6全体の初期設定を行う(S1)。システム制御部
8では動作制御部10からの動作命令を受信する(S
2)と受信した命令に対応する処理を行う。ディスク再
生以外の命令の場合(S3、No)には各命令に対応す
る処理を行う(S4)。例えばディスク交換を行う命令
の場合にはドライブインタフェース部7により光ディス
ク記憶部1に対しディスク交換を要求する。各命令処理
が終了すると再び命令受信待ち状態になる。
【0018】受信した命令がディスク再生命令の場合
(S3、Yes)、ディスク再生を開始する前に、シス
テム制御部8では、光ディスク記憶部1内の光ディスク
2が、光ディスク制御部6での再生に対応している形式
で記録されているディスクであるかどうかのディスク種
別判別を行う(S5)。以下、DVD−Video、V
ideoCD、AudioCDの3種類のディスク種別
に対応している場合について示す。ディスク種別判別は
光ディスク記憶部1から返されるディスク種別や、ディ
スクに記録されている各種情報を読み取ることで可能で
ある。ディスク種別がDVD−Videoであると判別
した場合(S6、Yes)には光ディスク記憶部1にD
VD−Video再生時の動作速度設定を行った(S
9)後、DVD−Video再生処理を行う(S1
2)。またVideoCDと判別した場合(S7、Ye
s)には、DVD−Videoの場合と同様に、Vid
eoCD用動作速度設定(S10)及びVideoCD
再生処理(S13)を、AudioCDと判別した場合
(S8、Yes)にはAudioCD用動作速度設定
(S11)及びAudioCD再生処理を行う(S1
4)。
【0019】各再生処理は、光ディスク2の再生が終了
した場合、または、動作制御部10から再生終了のコマ
ンドを受信した場合、または、再生エラーなどにより光
ディスク記憶部1が再生終了を通知するまで行う。再生
処理が終了すると再生命令終了処理を行い(S15)再
び命令受信待ち状態になる。
【0020】次に、光ディスク記憶部1の動作を図3の
フローチャートを用いて説明する。ここで、本発明の行
程には、フロー図に影をつけてある。始めに、光ディス
ク記憶制御部4では光ディスク記憶部1の初期設定を行
い(S16)、光ディスク制御部6からの制御命令待ち
状態(S17)になる。動作速度設定命令を受信した場
合(S18、Yes)、光ディスク記憶部1の動作速度
設定を行い(S19)、再度光ディスク制御部6からの
制御命令受信待ち状態になる。ディスク交換などのディ
スク再生命令以外の制御命令を受信する(S20、N
o)と、光ディスク記憶制御部4では各命令に応じた処
理を行う(S21)。この場合にも、命令処理終了後に
は命令受信待ち状態になる。
【0021】光ディスク記憶制御部4で光ディスク制御
部6から光ディスク2上の記録データを再生する命令を
受信する(S20、Yes)と、光ディスク記憶制御部
4は光ディスク2が再生可能なディスクかどうかの判定
を行う。再生不可のディスクと判定した場合(S22、
No)は処理を中断し、再度光ディスク制御部6からの
制御命令の受信待ち状態になる。再生可能なディスクと
判定した場合(S22、Yes)には、ディスク回転制
御部5による光ディスク2の回転速度設定などの再生前
処理を行い(S23)、再生処理を開始する。ディスク
再生中には光ディスク記憶制御部4では光ディスク制御
部6からのデータ送信要求に対し、光ディスク2から読
み取ったデータをディスク信号処理部3で復号する処理
を行い、取得したデータを光ディスク制御部6に送信す
る(S24)。要求されたデータを全て光ディスク制御
部6に送信すると再生処理を終了し、再び制御命令受信
待ち状態に移行する。
【0022】再生中にディスク信号処理部3で処理中の
光ディスク2上の記録データが光ディスク記憶制御部4
で正常なものと判断できなかったり、光ディスク2から
読み取ったデータに誤りが含まれている場合(S25、
Yes)に、光ディスク記憶制御部4では以下のような
エラー処理を行う。光ディスク記憶部1の動作速度を変
化させるとエラーの発生状況が変化する場合があるた
め、エラー検出時には動作速度を変更し、再度ディスク
再生処理を継続する。始めに動作速度の確認を行い(S
27)、制限速度範囲内(S28、Yes)であれば、
ディスク回転制御部5により光ディスク2の動作速度を
変更する(S29)。動作速度を制限速度範囲内で変更
できない場合(S28、No)、再生中のエラーが規定
数以上発生しているかの確認を行い(S32)、規定数
以下であればエラー発生時の動作速度のままで再度復旧
処理を行い(S30)再生処理を継続する。再生中に規
定数以上エラーが発生する場合には、再生処理を中断
し、光ディスク制御部6に異常終了の結果を送信する
(S33)。
【0023】上述の場合における光ディスク記憶部1で
の動作速度の変化例を図4に示す。光ディスク記憶部1
の動作速度が、最小速度1から最大速度5までの5段階
に変更可能とし、再生開始時(11)の動作速度は最大
速度である5段階目とする。読み取りに失敗(12)す
ると動作速度は1段階ずつ制限速度にまで減少する。読
み取りに成功(13)した時点で再生処理を継続し、読
み取りが終了すると(14)読み取り前の動作速度にま
で復帰する。
【0024】上記のように、光ディスク記憶部1では動
作速度を変更することで光ディスク2からのデータ読み
取り状況の変更が可能である。光ディスク2の再生時に
異常が発生した場合、光ディスク制御部6から光ディス
ク記憶部1の動作速度を設定することにより、データ読
み取り時の様々な状況において適切な制御を行うことが
可能になる。
【0025】また、動作速度として、光ディスク2の回
転速度を設定する場合には、ディスクの回転による振動
や騒音を抑制することができる。また、動作速度とし
て、光ディスク2からのデータ読み取り速度を設定する
場合には、光ディスク記憶制御部4で行う各種処理速度
を制御することができる。
【0026】また、動作速度として、光ディスク記憶部
1から外部機器へのデータ転送速度を設定する場合に
は、光ディスク記憶部1から取得したデータ処理などの
光ディスク制御部6の各種処理速度に適した速度に設定
することができる。
【0027】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図1、図2、図3、図5を用いて説明す
る。
【0028】再生時に、光ディスク制御部6で光ディス
ク記憶部1の動作速度を設定する際に、最適動作速度を
設定する(S9、S10、S11)。この時の光ディス
ク記憶部1の動作は次の通りである。再生処理中にデー
タ取得に失敗すると動作速度の確認を行う(S27)。
光ディスク制御部6から、動作速度が最適動作速度固定
に設定されているため、速度変更に関する処理は特に行
わない。
【0029】光ディスク記憶部1の動作速度の変化例を
図5に示す。最適動作速度を3段階目の速度に設定して
いるため、常に一定であることは明白である。このた
め、例えば光ディスク2の読み取り位置に傷がある部分
のデータ取得が困難な場合でも動作速度の変更が発生し
ないため、光ディスク記憶部1の処理は簡単化できる。
つまり、光ディスク制御部6においてデータの読み取り
失敗が連続する場合に、処理を中断しデータを飛ばして
読み込んだとしても再生の中断期間が比較的短いため、
同程度の量のデータを問題なく再生したのとほぼ同じ時
間で再生することが可能である。
【0030】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について、図1、図2、図3、図6を用いて説明す
る。
【0031】光ディスク制御部6から光ディスク記憶部
1へ動作速度設定を行う際に、上限動作速度及び下限動
作速度を設定する(S9、S10、S11)。光ディス
ク記憶部1では、上記速度範囲内で光ディスク2からの
データ読み取りを行う。
【0032】光ディスク記憶部1の動作速度が5段階に
変更可能な場合に、上限動作速度を3段階目、下限動作
速度を2段階目の速度に設定した時の動作速度の変化例
を図6に示す。これは、通常動作を上限動作速度で行い
(11)、エラー発生時には動作速度を制限速度である
下限動作速度まで1段階づつ減少する場合の例である
(12)。ここでは、読み取り終了時には元の上限動作
速度に戻している(14)。
【0033】光ディスク2の読み取り位置の傷などによ
り、データの読み取りやデータに対するエラー訂正の失
敗が比較的連続して発生する場合には、一定の動作速度
で各処理を行うことにより、エラー発生位置付近で動作
速度を変更することで良好な再生が可能である。
【0034】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について、図1、図2、図3、図7を用いて説明す
る。
【0035】光ディスク制御部6から光ディスク記憶部
1への動作速度設定を行う際に最適動作速度として下限
動作速度を設定する(S9、S10、S11)。光ディ
スク記憶部1では上記動作速度を制限速度として光ディ
スク2からのデータ読み取りを行う。
【0036】光ディスク記憶部1の動作速度が5段階に
変更可能な場合に、下限動作速度を3段階目の速度に設
定した時の動作速度の変化例を図7に示す。通常動作速
度は光ディスク記憶部1自体の最大動作速度である5段
階目の速度とし(11)、エラー発生時には1段ずつ動
作速度を減少して下限動作速度である3段階目の速度を
制限動作速度として再生処理を行う(12)。
【0037】この場合は、光ディスク2上の記録データ
の再生方向と逆方向の再生を行う制御を動作制御部10
が指示した場合に特に有効である。このような状況で
は、データ読み取りを短期間行った後にその処理を一時
中断し、また次の読み取り位置へ移動するという動作が
頻繁に発生する。読み取り位置の移動を行う処理は一般
的に動作速度が高速であるほど安定であるため、前記状
況が発生した際に安定した再生動作が可能である。
【0038】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5について、図1、図2、図3、図8を用いて説明す
る。
【0039】光ディスク制御部6から光ディスク記憶部
1への動作速度設定を行う際に上限動作速度として最適
動作速度を設定する(S9、S10、S11)。光ディ
スク記憶部1では前記動作速度を上限制限動作速度とし
て光ディスク2からのデータ読み取りを行う。
【0040】光ディスク記憶部1の動作速度が5段階に
変更可能な場合に、上限動作速度を3段階目の速度に設
定した時の動作速度の変化例を図8に示す。光ディスク
記憶部1は通常再生時には上限動作速度である3段階目
の速度(11)で、エラー発生時には最小制限速度であ
る1段階目の速度で処理を行う(12)。
【0041】この場合は、光ディスク装置は通常再生時
にはすでに最適動作速度である3段階目の速度で処理を
行うため、もしエラーが発生したとしても復旧処理が確
実に可能であるという特徴を持つ。このため、特に複数
の異常発生要因が比較的連続する状況下において安定し
た再生動作が可能である。
【0042】さらに、上記の動作設定を必要に応じて切
り替えることで、全般的に安定した動作が可能であると
考えられる。しかし、諸条件が煩雑に発生する状況で
は、速度設定変更がかなりの頻度で発生する。このよう
に複数種類のエラーが継続して発生する状況では、動作
速度の上限値を最適動作速度に設定することにより、前
記問題への対応が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ディスク装置
によれば、最適な速度に近い速度で動作するため、光デ
ィスクの回転による騒音や振動による影響を抑制するこ
とが可能となり、光ディスク記憶部の機構部分の負荷が
低減されるため耐久性が向上する。
【0044】また、動作速度を制限することにより、低
速回転にのみ対応した比較的廉価な部品の使用による価
格低下が可能となる。また、光ディスク記憶部を一定の
動作速度で制御するため、振動が少なく通常の連続再生
時に安定した動作が可能である。
【0045】また、従来の光ディスク装置では、通常動
作時の動作速度が最大動作速度であるのに対し、本発明
の光ディスク装置では、通常動作時の動作速度を最適動
作速度にすることができるため、再生を行う光ディスク
に傷や偏芯があるなどの原因によりエラーが発生した場
合には、従来に比べて正常に動作できる動作速度に変更
することが容易となり、異常時に安定した動作が可能と
なる。
【0046】また、光ディスク記憶部で最大速度から最
適動作速度までの範囲に動作速度を制限する場合、全体
的に高速な処理を行うため、光ディスクのデータ記録方
向と逆方向に再生する場合に処理落ちなどが発生しにく
くなり、安定した動作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
ブロック図
【図2】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
制御方法を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
制御方法を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の動作速度例
【図5】本発明の実施の形態2における光ディスク装置
の動作速度例
【図6】本発明の実施の形態3における光ディスク装置
の動作速度例
【図7】本発明の実施の形態4における光ディスク装置
の動作速度例
【図8】本発明の実施の形態5における光ディスク装置
の動作速度例
【符号の説明】
1 光ディスク記憶部 2 光ディスク 3 ディスク信号処理部 4 光ディスク記憶制御部 5 ディスク回転制御部 6 光ディスク制御部 7 ドライブインタフェース部 8 システム制御部 9 映像・音声信号処理部 10 動作制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 550 G11B 20/18 550Z 552 552F 570 570K 572 572F Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 BC03 CC06 DE03 DE12 DE17 DE23 DE24 DE29 DE38 DE39 DE54 DE59 HL02 JJ02 5D066 AA02 GA03 HA10 5D109 KA15 KB23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの回転制御を行うディスク回転
    制御部と、外部機器との通信を行い動作速度を制御する
    光ディスク記憶制御部と、前記光ディスクから信号を読
    み込むディスク信号処理部を備えた光ディスク記憶部
    と、 前記光ディスク記憶制御部の制御を行うシステム制御部
    と、前記システム制御部により前記光ディスク記憶部か
    ら取得したデータを再生する映像・音声信号処理部と、
    前記システム制御部により前記光ディスク記憶部の動作
    速度を自動的に設定する動作制御部を備えた光ディスク
    制御部とからなることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記動作速度は、前記光ディスクの回転速
    度、前記光ディスクからのデータ読み取り速度、および
    前記光ディスク記憶制御部によるデータ転送速度のうち
    1つ、または、2つ以上からなることを特徴とする請求
    項1に記載された光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記動作速度は、前記光ディスクの種別毎
    に設定することを特徴とする請求項1に記載された光デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】前記光ディスク記憶部に設定された動作速
    度として、前記光ディスク記憶部の最適動作速度を設定
    する請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記光ディスク記憶部に設定された動作速
    度として、前記光ディスク記憶部の上限動作速度および
    下限動作速度を設定する請求項1に記載の光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】前記上限動作速度または前記下限動作速度
    は、前記光ディスク記憶部の最適動作速度であることを
    特徴とする請求項5に記載された光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記光ディスク記憶部に設定された動作速
    度として、前記光ディスク記憶部の下限動作速度を設定
    する請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記下限動作速度は、前記光ディスク記憶
    部の最適動作速度であることを特徴とする請求項7に記
    載された光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記光ディスク記憶部に設定された動作速
    度として、前記光ディスク記憶部の上限動作速度を設定
    する請求項1に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】前記上限動作速度は、前記光ディスク記
    憶部の最適動作速度であることを特徴とする請求項9に
    記載された光ディスク装置。
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