JP2001290717A - 分散オブジェクトシステムにおけるディレクトリサーバおよび分散オブジェクト環境対応装置、その制御方法、並びに記録媒体 - Google Patents

分散オブジェクトシステムにおけるディレクトリサーバおよび分散オブジェクト環境対応装置、その制御方法、並びに記録媒体

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JP2001290717A JP2000104041A JP2000104041A JP2001290717A JP 2001290717 A JP2001290717 A JP 2001290717A JP 2000104041 A JP2000104041 A JP 2000104041A JP 2000104041 A JP2000104041 A JP 2000104041A JP 2001290717 A JP2001290717 A JP 2001290717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディレクトリサーバがサービスを実際に試用
することによって客観的に評価したサービスの品質の度
合いを情報としてクライアントに提供する。同等のサー
ビスを複数配置したシステムにおいてダウンしたサービ
スをクライアント間でバックアップする代替サービスを
行う。 【解決手段】 ディレクトリサーバは管理テーブルに登
録されているサービスの各々について擬似的なクライア
ントとして利用するための処理を実行し(S13、S1
4〜S18)、利用したサービスの品質を検出し(S1
4、S19)、検出した品質をあらかじめ定めた品質評
価関数によって評価する。そして、評価結果を当該サー
ビスの登録属性として管理テーブルに記憶し(S2
0)、クライアントからの問い合わせに応じて評価結果
を返答する。評価結果が所定の規準に満たなければ、当
該サービスの登録を管理テーブルから抹消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の装置に分散
した各種のサービスを分散オブジェクト技術を用いて組
み合わせるネットワークシステムの中で、ネットワーク
システムに存在する各種サービスの情報を蓄積管理し、
クライアントに登録されているサービスの情報を提供す
るディレクトリサーバ、および2台以上の装置からなる
グループを構成している分散オブジェクト環境対応装
置、その制御方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナやデジタルカメ
ラ、ファクシミリ受信装置等の入力装置とプリンタやフ
ァクシミリ送信装置等の出力装置などの単機能の装置を
互いにネットワークを介して接続し、これら単機能装置
の機能(例えば、データ入力機能、データ出力機能、二
次記憶装置(network attached storage)に格納される
データの入出力等の単機能)を組み合わせた復号機能を
クライアントに提供する分散型の文書処理システムの開
発研究が盛んに行なわれている。
【0003】また、複数の単機能装置の機能を単一の筐
体内に統合したいわゆるマルチファンクションプロダク
ト(MFP)においても、上記と同様に、その単機能の
一つまたは幾つかを選択的に切り出してネットワークを
介して更に他の装置の機能と組み合わせることで、種々
の復号機能を適宜実現することを可能にした分散型の文
書処理システムの開発研究が盛んに行なわれている。
【0004】このネットワークに分散した情報処理装置
間に跨った機能の提供を容易にするためのプログラミン
グモデルとして、リモートプロシージャコール(RP
C)や分散オブジェクトの技術が広く知られている。こ
の分散オブジェクトは、オブジェクト指向のソフトウェ
アモデルを分散システムに拡張したものであり、あるネ
ットワークノード上のオブジェクトが同一ノード上のオ
ブジェクトの操作を呼び出す手順と同等の手順によっ
て、等価に他のネットワークノード上のオブジェクトの
操作の呼び出しを可能とする。
【0005】文書入力や文書出力を含む文書処理におい
ても、分散オブジェクト技術を適用することで複数の機
能の柔軟な連係を達成することが期待されている。純粋
な計算などの情報処理の分散処理以外も視野におさめた
分散オブジェクトに基づくシステムの提案は、例えばSu
n(Stanford University Network) によるJava(ジャ
バ)の応用であるJiniやObject Management Group (O
MG:オブジェクト管理グループ)によるCORBA
(Common Object Request Broker Architecture &Speci
fication:共通オブジェクト・リクエスト・ブローカ・
アーキテクチャ標準仕様書)の一環としての提案等の中
に見ることができる。
【0006】ネットワークに接続された文書処理のため
の各種装置群が分散オブジェクトにより制御可能となれ
ば、所定のインターフェースに基づくオブジェクトを提
供する各種装置を可換に組み合わせる柔軟なクライアン
トアプリケーションを容易に記述することが可能とな
る。また、オブジェクトを操作するためのインターフェ
ースを動的に問い合わせることや、あるいは、遠隔地に
あり実際にサービスを提供するサーバオブジェクトとの
通信を隠蔽するスタブオブジェクト(あるいは代理オブ
ジェクト)を動的にダウンロードすることで、装置の拡
張等に伴う制御インターフェースの変更に対応可能なク
ライアントアプリケーションを容易に記述することもで
きる。
【0007】クライアントが実行時に動的に分散された
サービスと結び付き(ダイナミックバインディング)、
分散オブジェクトのサービスを利用するシステムにおい
ては、クライアントが所望のサービスを見つけるため
に、利用可能なサービスの情報を集めたディレクトリサ
ーバ(ネームサーバ、レジストリサーバ、ルックアップ
サーバ等)が用いられる。複数のサービスやクライアン
トが分散したシステムでは、サービスを提供する装置の
ダウンや、サービスとの間を中継するネットワークの切
断などにより、一部のサービスが一時的に利用不能とな
る場合がある。したがって、ディレクトリサーバに登録
されているサービス群の情報をメンテナンスし、利用不
能なサービスがクライアントに紹介されないように情報
を維持する必要がある。
【0008】ここで、個々のサービスが正常にシャット
ダウンされ不活性化する場合は、サービスがあらかじめ
ディレクトリサーバに対して登録の解消を指示すること
ができる。しかし、システムのクラッシュやネットワー
ク経由の到達性が失われるような場合は、登録されるサ
ービス側が主導してディレクトリサーバの情報を更新す
ることは不可能である。また特に、文書処理装置のよう
な装置においてはユーザによって突然電源が切断される
場合に備える必要があるが、このような場合も装置サー
ビス側の申告に基づくディレクトリ情報のメンテナンス
はうまく機能しない。
【0009】また、JavaのJiniのような分散オブジェク
トシステムでは、クライアントが各種のサービスの利用
権の期限付きの貸与を受ける(リース)モデルを採用し
ている。ルックアップサーバを利用して、自らのサービ
スの情報を登録するというサービスを一例にとると、こ
のルックアップサーバの利用も期限付きでリースされた
ものであり、リース期限が過ぎる前に定期的にその継続
利用を申請しなければその登録が無効になる。これに対
処するため、Jiniのシステムでは、サービスの無申告の
消滅に対応して登録情報の維持を実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例では、ディレクトリサーバに登録される情
報の維持更新が、情報を登録しようとするサービスが行
う定期的なリース更新処理に基づいているので、以下に
挙げるような解決すべき点があった。
【0011】すなわち、クライアントはディレクトリサ
ーバに情報登録されている各サービスについて、それが
少なくとも最近リースの更新を行うことが可能な程度に
機能していたことを知ることはできるが、そのサービス
が本来果たすべき機能の品質が正常であるか否かはわか
らない。特に、同種のサービスが複数登録されていてど
れでも選択可能な状況においては、クライアントは性能
あるいは信頼性等の面で最適なサービスを選択するべき
であるが、従来のディレクトリサーバはこの判断のため
の情報を提供していなかった。
【0012】また特に、文書処理装置のような装置が提
供するサービスにおいては、装置の動的な状態変化によ
って提供されるサービスの実質的な品質が左右される場
合があるが、従来のディレクトリサーバはこのような特
性を持つ複数のサービスから最適なサービスを選択する
ための基準をクライアントに提供していなかった。ここ
で、動的な状態変換によってサービスの実質的な品質が
左右される場合とは、プリンタを一例にとると、例えば
カラープリンタであるのにカラーのトナーまたはインク
がなくなり、モノクロームプリンタとして縮退動作して
いる場合や、仕様上A3サイズの用紙にプリント可能で
ありまたA3サイズの用紙を格納するためのカセットを
備えているのに、そのカセットの用紙が切れている場合
などがある。
【0013】また、従来の分散オブジェクトシステムに
おいては、リース期限を短く設定するとサービスが正常
に稼働している際にはその更新処理がオーバヘッドとな
るため、リース期限は比較的長めに設定される場合が多
く、リースのみに頼った登録情報の維持は動的なシステ
ムの状態に対して追従が緩慢な場合があった。
【0014】また、可用性を高めるために同等のサービ
スを複数システムに配置してある冗長構成を採用した従
来のシステムにおいて、ダウンしたサービスの代わりに
利用すべきサービスを判定する責任はクライアントに委
ねられており、クライアントの処理が煩雑となってい
た。
【0015】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、分散オブジェクトシステム
において、ディレクトリサーバに登録されるサービスの
側の自己申告ではなく、ディレクトリサーバがサービス
を実際に試用することによって客観的に評価したサービ
スの品質の度合いを情報としてクライアントに提供する
ことにより、クライアントが容易に最適なサービスを選
択できるように図ったディレクトリサーバ、その制御方
法、並びに記録媒体を提供することにある。
【0016】また、本発明の第1目的に付随する目的
は、リース期間の期限ぎれに依存するだけでなく、無申
告に消滅したサービスの登録を抹消するように図ったデ
ィレクトリサーバ、その制御方法、並びに記録媒体を提
供することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、同等のサービスを
複数配置したシステムにおいて、ダウンしたサービスを
バックアップする代替サービスの選択を自動的にクライ
アントから等価な形で行うことで、クライアント側の処
理を煩雑にしなくても、冗長構成によって向上したサー
ビスの可用性の利益を享受できるように図った分散オブ
ジェクト環境対応装置、その制御方法、並びに記録媒体
を提供することにある。
【0018】また、本発明の第2の目的に付随する目的
は、冗長構成による単純な負荷分散(ロードバランシン
グ)を実現し、例えば、トナー切れや紙切れといった装
置の動的な状態変化に基づき代替サービスへの切り替え
を行うことで、提供サービスの実質的な品質の低下に反
応した冗長構成を実現することを図った分散オブジェク
ト環境対応装置、その制御方法、並びに記録媒体を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の装置に分散した各種のサ
ービスを分散オブジェクト技術を用いて組み合わせるネ
ットワークシステムの中で、該ネットワークシステムに
存在する各種サービスの情報を管理テーブルに登録し、
クライアントからの問い合わせに応じて該管理テーブル
に登録されている前記サービスの情報を引き出して返答
するディレクトリサーバにおいて、前記管理テーブルに
登録されている前記サービスの各々について擬似的なク
ライアントとして利用するための処理を実行する擬似ク
ライアント手段と、前記擬似クライアント手段により利
用した前記サービスの品質を検出する品質検出手段と、
前記品質検出手段により検出した前記サービスの品質を
あらかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評
価手段とを有することを特徴とする。
【0020】ここで、前記品質評価手段による評価結果
を当該サービスの登録属性として前記管理テーブルに記
憶し、クライアントからの問い合わせに応じて該評価結
果を返答する評価結果通知手段を有することを特徴とす
ることができる。
【0021】また、前記品質評価手段による評価結果が
所定の規準に満たなければ、当該サービスの登録を前記
管理テーブルから抹消する登録更新手段を有することを
特徴とすることができる。
【0022】また、前記品質評価関数は、当該サービス
に対する任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもと
づく評価関数であることを特徴とすることができる。
【0023】また、前記品質評価関数は、当該サービス
に対する任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻
度にもとづく評価関数であることを特徴とすることがで
きる。
【0024】また、前記擬似クライアント手段はストレ
ージサービスを試用してテストデータの書き込み操作と
読み出し操作を組み合わせたアクセステストを行い、前
記品質検出手段は前記アクセステストの結果の品質を検
出し、前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した
前記アクセステストの結果の品質を評価することを特徴
とするおとができる。
【0025】また、前記擬似クライアント手段はサービ
スの動的な状態の問い合わせ操作を行い、前記品質検出
手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を
検出し、前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出し
た前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を評価
することを特徴とすることができる。
【0026】また、前記擬似クライアント手段はプリン
トサービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、前記
品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の結果
得られたその時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ資
源の状態を検出し、前記品質評価手段は前記品質検出手
段が検出した前記その時点で利用可能な色や用紙等のプ
リンタ資源の状態に関して評価することを特徴とするこ
とができる。
【0027】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管理
テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて該
管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を引
き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複数
の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト技
術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中で、
2台以上の装置からなるグループを構成している分散オ
ブジェクト環境対応装置において、前記グループを構成
する他のメンバのサービスの各々について擬似的なクラ
イアントとして利用するための処理を実行する擬似クラ
イアント手段と、前記擬似クライアント手段を介して利
用した前記サービスの品質を検出する品質検出手段と、
前記品質検出手段が検出した前記サービスの品質をあら
かじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評価手
段と、前記品質評価手段の評価結果が所定の規準に満た
ない場合に当該サービスの登録を前記管理テーブルから
削除させることを前記ディレクトリサーバに対して指示
するサービス登録代理削除手段とを有することを特徴と
する。
【0028】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管
理テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて
該管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を
引き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複
数の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト
技術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中
で、同等なサービスを提供する2台以上の装置からなる
グループを構成している分散オブジェクト環境対応装置
において、前記グループを構成する他のメンバのサービ
スの各々について擬似的なクライアントとして利用する
ための処理を実行する擬似クライアント手段と、前記擬
似クライアント手段を介して利用した前記サービスの品
質を検出する品質検出手段と、前記品質検出手段が検出
した前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評価関
数によって評価する品質評価手段と、前記品質評価手段
の評価結果が所定の規準に満たない場合に、当該サービ
スに対する処理を自らが提供するサービスに対する処理
に変換することを前記ディレクトリサーバに対して指示
する代替サービス登録要求手段とを有することを特徴と
する。
【0029】ここで、前記品質評価関数は、当該サービ
スの任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもとづく
評価関数であることを特徴とすることができる。
【0030】また、前記品質評価関数は、当該サービス
の任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻度にも
とづく評価関数であることを特徴とすることができる。
【0031】また、前記擬似クライアント手段はストレ
ージサービスを試用してテストデータの書き込み操作と
読み出し操作を組み合わせたアクセステストを行い、前
記品質検出手段は前記アクセステストの結果の品質を検
出し、前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した
前記アクセステストの結果の品質を評価することを特徴
とすることができる。
【0032】また、前記擬似クライアント手段はサービ
スの動的な状態の問い合わせ操作を行い、前記品質検出
手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を
検出し、前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出し
た前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を評価
することを特徴とすることができる。
【0033】また、前記擬似クライアント手段はプリン
トサービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、前記
品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の結果
得られたその時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ資
源の状態を検出し、前記品質評価手段は前記品質検出手
段が検出した前記その時点で利用可能な色や用紙等のプ
リンタ資源の状態に関して評価することを特徴とするこ
とができる。
【0034】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスを分散オブ
ジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシステ
ムの中で、該ネットワークシステムに存在する各種サー
ビスの情報を管理テーブルに登録し、クライアントから
の問い合わせに応じて該管理テーブルに登録されている
前記サービスの情報を引き出して返答するディレクトリ
サーバの制御方法において、前記管理テーブルに登録さ
れている前記サービスの各々について擬似的なクライア
ントとして利用するための処理を実行する擬似クライア
ントステップと、前記擬似クライアントステップにて利
用した前記サービスの品質を検出する品質検出ステップ
と、前記品質検出ステップにて検出した前記サービスの
品質をあらかじめ定めた品質評価関数によって評価する
品質評価ステップとを有することを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項24の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管
理テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて
該管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を
引き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複
数の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト
技術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中
で、2台以上の装置からなるグループを構成している分
散オブジェクト環境対応装置の制御方法において、前記
グループを構成する他のメンバのサービスの各々につい
て擬似的なクライアントとして利用するための処理を実
行する擬似クライアントステップと、前記擬似クライア
ントステップにて利用した前記サービスの品質を検出す
る品質検出ステップと、前記品質検出ステップにて検出
した前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評価関
数によって評価する品質評価ステップと、前記品質評価
手段の評価結果が所定の規準に満たない場合に当該サー
ビスの登録を前記管理テーブルから削除させることを前
記ディレクトリサーバに対して指示するサービス登録代
理削除ステップとを有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項25の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管
理テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて
該管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を
引き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複
数の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト
技術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中
で、同等なサービスを提供する2台以上の装置からなる
グループを構成している分散オブジェクト環境対応装置
の制御方法において、前記グループを構成する他のメン
バのサービスの各々について擬似的なクライアントとし
て利用するための処理を実行する擬似クライアントステ
ップと、前記擬似クライアントステップにて利用した前
記サービスの品質を検出する品質検出ステップと、前記
品質検出ステップにて検出した前記サービスの品質をあ
らかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評価
ステップと、前記品質評価ステップで得られた評価結果
が所定の規準に満たない場合に、当該サービスに対する
処理を自らが提供するサービスに対する処理に変換する
ことを前記ディレクトリサーバに対して指示する代替サ
ービス登録要求ステップとを有することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、請求項31の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスを分散オブ
ジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシステ
ムの中で、該ネットワークシステムに存在する各種サー
ビスの情報を管理テーブルに登録し、クライアントから
の問い合わせに応じて該管理テーブルに登録されている
前記サービスの情報を引き出して返答するディレクトリ
サーバをコンピュータにより制御するための制御プログ
ラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムは
コンピュータに対し、前記管理テーブルに登録されてい
る前記サービスの各々について擬似的なクライアントと
して利用するための処理を実行させ、利用した前記サー
ビスの品質を検出させ、検出した前記サービスの品質を
あらかじめ定めた品質評価関数によって評価させること
を特徴とする。
【0038】上記目的を達成するため、請求項32の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管
理テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて
該管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を
引き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複
数の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト
技術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中
で、2台以上の装置からなるグループを構成している分
散オブジェクト環境対応装置をコンピュータにより制御
するための制御プログラムを記録した記録媒体であっ
て、該制御プログラムはコンピュータに対し、前記グル
ープを構成する他のメンバのサービスの各々について擬
似的なクライアントとして利用するための処理を実行さ
せ、利用した前記サービスの品質を検出させ、検出した
前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評価関数に
よって評価させ、前記評価結果が所定の規準に満たない
場合に当該サービスの登録を前記管理テーブルから削除
させることを前記ディレクトリサーバに対して指示させ
ることを特徴とする。
【0039】上記目的を達成するため、請求項33の発
明は、複数の装置に分散した各種のサービスの情報を管
理テーブルに登録しクライアントからの問合せに応じて
該管理テーブルに登録されている前記サービスの情報を
引き出して返答するディレクトリサーバを介して前記複
数の装置に分散した各種のサービスを分散オブジェクト
技術を用いて組み合わせるネットワークシステムの中
で、同等なサービスを提供する2台以上の装置からなる
グループを構成している分散オブジェクト環境対応装置
をコンピュータにより制御するための制御プログラムを
記録した記録媒体であって、該制御プログラムはコンピ
ュータに対し、前記グループを構成する他のメンバのサ
ービスの各々について擬似的なクライアントとして利用
するための処理を実行させ、利用した前記サービスの品
質を検出させ、検出した前記サービスの品質をあらかじ
め定めた品質評価関数によって評価させ、前記評価結果
が所定の規準に満たない場合に、当該サービスに対する
処理を自らが提供するサービスに対する処理に変換する
ことを前記ディレクトリサーバに対して指示させること
を特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (共通の構成と機能)本発明の各実施形態を詳述する前
に、各実施形態に共通に用いる本発明に係るシステムお
よび装置の構成とその装置等の機能について説明する。
【0041】図1は本発明の実施形態におけるネットワ
ークシステムを示す。同図に示すように、ネットワーク
11には、JavaのJiniやCORBAといったような分散
オブジェクト環境に対応している2台の画像入出力装置
12−1,12−2と、クライアントコンピュータ13
と、ルックアップサーバコンピュータ14とが接続され
ている。
【0042】分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−1と12−2は、それぞれのデータをネットワー
ク11を介して転送することができる。また、クライア
ントコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12−1と12−2をそれぞれ遠隔操作を
行えるようになっている。ルックアップサーバー14に
は、クライアントコンピュータ13から分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−1,12−2(以下、
総括符号を12とする)を遠隔操作するのに必要なサー
ビスプロクシオブジェクトがその属性情報とともに登録
されている。
【0043】図2は図1の分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12の構成例を示す。同図に示すように、
分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12は、リー
ダ部1、プリンタ部2、および画像入出力制御部3を有
する。リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に
応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プ
リンタ部2は画像入出力制御部3からの画像データに応
じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3は
リーダ部1およびプリンタ部2に接続されており、ファ
クシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインター
フェース部7、RIP(Raster Image Processor:ラス
タ・イメージ・プロセッサ)部8、操作部9、コア部1
0などからなる。
【0044】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸張して、伸張された画像データ
をコア部10へ転送し、また、コア部10から転送され
た画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを
電話回線を介して送信する。送受信する画像データは、
ストレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時
的に保存することができる。
【0045】ストレージ部5にはハードディスク6が接
続されており、ストレージ部5はコア部10から転送さ
れた画像データを圧縮し、その画像データを検索するた
めのID(識別)番号とともにハードディスク6に記憶
させる。また、ストレージ部5はコア部10を介して転
送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記
憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮
画像データを読み出して伸張し、伸張された画像データ
をコア部10へ転送する。
【0046】コンピュータインターフェース部7は、ネ
ットワーク11とコア部10の間のインターフェースで
あり、クライアントコンピュータ13や他の分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12とのデータのやり取
りを行う。
【0047】RIP部8はネットワーク11から転送さ
れた画像を表すコードデータ(PDL:図形記述言語)
をプリンタ部2で記録できる画像データに展開する。
【0048】操作部9はタッチパネルディスプレイとハ
ードキー(図示しない)とを備え、ユーザーインターフ
ェースにより本分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12への動作指示や動作設定等を行う。
【0049】コア部10の詳細については後述するが、
コア部10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ
部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェース
部7、RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの
流れを制御する。
【0050】図3は図2のリーダ部1及びプリンタ部2
の断面構成を示す。リーダ部1の原稿給送装置101は
原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送
し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102
上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス
102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、スキ
ャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走
査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105,
106,107、及びレンズ108によってCCD(電
荷結合素子)イメージセンサ(以下、CCDという)1
09へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は
CCD109によって読み取られる。CCD109から
出力される画像データは、所定の処理が施された後、画
像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0051】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、画像入出力制
御部3のコア部10から出力された画像データに応じた
レーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレー
ザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202
にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤
が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、カセット204及びカセット205のい
ずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感
光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写す
る。
【0052】現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬
送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記録紙
に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ロ
ーラ208によってフィニッシャー220へ排出され、
フィニッシャー220は排出された記録紙を束ねて記録
紙を仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプル
を行う。
【0053】また、両面記録が設定されている場合は、
排出ローラ208のところまで記録紙を一旦搬送した
後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ
209によって再給紙搬送路210へと導く。再給紙搬
送路210へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転
写部206へ再び給紙される。
【0054】図4は図2のコア部10の構成例を示す。
本図に示すように、コア部10は、インターフェース
(I/F)120、データ処理部121、インターフェ
ース122、CPU(中央演算処理ユニット)130、
およびメモリ124などからなる。リーダ部1からの画
像データはインターフェース122を介して、データ処
理部121へ転送される。データ処理部121は画像の
回転処理や変倍処理などの画像処理や画像データの圧
縮、伸張を行うものであり、内部にA4/レターサイズ
相当の画像データ複数ページ分のページメモリ(図示し
ない)を有する。リーダ部1からデータ処理部121へ
転送された画像データは、そのページメモリに一時的に
記憶された後、圧縮されてインターフェース120を介
してストレージ部5へ転送される。
【0055】また、コンピュータインターフェース部7
を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)
は、インターフェース120を介してデータ処理部12
1に転送された後、RIP部8へ転送されて画像データ
に展開され、展開されたこの画像データはデータ処理部
121に転送された後、上記のページメモリ(図示しな
い)に一時的に記憶された後、圧縮されてインターフェ
ース120を介してストレージ部5へ転送される。
【0056】ファクシミリ部4からの画像データは、デ
ータ処理部121へ転送された後、上記のページメモリ
(図示しない)に一時的に記憶された後、圧縮されてイ
ンターフェース120を介してストレージ部5へ転送さ
れる。
【0057】また、ストレージ部5からの画像データ
は、データ処理部121へ転送された後、伸張されて上
記ページメモリ(図示しない)に一時的に記憶された
後、インターフェース120を介してプリンタ部2やフ
ァクシミリ部4、コンピュータインターフェース部7へ
転送される。
【0058】さらに、ストレージ部5はコンピュータイ
ンターフェース部7を介して、画像データおよび非画像
データの入出力を行い、外部装置に対してデータの格納
機能を提供することができる。
【0059】尚、前述したデータ処理部121へ各種画
像データを入力し、内部のページメモリ(図示しない)
に一時的に記憶した後で、ストレージ部5へその画像デ
ータを転送する前において、その画像データをプリンタ
部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフェー
ス部7へ転送することも、内部のセレクタ(図示しな
い)を切り替えることで可能である。
【0060】CPU123はメモリ124に記憶されて
いる制御プログラム、及び操作部9から転送された制御
コマンドに従って、上述のような各種動作の制御を行
う。また、メモリ124はCPU123の作業領域とし
ても使われる。
【0061】このように、分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12は、コア部10を中心にして、コア部
10のデータ処理部121およびストレージ部5を介し
て、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受
信、画像の保存、コンピュータ(図1の13、14)か
らのデータの入出力などの機能を復号させた処理を行う
ことが可能である。
【0062】次に、本実施形態に係る分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12におけるジョブ制御につい
て、図5を参照して説明する。図5はジョブ制御の単位
を論理的に示したものである。ジョブ制御の単位は、複
数ページを含む画像データひとまとまりに対する入力お
よび出力処理である。これにより制御されるジョブは画
像入力ジョブと画像出力ジョブに大別される。
【0063】画像入力ジョブは、リーダー部1で読み取
った画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入
力ジョブ411、RIP部8で展開された画像データを
順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412、
ファクシミリ部4で受信された画像データを順次ストレ
ージ部5へ記録する画像入力ジョブ413、およびコン
ピュータインターフェース部7から入力された画像デー
タを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ41
4とにさらに分類される。
【0064】さらに、本実施形態に係る分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12は、そのストレージ部5
を非画像データの蓄積のために利用する機能を提供し、
画像入力ジョブ411ならびに画像入力ジョブ414は
非画像データを扱うこともできる。
【0065】また、画像出力ジョブは、ストレージ部5
から読み出した画像データを順次プリンタ部2へ出力す
る画像出力ジョブ401、ストレージ部5から読み出し
た画像データを順次ファクシミリ部4へ出力する画像出
力ジョブ403、およびストレージ部5から読み出した
画像データを順次コンピュータインターフェース部7へ
出力する画像出力ジョブ404とに分類される。
【0066】図6は、上記複数のジョブを組み合わせた
単位(以下、セッションと呼ぶ)の一例を示す。501
はコピーセッションであり、画像入力ジョブ411と画
像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制
御するものである。502はPDLプリントセッション
であり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401
を組み合わせてセッションとして制御するものである。
503はファクシミリ受信セッションであり、画像入力
ジョブ413と画像出力ジョブ401を組み合わせてセ
ッションとして制御するものである。504はプリンタ
セッションであり、画像入力ジョブ414と画像出力ジ
ョブ401を組み合わせてセッションとして制御するも
のである。505はファクシミリ送信セッションであ
り、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ403を組
み合わせてセッションとして制御するものである。50
6はスキャンセッションであり、画像入力ジョブ411
と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッションとし
て制御するものである。507はFAXモデム受信セッ
ションであり、画像入力ジョブ413と画像出力ジョブ
404を組み合わせてセッションとして制御するもので
ある。508はFAXモデム送信セッションであり、画
像入力ジョブ414と画像出力ジョブ403を組み合わ
せてセッションとして制御するものである。
【0067】尚、セッションは1つ以上のジョブを含む
制御単位であり、例えば画像入力ジョブ412を1セッ
ションとして扱ったり、また、画像出力ジョブ401を
1セッションとして扱ったり、画像入力ジョブ412と
画像出力ジョブ401と、画像出力ジョブ403を組み
合わせて1セッションとして扱っても良い。
【0068】図7は図1のクライアントコンピュータ1
3に用いられるホストコンピュータのシステム構成例を
示す。クライアントコンピュータ13は稼働するソフト
ウェアのアルゴリズムによって特徴づけられるが、その
ソフトウェアの振る舞いは後述する。
【0069】図7において、2400はホストコンピュ
ータで、ROM2403に含まれるプログラム用ROM
に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イ
メージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書
処理を実行するCPU2401を備え、システムバス2
413に接続される各デバイスをCPU2401が総括
的に制御する。ROM2403に含まれるプログラム用
ROMには、CPU2401の制御プログラム等を記憶
する。2402はRAMで、CPU2401の主メモ
リ、ワークエリア等として機能する。
【0070】2405はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード2409やポインティングデバイス
(図示しない)からのキー入力を制御する。2406は
CRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレ
イ(CRT)2410の表示を制御する。
【0071】2407はディスクコントローラ(DK
C)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,
フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記
憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商
標)ディスク(FD)等の外部記憶装置2411とのア
クセスを制御する。2408はネットワークインターフ
ェース(I/F)でネットワーク11を介して他のホス
トコンピュータや各入出力装置との通信制御処理を実行
する。
【0072】CPU2401は、例えばRAM2402
上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォン
トの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT241
0上でのWYSIWYG(見たままのものが得られる、
即ちディスプレイ上で最終出力形態がその都度確認でき
ること、仕上り希望通りにディスプレイに表示したり、
表示通りに出力装置で出力できること)を可能としてい
る。また、CPU2401は、CRT2410上のマウ
スカーソル等(図示しない)で指示されたコマンドに基
づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデー
タ処理を実行する。
【0073】図8はルックアップサーバコンピュータ1
4に上記と同様に用いられるホストコンピュータのシス
テム構成例を示す。ルックアップサーバコンピュータ1
4はハードウェア的にはよく知られた汎用コンピュータ
の構成であればよく、それを特長づける機能は稼働する
ソフトウェアのアルゴリズムによって果たされる。例え
ばこのソフトウェアを分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12のハードウェア上で稼働させることも可能
であり、その場合は分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12がルックアップサーバ14を兼ねることにな
る。ソフトウェアの振る舞いは後述する。
【0074】図8において、2500はホストコンピュ
ータで、ROM2503に含まれるプログラム用ROM
に記憶されたプログラム等に基づいて処理を実行するC
PU2501を備え、システムバス2513に接続され
る各デバイスをCPU2501が総括的に制御する。2
502はRAMで、CPU2501の主メモリ,ワーク
エリア等として機能する。2505はキーボードコント
ローラ(KBC)で、キーボード2509やポインティ
ングデバイス(図示しない)からのキー入力を制御す
る。2506はCRTコントローラ(CRTC)で、C
RTディスプレイ(CRT)2510の表示を制御す
る。2507はディスクコントローラ(DKC)で、ブ
ートプログラム,種々のアプリケーション,フォントデ
ータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハー
ドディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の
外部記憶装置2511とのアクセスを制御する。250
8はネットワークインターフェースでネットワーク11
を介して他のホストコンピュータや各入出力装置との通
信制御処理を実行する。CPU2501は、RAM25
02上でプログラムの実行を行う。
【0075】以下では、本実施形態に係る分散オブジェ
クトシステムについて概説する。なお、本実施形態にお
いては、上述したJaveのJiniという枠組みに類似した分
散オブジェクトシステムを採用して説明を行う。
【0076】図4のコア部10内のメモリ124には、
図6で説明した各セッションによって実現される装置機
能をサービスとして利用するための、ソフトウェア単位
であるサービスオブジェクトが複数格納されている。こ
のサービスオブジェクトは、PDLプリント、画像プリ
ント、画像スキャン、ファクス送信、ファクス受信、デ
ータ蓄積、装置管理、ジョブ管理、等の分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12が提供するサービスのそ
れぞれに対応して構成されている。
【0077】サービスオブジェクトは、公知のオブジェ
クト指向技術におけるオブジェクトと呼ばれるソフトウ
ェア構造の一種であり、クライアントに機能を提供する
インターフェースと、そのインターフェースを通じて要
求された機能を装置制御によって実現するための実装と
を持つ。特に、本実施形態に係るサービスオブジェクト
は、公知の分散オブジェクト技術におけるオブジェクト
の一種であり、装置のローカルなメモリ空間に配置され
たクライアントソフトウェアのみならず、ネットワーク
11を介して遠隔にある外部装置(例えば、クライアン
トコンピュータ13)のメモリ空間に配置されたクライ
アントソフトウェアからも、上記のインターフェースを
呼び出してサービスを利用できるように構築されてい
る。
【0078】次に、本発明の各実施形態について詳述す
る。
【0079】(第1の実施形態)まず、本発明の第1〜
第3の実施形態に係る、クライアントにサービスを提供
するサービスオブジェクトの概略構成を説明する。図9
はサービスオブジェクトの1つであるデータ蓄積サービ
スオブジェクトの構成を概念的に示す。
【0080】図9の(A)では、クライアントソフトウ
ェア702が装置内部のメモリ124の空間からインタ
ーフェース705を利用する、一般的なオブジェクト指
向システムの様子を示している。
【0081】データ蓄積サービスオブジェクト703
は、装置内部のストレージ部5を、クライアントが2次
記憶装置として利用するためのインターフェース705
を提供する。インターフェース705には、ストレージ
部5に記憶されるファイルを生成したり、生成済のファ
イルにアクセスするための記述子を取得するためのopen
(オープン)、ファイルへのアクセスの完了を宣言するcl
ose(クローズ)、ファイルからデータを読み出すread
(リード)、ファイルへデータを書き込むwrite(ライ
ト)、ファイルを消去するunlink(アンリンク)等、公
知の一般的なファイルシステムが提供する操作(操作
1、操作2、操作3、操作4…)の集合によって定義さ
れるインターフェースを持つ。
【0082】インターフェース705によって定義され
たそれぞれの操作が呼び出されると、インターフェース
705に対応する実装を提供する装置制御ソフトウェア
704が活性化される。この結果、CPU123はスト
レージ部5を制御して、それぞれの操作に対応する所定
の機能を実現する。
【0083】以上はクライアントソフトウェアが装置内
部のメモリ124の空間からインターフェースを利用す
る、一般的なオブジェクト指向システムの振る舞いを示
している。更に、図9の(B)に示すように、分散オブ
ジェクトシステムである本実施形態に係るサービスオブ
ジェクトは、遠隔地にある他の装置(例えば、クライア
ントコンピュータ13)のメモリ空間に配置されるサー
ビス代理オブジェクト713と、装置内部のメモリ空間
に配置されるサービス実装オブジェクト723とが分散
連携して、遠隔地の装置のメモリ空間にあるクライアン
トソフトウェアにサービスのインターフェースを提供す
る。
【0084】データ蓄積サービス代理オブジェクト71
3は、装置内部のストレージ部5を、クライアントが2
次記憶装置として利用するためのインターフェース71
5を提供する。インターフェース715には、ストレー
ジ部5に記憶されるファイルを生成したり、生成済のフ
ァイルにアクセスするための記述子を取得するopen(オ
ープン)、ファイルへのアクセスの完了を宣言するclos
e(クローズ) 、ファイルからデータを読み出すread
(リード)、ファイルへデータを書き込むwrite(ライ
ト) 、ファイルを消去するunlink(アンリンク)等、
上述したものと同じインターフェースを持つ。
【0085】遠隔地の装置のメモリ空間において、クラ
イアントからインターフェース715によって定義され
たそれぞれの操作が呼び出されると、その操作呼び出し
要求をネットワーク11経由で装置に転送するためのソ
フトウェアが活性化される。遠隔装置のCPU(例え
ば、2401)はこのソフトウェアにしたがって、要求
された操作を識別する識別子の値や、呼び出しに引数と
して渡されたデータ構造を、ネットワーク11経由で送
信可能なバイト列に符号化する。この符号化処理はマー
シャリングあるいはシリアライズ(直列化)等と呼ば
れ、いくつかの技術が知られている。
【0086】遠隔装置のCPUは、次に、符号化したバ
イト列をネットワーク11経由で装置12に送信する。
この通信のためには、例えばOMG(Object-Oriented
Management Group:オブジェクト管理グループ)のII
OPやSun(Stanford University Network:スタンフ
ォード大学ネットワーク)のRMI等のプロトコルが用
いられる。
【0087】装置12のローカルなメモリ空間におい
て、一般にオブジェクト要求ブローカ722と呼ばれる
ソフトウェアが、ネットワーク11からの要求データの
受信を常時監視している。そして、オブジェクト要求ブ
ローカ722は、ネットワーク11からの要求データの
バイト列を受信すると、そのバイト列を復号化して、も
とのオブジェクトの操作の呼び出しと、それに引数とし
て渡されるデータ構造を復元し、サービス実装オブジェ
クト723の対応する操作を呼び出す。この結果、イン
ターフェース725に対応する実装を提供する制御ソフ
トウェアが活性化される。この結果、CPU123はス
トレージ部5を制御して、それぞれの操作に対応する所
定の機能を実現する。
【0088】以上の説明において、クライアントソフト
ウェア712は、装置12のサービスを実際に実現する
サービス実装オブジェクト723がネットワーク11を
介した他のメモリ空間に存在することを意識してプログ
ラミングする必要はない。すなわち、操作呼び出しを符
号化する処理やネットワーク経由の通信処理等は、サー
ビス代理オブジェクト713が内部に隠蔽しているた
め、クライアントソフトウェア712は自らと同じメモ
リ空間にサービスオブジェクトが実装されている場合と
同等に、容易にサービスを利用することができる。この
ように、クライアントソフトウェア712のプログラマ
に対しネットワークの等価性を提供することは、分散オ
ブジェクト環境の重要な利点の一つである。
【0089】また、以上の説明におけるサービス代理オ
ブジェクト713が行う、符号化と通信の処理は、あら
かじめ定められた符号化アルゴリズムとあらかじめ定め
られた通信プロトコルに基づく処理である。すなわち、
これらの処理は、個々のサービスオブジェクトでそれぞ
れ異なるインターフェースとは独立に厳密に定義可能で
ある。そこで、分散オブジェクト環境において提供され
るコンパイラ(一般に、IDLコンパイラと呼ばれる)
が、サービスのインターフェースを厳格に定義した記述
をデータとして読み込み、解釈および変換処理を行うこ
とで、機械的にサービス代理オブジェクト713のプロ
グラムを生成できる。システムを構築するプログラマ
が、IDL(Integrated Data Oriented Language)コ
ンパイラをツールとして用いて容易にサービス代理オブ
ジェクト713のプログラムを得られることは、分散オ
ブジェクト環境の重要な利点のもう一つである。
【0090】次に、クライアントコンピュータ13、ル
ックアップサーバ14、および分散オブジェクト対応画
像入出力装置12が連携したシステムの動作について、
ルックアップサーバ14の作用を中心に説明する。
【0091】図10に、周辺機器の分散オブジェクト対
応画像入出力装置12からサービス代理オブジェクトを
ルックアップサーバ14へアップロードするまでの過程
を示す。まず、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12は、ネットワーク11に接続された瞬間に、ネッ
トワーク11上に対してルックアップサーバ14が存在
するか否かの問合せのブロードキャストパケットを投げ
る(ステップS01)。
【0092】そのブロードキャストパケットを受け取っ
たルックアップサーバ14は、分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12に対して、ルックアップサーバ1
4の存在を通知する(ステップS02)。
【0093】その後、分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12は発見したルックアップサーバ14に対し
てドライバ617を登録する。即ち、ネットワーク11
に接続された分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−1と12−2はサービス代理オブジェクト群61
7−1,617−2をそれぞれルックアップサーバ14
に登録する(ステップS03)。
【0094】ルックアップサーバ14内では、登録され
たサービス代理オブジェクトが、図12に示すように、
登録された日時、サービスの名称(周辺機器名)、サー
ビスの仕様(サービス内容)、サービスの所在地等の属
性とともに管理されている。登録される属性の種類は、
プリンタ、ストレージといったサービスのカテゴリごと
に、jiniコミュニティによる標準スキーマが定められて
いる。また、サービスに固有の独自情報をその属性とし
てルックアップサーバ14に登録することもできる。ル
ックアップサーバ14はクライアントソフトウェアから
の問い合わせに応じて、登録されているサービスの各属
性を応答するように構成されている。
【0095】図11に、ルックアップサーバ14からク
ライアントコンピュータ13へサービス代理オブジェク
トをダウンロードするまでの過程を示す。クライアント
コンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12を利用する場合、クライアントコンピュータ
13は、まずルックアップサーバ14に対して、どのよ
うなサービスに対応しているサービス代理オブジェクト
が存在しているかどうかを検索する(ステップS1)。
そして、クライアントコンピュータ13は所望のサービ
ス代理オブジェクトをルックアップサーバ14からダウ
ンロードし(ステップS2)、目的のサービスを提供す
る分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12と通信
を行う(ステップS3)。
【0096】クライアントコンピュータ13は「プリン
トサービスを受けたい」、「スキャンサービスを受けた
い」という要求がある場合には、まず、図12に示すよ
うなルックアップサーバ14の管理テーブル1801を
見て、どのようなサービスが登録されているのかを確認
し、所望のサービスをルックアップサーバ14からダウ
ンロードする。
【0097】本実施形態に係る分散オブジェクトシステ
ムにおいて、サービスはその利用権を一定期間クライア
ントに貸与(リース)するモデルが採用されている。す
なわち、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
は、ルックアップサーバ14のサービスを利用して自ら
の存在をルックアップサーバ14に登録するが、この登
録にも有効期限が設定される。登録がいったん行われた
後にも定期的に登録を繰り返さなければやがては失効
し、この失効の仕組みがルックアップサーバ14のクラ
イアントである各種サーバがシステムダウン等によって
その機能を失った際に、いつまでも無効な情報がルック
アップサービスに登録され続けるという不都合を解消す
るのに寄与している。
【0098】図13のフローチャートは、本発明の第1
の実施形態における、ルックアップサーバ14のCPU
2501が実行するサービス評価処理の手順を示す。C
PU2501はタイマ(図示しない)の計時に基づくタ
イマ処理によって、定期的にこのサービス評価処理の手
順を繰り返し、登録情報の評価を行う。
【0099】説明を簡単にするため、本実施形態のルッ
クアップサーバ14はクライアントに一時的な二次記憶
の機能を提供するストレージサービスの情報を専門に登
録するルックアップサーバとしている。本フローチャー
トのプロセスは、ルックアップサーバ14のCPU25
01の時分割処理によって、上述のルックアップサーバ
の作用を果たす他の処理と並行に実行される。本フロー
チャートのプロセスは、ルックアップサーバ14内部
で、一種の擬似的なクライアントとして、ルックアップ
サーバ14自身および登録されているサービスを利用す
るものである。
【0100】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S11で、図12のように管理テーブル1801に登録
されているサービスのリストから一つのサービスを選択
する。
【0101】次のステップS12で、もしもサービスが
管理テーブル1801に一つも登録されていないと判断
した場合、もしくは、登録されているすべてのサービス
の評価を終えている場合には、本サービス評価処理を終
了する。そうでなければ、ステップS13で、上記選択
した登録サービスのサービス代理オブジェクトを取得す
る。サービス代理オブジェクトのダウンロードは図11
で説明した通常のクライアントが行う処理と同様に行わ
れる。
【0102】次いで、ステップS14で、タイマ(図示
しない)から現在時刻を取得して以下の一連の処理の所
用時間計測を開始する。次に、ステップS15で、通常
のクライアントが行うのと同様に図9のサービス代理オ
ブジェクト713のインターフェース715からopen
(オープン)操作を呼び出してファイルをオープンす
る。そして、ステップS16で、サービス代理オブジェ
クト713のwrite(ライト) 操作を呼び出してあらか
じめ用意したテストデータをファイルに書き込む。次の
ステップS17で、サービス代理オブジェクト713の
read(リード)操作を呼び出して、前のステップS16
でファイルに書き込んだはずのデータを読み出す。さら
に、ステップS18で、サービス代理オブジェクト71
3のclose(クローズ)操作を呼び出してファイルをク
ローズする。
【0103】続いて、ステップS19で、上記タイマ
(図示しない)から現在時刻を取得し、ステップS14
で取得した時刻と現在時刻との差分から一連の処理に要
した所要時間を得る。ステップS20で、前ステップS
19で得た所要時間(以下、応答時間と称する)を当該
サービスの登録属性の一つとして、図12の管理テーブ
ル1801に追記する。
【0104】さらに、ステップS11に戻り、以上の処
理をすべての登録サービスの各々に関して繰り返す。
【0105】サービス評価処理の過程で属性情報として
管理テーブル1801に追記した評価結果としての応答
時間は、管理テーブル1801の他の属性と同様に、ク
ライアントからの問い合わせに応じて返答することがで
きる。
【0106】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、ルックアップサーバ14が自らが保持している
登録サービスのそれぞれについて、実際にクライアント
としてそのサービスを試用し、その応答時間の情報をク
ライアントに伝えることが可能である。その結果、クラ
イアントはその応答時間の情報からそのサービスの性能
やそのサービスに至るネットワーク11の性能を推測す
ることが可能であり、ルックアップサーバ14による客
観的な評価結果に基づく最適なサービスを選択できる。
【0107】最近の応答時間だけでなく、過去数回の履
歴もしくは平均、最良値と最悪値等を組み合わせて、属
性として管理テーブル1801に追記してもよい。ま
た、応答時間の情報を適宜正規化して、例えば、サービ
スの性能としてA,B,Cのような何段階かにランクづ
けた指標をクライアントに伝えるように構成してもよ
い。
【0108】本発明の第1の実施形態におけるルックア
ップサーバ14は、図13のサービス評価処理によるサ
ービスの試用と評価ならびに評価結果をクライアントに
応答する処理に加えて、評価結果に基づく登録情報の更
新処理を行う。
【0109】図14のフローチャートは、本発明の第1
の実施形態における、ルックアップサーバ14のCPU
2501が実行するサービス登録更新処理の手順を示
す。CPU2501はタイマ(図示しない)の計時に基
づくタイマ処理によって、定期的にこのサービス登録更
新処理の手順を繰り返し、登録情報の更新を行う。本フ
ローチャートのプロセスは、ルックアップサーバ14の
CPU2501の時分割処理によって、上述のルックア
ップサーバの作用を果たす他の処理と並行に実行され
る。
【0110】サービス登録更新処理を開始すると、ステ
ップS21で、図12のように管理テーブル1801に
登録されているサービスのリストから一つのサービスを
選択する。
【0111】次のステップS22で、もしも管理テーブ
ル1801にサービスが一つも登録されていないと判断
した場合、もしくは、登録されているすべてのサービス
の更新を終えている場合には本サービス登録更新処理を
終了する。そうでなければ、ステップS23で、管理テ
ーブル1801から当該サービスの登録時刻属性(最新
のリースを行った時刻)を読み出す。次のステップS2
4で、現在時刻と登録時刻の差分がリース期間を越えて
いないか否かをを判定し、もしもリース期間内であれば
ステップS25に進む。もしも、この登録がリース期間
を過ぎていれば、ステップS27に移行する。
【0112】ステップS25では、管理テーブル180
1から、最近のサービス評価処理で試用評価した本サー
ビスの応答時間属性を読み出す。ステップS26で、取
得した応答時間の評価とあらかじめ定められた基準との
比較を行い、もしも基準以上の性能を示していればステ
ップS21に戻り、一連の処理をすべての登録サービス
を対象に繰り返す。もしも基準以上の性能を示していな
ければ、ステップS27に移行する。ステップS27で
は、管理テーブル1801から当該サービスの登録を抹
消し、その後ステップS21に戻り、一連の処理をすべ
ての登録サービスを対象に繰り返す。
【0113】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、ルックアップサーバ14が自らが保持している
登録サービスのそれぞれについて、実際にクライアント
としてそのサービスを試用し、その応答時間の情報に基
づく評価が一定の基準を満たさない場合には、強制的に
当該サービスの登録を抹消する。すなわち、ルックアッ
プサーバ14は登録されているサービスの性能的な品質
を保証するよう努力することができる。その結果、クラ
イアントはルックアップサーバ14に登録されているサ
ービス群は、他のこの処理を行わないルックアップサー
バに登録されているサービス群と比較して、平均的に品
質が高いであろうことを期待して、適切なサービスの選
択を行うことができる。
【0114】(第2の実施形態)図15のフローチャー
トは、本発明の第2の実施形態における、ルックアップ
サーバ14のCPU2501が実行するサービス評価処
理の手順を示す。CPU2501はタイマ(図示しな
い)に基づくタイマ処理によって、定期的にこのサービ
ス評価処理の手順を繰り返し、登録情報の更新を行う。
【0115】説明を簡単にするため、本実施形態のルッ
クアップサーバはクライアントに一時的な二次記憶の機
能を提供するストレージサービスの情報を専門に登録す
るルックアップサーバとしている。本フローチャートの
プロセスはルックアップサーバ14のCPU2501の
時分割処理によって、上述のルックアップサーバ14の
作用を果たす他の処理と並行に実行される。本フローチ
ャートのプロセスはルックアップサーバ14内部で、一
種の擬似的なクライアントとしてルックアップサーバ1
4自身、および登録されているサービスを利用するもの
である。
【0116】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S31で、図12のように管理テーブル1801に登録
されているサービスのリストから一つのサービスを選択
する。次のステップS32で、もしも管理テーブル18
01にサービスが一つも登録されていないと判断した場
合、もしくは、登録されているすべてのサービスの評価
を終えている場合には処理を終了する。そうでなけれ
ば、次のステップS33で、上記選択した登録サービス
のサービス代理オブジェクト713を取得する。サービ
ス代理オブジェクト713のダウンロードは前述の通常
のクライアントが行う処理と同様に行われる。
【0117】次のステップS34で、通常のクライアン
トが行うのと同様にサービス代理オブジェクト713の
インターフェース715からopen(オープン)操作を呼
び出してファイルをオープンする。続いて、ステップS
35で、サービス代理オブジェクト713のwrite(ラ
イト) 操作を呼び出してあらかじめ用意したテストデ
ータをファイルに書き込む。そして、ステップS36
で、サービス代理オブジェクト713のread(リード)
操作を呼び出して前ステップS36でファイルに書き込
んだはずのデータを読み出す。ステップS37で、サー
ビス代理オブジェクト713のclose(クローズ) 操作
を呼び出してファイルをクローズする。
【0118】次のステップS38で、上記ステップS3
5で書き込んだデータと上記ステップS36で読み出し
たデータの間の比較を行い、もしも両データ間に差異が
認められれば、エラーが発生したとして、内部カウンタ
(図示しない)の異常度合を表わすカウント(以下、異
常カウントと称する)をインクリメントする。また、上
記の各ステップで呼び出した操作の結果がビジー等の非
正常値を示していた場合にも、その回数を上記異常カウ
ントに加算する。もしも、すべてが正常に完了した場合
は内部カウンタ(図示しない)の正常度合を表わすカウ
ント(以下、正常カウントと称する)をインクリメント
する。
【0119】次に、ステップS31に戻り、以上の処理
をすべての登録サービスの各々に関して繰り返す。
【0120】サービス評価処理の過程で属性情報として
管理テーブル1801に追記した評価結果としての上記
異常カウントおよび上記正常カウントの値は、管理テー
ブル1801の他の属性と同様に、クライアントからの
問い合わせに応じて返答することができる。
【0121】なお、本実施形態では、対象とするサービ
スをストレージに限定してファイルに対するアクセステ
ストを行うことで、エラーの有無を判定したが、より一
般的には、あらゆるサービスが備える「セルフテスト」
のような操作を実行する操作を呼び出すことで、エラー
の有無を判定するように構成してもよい。
【0122】以上説明したように、本第2の実施形態に
よれば、ルックアップサーバ14が自らが保持している
登録サービスのそれぞれについて、実際にクライアント
としてそのサービスを試用し、そのエラーの有無の情報
をクライアントに伝えることが可能である。クライアン
トはそのエラーの有無の情報からそのサービスの信頼性
やそのサービスに至るネットワーク11の信頼性を推測
することが可能であり、ルックアップサーバ14による
客観的な評価結果に基づく最適なサービスを選択でき
る。
【0123】なお、本実施形態のルックアップサーバ1
4に、図14に示すと同様のサービス登録更新処理を組
み合わせ、サービスの信頼性にもとづく登録情報の維持
を行うこともできる。この場合、本実施形態によれば、
ルックアップサーバ14が自らが保持している登録サー
ビスのそれぞれについて、実際にクライアントとしてそ
のサービスを試用し、そのエラーの有無の情報に基づく
評価が予め定めた一定の基準を満たさない場合には、強
制的に当該サービスの登録を抹消する。すなわち、ルッ
クアップサーバ14は登録されているサービスの信頼性
の品質を保証するよう努力することができる。その結
果、クライアントはルックアップサーバ14に登録され
ているサービス群は、他のこの処理を行わないルックア
ップサーバに登録されているサービス群と比較して、平
均的に品質が高いであろうことを期待して、適切なサー
ビスの選択を行うことができる。
【0124】(第3の実施形態)図16のフローチャー
トは、本発明の第3の実施形態における、ルックアップ
サーバ14のCPU2501が実行するサービス評価処
理の手順を示す。CPU2501はタイマ(図示しな
い)に基づくタイマ処理によって、定期的にこのサービ
ス評価処理の手順を繰り返し、登録情報の更新を行う。
【0125】説明を簡単にするため、本実施形態のルッ
クアップサーバ14はプリントサービスの情報を専門に
登録するルックアップサーバとしている。本フローチャ
ートのプロセスはルックアップサーバ14のCPU25
01の時分割処理によって、上述のルックアップサーバ
の作用を果たす他の処理と並行に実行される。本フロー
チャートのプロセスはルックアップサーバ14内部で、
一種の擬似的なクライアントとしてルックアップサーバ
14自身および登録されているサービスを利用するもの
である。
【0126】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S41で、図12のように管理テーブル1801に登録
されているサービスのリストから一つのサービスを選択
する。次のステップS42で、もしもサービスが管理テ
ーブル1801に一つも登録されていないと判断した場
合、もしくは、管理テーブル1801に登録されている
すべてのサービスの評価を終えている場合には、本サー
ビス評価処理を終了する。そうでなければ、次のステッ
プS43で、上記選択した登録サービスのサービス代理
オブジェクト713を取得する。サービス代理オブジェ
クト713のダウンロードは前述の通常のクライアント
が行う処理と同様に行われる。
【0127】次のステップS44で、通常のクライアン
トが行うのと同様に、サービス代理オブジェクト713
のインターフェース715から状態取得操作を呼び出し
てプリンタ部2の動的な状態情報を取得する。そして、
ステップS45で、前ステップS44で得た状態情報を
あらかじめ定められたアルゴリズムに基づき評価する。
このアルゴリズムは例えば、カラープリンタであるにも
関わらずカラーのトナーもしくはインクが欠乏している
場合は大幅減点、あるいは、大判印刷が可能なプリンタ
であるにも関わらず大判の用紙が用紙切れの場合は減点
されるような、広義の評価関数で定義される。
【0128】さらに、ステップS46で、この評価結果
(例えば、減点数)を管理テーブル1801に当該サー
ビスの属性情報の一つとして追記する。さらに、このス
テップS46において、上記ステップS44で取得した
装置の最新の状態情報を適切に整形し、当該サービスの
登録属性の一つとして管理テーブル1801に追記する
ように構成してもよい。次に、ステップS41に戻り、
以上の処理をすべての登録サービスの各々に関して繰り
返す。
【0129】サービス評価処理の過程で属性情報として
追記した上記の評価結果は、管理テーブル1801の他
の属性と同様に、クライアントからの問い合わせに応じ
て返答することができる。
【0130】以上説明したように、本第3の実施形態に
よれば、ルックアップサーバ14が自らが保持している
登録サービスのそれぞれについて、実際にクライアント
としてそのサービスを試用し、その動的な状態にもとづ
く評価(および動的な状態情報そのもの)をクライアン
トに伝えることが可能である。クライアントはあるサー
ビスを選択しその代理オブジェクトをダウンロードする
前に、当該サービスの重要な状態情報とその評価を知る
ことができ最適なサービスを選択できる。
【0131】なお、本実施形態のルックアップサーバ1
4に、図14に示すと同様のサービス登録更新処理を組
み合わせ、サービスの信頼性にもとづく登録情報の維持
を行うこともできる。この場合、本実施形態によれば、
ルックアップサーバ14が自らが保持している登録サー
ビスのそれぞれについて、実際にクライアントとしてそ
のサービスを試用し、その動的な状態の情報に基づく評
価が予め定めた一定の基準を満たさない場合には、強制
的に当該サービスの登録を抹消する。すなわち、ルック
アップサーバ14は登録されているサービスの動的な状
態に依存する実質的な品質を保証するよう努力すること
ができる。その結果、クライアントはルックアップサー
バ14に登録されているサービス群は、他のこの処理を
行わないルックアップサーバに登録されているサービス
群と比較して、平均的に品質が高いであろうことを期待
して、適切なサービスの選択を行うことができる。
【0132】(第4の実施形態)図17は、以下に説明
する本発明の第4〜第7の実施形態に係る、ネットワー
ク11に接続された分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12−1と12−2がペアをなし、それぞれ互い
のサービスのクライアントとして相手のサービスを試用
する関係のソフトウェア構造を模式的に示す。なお同図
において、前述の図9と同様な構成要素には同一符号を
記している。
【0133】図17に示すように、両分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12−1および12−2は同様
なソフトウエア構造を有し、一方の装置のオブジェクト
要求ブローカ722と他方の装置のサービス代理オブジ
ェクト713とがネットワーク11を介して接続する構
成となっている。
【0134】図18のフローチャートは本発明の第4の
実施形態における分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1,12−2の両者のCPU123がそれぞ
れ実行する相手方のサービス評価処理の手順を示す。C
PU123はタイマ(図示しない)に基づくタイマ処理
によって、定期的に本サービス評価処理の手順を繰り返
し、相手方のサービスの品質の評価を行う。
【0135】説明を簡単にするため、本実施形態では分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が提供する
サービスの内、クライアントに一時的な二次記憶の機能
を提供するストレージサービスを扱っている。本フロー
チャートのプロセスは分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12のCPU123の時分割処理によって、前
述の装置本来の作用を果たす処理と並行に実行される。
本フローチャートのプロセスは分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12内部で、一種の擬似的なクライア
ントとして相手方の分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12のサービスを利用するものである。
【0136】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S51で、ルックアップサーバ14から相手方のサービ
ス代理オブジェクト713を取得する。サービス代理オ
ブジェクト713のダウンロードは前述の通常のクライ
アントが行う処理と同様に行われる。次のステップS5
2で、通常のクライアントが行うのと同様にサービス代
理オブジェクト713のインターフェース715からop
en(オープン)操作を呼び出してファイルをオープンす
る。
【0137】次のステップS53で、サービス代理オブ
ジェクト713のwrite(ライト)操作を呼び出してあ
らかじめ用意したテストデータをファイルに書き込む。
そして、ステップS54で、サービス代理オブジェクト
713のread(リード)操作を呼び出して前ステップS
53でファイルに書き込んだはずのデータを読み出す。
続いて、ステップS55で、サービス代理オブジェクト
のclose (クローズ)操作を呼び出してファイルをクロ
ーズする。
【0138】次に、ステップS56で、上記ステップS
53でファイルに書き込んだデータと上記ステップS5
4で読み出したデータの間の比較を行い、もしも両デー
タ間で差異が認められれば、ステップS57に進む。ま
た、上記各ステップで呼び出した操作の結果がビジーや
応答なしタイムアウト等の非正常値を示していた場合も
ステップS57に進む。一方、ステップS56で、もし
もすべてが正常に完了した場合は本サービス評価処理を
終了する。
【0139】ステップS57では、異常が認められた相
手方のサービスの登録をルックアップサーバ14から削
除するようにルックアップサーバ14のサービス登録強
制削除操作を呼び出す。その後、本サービス評価処理を
終了する。
【0140】なお、本実施形態では対象とするサービス
をストレージ5に限定してファイルに対するアクセステ
ストを行うことでエラーの有無を判定したが、より一般
的には、あらゆるサービスが備える「セルフテスト」の
ような操作を実行する操作を呼び出すことでエラーの有
無を判定するように構成してもよい。
【0141】以上説明したように、本第4の実施形態に
よれば、複数の分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12のそれぞれがペアを構成する相手のサービスを互
いに試用することで、異常を検出した場合には速やかに
ルックアップサーバ14に異常なサービスの登録の削除
を申し出ることが可能である。これによって、無効なサ
ービスがルックアップサーバ14に登録され続ける時間
が短くなり、クライアントが無効なサービスの利用を試
みる危険性を低減することができる。
【0142】(第5の実施形態)図19のフローチャー
トは本発明の第5の実施形態における、分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12の両者のCPU123が
それぞれ実行する相手方のサービス評価処理の手順を示
す。CPU123はタイマ(図示しない)に基づくタイ
マ処理によって、定期的に本サービス評価処理の手順を
繰り返し、相手方のサービスの品質の評価を行う。
【0143】説明を簡単にするため、本実施形態では分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が提供する
サービスの内、クライアントに一時的な二次記憶の機能
を提供するストレージサービスを扱っている。本フロー
チャートのプロセスは分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12のCPU123の時分割処理によって、上
述の装置本来の作用を果たす処理と並行に実行される。
本フローチャートのプロセスは分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12内部で、一種の擬似的なクライア
ントとして相手方の分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12のサービスを利用するものである。
【0144】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S61で、ルックアップサーバ14から相手方のサービ
ス代理オブジェクト713を取得する。サービス代理オ
ブジェクト713のダウンロードは前述の通常のクライ
アントが行う処理と同様に行われる。次のステップS6
2で、通常のクライアントが行うのと同様にサービス代
理オブジェクト713のインターフェースからopen(オ
ープン)操作を呼び出してファイルをオープンする。
【0145】次のステップS63で、サービス代理オブ
ジェクト713のwrite(ライト)操作を呼び出してあ
らかじめ用意したテストデータをファイルに書き込む。
続いて、ステップS64で、サービス代理オブジェクト
713のread(リード)操作を呼び出して前ステップS
63で書き込んだはずのデータを読み出す。さらに、ス
テップS65で、サービス代理オブジェクト713のcl
ose(クローズ) 操作を呼び出してファイルをクローズ
する。
【0146】そして、次のステップS66で、上記ステ
ップS63で書き込んだデータと上記ステップS64で
読み出したデータの間の比較を行い、もしも両データ間
に差異が認められればステップS67に進む。また、上
記各ステップで呼び出した操作の結果がビジーや応答な
しタイムアウト等の非正常値を示していた場合もステッ
プS67に進む。
【0147】一方、ステップS66で、もしもすべてが
正常に完了した場合は本サービス評価処理を終了する。
【0148】ステップS67では、異常が認められた相
手方のサービスの代役として自らが提供するサービスを
クライアントに紹介するようにと、ルックアップサーバ
14のサービス転送指示操作を呼び出し、その後、本サ
ービス評価処理を終了する。
【0149】ルックアップサーバ14においては、上記
のサービス転送指示操作が呼び出されると、図12の管
理テーブル1801の該当するサービスのレコードの代
替設定属性に、指定された転送先サービスの識別情報を
設定する。
【0150】なお、本実施形態では対象とするサービス
をストレージ部5に限定しファイルに対するアクセステ
ストを行うことでエラーの有無を判定したが、より一般
的には、あらゆるサービスが備える「セルフテスト」の
ような操作を実行する操作を呼び出すことでエラーの有
無を判定するように構成してもよい。
【0151】図20のフローチャートは、本発明の第5
の実施形態における、クライアントからサービス代理オ
ブジェクト713のダウンロード要求を受け付けた際
に、ルックアップサーバ14のCPU2501が実行す
る、サービス代理オブジェクト取得要求応答処理の手順
を示す。
【0152】最初のステップS71では、クライアント
によって指定されたサービスに該当するレコードを図1
2の管理テーブル1801から検索する。次のステップ
S72では、検索したレコードに代替設定属性が設定さ
れているか否かを判定する。もしも代替設定がされてい
なければステップS73に進む。一方、代替設定がされ
ていればステップS74に進む。
【0153】ステップS73では、指定されたサービス
のサービス代理オブジェクトをクライアントに送信す
る。ステップS74では、代替設定属性に設定されてい
る識別情報が指し示す代役のサービスのサービス代理オ
ブジェクトをクライアントに送信する。
【0154】以上説明したように、本第5の実施形態に
よれば、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
のそれぞれがペアを構成する相手のサービスを互いに試
用することで、異常を検出した場合には速やかにルック
アップサーバ14に、異常なサービスに対するクライア
ントの要求を正常な側のサービスに転送するように指示
することが可能である。これによって、無効なサービス
がルックアップサーバ14に登録され続ける時間が短く
なり、クライアントが無効なサービスの利用を試みる危
険性を低減することができる。またさらに、無効となっ
たサービスを利用しようとしたクライアントに対して同
等のサービスを提供可能な代替サービスを自動的に供給
することになり、当該サービスの可用性を向上すること
ができる。
【0155】(第6の実施形態)図21のフローチャー
トは、本発明の第6の実施形態における、分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置12の両者のCPU123
がそれぞれ実行する相手方のサービス評価処理の手順を
示す。CPU123はタイマ(図示しない)に基づくタ
イマ処理によって、定期的に本サービス評価処理の手順
を繰り返し、相手方のサービスの品質の評価を行う。
【0156】説明を簡単にするため、本実施形態では分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が提供する
サービスの内、クライアントに一時的な二次記憶の機能
を提供するストレージサービスを扱っている。本フロー
チャートのプロセスは分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12のCPU123の時分割処理によって、上
述の装置本来の作用を果たす処理と並行に実行される。
本フローチャートのプロセスは分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12内部で、一種の擬似的なクライア
ントとして相手方の分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12のサービスを利用するものである。
【0157】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S81で、ルックアップサーバ14から相手方のサービ
ス代理オブジェクト713を取得する。サービス代理オ
ブジェクト713のダウンロードは前述の通常のクライ
アントが行う処理と同様に行われる。次のステップS8
2で、タイマ(図示しない)から現在時刻を取得して以
下の一連の処理の所用時間計測を開始する。次にステッ
プS83で、通常のクライアントが行うのと同様にサー
ビス代理オブジェクト713のインターフェース715
からopen(オープン)操作を呼び出してファイルをオー
プンする。
【0158】次のステップS84で、サービス代理オブ
ジェクト713のwrite(ライト)操作を呼び出してあ
らかじめ用意したテストデータをファイルに書き込む。
続いて、ステップS85で、サービス代理オブジェクト
713のread(リード)操作を呼び出して前ステップS
84で書き込んだはずのデータを読み出す。そして、ス
テップS86で、サービス代理オブジェクト713のcl
ose(クローズ) 操作を呼び出してファイルをクローズ
する。
【0159】次のステップS87で、上記タイマ(図示
しない)から現在時刻を取得し、上記ステップS82で
取得した時刻との差分から一連の処理に要した所用時間
を得る。ステップS88では、その所用時間とあらかじ
め定めた規準時間との間の比較を行い、所定のパフォー
マンスが達成されているか否かを判定する。もしも所定
のパフォーマンスが達成されていれば本サービス評価処
理を終了する。
【0160】一方、もしも所定のパフォーマンスが得ら
れていなければ、次のステップS89に進む。ステップ
S89では、所定のパフォーマンスが達成されていない
相手方のサービスの代役として自らが提供するサービス
をクライアントに紹介するようにと、ルックアップサー
バ14のサービス転送指示操作を呼び出し、その後、本
サービス評価処理を終了する。
【0161】ルックアップサーバ14においては、サー
ビス転送指示操作が呼び出されると、図12の管理テー
ブル1801の該当するサービスのレコードの代替設定
属性に、指定された転送先サービスの識別情報を設定す
る。
【0162】上述の第6の実施形態と同様、本実施形態
のルックアップサーバ14のCPU2501も、クライ
アントからサービス代理オブジェクトのダウンロード要
求を受け付けた際に、図20に示した代理オブジェクト
取得要求応答処理を実行する。
【0163】以上説明したように、本第6の実施形態に
よれば、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
のそれぞれがペアを構成する相手のサービスを互いに試
用することで、相手方のサービスパフォーマンス低下を
検出した場合には速やかにルックアップサーバ14に、
相手方サービスに対するクライアントの要求を自らのサ
ービスに転送するよう指示することが可能である。パフ
ォーマンス低下が相手方サービスの異常を示していた場
合は、これによって、第5実施形態と同様の効果が得ら
れる。また、パフォーマンス低下が負荷の集中による正
常な挙動であった場合には、これによって、高負荷な状
況にある相手先サービスへの要求を自サービスに振り向
けることで、ペアで負荷分散し、非常に単純なロードバ
ランシングが簡単に実現される。なお、後者の場合、相
手方のサービスはやがてリース期間の期限切れよりも前
にルックアップサーバ14への登録更新処理を行い、こ
の時点で代替サービスへの転送設定は解除される。
【0164】なお、最新の応答時間だけでなく、過去数
回の履歴もしくは平均、最良値と最悪値等とを組み合わ
せて、相手方のサービスのパフォーマンスを評価しても
よい。
【0165】(第7の実施形態)図22のフローチャー
トは、本発明の第7の実施形態における、分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置12の両者のCPU123
がそれぞれ実行する相手方のサービス評価処理の手順を
示す。CPU123はタイマ(図示しない)に基づくタ
イマ処理によって、定期的に本サービス評価処理の手順
を繰り返し、相手方のサービスの品質の評価を行う。
【0166】説明を簡単にするため、本実施形態では分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12が提供する
サービスの内、クライアントにプリント機能を提供する
プリントサービスを扱っている。本フローチャートのプ
ロセスは分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
のCPU123の時分割処理によって、上述の装置本来
の作用を果たす処理と並行に実行される。本フローチャ
ートのプロセスは分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12内部で、一種の擬似的なクライアントとして相
手方の分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12の
サービスを利用するものである。
【0167】サービス評価処理を開始すると、ステップ
S91で、ルックアップサーバ14から相手方のサービ
ス代理オブジェクト713を取得する。サービス代理オ
ブジェクト713のダウンロードは前述の通常のクライ
アントが行う処理と同様に行われる。
【0168】次のステップS92で、サービス代理オブ
ジェクト713のインターフェース715から状態取得
操作を呼び出してプリンタの動的な状態情報を取得す
る。続いて、ステップS93で、前ステップS92で得
た状態情報をあらかじめ定められたアルゴリズムにもと
づき評価する。このアルゴリズムは例えば、カラープリ
ンタであるにも関わらずカラーのトナーもしくはインク
が欠乏している場合は大幅減点、あるいは、大判印刷が
可能なプリンタであるにも関わらず大判の用紙が用紙切
れの場合は減点されるような、広義の評価関数で定義さ
れる。
【0169】次のステップS94で、上記ステップS9
3の評価結果(例えば、減点数)とあらかじめ定めた規
準評価値との間の比較を行い、所定の評価が得られてい
るかどうかを判定する。もしも所定の評価が得られてい
れば本サービス評価処理を終了する。
【0170】一方、もしも所定の評価が得られていなけ
れば、ステップS95に進む。ステップS95では、所
定の評価が得られていない相手方のサービスの代役とし
て自らが提供するサービスをクライアントに紹介するよ
うにと、ルックアップサーバ14のサービス転送指示操
作を呼び出し、その後、本サービス評価処理を終了す
る。
【0171】ルックアップサーバ14においては、サー
ビス転送指示操作が呼び出されると、図12の管理テー
ブル1801の該当するサービスのレコードの代替設定
属性に、指定された転送先サービスの識別情報を設定す
る。
【0172】以上説明したように、本第7の実施形態に
よれば、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
のそれぞれがペアを構成する相手のサービスを互いに試
用することで、相手方サービスの実質的な品質が、動的
に変化する状態(特に、装置の消耗品資源の不足等)に
よって落ちていることを検出した場合には速やかにルッ
クアップサーバ14に異常なサービスの登録の削除を申
し出ることが可能である。これによって、無効なサービ
スがルックアップサーバに登録され続ける時間は短くな
り、クライアントが無効なサービスの利用を試みる危険
性を低減することができる。
【0173】(他の実施の形態)なお、本発明は、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェー
ス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複
写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0174】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0175】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0176】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0177】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0178】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分散オブジェクトにもとづくネットワークシステムのデ
ィレクトリサーバにおいて、登録されるサービスの側か
ら与えられた情報だけに依存せず、ディレクトリサーバ
そのものが積極的に登録サービスの試用と評価を行って
得たサービスの推薦の度合いの情報をクライアントに伝
えることができ、これによりクライアントが容易に最適
なサービスを選択可能なディレクトリサーバを提供する
ことができる。
【0179】また、発明によれば、分散オブジェクトに
もとづくネットワークシステムにおいて、登録されるサ
ービスの側から与えられた情報だけに依存せず、グルー
ピングされた装置同士が互いに相手のサービスを試用評
価し続けることによって、比較的早く無申告に消滅した
サービスの登録をディレクトリサーバから自動的に除去
することができる。
【0180】さらに、本発明によれば、同等のサービス
を複数配置したシステムにおいて、ダウンしたサービス
をバックアップする代替サービスの選択を自動的にクラ
イアントから等価な形で行うことができ、これによりク
ライアント側の処理を煩雑にしなくても、冗長構成によ
って向上したサービスの可用性の利益を享受できる分散
オブジェクト環境対応装置を提供できる。
【0181】さらに、本発明によれば、冗長構成による
単純な負荷分散(ロードバランシング)を実現する分散
オブジェクト環境対応装置を提供できる。
【0182】また、本発明によれば、トナー切れや紙切
れといった装置の動的な状態変化に基づき代替サービス
への切り替えを行うことができ、これにより提供サービ
スの実質的な品質の低下に反応した冗長構成を実現する
分散オブジェクト環境対応装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に係るネットワーク構成を
示す模式図である。
【図2】本発明の各実施形態に係る分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の各実施形態に係る分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置のリーダ部及びプリンタ部の構成
を示す断面図である。
【図4】本発明の各実施形態に係る分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置のコア部の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の各実施形態に係る画像入力ジョブと画
像出力ジョブのジョブ制御を説明するブロック図であ
る。
【図6】本発明の各実施形態に係るセッションの構成例
を示す概念図である。
【図7】本発明の各実施形態に係るクライアントコンピ
ュータの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の各実施形態に係るルックアップサーバ
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1〜第4の実施形態に係るサービス
オブジェクトの構成を概念的に示す模式図である。
【図10】本発明の第1〜第3の実施形態に係るルック
アップサーバに周辺機器がサービス代理オブジェクトを
登録する処理の流れを示す模式図である。
【図11】本発明の第1〜第3の実施形態に係るクライ
アントコンピュータがルックアップサーバからサービス
代理オブジェクトを取得する処理の流れを示す模式図で
ある。
【図12】本発明の各実施形態に係るルックアップサー
バ内の管理テーブルの構成を示すメモリマップ図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施形態に係るルックアップ
サーバが実行するサービス評価処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明の第1の実施形態に係るルックアップ
サーバが実行するサービス登録更新処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態に係るルックアップ
サーバが実行するサービス評価処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の第3の実施形態に係るルックアップ
サーバが実行するサービス評価処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図17】本発明の第4〜第7の実施形態に係る対をな
し監視し合う2台の分散オブジェクト環境対応画像入力
装置のソフト構造を示す模式図である。
【図18】本発明の第4の実施形態に係る分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置が実行するサービス評価処
理の手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施形態に係る分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置が実行するサービス評価処
理の手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施形態に係るルックアップ
サーバが実行するサービス代理オブジェクト取得要求応
答処理の手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第6の実施形態に係る分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置が実行するサービス評価処
理の手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第7の実施形態に係る分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置が実行するサービス評価処
理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ストレージ部 6 コンピュータインターフェース部 8 RIP部 9 操作部 10 コア部 11 ネットワーク 12−1 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1 12−2 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置2 13 クライアントコンピュータ 14 ルックアップサーバ 121 データ処理部 123 CPU 124 メモリ 712 クライアントソフトウェア 713 サービス代理オブジェクト 715 インタフェース 722 オブジェクト要求ブローカ 723 サービス実装オブジェクト 725 インタフェース 724 装置制御ソフトウエア 1801 管理テーブル

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置に分散した各種のサービスを
    分散オブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワー
    クシステムの中で、該ネットワークシステムに存在する
    各種サービスの情報を管理テーブルに登録し、クライア
    ントからの問い合わせに応じて該管理テーブルに登録さ
    れている前記サービスの情報を引き出して返答するディ
    レクトリサーバにおいて、 前記管理テーブルに登録されている前記サービスの各々
    について擬似的なクライアントとして利用するための処
    理を実行する擬似クライアント手段と、 前記擬似クライアント手段により利用した前記サービス
    の品質を検出する品質検出手段と、 前記品質検出手段により検出した前記サービスの品質を
    あらかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評
    価手段とを有することを特徴とするディレクトリサー
    バ。
  2. 【請求項2】 前記品質評価手段による評価結果を当該
    サービスの登録属性として前記管理テーブルに記憶し、
    クライアントからの問い合わせに応じて該評価結果を返
    答する評価結果通知手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載のディレクトリサーバ。
  3. 【請求項3】 前記品質評価手段による評価結果が所定
    の規準に満たなければ、当該サービスの登録を前記管理
    テーブルから抹消する登録更新手段を有することを特徴
    とする請求項1または2に記載のディレクトリサーバ。
  4. 【請求項4】 前記品質評価関数は、当該サービスに対
    する任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもとづく
    評価関数であることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のディレクトリサーバ。
  5. 【請求項5】 前記品質評価関数は、当該サービスに対
    する任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻度に
    もとづく評価関数であることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のディレクトリサーバ。
  6. 【請求項6】 前記擬似クライアント手段はストレージ
    サービスを試用してテストデータの書き込み操作と読み
    出し操作を組み合わせたアクセステストを行い、 前記品質検出手段は前記アクセステストの結果の品質を
    検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記ア
    クセステストの結果の品質を評価することを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載のディレクトリサー
    バ。
  7. 【請求項7】 前記擬似クライアント手段はサービスの
    動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の
    結果の品質を検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記動
    的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を評価すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のディ
    レクトリサーバ。
  8. 【請求項8】 前記擬似クライアント手段はプリントサ
    ービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の
    結果得られたその時点で利用可能な色や用紙等のプリン
    タ資源の状態を検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記そ
    の時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ資源の状態に
    関して評価することを特徴とする請求項7に記載のディ
    レクトリサーバ。
  9. 【請求項9】 複数の装置に分散した各種のサービスの
    情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合せ
    に応じて該管理テーブルに登録されている前記サービス
    の情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介し
    て前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オブ
    ジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシステ
    ムの中で、2台以上の装置からなるグループを構成して
    いる分散オブジェクト環境対応装置において、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行する擬似クライアント手段と、 前記擬似クライアント手段を介して利用した前記サービ
    スの品質を検出する品質検出手段と、 前記品質検出手段が検出した前記サービスの品質をあら
    かじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評価手
    段と、 前記品質評価手段の評価結果が所定の規準に満たない場
    合に当該サービスの登録を前記管理テーブルから削除さ
    せることを前記ディレクトリサーバに対して指示するサ
    ービス登録代理削除手段とを有することを特徴とする分
    散オブジェクト環境対応装置。
  10. 【請求項10】 複数の装置に分散した各種のサービス
    の情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合
    せに応じて該管理テーブルに登録されている前記サービ
    スの情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介
    して前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オ
    ブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシス
    テムの中で、同等なサービスを提供する2台以上の装置
    からなるグループを構成している分散オブジェクト環境
    対応装置において、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行する擬似クライアント手段と、 前記擬似クライアント手段を介して利用した前記サービ
    スの品質を検出する品質検出手段と、 前記品質検出手段が検出した前記サービスの品質をあら
    かじめ定めた品質評価関数によって評価する品質評価手
    段と、 前記品質評価手段の評価結果が所定の規準に満たない場
    合に、当該サービスに対する処理を自らが提供するサー
    ビスに対する処理に変換することを前記ディレクトリサ
    ーバに対して指示する代替サービス登録要求手段とを有
    することを特徴とする分散オブジェクト環境対応装置。
  11. 【請求項11】 前記品質評価関数は、当該サービスの
    任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもとづく評価
    関数であることを特徴とする請求項9または10に記載
    の分散オブジェクト環境対応装置。
  12. 【請求項12】 前記品質評価関数は、当該サービスの
    任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻度にもと
    づく評価関数であることを特徴とする請求項9または1
    0に記載の分散オブジェクト環境対応装置。
  13. 【請求項13】 前記擬似クライアント手段はストレー
    ジサービスを試用してテストデータの書き込み操作と読
    み出し操作を組み合わせたアクセステストを行い、 前記品質検出手段は前記アクセステストの結果の品質を
    検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記ア
    クセステストの結果の品質を評価することを特徴とする
    請求項9または10に記載の分散オブジェクト環境対応
    装置。
  14. 【請求項14】 前記擬似クライアント手段はサービス
    の動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の
    結果の品質を検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記動
    的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を評価する請求
    項9または10に記載の分散オブジェクト対応環境装
    置。
  15. 【請求項15】 前記擬似クライアント手段はプリント
    サービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出手段は前記動的な状態の問い合わせ操作の
    結果得られたその時点で利用可能な色や用紙等のプリン
    タ資源の状態を検出し、 前記品質評価手段は前記品質検出手段が検出した前記そ
    の時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ資源の状態に
    関して評価することを特徴とする請求項14に記載の分
    散オブジェクト環境対応装置。
  16. 【請求項16】 複数の装置に分散した各種のサービス
    を分散オブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワ
    ークシステムの中で、該ネットワークシステムに存在す
    る各種サービスの情報を管理テーブルに登録し、クライ
    アントからの問い合わせに応じて該管理テーブルに登録
    されている前記サービスの情報を引き出して返答するデ
    ィレクトリサーバの制御方法において、 前記管理テーブルに登録されている前記サービスの各々
    について擬似的なクライアントとして利用するための処
    理を実行する擬似クライアントステップと、 前記擬似クライアントステップにて利用した前記サービ
    スの品質を検出する品質検出ステップと、 前記品質検出ステップにて検出した前記サービスの品質
    をあらかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質
    評価ステップとを有することを特徴とするディレクトリ
    サーバの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記品質評価ステップにて得られた評
    価結果を当該サービスの登録属性として前記管理テーブ
    ルに記憶し、クライアントからの問い合わせに応じて該
    評価結果を返答する評価結果通知ステップを含むことを
    特徴とする請求項16に記載のディレクトリサーバの制
    御方法。
  18. 【請求項18】 前記品質評価ステップにて得られた評
    価結果が所定の規準に満たなければ、当該サービスの登
    録を前記管理テーブルから抹消する登録更新ステップを
    含むことを特徴とする請求項16または17に記載のデ
    ィレクトリサーバの制御方法。
  19. 【請求項19】 前記品質評価関数は、当該サービスに
    対する任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもとづ
    く評価関数であることを特徴とする請求項16ないし1
    8のいずれかに記載のディレクトリサーバの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記品質評価関数は、当該サービスに
    対する任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻度
    にもとづく評価関数であることを特徴とする請求項16
    ないし18のいずれかに記載のディレクトリサーバの制
    御方法。
  21. 【請求項21】 前記擬似クライアントステップではス
    トレージサービスを試用してテストデータの書き込み操
    作と読み出し操作を組み合わせたアクセステストを行
    い、 前記品質検出ステップでは前記アクセステストの結果の
    品質を検出し、 前記品質評価ステップでは前記品質検出ステップにて検
    出した前記アクセステストの結果の品質を評価すること
    を特徴とする請求項16ないし20いずれかに記載のデ
    ィレクトリサーバの制御方法。
  22. 【請求項22】 前記擬似クライアントステップではサ
    ービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出ステップではは前記動的な状態の問い合わ
    せ操作の結果の品質を検出し、 前記品質評価ステップでは前記品質検出ステップにて検
    出した前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を
    評価することを特徴とする請求項16ないし20のいず
    れかに記載のディレクトリサーバの制御方法。
  23. 【請求項23】 前記擬似クライアントステップではプ
    リントサービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出ステップでは前記動的な状態の問い合わせ
    操作の結果得られたその時点で利用可能な色や用紙等の
    プリンタ資源の状態を検出し、 前記品質評価手段では前記品質検出ステップにて検出し
    た前記その時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ資源
    の状態に関して評価することを特徴とする請求項22に
    記載のディレクトリサーバの制御方法。
  24. 【請求項24】 複数の装置に分散した各種のサービス
    の情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合
    せに応じて該管理テーブルに登録されている前記サービ
    スの情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介
    して前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オ
    ブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシス
    テムの中で、2台以上の装置からなるグループを構成し
    ている分散オブジェクト環境対応装置の制御方法におい
    て、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行する擬似クライアントステップと、 前記擬似クライアントステップにて利用した前記サービ
    スの品質を検出する品質検出ステップと、 前記品質検出ステップにて検出した前記サービスの品質
    をあらかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質
    評価ステップと、 前記品質評価手段の評価結果が所定の規準に満たない場
    合に当該サービスの登録を前記管理テーブルから削除さ
    せることを前記ディレクトリサーバに対して指示するサ
    ービス登録代理削除ステップとを有することを特徴とす
    る分散オブジェクト環境対応装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 複数の装置に分散した各種のサービス
    の情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合
    せに応じて該管理テーブルに登録されている前記サービ
    スの情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介
    して前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オ
    ブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシス
    テムの中で、同等なサービスを提供する2台以上の装置
    からなるグループを構成している分散オブジェクト環境
    対応装置の制御方法において、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行する擬似クライアントステップと、 前記擬似クライアントステップにて利用した前記サービ
    スの品質を検出する品質検出ステップと、 前記品質検出ステップにて検出した前記サービスの品質
    をあらかじめ定めた品質評価関数によって評価する品質
    評価ステップと、 前記品質評価ステップで得られた評価結果が所定の規準
    に満たない場合に、当該サービスに対する処理を自らが
    提供するサービスに対する処理に変換することを前記デ
    ィレクトリサーバに対して指示する代替サービス登録要
    求ステップとを有することを特徴とする分散オブジェク
    ト環境対応装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記品質評価関数は、当該サービスの
    任意の操作の呼び出しに要する所要時間にもとづく評価
    関数であることを特徴とする請求項24または25に記
    載の分散オブジェクト環境対応装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記品質評価関数は、当該サービスの
    任意の操作の呼び出しにより生じたエラーの頻度にもと
    づく評価関数であることを特徴とする請求項24または
    25に記載の分散オブジェクト環境対応装置の制御方
    法。
  28. 【請求項28】 前記擬似クライアントステップではス
    トレージサービスを試用してテストデータの書き込み操
    作と読み出し操作を組み合わせたアクセステストを行
    い、 前記品質検出ステップでは前記アクセステストの結果の
    品質を検出し、 前記品質評価ステップでは前記品質検出ステップにて検
    出した前記アクセステストの結果の品質を評価すること
    を特徴とする請求項24または25に記載の分散オブジ
    ェクト環境対応装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 前記擬似クライアントステップではサ
    ービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出ステップでは前記動的な状態の問い合わせ
    操作の結果の品質を検出し、 前記品質評価ステップでは前記品質検出ステップにて検
    出した前記動的な状態の問い合わせ操作の結果の品質を
    評価する請求項24または25に記載の分散オブジェク
    ト対応環境装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 前記擬似クライアントステップではプ
    リントサービスの動的な状態の問い合わせ操作を行い、 前記品質検出ステップでは前記動的な状態の問い合わせ
    操作の結果得られたその時点で利用可能な色や用紙等の
    プリンタ資源の状態を検出し、 前記品質評価ステップでは前記品質検出ステップにて検
    出した前記その時点で利用可能な色や用紙等のプリンタ
    資源の状態に関して評価することを特徴とする請求項2
    9に記載の分散オブジェクト環境対応装置の制御方法。
  31. 【請求項31】 複数の装置に分散した各種のサービス
    を分散オブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワ
    ークシステムの中で、該ネットワークシステムに存在す
    る各種サービスの情報を管理テーブルに登録し、クライ
    アントからの問い合わせに応じて該管理テーブルに登録
    されている前記サービスの情報を引き出して返答するデ
    ィレクトリサーバをコンピュータにより制御するための
    制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御プ
    ログラムはコンピュータに対し、 前記管理テーブルに登録されている前記サービスの各々
    について擬似的なクライアントとして利用するための処
    理を実行させ、 利用した前記サービスの品質を検出させ、 検出した前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評
    価関数によって評価させることを特徴とするディレクト
    リサーバの制御プログラムを記録した記録媒体。
  32. 【請求項32】 複数の装置に分散した各種のサービス
    の情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合
    せに応じて該管理テーブルに登録されている前記サービ
    スの情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介
    して前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オ
    ブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシス
    テムの中で、2台以上の装置からなるグループを構成し
    ている分散オブジェクト環境対応装置をコンピュータに
    より制御するための制御プログラムを記録した記録媒体
    であって、該制御プログラムはコンピュータに対し、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行させ、 利用した前記サービスの品質を検出させ、 検出した前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評
    価関数によって評価させ、 前記評価結果が所定の規準に満たない場合に当該サービ
    スの登録を前記管理テーブルから削除させることを前記
    ディレクトリサーバに対して指示させることを特徴とす
    る分散オブジェクト環境対応装置の制御プログラムを記
    録した記録媒体。
  33. 【請求項33】 複数の装置に分散した各種のサービス
    の情報を管理テーブルに登録しクライアントからの問合
    せに応じて該管理テーブルに登録されている前記サービ
    スの情報を引き出して返答するディレクトリサーバを介
    して前記複数の装置に分散した各種のサービスを分散オ
    ブジェクト技術を用いて組み合わせるネットワークシス
    テムの中で、同等なサービスを提供する2台以上の装置
    からなるグループを構成している分散オブジェクト環境
    対応装置をコンピュータにより制御するための制御プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラム
    はコンピュータに対し、 前記グループを構成する他のメンバのサービスの各々に
    ついて擬似的なクライアントとして利用するための処理
    を実行させ、 利用した前記サービスの品質を検出させ、 検出した前記サービスの品質をあらかじめ定めた品質評
    価関数によって評価させ、 前記評価結果が所定の規準に満たない場合に、当該サー
    ビスに対する処理を自らが提供するサービスに対する処
    理に変換することを前記ディレクトリサーバに対して指
    示させることを特徴とする分散オブジェクト環境対応装
    置の制御プログラムを記録した記録媒体。
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