JP3723296B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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    • G06F2213/0038System on Chip

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に係わり、特に、マルチメディアサービスを提供するサービスプロバイダー(サービス提供者)を選択させるためのサービス選択メニューをユーザ端末に表示してサービスプロバイダー選択のナビゲーションを行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多様なマルチメディアサービス(ビデオオンデマンドVOD、オンラインショッピング等におけるマルチメディアサービス)を提供する複数のサービスプロバイダーのうち、ユーザが希望するマルチメディアサービスを提供するサービスプロバイダーにユーザ端末を接続し、サービスプロバイダーからユーザ端末にマルチメディアサービスを提供する広帯域ISDN(Broadband-ISDN)網を利用したネットワークシステムがある。
かかるネットワークシステムにおいて、サービスプロバイダーにより提供されるマルチメディアサービスを効率的にユーザ端末に利用させるためにはナビゲーション機能が必要不可欠である。しかし、従来のナビゲーションサーバは、ユーザ端末と該ユーザ端末から指定されたサービスを提供するサービスプロバイダー間を単に接続するだけのものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、ユーザはサービスプロバイダーに接続されるまでは、指定したサービスがユーザ端末に適したものであるか判断できず、結果としてネットワーク資源の不足(帯域不足)やデータストリームのデコード方法の不一致等によりコネクションが切断されてしまう場合があった。また、たとえユーザ端末とサービスプロバイダー間のパスが無事設定されても、ユーザ装置側の転送速度が十分に確保できないために、サービスが実用に耐えない場合や予期せぬ大量のデータの転送により、回線が長時間保留されてしまうなどの問題も発生する。さらに人気のあるサービスプロバイダーへの過度のアクセスのためなかなか希望するサービスプロバイダーへアクセスできないという問題もある。
【0004】
以上から、ユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続する機能と回線のトラヒック管理機能を備えたネットワーク管理装置と、サービスプロバイダー選択の案内(ナビゲーション)制御を行うナビゲーションサーバとを連携させることにより、より高機能なサービス提供支援機能を有する広帯域ISDNを利用したネットワークシステムが求められている。特に、サービス提供に割り当てるネットワーク資源の帯域により通信品質が異なる広帯域ISDNでは、単純にサービスプロバイダーへのナビゲーションを行うだけでは不十分であり、ユーザ端末とサービスプロバイダーの種別やサービス提供に必要となるネットワーク資源(帯域)の割当なども考慮した高機能なナビゲーション機能が求められている。
【0005】
以上から、本発明の第1の目的は、ネットワークの接続とトラヒックの管理を行うネットワーク管理装置とナビゲーションサーバを連携させて高度なナビゲーションメニュー(サービス選択メニュー)をユーザに提供することである。
本発明の第2の目的は、回線の使用状況(高/中/低のトラヒック状況)を動的に反映されたサービス選択メニューをユーザに提供し、トラヒックが集中している(サービス提供品質の劣化が予想される)サービスプロバイダーの選択を回避させ、これによりトラヒックの分散化を図ることである。
本発明の第3の目的は、サービスプロバイダーを収容する回線においてトラヒック集中(輻輳)が断続的に続く場合、サービスプロバイダーへのアクセス規制を行えるようにして該サービスプロバイダーの提供するサービス品質を確保することである。
【0006】
本発明の第4の目的は、サービスプロバイダーを収容する回線が輻輳している場合、該サービスプロバイダーと同一機能をもつ他の余力のあるサービスプロバイダーへサービス要求を迂回できるようにすることである。
本発明の第5の目的は、未契約により接続不可能なサービスプロバイダー、あるいはユーザの意志(嗜好)により予め接続規制されたサービスプロバイダー、あるいはユーザ端末の性能により接続不可能なサービスプロバイダーが存在する場合には、これらサービスプロバイダーを含まないサービス選択メニューをユーザに提供し、ユーザが効率的にサービスプロバイダーを選べるようにすることである。
本発明の第6の目的は、接続不可能なサービスプロバイダーが選択された時、接続不可能な理由を表示することである。
本発明の第7の目的は、ユーザが指示したサービスプロバイダーの情報を表示し、これによりユーザがサービスプロバイダーを選ぶ時の参考にできるようにすることである。
【0007】
本発明の第8の目的は、サービスプロバイダーが提供するするサービスを複数の品質レベルに分類し、各サービスプロバイダーの各品質レベル毎に接続可否の判定を行い、該判定結果を反映させたサービス選択メニューを作成してユーザに提供し、ユーザが所定の品質のサービスを受けれるようにすることである。
本発明の第9の目的は、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域が少ない理由で接続できないサービスプロバイダーに対して予約を行えるようにし、利用可能帯域不足が解消した時、予約したユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続してサービスプロバイダーからサービス提供を受けれるようにすることである。
本発明の第10の目的は、サービスプロバイダーが提供するするサービスを複数の品質レベルに分類し、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域が少ない理由で接続できないサービスプロバイダーに対して所定の品質レベルで予約を行い、利用可能帯域不足が解消した時、予約したユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続してサービスプロバイダーから予約した品質レベルでサービス提供を受けれるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1、第2の目的は、本発明によれば、(1)サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況をネットワーク管理装置から取得するトラヒック取得手段と、(2) 前記サービスプロバイダー収容回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域とサービス提供に必要となる帯域を考慮して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、各サービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、(3)ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、所定のサービスプロバイダーが選択された場合、該ユーザ端末と選択されたサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求するサービス実行手段と、(4)サービスプロバイダーに関する情報を格納するサービスプロバイダーデータベースを備えたナビゲーション装置により達成される。
【0009】
上記第1、第3の目的は、本発明によれば、▲1▼サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況をネットワーク管理装置から取得するトラヒック取得手段と、▲2▼トラヒック取得手段により取得された回線使用状況を格納するトラヒック格納バッファと、▲3▼サービスプロバイダーに関する情報を格納するサービスプロバイダーデータベースと、▲4▼各サービスプロバイダーを収容する回線の輻輳状態を記憶する輻輳管理データテーブルと、▲5▼サービスプロバイダー収容回線の輻輳状態に基づいてサービス規制中であるか否かを示すデータをサービスプロバイダーに対応させて記憶するメニューバッファと、▲6▼トラヒック格納バッファに記憶された各サービスプロバイダーの回線使用状況である回線使用帯域とサービスプロバイダーデータベースに予め格納されている各サービスプロバイダーの規制帯域を比較し、回線使用帯域が規制帯域以上であれば前記輻輳管理データテーブルの該当サービスプロバイダーに対応させて「輻輳中」を示すデータ設定すると共に、メニューバッファの該当サービスプロバイダーに対応させて「サービス規制中」を示すデータ設定し、かつ、サービスプロバイダー毎にサービス規制中であるか否かが識別表示できるようにサービス選択メニューを作成するメニュー最適化手段と、▲7▼ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された場合、メニューバッファを参照し、該サービスプロバイダーがサービス規制中であれば、その選択を無効とし、サービス規制中でなければ該ユーザ端末と選択されたサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求するサービス実行手段を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0010】
上記第4の目的は、本発明によれば、▲1▼トラヒック格納バッファに記憶された各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域とサービスプロバイダーデータベースに予め格納されている各サービスプロバイダーの規制帯域を比較し、回線使用帯域が規制帯域以上であれば、サービスプロバイダーデータベースにおいて該サービスプロバイダーに対応させて「迂回」が設定されているかチェックし、「迂回」が設定されていれば、輻輳管理データテーブルの該当サービスプロバイダーに対応させて「輻輳中」を示すデータを設定せず、メニューバッファの該当サービスプロバイダーに対応させて「迂回」を示すデータ設定するメニュー最適化手段と、▲2▼ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された場合、メニューバッファを参照し、該サービスプロバイダーに対応させて「迂回」を示すデータが設定されていれば、サービスプロバイダーデータベースにおいて該サービスプロバイダーに対応させて予め記憶されている迂回先のサービスプロバイダーを求め、該ユーザ端末と迂回先のサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求するサービス実行手段を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0011】
上記第5の目的は、本発明によれば、▲1▼サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、▲2▼トラヒック取得手段により取得された回線使用状況を格納するトラヒック格納バッファと、▲3▼ユーザ端末が各サービスプロバイダーにアクセス可能であるか否かを示すアクセス情報を該ユーザ端末に対応させて記憶するユーザ情報データベースと、▲4▼メニューバッファと、▲5▼ナビゲーション装置にユーザ端末が接続された時、前記ユーザ情報データベースに記憶されているアクセス情報を参照して、該ユーザ端末がアクセス可能なサービスプロバイダーを取得し、アクセス可能なサービスプロバイダーについては、トラヒック格納バッファに記憶されている該サービスプロバイダー収容回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域とサービス提供に必要となる帯域を考慮して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、各サービスプロバイダーへの接続可否をメニューバッファに記憶すると共に、各サービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、▲6▼ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された場合、メニューバッファを参照して該サービスプロバイダーへの接続が可能か判断し、接続可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求するサービス実行手段を備えたナビゲーション装置により達成される。尚、アクセス情報は、サービスプロバイダーとの契約により該サービスプロバイダーが提供するサービスを享受できるか否かを示す加入情報及びユーザの意志によりサービスプロバイダーに対するアクセスを規制するか否を示すアクセス規制情報である。
【0012】
上記第5の目的は、また、本発明によれば、ユーザ情報データベースにデコード方式等のユーザ端末の性能を記憶し、サービスプロバイダーデータベースにエンコード方式等のサービスプロバイダーの性能を記憶し、ナビゲーション装置にユーザ端末が接続された時、ユーザ端末の性能とサービスプロバイダーの性能を比較して該サービスプロバイダーへのアクセスが可能か否かを判定し、判定結果を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化部を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0013】
上記第6の目的は本発明によれば、サービスプロバイダー選択不可能の理由に応じた理由コードと該理由を示すメッセージとの対応を記憶する理由テキストテーブルと、ユーザ端末のサービスプロバイダーへの接続が不可能な場合、不可能な理由に応じた理由コードをユーザ端末に対応してメニューバッファに記憶すると共に、サービスプロバイダーの選択可否が識別可能となるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化部と、ユーザ端末において選択不可能なサービスプロバイダーが選択された時、メニューバッファに記憶されている理由コードを参照して選択不可能な理由をユーザ端末に表示するサービス実行部を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0014】
上記第7の目的は本発明によれば、サービスプロバイダーの表示情報を格納するサービスプロバイダーデータベースをナビゲーション装置に設け、ユーザ端末においてサービスプロバイダーが選択された時、該サービスプロバイダーの表示情報をユーザ端末に表示することにより達成される。
上記第8の目的は本発明によれば、アクセス可能なサービスプロバイダーについて、該サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域と各品質レベルのサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、判定結果をメニューバッファに記憶すると共に、該判定結果を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、ユーザ端末においてサービスプロバイダー及び品質レベルが選択された場合、メニューバッファを参照して該サービスプロバイダーへの該品質レベルでのサービス提供が可能か判断し、可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求するサービス実行手段を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0015】
上記第9の目的は本発明によれば、▲1▼サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、▲2▼サービスプロバイダー収容回線の使用状況を参照して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、接続不可能なサービスプロバイダーを識別可能となるように、かつ、該接続不可能なサービスプロバイダーからのサービス提供を予約できるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、▲3▼ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行手段と、▲4▼ユーザ端末により予約されたサービスプロバイダーを特定する情報を格納する予約管理テーブルと、▲5▼サービス提供を予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーの対応情報を格納する予約登録バッファと、▲6▼予約テーブルと予約登録バッファにそれぞれ前記各情報を設定する予約登録手段と、▲7▼予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダー間のパス設定制御を行う予約実行手段を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0016】
上記第10の目的は本発明によれば、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域と各品質レベルのサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、利用可能帯域の不足により所定品質レベルについて接続できないサービスプロバイダーが存在する場合には、該品質レベル及びサービスプロバイダーを識別可能に、かつ、予約できるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化部を備えたナビゲーション装置により達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
(A)本発明の概略
(a)サービス提供システムの概略構成
図1はサービス提供システムの概略構成図であり、11a〜11nはサービス提供を受けるユーザ端末、21a〜21mはマルチメディアサービスを提供するサービスプロバイダー(サービス提供者)、31はネットワーク管理装置、41はナビゲーションサーバであり、ユーザ端末にサービス選択メニューを表示してサービスプロバイダーへのナビゲーションを行うと共に、ユーザ端末で選択したサービスプロバイダーとユーザ端末間のパス設定をパス設定部に要求するもの、61は複数のサービスプロバイダー、複数のユーザ端末、ナビゲーションサーバを収容し、ユーザ端末からの接続要求によりユーザ端末とナビゲーションサーバ間のパス接続を行うと共に、所定のユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス接続を行うATM交換機(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード交換機)である。
【0018】
ネットワーク管理装置31において、32はサービスプロバイダーを収容する各回線の使用状況(使用帯域)を管理するトラヒック管理部、33はナビゲーションサーバ41からのパス設定要求によりATM交換機61により所定のユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス接続を行わせるパス設定部である。
ナビゲーションサーバ41において、42はサービスプロバイダー収容回線の使用状況を取得するトラヒック抽出部、44はサービスプロバイダー収容回線の使用状況やサービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化部、45はユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行部である。
【0019】
(b)本発明の第1の概略説明
図2は本発明の第1の概略説明図であり、11aはユーザ端末、32はトラヒック管理部、33はパス設定部、41はナビゲーションサーバであり、ユーザ端末11aとナビゲーションサーバ41間は図示しないATM交換機を介して通信が行われる。
ナビゲーションサーバ41において、42はトラヒック取得部、43はトラヒック格納バッファ、44はメニュー最適化部、45はサービス実行部、46はサービスプロバイダーデータベース、47はメニューバッファである。
トラヒック取得部42はサービスプロバイダーデータベース46に登録されている全サービスプロバイダーを認識し、各サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況(トラヒック)をネットワーク管理装置のトラヒック管理部32に問い合わせる。トラヒック管理部32はユーザ端末やサービスプロバイダーを収容する各回線の使用状況(回線の使用帯域)を動的に記録しており、要求されたサービスプロバイダー収容回線の使用帯域をトラヒック取得部42に通知する。トラヒック取得部42は通知された各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域をトラヒック格納バッファ43に格納する。
【0020】
メニュー最適化部44は、各サービスプロバイダーに対応させてサービスプロバイダーデータベース46に登録されている物理帯域F1とトラヒック格納バッファ43に記憶された回線の使用帯域F2とから、各サービスプロバイダー収容回線の使用可能帯域(=F1−F2)を算出し、該使用可能帯域、ユーザ端末の最大使用可能帯域、サービス提供に必要な帯域等を考慮して、接続可否を判定し、判定結果をメニューバッファ47に格納する。又、メニュー最適化部44は接続可の場合には使用帯域に基づいてトラヒック状況を分類し(高トラヒック状況/中トラヒック状況/低トラヒック状況)、該トラヒック状況を反映したサービス選択メニューPSMを作成し、ユーザ端末11aに送出してディスプレイ画面に表示する。
【0021】
サービス実行部45はユーザ端末11aにおいてユーザが選択したサービスプロバイダーに対応させてメニューバッファ47に設定されている情報を参照して、接続可か判定する。接続可であればサービスプロバイダーデータベース46よりパス設定に必要なパラメータ(電話番号等)を取得し、パス設定部33にパス設定要求を行う。パス設定部33の収容位置はネットワーク管理装置内でもサービスプロバイダー内でもよい。ただし、ネットワーク管理装置以外の場合はネットワーク管理装置にパス設定情報を通知する必要がある。
以上により、ユーザはトラヒック状況(高トラヒック状況/中トラヒック状況/低トラヒック状況)が動的に反映されたメニューを見ることができ、トラヒックが集中している(サービス提供品質の劣化が予想される)サービス提供の選択を回避することが可能となる。また、これによりトラヒックの分散化を図ることができるというメリットが受けられる。
【0022】
(c)本発明の第2の概略説明
(c-1) 輻輳による接続規制
図3は本発明の第2の概略説明図であり、図2と同一部分には同一符号を付している。図2と異なる点は各サービスプロバイダーの輻輳状態を記憶する輻輳管理データテーブル48が設けられている点である。
メニュー最適化部44は、各々のサービスプロバイダーにつき輻輳管理データテーブル48をチェックする。(1) 規制中(輻輳中)でなければ、トラヒック格納バッファ43より該サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域F2を取得し、該使用帯域F2とサービスプロバイダーデータベース46に登録されている輻輳とみなす規制帯域Fcとの大小比較を行い、使用帯域が規制帯域以上であれば輻輳管理データテーブル48の該当サービスプロバイダー位置に規制フラグを設定するとともにメニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置に接続規制を示す規制コードを設定する。(2) 一方、既に規制中であれば、トラヒック格納バッファ43より該サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域F2を取得し、該使用帯域とサービスプロバイダーデータベース46に登録されている解除帯域との大小比較を行い、使用帯域がが解除帯域Fc′以下であれば輻輳管理データテーブル48の該当サービスプロバイダー位置の規制フラグを解除する。
【0023】
又、メニュー最適化部44はメニューバッファ47において規制コードが設定されたサービスプロバイダーがサービス規制中(接続不可)であることを認識可能にサービス選択メニューPSMを作成し、ユーザ端末11aに表示する。
サービス実行部45は、ユーザ端末においてユーザによりサービスプロバイダーが選択されると、メニューバッファ47を参照し、該選択されたサービスプロバイダーに対応して規制コードが設定されていれば、ユーザによるサービスプロバイダーの選択を無視する。これによりトラヒック集中(輻輳)が断続的に続くサービスプロバイダーへのアクセス規制を行うことでサービス品質の確保が可能となる。すなわち、アクセス規制をせずにユーザの接続要求を受け入れた場合に多数のユーザが低品質サービスしか受けられないという問題を回避できる。
【0024】
(c-2) 迂回接続
以上では、輻輳によりサービス規制中のサービスプロバイダーへの接続要求を拒否する場合であるが、同一サービスを提供するサービスプロバイダーに迂回接続するように構成することもできる。
メニュー最適化部44は、使用帯域が規制帯域以上であれば、サービスプロバイダーデータベース46に登録されている迂回指示欄を参照し、迂回が指示されていれば、輻輳管理データテーブル48にアクセス規制フラグを設定せず、メニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置に迂回指示コードを設定する。サービス実行部45は、ユーザ端末においてユーザにより所定のサービスプロバイダーが選択されると、メニューバッファ47を参照し、該サービスプロバイダーに迂回指示コードが設定されているかチェックする。迂回指示コードが設定されていれば、サービス実行部45はサービスプロバイダーデータベース46より迂回先のサービスプロバイダーを求め、パス設定部33にユーザ端末と該迂回先サービスプロバイダー間のパス設定要求を行う。
以上により、接続要求されたサービスプロバイダーを収容する回線が輻輳している場合であっても同一機能をもつ他の余力のあるサービスプロバイダーへ迂回させることができ、接続拒否されるユーザ数を減少でき、しかも、サービスプロバイダー間のタイアップやグループ化が可能となる。
【0025】
(d)本発明の第3の概略説明
図4は本発明の第3の概略説明図であり、図2と同一部分には同一符号を付している。図2と異なる点は、ユーザ情報データベース(ユーザ端末データベース)49を設け、該データベースにユーザ端末が各サービスプロバイダーにアクセス可能であるか否かを示すアクセス情報をユーザ端末に対応させて記憶する点である。アクセス情報としては、▲1▼サービスプロバイダーとの契約により該サービスプロバイダーが提供するサービスを享受できるか否かを示す加入情報、▲2▼ユーザの意志により設定され、特定のサービスプロバイダーに対するアクセスを規制するか否を示すアクセス規制情報などがある。
【0026】
メニュー最適化部44は、ナビゲーションサーバ41にユーザ端末11aが接続されると、該ユーザ端末11aに対応させてユーザ情報データベース49に記憶されている各サービスプロバイダーのアクセス情報を参照し、ユーザ端末11aがアクセス可能なサービスプロバイダーを求め、アクセス可否をメニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置に記憶する。ついで、メニュー最適化部44は、トラヒック格納バッファ43よりアクセス可能なサービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を求め、該使用帯域より回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末の最大使用可能帯域とサービス提供に必要となる帯域を考慮して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定する。そして、判定結果をメニューバッファ47に記憶すると共に、メニューバッファの記憶内容(接続可否)を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末11aに表示する。サービス実行手段45は、ユーザ端末11aにおいて所定のサービスプロバイダーが選択されると、メニューバッファ47を参照して該サービスプロバイダーへの接続が可能か判断し、接続不可能な場合にはサービスプロバイダーの選択を無効にし、接続可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部33に要求する。
【0027】
以上では、ユーザ端末やサービスプロバイダー装置の性能を考慮しなかったが、これらを考慮するようにもできる。かかる場合には、ユーザ情報データベース49に各ユーザ端末のデコード方式等の性能を記憶し、サービスプロバイダーデータベース46に各サービスプロバイダーのエンコード方式等の性能を記憶しておく。アクセス情報に基づいてユーザ端末がアクセス可能なサービスプロバイダーが判明すれば、メニュー最適化部44はユーザ端末の性能とサービスプロバイダーの性能を比較して該サービスプロバイダーへのアクセスが可能か否かを判定し、判定結果をメニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置に記憶する。以後、上記制御を行う。
以上により、サービス選択メニューがユーザの嗜好やユーザ端末の性能に適したものに最適化されるため(アクセス可能なサービスプロバイダーのみ表示)、ユーザにとって効率的にサービスプロバイダーが選べ、ネットワーク資源の無効保留の回避、ユーザのアクセス料金の軽減効果を受けることができる。
【0028】
(e)本発明の第4の概略説明
図5は本発明の第4の概略説明図であり、図4と同一部分には同一符号を付している。図4と異なる点は、サービスプロバイダー選択不可能の理由に応じた理由コードと該理由を示すメッセージとの対応を記憶する理由テキストテーブル50を設けた点である。
【0029】
メニュー最適化部44は、ユーザ端末のサービスプロバイダーへの接続が不可能な場合、不可能な理由に応じた理由コードをユーザ端末に対応してメニューバッファ47に記憶すると共に、サービスプロバイダーの選択可否が識別可能となるようにサービス選択メニューPSMを作成してユーザ端末11aに表示する。ユーザ端末11aにおいて所定のサービスプロバイダーが選択されると、サービス実行部45は、サービスプロバイダーデータベース46より該サービスプロバイダーの表示情報を抽出してサービス選択メニューの情報表示域に表示する。又、選択されたサービスプロバイダーについてメニューバッファ47に接続不可の理由コードが設定されていれば、該理由コードに応じたメッセージを理由テキストテーブル50より求め、接続不可の理由をサービス選択メニューの情報表示域に表示する。以上により、ユーザはサービス選択メニュー上でサービスプロバイダーの情報を見ることができ、サービスプロバイダーを選ぶ時の参考にできる。また接続できないサービスプロバイダーについてはその理由が表示されるので、該理由をもとにユーザが環境改善もしくはアクセス対象から外すことができる。
【0030】
(f)本発明の第5の概略説明
図6は本発明の第5の概略説明図であり、図4と同一部分には同一符号を付している。
メニュー最適化部44は、アクセス可能なサービスプロバイダーについて、該サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域とユーザ端末の最大使用可能帯域と各品質レベル(高/中/低品質レベル)のサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、判定結果をメニューバッファ47に記憶すると共に、該判定結果を反映したサービス選択メニューPSMを作成してユーザ端末11aに表示する。サービス実行部45は、ユーザ端末11aにおいてサービスプロバイダー及び品質レベルが選択された場合、メニューバッファを参照して該サービスプロバイダーへの該品質レベルでのサービス提供が可能か判断し、不可能な場合にはサービスプロバイダーの選択を無効とし、可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部33に要求する。これによりサービス提供の品質レベルを指定できることにより、ユーザは所望の品質のサービスを受ける事ができるようになる。又、ユーザは高品質、中品質、低品質など抽象的な指定をするだけで細かなパラメータを指定する必要が無い。
【0031】
(g)本発明の第6の概略説明
図7は本発明の第6の概略説明図であり、図4と同一部分には同一符号を付している。図中、51はサービス提供の予約がされたサービスプロバイダーを特定する情報(予約フラグ)を格納する予約管理テーブル、52はサービス提供を予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーの対応情報を格納する予約登録バッファ、53は予約テーブルと予約登録バッファにそれぞれ前記各情報を設定する予約登録部、54は予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダー間のパス設定制御を行う予約実行部である。
【0032】
メニュー最適化部44は、ナビゲーションサーバ41にユーザ端末11aが接続されると、サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末の最大使用可能帯域とサービス提供に必要となる帯域とに基づいて、該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、利用可能帯域の不足により接続できないサービスプロバイダーが存在する場合には該サービスプロバイダーを識別可能となるように、かつ、該サービスプロバイダーからのサービス提供を予約できるようにサービス選択メニューPSNを作成してユーザ端末11aのディスプレイ画面にに表示する。サービス実行部45はユーザ端末11aにおいて接続可能なサービスプロバイダーが選択された場合には、パス設定部33に該ユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス設定を要求し、接続不可能なサービスプロバイダーの予約が入力された場合には、予約登録部53を起動する。
【0033】
予約登録部53は、予約したユーザ端末と予約されたサービスサービスプロバイダーの対応情報を予約登録バッファ52に設定するとともに、予約管理テーブル51における該当サービスプロバイダーの位置に予約フラグを設定する。以上により、利用可能帯域不足により接続不可能になっているサービスプロバイダーに対するサービス提供の予約が完了する。
メニュー最適化部44は、他のユーザ端末がナビゲーションサーバに接続されて起動されるたびに、予約管理テーブル51を参照して予約対象となっているサービスプロバイダーを求め、該予約対象となっているサービスプロバイダーの利用可能帯域がサービス提供に必要な帯域以上であるか判断し、以上であれば予約実行部54を起動する。予約実行部54は、予約登録バッファ52に記憶されている予約対象のサービスプロバイダーと該サービスプロバイダーに対応して記憶されているユーザ端末をメニュー最適化部を介して求め、ユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46からパス設定に必要な情報(電話番号等)を取得し、パス設定部33にパス接続要求を行う。
【0034】
以上により、高トラヒックのサーバに対して予約を行い、トラヒックに余力ができた時に自動的にユーザ端末とサービスプロバイダー間の接続を行うことができる。すなわち、なかなかアクセスできないサービスプロバイダーに対して予約を行うことで、確実にアクセスができるようになる。また何度も無駄なアクセスをする必要がないためナビゲーションサーバの利用料金を軽減できるというメリットを受けることもできる。
【0035】
(h)本発明の第7の概略説明
図8は本発明の第7の概略説明図であり、図7と同一部分には同一符号を付している。
メニュー最適化部44は、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域とユーザ端末の最大使用可能帯域と各品質レベル(高/中/低品質レベル)のサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、所定品質レベルについて利用可能帯域の不足により接続できないサービスプロバイダーが存在する場合には、該品質レベル及びサービスプロバイダーを識別可能に、かつ、予約できるようにサービス選択メニューPSMを作成してユーザ端末11aのディスプレイ画面にに表示する。サービス実行部45はユーザ端末11aにおいてサービスプロバイダー/品質レベルが選択され、その接続が可能であればパス設定部33に該ユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス設定を要求する。又、サービス実行部45は、接続不可能な品質レベルで予約が入力された場合には、予約登録部53を起動する。
【0036】
予約登録部53は、予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダー及び品質レベルの対応情報を予約登録バッファ52に設定するとともに、予約管理テーブル51における該当サービスプロバイダーの位置に予約フラグを設定する。以上により、利用可能帯域不足により接続不可能になっているサービスプロバイダーに対する所定品質レベルでのサービス提供予約が完了する。
【0037】
メニュー最適化部44は、他のユーザ端末がナビゲーションサーバに接続されて起動されるたびに、予約管理テーブル51を参照して予約対象となっているサービスプロバイダーを求め、該予約対象となっているサービスプロバイダーの利用可能帯域が予約された品質レベルのサービス提供に必要な帯域以上であるか判断し、以上であれば予約実行部54を起動する。予約実行部54は、予約登録バッファ52に記憶されている予約対象のサービスプロバイダーと該サービスプロバイダーに対応して記憶されているユーザ端末をメニュー最適化部を介して求め、ユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46からパス設定に必要な情報(電話番号等)を取得し、パス設定部33にパス接続要求を行う。
以上により、ユーザが望む品質レベルで予約してサービスを確実に受けることができるようになる。例えば映画を高品質で楽しみたいが、高トラヒック状態であるため品質の低いレベルでしか接続できない時に、高品質で予約をすれば確実に高品質のサービスを受けれることができる。
【0038】
(B)実施例
(a)ネットワークの構成
図9は本発明を実施するためのネットワークシステムの構成図であり、11a〜11bはユーザ端末A,B、21a〜21dはマルチメディアサービスを提供するサービスプロバイダー(サービス提供者)A,B,C,D、31はネットワーク管理装置、41はナビゲーションサーバ、61はATM交換機である。ネットワーク管理装置31とATM交換機61間はパス設定用信号線71で接続され、このパス設定用信号線71を介してネットワーク管理装置31とATM交換機61間でパス設定のためのシグナリングメッセージやメンテナンスオペレーションメッセージ等がやりとりされる。ATM交換機61とユーザ端末A,B間、ATM交換機とナビゲーションサーバ41間、ATM交換機とサービスプロバイダーA,B,C,D間はUNI(User Network Interface:データストリームが流れるネットワークと端末を結ぶ物理回線)で接続でされる。ネットワーク管理装置31に対して、ユーザ端末A,B、ナビゲーションサーバ41、サービスプロバイダーA,B,C,Dは制御信号線で接続される。制御信号線は各端末からのリソース変更要求とパス変更要求メッセージをやりとりする。ネットワーク管理装置31とナビゲーションサーバ41間の制御信号線72はトラヒックの問い合わせと応答メッセージもやりとりする。
【0039】
ATM交換機61は呼制御プロセッサ(CPR)61aとATMスイッチ部(NW)61bを有している。呼制御プロセッサ61aはパス設定用信号線71からの要求メッセージに従ってリソースの管理とパス接続制御を行う。ATMスイッチ部61bは呼制御プロセッサ61aの指示によりパスの切り替えを行う。ネットワーク管理装置31はトラヒック管理部32とパス設定部33及びシグナル終端部34で構成される。シグナル終端部34はメッセージ送受信の制御部で、パス設定用信号線71、制御信号線72等が接続され、シグナルメッセジを物理的に終端し、受信したメッセージをトラヒック管理部32に通知する。
【0040】
パス設定部33はナビゲーションサーバ41からのパス設定要求に基づいてATM交換機61により所定のユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス設定を行わせるもので、収容位置はネットワーク管理装置内でなくても良い。トラヒック管理部32はプロセッサ(CC)32aと主記憶装置(MM)32bから構成され、プロセッサ32aは主記憶装置32bに格納されたプログラムを取り出して実行する。主記憶装置32bはプログラム部RRMとデータ部DTを備え、プログラム部PRMにはトラヒック管理プログラム35が格納され、データ部DTには各回線のトラヒック管理データ36が格納される。
【0041】
ナビゲーションサーバ41はシグナル終端部41a、プロセッサ(CC)41b、主記憶装置(MM)41cから構成されている。シグナル終端部41aは制御信号線のシグナルメッセージの終端とUNIで伝送されるデータストリームの終端を行う。主記憶装置41cはプログラム部RRMとデータ部DTを備え、プログラム部PRMには、トラヒック抽出プログラム42、メニュー最適化プログラム44、サービス実行プログラム45、予約実行プログラム54が格納されている。データ部DTには、サービスプロバイダーデータベース46、トラヒック格納バッファ43、メニューバッファ47、輻輳管理データテーブル48、ユーザ情報データベース49、予約管理テーブル51、予約登録バッファ52、理由コードに対応して接続不可理由のメッセージを記憶する理由テキストテーブル50が設けられている。
尚、図では示していないがユーザ端末とサービスプロバイダーも、シグナルメッセージとUNIのデータストリームを終端するシグナル終端部と、シグナルメッセージの送受制御とサービス実行制御のためのプロセッサ(CC)、主記憶装置(MM)を有している。又、図9の例では、ネットワーク管理装置31とナビゲーションサーバ41をそれぞれ別のハードウェアで構成しているが、同一ハードウェアで構成することもできる。
【0042】
(b)ナビゲーションサーバにおけるデータ部の構成
図10、図11はナビゲーションサーバ41におけるデータ部DTに格納される各種データの構成説明図である。
(b-1) サービスプロバイダーデータベース
図10(a)はサービスプロバイダーデータベース46の構成図であり、各サービスプロバイダー毎に、(1) サービスプロバイダー番号、(2) 輻輳とみなす規制値(規制帯域)、(3) 輻輳が解除したとみなす解除値(解除帯域)、(4) サービスプロバイダーの電話番号等のアドレス、(5) 輻輳により接続できなかった場合、連携している他のサービスプロバイダー(迂回先アドレス)によりサービスを実行させる場合における迂回先アドレス、(6) サービス提供に必要な帯域、(7) サービスプロバイダーを収容する回線の物理帯域、(8) サービスプロバイダーの表示情報、(9) 高品質でサービス提供する場合に必要な帯域、(10) 中品質でサービス提供する場合に必要な帯域、(11) 低品質でサービス提供する場合に必要な帯域、(12) サービスプロバイダーの性能(例えばエンコード方式)が登録されている。
【0043】
(b-2) ユーザ情報データベース
図10(b)はユーザ情報データベース49の構成図であり、各ユーザ端末毎に、(1) ユーザID、(2) ユーザが契約により加入し、サービス提供を受けることが出来るサービスプロバイダー名(加入サービス)、(3) 有料、あるいは無料でだれでもがサービス提供を受けることが出来るサービスプロバイダーのうちユーザの意志(嗜好)でサービス提供を受けないように設定したサービスプロバイダー名(アクセス規制サービス)、(4) 端末種別、(5) デコード方式等のユーザ端末の性能、(6) ユーザ端末が使用する最大使用可能帯域、(7) 電話番号等のアドレスが登録されている。
【0044】
(b-3) メニューバッファ
図10(c)はメニューバッファ47の構成図であり、各サービスプロバイダー毎に、(1) サービスプロバイダー番号欄、(2) 接続可否、接続可の場合におけるサービスプロバイダーを収容する回線のトラヒック状況(高/中/低トラヒック状況)、接続否の場合における接続否の理由(リソース捕捉不可、規制、接続拒否、未加入)を示す状態コードを記憶する状態パラメータ欄、(3) サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域不足によりサービスの提供ができない場合に、同一のサービスを提供する他のサービスプロバイダー(迂回先)が設定されているかを示す迂回パラメータ欄、(4) 高品質/中品質/低品質でのサービス提供が可能かどうかを設定する高品質パラメータ欄/中品質パラメータ欄/低品質パラメータ欄が設けられている。
【0045】
(b-4) トラヒック格納バッファ
図11(a)はトラヒック格納バッファ43の構成図であり、各サービスプロバイダー毎に、(1) サービスプロバイダー番号欄と、(2) 該サービスプロバイダーを収容する回線のトラヒック状況(使用帯域)を記憶するトラヒック状態記入欄を有している。
(b-5) 輻輳管理データテーブル
図11(b)は輻輳管理データテーブル48の構成図であり、各サービスプロバイダー毎に、(1) サービスプロバイダー番号欄と、(2) 輻輳中を示す規制フラグ記入欄を備えている。
【0046】
(b-5) 予約管理テーブル
図11(c)は予約管理テーブル51の構成図で、各サービスプロバイダー毎に、(1) サービスプロバイダー番号欄と、(2) 予約中を示す予約フラグ記入欄を備えている。
(b-6) 予約登録バッファ
図11(d)は予約登録バッファの構成図であり、(1) 予約されたサービスプロバイダーの番号欄と、(2) 予約されたサービス品質レベルを記入するサービスレベル欄と、(3) 予約したユーザ端末のユーザID記入欄を備えている。
(b-7) 理由テキスト
図11(e)は理由テキストの説明図であり、接続拒否の理由(リソース捕捉不可、規制、接続拒否、未加入)を理由コードに対応させて記憶する。
【0047】
(c)トラヒック状況のメニューへの動的反映処理
図12はナビゲーション制御の全体の処理フロー、図13はトラヒック抽出プログラムの処理フロー、図14はトラヒック管理プログラムの処理フロー、図15、図16はメニュー最適化プログラムの処理フロー、図17はサービス実行プログラムの処理フロー、図18は予約実行プログラムの処理フローである。又、図19はトラヒック状況をメニューへ反映する処理説明用の各種データ及びサービス選択メニューの説明図である。
【0048】
トラヒック状況を高トラヒック、中トラヒック、低トラヒックの3段階にわけ、トラヒックの状況に応じて色を変えてサービスプロバイダーをサービス選択メニューで表示する場合について説明する。トラヒック状況の分類条件は例えば100Mビット/秒(以下Mとだけ表示)以上を高トラヒック状況、50〜100Mを中トラヒック状況、20M以下を低トラヒック状況とする。又、現在サービスプロバイダーA〜Dを収容する回線UNI4〜UNI7のそれぞれの使用帯域が20M,100M,80M,50Mとする(図19(a)のトラヒック管理データ部参照)。
【0049】
所定のユーザ端末とナビゲーションサーバ41間が接続されると、すなわち、所定のユーザ端末がナビゲーションサーバ41にアクセスすると、図12に示すフローに従ってトラヒック抽出プログラム42が起動する(ステップ100)。トラヒック抽出プログラム42は図13に示す処理フローに従って、まず、サービスプロバイダーデータベース46(図19(a)参照)に登録されているサービスプロバイダーA〜Dの番号を抽出する(ステップ101)。サービスプロバイダーデータベース46にはサービスプロバイダーA,B,C,Dが登録されているので、最初にサービスプロバイダーAの番号を抽出する。ついで、サービスプロバイダーAの番号を含むトラヒック問い合わせメッセージを編集してネットワーク管理装置31のトラヒック管理プログラム35に送出する(ステップ102)。
【0050】
トラヒック問い合わせメッセージを受信すれば、トラヒック管理プログラム35は問い合わされたサービスプロバイダーAを収容する回線UNI4の使用帯域をトラヒック管理データ部36より抽出し、使用帯域通知メッセージを編集してナビゲーションサーバ41のトラヒック抽出プログラム42に送出する(ステップ200)。図14はトラヒック管理プログラム35の処理フローである。
【0051】
トラヒック管理プログラム35は2つのプロセスからなる。第1プロセスにおいては、パスの変更要求を監視し(ステップ201)、変更要求があった場合にパスに関係したそれぞれの端末収容のUNI(回線)の使用帯域を動的に変更する(ステップ202)。第2プロセスにおいては、トラヒック抽出プログラム42からの問い合わせメッセージに対して要求されたサービスプロバイダー収容回線の使用帯域を抽出して通知する。すなわち、トラヒック管理プログラム35はシグナル終端部34からのメッセージを監視し(ステップ203)、トラヒック問い合わせ要求メッセージに対して第2プロセスを起動する。トラヒック問い合わせメッセージにはサービスプロバイダーAの番号が含まれているから、トラヒック管理データ部36をサービスプロバイダーAの番号で索引し(ステップ204)、該サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を含む通知メッセージを編集して送出する(ステップ205)。
【0052】
トラヒック抽出プログラム42は、使用帯域通知メッセージを受信すれば(図13のステップ103)、トラヒック格納バッファ43にサービスプロバイダーAと使用帯域20Mを設定する(ステップ104)。ついで、全てのサービスプロバイダーについて、使用帯域の抽出が終了したかチェックし(ステップ105)、終了してなければ上位処理を繰り返し、残りのサービスプロバイダーB,C,Dについて使用帯域を取得し、トラヒック格納バッファ43に格納する(図19(a)参照)。
以上により、全サービスプロバイダーの使用帯域の取得が終了すれば、メニュー最適化プログラム44が起動する(図12のステップ300)。図15、図16はメニュー最適化プログラム44の処理フローであり、以後、この処理フローに従って処理が行われる。尚、ナビゲーションサーバ41に接続された(アクセスした)ユーザ端末は全サービスプロバイダーに接続可能であり、又、輻輳によるアクセス規制が無く、輻輳とみなす規制値(規制帯域)は150Mであるとする。
【0053】
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、予約管理テーブル51を参照し、該着目サービスプロバイダーに予約があるかチェックする(ステップ301〜302)。予約は無しであれば、ユーザ情報データベース49における該当ユーザ端末のアクセス情報(加入者サービス、接続規制サービス)を参照し(ステップ303)、着目サービスプロバイダーに接続可能であるかチェックする(ステップ304)。ユーザ端末は全サービスプロバイダーに接続可能であるから、輻輳管理データテーブル48を参照し(ステップ305)、着目サービスプロバイダーが規制中(輻輳中)であるかチェックする(ステップ306)。
規制中でないとしているから、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。使用帯域が規制帯域以下であれば、該使用帯域に基づいてトラヒック状況(高/中/低トラヒック状況)を判断し、メニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置にトラヒック状況を示す状態コード(1:低トラヒック、2:中トラヒック、3;高トラヒック)を設定する(ステップ309、図19参照)。
【0054】
ついで、全サービスプロバイダーについて上記処理が終了したかチェックし(ステップ310)、終了してなければ、着目サービスプロバイダーを変えてステップ301以降の処理を繰り返す。
全サービスプロバイダーについてメニューバッファ47の設定が終了すると(ステップ310)、メニューバッファ47に記憶されている情報をもとに、トラヒック状況(高/中/低トラヒック状況)を反映したサービス選択メニュー(図19(b))を作成し(ステップ311)、ユーザ端末に送出してユーザ端末のディスプレイ画面にサービス選択メニューを表示する(ステップ312)。
以上によりトラヒック状況のメニューへの動的反映が実施される。
【0055】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態において、メニュー上で所定のサービスプロバイダーを選択すると、サービス実行プログラム45が起動する(図12のステップ400)。図17はサービス実行プログラム45の処理フローであり、以後このの処理フローに従った処理が実行される。
情報表示機能はないとしており(ステップ401)、又、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47における選択されたサービスプロバイダーの状態コードを参照し、該サービスプロバイダーへの接続が可能であるかチェックする(ステップ404)。接続可能であれば、ユーザ端末とサービスプロバイダーのパス設定に必要な情報(電話番号)をユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ405)、パス設定要求メッセージを編集してパス設定部33に送出する(ステップ406)。これにより、パス設定部33はATM交換機61に呼設定メッセージを通知してユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続する。
【0056】
(d)サービスプロバイダーへのアクセス規制と解除処理
図20はサービスプロバイダーへのアクセス規制と解除処理説明用の各種データ例及びサービス選択メニューの説明図である。以下、アクセス規制されているサービスプロバイダーの表示色を変えて表示するようにサービス選択メニューを作成し、該アクセス規制されているサービスプロバイダーの選択を不可にする場合について説明する。サービスプロバイダーA〜Dを収容する回線の使用状況(使用帯域)と、輻輳とみなす規制値、輻輳が解除されたとみなす解除値は図20(a)に示す通りとする。
【0057】
所定のユーザ端末がナビゲーションサーバ41に接続されるとトラヒック抽出プログラム42が起動し(図12ステップ100)、該トラヒック抽出プログラムにより各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域がトラヒック格納バッファ43に格納される。トラヒック抽出処理が終了すると、メニュー最適化プログラム44が起動し、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる(図12のステップ300)。
【0058】
着目サービスプロバイダーに予約が無く(ステップ301〜302)、又、ユーザ端末が該サービスプロバイダーに接続可能であり(ステップ303〜304)、しかも、輻輳による規制中でないから(ステップ306)、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。
現時点において、サービスプロバイダーA,C,Dを収容する回線の使用帯域は規制値以下であるが、サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域は規制値以上である。このため、輻輳管理データテーブル48のサービスプロバイダー番号Bの対応位置に規制フラグを設定すると共に(ステップ321、図20(a)参照)、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーBの状態パラメタ欄に規制コード(=5)を設定する(ステップ309)。尚、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーA,C,Dの状態パラメータ欄にはトラヒック状況を示す状態コードが設定される。
【0059】
全サービスプロバイダーについて、メニューバッファ47の編集が終了すると(ステップ310、図20)、メニューバッファ47を参照してサービス規制中か否かを反映したサービス選択メニューを作成し(ステップ311)、ユーザ端末のディスプレイ画面に表示する(ステップ312)。これにより、図20(b)に示すようにサービス規制中のサービスプロバイダーBのメニュー項目が規制色で他と識別可能に表示される。
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態において、メニュー上で所定のサービスプロバイダー、例えばサービスプロバイダーBを選択すると、サービス実行プログラム400が起動し、図17の処理フローに従った処理が実行される。
【0060】
情報表示機能が無く(ステップ401)、又、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47の状態パラメータ欄における状態コードを参照し、サービス規制中であるかチェックする(ステップ404)。サービスプロバイダーBはサービス規制中であるから、サービスプロバイダーBの選択を無視する。すなわち、ユーザ端末とサービスプロバイダーB間のパス接続を行わない。
この後、サービスプロバイダーBを収容する回線UNI5の使用帯域が80M以下に減少した時点で、別のユーザがナビゲーションサーバ41にアクセスすると、トラヒック抽出プログラム42が起動する(ステップ100、図12)。そして、トラヒック抽出プラスチック42によるトラヒック抽出処理が完了すれば、メニュー最適化プログラム44が起動し(ステップ300)、以後、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
【0061】
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、該着目サービスプロバイダーにサービス予約がされているかチェックする(ステップ301)。着目サービスプロバイダーに予約が無く(ステップ301〜302)、又、ユーザ端末が着目サービスプロバイダーに接続可能であるから(ステップ304)、輻輳により規制中のサービスプロバイダーが存在するかチェックする(ステップ306)。サービスプロバイダーBが規制中であるから、サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域とサービスプロバイダーデータベース46に登録されている解除値を比較する(ステップ331)。使用帯域が解除値以下であれば(ステップ332)、輻輳管理データ48の規制フラグを解除する(ステップ333)。以後、着目サービスプロバイダーについてステップ308以降の処理を行う。以上によりサービスプロバイダーへのアクセス規制とその解除が実施される。
【0062】
(e)サービスプロバイダー輻輳時の迂回処理
図21はサービスプロバイダー輻輳時の迂回処理を説明するための各種データ及びサービス選択メニューの説明図である。以下、トラヒックが集中しているサービスプロバイダーへのアクセスを他のサービスプロバイダーへ迂回させる場合について説明する。尚、輻輳とみなす規制値(規制帯域)及び規制を解除する解除値(解除帯域)はサービスプロバイダーデータベース46に設定されている。また、全てのサービスプロバイダーに迂回先アドレスが設定されているとものする。
所定のユーザ端末がナビゲーションサーバ41に接続されるとトラヒック抽出プログラムが起動し(図12のステップ100)、該トラヒック抽出プログラムの制御により各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域がトラヒック格納バッファ43に格納される(図21)。これにより、メニュー最適化プログラムが起動し(図12のステップ300)、以後、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
【0063】
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、該着目サービスプロバイダーにサービス予約がされているかチェックする(ステップ301)。着目サービスプロバイダーに予約が無く(ステップ301〜302)、又、ユーザ端末が着目サービスプロバイダーに接続可能であり(ステップ304)、しかも、輻輳による規制中でないから(ステップ306)、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。現時点において、サービスプロバイダーA,C,Dを収容する回線の使用帯域は規制値以下であるが、サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域は規制値以上である。このため、サービスプロバイダーBについては、サービスプロバイダーデータベース46を参照して迂回先アドレスが設定されているかチェックする(ステップ341)。
【0064】
サービスプロバイダーBに迂回先アドレスが設定されているから、メニューバッファ47における着目サービスプロバイダーの迂回パラメータ欄に迂回指示コードを設定する(ステップ342、図21参照)。以後、ステップ309以降の処理により、各サービスプロバイダーについて状態コードをメニューバッファ47に設定し、該メニューバッファの記憶内容に基づいてサービス選択メニューを作成してユーザ端末のディスプレイ画面に表示する(図21)。注目すべきは、サービスプロバイゼーに迂回先アドレスが設定されている場合には、該サービスプロバイダーを収容する回線が輻輳しても、該サービスプロバイダーは規制中とならず、サービス選択メニューにおいて選択可能なサービスプロバイダーとして表示される点である。
【0065】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態で、メニュー上で所定のサービスプロバイダー、例えばサービスプロバイダーBを選択すると、サービス実行プログラム45が起動し(図12のステップ400)、図17の処理フローに従った処理が実行される。
図17の処理において、情報表示機能はないものとしており(ステップ401)、又、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーBについての記憶情報を参照し、規制中であるか、迂回指示されているかチェックする(ステップ404)。迂回指示コードが設定されている場合には、サービスプロバイダーデータベース46より迂回先のパス設定情報(電話番号等)を抽出し(ステップ407)、ユーザ端末と迂回先サービスプロバイダー間のパス設定要求メッセージを編集してパス設定部33に送出する(ステップ406)。これにより、パス設定部33はATM交換機61に呼設定メッセージを通知してユーザ端末と迂回先サービスプロバイダー間を接続する。以上によりサービスプロバイダー輻輳時の迂回が実施される。
【0066】
(f)ユーザ対応の最適メニュー作成処理
図22は最適メニュー作成処理説明用の各種データ例及びサービス選択メニューの説明図である。以下では、サービス選択メニューがユーザ対応に最適化される場合について説明する。
予めユーザ情報データベース49及びサービスプロバイダーデータベース46には図22(a)で示す情報が登録されており、現在の各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域はそれぞれ20M,100M,140M,50Mであるとする。ユーザ情報データベース49を参照すると、(1) ユーザ端末Aの最大使用帯域は20Mであり、(2) ユーザ端末Aは、加入契約によりサービスプロバイダーB,Cが提供するサービスを受けることができるが、未加入のためサービスプロバイダーAが提供するサービスを受けることができない、(3) ユーザ端末Aはアクセス規制サービス欄で特定されているサービスプロバイダーDが提供しているサービスを受けることができない。又、サービスプロバイダーデータベース46を参照すると、サービスプロバイダーA〜Dがサービスを提供するに必要な帯域は20M、各サービスプロバイダー収容回線の物理帯域は150Mである。
【0067】
所定のユーザ端末(ユーザ端末Aとする)がナビゲーションサーバ41に接続されるとトラヒック抽出プログラムが起動し(図12のステップ100)、該トラヒック抽出プログラムの制御により各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域がトラヒック格納バッファ43に格納される(図22(a))。これにより、メニュー最適化プログラムが起動し(図12のステップ300)、以後、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、該着目サービスプロバイダーにサービス予約がされているかチェックする(ステップ301)。該着目サービスプロバイダーにサービス提供の予約が設定されていないから(ステップ302)、接続時にユーザ端末Aより送られてきたユーザIDでユーザ情報データベース49を索引し、加入サービス、アクセス規制サービスを取得する(ステップ303)。ついで、着目サービスプロバイダーへの接続が可能であるかチェックする(ステップ304)。サービスプロバイダーAは未加入であるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーAの状態パラメータ欄に未加入コード(理由コード)を書き込む(ステップ351、図22(a)参照)。
ついで、全サービスプロバイダーについてメニューバッファ47への状態コードの書き込み処理が終了したかチェックし(ステップ310)。終了してなければ着目サービスプロバイダーを変更してステップ301以降の処理を繰り返す。これにより、サービスプロバイダーDはアクセス規制サービスであるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーDの状態パラメータ欄に接続拒否コード(理由コード)が設定される(ステップ351)。
【0068】
アクセス規制サービスとは、アクセス対象者を限定しないサービスプロバイダー(サービスを利用すると無条件に料金が徴収されるか、利用料金が無料のサービス)の接続に対してユーザまたはナビゲーションサーバの管理者が意図的にアクセスの拒否を設定したサービスである。
一方、サービスプロバイダーB,Cは加入サービスであり、しかも、アクセス規制サービスでないから、接続可能である(ステップ304)。ついで、輻輳により規制中であるかチェックし(ステップ306)、サービスプロバイダーB、Cの収容回線が輻輳中でなければ、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーB,Cを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。
【0069】
使用帯域が規制帯域以下であれば、該使用帯域に基づいてトラヒック状況を判断し、メニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置にトラヒック状況(高トラヒック/中トラヒック/低トラヒック)を示す状態コードを設定する。この場合、サービスプロバイダーB,Cの収容回線における利用可能帯域(=物理帯域−使用帯域)とユーザ端末が必要とする帯域(最大使用可能帯域)を比較する。サービスプロバイダーCの使用可能帯域は10Mであるが、ユーザ端末Aが必要とする帯域は20Mであり帯域不足である。そこで、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーCの状態パラメータ欄にリソース捕捉不可コードを書き込む。一方、サービスプロバイダーBの利用可能帯域は50Mであり、ユーザ端末Aが必要とする帯域は20M以上であるから、使用帯域100Mに基づいて高/中/低トラヒック状況を判断し、高トラヒック状況を示す状態コード(=3)を状態パラメータ欄に記入する(ステップ309、図22(a)参照)。
【0070】
以上では、ユーザ端末及びサービスプロバイダー装置の性能としてユーザ端末の最大使用可能帯域を考慮した場合であるが、その他の性能、例えば、ユーザ端末のデコード方式とサービスプロバイダーのエンコーダ方式等を考慮することもできる。すなわち、ユーザ端末のデコード方式がサービスプロバイダーのエンコーダ方式にマッチしないものであれば、換言すれば、サービスプロバイダーから提供されるエンコードデータをユーザ端末で復調できない場合にはユーザ端末は該サービスプロバイダーへの接続が不可能であると判断し、メニューバッファの該当サービスプロバイダーの状態パラメータ欄に例えば復調不可コードを記入する。
【0071】
以後、全サービスプロバイダーについて上記処理が終了したかチェックし(ステップ310)、終了してなければ、着目サービスプロバイダーを変えてステップ301以降の処理を繰り返す。全サービスプロバイダーについてメニューバッファの設定が終了すると(ステップ310)、メニューバッファ47に記憶されている情報をもとに、接続可否、トラヒック状況(高/中/低トラヒック状況)を反映したサービス選択メニュー(図22(b))を作成し(ステップ311)、ユーザ端末に送出してユーザ端末のディスプレイ画面にサービス選択メニューを表示する(ステップ312)。以上により、サービスプロバイダーの接続可否、トラヒック状況を考慮して、選択可能なサービスプロバイダーのみそのトラヒック状況を識別可能にサービス選択メニューを作成して表示することができる。
【0072】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態において、メニュー上で所定のサービスプロバイダー、例えばサービスプロバイダーBを選択すると、サービス実行プログラム45が起動し、図17の処理フローに従った処理が実行される。
図17の処理において、情報表示機能はないものとしており(ステップ401)、又、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47に記憶されているサービスプロバイダーBの状態コードを参照し、該サービスプロバイダーへの接続が可能であるかチェックする(ステップ404)。接続可能であれば、ユーザ端末AとサービスプロバイダーBのパス設定に必要な情報(電話番号)をユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ405)、パス設定要求メッセージを編集してパス設定部33に送出する(ステップ406)。これにより、パス設定部33はATM交換機61に呼設定メッセージを通知してユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続する。
【0073】
(g)サービスプロバイダー情報のメニュー上での表示処理
図23はサービスプロバイダー情報、接続不可理由の表示処理説明用のデータ設定例、図24はサービス選択メニュー表示例及び理由テキストテーブルの説明図である。以下では、メニュー最適化処理(f)と同じ条件でメニュー接続可能サービスプロバイダーと接続不可なサービスプロバイダーを色分けして識別可能に表示し、かつ、選択されたサービスプロバイダーの情報を表示すると共に、接続不可の理由メッセージを表示する場合について説明する。
【0074】
予めユーザ情報データベース49及びサービスプロバイダーデータベース46には図23で示す情報が登録されており、現在の各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域はそれぞれ20M,100M,140M,50Mであるとする。
ユーザ情報データベース49を参照すると、(1) ユーザ端末Aの最大使用帯域は20Mであり、(2) ユーザ端末Aは、加入契約によりサービスプロバイダーB,Cが提供するサービスを受けることができるが、未加入のためサービスプロバイダーAが提供するサービスを受けることができない。又、(3) ユーザ端末Aはアクセス規制サービス欄で特定されているサービスプロバイダーDが提供しているサービスを受けることができない。
サービスプロバイダーデータベース46を参照すると、各サービスプロバイダーA〜D毎に、サービスプロバイダー表示情報が登録されており、又、サービスを提供するに必要な帯域(20M)、各サービスプロバイダー収容回線の物理帯域(150M)が登録されている。
【0075】
所定のユーザ端末(ユーザ端末Aとする)がナビゲーションサーバ41に接続されるとトラヒック抽出プログラムが起動し(図12のステップ100)、該トラヒック抽出プログラムの制御により各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域がトラヒック格納バッファ43に格納される(図23)。これにより、メニュー最適化プログラムが起動し(図12のステップ300)、以後、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、該着目サービスプロバイダーにサービス予約がされているかチェックする(ステップ301)。該着目サービスプロバイダーにサービス提供の予約が設定されていないから(ステップ302)、接続時に該ユーザ端末Aより送られてきたユーザIDでユーザ情報データベース49を索引し、加入サービス、アクセス規制サービスを取得する(ステップ303)。ついで、着目サービスプロバイダーへの接続が可能であるかチェックする(ステップ304)。サービスプロバイダーAは未加入であるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーAの状態パラメータ欄に未加入コード(理由コード)を書き込む(ステップ351、図23参照)。
ついで、全サービスプロバイダーについてメニューバッファ47への状態コードの書き込み処理が終了したかチェックし(ステップ310)。終了してなければ着目サービスプロバイダーを変更してステップ301以降の処理を繰り返す。これにより、サービスプロバイダーDはアクセス規制サービスであるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーDの状態パラメータ欄に接続拒否コード(理由コード)が設定される(ステップ351)。
【0076】
一方、サービスプロバイダーB,Cは加入サービスであり、しかも、アクセス規制サービスでないから、接続可能である(ステップ304)。ついで、輻輳により規制中であるかチェックし(ステップ306)、サービスプロバイダーB、Cの収容回線が輻輳中でなければ、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーB,Cを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。使用帯域が規制帯域以下であれば、該使用帯域に基づいてトラヒック状況を判断し、メニューバッファ47の該当サービスプロバイダー位置にトラヒック状況(高トラヒック/中トラヒック/低トラヒック)を示す状態コードを設定する。この場合、サービスプロバイダーB,Cの収容回線における利用可能帯域(=物理帯域−使用帯域)とユーザ端末が必要とする帯域(最大使用可能帯域)を比較する。サービスプロバイダーCの使用可能帯域は10Mであるが、ユーザ端末Aが必要とする帯域は20Mであり帯域不足である。そこで、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーCの状態パラメータ欄にリソース捕捉不可コードを書き込む。一方、サービスプロバイダーBの利用可能帯域は50Mであり、ユーザ端末Aが必要とする帯域は20M以上であるから、使用帯域100Mに基づいて高/中/低トラヒック状況を判断し、高トラヒック状況を示す状態コードを状態パラメータ欄に記入する(ステップ309、図23参照)。
【0077】
以後、全サービスプロバイダーについて上記処理が終了したかチェックし(ステップ310)、終了してなければ、着目サービスプロバイダーを変えてステップ301以降の処理を繰り返す。全サービスプロバイダーについてメニューバッファの設定が終了すると(ステップ310)、メニューバッファ47に記憶されている情報をもとに、接続可否、トラヒック状況(高/中/低トラヒック状況)を反映したサービス選択メニュー(図24)を作成し(ステップ311)、ユーザ端末に送出してユーザ端末のディスプレイ画面にサービス選択メニューを表示する(ステップ312)。以上により、サービスプロバイダーの接続可否、トラヒック状況を考慮して、選択可能なサービスプロバイダーと接続不可能なサービスプロバイダーを色分けして識別可能にサービス選択メニューを作成してユーザ端末のディスプレイ画面に表示できる。
【0078】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態で、メニュー上で所定のサービスプロバイダー、例えばサービスプロバイダーAを選択すると、サービス実行プログラム45が起動し(図12のステップ400)、図17の処理フローに従った処理が実行される。
図17の処理において、サービスプロバイダー情報表示機能が有りとしているから(ステップ401)、サービスプロバイダーデータベース46よりサービスプロバイダーAの表示情報を読み出し、メニュー上の情報表示域に表示する(図24参照)。また、サービスプロバイダーAは未加入により接続不可であるから未加入の理由コードで理由テキストテーブル50を検索し、接続不可理由をメニュー上に表示する(ステップ461)。
【0079】
ついで、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーAの記憶情報を参照し、該サービスプロバイダーへの接続が可能であるかチェックする(ステップ404)。未加入により接続不可能であるから、サービスプロバイダーAの選択を無視し、ユーザ端末とサービスプロバイダーA間の接続を行わない。
【0080】
一方、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態で、メニュー上で所定のサービスプロバイダー、例えばサービスプロバイダーBを選択すると、サービス実行プログラム45が起動する。サービスプロバイダー情報表示機能ありであるから(ステップ401)、サービスプロバイダーデータベース46よりサービスプロバイダーBの表示情報を読み出し、メニュー上の情報表示域に表示する(ステップ461)。
ついで、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47に記憶されたサービスプロバイダーBの状態コードを参照し、該サービスプロバイダーBへの接続が可能であるかチェックする(ステップ404)。接続可能であるから、ユーザ端末とサービスプロバイダーBのパス設定に必要な情報(電話番号)をユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ405)、パス設定要求メッセージを編集してパス設定部33に送出する(ステップ406)。これにより、パス設定部33はATM交換機61に呼設定メッセージを通知してユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続する。 尚、1回目のサービスプロバイダー選択でサービスプロバイダー情報の表示を行い、2度目のサービスプロバイダー選択でステップ403以降の処理を行うようにもできる。
【0081】
(h)サービス提供品質レベルを反映したメニューの表示処理
図25はサービス提供品質レベルを反映したメニューの表示処理説明の各種データ例及びサービス選択メニューの説明図である。以下では、サービス提供の品質レベルを高品質レベル、中品質レベル、低品質レベルの3段階に分類し、ナビゲーションサーバ41にアクセスしたユーザ端末が接続可能なサービスプロバイダーと品質レベルのみサービス選択メニューで表示する場合について説明する。
【0082】
予めユーザ情報データベース49及びサービスプロバイダーデータベース46に図25で示す情報が登録されており、現在の各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域はそれぞれ20M,100M,140M,50Mであるとする。
ユーザ情報データベース49を参照すると、(1) ユーザ端末Aの最大使用帯域は20Mである。又、(2) ユーザ端末Aは、加入契約によりサービスプロバイダーB,Cが提供するサービスを受けることができるが、未加入のためサービスプロバイダーAが提供するサービスを受けることができない。さらに、(3) ユーザ端末Aはアクセス規制サービス欄で特定されているサービスプロバイダーDが提供しているサービスを受けることができない。
サービスプロバイダーデータベース46を参照すると、各サービスプロバイダーA〜Dの収容回線の物理帯域は150M、高品質/中品質/低品質のサービスを提供するに必要な帯域はそれぞれ30M/20M/10Mである。
【0083】
ユーザ端末Aがナビゲーションサーバ41に接続されるとトラヒック抽出プログラムが起動し(図12のステップ100)、該トラヒック抽出プログラムの制御により各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域がトラヒック格納バッファ43に格納される(図25)。これにより、メニュー最適化プログラムが起動し(ステップ300)、以後、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
まず、所定のサービスプロバイダーを着目サービスプロバイダーとし、該着目サービスプロバイダーにサービス予約がされているかチェックする(ステップ301)。該着目サービスプロバイダーにサービス提供の予約が設定されていないから(ステップ302)、接続時にユーザ端末Aより送られてきたユーザIDでユーザ情報データベース49を索引し、加入サービス、アクセス規制サービスを取得する(ステップ303)。ついで、着目サービスプロバイダーAへの接続が可能であるかチェックする(ステップ304)。サービスプロバイダーAは未加入であるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーAの状態パラメータ欄に未加入コード(理由コード=7)を書き込む(ステップ351、図25参照)。
ついで、全サービスプロバイダーについてメニューバッファ47への状態コードの書き込み処理が終了したかチェックし(ステップ310)。終了してなければ着目サービスプロバイダーを変更してステップ301以降の処理を繰り返す。これにより、サービスプロバイダーDはアクセス規制サービスであるから接続できないため、メニューバッファ47のサービスプロバイダーDの状態パラメータ欄に接続拒否コード(理由コード)が設定される(ステップ351)。
【0084】
一方、サービスプロバイダーB,Cは加入サービスであり、しかも、アクセス規制サービスでないから、接続可能である(ステップ304)。ついで、輻輳により規制中であるかチェックし(ステップ306)、サービスプロバイダーB,Cの収容回線が輻輳中でなければ、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーB,Cを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。使用帯域が規制帯域以下であれば、ステップ309において以下の品質パラメータ設定処理を行う。
【0085】
図26は品質パラメータ設定処理フローである。
接続可能なサービスプロバイダーB,Cを収容する回線の利用可能帯域(=物理帯域−使用帯域)を算出する(ステップ309a)。サービスプロバイダーBの利用可能帯域は50M、サービスプロバイダーCの利用可能帯域は10Mである。ついで、サービスプロバイダーBの使用可能帯域50Mと、高品質/中品質/低品質サービスに必要な帯域30M/20M/10Mを比較し(ステップ309b)、必要帯域が利用可能帯域以下の品質レベルを記憶する(ステップ309c)。いずれの品質レベルの必要帯域は利用可能帯域よりも小さいため、全品質レベルでのサービス提供が可能であることが判る。
【0086】
しかる後、ユーザ端末Aの最大使用可能帯域をユーザ情報データベース49より求め、該最大使用可能帯域(=20M)とステップ309cで記憶された各品質レベル(高品質/中品質/低品質サービス)に必要な帯域(30M/20M/10M)とを比較し(309d)、最大使用可能帯域以下の帯域を必要帯域とする品質レベルをメニューバッファ47における該当サービスプロバイダーの品質パラメータ欄に接続可として記入する(ステップ309e)。すなわち、サービスプロバイダーBの高品質レベルに必要な帯域30Mはユーザ端末Aの最大使用可能帯域20Mより大きいため、ユーザ端末Aに高品質でサービスを提供することが不可能であり、接続可能な品質レベルは中品質/低品質サービスとなる。接続可能な品質レベルが判明すれば、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーBの品質パラメータ欄に中品質及び低品質でのサービス提供可能を設定する(図25参照)。以後、ステップ309cで記憶された全品質レベルについて処理を終了したかチェックし(ステップ309f)、終了してなければ別の品質レベルについてステップ309以降の処理を繰り返す。
【0087】
各品質レベルでの接続可費データのメニューバッファ47への記入が完了すれば、サービスプロバイダーの使用帯域に基づいてトラヒック状況を判断し、メニューバッファ47の状態パラメータ欄にトラヒック状況を示す状態コードを設定する(ステップ309g)。サービスプロバイダーBの使用帯域は100Mであるから、高トラヒックを示す状態コード(=3)が設定される。
以後、全サービスプロバイダーについて上記処理が終了したかチェックし(ステップ310、図16)、終了してなければ、着目サービスプロバイダーを変えてステップ301以降の処理を繰り返す。従って、サービスプロバイダーCについても、図26の品質パラメータ設定処理が行われる。サービスCの場合、利用可能帯域は10Mであるから低品質サービスのみの提供が可能である。従って、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーCの品質パラメータ欄に低品質の接続可が設定され、高/中品質の接続不可が設定される(図25参照)。又、同様に、サービスプロバイダーCの使用帯域(=140M)を考慮してトラヒック状況を判定し、高トラヒックを示す状態コードがメニューバッファ47の状態パラメータ欄に記入される。
【0088】
全サービスプロバイダーについてメニューバッファの設定が終了すると(ステップ310)、メニューバッファ47に記憶されている情報に従ってサービス選択メニュー(図25(b)参照)を作成し(ステップ311)、ユーザ端末に送出してユーザ端末のディスプレイ画面にサービス選択メニューを表示する(ステップ312)。すなわち、サービスプロバイダーの品質レベル毎の接続可否を考慮して、接続可能なサービスプロバイダー/品質レベルのみサービス選択メニューで表示する。
【0089】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態で、メニュー上で所定のサービスプロバイダー/品質レベルを選択すると、サービス実行プログラム45が起動し(図12のステップ400)、図17の処理フローに従った処理が実行される。
図17の処理において、サービスプロバイダー情報表示機能がないものとしており(ステップ401)、又、ユーザ操作は予約でないから(ステップ403)、メニューバッファ47を参照して選択されたサービスプロバイダーへの選択された品質レベルでの接続が可能であるかチェックし(ステップ404)、接続可能であれば、ユーザ端末と選択されたサービスプロバイダーのパス設定に必要な情報(電話番号)をユーザ情報データベース49とサービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ405)、パス設定要求メッセージを編集してパス設定部33に送出する(ステップ406)。これにより、パス設定部33はATM交換機61に呼設定メッセージを通知してユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続する。しかし、接続不可能であればサービスプロバイダー/品質レベルの選択を無視し、ユーザ端末とサービスプロバイダー間の接続を行わない。以上により、提供できる品質レベルを反映したサービス選択メニューの表示及び該メニューでのサービスプロバイダーの選択が可能になる。
【0090】
(i)輻輳サービスプロバイダーに対する予約処理
図27は輻輳によりサービス規制中のサービスプロバイダーに対する予約処理説明用のデータ設定例であり、図28は予約を可能とするサービス選択メニュー及び予約管理データテーブルの説明図である。
以下においては、トラヒック集中により接続不可(サービス不可)であるサービスプロバイダーに対応させて予約ボタン(予約メニュー項目)を付加してサービス選択メニューを表示し、予約ボタンを選択することで該サービスプロバイダーから提供されるサービスを予約し、トラヒックの低下時に自動的に該サービスプロバイダーに接続されてサービスを受ける場合について説明する。又、図27に示すように、(1) サービスプロバイダーA〜Dを収容する回線の使用状況(使用帯域)は20M、100M、80M、50Mであり、(2) 輻輳とみなす規制値、輻輳が解除されたとみなす解除値はそれぞれ100M,80Mであり、(3) ユーザ端末Aは加入契約により全てのサービスプロバイダーに接続可能であるとする。
【0091】
ユーザ端末Aがナビゲーションサーバ41に接続されると、トラヒック抽出プログラム42が起動し(図12のステップ100)、各サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域をトラヒック格納バッファ43に格納する。かかる格納処理が終了すると、メニュー最適化プログラム44が起動し(図12のステップ300)、図15、図16の処理フローに従ったメニュー最適化処理が行われる。
【0092】
着目サービスプロバイダーにサービス提供の予約が無く(ステップ301〜302)、又、ユーザ端末が該サービスプロバイダーに接続可能であり(ステップ303〜304)、しかも、それまで輻輳による規制中でない(ステップ306)。従って、ステップ306の判断処理後、トラヒック格納バッファ43に記憶されている着目サービスプロバイダーを収容する回線の使用帯域を読み出し(ステップ307)、該使用帯域と輻輳とみなす規制値(規制帯域)との大小を比較する(ステップ308)。現時点において、サービスプロバイダーA,C,Dを収容する回線の使用帯域は規制値以下であるが、サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域は規制値以上である。このため、輻輳管理データテーブル48のサービスプロバイダー番号Bの対応位置に規制フラグを設定すると共に(ステップ321、図27参照)、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーBの状態パラメータ欄に規制コード(=5)を設定する(ステップ309)。尚、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーA,C,Dの状態パラメータ欄にはトラヒック状況を示す状態コードが設定される。
【0093】
全サービスプロバイダーについて、メニューバッファ47の編集が終了すると(ステップ310)、メニューバッファを参照して規制中か否かを反映したサービス選択メニューを作成する(ステップ311)。ついで、予約機能ありかチェックし(ステップ355)、予約機能があるから、サービス選択メニューにおける接続規制中のサービスプロバイダーに予約ボタンを付加する(ステップ352)。しかる後、サービス選択メニュー情報をユーザ端末Aに送って図28に示すようにディスプレイ画面に表示する(ステップ312)。すなわち、接続規制中のサービスプロバイダーと他のサービスプロバイダーとを色分け等により識別可能に表示し、かつ、接続規制中のサービスプロバイダー名に並設して予約ボタンRBTを表示する。
【0094】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末に表示されている状態において、予約ボタンRBTにより接続規制中のサービスプロバイダーの予約が選択されると、サービス実行プログラム45が起動し、図17に示す処理が実行される。
サービスプロバイダー情報表示機能がないものとすれば、直ちに、ユーザ操作が予約操作であるかチェックする(ステップ403)。ユーザ操作は予約操作であるから、予約したユーザ端末Aと予約されたサービスプロバイダーBの対応情報を予約登録バッファ52に設定するとともに(図27)、予約管理データテーブル51におけるサービスプロバイダーBの位置に予約フラグを設定する(ステップ471、図28参照)。以上により予約処理が完了する。
【0095】
予約後、サービスプロバイダーBを収容する回線UNI5の使用帯域が減少して80M以下になる。かかる時点で、別のユーザ端末、例えばユーザ端末Bがナビゲーションサーバ41にアクセスすると、トラヒック抽出プログラム42が起動し、該トラヒック抽出プログラムによるトラヒック抽出完了後にメニュー最適化プログラム44が起動し、図15、図16に示す処理が開始される。
まず、予約管理テーブル51を参照し(ステップ301)、予約が有るかチェックする(ステップ302)。サービスプロバイダーBに予約があるから、該サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域を参照してサービス提供する余裕が有るか、換言すれば、、サービスプロバイダーBへの接続が可能であるか判断する(ステップ353)。すなわち、予約登録バッファ52をサービスプロバイダー番号Bで検索し、予約したユーザ端末AのユーザIDを抽出する。ついで、ユーザ情報データベース49からユーザ端末Aの情報(最大使用可能帯域)を索引し、該最大使用可能帯域、サービスプロバイダーBの収容回線における使用帯域、サービス提供に必要な帯域を比較して接続可であるかチェックする。、
【0096】
接続不可能であれば、ステップ303に戻り、ユーザ端末Bに対するメニュー最適化処理を実行する。一方、サービスプロバイダーBへの接続が可能であれば、予約実行プログラム54を起動する(ステップ354)。この結果、以後、図18に示す処理フローに従った処理が実行される。すなわち、予約実行プログラム54は予約登録バッファ52から、予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーを求め、これらユーザ端末、サービスプロバイダーのパス設定情報(電話番号等)をユーザ情報データベース49、サービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ501)、パス接続要求メッセージを作成してパス設定部33に送出する(ステップ502)。最後に予約管理テーブル51と予約登録バッファ52から該当情報を削除する(ステップ503)。以上により輻輳中のサービスプロバイダーに対する予約と、輻輳が解除された後のサービス提供が可能になる。
【0097】
(j)サービス品質レベル対応の予約処理
図29は輻輳によりサービス規制中のサービスプロバイダーに対してサービス品質レベル対応の予約を行う予約処理説明用のデータ設定例であり、図30は品質レベル毎に予約を可能とするサービス選択メニューの説明図である。以下においては、サービス提供の品質レベル(高品質レベル/中品質レベル/低品質レベル)毎に予約ボタンをサービス選択メニューに表示し、ユーザが所定のサービス品質レベルでサービスプロバイダーからのサービス提供を予約する場合について説明する。
【0098】
前述の(h)サービス提供品質レベルを反映したサービス選択メニューの表示処理と同様の処理を行い、メニューバッファ47のサービスプロバイダーAの状態パラメータ欄に未加入コードを書き込み、又、メニューバッファ47のサービスプロバイダーBの状態パラメータ欄に接続拒否コードを書き込む。
さらに、アクセス可能なサービスプロバイダーB,Cについては、図26の品質パラメータ設定処理により、各品質レベルでのサービス可否をメニューバッファ47に記入する。すなわち、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーBの品質パラメータ欄に中品質、低品質でのサービスが可能であることを示すデータを設定し、メニューバッファ47におけるサービスプロバイダーCの品質パラメータ欄に低品質でのサービス提供が可能であることを示すデータを設定する。
【0099】
各品質レベルでのサービス可否データのメニューバッファ47への記入が完了すれば、サービスプロバイダーB,Cの使用帯域に基づいてトラヒック状況を判断し、メニューバッファ47のサービスプロバイダーB,Cの状態パラメータ欄にトラヒック状況を示す状態コードを設定する。
全サービスプロバイダーについて、メニューバッファ47の編集が終了すると(ステップ310)、メニューバッファを参照して、(1) 接続可能なサービスプロバイダーB,C及び、(2) 接続可能なサービスプロバイダーB,Cについて、サービス不可能な品質レベル/サービス可能な品質レベルを識別可能に表示するサービス選択メニューを作成する(ステップ311)。ついで、予約機能ありかチェックし(ステップ355)、予約機能があるから、サービス選択メニューにおける接続不可能な品質レベルに予約ボタンを付加する(ステップ352)。しかる後、サービス選択メニュー情報をユーザ端末Aに送って図30に示すようにディスプレイ画面に表示する(ステップ312)。すなわち、サービス選択メニューにより、接続可能なサービスプロバイダー名、品質レベル名が識別可能に表示され、かつ、サービス不可能な品質レベルに並設して予約ボタンRBTが表示される。
【0100】
以上の処理により、サービス選択メニューがユーザ端末Aに表示されている状態において、予約ボタンRBTにより、例えばサービスプロバイダーBの高品質レベルの予約が選択されると、サービス実行プログラム45が起動し、図17に示す処理が実行される。サービスプロバイダー情報表示機能がないものとすれば、直ちに、ユーザ操作が予約操作であるかチェックする(ステップ403)。ユーザ操作は予約操作であるから、予約したユーザ端末Aと予約されたサービスサービスプロバイダーBの名称と品質レベルの対応情報を予約登録バッファ52に設定し、又、予約管理データテーブル51におけるサービスプロバイダーBの位置に予約フラグを設定する(ステップ471、図29参照)。以上により予約処理が完了する。
【0101】
予約後、サービスプロバイダーBを収容する回線UNI5の使用帯域が減少して高品質レベルのサービス提供が可能になる。かかる時点で、別のユーザ端末、例えばユーザ端末Bがナビゲーションサーバ41にアクセスすると、トラヒック抽出プログラム42が起動し、該トラヒック抽出プログラムによるトラヒック情報抽出完了後にメニュー最適化プログラム44が起動し、図15、図16に示す処理が開始される。
【0102】
まず、予約管理テーブル51を参照し(ステップ301)、着目サービスプロバイダーに予約が設定されているかチェックする(ステップ302)。サービスプロバイダーBに予約があるから、該サービスプロバイダーBを収容する回線の使用帯域を参照して高品質レベルでのサービス提供が可能であるか、換言すれば、サービスプロバイダーBへの接続が可能であるか判断する(ステップ353)。接続不可能であればステップ303に戻り、ユーザ端末Bに対するメニュー最適化処理を実行する。一方、サービスプロバイダーBへの接続が可能であれば、予約実行プログラム54を起動する(ステップ354)。この結果、以後、図18に示す処理フローに従った処理が実行される。予約実行プログラムは予約登録バッファ52から、予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーを求め、これらユーザ端末、サービスプロバイダーのパス設定情報(電話番号等)をユーザ情報データベース49、サービスプロバイダーデータベース46から抽出し(ステップ501)、パス接続要求メッセージを作成してパス設定部33に送出する(ステップ502)。最後に予約管理テーブル51と予約登録バッファ52から該当情報を削除する(ステップ503)。以上により、サービスプロバイダーに対する予約を品質レベルを指定して行える。
以上本発明を詳細に説明したが、(c)〜(j)の各処理を任意に組み合わせたナビゲーション処理も可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上本発明によれば、ネットワークの接続とトラヒックの管理を行うネットワーク管理装置とナビゲーションサーバを連携させて高度なナビゲーションメニュー(サービス選択メニュー)をユーザに提供することができる。
本発明によれば、回線の使用状況(高/中/低のトラヒック状況)を動的に反映したサービス選択メニューをユーザに提供し、トラヒックが集中している(サービス提供品質の劣化が予想される)サービスプロバイダーの選択を回避させ、これによりトラヒックの分散化を図ることができる。
【0104】
本発明によれば、サービスプロバイダーを収容する回線においてトラヒック集中(輻輳)が断続的に続く場合、サービスプロバイダーへのアクセス規制を行えるようにでき、この結果、サービスプロバイダーの提供するサービス品質を確保することができる。
本発明によれば、サービスプロバイダーを収容する回線が輻輳している場合、該サービスプロバイダーと同一機能をもつ他の余力のあるサービスプロバイダーへサービス要求を迂回することができる。
本発明によれば、未契約により接続不可能なサービスプロバイダー、あるいはユーザの意志(嗜好)により予め接続規制されたサービスプロバイダー、あるいはユーザ端末の性能により接続不可能なサービスプロバイダーが存在する場合、これらアクセス不可能なサービスプロバイダーを含まないサービス選択メニューをユーザに提供し、ユーザが効率的にサービスプロバイダーを選べるようにできる。
【0105】
本発明によれば、接続不可能なサービスプロバイダーが選択された時、接続不可能な理由を表示することができる。
本発明によれば、ユーザが指示したサービスプロバイダーの情報を表示し、これによりユーザがサービスプロバイダーを選ぶ時の参考にできる。
本発明によれば、サービスプロバイダーが提供するするサービスを複数の品質レベルに分類し、各サービスプロバイダーの各品質レベル毎に接続可否の判定を行い、該判定結果を反映させたサービス選択メニューを作成してユーザに提供し、ユーザが所定の品質レベルでのサービスを受けれるようにできる。
本発明によれば、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域が少ない理由で接続できないサービスプロバイダーに対して予約を行い、利用可能帯域不足が解消した時、予約したユーザ端末とサービスプロバイダー間を自動的に接続してサービスプロバイダーから確実にサービスを提供することができる。
【0106】
本発明によれば、サービスプロバイダーが提供するするサービスを複数の品質レベルに分類し、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域が少ない理由で接続できないサービスプロバイダーに対して所定の品質レベルで予約を行い、利用可能帯域不足が解消した時、予約したユーザ端末とサービスプロバイダー間を接続してサービスプロバイダーから予約した品質レベルでサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス提供システムの全体の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の概略説明図である。
【図3】本発明の第2の概略説明図である。
【図4】本発明の第3の概略説明図である。
【図5】本発明の第4の概略説明図である。
【図6】本発明の第5の概略説明図である。
【図7】本発明の第6の概略説明図である。
【図8】本発明の第7の概略説明図である。
【図9】ネットワークシステムの構成図である。
【図10】データ構成説明図(その1)である。
【図11】データ構成説明図(その2)である。
【図12】ナビゲーション制御の全体の処理フローである。
【図13】トラヒック抽出プログラムの処理フローである。
【図14】トラヒック管理プログラムの処理フローである。
【図15】メニュー最適化プログラムの処理フロー(その1)である。
【図16】メニュー最適化プログラムの処理フロー(その2)である。
【図17】サービス実行プログラムの処理フローである。
【図18】予約実行プログラムの処理フローである。
【図19】トラヒック状況をメニューに反映する処理説明用の各種データ例及びサービス選択メニューの表示例である。
【図20】サービスプロバイダーへのアクセス規制と解除処理説明のための各種データ及びサービス選択メニューの説明図である。
【図21】サービスプロバイダー輻輳時の迂回処理を説明するための各種データ及びサービス選択メニューの説明図である。
【図22】最適メニュー作成処理説明用の各種データ及びサービス選択メニューの説明図である。
【図23】サービスプロバイダー情報及び接続不可理由の表示処理説明用のデータ設定例である。
【図24】サービス選択メニュー表示例及び理由テキストテーブルの説明図である。
【図25】サービス提供品質レベルを反映したメニュー表示処理説明用の各種データ例及びサービス選択メニューの説明図である。
【図26】品質パラメータ設定処理フローである。
【図27】輻輳中のサービスプロバイダーに対する予約処理説明用のデータ設定例である。
【図28】予約を可能とするサービス選択メニュー及び予約管理データテーブルの説明図である。
【図29】輻輳中のサービスプロバイダーに対するサービス品質レベル対応の予約処理説明用のデータ設定例である。
【図30】品質レベル毎に予約を可能とするサービス選択メニューの説明図である。
【符号の説明】
11a〜11n7・・ユーザ端末
21a〜21m・・サービスプロバイダー
31・・ネットワーク管理装置
32・・トラヒック管理部
33・・パス設定部
41・・ナビゲーション装置(ナビゲーションサーバ)
61・・ATM交換機

Claims (14)

  1. ユーザ端末にサービス選択メニューを表示してサービスプロバイダー選択のナビゲーションを行うナビゲーション装置において、
    サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、
    前記サービスプロバイダー収容回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域とサービス提供に必要となる帯域を考慮して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、各サービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、
    ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行手段と、
    サービスプロバイダーに関する情報を格納するサービスプロバイダーデータベースを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. メニュー最適化手段は、各サービスプロバイダー収容回線の使用状況に基づいてサービスプロバイダー毎に高トラヒック状況、中トラヒック状況、低トラヒック状況を識別可能に表示するサービス選択メニューを作成することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. サービス実行手段は、ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された時、該ユーザ端末と選択されたサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. ユーザ端末にサービス選択メニューを表示してサービスプロバイダー選択のナビゲーションを行うナビゲーション装置において、
    サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、トラヒック取得手段により取得された回線使用状況を格納するトラヒック格納バッファと、
    各サービスプロバイダーを収容する回線使用状況に基づいてサービスプロバイダーへの接続を規制するか否かを判定し、該判定結果を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、
    ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行手段と、
    サービスプロバイダーに関する情報を格納するサービスプロバイダーデータベースと、
    各サービスプロバイダーを収容する回線の輻輳状態を記憶する輻輳管理データテーブルと、
    サービスプロバイダー収容回線の輻輳状態に基づいてサービス規制中であるか否かを示すデータをサービスプロバイダーに対応させて記憶するメニューバッファを備え、
    トラヒック取得手段はサービスプロバイダーデータベースに登録された各サービスプロバイダーの回線使用状況を取得してトラヒック格納バッファに記憶し、
    メニュー最適化手段は、トラヒック格納バッファに記憶された各サービスプロバイダーの回線使用状況である回線使用帯域とサービスプロバイダーデータベースに予め格納されている各サービスプロバイダーの規制帯域を比較し、回線使用帯域が規制帯域以上であれば前記輻輳管理データテーブルに当該サービスプロバイダーに対応させて「輻輳中」を示すデータ設定すると共に、メニューバッファに当該サービスプロバイダーに対応させて「サービス規制中」を示すデータ設定し、かつ、サービスプロバイダー毎にサービス規制中であるか否かが識別表示できるようにサービス選択メニューを作成し、
    サービス実行手段は、ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された時、メニューバッファを参照し、該サービスプロバイダーがサービス規制中であればその選択を無効とし、サービス規制中でなければ該ユーザ端末と選択されたサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. メニュー最適化手段は、所定のサービスプロバイダーについて輻輳管理データテーブルに「輻輳中」を示すデータが設定されていれば、トラヒック格納バッファに記憶されている該サービスプロバイダー収容回線の使用帯域とサービスプロバイダーデータベースに予め格納されている該サービスプロバイダーの輻輳解除帯域を比較し、回線使用帯域が輻輳解除帯域以下であれば輻輳管理データテーブルに記憶されている当該サービスプロバイダーの「輻輳中」を解除すると共に、メニューバッファに記憶されている当該サービスプロバイダーの「サービス規制中」を解除することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
  6. メニュー最適化手段は、トラヒック格納バッファに記憶された各サービスプロバイダー収容回線の使用帯域とサービスプロバイダーデータベースに予め格納されている各サービスプロバイダーの規制帯域を比較し、回線使用帯域が規制帯域以上であれば、サービスプロバイダーデータベースにおいて該サービスプロバイダーに対応させて「迂回」が設定されているかチェックし、「迂回」が設定されていれば、輻輳管理データテーブルの該当サービスプロバイダーに対応させて「輻輳中」を示すデータ設定せず、メニューバッファの当該サービスプロバイダーに対応させて「迂回」を示すデータを設定し、
    サービス実行手段は、ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された場合、メニューバッファを参照し、該サービスプロバイダーに対応させて「迂回」を示すデータが設定されていれば、サービスプロバイダーデータベースにおいて該サービスプロバイダーに対応させて予め記憶されている迂回先のサービスプロバイダーを求め、該ユーザ端末と迂回先のサービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
  7. ユーザ端末にサービス選択メニューを表示してサービスプロバイダー選択のナビゲーションを行うナビゲーション装置において、
    サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、
    トラヒック取得手段により取得された回線使用状況を格納するトラヒック格納バッファと、
    ユーザ端末が各サービスプロバイダーにアクセス可能であるか否かを示すアクセス情報を該ユーザ端末に対応させて記憶するユーザ情報データベースと、
    アクセス可能なサービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を参照して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、各サービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示させるメニュー最適化手段と、
    該判定結果を記憶するメニューバッファと、
    ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行手段を備え、
    メニュー最適化手段は、ナビゲーション装置にユーザ端末が接続された時、前記ユーザ情報データベースに記憶されているアクセス情報を参照して、該ユーザ端末がアクセス可能なサービスプロバイダーを抽出し、アクセス可能なサービスプロバイダーについて、トラヒック格納バッファに記憶されている該サービスプロバイダー収容回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域とサービス提供に必要となる帯域を考慮して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、各サービスプロバイダーへの接続可否をメニューバッファに記憶すると共に、各サービスプロバイダーへの接続可否を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示し、
    サービス実行手段は、ユーザ端末において所定のサービスプロバイダーが選択された場合、メニューバッファを参照して該サービスプロバイダーへの接続が可能か判断し、可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 前記アクセス情報は、サービスプロバイダーとの契約により該サービスプロバイダーが提供するサービスを享受できるか否かを示す加入情報及びユーザの意志により予め設定されているサービスプロバイダーに対するアクセスを規制するか否を示すアクセス規制情報であることを特徴とする請求項7記載のナビゲーション装置。
  9. 前記ユーザ情報データベースはユーザ端末に対応してデコード方式等のユーザ端末の性能を記憶し、サービスプロバイダーデータベースはサービスプロバイダーに対応してエンコード方式等のサービスプロバイダーの性能を記憶し、
    メニュー最適化手段は、ナビゲーション装置にユーザ端末が接続された時、ユーザ端末の性能とサービスプロバイダーの性能を比較して該サービスプロバイダーへのアクセスが可能か否かを判定することを特徴とする請求項7記載のナビゲーション装置。
  10. ナビゲーション装置は、サービスプロバイダー選択不可能の理由に応じた理由コードと該理由を示すメッセージとの対応を記憶する理由テキストテーブルを備え、
    前記メニュー最適化手段は、ユーザ端末のサービスプロバイダーへの接続が不可能な場合、不可能な理由に応じた理由コードをユーザ端末に対応してメニューバッファに記憶すると共に、サービスプロバイダーの選択可否が識別可能となるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示し、ユーザ端末において選択不可能なサービスプロバイダーが選択された時、
    サービス実行手段は、メニューバッファに記憶されている理由コードを参照して選択不可能な理由をユーザ端末に表示することを特徴とする請求項7記載のナビゲーション装置。
  11. ナビゲーション装置は、サービスプロバイダーの表示情報を格納するサービスプロバイダーデータベースを備え、
    ユーザ端末においてサービスプロバイダーが選択された時、該サービスプロバイダーの表示情報をユーザ端末に表示することを特徴とする請求項10記載のナビゲーション装置。
  12. メニュー最適化手段は、前記アクセス可能なサービスプロバイダーについて、該サービスプロバイダー収容回線の利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域と各品質レベルのサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、判定結果をメニューバッファに記憶すると共に、該判定結果を反映したサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示し、
    サービス実行手段は、ユーザ端末においてサービスプロバイダー及び品質レベルが選択された場合、メニューバッファを参照して該サービスプロバイダーへの該品質レベルでのサービス提供が可能か判断し、可能な場合にはユーザ端末と該サービスプロバイダー間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とする請求項7記載のナビゲーション装置。
  13. ユーザ端末にサービス選択メニューを表示してサービスプロバイダー選択のナビゲーションを行うナビゲーション装置において、
    サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を取得するトラヒック取得手段と、
    トラヒック取得手段により取得された回線使用状況を格納するトラヒック格納バッファと、
    サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を参照して該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、接続不可能なサービスプロバイダーを識別可能となるように、かつ、該サービスプロバイダーからのサービス提供を予約できるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示するメニュー最適化手段と、
    ユーザのサービス選択メニューに対する操作を監視し、操作に対応した制御を実行するサービス実行手段と、
    予約されたサービスプロバイダーを特定する情報を格納する予約管理テーブルと、
    サービス提供を予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーの対応情報を格納する予約登録バッファと、予約テーブルと予約登録バッファにそれぞれ前記各情報を設定する予約登録手段と、
    予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダー間のパス設定制御を行う予約実行手段を備え、
    メニュー最適化手段は、ナビゲーション装置にユーザ端末が接続された時、サービスプロバイダーを収容する回線の使用状況を参照して該回線の利用可能帯域を求め、該利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域とサービス提供に必要となる帯域とに基づいて、該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、利用可能帯域の不足により接続できないサービスプロバイダーが存在する場合には該サービスプロバイダーを識別可能となるように、かつ、該サービスプロバイダーからのサービス提供を予約できるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示し、
    サービス実行手段はユーザ端末により接続可能なサービスプロバイダーが選択された場合には、パス設定部に該ユーザ端末とサービスプロバイダー間のパス設定を要求し、接続不可能なサービスプロバイダーの予約が入力された場合には、前記予約登録手段を起動し、
    予約登録手段は、予約したユーザ端末と予約されたサービスプロバイダーの対応情報を予約登録バッファに設定するとともに、予約管理テーブルの該当サービスプロバイダー位置に予約フラグを設定し、
    メニュー最適化手段は、他のユーザ端末がナビゲーション装置に接続されて起動されるたびに、予約管理テーブルを参照して予約対象となっているサービスプロバイダーを求め、該予約対象となっているサービスプロバイダーの利用可能帯域がサービス提供に必要な帯域以上であるか判断し、以上であれば予約実行手段を起動し、
    予約実行手段は、予約登録バッファに記憶されている前記予約対象のサービスプロバイダーと該サービスプロバイダーに対応して記憶されているユーザ端末間のパス設定をパス設定部に要求することを特徴とするナビゲーション装置。
  14. メニュー最適化手段は、サービスプロバイダーを収容する回線の利用可能帯域とユーザ端末が使用する帯域と各品質レベルのサービス提供に必要となる帯域とを考慮して、品質レベル毎に該サービスプロバイダーへの接続可否を判定し、所定品質レベルについて利用可能帯域の不足により接続できないサービスプロバイダーが存在する場合には、該品質レベル及びサービスプロバイダーを識別可能に、かつ、予約できるようにサービス選択メニューを作成してユーザ端末に表示することを特徴とする請求項13記載のナビゲーション装置。
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