JP2001289114A - ディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジン

Info

Publication number
JP2001289114A
JP2001289114A JP2000105955A JP2000105955A JP2001289114A JP 2001289114 A JP2001289114 A JP 2001289114A JP 2000105955 A JP2000105955 A JP 2000105955A JP 2000105955 A JP2000105955 A JP 2000105955A JP 2001289114 A JP2001289114 A JP 2001289114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diesel engine
storing
frame
frame portion
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000105955A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokatsu Yamamoto
智勝 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000105955A priority Critical patent/JP2001289114A/ja
Publication of JP2001289114A publication Critical patent/JP2001289114A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジンにおいて、架構部の剛性
を向上させて発生応力を低減する。 【解決手段】 このディーゼルエンジンはクランク軸等
を収納する台板部9、連接棒等を収納する架構部6、及
びシリンダ等を収納するジャケット部1を積み重ね、こ
れらをタイボルト10で一体に連結して構成してある。
架構部6を構成する二重隔壁14,15の天板を、カム
側から排気側まで延びる一体型天板22として剛性を増
してある。隔壁14,15を三重構造として剛性を増し
た構造も提示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舶用ディーゼルエ
ンジン等の大型のディーゼルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】舶用等の大型のディーゼルエンジンの構
造例を図3に示してある。図3は、クランク軸方向と垂
直な断面図を示しているが、この図3に見られるよう
に、エンジン全体は大きく分けて3つの部分からなり、
1つ目はシリンダ2とピストン3等を収納するジャケッ
ト部1、2つ目はピストン3の爆発による力をクランク
軸8に伝導する連接棒7等を収納する架構部6、3つ目
は得られた動力をプロペラ等に伝えるクランク軸8を収
納する台板部9である。これらの台板部9、架構部6、
及びジャケット部1は、順次積み重ねられ、ジャケット
部1の上面から台板部9の底面まで機関全体を鉛直方向
に貫通するタイボルト10により締め付けられて組み立
てられる。図3において、5はガイドバー(摺動板)
で、これに沿ってクロスヘッド4が上下する。
【0003】架構部6は、図4に示すように、シリンダ
間を仕切る中央仕切り板12と、その両側に配置された
カム側の二重隔壁14と排気側の二重隔壁15を有して
いる。クロスヘッド4から受ける水平方向のスラスト力
は、中央仕切り板12からガイドバー16を通して二重
隔壁14,15に伝わる構造となっている。二重隔壁1
4,15とガイドバー16は、架構部6に働く筒内圧や
スラスト荷重などの荷重による変形を抑制する部材とし
て働く。二重隔壁14の上にある天板18には、タイボ
ルト10が貫通するタイボルト穴20が設けられてい
る。また、二重隔壁15の上にある天板19には、タイ
ボルト10が貫通するタイボルト穴21が設けられてい
る。
【0004】以上説明したように構成されているディー
ゼルエンジンの架構部6は、シリンダ筒内圧、及びクロ
スヘッド4からのサイドスラスト力を受ける為、中央仕
切り板12の上端・下端付近で高応力が発生しやすい傾
向にある。そこで現状では、架構部6に二重隔壁14,
15を設けたり、架構部6の板厚を増加したり、二重隔
壁14,15の隔壁間内にリブを追加したりして応力の
低減をはかっている。このように、架構部6の板厚を増
加したり、リブを追加するとディーゼルエンジンの重量
を増すとともにコスト上昇を招くことになる。エンジン
の高出力化を行う上で、架構部6における剛性の向上と
応力の低減がますます求められる状況にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、クランク軸
等を収納する台板部、連接棒等を収納する架構部、及び
シリンダ等を収納するジャケット部を積み重ね、これら
をタイボルトで一体に連結して構成したディーゼルエン
ジンにおいて、前記架構部の剛性を向上させて発生応力
を低減可能な構造のディーゼルエンジンを提供すること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クランク軸等
を収納する台板部、連接棒等を収納する架構部、及びシ
リンダ等を収納するジャケット部を積み重ね、これらを
タイボルトで一体に連結して構成したディーゼルエンジ
ンにおける前記課題を解決するため、前記架構部を構成
する二重隔壁の天板を、カム側から排気側まで延びる一
体型天板とした構造のディーゼルエンジンを提供する。
【0007】本発明によるディーゼルエンジンにおいて
は、その架構部における二重隔壁の天板をカム側から排
気側まで延びる一体型天板としているので、クロスヘッ
ドからガイドバーを通してスラスト力が働く架構部の上
部は剛性が増加されていて、水平方向における架構部の
変形を拘束し局所的な応力発生を防いで発生応力を平均
化することができる。
【0008】また、本発明は、クランク軸等を収納する
台板部、連接棒等を収納する架構部、及びシリンダ等を
収納するジャケット部を積み重ね、これらをタイボルト
で一体に連結して構成したディーゼルエンジンにおける
前記課題を解決するため、前記架構部を構成するカム側
及び排気側の架構内を鉛直方向に延びる隔壁をそれぞれ
三重構造にした構造のディーゼルエンジンを提供する。
【0009】このように、カム側と排気側の架構の隔壁
を三重構造とすることによって、カム側と排気側の架構
における剛性が増し、架構部が荷重を受けても変形を減
少させることができる。また、隔壁を三重構造とするこ
とによって、その三重壁板厚合計を二重隔壁の板厚合計
よりも薄くすることが可能である。
【0010】本発明によるディーゼルエンジンでは、そ
の架構部を前記した一体型天板と三重構造の隔壁の両方
を併せもつ構造として剛性を更に高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディーゼルエ
ンジンの構造を図に示した実施の形態に基づいて具体的
に説明する。なお、以下の実施の形態において、図3〜
図5に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡
単にするため同じ符号を付してあり、それらについての
重複する説明は省略する。
【0012】(第1実施形態)まず、図1に示した第1
実施形態による架構部について説明する。図1におい
て、22は、中央仕切板12の上に取付けられた一体型
天板である。この一体型天板22は、カム側の二重隔壁
14から排気側の二重隔壁15まで延長された一体型の
天板となっている。その他の構造は、図4に示した従来
の架構部6の構造と同じである。
【0013】このようにカム側の二重隔壁14と排気側
の二重隔壁15の天板を延長し一体型とすると、特に架
構部6の上部にスラスト力が働いた場合の架構部6全体
の剛性が増加することになるため、水平方向の変形を拘
束し、発生応力の平均化、つまり局所的な応力発生を防
ぐ効果が得られる。なお、ディーゼルエンジンでは、従
来の上死点でのクロスヘッドの位置が天板より上にな
り、天板を一体型にすると両者が接触することになる。
従って、この第1実施形態による構造を成立させるため
には、上死点でのクロスヘッドの位置を天板22以下と
なるようにすることが必要である。
【0014】(第2実施形態)次に、図2に示した第2
実施形態による架構部について説明する。図2におい
て、24は第3の隔壁で、この隔壁24は、二重隔壁1
4の間に配置してあり、カム側及び排気側(図示してい
ない)とも隔壁が三重構造としてある。その他の構造は
図5に示した従来の構造と同じである。
【0015】このように架構の隔壁を三重壁とすると、
第1実施形態の場合の一体型天板の場合と同じくカム側
及び排気側方向の剛性が増加し、架構の変形を減少させ
る効果が得られる。この際、従来の二重壁の板厚合計よ
りも三重壁板厚合計の方が薄くすることが可能である。
なお、三重壁構造とした場合、溶接量が増加し、溶接方
法も困難となる可能性があるため、中央の隔壁は高さ方
向に全長分配置する必要はなく、架構上部及び中央仕切
り板下端付近のみリブのように設置した構造としてもよ
い。
【0016】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。
【0017】例えば、上記実施形態では第1実施形態の
一体型天板と第2実施形態の三重隔壁構造を別々に採用
しているが、これらを同時に採用して架構部の剛性を更
に高めたものとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば課
題が解決されたディーゼルエンジンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるディーゼルエンジ
ンにおける架構部の構造を示す斜視図。
【図2】本発明の第2実施形態によるディーゼルエンジ
ンにおける架構部のカム側の隔壁を示す斜視図。
【図3】ディーゼルエンジンの構造例を示す縦断面図。
【図4】従来のディーゼルエンジンの架構部の構造を示
す斜視図。
【図5】従来のディーゼルエンジンにおける架構部のカ
ム側の隔壁を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ジャケット部 2 シリンダ 3 ピストン 4 クロスヘッド 5 ガイドバー 6 架構部 7 連接棒 8 クランク軸 9 台板部 10 タイボルト 12 中央仕切り板 14 二重隔壁(カム側) 15 二重隔壁(排気側) 16 ガイドバー 18 天板 19 天板 20 タイボルト穴 21 タイボルト穴 22 一体型天板 24 第3の隔壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸等を収納する台板部、連接棒
    等を収納する架構部、及びシリンダ等を収納するジャケ
    ット部を積み重ね、これらをタイボルトで一体に連結し
    て構成したディーゼルエンジンにおいて、前記架構部を
    構成する隔壁の天板を、カム側から排気側まで延びる一
    体型天板としたことを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 【請求項2】 クランク軸等を収納する台板部、連接棒
    等を収納する架構部、及びシリンダ等を収納するジャケ
    ット部を積み重ね、これらをタイボルトで一体に連結し
    て構成したディーゼルエンジンにおいて、前記架構部を
    構成するカム側及び排気側の架構内を鉛直方向に延びる
    隔壁をそれぞれ三重構造にしたことを特徴とするディー
    ゼルエンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一体型天板と、請求項
    2に記載の三重構造の隔壁を合わせもつ架構部を有する
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
JP2000105955A 2000-04-07 2000-04-07 ディーゼルエンジン Withdrawn JP2001289114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105955A JP2001289114A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 ディーゼルエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105955A JP2001289114A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 ディーゼルエンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001289114A true JP2001289114A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18619204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000105955A Withdrawn JP2001289114A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 ディーゼルエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001289114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127536A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ディーゼルエンジン
WO2012060141A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 三菱重工業株式会社 内燃機関のジャケット
WO2012060144A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 三菱重工業株式会社 架構

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127536A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ディーゼルエンジン
WO2012060141A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 三菱重工業株式会社 内燃機関のジャケット
WO2012060144A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 三菱重工業株式会社 架構
JP2012097715A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 架構
CN103026039A (zh) * 2010-11-05 2013-04-03 三菱重工业株式会社 框架
CN103221671A (zh) * 2010-11-05 2013-07-24 三菱重工业株式会社 内燃机的汽缸套
KR101413335B1 (ko) 2010-11-05 2014-06-27 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 프레임
KR101493176B1 (ko) * 2010-11-05 2015-02-12 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 내연 기관의 재킷
CN104863741A (zh) * 2010-11-05 2015-08-26 三菱重工业株式会社 内燃机的汽缸套
CN104863741B (zh) * 2010-11-05 2017-12-15 三菱重工业株式会社 内燃机的汽缸套

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736778B2 (ja) 内燃機関及びそのクランク軸受構造
EP0628716A1 (en) Cylinder block for an internal combustion engine
KR100243934B1 (ko) 크로스헤드형 2 행정 내연기관
JPH0618642U (ja) ピストン
JP2000230456A (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
JP2001289114A (ja) ディーゼルエンジン
KR101464097B1 (ko) 실린더 재킷
JPH0217212Y2 (ja)
KR101413335B1 (ko) 프레임
JP5932557B2 (ja) 内燃機関
US7273030B2 (en) Crankshaft support structure of internal combustion engine
JP5511302B2 (ja) エンジンの架構及びその製造方法
JP2836416B2 (ja) 内燃機関のシリンダブロックの構造
JPS591085Y2 (ja) 内燃機関のシリンダブロツク
JPH029087Y2 (ja)
JP2002115602A (ja) シリンダブロック
JPH0618050Y2 (ja) シリンダブロツク構造
JPH0218301Y2 (ja)
JP2019152103A (ja) ラダーフレーム
JP2011127536A (ja) ディーゼルエンジン
JPH0450509A (ja) ラダーフレーム
JP2653129B2 (ja) エンジン構造
JP3120324B2 (ja) 多気筒エンジン
JP2606040B2 (ja) エンジンのシリンダボディ
JP2543871Y2 (ja) 直列6気筒エンジンのシリンダボディ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703