JP2543871Y2 - 直列6気筒エンジンのシリンダボディ構造 - Google Patents

直列6気筒エンジンのシリンダボディ構造

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JP2543871Y2
JP2543871Y2 JP1988113437U JP11343788U JP2543871Y2 JP 2543871 Y2 JP2543871 Y2 JP 2543871Y2 JP 1988113437 U JP1988113437 U JP 1988113437U JP 11343788 U JP11343788 U JP 11343788U JP 2543871 Y2 JP2543871 Y2 JP 2543871Y2
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JP
Japan
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cylinder
partition
cylinder body
line
bearing
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JP1988113437U
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克啓 本庄
宏光 後藤
真一郎 中村
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は直列6気筒エンジンのシリンダボディ構造
に関するものである。
[従来の技術] シリンダブロックの剛性を確保しつつ、軽量化を図ろ
うとした提案に第3図に示す「エンジンのシリンダブロ
ック」(実開昭55−112040号公報)がある。
この提案は、列方向に間隔を有して配置されたシリン
ダ部材a〜dの隣接相互を連結部材eで連結し、連結さ
れたこれらシリンダ部材a〜dをシリンダブロックf内
に収容し、各シリンダ部材a〜dとそれらが対向するシ
リンダブロックfの収容壁gとを連結部材hで連結して
構成されたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記提案にあっては、各クランクジャー
ナルの軸受部を構成する隔壁の形状及び剛性が同一に形
成されているために、各隔壁の外的荷重に対する剛性が
適正でなく、シリンダボディの重量が増加してしまうと
いう問題があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、直列6気筒エンジンのシリンダボディのス
カート部に、下部にクランクジャーナルを回転支持する
軸受部を有した隔壁をそれぞれ取付け、各隔壁の肉厚
を、シリンダボディの長手方向中央に位置しその両側の
気筒に配置されたピストンの位相が一致する隔壁でT1、
前後端に位置する隔壁でT2、その他の隔壁でT3としたと
き、これら隔壁の肉厚T1,T3,T2をT1>T3>T2に形成した
ものである。
[作用] 直列6気筒エンジンにおいて、隔壁の両側のピストン
が同位相であると、その隔壁には最も大きな応力が発生
する。片側にしかピストンが存在しない前後端の隔壁の
応力は、両側にピストンが存在している他の隔壁よりも
小さくなる。従って上記構成により、各隔壁の剛性はそ
の応力に相応した適正なものとなり、シリンダボディを
軽量化することができる。
[実施例] 以下にこの考案は好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第2図に示されるようにシリンダボディ1は上部のシ
リンダブロック部2と下部のスカート部3を一体的に接
続して構成される。
この実施例にあってシリンダボディ1には第1図の側
断面図に示すようにシリンダボディ1の長手方向に等間
隔をおいて6つの#1〜#6シリンダ4〜9が形成され
る。
第2図に示すように、各シリンダ#1〜#6の隣接す
るシリンダ間には、スカート部3の内壁に上端部がそれ
ぞれ取付けられて下部にクランクジャーナル13の上半分
に係合するジャーナル部14を有する隔壁25〜31が形成さ
れており、各隔壁25〜31は上記スカート部3の内壁10,1
1に一端を接続した水平部材12の他端が接続されること
によって、シリンダボディ1に一定の剛性をもたせるよ
うにしている。水平部材12の下面にはボルトで着脱自在
に取り付けられて上記クランクジャーナル13の下半分と
係合するベアリングキャップ15が接合されて、それぞれ
#1〜#6軸受部16〜21を形成するようになっている。
第1図に示すように、軽量化のためにベアリングキャッ
プ15には、その両側面に、肉抜き部23が窪ませて形成さ
れている。
24はベアリングキャップ15の両端の位置を規制すると
共に水平部材12を補強する斜材である。
ところで、各軸受部16〜22に加わる荷重を測定したと
ころ、#4軸受部19が最大で、#2軸受部17,#3軸受
部18,#5軸受部20及び#6軸受部21が、#4軸受部19
より小さく、#1軸受部16及び#7軸受22が#2,#3,#
5,#6軸受部より小さいことがわかった。
これは直列6気筒エンジンにおいては、回転バランス
を考慮して、#1シリンダ4と#6シリンダ9、#2シ
リンダ5と#5シリンダ8、#3シリンダ6と#4シリ
ンダ7が、それぞれピストンの位相が同一となるように
クランク配列がなされており、長手方向中央の隔壁28に
は、両側のシリンダ(6,7)のピストン位相が同一であ
ることに起因して慣性力が大きくなる結果、最も大きな
応力が発生するためである。また片側にしかピストンが
存在しない前後端の隔壁25,31には、両側にピストンが
存在している他の隔壁26,27,29,30よりも小さい慣性力
が作用するためである。
そこで、実施例にあっては#1〜#6軸受部16〜22及
びシリンダブロック部2とスカート部3との接続部に一
端が接続され、他端がジャーナル部14の上面に接続され
た垂直方向の隔壁25〜31の断面係数を適正にし、軽量化
を図る。
即ち、実施例にあっては第1図に示してあるように最
大応力が発生する#3シリンダ6と#4シリンダ7間の
隔壁28の肉厚T1を他の隔壁の肉厚より大きくし、#1シ
リンダ4と#2シリンダ5間,#2シリンダ5と#3シ
リンダ6間,#4シリンダ7と#5シリンダ8間および
#5シリンダ8と#6シリンダ9の間の隔壁26,27,29お
よび30の肉厚を、両端の垂直部材25,31の肉厚T2よりは
大きく且つ#3シリンダ6と#4シリンダ7間の肉厚T1
よりは小さいT3として許容応力の適正化を図り、さらに
ベアリングキャップ15に形成される肉抜き部23の容積
も、上記各隔壁25〜31の肉厚さT1,T2,T3に順じて形成
されて応力の適正化を図っている。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、各隔壁の剛性をその応
力に相応した適正なものにすることができ、シリンダボ
ディの軽量化が達成されるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適一実施例を示す側断面図、第2
図は第1図のII−II線断面図、第3図は従来例を示す断
面図である。 図中、1はシリンダボディ、3はスカート部、4〜9は
シリンダ、12は水平部材、25〜31は隔壁である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列6気筒エンジンのシリンダボディのス
    カート部に、下部にクランクジャーナルを回転支持する
    軸受部を有した隔壁をそれぞれ取付け、各隔壁の肉厚
    を、シリンダボディの長手方向中央に位置しその両側の
    気筒に配置されたピストンの位相が一致する隔壁でT1、
    前後端に位置する隔壁でT2、その他の隔壁でT3としたと
    き、これら隔壁の肉厚T1,T3,T2をT1>T3>T2に形成した
    ことを特徴とする直列6気筒エンジンのシリンダボディ
    構造。
JP1988113437U 1988-08-31 1988-08-31 直列6気筒エンジンのシリンダボディ構造 Expired - Lifetime JP2543871Y2 (ja)

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