JP2001288724A - 水上構造物支持杭の杭頭接合構造 - Google Patents

水上構造物支持杭の杭頭接合構造

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JP2001288724A
JP2001288724A JP2000106575A JP2000106575A JP2001288724A JP 2001288724 A JP2001288724 A JP 2001288724A JP 2000106575 A JP2000106575 A JP 2000106575A JP 2000106575 A JP2000106575 A JP 2000106575A JP 2001288724 A JP2001288724 A JP 2001288724A
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JP
Japan
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pile
pile head
tube
peripheral surface
plate
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JP2000106575A
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Masaaki Toyama
雅昭 外山
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、水上構造物と支持杭との接合用の
外挿管の下端に対する防食性能を確保し、かつ支持杭と
外挿管との間にグラウト材を充填するまでの間に、水上
構造物と支持杭との仮固定を行うことができる水上構造
物支持杭の杭頭接合構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として本
発明は、外挿管下端の下端プレートと支持杭とを型枠プ
レートにより仮固定すると共に、下端プレート底面と型
枠プレート底面及び支持杭頭部外周面とを防食カバーに
より被覆したことを特徴とする、水上構造物支持杭の杭
頭接合構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設ドルフィン構
造物等の水上構造物と、それを支持する支持杭の頭接と
の接合構造に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、既設ドルフ
ィン構造物などの水上構造物としてテンプレート式RC
上部工を採用し、かつこの上部工側に鋼製外挿管を埋設
し、その外挿管内に支持杭頭部を挿入して接合する技術
であるが、以下のような問題点が生じる。
【0003】即ち、外挿管の上部工下面に露呈する部分
が防食上の弱点となる。これまではドルフィン構造物に
おいてテンプレート式上部工にRC構造を用いた例自体
が少なく、さらに鋼製外挿管を用いた例は皆無であった
ため、本問題点への対策は確立していなかった。
【0004】また、テンプレート式上部工方式を採用し
た場合、支持杭外周面と外挿管内周面間にグラウト材を
充填して両者を一体的に接合する。しかし、支持杭打設
からグラウト材充填までの間、上部工を支持杭に仮固定
する必要がある。 この点についても、過去に同様の事
例がなかったため、本問題点への対策は確立していなか
った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、鋼製外挿管下端に対する防食
性能を確保し、かつグラウト材充填までの間の水上構造
物と支持杭との仮固定を行うことができる水上構造物支
持杭の杭頭接合構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、水上構造物とその支持杭頭部と
の接合構造において、水上構造物内に埋設され水上構造
物の底面に開口した外挿管と、この外挿管の下端部に接
合された下端プレートと、前記下端プレート底面と支持
杭頭部外周面とに接合され、かつ前記外挿管の内周面
と、外挿管内に収納した支持杭頭部の外周面間に形成さ
れるグラウト充填空間を閉塞する型枠プレートと、前記
グラウト充填空間内に充填され、前記支持杭頭部と外挿
管とを一体化するグラウト材と、前記下端プレート底面
と型枠プレート底面及び支持杭頭部外周面とを被覆する
防食カバーとよりなることを特徴とした、水上構造物支
持杭の杭頭接合構造を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0008】<イ>水上構造物 水上構造物として、ドルフィン構造物を例として説明す
る。このドルフィン構造物には、テンプレート式RC上
部工1を採用する。
【0009】<ロ>支持杭 支持杭2は、水上構造部を支持するものであり、所要数
打設され、その頭部21にテンプレート式RC上部工1
を接合する。
【0010】<ハ>外挿管 外挿管3は、上部工1内に埋設され上部工1の底面に開
口した管体である。この外挿管3の下端外周には、上部
工1の製作ヤードにて予めリング状などの下端プレート
31を、外挿管3と直角方向に溶接等で接合する。
【0011】<ニ>型枠プレート 型枠プレート4は、上部工1の架設後に下端プレート3
1底面と支持杭頭部21外周面とに溶接等で接合され、
かつ外挿管3の内周面と、外挿管3内に収納した支持杭
頭部21の外周面間に形成されるグラウト充填空間22
を閉塞するものである。
【0012】例えば、型枠プレート4はリング状に形成
し、その内周径を支持杭頭部21の外周径よりやや大き
くして、支持杭頭部21の外周面に直角方向に嵌装して
接合する。
【0013】このように、型枠プレート4によって、下
端プレート31と支持杭頭部21とを仮固定するため、
グラウト材充填までの間の上部工1と支持杭2との仮固
定を行うことができる。
【0014】<ホ>グラウト材 グラウト材5は、グラウト充填空間22内に底部から充
填し、支持杭頭部21と外挿管3とを一体化するもので
ある。充填方法は、型枠プレート4に開設した充填口か
ら充填管などを差し込んで注入すると良い。
【0015】<ヘ>防食カバー 防食カバー6a、6bは、下端プレート31底面と型枠
プレート4底面及び支持杭頭部21外周面とを被覆する
ものである。防食カバー6aの取り付けは、下端プレー
ト31及び型枠プレート4の底面に突設したネジ棒7を
貫通させ、ナット71で締結した後に、防食キャップ7
2を被せて取付けを行う。防食カバー6bの取り付けは
ストッパーバンド8などを用いる。
【0016】 なお、防食カバー6a、6bは、ペトロ
ラタムテープ61、発泡ポリエチレンシート62、FRカ
バー63などの三層構造にすると高い防食性能が得られ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるため、
次のような効果を得ることができる。 <イ>下端プレート底面と型枠プレート底面及び支持杭
頭部外周面とを防食カバーにより被覆したため、外挿管
下端に対する防食性能を確保することができる。
【0018】<ロ>外挿管下端の下端プレートと支持杭
とを型枠プレートにより仮固定するため、グラウト材充
填までの間の水上構造物と支持杭との仮固定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水上構造物とその支持杭頭部との接合構
    造において、 水上構造物内に埋設され水上構造物の底面に開口した外
    挿管と、 この外挿管の下端部に接合された下端プレートと、 前記下端プレート底面と支持杭頭部外周面とに接合さ
    れ、かつ前記外挿管の内周面と、外挿管内に収納した支
    持杭頭部の外周面間に形成されるグラウト充填空間を閉
    塞する型枠プレートと、 前記グラウト充填空間内に充填され、前記支持杭頭部と
    外挿管とを一体化するグラウト材と、 前記下端プレート底面と型枠プレート底面及び支持杭頭
    部外周面とを被覆する防食カバーとよりなることを特徴
    とした、 水上構造物支持杭の杭頭接合構造。
JP2000106575A 2000-04-07 2000-04-07 水上構造物支持杭の杭頭接合構造 Pending JP2001288724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114508074A (zh) * 2022-03-17 2022-05-17 中交第三航务工程局有限公司江苏分公司 一种装配式高桩码头插槽式预制构件的安装方法

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CN114508074A (zh) * 2022-03-17 2022-05-17 中交第三航务工程局有限公司江苏分公司 一种装配式高桩码头插槽式预制构件的安装方法

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