JP2001286949A - 現像装置に使用されるブレード、その製造方法及び製造用金型、当該ブレードを有する現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置に使用されるブレード、その製造方法及び製造用金型、当該ブレードを有する現像装置及び画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、安定して高品質画像を形成する
ことができる現像装置に使用されるブレード、その製造
方法及び製造用金型、当該ブレードを有する現像装置及
び画像形成装置を提供することを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明のブレードは、ノックアウトを有
する上型部と、パンチを有して前記上型部と相対移動可
能な下型部とを有するプレス成形用金型であって、前記
ノックアウトは断面的に第1の平面部と当該第1の平面
部から突出する三角形状突出部を有し、前記パンチは断
面的に第2の平面部と当該第2の平面部に形成された三
角形状溝部とを有し、前記三角形状突出部が前記第1の
平面部から突出する第1の角度は前記三角形状溝部が前
記第2の平面部から引き込む第2の角度よりも大きい金
型から製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、現像装置
において現像ローラの現像剤の層厚を規制するブレー
ド、その製造方法及び製造用金型に係る。また、本発明
は、当該ブレードを利用する現像装置及び画像形成装置
にも係る。本発明は、例えば、現像ローラ上の非磁性一
成分現像剤の層厚を規制するブレード、当該ブレードを
用いた非磁性一成分現像剤層の形成方法、当該ブレード
を有する現像装置、及び、これらの構成要素の一又は複
数を有する電子写真式の画像形成装置に好適である。も
っとも、本発明は非磁性一成分現像剤への適用に限定さ
れるものではない。
【0002】ここで、「非磁性一成分現像剤」とは、非
磁性でキャリアを含まない一成分の現像剤をいう。ま
た、「電子写真式の画像形成装置」とは米国特許第2,
297,691に記載されたカールソンプロセスを利用
した画像形成装置であり、典型的にはレーザプリンタ
で、記録媒体である現像剤を被記録体(印刷用紙やOH
Pフィルムなど)に付着することによって記録するノン
インパクトプリンタをいう。
【0003】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションの進展
により、コンピュータの出力端末、ファクシミリ、コピ
ー機等にレーザプリンタ等の電子写真式の画像形成装置
が多く使用されている。電子写真方式は、一般に、光導
電性絶縁体(感光体ドラムや感光体ベルト)を使用して
帯電、露光、現像、転写、定着、その他の後処理などの
工程を有している。
【0004】帯電工程では、感光体ドラムを一様に(例
えば、−600Vに)帯電させる。露光工程では感光体
ドラムにレーザビームなどを照射して照射部分の電位
を、例えば、−50V程度に変化させて静電潜像を形成
する。現像工程では、例えば、反転現像法を利用して、
感光体ドラムに現像剤を電気的に付着させて静電潜像を
可視化する。反転現像法とは、露光によって電荷の抜け
た場所に、現像バイアスにより電場を形成し、この電場
により感光体ドラムの一様帯電と同極性の現像剤を付着
させる現像方法である。転写工程では、被記録体に静電
潜像に対応するトナー像を形成する。定着工程では、加
熱、加圧等によりトナー像を溶融して被記録体に定着さ
せて印刷物を得る。後処理では、転写後の感光体ドラム
の除電とクリーニング、残留トナーの回収と再利用及び
/又は廃棄などが行われる。
【0005】上述した現像工程に使用される現像剤は、
トナーを使用する一成分系現像剤と、トナーとキャリア
を使用する二成分系現像剤とに大別することができる。
トナーには、例えば、合成高分子物質からなるバインダ
樹脂中に外添剤、染料、カーボンブラックなどの着色剤
などを分散させたものを3乃至15μm程度に微粉砕し
た粒子が使用される。外添剤はトナー表面改質剤として
使用される微粉末で、元来はトナーの流動性を改善する
ために使用されたが画質向上剤として使用される場合も
ある。外添剤には、コロイダルシリカ、酸化チタン、ア
ルミナ、ステアリン酸亜鉛などがある。また、キャリア
には、例えば、直径100μm程度の鉄粉やフェライト
ビーズが使用される。一成分系現像剤は、(1)キャリ
アの劣化やトナー濃度の制御、混合、攪拌機構が不要な
ため現像装置の構成の簡素化と小型化する、(2)不要
になったトナーにキャリアなどの廃棄物がないなどの特
長を有している。
【0006】一成分系現像剤はトナーの中に磁性粉を含
有させた磁性一成分現像剤とこれを含有しない非磁性一
成分現像剤に更に分類することができる。しかし、磁性
一成分現像剤は、(1)電気抵抗が小さい磁性粉を多量
に含有しているので帯電量を高くできず転写性能が悪
い、(2)黒色磁性粉のために透明性が低くカラー化す
ることが困難である、(3)磁性粉のために定着性が悪
くなり、高温、高圧を要してランニングコストの増加を
招くなどの問題があるため、これらの問題を有しない非
磁性一成分現像剤は今後ますます需要が高まるものとし
て期待されている。
【0007】非磁性一成分現像剤は、比較的体積固有抵
抗の高い(例えば、300GΩcmなど)のトナーを一
般に使用する。また、トナーは基本的に電荷を有してい
ないので現像装置内で摩擦帯電又は電荷注入によってト
ナーに電荷を与える必要がある。
【0008】非磁性一成分現像剤を使用する現像方法
は、現像剤を担持した現像ローラを感光体ドラムと接触
させることによって現像剤を感光体ドラムに付着させる
接触型の現像方法と、両者に一定のギャップ(例えば、
約350μm)を設けて離間して、現像剤を現像ローラ
から飛翔させて感光体ドラムに付着させる非接触型の現
像方法とに分類することができる。
【0009】非磁性一成分現像剤を使用する現像方法
は、現像ローラから感光体ドラムへ搬送されるトナーの
量を制御して十分な画像濃度を得ることが重要である。
このために、現像ローラに所定のトナー層を、その厚さ
を制御しながら形成することが重要となる。典型的なト
ナーの層厚制御方法として現像ローラに弾性ブレード
(規制ブレード)を当接して層圧を均一化する方法が従
来提案されている。
【0010】かかる非磁性一成分現像剤を使用する接触
型現像装置は、一般に、リセットローラと、現像ローラ
と、ブレードとを有する。現像ローラには現像バイアス
を印加するバイアス電源が接続される。リセットローラ
は、供給ローラや塗布ローラとも呼ばれ、現像ローラに
当接してトナーを現像ローラへ供給し、更に、現像に使
用されなかった現像ローラ上のトナーを剥ぎ取ってこれ
を除去する機能を有する。現像ローラは、例えば、樹脂
製ローラで、帯電したトナーを薄層として表面に吸着し
て感光帯ドラムと接触する現像領域に搬送する。
【0011】ブレードは現像ローラに当接してトナー層
を均一な厚さに制御する機能を有する。ブレードは金属
やウレタン等の弾性材料から構成され、現像ローラと端
部又は非端部(即ち、腹当て)で当接してトナー層の厚
さを規制する。トナー層は薄すぎると画像濃度の低下と
濃度のバラツキをもたらし、厚すぎると逆帯電性及び低
帯電性トナーの割合が多くなり非画像部へのカブリ(画
像がないために本来白く抜けるべき箇所がトナーにより
着色される現象)が発生するという問題を発生する。こ
のため、ブレードは適度な厚さを有するトナー層を形成
することが要求される。
【0012】図28を参照して、ブレードがその端部に
おいて現像ローラに当接する場合のブレードによるトナ
ー層の層厚規制について説明する。ここで、図28は、
ブレードの曲率と規制されるトナー層の関係を示す概略
断面図であり、ブレード500が異なる3つの曲率を有
する端部510(即ち、512乃至516)を有する場
合を示している。ブレード500が小さい曲率を有する
端部510aを有する場合、図中一点差線で示すよう
に、ブレード500の現像ローラ20に対する食い込み
量が大きすぎて得られるトナー層Tの厚さ(即ち、現像
ローラ20表面からの高さ)は薄くなる。一方、ブレー
ド500が大きい曲率を有する端部510cを有する場
合、図中破線で示すように、ブレード500の現像ロー
ラ20に対する食い込み量が小さすぎてトナー層Tの厚
さは厚くなる。適当なトナー層の厚さはブレード500
が実線で示す曲率を有する端部510bを有する場合で
ある。このように、ブレード500はその端部510に
おいて適度な曲率を有する必要がある。
【0013】かかる適度な曲率を有する端部をブレード
に形成する方法として、本発明者らは、特許公開公報平
成9年第62096号において、端部510bを、打抜
き加工により必然的にできる抜きだれを利用して形成す
る技術を開示している。打抜き加工はダイとパンチを有
する金型を利用するが、打抜き時に端部510において
は抜きだれが、端部510に対向する端部14にバリ
(又はカエリ)が必然的に形成される。「抜きだれ」と
は離型時に形成される曲面部を意味し、「バリ」とは成
形時に鋭角状端部を意味する。抜きだれの寸法は本来は
端部510aあるいは512よりも小さいが、本出願人
は同公報において抜きだれの大きさをダイとパンチのク
リアランスを本来の幅よりも広げることによって大きく
することができることを開示している。
【0014】現像動作においては、トナーは、リセット
ローラ、ブレード及び現像ローラによって摺動摩擦され
て(例えば、マイナスに)帯電する。その後、マイナス
に帯電したトナーはリセットローラにより現像ローラの
表面に供給され、静電的吸着力によって付着する。その
後、ブレードによって現像ローラ上のトナー層は10μ
m乃至40μm程度の均一な厚さの薄層となる。トナー
は、感光体ドラムから現像ローラまで搬送され、現像領
域に印加された所定の電圧によって、感光体ドラム上の
静電潜像に対して電気的吸引力で吸着する。この結果、
潜像は可視化されて現像される。その後、潜像が形成さ
れていない非画像部にあたる現像ローラ上の残留トナー
は、リセットローラによって現像ローラから除去され
る。現像プロセスではこの一連の動作を繰り返し行って
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者らが
特許公開公報平成9年第62096号において開示した
製造方法及びこれによって得られたブレードは幾つかの
問題を有するため、本発明者は製造方法の改善が必要で
あると考えた。
【0016】第1に、同公報の製造方法は金型の寿命の
短命化を招く。これは、金型のクリアランスを本来の打
抜きに適した幅よりも広げているために金型に負荷がか
かるためである。
【0017】第2に、同公報の製造方法は、抜きだれの
寸法の制御が困難であり、抜きだれ寸法が端部510a
や516のようになれば画質の低下を招く。これは、抜
きだれの寸法がダイの端部の切れ味とブレード材料の硬
度にも依存し、これらを適切に調節することは大変だか
らである。
【0018】例えば、ダイの端部を研磨した直後は切れ
味が鋭すぎて抜きだれが小さ過ぎるため、所定の切れ味
になるまで5000枚程度の捨て抜きを必要になる。こ
の結果、ブレード製造の歩留まりが悪くなりコストアッ
プを招く。
【0019】また、ブレード材料の硬度がばらつく場合
にはブレードの再現性が悪く、同様に、ブレード製造の
歩留まりが悪くなりコストアップを招く。より詳細に
は、ブレードの端部510は、図29に示すように、そ
の曲線の高さXと曲線の長さY(即ち、Y1及びY2)に
よって表すことができ、同公報の製造方法は端部510
を形成する際に高さXを基準にしている。ここで、図2
9は、従来のブレード500の概略部分拡大断面図であ
る。例えば、クリアランスと高さXとの関係を求めて所
望の高さXを得るために必要なクリアランスを調節する
などである。しかし、その後、本発明者らは、端部51
0のうち磨耗するのは高さXではなく長さYであること
を発見した。例えば、図29においては、長さY1は磨
耗して長さY2になる。ところが、同公報の製造方法に
よって得られるブレードの長さYは材料の硬度によるば
らつきが大きく正確には把握できなかった。もちろん、
同公報の製造方法により得られたブレードについて高さ
Xと長さYとの関係やクリアランスとYとの関係も把握
することができない。このため、同公報の製造方法は、
ある高さXを得るために必要なクリアランスの情報は得
ることができたが、その場合の長さYの情報は得ること
ができない。高さXは磨耗せずに端部510は長さYに
依存するので、このことは換言すれば、同公報の製造方
法は所望の端部510bを有するブレードの再現性が低
いことを意味する。
【0020】一方、ブレードが当初は適度の曲率を有す
る端部510bを有しても継続的使用により磨耗して端
部510cのようになりトナー層が厚くなる。本発明者
らはこの原因を検討した結果、従来はブレード材料とト
ナーに添加される無機有機物(外添剤など)との硬度の
関係については考慮されていなかったことを発見した。
特に、近年の高速印字処理が要求される画像形成装置に
あっては現像ローラが高速で回転するためにブレードが
受ける負荷が増大する傾向にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を一又は複数を解決する新規かつ有用な現像装置
に使用されるブレード、その製造方法及び製造用金型、
当該ブレードを有する現像装置及び画像形成装置を提供
することを本発明の概括的目的とする。
【0022】より特定的には、本発明は、安定して高品
質画像を形成することができる現像装置に使用されるブ
レード、その製造方法及び製造用金型、当該ブレードを
有する現像装置及び画像形成装置を提供することを例示
的目的とする。
【0023】上記目的を達成するために、本発明のプレ
ス成形用金型は、ノックアウトを有する上型部と、パン
チを有して前記上型部と相対移動可能な下型部とを有
し、前記ノックアウトは断面的に第1の平面部と当該第
1の平面部から突出する三角形状突出部を有する。前記
パンチは断面的に第2の平面部と当該第2の平面部に形
成された三角形状溝部とを有し、前記三角形状突出部が
前記第1の平面部から突出する第1の角度は前記三角形
状溝部が前記第2の平面部から引き込む第2の角度より
も大きい。代替的に又はこれと共に、前記ノックアウト
は断面的に第1の平面部と当該第1の平面部から突出す
る三角形状突出部を有し、前記パンチは断面的に第2の
平面部と当該第2の平面部に形成された三角形状溝部と
を有し、前記三角形状突出部が前記第1の平面部に接続
する第1の幅は前記第2の平面部から見た前記三角形状
溝部の第2の幅よりも小さい。更に、代替的に又はこれ
と共に、前記ノックアウトは断面的に第1の平面部を有
し、前記パンチは断面的に第2の平面部を有し、前記ノ
ックアウトと前記パンチのいずれか一方は前記第1及び
第2の平面部のいずれか一方から突出する突出部を有
し、前記ノックアウトと前記パンチの他方は前記第1及
び第2の平面部の他方に形成された溝部とを有し、前記
突出部と前記溝部とは異なる寸法を有する。また、本発
明の例示的一態様としてのブレードはこれらの金型のい
ずれかによって製造される。
【0024】これらの金型は、実験的に、基部と所望の
曲面状端部とを有して現像剤の層厚を規制するのに使用
可能なブレードを製造することができた。当該ブレード
の前記端部は断面的に高さと長さを有し、例えば、これ
らの金型の一又は複数は、前記端部の高さと長さとの間
に前記基部の厚さ別にほぼ一定の関係が成立するブレー
ドを製造することができる。また、これらの金型の一又
は複数は、当該端部の長さと前記第2の角度との間に前
記ブレードの材料の硬度に拘らずほぼ一定の関係が成立
するブレードを製造することができる。更に、これらの
金型の一又は複数は、当該端部の長さと前記第2の角度
との間に前記ブレードの前記基部の厚さ別にほぼ一定の
関係が成立するブレードを製造することができる。
【0025】現像ローラと上述のブレードを有する本発
明の現像装置も前記ブレードの作用を奏することができ
る。また、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電器
と、前記帯電器により帯電された前記感光体を露光して
静電潜像を形成する露光部と、前記露光された感光体を
現像して可視化する上記現像装置と、前記トナー像を被
記録体に転写する転写部とを有する本発明の画像形成装
置も前記ブレードの作用を奏することができる。
【0026】本発明の別の例示的一態様としての現像装
置は、現像ローラと、前記現像ローラに当接されて前記
現像ローラ上に現像剤の層を所定の層厚で形成すること
ができるブレードとを有し、前記現像剤はトナーと無機
微粒子とを有し、前記ブレードは前記無機微粒子よりも
高い硬度を有して前記現像剤に接触する部分を有する。
かかる現像装置は、ブレードが無機微粒子によって磨耗
しないため現像ローラ上には所定の層厚を維持すること
ができる。感光体と、前記感光体を帯電させる帯電器
と、前記帯電器により帯電された前記感光体を露光して
静電潜像を形成する露光部と、前記露光された感光体を
現像して可視化する上記現像装置と、前記トナー像を被
記録体に転写する転写部とを有する本発明の画像形成装
置も前記現像装置の作用を奏することができる。
【0027】本発明のブレード製造方法は、ノックアウ
トを有する上型部と、パンチを有して前記上型部と相対
移動可能に構成された下型部とを有するプレス成形用金
型であって、前記ノックアウトは断面的に第1の平面部
を有し、前記パンチは断面的に第2の平面部を有し、前
記ノックアウトと前記パンチのいずれか一方は前記第1
及び第2の平面部のいずれか一方から突出する突出部を
有し、前記ノックアウトと前記パンチの他方は前記第1
及び第2の平面部の他方に形成された溝部とを有する金
型の前記下型部に板状部材を配置する工程と、前記上型
部と前記下型部とを近接させる工程と、前記ノックアウ
トと前記パンチとを相対的に近接させる工程と、前記ノ
ックアウトと前記パンチとを相対的に離間させる工程
と、前記上型部と下型部とを離間させる工程とを有す
る。かかるブレード製造方法は、上述した金型を使用し
て所望の端部を有するブレードを製造できることが実験
的に確認されている。
【0028】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、本発明の
現像装置100及び現像装置100を有する画像形成装
置200を説明する。なお、各図において同一の参照符
号は同一部材を示し、重複説明は省略する。ここで、図
1は、現像装置100を有する画像形成装置200の要
部概略断面図である。現像装置100は、リセットロー
ラ10と、現像ローラ20と、(ドクター)ブレード3
0と、フレーム40と、現像バイアス電源50とを有す
る。
【0030】リセットローラ10は、供給ローラ又は塗
布ローラとも呼ばれ、現像ローラ20に接触して現像剤
Tをフレーム40から現像ローラ20に供給する。リセ
ットローラ10は現像剤Tを現像ローラ20との間で摩
擦することによって現像剤Tを帯電させるべく、導電性
を有するスポンジ等によって構成されている。本実施例
の図1では、リセットローラ10は左回り(時計と反対
方向)に回転し、現像ローラ20の対して接触してい
る。かかる接触と回転によって現像剤Tは帯電し、現像
ローラ20に供給される。また、リセットローラ10
は、現像に使用されずに現像ローラ20上に残留した現
像剤Tを回収する機能も有する。トナー回収時は、両ロ
ーラ10及び20が接触していることを利用し、現像ロ
ーラ20上の現像剤Tを剥ぎ取ってフレーム40の内部
に戻す。
【0031】現像ローラ20は、表面に現像剤Tを吸着
し、回転によってその現像剤Tを接触している感光体ド
ラム210に搬送する。現像ローラ20は、例えば、感
光体ドラム210の周速の1.15倍の周速で感光体ド
ラム210と同方向に回転する。現像ローラ20は外径
20mm、硬度41度のソリッドゴム(NBRゴム)か
らなる。現像ローラ20は、5μm乃至12μm(例え
ば、8μm)の十点平均粗さRzを有してウレタン樹脂
でコートされている。かかる構成のために、ブレード3
0が現像ローラ20に後述する図2に示すように食い込
みつつ現像剤Tの層厚を規制する。
【0032】本実施例は、リセットローラ10を現像ロ
ーラ20に接触深さ1mmで当接させ、両ローラとも左
回りに回転させて行った。よって、リセットローラ10
と現像ローラ20との接触点では逆方向の回転となって
いる。また、リセットローラ10は金属のシャフトに導
電性を示すウレタン発砲体を被覆した構造を有し、外径
が20mm、シャフトとスポンジ間の抵抗は107Ωに
調整された。回転速度は、リセットローラ10と現像ロ
ーラ20は共に90mm/sに調整された。
【0033】ブレード30は、リセットローラ10によ
って供給された現像剤Tを所定の厚さに規制する部材で
ある。更に、ブレード30は、現像ローラ20と共に現
像剤Tを挟持し、現像ローラ20により搬送される現像
剤Tを摩擦し、現像剤Tを帯電させる。しかもブレード
30に電位を掛けることにより、ブレード30を介して
現像剤Tに電荷を注入することができる。このブレード
30は、ウレタンなどに代表される弾性体や、ステンレ
スやリン青銅等の板バネ特性を示す金属によって形成さ
れる。材質によって現像剤Tの層厚を規制する方法も異
なり、削り取ったり、先端部又は腹部で押し当てたりと
いう方法がある。本実施例では、ブレード30には0.
08mm、0.10mm、0.12mm、0.15mm
の4種類の板厚tを有するステンレス製板部材を用意
し、現像ローラ20に所定の線圧でその先端部を接触さ
せた。
【0034】ブレード30は、図2に示すように、基部
32、端部34及び成形跡36とを有する。ここで、図
2は、現像装置100の現像ローラ20とブレード30
との関係を示す拡大模式断面図である。基部32は板厚
tを有し、端部34は曲線の高さX、長さY及び曲率半
径Rで表現される。厳密に言えば、端部34は、より先
端部において曲率半径R’(<R)を有する。しかし、
曲率半径R’が支配する範囲は微小であるために本実施
例では曲率半径Rを端部34の曲率半径と近似する。特
徴的に、本発明のブレード30は、本発明者らが特許公
開公報平成9年第62096号において開示した製造方
法によって得られたブレードとは異なる。
【0035】まず、従来のブレードは曲線の長さYがブ
レード材料によって著しく変化して把握することができ
なかったが、本実施例のブレード30は板厚t別に高さ
Xに対して長さYは一定の関係を有する。かかる様子を
図3乃至図5に示す。ここで、図3は、板厚tが0.0
8mmの場合の高さXと長さYとの関係を示す。図4
は、板厚tが0.10mmの場合の高さXと長さYとの
関係を示す。図5は、板厚tが0.12mmの場合の高
さXと長さYとの関係を示す。図3乃至図5に示すグラ
フは従来得ることができなかったグラフである。本実施
例のブレード30によれば、ある板厚tの下である高さ
Xに対して長さYが図3乃至図5に示すグラフから求ま
る。従って、上述したように高さXは磨耗しても変化し
ないので、現実に測定した長さYをグラフから求められ
るYと比較することによりブレード30が磨耗したかど
うかを容易に知ることができる。
【0036】次に、図10に示す従来のブレード500
はバリ520を有するが、本実施例のブレード30はバ
リは殆ど有さずに成形跡36を有する。ブレード500
はダイとパンチのクリアランスを広げて抜きだれから端
部510を形成することを目的としている。一方、バリ
520はクリアランスが大きくなればなるほど大きくな
るので抜きだれから端部510を形成しようとすれば必
然的に生じる。これに対して、ブレード30は、後述す
るように、クリアランスを極力ゼロに近づけているため
バリは殆ど発生しない。但し、ブレード30には、ブレ
ード材料が後述するノックアウトの溝部に入り込むこと
によって生じる成形跡36が形成される。
【0037】以下、ブレード30の製造方法を説明す
る。ブレード30は、図6に示すプレス成形用金型30
0によって形成される。ここで、図6は、ブレード30
を製造するためのプレス成形用金型300の概略断面図
である。金型300は、上型部310と、下型部350
と、ガイドポスト390とを有する。上型部(雄型)3
10と下型部(雌型)350とはガイドポスト390を
介して相対的に移動可能である。本実施例では、下型部
350が固定されて上型部310が移動する。
【0038】上型部310は、ダイセット312と、シ
ャンク314と、パッキングプレート322と、ダイプ
レート324と、ダイ330と、ノックアウト340と
を有する。下型部350は、ダイセット352と、パッ
キングプレート362と、パンチプレート364と、ス
トリッパ370と、パンチ380とを有する。なお、各
部の基本的な構造及び動作は当業界で周知であるので以
下の説明では本発明に関連するダイ330と、ノックア
ウト340と、ストリッパ370と、パンチ380につ
いて図7を参照して説明する。ここで、図7は、図6に
示す金型300の部分拡大断面図である。
【0039】ダイ330とノックアウト340とは相対
的に移動可能で、ストリッパ370とパンチ380とは
相対的に移動可能である。ノックアウト340は、平面
部341と平面部341から角度θ1で突出する突出部
342とを有する。パンチ381は、平面部381と平
面部381から角度θ2で引き込む溝部382とを有す
る。突出部342は底辺L1を有し、溝部382は底辺
L2を有する。突出部342と溝部382とは異なる寸
法を有する。より詳細には、θ2<θ1で、好ましくはθ
1=θ2+約5°、より好ましくはθ1=θ2+約2°であ
る。かかる角度の制限はノックアウト340が割れるこ
とを防止するためである。本実施例では、θ1=27
°、θ2=25°である。また、L1<L2であり、本
実施例では、L1=0.05mm、L2=0.1mmであ
る。
【0040】動作においては、まず、下型部350上に
ブレード成形用金属板が載置される。その後、上型部3
10が下型部350に向かって下降する。その際、ノッ
クアウト340の平面部341はダイ310よりも下方
に突出して位置決めされる。その後、ノックアウト34
0がパンチ380に向かって下降する。この結果、金属
板はブレード30に切断される。突出部342と溝部3
82は本実施例に開示するような異なる寸法を有するた
め、図7において、ブレード30の上側に端部34が形
成され、端部34はブレードの成形跡36のような形状
(即ち、溝部382に対応するような断面三角形状)に
はならずに断面曲線形状になる。パンチ380の平面部
381は、ストリッパ370よりも下方に退避して予め
位置決めされる。その後、ノックアウト340は上方に
移動し、パンチ380は下方に移動し、ブレード30と
切断された金属板片が取り出される。
【0041】ブレード30の端部32の曲線の高さX、
長さY及び曲率半径Rは、θ1=θ2+2°であって、板
厚t=0.10mm、ブレード材料の硬度HV=340
度、クリアランス=0.01mmの場合に、図8乃至図
10に示すような一定の関係をパンチ角度θ2とそれぞ
れ有する。また、以下の表1は図8乃至図10に示す結
果をまとめたものである。ここで、図8は、ブレード3
0の端部34の曲線の高さXのパンチ角度θ2に対する
依存性を示すグラフである。同図に示すように、高さX
とパンチ角度θ2はほぼ比例する。図9は、ブレード3
0の端部34の曲線の長さYのパンチ角度θ2に対する
依存性を示すグラフである。同図に示すように、高さX
とパンチ角度θ2は一定の曲線を描く。図10は、ブレ
ード30の端部34の曲線の曲率半径Rのパンチ角度θ
2に対する依存性を示すグラフである。同図に示すよう
に、曲率半径Rとパンチ角度θ2は一定の曲線を描く。
従来は長さYを把握できなかったため、少なくとも図9
に示すグラフは得られなかったが、本発明のブレード3
0の製造方法においては所望の長さYに対応するパンチ
角度θ2を図9から決定することができる。この結果、
所望の長さYを有する端部34を有するブレード30を
パンチ角度θ2を調節することによって信頼性よく製造
することができる。
【0042】
【表1】 表2に、θ1=θ2+2°であって、板厚t=0.10m
m、ブレード材料の硬度HV=340度、クリアランス
=0.005mmの場合に、ブレード30の端部32の
曲線の高さX、長さY及び曲率半径Rとパンチ角度θ2
との関係をそれぞれ示す。同表に示すように、クリアラ
ンス=0.005mmは、クリアランス0.01mmでは
作成できないような小さい寸法の長さYを形成すること
ができる。
【0043】
【表2】 ブレード30の端部34の曲線の高さX及び長さYは、
パンチ角度θ2が一定であれば、ブレード材料の硬度に
拘らず、図11及び図12に示すようにほぼ一定にな
る。また、表3は図11及び図12に示す結果をまとめ
たものである。ここで、図11は、θ1=θ2+2°、板
厚t=0.10mm、クリアランス=0.01mmの場合
に、ブレード30の端部34の曲線の高さXのパンチ角
度θ2に対する依存性を硬度別に示すグラフである。同
図に示すように、硬度HVが280度、340度及び4
00度のブレード材料に関して、ブレード30の端部3
4の曲線の高さXとパンチ角度θ2との関係(比例関
係)はほぼ重なる。図12は、θ1=θ2+2°、板厚t
=0.10mm、クリアランス=0.01mmの場合に、
ブレード30の端部34の曲線の長さYのパンチ角度θ
2に対する依存性を硬度別に示すグラフである。同図に
示すように、硬度HVが280度、340度及び400
度のブレード材料に関して、ブレード30の端部34の
曲線の高さXとパンチ角度θ2との関係(比例関係)は
ほぼ重なる。この結果、本発明のブレード30の製造方
法は、ブレード材料の硬度に拘らず、所望の高さX及び
長さYを有する端部34を有するブレード30をパンチ
角度θ2を調節することによって信頼性よく製造するこ
とができる。
【0044】
【表3】 図13及び表4に、特許公開公報平成9年第62096
号において開示した製造方法による端部510の曲線の
高さXのダイとパンチとのクリアランスへの依存性をブ
レード材料の硬度別に示す。同図に示すように、硬度H
Vが280度、340度及び400度と異なるブレード
材料に関して、高さXはクリアランスが一定であっても
一定ではない。この結果、同公報の製造方法はブレード
材料の硬度が異なれば高さXをクリアランスによって制
御できない点で、ブレード材料の硬度が異なってもパン
チ角度θ2によって高さXを制御できる図11に示す本
発明の製造方法とは異なる。また、同公報の製造方法は
長さYをクリアランスによって制御できない点で、ブレ
ード材料の硬度が異なってもパンチ角度θ2によって長
さYを制御できる図12に示す本発明の製造方法とは異
なる。
【0045】
【表4】 ブレード材料の硬度が一定(HV=340度)で、クリ
アランス=0.01mmであってブレード30の板厚t
が異なる場合の、高さXとパンチ角度θ2との関係を図
14に、長さYとパンチ角度θ2との関係を図15に示
す。また、表5はこれらの結果をまとめたものである。
図14に示すように、異なる板厚tが0.08mm、0.
10mm、0.12mm及び0.15mmに対して高さX
とパンチ角度θ2とはほぼ比例関係を示すが、板厚tが
小さくなるにつれて同一のパンチ角度θ2に対する高さ
Xの値は大きくなる。一方、図15に示すように、異な
る板厚tが0.08mm、0.10mm、0.12mm及
び0.15mmに対して長さYとパンチ角度θ2とは一定
の関係を示すが、板厚tが小さくなるにつれて同一のパ
ンチ角度θ2に対する長さYの値は小さくなる。特許公
開公報平成9年第62096号において開示した製造方
法では長さYが得られず、図15に対応するグラフ(即
ち、横軸がクリアランスであるグラフ)は得られない。
【0046】
【表5】 フレーム40は、現像剤Tを収納してリセットローラ1
0に供給すると共にリセットローラ10が回収したトナ
ーを受け入れる。フレーム40には図示しないパドルや
アジテータその他の構成要素を含んでおり、トナーカー
トリッジなどの外部のトナー収納容器に接続可能であ
る。
【0047】現像剤Tは非磁性一成分現像剤として通常
使用されるもので、本実施例では、着色剤としてのカー
ボン微粒子と電荷制御剤とをポリエステル樹脂に混練
し、所定の体積平均粒径に粉砕している。選択的に、現
像剤Tは、ワックスやポリエチレン、ポリプロピレンな
どの低分子量物からなるオフセット防止剤を必要に応じ
て使用(内添)してもよい。その後、3μm未満の微紛
と20μm以上の大粒子を除去し、残った粒子の表面に
は流動性及び帯電性を付与するために二酸化ケイ素及び
二酸化チタンの微粉末を外添被膜する。この現像剤T
は、ガラス転移点が55乃至67℃、融点が120乃至
150℃である熱特性を有する。ガラス転移点と融点と
の間の温度差が大きいのは、外添剤の被覆率、ポリエス
テル樹脂の分子量分布及び架橋度等が広範囲に亘ってい
るためである。本実施例では、体積平均粒径が8.0μ
mである現像剤Tを使用した。なお、現像剤Tは、上述
した粉砕法によらず、重合法、スプレードライ法等の造
粉法などを所望の方法で得ることができる。
【0048】現像剤Tの帯電量は、現像ローラ20上に
形成されたトナー層TLの状態をE−spartアナラ
イザ(ホソカワミクロン製)によって測定した。トナー
層形成及び画像品質から見て最適な現像ローラ20上の
トナー層厚の電位Vtは−15μ乃至−40Vである。
トナー層厚の電位が−40V未満の場合、現像ローラ2
0への付着力である鏡像力が低いためにトナー層厚が薄
くなる。一方、トナー層厚の電位が−15Vより大きい
場合、鏡像力が高くなって現像効率が低下する。また、
現像ローラ20上のトナー層厚の電位が高いとトナーの
規制は困難となるため、現像ローラ20の表面粗さを小
さくし、ブレード(線)圧を高くする必要がある。
【0049】好ましくは、ブレード30は現像剤、特
に、トナーの流動性を向上するために添加されている外
添剤などの無機微粒子よりも高い硬度、より好ましく
は、無機微粒子よりもモース硬さ1以上高い硬度を有す
る。これはブレード30の磨耗を防止するためである。
特に、近年の高速印字処理が要求される画像形成装置2
00にあっては現像ローラ20が高速で回転するために
ブレード30が受ける負荷が増大する傾向にあるため、
ブレード30と現像剤Tとの硬度を考慮することは重要
である。
【0050】ブレード30の硬度を上げる場合、高い硬
度を有するブレード材料を使用してもよい。代替的に、
ブレード30は図30及び図31に示すブレード30A
に置換されて、その端部32の全部又は一部に硬質メッ
キ処理層を形成してもよい。ここで、図30は、ブレー
ド30の変形例としてのブレード30Aの概略平面図で
ある。図31は、図30に示すB−B線に沿った断面図
である。本実施例ではブレード30Aは、その端部32
の一部にクロムからなる12μm以下、好ましくは、8
μm以下の硬質メッキ処理層38を有している。ブレー
ド30Aは、図21に示すフレーム40に固定ネジ44
と保持板42を介して固定され、固定ネジ33が挿入さ
れるネジ孔31を有している。
【0051】クロムは硬度が高いだけではなく導電体で
あり、ブレード30を介して電位をかけて現像剤Tに電
荷を注入するためには硬質クロムメッキが好ましい。ク
ロムはモース硬さ9.0を有する。例えば、外添剤はモ
ース硬度7であり、クロムの代わりにダイヤモンドを使
用してもよく、ダイヤモンドはモース硬さ10.0を有
する。
【0052】硬質メッキ処理層38は、端部32の一部
に形成されれば十分である。端部32の一部としたのは
ブレード30の反りや変形を防止するためと、更に、電
解メッキ法を用いてメッキを行う場合、ブレード30全
体に電解メッキを行うと、電荷が分散し硬質メッキ処理
層にむらが発生し、更に、時間もかかるためコストアッ
プになる。そのため、硬質メッキ処理層は、先端から1
mm乃至5mm程度あれば、現像ローラ20との接触箇
所を保護することが可能である。そのため、電解メッキ
法を用いてメッキを行う場合は、水溶液に、ブレード3
0に先端部分のみ(硬質メッキ処理層を施したい先端か
ら距離1mm乃至5mm)を浸漬することにより、メッ
キを施すことが可能となる。但し、製造の容易性、コス
トを考慮すると、この硬質メッキ処理層は、先端から3
mmが望ましい。ブレード30の反りや変形、或いは、
硬質メッキ処理層に厚さのむらはトナー層厚にむらを招
く。また、硬質メッキ処理層の厚さを12μm以下とし
たのはメッキ層が厚くなるとブレード30が荒れて柔軟
性がなくなるからである。
【0053】硬質メッキ処理層は、これに限定されるも
のではないが、例えば、電解メッキ方法によって形成す
ることができる。電解メッキ方法とは、目的の金属イオ
ンを含む水溶液中へ被処理体を浸漬し、これを還元反応
が起こる電極のカソードとし、一方、適当な可溶性又は
不溶性のアノード(酸化反応が起こる電極)との間に順
方向直流電流を流し、被処理体の表面に目的金属の膜を
電解析出するメッキ処理装置を利用する。まず、金属イ
オンを含むセルにブレード30と直流電極板を対向させ
て浸漬し、ブレード30に電極を取り付けてこれをカソ
ード(負極)とし、電極板をアノード(正極)として順
方向電流を流し、ブレード30の表面にクロムなどの目
的金属膜を電解析出するように制御部は電流を制御す
る。制御部は、ブレード30の表面に析出皮膜されるメ
ッキ層の厚さを通電後の経過時間、通電中の電流値など
を測定することによって直接的又は間接的に知ることが
できる。通電後の経過時間や通電中の電流値によってメ
ッキ層の厚さを検出する場合には予めシミュレーション
によって得たデータを利用することができる。かかるシ
ミュレーションは、金属イオンの濃度、水溶液の温度、
湿度などのパラメータを考慮して行われることになるで
あろう。
【0054】図16に、ブレード30が、硬質メッキ層
(厚さ2乃至5μm)を有する場合と硬質メッキ層を有
さずに現像剤Tに含まれる無機微粒子(この場合は二酸
化ケイ素)よりも硬度が低い場合とで長さYの磨耗量を
比較したグラフを示す。ここでは、ブレード材料は、J
G−SUS304−CSP−3/4Hを使用している。
同図に示すように、硬質メッキ層を有するブレード30
の長さYは印刷枚数が増えても磨耗しないことが理解さ
れるであろう。長さYが磨耗しなければ現像剤層の規制
性能は低下しないので長時間の高画質形成を維持するこ
とができる。
【0055】より具体的には、図17乃至図20に示す
ように、硬質メッキ層を有するブレード30は、印刷枚
数が増えても用紙上のトナー付着量、画像濃度及び現像
ローラ20上のトナー層電位が劣化せず、かぶりが生じ
ないことが理解されるであろう。なお、画像濃度及びか
ぶりはO.D.メータで測定した。ここで、図17は、
ブレード30が、硬質メッキ層を有する場合と硬質メッ
キ層を有さずに現像剤Tに含まれる無機微粒子よりも硬
度が低い場合とで、印刷枚数と用紙上のトナー付着量と
の関係を比較したグラフである。図18は、ブレード3
0が、硬質メッキ層を有する場合と硬質メッキ層を有さ
ずに現像剤Tに含まれる無機微粒子よりも硬度が低い場
合とで、印刷枚数と画像濃度との関係を比較したグラフ
である。図19は、ブレード30が、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで印刷枚数とかぶり
との関係を比較したグラフである。図20は、ブレード
30が、硬質メッキ層を有する場合と硬質メッキ層を有
さずに現像剤Tに含まれる無機微粒子よりも硬度が低い
場合とで、印刷枚数と現像ローラ上のトナー層電位との
関係を比較したグラフである。
【0056】ブレード(線)圧は、ブレードの板圧、ブ
レード支持部からローラ当接部までの距離に相当する自
由長、たわみ量の3因子を変化させることによって数式
1によって調整することができる。本実施例では、かか
る数式1によって算出されたブレード圧を10乃至10
0g/cmの範囲で変化させて、最適な値を測定した。
【数1】 ここで、Wはブレード圧の全荷重、δはたわみ量、Eは
弾性係数、bはブレード幅、hは板厚、Lは自由長であ
る。
【0057】本発明者らは、高品位画質を得るために均
一な厚さのトナー層を現像ローラ20上に安定して形成
することを検討した。トナー層は薄すぎると画像濃度の
低下と濃度のバラツキをもたらし、厚すぎると逆帯電性
及び低帯電性トナーの割合が多くなり非画像部へのカブ
リが発生する。そして、本発明者らは、均一な厚さのト
ナー層の形成は、ブレード30の端部32の形状のみな
らず、現像ローラの表面粗さ、ブレード圧、トナー粒径
及びトナー帯電量の4つのパラメータ(もっともこれら
に限定されるものではないが)に依存すると共にこれら
のパラメータは相関付けられて制御されるべきであると
考えた。
【0058】本実施例では現像ローラ20に樹脂ローラ
を用いて感光体ドラム210と接触させる接触型の現像
方法が採用された。但し、本発明は現像ローラ20と感
光体ドラム210が接触する非接触型の現像方法を排除
するものではない。
【0059】また、本実施例では、現像電圧バイアスと
して、リセットローラ10に−420Vの直流電圧を加
え、現像ローラ20に−320Vの直流電流を加えてい
る。感光体ドラム210表面の電位は−670Vとし、
露光された潜像部分の電位は−50V程度であった。
【0060】現像剤Tは、リセットローラ10と現像ロ
ーラ20の接触ニップで摩擦して負極性(マイナス)に
帯電され、静電気力である鏡像力と機械的力によって現
像ローラ20に供給されて付着する。現像ローラ20上
の現像剤Tは過剰に付着しているため、ブレード30に
よって規制される。この時、上述したように、現像ロー
ラ20の表面粗さRz、ブレード(線)圧Pb、現像剤
Tの体積平均粒径D及び帯電量Vtを含む因子によって
トナー層厚TLは制御され、数μm乃至100μm程度
まで変化できる。
【0061】所定の層厚に規定されたトナー層TLは、
現像ローラ20から感光体ドラム210に搬送される。
その後、現像剤Tは現像バイアス電圧によって感光体ド
ラム210の表面に形成された静電潜像に付着し、潜像
はトナー像として可視化される。
【0062】上述の条件によってトナー層TLの形成を
行い、各条件がトナー層の形成状態及び画像品質に及ぼ
す影響を表6乃至表11に示す。
【0063】表6は、現像ローラ20の表面粗さを2μ
mで一定とした場合の実験結果を示している。
【0064】
【表6】 表面粗さが比較的小さい場合、ブレード(線)圧Pbを
弱めても、トナー層厚dtは薄く、よって画像濃度も薄
い。最もブレード線圧Pbの弱い条件(11.0gf/
cm)では、現像剤Tを規制しきれずにブレード30の
すり抜けが発生する。よって、ブレード線圧Pbは少な
くとも15.0gf/cmより高い荷重が好ましい。
【0065】トナー層TLの形成は、トナー層厚dtが
10μm未満になると不安定になり、画像濃度が低下す
るばかりでなく、ムラも生じることがあった。高品位の
印字を達成するためには、トナー層厚dtはトナー体積
平均粒径Dの1.2倍以上あることが好ましい。
【0066】表7に、現像ローラ20の表面粗さ(十点
平均粗さ)Rzを5μmで一定とした場合の実験結果を
示す。この条件では、良好なトナー層TLを形成するブ
レード圧Pbの範囲を比較的広く確保できることが判明
した。
【0067】
【表7】 表8に、現像ローラ20の表面粗さRzを8μmで一定
とした場合の実験結果を示す。この条件では、前述の表
面粗さRzを5μmにした場合と同様に比較的広い範囲
でトナー層TLの形成が行うことができた。5μmのと
きより画像濃度の良好範囲が拡大した。また、ブレード
圧が50gf/cmのときには、画像濃度が良好であっ
たので、連続印字試験を行った。その結果、16時間後
にブレード融着が発生した。ブレード融着とは、ブレー
ド及びトナーに熱が発生し、その熱によってトナーが融
解し、ブレードに接着してしまうことをいう。この原因
としては、ブレード圧Pbが高すぎることで、現像剤T
へのストレスが増加したためである。
【0068】
【表8】 表9に、現像ローラ20の表面粗さRzを12μmで一
定とした場合の実験結果を示す。表面粗さRzが最も高
いこの条件では、トナー層厚dtは厚くなりやすく、カ
ブリが生じやすい結果が得られた。このカブリを抑制す
るためには、ブレード圧Pbを高めなくてはいけない
が、ブレード圧Pbが上昇すると前述した融着が発生し
やすくなってしまうという問題を有する。また、表には
表されていないが、Rzが12μm以上になると、画像
に白点が表れ、肌荒れのような画質となる。
【0069】
【表9】 表10に、比較的安定して均一な厚さのトナー層を形成
できた8μmの表面粗さRzを有する現像ローラ20を
使用して、比較的帯電の低い現像剤Tを使用した場合の
実験結果を示す。現像剤Tの帯電が低い場合、トナー層
厚dtは厚く、画像濃度が高かった。ブレード圧Pbが
10gf/cmと低い場合は、表7と同様に、すり抜け
が多く生じた。
【0070】
【表10】 表11に、比較的安定して均一な厚さのトナー層を形成
できた8μmの表面粗さRzを有する現像ローラ20を
使用して、比較的帯電の高いトナーを使用した場合の実
験結果を示す。トナーの帯電が高い場合、トナー層厚d
tは薄く、カブリの発生が生じにくかった。また、ブレ
ード30のすり抜けも多く、この原因は現像剤Tの帯電
が高いために、現像ローラ20に付着しにくいためであ
る。換言すれば、鏡像力が低いということである。
【0071】
【表11】 ここで、体積平均粒径Dは4乃至12μm、好ましくは
約8μmである。4μm未満のトナーは現状では存在し
ないためであり、12μmより大きいトナーは画像品質
上解像度低下につながるからである。トナー層厚の電位
Vtは−15乃至−40Vである。−40V未満ではト
ナー層厚が厚くなり、トナー規制不良によるすり抜けが
発生し、−15Vを超えると現像効率が低下するからで
ある。現像ローラの表面粗さRzは5乃至12μmであ
る。5μm未満ではトナー層厚が薄くなりやすく、12
μmを超えるとトナー層厚が厚くなってカブリが発生す
るとともに、画像に白点が表れ、いわゆるはだあれする
からである。ブレード線圧Pbは15乃至45g/cm
である。15g/cm未満であるとすり抜けが発生しや
すく、45g/cmを超えるとブレード融着が発生し易
くなるからである。
【0072】本実施例によれば、高加工精度、低製造コ
スト、高特性安定性の金属製現像ローラ20及びブレー
ド30を使用することにより、均一な厚さのトナー層を
現像ローラ20に安定して形成することができる。トナ
ー層の均一性の測定には、例えば、キーエンス社製のレ
ーザースキャンマイクロを使用することができる。この
結果、画像濃度の低下、非画像部へのカブリの低減、ト
ナーのブレードすり抜け、高ストレスによるトナーのブ
レードへの融着及びトナー帯電性劣化を防止することに
より高品位画質を得ることができる。本実施例に拠れ
ば、トナーの体積平均粒径は8.0μmであって、好ま
しいトナー層厚は10乃至18μmであり、より好まし
くは12乃至16μmである。
【0073】融着の評価としては、現像ローラ20を空
回し、16時間経た後も融着しない状態を良好とした。
ブレード圧は、15乃至45gf/cmであり、好まし
くは、20乃至40gf/cmである。
【0074】本発明の例示的一態様としての画像形成装
置200は、図1に示すように、現像装置100と、感
光体ドラム210と、前帯電器220と、露光部230
と、転写ローラ250とを有する。その他、感光体ドラ
ム210は回転可能なドラム状の導体支持体上に感光性
の誘電体層を有する構造を持ち、帯電器220によって
均一に帯電されている。例えば、感光体ドラム210は
アルミドラム上に機能分離型有機感光体を厚さ約20μ
mに塗布したOPCであり、その外径は、例えば、30
mmで矢印方向に周速度72.8mm/sで回転する。
【0075】前帯電器220はブラシローラ帯電器であ
り、感光体ドラム210表面を約−670Vに一様に帯
電する。前帯電気220には印加電圧DC−645Vと
AC1150Vp-pの電荷が付与される。次に、露光部
230によって印字原に即した0.24mwのレーザ光
が感光体ドラム210に結像される。この時、感光体ド
ラム210が均一に帯電が施されているうちで、光によ
って結像された部分の帯電状態は前記導体支持の効果に
よって中和され消失し(例えば、−50V)、原稿の明
暗の対する帯電パターンである潜像を形成する。この潜
像は現像装置100により可視化されてトナー像にな
る。
【0076】現像装置100では、感光体ドラム210
と接触した現像ローラ20が感光体ドラム210の周速
の1.15倍の周速で同方向に回転し、リセットローラ
10から供給される現像剤Tをブレード30が規制しな
がら現像ローラ20上にトナー層を形成する。本実施例
の現像装置100は現像ローラ20上に均一な厚さのト
ナー層を安定して形成することができる。トナーはリセ
ットローラ10、現像ローラ20及びブレード30によ
る摺動摩擦によりマイナスに帯電している。
【0077】バイアス電源50によって現像装置100
のリセットローラ10には−420V、現像ローラ20
には−320Vが印加されている。その後、現像ローラ
20に形成されたトナー層は、現像ローラ20に印加さ
れている現像バイアス電圧により感光体ドラム210の
静電潜像領域に付着して現像が行われる。現像に寄与し
なかったトナーは現像ローラ20の下方において逆方向
に回転しているリセットローラ10で剥ぎ取られて、リ
セットローラ30の下方部を通ってフレーム40内に戻
される。こうして得られた感光体ドラム210上のトナ
ー像は、転写ローラ240位置において、搬送路PPに
沿って図示しない搬送ローラによってタイミング良く送
られてきた印刷用紙に転写される。残余している感光体
ドラム210上のトナーはクリーナー250によって回
収される。印字された印刷用紙は図示しない定着部を通
過して定着されて排出される。
【0078】図21に示すように、ブレード30が破線
で示す現像ローラ20取付前と実線で示す現像ローラ2
0取付後との間の距離はAである。ここで、図21は図
1に示すブレード30付近の部分拡大図である。ブレー
ド30は、フレーム40と保持板42とに挟持され、更
に、固定ネジ44でフレーム40に対して固定されてい
る。かかる距離Aと印刷用紙に形成される画質との関係
を図22乃至図23及び表12に示す。ここで、図22
は、距離Aと定着前の用紙上のトナー付着量(転写効率
90%)との関係を示すグラフである。図23は、距離
AとO.D.メータで測定された画像濃度との関係を示
すグラフである。図24は、距離Aと用紙上のO.D.
メータで測定されたかぶりとの関係を示すグラフであ
る。図22乃至図24に示すように、距離A2.0mm
を軸に±0.2mmが安定している範囲であることが理
解されるであろう。
【0079】
【表12】 ブレード30の端部32の曲線の高さX及び長さYと印
刷用紙に形成される画質との関係を図25乃至図27及
び表13乃至表15に示す。ここで、図25及び表13
は、板厚t=0.08mmにおける高さX及び長さYと
定着前の用紙上のトナー付着量(転写効率90%)との
関係を示す。図26及び表14は、板厚t=0.10m
mにおける高さX及び長さYと定着前の用紙上のトナー
付着量(転写効率90%)との関係を示す。図27及び
表15は、板厚t=0.12mmにおける高さX及び長
さYと定着前の用紙上のトナー付着量(転写効率90
%)との関係を示すグラフである。上述したように、高
さXと長さYとは図3乃至図5に示す関係が成立する。
理解されるように、図3乃至図5に示す関係が成立する
高さXと長さYに対しては板厚別に用紙上のトナー付着
量は比例関係を示す。
【0080】
【表13】
【0081】
【表14】
【0082】
【表15】 以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明は
その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
例えば、本発明は接触型非磁性一成分現像方法に限定さ
れるものではなく、非接触型非磁性一成分現像方法にも
適用可能である。また、本発明は非磁性二成分現像剤や
磁性現像剤への適用を妨げるものではない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレス成
形用金型及びブレード製造方法は、実験的に、基部と所
望の曲面状端部とを有して現像剤の層厚を規制するのに
使用可能な本発明のブレードを製造することができる。
例えば、これらの金型の一又は複数は、ブレード端部の
高さと長さとの間に前記基部の厚さ別にほぼ一定の関係
が成立するブレード、端部の長さと金型の第2の角度と
の間にブレード材料の硬度に拘らずほぼ一定の関係が成
立するブレード、及び/又は、端部の長さと第2の角度
との間にブレードの基部の厚さ別にほぼ一定の関係が成
立するブレードを製造することができる。当該ブレード
を有する本発明の現像装置や、当該現像装置を有する本
発明の画像形成装置も前記ブレードの作用を奏すること
ができる。所望の現像剤の層厚を形成するために必要な
形状及び寸法を有するブレードを信頼性よく製造するこ
とができるので、高品位画像形成に寄与する。
【0084】本発明の別の例示的一態様としての現像装
置や画像形成装置は、ブレードが無機微粒子によりも硬
くて磨耗しないため現像ローラ上には所定の現像剤層を
維持することができる。ブレードが形成する現像剤層は
経時的に不均一になったり層厚が増加したりしないの
で、高品位画像を長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の現像装置及び画像形成装置の要部断
面図である。
【図2】 図1に示す現像装置のブレードと現像ローラ
との関係を示す拡大模式断面図である。
【図3】 板厚tが0.08mmの場合の図1に示すブ
レードの端部の曲線の高さXと長さYとの関係を示すグ
ラフである。
【図4】 板厚tが0.10mmの場合の図1に示すブ
レードの端部の曲線の高さXと長さYとの関係を示すグ
ラフである。
【図5】 板厚tが0.12mmの場合の図1に示すブ
レードの端部の曲線の高さXと長さYとの関係を示すグ
ラフである。
【図6】 図1に示すブレードを製造するためのプレス
成形用金型の概略断面図である。
【図7】 図6に示すプレス成形用金型の一部拡大断面
図である。
【図8】 θ1=θ2+2°、板厚t=0.10mm、ブ
レード材料の硬度HV=340度、クリアランス=0.
01mmの場合に、図2に示すブレードの端部の曲線の
高さXと図7に示す金型のパンチ角度θ2との関係を示
すグラフである。
【図9】 θ1=θ2+2°、板厚t=0.10mm、ブ
レード材料の硬度HV=340度、クリアランス=0.
01mmの場合に、図2に示すブレードの端部の曲線の
長さYと図7に示す金型のパンチ角度θ2との関係を示
すグラフである。
【図10】 θ1=θ2+2°、板厚t=0.10mm、
ブレード材料の硬度HV=340度、クリアランス=
0.01mmの場合に、図2に示すブレードの端部の曲
線の曲率半径Rと図7に示す金型のパンチ角度θ2との
関係を示すグラフである。
【図11】 θ1=θ2+2°、板厚t=0.10mm、
クリアランス=0.01mmの場合に、図2に示すブレ
ードの端部34の曲線の高さXと図7に示す金型のパン
チ角度θ2との関係を示すグラフである。
【図12】 θ1=θ2+2°、板厚t=0.10mm、
クリアランス=0.01mmの場合に、図2に示すブレ
ードの端部34の曲線の長さYと図7に示す金型のパン
チ角度θ2との関係を示すグラフである。
【図13】 従来のブレード製造方法により製造される
ブレードの端部の曲線の高さXとダイとパンチとのクリ
アランスとの関係をブレード材料の硬度別に示すグラフ
である。
【図14】 ブレード材料の硬度HV=340度、クリ
アランス=0.01mmでブレードの板厚tが異なる場
合に、図2に示すブレードの端部の高さXと図7に示す
金型のパンチ角度θ2との関係を示すグラフである。
【図15】 ブレード材料の硬度HV=340度、クリ
アランス=0.01mmでブレードの板厚tが異なる場
合に、図2に示すブレードの端部の長さYと図7に示す
金型のパンチ角度θ2との関係を示すグラフである。
【図16】 図1に示すブレードが、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで長さYの磨耗量を
比較したグラフである。
【図17】 図1に示すブレードが、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで、印刷枚数と用紙
上のトナー付着量との関係を比較したグラフである。
【図18】 図1に示すブレードが、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで、印刷枚数と画像
濃度との関係を比較したグラフである。
【図19】 図1に示すブレードが、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで印刷枚数とかぶり
との関係を比較したグラフである。
【図20】 図1に示すブレードが、硬質メッキ層を有
する場合と硬質メッキ層を有さずに現像剤Tに含まれる
無機微粒子よりも硬度が低い場合とで、印刷枚数と現像
ローラ上のトナー層電位との関係を比較したグラフであ
る。
【図21】 図1に示すブレード30付近の部分拡大図
である。
【図22】 図21に示す距離Aと用紙上のトナー付着
量との関係を示すグラフである。
【図23】 図21に示す距離Aと画像濃度との関係を
示すグラフである。
【図24】 図21に示す距離Aと用紙上のO.D.メ
ータで測定されたかぶりとの関係を示すグラフである。
【図25】 板厚t=0.08mmにおける高さX及び
長さYと用紙上のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。
【図26】 板厚t=0.10mmにおける高さX及び
長さYと用紙上のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。
【図27】 板厚t=0.12mmにおける高さX及び
長さYと用紙上のトナー付着量との関係を示すグラフで
ある。
【図28】 従来のブレードの曲率と規制されるトナー
層の関係を示す概略断面図であり、ブレードが異なる3
つの曲率を有する端部を有する場合を示している。
【図29】 従来のブレードの概略部分拡大断面図であ
る。
【図30】 図1に示すブレードの変形例の概略平面図
である。
【図31】 図30に示すB−B線に沿った拡大断面図
である。
【符号の説明】
10 リセットローラ 20 現像ローラ 30 ブレード 40 フレーム 50 バイアス電源 100 現像装置 200 画像形成装置 210 感光体ドラム 220 帯電器 230 露光部 240 転写ローラ 250 クリーニング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 504 G03G 15/08 504A 504B // B29L 31:00 B29L 31:00 (72)発明者 藤倉 敬祐 東京都墨田区墨田5丁目46番地2号 株式 会社ダイワーク内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 CB13 FA07 2H077 AD06 AD13 AD17 AD23 EA14 FA00 FA14 4E050 AA14 4F202 AG01 AG23 CA09 CB01 CK35 CK84 CM02 CM03 4F204 AG01 AG23 FA01 FB01 FN02 FN11 FN20 FQ01 FQ15 FW23

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能な下型部とを
    有するプレス成形用金型であって、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部と当該第1の
    平面部から突出する三角形状突出部を有し、前記パンチ
    は断面的に第2の平面部と当該第2の平面部に形成され
    た三角形状溝部とを有し、前記三角形状突出部が前記第
    1の平面部から突出する第1の角度は前記三角形状溝部
    が前記第2の平面部から引き込む第2の角度よりも大き
    い金型。
  2. 【請求項2】 前記第1の角度と前記第2の角度の差は
    5度以下である請求項1記載の金型。
  3. 【請求項3】 前記第1の角度と前記第2の角度の差は
    2度以下である請求項2記載の金型。
  4. 【請求項4】 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能な下型部とを
    有するプレス成形用金型であって、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部と当該第1の
    平面部から突出する三角形状突出部を有し、前記パンチ
    は断面的に第2の平面部と当該第2の平面部に形成され
    た三角形状溝部とを有し、前記三角形状突出部が前記第
    1の平面部に接続する第1の幅は前記第2の平面部から
    見た前記三角形状溝部の第2の幅よりも小さい金型。
  5. 【請求項5】 前記第1の幅は0.05mmであり、前
    記第2の幅は0.1mmである請求項4記載の金型。
  6. 【請求項6】 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能に構成された
    下型部とを有するプレス成形用金型であって、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部を有し、前記
    パンチは断面的に第2の平面部を有し、前記ノックアウ
    トと前記パンチのいずれか一方は前記第1及び第2の平
    面部のいずれか一方から突出する突出部を有し、前記ノ
    ックアウトと前記パンチの他方は前記第1及び第2の平
    面部の他方に形成された溝部とを有し、前記突出部と前
    記溝部とは異なる寸法を有する金型。
  7. 【請求項7】 基部と曲面状端部とを有するブレードで
    あって、当該ブレードは平板部材を金型によるプレス打
    抜き成形によって形成され、 前記金型は、 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能に構成された
    下型部とを有し、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部を有し、前記
    パンチは断面的に第2の平面部を有し、前記ノックアウ
    トと前記パンチのいずれか一方は前記第1及び第2の平
    面部のいずれか一方から突出する突出部を有し、前記ノ
    ックアウトと前記パンチの他方は前記第1及び第2の平
    面部の他方に形成された溝部とを有し、前記曲面状端部
    は前記金型による前記プレス成形によって形成されるブ
    レード。
  8. 【請求項8】 前記基部は0.08mm以上0.12以下
    である請求項7記載のブレード。
  9. 【請求項9】 前記端部側における前記基部の端面から
    の前記端部の曲線の高さは20μm以上60μm以下で
    ある請求項7記載のブレード。
  10. 【請求項10】 前記端部側における前記基部の端面か
    ら見た前記端部の長さは90μm以上230μm以下で
    ある請求項7記載のブレード。
  11. 【請求項11】 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて前記現像ローラ上に現像剤
    の層を所定の層厚で形成することができるブレードとを
    有する現像装置であって、 前記ブレードは、基部と、前記現像ローラに当接する曲
    面状端部とを有して平板部材を金型によるプレス打抜き
    成形によって形成され、 前記金型は、 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能に構成された
    下型部とを有し、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部を有し、前記
    パンチは断面的に第2の平面部を有し、前記ノックアウ
    トと前記パンチのいずれか一方は前記第1及び第2の平
    面部のいずれか一方から突出する突出部を有し、前記ノ
    ックアウトと前記パンチの他方は前記第1及び第2の平
    面部の他方に形成された溝部とを有し、前記曲面状端部
    は前記金型による前記プレス成形によって形成される現
    像装置。
  12. 【請求項12】 前記ブレードを前記現像ローラに当接
    する線圧は15gf/cm以上45gf/cmである請
    求項11記載の現像装置。前記曲面状端部は前記金型に
    よる前記プレス成形によって形成される現像装置。
  13. 【請求項13】 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて前記現像ローラ上に現像剤
    の層を所定の層厚で形成することができるブレードとを
    有する現像装置であって、 前記現像剤はトナーと無機微粒子とを有し、前記ブレー
    ドは前記無機微粒子よりも高い硬度を有して前記現像剤
    に接触する部分を有する現像装置。
  14. 【請求項14】 前記ブレードの前記部分は前記無機微
    粒子よりもモース硬さ1以上高い請求項13記載の現像
    装置。
  15. 【請求項15】 前記ブレードは前記部分に硬質メッキ
    処理層を有する請求項13記載の現像装置。
  16. 【請求項16】 前記硬質メッキ処理層の厚さは12μ
    m以下である請求項15記載の現像装置。
  17. 【請求項17】 前記現像剤は非磁性一成分現像剤であ
    る請求項11又は13記載の現像装置。
  18. 【請求項18】 感光体と、 前記感光体を帯電させる帯電器と、 前記帯電器により帯電された前記感光体を露光して静電
    潜像を形成する露光部と、 前記露光された感光体を現像して可視化する現像装置
    と、 前記トナー像を被記録体に転写する転写部とを有する画
    像形成装置であって、 前記現像装置は、 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて前記現像ローラ上に現像剤
    の層を所定の層厚で形成することができるブレードとを
    有し、 前記ブレードは、基部と、前記現像ローラに当接する曲
    面状端部とを有して平板部材を金型によるプレス打抜き
    成形によって形成され、 前記金型は、 ノックアウトを有する上型部と、 パンチを有して前記上型部と相対移動可能に構成された
    下型部とを有し、 前記ノックアウトは断面的に第1の平面部を有し、前記
    パンチは断面的に第2の平面部を有し、前記ノックアウ
    トと前記パンチのいずれか一方は前記第1及び第2の平
    面部のいずれか一方から突出する突出部を有し、前記ノ
    ックアウトと前記パンチの他方は前記第1及び第2の平
    面部の他方に形成された溝部とを有し、 前記曲面状端部は前記金型による前記プレス成形によっ
    て形成される画像形成装置。
  19. 【請求項19】 感光体と、 前記感光体を帯電させる帯電器と、 前記帯電器により帯電された前記感光体ドラムを露光し
    て静電潜像を形成する露光部と、 前記露光された感光体を現像して可視化する現像装置
    と、 前記トナー像を被記録体に転写する転写部とを有する画
    像形成装置であって、 前記現像装置は、 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて前記現像ローラ上に現像剤
    の層を所定の層厚で形成することができるブレードとを
    有し、 前記現像剤はトナーと無機微粒子とを有し、前記ブレー
    ドは前記無機微粒子よりも高い硬度を有して前記現像剤
    に接触する部分を有する画像形成装置。
  20. 【請求項20】 ノックアウトを有する上型部と、パン
    チを有して前記上型部と相対移動可能に構成された下型
    部とを有するプレス成形用金型であって、前記ノックア
    ウトは断面的に第1の平面部を有し、前記パンチは断面
    的に第2の平面部を有し、前記ノックアウトと前記パン
    チのいずれか一方は前記第1及び第2の平面部のいずれ
    か一方から突出する突出部を有し、前記ノックアウトと
    前記パンチの他方は前記第1及び第2の平面部の他方に
    形成された溝部とを有する金型の前記下型部に板状部材
    を配置する工程と、 前記上型部と前記下型部とを近接させる工程と、 前記ノックアウトと前記パンチとを相対的に近接させる
    工程と、 前記ノックアウトと前記パンチとを相対的に離間させる
    工程と、 前記上型部と下型部とを離間させる工程とを有するブレ
    ード製造方法。
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