JP2001286327A - 脱毛装置 - Google Patents
脱毛装置Info
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- JP2001286327A JP2001286327A JP2001082254A JP2001082254A JP2001286327A JP 2001286327 A JP2001286327 A JP 2001286327A JP 2001082254 A JP2001082254 A JP 2001082254A JP 2001082254 A JP2001082254 A JP 2001082254A JP 2001286327 A JP2001286327 A JP 2001286327A
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- hair removal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 毛の生えている向きや毛の長さ等に影響され
ずに、確実に毛を肌面より起毛することができて、脱毛
効率の高い脱毛装置を提供する。 【解決手段】 毛を挟持して脱毛するべく脱毛爪が開閉
し得るよう軸方向に複数並設された脱毛手段2 と、脱毛
爪が開閉するよう脱毛手段2 を駆動する駆動手段と、駆
動手段に電力を供給する電源部とを備えた脱毛装置にお
いて、前記脱毛手段2 が、フレーム51と、その内部に回
動自在に配設された回動基台53とを有し、この回動基台
53の回動により前記脱毛爪が毛を引き抜くように動作す
るものであり、同フレーム51の前方壁と回動基台53との
間に、毛を前記脱毛手段2 へ導入される方向に起毛させ
るよう風による吸引力が発生する吸引基台71を配設し
た。
ずに、確実に毛を肌面より起毛することができて、脱毛
効率の高い脱毛装置を提供する。 【解決手段】 毛を挟持して脱毛するべく脱毛爪が開閉
し得るよう軸方向に複数並設された脱毛手段2 と、脱毛
爪が開閉するよう脱毛手段2 を駆動する駆動手段と、駆
動手段に電力を供給する電源部とを備えた脱毛装置にお
いて、前記脱毛手段2 が、フレーム51と、その内部に回
動自在に配設された回動基台53とを有し、この回動基台
53の回動により前記脱毛爪が毛を引き抜くように動作す
るものであり、同フレーム51の前方壁と回動基台53との
間に、毛を前記脱毛手段2 へ導入される方向に起毛させ
るよう風による吸引力が発生する吸引基台71を配設し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容等の目的で体
毛を取り除くのに使用される脱毛装置に関するものであ
る。
毛を取り除くのに使用される脱毛装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の脱毛装置として、特開平5−1
68521号公報に開示されたものがある。このもの
は、本体の端部に脱毛手段を配設したものである。脱毛
手段は、回動基台に移動不能に取り付けられた固定爪
と、回動基台とともに回動し回動基台に対して揺動自在
となる可動爪とを交互に並設したものであり、回動基台
の回動により可動爪が固定爪に対し当接又は離反するよ
うに動作する。つまり、脱毛手段は、可動爪が固定爪に
当接したときに毛を挟み、この状態で回動基台が一定量
回動して毛を引き抜き、可動爪が固定爪から離反して引
き抜かれた毛を放すという一連の動作を繰り返すのであ
る。
68521号公報に開示されたものがある。このもの
は、本体の端部に脱毛手段を配設したものである。脱毛
手段は、回動基台に移動不能に取り付けられた固定爪
と、回動基台とともに回動し回動基台に対して揺動自在
となる可動爪とを交互に並設したものであり、回動基台
の回動により可動爪が固定爪に対し当接又は離反するよ
うに動作する。つまり、脱毛手段は、可動爪が固定爪に
当接したときに毛を挟み、この状態で回動基台が一定量
回動して毛を引き抜き、可動爪が固定爪から離反して引
き抜かれた毛を放すという一連の動作を繰り返すのであ
る。
【0003】そして、従来、起毛する手段の代表的な例
としては、肌当て部材に起毛コームを設けたものがあ
り、起毛コームを体毛の生える向きに対して逆方向に進
行させることにより毛を起こすようにしている。
としては、肌当て部材に起毛コームを設けたものがあ
り、起毛コームを体毛の生える向きに対して逆方向に進
行させることにより毛を起こすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、体毛の生える
向きは常に一定しているわけではなく、また、毛が肌に
密着するくらい寝ているときには起毛コームにより起立
するのが困難であり、寝ている毛のほとんどを起毛する
というものではなかった。さらに、起毛コームによる起
毛の効率を高めるためには、起毛コームを常に肌に密着
させねばならないものであった。
向きは常に一定しているわけではなく、また、毛が肌に
密着するくらい寝ているときには起毛コームにより起立
するのが困難であり、寝ている毛のほとんどを起毛する
というものではなかった。さらに、起毛コームによる起
毛の効率を高めるためには、起毛コームを常に肌に密着
させねばならないものであった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、毛の生えている
向きや毛の長さ等に影響されずに、確実に毛を肌面より
起毛することができて、脱毛効率の高い脱毛装置を提供
することにある。
ものであり、その目的とするところは、毛の生えている
向きや毛の長さ等に影響されずに、確実に毛を肌面より
起毛することができて、脱毛効率の高い脱毛装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の脱毛装置は、毛を挟持して脱毛する
べく板状の脱毛爪が開閉し得るよう軸方向に複数並設さ
れた脱毛手段と、電力が供給されたとき脱毛爪が開閉す
るよう脱毛手段を駆動する駆動手段と、駆動手段に電力
を供給する電源部とを備えた脱毛装置において、前記脱
毛手段が、フレームと、フレーム内に回動自在に配設さ
れた回動基台とを有し、この回動基台の回動により前記
脱毛爪が毛を引き抜くように動作するものであり、同フ
レームの前方壁と回動基台との間に、毛を前記脱毛手段
へ導入される方向に起毛させるよう風による吸引力が発
生する吸引基台を配設した構成としている。
に、請求項1記載の脱毛装置は、毛を挟持して脱毛する
べく板状の脱毛爪が開閉し得るよう軸方向に複数並設さ
れた脱毛手段と、電力が供給されたとき脱毛爪が開閉す
るよう脱毛手段を駆動する駆動手段と、駆動手段に電力
を供給する電源部とを備えた脱毛装置において、前記脱
毛手段が、フレームと、フレーム内に回動自在に配設さ
れた回動基台とを有し、この回動基台の回動により前記
脱毛爪が毛を引き抜くように動作するものであり、同フ
レームの前方壁と回動基台との間に、毛を前記脱毛手段
へ導入される方向に起毛させるよう風による吸引力が発
生する吸引基台を配設した構成としている。
【0007】また、請求項2記載の脱毛装置は、請求項
1記載のものの吸引手段が、脱毛された毛を同吸引手段
の内部に溜める集毛板を有する構成としている。
1記載のものの吸引手段が、脱毛された毛を同吸引手段
の内部に溜める集毛板を有する構成としている。
【0008】また、請求項3記載の脱毛装置は、請求項
1又は2記載のものにおいて、脱毛の際に肌を鎮静する
ための冷却手段を備えた構成としている。
1又は2記載のものにおいて、脱毛の際に肌を鎮静する
ための冷却手段を備えた構成としている。
【0009】また、請求項4記載の脱毛装置は、請求項
3記載のものの冷却手段が、ペルチェ素子にて構成さ
れ、肌に接触し得る箇所の一部又は全部に設けられた構
成としている。
3記載のものの冷却手段が、ペルチェ素子にて構成さ
れ、肌に接触し得る箇所の一部又は全部に設けられた構
成としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な構成を、図1乃
至図15に示した脱毛装置を一例にして説明する。この
脱毛装置は、後述するモータ12やピニオン16等を含む駆
動手段を内蔵した本体1 と、本体1 の端部に着脱自在に
設けられ駆動手段により駆動する脱毛手段2 とから構成
されている。
至図15に示した脱毛装置を一例にして説明する。この
脱毛装置は、後述するモータ12やピニオン16等を含む駆
動手段を内蔵した本体1 と、本体1 の端部に着脱自在に
設けられ駆動手段により駆動する脱毛手段2 とから構成
されている。
【0011】本体1 は、二つ割りのハウジング11の内部
にモータ12を保持する基体13を収容しており、スイッチ
14と、電源ジャック15とを備えている。基体13は、モー
タ収納部にモータ12を嵌め込んで保持している。モータ
12の出力軸に設けたピニオン16には、中間歯車17が噛み
合っている。中間歯車17は、ギア17a が一体に形成され
ている。
にモータ12を保持する基体13を収容しており、スイッチ
14と、電源ジャック15とを備えている。基体13は、モー
タ収納部にモータ12を嵌め込んで保持している。モータ
12の出力軸に設けたピニオン16には、中間歯車17が噛み
合っている。中間歯車17は、ギア17a が一体に形成され
ている。
【0012】基体13の側部には、軸受18が設けられてお
り、軸受18により確動カム19を軸回転自在に支持してい
る。確動カム19は、概略円柱状をなしており、外側面の
両側にX形状に交差する交差部を有する2条の確動カム
溝19a,19b が設けられている。この確動カム溝19a,19b
は、互いに相反する方向に蛇行している。確動カム19の
一端には、ギア17a に噛み合うギア20が固着されてお
り、モータ12の回転力が確動カム19に伝達されるように
なっている。
り、軸受18により確動カム19を軸回転自在に支持してい
る。確動カム19は、概略円柱状をなしており、外側面の
両側にX形状に交差する交差部を有する2条の確動カム
溝19a,19b が設けられている。この確動カム溝19a,19b
は、互いに相反する方向に蛇行している。確動カム19の
一端には、ギア17a に噛み合うギア20が固着されてお
り、モータ12の回転力が確動カム19に伝達されるように
なっている。
【0013】確動カム19の他端には、偏心軸21が偏心し
て取り付けられている。偏心軸21には、リンク22の一端
が取り付けられ、リンク22の他端には、基体13に軸23に
より回転自在に取り付けられたギア24に圧入固定された
ピン25が取り付けられており、偏心軸21が確動カム19と
ともに回転することによって、ギア24がリンク22により
往復動するようになっている。
て取り付けられている。偏心軸21には、リンク22の一端
が取り付けられ、リンク22の他端には、基体13に軸23に
より回転自在に取り付けられたギア24に圧入固定された
ピン25が取り付けられており、偏心軸21が確動カム19と
ともに回転することによって、ギア24がリンク22により
往復動するようになっている。
【0014】基体13の上部には、確動カム溝19a,19b に
沿って動作する開閉カム26,27 を支持する支持板28が固
定されている。支持板28の下面には、防塵板29と、スペ
ーサ30とが設けられている。ここで、防塵板29の孔に開
閉カム26,27 の円柱部26a,27a が貫通した状態におい
て、防塵板29の孔の縁と円柱部26a,27a とが弾接した状
態となり、毛屑の内部への進入が防止できるようになっ
ている。
沿って動作する開閉カム26,27 を支持する支持板28が固
定されている。支持板28の下面には、防塵板29と、スペ
ーサ30とが設けられている。ここで、防塵板29の孔に開
閉カム26,27 の円柱部26a,27a が貫通した状態におい
て、防塵板29の孔の縁と円柱部26a,27a とが弾接した状
態となり、毛屑の内部への進入が防止できるようになっ
ている。
【0015】開閉カム26,27 は、基体13に圧入固定され
た揺動軸31,32 により回動自在に軸支されている。開閉
カム26,27 の上面部には、揺動軸31,32 から偏心した位
置に軸33,34 の下部が圧入固定されており、この軸33,3
4 の上端には、ローラ35,36が回動自在に取り付けられ
ている。また、開閉カム26,27 は、側部に突部を有して
おり、この突部に設けた軸孔26b,27b にこま37,38 が回
転自在に取り付けられている。ここで、軸33,34 の位置
とこま37,38 の軸支位置とは、揺動軸31,32 を中心にし
て互いに反対方向に位置している。
た揺動軸31,32 により回動自在に軸支されている。開閉
カム26,27 の上面部には、揺動軸31,32 から偏心した位
置に軸33,34 の下部が圧入固定されており、この軸33,3
4 の上端には、ローラ35,36が回動自在に取り付けられ
ている。また、開閉カム26,27 は、側部に突部を有して
おり、この突部に設けた軸孔26b,27b にこま37,38 が回
転自在に取り付けられている。ここで、軸33,34 の位置
とこま37,38 の軸支位置とは、揺動軸31,32 を中心にし
て互いに反対方向に位置している。
【0016】こま37,38 は、確動カム溝19a,19b に揺動
自在に嵌め込まれており、確動カム19が回転することに
より、こま37,38 を介して開閉カム26,27 の他端に設け
た揺動自在なローラ35,36 を互いに相反する方向に揺動
させるようになっている。
自在に嵌め込まれており、確動カム19が回転することに
より、こま37,38 を介して開閉カム26,27 の他端に設け
た揺動自在なローラ35,36 を互いに相反する方向に揺動
させるようになっている。
【0017】基体13の両側面には、基体カバー39,40 が
ねじ41により固定されている。一方の基体カバー39の内
面には、確動カム19の一端面に転がり接触する球体42が
設けられている。
ねじ41により固定されている。一方の基体カバー39の内
面には、確動カム19の一端面に転がり接触する球体42が
設けられている。
【0018】一方、脱毛手段2 は、フレーム51と、フレ
ーム51に着脱自在に取り付けられた肌当て部材52と、フ
レーム51内に回動自在に配設された回動基台53と、回動
基台53に対し所定間隔を保つよに移動不能に設けられた
固定爪54と、固定爪54の間に配されるように回動基台53
に揺動自在に支持された板状の可動爪55,56 と、最外端
両側の可動爪55,56 の外側に位置するように回動基台53
に一体に形成された端部固定爪57と、可動爪55,56 を可
動するための開閉レバー58,59 とから構成されている。
ここで、固定爪54、可動爪55,56 及び端部固定爪57は、
毛を挟持して引き抜くための脱毛爪である。
ーム51に着脱自在に取り付けられた肌当て部材52と、フ
レーム51内に回動自在に配設された回動基台53と、回動
基台53に対し所定間隔を保つよに移動不能に設けられた
固定爪54と、固定爪54の間に配されるように回動基台53
に揺動自在に支持された板状の可動爪55,56 と、最外端
両側の可動爪55,56 の外側に位置するように回動基台53
に一体に形成された端部固定爪57と、可動爪55,56 を可
動するための開閉レバー58,59 とから構成されている。
ここで、固定爪54、可動爪55,56 及び端部固定爪57は、
毛を挟持して引き抜くための脱毛爪である。
【0019】回動基台53は、両端に軸受60が固定されて
おり、軸受60に軸61を挿通するとともに、軸61の端部を
基体カバー39,40 に軸支させることにより、回動基台53
が基体カバー39,40 に回動自在に取り付けられる。
おり、軸受60に軸61を挿通するとともに、軸61の端部を
基体カバー39,40 に軸支させることにより、回動基台53
が基体カバー39,40 に回動自在に取り付けられる。
【0020】回動基台53は、図7に示すように、長穴53
a と、長穴53a の両側に所定間隔を隔てて形成される係
止溝53b とを有している。回動基台53の一端には、ギア
24に噛み合うギア53c が設けられており、ギア24の往復
動により回動基台53が往復回動するようになっている。
a と、長穴53a の両側に所定間隔を隔てて形成される係
止溝53b とを有している。回動基台53の一端には、ギア
24に噛み合うギア53c が設けられており、ギア24の往復
動により回動基台53が往復回動するようになっている。
【0021】可動爪55,56 は、図8及び図9に示すよう
に、それぞれ先端に毛の挟持部55a,56a を、両側に支点
部55b,56b を、基端に突片部55c,56c を、中央よりも基
端寄りに軸61を挿通するための孔55d,56c を有してお
り、支点部55b,56b を係止溝53b に差し込むことによ
り、可動爪55,56 が支点部55b,56b を中心に回動自在と
なる。
に、それぞれ先端に毛の挟持部55a,56a を、両側に支点
部55b,56b を、基端に突片部55c,56c を、中央よりも基
端寄りに軸61を挿通するための孔55d,56c を有してお
り、支点部55b,56b を係止溝53b に差し込むことによ
り、可動爪55,56 が支点部55b,56b を中心に回動自在と
なる。
【0022】開閉レバー58,59 は、それぞれ溝58a,59a
を有しており、溝58a に可動爪55の突片部55c を、溝59
a に可動爪56の突片部56c を一つおきに係合し、この係
合部分が固定爪54に対して支点部55b,56b を支点として
毛を挟持するために押圧するための力点となっている。
を有しており、溝58a に可動爪55の突片部55c を、溝59
a に可動爪56の突片部56c を一つおきに係合し、この係
合部分が固定爪54に対して支点部55b,56b を支点として
毛を挟持するために押圧するための力点となっている。
【0023】また、開閉レバー58,59 は、他端外周にロ
ーラ35,36 に係合する円弧溝58b,59b を有しており、ロ
ーラ35,36 が相反する方向に揺動すると、開閉レバー5
8,59に貫通し回動基台53に固定された軸62に案内されて
相反する方向に往復動するようになっている。これによ
り、可動爪55,56 は、開閉レバー58,59 が相反する方向
に往復動すると、支点部55b,56b を中心に揺動し、一つ
おきの固定爪54の両側で同時に押圧して毛を挟持し、回
動基台53の回動により毛を引き抜くように動作する。
ーラ35,36 に係合する円弧溝58b,59b を有しており、ロ
ーラ35,36 が相反する方向に揺動すると、開閉レバー5
8,59に貫通し回動基台53に固定された軸62に案内されて
相反する方向に往復動するようになっている。これによ
り、可動爪55,56 は、開閉レバー58,59 が相反する方向
に往復動すると、支点部55b,56b を中心に揺動し、一つ
おきの固定爪54の両側で同時に押圧して毛を挟持し、回
動基台53の回動により毛を引き抜くように動作する。
【0024】回動基台53に一体に形成された端部固定爪
57は、落下等による衝撃が加わった場合に固定爪54及び
可動爪55,56 が変形や破損してしまうのを防止するため
に、固定爪54より肉厚にして剛性を高めている。
57は、落下等による衝撃が加わった場合に固定爪54及び
可動爪55,56 が変形や破損してしまうのを防止するため
に、固定爪54より肉厚にして剛性を高めている。
【0025】フレーム51は、内側に長穴51a を有してお
り、この長穴51a に肌当て部材52の両外側面に設けたボ
ス52a を上下方向に移動自在に係合させている。
り、この長穴51a に肌当て部材52の両外側面に設けたボ
ス52a を上下方向に移動自在に係合させている。
【0026】肌当て部材52の内側には、基体カバー39,4
0 に設けられた溝39a,40a に係合する一対の支点52b が
設けられており、肌当て部材52が支点52b を中心にして
回動自在となる。なお、図12は肌当て部材52が通常位
置にあるとき、図13は肌当て部材52が一定量回動した
状態を示している。
0 に設けられた溝39a,40a に係合する一対の支点52b が
設けられており、肌当て部材52が支点52b を中心にして
回動自在となる。なお、図12は肌当て部材52が通常位
置にあるとき、図13は肌当て部材52が一定量回動した
状態を示している。
【0027】また、肌当て部材52は、基体カバー39,40
の端面に接触するように設けられる弾性片52c を前後に
有しており、肌当て部材52の回動により一方の弾性片52
c が基体カバー39,40 のうちの一方の端面に弾接した
後、肌当て部材52が肌から離れたとき、肌当て部材52が
元の状態に戻るようになっている。
の端面に接触するように設けられる弾性片52c を前後に
有しており、肌当て部材52の回動により一方の弾性片52
c が基体カバー39,40 のうちの一方の端面に弾接した
後、肌当て部材52が肌から離れたとき、肌当て部材52が
元の状態に戻るようになっている。
【0028】また、肌当て部材52の肌に接触し得る面に
は、脱毛装置の進行方向の前方及び両側に肌伸ばし部材
63,64 が設けられ、後方に軸65により回転自在となるロ
ーラ66が設けられている。肌伸ばし部材63,64 は、脱毛
時に肌を引き伸ばして脱毛による刺激を低減するもので
あり、ゴム等のような摩擦の大きい弾性体であるのが望
ましい。ローラ66は、肌の滑りを良くして、肌が脱毛装
置の進行方向に引っ張られないようにするものである。
は、脱毛装置の進行方向の前方及び両側に肌伸ばし部材
63,64 が設けられ、後方に軸65により回転自在となるロ
ーラ66が設けられている。肌伸ばし部材63,64 は、脱毛
時に肌を引き伸ばして脱毛による刺激を低減するもので
あり、ゴム等のような摩擦の大きい弾性体であるのが望
ましい。ローラ66は、肌の滑りを良くして、肌が脱毛装
置の進行方向に引っ張られないようにするものである。
【0029】図14において、3 は脱毛装置の上部に嵌
着自在となるキャップであり、4 は電源ジャック15に接
続して脱毛装置に電力を供給する電源部であるアダプタ
ーである。
着自在となるキャップであり、4 は電源ジャック15に接
続して脱毛装置に電力を供給する電源部であるアダプタ
ーである。
【0030】ところで、本体1 には、モータ12の停止中
において内方に押し込むことによりピニオン16に嵌合す
る嵌合操作部材5 が取り付けられている。この嵌合操作
部材5 は、内面にピニオン16に噛み合い得る歯車を有し
た嵌合部5aと、後述する押上ばね6 の押上荷重を受ける
つば部5bと、ハウジング11の側部に設けられた貫通孔11
a から外部に突出する操作部5cとを有しており、ハウジ
ング11の内面に設けられた取付部11b に収納されてい
る。つば部5bと取付部11b の鉤部11c との間には、押上
ばね6 が設けられており、嵌合操作部材5 を操作部5cが
突出する方向に押し上げている。なお、ピニオン16は、
軸線方向に長さを中間歯車17及び嵌合部5aに噛み合うよ
うに長くしてある。
において内方に押し込むことによりピニオン16に嵌合す
る嵌合操作部材5 が取り付けられている。この嵌合操作
部材5 は、内面にピニオン16に噛み合い得る歯車を有し
た嵌合部5aと、後述する押上ばね6 の押上荷重を受ける
つば部5bと、ハウジング11の側部に設けられた貫通孔11
a から外部に突出する操作部5cとを有しており、ハウジ
ング11の内面に設けられた取付部11b に収納されてい
る。つば部5bと取付部11b の鉤部11c との間には、押上
ばね6 が設けられており、嵌合操作部材5 を操作部5cが
突出する方向に押し上げている。なお、ピニオン16は、
軸線方向に長さを中間歯車17及び嵌合部5aに噛み合うよ
うに長くしてある。
【0031】次に、嵌合操作部材5 の作用を図15に基
づいて説明する。嵌合操作部材5 は、通常、押上ばね6
の押上荷重により操作部5cが外部に突出した状態となっ
ている。スイッチ14によりモータ12への電力供給を停止
すると、モータ12が停止するとともにピニオン16の回転
も停止するので、このとき、嵌合操作部材5 の操作部5c
を内方に押し込んで嵌合部5aをピニオン16に噛み合わせ
ることが可能となる。操作部5cを内方に押し込みながら
軸線回りに回転すると、嵌合部5aとピニオン16とが噛み
合った状態で回転するので、中間歯車17等も回転するこ
とになり、脱毛手段2 の可動爪55,56 を固定爪54及び端
部固定爪57に対して開閉することができる。
づいて説明する。嵌合操作部材5 は、通常、押上ばね6
の押上荷重により操作部5cが外部に突出した状態となっ
ている。スイッチ14によりモータ12への電力供給を停止
すると、モータ12が停止するとともにピニオン16の回転
も停止するので、このとき、嵌合操作部材5 の操作部5c
を内方に押し込んで嵌合部5aをピニオン16に噛み合わせ
ることが可能となる。操作部5cを内方に押し込みながら
軸線回りに回転すると、嵌合部5aとピニオン16とが噛み
合った状態で回転するので、中間歯車17等も回転するこ
とになり、脱毛手段2 の可動爪55,56 を固定爪54及び端
部固定爪57に対して開閉することができる。
【0032】したがって、本例の脱毛装置では、モータ
12への電力供給が停止しているとき、嵌合操作部材5 を
手動操作することにより脱毛爪(可動爪55,56 、固定爪
54及び端部固定爪57)に指等が触れることなくこれら脱
毛爪を開閉することができるので、脱毛爪間の毛の掃除
を安全かつ容易に行うことができ、その結果、脱毛爪間
を容易に清潔な状態にすることができ、脱毛爪間に毛が
存することによる挟持力の低下を防止することができ
る。
12への電力供給が停止しているとき、嵌合操作部材5 を
手動操作することにより脱毛爪(可動爪55,56 、固定爪
54及び端部固定爪57)に指等が触れることなくこれら脱
毛爪を開閉することができるので、脱毛爪間の毛の掃除
を安全かつ容易に行うことができ、その結果、脱毛爪間
を容易に清潔な状態にすることができ、脱毛爪間に毛が
存することによる挟持力の低下を防止することができ
る。
【0033】なお、本例の脱毛装置では、嵌合操作部材
5 により回転される回転体をピニオン16とし、嵌合部5a
に嵌合される(ここでは噛み合わされる)被嵌合部をピ
ニオン16の中間歯車17に噛み合う歯車部としたが、該回
転体を中間歯車17等の別の部材としてもよい。
5 により回転される回転体をピニオン16とし、嵌合部5a
に嵌合される(ここでは噛み合わされる)被嵌合部をピ
ニオン16の中間歯車17に噛み合う歯車部としたが、該回
転体を中間歯車17等の別の部材としてもよい。
【0034】また、本例の脱毛装置では、嵌合操作部材
5 を操作部5cがハウジング11の外部に突出するように設
けたが、嵌合操作部材5 を操作部5cがハウジング11の外
部に突出しないように設けてもよい。この場合、例え
ば、操作部5cの先端に+又は−の溝を設けて、この溝に
ドライバーを嵌合するようにしてもよい。
5 を操作部5cがハウジング11の外部に突出するように設
けたが、嵌合操作部材5 を操作部5cがハウジング11の外
部に突出しないように設けてもよい。この場合、例え
ば、操作部5cの先端に+又は−の溝を設けて、この溝に
ドライバーを嵌合するようにしてもよい。
【0035】また、本例の変形例として、嵌合操作部材
5 をドライバーとし、ピニオン16の先端にドライバーに
嵌合し得る+又は−の溝を設けてもよい。
5 をドライバーとし、ピニオン16の先端にドライバーに
嵌合し得る+又は−の溝を設けてもよい。
【0036】次に、別の例としての脱毛装置を、図16
及び図17に基づいて説明する。なお、先の例と実質的
に同様な機能を有する部材については、同一の符号を付
して説明を省略する。
及び図17に基づいて説明する。なお、先の例と実質的
に同様な機能を有する部材については、同一の符号を付
して説明を省略する。
【0037】本例の脱毛装置では、スイッチ14が「切」
のとき嵌合操作部材5 を内方に押し込むことが可能とな
り、スイッチ14が「入」のとき嵌合操作部材5 を内方に
押し込むことが不能となるようにしてある。
のとき嵌合操作部材5 を内方に押し込むことが可能とな
り、スイッチ14が「入」のとき嵌合操作部材5 を内方に
押し込むことが不能となるようにしてある。
【0038】スイッチ14は、ハウジング11の嵌合操作部
材5 が設けられる側の側部に上下にスライド自在に設け
られており、スイッチ14が下方にあるときモータ12に電
力の供給が行われず、スイッチ14が上方にあるときモー
タ12に電力の供給が行われるようになっている。
材5 が設けられる側の側部に上下にスライド自在に設け
られており、スイッチ14が下方にあるときモータ12に電
力の供給が行われず、スイッチ14が上方にあるときモー
タ12に電力の供給が行われるようになっている。
【0039】スイッチ14のハウジング11の内部に位置す
る基端には、スイッチ14が上方にあるとき嵌合操作部材
5 の操作を不能とし、スイッチ14が下方にあるとき嵌合
操作部材5 の操作を可能とする片部14a を一体に形成し
ている。片部14a は、スイッチ14が下方に位置した状態
においてピニオン16の軸線の延長線上に貫通孔14b を有
しており、スイッチ14が下方にあるときのみ、嵌合操作
部材5 の押し込みが可能となっている。
る基端には、スイッチ14が上方にあるとき嵌合操作部材
5 の操作を不能とし、スイッチ14が下方にあるとき嵌合
操作部材5 の操作を可能とする片部14a を一体に形成し
ている。片部14a は、スイッチ14が下方に位置した状態
においてピニオン16の軸線の延長線上に貫通孔14b を有
しており、スイッチ14が下方にあるときのみ、嵌合操作
部材5 の押し込みが可能となっている。
【0040】すなわち、スイッチ14が下方にあるとき、
嵌合操作部材5 を押し込むと、貫通孔14b よりもさらに
内方に押し込むことができるので、嵌合部5aとピニオン
16との噛み合いが可能となる。嵌合部5aとピニオン16と
が噛み合っているとき、貫通孔14b に嵌合操作部材5 が
貫通した状態となるので、スイッチ14を上方へスライド
することができず、モータ12に電力を供給することがで
きない。よって、貫通孔14b を有する片部14a 及び嵌合
操作部材5 は、嵌合部5aがピニオン16に噛み合っている
ときモータ12への電力の供給を不能にする停止状態保持
手段として機能する。
嵌合操作部材5 を押し込むと、貫通孔14b よりもさらに
内方に押し込むことができるので、嵌合部5aとピニオン
16との噛み合いが可能となる。嵌合部5aとピニオン16と
が噛み合っているとき、貫通孔14b に嵌合操作部材5 が
貫通した状態となるので、スイッチ14を上方へスライド
することができず、モータ12に電力を供給することがで
きない。よって、貫通孔14b を有する片部14a 及び嵌合
操作部材5 は、嵌合部5aがピニオン16に噛み合っている
ときモータ12への電力の供給を不能にする停止状態保持
手段として機能する。
【0041】一方、スイッチ14が上方にあるとき、嵌合
操作部材5 を押し込むと、嵌合操作部材5 が片部14a に
当接してそれ以上押し込むことができないので、嵌合部
5aとピニオン16との噛み合いが不能となる。よって、貫
通孔14b を有する片部14a は、モータ12へ電力が供給さ
れているとき嵌合部5aがピニオン16に噛み合うのを阻止
する嵌合阻止手段として機能する。
操作部材5 を押し込むと、嵌合操作部材5 が片部14a に
当接してそれ以上押し込むことができないので、嵌合部
5aとピニオン16との噛み合いが不能となる。よって、貫
通孔14b を有する片部14a は、モータ12へ電力が供給さ
れているとき嵌合部5aがピニオン16に噛み合うのを阻止
する嵌合阻止手段として機能する。
【0042】したがって、本例の脱毛装置では、片部14
a 及び嵌合操作部材5 が停止状態保持手段となっている
ので、スイッチ14を「切」にし嵌合操作部材5 を操作し
ながら脱毛爪間の毛の掃除を行っているとき、誤ってス
イッチ14が「入」に操作されて脱毛手段2 が駆動される
のを防止することができる。
a 及び嵌合操作部材5 が停止状態保持手段となっている
ので、スイッチ14を「切」にし嵌合操作部材5 を操作し
ながら脱毛爪間の毛の掃除を行っているとき、誤ってス
イッチ14が「入」に操作されて脱毛手段2 が駆動される
のを防止することができる。
【0043】また、本例の脱毛装置では、片部14a が嵌
合阻止手段となっているので、モータ12によりピニオン
16が回転しているとき、片部14a により嵌合操作部材5
の押し込みが阻止されるため、回転しているピニオン16
に嵌合部5aが接触することによるピニオン16及び嵌合部
5aの破損を防止することができる。
合阻止手段となっているので、モータ12によりピニオン
16が回転しているとき、片部14a により嵌合操作部材5
の押し込みが阻止されるため、回転しているピニオン16
に嵌合部5aが接触することによるピニオン16及び嵌合部
5aの破損を防止することができる。
【0044】次に、更に別の例としての脱毛装置を、図
18及び図19に基づいて説明する。なお、先の両例と
実質的に同様な機能を有する部材については、同一の符
号を付して説明を省略する。
18及び図19に基づいて説明する。なお、先の両例と
実質的に同様な機能を有する部材については、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0045】本例の脱毛装置では、アダプタ4 の出力端
にコンデンサCを介在しており、スイッチ14を「入」に
操作して外部電源からモータ 12 に電力が供給されてい
るときコンデンサCに電気エネルギーを蓄えさせ、外部
電源からモータ 12 に電力が供給されないときコンデン
サCに蓄えられた電気エネルギーにより、モータ12を微
小回転するようにしている。
にコンデンサCを介在しており、スイッチ14を「入」に
操作して外部電源からモータ 12 に電力が供給されてい
るときコンデンサCに電気エネルギーを蓄えさせ、外部
電源からモータ 12 に電力が供給されないときコンデン
サCに蓄えられた電気エネルギーにより、モータ12を微
小回転するようにしている。
【0046】すなわち、アダプタ4 を電源ジャック15に
接続するとともに外部電源に接続した状態でスイッチ14
を「入」に操作すると、アダプタ4 は、外部電源から入
力される交流を直流に変換して電源ジャック15を介して
モータ12に電力が供給される。このとき、コンデンサC
に電気エネルギーが所定量蓄えられる。スイッチ14を
「切」に操作した後、アダプタ4 を外部電源から外して
電源ジャック15にのみ接続した状態にし、再びスイッチ
14を「入」に操作すると、コンデンサCに蓄えられた電
気が電源ジャック15を介してモータ12に供給され、コン
デンサCに蓄えられた電気が無くなるまでモータ12が回
転を行う。よって、脱毛手段2 の脱毛爪(可動爪55,5
6、固定爪54及び端部固定爪57)は、モータ12の回転に
より開閉を行う。なお、モータ12の回転量すなわち脱毛
爪が変位する量は、コンデンサCの容量によって決定さ
れる。
接続するとともに外部電源に接続した状態でスイッチ14
を「入」に操作すると、アダプタ4 は、外部電源から入
力される交流を直流に変換して電源ジャック15を介して
モータ12に電力が供給される。このとき、コンデンサC
に電気エネルギーが所定量蓄えられる。スイッチ14を
「切」に操作した後、アダプタ4 を外部電源から外して
電源ジャック15にのみ接続した状態にし、再びスイッチ
14を「入」に操作すると、コンデンサCに蓄えられた電
気が電源ジャック15を介してモータ12に供給され、コン
デンサCに蓄えられた電気が無くなるまでモータ12が回
転を行う。よって、脱毛手段2 の脱毛爪(可動爪55,5
6、固定爪54及び端部固定爪57)は、モータ12の回転に
より開閉を行う。なお、モータ12の回転量すなわち脱毛
爪が変位する量は、コンデンサCの容量によって決定さ
れる。
【0047】したがって、本例の脱毛装置では、コンデ
ンサCに蓄えられた電気により、脱毛爪に指等が触れる
ことなく脱毛爪を開閉することができ、脱毛爪間の毛の
掃除を安全かつ容易に行うことができる。
ンサCに蓄えられた電気により、脱毛爪に指等が触れる
ことなく脱毛爪を開閉することができ、脱毛爪間の毛の
掃除を安全かつ容易に行うことができる。
【0048】次に、本発明の一実施形態となる風を利用
して寝た毛を起こす(起毛する)手段を備えた脱毛装置
を、図20乃至図24に基づいて説明する。ここでは、
前例の脱毛装置を例にとり説明する。
して寝た毛を起こす(起毛する)手段を備えた脱毛装置
を、図20乃至図24に基づいて説明する。ここでは、
前例の脱毛装置を例にとり説明する。
【0049】従来、起毛する手段の代表的な例として、
肌当て部材52に起毛コームを設けたものがあり、起毛コ
ームを体毛の生える向きに対して逆方向に進行させるこ
とにより毛を起こすようにしている。しかし、体毛の生
える向きは常に一定しているわけではなく、また、毛が
肌に密着するくらい寝ているとき起毛コームにより起毛
するのが困難であり、寝ている毛のほとんどを起毛する
というものではなかった。さらに、起毛コームによる起
毛の効率を高めるためには、起毛コームを常に肌に密着
させねばならなかった。
肌当て部材52に起毛コームを設けたものがあり、起毛コ
ームを体毛の生える向きに対して逆方向に進行させるこ
とにより毛を起こすようにしている。しかし、体毛の生
える向きは常に一定しているわけではなく、また、毛が
肌に密着するくらい寝ているとき起毛コームにより起毛
するのが困難であり、寝ている毛のほとんどを起毛する
というものではなかった。さらに、起毛コームによる起
毛の効率を高めるためには、起毛コームを常に肌に密着
させねばならなかった。
【0050】そこで、ここでは、肌から離れる方向に風
を発生させて起毛するように構成してあり、以下その構
成について説明する。
を発生させて起毛するように構成してあり、以下その構
成について説明する。
【0051】フレーム51の前方壁と回動基台53との間に
は、吸引基台71が配設されている。吸引基台71は、図2
3に示すように、一端面に略方形状の開口部71a を有す
るように箱形に形成されており、開口部71a がフレーム
51の肌側の端面に向くように配設されている。吸引基台
71は、側壁71b の内面に段部71c が設けられており、こ
の段部71c に多数の小孔を有した集毛板71d が取着され
ている。4つの側壁71b のうち1つには、段部71c より
下方に貫通孔71e を有した円筒リブ71f が設けられてい
る。
は、吸引基台71が配設されている。吸引基台71は、図2
3に示すように、一端面に略方形状の開口部71a を有す
るように箱形に形成されており、開口部71a がフレーム
51の肌側の端面に向くように配設されている。吸引基台
71は、側壁71b の内面に段部71c が設けられており、こ
の段部71c に多数の小孔を有した集毛板71d が取着され
ている。4つの側壁71b のうち1つには、段部71c より
下方に貫通孔71e を有した円筒リブ71f が設けられてい
る。
【0052】円筒リブ71f の外面には、ゴムパイプ72が
圧入されている。ゴムパイプ72は、他端を吸引手段に接
続してある。吸引手段は、モータ12の回転により駆動す
るファンを備えて構成してもよいし、また、掃除機等の
ような吸引機能を有する装置を本体1 の外部に付設する
ようにしてもよい。
圧入されている。ゴムパイプ72は、他端を吸引手段に接
続してある。吸引手段は、モータ12の回転により駆動す
るファンを備えて構成してもよいし、また、掃除機等の
ような吸引機能を有する装置を本体1 の外部に付設する
ようにしてもよい。
【0053】以上のように構成された脱毛装置によれ
ば、図20に示すように、吸引手段の駆動により、吸引
基台71の開口部71a からフレーム51と回動基台53との間
に風による吸引力が発生するので、脱毛中において、肌
に寝ている毛を脱毛手段2 へ導入される方向に起毛して
脱毛爪に挟持させやすい状態にし脱毛する。脱毛された
毛は、吸引基台71の内部に開口部71a から吸引され集毛
板71d 上に溜まる。
ば、図20に示すように、吸引手段の駆動により、吸引
基台71の開口部71a からフレーム51と回動基台53との間
に風による吸引力が発生するので、脱毛中において、肌
に寝ている毛を脱毛手段2 へ導入される方向に起毛して
脱毛爪に挟持させやすい状態にし脱毛する。脱毛された
毛は、吸引基台71の内部に開口部71a から吸引され集毛
板71d 上に溜まる。
【0054】したがって、この脱毛装置は、肌から離れ
る方向に風を発生させて起毛するように構成されている
ので、毛の生えている向きや毛の長さ等に影響されず
に、確実に毛を肌面より起毛することができ、毛を脱毛
手段2 に効率良く導入することができ、従来のものに比
べて脱毛効率の高いものである。
る方向に風を発生させて起毛するように構成されている
ので、毛の生えている向きや毛の長さ等に影響されず
に、確実に毛を肌面より起毛することができ、毛を脱毛
手段2 に効率良く導入することができ、従来のものに比
べて脱毛効率の高いものである。
【0055】ところで、脱毛効率を高くすれば脱毛の際
の肌の刺激感も若干強くなるので、この脱毛装置に、脱
毛の際に肌を鎮静するための冷却手段を設けてもよい。
例えば、冷却手段をペルチェ素子にて構成し、このペル
チェ素子を肌伸ばし部材63,64 や、肌当て部材52の肌に
接触し得る箇所の一部又は全部に設けるようにすればよ
い。ペルチェ素子は、これに通電したとき冷却部分と放
熱部分とが表れるので、冷却部分が肌に当接し得る側と
なるように設け、モータ12に並列に接続すればよい。
の肌の刺激感も若干強くなるので、この脱毛装置に、脱
毛の際に肌を鎮静するための冷却手段を設けてもよい。
例えば、冷却手段をペルチェ素子にて構成し、このペル
チェ素子を肌伸ばし部材63,64 や、肌当て部材52の肌に
接触し得る箇所の一部又は全部に設けるようにすればよ
い。ペルチェ素子は、これに通電したとき冷却部分と放
熱部分とが表れるので、冷却部分が肌に当接し得る側と
なるように設け、モータ12に並列に接続すればよい。
【0056】この場合、吸引手段により内部に導入され
る風がペルチェ素子により冷却され、また、ペルチェ素
子が肌に接触し得るので、脱毛の際の肌を鎮静すること
ができる。
る風がペルチェ素子により冷却され、また、ペルチェ素
子が肌に接触し得るので、脱毛の際の肌を鎮静すること
ができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の脱毛装置は、吸引基台に
よりフレームと回動基台との間に風による吸引力が発生
するので、脱毛中において、肌に寝ている毛を脱毛手段
へ導入される方向に起毛して脱毛爪に挟持させやすい状
態にし脱毛することができ、毛の生えている向きや毛の
長さ等に影響されずに、確実に毛を肌面より起毛するこ
とができて、毛を脱毛手段に効率良く導入することがで
き、従来のものに比べて脱毛効率の高いものである。
よりフレームと回動基台との間に風による吸引力が発生
するので、脱毛中において、肌に寝ている毛を脱毛手段
へ導入される方向に起毛して脱毛爪に挟持させやすい状
態にし脱毛することができ、毛の生えている向きや毛の
長さ等に影響されずに、確実に毛を肌面より起毛するこ
とができて、毛を脱毛手段に効率良く導入することがで
き、従来のものに比べて脱毛効率の高いものである。
【0058】請求項2記載の脱毛装置は、請求項1記載
の効果に加え、脱毛された毛を集毛板によって吸引基台
の内部に溜めることができるものである。
の効果に加え、脱毛された毛を集毛板によって吸引基台
の内部に溜めることができるものである。
【0059】請求項3記載の脱毛装置は、請求項1又は
2記載の効果に加え、脱毛効率が高くても脱毛の際の肌
の刺激感は冷却手段によって鎮静されるものである。
2記載の効果に加え、脱毛効率が高くても脱毛の際の肌
の刺激感は冷却手段によって鎮静されるものである。
【0060】請求項4記載の脱毛装置は、請求項3記載
の効果に加え、吸引手段により内部に導入される風がペ
ルチェ素子により冷却され、また、ペルチェ素子が肌に
接触し得るので、脱毛の際の肌を鎮静することができ
る。
の効果に加え、吸引手段により内部に導入される風がペ
ルチェ素子により冷却され、また、ペルチェ素子が肌に
接触し得るので、脱毛の際の肌を鎮静することができ
る。
【図1】本発明の基本的構成を説明するための脱毛装置
の一例を示す断面図。
の一例を示す断面図。
【図2】その縦断面図。
【図3】その縦断面図。
【図4】その上面図。
【図5】その要部分解斜視図。
【図6】その要部分解斜視図。
【図7】その回動基台の斜視図。
【図8】その可動爪の斜視図。
【図9】その別の可動爪の斜視図。
【図10】その回動基台に可動爪、開閉レバー等を取り
付けた状態を示す斜視図。
付けた状態を示す斜視図。
【図11】その図10におけるA−A線断面図。
【図12】その肌当て部材の通常状態を示す縦断面図。
【図13】その肌当て部材の回動状態を示す縦断面図。
【図14】その斜視図。
【図15】その(a)嵌合操作部材を操作する前、
(b)嵌合操作部材を操作しているときを示す要部拡大
断面図。
(b)嵌合操作部材を操作しているときを示す要部拡大
断面図。
【図16】本発明の基本的構成を説明するための脱毛装
置の別例を示し、その(a)嵌合操作部材を操作する
前、(b)嵌合操作部材を操作しているときを示す要部
拡大断面図。
置の別例を示し、その(a)嵌合操作部材を操作する
前、(b)嵌合操作部材を操作しているときを示す要部
拡大断面図。
【図17】その嵌合操作部材の操作が不能な状態を示す
要部拡大断面図。
要部拡大断面図。
【図18】本発明の基本的構成を説明するための脱毛装
置の更なる別例を示す簡略した回路図。
置の更なる別例を示す簡略した回路図。
【図19】その断面図。
【図20】本発明の一実施形態である脱毛装置の使用状
態を示す要部拡大断面図。
態を示す要部拡大断面図。
【図21】その縦断面図。
【図22】その縦断面図。
【図23】その吸引基台の斜視図。
【図24】その要部断面図。
2 脱毛手段 4 アダプタ 12 モータ 15 電源ジャック 51 フレーム 53 回動基台 54 固定爪 55 可動爪 56 可動爪 57 端部固定爪 71 吸引基台
Claims (4)
- 【請求項1】 毛を挟持して脱毛するべく板状の脱毛爪
が開閉し得るよう軸方向に複数並設された脱毛手段と、
電力が供給されたとき脱毛爪が開閉するよう脱毛手段を
駆動する駆動手段と、駆動手段に電力を供給する電源部
とを備えた脱毛装置において、前記脱毛手段が、フレー
ムと、フレーム内に回動自在に配設された回動基台とを
有し、この回動基台の回動により前記脱毛爪が毛を引き
抜くように動作するものであり、同フレームの前方壁と
回動基台との間に、毛を前記脱毛手段へ導入される方向
に起毛させるよう風による吸引力が発生する吸引基台を
配設してなる脱毛装置。 - 【請求項2】 前記吸引手段は、脱毛された毛を同吸引
手段の内部に溜める集毛板を有するものであることを特
徴とする請求項1記載の脱毛装置。 - 【請求項3】 脱毛の際に肌を鎮静するための冷却手段
を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の脱毛装
置。 - 【請求項4】 前記冷却手段は、ペルチェ素子にて構成
され、肌に接触し得る箇所の一部又は全部に設けられた
ものであることを特徴とする請求項3記載の脱毛装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082254A JP2001286327A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 脱毛装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082254A JP2001286327A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 脱毛装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20194994A Division JP3422085B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 脱毛装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001286327A true JP2001286327A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18938221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001082254A Pending JP2001286327A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 脱毛装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001286327A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517587A (ja) * | 2008-03-25 | 2011-06-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 皮膚処理デバイスのためのドッキングステーション及び冷却方法 |
JP2012517269A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-02 | ブラウン ゲーエムベーハー | アタッチメントを備えた脱毛装置、及びそのようなアタッチメント |
CN105916403A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-08-31 | 皇家飞利浦有限公司 | 毛发移除设备 |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001082254A patent/JP2001286327A/ja active Pending
Cited By (6)
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