JP2001284962A - マイクロ波電圧制御発振器 - Google Patents

マイクロ波電圧制御発振器

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JP2001284962A
JP2001284962A JP2000090405A JP2000090405A JP2001284962A JP 2001284962 A JP2001284962 A JP 2001284962A JP 2000090405 A JP2000090405 A JP 2000090405A JP 2000090405 A JP2000090405 A JP 2000090405A JP 2001284962 A JP2001284962 A JP 2001284962A
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    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/18Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance
    • H03B5/1841Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a strip line resonator
    • H03B5/1847Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a strip line resonator the active element in the amplifier being a semiconductor device

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変調リニアリティ値を改善することにより、
衝突防止用レーダに適用可能なマイクロ波電圧制御発振
器を得ることを目的とする。 【解決手段】 ストリップ状共振器1の片方の端子に外
部出力端子6を備えた負性抵抗回路5を接続し、もう一
方の端子に容量1’を介して可変容量ダイオード2のア
ノードを接続し、さらに、可変容量ダイオード2のカソ
ードを接地し、かつ、可変容量ダイオード2のアノード
に高インピーダンスのストリップ状線路3を接続し、ス
トリップ状線路3のもう一方の端子を発振周波数に対し
て十分に低インピーダンスの容量4を介して接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車レーダ等の
ような狭帯域変調用のマイクロ波電圧制御発振器に関す
るものであり、特に、周波数変調リニアリティの改善を
実現可能なマイクロ波制御発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のマイクロ波電圧制御発振器
について説明する。図8は、一般的なマイクロ波電圧制
御発振器の原理構成を示す図である。図8において、6
1は負性抵抗素子(回路)であり、62は共振器回路で
あり、63は可変容量ダイオードであり、このマイクロ
波電圧制御発振器は、一般的に最もよく知られる、可変
容量ダイオードと負性抵抗とを組み合わせたものであ
る。
【0003】具体的にいうと、このマイクロ波電圧制御
発振器は、基準点A−A’からみた共振器回路62側の
インピーダンスをZRとし、負性抵抗素子側のインピー
ダンスをZNとすると、下記の式(1)が成立する場合
に安定的に発振する。 Re{ZR+ZN}<0 Im{ZR+ZN}=0 …(1) d{ZR+ZN}/dω>0 ただし、ωは角周波数である。
【0004】また、上記マイクロ波電圧制御発振器にお
いて、基準点B−B’からみた可変容量ダイオード63
(容量CV)のインピーダンスを1/jωCVとし、共振
器回路62側のインピーダンスをRT−jωLTとする
と、この発振器の発振周波数f OSCは、式(2)のよう
に表すことができる。 fOSC=1/[2π(LTV1/2] …(2)
【0005】ここで、周波数の可変範囲が非常に狭く、
すべての周波数可変範囲でLTが一定とみなせる場合に
は、容量CVが制御電圧の2乗に反比例する場合に、制
御電圧に比例した発信周波数を得ることができる。
【0006】しかしながら、容量CVが電圧制御に対し
て2乗に反比例する可変容量ダイオードは市場になく、
また、マイクロ波以上の周波数で動作可能な特殊なダイ
オードについては、たとえ存在した場合においても入手
が困難となる。そのため、L Tが一定の条件かで上記の
ような線形電圧制御発振器は実現されていない。
【0007】図9は、上記従来のマイクロ波電圧制御発
振器の回路構成を示す図であり、64が前述した先端短
絡高インピーダンス1/4波長線路である。この場合、
その1/4波長線路は、発振周波数でインピーダンスが
無限大となり、マイクロ波の動作には関与しない。した
がって、可変容量ダイオードの電圧−容量特性が周波数
変調の線形性(リニアリティ)を決定することになる。
【0008】図10は、図9に示す従来のマイクロ波電
圧制御発振器の可変周波数特性および周波数変調の線形
性(%表示)を示す図である。詳細には、図10(a)
が発振周波数−制御電圧特性を表し、図10(b)が周
波数変調の線形性を表す。
【0009】ここで、周波数変調の線形性(線形性指
数)は、図10(a)に示す発振周波数−制御電圧特性
により規定され、たとえば、周波数変調幅Wの両端を結
ぶ直線と図示の周波数との最大のずれをΔWとすると、
100×ΔW/W(%)で表すことができる。具体的に
いうと、図10(b)に示すように、線形性指数は20
%以上となる。
【0010】これは、通信用の固定周波数発振器には影
響を与えないが、たとえば、衝突防止レーダのように、
周波数変調された信号を送受信して車間距離を測定する
機器においては、測定結果の精度を大幅に劣化させる値
を示している。すなわち、何らかの周波数リニアライザ
ーによって精度を向上させようとした場合においても、
線形性指数が大きすぎて、その効果が得られない。ただ
し、衝突防止用レーダは、周波数変調幅が発振周波数に
対して無視できるほどに小さく、ほぼ固定周波数を考え
られる。
【0011】つぎに、従来の線形マイクロ波電圧制御発
振器について具体例をあげて詳細に説明する。図11
は、特開平8−288715号公報に記載されたマイク
ロ波電圧制御発振器(高周波機器)の構成を示す図であ
る。図11において、31は共振回路であり、32は容
量(キャパシタ)であり、33は負性抵抗回路(増幅回
路)である。
【0012】また、共振回路31において、47は主共
振線路であり、48は直流素子容量であり、49は電圧
の2乗に反比例する可変容量ダイオードであり、52は
可変容量ダイオード49の2乗特性を線形特性に補正す
るためのストリップ線路50とキャパシタ51との直列
接続であり、53はストリップ線路50の補正効果をさ
らに向上させるためのストリップ線路であり、54は端
子であり、55はキャパシタである。また、負性抵抗回
路33において、34はトランジスタであり、35,3
6,37,38は抵抗であり、39,40,41,4
2,43はキャパシタであり、44はコイルであり、4
5,46は端子である。
【0013】上記のように構成されるマイクロ波電圧制
御発振器では、たとえば、共振回路31に分布定数線路
としてストリップ線路を用いかつ周波数可変範囲が広い
ような場合に、LTが周波数に対して直線的に変化する
ため、容量CVが電圧の2乗に反比例する場合でも、発
振周波数が制御電圧に比例しない。そのため、ここで
は、可変容量ダイオード49の容量が、印加される電圧
に対して直線的に変化するように、補正回路(ストリッ
プ線路50,ストリップ線路53に相当)を組み込んで
いる。また、このマイクロ波電圧制御発振器は、広い周
波数帯域で発振周波数を変調するため、ストリップ線路
50および53の長さを、それぞれ1/10波長〜1/
20波長、3/16波長〜5/16波長と定めている。
【0014】ここで、ストリップ線路50について説明
する。上記マイクロ波電圧制御発振器においては、この
ストリップ線路50がない場合、制御電圧が低いところ
では電圧を少し変化させるだけで上記可変容量が急峻に
変化し、その結果として発振周波数が急激に変化する。
そして、制御電圧が高いところでは、電圧の変化に対し
て発振周波数がゆるやかに変化する。
【0015】一方、このストリップ線路50がある場合
には、このストリップ線路50がそのインピーダンスを
急激に変化させてしまう結果、発振周波数がゆるやかに
しか大きくならず、それに伴って、発振周波数が制御電
圧の増加に対して直線的に変化することとなる。なお、
上記「インピーダンスを急激に変化させてしまう結果」
を満足するためには、異なる周波数で補正用回路のイン
ピーダンスが大きな変化を持つことが重要であるため、
ここでは特に、周波数に対して大きなインピーダンス変
化を発生させる直列接続52を可変容量ダイオード49
と並列に接続する。
【0016】このように、従来のマイクロ波電圧制御発
振器では、可変容量ダイオード49の容量が印加電圧に
対して直線的に変化するように補正回路(ストリップ線
路50,ストリップ線路53)を組み込み、さらに、ス
トリップ線路50および53の長さを、それぞれ1/1
0波長〜1/20波長、3/16波長〜5/16波長と
定めることで、広い周波数帯域で発振周波数を線形に変
調している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衝突防
止用レーダにおいては、たとえば、38GHz帯で50
MHz程度の周波数変調をおこない、これを2逓倍した
76GHz帯の周波数変調波を送受信し、ターゲットと
の距離を測定する。この場合、固定周波数と比較して大
きな差がなくなるため、インピーダンスを急激に変化さ
せるための周波数変化幅が存在せず、具体的にいうと、
非帯域が0.3%程度の非常に狭い周波数帯域となり、
前述した補正回路の機能が使えない、という問題があっ
た。
【0018】また、上記固定周波数に近い動作におい
て、可変容量ダイオードの容量CVの補正値CMを電圧に
対して線形に変化させる従来のマイクロ波電圧制御発振
器では、前述の式(2)から明らかなように(式(2)
のCVをCMに置き換える)、LTがほぼ固定値であるか
ら、発振周波数fOSCが電圧の−1/2乗に比例する可
変周波数特性になる。この場合、変調リニアリティ値
(一定変調幅での変調感度の変化量率において、変調リ
ニアリティ値が0%に近いほど、発振周波数の電圧依存
性が直線に近い)は、20%以上になるため、衝突防止
レーダ用の電圧制御発振器としては不適切となる、とい
う問題があった。
【0019】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、従来技術と比較して変調リニアリティ値を改善す
ることにより、衝突防止用レーダに適用可能なマイクロ
波電圧制御発振器を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるマイクロ波電圧
制御発振器にあっては、ストリップ状共振器の片方の端
子に外部出力端子を備えた負性抵抗回路を接続し、もう
一方の端子に第1の容量を介して可変容量ダイオードの
アノードを接続し、さらに、前記可変容量ダイオードの
カソードを接地し、かつ、前記可変容量ダイオードのア
ノードに高インピーダンスのストリップ状線路を接続
し、前記ストリップ状線路のもう一方の端子を発振周波
数に対して十分に低インピーダンスの第2の容量を介し
て接地する、構成とし、前記ストリップ状線路の長さ
を、1/4波長〜1/14波長の範囲に設定する。
【0021】これによって、上記構成を用い、さらに、
ストリップ状線路の線路長を1/4波長〜1/14波長
とすることで、たとえば、ダイオードのみで周波数制御
をおこなう場合と比較して、大幅に周波数変調の線形性
を改善することができる。
【0022】また、前記可変容量ダイオードに、等化的
に前記ストリップ状線路から得られる負のアドミッタン
スが接続されていることを利用し、前記可変容量ダイオ
ードの容量と前記アドミッタンスとの和が制御電圧の1
/2乗に反比例するように、前記ストリップ状線路の長
さを決定することによって、可変容量ダイオードの容量
と前記アドミッタンスとの和が制御電圧の1/2乗に反
比例するようにストリップ状線路の長さを決定すること
で、従来の線形性指数を大幅に改善することができる。
また、線形性指数の大幅な改善により、リニアライザー
の適用を容易にすることができるため、衝突防止レーダ
用発振器を効果的に実現することができる。
【0023】また、前記可変容量ダイオードに、等化的
に前記ストリップ状線路から得られる負のアドミッタン
スが接続されていることを利用し、前記可変容量ダイオ
ードの容量と前記アドミッタンスとの和が制御電圧の1
乗〜2乗に反比例するように、前記ストリップ状線路の
長さを決定することによって、制御電圧の1/2乗に反
比例する可変容量ダイオードを用いるマイクロ波電圧制
御発振器と比較して、2倍の線路長が使用できる。ま
た、ストリップ状線路の線路長が短くなりすぎることに
よる設計性および再現性の低下を防止することができ
る。
【0024】また、前記ストリップ状線路の長さを1/
4波長に固定し、使用する可変容量ダイオードの特性に
応じた所定の位置で、前記ストリップ状線路を接地する
ことによって、ストリップ状線路の線路長を1/4波長
に固定し、さらに、ストリップ状線路を任意の位置で接
地する構成とすることで、可変容量ダイオードの種類を
限定することなく、かつ可変容量ダイオードのCV特性
のばらつきを吸収するように微調整をおこなうことがで
きるため、さらに大幅に周波数変調の線形性を改善する
ことができる。
【0025】また、前記可変容量ダイオードとして、シ
ョットキーダイオードまたはFETダイオードを用いる
ことによって、ショットキーダイオードまたはFETダ
イオードを用いた場合においても、従来と比較して、大
幅に周波数変調の線形性を改善することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるマイクロ
波電圧制御発振器の実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定
されるものではない。
【0027】図1は、本発明にかかるマイクロ波電圧制
御発振器の実施の形態1の構成を示す図である。図1に
おいて、1はストリップ状共振器であり、2は可変容量
ダイオードであり、3はストリップ状線路であり、1’
および4は容量(キャパシタ)であり、5は負性抵抗回
路であり、6は発振器の出力端子であり、11は可変容
量ダイオードへの電圧印加端子である。
【0028】このマイクロ波電圧制御発振器は、ストリ
ップ状共振器1の片方の端子に負性抵抗回路5を接続
し、もう一方の端子に容量1’を介して可変容量ダイオ
ード2のアノードを接続する。そして、可変容量ダイオ
ードのカソードを接地し、かつ可変容量ダイオード2の
アノードに高インピーダンスのストリップ状線路3を接
続し、さらにストリップ状線路3のもう一方の端子を発
振周波数に対して十分に低インピーダンスの容量4を介
して接地する。また、ストリップ状線路3の長さを、1
/4波長以下の範囲に設定する。
【0029】このように、本実施の形態では、可変容量
ダイオード2とストリップ状線路3とが並列に接続さ
れ、それぞれが接地されているため、可変容量ダイオー
ド2には、等化的に、ストリップ状線路3(長さl)か
ら得られる負のアドミッタンス:−1/(ω0Ztan
βl)が接続される。なお、固定の発振角周波数をω0
とし、ストリップ状線路3の特性インピーダンスをZと
し、位相定数をβとする。
【0030】したがって、容量1’を介してストリップ
状共振器1に接続される容量CT(V)は、式(3)の
ように表すことができる。 CT=CV−(1/ω0Ztanβl) …(3) この式は、後述する図電圧可変容量CV(縦軸)−電圧
(横軸)曲線を下方にΔCだけ平行移動させることを表
す。
【0031】また、一般的に、可変容量ダイオード2の
容量CV(V)は、式(4)のように表すことができ
る。 CV=a/(1−V)K …(4) ただし、Kは正の定数であり、aは定数である。
【0032】したがって、上記式に基づいて容量CV
平行移動した場合には、ほぼすべての電圧において定数
Kの値を大きくした場合と等化になる。本実施の形態に
おいては、この効果を用いて、容量CTを制御電圧Vの
2乗に反比例させること、またはそれに近い特性、をス
トリップ状線路3により実現する。なお、狭い周波数帯
域で周波数変調をおこなう場合、角周波数ω0は、一定
としても差し支えなく、さらにすべての変調周波数にお
いて一定値の平行移動が成立するので、周波数補正の必
要がない。
【0033】以下、ストリップ状線路3の長さを、たと
えば、1/4波長から1/14波長の範囲に設定した場
合について説明する。たとえば、1/4波長の場合に
は、ΔC=0となって、前述の平行移動が発生しないの
で、可変容量ダイオード2のC V特性が制御電圧Vの2
乗に反比例する場合に適用でき、一方、1/4波長より
短い場合には、前述の平行移動が発生するので、可変容
量ダイオード2のCV特性が制御電圧Vのk乗(1/2
<k<2)に反比例する場合に適用できる。また、スト
リップ状線路3の長さlは、CV特性のk値に合わせて
設定し、すべての制御電圧範囲において実効的にCT
性のk値を大きくして周波数の線形性を改善する。
【0034】また、本実施の形態においては、ストリッ
プ状線路3の接地を容量4を介して接続することで、可
変容量ダイオード2に対して無損失かつ安定的に電圧を
供給する。
【0035】図2は、1/4波長〜1/14波長の先端
短絡高インピーダンス線路(ストリップ状線路3)を可
変容量ダイオード2に並列接続した場合の容量−電圧特
性を示す図である。太い実線で示した曲線7は、可変容
量ダイオード2の容量−電圧特性(CV特性)であり、
容量CVは、前述の式(4)のように表すことができる
(1/2<k<2)。すなわち、電圧(絶対値)を大き
くすると、低電圧域で容量が大きく減少し、高電圧域で
容量がゆるやかに減少する。
【0036】点線で示した曲線8は、ストリップ状線路
3の容量−電圧特性(CT特性)であり、前述の式
(3)により、曲線7を、ストリップ状線路3による実
効的な負の容量9だけ平行移動したものである。この曲
線8は、細い実線で示す曲線10に、ほとんどすべての
電圧で一致する。なお、曲線10は、式(5)のように
表すことができる。 CV=a/(1−V)k+m …(5) ただし、mは正の整数である。
【0037】この式(5)は、たとえば、k=1/2の
容量を、ストリップ状線路3によりk=1の容量に変換
できることを意味している。すなわち、kが1/2より
大きくなるにしたがって、適宜ストリップ状線路3の長
さを長くしていき、たとえば、容量シフト量9だけ小さ
くした場合にk=1の容量に変換される。また、容量の
シフト量を大きく(ストリップ状線路3を短く)維持し
た場合には、k=2の容量と等化にすることもできる。
【0038】このように、本実施の形態においては、図
1に示す構成を用い、さらに、ストリップ状線路3の線
路長lを1/4波長〜1/14波長とすることで、ダイ
オードのみで周波数制御をおこなう場合と比較して、大
幅に周波数変調の線形性を改善することができる。な
お、本実施の形態においては、可変容量ダイオード3と
してショットキーダイオードを用いることとして説明し
たが、これに限らず、たとえば、電界効果トランジスタ
(FET)のショットキー接合容量を周波数変調に利用
することもできる。
【0039】図3および図4は、本発明にかかるマイク
ロ波電圧制御発振器における実施の形態2の処理を示す
図である。ここでは、10GHz帯の動作周波数かつk
=1/2の場合における可変容量ダイオード2の周波数
変調の線形性を改善する。なお、本実施の形態において
は、図1に示すマイクロ波電圧制御発振器の構成と同一
であるため、その説明を省略する。ここでは、可変容量
ダイオードの容量−電圧特性を規定する。
【0040】図3において、ひし形を通る曲線は、一般
的な可変容量ダイオードのCV特性の測定値を表してい
るが、これは、たとえば、下記の式(6)に示す白丸を
通る曲線と非常に高精度に一致している。 CV=2/(1−V)1/2 …(6)
【0041】また、式(6)に基づいて、下記の式
(7)および式(8)の曲線を求め、その結果をCV
性の表に重ねてみる。図4は、式(6)〜式(8)を重
ねあわせた状態を表した図である。 CV=2/(1−V)1 …(7) CV=2/(1−V)2 …(8)
【0042】図4において、12は上記一般的な可変容
量ダイオード(ショットキーダイオード)のCV特性を
表す式(6)の曲線であり、13は式(7)の曲線であ
り、14は式(8)の曲線であり、15は曲線12を曲
線13にほぼ一致するまで下方にシフトした曲線であ
り、15’は曲線12を曲線14にほぼ一致するまでさ
らに下方にシフトした曲線である。なお、ここでは、Δ
Cを0.5pFとする。
【0043】図示のとおり、曲線15は曲線13と広い
電圧範囲で一致し、曲線15’は曲線14と限られた電
圧範囲で一致する。このように、ストリップ状線路3に
よる容量シフト効果は、図4に示すとおり、次数の高
い、すなわち、理想に近いCV特性を実現するために大
変有効となる。
【0044】そこで、本実施の形態においては、可変容
量ダイオード2に、等化的にストリップ状線路3(長さ
l)から得られる負のアドミッタンス:−1/(ω0
tanβl)が接続されていることを利用し、可変容量
ダイオード2の容量と前記アドミッタンスとの和が、制
御電圧の1/2乗にほぼ反比例するように、ストリップ
状線路3の長さlを選定する。すなわち、本実施の形態
においては、可変容量ダイオード2のCV特性が制御電
圧Vの1/2乗に反比例する場合に、たとえば、1/1
2波長程度のストリップ状線路3を用いることで、前述
の容量CT特性が、制御電圧Vに反比例する可変容量特
性を実現する。
【0045】たとえば、容量シフト量ΔCと線路長lと
の間には、前述の式(3)に基づいて、式(9)で表す
関係が成立する。 ΔC=1/{ω0Ztan(2πl/λg)} Ztan(2πl/λg)=1/ω0ΔC …(9) ただし、λgは波長を表す。また、ω0ΔCは、周波数
が高くなるにつれてCVが小さく設定されるため、所望
のCV特性を実現する場合には周波数によらずほぼ一定
となる。
【0046】したがって、図4において、たとえば、曲
線12から曲線13へのシフト量ΔCを0.5pFと
し、抵抗値Zを(実用的に基板厚150μm〜250μ
mおよび線路幅50μmとする)70Ω〜80Ωとし、
動作周波数を10GHzとした場合、前記Ztan(2
πl/λg)は、式(10)のように求めることができ
る。 Ztan(2πl/λg)=100/π=31.8 …(10)
【0047】このとき、前述のZの範囲において、ta
n(2πl/λg)は、0.4〜0.46(25°〜3
0°)となり、さらに線路長lは、1/14波長〜1/
12波長となる。すなわち、線路長lを1/14波長〜
1/12波長とすることで、電圧に反比例するCV特性
を実現することができる。また、シフト量ΔCを1pF
とし、線路長lを1/28波長〜1/24波長程度にす
ることで、電圧の2乗に反比例するCV特性を、限られ
た電圧範囲で実現することができる。
【0048】図5は、図10に示す従来の周波数変調の
線形性を本実施の形態におけるストリップ状線路3の長
さの決定方法により改善したこと、を示す図である。こ
のように、本実施の形態においては、上記のようにスト
リップ状線路3の長さを決定することで、従来20%以
上であった線形性指数を、10%程度まで改善すること
ができる。また、これにより、リニアライザーの適用を
容易にすることができるため、衝突防止レーダ用発振器
を効果的に実現することができる。
【0049】なお、本実施の形態においては、可変容量
ダイオード3としてショットキーダイオードを用いた場
合について説明したが、これに限らず、たとえば、電界
効果トランジスタ(FET)のショットキー接合容量を
周波数変調に利用することもできる。
【0050】図6は、本発明にかかるマイクロ波電圧制
御発振器における実施の形態3の処理を示す図である。
ここでは、10GHz帯の動作周波数かつk=1の場合
における可変容量ダイオード2の周波数変調の線形性を
改善する。なお、本実施の形態においては、図1に示す
マイクロ波電圧制御発振器の構成と同一であるため、そ
の説明を省略する。
【0051】図6において、13は前述の式(7)の曲
線であり、14は前述の式(8)の曲線であり、16は
曲線13を曲線14にほぼ一致するまで下方にシフトし
た曲線である。なお、ここでは、ΔCを0.5pFとす
る。図示のとおり、曲線16と曲線13とは、前述した
実施の形態2よりも(曲線15と曲線13)、さらに広
い電圧範囲で一致する。
【0052】そこで、本実施の形態においては、可変容
量ダイオード2に、等化的にストリップ状線路3(長さ
l)から得られる負のアドミッタンス:−1/(ω0
tanβl)が接続されていることを利用し、可変容量
ダイオード2の容量と前記アドミッタンスとの和が、制
御電圧の1乗〜2乗に反比例するように、ストリップ状
線路3の長さlを選定する。すなわち、可変容量ダイオ
ード2のCV特性が制御電圧Vのk乗(1/2<k<
2)の場合には、1/4波長〜1/12波長の範囲のス
トリップ状線路3を用いることで、前述の容量CT特性
が、制御電圧Vの1乗〜2乗の範囲になるように設定す
る。
【0053】このように、本実施の形態においては、実
施の形態2と同様の効果が得られるとともに、さらに、
制御電圧の1/2乗に反比例する可変容量ダイオード2
を用いる実施の形態2と比較して、2倍の線路長が使用
できる。また、ストリップ状線路3の線路長lが短くな
りすぎることによる設計性および再現性の低下を防止す
ることができる。なお、本実施の形態においては、可変
容量ダイオード3を用いた場合について説明したが、こ
れに限らず、たとえば、ショットキーダイオードまたは
電界効果トランジスタ(FET)を周波数変調に利用す
ることもできる。
【0054】図7は、本発明にかかるマイクロ波電圧制
御発振器の実施の形態4の構成を示す図である。なお、
前述の実施の形態1と同様の構成については、同一の符
号を付して説明を省略する。図7において、3aはスト
リップ状線路であり、4’は容量(キャパシタ)であ
り、11’はストリップ状線路3aを任意の位置で接地
に接続するための端子である。
【0055】このマイクロ波電圧制御発振器は、ストリ
ップ状共振器1の片方の端子に負性抵抗回路5を接続
し、もう一方の端子に容量1’を介して可変容量ダイオ
ード2のアノードを接続する。そして、可変容量ダイオ
ードのカソードを接地し、かつ可変容量ダイオード2の
アノードに高インピーダンスのストリップ状線路3aを
接続し、さらにストリップ状線路aのもう一方の端子を
発振周波数に対して十分に低インピーダンスの容量4を
介して接地する。また、ストリップ状線路3aの長さを
1/4波長に設定する。
【0056】さらに、本実施の形態においては、一定の
長さのストリップ状線路3aを用いて実施の形態1の動
作を実現する方法として、たとえば、長さ1/4波長の
ストリップ状線路3aを用い、使用する可変容量ダイオ
ード2のCV特性に応じた所定の位置で、ストリップ状
線路3aを、発振周波数に対して十分に低インピーダン
スの容量4’を介して接地する。すなわち、ストリップ
状線路3aにおける短絡点を任意に設定できる。
【0057】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1と同様の効果が得られるとともに、ストリッ
プ状線路3の線路長lを1/4波長に固定し、さらに、
ストリップ状線路3を任意の位置で接地する構成とする
ことで、可変容量ダイオード3の種類を限定することな
く、かつ可変容量ダイオード3のCV特性のばらつきを
吸収するように微調整をおこなうことができるため、さ
らに大幅に周波数変調の線形性を改善することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、ストリップ状線路の線路長を1/4波長〜1/14
波長とすることで、たとえば、ダイオードのみで周波数
制御をおこなう場合と比較して、大幅に周波数変調の線
形性を改善することが可能なマイクロ波電圧制御発振器
を得ることができる。
【0059】また、可変容量ダイオードの容量とアドミ
ッタンスとの和が制御電圧の1乗〜2乗に反比例するよ
うにストリップ状線路の長さを決定することで、従来の
線形性指数を大幅に改善することが可能なマイクロ波電
圧制御発振器を得ることができる、という効果を奏す
る。また、線形性指数の大幅な改善により、リニアライ
ザーの適用を容易にすることができるため、衝突防止レ
ーダ用発振器を効果的に実現が可能となる。
【0060】また、ストリップ状線路の線路長を1/4
波長に固定し、さらに、ストリップ状線路を任意の位置
で接地する構成とすることで、可変容量ダイオードの種
類を限定することなく、かつ可変容量ダイオードのCV
特性のばらつきを吸収するように微調整をおこなうこと
ができるため、さらに大幅に周波数変調の線形性を改善
することができる。
【0061】また、ショットキーダイオードまたはFE
Tダイオードを用いた場合においても、従来と比較し
て、大幅に周波数変調の線形性を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器の実
施の形態1の構成を示す図である。
【図2】1/4波長〜1/12波長のストリップ状線路
を可変容量ダイオードに並列接続した場合の容量−電圧
特性を示す図である。
【図3】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器にお
ける実施の形態2の処理を示す図である。
【図4】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器にお
ける実施の形態2の処理を示す図である。
【図5】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器の周
波数変調の線形性を示す図である。
【図6】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器にお
ける実施の形態3の処理を示す図である。
【図7】本発明にかかるマイクロ波電圧制御発振器の実
施の形態4の構成を示す図である。
【図8】一般的なマイクロ波電圧制御発振器の原理構成
を示す図である。
【図9】従来のマイクロ波電圧制御発振器の回路構成を
示す図である。
【図10】図9に示す従来のマイクロ波電圧制御発振器
の可変周波数特性および周波数変調の線形性を示す図で
ある。
【図11】特開平8−288715号公報に記載された
マイクロ波電圧制御発振器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ストリップ状共振器 1’,4,4’ 容量(キャパシタ) 2 可変容量ダイオード 3,3a ストリップ状線路 5 負性抵抗回路 6,11,11’ 端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月9日(2001.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、上記マイクロ波電圧制御発振器にお
いて、基準点B−B’からみた可変容量ダイオード63
(容量CV)のインピーダンスを1/jωCVとし、共振
器回路62側のインピーダンスをRT jωLTとする
と、この発振器の発振周波数f OSCは、式(2)のよう
に表すことができる。 fOSC=1/[2π(LTV1/2] …(2)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】しかしながら、容量CVが電圧制御に対し
て2乗に反比例する可変容量ダイオードは市場になく、
また、マイクロ波以上の周波数で動作可能な特殊なダイ
オードについては、たとえ存在した場合においても入手
が困難となる。そのため、L Tが一定の条件で上記の
ような線形電圧制御発振器は実現されていない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、共振回路31において、47は主共
振線路であり、48は直流阻止容量であり、49は電圧
の2乗に反比例する可変容量ダイオードであり、52は
可変容量ダイオード49の2乗特性を線形特性に補正す
るためのストリップ線路50とキャパシタ51との直列
接続であり、53はストリップ線路50の補正効果をさ
らに向上させるためのストリップ線路であり、54は端
子であり、55はキャパシタである。また、負性抵抗回
路33において、34はトランジスタであり、35,3
6,37,38は抵抗であり、39,40,41,4
2,43はキャパシタであり、44はコイルであり、4
5,46は端子である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、前記可変容量ダイオードに、等化的
に前記ストリップ状線路から得られる負のアドミッタン
スが接続されていることを利用し、前記可変容量ダイオ
ードの容量と前記アドミッタンスとの和が制御電圧に
比例するように、前記ストリップ状線路の長さを決定す
ることによって、従来の線形性指数を大幅に改善するこ
とができる。また、線形性指数の大幅な改善により、リ
ニアライザーの適用を容易にすることができるため、衝
突防止レーダ用発振器を効果的に実現することができ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】そこで、本実施の形態においては、可変容
量ダイオード2に、等化的にストリップ状線路3(長さ
l)から得られる負のアドミッタンス:−1/(ω0
tanβl)が接続されていることを利用し、可変容量
ダイオード2の容量と前記アドミッタンスとの和が、制
御電圧にほぼ反比例するように、ストリップ状線路3の
長さlを選定する。すなわち、本実施の形態において
は、可変容量ダイオード2のCV特性が制御電圧Vの1
/2乗に反比例する場合に、たとえば、1/12波長程
度のストリップ状線路3を用いることで、前述の容量C
T特性が、制御電圧Vに反比例する可変容量特性を実現
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】図6において、13は前述の式(7)の曲
線であり、14は前述の式(8)の曲線であり、16は
曲線13を曲線14にほぼ一致するまで下方にシフトし
た曲線である。なお、ここでは、ΔCを0.5pFとす
る。図示のとおり、曲線16と曲線1とは、前述した
実施の形態2よりも(曲線15’と曲線1)、さらに
広い電圧範囲で一致する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】そこで、本実施の形態においては、可変容
量ダイオード2に、等化的にストリップ状線路3(長さ
l)から得られる負のアドミッタンス:−1/(ω0
tanβl)が接続されていることを利用し、可変容量
ダイオード2の容量と前記アドミッタンスとの和が、制
御電圧の1乗〜2乗に反比例するように、ストリップ状
線路3の長さlを選定する。すなわち、可変容量ダイオ
ード2のCV特性が制御電圧Vのk乗(1/2<k<
2)の場合には、1/4波長〜1/1波長の範囲のス
トリップ状線路3を用いることで、前述の容量CT特性
が、制御電圧Vの1乗〜2乗の範囲になるように設定す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】1/4波長〜1/1波長のストリップ状線路
を可変容量ダイオードに並列接続した場合の容量−電圧
特性を示す図である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J081 AA11 BB04 BB06 BB09 CC13 EE03 EE09 EE18 JJ15 JJ26 KK02 KK09 KK22 LL09 MM01 MM03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ状共振器の片方の端子に外部
    出力端子を備えた負性抵抗回路を接続し、もう一方の端
    子に第1の容量を介して可変容量ダイオードの一方の端
    子を接続し、 さらに、前記可変容量ダイオードの他の一方の端子を接
    地し、かつ、前記可変容量ダイオードの前記一方の端子
    に高インピーダンスのストリップ状線路を接続し、前記
    ストリップ状線路のもう一方の端子を発振周波数に対し
    て十分に低インピーダンスの第2の容量を介して接地す
    る、構成とし、 前記ストリップ状線路の長さを、1/4波長〜1/14
    波長の範囲に設定することを特徴とするマイクロ波電圧
    制御発振器。
  2. 【請求項2】 前記可変容量ダイオードに、等化的に前
    記ストリップ状線路から得られる負のアドミッタンスが
    接続されていることを利用し、前記可変容量ダイオード
    の容量と前記アドミッタンスとの和が制御電圧に反比例
    するように、前記ストリップ状線路の長さを決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波電圧制御発
    振器。
  3. 【請求項3】 前記可変容量ダイオードに、等化的に前
    記ストリップ状線路から得られる負のアドミッタンスが
    接続されていることを利用し、前記可変容量ダイオード
    の容量と前記アドミッタンスとの和が制御電圧の1乗〜
    2乗に反比例するように、前記ストリップ状線路の長さ
    を決定することを特徴とする請求項1に記載のマイクロ
    波電圧制御発振器。
  4. 【請求項4】 前記ストリップ状線路の長さを1/4波
    長に固定し、使用する可変容量ダイオードの特性に応じ
    た所定の位置で、前記ストリップ状線路を接地すること
    を特徴とする請求項1に記載のマイクロ波電圧制御発振
    器。
  5. 【請求項5】 前記可変容量ダイオードとして、ショッ
    トキーダイオードまたはFETダイオードを用いること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のマイ
    クロ波電圧制御発振器。
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