JP2001284427A - 基板保持機構、基板搬送方法および処理装置 - Google Patents

基板保持機構、基板搬送方法および処理装置

Info

Publication number
JP2001284427A
JP2001284427A JP2000092885A JP2000092885A JP2001284427A JP 2001284427 A JP2001284427 A JP 2001284427A JP 2000092885 A JP2000092885 A JP 2000092885A JP 2000092885 A JP2000092885 A JP 2000092885A JP 2001284427 A JP2001284427 A JP 2001284427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
holding mechanism
unit
substrate holding
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000092885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3559747B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Ota
義治 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2000092885A priority Critical patent/JP3559747B2/ja
Publication of JP2001284427A publication Critical patent/JP2001284427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3559747B2 publication Critical patent/JP3559747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理装置内において設置されていた装置内搬
送機構を不用とし、これにより、基板の処理システム全
体における装置構成上の無駄を省く。 【解決手段】 基板保持機構50が、搬送装置40から
処理装置60に受け渡され、搬送装置40から離脱した
状態であっても、制御部56からの指令に基づき、駆動
部が動作し、基板支持部54が処理装置60内の処理部
62にアクセスし、ガラス基板Gの受け渡しを行うこと
ができる構成である。従って、この基板保持機構50を
用いた場合には、従来のように処理装置に装置内搬送機
構を設置しておく必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(Liquid Crystal Display:LCD)に使われる
ガラス基板等の被処理基板上に塗布・現像処理を施す塗
布・現像装置等の処理装置との間で、被処理基板の受け
渡しを行う基板保持機構および基板搬送方法に関する。
また、本発明は、かかる基板保持機構を用いて基板の受
け渡しを行うのに適する機構を備えた処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造工程においては、LCD用
のガラス基板上にITO(Indium TinOxide)の薄膜や
電極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造
に用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利
用される。フォトリソグラフィ技術では、フォトレジス
トを洗浄した基板に塗布し、これを露光し、さらに現像
する。
【0003】被処理基板であるガラス基板は、搬送装置
に保持されてクリーンルーム内の搬送路上を移動し、種
々の処理装置に搬入される。各処理装置内では、搬入さ
れたガラス基板を保持しておく内部ステージと、目的と
する処理を行う処理部と、この内部ステージと処理部と
の間でガラス基板の受け渡しを行う装置内搬送機構とを
有して構成されている。装置内搬送機構は内部ステージ
からガラス基板を取り出した後、処理部に受け渡すと共
に、処理部において所定の処理がなされたガラス基板を
再度内部ステージに受け渡す。その後、クリーンルーム
内を走行する上記搬送装置により、処理装置から搬出さ
れて次工程に搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各処理装置内に設けられている装置内搬送機構は、ガラ
ス基板の受け渡しに要するトータルタクト内で占める時
間が非常に少ない場合、アイドル状態となっている時間
が長い。すなわち、このような条件下では、装置内搬送
機構はそれ自身の機能を果たす時間が短く、クリーンル
ーム内を走行する搬送装置やこの装置内搬送機構を備え
た処理装置を含む基板の処理システム全体としてみた場
合に、システム構成上の無駄となっている。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
であり、クリーンルーム内を走行する搬送装置の基板保
持機構をそのまま処理装置に受け渡しできる構成とする
と共に、この基板保持機構における基板支持部が搬送装
置から離脱して処理装置内に移動した後でも、任意に動
作可能とすることにより、各処理装置内において設置さ
れていた専用の装置内搬送機構を不用とし、これによ
り、基板の処理システム全体における装置構成上の無駄
を省くことができる基板保持機構、基板搬送方法および
処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、請求項1記載の本発明の基板保持機構は、搬送装
置に着脱可能に支持され、該搬送装置と処理装置との間
でそのまま受け渡しされる基板保持機構であって、基体
フレームと、前記基体フレームに動作可能に設けられる
と共に、処理対象となる基板を支持する基板支持部と、
前記基板支持部を動作させる駆動部と、前記駆動部の制
御機能を備えた制御部とを具備することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明の基板保持機構は、
請求項1記載の基板保持機構であって、前記制御部が、
前記搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に設
けられた通信ポートとの間で通信可能に設けられている
ことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の本発明の基板保持機構は、
請求項1または2記載の基板保持機構であって、前記基
体フレームがボックス状に形成され、前記基板支持部が
その前面開口部から出し入れされるように設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の本発明の基板保持機構は、
請求項1〜3のいずれか1に記載の基板保持機構であっ
て、前記基体フレームに、基板へのパーティクルの付着
を防止するためのパーティクル除去手段が設けられ、前
記制御部がパーティクル除去手段の駆動を制御する機能
を備えていることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の本発明の基板搬送方法は、
搬送装置に着脱可能に支持され、該搬送装置と処理装置
との間でそのまま受け渡しされる基板保持機構によって
基板を搬送する基板搬送方法であって、前記基板保持機
構が、基体フレームと、前記基体フレームに動作可能に
設けられると共に、処理対象となる基板を支持する基板
支持部と、前記基板支持部を動作させる駆動部と、前記
駆動部の制御機能を備えた制御部とを具備し、この基板
保持機構が前記処理装置に設置された内部ステージに受
け渡された後、前記制御部からの制御命令に基づいて前
記駆動部が駆動し、これにより、前記基板支持部と処理
装置の処理部との間で基板の受け渡しを行うことを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の本発明の基板搬送方法は、
請求項5記載の基板搬送方法であって、前記制御部が、
前記搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に設
けられた通信ポートとの間で通信可能に設けられている
ことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の本発明の処理装置は、基板
の処理部と、搬送装置に着脱可能に支持され、該搬送装
置との間でそのまま受け渡しされる基板保持機構が保持
される内部ステージとを備えた処理装置であって、基体
フレームに動作可能に設けられると共に、処理対象とな
る基板を支持する基板支持部と、前記基板支持部を動作
させる駆動部と、前記駆動部の制御機能を備えた制御部
とを具備して構成される前記基板保持機構が前記内部ス
テージに保持された際、前記基板保持機構の駆動部に電
力を供給する電力供給部が前記内部ステージに設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】請求項8記載の本発明の処理装置は、請求
項7記載の処理装置であって、前記内部ステージに、前
記基板保持機構の制御部と通信可能な通信ポートが設け
られていることを特徴とする。
【0014】請求項1記載の本発明の基板保持機構で
は、搬送装置から処理装置に受け渡され、搬送装置から
離脱した状態であっても、制御部からの指令に基づき、
駆動部が動作し、基板支持部が処理装置内の処理部にア
クセスし、基板の受け渡しを行うことができる。従っ
て、本発明の基板保持機構を用いた場合には、従来のよ
うに処理装置に装置内搬送機構を設置しておく必要がな
い。すなわち、各処理装置は、専用の装置内搬送機構を
備えていないにも拘わらず、本発明の基板保持機構が搬
入されることにより、処理部との間で基板の受け渡しを
行うのに必要なタイミングだけ、いわば従来の装置内搬
送機構に相当するものを備えることになり、搬送装置お
よび処理装置を含む基板処理システム全体の装置構成上
の無駄が少なくなる。
【0015】請求項2記載の本発明の基板保持機構で
は、搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に通
信ポートを設置することにより、基板保持機構に設けた
制御部を、搬送装置側又は処理装置側のいずれからでも
コントロールすることが可能となる。
【0016】請求項3記載の本発明の基板保持機構で
は、前記基体フレームがボックス状に形成されているた
め、基板がこのボックス状の基体フレームに取り囲まれ
た状態で搬送される。そして、処理装置に受け渡された
後、その前面開口部を通じて処理部との間で基板の受け
渡しを行う。従って、搬送中に、基板にパーティクルが
付着することを防止することができる。また、このよう
にボックス状の基体フレームに基板を収容した場合に
は、基体フレーム内をクリーン環境にしておけばよく、
基板の搬送エリア全体をクリーン環境にする必要がなく
なり、クリーン環境の形成コストを大幅に削減できる。
【0017】請求項4記載の本発明の基板保持機構で
は、前記制御部によってパーティクル除去手段を駆動さ
せる。これにより、基体フレームがボックス状に形成さ
れているか否かに拘わらず、基板へのパーティクルの付
着を防止することができ、クリーン環境の形成エリアを
小さくでき、そのためのコストの削減に資する。
【0018】請求項5記載の本発明の基板搬送方法で
は、搬送装置によって搬送される基板保持機構がそのま
ま処理装置に受け渡され、その後、処理装置内におい
て、搬送装置から離脱しているにも拘わらず、制御部か
らの指令に基づき、駆動部が動作し、基板支持部が処理
装置内の処理部にアクセスし、基板の受け渡しを行うこ
とができる。従って、本発明の基板搬送方法を用いた場
合には、従来のように処理装置に装置内搬送機構を設置
しておく必要がない。すなわち、各処理装置は、専用の
装置内搬送機構を備えていないにも拘わらず、本発明の
基板搬送方法によって基板保持機構が搬入されることに
より、処理部との間で基板の受け渡しを行うのに必要な
タイミングだけ、いわば従来の装置内搬送機構に相当す
るものを備えることになり、搬送装置および処理装置を
含む基板処理システム全体の装置構成上の無駄が少なく
なる。
【0019】請求項6記載の本発明の基板搬送方法で
は、搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に通
信ポートを設置しているため、基板保持機構に設けた制
御部を、搬送装置側又は処理装置側のいずれからでもコ
ントロールすることが可能となる。
【0020】請求項7記載の本発明の処理装置では、搬
送装置から受け渡された基板保持機構は、内部ステージ
にそのまま保持され、内部ステージから基板保持機構の
駆動部に電力が供給される。これにより、基板保持機構
は、搬送装置から離脱した状態で、その基板支持部を動
作させることができる。従って、従来のように処理装置
に装置内搬送機構を設置しておく必要がない。すなわ
ち、各処理装置は、専用の装置内搬送機構を備えていな
いにも拘わらず、基板保持機構が搬入されることによ
り、処理部との間で基板の受け渡しを行うのに必要なタ
イミングだけ、いわば従来の装置内搬送機構に相当する
ものを備えることになり、搬送装置および処理装置を含
む基板処理システム全体の装置構成上の無駄が少なくな
る。
【0021】請求項8記載の本発明の処理装置では、内
部ステージに、前記基板保持機構の制御部と通信可能な
通信ポートが設けられているため、処理装置側から基板
保持機構をコントロールすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。まず、図1に基づき本発明が適用さ
れる基板の処理システムの一例としての塗布・現像処理
システムの全体構造について説明する。
【0023】図1に示すように、この塗布・現像処理シ
ステム1の前方には、ガラス基板Gを、塗布・現像処理
システム1に対して搬入出するローダ・アンローダ部2
が設けられている。このローダ・アンローダ部2には、
ガラス基板Gを複数収納したカセットCを所定位置に整
列させて載置させるカセット載置台3と、各カセットC
から処理すべきガラス基板Gを取り出し、また塗布・現
像処理システム1において処理の終了したガラス基板G
を各カセットCへ戻すローダ・アンローダ4が設けられ
ている。ローダ・アンローダ4は、本体5の走行によっ
てカセットCの配列方向に移動し、本体5に搭載された
板状体6上にガラス基板Gを載置して後述の搬送装置4
0に受け渡すものである。
【0024】塗布・現像処理システム1の中央部には、
長手方向に配置された廊下状の搬送路10,11が受け
渡し部12を介して一直線上に設けられており、この搬
送路10,11の両側には、ガラス基板Gに対して各処
理を行うための各種処理装置が配置されている。
【0025】図示の塗布・現像処理システム1にあって
は、搬送路10の一側方に、ガラス基板Gをブラシ洗浄
すると共に高圧ジェット水により洗浄を施すための洗浄
装置16が例えば2台並設されている。また、搬送路1
0を挟んで反対側に、二基の現像装置17が並設され、
その隣りに二基の加熱装置18が積み重ねて設けられて
いる。
【0026】また、搬送路11の一側方に、ガラス基板
Gにレジスト液を塗布する前にガラス基板Gを疎水化処
理するアドヒージョン装置20が設けられ、このアドヒ
ージョン装置20の下方には冷却用のクーリング装置2
1が配置されている。また、これらアドヒージョン装置
20とクーリング装置21の隣には加熱装置22が二列
に二個ずつ積み重ねて配置されている。また、搬送路1
1を挟んで反対側に、ガラス基板Gの表面にレジスト液
を塗布することによってガラス基板Gの表面にレジスト
膜を形成するレジスト塗布装置23が配置されている。
図示はしないが、これら塗布装置23の側部には、ガラ
ス基板G上に形成されたレジスト膜に所定の微細パター
ンを露光するための露光装置等が設けられる。
【0027】以上の各処理装置16〜18および20〜
23は、何れも搬送路10,11の両側において、ガラ
ス基板Gの搬入出口を内側に向けて配設されている。第
1の搬送装置25がローダ・アンローダ部、各処理装置
16〜18および受け渡し部12との間でガラス基板G
を搬送するために搬送路10上を移動し、第2の搬送装
置26が受け渡し部12および各処理装置20〜23と
の間で、ガラス基板Gを搬送するために搬送路11上を
移動するようになっている。
【0028】次に、上記した第1の搬送装置25および
第2の搬送装置26として採用される本実施形態の基板
保持機構50を搬送する搬送装置40の具体的な構造を
説明する。図2はこの搬送装置40の構成を示した斜視
図であり、図3はその側面図である。
【0029】搬送装置40は、搬送路10,11に沿っ
て設けられたレール35上をY方向(搬送方向)に沿っ
て移動可能な搬送方向移動体41を有している。この搬
送方向移動体41は、本実施形態ではレール35を跨ぐ
ように設けられ、内部に配設された図示しない駆動モー
タの駆動により移動する。この搬送方向移動体41の上
部には、モータ42が設けられ、このモータ42により
θ方向(水平方向)に回転可能になっている回転軸43
が設けられている。この回転軸43は、さらに搬送方向
移動体41内に配設された昇降部(図示せず)により上
下方向(Z方向)に動作するよう設けられている。
【0030】回転軸43の上部には、支持板44が取り
付けられており、この支持板44上にX方向(図3に示
したように、処理装置60に対峙した際に当該処理装置
60に離接する方向)に移動可能な離接方向移動体45
が配設されている。離接方向移動体45は、基台部46
と、この基台部46の前方に設けられた一対のアーム4
7,48とを有している。基台部46内には、該基台部
46を前後動させるための駆動部材(図示せず)が配設
されており、これにより、支持板44に設けられたガイ
ド部44aに沿ってX方向(離接方向)に移動する。
【0031】各アーム47,48は、それぞれ断面略L
字状の部材から構成されており、互いに所定間隔をおい
て、かついずれも側板部47a,48aが外側となるよ
うに対称に設けられている。なお、各アーム47,48
の対向間隔は、底板部47b,48b上に、後述する基
板保持機構50を保持できる程度に設定される。各アー
ム47,48の適宜位置には、基板保持機構50へ電力
を供給するための電力供給部である給電ピン45aが設
けられている。図2では、この給電ピン45aを一方の
アーム47の前方部に突設している。なお、基板保持機
構50がこの給電ピン45a上に配置されることから、
バランスをとるため、各アーム47,48の底板部47
b,48bの適宜位置には該給電ピン45aとほぼ同じ
高さの支持ピン47c,48cが適宜数配置されてい
る。また、搬送装置40には、基板保持機構50の制御
部56との間で通信を行うための通信ポート49が適宜
位置に、本実施形態では、支持板44の前方部に設けら
れている。なお、通信ポート49の詳細については後述
する。
【0032】基板保持機構50は、図4に示したよう
に、ボックス状に形成された基体フレーム51を有して
構成される。基体フレーム51は、必ずしもボックス状
に形成されている必要はなく、上面開放のパレット状の
ものであってもよいが、ボックス状に形成し、その内部
にガラス基板Gを収容可能とすることにより、搬送路1
0,11上を搬送している際におけるパーティクルの付
着を低減できる。また、パーティクルの付着をより低減
するため、本実施形態のようにボックス状の基体フレー
ム51の前面開口部51aを開口させたままにするので
はなく、これを開閉できる開閉蓋(図示せず)を設けた
構成とすることもできる。
【0033】また、本実施形態では、図5に示したよう
に、基体フレーム51の後部に、パーティクル除去手段
を構成する、交換可能なカートリッジ式のフィルタ(例
えば、ULPAフィルタ)52と、さらにその後部に送
風ファン53を設けている。送風ファン53を駆動する
ことで、基体フレーム51の後部から前面開口部51a
へと抜ける気流が形成されることになり、本実施形態の
ように開閉蓋を設けずに前面開口部51aが開口してい
る構成とした場合において、前面開口部51aからのパ
ーティクルの侵入を防止することができる。また、フィ
ルタ52を設けているため、送風ファン53により吸引
されるパーティクルが基体フレーム51内に侵入するこ
ともない。
【0034】なお、パーティクル除去手段は、基体フレ
ーム51をボックス状に形成した場合だけでなく、上面
開放のパレット状の構成とした場合であっても採用可能
である。例えば、このパレット状の基体フレーム51の
周囲にフレーム材(図示せず)を立設して、その上部に
フィルタと送風ファンを支持させ、ガラス基板Gの上方
から下方へクリーンエアを吹き付ける構成とすれば、ガ
ラス基板Gに対するパーティクルの付着を防止すること
ができる。
【0035】基体フレーム51には、処理対象であるガ
ラス基板Gを直接支持する基板支持部54が設けられて
いる。基板支持部54は、ガラス基板Gを保持できると
共に、基体フレーム51の前面開口部51aから突出す
るように動作し、上記のローダ・アンローダ4との間、
および処理装置60に受け渡された後は、処理装置60
内の処理部62との間でガラス基板Gの受け渡しを行う
ことができる限り、どのような構成であってもよいが、
本実施形態で用いた基板支持部54は次のように構成を
備えている。
【0036】すなわち、X方向(図3に示したように、
処理装置に対峙した際に当該処理装置に離接する方向)
に移動可能であり、図5の平面図に示したように、板状
の部材からなり、基部54aと、該基部54aに対して
突出し、平面から見て中央付近に所定間隔をおいて設け
られる一対の長片54bと、各長片54bに対してそれ
ぞれ間隔をおいて両端に設けられる一対の短片54cを
備えている。長辺54bおよび短片54cの各先端部に
はそれぞれアジャスタ用のピン部材54d,54eが設
けられており、長辺54bのピン部材54dによりガラ
ス基板Gの前端縁が揃えられ、短辺54cのピン部材5
4eによりガラス基板Gの各側端縁が揃えられる。
【0037】基板支持部54をX方向に駆動させる手段
は限定されるものではないが、本実施形態では、図5お
よび図6に示したように、ボックス状の基体フレーム5
1の各側壁51bに対して平行に、かつ該各側壁51b
よりも内部に設けた隔壁51cにスリット51dを形成
し、このスリット51dに基板支持部54の基部54a
の各側端を挿入して突出させ、この突出部をスリット5
1dに沿って配置した該スリット51dからのパーティ
クルの侵入を防ぐシールドバー55aに接続し、このシ
ールドバー55aをX方向に動作可能とすることで駆動
させている。シールドバー55aは、図6に示したよう
に、隔壁51cの外方において、該隔壁51cに沿って
所定間隔をおいて配置された2つのプーリ55b,55
cに掛け渡される駆動ベルト55dに対し、連結部材5
5eを介して連結されており、該駆動ベルト55dを2
つのプーリ55b,55c間で回転駆動させるモータ5
5fを動作させることで、X方向に動作するように構成
されている。また、符号55gは、駆動ベルト55dの
下方に配設された連結部材55eのガイドレールであ
る。なお、上記した構成のうち、シールドバー55a、
プーリ55b,55c、駆動ベルト55d、連結部材5
5e、モータ55f、およびガイドレール55gによ
り、本実施形態の駆動部55が構成される。
【0038】駆動部55を構成するモータ55fは、基
体フレーム51の適宜位置に付設したCPUとモータド
ライバが内蔵された制御部56と電気配線により接続さ
れている。また、基体フレーム51にはこの制御部56
に内蔵されたCPUのI/Oポート56aが設けられ、
周辺機器との間で種々のデータのやりとりが行われる構
成となっている。また、制御部56には、通信ポート5
6bが設けられ、この通信ポート56bと、上記した搬
送装置40に設けた通信ポート49または後述の処理装
置60内の内部ステージ61に設けた通信ポート61a
との間でデータの送受信が行われる。通信ポート56b
と、搬送装置40側の通信ポート49または処理装置6
0側の通信ポート61aとの通信は、基板保持機構50
がいずれに位置しようとも、通信ポート49,61aの
いずれかまたは両方との間で通信が可能なように共通の
インターフェース仕様が選択される。具体的な送受信手
段は任意であるが、基板保持機構50は、搬送装置40
から離脱して処理装置60に搬入されるものであるた
め、赤外線通信や光通信等の無線通信手段を採用するこ
とが好ましい。
【0039】通信内容としては、例えば、図9に示した
ように、モータ55fの制御命令として、原点からの基
板支持部54の送り量、位置決め時間、送り開始、送り
停止、原点復帰実行、現在位置データ等が、搬送装置4
0側の通信ポート49または処理装置60側の通信ポー
ト61aから制御部56の通信ポート56bへ通信さ
れ、これに基づきモータ55fが制御される。
【0040】また、基板保持機構50に備えられた上記
の通信ポート56bおよびI/Oポート56aを介し
て、送風ファン53のON/OFF、あるいは、基体フ
レーム51に開閉蓋が備えられている場合には当該開閉
蓋の開閉の状態が出力され、温度データ、湿度データ、
帯電圧データ、モータアラーム、制御部(コントロー
ラ)アラーム、およびその他各種のアラーム情報が入力
され、制御される。
【0041】基板保持機構50は、例えば、その基体フ
レーム51の底面にモータ55fを駆動するための電力
供給部と接する接点部57を有している(図8参照)。
電力供給部は、上記の搬送装置40の離設方向移動体4
5に設けた給電ピン45a、または後述の処理装置60
の内部ステージ61に設けた給電ピン61bから構成す
ることができる。すなわち、基板保持機構50が搬送装
置40の離設方向移動体45に保持されている際にはそ
の給電ピン45bに接点部57が接し電力が供給され、
モータ55fが駆動可能となっていると共に、処理装置
60の内部ステージ61上に保持されている際にはその
給電ピン61bに接点部57が接し電力が供給される。
【0042】処理装置60は、図7に示したように、搬
送路10,11に面して形成される搬入出口60aを有
すると共に、その内部に熱処理や現像処理等の各種処理
を行う反応室やチャンバー等から構成される処理部62
を有する。ガラス基板Gは基板保持機構50によって保
持された状態で、この搬入出口60aから搬入され、処
理部62に受け渡されて処理されるが、従来、この搬入
出口60aと処理部62との間には、ガラス基板Gの受
け渡し機構を備えた専用の装置内搬送機構が設けられて
おり、この装置内搬送機構によって受け渡しが行われて
いた。
【0043】これに対し、本実施形態では、この搬入出
口60aと処理部62との間に、上記した基板保持機構
50を保持できる内部ステージ61が設けられている。
内部ステージ61は、基板保持機構50を1台のみ保持
できるものであってもよいし、複数台保持できるもので
あってもよい。図面に示した態様では、上面に基板保持
機構50を載置可能な平板部材から構成されている。
【0044】内部ステージ61は、図7および図8に示
したように、通信ポート61aと給電ピン61bとを備
えており、基板保持機構50が搬入されて載置されると
給電ピン61bを介して該基板保持機構50のモータ5
5fに電力を供給できる構成となっている。また、図7
に示したように、この内部ステージ61は、回転軸61
cによって回転可能に支持されている。これにより、処
理装置60内における処理部62に対するアクセスがよ
り容易になる。また、処理装置60内における搬入出口
60aと処理部62との距離によっては、内部ステージ
61の基台部61dが処理装置60内を走行し得る構成
となっていてもよい。
【0045】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、搬送装置40の離接方向移動体45に、予め基板保
持機構50をセットしておく。この際、離接方向移動体
45の給電ピン45aが基板保持機構50の接点部57
に接するようにセットされており、該給電ピン45bを
通じてモータ55fへ電力が供給される。
【0046】そして、搬送方向移動体41の駆動により
搬送装置40が搬送路10に沿って移動し、ローダ・ア
ンローダ4に接近する。次に、搬送装置40の通信ポー
ト49を介して基板保持機構50の通信ポート56bに
制御内容が通信される。ここでは、モータ55fの駆動
開始指令が発せられ、これにより基板支持部54が前進
して基体フレーム51から突出し、ローダ・アンローダ
4の板状体6に保持されているガラス基板Gを受け取っ
た後、後退して基体フレーム51内に収容される。
【0047】基体フレーム51の送風ファン53を駆動
させる指令が搬送装置40の通信ポート49を介して発
せられると、該送風ファン53が駆動し、フィルタ52
を介して清浄な空気が基体フレーム51の前面開口部5
1aへ向かって流れ、基体フレーム51内を陽圧に保
つ。従って、ガラス基板Gの搬送中に、前面開口部51
aからパーティクルが侵入することがない。
【0048】搬送装置40は、ガラス基板Gを受け取っ
たならば、目的とする処理装置60の配置されている付
近まで搬送方向移動体41の駆動によりY方向に移動す
る。次に、モータ42により回転軸43を所定角度θ方
向に回転させ、基体フレーム51の前面開口部51aを
当該処理装置60と向き合わせ、さらに、回転軸43を
上下方向(Z方向)に動作させ、該収容装置60のシャ
ッタと対向させる(図7参照)。
【0049】かかる状態で、シャッタを開放動作させ、
搬送装置40の離接方向移動体45を搬入出口60aを
通じて処理装置60の内部に至るまで前進させ、内部ス
テージ61上に基板保持機構50を載置する(図7およ
び図8参照)。離接方向移動体45は、内部ステージ6
1上に基板保持機構50を載置したならば搬入出口60
aから処理装置60の外部まで後退する。そして、処理
装置60のシャッタが閉成動作する。
【0050】基板保持機構50は、内部ステージ61上
に載置されると、内部ステージ61の給電ピン61bを
介して電力の供給を受ける。かかる状態で、内部ステー
ジ61の通信ポート61aを通じて制御部56に対して
所定の制御指令が発せられると、基板支持部54はそれ
に従って動作する。例えば、モータ55fを駆動させて
基板支持部54を前進させる指令が発せられたならば、
該基板支持部54は基体フレーム51から突出して処理
部62にガラス基板Gを受け渡す。その後、該基板支持
部54は後退して基体フレーム51内に収容される。
【0051】処理部62において所定の処理が終了した
ならば、モータ55fの駆動により基板支持部54は再
び基体フレーム51から突出し、処理部62から処理済
みのガラス基板Gを受け取る。
【0052】ここで、上記した説明では、処理装置60
内における基板保持機構50に対する通信による制御を
内部ステージ61の通信ポート61aを介して行ってい
るが、図8に示したように、処理装置60の手前におい
て搬送路10,11上で待機している搬送装置40の通
信ポート49を介してコントロールすることもできる。
【0053】次に、処理装置60のシャッタを開放し、
再び、搬送装置40の離接方向移動体45を搬入出口6
0aを通じて挿入し、内部ステージ61において処理済
みのガラス基板Gを収容して載置されている基板保持機
構50を保持し、後退する。離接方向移動体45が後退
すると、必要に応じて送風ファン53が駆動され、基体
フレーム51内は陽圧雰囲気になり、常時開口されてい
る前面開口部51aからのパーティクルの侵入を防止し
つつ、この搬送装置40は次の処理装置に向かってガラ
ス基板Gを搬送する。
【0054】従って、本実施形態によれば、処理装置6
0内にガラス基板Gの受け渡しを行うための常設の装置
内搬送機構を備えているわけではないが、ガラス基板G
を処理部62との間で受け渡しを行わなければならない
タイミングの間だけ、搬送装置40から離脱した基板保
持機構50がその役割を果たす。そして、処理装置60
内でガラス基板Gの受け渡しを行う必要がないタイミン
グにおいては、基板保持機構50は搬送装置40に保持
されて搬送路10,11に沿って該基板保持機構50内
に保持されて外部のパーティクル等の悪影響を受けるこ
となくガラス基板Gを搬送している。すなわち、本実施
形態によれば、処理装置60内においてガラス基板Gの
受け渡しを行うのに必要なタイミングだけ、従来の装置
内搬送機構に相当する基板保持機構50が処理装置60
にセットされることになり、ガラス基板Gの受け渡しを
行っていない間、従来の装置内搬送機構のようにアイド
ル状態で待機しているものではない。従って、処理装置
60内におけるガラス基板Gの受け渡し時間がトータル
タクト内で非常に少ない場合において、無駄が少なくな
り、ランニングコストの削減に資する。
【0055】なお、基板保持機構50の通信ポート56
bと、搬送装置40側の通信ポート49または処理装置
60側の通信ポート61aとを通じての情報のやりとり
は、モータ55fの制御指令や送風ファン53の制御指
令だけでなく、基体フレーム51内の温度や湿度のデー
タ、帯電圧データ等の種々の情報のやりとりができるこ
とは図9に示したとおりである。従って、基板保持機構
50に温度制御装置や静電気除去装置(図示せず)等を
付設しておけば、これらのデータに基づき、ガラス基板
Gを最適環境で保持するよう制御することが容易とな
る。
【0056】本発明の基板保持機構、基板搬送方法およ
び処理装置は上記した実施形態に限定されるものではな
い。上記した実施形態では、基板保持機構50が一枚の
ガラス基板Gしか保持できない構成であるが、基体フレ
ーム51内を複数の室に区切り、そのそれぞれに基板支
持部54を設ける構成とし、複数枚のガラス基板Gを搬
送する構成とすることもできる。また、搬送装置40の
離接方向移動体45を上下に高さを異ならせて複数段と
し、そのそれぞれに基板保持機構50を保持させる構成
とすることもできる。さらに、処理装置60の内部ステ
ージ61においても、複数の基板保持機構50を保持す
る構成とすることもできる。
【0057】また、上記した説明では、基板支持部54
がX方向に移動可能となっているだけであるが、複数の
リンク部材を備えたロボットアーム機構によって支持さ
れている構成であってもよい。
【0058】また、本発明の基板搬送装置の搬送対象と
なる基板は、上記したLCD用のガラス基板Gだけでな
く、半導体ウェハ等の基板についても本発明を当然適用
できる。さらに、上記した塗布・現像処理システムの処
理装置の組み合わせはあくまで一例であり、CVD、ア
ッシャー、エッチャーなどが配置されたラインにおいて
も本発明は当然有効である。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の基板保持機構
は、搬送装置から処理装置に受け渡され、搬送装置から
離脱した状態であっても、制御部からの指令に基づき、
駆動部が動作し、基板支持部が処理装置内の処理部にア
クセスし、基板の受け渡しを行うことができる構成であ
る。従って、本発明の基板保持機構を用いた場合には、
従来のように処理装置に装置内搬送機構を設置しておく
必要がない。すなわち、各処理装置は、装置内搬送機構
を備えていないにも拘わらず、本発明の基板保持機構が
搬入されることにより、処理部との間で基板の受け渡し
を行うのに必要なタイミングだけ、いわば従来の装置内
搬送機構に相当するものを備えることになり、搬送装置
および処理装置を含む基板処理システム全体の装置構成
上の無駄が少なくなる。
【0060】請求項2記載の本発明の基板保持機構は、
搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に設置さ
れた通信ポートを介し、該基板保持機構の制御部を制御
する構成である。従って、搬送装置側又は処理装置側の
いずれからでもコントロールすることが可能となる。
【0061】請求項3記載の本発明の基板保持機構は、
前記基体フレームがボックス状に形成されているため、
基板がこのボックス状の基体フレームに取り囲まれた状
態で搬送され、処理装置に受け渡された後、その前面開
口部を通じて処理部との間で基板の受け渡しを行う構成
である。従って、搬送中に、基板にパーティクルが付着
することを防止することができる。また、このようにボ
ックス状の基体フレームに基板を収容した場合には、基
体フレーム内をクリーン環境にしておけばよく、基板の
搬送エリア全体をクリーン環境にする必要がなくなり、
クリーン環境の形成コストを大幅に削減できる。
【0062】請求項4記載の本発明の基板保持機構は、
前記制御部によって駆動させるパーティクル除去手段を
有している。これにより、基体フレームがボックス状に
形成されているか否かに拘わらず、基板へのパーティク
ルの付着を防止することができ、クリーン環境の形成エ
リアを小さくでき、そのためのコストの削減に資する。
【0063】請求項5記載の本発明の基板搬送方は、搬
送装置によって搬送される基板保持機構がそのまま処理
装置に受け渡され、その後、処理装置内において、搬送
装置から離脱しているにも拘わらず、制御部からの指令
に基づき、駆動部が動作し、基板支持部が処理装置内の
処理部にアクセスし、基板の受け渡しを行うことができ
る。従って、本発明の基板搬送方法を用いた場合には、
従来のように処理装置に装置内搬送機構を設置しておく
必要がない。すなわち、各処理装置は、装置内搬送機構
を備えていないにも拘わらず、本発明の基板搬送方法に
よって基板保持機構が搬入されることにより、処理部と
の間で基板の受け渡しを行うのに必要なタイミングだ
け、いわば従来の装置内搬送機構に相当するものを備え
ることになり、搬送装置および処理装置を含む基板処理
システム全体の装置構成上の無駄が少なくなる。
【0064】請求項6記載の本発明の基板搬送方法は、
搬送装置と処理装置のいずれか少なくとも一方に通信ポ
ートを設置しているため、基板保持機構に設けた制御部
を、搬送装置側又は処理装置側のいずれからでもコント
ロールすることが可能となる。
【0065】請求項7記載の本発明の処理装置は、搬送
装置から受け渡された基板保持機構を保持する内部ステ
ージから該基板保持機構の駆動部に電力が供給される構
成である。これにより、基板保持機構は、搬送装置から
離脱した状態で、その基板支持部を動作させることがで
きる。従って、従来のように処理装置に専用の装置内搬
送機構を設置しておく必要がない。すなわち、各処理装
置は、装置内搬送機構を備えていないにも拘わらず、基
板保持機構が搬入されることにより、処理部との間で基
板の受け渡しを行うのに必要なタイミングだけ、いわば
従来の装置内搬送機構に相当するものを備えることにな
り、搬送装置および処理装置を含む基板処理システム全
体の装置構成上の無駄が少なくなる。
【0066】請求項8記載の本発明の処理装置では、内
部ステージに、前記基板保持機構の制御部と通信可能な
通信ポートが設けられているため、処理装置側から基板
保持機構をコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が用いられる基板の処理システムの一
例としての塗布・現像処理システムの全体構造を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の基板保持機構が着脱自在に支持され
る搬送装置の一例を示す斜視図である。
【図3】 上記搬送装置の側面図である。
【図4】 本発明の一の実施形態にかかる基板保持機構
を示す斜視図である。
【図5】 上記実施形態にかかる基板保持機構の内部構
造を示す平面図である。
【図6】 上記実施形態にかかる基板保持機構の駆動部
を説明するための図である。
【図7】 本発明の一の実施形態にかかる処理装置の構
造を模式的に示した図である。
【図8】 処理装置側通信ポートまたは搬送装置側通信
ポートと、基板保持機構の制御部との通信状況を説明す
るための図である。
【図9】 基板保持機構の制御部との通信内容の一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
40 搬送装置 45a 給電ピン 49 通信ポート 50 基板保持機構 51 基体フレーム 51a 前面開口部 52 フィルタ 53 送風ファン 54 基板支持部 55 駆動部 56 制御部 56b 通信ポート 60 処理装置 61 内部ステージ 61a 通信ポート 61b 給電ピン 62 処理部 G ガラス基板G
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA17 HA01 MA16 MA20 5F031 CA05 DA17 FA02 FA11 FA12 FA15 GA06 GA32 GA35 GA47 GA48 GA49 GA50 MA24 MA26 NA02 NA15 PA03 PA04 PA26 5F046 CC01 CD01 CD04 CD05 JA22 KA07 LA11 LA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置に着脱可能に支持され、該搬送
    装置と処理装置との間でそのまま受け渡しされる基板保
    持機構であって、 基体フレームと、 前記基体フレームに動作可能に設けられると共に、処理
    対象となる基板を支持する基板支持部と、 前記基板支持部を動作させる駆動部と、 前記駆動部の制御機能を備えた制御部とを具備すること
    を特徴とする基板保持機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板保持機構であって、
    前記制御部が、前記搬送装置と処理装置のいずれか少な
    くとも一方に設けられた通信ポートとの間で通信可能に
    設けられていることを特徴とする基板保持機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基板保持機構で
    あって、前記基体フレームがボックス状に形成され、前
    記基板支持部がその前面開口部から出し入れされるよう
    に設けられていることを特徴とする基板保持機構。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載の基板
    保持機構であって、前記基体フレームに、基板へのパー
    ティクルの付着を防止するためのパーティクル除去手段
    が設けられ、前記制御部がパーティクル除去手段の駆動
    を制御する機能を備えていることを特徴とする基板保持
    機構。
  5. 【請求項5】 搬送装置に着脱可能に支持され、該搬送
    装置と処理装置との間でそのまま受け渡しされる基板保
    持機構によって基板を搬送する基板搬送方法であって、 前記基板保持機構が、基体フレームと、前記基体フレー
    ムに動作可能に設けられると共に、処理対象となる基板
    を支持する基板支持部と、前記基板支持部を動作させる
    駆動部と、前記駆動部の制御機能を備えた制御部とを具
    備し、 この基板保持機構が前記処理装置に設置された内部ステ
    ージに受け渡された後、前記制御部からの制御命令に基
    づいて前記駆動部が駆動し、これにより、前記基板支持
    部と処理装置の処理部との間で基板の受け渡しを行うこ
    とを特徴とする基板搬送方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基板搬送方法であって、
    前記制御部が、前記搬送装置と処理装置のいずれか少な
    くとも一方に設けられた通信ポートとの間で通信可能に
    設けられていることを特徴とする基板搬送方法。
  7. 【請求項7】 基板の処理部と、 搬送装置に着脱可能に支持され、該搬送装置との間でそ
    のまま受け渡しされる基板保持機構が保持される内部ス
    テージとを備えた処理装置であって、 基体フレームに動作可能に設けられると共に、処理対象
    となる基板を支持する基板支持部と、前記基板支持部を
    動作させる駆動部と、前記駆動部の制御機能を備えた制
    御部とを具備して構成される前記基板保持機構が前記内
    部ステージに保持された際、 前記基板保持機構の駆動部に電力を供給する電力供給部
    が前記内部ステージに設けられていることを特徴とする
    処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の処理装置であって、前記
    内部ステージに、前記基板保持機構の制御部と通信可能
    な通信ポートが設けられていることを特徴とする処理装
    置。
JP2000092885A 2000-03-30 2000-03-30 基板搬送方法および処理装置 Expired - Fee Related JP3559747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000092885A JP3559747B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 基板搬送方法および処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000092885A JP3559747B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 基板搬送方法および処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001284427A true JP2001284427A (ja) 2001-10-12
JP3559747B2 JP3559747B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=18608147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000092885A Expired - Fee Related JP3559747B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 基板搬送方法および処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3559747B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035385A1 (ja) * 2008-09-24 2010-04-01 東京エレクトロン株式会社 真空処理装置及び真空搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035385A1 (ja) * 2008-09-24 2010-04-01 東京エレクトロン株式会社 真空処理装置及び真空搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3559747B2 (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5462506B2 (ja) 基板処理装置
JP4410121B2 (ja) 塗布、現像装置及び塗布、現像方法
KR100493988B1 (ko) 레지스트처리방법및레지스트처리장치
JPH07245285A (ja) 基板処理装置
JP4319175B2 (ja) 減圧乾燥装置
JP3928902B2 (ja) 基板製造ラインおよび基板製造方法
JP2000348995A (ja) 基板処理装置
JP4005609B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法
JP3620830B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理装置における基板回収方法
JP2001093827A (ja) 処理システム
JP2001126976A (ja) 基板処理装置およびそのメンテナンス方法
JP2002334918A (ja) 処理装置
JP3559747B2 (ja) 基板搬送方法および処理装置
JP2004087675A (ja) 基板処理装置
JP4043009B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法および基板処理システム
JP2002083854A (ja) 基板搬送装置
KR100650807B1 (ko) 기판반송장치, 처리장치, 기판의 처리시스템, 반송방법, 수납장치 및 수용박스
JP3662154B2 (ja) 基板処理システム
JPH09260461A (ja) 半導体製造装置
JP3927758B2 (ja) 基板搬送装置及び処理装置
KR100706381B1 (ko) 기판반송장치
JP3530774B2 (ja) 基板搬送装置、処理装置、基板の処理システムおよび搬送方法
JP5492527B2 (ja) 紫外線照射装置、紫外線照射方法及び基板処理装置
JP3884622B2 (ja) 基板搬送装置およびそれを用いた基板処理装置、ならびに基板処理方法
JP2004146625A (ja) ベーキング方法及びベーキング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Effective date: 20040330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20040412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040524

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees