JP3662154B2 - 基板処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)に使われるTFTアレイ基板を形成するための基板処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス基板上にTFTアレイを形成する工程では、薄膜形成前洗浄工程−薄膜形成工程−レジスト塗布工程−露光工程−現像工程−エッチング工程−レジスト剥離工程が、1枚のガラス基板に対してアレイを構成するレイヤの数だけ、例えば6回程度繰り返される。
【0003】
一般に、上記の洗浄工程は洗浄装置、レジスト剥離工程はレジスト剥離装置、薄膜形成工程は成膜装置、エッチング工程はエッチング装置、レジスト塗布工程及び現像工程は塗布・現像装置、露光工程は露光装置によって行われている。
【0004】
そして、これらの装置間でのガラス基板の受け渡しは、例えばAGV(自走型搬送車)がガラス基板を多段に収容可能なカセットを装置間で搬送することによって行われる。この場合、各装置には、AGVからアクセス可能であってカセットが複数載置される載置台と、この載置台に載置されたカセットとの間で基板の受け渡しを行うための搬送装置とを備えるローダ・アンローダ部が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなシステム構成では、各装置毎にローダ・アンローダ部が必要であり、更に多数のAGVが必要であることから、これらを収容する広大なスペースのクリーンルーム等が必要とされ、またシステムのコストアップの原因にもなる、という課題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に基づきなされたもので、システムの収容スペースを削減しつつコストダウンを図ることができる基板処理システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明の基板処理システムは、基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け、前記搬送装置と前記基板搬入部及び/又は前記基板搬出部との離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、前記搬送装置が前記容器内の所望の基板に対してアクセスできるように、予め前記容器を前記基板の所定の高さに位置決めするステップ昇降モードを有することを特徴とする。
【0008】
本発明では、基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、例えば基板の一つのレイヤを形成するためのエッチング装置、レジスト剥離装置、基板待機用のバッファ、洗浄装置及び成膜装置を配置したので、これら装置間で基板を搬送するためのAGV(自走型搬送車)及びローダ・アンローダ部等は不要となる。また、搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に基板搬入部及び基板搬出部には、容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設けたので、他の装置(例えばレジスト塗布・現像装置)との間で基板の受け渡しを行うためのローダ・アンローダ部等は不要となる。従って、本発明によれば、ローダ・アンローダ部をなくすことができ、AGVの数を極力減らすことができるので、システムの収容スペースを削減しつつコストダウンを図ることができる。
【0009】
また、基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け、前記容器を前記基板搬入部に搬入し、及び/又は前記容器を前記基板搬出部に搬出するAGVの離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、AGVが所望の容器に対してアクセスできるように、予め前記容器を所定の高さに位置決めする容器昇降モードを有することを特徴とする。
さらに、基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け、前記搬送装置と前記基板搬入部及び/又は前記基板搬出部との離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、前記搬送装置が前記容器内の所望の基板に対してアクセスできるように、予め前記容器を前記基板の所定の高さに位置決めするステップ昇降モードと、前記容器を前記基板搬入部に搬入し、及び/又は前記容器を前記基板搬出部に搬出するAGVの離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、AGVが所望の容器に対してアクセスできるように、予め前記容器を所定の高さに位置決めする容器昇降モードとを有し、前記ステップ昇降モードを所定回数繰り返した後、前記容器昇降モードに自動的に切り替えることを特徴とする。
本発明の基板処理システムは、前記搬送路に沿って検査装置を更に配置したことを特徴とする。これにより、検査装置との間での基板の搬送を人手を介することなく行うことができる。従って、検査の自動化が可能となる。
【0010】
本発明の基板処理システムでは、前記搬送装置は、基板をほぼ90°回転する機構を具備することを特徴とする。これにより、基板が長方形状であり、エッチング装置、レジスト剥離装置、基板待機用のバッファ、洗浄装置及び成膜装置がそれぞれ長方形の基板の短辺向きで搬送装置との間で基板の受け渡しを行う場合であっても長方形の基板の長辺向きで搬送装置との間で基板の受け渡しを行う場合であってもいずれの場合もシステムに組み込むことが可能となる。
【0011】
本発明の基板処理システムでは、前記搬送装置は、基板を保持しつつ進退自在なアームを少なくとも上下に2段有することを特徴とする。これにより、各種の装置が混在するシステムであっても、各装置間の干渉を極力少なくすることができる。例えば洗浄前の基板と洗浄後の基板とをそれぞれ別個のアームによって搬送でき、洗浄後の基板の汚染をより少なくすることができる。また、処理温度の異なる基板をそれぞれ別個のアームにより搬送することによって、安定した温度での処理を行うことができる。
【0012】
本発明の基板処理システムでは、前記搬送装置は、当該搬送装置と共に前記搬送路を移動する収容箱内に収容されていることを特徴とする。これにより、パーティクル等による基板の汚染を減らすことができる。
【0013】
本発明の基板処理システムでは、前記収容箱は、当該収容箱内に清浄エアーを供給する手段を具備することを特徴とする。これにより、当該システムをクリーンルーム内に配置する必要がなくなり、クリーンルームのコストを削減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施形態に係るTFTアレイを形成するための基板処理システムの平面図、図2はその正面図である。
【0016】
この基板処理システム1では、搬送路10が直線状に設けられている。この搬送路10の一端には、該基板処理システム1内へ搬入するガラス基板Gを多段に例えば25枚収容した容器としてのカセットCが載置される基板搬入部20が設けられている。また、この搬送路10の他端には、該基板処理システム1から搬出されるガラス基板Gを収容した同様のカセットCが載置される基板搬出部30が設けられている。
【0017】
搬送路10の一側には、搬送路10の一端から順番にガラス基板Gの一つのレイヤを形成するためのエッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置(アッシング装置)13、洗浄装置14、基板待機用のバッファ15及び成膜装置16、第2の検査装置17が設けられている。そして、搬送路10上には、ガラス基板Gを搬送するための搬送装置18が走行するようになっている。
【0018】
上記した基板搬入部20には、カセットCを上下に収容する2段の棚21が設けられている。この棚21の各載置面22上には、カセットCの位置決め用の突起23が設けられている。また、棚21の下方には例えばシリンダにより構成される昇降機構25が配置され、棚21はこの昇降機構25によって昇降し、上部の載置面22に載置されたカセットCが搬送装置18と対面したり、下部の載置面22に載置されたカセットCが搬送装置18と対面したりするようになっている。また、棚21の正面(搬送装置18と対面する面と反対側の面)から各載置面22に対して図示を省略したAGV(自走型走行車)よりカセットCの搬入ができるようになっている。
【0019】
上記した基板搬出部30も基板搬入部20と同様の構成であり、カセットCを上下に収容する2段の棚31が設けられ、この棚31の各載置面32上には、カセットCの位置決め用の突起33が設けられている。また、棚31の下部には例えばシリンダにより構成される昇降機構35が配置され、棚31はこの昇降機構35によって昇降し、上部の載置面32に載置されたカセットCが搬送装置18と対面したり、下部の載置面32に載置されたカセットCが搬送装置18と対面したりするようになっている。また、棚31の正面(搬送装置18と対面する面と反対側の面)から各載置面32上のカセットCをAGV(図示を省略)が搬出できるようになっている。
【0020】
なお、上記の各棚21,31の載置面22,32は2段であるがそれ以上の段であっても勿論構わない。
【0021】
上記したエッチング装置11、レジスト剥離装置13及び成膜装置16の構成はほぼ同様であり、その代表例としてレジスト剥離装置13の構成を図3に示す。
【0022】
図3に示すように、レジスト剥離装置13は、搬送路10側に設けられたロードロック室43と、その奥に設けられた搬送室44と、搬送室44の両側面に設けられたアッシング処理室45とを有している。そして、ロードロック室43と搬送室44との間、搬送室44と各処理室45との間には、これらの間を気密にシールし、かつ開閉可能に構成されたゲートバルブVが介挿されている。また、ロードロック室45と外側の大気雰囲気とを連通する開口部にもゲートバルブVが設けられている。
【0023】
アッシング処理室45は、その中にガラス基板Gを載置するためのステージ45aが設けられており、その内部を真空排気可能に構成されている。そして、アッシング処理室45には、アッシングガス例えばオゾンが導入可能となっており、アッシングガスによりエッチング処理後のレジストを除去する。
【0024】
搬送室44も真空排気可能に構成され、その中に基板搬送部材46が設けられている。基板搬送部材46は、多関節アームタイプであり、ベース46aと、中間アーム46bと、先端に設けられた基板支持アーム46cとを有しており、これらの接続部分は旋回可能になっている。この基板搬送部材46は、ロードロック室43、アッシング処理室45との間でガラス基板Gの受け渡しを行う。基板搬送部材46のベース46aの中間アーム46bと反対側にはガラス基板Gを保持可能に構成されたバッファ枠体46dが設けられており、これによりガラス基板Gを一時的に保持することにより、スループットの向上を図っている。
【0025】
ロードロック室43も真空排気可能に構成され、その中にガラス基板Gを載置するラック47及びガラス基板Gのアライメントと行うポジショナー48が設けられている。ポジショナー48は、矢印A方向に沿って移動することにより、ガラス基板Gの相対向する2つの角部をそれぞれ2つのローラ49で押しつけて、ラック47上でガラス基板Gのアライメントがなされる。アライメントの終了を確認するために、図示しない光学センサが用いられる。ロードロック室43は、搬送路10側との間でガラス基板Gの受け渡しをする場合には、その中を大気雰囲気とし、ガラス基板Gをアッシング処理室45側へ搬送する場合には、その中を真空雰囲気とする。
【0026】
なお、成膜装置16は、図3に示したレジスト剥離装置におけるアッシング処理室45に代えて、例えば真空雰囲気中でステージに載置されたガラス基板G上にCVDにより所定の膜を成膜する成膜室を設けたものである。また、エッチング装置11は、図3に示したレジスト剥離装置におけるアッシング処理室45に代えて、例えば真空雰囲気中でステージに載置されたガラス基板G上にエッチング処理を施すエッチング処理室を設けたものである。エッチング処理室には、例えば所定のエッチングガスが導入され、また高周波電界を印加することが可能になっており、これらによりプラズマを形成し、そのプラズマによりガラス基板Gの所定の膜をその現像パターンに対応してエッチングする。
【0027】
上述した洗浄装置14は、例えばレジスト剥離装置13によりレジストが剥離されたガラス基板Gに対して洗浄水を供給しながらブラシ洗浄するものである。また、第1の検査装置12は例えばエッチング後のガラス基板Gの線幅の検査等を行うものであり、第2の検査装置17は例えば成膜後のガラス基板Gの膜厚を検査するものである。
【0028】
上述した基板待機用のバッファ15は、図4に示すように、搬送路10側に開口面を有する箱体51により構成され、この箱体51の左右の内壁には、ガラス基板Gを箱体51内へ案内して保持するための保持ガイド部材52が左右1組で一対をなし、例えば20対有することで、20枚のガラス基板Gを一旦保持することが可能となっている。
【0029】
本実施形態では、特にこのような基板待機用のバッファ15を有することで、処理待ち状態のガラス基板Gをこのバッファ15内に待機させておくことが可能となる。これにより、処理待ち状態のガラス基板Gがシステム内に滞留し、処理の流れが乱れるようなことはなくなる。即ち、異種装置をシステム内に配置した場合のタクトのアンバランスを吸収することが可能になる。特に、システム内における各装置のうち成膜装置16の処理時間は長いので、本実施形態の如く上記構成のバッファ15を成膜装置16の直前に配置することによって、待ち状態になったガラス基板Gをスムーズにバッファ15内に収容することができる。
【0030】
図5は上記の搬送装置18の一例を示す斜視図である。
【0031】
図5に示す搬送装置18は、搬送路10に沿って移動可能な本体63と、装置本体63に対して上下動および旋回動が可能なベース部材64と、ベース部材64上を水平方向に沿ってそれぞれ独立して移動可能な上下2枚のアーム65a,65bとを有している。そして、ベース部材64の中央部と装置本体63とが連結部66により連結されている。本体63に内蔵された図示しないモータにより連結部66を上下動または回転させることにより、ベース部材64が上下動または旋回動される。このようなベース部材64の上下動および旋回動、ならびにアーム65a,65bの水平移動によりガラス基板Gの搬送が行われる。参照符号67a,67bは、それぞれアーム65a,65bをガイドするガイドレールである。搬送装置18は、以上の構成を有することによって基板搬入部20及び基板搬出部30に載置されたカセットCとの間、並びにエッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置13、洗浄装置14、基板待機用のバッファ15、成膜装置16及び第2の検査装置17との間でガラス基板Gの受け渡しが行えるようになっている。また、本実施形態では、特に上記の如く2組のアーム65a,65bを上下に2段有するので、例えば洗浄装置15による洗浄前のガラス基板Gと洗浄後のガラス基板Gとをそれぞれ別個のアーム65a,65bによって搬送でき、洗浄後のガラス基板Gの汚染をより少なくすることができる。また、処理温度の異なるガラス基板Gをそれぞれ別個のアーム65a,65bにより搬送することによって、安定した温度での処理を行うことができる。
【0032】
また、装置本体63のほぼ中央には、ガラス基板Gを90°回転する基板回転機構68が設けられている。この基板回転機構68は、図6に示すように、ガラス基板Gのほぼ中心を保持する保持部材71と、この保持部材71を回転するモータ(回転手段)72と、これら保持部材71及びモータ72を昇降するシリンダ(昇降手段)73とを有する。そして、上部のアーム65aにより保持されたガラス基板Gを90°回転させる場合には、図7(a)に示すように、該ガラス基板Gが上部のアーム65aより浮くようになるまで保持部材71が上昇し、その上昇した状態で図7(b)に示すように、保持部材71が90°回転する。また、下部のアーム65bにより保持されたガラス基板Gを90°回転させる場合には、図8(a)に示すように、該ガラス基板Gが下部のアーム65bより浮くようになるまで保持部材71が上昇し、その上昇した状態で図8(b)に示すように、保持部材71が90°回転する。
【0033】
本実施形態では、特に搬送装置18が基板回転機構68を有するので、ガラス基板Gが長方形状であり、エッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置13、基板待機用のバッファ14、洗浄装置15、成膜装置16及び第2の検査装置17がそれぞれガラス基板Gの短辺向きで搬送装置18との間でガラス基板Gの受け渡しを行う場合であってもガラス基板Gの長辺向きで搬送装置18との間でガラス基板Gの受け渡しを行う場合であってもいずれの場合も当該基板処理システム1内に組み込むことが可能となる。
【0034】
また、本実施形態では、特に上記構成の基板回転機構68を有することによって、アームの数が複数であっても1つの基板回転機構68によって各アームの基板上を90°回転することが可能である。
【0035】
以上のように構成された搬送装置18は、図5に示すように、当該搬送装置18と共に搬送路10を移動する収容箱69内に収容されている。そして、収容箱69の上部には、ダウンフローの清浄エアーをこの収容箱69内に供給するエアー供給装置70が配置されている。エアー供給装置70は、例えばファンから送風された気体をフィルタを介して収容箱69内に供給することによって実現可能である。本実施形態では、このように搬送装置18を収容箱69内に収容すると共に収容箱69内に清浄エアーを供給することで、該基板処理システム1をクリーンルーム内に収容しなくとも所望の清浄度を保つことが可能となる。なお、エアー供給装置70には温度や湿度を管理するための温調機構を設けてもよく、これにより局所的で効率の良い正確な温調が可能となる。
【0036】
このように構成された基板処理システム1では、AGV(図示を省略)により処理前のガラス基板Gが収容されたカセットCが基板搬入部20に搬入されると、搬送装置18がこのカセットCからガラス基板Gを取り出し、エッチング装置11に搬入する。以下、このガラス基板Gは、第1の検査装置12、レジスト剥離装置(アッシング装置)13、洗浄装置14、基板待機用のバッファ15、成膜装置16及び第2の検査装置17の順番で搬送され、各装置内でそれぞれ所定の処理等が行われる。そして、第2の検査装置17で検査が終了したガラス基板Gは、基板搬出部30におけるカセットCに搬入される。基板搬出部30に載置されたカセットCは例えばガラス基板Gが満杯になるとAGV(図示を省略)によりレジスト塗布現像装置及び露光装置(図示を省略)側に搬送される。
【0037】
このように本実施形態に係る基板処理システム1では、ガラス基板Gを搬送する搬送装置18が走行する搬送路10に沿って、ガラス基板Gの一のレイヤを形成するためのエッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置13、基板待機用のバッファ14、洗浄装置15、成膜装置16及び第2の検査装置17を配置したので、従来の如くこれら装置間でガラス基板Gを搬送するためのAGV(自走型搬送車)及びローダ・アンローダ部等は不要となる。また、搬送路10の一端に、基板搬入部20を配置し、搬送路10の他端に、基板搬出部30を配置し、更に基板搬入部20及び基板搬出部30には、カセットCを多段に収容し、かつ搬送装置18が各カセットCに対してアクセス可能となるように棚21,31を設けると共に棚21,31を昇降する昇降機構35を設けたので、基板搬入部20及び基板搬出部30が従来のローダ・アンローダ部に相当することになる。従来のローダ・アンローダ部は例えば複数のカセットが列設されたカセット載置部及びローダ・アンローダ部専用の基板搬送装置等により構成される。従って、基板搬入部20及び基板搬出部30は従来のローダ・アンローダ部に比し面積が小さくなり、構成も簡略化される。以上より、本実施形態に係る基板処理システム1によれば、従来構成のローダ・アンローダ部をなくすことができ、AGVの数を極力減らすことができるので、システムの収容スペースを削減しつつコストダウンを図ることができる。
【0038】
また、本実施形態の基板処理システム1では、特に搬送路10に沿って処理の順番にエッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置13、基板待機用のバッファ14、洗浄装置15、成膜装置16及び第2の検査装置17を配置したので、ガラス基板Gの搬送をスムーズに短時間で行うことができる。
【0039】
更に、本実施形態の基板処理システム1では、特に搬送路10に沿って第1及び第2の検査装置12,17を配置したので、検査装置との間でのガラス基板Gの搬送を人手を介することなく行うことができる。これにより、検査の自動化が可能となる。
【0040】
なお、上述した実施形態では、エッチング装置11、第1の検査装置12、レジスト剥離装置13、基板待機用のバッファ14、洗浄装置15、成膜装置16及び第2の検査装置17の順番でガラス基板Gを搬送・処理していくものであったが、ユーザの設定によりガラス基板Gを任意の順番で搬送・処理していくように構成しても構わない。
【0041】
また、搬送装置18と基板搬入部20や基板搬出部30との離間距離情報(例えばシステム全体を統括制御する図示を省略した制御部によって得られる。)に基づいて昇降機構25,35を昇降させ、搬送装置18が容器内の所望のガラス基板Gに対してアクセスできるように、予め容器を基板の所定の高さに位置決めすることも可能である(ステップ昇降モード)。これにより、搬送装置18が容器に対して一定の高さで確実に基板を搬出入することが可能となる。さらにAGVの離間距離情報に基づいて昇降機構25,35を昇降させ、AGVが所望の容器に対してアクセスできるように、予め容器を所定の高さに位置決めすることも可能である(容器昇降モード)。そして、ステップ昇降モードを所定回数繰り返した後、容器昇降モードに自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0042】
次に、このように構成された基板処理システム1の適用例を説明する。
【0043】
図9は基板処理システム1を含んだシステムの構成を示す図である。
【0044】
図9に示すように、このシステムでは、当該システムのほぼ中央にレジスト塗布・現像装置に露光装置を接続してなるレジスト塗布・現像・露光システム101を2組配置すると共に、これらレジスト塗布・現像・露光システム101を取り囲むように第1のレイヤを形成するための1組のイン側基板処理システム102、それぞれ第2〜第5のレイヤを形成するための4組の基板処理システム1、第6のレイヤを形成するための1組のアウト側基板処理システム103をこの順番で連接したものである。ここで、イン側基板処理システム102は、基板処理システム1からエッチング装置及びレジスト剥離装置を取り除いて、システム内に等入された未処理のガラス基板を洗浄するためのガラス基板洗浄装置104を配置したものである。アウト側基板処理システム103は、基板処理システム1から成膜装置を取り除いたものである。そして、レジスト塗布・現像・露光システム101とこれらイン側基板処理システム102、基板処理システム1、アウト側基板処理システム103との間でのカセットの搬送は例えば符号105に示す経路を通るAGV(図示を省略)によって行われる。
【0045】
このように構成されたシステムでは、TFTアレイ基板を効率よく製造することができる。また、レジスト塗布・現像・露光システム101の処理時間は残りの処理システム(イン側基板処理システム102、基板処理システム1、アウト側基板処理システム103)の処理時間より短いので、上記システム構成の如くレジスト塗布・現像・露光システム101をライン上に配置するのではなくシステムの中央に独立して配置し、残りの処理システム(イン側基板処理システム102、基板処理システム1、アウト側基板処理システム103)をその周囲に配置することで、全体のタクトをバランス良くすることができ、しかもレジスト塗布・現像・露光システム101と残りの処理システム(イン側基板処理システム102、基板処理システム1、アウト側基板処理システム103)との間でのカセットのやり取りを効率よく行うことができる。
【0046】
なお、本発明は上述した実施の形態には限定されず、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0047】
例えば上述した実施形態では基板としてガラス基板を例にとり説明したが、半導体ウエハ等の基板であっても本発明を適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、システムの収容スペースを削減しつつコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理システムの構成を示す平面図である。
【図2】図1に示した基板処理システムの正面図である。
【図3】図1に示した基板処理システムにおけるレジスト剥離装置の構成を示す平面図である。
【図4】図1に示した基板処理システムにおける基板待機用のバッファの構成を示す平面図である。
【図5】図1に示した基板処理システムにおける搬送装置の構成を示す斜視図である。
【図6】図5に示した搬送装置の一部側面図である。
【図7】図5に示した搬送装置の動作説明図(その1)である。
【図8】図5に示した搬送装置の動作説明図(その2)である。
【図9】本発明に係る基板処理システムを適用したシステム構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基板処理システム
10 搬送路
11 エッチング装置
12 第1の検査装置
13 レジスト剥離装置
14 洗浄装置
15 基板待機用のバッファ
16 成膜装置
17 第2の検査装置
18 搬送装置
20 基板搬入部
21,31 棚
30 基板搬出部
35 昇降機構
65a,65b アーム
68 基板回転機構
69 収容箱
70 エアー供給装置
71 保持部材
72 モータ(回転手段)
73 シリンダ(昇降手段)
C カセット
G ガラス基板

Claims (8)

  1. 基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け
    前記搬送装置と前記基板搬入部及び/又は前記基板搬出部との離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、前記搬送装置が前記容器内の所望の基板に対してアクセスできるように、予め前記容器を前記基板の所定の高さに位置決めするステップ昇降モードを有することを特徴とする基板処理システム。
  2. 基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け
    前記容器を前記基板搬入部に搬入し、及び/又は前記容器を前記基板搬出部に搬出するAGVの離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、AGVが所望の容器に対してアクセスできるように、予め前記容器を所定の高さに位置決めする容器昇降モードを有することを特徴とする基板処理システム。
  3. 基板を搬送する搬送装置が走行する搬送路に沿って、エッチング装置、レジスト剥離装置、洗浄装置、基板待機用のバッファ及び成膜装置を配置すると共に、前記搬送路の一端に、当該システム内に搬入される基板を複数収容する容器が載置される基板搬入部を配置し、前記搬送路の他端に、当該システムから搬出される基板を複数収容する容器が載置される基板搬出部を配置し、更に前記基板搬入部及び前記基板搬出部には、前記容器を上下に多段に配置可能であって、これら多段に配置された容器を昇降する機構を設け
    前記搬送装置と前記基板搬入部及び/又は前記基板搬出部との離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、前記搬送装置が前記容器内の所望の基板に対してアクセスできるように、予め前記容器を前記基板の所定の高さに位置決めするステップ昇降モードと、
    前記容器を前記基板搬入部に搬入し、及び/又は前記容器を前記基板搬出部に搬出するAGVの離間距離情報に基づいて前記昇降機構を昇降させ、AGVが所望の容器に対してアクセスできるように、予め前記容器を所定の高さに位置決めする容器昇降モードとを有し、
    前記ステップ昇降モードを所定回数繰り返した後、前記容器昇降モードに自動的に切り替えることを特徴とする基板処理システム。
  4. 前記搬送路に沿って検査装置を更に配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の基板処理システム。
  5. 前記搬送装置は、基板をほぼ90°回転する機構を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の基板処理システム。
  6. 前記搬送装置は、基板を保持しつつ進退自在なアームを少なくとも上下に2段有することを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の基板処理システム。
  7. 前記搬送装置は、当該搬送装置と共に前記搬送路を移動する収容箱内に収容されていることを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の基板処理システム。
  8. 前記収容箱は、当該収容箱内に清浄エアーを供給する手段を具備することを特徴とする請求項に記載の基板処理システム。
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