JP2001279752A - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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JP2001279752A
JP2001279752A JP2000091482A JP2000091482A JP2001279752A JP 2001279752 A JP2001279752 A JP 2001279752A JP 2000091482 A JP2000091482 A JP 2000091482A JP 2000091482 A JP2000091482 A JP 2000091482A JP 2001279752 A JP2001279752 A JP 2001279752A
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Takayuki Shimizu
隆幸 清水
Koji Kurihara
幸二 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、床パンの脚部調整には優位
だが、使用者は排水溝カバーを定期的に清掃せざるを得
ないこととなり、この清掃が使用者の大きな負担となっ
ていた。 【解決手段】 床パンの外周の排水溝の半分以上を覆う
様に、洗い場点検口蓋を床パンに載せ、固定することに
より、排水溝を確保した上、カバーを設ける必要がなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室ユニットに係
り、詳しくは洗い場に点検作業口を設け、該点検作業口
を点検作業蓋で覆う構成を備えた浴室ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、在来浴室から浴室ユニットへ改修
工事を行なう場合、建築側の壁躯体等により浴室ユニッ
トの床パン設置時に、脚部の調整が困難であるため、特
開平8−240019号に見られるように床パンの洗い
場部広域に渡って点検口用の開口を設け、この開口から
脚部の調整を行ない床パンのレベル調整を行なってい
た。また、レベル調整終了後にはこの点検口を覆う蓋カ
バーを設置し床仕上げ材として設置していた。更に、近
年高齢化社会に対応して隣接する脱衣所等と浴室ユニッ
トとの間の出入り口段差を極めて小さくする浴室ユニッ
トが主流になりつつあるが、出入り口部に設けられた建
具での止水性能には限界があり、建具下枠から流入した
排水を洗い場面下方に床パンと一体的に設けられた排水
溝に流し、排水トラップへと導き、排水溝上方にはグレ
ーチングや排水溝カバー等を用い覆うように設置されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、床パ
ンの脚部調整には優位だが一方使用者から見ると床パン
外周に排水溝カバーが設置されているため、洗い場全体
が小さく見え、さらに排水溝カバーを定期的に清掃しな
ければ悪臭、石鹸かすのぬめりにより使用感を損ねる事
となり、使用者は排水溝カバーを定期的に清掃せざるを
得ないこととなり、この清掃が使用者の大きな負担とな
っていた。
【0004】本発明は上記課題を解決したもので、本発
明の目的は洗い場点検作業口蓋付きの浴室ユニットであ
っても、床パン外周に排水溝カバーを設ける必要がな
く、同時に排水溝も無くさずに清掃性の良い浴室ユニッ
トを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するために請求項1は、床パン1の外周の排水溝7の半
分以上を覆う様に、前記洗い場点検口蓋2を床パン1に
載せることにより、排水溝7を確保した上の溝カバーを
設ける必要がなくなるので、清掃性、意匠性共に向上す
る。
【0006】請求項2は、さらに前記洗い場点検口蓋2
と壁パネル3との隙間に、点検口蓋固定具4を差し込ん
で固定することにより、より確実に固定することができ
る。
【0007】請求項3は、前記点検口蓋固定具4を洗い
場面より上に伸ばし、ビス等5で壁パネル3に固定する
ことにより、確実に洗い場点検口蓋を固定することがで
きる。
【0008】請求項4は、前記洗い場点検口蓋2と前記
床パン1との間に排水溝7を形成し、前記洗い場点検口
蓋2にドア下枠部からの排水流入口8を設けたので、ド
ア下枠部に排水穴を設けたドアを使用する場合でも、専
用の排水管を設ける必要が無く、安価で製造できるばか
りか、床の外側に専用配管を設ける必要が無いので、水
密性に優れている。
【0009】請求項5は、前記洗い場点検口蓋2の浴槽
側辺に相対する辺13に、外側に伸ばしたフランジ部1
1を設け、前記フランジ部11を前記床パン1の段部1
2に載置したので、排水溝を無くさずに、前記フランジ
部11を固定する為のねじや嵌合部材が洗い場に露出す
る事が無いので、ねじ部を覆う為のカバーを設ける必要
が無く、意匠性、清掃性が良い。
【0010】又、請求項6は、さらに前記フランジ部1
1を固定する固定用部材14を設けたので、前記洗い場
点検口蓋2を確実に保持できる。
【0011】又、請求項7は、洗い場点検口蓋2の浴槽
エプロン7下端が位置する部分に凸部17を設けたの
で、前記洗い場点検口蓋2の固定をバスエプロン16に
隠れる部分で行う事ができ、ねじの頭や嵌合部材が露出
しないため、意匠性が良く、清掃性も良い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、床パン1に洗い場点検口
蓋2、壁パネル3、ト゛ア9が設置され、壁ハ゜ネル3とト゛ア9
の上部に天井ハ゜ネル(図示せず)を載置し形成される浴室
ユニットにおいて、壁ハ゜ネル3と洗い場点検口蓋2の隙間に点
検口蓋固定具4を差し込んで固定した様子を示してい
る。
【0013】図2は、点検口蓋固定具4を洗い場面より
高くし、壁パネル3にビス等5で固定した様子を示して
いる。
【0014】図3は、ドア枠9の下部にあふれ出た水を
洗い場点検口蓋2に設けた水抜穴8より蓋に隠れた排水
溝7に排水する構造を示す。
【0015】図4は床ハ゜ン1に洗い場点検口蓋2、壁パ
ネル3、ト゛ア9が設置され、壁パネル3、ト゛ア9の上方に
天井ハ゜ネル(図示せず)を載置し形成される浴室ユニットにお
いて、壁パネル3と床パン1の段部12の間にフランジ
部11を載置した断面を示している。
【0016】図6は壁パネル3と床パン1の段部10の
間に固定用部材14をビス等5で固定した場合を示す。
【0017】図7はドア枠9の下部にあふれ出た水を洗
い場点検口蓋2に設けた水抜穴8より蓋に隠れた排水溝
7に排水する構造を示す。
【0018】図9は床パン1に洗い場点検口蓋2を、バ
スエプロン16で隠れる場所で固定している場合を示
す。
【0019】例えば、図1の様に洗い場点検口蓋2を、
点検口蓋固定具4を壁パネルとの隙間に差し込んで固定
することにより、点検作業口10と排水溝7を洗い場点検
口蓋2で覆うことができ、固定用のビスも無い為洗い場
面のカバーを無くすことができるので、清掃性、意匠性
共にすぐれている。また、洗い場点検口蓋2を最後に固
定できる為、改築の際に最後にユニットの脚を固定し蓋
をすることにより、微調整が可能となる。また、万一の
時点検口となる。また、前記点検口固定具4を洗い場点
検口蓋端部2a,壁ハ゜ネル3と水密的に取付けることによ
り、壁パネル3と床パン1との間にシリコン等のコーキ
ングをする必要がなくなる。
【0020】図2の様に、洗い場点検口固定具4を洗い
場上面2bより上方に伸ばし、ビス等5で壁パネル3に固
定することにより、より確実に洗い場点検口蓋2を固定
することができる。またこの時、固定したビスを隠蔽部
材6で覆うことにより、意匠的により良くなる。
【0021】図3の様に、ト゛アが取付く辺の洗い場点検
口蓋端部2aに排水流入口8を設け、ドア枠9の下枠に達
した水が排水流入口8より蓋に隠れた排水溝7に排水さ
れる為、ドア部よりユニット外への漏水を防ぐことがで
きる。
【0022】図4の様に洗い場点検口蓋2のフランシ゛部1
1を、床パン1の段部12に載置し壁パネル3と挟み込
むことにより、洗い場側でビス固定することが無く、ま
た、床パン1に設けた点検作業口10、排水溝7を洗い場
点検口蓋2で覆うことができる為、カハ゛ーが必要なくなり
清掃性、意匠性に優れている。又、この時フランシ゛部11
を図6の浴槽側辺に相対する辺13のみ備えることで、
洗い場点検口蓋の固定を、浴槽側辺に相対する辺13と
浴槽側辺のバスエプロン16で隠れる2辺のみで行うこ
とができるので、蓋の固定を1番最後に行うことがで
き、改築の際に最後にユニットの脚を固定し蓋をすることに
より、微調整が可能となる。また、万一の時点検口とし
て利用する事が可能となる。
【0023】また、図6は、段部12の上に差込部14a
を設けた固定用部材14を設け、その固定用部材14に
洗い場点検口蓋2のフランシ゛部11を差し込んで固定する
ことにより、水密性を向上させることができ、確実に保
持できる。
【0024】図7の様に固定用部材14の床本体1に接
する面と、壁ハ゜ネル3に接する面それぞれに軟質材15を
固定用部材14の全長に渡って設けることにより、シリコン
等でコーキンク゛することなく水密性を保つことができる。ま
た、その時固定用部材14のユニット室外側に立ちあがりを
固定用部材全長に渡り設けることにより、万一の漏水時
にもユニット外への漏水を防ぐことができる。
【0025】図8の様にト゛アが取付く辺に排水流入口8
を設け、ドア枠9の下枠に達した水が排水流入口8より
蓋に隠れた排水溝7に排水される為、ドア部よりユニッ
ト外への漏水を防ぐことができる。
【0026】図9の様に、洗い場点検口蓋2の浴槽側辺
側の固定を、浴槽エフ゜ロン下端が位置する部分の凸部17
で、ビス等5で固定することにより、浴槽エフ゜ロンでヒ゛ス等
5が隠れる為意匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗い場点検口蓋を点検口蓋固定具で固
定した場合の概略断面図である。
【図2】本発明の点検口蓋固定具をビス等で固定した場
合の概略断面図である。
【図3】本発明のドア部の概略断面図である。
【図4】本発明の洗い場側概略断面図である。
【図5】本発明の概略平面図である。
【図6】本発明の壁載せ面に固定部材を設けた場合の断
面図である。
【図7】本発明の固定部材に水密用軟質材を設けた場合
の固定部材の断面図である。
【図8】本発明の洗い場点検口蓋にドア取付面側に水抜
き穴を設けた場合の断面図である。
【図9】本発明の浴槽側概略断面図である。
【符号の説明】
床本体 洗い場点検口蓋 2a.洗い場点検口端部 2b.洗い場上面 壁パネル 洗い場点検口蓋固定具 ビス等 隠蔽部材 排水溝 排水流入口 ドア枠 10.点検作業口 11.フランジ部 12.段部 13.浴槽側辺に相対する辺 14.固定用部材 14a.差込部 15.軟質材 16.バスエプロン 17.凸部 18.立上がり部 19.支持脚 20.排水溝 21.溝カバー 22.垂下縁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンと前記床パンの外周部に壁パネル
    及びドアを設置すると共に上部に天井パネルを載置し形
    成される浴室ユニットにおいて、前記床パンの洗い場部
    のうちドアが設置可能な少なくとも3辺の略外周近傍に
    排水溝を形成し、前記床パンの洗い場部中央部には、点
    検作業口を設け、前記点検作業口と排水溝の略半分以上
    を洗い場点検口蓋で覆うこと特徴とする浴室ユニット。
  2. 【請求項2】 前記洗い場点検口蓋の端部と前記壁パネ
    ルとが、洗い場点検口蓋固定具を介して固定され、水密
    的に密着していることを特徴とする請求項1記載の浴室
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記洗い場点検口蓋固定具は、洗い場上
    面より上方に伸ばし、壁パネルとビス等で固定すること
    を特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  4. 【請求項4】 前記洗い場点検口蓋の端部にドア下枠部
    からの排水流入口を設けた事を特徴とする請求項1記載
    の浴室ユニット。
  5. 【請求項5】 周囲に壁パネル、ドアを載置し壁パネ
    ル、ドアの上部に天井パネルを載置し、床パンの洗い場
    部に点検作業口を設け、前記点検作業口に滑り止めの付
    いた洗い場点検口蓋を付けて洗い場を形成するユニット
    バスにおいて、前記洗い場点検口蓋の浴槽側辺に相対す
    る辺に、外側に伸ばしたフランジ部を設け、前記フラン
    ジ部を前記床パンの排水溝の半分以上を覆う様に、床パ
    ンに設けられた段部に載置したことを特徴とする請求項
    1記載の浴室ユニット。
  6. 【請求項6】 前記壁パネルは前記床パンの外周部に固
    定した固定用部材を介して載置され、前記固定用部材の
    洗い場部側には、前記フランジ部を固定可能な差込部を
    備えていることを特徴とする請求項5記載の浴室ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記洗い場点検口蓋の浴槽エプロン下端
    が位置する部分に凸部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の浴室ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132042A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Air Water Emoto Kk サニタリー室の床仕上げ構造およびその工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007132042A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Air Water Emoto Kk サニタリー室の床仕上げ構造およびその工法

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