JP2882758B2 - 隙間処理用長尺材およびこれを使用した据え置き形ユニットバスのシール構造ならびに排水構造 - Google Patents

隙間処理用長尺材およびこれを使用した据え置き形ユニットバスのシール構造ならびに排水構造

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JP2882758B2
JP2882758B2 JP7000767A JP76795A JP2882758B2 JP 2882758 B2 JP2882758 B2 JP 2882758B2 JP 7000767 A JP7000767 A JP 7000767A JP 76795 A JP76795 A JP 76795A JP 2882758 B2 JP2882758 B2 JP 2882758B2
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春三 菊川
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Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽と壁面間の隙間等
に使用する隙間処理用長尺材およびこれを使用した住宅
等において浴室床面に据え置く据え置き形ユニットバス
の浴槽まわりのシール構造ならびに排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室における浴槽の設置方法の1つに据
え置き方式がある。これは、防水対策の施された床や防
水パンの上に、直接浴槽を設置する設置方法であり、ス
テンレス鋼板、ほうろう鋼板、樹脂等によって工場で生
産されるユニットバスの場合は、据え置き形が一般的で
ある。
【0003】浴槽が据え置き形である場合、浴槽内の湯
の底部からの排水や、満水でオーバーフローした浴槽上
面からの排水は一旦浴槽周囲の床面に落下し、浴槽の下
を流れて排水口に流入するのが普通である。洗い場の排
水量が多い場合も同様に、排水が一時浴槽下部に溢れる
ことがある。したがって長年月使用していると浴槽の下
面や浴槽下部の床面に石鹸滓、垢等が堆積し、「かび」
や悪臭の原因となっていた。
【0004】そこで、浴槽下部と洗い場との間に堰を設
け、浴槽からの排水と洗い場の排水を分離することも行
われている。図3は、実開平2-45085号公報に記載され
た据え置き形ユニットバスで、2は浴槽、5はその洗い
場側に取り付けられたエプロン、8は浴室の内壁、9は
浴槽底部からの排水口、12は浴槽部分の防水パン、10は
洗い場、4は洗い場と浴槽の中間の床部分に設けられた
堰、13はこの堰4とエプロン5の間のシール部で、浴槽
側の防水パン12と洗い場10の床面との間に堰4を形成
し、浴槽2の洗い場側に設けたエプロン5の下端と堰4
との間にシール部13を設けた据え置き形ユニットバスで
ある。
【0005】このような排水構造をとることにより、浴
槽底部からの排水は排水口9から排出され、浴槽2の上
面からのオーバーフローと、洗い場10内の排水は図示し
ない他の排水口から排出されるから、浴槽の下面や浴槽
下部の床面に排水が流れることがなく、石鹸滓、垢等が
堆積しない。ただし、この場合に、浴槽2の上縁部と浴
室の内壁8との間の隙間がきちんとシールされているこ
とが前提である。従来、この隙間に対してはシリコン材
等によるコーキングを施して処理されるのが一般的であ
ったが、コーキングの代わりに樹脂製の成形材による隙
間処理材を挿入する隙間処理方法が特開平2-215424号公
報に記載されている。これを図4、5により説明する。
【0006】図4は浴室内の浴槽2を示す断面図で、G
が従来コーキング等によって処理されていた隙間部分で
ある。図5は特開平2-215424号公報記載の隙間処理材の
詳細を示す断面図で、2aは浴槽上部のフランジ部、 100
は隙間処理材で、 101は基材、 102は接着材、 103は帯
材、8は浴室の内壁である。この隙間処理材100 は、熱
可塑性樹脂による断面TないしY字状で、中間部両側に
逆鉤羽根を有する長尺材である基材 101と、シリコン等
の耐水性接着剤 102と、基材 101の頭部に一体に付設す
る軟質塩化ビニル樹脂による帯材 103を付設し、所要長
さに裁断した基材 101の頭部と逆鉤羽根との間に耐水性
接着剤 102を注入、保持させ、隙間Gに挿入して上方か
ら熱湯または熱風により加熱処理して隙間に馴染ませる
のである。
【0007】このように、コーキング剤、あるいは接着
剤を使用してシーリングを行うため、風呂釜の点検等の
ため浴槽を移動しなければならない場合、コーキング剤
や接着剤を剥がし、また浴槽を定位置に戻した後には剥
離跡部を清掃手入れした上で再度コーキング剤や接着剤
を充填する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コーキング
剤や接着剤等の不定型シーリング剤を使用することなし
に、浴槽と壁面の接触部分のシールを行うようにし、浴
槽上面のオーバーフロー、浴槽の排水、洗い場の排水な
どが浴槽下部に流入しないようにした浴室構造を実現す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、略三日月形断面の軟質樹脂よりなる頭部の中央付近
から下方にL字断面の硬質樹脂よりなる基部を接続させ
たことを特徴とする隙間処理用長尺材である。請求項2
に記載の本発明は、据え置き形ユニットバスの浴槽上縁
のフランジと浴室内壁との隙間に請求項1に記載の隙間
処理用長尺材を挿入した据え置き形ユニットバスのシー
ル構造である。
【0010】請求項3に記載の本発明は、据え置き形ユ
ニットバスの浴槽上縁のフランジと浴室内壁との隙間に
請求項1に記載の隙間処理用長尺材を挿入するととも
に、浴槽下部床面と洗い場の間に堰を設け、浴槽の洗い
場側に、上縁部が浴槽上縁のフランジに接続し、下縁部
がこの堰に接続するエプロンを取り付け、浴槽底部から
の排水を配管により前記堰の洗い場側へ接続したことを
特徴とする据え置き形ユニットバスの排水構造である。
【0011】
【作 用】本発明によれば、コーキング剤または接着剤
等を使用しないで浴槽と浴室内壁との隙間部分をシール
するので、浴槽を一時移動したり、元の位置に戻すよう
な場合にも容易である。さらに、排水はすべて洗い場側
に排出されるようにしたので、浴槽下面や浴槽下部床面
に汚物が堆積してかびや悪臭を発生するようなことがな
い。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1、2により説明す
る。図1は浴室内の浴槽部分を示す断面図、図2は浴槽
と壁面との接触部分に取り付けられたガスケット部分を
示す斜視図で、1はガスケット、2は浴槽、3は排水ホ
ース、4は堰、5は浴槽前面のエプロン、6は断熱材、
7は浴槽の脚、8は浴室の内壁、9は洗い場に設けられ
た排水口である。
【0013】図1に示すように、浴槽2は浴室ユニット
の内壁8に接して、また床面に対しては脚7により下部
に空間を設けて設置されている。浴槽2には上縁全周に
わたりフランジ2aが形成されており、内壁8とフランジ
2aとのわずかの隙間にガスケット1が挿入されている。
浴槽2の外側側面には断熱材6が張りつけられ、洗い場
に面したフランジ2aの下部位置の浴槽下部と洗い場の境
界付近に堰4が設けられ、洗い場に面した浴槽2の外側
部分には、上縁がフランジ2aの先端部と面一となり、下
縁が堰4に接続するようにエプロン5が取り付けられて
いる。また、堰4に近い洗い場側の床面には排水口9が
設けられており、浴槽上面からのオーバーフローはエプ
ロン5の表面を伝わって排水口9に流入し、浴槽2底部
からの排水もフレキシブルホース等の排水ホース3によ
って堰4を越えて排水口9に導かれる。
【0014】すなわち、浴槽上面からのオーバーフロ
ー、浴槽底部からの排水、洗い場の排水はいずれも排水
口9から排水される。図2は内壁8と浴槽2のフランジ
2aの間に挿入されるガスケット1の断面形状を示す斜視
図である。すなわち、ガスケット1は、三日月状断面の
頭部1aと、この中央付近から下方に接続するL字断面の
基部1bとからなる長尺材で、頭部1aは軟質の塩化ビニル
樹脂製でその一端Aはフランジ2aの表面にかぶさり、他
端Bは内壁8に圧接し、基部1bは硬質塩化ビニル樹脂製
(ゴム硬さ Ns100程度) で、頭部1aと基部1bの下端Cと
でフランジ2aの側面に外側から嵌合する。すなわち、ガ
スケット1は、浴槽2のフランジ2aの側面に嵌合しなが
ら内壁8に圧接してこの間のシールを行うのである。
【0015】なお、浴室と浴槽との関係によって、浴槽
と内壁が3面で接する場合と、2面でしか接しない場合
とがあるが、いずれの場合もコーナ部のRが小さい場合
は、ガスケットをコーナ部で折り曲げずに、辺の長さに
切断して溶着するようにするのがよい。このように本発
明の浴室構造では、排水はすべて洗い場側床面あるいは
排水口9に流入するので、浴槽下部の床上には排水が流
れることがないから石鹸滓等の堆積がなく、かびや悪臭
の発生がない。
【0016】また、浴槽と浴室内壁とのシールとして接
着剤を使用していないので、据え置いた浴槽を移動する
場合は、まずエプロン5を取り外し、排水ホース3を引
き抜くだけで容易に行うことができる。また、浴槽2を
元の位置に戻し、排水ホース3とエプロン5を元通りに
するだけで旧に復すことができるから、接着剤部分の手
入れなどは必要ない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、コーキング剤または接
着剤等を使用しないで浴槽と浴室内壁との隙間部分をシ
ールするので、浴槽を一時移動したり、元の位置に戻す
ような場合にも容易である。さらに、排水はすべて洗い
場側に排出されるようにしたので、浴槽下面や浴槽下部
床面に汚物が堆積してかびや悪臭を発生するようなこと
がなく、衛生環境が改善されるという、すぐれた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の据え置き形ユニットバスを示す断面図
である。
【図2】本発明の隙間処理材と浴槽フランジの一部を示
す斜視図である。
【図3】従来の技術を示す据え置き形ユニットバスを示
す断面図である。
【図4】従来の他の技術を示す据え置き形ユニットバス
を示す断面図である。
【図5】従来の他の技術を示す隙間処理材と浴槽フラン
ジの一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガスケット(隙間処理用長尺材) 1a 頭部 1b 基部 2 浴槽 3 排水ホース(配管) 4 堰 5 エプロン 6 断熱材 7 脚 8 内壁 9 排水口 10 洗い場 11 風呂釜 12 防水パン 13 シール部 100 隙間処理材 101 基材 102 接着剤 103 帯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−58644(JP,A) 実開 平4−95405(JP,U) 実開 昭57−163904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 3/16 A47K 4/00 E04B 1/684

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略三日月形断面の軟質樹脂よりなる頭部
    (1a) の中央付近から下方にL字断面の硬質樹脂よりな
    る基部(1b) を接続させたことを特徴とする隙間処理用
    長尺材。
  2. 【請求項2】 据え置き形ユニットバスの浴槽(2)上
    縁のフランジ(2a)と浴室内壁(8)との隙間に請求項
    1に記載の隙間処理用長尺材(1)を挿入した据え置き
    形ユニットバスのシール構造。
  3. 【請求項3】 据え置き形ユニットバスの浴槽(2)上
    縁のフランジ(2a)と浴室内壁(8)との隙間に請求項
    1に記載の隙間処理用長尺材(1)を挿入するととも
    に、浴槽(2)下部床面と洗い場(10)の間に堰(4)
    を設け、浴槽の洗い場側に、上縁部が浴槽上縁のフラン
    ジ(2a)に接続し、下縁部がこの堰(4)に接続するエ
    プロン(5)を取り付け、浴槽(2)底部からの排水を
    配管(3)により前記堰(4)の洗い場側へ接続したこ
    とを特徴とする据え置き形ユニットバスの排水構造。
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