JP2001278520A - 高分子シート体の変形修正方法および装置 - Google Patents

高分子シート体の変形修正方法および装置

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JP2001278520A
JP2001278520A JP2000099577A JP2000099577A JP2001278520A JP 2001278520 A JP2001278520 A JP 2001278520A JP 2000099577 A JP2000099577 A JP 2000099577A JP 2000099577 A JP2000099577 A JP 2000099577A JP 2001278520 A JP2001278520 A JP 2001278520A
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polymer sheet
heating
roller
correcting
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Masami Nakagame
雅己 仲亀
Hiroyuki Nishida
弘幸 西田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の高分子シート体の変形を確実に修正する
とともに、前記高分子シート体の品質低下を阻止するこ
とを可能にする。 【解決手段】高分子支持体ウエブ14を接触させてこの
高分子支持体ウエブ14に加熱処理を施す加熱手段24
と、前記高分子支持体ウエブ14の品種に基づいて該高
分子支持体ウエブ14の加熱温度および加熱時間を含む
変形修正用加熱条件を設定する加熱条件決定回路72
と、前記高分子支持体ウエブ14の切り口写り位置情報
およびロール径情報に基づいて、該高分子支持体ウエブ
14の切り口写り位置を算出する切り口写り位置演算回
路86とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻回さ
れた高分子シート体の変形を修正し、前記高分子シート
体を平坦化するための高分子シート体の変形修正方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、写真感光材料等のような高分子支
持体(高分子シート体)を有する記録媒体では、取り扱
い作業の容易性等の要請から前記高分子支持体をロール
状態で取り扱う場合が多い。例えば、ロール状に巻回さ
れた高分子支持体(以下、ロール状支持体という)から
支持体ウエブを巻き戻し、前記支持体ウエブに記録層
(写真乳剤層)を塗布した後、再度、ロール状に巻回す
る作業が広く行われている。
【0003】ところで、この種のロール状支持体には、
ロール状態での経時変形等により巻芯付近で数周にわた
って変形してしまう、所謂、切り口写りが発生し易い。
この切り口写りは、上記の記録層の塗布工程に影響を与
えており、前記記録層の塗布むらが惹起されて品質が低
下するという問題がある。このため、一般的には、加工
工程において、巻芯付近の数周部分を廃棄しており、歩
留まりが低下して経済的ではないという不具合がある。
【0004】そこで、例えば、特開平8−142209
号公報に開示されているように、フイルムウエブを遠赤
外線ヒータと加熱ローラで加熱しつつ搬送して平坦にす
るローラ加熱工程と、該ローラ加熱工程を終了直後のフ
イルムローラを冷却ローラで冷却しつつ搬送して固化さ
せるローラ冷却工程とを連続的に通過させるとともに、
前記ローラ加熱工程の遠赤外線ヒータを幅方向に区分し
てフイルムの平面性に対応して個別に温度設定する熱可
塑性フイルムの平面性改良方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、フイルムの材質や厚さが変化する際や、
加減速度を含むフイルム速度が変化したり、ラインの停
止が発生したりする際に、前記フイルムの加熱条件を迅
速に変更することが困難となっている。このため、フイ
ルムに過度の加熱を与えてしまい、前記フイルムに伸び
等が発生するおそれがある。
【0006】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、高分子シート体の種類や運転状況の変化等に影響さ
れることがなく、前記高分子シート体を確実に平坦化す
ることが可能な高分子シート体の変形修正方法および装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高分子シー
ト体の変形修正方法および装置では、高分子シート体の
品種に基づいて、この高分子シート体の加熱温度および
加熱時間を含む変形修正用加熱条件が設定される。そし
て、高分子シート体の変形位置情報および残量情報に基
づいて、前記高分子シート体の変形位置が算出され、こ
の算出された前記変形位置が変形修正位置に至る際、設
定された前記変形修正用加熱条件に基づいて前記高分子
シート体に加熱処理が施される。
【0008】従って、高分子シート体は、品種の変更に
影響されることがなく、その変形位置のみが所定の条件
で均一に加熱処理されるため、前記高分子シート体全体
を確実に平坦化することが可能になる。これにより、歩
留まりが向上して経済的なものになるとともに、高分子
シート体が必要以上に加熱されて伸び等が発生すること
がなく、所望の品質を確実に維持することができる。
【0009】また、高分子シート体を周面にラップさせ
る加熱ローラを有し、算出された変形位置が前記加熱ロ
ーラに至る際、スイングローラを介して前記加熱ローラ
の周面に前記高分子シート体をラップさせるラップ角度
が制御される。このため、高分子シート体の加熱時間の
制御は、スイングローラを加熱ローラの周面に対して所
定の角度位置に配置させるだけでよく、構成および制御
が一挙に簡素化される。
【0010】さらにまた、高分子シート体のライン速度
と設定された加熱時間とに基づいて、スイングローラに
よるラップ角度が算出される。これにより、処理速度の
変化によらず高分子シート体の変形修正用加熱条件が一
定に保持され、常に安定した高分子シート体の平坦化処
理が効率的に遂行可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
高分子シート体の変形修正装置10を組み込む高分子支
持体加工システム12の概略構成説明図である。
【0012】この高分子支持体加工システム12は、原
反、例えば、高分子支持体(高分子シート体)ウエブ1
4を巻回したロール状支持体16が装着され、このロー
ル状支持体16から前記高分子支持体ウエブ14を送り
出すウエブ送り出し部18と、前記ウエブ送り出し部1
8から前記高分子支持体ウエブ14を所定の速度で送り
出すメインフィード用サクションドラム20と、本実施
形態に係る変形修正装置10とを備え、前記ウエブ送り
出し部18と前記サクションドラム20との間には、複
数のガイドローラ22が配設される。
【0013】変形修正装置10は、加熱手段24を構成
し誘導加熱されて高分子支持体ウエブ14を加熱する加
熱ローラ30を備え、図2および図3に示すように、前
記加熱ローラ30の両端部32a、32bが支持台34
a、34bに回転自在に支持される。加熱ローラ30の
端部32aには、ベルト・プーリ36を介して第1サー
ボモータ38の駆動軸38aが連結される。加熱ローラ
30の外周には、この加熱ローラ30の周囲に高分子支
持体ウエブ14をラップさせるとともに、前記高分子支
持体ウエブ14の前記加熱ローラ30の周面に対するラ
ップ角度(ラップ時間)を変更可能なスイングローラ4
0が配置される。
【0014】スイングローラ40は、加熱時間および高
分子支持体ウエブ14の搬送速度(ライン速度)に基づ
いて、前記高分子支持体ウエブ14の加熱ローラ30の
周面に対するラップ角度を変更させるスイングローラ駆
動手段42を介し、前記加熱ローラ30に対して所定の
角度位置に旋回可能に配置される。スイングローラ駆動
手段42は第2サーボモータ44を備え、この第2サー
ボモータ44の駆動軸44aが減速機46に連結されて
おり、この減速機46の出力軸48が回転軸50に連結
されるとともに、前記回転軸50が支持台52a、52
bに回転自在に支持される。
【0015】回転軸50の両端には、ベルト・プーリ5
4a、54bを介して旋回板56a、56bが連結さ
れ、この旋回板56a、56bが加熱ローラ30の両端
部32a、32bに回転自在に配置される。旋回板56
a、56bの外周部に取り付け板58a、58bが固着
され、この取り付け板58a、58bにスイングローラ
40の両端60a、60bが回転自在に支持される。加
熱ローラ30の内部には、図1に示すように、この加熱
ローラ30の温度を検出するための温度検出センサ62
が配置されている。
【0016】図1に示すように、変形修正装置10は、
高分子支持体ウエブ14の品種情報が入力される生産情
報管理回路70を備え、この生産情報管理回路70から
前記品種情報が加熱条件決定回路(加熱条件決定手段)
72に送られる。加熱条件決定回路72は、高分子支持
体ウエブ14の品種に基づいてこの高分子支持体ウエブ
14の加熱温度および加熱時間を含む変形修正用加熱条
件を予め設定する機能を有する。
【0017】スイングローラ位置制御回路(スイングロ
ーラ位置制御手段)84には、ウエブ送り出し部18に
配置されているロール状支持体16から繰り出される高
分子支持体ウエブ14の搬送速度(ライン速度)を検出
するライン速度検出回路74が接続される。ライン速度
検出回路74には、例えば、ロータリエンコーダ76が
接続され、このロータリエンコーダ76が高分子支持体
ウエブ14に摺接して回転するガイドローラ22の回転
軸(図示せず)に軸着されている。
【0018】加熱条件決定回路72は、生産情報管理回
路70から送られる品種情報に基づいて加熱ローラ30
の加熱温度を制御する加熱温度制御回路(加熱温度制御
手段)78と、高分子支持体ウエブ14を加熱ローラ3
0の周面にラップさせるラップ時間(加熱時間)を制御
する加熱時間制御回路(加熱時間制御手段)82とを備
える。加熱条件決定回路72は、予め設定された加熱温
度情報を加熱ローラ30に送るとともに、温度検出セン
サ62により検出されるこの加熱ローラ30の温度に基
づいて前記加熱ローラ30のフィードバック制御を行
う。
【0019】加熱条件決定回路72には、スイングロー
ラ位置制御回路84が接続され、このスイングローラ位
置制御回路84に加熱時間情報が送られる。スイングロ
ーラ位置制御回路84には、切り口写り位置演算回路
(変形位置演算手段)86からスイングローラ動作指令
が入力される。この切り口写り位置演算回路86には、
生産情報管理回路70からロール状支持体16の切り口
写り位置情報が送られるとともに、ロール径検出回路8
8からロール径情報が送られる。このロール径検出回路
88は、ロール状支持体16の外周側に配置され、前記
ロール状支持体16のロール径を検出するためのセン
サ、例えば、距離センサ90に接続される。
【0020】切り口写り位置演算回路86は、ロール状
支持体16の切り口写り位置情報(変位位置情報)およ
びロール径情報(残量情報)に基づいて、前記ロール状
支持体16の切り口写り位置(変形位置)を算出し、高
分子支持体ウエブ14の切り口写り位置が加熱ローラ3
0に至るタイミングで、スイングローラ位置制御回路8
4にスイングローラ動作指令を送る。このスイングロー
ラ位置制御回路84は、第2サーボモータ44を駆動制
御してスイングローラ40の角度位置を制御する。
【0021】このように構成される変形修正装置10の
動作について、これを組み込む高分子支持体加工システ
ム12との関連で、図4乃至図6に示すフローチャート
を参照しながら以下に説明する。
【0022】まず、加熱条件決定回路72には、ロール
状支持体16の品種(材質や厚さ等)に基づいて、品種
−加熱条件の対応情報が予め登録されている。そこで、
ロール状支持体16の品種情報が、生産情報管理回路7
0から加熱条件決定回路72に送られる(ステップS
1)。加熱条件決定回路72では、送られてきた品種情
報からロール状支持体16の品種が変更されているか否
かを判断し(ステップS2)、異なる品種のロール状支
持体16であると判断すると(ステップS2中、YE
S)、ステップ3に進んで前記ロール状支持体16の品
種に対応した加熱ローラ30の加熱温度が決定される。
【0023】この加熱温度情報が加熱ローラ30に送ら
れ、前記加熱ローラ30の加熱処理が行われる(ステッ
プS4)。加熱ローラ30の加熱温度は、温度検出セン
サ62を介して検出されており、加熱温度制御回路78
は、この温度検出センサ62からの検出信号に基づいて
フィードバック制御を行い、前記加熱ローラ30を所定
の設定温度に加熱する(ステップS5)。
【0024】加熱ローラ30が設定温度に至ると(ステ
ップS5中、YES)、ステップS6に進んで高分子支
持体ウエブ14の加熱時間が決定されるとともに、その
加熱時間情報が加熱時間制御回路82からスイングロー
ラ位置制御回路84に送られる(ステップS7)。一
方、生産情報管理回路70から切り口写り位置演算回路
86に切り口写り位置情報が送信される(ステップS
8)。
【0025】図5に示すように、切り口写り位置演算回
路86では、切り口写り位置情報が受信されるとともに
(ステップS11)、ロール径検出回路88からロール
状支持体16のロール径(残量)情報が送られる(ステ
ップS12)。切り口写り位置演算回路86は、切り口
写り位置情報およびロール径情報に基づいて、ロール状
支持体16の切り口写り位置、すなわち、加熱ローラ3
0上での切り口写り部位到達タイミングが算出される
(ステップ13)。そして、加熱ローラ30上に高分子
支持体ウエブ14の変形部位である切り口写り部位が至
る際(ステップS14中、YES)、ステップ15に進
んでスイングローラ位置制御回路84にスイングローラ
動作指令が送信される。
【0026】図6に示すように、スイングローラ位置制
御回路84では、加熱条件決定回路72から加熱時間情
報が受信されるとともに(ステップS21)、切り口写
り位置演算回路86からスイングローラ動作指令が受信
されると(ステップS22)、ステップS23に進ん
で、ライン速度検出回路74からライン速度情報が入力
される。次に、このライン速度と予め受信済の加熱時間
情報とに基づいて、加熱ローラ30への高分子支持体ウ
エブ14のラップ角度(ラップ量)が演算され(ステッ
プS24)、第2サーボモータ44にモータ動作指令が
送信される(ステップS25)。
【0027】加熱ローラ30では、サクションドラム2
0の回転に同期して第1サーボモータ38が駆動されて
おり、図2および図3に示すように、第2サーボモータ
44が駆動されると、駆動軸44a、減速機46および
出力軸48を介して回転軸50が回転される。この回転
軸50には、ベルト・プーリ54a、54bを介して旋
回板56a、56bが連結されており、前記回転軸50
の回転作用下に前記旋回板56a、56bに支持された
スイングローラ40が、加熱ローラ30の外周に対して
所定の角度位置に配置される(図1中、位置P2および
位置P3参照)。
【0028】このため、スイングローラ40の外周に保
持されている高分子支持体ウエブ14は、切り口写り部
位が加熱ローラ30の周面に所定のラップ角度でラップ
される。さらに、上記の作業がウエブ送り出し部18か
ら送り出される高分子支持体ウエブ14の全長にわたっ
て行われ、前記高分子支持体ウエブ14の変形修正処理
が遂行される(図4中、ステップS9)。
【0029】この場合、本実施形態では、ロール状支持
体16の品種情報に基づいて加熱ローラ30の加熱温度
および加熱時間を含む変形修正用加熱条件が設定され
る。次いで、切り口写り位置演算回路86で演算された
切り口写り位置、すなわち、切り口写り到達タイミング
によって、スイングローラ位置制御回路84が駆動さ
れ、高分子支持体ウエブ14に変形修正処理が施されて
いる。
【0030】従って、高分子支持体ウエブ14の材質や
厚さが異なる際にも、この高分子支持体ウエブ14に発
生している切り口写り位置を確実に検出すことができ
る。このため、切り口写り部位のみを所望の条件で均一
に加熱して、高分子支持体ウエブ14全体を容易かつ確
実に平坦化することが可能になるという効果が得られ
る。
【0031】しかも、巻き芯近傍の数周部分を廃棄する
必要がなく、歩留まりが有効に向上して経済的なものと
なるとともに、高分子支持体ウエブ14が過度に加熱さ
れることが阻止されるため、伸び等が惹起することがな
い。その上、高分子支持体ウエブ14に記録層を塗布す
る際に、切り口写りによる塗布むらが発生することがな
く、高品質な記録媒体を効率的に得ることができるとい
う利点がある。
【0032】さらにまた、本実施形態では、スイングロ
ーラ位置制御回路84が、高分子支持体ウエブ14のラ
イン速度情報と予め設定されている加熱時間情報とに基
づいて第2サーボモータ44を駆動制御するようにして
いる。このため、ライン速度の変化やライン停止等に対
応して、高分子支持体ウエブ14の加熱条件を迅速に変
更することが可能になり、前記高分子支持体ウエブ14
を過度に加熱させる等の不具合を阻止して該高分子支持
体ウエブ14の品質低下を惹起することがない。
【0033】さらに、ロール状支持体16の品種に応じ
てスイングローラ40の角度位置を制御するだけでよ
く、変形修正装置10の運転状況に影響されることがな
く、高分子支持体ウエブ14に対する加熱時間を高応答
でかつ高精度に制御することが可能になり、前記高分子
支持体ウエブ14の変形修正処理が確実に遂行されると
いう利点が得られる。その際、スイングローラ40の揺
動軸が加熱ローラ30の回転軸と同軸に設定されてい
る。これにより、スイングローラ40の角度位置制御が
一挙に簡素化するという利点がある。
【0034】しかも、応答性や精度の面で制御が困難で
ある加熱ローラ30の加熱温度を一定温度に維持してい
る。このため、変形修正装置10全体の制御が容易かつ
効率的に遂行されるとともに、前記変形修正装置10の
構成が簡素化し、経済的であるという効果がある。
【0035】なお、本実施形態では、ロール状支持体1
6の残量を検出するために、距離センサ90を介してこ
のロール状支持体16のロール径を検出しているが、前
記ロール状支持体16の回転速度の変化等から該ロール
状支持体16の残量を検出することができる。また、本
実施形態では、ロール状支持体16を用いて説明した
が、これに限定されるものではなく、種々の高分子シー
ト体に適応することが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る記録媒体の変形修正方法お
よび装置では、高分子シート体の変形位置情報および残
量情報に基づいてこのシート体の変形位置が算出され、
算出された前記変形位置が変形修正位置に至る際、予め
設定された変形修正用加熱条件に基づいて前記高分子シ
ート体に加熱処理が施される。このため、高分子シート
体の変形位置を確実に検出し、この変形位置に対して所
望の加熱処理が円滑に施され、該高分子シート体全体を
平坦化することができる。これにより、高分子シート体
の変形部分を廃棄する必要がなく、歩留まりを有効に向
上させるとともに、種々の高分子シート体に対して最適
な加熱条件による処理が施され、伸び等の品質低下を確
実に阻止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る変形修正装置を組み込
む高分子支持体加工システムの概略構成説明図である。
【図2】前記変形修正装置を構成する加熱ローラおよび
スイングローラの斜視説明図である。
【図3】前記加熱ローラおよび前記スイングローラの側
面説明図である。
【図4】本発明に係る変形修正方法を説明するフローチ
ャートである。
【図5】前記変形修正方法において、切り口写り位置演
算回路の動作を説明するフローチャートである。
【図6】前記変形修正方法において、スイングローラ位
置制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…変形修正装置 12…高分子支持体加
工システム 14…高分子支持体ウエブ 16…ロール状支持体 18…ウエブ送り出し部 20…サクションドラ
ム 24…加熱手段 30…加熱ローラ 40…スイングローラ 42…スイングローラ
駆動手段 70…生産情報管理回路 72…加熱条件決定回
路 74…ライン速度検出回路 78…加熱温度制御回
路 82…加熱時間制御回路 84…スイングローラ
位置制御回路 86…切り口写り位置演算回路 88…ロール径検出回

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻回された高分子シート体の変
    形を修正し、前記高分子シート体を平坦化するための高
    分子シート体の変形修正方法であって、 前記高分子シート体の品種に基づいて、該高分子シート
    体の加熱温度および加熱時間を含む変形修正用加熱条件
    を設定する工程と、 前記高分子シート体の変形位置情報および残量情報に基
    づいて、該高分子シート体の変形位置を算出する工程
    と、 算出された前記変形位置が変形修正位置に至る際、前記
    変形修正用加熱条件に基づいて前記高分子シート体に加
    熱処理を施す工程と、 を有することを特徴とする高分子シート体の変形修正方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の変形修正方法において、前
    記高分子シート体を周面にラップさせる加熱ローラを有
    し、 算出された前記変形位置が前記加熱ローラに至る際、ス
    イングローラを介して前記加熱ローラの周面に前記高分
    子シート体をラップさせるラップ角度を制御することを
    特徴とする高分子シート体の変形修正方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の変形修正方法において、前
    記高分子シート体のライン速度と前記設定された加熱時
    間とに基づいて、前記スイングローラによるラップ角度
    を算出することを特徴とする高分子シート体の変形修正
    方法。
  4. 【請求項4】ロール状に巻回された高分子シート体の変
    形を修正し、前記高分子シート体を平坦化するための高
    分子シート体の変形修正装置であって、 前記高分子シート体を接触させて該高分子シート体に加
    熱処理を施す加熱手段と、 前記高分子シート体の品種に基づいて、該高分子シート
    体の加熱温度および加熱時間を含む変形修正用加熱条件
    を設定する加熱条件決定手段と、 前記高分子シート体の変形位置情報および残量情報に基
    づいて、該高分子シート体の変形位置を算出する変形位
    置演算手段と、 を備えることを特徴とする高分子シート体の変形修正装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の変形修正装置において、前
    記加熱手段は、前記高分子シート体を周面にラップさせ
    る加熱ローラと、 前記加熱ローラの周面に前記高分子シート体をラップさ
    せるスイングローラと、 算出された前記変形位置が前記加熱ローラに至る際、前
    記スイングローラによる前記高分子シート体の前記加熱
    ローラの周面に対するラップ角度を変更させるスイング
    ローラ駆動手段と、 を備えることを特徴とする高分子シート体の変形修正装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の変形修正装置において、前
    記高分子シート体のライン速度と前記設定された加熱時
    間とに基づいて、前記スイングローラによるラップ角度
    を算出するスイングローラ位置制御手段を備えることを
    特徴とする高分子シート体の変形修正装置。
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